説明

ディジタル情報記録再生装置、ディジタル情報記録再生方法

【課題】
ディジタル放送受信機とディジタルVTRとを接続する場合、ディジタルインターフェ
ースを介して番組等の圧縮映像、音声信号のやり取りを行う。この際、ディジタルバスイ
ンターフェース上において、その番組の盗聴、改ざんを防止し、著作権を保護する必要が
ある。
【解決手段】
入力されるディジタル信号は、暗号回路303および切り換えスイッチ305に供給さ
れる。入力端子302には、入力端子301から入力されるディジタル信号のコピー制限
情報が入力される。コピー制限情報判別回路304は、入力端子302から入力されるコ
ピー制限情報に基づいて判別処理を行い、暗号回路303を動作させるとともに、切り換
えスイッチ305を切り換える。すなわち、入力されるディジタル信号は、コピー制限情
報により、暗号化されて出力されるので、盗聴、改ざんを防止することができ、番組の著
作権を保護することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報家電機器やコンピュータとの間でディジタル伝送されるディジタル情報
の著作権を保護する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ディジタル技術を用いた映像、音声等のデータ圧縮の研究が進み、これらデータ
の蓄積、伝送が容易にできるようになった。これに伴い、放送の分野においてもディジタ
ル化が急速に進められている。
【0003】
例えば、アナログ映像、音声信号をMPEG(Moving Picture Experts Group)規格を
用いて高能率にディジタル圧縮符号化し、衛星や同軸ケーブルを通して放送するシステム
が知られている。このディジタル放送を受信するための装置として、セットトップボック
スと呼ばれるディジタル放送受信機がある。
【0004】
また、家庭用の映像、音声信号記録再生機器としては、磁気テープを用い、ディジタル
TV放送などのディジタル圧縮符号化された映像及び音声信号をディジタル信号のまま記
録し再生できるディジタルVTRの開発が進められている。
【0005】
このディジタル放送受信機とディジタルVTRは、ディジタルインターフェースで接続
され、受信したディジタル放送を高品質で保存可能となる。
【0006】
複数の情報が多重されて伝送されてくるディジタル信号を受信して所望の番組を選択す
る技術が、特開平8−56350に述べられている。また、回転磁気ヘッドを用いたディ
ジタルVTRについては、例えば、特開平5−174496号に記載されている。
【0007】
さらに、ディジタル放送受信機とディジタルVTRをディジタルインターフェースで接
続したディジタル放送記録システムについて、アイイーイーイー トランザクションス
オン コンシューマー エレクトロニクス、第42巻3号、1996年8月、617〜6
22頁(IEEE Transactions on Consumer Electronics,Vol. 42, No.3, August 1996,p61
7〜622 「Newly Developed D-VHS Digital Tape Recording System for the Multimedia
Era」)に詳しく述べらている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平8−56350号公報
【特許文献2】開平5−174496号公報
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】アイイーイーイー トランザクションス オン コンシューマー エレクトロニクス、第42巻3号、1996年8月、617〜622頁(IEEE Transactions on Consumer Electronics,Vol. 42, No.3, August 1996,p617〜622 「Newly Developed D-VHS Digital Tape Recording System for the Multimedia Era」)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ディジタル放送をディジタルインターフェースを介してディジタルVTR等で記録再生
する際には、そのディジタルインターフェース上での、情報の盗聴、改ざん等を防衛する
必要がある。
【0011】
本発明の目的は、ディジタルインターフェース上のディジタルコンテンツの著作権を保
護することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を達成するため、
ディジタル情報と、
そのディジタル情報の複製の禁止、一回のみ可、無制限に可を示す、コピー制限情報と
を入力し、
前記ディジタル情報を暗号化して出力する暗号変換手段と、
コピー制限情報判別手段と、
前記コピー制限情報判別手段の出力により、前記暗号変換手段の出力か、前記ディジタ
ル情報かを選択して切り換える出力切り換え手段とを備え、
前記コピー制限情報判別手段により、前記コピー制限情報が、複製の禁止もしくは一回
のみ可を示すと判別された場合は、前記出力切り換え手段を、前記暗号変換手段の出力を
出力するように選択せしめ、
前記コピー制限情報判別手段により、前記コピー制限情報が、複製可を示すと判別され
た場合は、前記出力切り換え手段を、前記ディジタル情報を出力するように選択せしめる

【発明の効果】
【0013】
以上、説明したように、ディジタルバスインターフェース上に伝送されるディジタルコ
ンテンツの著作権を保護することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明による第1の実施例のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明による暗号回路の一実施例のブロック構成を示す図である。
【図3】本発明による第2の実施例のブロック構成を示す図である。
【図4】本発明による第3の実施例のブロック構成を示す図である。
【図5】パケットの多重方式およびパケットの構造を示す図である。
【図6】本発明による暗号/復号回路の一実施例のブロック構成を示す図である。
【図7】本発明によるディジタルインターフェース回路の一実施例のブロック構成を示す図である。
【図8】本発明によるパケット列のタイミングを示す図である。
【図9】本発明によるパケット列のタイミングを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0016】
図1は、本発明の第1の実施例のブロック構成を示す図である。
【0017】
同図中、301はディジタル信号入力端子、302はコピー制限情報入力端子、303
は暗号回路、304はコピー制限情報判別回路、305は切り換えスイッチ、306はコ
ピー制限情報付加回路、307は出力端子である。
【0018】
入力端子301から入力されるディジタル信号は、暗号回路303および切り換えスイ
ッチ305に供給される。入力端子302には、入力端子301から入力されるディジタ
ル信号のコピー制限情報が入力される。このコピー制限情報としては、例えば、2ビット
のディジタルデータで“11”でコピー禁止、“10”で一回のみコピー可、“00”で
無制限にコピー可というような情報である。
【0019】
コピー制限情報判別回路304は、入力端子302から入力されるコピー制限情報に基
づいて判別処理を行い、コピー制限情報が“11”“10”の場合、すなわち、コピー禁
止、もしくは1回のみコピー可の場合に、暗号回路303を動作させるとともに、切り換
えスイッチ305をCr側に切り換える。また、コピー制限情報が“00”の場合、すな
わち、無制限にコピー可の場合には、暗号回路303を停止させるとともに、切り換えス
イッチ305をTh側に切り換える。
【0020】
暗号回路303は、あらかじめ定められた暗号鍵により、入力されるディジタル信号を
暗号化して出力する。ここでは、伝送中にビット誤り等のエラーが発生しても、そのエラ
ーが後続のデータに影響を与えない、すなわちエラー伝播がないように、複数ビットで構
成されるブロックを単位として暗号処理を簡単な回路構成で実現できるブロック暗号を用
いる。
【0021】
図2に、この暗号回路303の実施例を示す。同図中、3031、3035はブロック
処理部、3032、3033、3034は暗号処理部、Xa、Xbは入力ブロックデータ
の上位および下位ビット、Ya、Ybは暗号化されたデータ、Kは、暗号化鍵である。同
図に示すように、入力データXは、ブロック処理部3031において、複数ビットからな
るブロックに変換される。例えば64ビットを1ブロックとしそのブロックの上位32ビ
ットXaと下位32ビットXbを出力する。そのXa、Xbは、暗号処理部3032にお
いて、排他的論理和(311)、ビットシフトおよび加算演算(312、313、315
:A<<<pは、Aをpビット左方向に循環ビットシフトすることを表す)、加算演算(
314、316)を行い、その結果を後続の暗号処理部3033、3034、さらに図示
しない暗号処理部に入力して、複数段繰り返し演算を行うことにより暗号化されたデータ
Ya、Ybを得る。
【0022】
そして、ブロック処理部3035により、ブロックの列をもとのビット列に変換し暗号
化データYとして出力する。また、図示しないが、外部からの信号により、加算演算等の
処理の基準となるクロック信号の供給の停止、あるいは、演算結果を保持するためのレジ
スタの入力データをラッチするか保持するかを選択する、いわゆるイネーブル信号を保持
側にすることにより、上記演算処理が停止され、消費電力を低減できる。
【0023】
図1において、コピー制限情報付加回路306は、入力端子302から入力されたコピ
ー制限情報を出力データに付加するものである。付加の方法としては、例えば、出力デー
タの先頭にヘッダとして、コピー制限情報を格納することで実現できる。これらの処理の
後、出力端子307から出力データが出力される。
【0024】
以上の動作により、著作権を保護しなければならないディジタル信号には、暗号処理を
施して出力するので、暗号を解く復号処理をしない限り、盗聴、改ざん等の行為から著作
物を守ることができる。なお、コピー制限情報が無制限にコピー可を示す場合は、暗号処
理が施されないので、自由にその著作物を利用することができる。
【0025】
なお、本実施例では、ディジタル信号に暗号、復号の処理を施すかどうかの切り換えを
暗号/復号回路303の外部で行っているが、暗号/復号回路303の内部で同様の処理
を行ってもよい。
【0026】
図3は、本発明の第2の実施例のブロック構成を示す図であり、図1に示した第1の実
施例の受信側に相当する。
【0027】
同図中、401はディジタル信号入力端子、402は、コピー制限情報分離判別回路、
403は復号回路、404は、切り換えスイッチ、405は出力端子である。
【0028】
入力端子401から入力されるディジタル信号は、コピー制限情報分離判別回路402
において、第1の実施例で付加されたコピー制限情報を分離し、残りのディジタル信号を
出力するとともに、分離したコピー制限情報に基づいて判別処理を行い、コピー制限情報
が“11”“10”の場合、すなわち、コピー禁止、もしくは1回のみコピー可の場合に
、復号回路403を動作させるとともに、切り換えスイッチ404をCr側に切り換える
。また、コピー制限情報が“00”の場合、すなわち、無制限にコピー可の場合には、復
号回路403を停止させるとともに、切り換えスイッチ404をTh側に切り換える。
【0029】
復号回路403は、あらかじめ定められた第1の実施例で用いられた暗号処理時の暗号
鍵と同一の復号鍵により、入力されるディジタル信号を復号化して出力する。復号方式と
しては、例えば、ビット循環演算、ビット置換演算等を第1の実施例に対応して逆の処理
で繰り返し行うアルゴリズムが用いられる。
【0030】
以上の動作により、著作権を保護しなければならないディジタル信号には、復号処理を
施して出力し、コピー制限情報がコピー可を示す場合は、復号処理が施されないでそのま
ま出力される。
【0031】
以上、第1および第2の実施例で示したように、例えば、第1の実施例と第2の実施例
をディジタルバスで接続した場合、そのバス上では、著作権を保護しなければならない著
作物に関しては、暗号化されて伝送されるので、盗聴、改ざん当の行為からその著作物の
著作権を保護することができる。
【0032】
図4は、本発明の第3の実施例のブロック構成を示す図である。本実施例で扱うディジ
タル信号として、国際標準である、MPEG2方式を用いた例を示す。
【0033】
同図中、100は記録再生装置、200はディジタル放送受信装置、101はディジタ
ル放送信号等の入出力端子、102はディジタルインターフェース回路、103は暗号/
復号回路、1041は記録再生信号処理回路、1042は記録アンプ、1043は再生ア
ンプ、1051は回転ドラム、1052は磁気ヘッド、106は磁気テープ、107はサ
ーボ回路、108はコントローラである。また、201は、ディジタル放送波を入力する
入力端子、2021はチューナ、2022は復調および誤り訂正回路、2023は選択回
路、2024はMPEGデコーダ、203は、映像・音声出力端子、204はコントロー
ラ、205は暗号/復号回路、206は、ディジタルインターフェース回路、207はデ
ィジタル放送信号等の入出力端子である。
【0034】
放送局より放送されたディジタル放送波は、入力端子201からディジタル放送受信装
置200に入力される。放送波は、例えば、衛星を用いたディジタル衛星放送、地上波あ
るいはケーブルを介したディジタル放送等である。ここで、映像および音声信号は、MP
EG方式により、放送局側において圧縮、パケット化されているとする。
【0035】
チューナ2021は、入力された放送波を受信し、コントローラ204によって、指定
された周波数の放送波に同調、検波を行う。検波された受信信号は、例えば4相位相変調
(QPSK)のような変調方式で変調されており、次の、復調および誤り訂正回路202
2において、復調、さらに誤り訂正処理が施される。ここで得られたディジタル信号は、
図5(a)に示すように、複数のチャンネルの圧縮映像、音声信号等のパケットが多重化
された多重化信号(Transport Stream、以下TSと表記)形式となっている。パケットの
大きさとしては、MPEG2規格の場合188バイトに規定されている。
【0036】
選択回路2023は、復調されたTSの中から、コントローラ204によって、指定さ
れたチャンネルの映像信号および音声信号を復号するのに必要なパケットのみを選択して
取り出す(図5(b))。
【0037】
選択回路2023の動作フローを以下に述べる。まず、利用者は、視聴したい番組の編
成チャンネルを入力する。編成チャンネルとは、一つの番組を構成する映像、音声等をま
とめた呼び方であり、従来のアナログ放送でいうテレビのチャンネルに相当する。また、
ディジタル放送においては、一般的に複数の番組が多重された一つの周波数を物理チャン
ネルと呼ぶ。次に、現在受信しているTSに含まれるPAT(Program Association Tabl
e)を受信する。
【0038】
PATは、MPEG2規格で規定されているPSI(Program Specific Information)
の中のテーブルの一つである。PATを受信したら、指定された編成チャンネルを構成す
る映像、音声等のパケットの識別番号であるPID(Packet ID)が記述されているPM
T(Program Map Table)のPIDをPATから取得し、前記PIDを有するPMTを受
信する。TSのパケットは同図(c)に示すように、主にヘッダ11(a)およびデータ
11(b)により構成されている。ヘッダ11(a)には、同図(d)のようにパケット
の識別番号であるPID111が格納されている。
【0039】
前述のように、各パケットに、編成チャンネルを構成する映像、音声、PCRなど、ど
の情報が格納されているかを識別するためには、このPIDを獲得する必要がある。また
、PMTはPSIのテーブルの一つである。このPMTには受信中のTSに含まれる各編
成チャンネルを構成する映像、音声および、映像、音声信号の圧縮の際に用いた基準クロ
ックによって計時された時間情報を示すPCR(Program Clock Reference)等のパケッ
トのPIDが記述されており、所望の番組の映像、音声、PCR等のPIDを取得する。
また、例えば、各編成チャンネルのコピー制限情報もこのPMTに格納される。
【0040】
図4に戻って説明する。選択回路2023は映像、音声を格納しているPIDを持つパ
ケット列をMPEGデコーダ2024に供給する。MPEGデコーダ2024は、圧縮さ
れたディジタル映像、音声信号の伸長を行い、映像および音声を復元する。復元された映
像、音声信号は、出力端子203から出力され、利用者は、モニターテレビ等を通して、
映像、音声信号を視聴することができる。
【0041】
次に、記録再生装置100の記録動作について説明する。
【0042】
選択回路2023は、指定された一編成チャンネルの映像、音声、PSI、PCR等の
パケット列を、暗号/復号回路205を介して、ディジタルインターフェース回路206
に供給する。この際、選択回路2023により、指定された一編成チャンネルのコピー制
限情報を格納しているPMTパケットのコピー制限情報をコントローラ204を介して、
暗号/復号回路205およびディジタルインターフェース回路206に伝達する。
【0043】
選択回路2023から出力され、暗号/復号回路205によって暗号化された、一編成
チャンネルの映像、音声、PCR等のパケット列は、入出力端子207、101を介し、
ディジタルインターフェース回路102により、記録再生回路100側の暗号/復号回路
103に供給され復号化される。
【0044】
図6は、暗号/復号回路205および103の一実施例のブロック構成を示す図である
。501、505、508は入出力端子、502、504は切り換えスイッチ、503は
暗号/復号回路、506は、コピー制限情報判別回路、507は外部インターフェース回
路である。前述のように、暗号/復号回路205の場合、コントローラ204から伝達さ
れるコピー制限情報は、入出力端子508、外部インターフェース回路507を介して、
コピー制限情報判別回路506に送られる。
【0045】
コピー制限情報判別回路506は、受け取ったコピー制限情報に基づき、暗号/復号回
路503および切り換えスイッチ502、504を切り換える。例えば、第1の実施例と
同様に、コピー制限情報が“11”“10”の場合、すなわち、コピー禁止、もしくは1
回のみコピー可の場合に、暗号/復号回路503を暗号化もしくは復号化の動作をさせる
とともに、切り換えスイッチ502、504をCr側に切り換える。また、コピー制限情
報が“00”の場合、すなわち、無制限にコピー可の場合には、暗号/復号回路503を
停止させるとともに、切り換えスイッチ502、504をTh側に切り換える。
【0046】
図6において、暗号/復号回路205は、入出力端子501に入力されたディジタル信
号を、そのままもしくは暗号/復号回路503により暗号化して入出力端子505から出
力、暗号/復号回路103は、コントローラ108から受け取ったコピー制限情報に基づ
いて、入出力端子505に入力されたディジタル信号を、そのままもしくは暗号/復号回
路503により復号化して入出力端子501から出力する。また、暗号/復号化のための
暗号鍵も外部インターフェース回路507を介して受け取る。
【0047】
ディジタルインターフェース回路206および102は、例えばIEEE1394のよ
うな高速ディジタルバスインターフェース等のプロトコルを実現するものであり、入力さ
れたパケット列の時間間隔を維持しながら、高速にデータを伝送する機能を持つ。
【0048】
図7は、このディジタルインターフェース回路206および102の一実施例のブロック構成を示す図である。同図中、601、605、607は入出力端子、602はパケット処理回路、603はバッファ回路、604はヘッダ処理回路、606は外部インターフェース回路である。同図では、入出力端子601側に前述の暗号/復号回路が、入出力端子605側にディジタルバスインターフェースが接続される。暗号/復号回路205から送られるパケット列は、ディジタルインターフェース回路206では、入出力端子601を介して、パケット処理回路602において、これらのパケット列の時間間隔を維持するため、このパケット処理回路602に到着した時刻をタイムスタンプとして、各パケットの先頭に付加される。タイムスタンプが付加されたパケット列は、バッファ回路603に一旦保存され、ヘッダ処理回路604において、ディジタルバスインターフェース上に送り出すバスパケットとして、パケット処理回路602が受け取ったパケットを1個、複数個、整数分の1に分割したものに、コントローラ204から受け取ったコピー制限情報、バスパケットの大きさや、誤り訂正符号等のパケットヘッダを付加して、ディジタルバスインターフェース上に送り出す。
【0049】
また、ディジタルインターフェース回路102では、入出力端子605を介して、入力
されたバスパケットは、ヘッダ処理回路604において、ディジタルインターフェース回
路206のヘッダ処理回路604で付加されたコピー制限情報が読み取られ、外部インタ
ーフェース回路606を介してコントローラ108に伝達され、バスパケットの大きさ、
データ誤り等が検証されたあと、バッファ回路603に保存され、分割されたパケットに
ついてはもとのパケットに組み立てられ、パケット処理回路602において、各パケット
の先頭に付加されているタイムスタンプを参照して、出力のタイミングを計りながらパケ
ットを出力していく。
【0050】
このようにして、図4中、選択回路2023から出力され、暗号/復号回路205によ
って暗号化された、一編成チャンネルの映像、音声、PCR等のパケット列は、入出力端
子207、101を介し、ディジタルインターフェース回路102により、その時間間隔
を再現しながら、記録再生回路100側の暗号/復号回路103に供給され復号化される

【0051】
図8は、暗号/復号回路205の入力から、暗号/復号回路103の出力までのパケッ
ト列のタイミングを示す図である。暗号/復号回路205に入力されたパケット列は(同
図(a))、暗号/復号回路205により暗号化され(同図(b)において‘で示す)、
ディジタルインターフェース回路206でパケットヘッダが付加されてディジタルバスイ
ンターフェース上に送り出される(同図(c))。ディジタルインターフェース回路10
2にて受け取られたパケット列は、ディジタルインターフェース回路102において、パ
ケットヘッダが分離され(同図(d))、暗号/復号回路103において復号化されて、
もとのパケット列が出力される(同図(e))。もちろん、コピー制限情報が、コピー可
を示す場合は、暗号/復号化処理は行われない。
【0052】
図8では、一編成チャンネルのパケット列を例に示したが、複数編成チャンネルのパケ
ット列をディジタルインターフェース回路にて伝送する場合は、各々の編成チャンネルに
対応するコピー制限情報により、暗号/復号の動作をパケット毎に切り換えながら伝送す
る。
【0053】
図9は、複数編成チャンネルのパケット列を伝送する際の各パケット列のタイミングを
示す図である。ここで、例えばaCHはコピー禁止、bCHは1回コピー可、cCHは無
制限にコピー可のコピー制限情報をそれぞれ持っているとする。この場合、aCHとbC
Hは暗号/復号の処理が行われるが、cCHはそのまま伝送される。この際、cCHのパ
ケットは、暗号/復号処理の遅延時間分の遅延回路を介すことにより、それぞれのパケッ
ト間隔を維持できる。また、例えば、aCHのパケットとcCHのパケットが同一のバス
パケットとして伝送される場合は、各々のチャンネルのコピー制限情報が、同一のパケッ
トヘッダに格納されるので、受信側はそれを参照して、aCHのパケットには復号を施し
、cCHのパケットはそのまま出力する。これにより、受信側装置は、cCHのパケット
列は、復号回路が無くても受信することができるが、aCHおよびbCHのパケット列は
、復号回路により復号しないと受信できないことになる。
【0054】
再び図4に戻って説明する。暗号/復号回路103は復号したパケット列を記録再生信
号処理回路1041に渡す。記録再生信号処理回路1041では、コントローラ108か
ら受け取ったコピー制限情報、所定の制御符号、誤り訂正符号等を付加し、記録信号とし
て、記録アンプ1042に供給する。この際、記録されるコピー制限情報は、例えば、デ
ィジタルインターフェース回路102で受け取った、伝送されてきたパケット列のコピー
制限情報が“10”、すなわち一回のみコピー可を示す場合は、記録するコピー制限情報
としては“11”、すなわちコピー禁止に変更して記録する。また、コピー制限情報が“
00”、すなわち無制限にコピー可を示す場合、そのまま“00”を記録する。さらに、
コピー制限情報が“11”、すなわちコピー禁止を示す場合、記録は行わない。
【0055】
サーボ回路107は、回転ドラム1051の回転位相を制御し、回転ドラム1051に
搭載された磁気ヘッド1052により、磁気テープ106上に、所定の記録トラックを形
成し、記録される。
【0056】
以上のような処理により、利用者が選択した番組を磁気テープ上に記録することが可能
となる。この際、ディジタルバスインターフェース上では、番組情報は、暗号化されて伝
送されるので、盗聴、改ざんを防止することができ、番組の著作権を保護することが可能
となる。
【0057】
次に、再生動作について説明する。
【0058】
サーボ回路107は、回転ドラム1051の回転位相を制御し、磁気テープ106上の
記録トラックを走査する磁気ヘッド1052により記録トラックから得られた再生信号が
、再生アンプ1052により増幅されて、記録再生信号処理回路1041に入力される。
記録再生信号処理回路1041では、誤り訂正処理等を行い、パケットを再生する。この
際、記録時に磁気テープ106上に記録された、テープコピー制限情報も再生し、コント
ローラ108に知らしめる。
【0059】
再生されたパケット列は、暗号/復号回路103によって、コントローラ108からの
コピー制限情報に基づいて暗号化され、ディジタルインターフェース回路102では、そ
のコピー制限情報をパケットヘッダとして付加し、ディジタルバスインターフェースに送
られる。そのパケット列は、ディジタルインターフェース回路206を経て各パケットの
時間間隔を維持しながら、コピー制限情報を分離、暗号/復号回路205にて、そのコピ
ー制限情報に基づいて復号されて、選択回路2023に供給される。あとは放送波の受信
時と同様の動作により、利用者は、磁気テープ上の情報を視聴することができる。この際
にも、記録時と同様に、ディジタルバスインターフェース上では、磁気テープから再生さ
れた番組情報は、暗号化されて伝送されるので、盗聴、改ざんを防止することができ、番
組の著作権を保護することが可能となる。
【0060】
本実施例では、記録再生装置として、回転ヘッド型磁気記録装置を例に示したが、これ
らに限定するものではなく、例えば記録媒体として、光ディスク、半導体メモリを利用し
たものでもよい。さらに、ディジタルインターフェースの例として、IEEE1394高
速ディジタルバスインターフェースの例を示したがこれに限定するものではない。また、
本実施例では、ディジタル放送受信装置と記録再生装置とを一対一でディジタルインター
フェースで接続する例を示したが、これに限定するものではなく、例えば、ディジタル放
送受信装置とコンピュータ、コンピュータと記録再生装置、ディジタル放送受信装置と記
録再生装置2台でのディジーチェーン接続など、様々な接続形態が考えられる。
【符号の説明】
【0061】
100…記録再生装置、102…ディジタルインターフェース回路、103…暗号/復号
回路、1041…記録再生信号処理回路、1051…回転ドラム、106…磁気テープ、
107…サーボ回路、108…コントローラ、200…ディジタル放送受信装置、202
1…チューナ、2022…復調および誤り訂正回路、2023…選択回路、2024…M
PEGデコーダ、205…暗号/復号回路、206…ディジタルインターフェース回路、
303…暗号回路、304…コピー制限情報判別回路、305…切り換えスイッチ、30
6…コピー制限情報付加回路、402…コピー制限情報分離判別回路、403…復号回路
、404…切り換えスイッチ、503…暗号/復号回路、506…コピー制限情報判別回
路、507…外部インターフェース回路、602…パケット処理回路、604…ヘッダ処
理回路、606…外部インターフェース回路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のディジタル情報と、
その第1のディジタル情報の複製の禁止、一回のみ可、無制限に可を示す、コピー制限
情報とを入力し、
前記第1のディジタル情報を入力し、暗号化して第2のディジタル情報を出力する暗号
変換手段と、
前記コピー制限情報を入力し、判別するコピー制限情報判別手段と、
前記コピー制限情報判別手段の出力により、前記第1のディジタル情報か、前記第2の
ディジタル情報かを選択して出力する切り換え手段とを備え、
前記コピー制限情報判別手段により、前記コピー制限情報が、無制限に可を示すと判別
された場合は、前記切り換え手段を、前記第1のディジタル情報を出力するように選択せ
しめ、
前記コピー制限情報判別手段により、前記コピー制限情報が、複製の禁止もしくは一回
のみ可を示すと判別された場合は、前記切り換え手段を、前記第2のディジタル情報を出
力するように選択せしめることを特徴とするディジタル情報入出力装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記第1のディジタル情報は、
第1のパケット形式でパケット化された、一つのプログラムとそのプログラムの前記コ
ピー制限情報とからなる一組み、あるいは複数組が多重されたパケット列であることを特
徴とするディジタル情報入出力装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記一つのプログラムには、少なくとも、ビット圧縮した映像信号、ビット圧縮した音
声信号のいずれかを含むことを特徴とするディジタル情報入出力装置。
【請求項4】
請求項1において、
前記切り換え手段の後段に、情報付加手段を備え、
前記情報付加手段は、前記第1のディジタル情報あるいは前記第2のディジタル情報に
前記コピー制限情報を付加した第3のディジタル情報を出力することを特徴とするディジ
タル情報入出力装置。
【請求項5】
請求項4において、
前記情報付加手段は、前記第1のディジタル情報あるいは前記第2のディジタル情報に
前記コピー制限情報を付加した第3のディジタル情報を、第2のパケット形式でパケット
化して出力することを特徴とするディジタル情報入出力装置。
【請求項6】
請求項1において、
前記コピー制限情報判別手段により、前記第1のコピー制限情報が、無制限に可を示す
と判別された場合は、前記暗号変換手段を、停止するように制御せしめることを特徴とす
るディジタル情報入出力装置。
【請求項7】
第1のディジタル情報に、その第1のディジタル情報の複製の禁止、一回のみ可、無制
限に可を示す、コピー制限情報が付加された第2のディジタル情報を入力し、
前記第1のディジタル情報を入力し、暗号を復号して第3のディジタル情報を出力する
復号変換手段と、
前記第2のディジタル情報から、前記第1のディジタル情報と、前記コピー制限情報と
を分離し、そのコピー制限情報を判別するコピー制限情報分離判別手段と、
前記コピー制限情報分離判別手段の出力により、前記第1のディジタル情報か、前記第
3のディジタル情報かを選択して出力する切り換え手段とを備え、
前記コピー制限情報分離判別手段により、前記コピー制限情報が、複製可を示すと判別
された場合は、前記切り換え手段を、前記第1のディジタル情報を出力するように選択せ
しめ、
前記コピー制限情報分離判別手段により、分離した前記コピー制限情報が、複製の禁止
もしくは一回のみ可を示すと判別された場合は、前記切り換え手段を、前記第3のディジ
タル情報を出力するように選択せしめることを特徴とするディジタル情報入出力装置。
【請求項8】
請求項7において、
前記第2のディジタル情報は、第1のパケット形式でパケット化されたパケット列であ
ることを特徴とするディジタル情報入出力装置。
【請求項9】
請求項7または8において、
前記切り換え手段の出力は、一つのプログラムあるいは複数のプログラムが多重された
第2のパケット形式でパケット化されたパケット列であることを特徴とするディジタル情
報入出力装置。
【請求項10】
請求項9において、前記一つのプログラムには、少なくとも、ビット圧縮した
映像信号、ビット圧縮した音声信号のいずれかを含むことを特徴とするディジタ
ル情報入出力装置。
【請求項11】
請求項7において、
前記コピー制限情報分離判別手段により、前記コピー制限情報が、無制限に可を示すと
判別された場合は、前記復号変換手段を、停止するように制御せしめることを特徴とする
ディジタル情報入出力装置。
【請求項12】
第1のパケット形式でパケット化されたプログラムと、そのプログラムの複製の禁止、
一回のみ可、無制限に可を示す、前記第1のパケット形式でパケット化されたコピー制限
情報とからなる第1のディジタル情報が、複数組み、時分割多重化された放送信号を受信
し、受信した放送信号から、前記第1のディジタル情報と、その第1のディジタル情報の
コピー制限情報とを、一組あるいは複数組み選択して出力する受信手段と、
前記第1のディジタル情報を入力し、暗号化して第2のディジタル情報を出力する暗号
変換手段と、
前記コピー制限情報を入力し、判別するコピー制限情報判別手段と、
前記コピー制限情報判別手段の出力により、前記第1のディジタル情報か、前記第2の
ディジタル情報かを選択して出力する切り換え手段とを備え、
前記コピー制限情報判別手段により、前記コピー制限情報が、無制限に可を示すと判別
された場合は、前記切り換え手段を、前記第1のディジタル情報を出力するように選択せ
しめ、
前記コピー制限情報判別手段により、前記コピー制限情報が、複製の禁止もしくは一回
のみ可を示すと判別された場合は、前記切り換え手段を、前記第2のディジタル情報を出
力するように選択せしめることを特徴とする受信装置。
【請求項13】
請求項12において、
前記プログラムには、少なくとも、ビット圧縮した映像信号、ビット圧縮した音声信号
のいずれかを含むことを特徴とする受信装置。
【請求項14】
請求項12において、
前記切り換え手段の後段に、情報付加手段を備え、
前記情報付加手段は、前記第1のディジタル情報あるいは前記第2のディジタル情報に
前記コピー制限情報を付加した第3のディジタル情報を出力することを特徴とする受信装
置。
【請求項15】
請求項14において、
前記情報付加手段は、前記第1のディジタル情報あるいは前記第2のディジタル情報に
前記コピー制限情報を付加した第3のディジタル情報を、第2のパケット形式でパケット
化して出力することを特徴とする受信装置。
【請求項16】
第1のディジタル情報に、その第1のディジタル情報の複製の禁止、一回のみ可、無制
限に可を示す、コピー制限情報が付加された第2のディジタル情報を入力し、
前記第1のディジタル情報を入力し、暗号を復号して第3のディジタル情報を出力する
復号変換手段と、
前記第2のディジタル情報から、前記第1のディジタル情報と、前記コピー制限情報と
を分離し、そのコピー制限情報を判別するコピー制限情報分離判別手段と、
前記コピー制限情報分離判別手段の出力により、前記第1のディジタル情報か、前記第
3のディジタル情報かを選択して出力する切り換え手段と、
前記切り換え手段の出力である、ビット圧縮された一つのプログラムあるいは複数のプ
ログラムが多重された第1のパケット形式でパケット化されたパケット列を入力して、ビ
ット伸長して視聴可能なプログラム情報を得る受信手段とを備え、
前記コピー制限情報分離判別手段により、分離した前記コピー制限情報が、複製可を示
すと判別された場合は、前記切り換え手段を、前記第1のディジタル情報を出力するよう
に選択せしめ、
前記コピー制限情報分離判別手段により、前記コピー制限情報が、複製禁止もしくは一
回のみ可を示すと判別された場合は、前記切り換え手段を、前記第3のディジタル情報を
出力するように選択せしめ、
前記第2の切り換え手段の出力をビット伸長して視聴可能なプログラム情報を得ること
を特徴とする受信装置。
【請求項17】
請求項16において、
前記第2のディジタル情報は、第2のパケット形式でパケット化されたパケット列であ
ることを特徴とする受信装置。
【請求項18】
第1のディジタル情報に、その第1のディジタル情報の複製の禁止、一回のみ可、無制
限に可を示す、第1のコピー制限情報が付加された第2のディジタル情報を入力し、
前記第1のディジタル情報を入力し、暗号を復号して第3のディジタル情報を出力する
復号変換手段と、
前記第2のディジタル情報から、前記第1のディジタル情報と、前記第1のコピー制限
情報とを分離し、その第1のコピー制限情報を判別するコピー制限情報分離判別手段と、
前記コピー制限情報分離判別手段の出力により、前記第1のディジタル情報か、前記第
3のディジタル情報かを選択して出力する切り換え手段と、
前記第1のコピー制限情報を第2のコピー制限情報に変更するコピー制限情報変更手段
と、
前記切り換え手段の出力と、第2のコピー制限情報とを記録媒体に記録する記録手段と
を備え、
前記コピー制限情報分離判別手段により、前記第1のコピー制限情報が、複製可を示す
と判別された場合は、前記切り換え手段を、前記第1のディジタル情報を出力するように
選択せしめ、前記コピー制限情報変更手段により、複製可を示すコピー制限情報を前記第
2のコピー制限情報とし、
前記コピー制限情報分離判別手段により、分離した前記第1のコピー制限情報が、一回
のみ可を示すと判別された場合は、前記切り換え手段を、前記第3のディジタル情報を出
力するように選択せしめ、前記コピー制限情報変更手段により、複製禁止を示すコピー制
限情報を前記第2のコピー制限情報とし、
前記切り換え手段の出力を記録媒体に記録するとともに、前記第2のコピー制限情報を
記録媒体に記録することを特徴とする記録装置。
【請求項19】
請求項18において、
前記第2のディジタル情報は、第1のパケット形式でパケット化されたパケット列であ
ることを特徴とする記録装置。
【請求項20】
請求項18または19において、
前記切り換え手段の出力は、一つのプログラムあるいは複数のプログラムが多重された
第2のパケット形式でパケット化されたパケット列であることを特徴とする記録装置。
【請求項21】
請求項20において、前記一つのプログラムには、少なくとも、ビット圧縮した映像信
号、ビット圧縮した音声信号のいずれかを含むことを特徴とする記録装置。
【請求項22】
請求項18において、
前記コピー制限情報分離判別手段により、分離した前記第1のコピー制限情報が、複製
の禁止を示すと判別された場合は、前記復号変換手段を停止するように制御せしめるとと
もに、前記記録手段を停止するように制御せしめることを特徴とする記録装置。
【請求項23】
第1のディジタル情報と、
その第1のディジタル情報の複製の禁止、一回のみ可、無制限に可を示す、コピー制限
情報との組みを一組あるいは複数組み、記録媒体から再生する再生手段と、
前記第1のディジタル情報を入力し、暗号化して第2のディジタル情報を出力する暗号
変換手段と、
前記コピー制限情報を入力し、判別するコピー制限情報判別手段と、
前記コピー制限情報判別手段の出力により、前記第1のディジタル情報か、前記第2の
ディジタル情報かを選択して出力する切り換え手段とを備え、
前記コピー制限情報判別手段により、前記コピー制限情報が、無制限に可を示すと判別
された場合は、前記切り換え手段を、前記第1のディジタル情報を出力するように選択せ
しめ、
前記コピー制限情報判別手段により、前記コピー制限情報が、複製の禁止もしくは一回
のみ可を示すと判別された場合は、前記切り換え手段を、前記第2のディジタル情報を出
力するように選択せしめることを特徴とする再生装置。
【請求項24】
請求項23において、
前記第1のディジタル情報は、
第1のパケット形式でパケット化された、一つのプログラムとそのプログラムの前記コ
ピー制限情報とからなるパケット列であることを特徴とする再生装置。
【請求項25】
請求項24において、前記一つのプログラムには、少なくとも、ビット圧縮した映像信
号、ビット圧縮した音声信号のいずれかを含むことを特徴とする再生装置。
【請求項26】
請求項23において、
前記切り換え手段の後段に、前記第1のディジタル情報あるいは前記第2のディジタル
情報に前記コピー制限情報を付加した第3のディジタル情報を出力する、情報付加手段を
備えたことを特徴とする再生装置。
【請求項27】
請求項26において、
前記情報付加手段は、前記第1のディジタル情報あるいは前記第2のディジタル情報に
前記コピー制限情報を付加した第3のディジタル情報を、第2のパケット形式でパケット
化して出力することを特徴とする再生装置。
【請求項28】
請求項1において、
前記暗号変換手段は、前記第1のディジタル情報を、複数ビットからなる一定長のブロ
ックに分割し、そのブロック単位で暗号化を行うブロック暗号変換手段であることを特徴
とするディジタル情報入出力装置。
【請求項29】
請求項12において、
前記暗号変換手段は、前記第1のディジタル情報を、複数ビットからなる一定長のブロ
ックに分割し、そのブロック単位で暗号化を行うブロック暗号変換手段であることを特徴
とする受信装置。
【請求項30】
請求項23において、
前記暗号変換手段は、前記第1のディジタル情報を、複数ビットからなる一定長のブロ
ックに分割し、そのブロック単位で暗号化を行うブロック暗号変換手段であることを特徴
とする再生装置。
【請求項31】
請求項7において、
前記復号変換手段は、前記第1のディジタル情報を、複数ビットからなる一定長のブロ
ックに分割し、そのブロック単位で復号化を行うブロック復号変換手段であることを特徴
とするディジタル情報入出力装置。
【請求項32】
請求項16において、
前記復号変換手段は、前記第1のディジタル情報を、複数ビットからなる一定長のブロ
ックに分割し、そのブロック単位で復号化を行うブロック復号変換手段であることを特徴
とする受信装置。
【請求項33】
請求項18において、
前記復号変換手段は、前記第1のディジタル情報を、複数ビットからなる一定長のブロ
ックに分割し、そのブロック単位で復号化を行うブロック復号変換手段であることを特徴
とする記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−63186(P2010−63186A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−284672(P2009−284672)
【出願日】平成21年12月16日(2009.12.16)
【分割の表示】特願2008−234190(P2008−234190)の分割
【原出願日】平成9年12月15日(1997.12.15)
【出願人】(509189444)日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 (998)
【Fターム(参考)】