説明

ディスクローディング機構

【課題】光ディスクの装着、排出をいずれもモータ駆動で行う。
【解決手段】ベース(11)にディスク(1)の挿入位置から所定のディスク装着位置までの間を搬入・搬出方向にスライド可能に設けられた保持部材(20)と、搬入・搬出方向に沿って延びる軸線方向に移動可能に軸支され、かつ、付勢部材(59)により搬出方向に向けて付勢され、モータ(51)により回転駆動されるリードスクリュー(58)とを設け、このリードスクリュー(58)に保持部材(20)が備えるナット部(23)を螺合する。ディスク(1)が挿入された際のその挿入力による、保持部材(20)およびリードスクリュー(58)の付勢部材(59)の付勢力に抗する搬入方向への移動によって、モータ(51)がリードスクリュー(58)を回転駆動してナット部(23)を介して保持部材(20)を搬入方向に搬送する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ディスクに記録または再生を行う光ディスク記録再生装置に光ディスクをローディングし、光ディスク装着部に装着するディスクローディング機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種のディスクローディング機構には、光ディスクの挿入時に光ディスクをホルダ内部に搬入する引き込みアームと、光ディスクのイジェクト時に光ディスクをホルダ外部に排出する排出アームが天板に取り付けられ、ホルダは光ディスクの搬入・搬出方向にはスライドせず、上下に昇降するようになったものがある(特許文献1参照)。
【0003】
また、光ディスクを検出するために、専用のアームまたはスライド部材を設けて、検出を行うようにしたものがある(特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平8−167208号公報
【特許文献2】特開2003−317356号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような従来のディスクローディング機構には、次のような課題があった。
【0005】
特許文献1に記載のディスクローディング機構は、ホルダが光ディスクの搬入・搬出方向にはスライドせず、光ディスクの装着と排出は手動で行わなければならない。そのため、光ディスクの挿入時には挿入量が大きく、排出時にはホルダの付勢力と光ディスクのクランプ力に抗してイジェクト部材を強く押す必要があり、手動では品位に欠ける。
【0006】
また、特許文献2に記載のディスクローディング機構は、光ディスクを検出するために、専用のアームまたはスライド部材を設けるため、部品点数が増え、コストが高くなる。また、光ディスクの検出手段と光ディスクの保持部材とが別々に設けられているため、光ディスクの検出手段と光ディスクの保持部材の動作との連動性が悪く、誤検出が起こりやすく、操作性が悪い。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、光ディスクの装着、排出をいずれもモータ駆動で行うことのできるディスクローディング機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の請求項1に係るディスクローディング機構は、ベースにディスクの挿入位置から所定のディスク装着位置までの間を搬入・搬出方向にスライド可能に設けられた保持部材と、前記搬入・搬出方向に沿って延びる軸線方向に移動可能に軸支され、かつ、付勢部材により搬出方向に向けて付勢され、モータにより回転駆動されるリードスクリューとを設け、このリードスクリューに前記保持部材が備えるナット部を螺合し、前記ディスクが挿入された際のその挿入力による、前記保持部材および前記リードスクリューの前記付勢部材の付勢力に抗する搬入方向への移動によって、前記モータが前記リードスクリューを回転駆動して前記ナット部を介して前記保持部材を前記搬入方向に搬送するように構成したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明は以上のように、ベースにディスクの挿入位置から所定のディスク装着位置までの間を搬入・搬出方向にスライド可能に設けられた保持部材と、前記搬入・搬出方向に沿って延びる軸線方向に移動可能に軸支され、かつ、付勢部材により搬出方向に向けて付勢され、モータにより回転駆動されるリードスクリューとを設け、このリードスクリューに前記保持部材が備えるナット部を螺合し、前記ディスクが挿入された際のその挿入力による、前記保持部材および前記リードスクリューの前記付勢部材の付勢力に抗する搬入方向への移動によって、前記モータが前記リードスクリューを回転駆動して前記ナット部を介して前記保持部材を前記搬入方向に搬送するように構成したので、ディスクの装着、排出をいずれもモータ駆動で行うことができ、ディスクローディング機構の品位を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図14を参照して説明する。
図1〜図3は、本発明によるディスクローディング機構を備えた光ディスク記録再生装置の一実施形態を示し、図1は全体の斜視図、図2はフロントパネルを取り除いた状態の斜視図、図3は駆動機構を露出させた状態の斜視図である。
【0011】
このディスクローディング機構10は、光ディスク1を保持して挿入位置からディスク装着位置までの間を搬入・搬出する保持部材20と、クランプアーム30と、駆動アーム40と、駆動機構50とで構成される。
【0012】
また、ディスクローディング機構10は、ベース11の正面にフロントパネル12が設けられ、フロントパネル12は、光ディスク1を挿入する開口部13を備えている。
【0013】
図4、図5に示すように、保持部材20は、ベース11の左右を跨ぐ平板部21の両端に、左右一対の保持アーム22a,22bを備えている。
【0014】
左側の保持アーム22aの後方基部に設けた図示しない突起が、ベース11の左側フランジに設けたガイド溝14に係合し、右側の保持アーム22bの後方基部に設けたナット部23が、ベース11の右側部に設けたリードスクリュー58と螺合することで、リードスクリュー58の正逆回転に応じて、保持部材20は、ディスクの挿入位置から所定のディスク装着位置までの間を搬入方向、搬出方向にスライドするようになっている。
【0015】
保持部材20はまた、平板部21の両端に、左右一対の挟持アーム24a,24bを備えている。
【0016】
挟持アーム24a,24bは、保持アーム22a,22bと対をなして支軸25a,25b(25bは図示省略)のまわりに回動可能(保持アーム22a,22bに対して開閉可能)に取り付けられ、バネ26a,26bにより保持アーム22a,22bに対して閉じる方向に付勢されている。
【0017】
保持部材20がディスクの挿入位置にあるとき、挟持アーム24a,24bの後端部27a,27bが、ベース11の左右に設けたカム部15a,15b(図3参照)に乗り上げることで、挟持アーム24a,24bはその前端が下向きに回動して保持アーム22a,22bに対して開き、それにより、保持アーム22a,22bと挟持アーム24a,24bとがなす間隙に光ディスク1を挿入できるようになっている。
【0018】
そして、挟持アーム24a,24bの後端部27a,27bがカム部15a,15bから外れると、バネ26a,26bにより挟持アーム24a,24bが保持アーム22a,22bに対して閉じる方向に回動して、保持アーム22a,22bと挟持アーム24a,24bとで、光ディスク1の非記録領域1aの表裏両面を挟持するようになっている。
【0019】
クランプアーム30は、光ディスク1が保持部材20に保持されて所定のディスク装着位置まで搬入された位置で、光ディスク1をセルフチャック式のスピンドルモータ(図示省略)にクランプするものである。
【0020】
駆動アーム40は、クランプアーム30が光ディスク1をクランプする位置で、保持部材20の挟持アーム24a,24bを駆動するものである。
【0021】
そのため、図6〜図8に示すように、クランプアーム30は、ベース11の左右を跨ぐ平板部31の両端にアーム部32a,32bを備え、また、駆動アーム40は、ベース11の左右を跨ぐ連結部41の両端にアーム部42a,42bを備え、左側のアーム部32a,42aおよび右側のアーム部32b,42bがそれぞれ一体となって、ベース11の左右フランジに設けた支軸16a,16bのまわりに回動可能に取り付けられている。
【0022】
クランプアーム30および駆動アーム40は、バネ33a,33bにより光ディスク1をクランプする方向に付勢されている。
【0023】
クランプアーム30は、右側のアーム部32bにピン34を備えている。駆動アーム40は、左右のアーム部42a,42bの後部にピン43a,43b(43aは図示省略)を備え、また、右側のアーム部42bの前部にピン44を備えている。
【0024】
駆動アーム40の左右のピン43a,43bは、保持部材20がディスク装着位置までスライドしたとき、挟持アーム24a,24bの後端に形成したU字型の溝部28a,28b(28aは図示省略)と係合するものである。
【0025】
図9に示すように、駆動機構50は、モータ51、モータ51の回転軸に固定されたウォームギヤ52、ウォームギヤ52と噛合するウォームホイール53、ウォームホイール53と噛合する第1の減速ギヤ54、第1の減速ギヤ54と噛合する第2の減速ギヤ55、第2の減速ギヤ55と噛合するメインギヤ56、メインギヤ56の欠歯ギヤと噛合する欠歯のウォームホイール57、および、欠歯のウォームホイール57と噛合するウォームギヤを有するリードスクリュー58を備え、モータ51の回転によりリードスクリュー58が回転する。
【0026】
メインギヤ56の欠歯ギヤと欠歯のウォームホイール57とにより、光ディスク1が保持部材20に保持されて所定のディスク装着位置まで搬入された位置で、リードスクリュー58への駆動力の伝達がされなくなり、モータ51の回転が継続しているにもかかわらず、保持部材20がその位置で停止するようになっている。
【0027】
リードスクリュー58は、ベース11の右側部前端および後端に設けた軸受け17a,17bにより、その軸線方向(保持部材20のスライド方向)に移動可能に軸支され、バネ59により前方(光ディスク1の搬出方向)に向けて付勢されている。
【0028】
駆動機構50はまた、ベース11の右側部にリードスクリュー58と平行に設けたスライド部材70のピン71が、メインギヤ56のカム(図示省略)に係合し、メインギヤ56が回転することでスライド部材70を前後方向にスライドさせるようになっている。
【0029】
スライド部材70は、保持部材20がディスクの挿入位置からディスク装着位置に至る直前まで、図6に示すように、駆動アーム40の右側アーム部42b前部のピン44を所定高さに持ち上げて支持することで、クランプアーム30および駆動アーム40をバネ33a,33bの付勢力に抗して所定位置(水平位置)に保持するカム部72(図7参照)を備えている。
【0030】
また、スライド部材70は、保持部材20がディスク装着位置の直前からディスク装着位置に到達するのにともない、図7に示すように矢印A方向にスライドすると、駆動アーム40をバネ33a,33bの付勢力により矢印B方向に回動させて所定位置に保持するカム部73を備えている。
【0031】
駆動アーム40がバネ33a,33bの付勢力により矢印B方向に回動するとき、左右のピン43a,43bと係合しているU字型の溝部28a,28bを持ち上げることで、挟持アーム24a,24bの前端をバネ26a,26bの付勢力に抗して下向きに回動させ、保持アーム22a,22bとで挟持している光ディスク1の挟持状態を開放させる。
【0032】
また、このとき、クランプアーム30は、駆動アーム40とともにバネ33a,33bの付勢力により矢印C方向に回動(揺動)し、挟持状態を開放された光ディスク1の内周非記録領域1bを押圧して、光ディスク1をセルフチャック式のスピンドルモータに装着させるようになっている。
【0033】
また、スライド部材70は、図7に示す位置から、図8に示すように矢印A方向にさらにスライドすると、クランプアーム30の右側アーム部32bのピン34を持ち上げることで、クランプアーム30を矢印D方向にわずかに回動(揺動)させて光ディスク1から離し、光ディスク1を回転可能な状態にするカム部74を備えている。
【0034】
駆動機構50はさらに、ベース11の前部に設けたスライド部材80のピン81が、メインギヤ56のカム(図示せず)に係合し、メインギヤ56が回転することでスライド部材80を左右方向にスライドさせるようになっている。
【0035】
スライド部材80は、ベース11の開口部13の下部に設けたピン18を作動させるものである。すなわち、図3に示すように、開口部13の下部には、上下にスライド可能で下向きにバネにより付勢されたピン18が設けてあり、このピン18の下端がスライド部材80のカム82に当接している。
【0036】
保持部材20がディスクの挿入位置からディスク装着位置に到達する際に、スライド部材80が図9の矢印F方向にスライドすると、スライド部材80のカム82がピン18の下端を押し上げることで、ピン18が上向きに駆動されて開口部13を塞ぐ。これにより、光ディスク1が装着位置まで搬入された後、他の光ディスクが挿入されるのを防止する。
【0037】
また、スライド部材80は、図9の矢印F方向にスライドしたとき、その先端部83がローディングスタートエンド検出スイッチ60をオフし、駆動機構50のモータ51を停止させるものである。
【0038】
図10に誤作動を防止するための検出スイッチを示す。搬入完了検出スイッチ61は、保持部材20が装着位置まで搬入されたことを検出するスイッチであり、光ディスク検出スイッチ62は、装着位置まで光ディスク1が搬入されたことを検出するスイッチである。
【0039】
搬入完了検出スイッチ61および光ディスク検出スイッチ62の両方がオン状態のときにのみ、光ディスク1をスピンドルモータに装着する次の動作に移るものとする。
【0040】
搬入完了検出スイッチ61がオンであるが光ディスク検出スイッチ62がオフの時には、光ディスク1が保持部材20の所定の位置からズレたことを意味し、光ディスク1をスピンドルモータに装着せず、光ディスク1を排出し再ローディングさせるようにする。
【0041】
次に、上記のように構成されたディスクローディング機構10の動作である、光ディスク1のローディング過程について説明する。
【0042】
図11に示すように、フロントパネル12の開口部13から光ディスク1が挿入されると、保持部材20は、光ディスク1に押されてリードスクリュー58とともにバネ59の付勢力に抗してスライドし、左右の挟持アーム24a,24bの後端部27a,27bがベース11のカム部15a,15bから外れる。
【0043】
すると、バネ26a,26bにより左右の挟持アーム24a,24bが回動し、光ディスク1は外周の非記録領域1aを、左右の保持アーム22a,22bと挟持アーム24a,24bとにより挟持される。
【0044】
この挟持位置から光ディスク1がさらに挿入されると、ローディングスタートエンド検出スイッチ60がオンし、モータ51によりリードスクリュー58が回転させられ保持部材20はスライド駆動される。
【0045】
すなわち、モータ51の駆動力は、モータ51の回転軸に固定されたウォームギヤ52から、ウォームホイール53、第1の減速ギヤ54、第2の減速ギヤ55を介してメインギヤ56に伝えられ、さらに、メインギヤ56の欠歯ギヤから欠歯のウォームホイール57、リードスクリュー58のウォームギヤへと駆動力が伝わり、リードスクリュー58が回転する。
【0046】
そして、図12に示すように、光ディスク1が保持部材20に保持されて所定のディスク装着位置まで搬入されると、メインギヤ56の欠歯ギヤと欠歯のウォームホイール57とによりリードスクリュー58への駆動力の伝達がされなくなり、モータ51の回転が継続しているにもかかわらず、保持部材20は装着位置で停止する。
【0047】
このとき、搬入完了検出スイッチ61および光ディスク検出スイッチ62の両方がオン状態のときにのみ、光ディスク1をスピンドルモータに装着する次の動作に移る。
【0048】
そして、搬入完了検出スイッチ61および光ディスク検出スイッチ62の両方がオン状態であることを確認したのち、モータ51の回転が継続することで、スライド部材70が図7の矢印A方向にスライドする。すると、駆動アーム40の右側アーム部42b前部のピン44が、スライド部材70のカム部72から外れてそれより低いカム部73に当接する。
【0049】
これにより、駆動アーム40がバネ33a,33bの付勢力により図7の矢印B方向に回動し、左右のピン43a,43bと係合しているU字型の溝部28a,28bを持ち上げることで、挟持アーム24a,24bの前端をバネ26a,26bの付勢力に抗して図5の矢印E方向に下向きに回動させ、保持アーム22a,22bとで挟持している光ディスク1の挟持状態を開放させる。
【0050】
このとき、クランプアーム30は、駆動アーム40とともにバネ33a,33bの付勢力により図7の矢印C方向に回動(揺動)し、光ディスク1の内周非記録領域1bを押圧して、光ディスク1をセルフチャック式のスピンドルモータに装着させる。この状態を図13に示す。
【0051】
そして、スライド部材70が図8の矢印A方向にさらにスライドすると、スライド部材70のカム部74がクランプアーム30の右側アーム部32bのピン34を持ち上げることで、クランプアーム30を矢印D方向にわずかに回動(揺動)させて光ディスク1から離し、光ディスク1を回転可能な状態、すなわちローディング完了状態にする。この状態を図14に示す。
【0052】
以上が光ディスク1のローディング過程であるが、アンローディング過程では上記と逆の動作が行われ、セルフチャック式のスピンドルモータに装着されていた光ディスク1は挿入位置まで排出される。
【0053】
上記のようなディスクローディング機構10によれば、従来例1のように、引き込みアームにより光ディスクをホルダ内部に搬入し、排出アームにより光ディスクをホルダ外部に排出し、ホルダは光ディスクの搬入・搬出方向にはスライドせず、手動で光ディスクを装着、排出する場合に比べて、ディスクの挿入時には挿入量を小さくすることができる。
【0054】
また、本発明のディスクローディング機構10によれば、ディスクの装着、排出をいずれもモータ駆動で行うため、ディスクローディング機構の品位を高めることができる。
【0055】
また、本発明のディスクローディング機構10によれば、専用のアームまたはスライド部材を設けずにディスクを検出することができるため、ディスクを検出するために専用のアームまたはスライド部材を設ける場合に比べて、部品点数を削減し、コストダウンを図ることができる。
【0056】
また、本発明のディスクローディング機構10によれば、保持部材がディスクにより移動したことをもってディスクをダイレクトに検出することができるため、誤検出が起こりにくく、操作性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明によるディスクローディング機構を備えた光ディスク記録再生装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】フロントパネルを取り除いた状態を示す斜視図である。
【図3】駆動機構を露出させた状態を示す斜視図である。
【図4】保持部材の下方から見た斜視図である。
【図5】光ディスクを挟持した保持部材の下方から見た斜視図である。
【図6】クランプアームおよび駆動アームを示す斜視図である。
【図7】クランプアームが光ディスクをクランプさせた状態を示す斜視図である。
【図8】クランプアームが光ディスクから離れた状態を示す斜視図である。
【図9】駆動機構を示す平面図である。
【図10】誤作動を防止するための検出スイッチを示す平面図である。
【図11】光ディスク挿入位置にある状態を示す斜視図である。
【図12】光ディスク装着位置にある状態を示す斜視図である。
【図13】光ディスクをクランプさせる位置にある状態を示す斜視図である。
【図14】ローディング完了位置にある状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0058】
1 ディスク(光ディスク)
1a ディスク外周の非記録領域
1b ディスク内周の非記録領域
10 ディスクローディング機構
11 ベース
12 フロントパネル
13 開口部
14 ガイド溝
15a,15b カム部
16a,16b 支軸
17a,17b 軸受け
18 ピン
20 保持部材
21 平板部
22a,22b 保持アーム
23 ナット部
24a,24b 挟持アーム
25a,25b 支軸
26a,26b バネ
27a,27b 後端部
28a,28b U字型の溝部
30 クランプアーム
31 平板部
32a,32b アーム部
33a,33b バネ
34 ピン
40 駆動アーム
41 連結部
42a,42b アーム部
43a,43b ピン
44 ピン
50 駆動機構
51 モータ
52 ウォームギヤ
53 ウォームホイール
54 第1の減速ギヤ
55 第2の減速ギヤ
56 メインギヤ
57 ウォームホイール
58 リードスクリュー
59 バネ
60 ローディングスタートエンド検出スイッチ
61 搬入完了検出スイッチ
62 光ディスク検出スイッチ
70 スライド部材
71 ピン
72,73,74 カム部
80 スライド部材
81 ピン
82 カム
83 先端部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースにディスクの挿入位置から所定のディスク装着位置までの間を搬入・搬出方向にスライド可能に設けられた保持部材と、前記搬入・搬出方向に沿って延びる軸線方向に移動可能に軸支され、かつ、付勢部材により搬出方向に向けて付勢され、モータにより回転駆動されるリードスクリューとを設け、このリードスクリューに前記保持部材が備えるナット部を螺合し、
前記ディスクが挿入された際のその挿入力による、前記保持部材および前記リードスクリューの前記付勢部材の付勢力に抗する搬入方向への移動によって、前記モータが前記リードスクリューを回転駆動して前記ナット部を介して前記保持部材を前記搬入方向に搬送するように構成したことを特徴とするディスクローディング機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2006−338778(P2006−338778A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−161757(P2005−161757)
【出願日】平成17年6月1日(2005.6.1)
【出願人】(000004329)日本ビクター株式会社 (3,896)
【Fターム(参考)】