説明

チーズ粕みそ漬け及びその製造方法

【課題】発酵食品であるチーズはヘルシーである点で若い人には好んで食されているがチーズには特有なチーズ臭があるため年配者にはこれを嫌う人が多い。然しながら従来の提案になるものではチーズ臭の除去が完全でなく、また、食品としての風味や食感に欠ける欠点があった。
【解決手段】本発明のチーズ粕みそ漬けは、酒粕と白みその混合物と、この混合物内に漬け込まれたクリームチーズとより成る。
また、このチーズ粕みそ漬けの製造方法は、酒粕の所望量と、白みその所望量とを練り混ぜ、これを所望量のクリームチーズの周りに塗布し、低温状態で所定期間漬け込むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チーズ粕みそ漬け及びその製造方法、特に、クリームチーズを粕みそ漬けした食品及びその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、食生活が豊かになり、人は嗜好に合せて好きなものを自由に食べることができるようになってきた。
【0003】
発酵食品であるチーズもヘルシーである点で若い人には好んで食されているがチーズには特有なチーズ臭があるため年配者にはこれを嫌う人が多い。
【0004】
従来、チーズからチーズ独特の臭いを除去するための提案が種々なされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−248162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の提案になるものではチーズ臭の除去が完全でなく、また、食品としての風味や食感に欠ける欠点があった。
【0007】
本発明者は種々実験、研究の結果、白みそに酒粕を適量混ぜ合せたものにクリームチーズを適当期間漬け込むことによって上記の欠点を除き得ることを見出した。
【0008】
本発明はかかる知見をもとになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のチーズ粕みそ漬けは、酒粕と白みその混合物と、この混合物内に漬け込まれたクリームチーズとより成ることを特徴とする。
【0010】
本発明のチーズ粕みそ漬けの製造方法は、酒粕の所望量と、白みその所望量とを練り混ぜ、これを所望量のクリームチーズの周りに塗布し、低温状態で所定期間漬け込むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によればチーズ臭が全く無い、風味や食感のある、若者にも年配者にも好まれるチーズ粕みそ漬け及びその製造方法を提供できる大きな利益がある。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下本発明の実施例を説明する。
【実施例1】
【0013】
本発明のチーズ粕みそ漬けは以下のようにして製造する。
【0014】
酒粕300グラム、白みそ500グラムをボウルに入れ、15分〜20分練り混ぜ、これを500グラムのクリームチーズの周りに塗布し、冷蔵庫内で10日〜1週間漬け込むことにより本発明のチーズ粕みそ漬けが完成する。
【0015】
上記各成分の分量は必要に応じて種々増減せしめるがその配分率を大きく変えてはならない。本発明はチーズとしてクリームチーズを使用し、みそとして白みそを用いることが特徴である。
【0016】
本発明のチーズ粕みそ漬けはチーズ臭が全く無く、風味や食感にも優れ、酒のつまみにも好適である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
酒粕と白みその混合物と、この混合物内に漬け込まれたクリームチーズとより成ることを特徴とするチーズ粕みそ漬け。
【請求項2】
酒粕の所望量と、白みその所望量とを練り混ぜ、これを所望量のクリームチーズの周りに塗布し、低温状態で所定期間漬け込むことを特徴とするチーズ粕みそ漬けの製造方法。

【公開番号】特開2011−177141(P2011−177141A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−46751(P2010−46751)
【出願日】平成22年3月3日(2010.3.3)
【出願人】(510059169)
【Fターム(参考)】