説明

チューナーモジュール、及び移動体通信端末

【課題】LTE方式移動体通信端末において、地上デジタルテレビ放送を受信する場合に、端末の小型化と部品点数低減が望まれる。
【解決手段】地上デジタルテレビ放送受信アンテナの内の2本を、LTE通信用の送受信アンテナとして兼用するように切換え制御し、かつテレビ放送がVHF帯、UHF帯うちのいずれであるかに応じて、受信ダイバーシチを2系統合成、4系統合成のうちのいずれかに切換える。これにより例えばアンテナの数を低減することができ、端末の小型化とコスト低減をすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルテレビ放送受信チューナーに係り、例えば、国内地上デジタルテレビ放送(ISDB−T方式)を移動受信可能なカーナビゲーションシステムや携帯電話機に内蔵されるデジタルテレビ放送受信チューナーに関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信技術の一つである受信ダイバーシチ技術が、第2世代携帯電話であるGSM方式携帯電話機、IS−95方式携帯電話機で実用化された。
その後、地上デジタル放送をカーナビゲーションシステムに内蔵したチューナーで移動受信する場合にも受信ダイバーシチ技術が用いられ、従来技術として特許文献1がある。
特許文献1は2本の受信アンテナを用いるが、現在、アンテナを4本用いて受信ダイバーシチを行うカーナビゲーションシステムが実用化されている。
【0003】
また、空間多重分離技術の一つである、MIMO(Multi Input Multi Output)技術が、無線LAN(Local Area Network)の802.11n方式送受信機で実用化された。
その後、第3.9世代携帯電話方式であるLTE(Long Term Evolution)方式においても、MIMO技術が採用されている。
この第3.9世代方式であるLTE方式は、非特許文献1〜非特許文献5に記載されるように規格化されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−206312号公報
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】3GPP TS36.101
【非特許文献2】3GPP TS36.211
【非特許文献3】3GPP TS36.212
【非特許文献4】3GPP TS36.213
【非特許文献5】3GPP TS36.214
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
LTE方式携帯電話の通信機能を有し、地上デジタルテレビ放送を移動受信可能なデジタルテレビ放送受信機を考える。
この種の受信機においては、LTE通信用アンテナ2本とデジタル放送ダイバーシチ受信用アンテナ4本の合計6本のアンテナが必要となる。
【0007】
移動受信可能なデジタルテレビ放送受信機は、小型で持ち運び可能である事が必須条件のため、小型筐体に6本のアンテナを実装する事は困難である。
従来技術では、この問題点に関し、具体的な解決策が示されていない。
本発明の目的は前記問題点に鑑み、LTE方式携帯電話の通信機能を有し、デジタルテレビ放送を移動受信可能な、小型のチューナーモジュール、及び移動体通信端末を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記問題点に鑑み本発明は、送受信アンテナを介して移動体通信の信号を送受信し、受信アンテナ又は受信アンテナと送受信アンテナを介してデジタルテレビ放送の信号を受信するためのチューナーモジュールであって、
前記移動体通信の送受信RF信号が供給される第1の接点と、前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給される第2の接点と、前記第1の接点と第2の接点のいずれか一方が選択的に接続され第1の送受信アンテナに接続される共通接点を有する第1の高周波スイッチと、
前記移動体通信の送受信RF信号が供給される第1の接点と、前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給される第2の接点と、前記第1の接点と第2の接点のいずれか一方が選択的に接続され第2の送受信アンテナに接続される共通接点を有する第2の高周波スイッチと、
前記第1の高周波スイッチにおける第2の接点から前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第1のデジタル放送RF受信部と、前記第2の高周波スイッチにおける第2の接点から前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第2のデジタル放送RF受信部と、前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が第1の受信アンテナから供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第3のデジタル放送RF受信部と、前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が第2の受信アンテナから供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第4のデジタル放送RF受信部と、前記第1乃至第4のデジタル放送RF受信部で変換して得た前記受信IF信号が供給されダイバーシチ合成し復調して外部へ出力するデジタル放送復調部を有することを特徴としている。
【0009】
また本発明は、送受信アンテナを介して移動体通信の信号を送受信し、受信アンテナ又は受信アンテナと送受信アンテナを介してデジタルテレビ放送の信号を受信するための移動体通信端末であって、
前記移動体通信の信号を送受信しデジタルテレビ放送の信号を受信する第1の送受信アンテナと、前記移動体通信の信号を送受信しデジタルテレビ放送の信号を受信する第2の送受信アンテナと、前記デジタルテレビ放送の信号を受信する第1の受信アンテナと、前記デジタルテレビ放送の信号を受信する第2の受信アンテナと、
前記移動体通信の送受信RF信号が供給される第1の接点と、前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給される第2の接点と、前記第1の接点と第2の接点のいずれか一方が選択的に接続され前記第1の送受信アンテナに接続される共通接点を有する第1の高周波スイッチと、
前記移動体通信の送受信RF信号が供給される第1の接点と、前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給される第2の接点と、前記第1の接点と第2の接点のいずれか一方が選択的に接続され前記第2の送受信アンテナに接続される共通接点を有する第2の高周波スイッチと、
前記移動体通信のための送信RF信号を生成して前記第1の高周波スイッチにおける第1の接点に供給し、該第1の高周波スイッチにおける第1の接点から供給された前記移動体通信のための受信RF信号を処理し、前記第2の高周波スイッチにおける第1の接点から供給された前記移動体通信のための受信RF信号を処理して、ダイバーシチ合成し復調する移動体通信送受信部と、
前記第1の高周波スイッチにおける第2の接点から前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第1のデジタル放送RF受信部と、前記第2の高周波スイッチにおける第2の接点から前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第2のデジタル放送RF受信部と、前記第1の受信アンテナから前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第3のデジタル放送RF受信部と、前記第2の受信アンテナから前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第4のデジタル放送RF受信部と、前記第1乃至第4のデジタル放送RF受信部で変換して得た前記受信IF信号が供給されダイバーシチ合成し復調するデジタル放送復調部と、前記移動体通信端末の動作制御を行う制御部を有し、
該制御部は、前記第1の高周波スイッチ及び第2の高周波スイッチにおける前記共通接点を、移動体通信を行う場合には前記第1の接点に、デジタルテレビ放送を受信する場合には前記第2の接点に接続するよう前記第1の高周波スイッチ及び第2の高周波スイッチを制御することを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、LTE方式携帯電話の通信機能を有し、デジタルテレビ放送を移動受信可能な、小型で多機能なチューナーモジュール、及び移動体通信端末を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第1実施例であるLTE通信機能付きデジタルテレビ放送受信機を示すブロック図。
【図2】第1から第3実施例における送受信信号とアンテナの周波数帯域を示す図。
【図3】第2実施例であるデジタル放送チューナーを示すブロック図。
【図4】第3実施例であるアンテナ一体型デジタル放送チューナーを示すブロック図。
【図5】第4実施例における送受信信号とアンテナの周波数帯域を示す図。
【図6】第5実施例における送受信信号とアンテナの周波数帯域を示す図。
【図7】第6実施例における送受信信号とアンテナの周波数帯域を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0013】
図1に、本発明の一実施例である、LTE通信機能付きデジタルテレビ放送受信機のブロック図を示す。
図1において、10はLTE通信機能付きデジタルテレビ放送受信機(以下デジタル放送受信機)、11〜14は地上デジタルテレビ放送を受信してIF信号を出力するデジタル放送RF受信部、15、16は高周波スイッチ、17、18はLTE携帯電話の周波数と地上デジタルテレビ放送の周波数に対応した携帯電話兼用放送アンテナ、19、21は地上デジタルテレビ放送の周波数に対応したデジタル放送アンテナ、22は地上デジタルテレビ放送のIF信号をMPEG−TS信号に復調するデジタル放送復調部、23はLTE用送受分波器、24はLTE用受信フィルタ、25はLTE用RF送信部、26、27はLTE用RF受信部、35はLTE用ベースバンド信号処理部、28はLTE/地上デジタル放送切換え信号、29はVHF/UHF切換え信号、31は制御部、32は地上デジタル放送用映像音声処理部、33は表示部、34はMPEG−TS信号である。
【0014】
デジタル放送受信機10では、使用者によりテレビチャンネルが選ばれると、制御部31は、デジタル放送RF受信部11〜14に選ばれたチャンネルを受信させ、デジタル放送復調部22に復調させてMPEG−TS信号34を出力させる。
映像音声処理部32は、MPEG−TS信号34を復号し、表示部33に映像を表示することで、使用者はテレビ放送を視聴可能となる。
【0015】
この時、高周波スイッチ15、16はデジタル放送RF受信部11、12側に接続されている。また、テレビチャンネルは地上デジタル放送が受信される周波数帯域であるUHF帯の467MHz〜767MHzの範囲にあり、デジタル放送復調部22は内部の4受信ダイバーシチ合成部により、4本のIF信号を受信ダイバーシチ合成して、MPEG−TS信号34を生成する。
【0016】
使用者がテレビ放送の視聴を終えると、制御部31はLTE/地上デジタル放送切換え信号28により、高周波スイッチ15をLTE用送受分波器23に接続し、高周波スイッチ16をLTE用受信フィルタ24に接続する。
さらに、制御部31はLTEベースバンド信号処理部35にLTE信号の送受信動作をさせる。LTEベースバンド信号処理部35で生成された送信信号は、LTE用RF送信部25、LTE用送受分波器23と高周波スイッチ15を介して携帯電話兼用放送アンテナ17から送信される。
【0017】
携帯電話兼用放送アンテナ17で受信された受信信号は、高周波スイッチ15、LTE用送受分波器23とLTE用RF受信部26を介してLTEベースバンド信号処理部35に供給される。また、携帯電話兼用放送アンテナ18で受信された受信信号は、高周波スイッチ16、LTE用受信フィルタ24とLTE用RF受信部27を介してLTEベースバンド信号処理部35に供給される。
このように、デジタル放送受信機10は、デジタルテレビ放送を4ダイバーシチ受信して視聴可能であり、かつ2ダイバーシチ受信によるLTE方式の通信ができる。
【0018】
図2に、地上デジタルテレビ放送とLTE方式携帯電話機の周波数帯域を示す。
17、18は携帯電話兼用放送アンテナがカバーする周波数帯域、19、21はデジタル放送アンテナがカバーする周波数帯域である。これらのうち、41は地上デジタルテレビ放送の周波数帯域(467MHz〜767MHz)、42はISDB−Tsb放送の周波数帯域(90MHz〜108MHz)、43はISDB−Tmm放送の周波数帯域(195MHz〜218MHz)、44はLTE携帯電話の上り周波数帯域(1428MHz〜1463MHz)、45はLTE携帯電話の下り周波数帯域(1476MHz〜1511MHz)である。
【0019】
携帯電話兼用放送アンテナ17、18は地上デジタルテレビ放送帯域41と、LTE帯域44、45の両方を送受信可能なアンテナであるため、前述のようにアンテナ17、18、19、21を用いて、テレビ放送受信とLTE通信が可能である。
【0020】
次に、使用者がVHF帯を使用するISDB−Tmm放送を受信する場合、制御部31はVHF/UHF切換え信号29により、デジタル放送復調部22の4受信ダイバーシチ合成部を2受信ダイバーシチ合成に変更する。
同時に、デジタル放送RF受信部11、12の動作を停止させ、消費電力を低減する。
【0021】
この動作により、デジタル放送アンテナ19、21で受信されたISDB−Tmm信号は、デジタル放送RF受信部13、14でIF信号に変換され、デジタル放送復調部22で、2ダイバーシチ合成され、映像音声処理部32へ出力される。
また、VHF帯を使用するISDB−Tsb放送の受信も、同様に可能である。
【0022】
具体的なダイバーシチ合成方法としては、例えば、各々のチャンネル信号を復調処理する過程で抽出される複数のサブキャリアにつき、サブキャリア毎に重み付け合成する最大比合成法を利用する。あるいは、最大電力のチャンネル信号を選択してその他のチャンネル信号は破棄する選択合成法、各々のチャンネル信号の位相を同一にして合成する等利得合成法などを利用しても良い。
【0023】
以上、本発明は、4受信ダイバーシチによるテレビ放送の高画質移動受信とLTE通信とを両立できるLTE通信機能付き地上デジタルテレビ放送受信機を、4本のアンテナにより小型に構成可能である。
さらに本発明に拠れば、ISDB−Tmm放送およびISDB−Tsb放送も、アンテナを増やさず4本のまま受信可能である。
【実施例2】
【0024】
図3に、本発明の第2実施例であるデジタルテレビ放送チューナーモジュールのブロック図を示す。
図3において、20は地上デジタルテレビ放送チューナーモジュール(以下チューナー)、51はLTE用送受信端子、52はLTE用受信端子、53はLTE/地上デジタル放送切換え信号端子、54はVHF/UHF切換え信号端子、55はMPEG2−TS信号端子、56、57は携帯電話兼用放送アンテナ端子、58、59はデジタル放送アンテナ端子、61は選局信号端子であり、その他は図1と同じである。
【0025】
チューナー20は、図3に示した回路ブロックや部品が、印刷配線基板に実装されたモジュールであり、LTE通信機能付きデジタルテレビ放送受信機(以下でデジタル放送受信機)の基板上に実装されて使用される。
【0026】
LTE用送受信端子51は、デジタル放送受信機のLTE用送受分波器に接続され、LTE用受信端子52は、デジタル放送受信機のLTE用受信フィルタに接続され、LTE/地上デジタル切換え信号端子53、及びVHF/UHF切換え信号端子54は、デジタル放送受信機の制御部に接続され、MPEG2−TS信号端子55は、デジタル放送受信機の映像音声信号処理部に接続される。
【0027】
携帯電話兼用放送アンテナ端子56、57には、図2で示した周波数特性のアンテナ17、18が接続され、デジタル放送アンテナ端子58、59には、図2で示した周波数特性のアンテナ19、21が接続される。
【0028】
チューナー20では、使用者によりテレビチャンネルが選ばれると、制御部が選局信号端子61にチャンネルデータを出力し、デジタル放送RF受信部11〜14にRF信号を受信させ、デジタル放送復調部22に復調させてMPEG2−TS信号端子55からMPEG2−TS信号を出力させる。
映像音声処理部は、MPEG2−TS信号を復号し、表示部に映像を表示することで、使用者はテレビ放送を視聴可能となる。
【0029】
この時、高周波スイッチ15、16はデジタル放送RF受信部11、12側に接続されている。また、テレビチャンネルはUHF帯の467MHz〜767MHzの範囲にあり、デジタル放送復調部22は内部の4受信ダイバーシチ合成部により、4つのIF信号を受信ダイバーシチ合成して、MPEG2−TS信号34を生成する。
【0030】
使用者がテレビ放送の視聴を終えると、チューナー20は、制御部からLTE/地上デジタル放送切換え信号端子53への制御信号により、高周波スイッチ15をLTE用送受分波器23に接続し、高周波スイッチ16をLTE用受信フィルタ24に接続することで、LTE高周波信号の送受信が可能になる。
LTE高周波信号は、デジタル放送受信機のLTE高周波部、LTEベースバンド信号処理部で処理されて、LTE通信動作ができる。
このように、チューナー20は、デジタルテレビ放送を4ダイバーシチ受信して視聴可能であり、かつ2ダイバーシチ受信によるLTE方式の通信ができる。
【0031】
次に、使用者がVHF帯を使用するISDB−Tmm放送を受信する場合、チューナー20はVHF/UHF切換え信号端子54の信号により、デジタル放送復調部22の4受信ダイバーシチ合成部を2受信ダイバーシチ合成に変更する。
同時に、チューナー20は、デジタル放送RF受信部11、12の動作を停止させ、消費電力を低減する。
【0032】
この動作により、デジタル放送アンテナ19、21で受信されたISDB−Tmm信号は、デジタル放送RF受信部13、14でIF信号に変換され、デジタル放送復調部22で、2ダイバーシチ合成され、MPEG2−TS端子55から出力される。
また、VHF帯を使用するISDB−Tsb放送の受信も、同様に可能である。
【0033】
以上、第2実施例は、4受信ダイバーシチによるテレビ放送の高画質移動受信とLTE通信とを両立できる地上デジタルテレビ放送チューナーモジュールを、4本のアンテナにより小型に構成可能である。
さらに第2実施例に拠れば、ISDB−Tmm放送およびISDB−Tsb放送も、アンテナを増やさず4本のまま受信可能である。
【実施例3】
【0034】
図4に、本発明の第3実施例であるアンテナ一体型デジタルテレビ放送チューナーモジュールのブロック図を示す。
図4において、30はアンテナ一体型地上デジタルテレビ放送チューナーモジュール(以下アンテナ一体チューナー)、であり、その他は図1及び図3と同じである。
【0035】
アンテナ一体チューナー30は、図4に示したアンテナ、回路ブロック及び部品が、印刷配線基板に実装されて一体化されたモジュールであり、LTE通信機能付きデジタルテレビ放送受信機(以下でデジタル放送受信機)の基板上に実装されて使用される。
【0036】
アンテナ17、18、19、21は、例えば、直方体誘電体にパターン化された導体を貼り付けた誘電体アンテナ、或いは印刷配線基板上に受信帯域や指向性によって形状が決められた配線アンテナ(パターンアンテナ)として実現される。
誘電体アンテナの導体パターンの具体例は、Fの文字を寝かせた形状である逆Fアンテナなどがある。
【0037】
LTE用送受信端子51は、デジタル放送受信機のLTE用送受分波器に接続され、LTE用受信端子52は、デジタル放送受信機のLTE用受信フィルタに接続され、LTE/地上デジタル切換え信号端子53、及びVHF/UHF切換え信号端子54は、デジタル放送受信機の制御部に接続され、MPEG2−TS信号端子55は、デジタル放送受信機の映像音声信号処理部に接続される。
【0038】
アンテナ一体チューナー30では、使用者によりテレビチャンネルが選ばれると、制御部が選局信号端子61にチャンネルデータを出力し、アンテナ17、18、19、21で受信した高周波信号をデジタル放送RF受信部11〜14がIF信号に変換して出力する。
以降は、第2実施例と同様に動作し、使用者はテレビ放送を視聴可能となる。
【0039】
使用者がテレビ放送の視聴を終えると、アンテナ一体チューナー30は、制御部からLTE/地上デジタル放送切換え信号端子53への制御信号により、高周波スイッチ15をLTE用送受分波器23に接続し、高周波スイッチ16をLTE用受信フィルタ24に接続する。
以降は、第2実施例と同様に動作し、LTE通信動作ができる。
【0040】
次に、使用者がVHF帯を使用するISDB−Tmm放送を受信する場合、アンテナ一体チューナー30はVHF/UHF切換え信号端子54の信号により、デジタル放送復調部22の4受信ダイバーシチ合成部を2受信ダイバーシチ合成に変更する。
以降は、第2実施例と同様に動作し、ISDB−Tmm放送の視聴が可能となる。
VHF帯を使用するISDB−Tsb放送についても同様に動作して、視聴可能である。
【0041】
以上、第3実施例は、4受信ダイバーシチによるテレビ放送の高画質移動受信とLTE通信とを両立できるアンテナ一体型地上デジタルテレビ放送チューナーモジュールを、4本のアンテナを内蔵することにより小型に構成可能である。
さらに第3実施例に拠れば、ISDB−Tmm放送およびISDB−Tsb放送も、アンテナを増やさず4本のまま受信可能である。
【実施例4】
【0042】
図5に、本発明の第4実施例における送受信信号とアンテナの周波数帯域を示す。
図5において、71はVHF−L帯アンテナ素子の周波数帯域、72は地上デジタルテレビ用アンテナ素子の周波数帯域、73はLTE携帯電話帯アンテナ素子の周波数帯域であり、その他は図2と同じである。
【0043】
携帯電話兼用放送アンテナ17、18は周波数帯域が広く比帯域が大きいため、実現が難しい場合もある。このため、第4実施例は、地上デジタルテレビ周波数帯に利得を持つ地上デジタルテレビ用アンテナ素子72と、LTE携帯電話帯に利得を持つLTE携帯電話帯アンテナ素子73の2素子を一体化したアンテナを有する。
同様に放送受信アンテナ19、21は、VHF−L帯に利得を持つVHF−L帯アンテナ素子71と地上デジタルテレビ用アンテナ素子72の2素子から構成される。
このように構成されるため、必要なアンテナ利得を有して、アンテナ一体型LTE通信機能付きデジタル放送受信チューナーモジュールを構成することが可能である。
【0044】
なお、周波数帯域が広く比帯域の大きいアンテナの実現方法としては以上述べたほか、一つのアンテナ素子にバラクタダイオードを付加し、バラクタダイオードに与える電圧を変化させてアンテナの中心帯域を切換える方法もある。
【実施例5】
【0045】
図6に、本発明の第5実施例における送受信信号とアンテナの周波数帯域を示す。
図6においては、地上デジタルテレビ放送とLTE方式携帯電話機の周波数帯域を示しており、81、82は携帯電話兼用放送アンテナの周波数帯域、83、84はデジタル放送アンテナの周波数帯域、91は北米で放送されているATSC方式地上デジタルテレビ放送の周波数帯域(470MHz〜698MHz)、92は移動体向けTV放送の周波数帯域(90MHz〜300MHz)、93はLTE携帯電話の下り周波数帯域(746MHz〜756MHz)、94はLTE携帯電話の上り周波数帯域(777MHz〜787MHz)である。
携帯電話兼用放送アンテナ81、82は地上デジタルテレビ放送の周波数帯域91と、LTE携帯電話の周波数帯域93、94の両方において送受信可能なアンテナであるため、前述のようにアンテナ81、82、83、84を用いて、テレビ放送の受信とLTE携帯電話による通信が可能である。
【実施例6】
【0046】
図7に、本発明の第6実施例における送受信信号とアンテナの周波数帯域を示す。
図7において、95はVHF−L帯アンテナ素子の周波数帯域、96は北米で放送されているATSC方式地上デジタルテレビ用アンテナ素子の周波数帯域、97はLTE携帯電話用アンテナ素子の周波数帯域であり、その他は図6と同じである。
【0047】
携帯電話兼用放送アンテナ81、82は周波数帯域が広く比帯域が大きいため、実現が難しい場合もある。このため、第6実施例は、地上デジタルテレビ放送の周波数帯域に利得を持つ地上デジタルテレビ用アンテナ素子96と、LTE携帯電話の周波数帯域に利得を持つLTE携帯電話用アンテナ素子97の2素子を一体化したアンテナを有する。
同様に放送受信アンテナ83、84は、VHF−L帯に利得を持つVHF−L帯用アンテナ素子95と地上デジタルテレビ用アンテナ素子96の2素子から構成される。
このように構成されるため、必要なアンテナ利得を有して、アンテナ一体型LTE通信機能付きデジタル放送受信チューナーモジュールを構成することが可能である。
【0048】
第5実施例及び第6実施例では、北米におけるLTE携帯電話の帯域として、下り746MHz〜756MHz、上り777MHz〜787MHzを図示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の周波数帯の場合を包含する。
北米において、LTE携帯電話に用いられる他の周波数帯とは、具体的には上り1710MHz〜1755MHz、下り2110MHz〜2155MHz(3GPPにおけるBandIV)が考えられる。
この場合、図6のアンテナ81、82は470MHz〜2155MHzをカバーし、図7のLTE携帯電話用アンテナ素子97は1710MHz〜2155MHzをカバーする。
【0049】
なお、周波数帯域が広く比帯域の大きいアンテナの実現方法としては以上述べたほか、一つのアンテナ素子にバラクタダイオードを付加し、バラクタダイオードに与える電圧を変化させてアンテナの中心帯域を切換える方法もある。
【0050】
以上説明した本発明の実施例は、本発明を限定するものではない。例えば地上デジタル放送の受信に4受信ダイバーシチを、その他の受信に2受信ダイバーシチを使用する場合を示したが、これは限定条件ではない。備えるアンテナの数を、双方におけるダイバーシチのチャンネル数の和よりも小さくする実施形態に適用できる。また、図1、図3、図4で示したブロック図に対して、構成要素の追加や削除を行った実施例を考えることができ、また構成要素を制御する方法を変更した実施例を考えることができる。いずれも本発明の範疇にある。
【符号の説明】
【0051】
10…LTE通信機能付きデジタルテレビ放送受信機、11〜14…デジタル放送RF受信部、15,16…高周波スイッチ、17,18…携帯電話兼用放送アンテナ、19,21…デジタル放送アンテナ、22…デジタル放送復調部、23…LTE用送受分波器、24…LTE用受信フィルタ、25…LTE用RF送信部、26,27…LTE用RF受信部、35…LTE用ベースバンド信号処理部、28…LTE/地上デジタル放送切換え信号、29…VHF/UHF切換え信号、31…制御部、32…地上デジタル放送用映像音声処理部、33…表示部、34…MPEG−TS信号。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送受信アンテナを介して移動体通信の信号を送受信し、受信アンテナ又は受信アンテナと送受信アンテナを介してデジタルテレビ放送の信号を受信するためのチューナーモジュールであって、
前記移動体通信の送受信RF信号が供給される第1の接点と、前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給される第2の接点と、前記第1の接点と第2の接点のいずれか一方が選択的に接続され第1の送受信アンテナに接続される共通接点を有する第1の高周波スイッチと、
前記移動体通信の送受信RF信号が供給される第1の接点と、前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給される第2の接点と、前記第1の接点と第2の接点のいずれか一方が選択的に接続され第2の送受信アンテナに接続される共通接点を有する第2の高周波スイッチと、
前記第1の高周波スイッチにおける第2の接点から前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第1のデジタル放送RF受信部と、
前記第2の高周波スイッチにおける第2の接点から前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第2のデジタル放送RF受信部と、
前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が第1の受信アンテナから供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第3のデジタル放送RF受信部と、
前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が第2の受信アンテナから供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第4のデジタル放送RF受信部と、
前記第1乃至第4のデジタル放送RF受信部で変換して得た前記受信IF信号が供給されダイバーシチ合成し復調して外部へ出力するデジタル放送復調部を有することを特徴とするチューナーモジュール。
【請求項2】
請求項1に記載のチューナーモジュールにおいて、
前記第1の高周波スイッチの共通接点に接続され前記移動体通信の信号を送受信しデジタルテレビ放送の信号を受信する第1の送受信アンテナと、
前記第2の高周波スイッチの共通接点に接続され前記移動体通信の信号を送受信しデジタルテレビ放送の信号を受信する第2の送受信アンテナと、
前記第3のデジタルテレビ放送RF受信部に接続され前記デジタルテレビ放送の信号を受信する第1の受信アンテナと、
前記第4のデジタルテレビ放送RF受信部に接続され前記デジタルテレビ放送の信号を受信する第2の受信アンテナを有することを特徴とするチューナーモジュール。
【請求項3】
送受信アンテナを介して移動体通信の信号を送受信し、受信アンテナ又は受信アンテナと送受信アンテナを介してデジタルテレビ放送の信号を受信するための移動体通信端末であって、
前記移動体通信の信号を送受信しデジタルテレビ放送の信号を受信する第1の送受信アンテナと、
前記移動体通信の信号を送受信しデジタルテレビ放送の信号を受信する第2の送受信アンテナと、
前記デジタルテレビ放送の信号を受信する第1の受信アンテナと、
前記デジタルテレビ放送の信号を受信する第2の受信アンテナと、
前記移動体通信の送受信RF信号が供給される第1の接点と、前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給される第2の接点と、前記第1の接点と第2の接点のいずれか一方が選択的に接続され前記第1の送受信アンテナに接続される共通接点を有する第1の高周波スイッチと、
前記移動体通信の送受信RF信号が供給される第1の接点と、前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給される第2の接点と、前記第1の接点と第2の接点のいずれか一方が選択的に接続され前記第2の送受信アンテナに接続される共通接点を有する第2の高周波スイッチと、
前記移動体通信のための送信RF信号を生成して前記第1の高周波スイッチにおける第1の接点に供給し、該第1の高周波スイッチにおける第1の接点から供給された前記移動体通信のための受信RF信号を処理し、前記第2の高周波スイッチにおける第1の接点から供給された前記移動体通信のための受信RF信号を処理して、ダイバーシチ合成し復調する移動体通信送受信部と、
前記第1の高周波スイッチにおける第2の接点から前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第1のデジタル放送RF受信部と、
前記第2の高周波スイッチにおける第2の接点から前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第2のデジタル放送RF受信部と、
前記第1の受信アンテナから前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第3のデジタル放送RF受信部と、
前記第2の受信アンテナから前記デジタルテレビ放送の受信RF信号が供給され該受信RF信号を受信IF信号に変換する第4のデジタル放送RF受信部と、
前記第1乃至第4のデジタル放送RF受信部で変換して得た前記受信IF信号が供給されダイバーシチ合成し復調するデジタル放送復調部と、
前記移動体通信端末の動作制御を行う制御部を有し、
該制御部は、
前記第1の高周波スイッチ及び第2の高周波スイッチにおける前記共通接点を、移動体通信を行う場合には前記第1の接点に、デジタルテレビ放送を受信する場合には前記第2の接点に接続するよう前記第1の高周波スイッチ及び第2の高周波スイッチを制御することを特徴とする移動体通信端末。
【請求項4】
請求項2に記載のチューナーモジュールにおいて、
前記第1と第2の送受信アンテナの帯域は460MHzから1520MHzであり、前記第1と第2の受信アンテナの帯域は90MHzから770MHzであることを特徴とするチューナーモジュール。
【請求項5】
請求項2に記載のチューナーモジュールにおいて、
前記第1と第2の送受信アンテナは460MHzから770MHzをカバーするアンテナ素子と1428MHzから1511MHzをカバーするアンテナ素子を備え、前記第1と第2の受信アンテナは90MHzから218MHzをカバーするアンテナ素子と460MHzから770MHzをカバーするアンテナ素子を備えることを特徴とするチューナーモジュール。
【請求項6】
請求項2に記載のチューナーモジュールにおいて、
前記第1と第2の送受信アンテナの帯域は470MHzから787MHzであり、前記第1と第2の受信アンテナの帯域は90MHzから698MHzであることを特徴とするチューナーモジュール。
【請求項7】
請求項2に記載のチューナーモジュールにおいて、
前記第1と第2の送受信アンテナは470MHzから698MHzをカバーするアンテナ素子と746MHzから787MHzをカバーするアンテナ素子を備え、前記第1と第2の受信アンテナは90MHzから300MHzをカバーするアンテナ素子と470MHzから698MHzをカバーするアンテナ素子を備えることを特徴とするチューナーモジュール。
【請求項8】
請求項1に記載のチューナーモジュールにおいて、前記デジタル放送復調部は、
前記チューナーモジュールがVHF帯のデジタルテレビ放送を受信する場合には、前記第1と第2のデジタル放送RF受信部の動作を停止して前記第3と第4のデジタル放送RF受信部で変換して得た前記受信IF信号を用いて2系統のダイバーシチ合成を行い、
前記移動体通信端末がUHF帯のデジタルテレビ放送を受信する場合には、前記第1乃至第4のデジタル放送RF受信部で変換して得た前記受信IF信号を用いて4系統のダイバーシチ合成を行うことを特徴とするチューナーモジュール。
【請求項9】
請求項1に記載のチューナーモジュールにおいて、前記移動体通信がLTE方式であり、前記テレビ放送が地上デジタルテレビ放送(ISDB−T方式、DVB−T方式、DTMB方式またはATSC方式)であることを特徴とするチューナーモジュール。
【請求項10】
請求項8に記載のチューナーモジュールにおいて、前記UHF帯のデジタルテレビ放送が地上デジタルテレビ放送(ISDB−T方式、DVB−T方式、DTMB方式またはATSC方式)であり、前記VHF帯のデジタルテレビ放送がISDB−Tmm放送または/およびISDB−Tsb放送であることを特徴とするチューナーモジュール。
【請求項11】
請求項3に記載の移動体通信端末において、
前記第1と第2の送受信アンテナの帯域は460MHzから1520MHzであり、前記第1と第2の受信アンテナの帯域は90MHzから770MHzであることを特徴とする移動体通信端末。
【請求項12】
請求項3に記載の移動体通信端末において、
前記第1と第2の送受信アンテナは460MHzから770MHzをカバーするアンテナ素子と1428MHzから1511MHzをカバーするアンテナ素子を備え、前記第1と第2の受信アンテナは90MHzから218MHzをカバーするアンテナ素子と460MHzから770MHzをカバーするアンテナ素子を備えることを特徴とする移動体通信端末。
【請求項13】
請求項3に記載の移動体通信端末において、
前記第1と第2の送受信アンテナの帯域は470MHzから787MHzであり、前記第1と第2の受信アンテナの帯域は90MHzから698MHzであることを特徴とする移動体通信端末。
【請求項14】
請求項3に記載の移動体通信端末において、
前記第1と第2の送受信アンテナは470MHzから698MHzをカバーするアンテナ素子と746MHzから787MHzをカバーするアンテナ素子を備え、前記第1と第2の受信アンテナは90MHzから300MHzをカバーするアンテナ素子と470MHzから698MHzをカバーするアンテナ素子を備えることを特徴とする移動体通信端末。
【請求項15】
請求項3に記載の移動体通信端末において、前記制御部は、
前記移動体通信端末がVHF帯のデジタルテレビ放送を受信する場合には、前記第1と第2のデジタル放送RF受信部の動作を停止して前記第3と第4のデジタル放送RF受信部で変換して得た前記受信IF信号を用いて2系統のダイバーシチ合成を行い、
前記移動体通信端末がUHF帯のデジタルテレビ放送を受信する場合には、前記第1乃至第4のデジタル放送RF受信部で変換して得た前記受信IF信号を用いて4系統のダイバーシチ合成を行うよう、
前記デジタル放送復調部を制御することを特徴とする移動体通信端末。
【請求項16】
請求項3に記載の移動体通信端末において、前記移動体通信がLTE方式であり、前記テレビ放送が地上デジタルテレビ放送(ISDB−T方式、DVB−T方式DTMB方式、またはATSC方式)であることを特徴とする移動体通信端末。
【請求項17】
請求項15に記載の移動体通信端末において、前記UHF帯のデジタルテレビ放送が地上デジタルテレビ放送(ISDB−T方式、DVB−T方式、DTMB方式またはATSC方式)であり、前記VHF帯のデジタルテレビ放送がISDB−Tmm放送または/およびISDB−Tsb放送であることを特徴とする移動体通信端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−238955(P2012−238955A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−105290(P2011−105290)
【出願日】平成23年5月10日(2011.5.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(000153535)株式会社日立メディアエレクトロニクス (452)
【Fターム(参考)】