説明

チャンネル情報管理装置及びチャンネル情報管理プログラム

【課題】コンテンツを受信する受信ポイントが変更された場合でも、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なコンテンツの情報をユーザに提供することができるチャンネル情報管理装置及びチャンネル情報管理プログラムを提供すること。
【解決手段】チャンネル情報管理装置90は、配信網20と通信するネットワークインターフェース91と、配信網20との通信の制御を行うネットワーク制御部92と、装置全体の動作の制御を行う制御部93と、地域別チャンネル情報を記憶する地域別チャンネル情報DB94と、地域別チャンネル情報DB94から所定のチャンネル情報を選択するチャンネル情報選択部95と、ユーザ別チャンネル情報を記憶するユーザ別チャンネル情報DB96と、ユーザ別チャンネル情報DB96から限定チャンネルの情報を選択する限定チャンネル選択部97とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば放送局がネットワークを介して送信するコンテンツの情報をユーザに提供するチャンネル情報管理装置及びチャンネル情報管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ネットワークを介してコンテンツをユーザに提供するものとしては、例えば、特許文献1、2及び非特許文献1に記載されているものが知られている。
【0003】
まず、特許文献1に示されたものは、相互に接続された複数のサブネットワークと、この複数のサブネットワークに接続された複数のホストとを有し、複数のホストのいずれかが発信元ホストとなって、複数のサブネットワークの中から1以上のサブネットワークを選択してマルチキャストグループとし、このマルチキャストグループに属するサブネットワークに接続された他の全てのホストに対して情報を送信することができるマルチキャスト通信システムに関するものである。
【0004】
このマルチキャスト通信システムは、複数のサブネットワークのいずれにも接続可能な移動ホストと、複数のサブネットワークのいずれかに配置され、移動ホストを管理するホームエージェントと呼ばれるノードとを有する構成となっている。
【0005】
そして、特許文献1に示されたマルチキャスト通信システムは、マルチキャストグループを形成する際に、(a)移動ホストの移動先のサブネットワークに情報の転送を許可するか否かを示す転送可否属性と、(b)従来送信が許可されているサブネットを管理する組織によって管理される移動ホストに制限するか否かを示すメンバ制限有無属性と、(c)マルチキャストグループを識別するためのグループ識別子とを含むグループ特性情報を複数のホストに送信することによって、マルチキャストグループの性質に合わせて、移動ホストのグループへの参加を認めることができるようになっている。
【0006】
次に、特許文献2に示されたものは、インターネットに接続された基地局と、基地局と通信する携帯電話機と、コンテンツ配信局から配信されるコンテンツを携帯電話機からの指示に基づいて受信する受信端末装置と、インターネットに接続されユーザ識別情報を保有するサーバとを備え、携帯電話機が、現在位置及びユーザ識別情報を含む番組関連情報取得要求を基地局経由でサーバに送信することによって、受信端末装置で受信できるコンテンツに関連する情報を取得できるようになっている。なお、特許文献2において、前述のコンテンツ及び受信端末装置に対応するものは、それぞれ、テレビ放送番組及びテレビジョン受像機として記載されている。
【0007】
次に、非特許文献1には、IP(Internet Protocol)マルチキャスト通信でホストのグループを制御するプロトコルであるIGMP(Internet Group Management Protocol)において、ルータからネットワークに向けて定期的に送信されるメンバシップクエリ(Membership Query)メッセージについて規定されており、そのフォーマットを図18に示す。この規定は、IETF(Internet Engineering Task Force)が、インターネットに係る技術情報や仕様、運用規則等をRFC(Request for Comments)と呼ばれる文書で定めたものの1つである。
【0008】
図18において、「Group Address」欄には、例えば放送局からのコンテンツが配信されるマルチキャストアドレスが記述されるようになっており、メンバシップクエリメッセージを受信した受信端末装置は、そのマルチキャストアドレスを参照し、そのマルチキャストアドレス宛てに配信されているコンテンツを受信している場合には、メンバシップレポートをルータへ送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特許第3090194号公報
【特許文献2】特開2003−169352号公報
【非特許文献】
【0010】
【非特許文献1】RFC2236"Internet Group Management Protocol,Version2"
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、特許文献1に示されたものでは、移動ホストが移動によりコンテンツを受信する受信ポイントが変更された場合、グループ識別子を用いたコンテンツのマルチキャストアドレス等の情報を、移動ホストが直接受信するか、移動ホストの位置管理を行うホームエージェントが受信した情報を移動ホストへ転送することにより受信するか、いずれかの方法により取得することができるが、いずれの方法によっても、移動ホストが取得できるは、上記情報を広告している一部のコンテンツの情報に限られているため、変更後の受信ポイントにおいて、本来受信可能な全てのコンテンツの情報をユーザに提供することができないという問題があった。
【0012】
具体的には、例えば移動ホストに対して、受信可能な全てのチャンネル情報をユーザに提供できないため、ユーザが本来受信可能なチャンネルを選択できない場合があることや、受信可能なチャンネルを受信ポイントが位置する地域や、契約状況に応じて変更することができないため、例えば放送局が地域によって放送内容を変更する場合や、契約に基づいた有料コンテンツの配信を行うことができなかった。
【0013】
また、特許文献2に示されたものでは、コンテンツ配信局によって配信されるサービスが予め定められた地域ごとに設定される場合については考慮されていないので、受信端末装置が第1の地域から第2の地域に移動し、コンテンツを受信する受信ポイントが変更された場合、移動後の地域でどのようなコンテンツが提供されているかを知ることができず、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なコンテンツの情報をユーザに提供することができないという問題があった。
【0014】
さらに、非特許文献1に示されたメンバシップクエリメッセージは、従来ルータがマルチキャストグループに参加している受信端末の有無を問い合わせるために利用される。そのため、メンバシップクエリを受信した受信端末は、メンバシップクエリに記述されているマルチキャストアドレスを認識することができるが、メンバシップクエリの受信を契機にしてマルチキャストグループへの参加を行うことはできず、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なコンテンツの情報をユーザに提供することができないという問題があった。
【0015】
本発明は、従来の問題を解決するためになされたものであり、コンテンツを受信する受信ポイントが変更された場合でも、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なコンテンツの情報をユーザに提供することができるチャンネル情報管理装置及びチャンネル情報管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明のチャンネル情報管理装置は、配信サービスに係るコンテンツのチャンネル情報を管理するチャンネル情報管理装置であって、所定のネットワークにおいて予め定められたチャンネルで提供されるコンテンツのチャンネル情報と、前記コンテンツを配信するコンテンツ配信設備の情報と、前記コンテンツ配信設備から前記コンテンツを受信するための受信インターフェース情報とが蓄積されたチャンネル情報データベースと、前記ネットワークを介して前記コンテンツを受信する受信端末装置から前記ネットワークを識別するためのネットワーク識別情報を受信するネットワーク識別情報受信手段とを備えた構成を有している。
【0017】
この構成により、本発明のチャンネル情報管理装置は、コンテンツを配信するコンテンツ配信設備の情報と、コンテンツ配信設備からコンテンツを受信するための受信インターフェース情報とに基づいて、コンテンツを受信する受信ポイントが変更された場合でも、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なコンテンツの情報をユーザに提供することができる。
【0018】
また、本発明のチャンネル情報管理装置は、前記チャンネル情報データベースは、前記コンテンツが、予め限定された限定ユーザが受信できる限定チャンネルで配信されるものか否かを示すチャンネル限定有無情報を含む構成を有している。
【0019】
この構成により、本発明のチャンネル情報管理装置は、チャンネル限定有無情報により、限定ユーザが受信できる限定チャンネルで配信されるコンテンツか否かを提示することができる。
【0020】
さらに、本発明のチャンネル情報管理装置は、前記限定ユーザと前記限定チャンネルとが対応付けられたユーザ別チャンネル情報データベースを備えた構成を有している。
【0021】
この構成により、本発明のチャンネル情報管理装置は、限定ユーザと限定チャンネルとが対応付けられた情報をユーザに提示することができる。
【0022】
さらに、本発明のチャンネル情報管理装置は、前記チャンネル情報データベースから前記ネットワークで提供される前記コンテンツのチャンネル情報を選択するチャンネル情報選択手段とを備えた構成を有している。
【0023】
この構成により、本発明のチャンネル情報管理装置は、受信端末装置が接続されているネットワークに応じたコンテンツのチャンネル情報をユーザに提供することができるので、コンテンツを受信する受信ポイントが変更された場合でも、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なコンテンツの情報をユーザに提供することができる。
【0024】
さらに、本発明のチャンネル情報管理装置は、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を受信する識別情報受信手段と、前記ユーザ識別情報が前記限定ユーザに係るものであるとき、前記ユーザ別チャンネル情報データベースから前記限定ユーザに対応した限定チャンネル情報を選択する限定チャンネル情報選択手段とを備えた構成を有している。
【0025】
この構成により、本発明のチャンネル情報管理装置は、受信端末装置が接続されているネットワークに応じたコンテンツのチャンネル情報のうち、限定ユーザが取得できるコンテンツの限定チャンネル情報を提示することができる。
【0026】
本発明のチャンネル情報管理プログラムは、配信サービスに係るコンテンツのチャンネル情報をコンピュータに管理させるチャンネル情報管理プログラムであって、前記コンピュータを、所定のネットワークにおいて予め定められたチャンネルで提供されるコンテンツのチャンネル情報と、前記コンテンツを配信するコンテンツ配信設備の情報と、前記コンテンツ配信設備から前記コンテンツを受信するための受信インターフェース情報とが蓄積されたチャンネル情報データベースと、前記ネットワークを介して前記コンテンツを受信する受信端末装置から前記ネットワークを識別するためのネットワーク識別情報を受信するネットワーク識別情報受信手段として機能させる構成を有している。
【0027】
この構成により、本発明のチャンネル情報管理プログラムは、コンテンツを配信するコンテンツ配信設備の情報と、コンテンツ配信設備からコンテンツを受信するための受信インターフェース情報とに基づいて、コンテンツを受信する受信ポイントが変更された場合でも、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なコンテンツの情報をユーザに提供することができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明は、コンテンツを受信する受信ポイントが変更された場合でも、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なコンテンツの情報をユーザに提供することができるという効果を有するチャンネル情報管理装置及びチャンネル情報管理プログラムを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るIP放送システムの構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る受信端末装置のブロック図
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るサービス発見装置のブロック図
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るDHCPによるリプライメッセージのフォーマットを示す図
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るチャンネル情報管理装置のブロック図
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る地域別のチャンネル情報のデータの一例を示す図
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る受信端末装置の予め登録されたユーザと、各ユーザがそれぞれ受信可能な限定チャンネルとが、ユーザ別に示されたデータ例を示す図
【図8】本発明の第1の実施の形態に係るIP放送システムの動作を示すシーケンス図
【図9】本発明の第1の実施の形態に係るIP放送システムの他の態様の構成例を示す図
【図10】図9に示された本発明の第1の実施の形態に係るIP放送システムの他の態様の構成例において、受信端末装置が受信するサービス通知情報のフォーマット例を示す図
【図11】本発明の第1の実施の形態に係るIP放送システムの他の態様の構成例を示す図
【図12】本発明の第1の実施の形態に係るIP放送システムの他の態様の構成例を示す図
【図13】本発明の第1の実施の形態に係るIP放送システムの他の態様の構成例を示す図
【図14】本発明の第2の実施の形態に係るIP放送システムの構成例を示す図
【図15】本発明の第2の実施の形態に係るサービス発見装置の構成例を示す図
【図16】本発明の第2の実施の形態に係るRtAdvのフォーマットを示す図
【図17】本発明の第2の実施の形態に係るIP放送システムの動作を示すシーケンス図
【図18】従来用いられるIGMPにおいて規格化されているメンバシップクエリメッセージのフォーマットを示す図
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明の実施の形態について、IPマルチキャスト通信によるIP放送を提供するIP放送システムを例に挙げて説明する。ここで例示するIP放送システムは、本発明のチャンネル情報管理装置を含むものである。また、IP放送は、映像及び音声等で構成された番組をコンテンツとして所定のチャンネルで受信端末装置のユーザに提供するものである。
【0031】
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態に係るIP放送システムの構成について説明する。なお、IP放送は、地域A及びB内に設けられた有線ネットワークを介して受信端末装置に提供されるものとして以下説明するが、無線ネットワークを介して受信端末装置に提供されるものでもよい。
【0032】
図1に示すように、本実施の形態に係るIP放送システム100は、IP放送を提供する放送局10と、IP放送を地域A及びBに配信する配信網20と、地域Aにおいて第1のIPネットワーク30を構成するノード40と、地域Bにおいて第2のIPネットワーク50を構成するノード60と、地域A又はBにおいてIP放送を受信する受信端末装置70と、ノード60に接続され地域BにおけるIP放送のサービスを通知するサービス発見装置80と、IP放送のチャンネル情報を管理するチャンネル情報管理装置90とを備えている。
【0033】
なお、図1において、地域A及びBは、放送局10が放送内容を区分する地理的な範囲を表している。また、受信端末装置70は、地域Aから地域Bに移動するものとして図示している。また、放送局10及びIP放送は、特許請求の範囲に記載のコンテンツ配信設備及びコンテンツの配信サービスにそれぞれ対応するものである。ここで、コンテンツ配信設備は放送局に限定されるものではなく、コンテンツを提供する設備、例えばインターネットサービスプロバイダでもよい。また、第1のIPネットワーク30及び第2のIPネットワーク50は、特許請求の範囲に記載のネットワークに対応するものである。
【0034】
放送局10は、地域Aに対してIP放送を提供する放送局11と、地域Bに対してIP放送を提供する放送局15とを備えている。放送局11及び15は、配信網20を介し、それぞれ、地域A及びBにIPマルチキャスト通信によってIP放送を提供するようになっている。
【0035】
配信網20は、例えばインターネットのようなIPネットワークで構成され、放送局11及び15が提供するIP放送をそれぞれ地域A及びBに配信するようになっている。
【0036】
ノード40は、配信網20を介し、放送局11によって送信されたIP放送のパケットを受信するようになっている。また、ノード40は、地域A内の第1のIPネットワーク30に係るルーティング機能を有し、IPの宛先アドレスに基づいてノード40に接続された地域A内の受信端末装置にIP放送のパケットを転送するようになっている。
【0037】
例えば、地域AのIP放送が受信できる受信ポイントaにおいて、受信端末装置70がノード40に接続されている場合、ノード40は、放送局11によって送信されたIP放送のパケットを中継して受信端末装置70に転送するようになっている。
【0038】
ノード60は、配信網20を介し、放送局15によって送信されたIP放送のパケットを受信するようになっている。また、ノード60は、地域B内の第2のIPネットワーク50に係るルーティング機能を有し、IPに基づいてノード60に接続された地域B内の受信端末装置にIP放送のパケットを転送するようになっている。
【0039】
受信端末装置70は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)クライアント機能を有している。このDHCPは、IETFによってRFCとして標準化されているプロトコルなので、説明を省略する。
【0040】
また、受信端末装置70は、地域AのIP放送が受信できる受信ポイントaにおいて、放送局11によって送信されたIP放送のパケットを受信するようになっている。さらに、受信端末装置70は、地域BのIP放送が受信できる受信ポイントbにおいて、放送局15によって送信されたIP放送のパケットを受信するようになっている。
【0041】
サービス発見装置80は、DHCPサーバ機能を有すると共に、地域Bにおいて提供されているIP放送のサービスを通知し、その情報をサービス通知情報として受信端末装置70に提供するようになっている。
【0042】
なお、図1においては、地域AにおけるDHCPサーバ機能を有するサービス発見装置の図示は省略しているが、DHCPサーバ機能を有するサービス発見装置は地域ごとに必須のものではない。例えば、DHCPリレーエージェント機能を利用して、DHCPサーバ機能を有する1つのサービス発見装置が複数の地域に設けられたIPネットワークを担当し、各IPネットワークに接続された受信端末装置にサービス通知情報を提供する構成としてもよい。
【0043】
チャンネル情報管理装置90は、受信端末装置70を利用するユーザごと、地域ごとにIP放送のチャンネル情報を管理し、その情報を受信端末装置70に提供するようになっている。ここで、チャンネル情報とは、IP放送を提供する放送局を特定するチャンネル番号、放送局の名称、放送局からIP放送を受信するための受信インターフェース情報、時間帯別に記述された番組情報等をいう。
【0044】
次に、本実施の形態に係る受信端末装置70、サービス発見装置80及びチャンネル情報管理装置90の詳細な構成について図1〜7を用いて説明する。図2、3及び5は、それぞれ、本実施の形態に係る受信端末装置70、サービス発見装置80及びチャンネル情報管理装置90のブロック図である。図4は、DHCPによるリプライメッセージのフォーマットを示す図である。図6及び7は、それぞれ、地域別のチャンネル情報のデータ及びユーザ別の限定チャンネルのデータを示す図である。
【0045】
まず、図1及び2を用いて、受信端末装置70の詳細な構成について説明する。なお、受信端末装置70が地域Bの接続ポイントbに接続されている場合について説明する。
【0046】
図2に示すように、受信端末装置70は、地域B内の第2のIPネットワーク50と通信するネットワークインターフェース71と、IPによる通信の制御を行うネットワーク制御部72と、装置全体の動作の制御を行う制御部73と、IP放送のチャンネル情報を管理するチャンネル情報管理部74と、ユーザ情報を管理するユーザ情報管理部75と、DHCPクライアントとしての制御を行うDHCPクライアント部76と、サービス通知情報に係る情報を記憶する記憶部77と、IP放送の映像及び音声を出力する映像音声出力部78とを備えている。
【0047】
ネットワークインターフェース71は、例えばネットワークインターフェースカード(以下「NIC」という。)で構成され、自装置を識別するために予め定められた固有のMAC(Media Access Control)アドレスを有している。なお、例えば第1のIPネットワーク30が無線ネットワークで構成される場合、ネットワークインターフェース71は、IPパケットを含む電波を送受信するアンテナ、復調回路、変調回路等を備えることとなる。
【0048】
ネットワーク制御部72、制御部73、チャンネル情報管理部74、ユーザ情報管理部75及びDHCPクライアント部76は、それぞれ、例えばCPU(Central Processing Unit)、メモリ等を備え、所定のプログラムに従って動作するようになっている。
【0049】
ネットワーク制御部72は、IPマルチキャスト通信の制御を含む通信の制御を行うようになっている。
【0050】
制御部73は、自装置が実行する処理を制御するようになっている。具体的には、サービス発見装置80に対してサービス通知情報を要求する要求信号の送信及びサービス通知情報の取得、サービス通知情報により地域を識別する処理、チャンネル情報管理装置90からチャンネル情報の取得、ユーザ識別情報の送信、記憶部77に対するデータの書き込み及び読み出し等の処理の制御を実行するようになっている。
【0051】
また、制御部73は、受信したIP放送のパケットを分解する処理、元の信号に伸張して復号化する処理、デジタル信号をアナログ信号に変換する処理等や、受信端末装置70が送信する信号の圧縮処理、パケット化処理等ができるようになっている。
【0052】
チャンネル情報管理部74は、チャンネル情報管理装置90からIP放送のチャンネル情報を取得して記憶し、管理するようになっている。
【0053】
ユーザ情報管理部75は、例えばユーザ識別情報を入力する入力手段を備え、入力されたユーザ識別情報を記憶して管理するようになっている。ユーザ識別情報を入力する入力手段としては、例えば、暗証番号を入力できるキーボード、指紋や声紋などでユーザを識別するセンサ等を用いることができる。
【0054】
なお、前述のユーザ識別情報に代わるものとして、受信端末装置70を一意に識別できる情報を用いることもできる。例えば、ネットワークインターフェース71のMACアドレス、受信端末装置70に予め設定された装置番号、受信端末装置70で受信契約を結んだ場合の受信契約情報等をユーザ識別情報の代わりに用いることもできる。
【0055】
DHCPクライアント部76は、DHCPに基づき、受信端末装置70をDHCPクライアントとして動作させるようになっている。具体的には、DHCPクライアント部76は、例えば受信端末装置70が地域Aから地域Bに移動した際に、DHCPサーバを検出する処理、検出したDHCPサーバにDHCPリクエストメッセージの信号を送信する処理、DHCPサーバからDHCPリプライメッセージの信号を受信する処理等を実行するようになっている。
【0056】
ここで、DHCPリクエストメッセージの信号は、特許請求の範囲に記載のサービス通知情報要求信号に対応するものである。また、後述するように、DHCPリプライメッセージはサービス通知情報を有し、サービス通知情報は地域識別情報と、チャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報とを含む。なお、地域識別情報は、特許請求の範囲に記載のネットワーク識別情報に対応するものである。
【0057】
記憶部77は、例えば半導体メモリで構成され、サービス発見装置80から取得したサービス通知情報に含まれる地域識別情報及びチャンネル情報管理装置90のインターフェース情報を記憶するようになっている。なお、サービス通知情報は、例えば、受信端末装置70が存在する地域が変更された際に取得すればよいものなので、記憶部77は、サービス通知情報に含まれる情報を一時的に記憶できる構成としてもよい。
【0058】
映像音声出力部78は、例えば映像信号処理回路、音声信号増幅回路、液晶ディスプレイ、スピーカ等で構成され、IP放送の映像を液晶ディスプレイに表示し、IP放送の音声をスピーカから出力するようになっている。
【0059】
次に、図1及び3を用いて、サービス発見装置80の詳細な構成について説明する。
【0060】
図3に示すように、サービス発見装置80は、地域B内の第2のIPネットワーク50と通信するネットワークインターフェース81と、第2のIPネットワーク50との通信を制御するネットワーク制御部82と、装置全体の動作の制御を行う制御部83と、サービス通知情報を生成するための情報を記憶する記憶部84と、サービス通知情報を生成するサービス通知情報生成部85と、DHCPに基づいてクライアントと通信するDHCPサーバ部86とを備えている。
【0061】
ネットワークインターフェース81は、例えばNICで構成され、自装置を識別するために予め定められた固有のMACアドレスを有している。なお、例えば第2のIPネットワーク50が無線ネットワークで構成される場合、ネットワークインターフェース81は、IPパケットを含む電波を送受信するアンテナ、復調回路、変調回路等を備えることとなる。
【0062】
ネットワーク制御部82、制御部83、サービス通知情報生成部85及びDHCPサーバ部86は、それぞれ、例えばCPU、メモリ等を備え、所定のプログラムに従って動作するようになっている。
【0063】
ネットワーク制御部82は、IPに基づいた通信の制御を行うようになっている。
【0064】
制御部83は、自装置が実行する処理を制御するようになっている。具体的には、例えば、制御部83は、受信端末装置70からサービス通知情報を要求するサービス通知情報要求信号を受信したとき、サービス通知情報生成部85が生成したサービス通知情報を、サービス通知情報要求信号を送信した受信端末装置70に送信する際の制御を行うようになっている。
【0065】
記憶部84は、例えば半導体メモリ、ハードディスクドライブ等で構成され、地域を識別するための地域識別情報と、チャンネル情報管理装置90のインターフェース情報とを記憶するようになっている。なお、記憶部84に記憶された情報を更新する必要が生じた場合は、制御部83によって更新処理が実行される。
【0066】
サービス通知情報生成部85は、記憶部84に記憶された情報を読み出して、サービス通知情報を生成するようになっている。
【0067】
DHCPサーバ部86は、DHCPに基づき、サービス発見装置80をDHCPサーバとして動作させるようになっている。具体的には、DHCPサーバ部86は、例えば受信端末装置70が地域Aから地域Bに移動した際に、第2のIPネットワーク50のIPアドレスを受信端末装置70に付与するようになっている。
【0068】
また、DHCPサーバ部86は、受信端末装置70からDHCPリクエストメッセージの信号を受信したとき、DHCPリプライメッセージの信号を制御部83に出力するようになっている。そして、制御部83は、このDHCPリプライメッセージに、サービス通知情報生成部85によって生成されたサービス通知情報を格納するようになっている。
【0069】
ここで、DHCPリプライメッセージについて図4を用いて説明する。
【0070】
図4に示すように、本実施の形態に係るDHCPリプライメッセージは、任意のパラメータを記述できる領域として設けられた「options」で示される領域にサービス通知情報87のデータを含んでいる。
【0071】
サービス通知情報87は、自データがサービス通知情報であることを示すサービス通知メッセージコードと、受信端末装置70が存在する地域を示す地域識別情報のデータと、チャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報のデータとを備えている。サービス通知メッセージコード、地域識別情報のデータは、それぞれ、例えば16ビットのバイナリデータで構成され、チャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報のデータは、例えば32ビットのバイナリデータで構成される。
【0072】
ここで、チャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報とは、チャンネル情報管理装置90のIPアドレス、URL(Uniform Resource Locator)、FQDN(Fully Qualified Domain Name:完全修飾ドメインネーム)等のように、チャンネル情報管理装置90を一意に特定できる情報をいう。
【0073】
また、サービス通知情報87は、バイナリデータに限定されるものではなく、例えばXML(eXtensible Markup Language)、CSV(Comma
Separated Values)、テキスト形式等のデータで表現してもよい。
【0074】
また、地域識別情報のデータに代えて、受信端末装置70が接続されているIPネットワークを識別するためのネットワーク識別情報をサービス通知情報87が含む構成としてもよい。
【0075】
次に、図1及び5を用いて、チャンネル情報管理装置90の詳細な構成について説明する。
【0076】
図5に示すように、チャンネル情報管理装置90は、配信網20と通信するネットワークインターフェース91と、配信網20との通信の制御を行うネットワーク制御部92と、装置全体の動作の制御を行う制御部93と、地域別チャンネル情報を記憶する地域別チャンネル情報データベース(以下、データベースの文言を「DB」で表す。)94と、地域別チャンネル情報DB94から所定のチャンネル情報を選択するチャンネル情報選択部95と、ユーザ別チャンネル情報を記憶するユーザ別チャンネル情報DB96と、ユーザ別チャンネル情報DB96から限定チャンネルの情報を選択する限定チャンネル選択部97とを備えている。
【0077】
ネットワークインターフェース91は、例えばNICで構成され、自装置を識別するために予め定められた固有のMACアドレスを有している。なお、例えば配信網20が無線ネットワークで構成される場合、ネットワークインターフェース91は、IPパケットを含む電波を送受信するアンテナ、復調回路、変調回路等を備えることとなる。
【0078】
ネットワーク制御部92、制御部93、チャンネル情報選択部95及び限定チャンネル選択部97は、それぞれ、例えばCPU、メモリ等を備え、所定のプログラムに従って動作するようになっている。
【0079】
ネットワーク制御部92は、IPに基づいた通信の制御を行うようになっている。
【0080】
制御部93は、自装置が実行する処理を制御するようになっている。また、制御部93は、地域別チャンネル情報DB94、ユーザ別チャンネル情報DB96を更新する必要が生じた場合、更新処理を実行するようになっている。
【0081】
地域別チャンネル情報DB94は、配信網20を介してIP放送が提供されている地域ごとのチャンネル情報のデータを有している。例えば、地域別チャンネル情報DB94は、図6に示すような地域別のチャンネル情報のデータを記憶している。
【0082】
図6に示すように、地域別のチャンネル情報のデータは、IP放送が提供されている地域と、IP放送を提供している放送局と、放送局からIP放送を受信するための受信インターフェース情報と、オプション情報とが対応付けられたデータである。
【0083】
なお、図6においては、1つの放送局に対応して1つの受信インターフェース情報が対応している例を示したが、これに限定されるものではなく、1つの放送局が複数の受信インターフェース情報を有する場合もある。また、各放送局の放送番組の情報を記述する構成としてもよい。
【0084】
また、オプション情報は、予め限定された限定ユーザが受信できる限定チャンネルか否かを示すものであり、図6においては、限定チャンネルを記号P、ユーザが特に限定されていないチャンネル(以下、「フリーチャンネル」という。)を記号Fで表している。このオプション情報は、特許請求の範囲に記載のチャンネル限定有無情報に対応するものである。また、このオプション情報は、地域別チャンネル情報DB94を構成する上で必須のものではなく、例えばフリーチャンネルのみのIP放送が提供されている地域では、オプション情報を省略してもよい。
【0085】
図6において、例えば、地域BにおいてIP放送を提供している放送局としては、放送局15、16及び17等があることが示されている。また、例えば放送局15が提供するIP放送を受信するには、受信インターフェース情報p201で表されるIPアドレス又はURL等にアクセスすればよいことが示されており、さらに、放送局15が該当するチャンネルは、フリーチャンネルであることが示されている。
【0086】
チャンネル情報選択部95は、受信端末装置70から地域識別情報のデータを受信した場合、該当地域のチャンネル情報のデータを地域別チャンネル情報DB94から選択して読み出すようになっている。
【0087】
ユーザ別チャンネル情報DB96は、例えば図7に示すように、受信端末装置70の予め登録されたユーザと、各ユーザがそれぞれ受信可能な限定チャンネルとが、ユーザ別に示されたデータを備えている。例えば、ユーザ201は、限定チャンネル211〜213が受信可能であることが示されている。
【0088】
なお、図7においては、受信可能な限定チャンネルがユーザごとに重複しない例を示したが、これに限定されるものではなく、異なるユーザが同一の限定チャンネルを受信できる場合もある。
【0089】
限定チャンネル選択部97は、受信端末装置70からユーザ識別情報のデータを受信した場合、地域Bにおいて提供されているIP放送のうち、受信端末装置70のユーザが受信可能な限定チャンネル情報が存在する場合には、該当ユーザの限定チャンネルの情報をユーザ別チャンネル情報DB96から選択して読み出すようになっている。
【0090】
なお、以上説明したチャンネル情報管理装置90において、ネットワークインターフェース91、ネットワーク制御部92及び制御部93は、本発明のネットワーク識別情報受信手段及び識別情報受信手段を構成している。
【0091】
また、地域別チャンネル情報DB94は、本発明のチャンネル情報データベースを構成し、チャンネル情報選択部95は、本発明のチャンネル情報選択手段を構成している。また、ユーザ別チャンネル情報DB96は、本発明のユーザ別チャンネル情報データベースを構成し、限定チャンネル選択部97は、本発明の限定チャンネル情報選択手段を構成している。
【0092】
次に、本実施の形態に係るIP放送システム100の動作について図8を用いて説明する。図8は、IP放送システム100の動作を示すシーケンス図である。なお、受信端末装置70が地域Aから地域Bに移動した場合(図1参照)について、IP放送システム100の動作を説明する。
【0093】
まず、受信端末装置70によって、受信ポイントbにおいて第2のIPネットワーク50に接続する処理が実行される(ステップS11)。例えば、受信端末装置70は、ブロードキャストによってDHCPサーバを検出する処理を行い、DHCPサーバ機能を有するサービス発見装置80が、受信端末装置70に自装置のIPアドレスを与えることにより、受信端末装置70はDHCPメッセージの送信先を認識する。
【0094】
次いで、受信端末装置70によって、DHCPリクエストメッセージの信号がサービス発見装置80に出力される(ステップS12)。
【0095】
そして、サービス発見装置80によって、DHCPリプライメッセージの信号が受信端末装置70に返される(ステップS13)。このDHCPリプライメッセージは、受信端末装置70が存在する地域Bを示す地域識別情報と、チャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報とを含むサービス通知情報であり、このサービス通知情報は、サービス通知情報生成部85(図3参照)によって生成されたものである。受信端末装置70は、サービス通知情報を受信した場合、受信ポイントbにおいてIP放送が受信できることをユーザに認識させることができる。
【0096】
なお、サービス発見装置80は、受信端末装置70が送信したDHCPリクエストメッセージの信号に応答して、サービス通知情報を受信端末装置70に提供する例を説明したが、サービス発見装置80がDHCPリクエストメッセージの信号を受信するか否かにかかわらず、所定時間ごとにサービス通知情報を受信端末装置70に提供するようにしてもよい。
【0097】
続いて、受信端末装置70によって、地域識別情報と、チャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報とが取得される(ステップS14)。この結果、受信端末装置70は、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)等の従来の通信プロトコルを用いて、チャンネル情報管理装置90と通信し、チャンネル情報が取得可能な状態となる。
【0098】
さらに、受信端末装置70によって、地域識別情報及びユーザ識別情報の信号がチャンネル情報管理装置90に送信される(ステップS15)。具体的には、受信端末装置70(図2参照)において、地域識別情報及びユーザ識別情報は、それぞれ、記憶部77及びユーザ情報管理部75から制御部73によって読み出され、チャンネル情報管理装置90に向けて送信される。なお、受信端末装置70は、記憶部77に記憶されたチャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報を用いて、チャンネル情報管理装置90にアクセスする。
【0099】
引き続き、チャンネル情報管理装置90によって、受信した地域識別情報に基づき、地域Bにおいて提供されているIP放送のチャンネル情報が選定される(ステップS16)。具体的には、チャンネル情報管理装置90(図5参照)において、チャンネル情報選択部95によって、地域識別情報に基づき、受信端末装置70の存在する地域に応じたIP放送のチャンネル情報が地域別チャンネル情報DB94から選択される。
【0100】
さらに、チャンネル情報管理装置90によって、チャンネル情報選択部95が選択したIP放送のチャンネル情報のオプション情報が参照され、限定チャンネル情報が存在する場合には、受信したユーザ識別情報に基づき、地域Bにおいて提供されているIP放送のうち、受信端末装置70のユーザが受信可能な限定チャンネル情報が選定される(ステップS17)。
【0101】
具体的には、チャンネル情報管理装置90(図5参照)において、制御部93によって、IP放送のチャンネル情報のオプション情報が参照され、限定チャンネル選択部97によって、ユーザ識別情報に基づき、受信端末装置70のユーザが受信可能なIP放送の限定チャンネル情報がユーザ別チャンネル情報DB96から選択される。
【0102】
なお、IP放送システム100の以下の動作説明において、地域別チャンネル情報DB94から選択されたチャンネル情報と、ユーザ別チャンネル情報DB96から選択された限定チャンネル情報とを単に「チャンネル情報」という。
【0103】
さらに、チャンネル情報管理装置90によって、IP放送のチャンネル情報の信号が受信端末装置70に送信される(ステップS18)。
【0104】
そして、受信端末装置70によって、受信ポイントbで受信できるIP放送のチャンネル情報が取得され(ステップS19)、受信端末装置70のチャンネル情報管理部74(図2参照)によって、IP放送のチャンネル情報が記憶されて管理される。
【0105】
したがって、受信端末装置70は、取得したIP放送のチャンネル情報に基づいて、地域BにおいてIP放送を提供している放送局のチャンネル、放送局の受信インターフェース情報、ユーザが受信できる限定チャンネル等の情報を取得することができるので、IP放送の番組をユーザに視聴させることができる。
【0106】
以上のように、本実施の形態のIP放送システム100によれば、サービス発見装置80は、受信端末装置70が地域Bの受信ポイントbに接続された際に、地域識別情報及びチャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報を含むサービス通知情報が記述されたDHCPリプライメッセージの信号を受信端末装置70に送信し、受信端末装置70は、地域識別情報及びユーザ情報をチャンネル情報管理装置90に送信し、チャンネル情報管理装置90は、地域BにおいてIP放送を提供している放送局のチャンネル情報の信号を受信端末装置70に送信する構成としたので、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なIP放送の情報を受信端末装置70のユーザに提供することができる。
【0107】
また、本実施の形態のサービス発見装置80は、サービス通知情報を生成して受信端末装置70に送信する構成としたので、IP放送を受信する受信ポイントが変更された場合でも、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なIP放送のチャンネル情報をユーザに提供することができる。
【0108】
また、本実施の形態の受信端末装置70は、サービス通知情報をサービス発見装置80から受信して、チャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報と、IPネットワークを識別するためのネットワーク識別情報とを取得し、IPネットワークにおいて配信されているIP放送の情報をチャンネル情報管理装置90から取得することができるので、IP放送を受信する受信ポイントが変更された場合でも、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なIP放送のチャンネル情報をユーザに提供することができる。
【0109】
また、本発明のチャンネル情報管理装置90は、IP放送を提供する放送局10の情報と、放送局10からIP放送を受信するための受信インターフェース情報とを受信端末装置70に提供することができるので、IP放送を受信する受信ポイントが変更された場合でも、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なIP放送のチャンネル情報をユーザに提供することができる。
【0110】
なお、前述の実施の形態において、受信端末装置70が映像音声出力部78を備える構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば取得したチャンネル情報の信号を外部の機器に出力する構成としてもよい。
【0111】
また、前述の実施の形態において、IP放送に適用した例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばビデオオンデマンド(video on demand)のIPネットワークを介した汎用的なコンテンツ配信に適用できるものである。この場合、受信端末装置は、指定された選局情報に応じたコンテンツをダウンロードする機能を有していれば、IPマルチキャスト通信機能は無くてもよい。
【0112】
次に、本実施の形態の他の態様について説明する。
【0113】
前述の実施の形態において、サービス発見装置80がDHCPサーバ機能を有する構成の例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、サービス発見装置80からDHCPサーバ部86(図3参照)を取り除き、第2のIPネットワーク50内にDHCPサーバを別個に設ける構成としても同様の効果が得られる。
【0114】
例えば図9に示すように、地域Cにおけるネットワークを構成することができる。すなわち、DHCPサーバ機能を有しないサービス発見装置111と、地域Cに移動して受信ポイントcにおいてIP放送を受信する受信端末装置112と、チャンネル情報管理装置90が接続された配信網20(図1参照)に接続されたノード113と、DHCPサーバ114とで、第3のIPネットワーク115を構成し、受信端末装置112が受信ポイントcにおいて第3のIPネットワーク115に接続された際に、受信端末装置112からサービス通知情報要求メッセージの信号をサービス発見装置111に送信し、それに応答してサービス発見装置111がサービス通知情報の信号を受信端末装置112に送信する構成としてもよい。
【0115】
この場合、図10に示すように、サービス通知情報は、自データがサービス通知情報であることを示すサービス通知メッセージコードと、受信端末装置112が存在する地域を示す地域識別情報のデータと、チャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報のデータとを備えている。サービス通知メッセージコード、地域識別情報のデータは、それぞれ、例えば16ビットのバイナリデータで構成され、チャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報のデータは、例えば32ビットのバイナリデータで構成される。ただし、これらバイナリデータのビット数は一例であり、前述のビット数に限定されるものではなく、格納される情報量に応じてビット数を変更してもよい。
【0116】
また、前述の実施の形態において、地域Aにノード40を設けて第1のIPネットワーク30を構成し、地域Bにノード60を設けて第2のIPネットワーク50を構成する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図11〜13に示すように構成しても同様の効果が得られる。
【0117】
まず、図11に示されたものは、配信網20とノード40及び60との間に複数のノードが設けられたIP放送システムである。すなわち、配信網20とノード40との間には、ノード41及び42を有し、配信網20とノード60との間には、ノード61及び62を有する構成である。
【0118】
この構成においても、受信端末装置70は、地域Aから地域Bに移動した場合、地域Bにおいて提供されているIP放送の情報を取得することができる。なお、受信端末装置70が、地域Bに移動して第2のIPネットワーク50に接続されてサービス通知情報を取得した後に、あるチャンネルのIP放送のパケットを受信しようとしたとき、該当するパケットが例えばノード62には届いているが、ノード60までは届いていない場合がある。その場合は、ノード60がIP放送の配信を要求するメッセージをノード61へ送信し、ノード61はさらに上位に位置するノード62へとそのメッセージを転送する。IP放送の配信を要求するメッセージを受信したノード62は、ノード61への配信を開始し、ノード61はノード60への配信を開始する。最終的にノード60は、IP放送のパケットを受信端末装置70に転送することができる。
【0119】
次に、図12に示されたものは、地域Aに設けられた第1のIPネットワーク30と、地域Bに設けられた第2のIPネットワーク50とを構成するノード116とを有するIP放送システムである。ノード116は、配信網20に接続され、第1のIPネットワーク30及び第2のIPネットワーク50に接続された受信端末装置にIP放送のパケットを送信する。この構成により、1つのノード116でIP放送システムを構築することができる。
【0120】
次に、図13に示されたものは、地域Dに異なるネットワークが設けられたIP放送システムである。すなわち、このIP放送システムは、地域Dに設けられた第4のIPネットワーク117及び第5のIPネットワーク118を構成するノード119を備えている。この構成において、例えば第4のIPネットワーク117から第5のIPネットワーク118に受信端末装置が移動して受信ポイントが変更された場合でも、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なIP放送の情報をユーザに提供することができる。
【0121】
(第2の実施の形態)
まず、本発明の第2の実施の形態に係るIP放送システムの構成について説明する。なお、本発明の第1の実施の形態に係るIP放送システム100と同様な構成については、同一の符号を付して構成説明を省略する。
【0122】
図14に示すように、本実施の形態に係るIP放送システム200は、IP放送を提供する放送局10と、IP放送を地域A及びBに配信する配信網20と、地域Eにおいて第6のIPネットワーク120を構成するルータ130と、地域Fに設けられた第7のIPネットワーク140と、地域E又はFにおいてIP放送を受信する受信端末装置70と、地域FにおけるIP放送のサービスを発見するサービス発見装置150と、IP放送のチャンネル情報を管理するチャンネル情報管理装置90とを備えている。
【0123】
なお、図14において、地域E及びFは、放送局10が放送内容を区分する地理的な範囲を表している。また、受信端末装置70は、地域Eから地域Fに移動するものとし、受信ポイントeから受信ポイントfに変更される場合を示している。また、放送局10及びIP放送は、特許請求の範囲に記載のコンテンツ配信設備及びコンテンツの配信サービスにそれぞれ対応するものである。ここで、コンテンツ配信設備は放送局に限定されるものではなく、コンテンツを提供する設備、例えばインターネットサービスプロバイダでもよい。また、第6のIPネットワーク120及び第7のIPネットワーク140は、特許請求の範囲に記載のネットワークに対応するものである。
【0124】
また、図14において、受信端末装置70とチャンネル情報管理装置90との間で授受される信号は実線の矢印で示し、受信端末装置70とサービス発見装置150との間で授受される信号は破線の矢印で示してあり、これらの信号については後述する。
【0125】
サービス発見装置150は、ルータ機能を有すると共に、地域Fにおいて提供されているIP放送のサービスを通知し、その情報をサービス通知情報として受信端末装置70に提供するようになっている。
【0126】
さらに具体的には、サービス発見装置150は、図15に示すように、地域F内の第7のIPネットワーク140と通信するネットワークインターフェース151と、第7のIPネットワーク140との通信を制御するネットワーク制御部152と、装置全体の動作の制御を行う制御部153と、サービス通知情報を生成するための情報を記憶する記憶部154と、サービス通知情報を生成するサービス通知情報生成部155と、ルーティング制御を行うルータ部156とを備えている。
【0127】
制御部153は、例えばCPU、メモリ等を備え、自装置が実行する処理を制御するようになっている。具体的には、受信端末装置70からサービス通知情報を要求するサービス通知情報要求信号を受信したとき、受信端末装置70にサービス通知情報を送信するようになっている。
【0128】
ルータ部156は、例えばCPU、メモリ等を備え、IPv6(Internet Protocol Version 6)に基づいて第7のIPネットワーク140に係るルーティング制御を行うようになっている。なお、配信網20は、IPv6による通信及びIPマルチキャスト通信が可能なIPネットワークである。また、図示を省略したが、受信端末装置70及びチャンネル情報管理装置90もIPv6による通信及びIPマルチキャスト通信ができるようになっている。
【0129】
ルータ部156は、具体的には、例えば受信端末装置70が地域Eから地域Fに移動した際に、第7のIPネットワーク140のプレフィックスを受信端末装置70に付与するようになっている。
【0130】
また、ルータ部156は、受信端末装置70からRouter Solicitation(以下、「RtSol」という。)の信号を受信したとき、Router Advertisement(以下、「RtAdv」という。)の信号を制御部153に出力するようになっている。そして、制御部153は、このRtAdvのデータに、サービス通知情報生成部155によって生成されたサービス通知情報を格納するようになっている。
【0131】
ここで、RtAdvについて図16を用いて説明する。図16は、RtAdvのフォーマットを示す図である。
【0132】
図16に示すように、本実施の形態に係るRtAdvは、任意のパラメータを記述できる領域として設けられた「options」で示される領域にサービス通知情報157のデータを含んでいる。
【0133】
サービス通知情報157は、自データがサービス通知情報であることを示すサービス通知メッセージコードと、受信端末装置70が存在する地域を示す地域識別情報のデータと、チャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報のデータとを備えている。サービス通知メッセージコード、地域識別情報のデータは、それぞれ、例えば16ビットのバイナリデータで構成され、チャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報のデータは、例えば32ビットのバイナリデータで構成される。
【0134】
なお、地域Eにおいて第6のIPネットワーク120を構成するルータ130も、ルータ部156と同様に構成となっている。また、ルータ130、制御部153、ルータ部156及びサービス通知情報157以外の構成は、本発明の第1の実施の形態に係るIP放送システム100のサービス発見装置80(図3参照)と同様な構成なので説明を省略する。
【0135】
次に、本実施の形態に係るIP放送システム200の動作について図17を用いて説明する。図17は、IP放送システム200の動作を示すシーケンス図である。なお、受信端末装置70が地域Eから地域Fに移動した場合(図14参照)について、IP放送システム200の動作を説明する。
【0136】
まず、受信端末装置70によって、受信ポイントfにおいて第7のIPネットワーク140に接続する処理が実行される(ステップS21)。例えば、受信端末装置70は、ブロードキャストによってルータを検出する処理を行い、ルータ機能を有するサービス発見装置150が、受信端末装置70に所定のIPアドレスを与えることにより、受信端末装置70は第7のIPネットワーク140に接続される。
【0137】
次いで、受信端末装置70によって、RtSolの信号がサービス発見装置150に出力される(ステップS22)。
【0138】
そして、サービス発見装置150によって、RtAdvの信号が受信端末装置70に返される(ステップS23)。このRtAdvは、受信端末装置70が存在する地域Fを示す地域識別情報と、チャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報とを含むサービス通知情報であり、このサービス通知情報は、サービス通知情報生成部155(図15参照)によって生成されたものである。受信端末装置70は、サービス通知情報を受信した場合、受信ポイントfにおいてIP放送が受信できることをユーザに認識させることができる。
【0139】
なお、サービス発見装置150は、受信端末装置70が送信したRtSolの信号に応答して、サービス通知情報を受信端末装置70に提供する例を説明したが、サービス発見装置150がRtSolの信号を受信するか否かにかかわらず、所定時間ごとにサービス通知情報を受信端末装置70に提供するようにしてもよい。
【0140】
続いて、受信端末装置70によって、地域識別情報と、チャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報とが取得される(ステップS24)。この結果、受信端末装置70は、例えばHTTPやFTP等の従来の通信プロトコルを用いて、チャンネル情報管理装置90と通信し、チャンネル情報が取得可能な状態となる。
【0141】
さらに、受信端末装置70によって、地域識別情報及びユーザ識別情報の信号がチャンネル情報管理装置90に送信される(ステップS25)。具体的には、受信端末装置70(図2参照)において、地域識別情報及びユーザ識別情報は、それぞれ、記憶部77及びユーザ情報管理部75から制御部73によって読み出され、チャンネル情報管理装置90に向けて送信される。なお、受信端末装置70は、記憶部77に記憶されたチャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報を用いて、チャンネル情報管理装置90にアクセスする。
【0142】
引き続き、チャンネル情報管理装置90によって、受信した地域識別情報に基づき、地域Fにおいて提供されているIP放送のチャンネル情報が選定される(ステップS26)。具体的には、チャンネル情報管理装置90(図5参照)において、チャンネル情報選択部95によって、地域識別情報に基づき、受信端末装置70の存在する地域に応じたIP放送のチャンネル情報が地域別チャンネル情報DB94から選択される。
【0143】
さらに、チャンネル情報管理装置90によって、チャンネル情報選択部95が選択したIP放送のチャンネル情報のオプション情報が参照され、限定チャンネル情報が存在する場合には、受信したユーザ識別情報に基づき、地域Fにおいて提供されているIP放送のうち、受信端末装置70のユーザが受信可能な限定チャンネル情報が選定される(ステップS27)。
【0144】
具体的には、チャンネル情報管理装置90(図5参照)において、制御部93によって、IP放送のチャンネル情報のオプション情報が参照され、限定チャンネル選択部97によって、ユーザ識別情報に基づき、受信端末装置70のユーザが受信可能なIP放送の限定チャンネル情報がユーザ別チャンネル情報DB96から選択される。
【0145】
なお、IP放送システム200の以下の動作説明において、地域別チャンネル情報DB94から選択されたチャンネル情報と、ユーザ別チャンネル情報DB96から選択された限定チャンネル情報とを単に「チャンネル情報」という。
【0146】
さらに、チャンネル情報管理装置90によって、IP放送のチャンネル情報の信号が受信端末装置70に送信される(ステップS28)。
【0147】
そして、受信端末装置70によって、受信ポイントfで受信できるIP放送のチャンネル情報が取得され(ステップS29)、受信端末装置70のチャンネル情報管理部74(図2参照)によって、IP放送のチャンネル情報が記憶されて管理される。
【0148】
したがって、受信端末装置70は、取得したIP放送のチャンネル情報に基づいて、地域FにおいてIP放送を提供している放送局のチャンネル、放送局の受信インターフェース情報、ユーザが受信できる限定チャンネル等の情報を取得することができるので、IP放送の番組をユーザに視聴させることができる。
【0149】
以上のように、本実施の形態のIP放送システム200によれば、サービス発見装置150は、受信端末装置70が地域Fの受信ポイントfに接続された際に、地域識別情報及びチャンネル情報管理装置90の通信インターフェース情報を含むサービス通知情報が記述されたRtAdvの信号を受信端末装置70に送信し、受信端末装置70は、地域識別情報及びユーザ情報をチャンネル情報管理装置90に送信し、チャンネル情報管理装置90は、地域FにおいてIP放送を提供している放送局のチャンネル情報の信号を受信端末装置70に送信する構成としたので、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なIP放送の情報を受信端末装置70のユーザに提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0150】
以上のように、本発明に係るチャンネル情報管理装置及びチャンネル情報管理プログラムは、コンテンツを受信する受信ポイントが変更された場合でも、変更後の受信ポイントにおいて受信可能なコンテンツの情報をユーザに提供することができるという効果を有し、ネットワークを介して送信されるコンテンツの情報をユーザに提供するチャンネル情報管理装置及びチャンネル情報管理プログラム等として有用である。
【符号の説明】
【0151】
10、11、15 放送局
20 配信網
30 第1のIPネットワーク
40〜42、60〜62、113、116、119 ノード
50 第2のIPネットワーク
70、112 受信端末装置
71、81、91、151 ネットワークインターフェース
72、82、92、152 ネットワーク制御部
73、83、93、153 制御部
74 チャンネル情報管理部
75 ユーザ情報管理部
76 DHCPクライアント部
77、84、154 記憶部
78 映像音声出力部
80、111、150 サービス発見装置
85、155 サービス通知情報生成部
86 DHCPサーバ部
87、157 サービス通知情報
90 チャンネル情報管理装置
94 地域別チャンネル情報DB
95 チャンネル情報選択部
96 ユーザ別チャンネル情報DB
97 限定チャンネル選択部
100、200 IP放送システム
114 DHCPサーバ
115 第3のIPネットワーク
117 第4のIPネットワーク
118 第5のIPネットワーク
120 第6のIPネットワーク
130 ルータ
140 第7のIPネットワーク
156 ルータ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配信サービスに係るコンテンツのチャンネル情報を管理するチャンネル情報管理装置であって、
所定のネットワークにおいて予め定められたチャンネルで提供されるコンテンツのチャンネル情報と、前記コンテンツを配信するコンテンツ配信設備の情報と、前記コンテンツ配信設備から前記コンテンツを受信するための受信インターフェース情報とが蓄積されたチャンネル情報データベースと、
前記ネットワークを介して前記コンテンツを受信する受信端末装置から前記ネットワークを識別するためのネットワーク識別情報を受信するネットワーク識別情報受信手段とを備えたことを特徴とするチャンネル情報管理装置。
【請求項2】
前記チャンネル情報データベースは、前記コンテンツが、予め限定された限定ユーザが受信できる限定チャンネルで配信されるものか否かを示すチャンネル限定有無情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のチャンネル情報管理装置。
【請求項3】
前記限定ユーザと前記限定チャンネルとが対応付けられたユーザ別チャンネル情報データベースを備えたことを特徴とする請求項2に記載のチャンネル情報管理装置。
【請求項4】
前記チャンネル情報データベースから前記ネットワークで提供される前記コンテンツのチャンネル情報を選択するチャンネル情報選択手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のチャンネル情報管理装置。
【請求項5】
前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報を受信する識別情報受信手段と、前記ユーザ識別情報が前記限定ユーザに係るものであるとき、前記ユーザ別チャンネル情報データベースから前記限定ユーザに対応した限定チャンネル情報を選択する限定チャンネル情報選択手段とを備えたことを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載のチャンネル情報管理装置。
【請求項6】
配信サービスに係るコンテンツのチャンネル情報をコンピュータに管理させるチャンネル情報管理プログラムであって、
前記コンピュータを、
所定のネットワークにおいて予め定められたチャンネルで提供されるコンテンツのチャンネル情報と、前記コンテンツを配信するコンテンツ配信設備の情報と、前記コンテンツ配信設備から前記コンテンツを受信するための受信インターフェース情報とが蓄積されたチャンネル情報データベースと、
前記ネットワークを介して前記コンテンツを受信する受信端末装置から前記ネットワークを識別するためのネットワーク識別情報を受信するネットワーク識別情報受信手段として機能させることを特徴とするチャンネル情報管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2010−136389(P2010−136389A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−288900(P2009−288900)
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【分割の表示】特願2005−255218(P2005−255218)の分割
【原出願日】平成17年9月2日(2005.9.2)
【出願人】(000004352)日本放送協会 (2,206)
【Fターム(参考)】