説明

テレビ受信装置、テレビ受信装置の制御プログラム、および放送配信方法

【課題】 ハイビジョン放送のメインチャンネルから標準放送の複数のサブチャンネルに切り替わったときには、視聴者を検出して、その視聴者が希望するサブチャンネルを自動的に選択できるようにする。
【解決手段】 リモコン200は、受信する複数のメインチャンネル又はサブチャンネルから1つのメインチャンネル又は1つのサブチャンネルを選択するためのチャンネル選択信号を操作に応じて発生する。本体装置100は、リモコン200のの操作に応じて現在視聴している視聴者を検出し、リモコン200によって発生されたチャンネル選択信号によるメインチャンネルが、視聴対象者を特定する視聴者特定情報をそれぞれ含む複数のサブチャンネルに切り替えられた場合には、検出した視聴者に合致する視聴者特定情報を含むサブチャンネルを選択する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地上波ディジタル放送を受信するテレビ受信装置、テレビ受信装置の制御プログラム、および放送配信方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
2003年12月から一部の地域に放送が開始された地上波ディジタル放送では、OFDM(直交周波数分割多重)方式によって、複数種類の情報をMPEG−2システムのトランスポート・ストリームで多重化して、6MHzの帯域を13セグメントに分割して伝送する。さらに、13セグメントの中の3セグメントによって複数の標準放送ができるように計画されている。したがって、ハイビジョン放送によるメインチャンネルのプロ野球やサッカーなどのスポーツ中継が延長になったときは、メインチャンネルから複数のサブチャンネルの標準放送に切り替えて、1つのサブチャンネルによってスポーツ中継の延長放送を行って、他のサブチャンネルによって当初予定していた番組を放送するサービスが予定されている。
このようなサービスを考慮して、メインチャンネルから複数のサブチャンネルに切り替わったときには、視聴者が必要とする1つのサブチャンネルを選択するための提案がなされている。
【0003】
ある提案によるテレビ装置およびテレビシステムにおいては、テレビと複数のテレビ・コンパニオン装置とが赤外線や光ファイバなどの通信リンクで通信する。テレビは、オーディオ、ビデオ、データ、グラフィック、アニメーションなどの複数の異なるタイプの情報を受信して、その情報ストリームを多重分離し、選択し、複数のテレビ・コンパニオン装置に配信する。この配信において、テレビは、メッセージの受信側となるテレビ・コンパニオン装置を識別するアドレスをメッセージに埋め込む。(特許文献1参照)
また、別の提案による多重化システム、受信機、放送装置においては、DAB(ディジタル・オーディオ放送)信号などでは、これに含まれる送信機識別情報を受信機側で抽出し、アンケートやクイズに対する応答データを電話網を介して出力する際、この送信機識別信号を一緒に転送する。応答データを解析するとき、この送信機識別情報を用い、地域特定して解析を行う。また、地域のイベント情報などを視聴者が要求した場合には、放送装置は、視聴者の受信機から転送された送信機識別情報に対応した送信機から、必要なデータを多重化した放送信号を送信する。(特許文献2)
【特許文献1】特開2000−32363号公報
【特許文献2】特開2001−136087号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1および特許文献2においては、ハイビジョン放送のメインチャンネルから標準放送の複数のサブチャンネルに切り替わった場合には、視聴者の操作によって1つのサブチャンネルを選択することになる。このため、例えば、1時間の間に何回もメインチャンネルから複数のサブチャンネルに切り替わるような状況においては、そのたびにサブチャンネルを選択する操作が必要になる。
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、ハイビジョン放送のメインチャンネルから標準放送の複数のサブチャンネルに切り替わったときに、視聴者を検出して、視聴者が希望するサブチャンネルを自動的に選択することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載のテレビ受信装置は、受信する複数のメインチャンネル又はサブチャンネルから1つのメインチャンネル又は1つのサブチャンネルを選択するためのチャンネル選択信号を操作に応じて発生する操作手段(実施形態においては、図1のリモコン200に相当する)と、操作手段の操作に応じて現在視聴している視聴者を検出する視聴者検出手段(実施形態においては、図3のCPU8に相当する)と、操作手段によって発生されたチャンネル選択信号によるメインチャンネル(実施形態においては、図2のチャンネル5のハイビジョン放送に相当する)が視聴対象者を特定する視聴者特定情報(実施形態においては、図2のVSIの値に相当する)をそれぞれ含む複数のサブチャンネル(実施形態においては、図2のチャンネル5−1、5−2、5−3に相当する)に切り替えられた場合には、視聴者検出手段によって検出された視聴者に合致する視聴者特定情報を含むサブチャンネルを選択する自動選択手段(実施形態においては、図3のCPU8に相当する)と、を備えた構成になっている。
【0006】
請求項1のテレビ受信装置において、請求項2に記載したように、視聴者検出手段は、操作手段によって発生された番号(実施形態においては、図9における1ないし12のいずれかの番号に相当する)に基づいて現在視聴している視聴者を検出するような構成にしてもよい。
【0007】
請求項2のテレビ受信装置において、請求項3に記載したように、操作手段は、特定の操作子(実施形態においては、図4および図5の電源パッド201に相当する)に接触された指の指紋の画像および入力された番号を視聴者登録情報として所定の記憶手段(実施形態においては、図6のIDメモリ24に相当する)にあらかじめ登録し、テレビ放送の受信開始の操作(実施形態においては、本体装置100に対する電源オン操作に相当する)の際に特定の操作子に接触された指の指紋の画像と記憶手段に登録されている画像とを照合して現在視聴している視聴者の番号を発生するような構成にしてもよい。
【0008】
請求項1のテレビ受信装置において、請求項4に記載したように、視聴者検出手段は、テレビ放送の受信開始の際に視聴者の容姿を撮像する撮像手段(実施形態においては、図3のカメラ13に相当する)によって撮像された画像に基づいて現在視聴している視聴者を検出するような構成にしてもよい。
【0009】
請求項5に記載のテレビ受信装置の制御プログラムは、受信する複数のメインチャンネル又はサブチャンネルから1つのメインチャンネル又は1つのサブチャンネルを選択するためのチャンネル選択信号を操作に応じて発生する第1のステップと、現在視聴している視聴者を検出する第2のステップと、第1のステップによって発生されたチャンネル選択信号によるメインチャンネル(実施形態においては、図2のチャンネル5のハイビジョン放送に相当する)が視聴対象者を特定する視聴者特定情報(実施形態においては、図2のVSIの値に相当する)をそれぞれ含む複数のサブチャンネル(実施形態においては、図2のチャンネル5−1、5−2、5−3に相当する)に切り替えられた場合には、第2のステップによって検出された視聴者に合致する視聴者特定情報を含むサブチャンネルを選択する第3のステップと、を実行する。
【0010】
請求項5の制御プログラムにおいて、請求項6に記載したように、第2のステップは、第1のステップによって発生された番号(実施形態においては、図9における1ないし12のいずれかの番号に相当する)に基づいて現在視聴している視聴者を検出するような構成にしてもよい。
【0011】
請求項6の制御プログラムにおいて、請求項7に記載したように、第1のステップは、特定の操作子(実施形態においては、図4および図5の電源パッド201に相当する)に接触された指の指紋の画像および入力された番号を視聴者登録情報として所定の記憶手段(実施形態においては、図6のIDメモリ24に相当する)にあらかじめ登録し、テレビ放送の受信開始の操作(実施形態においては、本体装置100に対する電源オン操作に相当する)の際に特定の操作子に接触された指の指紋の画像と記憶手段に登録されている画像とを照合して現在視聴している視聴者の番号を発生するような構成にしてもよい。
【0012】
請求項5の制御プログラムにおいて、請求項8に記載したように、第2のステップは、テレビ放送の受信開始の際に視聴者の容姿を撮像する撮像手段(実施形態においては、図3のカメラ13に相当する)によって得られた画像に基づいて現在視聴している視聴者を検出するような構成にしてもよい。
【0013】
請求項9に記載の放送配信方法は、メインチャンネルによるハイビジョン放送を配信中において、複数のサブチャンネルの標準放送に切り替える場合には、各サブチャンネルの番組特定情報に視聴対象者を特定する視聴者特定情報を付加して配信するような構成になっている。
【0014】
請求項9の放送配信方法において、請求項10に記載したように、複数のサブチャンネルの標準放送は、メインチャンネルによるハイビジョン放送を配信中に随時挿入される広告放送であるように構成してもよい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ハイビジョン放送のメインチャンネルから標準放送の複数のサブチャンネルに切り替わったときには、視聴者を検出して、その視聴者がが希望するサブチャンネルを自動的に選択できるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明によるテレビ受信装置の実施形態について、図1ないし図13を参照して説明する。
図1は、地上波ディジタル放送を受信するテレビ受信装置を適用したシステムの構成を示している。テレビ受信装置は、本体装置100およびリモコン200で構成されている。本体装置100は、アンテナ1から受信する複数のチャンネルの放送電波を受信して、リモコン200によるチャンネル選択操作によって発光される赤外線IRを受光して、1つのチャンネルの放送信号を選択して放映する。また、本体装置100は、インターネットなどのネットワーク300に接続されている。ネットワーク300には、本体装置100において選択されたチャンネルの情報を集計するサーバ400が接続され、サーバ400と放送局500とが専用線によって接続されている。放送局500は、サーバ400で集計された番組の視聴率を分析して、スポンサとの間で配信する広告放送について交渉を行う。各スポンサは、視聴率の高い番組には高額の広告料を支払ってでも広告放送を依頼することになる。
【0017】
図2は、チャンネル5の放送局におけるハイビジョン放送の例を時間の流れに対応して示したものである。この図に示すように、午後3時から4時までのハイビジョン放送の放映中に、ある薬品会社のスポンサが提供する3系統のCM放送がサブチャンネルの標準放送で3分間放映される。各サブチャンネルには、対象の視聴者を特定する視聴者特定情報を表わすVSIがPSI(番組特定情報)に付加されている。すなわち、大人の男性を対象視聴者とする男性化粧品のCM放送のVSIは2、大人の女性を対象視聴者とする女性化粧品のCM放送のVSIは1、視聴者を限定しない風邪薬のCM放送のVSIは5がそれぞれ付加されている。なお、実際には、3時から4時までのハイビジョン放送の放映中に、数分のCM放送が複数回放映され、通常、各回の放映には複数のスポンサによる複数系統のCM放送がサブチャンネルで放映される。また、放送局自体の提供による新番組の宣伝放送が放映されるが、その場合にも、放送時間の効率化を図るために、複数のサブチャンネルによって異なる番組の宣伝を行い、各番組の視聴者を想定したVSIが付加される。
【0018】
図3は、図1における本体装置100の内部構成を示すブロック図である。本体装置100は、信号処理系と制御系とがシステムバスによって接続された構成になっている。すなわち、図1に示すように、信号処理系は、アンテナ1、チューナ2、復調処理部3、音声・映像分離部4、音声復号部5、および映像復号部6で構成され、それぞれシステムバス7に接続されている。制御系は、CPU8、ROM9、RAM10、操作部11、赤外線インタフェース(I/F)12、およびカメラ13で構成され、それぞれシステムバス7に接続されている。
【0019】
信号処理系において、チューナ2はアンテナ1を介して受信した地上波ディジタル放送の中から1つのチャンネルの地上波ディジタル放送を選択し、搬送波を除去して圧縮符号化された音声信号、映像信号、文字情報などのトランスポート・ストリーム(TS)のディジタル信号を復調処理部3に出力する。復調処理部3は、チューナ2から出力されたディジタル信号を分岐して択一的に選択するゲートG1およびゲートG2、ゲートG2によって選択されたディジタル信号を周波数に応じて3つのディジタル信号に分離するバンドパスフィルタであるBPF2a、BPF3b、およびBPF3c、ゲートG1から出力されるディジタル信号を復調する復調部3d、BPF2a、BPF3b、およびBPF3cからそれぞれ出力されるディジタル信号を復調する復調部3eで構成されている。復調部3dおよび復調部3eは、復調したディジタル信号を音声・映像分離部4に出力する。音声・映像分離部4は、復調部3dおよび復調部3eのいずれか一方から出力されたディジタル信号を音声信号と映像信号とに分離して、それぞれ音声復号部5および映像復号部6に出力する。音声復号部5は、音声・映像分離部4から出力された音声信号を復号化して、スピーカ(図示せず)に音声を出力する。映像復号部6は、音声・映像分離部4から出力された映像信号を復号化して、ディスプレイ(図示せず)に映像を出力する。
【0020】
制御系において、CPU8は、システムバス7を介して、信号処理系の各部および制御系の各部との間でデータおよびコマンドの授受を行って、この本体装置100全体を制御する。ROM9は、CPU8によって実行される制御プログラム、および初期データをあらかじめ記憶している。RAM10は、CPU8によって処理される各種のデータを一時的に記憶するエリアを有するとともに、制御プログラムの実行に必要な各種のレジスタ、フラグなどのエリアを有する。操作部11は、リモコン200とほぼ同じスイッチ群で構成され、テレビスイッチのオン/オフ、チャンネル変更などの指令を操作に応じてCPU8に入力する。赤外線インタフェース12は、リモコン200から発光された赤外線IRを受光して電気信号に変換し、テレビスイッチのオン/オフ、チャンネル変更などの変調信号を復調して、その指令をCPU8に入力する。カメラ13は、図示しないディスプレイの近傍に設けられたディジタルカメラで構成され、視聴者の画像を撮像する。なお、この図には示していないが、カメラ13で撮像された画像を保存するハードディスクやメモリカードなどの不揮発性メモリからなるデータベースが本体装置100の内部に設けられている。
【0021】
図4は、リモコン200の構成を示す図である。図4(1)はリモコン200の操作パッドの配置を示している。操作パッドは、電源パッド201のほかに、チャンネル番号のパッド、チャンネルのアップ/ダウン用のパッド、音量調整用のパッド、その他必要なパッドで構成されている。また、電源パッド201の近傍には可視光を発光するLED(発光ダイオード)202が設けられている。LED202の機能については後述する。図4(2)に示すように、視聴者は最初に電源パッド201を押下することにより、本体装置100の電源をオンにして、チャンネル選択や音量調整などの必要なスイッチ操作を行う。また、本体装置100の電源をオフにする場合にも、電源パッド201を押下する。
【0022】
図5は、リモコン200内部の一部の構成を示している。図5において、電源パッド201は、赤外線を透過し可視光を遮光する部材、例えば、黒色のアクリルで構成されているとともに、その上面を含む一部が凹レンズ201aで構成され、約45度に傾斜した側面の内側が赤外線を反射する鏡面になっている。
図5(1)は、本体装置100のディスプレイにテレビ放送の画像が表示されている場合において、チャンネル選択や音量調整などの必要なスイッチ操作を行う場合の状態を示している。LED203は、チャンネル選択や音量調整などの指令に応じてパルス変調された赤外線IRを発光して、ハーフミラー204を通過させる。この状態においては、電源パッド201は押下されていないので、赤外線IRは電源パッド201の下部と、電源パッド201の下側に設けられているスイッチ205の先端との間の光路を通って、本体装置100の赤外線I/Fに受光される。
【0023】
図5(2)は、本体装置100の電源をオンにするために、視聴者が最初に電源パッド201を押下して、スイッチ205をオンにした状態を示している。この状態においては、LED203から発光される赤外線IRの光路が電源パッド201によって遮られる。この場合には、LED203からスイッチ205のオンによって無変調の赤外線IRが発光される。その赤外線IRは、電源パッド201の鏡面201bによって光路が上向きに直角に変更され、凹レンズ201aによって発散されて、電源パッド201の上面に密着している指に照射されて反射される。反射された赤外線は、凹レンズ201aによって収束されて、鏡面201bによって光路が横向きに直角に変更され、電源パッド201から出射してハーフミラー204によって光路が下向きに直角に変更され、CCD206に入射される。CCD206は、入射された赤外線によって結像した光をスイッチ205のオンに応じて撮像する。したがって、CCD206によって指の指紋の画像が撮像される。
【0024】
図6は、リモコン200の内部構成を示すブロック図である。CPU21は、内部に制御プログラムを格納したROM、レジスタ、フラグなどを有するワークエリアとしてのRAMなどを有するワンチップのマイコンで構成されている。また、CPU21は、システムバス22を介して、赤外線IRを発光する赤外線LED203、指紋画像を撮像するCCD206、電源パッド201やチャンネルスイッチなどの操作部23、フラッシュROMなどの不揮発性のIDメモリ24、電源パッド201の近傍に設けられた可視光を発光するLED202に接続されている。なお、操作部23には、図5に示したスイッチ205も含まれている。
【0025】
次に、このリモコン200の動作について、図7および図8に示すCPU21のフローチャートに基づいて説明する。図7はメインルーチンのフローチャートであり、RAMをクリアするなどの所定のイニシャライズ(ステップSR1)の後、電源パッド201が押下されてスイッチ205がオンにされたか否かを判別する(ステップSR2)。スイッチ205がオンにされたときは、オンフラグONFが0であるか否かを判別する(ステップSR3)。ONFが0である場合には、ONFを1にセットして(ステップSR4)、指の指紋を撮像する処理を行う(ステップSR5)。すなわち、スイッチ205がオンになったときは、図5(2)に示したように、赤外線LED203から無変調の赤外線IRを発光して、CCD206によって指の指紋を撮像する。次に、撮像した指紋データとIDメモリに保存されている指紋データとを照合し(ステップSR6)、撮像した指紋データが未登録であるか否かを判別する(ステップSR7)。未登録である場合には登録処理を行う(ステップSR8)。
【0026】
図8は、登録処理のフローチャートである。まず、操作部のLED202を点滅して(ステップSR21)、ユーザに番号入力を促し、チャンネルスイッチによる番号が入力されたか否かを判別する(ステップSR22)。図9は、IDメモリ24における登録エリアであり、番号によってユーザを特定する。次に、一定時間が経過したか否かを判別し(ステップSR23)、一定時間が経過しても番号入力がない場合にはメインルーチンに戻るが、番号入力があったときは、RAMに一時的にストアした指紋データと入力番号とをリンクしてIDメモリ24に登録する(ステップSR24)。また、登録エリアにおいて番号に対応するフラグRFを1にセットする(ステップSR25)。この後、LED202を点灯して図7のメインルーチンに戻る。
【0027】
図7のステップSR7において指紋データが未登録でない場合、又は、ステップSR8で指紋データを登録した後は、本体装置100の電源をオンにするための変調信号であるオンデータを作成する(ステップSR9)。次に、スイッチ205がオフになったか否かを判別する(ステップSR10)。すなわち、図5(2)に示した押下された電源パッド201が解除されて、スイッチ205がオフになったか否かを判別する。スイッチ205がオフになったときは、電源パッド201によって遮られていた赤外線IRの光路が開けるので、本体装置100に対して赤外線IRを発光する(ステップSR11)。この場合には、電源オンの指令および視聴者のIDである番号によって変調された赤外線IRを発光する。
【0028】
この後は、チャンネル変更がされたか否かを判別し(ステップSR12)、チャンネル変更がされたときは、そのチャンネル番号のデータを作成して(ステップSR13)、本体装置100に対してチャンネル変更の赤外線IRを発光する(ステップSR11)。チャンネル変更がされない場合には、音量変更がされたか否かを判別し(ステップSR14)、音量変更がされたときは、音量データを作成して(ステップSR15)、本体装置100に対して音量変更の赤外線IRを発光する(ステップSR11)。チャンネル変更も音量変更もされない場合には、他の処理を行う(ステップSR16)。そして、ステップSR2においてスイッチ205のオンを判別する。
【0029】
スイッチ202がオンされたときに、ステップSR3においてONFが1である
場合には、本体装置100に対する電源オフの指令であるので、ONFを0にリセットし(ステップSR17)、LED202を消灯し(ステップSR18)、オフデータを作成する(ステップSR19)。そして、本体装置100に対して電源オフの赤外線IRを発光する(ステップSR11)。
【0030】
次に、図3に示した本体装置100の動作について、図10ないし図13に示すCPU8のフローチャートに基づいて説明する。
図10および図11は、メインルーチンのフローチャートである。図10において、所定のイニシャライズ(ステップSA1)の後、リモコン200から赤外線を受光したか否かを判別する(ステップSA2)。赤外線を受光したときは、それが電源オンの指令であるか否かを判別する(ステップSA3)。電源オンの指令である場合には、視聴者の番号であるIDを受信したか否かを判別する(ステップSA4)。IDを受信したときは、そのIDをRAM10にストアして、フラグIDFを1にセットする(ステップSA5)。IDFをセットした後、又は、IDを受信しない場合には、チューナ2その他の信号処理系をオンにする(ステップSA6)。この後、オンフラグONFを1にセットし(ステップSA7)、選択されているチャンネルの放送の受信を開始する(ステップSA8)。そして、受信信号の中のトランスポート・ストリームを検出する(ステップSA9)。
【0031】
放送の受信中において、13セグメントのハイビジョン放送から3セグメントの標準放送への切替がされたか、又は、3セグメントの標準放送から13セグメントのハイビジョン放送への切替がされたかを判別する(ステップSA10)。放送切替がされたときは、その切替の結果、3セグメントの標準放送を受信したか、又は、13セグメントのハイビジョン放送を受信したかを判別する(ステップSA11)。3セグメントの標準放送を受信したときは、図3の復調処理部3におけるゲートG1をオフ、ゲートG2をオンにして(ステップSA12)、3つのBPF3a、3b、3cを介して、受信信号を復調部3eに供給する。一方、13セグメントのハイビジョン放送を受信したときは、ゲートG1をオン、ゲートG2をオフにして(ステップSA13)、受信信号を復調部3dに供給する。
【0032】
ステップSA13において、ゲートG1をオン、ゲートG2をオフにしてハイビジョン放送を復調した後、又は、ステップSA10において放送切替がない場合には、ステップSA2において、リモコン200から赤外線を受光したか否かを判別し、赤外線を受光したときは、それがチャンネル変更の指令であるか否かを判別する(ステップSA14)。チャンネル変更である場合には、チャンネル選択処理を行う(ステップSA15)。受光した赤外線の指令がチャンネル変更でない場合には、音量変更の指令であるか否かを判別する(ステップSA16)。音量変更である場合には、音量調整を行う(ステップSA17)。
【0033】
受光した赤外線の指令がチャンネル変更および音量変更でない場合には、それが電源オフの指令であるか否かを判別する(ステップSA18)。電源オフの指令である場合には、ONFを0にリセットし(ステップSA19)、IDをクリアし(ステップSA20)、IDFを0にリセットして(ステップSA21)、ステップSA2において赤外線の受光を判別する。
ステップSA15においてチャンネル変更を行った後、ステップSA17において音量調整を行った後、又は、ステップSA18において、電源オフでない場合には、ステップSA10において放送切替の有無を判別する。
ステップSA2において、赤外線を受光しない場合には、ONFが1であるか否かを判別する(ステップSA22)。ONFが1である場合には、カメラ処理を行って(ステップSA23)、ステップSA10において放送切替の有無を判別する。
【0034】
ステップSA12において、ゲートG1をオフ、ゲートG2をオンにした後は、図11のフローチャートにおいて、IDFが1であるか否かを判別する(ステップSA24)。IDFが1である場合には、トランスポート・ストリームからPSI(番組特定情報)を取得して(ステップSA25)、さらにPSIの中からVSI(視聴者特定情報)を取得する(ステップSA26)。次に、リモコン200から受信してRAM10にストアしたIDを検索して(ステップSA27)、IDの番号とVSIの番号とが一致するか否かを判別する(ステップSA28)。IDの番号とVSIの番号とが一致したときは、VSIのサブチャンネルを選択する(ステップSA29)。
【0035】
例えば、図2に示したチャンネル5の報道番組のハイビジョン放送が、チャンネル5−1の男性化粧品のコマーシャル放送、チャンネル5−2の女性化粧品のコマーシャル放送、およびチャンネル5−3の風邪薬のコマーシャル放送に切り替えられたときに、RAM10にストアされているIDが2である場合には、VSIが2のチャンネル5−1を自動的に選択して、男性化粧品のコマーシャル放送を放映する。あるいは、RAM10にストアされているIDが1である場合には、VSIが1のチャンネル5−2を自動的に選択して、女性化粧品のコマーシャル放送を放映する。
【0036】
図11のステップSA24においてIDFが0である場合、すなわち、RAM10にIDがストアされていない場合、又はステップSA28においてIDの番号とVSIの番号とが一致しない場合には、任意のサブチャンネルを選択する(ステップSA30)。
ステップSA29又はステップSA30においてサブチャンネルを選択した後は、図10のステップSA2においてリモコン200からの赤外線の受光を判別する。
【0037】
図12および図13は、図10におけるステップSA23のカメラ処理のフローチャートである。図12において、まず、IDFが0であるか否かを判別する(ステップSB1)。IDFが1の場合、すなわち、RAM10に視聴者のIDの番号がストアされている場合には、図10のメインルーチンに戻る。IDFが0である場合には、RAM10に視聴者のIDの番号がストアされていない状態で本体装置100の電源がオンされた場合である。この場合には、リモコン200を操作している視聴者の画像を撮像する(ステップSB2)。そして、背景画像との分離処理やその他の画像処理を行う(ステップSB3)。
【0038】
次に、撮像した視聴者が複数であるか否かを判別し(ステップSB4)、複数の場合にはRAM10のIDに5(ファミリ)をセットする(ステップSB5)。撮像した視聴者が複数でなく一人である場合には、その視聴者が大人の女性であるか否かを判別し(ステップSB6)、大人の女性である場合にはIDに1をセットする(ステップSB7)。大人の女性でない場合には、その視聴者が大人の男性であるか否かを判別し(ステップSB8)、大人の男性である場合にはIDに2をセットする(ステップSB9)。大人の男性でない場合には、その視聴者が子供の女性であるか否かを判別し(ステップSB10)、子供の女性である場合にはIDに3をセットする(ステップSB11)。子供の女性でない場合には、その視聴者が子供の男性であるか否かを判別し(ステップSB12)、子供の男性である場合にはIDに4をセットする(ステップSB13)。IDにいずれかの値をセットした後は、IDFを1にセットして(ステップSB14)、図10のメインルーチンに戻る。
【0039】
ステップSB12において、撮像した視聴者が子供の男性でない場合、すなわち、撮像して画像処理を行っても視聴者を識別できない場合には、図13のフローチャートにおいて、データベースに保存された過去のIDと撮像した視聴者の画像とをリンクしたデータを検索する(ステップSB15)。データベースの検索によって、ID番号を特定できるか否かを判別する(ステップSB16)。ID番号を特定できる場合には、IDにその番号をセットする(ステップSB17)。そして、IDFを1にセットして(ステップSB18)、図10のメインルーチンに戻る。
【0040】
データベースの検索によってID番号を特定できない場合には、現在選択されているチャンネルのPSIを取得して(ステップSB19)、PSIからVSI(視聴者特定情報)が取得できるか否かを判別する(ステップSB20)。VSIが取得できない場合には、PSIのキーワードを検索する(ステップSB21)。VSIを取得できたとき、又は、キーワードを検索したときは、ID番号を特定する(ステップSB22)。次に、撮像した画像および特定したIDの番号をデータベースに保存する(ステップSB23)。そして、メインルーチンに戻る。
【0041】
PSIにVSIが存在せずキーワードを検索した結果、例えば、キーワードが「料理」、「ダイエット」、「ショッピング」、「化粧品」などの場合には、視聴者を大人の女性と判断して、IDに1をセットし、撮像した画像とともにデータベースに保存する。あるいは、PSIのキーワードが「探検」、「スポーツカー」、「ゴルフ」、「戦争映画」などの場合には、視聴者を大人の男性と判断して、IDに2をセットし、撮像した画像とともにデータベースに保存する。
【0042】
以上のように、この実施形態によれば、リモコン200は、受信する複数のメインチャンネル又はサブチャンネルから1つのメインチャンネル又は1つのサブチャンネルを選択するためのチャンネル選択信号を操作に応じて発生する。本体装置100のCPU8は、リモコン200の操作に応じて現在視聴している視聴者を検出し、リモコン200によって発生されたチャンネル選択信号によるメインチャンネルが、視聴対象者を特定する視聴者特定情報をそれぞれ含む複数のサブチャンネルに切り替えられた場合には、検出した視聴者に合致する視聴者特定情報を含むサブチャンネルを選択する。
したがって、ハイビジョン放送のメインチャンネルから標準放送の複数のサブチャンネルに切り替わったときには、視聴者を検出して、その視聴者がが希望するサブチャンネルを自動的に選択できる。
【0043】
本体装置100のCPU8は、リモコン200によって発生された番号に基づいて現在視聴している視聴者を検出する。この場合において、リモコン200のCPU21は、電源パッド201に接触された指の指紋の画像および入力された番号を視聴者登録情報としてIDメモリ24にあらかじめ登録し、本体装置100に対する電源オン操作の際に、電源パッド201に接触された指の指紋の画像とIDメモリ24に登録されている画像とを照合して、現在視聴している視聴者の番号を発生する。
したがって、簡単な操作によって視聴者を確実に識別することができる。
なお、指の指紋画像の代わりに指の血管のパターンによって視聴者を識別してもよい。あるいは、本体装置100のディスプレイに図9のような登録表を表示して、リモコン200から番号を送信する構成にしてもよい。
また、本体装置100のCPU8は、テレビ放送の電源オン操作の際に視聴者の容姿を撮像するカメラ13によって撮像された画像に基づいて、現在視聴している視聴者を検出する。
【0044】
上記実施形態においては、本体装置100およびリモコン200からなるテレビ受信装置の発明について説明したが、本体装置100やリモコン200に制御プログラムをインストールできる不揮発性メモリを用意して、CD−ROM、DVD、メモリカードなどの外部記録媒体から読み込んだ制御プログラム、又は、インターネットなどのネットワークからダウンロードした制御プログラムをその不揮発性メモリにインストールすることも可能である。この場合には、プログラムの発明を実現する。
【0045】
すなわち、本発明によるテレビ受信装置の制御プログラムは、
受信する複数のメインチャンネル又はサブチャンネルから1つのメインチャンネル又は1つのサブチャンネルを選択するためのチャンネル選択信号を操作に応じて発生する第1のステップと、現在視聴している視聴者を検出する第2のステップと、前記第1のステップによって発生されたチャンネル選択信号によるメインチャンネルが視聴対象者を特定する視聴者特定情報をそれぞれ含む複数のサブチャンネルに切り替えられた場合には、前記第2のステップによって検出された視聴者に合致する視聴者特定情報を含むサブチャンネルを選択する第3のステップと、を実行する。
【0046】
前記第2のステップは、前記第1のステップによって発生された番号に基づいて現在視聴している視聴者を検出する。この場合において、前記第1のステップは、特定の操作子に接触された指の指紋の画像および入力された番号を視聴者登録情報として所定の記憶手段にあらかじめ登録し、テレビ放送の受信開始の操作の際に前記特定の操作子に接触された指の指紋の画像と前記記憶手段に登録されている画像とを照合して現在視聴している視聴者の番号を発生する。
【0047】
前記第2のステップは、テレビ放送の受信開始の際に視聴者の容姿を撮像する撮像手段によって得られた画像に基づいて現在視聴している視聴者を検出する。
【0048】
また、本発明によれば、図1に示したテレビ局500は、新たな放送配信方法として、メインチャンネルによるハイビジョン放送を配信中において、複数のサブチャンネルの標準放送に切り替える場合には、各サブチャンネルの番組特定情報に視聴対象者を特定する視聴者特定情報を付加して配信する。
したがって、限られた放映時間の中で、視聴者の異なる嗜好に合わせて複数種類の番組をサブチャンネルで同時に配信して、多くの視聴者へのサービスを提供するビジネスを展開することができる。
この場合において、複数のサブチャンネルの標準放送を、メインチャンネルによるハイビジョン放送を配信中に随時挿入される広告放送とすることにより、限られた放映時間の中で、より多くの広告放送を配信できるので、広告のスポンサは、実質的に広告料のコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の実施形態のテレビ受信装置を適用したシステムを示す図。
【図2】図1の放送局から配信される地上波ディジタル放送の放送データの一例を示す図。
【図3】図1のテレビ受信装置を構成する本体装置の内部構成を示すブロック図。
【図4】図1のテレビ受信装置を構成するリモコンの構成を示す図。
【図5】リモコン内部の一部の構成を示す図。
【図6】リモコンの内部構成を示すブロック図。
【図7】リモコンのCPUの動作を示すメインルーチンのフローチャート。
【図8】図7における登録処理のフローチャート。
【図9】リモコンのIDメモリに登録される視聴者登録情報を示す図。
【図10】本体装置のCPUの動作を示すメインルーチンのフローチャート。
【図11】図10に続くCPUのメインルーチンのフローチャート。
【図12】図10におけるカメラ処理のフローチャート。
【図13】図12に続くカメラ処理のフローチャート。
【符号の説明】
【0050】
2 チューナ
3 復調処理部
G1,G2 ゲート
3a,3b,3c バンドパスフィルタ
3d,3e 復調部
4 音声・映像分離部
5 音声復号部
6 映像復号部
7 システムバス
8 CPU
9 ROM
10 RAM
11 操作部
12 赤外線インターフェース
13 カメラ
21 CPU
22 システムバス
23 操作部
24 IDメモリ
100 本体装置
200 リモコン
201 電源パッド
202 LED
203 赤外線LED
204 ハーフミラー
205 スイッチ
206 CCD
300 ネットワーク
400 サーバ
500 放送局

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信する複数のメインチャンネル又はサブチャンネルから1つのメインチャンネル又は1つのサブチャンネルを選択するためのチャンネル選択信号を操作に応じて発生する操作手段と、
前記操作手段の操作に応じて現在視聴している視聴者を検出する視聴者検出手段と、
前記操作手段によって発生されたチャンネル選択信号によるメインチャンネルが視聴対象者を特定する視聴者特定情報をそれぞれ含む複数のサブチャンネルに切り替えられた場合には、前記視聴者検出手段によって検出された視聴者に合致する視聴者特定情報を含むサブチャンネルを選択する自動選択手段と、
を備えたテレビ受信装置。
【請求項2】
前記視聴者検出手段は、前記操作手段によって発生された番号に基づいて現在視聴している視聴者を検出することを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信装置。
【請求項3】
前記操作手段は、特定の操作子に接触された指の指紋の画像および入力された番号を視聴者登録情報として所定の記憶手段にあらかじめ登録し、テレビ放送の受信開始の操作の際に前記特定の操作子に接触された指の指紋の画像と前記記憶手段に登録されている画像とを照合して現在視聴している視聴者の番号を発生することを特徴とする請求項2に記載のテレビ受信装置。
【請求項4】
前記視聴者検出手段は、テレビ放送の受信開始の際に視聴者の容姿を撮像する撮像手段によって撮像された画像に基づいて現在視聴している視聴者を検出することを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信装置。
【請求項5】
受信する複数のメインチャンネル又はサブチャンネルから1つのメインチャンネル又は1つのサブチャンネルを選択するためのチャンネル選択信号を操作に応じて発生する第1のステップと、
現在視聴している視聴者を検出する第2のステップと、
前記第1のステップによって発生されたチャンネル選択信号によるメインチャンネルが視聴対象者を特定する視聴者特定情報をそれぞれ含む複数のサブチャンネルに切り替えられた場合には、前記第2のステップによって検出された視聴者に合致する視聴者特定情報を含むサブチャンネルを選択する第3のステップと、
を実行するテレビ受信装置の制御プログラム。
【請求項6】
前記第2のステップは、前記第1のステップによって発生された番号に基づいて現在視聴している視聴者を検出することを特徴とする請求項5に記載のテレビ受信装置の制御プログラム。
【請求項7】
前記第1のステップは、特定の操作子に接触された指の指紋の画像および入力された番号を視聴者登録情報として所定の記憶手段にあらかじめ登録し、テレビ放送の受信開始の操作の際に前記特定の操作子に接触された指の指紋の画像と前記記憶手段に登録されている画像とを照合して現在視聴している視聴者の番号を発生することを特徴とする請求項6に記載のテレビ受信装置の制御プログラム。
【請求項8】
前記第2のステップは、テレビ放送の受信開始の際に視聴者の容姿を撮像する撮像手段によって得られた画像に基づいて現在視聴している視聴者を検出することを特徴とする請求項5に記載のテレビ受信装置の制御プログラム。
【請求項9】
メインチャンネルによるハイビジョン放送を配信中において、複数のサブチャンネルの標準放送に切り替える場合には、各サブチャンネルの番組特定情報に視聴対象者を特定する視聴者特定情報を付加して配信する放送配信方法。
【請求項10】
前記複数のサブチャンネルの標準放送は、メインチャンネルによるハイビジョン放送を配信中に随時挿入される広告放送であることを特徴とする請求項9に記載の放送配信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−186442(P2006−186442A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−375099(P2004−375099)
【出願日】平成16年12月27日(2004.12.27)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】