説明

タッチ装置及びその制御方法

【課題】本発明は、タッチ装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】本発明のタッチ装置は、対向して設置される第一辺及び第二辺と、第一辺及び第二辺を連接する第一領域及び第二領域と、を有する第一導電膜と、第一導電膜の片側に配置される第二導電膜と、第一辺の第一領域の側辺に該当する部分に互いに離間して配置され、且つ第一領域に電気接続された複数の第一電極と、第一辺の第二領域の側辺に該当する部分に配置され、且つ第二領域に電気接続された第一補助電極と、第二辺の第二領域の側辺に該当する部分に互いに離間して配置され、且つ第二領域に電気接続された複数の第二電極と、第二辺の第一領域の側辺に該当する部分に配置され、且つ第一領域に電気接続された第二補助電極と、を備え、タッチ装置が押圧されなかった時、第一導電膜と第二導電膜とは互いに離間し、タッチ装置が押圧されると、第一導電膜の押圧箇所は第二導電膜の押圧箇所に接触する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチ装置及びその制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の抵抗式タッチ装置は、主に第一導電層、第二導電層及び複数のスペーサーを備える。前記複数のスペーサーは、前記第一導電層と前記第二導電層との間に位置し、且つ前記第一導電層と前記第二導電層とを隔離して、前記タッチ装置を接触しなかった時、ショートによる錯誤動作を免れる。前記第一導電層及び前記第二導電層は、別々に接触点の異なる軸方向の位置を測定することに用いられ、例えば、前記第一導電層は、接触点のX軸方向の位置を測定し、前記第二導電層は、接触点のY軸方向の位置を測定し、且つ前記X軸方向と前記Y軸方向は直交する。
【0003】
操作する時、前記第一導電層及び前記第二導電層にそれぞれ異なる電圧を印加して、使用者がタッチ装置を接触する時、前記第一導電層の前記接触点に対応する領域と前記第二導電層の前記接触点に対応する領域とが接触して、前記第一導電層及び前記第二導電層にそれぞれ電圧変化を生じさせて、前記第一導電層の電圧変化を測定することにより、接触点のX軸方向の位置を判断し、前記第二導電層の電圧変化を測定することにより、接触点のY軸方向の位置を判断する。
【0004】
前記第一導電層の電圧変化を測定するために、前記第一導電層の第一辺に複数の第一電極を配置することができる。同様に、前記第二導電層の電圧変化を測定するために、前記第二導電層の第二辺に複数の第二電極を配置することができ、前記第一辺は、前記第二辺に直交する。前記複数の第一電極及び前記複数の第二電極は、複数の導線によって別々に駆動IC(Drive Integrated Circuit)に電気接続される。しかし、前記第一電極は前記第一導電層の同じ側に位置し、且つ前記第二電極も前記第二導電層の同じ側に位置するため、タッチ装置の周辺領域の片側は、これらの導線を配置するために大きい空間を必要として、タッチ装置の周辺領域の片側があまりに広い。従って、タッチ装置を表示装置に配置する場合、美観ではなく、且つ異なる表示装置に対するタッチ装置の適用性を制限する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、前記課題を解決し、表示装置に美観的に配置することができ、且つ優れた適用性を有するタッチ装置及びその制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明に係わるタッチ装置は、第一辺と、前記第一辺に対向する第二辺と、前記第一辺と前記第二辺とを連接する第一領域と、前記第一領域に隣接し且つ前記第一辺と前記第二辺とを連接する第二領域と、を有する第一導電膜と、前記第一導電膜の片側に配置される第二導電膜と、前記第一辺の前記第一領域の側辺に該当する部分に互いに離間して配置され、且つ前記第一領域に電気接続された複数の第一電極と、前記第一辺の前記第二領域の側辺に該当する部分に配置され、且つ前記第二領域に電気接続し、前記複数の第一電極に隣り合うとともに、前記複数の第一電極と間隔を保持する第一補助電極と、前記第二辺の前記第二領域の側辺に該当する部分に互いに離間して配置され、且つ前記第二領域に電気接続された複数の第二電極と、前記第二辺の前記第一領域の側辺に該当する部分に配置され、且つ前記第一領域に電気接続され、前記複数の第二電極に隣り合うとともに、前記複数の第二電極と間隔を保持する第二補助電極と、を備え、前記タッチ装置が押圧されなかった時、前記第一導電膜と前記第二導電膜とは、互いに離間し、前記タッチ装置が押圧されると、前記第一導電膜の押圧箇所は、前記第二導電膜の押圧箇所に接触する。
【0007】
前記目的を達成するために、本発明に係わるタッチ装置の製造方法は、前記複数の第一電極、前記第一補助電極、前記複数の第二電極及び前記第二補助電極の中の1つの電極を読取状態にして、前記複数の第一電極、前記第一補助電極、前記複数の第二電極及び前記第二補助電極の中の他の一部分の電極に第一基準電圧を印加し、前記第二導電膜に第二基準電圧を印加するステップと、前記複数の第一電極の中の前記第二領域に最も近い第一電極が読取状態にある時、少なくとも前記第二補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、前記第一補助電極が読取状態にある時、少なくとも前記第二電極の中の前記第一領域に最も近い第二電極に電圧を印加しないようにするステップと、前記複数の第二電極の中の前記第一領域に最も近い第二電極が読取状態にある時、少なくとも前記第一補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、前記第二補助電極が読取状態にある時、少なくとも前記第一電極の中の前記第二領域に最も近い第一電極に電圧を印加しないようにするステップと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係わるタッチ装置において、第一導電膜に電気接続された第一電極及び第二電極は、別々に前記第一導電膜の対向する両辺に配置されるため、従来のタッチ装置の周辺領域の片側があまりに広い問題を効果的に解決することができ、従って本発明のタッチ装置を美観的に表示装置に配置することができ、且つ優れた適用性を有する。又、第一辺に位置する第一電極及び第一補助電極が交互に読取状態にある時、本発明の実施形態に係るタッチ装置の制御方法は、適切な時機に前記第二辺に位置する適切な電極に電圧を印加しないようにして、前記第一辺に位置する電極が読取状態にある時の電圧環境を各々の電極にとって一致させて、本発明のタッチ装置の制御方法によって、接触点の位置をさらに正確に判断することができる。これに反して、第二辺に位置する第二電極及び第二補助電極が交互に読取状態にある時、本発明の実施形態に係わる制御方法は、適切な時機に前記第一辺に位置する適切な電極に電圧を印加しないようにして、上述の効果を達成する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1A】本発明の第一実施形態に係るタッチ装置の断面図である。
【図1B】図1Aに示すタッチ装置の導電膜、電極及び導線の平面図である。
【図1C】図1Aに示すタッチ装置の第一導電膜、前記第一導電膜に電気接続された電極、第二導電膜、前記第二導電膜に電気接続された電極の分解図である。
【図2】本発明の第二実施形態に係るタッチ装置の導電膜、電極及び導線の平面図ある。
【図3】図1Aに示すタッチ装置の制御方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1A〜図1Cを参照すると、本発明の第一実施形態に係るタッチ装置100は、対向して設置される第一基板140及び第二基板150を備える。前記第一基板140は、弾性材料からなり、前記第二基板150は、所定の圧力を積載することができる剛性材料からなる。本実施形態において、前記第一基板140は、ポリエステルフィルムであり、前記第二基板150は、ガラス基板である。
【0011】
前記第一基板140の前記第二基板150に対面する表面には、第一導電膜110が設置され、前記第二基板150の前記第一基板140に対面する表面には、第二導電膜120が設置される。換言すると、前記第一導電膜110は、前記第二導電膜120の片側に配置される。本実施形態において、前記タッチ装置100は、前記第一導電膜110と前記第二導電膜120との間に配置されており、且つ前記第一導電膜110及び前記第二導電膜120の辺縁に位置し、前記第一導電膜110が設置されている第一基板140及び前記第二導電膜120が設置されている第二基板150を粘着させる粘着層130をさらに備える。
【0012】
前記タッチ装置100が押圧されなかった時(即ち、前記第一基板140が押圧されなかった時)、前記第一導電膜110と前記第二導電膜120とは、互いに離間し且つ電気絶縁する。本実施形態において、前記第一導電膜110と前記第二導電膜120との間の間隔距離は、2〜10μmである。本実施形態において、前記第一導電膜110と前記第二導電膜120との間には、分散されている複数のスペーサー160が設置されている。前記複数のススペーサー160は、絶縁及び支持作用を発揮し、前記タッチ装置100が押圧されない時に前記第一導電膜110及び前記第二導電膜120を分離させる。しかし、前記タッチ装置100の寸法が小さく、且つ前記タッチ装置100を押圧しない時に前記第一導電膜110及び前記第二導電膜120が電気絶縁さえすれば、前記スペーサー160を採用しなくてもよい。前記タッチ装置100が押圧されると(即ち、前記第一基板140が押圧されると)、前記第一導電膜110の押圧箇所は、前記第二導電膜120の押圧箇所に接触する。
【0013】
前記タッチ装置100は、複数の第一電極210(210a〜210e)と、複数の補助電極220(220a〜220b)と、複数の第二電極230(230a〜230e)と、複数の補助電極240(240a〜240b)と、をさらに備える。前記第一導電膜110は、第一辺S1と、前記第一辺S1に対向する第二辺S2と、前記第一辺S1と前記第二辺S2とを連接する第一領域A1と、前記第一辺S1と前記第二辺S2とを連接する第二領域A2と、を有し、前記第一領域A1は、前記第二領域A2に隣接する。前記複数の第一電極210は、前記第一辺S1の前記第一領域A1の側辺に該当する部分に互いに離間して配置され、且つ前記第一領域A1に電気接続される。本実施形態において、前記第一辺S1は、図中のY方向に平行し、且つ図中のX方向に直交し、前記X方向は、前記Y方向に直交する。
【0014】
前記補助電極220は、前記第一辺S1の前記第二領域A2の側辺に該当する部分に互いに離間して配置され、且つ前記第二領域A2に電気接続される。本実施形態において、前記補助電極220は、第一補助電極220a及び第三補助電極220bを備える。前記第一補助電極220aは、前記第一領域A1に近く、且つ前記複数の第一電極210に隣り合うとともに、前記複数の第一電極210と間隔を保持する。前記第三補助電極220bは、前記第一補助電極220aに隣り合うとともに、前記第一補助電極220aと間隔を保持し、前記第一補助電極220aは、前記第三補助電極220bと前記複数の第一電極210との間に位置する。
【0015】
前記複数の第二電極230は、前記第二辺S2の前記第二領域A2の側辺に該当する部分に互いに離間して配置され、且つ前記第二領域A2に電気接続される。前記補助電極240は、前記第二辺S2の前記第一領域A1の側辺に該当する部分に互いに離間して配置され、且つ前記第一領域A1に電気接続される。本実施形態において、前記補助電極240は、第二補助電極240a及び第四補助電極240bを備える。前記第二補助電極240aは、前記第二領域A2に近く、且つ前記複数の第二電極230に隣り合うとともに、前記複数の第二電極230と間隔を保持する。前記第四補助電極240bは、前記第二補助電極240aに隣り合うとともに、前記第二補助電極240aと間隔を保持し、前記第二補助電極240aは、前記第四補助電極240bと前記複数の第二電極230との間に位置する。
【0016】
本実施形態において、前記複数の第一電極210及び前記複数の補助電極220は、等間隔に配置されることができ、且つ前記複数の第二電極230及び前記複数の補助電極240も等間隔に配置されることができるが、これに限定されるものではない。前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第二電極230eと前記第一補助電極220aは、第一基準直線L1に位置し、前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に第二番目に近い第二電極230dと前記第三補助電極220bは、第三基準直線L3に位置し、前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い第一電極210eと前記第二補助電極240aは、第二基準直線L2に位置し、前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に第二番目に近い第一電極210dと第四補助電極240bは、第四基準直線L4に位置する。前記第一基準直線L1、前記第二基準直線L2、前記第三基準直線L3及び前記第四基準直線L4は、互いに平行し、且つ前記第一基準直線L1は、前記第一辺S1及び前記第二辺S2に直交する。前記第一電極210、前記第二電極230、前記補助電極220及び前記補助電極240は、押圧箇所(即ち、接触点)のY方向の位置を判断することに用いられる。
【0017】
本実施形態において、前記タッチ装置100は、前記第二導電膜120の第三辺S3に配置され且つ前記第二導電膜120に電気接続された複数の第三電極250をさらに備える。前記第三辺S3の両端は、別々に前記第一辺S1の一端及び前記第二辺S2の一端に隣り合う。前記第三辺S3は、X方向に平行する。本実施形態において、前記複数の第三電極250は、等間隔に配置されるが、これに限定されるものではない。前記第三電極250は、押圧箇所(即ち、接触点)のX方向の位置を判断することに用いられる。
【0018】
前記第一導電膜110及び前記第二導電膜120は、抵抗異方性を有する導電膜である。具体的に説明すると、前記第一導電膜110及び前記第二導電膜120は、全てカーボンナノチューブ(Carbon Nano−Tube,CNT)フィルムであり、本実施形態において、透明導電膜である。本実施形態において、前記第一導電膜110の主要導電方向は、前記第一辺S1及び前記第二辺S2に直交し(即ち、前記第一基準直線L1に平行し)、前記第二導電膜120の主要導電方向は、前記第三辺S3に直交し(前記第一基準直線L1に直交し)、且つ前記第一導電膜110の主要導電方向(X方向)は、前記第二導電膜120の主要導電方向(Y方向)に直交する。
【0019】
前記タッチ装置100において、前記第一導電膜110に電気接続された前記第一電極210と前記第二電極230は、別々に前記第一導電膜110の対向する両辺(第一辺S1と第二辺S2である)に配置されているため、前記第一電極210、前記補助電極220、前記第二電極230、前記補助電極240に接続された導線260は、前記タッチ装置100の周辺領域P1の対向する両側に分配される。その結果、従来のタッチ装置の周辺領域の片側があまりに広い問題を効果的に解決することができ、前記タッチ装置100を美観的に表示装置(図示せず)に配置することができ、且つ異なるタイプの表示装置に対して優れた適用性を有する。なお、前記タッチ装置100の押圧箇所(即ち、接触点)の位置が前記第一基準直線L1と前記第二基準直線L2との間に位置する場合、前記補助電極220の設計によって、前記接触点の位置をさらに確かに判断することができる。
【0020】
本発明において、必ずしも前記第三電極250を前記第二導電膜120の同じ辺(第三辺S3)に配置するとは限らず、他の実施形態において、前記第一電極210及び前記第二電極230が前記第一導電膜110の対向する両辺に配置されるように、使用者の需要によって、一部分の第三電極250を前記第二導電膜120の第四辺S4に配置し、他の一部分の第三電極250を前記第二導電膜120の第三辺S3に配置することができ、前記第四辺S4は、前記第三辺S3に対向して設置される。又、前記第三辺S3と前記第四辺S4に補助電極を設置することができる。前記第三補助電極220b及び前記第四補助電極240bの数量は、1つに限定されるものではなく、複数であることができ、且つ複数の第三補助電極220bは互いに離間して配置され、複数の第四補助電極240bも互いに離間して配置される。
【0021】
図2を参照すると、本発明の第二実施形態に係るタッチ装置100’は、前記第一実施形態に係るタッチ装置100と類似するが、異なるのは、前記タッチ装置100’は、第一補助電極220a及び第二補助電極240aを有するが、第三補助電極220b及び第四補助電極240bを有しない点である。換言すると、本実施形態において、前記第一辺S1に位置する補助電極220の数量はただ1つであり、前記第二辺S2に位置する補助電極240の数量もただ1つである。
【0022】
図1A、図1B及び図3を一緒に参照すると、本発明の第一実施形態に係るタッチ装置の制御方法は、以下のようなステップを備える。ステップS110において、前記複数の第一電極210及び前記第一補助電極220aの中の1つの電極を交互に読取状態にして、且つ前記第二導電膜120に第二基準電圧を印加する。本実施形態において、前記第一電極210、前記補助電極220、前記第三電極230及び前記補助電極240は、前記導線260によって駆動ICのような駆動回路(図示せず)に電気接続される。本実施形態において、駆動回路は、それに接続された電極を二種の異なる状態に呈させ、即ち駆動状態と読取状態である。駆動状態である時、駆動回路はそれに接続された電極に第一基準電圧を印加するが、読取状態である時、駆動回路はそれに接続された電極を浮動状態(Floating State)又は高抵抗状態(High Impedance State)にして、この時、前記駆動回路は、それに接続された電極に電圧を印加せず、前記駆動回路に接続された電極の電圧を読み取り易くする。
【0023】
本実施形態において、前記複数の第一電極210及び前記第一補助電極220aの中の1つの電極を交互に読取状態にするとは、前記第一電極210a〜210e及び前記第一補助電極220aを順番に読取状態にすることである。又、前記第三電極250に第二基準電圧を印加することにより、前記第二導電膜120に第二基準電圧を印加する。
【0024】
前記複数の第一電極210及び前記第一補助電極220aの中のいずれか1つの電極が読取状態にある時、前記複数の第一電極210及び前記第一補助電極220aの中の他の電極に第一基準電圧を印加する。本実施形態において、この時、前記第三補助電極220bにも第一基準電圧を印加する。例えば、前記第一電極210cが読取状態にある時、前記第一電極210a〜210b、210d〜210e、前記第一補助電極220a及び前記第三補助電極220bに第一基準電圧を印加する。しかし、他の実施形態において、前記複数の第一電極210及び前記第一補助電極220aの中のいずれか1つの電極が読取状態にある時、前記複数の第一電極210及び前記第一補助電極220aの中の他の一部分の電極に第一基準電圧を印加することができ、例えば、読取状態にある電極近傍の他の電極に第一基準電圧を印加する。又、前記第一基準電圧は、前記第二基準電圧と異なり、例えば、本実施形態において、前記第一基準電圧は0Vであり、前記第二基準電圧は5Vであるが、これに限定されるものではない。
【0025】
前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い第一電極210eが読取状態にある時、少なくとも前記第二補助電極240aに電圧を印加しないようにして、例えば、前記第二補助電極240aを読取状態にする。具体的に説明すると、前記第一電極210eが読み取る電圧値の正確性を増加するために、前記第一電極210eに対向する前記第二補助電極240aを浮動状態又は高抵抗状態にして、前記第一電極210eが読み取った電圧値が前記第二補助電極240aの妨害を受けないようにする。この時、電圧値を読み取るために前記第二補助電極240aが読取状態にあるのではなく、前記第二補助電極240aが浮動状態又は高抵抗状態にあるために、前記第二補助電極240aに電圧を印加しない。従って駆動回路は前記第二補助電極240aの電圧値を読み取らないか、又は前記第二補助電極240aの電圧値を読み取ったとしても、この電圧値を採用しない。
【0026】
同じ論理によって、前記第一補助電極220aが読取状態にある時、少なくとも前記第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第二電極230eに電圧を印加しないようにして、例えば、前記第二電極230eを読取状態にする。この時、駆動回路は、前記第一補助電極220aの電圧値を読み取るが、前記第二電極230eの電圧値を読み取らないか、又は前記第二電極230eの電圧値を読み取ったとしても、この電圧値を採用しない。
【0027】
同じ理論によって、前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に第二番目に近い第一電極210dが読取状態にある時、少なくとも前記第四補助電極240bに電圧を印加しないようにして、例えば、前記第四補助電極240bを読取状態にする。この時、駆動回路は、前記第一電極210dの電圧値を読み取るが、前記第四補助電極240bの電圧値を読み取らないか、又は前記第四補助電極240bの電圧値を読み取ったとしても、この電圧値を採用しない。
【0028】
前記第一電極210b〜210dが読取状態にある時、その両側の電極は全て駆動状態にあるから、前記第一補助電極220aもこのような環境を有するために、本実施形態において、前記第一補助電極220aが読取状態にある時、前記第三補助電極220bに第一基準電圧を印加する。読取環境の一致性をさらに高めるために、本実施形態において、前記複数の第一電極210の中のいずれか1つの電極が読取状態にある時、前記第三補助電極220bに第一基準電圧を印加することができる。
【0029】
続いてステップS120を実行する。前記ステップS120は、前記ステップS110と類似し、2つのステップの差異は、異なる電極を制御することであり、しかし、2つのステップで達成する効果は同じである。以下、ステップS120を概略的に説明し、詳しい内容は、ステップS110の説明の通りである。ステップS120において、前記複数の第二電極230及び前記第二補助電極240aの中の1つの電極を交互に読取状態にして、且つ前記第二導電膜120に第二基準電圧を印加する。例えば、前記第二電極230a〜230e及び前記第二補助電極240aを順番に読取状態にする。前記複数の第二電極230及び前記第二補助電極240aの中のいずれか1つの電極が読取状態にある時、前記複数の第二電極230及び前記第二補助電極240aの中の他の一部分の電極に第一基準電圧を印加する。前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第二電極230eが読取状態にある時、少なくとも前記第一補助電極220aに電圧を印加しないようにして、例えば、前記第一補助電極220aを読取状態にする。前記第二補助電極240aが読取状態にある時、少なくとも前記第一電極の中の前記第二領域に最も近い第一電極210eに電圧を印加しないようにして、例えば、前記第一電極210eを読取状態にする。
【0030】
同じ理論によって、前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に第二番目に近い第二電極230dが読取状態にある時、少なくとも前記第三補助電極220bに電圧を印加しないようにして、例えば、前記第三補助電極220bを読取状態にする。この時、前記駆動回路は、前記第二電極230dの電圧値を読み取るが、前記第三補助電極220bの電圧値を読み取らないか、又は前記第三補助電極220bの電圧値を読み取ったとしても、この電圧値を採用しない。
【0031】
本実施形態において、前記第二補助電極240aが読取状態にある時、前記第四補助電極240bに第一基準電圧を印加して、前記第二補助電極240aの読取環境を他の電極に接近させる。
【0032】
読取環境の一致性をさらに高めるために、本実施形態において、前記複数の第二電極230の中のいずれか1つの電極が読取状態にあると、前記第四補助電極240bに第一基準電圧を印加することができる。
【0033】
本実施形態において、前記ステップS110を実行してから前記ステップS120を実行するが、他の実施形態において、前記ステップS120を実行してから前記ステップS110を実行してもよい。又は前記ステップS110が含む各々の読取ステップと前記ステップS120が含む各々の読取ステップは、いろいろな可能な配列順序に基づいて順序に実行することができる。換言すると、前記ステップS110が含む読取ステップと前記ステップS120が含む読取ステップは、交替に実行することができる。
【0034】
続いてステップS130を実行する。前記ステップS130において、前記複数の第三電極250の中の1つの電極を交互に読取状態にして、且つ前記第一導電膜110に第一基準電圧を印加する。前記第一導電膜110に第一基準電圧を印加する場合、例えば、駆動回路によって前記第一電極210、前記補助電極220、前記第二電極230及び前記補助電極240に第一基準電圧を印加する。前記複数の第三電極250の中のいずれか1つの電極が読取状態にある時、前記複数の第三電極250の中の他の電極に第二基準電圧を印加する。他の実施形態において、この時、前記複数の第三電極250の中の他の一部分の電極に第二基準電圧を印加することができ、例えば、読取状態にある第三電極250近傍の電極に第二基準電圧を印加する。
【0035】
続いてステップS140を実行する。前記ステップS140において、前記複数の電極(例えば、第一電極210、第一補助電極220a、第二電極230、第二補助電極240a及び第三電極250である)が読み取った電圧値に基づいて、押圧箇所(接触点)の位置を計算する。具体的に説明すると、前記タッチ装置100を押圧すると、読取状態で別々に読み取った前記複数の第一電極210の複数の電圧値及び前記複数の第二電極230の複数の電圧値の中にはそれぞれ1つの極値が含まれる。本実施形態において、前記第一基準電圧は前記第二基準電圧より小さいため、前記極値は極大値であり、且つ前記第一基準電圧より大きい。本実施形態の制御方法は、前記極値及び前記極値を測定した電極に隣り合う2つの電極がそれぞれ測定した2つの電圧値に基づいて、前記タッチ装置の押圧箇所(接触点)の前記第一辺S1に平行する方向(Y方向)の位置を計算する。
【0036】
前記複数の第三電極250が読取状態で測定した複数の電圧値の中には1つの極値が含まれ、本実施形態において、前記第一基準電圧は前記第二基準電圧より小さいため、前記極値は極小値であり、且つ前記第二基準電圧より小さい。本実施形態の制御方法は、前記極小値及び前記極小値を測定した電極に隣り合う2つの電極がそれぞれ測定した2つの電圧値に基づいて、前記タッチ装置の押圧箇所(接触点)の前記第三辺S3に平行する方向(X方向)の位置を計算する。
【0037】
以下、前記計算方法を詳しく説明する。
【0038】
前記複数の第一電極210、前記複数の第二電極230、前記第一補助電極220a及び前記第二補助電極240aが読み取った電圧信号は、極値電圧信号、第一電圧信号及び第二電圧信号を備え、前記極値電圧信号は、これらの電圧信号の中の最大の電圧信号であり、且つ前記三つの電圧信号を読み取った電極は、別々に第一感知電極、第二感知電極及び第三感知電極である。前記第一電圧信号は、前記第一感知電極から獲得し、前記極値電圧信号は、前記第二感知電極から獲得し、前記第二電圧信号は、前記第三感知電極から獲得する。前記第二感知電極は、前記第一感知電極と前記第三感知電極との間に位置し、且つ前記第二感知電極は、別々に前記第一感知電極及び前記第三感知電極に隣り合う。前記第一感知電極、前記第二感知電極及び前記第三感知電極は、Y方向に沿って順序に配列される。
【0039】
前記3つの感知電極の中の各々の隣り合う両者は、所定の間隔距離を有する。接触点のY方向の位置を計算する方法に含まれる複数の計算パラメーターは、前記極値電圧信号と前記第一電圧信号との差、前記極値電圧信号と前記第二電圧信号との差及び前記間隔距離を備える。前記計算方法は、以下の3つの方程式を含む。
【0040】
【数1】

【0041】
前記3つの方程式において、Δ1は、前記極値電圧信号から前記第一電圧信号を減算して得る差であり、Δ2は、前記極値電圧信号から前記第二電圧信号を減算して得る差であり、Pは、前記間隔距離であり、ΔSは、接触点のY方向の位置から前記第二感知電極のY方向の位置を減算して得る差である。従って前記公式によってΔSを計算してから、前記ΔSに前記第二感知電極のY方向の位置を加算して、接触点のY方向の位置を計算することができる。上述の類似の方法によって、接触点のX方向の位置も計算することができ、ここで詳しく説明しない。上述の計算方法及び計算公式は、三点内挿法及び三点内挿公式である。
【0042】
上述の接触点のY方向の位置を測定する方法は、前記接触点が第五基準直線L5と第六基準直線L6との間に位置する場合に適用され、前記第五基準直線L5及び前記第六基準直線L6は、前記第一基準直線L1に平行し、前記第五基準直線L5は、第一電極210bと第一電極210cとの間の中間線であり、前記第六基準直線L6は、第二電極230bと第二電極230cとの間の中間線である。しかし、接触点が前記第五基準直線L5下部又は前記第六基準直線L6上部に位置する場合、前記第一電極210aの下方又は前記第二電極230aの上方には、第一基準電圧を提供する電極がない。従って、前記第二電圧信号は、以下の三点内挿辺縁修正法によって修正してから前記三点内挿公式に代入し、上述のように前記三点内挿公式に直接に代入しない。
【0043】
以下、接触点が図1Bの第五基準直線L5下部に位置することについて説明し、接触点が前記第六基準直線L6上部に位置する場合の処理方式は、接触点が第五基準直線L5下部に位置する場合の処理方式と同じであるため、ここで詳しく説明しない。
【0044】
接触点が前記第五基準直線L5下部に位置する場合、前記第一電極210aは第一感知電極であり、前記第一電極210bは第二感知電極であり、前記第一電極210cは第三感知電極である。三点内挿辺縁修正法は、第一基準電圧、第三電圧信号及び第四電圧信号に基づいて確立された関連性を有し、以下、前記第三電圧信号及び前記第四電圧信号を獲得する方式に対して説明する。
【0045】
前記第一電極210aと前記第一電極210bとの間の中間線を第七基準直線L7と定義し、前記第七基準直線L7は、前記第一基準直線L1に平行する。
【0046】
前記第七基準直線L7が押圧されて、前記第七基準直線L7上の第一基準電圧を改変する時、前記第三電圧信号は、前記第一感知電極から獲得し、前記第四電圧信号は、前記第二感知電極から獲得する。又、前記第七基準直線L7の第一基準電圧が改変される位置と前記第三辺S3との間の距離は、接触点と前記第三辺S3との間の距離と等しい。
【0047】
前記三点内挿辺縁修正法は、以下の三点内挿辺縁修正公式で表示することができる。
【0048】
【数2】

【0049】
前記三点内挿辺縁修正公式において、V1は、前記第三電圧信号であり、V2は、前記第四電圧信号であり、V3は、前記第一電圧信号であり、V4は、修正電圧信号であり、Vrは、前記第一基準電圧である。
【0050】
故に、接触点のY方向の位置が前記第五基準直線L5下部に位置する時、前記第一感知電極から獲得する第一電圧信号は、前記三点内挿辺縁修正法によって修正してから修正電圧信号を獲得し、続いて前記第二電圧信号、前記極値電圧信号及び前記修正電圧信号を前記三点内挿辺縁修正公式に代入して、接触点のY方向の位置を獲得する。この時、前記三点内挿法が含む3つの方程式の中のΔ2は、前記極値電圧信号から前記修正電圧信号を減算して得る差である。
【0051】
三点内挿辺縁修正法は、第三電極250にも適用され、ここで詳しく説明しない。
【0052】
接触点が図1Bに示す第七基準直線L7下部又は前記第二電極230aと前記第二電極230bとの間の中間線上部の領域に位置する場合、以下の二点内挿辺縁修正法によって、接触点のY方向の座標を獲得することができる。
【0053】
例えば、接触点が前記第七基準直線L7下部に位置する場合、Y方向で原点に最も近い電極は第一電極210aであり、原点に第二番目に近い電極は第一電極210bである。Vが極大値電圧である時、接触点位置Ytは、以下の二点内挿辺縁修正公式を満足する。
【0054】
【数3】

【0055】
前記二点内挿辺縁修正公式において、Vは、第一基準電圧であり、Vは、前記第一電極210aが測定した電圧であり、Vは、前記第一電極210bが測定した電圧であり、Pは、前記第一電極210aと前記第一電極210bとの間の距離であり、Y1は、前記第一電極210aのY方向の位置であり、V>V>Vである。従って接触点が前記第七基準直線L7下部に位置する場合、接触点のY方向の位置を正確に計算することができる。
【0056】
二点内挿辺縁修正法は、第三電極250にも適用され、ここで詳しく説明しない。
【0057】
接触点が第一基準直線L1と第二基準直線L2との間に位置する時、及び前記第一補助電極220aが読取状態にある時、その上方には、依然として第三補助電極220bに第一基準電圧を印加し、且つ前記第二補助電極240aが読取状態にある時、その下方には、依然として第四補助電極240bに第一基準電圧を印加するため、この時、前記三点内挿辺縁修正法又は前記二点内挿辺縁修正法を採用しないこともできる。換言すると、前記第三補助電極220b及び前記第四補助電極240bに第一基準電圧を印加することにより、接触点の位置をさらに正確に判断することができる。
【0058】
次いで、ステップS110〜S140を繰り返して実行して、接触点位置の変化を監視する効果を達成する。
【0059】
前記第一辺S1に位置する第一電極210及び第一補助電極220aが交互に読取状態にある時、本実施形態に係る制御方法は、適切な時機に前記第二辺S2に位置する適切な電極に電圧を印加しないようにして、前記第一辺S1に位置する電極が読取状態にある時の電圧環境を各々の電極にとって一致させて、接触点の位置をさらに正確に判断することができる。これに反して、前記第二辺S2に位置する第二電極230及び第二補助電極240aが交互に読取状態にある時、本実施形態に係る制御方法は、適切な時機に前記第一辺S1に位置する適切な電極に電圧を印加しないようにして、同様に上述の効果を達成する。
【0060】
図1A及び図1Bを参照すると、本発明の第二実施形態に係るタッチ装置の制御方法は、前記第一実施形態に係るタッチ装置の制御方法と類似するが、以下のような差異を有する。前記第一実施形態に係るタッチ装置の制御方法において、前記第一辺S1に位置する電極が前記第二辺S2に相対する電極を有する時、及び前記第一辺S1の電極が読取状態にある時、前記第二辺S2の電極に電圧を印加しないようにして、即ち前記第二辺S2の電極を読取状態にして、この逆も同じである。しかし、電極が読取状態にある時の電圧環境を確保するために、本実施形態において、前記第一辺S1の電極が読取状態にある時、前記第二辺S2に位置する前記第一辺S1の電極にちょうど対応する電極及び斜めに対応するに電極に電圧を印加しないようにして、即ち読取状態にする。又、前記第一辺S1における前記第四基準直線L4の上方の電極が読取状態にある時、少なくとも前記第二辺S2におけるY座標が前記読取電極のY座標の下方に位置する電極に電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にする。これに反して、前記第二辺S2に位置し且つ前記第三基準直線L3の下方に位置する電極が読取状態にある時、少なくとも前記第一辺S1におけるY座標が前記読取電極のY座標の上方に位置する電極に電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にする。以下、詳しく説明する。
【0061】
本実施形態において、前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に第三に近い第一電極210cが読取状態にある時、少なくとも前記第四補助電極240bに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にする。前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に第二番目に近い第一電極210dが読取状態にある時、少なくとも前記第四補助電極240b及び前記第二補助電極240aに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にする。前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い第一電極210eが読取状態にある時、少なくとも前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第二電極230e、前記第四補助電極240b及び前記第二補助電極240aに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にする。前記第一補助電極220aが読取状態にある時、少なくとも前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第二電極230e、前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に第二番目に近い第二電極230d、前記第四補助電極240b及び前記第二補助電極240aに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にする。前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に第三に近い第二電極230cが読取状態にある時、少なくとも前記第三補助電極220bに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にする。前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に第二番目に近い第二電極230dが読取状態にある時、少なくとも前記第三補助電極220b及び前記第一補助電極220aに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にする。前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第二電極230eが読取状態にある時、少なくとも前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い第一電極210e、前記第三補助電極220b及び前記第一補助電極220aに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にする。前記第二補助電極240a読取状態にある時、少なくとも前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い第一電極210e、前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に第二番目に近い第一電極210d、前記第三補助電極220b及び前記第一補助電極220aに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にする。
【0062】
図1A及び図1Bを参照すると、本発明の第三実施形態に係るタッチ装置の制御方法は、前記第二実施形態に係るタッチ装置の制御方法と類似するが、本実施形態に係るタッチ装置の制御方法は、さらに多い斜めに対応する電極に電圧を印加しないようにする。以下、詳しく説明する。
【0063】
本実施形態において、前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に第三から第Nに近い電極の中のいずれか1つの電極が読取状態にある時、少なくとも前記第四補助電極240bに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にして、前記Nは、3より大きい自然数である。前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に第二番目に近い電極が読取状態にある時、少なくとも前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第N電極、前記第四補助電極240b及び前記第二補助電極240aに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にして、前記Nは、0より大きい自然数である。前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い電極が読取状態にある時、少なくとも前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第N電極、前記第四補助電極240b及び前記第二補助電極240aに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にして、前記Nは、1より大きい自然数である。前記第一補助電極220aが読取状態にある時、少なくとも前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第N10電極、前記第四補助電極240b及び前記第二補助電極240aに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にして、前記N10は、2より大きい自然数である。前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に第三から第N11に近い電極の中のいずれか1つの電極が読取状態にある時、少なくとも前記第三補助電極220bに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にして、前記N11は、3より大きい自然数である。前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に第二番目に近い電極が読取状態にある時、少なくとも前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い第N12電極、前記第三補助電極220b及び前記第一補助電極220aに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にして、前記N12は、0より大きい自然数である。前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い電極が読取状態にある時、少なくとも前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い第N13電極、前記第三補助電極220b及び前記第一補助電極220aに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にして、前記N13は、1より大きい自然数である。前記第二補助電極240aが読取状態にある時、少なくとも前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い第N14電極、前記第三補助電極220b及び前記第一補助電極220aに電圧を印加しないようにして、例えば、読取状態にして、前記N14は、2より大きい自然数である。
【0064】
1つの実施形態において、前記複数の第一電極210及び前記第一補助電極220aの中のいずれか1つの電極が読取状態にある時、前記第二辺S2に位置する全ての電極に電圧を印加しないようにすることができる。これに反して、前記複数の第二電極230及び前記第二補助電極240aの中のいずれか1つの電極が読取状態にある時、前記第一辺S1に位置する全ての電極に電圧を印加しないようにすることができる。
【0065】
図2を参照すると、本発明の第四実施形態に係るタッチ装置の制御方法は、前記第一実施形態に係るタッチ装置の制御方法と類似するが、両者は、以下のような差異を有する。本実施形態の制御方法は、図2のタッチ装置100’に適用する。前記タッチ装置100’は、図1Bに示す第三補助電極220b及び第四補助電極240bを有しないため、本実施形態の制御方法は、前記第三補助電極220b及び前記第四補助電極240bに対して制御する必要がなく、残りの制御方法は、前記第三実施形態に係るタッチ装置の制御方法と等しい。
【0066】
本実施形態において、接触点が第一電極210dと第一電極210eとの間の中間線と前記第一基準直線L1との間に位置し、且つ前記第一補助電極220aが読取状態にある時、前記第一補助電極220aの上方に第一基準電圧を印加する他の電極がないため、前記三点内挿辺縁修正法によって、接触点のY方向の位置を計算することができる。同じ理論によって、接触点が第二電極230dと第二電極230eとの間の中間線と前記第二基準直線L2との間に位置し、且つ前記第二補助電極240aが読取状態にある時、前記三点内挿辺縁修正法によって、接触点のY方向の位置を計算することができる。
【0067】
接触点が第八基準直線L8(前記第一電極210eと前記第一補助電極220aとの間の中間線であり、前記第一基準直線L1に平行する)と前記第一基準直線L1との間に位置する場合、前記二点内挿辺縁修正法、読み取った前記第一電極210eの電圧値及び前記第一補助電極220aの電圧値によって、接触点のY方向の位置を計算するか、又は前記三点内挿辺縁修正法、読み取った前記第二電極230d、230eの電圧値及び前記第二補助電極240aの電圧値によって、接触点のY方向の位置を計算する。接触点が前記第八基準直線L8と前記第二基準直線L2との間に位置する場合、前記二点内挿辺縁修正法及び読み取った前記第二辺S2に位置する電極の電圧値によって、接触点のY方向の位置を計算するか、又は前記三点内挿辺縁修正法及び読み取った前記第一辺S1に位置する電極の電圧値によって、接触点のY方向の位置を計算する。
【0068】
図2を参照すると、本発明の第五実施形態に係るタッチ装置の制御方法は、前記第四実施形態に係るタッチ装置の制御方法と類似するが、両者は、以下のような差異を有する。電極が読取状態にある時の電圧環境を確保するために、本実施形態において、前記第一辺S1の電極が読取状態にある時、前記第二辺S2に位置する前記第一辺S1の電極にちょうど対応する電極及び斜めに対応する電極に電圧を印加しないようにする。以下、詳しく説明する。
【0069】
前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に第二番目に近い第一電極210dが読取状態にある時、少なくとも前記第二補助電極240aに電圧を印加しないようにする。前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い第一電極210eが読取状態にある時、少なくとも前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第二電極230e及び前記第二補助電極240aに電圧を印加しないようにする。前記第一補助電極220aが読取状態にある時、少なくとも前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第二電極230e、前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に第二番目に近い第二電極230d及び前記第二補助電極240aに電圧を印加しないようにする。前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に第二番目に近い第二電極230dが読取状態にある時、少なくとも前記第一補助電極220aに電圧を印加しないようにする。前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第二電極230eが読取状態にある時、少なくとも前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い第一電極210e及び前記第一補助電極220aに電圧を印加しないようにする。前記第二補助電極240a読取状態にある時、少なくとも前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い第一電極210e、前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に第二番目に近い第一電極210d及び前記第一補助電極220aに電圧を印加しないようにする。
【0070】
図2を参照すると、本発明の第六実施形態に係るタッチ装置の制御方法は、前記第五実施形態に係るタッチ装置の制御方法と類似するが、本実施形態に係るタッチ装置の制御方法は、さらに多い斜めに対応する電極に電圧を印加しないようにする。以下、詳しく説明する。
【0071】
前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に第二から第Nに近い電極の中のいずれか1つの電極が読取状態にある時、少なくとも前記第二補助電極240aに電圧を印加しないようにして、前記Nは、2より大きい自然数である。前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い電極が読取状態にある時、少なくとも前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第N電極及び前記第二補助電極240aに電圧を印加しないようにして、前記Nは、1より大きい自然数である。前記第一補助電極220aが読取状態にある時、少なくとも前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い第N電極及び前記第二補助電極240aに電圧を印加しないようにして、前記Nは、2より大きい自然数である。前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に第二から第Nに近い電極の中のいずれか1つの電極が読取状態にある時、少なくとも前記第一補助電極220aに電圧を印加しないようにして、前記Nは、2より大きい自然数である。前記複数の第二電極230の中の前記第一領域A1に最も近い電極が読取状態にある時、少なくとも前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い第N電極及び前記第一補助電極220aに電圧を印加しないようにして、前記Nは、1より大きい自然数である。前記第二補助電極240aが読取状態にある時、少なくとも前記複数の第一電極210の中の前記第二領域A2に最も近い第N電極及び前記第一補助電極220aに電圧を印加しないようにして、前記Nは、2より大きい自然数である。
【0072】
1つの実施形態において、前記複数の第一電極210及び前記第一補助電極220aの中のいずれか1つの電極が読取状態にある時、前記第二辺S2に位置する全ての電極に電圧を印加しないようにすることができる。これに反して、前記複数の第二電極230及び前記第二補助電極240aの中のいずれか1つの電極が読取状態にある時、前記第一辺S1に位置する全ての電極に電圧を印加しないようにすることができる。
【0073】
本発明の実施形態において、第一導電膜に電気接続された第一電極及び第二電極は、別々に前記第一導電膜の対向する両辺に配置されるため、従来のタッチ装置の周辺領域の片側があまりに広い問題を効果的に解決することができ、従って本発明の実施形態に係るタッチ装置を美観的に表示装置に配置することができ、且つ優れた適用性を有する。又、第一辺に位置する第一電極及び第一補助電極が交互に読取状態にある時、本発明の実施形態に係るタッチ装置の制御方法は、適切な時機に前記第二辺に位置する適切な電極に電圧を印加しないようにして、前記第一辺に位置する電極が読取状態にある時の電圧環境を各々の電極にとって一致させて、本発明の実施形態に係わるタッチ装置の制御方法によって、接触点の位置をさらに正確に判断することができる。これに反して、第二辺に位置する第二電極及び第二補助電極が交互に読取状態にある時、本発明の実施形態に係わる制御方法は、適切な時機に前記第一辺に位置する適切な電極に電圧を印加しないようにして、上述の効果を達成する。
【0074】
以上本発明を実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることは勿論であって、本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲から決まる。
【符号の説明】
【0075】
100,100’ タッチ装置
110 第一導電膜
120 第二導電膜
130 粘着層
140 第一基板
150 第二基板
160 スペーサー
210,210a〜210e 第一電極
220,240 補助電極
220a 第一補助電極
220b 第三補助電極
230,230a〜230e 第二電極
240a 第二補助電極
240b 第四補助電極
250 第三電極
260 導線
A1 第一領域
A2 第二領域
L1 第一基準直線
L2 第二基準直線
L3 第三基準直線
L4 第四基準直線
L5 第五基準直線
L6 第六基準直線
L7 第七基準直線
L8 第八基準直線
P1 周辺領域
S1 第一辺
S2 第二辺
S3 第三辺
S4 第四辺



【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一辺と、前記第一辺に対向する第二辺と、前記第一辺と前記第二辺とを連接する第一領域と、前記第一領域に隣接し且つ前記第一辺と前記第二辺とを連接する第二領域と、を有する第一導電膜と、
前記第一導電膜の片側に配置される第二導電膜と、
前記第一辺の前記第一領域の側辺に該当する部分に互いに離間して配置され、且つ前記第一領域に電気接続された複数の第一電極と、
前記第一辺の前記第二領域の側辺に該当する部分に配置され、且つ前記第二領域に電気接続され、前記複数の第一電極に隣り合うとともに、前記複数の第一電極と間隔を保持する第一補助電極と、
前記第二辺の前記第二領域の側辺に該当する部分に互いに離間して配置され、且つ前記第二領域に電気接続された複数の第二電極と、
前記第二辺の前記第一領域の側辺に該当する部分に配置され、且つ前記第一領域に電気接続され、前記複数の第二電極に隣り合うとともに、前記複数の第二電極と間隔を保持する第二補助電極と、
を備えてなるタッチ装置であって、
前記タッチ装置が押圧されなかった時、前記第一導電膜と前記第二導電膜とは、互いに離間し、前記タッチ装置が押圧されると、前記第一導電膜の押圧箇所は、前記第二導電膜の押圧箇所に接触することを特徴とするタッチ装置。
【請求項2】
前記第二導電膜は、両端がそれぞれ前記第一辺の一端及び前記第二辺の一端に隣り合う第三辺を備え、前記タッチ装置は、前記第三辺に配置され且つ前記第二導電膜に電気接続された複数の第三電極をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のタッチ装置。
【請求項3】
前記第一導電膜及び前記第二導電膜は、それぞれ抵抗異方性を有することを特徴とする請求項2に記載のタッチ装置。
【請求項4】
前記第一導電膜の主要導電方向は、前記第一辺及び前記第二辺に直交し、
前記第二導電膜の主要導電方向は、前記第三辺に直交し、且つ
前記第一導電膜の主要導電方向は、前記第二導電膜の主要導電方向に直交することを特徴とする請求項3に記載のタッチ装置。
【請求項5】
前記複数の第二電極の中の前記第一領域に最も近い第二電極と前記第一補助電極は、第一基準直線に位置し、
前記複数の第一電極の中の前記第二領域に最も近い第一電極と前記第二補助電極は、第二基準直線に位置し、
前記第一基準直線は、前記第二基準直線に平行し、且つ
前記第一基準直線は、前記第一辺及び前記第二辺に直交することを特徴とする請求項1に記載のタッチ装置。
【請求項6】
前記タッチ装置は、
前記第一辺の前記第二領域の側辺に該当する部分に配置され、且つ前記第二領域に電気接続され、前記第一補助電極に隣り合うとともに、前記第一補助電極と間隔を保持する少なくとも1つの第三補助電極と、
前記第二辺の前記第一領域の側辺に該当する部分に配置され、且つ前記第一領域に電気接続され、前記第二補助電極に隣り合うとともに、前記第二補助電極と間隔を保持する少なくとも1つの第四補助電極と、
をさらに備え、
前記第一補助電極は、前記第三補助電極と前記複数の第一電極との間に位置し、
前記第二補助電極は、前記第四補助電極と前記複数の第二電極との間に位置することを特徴とする請求項1に記載のタッチ装置。
【請求項7】
前記複数の第二電極の中の前記第一領域に最も近い第二電極と前記第一補助電極は、第一基準直線に位置し、
前記複数の第二電極の中の前記第一領域に第二番目に近い第二電極と前記第三補助電極は、第三基準直線に位置し、
前記複数の第一電極の中の前記第二領域に最も近い第一電極と前記第二補助電極は、第二基準直線に位置し、
前記複数の第一電極の中の前記第二領域に第二番目に近い第一電極と前記第四補助電極は、第四基準直線に位置し、
前記第一基準直線、前記第二基準直線、前記第三基準直線及び前記第四基準直線は、互いに平行し、且つ
前記第一基準直線は、前記第一辺及び前記第二辺に直交することを特徴とする請求項6に記載のタッチ装置。
【請求項8】
前記請求項1に記載のタッチ装置の制御方法であって、
前記複数の第一電極、前記第一補助電極、前記複数の第二電極及び前記第二補助電極の中の1つの電極を読取状態にして、前記複数の第一電極、前記第一補助電極、前記複数の第二電極及び前記第二補助電極の中の他の一部分の電極に第一基準電圧を印加し、前記第二導電膜に第二基準電圧を印加するステップと、
前記複数の第一電極の中の前記第二領域に最も近い第一電極が読取状態にある時、少なくとも前記第二補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記第一補助電極が読取状態にある時、少なくとも前記第二電極の中の前記第一領域に最も近い第二電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記複数の第二電極の中の前記第一領域に最も近い第二電極が読取状態にある時、少なくとも前記第一補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記第二補助電極が読取状態にある時、少なくとも前記第一電極の中の前記第二領域に最も近い第一電極に電圧を印加しないようにするステップと、
を備えることを特徴とするタッチ装置の制御方法。
【請求項9】
前記複数の第一電極の中の前記第二領域に第二番目に近い第一電極が読取状態にある時、少なくとも前記第二補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記複数の第一電極の中の前記第二領域に最も近い第一電極が読取状態にある時、少なくとも前記複数の第二電極の中の前記第一領域に最も近い第二電極及び前記第二補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記第一補助電極が読取状態にある時、少なくとも前記複数の第二電極の中の前記第一領域に最も近い第二電極、前記複数の第二電極の中の前記第一領域に第二番目に近い第二電極及び前記第二補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記複数の第二電極の中の前記第一領域に第二番目に近い第二電極が読取状態にある時、少なくとも前記第一補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記複数の第二電極の中の前記第一領域に最も近い第二電極が読取状態にある時、少なくとも前記複数の第一電極の中の前記第二領域に最も近い第一電極及び前記第一補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記第二補助電極が読取状態にある時、少なくとも前記複数の第一電極の中の前記第二領域に最も近い第一電極、前記複数の第一電極の中の前記第二領域に第二番目に近い第一電極及び前記第一補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のタッチ装置の制御方法。
【請求項10】
前記タッチ装置は、前記第一辺の前記第二領域の側辺に該当する部分に配置され、且つ前記第二領域に電気接続され、前記第一補助電極に隣り合うとともに、前記第一補助電極と間隔を保持する少なくとも1つの第三補助電極と、
前記第二辺の前記第一領域の側辺に該当する部分に配置され、且つ前記第一領域に電気接続され、前記第二補助電極に隣り合うとともに、前記第二補助電極と間隔を保持する少なくとも1つの第四補助電極と、
をさらに備え、
前記第一補助電極は、前記第三補助電極と前記複数の第一電極との間に位置し、
前記第二補助電極は、前記第四補助電極と前記複数の第二電極との間に位置し、
前記タッチ装置の制御方法は、
前記複数の第一電極の中の前記第二領域に第二番目に近い第一電極が読取状態にある時、少なくとも前記第四補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記複数の第二電極の中の前記第一領域に第二番目に近い第二電極が読取状態にある時、少なくとも前記第三補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のタッチ装置の制御方法。
【請求項11】
前記第一補助電極が読取状態にある時、少なくとも前記第三補助電極に第一基準電圧を印加するステップと、
前記第二補助電極が読取状態にある時、少なくとも前記第四補助電極に第一基準電圧を印加するステップと、
をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のタッチ装置の制御方法。
【請求項12】
前記複数の第一電極の中の前記第二領域に第三に近い第一電極が読取状態にある時、少なくとも前記第四補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記複数の第一電極の中の前記第二領域に第二番目に近い第一電極が読取状態にある時、少なくとも前記第四補助電極及び前記第二補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記複数の第一電極の中の前記第二領域に最も近い第一電極が読取状態にある時、少なくとも前記複数の第二電極の中の前記第一領域に最も近い第二電極、前記第四補助電極及び前記第二補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記複数の第二電極の中の前記第一領域に第三に近い第二電極が読取状態にある時、少なくとも前記第三補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記複数の第二電極の中の前記第一領域に第二番目に近い第二電極が読取状態にある時、少なくとも前記第三補助電極及び前記第一補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
前記複数の第二電極の中の前記第一領域に最も近い第二電極が読取状態にある時、少なくとも前記複数の第一電極の中の前記第二領域に最も近い第一電極、前記第三補助電極及び前記第一補助電極に電圧を印加しないようにするステップと、
をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のタッチ装置の制御方法。


【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−34560(P2011−34560A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−158545(P2010−158545)
【出願日】平成22年7月13日(2010.7.13)
【出願人】(510138796)奇美電子股▲ふん▼有限公司 (24)
【Fターム(参考)】