説明

テレビ受像機、健康管理方法および健康管理プログラム

【課題】簡易な構成で健康状態を判定することができるテレビ受像機、健康管理方法および健康管理プログラムを提供すること。
【解決手段】画像表示手段33と、装置全体を制御する制御手段31とを備えたテレビ受像機2であって、人体の健康状態を測定する健康測定機器5,6,7が接続されるインターフェース32を備え、制御手段31は、健康測定機器5,6,7により人体から測定した測定情報を取得する測定情報取得部316と、放送信号から、測定情報の健康評価を行うための評価基準情報を抽出する基準情報抽出部312と、抽出した評価基準情報に基づいて、測定情報を評価する測定情報評価部316と、測定情報評価部による評価結果を、画像表示手段33に表示させる評価結果表示部316,3142とを備える。これにより、放送信号から取得して評価基準情報に基づいて測定情報を評価して健康管理を行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送信号に含まれる画像信号に応じた画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示部を含む装置全体を制御する制御手段とを備えたテレビ受像機、当該テレビ受像機に接続された健康測定機器から入力される測定情報を管理する健康管理方法、および、健康管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、放送信号から画像信号および音声信号を取得し、当該画像信号に係る画像を形成表示するとともに、当該音声信号に係る音声を出力するテレビ受像機が知られている。このようなテレビ受像機は、現代では、一般家庭に広く普及している。また、近年、従来のアナログ放送に代わるデジタル放送が開始され、家電製品の中でテレビ受像機が、より重要な情報発信源となることが期待されている。
【0003】
ところで、従来、健康管理のために、体重計、血圧計、体脂肪計等の多くの健康測定機器が知られており、このような健康管理機器から得られる測定情報を基に、健康状態を評価する健康情報表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような健康情報表示装置は、使用者の身長、体重、年齢、性別等の個人情報を入力し、当該健康情報表示装置に設けられた電極により生体インピーダンスを測定すると、BMI(肥満度)、体脂肪率および腹部内臓脂肪横断面積を含む健康指標が演算、表示されるように構成されている。これにより、使用者は、肥満に関連する健康状態を簡易に把握することができる。
【0004】
また、健康測定機器をパーソナルコンピュータ(Personal Computer;PC)に接続し、当該健康測定機器から入力する測定情報を、PCで管理する健康管理システムが知られている。この健康管理システムでは、健康測定機器による測定結果である測定情報をPCで管理し、健康状態の推移や傾向を確認することができるように構成されている。また、この健康管理システムでは、PCからインターネットを介してサーバに接続し、当該サーバに測定情報を送信することにより、サーバから当該測定情報に応じたアドバイスを受けることができるように構成されている。このような健康管理システムにより、各健康管理機器で測定したデータの管理を簡易に行うことができる。
【0005】
【特許文献1】特開2003−111734号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の健康情報表示装置では、健康状態を示す健康指標は、当該健康情報表示装置の内部に記憶された計算式によって算出され、当該健康情報表示装置は、外部に接続する手段を有しておらず、計算式が更新されることがない。このため、計算式等を更新する必要に迫られた場合でも、容易に更新することができないという問題がある。
また、特許文献1に記載の健康情報表示装置を、前述の健康管理システムのようにインターネットに接続して、健康指標を算出する計算式を更新することも考えられるが、このような場合、インターネットに接続する装置を健康情報表示装置に設ける必要があり、構成が複雑になるという問題と、健康情報表示装置が設けられる環境に制限が加わるという問題がある。
さらに、インターネットに接続する場合には、当該インターネット接続の設定を行う必要がある。しかしながら、このような設定操作は複雑な操作を要求するため、一般的に設定操作に不慣れとされる使用者に、過度の要求を強いるという問題がある。
このような問題から、構成を簡易とし、操作が簡便な健康管理システムを実現できる機器が要望されていた。
【0007】
本発明の目的は、簡易な構成で健康状態を判定することができるテレビ受像機、健康管理方法、および、健康管理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記した目的を達成するために、本発明のテレビ受像機は、放送信号に含まれる画像信号に応じた画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段を含む装置全体を制御する制御手段とを備えたテレビ受像機であって、人体の健康状態を測定する健康測定機器が接続されるインターフェースを備え、前記制御手段は、前記健康測定機器により人体から測定した測定情報を取得する測定情報取得部と、前記放送信号から、前記測定情報の健康評価を行うための評価基準情報を抽出する基準情報抽出部と、抽出した前記評価基準情報に基づいて、前記測定情報を評価する測定情報評価部と、前記測定情報評価部による評価結果を、前記画像表示手段に表示させる評価結果表示部とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、テレビ受像機が、放送信号から抽出した評価基準情報に基づいて、健康測定機器から取得した測定情報を評価して、画像表示手段に表示することができる。従って、インターネットに接続するような環境をテレビ受像機に設けることなく、最新の評価基準情報に基づいて測定情報を評価することができるとともに、構成を簡略化することができる。
【0010】
すなわち、テレビ受像機の制御手段を構成する測定情報取得部が、テレビ受像機のインターフェースに接続された健康測定機器から、当該健康測定機器の測定結果である測定情報が取得される一方で、基準情報抽出部が、測定情報を評価するための評価基準情報を放送信号から抽出し、測定情報評価部により、当該評価基準情報に基づいて、取得した測定情報を評価する。そして、評価結果表示部は、測定情報評価部による評価結果を、テレビ受像機の画像表示手段に表示する。
これによれば、放送信号を受信してテレビ画像を表示するテレビ受像機において、健康管理を行うことができるとともに、テレビ受像機が、当該放送信号に含まれる評価基準情報を抽出して、健康測定機器から取得した測定情報を評価するので、健康評価を実施する際に、最新の評価基準情報をインターネットに接続して取得したり、インターネット上のサーバ等に評価を依頼したりするような環境および処理を不要とすることができる。また、テレビ受像機は、当該テレビ受像機に接続された健康測定機器から、当該健康測定機器により測定した測定結果である測定情報を取得するので、使用者自身が測定情報をテレビ受像機に入力する等の手間を省くことができる。
従って、構成が簡易で、操作が簡便な健康管理を行うことができるテレビ受像機を提供することができる。
【0011】
本発明では、前記測定情報および前記評価基準情報を記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記測定情報を前記記憶手段に記憶させる測定情報記憶部と、前記評価基準情報を前記記憶手段に記憶させる基準情報記憶部とを備えることが好ましい。
本発明によれば、制御手段の測定情報記憶部が、前述の測定情報取得部により健康測定機器から取得した測定情報を記憶手段に記憶するので、取得した測定情報を蓄積することができ、前述の測定情報評価部により、過去の測定情報とあわせて測定情報の評価を行うことができる。従って、より信頼性の高い評価を得ることができる。また、測定情報の取得と評価とを別の時間で行うことができる。さらに、基準情報記憶部により、抽出した評価基準情報を記憶手段に記憶するので、放送信号から評価基準情報が抽出できない場合であっても、前述の測定情報評価部が、記憶手段に記憶された評価基準情報から測定情報の評価を行うことができる。
従って、使用者の所望の時間に、健康状態の評価を受けることができる。
【0012】
本発明では、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された測定情報を集計する測定情報集計部と、前記測定情報集計部による集計結果を、前記画像表示手段に表示させる集計結果表示部とを備えることが好ましい。
本発明によれば、制御手段の測定情報集計部が、記憶手段に記憶された測定情報を集計し、当該集計結果を、測定情報表示ステップが画像表示手段に表示させるので、過去の測定情報に基づく健康状態の推移や傾向を把握することができる。従って、健康状態の多様な評価を行うことができる。
【0013】
本発明では、前記評価基準情報が含まれる放送信号は、デジタル放送信号であることが好ましい。
本発明によれば、デジタル放送信号から評価基準情報を取得することにより、アナログ放送信号に比べ、多量の情報を取得することが可能となる。従って、評価基準情報として多くの情報を取得することができ、一層多様な健康評価を行うことができる。
【0014】
また、本発明の健康管理方法は、放送信号に含まれる画像信号に応じた画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段を含む装置全体を制御する制御手段と、人体の健康状態を測定する健康測定機器が接続可能なインターフェースとを備えたテレビ受像機に用いられ、前記健康測定機器から入力される測定情報を管理する健康管理方法であって、前記制御手段に、前記健康測定機器により人体から測定した測定情報を、前記インターフェースを介して、前記健康測定機器から取得する測定情報取得ステップと、前記放送信号から、前記測定情報の健康評価を行うための評価基準情報を抽出する基準情報抽出ステップと、抽出した前記評価基準情報に基づいて、前記測定情報を評価する測定情報評価ステップと、前記測定情報評価ステップによる評価結果を、前記画像表示手段に表示させる評価結果表示ステップとを実行させることを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、前述のテレビ受像機と同様の効果を奏することができる。
すなわち、本発明の健康管理方法が実行されると、測定情報取得ステップにより、テレビ受像機に接続された健康測定機器から、当該健康測定機器の測定結果である測定情報が取得され、基準情報抽出ステップにより、評価基準情報が放送信号から抽出される。また、測定情報評価ステップにより、評価基準情報に基づいて測定情報の評価が行われ、当該評価結果は、評価結果表示ステップにより、画像表示手段に表示される。
これによれば、テレビ受像機で健康測定機器の測定情報に基づく健康管理を行うことができる。また、評価基準情報を放送信号から取得して測定情報を評価するので、評価基準情報の取得に際して、インターネット等に接続する必要性を無くすことができる。また、測定情報は、テレビ受像機が接続された健康測定機器から取得するので、使用者が測定情報をテレビ受像機に入力する等の手間を省くことができる。従って、構成を簡素化することができ、健康管理を実行する際の操作を簡略化することができる。
【0016】
また、本発明の健康管理プログラムは、放送信号に含まれる画像信号に応じた画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段を含む装置全体を制御する制御手段と、人体の健康状態を測定する健康測定機器が接続可能なインターフェースとを備えたテレビ受像機に用いられ、前記健康測定機器から入力される測定情報を管理するために、前記制御手段上で実行可能な健康管理プログラムであって、前記制御手段に、前記健康測定機器により人体から測定した測定情報を、前記インターフェースを介して、前記健康測定機器から取得する測定情報取得ステップと、前記放送信号から、前記測定情報の健康評価を行うための評価基準情報を抽出する基準情報抽出ステップと、抽出した前記評価基準情報に基づいて、前記測定情報を評価する測定情報評価ステップと、前記測定情報評価ステップによる評価結果を、前記画像表示手段に表示させる評価結果表示ステップとを実行させることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、前述の健康管理方法と同様の効果を奏することができる。
すなわち、本発明の健康管理プログラムを制御手段上で実行することにより、当該制御手段は、測定情報取得ステップで、健康測定機器から測定情報を取得し、基準情報抽出ステップで、放送信号から評価基準情報を取得し、当該評価基準情報に基づいて、測定情報評価ステップで、測定情報を評価する。また、この評価結果を、評価結果表示ステップで画像表示手段に表示する。
これによれば、テレビ受像機に健康測定機器を接続し、健康管理プログラムを実行することで、当該健康測定機器の測定情報、および、放送信号から抽出した評価基準情報に基づく健康状態の評価を得ることができる。従って、健康管理を簡便にテレビ受像機で行うことができる。
また、評価基準情報は放送信号から取得するので、インターネット接続機器等の設置および設定を不要とすることができるので、健康状態の評価を行うことのできるテレビ受像機の構成を簡素化することができる。
さらに、このような健康管理プログラムをテレビ受像機に搭載し、当該健康管理プログラムを実行させるようにすることにより、任意のテレビ受像機での健康管理を可能とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)テレビ受像システム1の構成
図1は、本発明のテレビ受像機を含むテレビ受像システムの構成を示す模式図である。
本実施形態のテレビ受像システム1は、テレビ受像機2と、当該テレビ受像機に接続される健康測定機器としての体重計5、血圧計6および骨密度計7と、プリンタ8とを備えて構成されている。
テレビ受像機2は、受像機本体3と、リモートコントローラ(以下、リモコンと略す場合がある)4とから構成されている。
このうち、受像機本体3は、放送信号に含まれる画像情報および音声情報を抽出して、当該画像情報に応じた画像を形成・表示するとともに、当該音声情報に応じた音声を出力する。また、この受像機本体3は、同じく放送信号に含まれ、後述する健康測定機器5,6,7から入力する測定情報の評価基準となる評価基準情報を抽出して取得する。なお、受像機本体3の構成は、後に詳述する。
【0019】
リモコン4は、複数のキーを備え、ユーザによりキーが入力されると、当該入力キーに応じた制御信号を赤外線により受像機本体3に送信する。このようなキーとして、チャンネルを切り替えるための数字が表記されたチャンネルキー、入力ソースを切り替える入力切替キー、音量を上下させる音量調節キー等が設けられている。また、後述する測定情報取得処理SAおよび測定情報表示処理SEを、受像機本体3に実行させる健康管理キーや、表示される画面の項目を選択する上下キー、選択した項目を確定する確定キー、選択状態を取り消す取消キーおよび画面を印刷する印刷キー等を備えている。
なお、リモコン4は赤外線によって操作信号を出力するとしたが、電波によって送信するように構成してもよい。
【0020】
健康測定機器5,6,7は、それぞれ使用者の健康状態を測定して、測定結果としての測定情報を受像機本体3に出力する。このような健康測定機器として、本実施形態では、体重および体脂肪率を測定する体重計5と、血圧を測定する血圧計6と、骨密度を測定する骨密度計7が用いられている。
このうち、体重計5は、体重を測定するとともに、入力された身長データから体脂肪率を算出する。血圧計6は、最高血圧と最低血圧を測定する。骨密度計7は、手首等の骨にX線を照射して、その組織吸収率により骨密度を測定する。なお、骨密度の計測方法については、様々な検査方法があるので、適宜変更してよい。
これら体重計5、血圧計6および骨密度計7は、それぞれUSB(Universal Serial Bus)端子を備えており、当該USB端子により、受像機本体3に設けられた後述するインターフェース基板32の外部インターフェース322,323,324に接続される。また、体重計5、血圧計6および骨密度計7は、受像機本体3からの測定情報要求信号に応じて、それぞれの測定情報を受像機本体3に出力するように構成されている。
また、プリンタ8は、受像機本体3の外部インターフェース325に接続され、受像機本体3の制御下で、当該受像機本体3から入力する印刷情報に基づく画像を印刷する。
【0021】
(2)受像機本体3の内部構成
図2は、受像機本体3の内部構成を示すブロック図である。
受像機本体3は、前述のように、放送信号に含まれる画像情報および音声情報を取得して、当該画像情報に応じた画像を形成・表示するとともに、当該音声情報に応じた音声を出力する。また、DVD(Digital Versatile Disc)プレイヤ等の再生装置が接続された場合には、受像機本体3は、当該再生装置から入力する画像情報および音声情報に応じた画像および音声を表示、出力する。
この受像機本体3は、図2に示すように、制御基板31と、インターフェース基板32と、画像表示部33と、スピーカ34と、フラッシュメモリ35とを備えて構成されている。
【0022】
このうち、インターフェース基板32は、制御基板31と、外部機器としての健康測定機器5,6,7およびプリンタ8とを接続するものであり、入出力する制御信号およびデータの信号変換等を行う。このインターフェース基板32は、リモコンインターフェース321と、4つの外部インターフェース(IF)322,323,324,325とを備えている。
リモコンインターフェース321は、前述のリモコン4から出力された赤外線信号としての制御信号を受信し、当該制御信号を制御基板31で処理できる形式に変換して、後述する制御基板31のシステムコントローラ319に出力する。
外部インターフェース322〜325は、USB端子を備えて構成され、入出力情報の変換等を行っている。これら外部インターフェース322〜325のうち、外部インターフェース322には体重計5が、外部インターフェース323には血圧計6が、外部インターフェース324には骨密度計7が、そして、外部インターフェース325にはプリンタ8が接続されている。
【0023】
画像表示部33は、後述する制御基板31の画像情報処理系314から出力される画像信号に応じた画像を形成、表示するものであり、本実施形態では、液晶パネルおよび液晶パネル駆動回路を備えて構成されている。すなわち、本実施形態の受像機本体3は、液晶テレビとして構成されている。
スピーカ34は、後述する制御基板31の音声信号処理回路313と接続され、当該音声信号処理回路313から出力される音声信号に応じた音声を出力する。
フラッシュメモリ35は、本発明の記憶手段に相当し、後述する制御基板31のシステムコントローラ319と電気的に接続され、後述する測定情報取得処理SAおよび測定情報表示処理SEに係る測定情報、評価基準情報および個人情報が記憶される。
【0024】
制御基板31は、本発明の制御手段に相当し、受像機本体3の装置全体を制御する回路基板として構成されている。
この制御基板31は、チューナ311、デマルチプレクサ312、音声信号処理回路313、画像情報処理系314、基準情報処理回路315、CPU(Central Processing Unit)316、ROM(Read Only Memory)317、RAM(Random Access Memory)318、および、システムコントローラ319を備えて構成され、これらがバスBを介して互いに接続されている。
【0025】
チューナ311は、アンテナから入力する放送信号から、使用者が選択したチャンネルに応じた周波数の放送信号を選択して受信し、一定周波数の信号に変換してデマルチプレクサ312に出力する。
デマルチプレクサ312は、本発明の基準情報抽出部に相当し、チューナ311により変換された信号から、音声情報、画像情報および評価基準情報を分離、抽出する。これらのうち、抽出した音声情報は、音声信号処理回路313に出力され、抽出された画像情報は画像情報処理系314に出力され、評価基準情報は、基準情報処理回路315に出力される。
音声信号処理回路313は、デマルチプレクサ312で抽出された音声情報、および、外部機器から入力する音声情報を処理して当該音声情報に基づく音声信号を生成し、当該音声信号をスピーカ34に出力する。そして、このスピーカ34は、当該音声信号に応じた音声を出力する。
【0026】
画像情報処理系314は、デマルチプレクサ312で抽出された画像情報、および、外部機器から入力する画像情報を処理して当該画像情報に基づく画像信号を生成し、当該画像信号を画像表示部33に出力する。この画像情報処理系314は、映像信号処理回路3141、描画処理回路3142、フレームメモリ3143および画像出力回路3144とを備えている。
【0027】
映像信号処理回路3141は、デマルチプレクサ312で分離、抽出された画像情報、および、外部機器から入力する画像情報を処理して、再生可能な1フレームごとの画像信号にデコードする。
描画処理回路3142は、本発明の評価結果表示部および集計結果表示部を構成し、スケーラおよびOSD処理回路を備えて構成されている。このうち、スケーラは、画像表示部33の解像度に合うように、表示画像のスケールを調整する。また、OSD処理回路は、後述するCPU316の制御下でROM317およびRAM318を参照して、これらに記憶された各種情報に基づくOSDメニュー画面、後述するユーザ選択画面91、項目選択画面92,92A、集計結果画面93および評価結果画面94を生成する。
フレームメモリ3143は、描画処理回路3142および画像出力回路3144に接続され、画像表示部33で表示される画像の1フレームに相当する情報を描画処理回路3142から受け取って記憶し、画像出力回路3144に出力する。
画像出力回路3144は、フレームメモリ3143に書き込まれた表示画像の情報を読み取って、表示画像信号として画像表示部33に出力する。
【0028】
基準情報処理回路315は、本発明の基準情報記憶部に相当し、デマルチプレクサ312で抽出された評価基準情報を処理して、フラッシュメモリ35に記憶させる。具体的に、基準情報処理回路315は、抽出された評価基準情報を、項目ごとに分類してフラッシュメモリ35に記憶させる。
この評価基準情報は、例えば、年齢別の体重、体脂肪率および骨密度(BMD)の平均値、BMI(肥満度)の基準値、最高血圧および最低血圧による血圧の分類等が挙げられる。
このような評価基準情報は、本実施形態では、放送信号に含まれて搬送され、受像機本体3が、受信した放送信号から評価基準情報を抽出して取得することにより、後述する健康管理を行うことができるように構成されている。
【0029】
ROM317は、後述するCPU316で実行されるプログラムや、当該プログラムの実行時に利用される各種データを記憶している。具体的に、ROM317には、プログラムとして、受像機本体3を制御するための制御プログラム、および、後述する健康管理処理(測定情報取得処理SAおよび測定情報表示処理SE)を実行するための健康管理プログラム等が記憶され、また、データとして、画像表示部33に表示されるOSD(On Screen Display)メニューのテンプレート画像等が記憶されている。
RAM318は、ROM317に記憶されたプログラムや各種データを、当該プログラムやデータがCPU316で利用される際に、一時的に記憶する。
【0030】
システムコントローラ319は、CPU316の機能を補助するものであり、主に制御基板31に対するデータ入出力を制御する。このシステムコントローラ319には、フラッシュメモリ35およびインターフェース基板32が接続されており、フラッシュメモリ35に記録された情報の読込み、および、当該フラッシュメモリ35への情報の書込みを制御するとともに、インターフェース基板32に対するデータの入出力制御を行う。
また、このシステムコントローラ319は、インターフェース基板32の外部インターフェース325に接続されたプリンタ8に対して印刷用の画像情報および制御信号を出力して、当該画像情報に基づく画像の印刷をプリンタ8に実行させる。
【0031】
図3は、CPU316の機能分類を示すブロック図である。
CPU316は、制御基板31全体の駆動を制御するものであり、ROM317から制御プログラムを読み込んで実行し、各構成部品に制御信号を出力する。また、CPU316は、必要に応じてROM317から健康管理プログラムを読み込んで実行する。
このCPU316は、機能的に、測定情報取得部3161と、測定情報記憶部3162と、測定情報評価部3163と、評価結果表示指示部3164と、測定情報集計部3165と、集計結果表示指示部3166とを備えている。
【0032】
測定情報取得部3161は、後述するインターフェース基板32に接続された体重計5、血圧計6および骨密度計7から、それぞれの測定情報を取得する。具体的には、インターフェース基板32の外部インターフェース322,323,324のいずれかに、体重計5、血圧計6および骨密度計7等の健康測定機器が接続されると、システムコントローラ319が当該健康測定機器の接続を検知して、測定情報取得部3161に信号を出力する。そして、当該信号が入力した測定情報取得部3161は、接続された健康測定機器に対して測定情報の要求信号を出力して、当該健康測定機器から測定情報を取得する。取得された測定情報は、測定情報取得部3161により、RAM318に一時的に記憶させる。
【0033】
測定情報記憶部3162は、測定情報取得部3161で取得した測定情報を、測定者(ユーザ)および測定日ごとに区分して、フラッシュメモリ35に記憶させる。具体的に、測定情報記憶部3162は、フラッシュメモリ35のルートディレクトリにユーザ名のフォルダを作成し、当該フォルダ名に対応するユーザの測定情報を格納する。そして、測定情報記憶部3162は、取得した測定情報を、測定日および測定項目ごとに区分してフラッシュメモリ35に記憶させる。
【0034】
測定情報評価部3163は、前述の基準情報処理回路315により取得され、フラッシュメモリ35に記憶された評価基準情報と、測定情報記憶部3162によりフラッシュメモリ35に記憶された測定情報とを比較して、当該測定情報に係る測定者(ユーザ)の健康状態をA〜Eの5段階で評価する。このような5段階評価においては、Aが最も良く、Eが最も悪いとしている。
具体的に、測定情報評価部3163は、体重計5から得られる測定情報としての体重データおよび身長データから、肥満度を算出し、当該MBIを、評価基準情報から得られる肥満度分布と比較する。例えば、身長データが171cmであり、体重データが66kgである場合には、肥満度は22.6と算出され、この肥満度の値を肥満度分布と比較すると、18.5以上25未満となるため、「A(正常)」と評価される。
同様に、体重計5から得られる測定情報としての体脂肪率、年齢および性別と、評価基準情報から得られる体脂肪率適性範囲とを比較して、当該体脂肪率が適性範囲か否かを評価する。例えば、年齢が30歳以上の男性であり、体脂肪率が20%の場合、評価基準情報から得られた適性範囲(17〜24%)と比較して、当該測定情報の測定者は、「A(正常)」と評価される。
【0035】
また、測定情報評価部3163は、血圧計6から得られる測定情報としての最高血圧および最低血圧と、評価基準情報から得られる血圧分類とを評価する。例えば、最高血圧が142であり、最低血圧が95である場合には、当該測定情報の測定者(ユーザ)は、「B)(高血圧(軽症))」と評価される。
さらに、測定情報評価部3163は、骨密度計7から得られる測定情報としての骨密度および年齢と、評価基準情報から得られる年齢別の平均値とを比較して評価する。例えば、骨密度が0.4(g/m)であり、年齢が30歳である場合、30歳の平均骨密度は、0.5(g/m)であるので、「B(平均以下(軽症))」と評価される。
このような測定情報の評価を行った測定情報評価部3163は、当該評価結果をRAM318に記憶させるとともに、評価結果表示指示部3164に、評価が終了した旨の制御信号を出力する。
【0036】
評価結果表示指示部3164は、描画処理回路3142とともに本発明の評価結果表示部を構成し、測定情報評価部3163による評価結果を示す画像を、描画処理回路3142に形成させ、当該画像を画像表示部33に表示させる。
具体的に、評価結果表示指示部3164は、測定情報評価部3163による測定情報の評価が終了した旨の制御信号が入力すると、描画処理回路3142に、評価結果画像の形成信号を出力する。この形成信号が入力した描画処理回路3142は、ROM317に記憶されたテンプレート画像を参照し、また、RAM318に記憶された評価結果を参照して、評価結果画像を形成、表示する。
【0037】
測定情報集計部3165は、測定情報記憶部3162によってユーザごとにフラッシュメモリ35に蓄積された測定情報を集計してグラフ化する。
例えば、ユーザ名、測定日および体重データから、ユーザの日ごとの体重の推移をグラフ化したデータを生成する。同様に、測定者、測定日および血圧データから血圧の推移をグラフ化し、また、測定者、測定日および骨密度から骨密度の推移をグラフ化した集計結果情報を生成する。さらに、日ごとではなく、ある特定の日付(例えば、各月の1日)に測定した測定情報に基づいて、月単位でグラフ化した集計結果情報の生成も可能であり、また、月単位で平均値を算出して、これらの平均値をグラフ化した集計結果情報の生成も可能とされている。
このような測定情報の集計を行った測定情報集計部3165は、生成した集計結果情報をRAM318に記憶させるとともに、集計結果表示指示部3166に、集計が終了した旨の制御信号を出力する。
【0038】
集計結果表示指示部3166は、描画処理回路3142とともに本発明の集計結果表示部を構成し、測定情報集計部3165で生成された集計結果情報に基づく集計結果画像93を、画像表示部33に表示させる。具体的に、集計結果表示指示部3166は、集計が終了した旨を示す制御信号が測定情報集計部3165から入力すると、ROM317に記憶されたテンプレート画像を参照し、また、RAM318に記憶された集計結果情報を参照して、集計結果画像93を形成、表示する。
【0039】
(3)測定情報取得処理SA
図4および図5は、受像機本体3による測定情報取得処理SA、および、健康測定機器による測定情報出力処理SBの処理フローを示す図である。なお、図4および図5では、測定情報の取得元の健康測定機器として、体重計5を挙げて説明している。
次に、受像機本体3による健康測定機器からの測定情報の取得処理SA、および、当該健康測定機器による測定情報の出力処理SBについて説明する。なお、以下の説明では、測定情報の取得元として体重計5を例示するが、他の健康測定機器、例えば、血圧計6および骨密度計7の場合も同様である。
【0040】
受像機本体3が健康測定機器から測定情報を取得する場合においては、受像機本体3と健康測定機器とを物理的に接続した後、それぞれの通信接続を確立する必要がある。
このため、受像機本体3の制御基板31を構成するシステムコントローラ319は、健康測定機器が接続されることを待機しつつ(処理SA11)、当該健康測定機器の接続が検出されたか否かの判定を行っている(処理SA12)。
ここで、システムコントローラ319が、接続を検出していない場合は、処理SA11に戻り、健康測定機器の接続待機を継続する。
一方、健康測定機器としての体重計5が、受像機本体3のインターフェース基板32を構成する外部インターフェース322に接続され(処理SB11)、当該接続を、システムコントローラ319が検出した場合には、接続が検出された体重計5に対して、通信接続を確立するための応答を要求する応答要求信号を出力し(処理SA13)、体重計5からの応答信号の入力を待機する(処理SA14)。
【0041】
体重計5は、処理SB11にて、外部インターフェース322に接続された後、受像機本体3からの応答要求信号の入力を待機し(処理SB12)、当該応答要求信号が入力したか否かを判定している(処理SB13)。
ここで、応答要求信号が入力しない場合には、体重計5は、再び処理SB12に戻り、応答要求信号の入力待機を継続する。
一方、応答要求信号が入力した場合には、体重計5は、受像機本体3に対して応答要求信号に対する応答信号を出力し(処理SB14)、受像機本体3との通信接続を確立する(処理SB15)。この際、体重計5は、応答信号とともに機種情報を受像機本体3に出力する。
【0042】
処理SA14により、応答信号の入力待機状態にあった受像機本体3のシステムコントローラ319は、当該応答信号が入力したか否かの判定を行う(処理SA15)。
ここで、応答信号の入力を検出しなかった場合には、再び処理SA14に戻り、当該応答信号の入力待機を継続する。
一方、応答信号の入力を検出した場合には、システムコントローラ319は、体重計5との通信接続を確立する(処理SA16)。
【0043】
互いの通信接続が確立した受像機本体3と体重計5のうち、受像機本体3は、図5に示すように、体重計5から応答信号とともに入力する機種情報を処理して、外部インターフェース322に接続された機器の機種を確定する(処理SA17)。これにより、受像機本体3は、体重計5が接続されたことを検出することができる。
この後、受像機本体3のシステムコントローラ319は、CPU316に対して、体重計5との通信接続が確立したことを示す制御信号を出力し、当該制御信号が入力したCPU316の測定情報取得部3161は、システムコントローラ319を介して、測定情報を要求する測定情報要求信号を、体重計5に応じた形式で、当該体重計5に出力する(処理SA18)。また、この際、測定情報取得部3161は、当該要求信号を出力してからの時間の計測を開始し、体重計5から測定情報が入力するのを待機する(処理SA19)。
【0044】
一方、体重計5は、処理SB15による通信接続の確立の後、図5に示すように、体重および体脂肪率等の健康情報の測定を人体に対して行う(処理SB16)。なお、この処理SB16による測定の開始は、処理SB15による接続の確立がなされる前に行うようにしてもよい。
この後、体重計5は、受像機本体3からの測定情報要求信号の入力を待機し(処理SB17)、当該要求信号が入力したか否かの判定を行う(処理SB18)。なお、処理SB16による健康情報の測定中に、測定情報要求信号が入力した場合には、当該要求信号が入力したことを記憶しておき、測定終了後に、処理SB18による判定を行う。
【0045】
ここで、測定情報要求信号の入力を検出しなかった場合には、体重計5は、処理SB17に戻り、当該要求信号の入力待機を継続する。
一方、測定情報要求信号の入力を検出した場合には、体重計5は、処理SB16による測定の結果である測定情報を受像機本体3に出力し(処理SB19)、受像機本体3からの完了信号の入力を待機するとともに、測定情報の出力終了時からの経過時間を計測する(処理SB20)。
【0046】
処理SA19により、体重計5からの測定情報の入力待機状態にあった受像機本体3は、当該測定情報が入力したか否かを判定する(処理SA20)。
ここで、測定情報の入力を検出しなかった場合、CPU316は、測定情報要求信号を出力してからの経過時間を判定し(処理SA21)、所定時間が経過する前であれば、処理SA19に戻って測定情報の入力待機状態を継続し、所定時間が経過した後であれば、通信接続に異常が発生したとみなして通信接続を切断し(処理SA24)、測定情報取得処理SAを終了する。なお、このような時間は適宜設定してよい。
【0047】
一方、測定情報の入力を検出した場合、CPU316の測定情報記憶部3162は、システムコントローラ319を介して、入力した測定情報を測定者(ユーザ)ごとにフラッシュメモリ35に記憶する(処理SA22)。ここで、測定者に関する情報は、測定情報を取得する際に、体重計5から取得する構成としてもよく、また、フラッシュメモリ35に記憶する際に、画像情報処理系314によりOSDメニューを表示させ、当該OSDメニュー上で使用者が入力または選択することによって取得する構成としてもよい。
この処理SA22による測定情報の記憶の後、受像機本体3の測定情報記憶部3162は、測定情報の受信および記憶が完了した旨を示す完了信号を体重計5に出力し(処理SA23)、確立していた体重計5との通信接続を切断する(処理SA24)。これにより、受像機本体3による測定情報取得処理SAが完了する。
【0048】
一方、処理SB20により完了信号の入力待機状態にある体重計5は、当該完了信号が入力したか否かを判定する(処理SB21)。
ここで、完了信号の入力を検出しない場合には、体重計5は、測定情報出力終了時からの経過時間が所定時間以上か否かを判定し(処理SB22)、所定時間以下であれば、処理SB20に戻って完了信号の入力待機を継続し、所定時間以上であれば、受像機本体3との通信接続にエラーが発生した旨を通知する(処理SB23)。例えば、このようなエラー通知は、警告音を鳴らすことによって行ってもよく、また、体重計5に文字表示可能な表示部が設けられている場合には、当該表示部にエラー内容を表示することによって、使用者に通知するようにしてもよい。この処理SB23の後、体重計5は、確立していた受像機本体3との通信接続を切断し(処理SB24)、体重計5による測定情報出力処理SBを終了する。
また、完了信号入力を検出した場合には、体重計5は、受像機本体3との通信接続を切断し(処理SB24)、体重計5による測定情報出力処理SBを完了する。
【0049】
以上説明した受像機本体3による測定情報取得処理SAは、放送信号に基づくテレビ画像の表示中に行うようにしてもよい。すなわち、受像機本体3の視聴者が、測定情報の取得を認識しないで済むように、画像表示部33には処理経過が表示されないようにしてもよい。また逆に、測定者を入力または選択させるメニュー画像や、処理経過を表示する経過表示画像を、テレビ画像に重ね合わせて表示したり、あるいは、テレビ画像を縮小して余白に表示させたりするようにしてもよい。
【0050】
(4)測定情報表示処理SE
図6および図7は、受像機本体3による測定情報表示処理SEの処理フローを示す図である。
次に、測定情報表示処理SEについて説明する。この測定情報表示処理SEでは、測定情報取得処理SAにより取得されフラッシュメモリ35に蓄積したユーザごとの測定情報と、デマルチプレクサ312および基準情報処理回路315により放送信号から取得されフラッシュメモリ35に記憶された評価基準情報とに基づいて、当該測定情報の集計または総合評価を行い、集計結果または評価結果を画像表示部33に表示する処理である。
【0051】
この測定情報表示処理SEは、使用者がリモコン4に設けられた健康管理キーを入力し(処理SC1)、当該入力操作に応じてリモコン4が測定情報表示処理信号を出力し(処理SD1)、当該信号を受像機本体3が受信した後に開始される。
すなわち、受像機本体3のシステムコントローラ319は、リモコン4からの制御信号の入力待機状態にあり(処理SE11)、入力した制御信号の種別を判定する(処理SE12)。
ここで、リモコン4から、インターフェース基板32のリモコンインターフェース321を介してシステムコントローラ319に入力した制御信号が、測定情報表示処理信号ではない場合には、当該制御信号に応じた処理をシステムコントローラ319またはCPU316が実行した後、再び処理SE11に戻って、信号入力待機状態を継続する。
【0052】
一方、入力した制御信号が、測定情報表示処理信号である場合には、CPU316は、フラッシュメモリ35を参照して、フラッシュメモリ35に記憶されている測定情報のユーザ名を取得し、RAM318に一時的に記憶する(処理SE13)。ここで、フラッシュメモリ35には、ユーザごとにフォルダが形成されているので、ユーザ名を取得する際には、CPU316は、フラッシュメモリ35のルートディレクトリに位置するフォルダ名を取得する。
【0053】
図8は、ユーザ選択画面を示す図である。
この処理SE13の後、CPU319は、画像情報処理系314の描画処理回路3142にユーザ選択画面生成信号を出力し、当該信号が入力して描画処理回路3142は、ROM317に記憶されたテンプレート画面、および、RAM318に記憶されたユーザ名情報等から、図8に示すようなユーザ選択画面91を形成、表示する(処理SE14)。
このユーザ選択画面91は、テレビ画像表示領域911と、ユーザ選択領域912と、操作説明表示領域913とから構成されている。
【0054】
このうち、テレビ画像表示領域911は、放送信号に含まれる画像情報に応じた画像が表示される領域であり、画像表示部33の全面に表示される場合に比べ、縮小されている。
ユーザ選択領域912は、処理SE14で取得したユーザ名が表示される。このユーザ選択領域912では、リモコン4に設けられた上下キーおよび確定キーの入力操作により、ユーザの選択および確定を実行できるように表示されている。なお、図8において示したユーザ選択画面では、ユーザ名「△△△△」が選択されている。
操作説明表示領域913は、ユーザ選択画面91におけるリモコン4の操作を簡単に説明する領域であり、どのキーを入力した場合に、どのような処理が実行されるかが説明されている。
【0055】
この処理SE14によるユーザ選択画面表示の後、受像機本体3のシステムコントローラ319は、ユーザ選択を確定する確定キーに応じた確定信号の入力を待機し(処理SE15)、当該確定信号が入力したか否かを判定する(処理SE16)。
ここで、確定信号の入力を検出しなかった場合には、受像機本体3のシステムコントローラ319は、処理SE15に戻り、確定信号の入力待機を続行する。なお、リモコン4の上下キーの入力に対応する信号が入力した場合は、ユーザ選択領域912においてユーザが選択されていることを示す選択枠を移動させ、キャンセルキーの入力に応じた信号が入力した場合には、測定情報表示処理SEを終了させる。
【0056】
一方、使用者によりリモコン4の確定キーが入力され(処理SC2)、リモコン4が当該確定キーの入力に応じた確定信号を出力し(処理SD2)、受像機本体3のシステムコントローラ319が当該確定信号を検出すると、当該システムコントローラ319からの制御信号が入力したCPU316は、ユーザ選択領域912の選択枠の位置から選択ユーザを取得する(処理SE17)。
そして、CPU316は、フラッシュメモリ35を参照して、当該フラッシュメモリ35に記憶されている選択ユーザの測定情報の項目を取得し、RAM318に一時的に記憶する(処理SE18)。
【0057】
図9は、測定情報の項目選択画面92を示す図である。
処理SE18の後、CPU316は、画像情報処理系314の描画処理回路3142に対して、項目選択画面92を表示させる項目選択画面表示信号を出力し、当該信号が入力した描画処理回路3142は、ROM317およびRAM318を参照して、図9に示すような測定情報の項目を選択させる項目選択画面92を形成し、画像表示部33に表示させる(処理SE19)。
【0058】
この項目選択画面92は、前述のテレビ画像表示領域911および操作説明表示領域913と、ユーザ名表示領域921と、項目選択領域922とから構成されている。
このうち、ユーザ名表示領域921は、選択されたユーザ名が表示される。
また、項目選択領域922は、ユーザ選択画面91で選択されたユーザに係る測定情報の項目、および、総合評価を行う「総合評価」が表示される。この項目選択領域922は、リモコン4の上下キーの入力により、選択枠が移動するように処理され、また、確定キーの入力により、選択枠によって囲まれた項目が選択されるように処理される。また、キャンセルキーが入力されると、前述のユーザ選択画面91に戻るように処理される。
【0059】
この処理SE19による項目選択画面92の表示の後、受像機本体3のシステムコントローラ319は、図7に示すように、項目選択を確定する確定キーに応じた確定信号の入力を待機し(処理SE20)、当該確定信号が入力したか否かを判定する(処理SE21)。
ここで、確定信号の入力を検出しなかった場合には、処理SE20に戻って、確定キーの入力を待機する。また、キャンセルキー以外の他のキーが入力された場合には、当該キーの入力に応じた処理を実行し、確定キーの入力待機状態を継続する。
一方、使用者により確定キーが入力され(処理SC3)、当該確定キーの入力に応じた確定信号がリモコン4から出力され(処理SD3)、システムコントローラ319が当該確定信号の入力を検出すると、CPU316は、項目選択画面92の項目選択領域922に表示された選択枠の位置から、選択項目名を取得する(処理SE22)。
【0060】
この処理SE22の後、CPU316は、選択された項目が「総合評価」であるか否かの判定を行う(処理SE23)。
ここで、「総合評価」でないと判定した場合、CPU316の測定情報集計部3165は、選択された項目の集計処理を行う(処理SE24)。
具体的には、測定情報集計部3165は、システムコントローラ319を介してフラッシュメモリ35を参照して、選択された項目の所定期間の測定情報を取得し、当該期間の測定情報をグラフ化する。このグラフ化された集計結果は、RAM318に一時的に記憶される。
なお、この処理SE24では、測定情報集計部3165は、使用者が設定した集計方法にて集計を行うことができる。例えば、使用者が、集計する日数の調整や月単位の集計への切替を行った場合には、測定情報集計部3165は、当該設定に応じて測定情報を集計する。
【0061】
図10は、集計結果画面93を示す図である。なお、図10においては、血圧に関する測定情報に基づく集計結果画面93を示しているが、他の項目の集計結果画面も同様の構成とされている。
処理SE24の後、CPU316の集計結果表示指示部3166は、画像情報処理系314の描画処理回路3142に集計結果画面93を表示させる制御信号を出力し、当該制御信号が入力した描画処理回路3142は、ROM317およびRAM318に記憶された集計結果を参照して、図10に示すような集計結果画面93を形成し、画像表示部33に表示させる(処理SE25)。この集計結果画面93は、集計結果表示領域931と、ユーザ/項目名表示領域932と、項目選択領域933と、操作説明表示領域934とから構成されている。
【0062】
集計結果表示領域931は、前述の処理SE24で生成した集計結果としてのグラフを表示する。なお、図10では、ユーザ「△△△△」の過去10日間の最高血圧および最低血圧の推移を集計結果として表示している。
ユーザ/項目名表示領域932は、ユーザ選択画面91で選択されたユーザ名、および、項目選択画面92で選択された項目名が表示される。
項目選択領域933は、項目選択画面92での項目選択領域922と同様に、選択可能な測定情報の項目名および「総合評価」の項目名が表示されている。なお、集計結果表示領域931にて表示している項目は、項目選択領域933にて表示される項目からは除かれている。
操作説明表示領域934は、集計結果画面93におけるリモコン4の操作を説明する領域であり、操作説明表示領域913にて表示された項目の他に、プリンタ8が接続された場合に、印刷が可能となる表示がされている。
【0063】
このような処理SE24,SE25により、フラッシュメモリ35に蓄積された測定情報の集計結果を得ることができるので、過去の測定情報に基づく健康状態の推移および傾向を容易に把握することができる。
【0064】
図11は、項目選択画面92Aを示す図である。この図11に示す項目選択画面92Aは、前述の項目選択画面92における項目選択領域923にて「総合評価」を選択している状態と略同じである。
一方、図11に示す項目選択画面92Aで「総合評価」が選択・確定され、処理SE23における選択項目の判定により、CPU316が、選択された項目が「総合評価」であると判定した場合には、当該CPU316の測定情報評価部3163は、ユーザ選択画面91で選択されたユーザの測定情報を、放送信号から取得した評価基準情報と比較して、健康状態の総合評価を行う(処理SE26)。
【0065】
図12は、総合評価処理SE26の処理フローを示す図である。
総合評価処理SE26では、図12に示すように、測定情報評価部3163は、まず、フラッシュメモリ35に蓄積された選択ユーザの最新の測定情報を取得する(処理SE261)。この取得された測定情報は、RAM318に一時的に記憶される。
この処理SE261の後、CPU316は、デマルチプレクサ312に制御信号を出力し、当該デマルチプレクサ312からの応答信号から、測定情報を評価するための評価基準情報が放送信号から取得できるか否かを判定する(処理SE262)。
【0066】
ここで、CPU316が、評価基準情報を放送信号から取得可能であると判定した場合には、デマルチプレクサ312および基準情報処理回路315に制御信号を出力して、当該デマルチプレクサ312および基準情報処理回路315により、放送信号から評価基準情報を取得する(処理SE263)。この処理SE263は、本発明の基準情報抽出ステップに相当する。
具体的に、本実施形態では、評価基準情報は、EPG(Electronic Program Guide)情報に含まれる形式で搬送される。このため、デマルチプレクサ312は、放送信号からEPG情報を分離して、当該EPG情報を基準情報処理回路315に出力する。そして、この基準情報処理回路315は、入力したEPG情報から、評価基準情報を分離して取得する。
【0067】
このような評価基準情報としては、前述のように、例えば、年齢別の体重、体脂肪率および骨密度(BMD)の平均値、BMI(肥満度)の基準値、最高血圧および最低血圧による血圧の分類等が挙げられる。
なお、基準情報処理回路315は、取得した評価基準情報をフラッシュメモリ35およびRAM318に、項目ごとに分類して記憶する(処理SE264)。これにより、評価基準情報が取得できない場合でも、フラッシュメモリ35に記憶した評価基準情報に基づいて測定情報の評価を行うことができるので、使用者の所望の時間に総合評価を行うことができる。
【0068】
ここで、このような評価基準情報が含まれる放送信号としては、デジタル放送信号であることが望ましい。
すなわち、デジタル放送信号には、多くの情報を搬送して送信することが可能であり、これにより、受信側である受像機本体3は、多くの情報を取得することが可能となる。従って、より多岐に渡る評価基準情報を取得することができ、これにより多様な面からの健康評価を行うことができる。
【0069】
このように、評価基準情報を放送信号から取得することにより、最新の評価基準情報を取得することを容易に行うことができる。
すなわち、評価基準情報は、年単位あるいは月単位で更新されることが一般的であり、受像機本体3のフラッシュメモリ35に記憶された評価基準情報の更新を行うことができない場合には、古い評価基準情報で測定情報を評価することとなり、評価結果の信頼性が低下する。一方、本実施形態では、放送信号から評価基準情報を取得することとなるので、更新された評価基準情報を含んだ放送信号が受信可能であれば、当該更新された評価基準情報を取得することが可能であるので、最新の評価基準情報に基づく測定情報の評価を行うことができる。従って、評価結果の信頼性を向上することができる。
【0070】
また、このような評価基準情報を取得する際に、インターネットに接続する必要がないので、構成を簡易にでき、また、確実に評価基準情報を取得することができる。
すなわち、インターネットに接続する場合、接続機器が必要になるため受像機本体3の構成が複雑になるが、本実施形態では放送信号から評価基準情報を取得するので、このような接続機器が不要となる。このため、受像機本体3の構成を簡略化することができる。
また、インターネット等に接続して、評価基準情報を配信するサーバ等にアクセスする場合には、当該サーバを探索したり、評価基準情報を取得したりする際に、接続が切断される可能性がある。このような場合、安定して評価基準情報を取得することができないが、本実施形態の受像機本体3では、放送信号の受信が可能であれば、評価基準情報を取得することができる。従って、確実に評価基準情報の取得を行うことができる。
さらに、インターネットに接続するためには、使用者によって複雑な設定を行う必要があるが、本実施形態では、このような設定を必要とせずに、評価基準情報を取得することが可能である。従って、評価基準情報の取得を簡易に行うことができる。
【0071】
一方、図12に示すように、処理SE262において、CPU316が、評価基準情報を放送信号から取得できないと判定した場合には、当該CPU316は、フラッシュメモリ35に過去に記憶した評価基準情報を取得して、RAM318に一時的に記憶させる(処理SE265)。
【0072】
処理SE263または処理SE265により評価基準情報を取得した後、CPU316の測定情報評価部3163は、RAM318に記憶させた測定情報を、同じくRAM318に記憶させた評価基準情報と比較して、それぞれの項目ごとに測定情報の評価を行う(処理SE266)。
例えば、測定情報評価部3163は、前述のように、肥満度を算出し、当該肥満度を評価基準情報から得られる肥満度分布と比較して、A〜Eの5段階評価を行う。また、測定情報評価部3163は、測定情報のうちの最高血圧および最低血圧を、評価基準情報から得られる血圧分類と比較して、同様に、A〜Eの5段階評価を行う。
このような項目ごとの評価結果から、総合的なA〜Eの5段階評価を行い(処理SE267)、項目別の評価結果および総合評価結果を、フラッシュメモリ35およびRAM318に記憶させる(処理SE268)。なお、この処理SE266およびSE267が、本発明の測定情報評価ステップに相当する。
以上により、総合評価処理SE26(SE261〜SE268)を終了する。
【0073】
図13は、評価結果画面94を示す図である。
総合評価処理SE26の後、CPU316の評価結果表示指示部3164は、図7に示すように、RAM318に記憶された項目別の評価結果および総合評価結果を参照し、また、ROM317に記憶されたテンプレート画面を参照して、評価結果画面94を表示する(処理SE27)。なお、この処理SE27が、本発明の評価結果表示ステップに相当する。
この評価結果画面94は、図13に示すように、集計結果画面93と同様に、ユーザ/項目名表示領域932、項目選択領域933および操作説明表示領域934を備え、また、集計結果表示領域931の代わりに評価結果表示領域941を備えて構成されている。
【0074】
評価結果表示領域941は、測定情報評価部3163による評価結果が表示される。具体的に、評価結果表示領域941には、測定情報評価部3163による総合評価と、当該総合評価の基礎となる選択ユーザの測定情報、および、当該測定情報の評価基準となる評価基準情報と、測定情報に付随する性別等の個人情報とが表示される。
このような評価結果画面94を画像表示部33に表示することにより、選択ユーザの健康状態の総合評価を容易に確認することができる。
【0075】
以上のような処理SE25による集計結果画面93の表示、および、処理SE27による評価結果画面94の表示の後、システムコントローラ319は、印刷信号が入力したかを判定する(処理SE28)。
ここで、印刷信号の入力を検出しなかった場合、または、印刷信号の入力を検出してもプリンタ8が接続されていない場合は、測定情報表示処理SEを終了する。
一方、プリンタ8が接続されている場合において、使用者によりリモコン4の印刷キーが入力され(処理SC4)、当該印刷キーの入力に応じてリモコン4が印刷信号を出力し(処理SD4)、システムコントローラ319がインターフェース基板32を介して入力する印刷信号を検出した場合は、画像表示部33に表示されている集計結果画面93または評価結果画面94を印刷する(処理SE29)。なお、この印刷については、集計結果画面93においては、集計結果表示領域931のみを、また、評価結果画面94においては、評価結果表示領域941のみを印刷するようにしてもよい。
このような印刷処理SE29の終了とともに、測定情報表示処理SEを終了する。
【0076】
以上説明した本実施形態のテレビ受像機2を含むテレビ受像システムによれば、以下の効果を奏することができる。
すなわち、テレビ受像機2の受像機本体3では、CPU316の測定情報取得部3161が、測定情報取得処理SAにて健康測定機器(体重計5、血圧計6および骨密度計7)から測定情報を取得する。また、デマルチプレクサ312および基準情報処理回路315が、測定情報表示処理SEの処理SE263で、放送信号から評価基準情報を抽出および取得する。さらに、測定情報評価部3163が、処理SE266,SE267で、評価基準情報に基づく測定情報の総合評価を行う。これによれば、最新の評価基準情報の取得を簡易な構成で行うことができ、これに伴い、最新の評価基準情報で測定情報を評価することができるので、評価結果の信頼性を向上することができる。
また、測定情報評価部3163による評価結果は、評価結果表示指示部3164および画像情報処理系314により、処理SE27で画像表示部33に表示される。これにより、評価結果を容易に確認して健康管理を簡易に行うことができる。
さらに、受像機本体3は、当該受像機本体3に接続された健康測定機器から測定情報を取得するので、使用者により測定情報を入力する等の手間を省くことができる。
従って、簡易な構成および操作で、信頼性の高い健康状態の評価結果を得ることができる。
【0077】
(5)実施形態の変形
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【0078】
前記実施形態では、健康測定機器として、体重計5、血圧計6および骨密度計7を例示したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、他の健康測定機器を採用してもよい。すなわち、ユーザの健康状態を何らかの形式で測定する機器であれば、他の機器でもよい。例えば、体温計でもよい。また、血液検査等を行うことのできる検査機器を採用してもよい。
【0079】
前記実施形態では、記憶手段としてフラッシュメモリ35を採用したが、本発明はこれに限らず、測定情報および評価基準情報等を記憶可能であれば、他の構成でもよい。例えば、ハードディスク装置や光学ディスクの再生/記録装置でもよい。
【0080】
前記実施形態では、受像機本体3と健康測定機器(体重計5、血圧計6および骨密度計7)とは、それぞれUSB端子を備え、当該USB端子により互いに接続するとしたが、本発明はこのような接続形式に限定されるものではない。例えば、IEEE1394端子によって接続する形式としてもよく、また、無線によって通信接続する形式としてもよい。
【0081】
前記実施形態では、各健康測定機器5,6,7は、受像機本体3と接続が確立した後に測定を行うとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、受像機本体3が各健康測定機器5,6,7から測定情報を取得可能に構成されていれば、受像機本体3および健康測定機器5,6,7の構成は、前記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、各健康測定機器5,6,7は、測定情報を記憶可能に構成され、当該健康測定機器と受像機本体3との接続が確立された後、当該受像機本体3からの要求に応じて、記憶していた測定情報を受像機本体3に出力する構成としてもよい。このような場合、各健康測定機器5,6,7における測定と、受像機本体3への測定情報の出力とを分けて行うことができるので、使用者の所望の時間に測定および測定情報の出力を行うことができる。
【0082】
前記実施形態では、テレビ受像機2は、画像表示部33が液晶パネルを備える液晶テレビとして構成されるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、放送信号を受信して、当該放送信号に含まれる画像情報に応じた画像を表示するテレビ受像機であれば、他の構成でもよい。例えば、プラズマディスプレイテレビ、プロジェクションテレビおよびCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイテレビ等を挙げることができる。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明は、放送信号を受信して、当該放送信号に含まれる画像情報に応じた画像を表示するテレビ受像機に好適に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明の一実施形態に係るテレビ受像システムの構成を示す模式図。
【図2】前記実施形態における受像機本体の内部構成を示すブロック図。
【図3】前記実施形態におけるCPUの機能分類を示すブロック図。
【図4】前記実施形態における測定情報取得処理および測定情報出力処理の処理フローを示す図。
【図5】前記実施形態における測定情報取得処理および測定情報出力処理の処理フローを示す図。
【図6】前記実施形態における測定情報表示処理の処理フローを示す図。
【図7】前記実施形態における測定情報表示処理の処理フローを示す図。
【図8】前記実施形態におけるユーザ選択画面を示す図。
【図9】前記実施形態における項目選択画面を示す図。
【図10】前記実施形態における集計結果画面を示す図。
【図11】前記実施形態における項目選択画面を示す図。
【図12】前記実施形態における総合評価処理の処理フローを示す図。
【図13】前記実施形態における評価結果画面を示す図。
【符号の説明】
【0085】
2…テレビ受像機、31…制御基板(制御手段)、32…インターフェース基板(インターフェース)、33…画像表示部(画像表示手段)、35…フラッシュメモリ(記憶手段)、312…デマルチプレクサ(基準情報抽出部)、315…基準情報処理回路(基準情報記憶部)、3142…描画処理回路(評価結果表示部、集計結果表示部)、3161…測定情報取得部、3162…測定情報記憶部、3163…測定情報評価部、3165…測定情報集計部、3166…集計結果表示指示部(集計結果表示部)、SA…測定情報取得処理(測定情報取得ステップ)、SE263…処理(基準情報抽出ステップ)、SE266,SE267…処理(測定情報評価ステップ)、SE27…処理(評価結果表示ステップ)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送信号に含まれる画像信号に応じた画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段を含む装置全体を制御する制御手段とを備えたテレビ受像機であって、
人体の健康状態を測定する健康測定機器が接続されるインターフェースを備え、
前記制御手段は、
前記健康測定機器により人体から測定した測定情報を取得する測定情報取得部と、
前記放送信号から、前記測定情報の健康評価を行うための評価基準情報を抽出する基準情報抽出部と、
抽出した前記評価基準情報に基づいて、前記測定情報を評価する測定情報評価部と、
前記測定情報評価部による評価結果を、前記画像表示手段に表示させる評価結果表示部とを備えることを特徴とするテレビ受像機。
【請求項2】
請求項1に記載のテレビ受像機において、
前記測定情報および前記評価基準情報を記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、
前記測定情報を前記記憶手段に記憶させる測定情報記憶部と、
前記評価基準情報を前記記憶手段に記憶させる基準情報記憶部とを備えることを特徴とするテレビ受像機。
【請求項3】
請求項2に記載のテレビ受像機において、
前記制御手段は、
前記記憶手段に記憶された測定情報を集計する測定情報集計部と、
前記測定情報集計部による集計結果を、前記画像表示手段に表示させる集計結果表示部とを備えることを特徴とするテレビ受像機。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載のテレビ受像機において、
前記評価基準情報が含まれる放送信号は、デジタル放送信号であることを特徴とするテレビ受像機。
【請求項5】
放送信号に含まれる画像信号に応じた画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段を含む装置全体を制御する制御手段と、人体の健康状態を測定する健康測定機器が接続可能なインターフェースとを備えたテレビ受像機に用いられ、前記健康測定機器から入力される測定情報を管理する健康管理方法であって、
前記制御手段に、
前記健康測定機器により人体から測定した測定情報を、前記インターフェースを介して、前記健康測定機器から取得する測定情報取得ステップと、
前記放送信号から、前記測定情報の健康評価を行うための評価基準情報を抽出する基準情報抽出ステップと、
抽出した前記評価基準情報に基づいて、前記測定情報を評価する測定情報評価ステップと、
前記測定情報評価ステップによる評価結果を、前記画像表示手段に表示させる評価結果表示ステップとを実行させることを特徴とする健康管理方法。
【請求項6】
放送信号に含まれる画像信号に応じた画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段を含む装置全体を制御する制御手段と、人体の健康状態を測定する健康測定機器が接続可能なインターフェースとを備えたテレビ受像機に用いられ、前記健康測定機器から入力される測定情報を管理するために、前記制御手段上で実行可能な健康管理プログラムであって、
前記制御手段に、
前記健康測定機器により人体から測定した測定情報を、前記インターフェースを介して、前記健康測定機器から取得する測定情報取得ステップと、
前記放送信号から、前記測定情報の健康評価を行うための評価基準情報を抽出する基準情報抽出ステップと、
抽出した前記評価基準情報に基づいて、前記測定情報を評価する測定情報評価ステップと、
前記測定情報評価ステップによる評価結果を、前記画像表示手段に表示させる評価結果表示ステップとを実行させることを特徴とする健康管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−246230(P2006−246230A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−61262(P2005−61262)
【出願日】平成17年3月4日(2005.3.4)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】