説明

ディスプレイ装置の梱包方法

【課題】ディスプレイ装置に衝撃が作用しても、ディスプレイ装置に用いられているディスプレイパネルには破損などを生じさせないためのディスプレイ装置の梱包方法を提供することを目的とする。
【解決手段】2枚のガラス基板3、4を貼り合わせた構造のディスプレイパネル100と、このディスプレイパネル100の前方側に保護ガラス1を備えるディスプレイ装置200の梱包方法であって、緩衝材13を、保護ガラス1とディスプレイパネル100との間に挟着し、緩衝材13は、一端14aがディスプレイ装置200の外部に出た状態となっている引き出し手段14を具備していることを特徴とするディスプレイ装置の梱包方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイパネルの前方側に保護ガラスを備えた構成のディスプレイ装置の梱包方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
昨今、プラズマディスプレイパネル(PDP)や液晶ディスプレイ(LCD)など、ディスプレイパネルの大型化が進み、多くのメーカーにより、それらを用いた、30インチを超える大型のディスプレイ装置が商品化されるようになっている。
【0003】
このようなディスプレイ装置は、2枚のガラス基板を貼り合わせた構造のディスプレイパネルと、このディスプレイパネルの前方側に保護ガラスを設けた構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−131580号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したようなディスプレイパネルは、2枚のガラス基板を貼り合わせた構造であることから、大型化に伴って重量が増加しており、そのため例えば、搬送時に転倒等で衝撃が発生した場合、その衝撃の大きさは従来に比べ大きなものとなってしまっている。
【0005】
その結果、その衝撃がディスプレイパネルに作用することにより、ディスプレイパネルが破損してしまうなどといった問題の発生が、従来より多く見られるようになっている。
【0006】
本発明はこのような現状に鑑みなされたもので、ディスプレイ装置に衝撃が作用しても、ディスプレイ装置に用いられているディスプレイパネルには破損などを生じさせないためのディスプレイ装置の梱包方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を実現するために本発明のディスプレイ装置の梱包方法は、2枚のガラス基板を貼り合わせた構造のディスプレイパネルと、このディスプレイパネルの前方側に保護ガラスを備えるディスプレイ装置の梱包方法であって、緩衝材を、保護ガラスとディスプレイパネルとの間に挟着し、緩衝材は、一端がディスプレイ装置の外部に出た状態となっている引き出し手段を具備していることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ディスプレイ装置に衝撃が作用しても、ディスプレイ装置に用いられているディスプレイパネルには破損などを生じさせないためのディスプレイ装置の梱包方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態によるディスプレイ装置の梱包方法について図を用いて説明するが、本発明の実施の態様はこれに限定されるものではない。
【0010】
図1に、ディスプレイ装置の概略構造を断面図と平面図とで示す。ディスプレイパネル100の代表的なものには、プラズマディスプレイパネル(PDP)、液晶パネル(LCD)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)などがあるが、これらのディスプレイパネル100はいずれも、前面ガラス基板3と背面ガラス基板4との2枚のガラス基板を、周辺の封止部でのみ封止して貼り合わせた構造となっている。
【0011】
そしてこのような構造のディスプレイパネル100を、アルミシャーシ等、板状の骨格部材6の1面に粘着シート5などを用いて固定し、また骨格部材6のもう一方の面にはディスプレイパネル100を駆動するための駆動回路8を配設し、さらにディスプレイパネル100の前方側には保護ガラス1が、額縁部2によって、空隙150を介した状態で備えられ、ディスプレイ装置200が構成されている。
【0012】
なお、保護ガラス1の表面には、所望の光学特性が得られるように、必要に応じて、反射防止機能膜、光透過率調整膜、光偏向膜などといった光学的機能性膜が形成されていたり、電磁波をシールドするための膜、またはフィルムなどが形成されていたりする構造となっている。
【0013】
ここで、従来、ディスプレイ装置200の梱包方法としては、図2にその概略構成を示すように、ディスプレイ装置200の4隅を発泡スチロールなどの成型された緩衝材9で固定し、ダンボール箱などの梱包箱10で梱包するのが一般的であった。
【0014】
しかしながら、このような梱包方法では、例えば搬送時に梱包箱10が、ディスプレイ装置200前方方向へ転倒したりした際に発生する衝撃には、強度的には弱く、これは、ディスプレイ装置200の4隅の成型緩衝材9を厚くしても、この種の衝撃に対するディスプレイパネルの割れ抑制にはほとんど効果を得ることができないということ、そして特にディスプレイ装置200を構成するディスプレイパネルの前面ガラス基板が破損しやすいということが、本発明者が行った実験により明らかとなった。
【0015】
ここで、上記課題の発生は、ディスプレイ装置200の構造と関係しているものと考えられる。すなわち、PDPやLCD、FEDなどにおけるディスプレイパネルは、図3に、ディスプレイパネル100が骨格部材6に貼り合わせられた状態を概略的に平面図で示すように、2枚のガラス基板が、ガラス基板の周辺部でのみ封止・接合されることで貼り合わされた構造となっていることから、ディスプレイパネル100の背面ガラス基板4は、骨格部材6に貼り合わされて、全面が強度補強された構造となるが、前面ガラス基板3は、周辺の封止部12でのみしか支えられていない構造となっている。
【0016】
そのため、梱包箱10(図2)が、ディスプレイ装置200の表示面側(前方側)へ転倒した際、図4に、梱包状態のディスプレイ装置の概略構成を上面からの断面図で示すように、背面ガラス基板4の、衝撃による変形は抑えることができるが、前面ガラス基板3は、ガラス基板の周辺の封止部12でのみでしか支持されていないため、ディスプレイパネル100自身は膨らむ方向に前面ガラス基板3が変形し易く、結果、大きく変形してしまい、最悪の結果、前面ガラス基板3に割れなどの破損が生じてしまうものと考えられる。
【0017】
そしてこの破損は、画面サイズが30インチ以下のディスプレイ装置では問題とはならないのであるが、画面サイズが30インチ以上と、大きくなればなるほど顕著となる。この理由は以下によるものと考えられる。
【0018】
まず、ディスプレイパネル100が大きくなると、前面ガラス基板3の固定部間距離である、背面ガラス基板4との封止部12間の間隔が長くなり、4辺を固定・支持された平板構造においては、衝撃に対する強度は、短辺距離の2乗に反比例して低下することから、破損に至りやすくなってしまうという理由である。
【0019】
また、ディスプレイパネル100が大きくなると、前面ガラス基板3自身の重量が重くなるので、同じく、衝撃が作用した際、前面ガラス基板3の変形が大きくなってしまい、その結果、破損に至りやすくなってしまうという理由である。
【0020】
さらには、ディスプレイパネルを製造する過程において、電極や誘電体層などの厚膜部材を高温での焼成工程を経てガラス基板上に積層・形成することが行われる場合、高温での焼成工程により形成した厚膜多層積層構造においては、膜界面などに残留応力が介在した状態となってしまい、この残留応力が存在すると、ガラス基板が元来備える強度を大きく低下させてしまうのであるが、この残留応力は、ガラス基板の大きさが大きいほど顕著となるという理由である。
【0021】
以上より、前面ガラス基板3が大型化するほど、すなわち、ディスプレイ装置が大型化するほど、衝撃が作用した際に破損が発生してしまうという問題は顕著となる。
【0022】
ここで、ディスプレイ装置200においては、保護ガラス1も額縁部2によりその周囲のみを固定・支持された構造であり、したがって、前面ガラス基板3と同様、衝撃が作用することにより破損しやすい構造ではあるが、保護ガラス1は、元来、ガラス基板により構成されたディスプレイパネル100を保護するために設置するものであり、ディスプレイパネル100の前面ガラス基板3および背面ガラス基板4で用いるガラス基板のように、焼成などの高温プロセスなどを経ることはないので、プロセスからのガラス基板材料への制約はなく、したがって、同じガラス厚でも、ディスプレイパネル100のガラス基板よりも強度が強い、例えば強化ガラスを用いたりすることも可能であり、また、現実、そのように構成されているので、結果的に、搬送中の破損としては常に、ディスプレイパネル100の前面ガラス基板3に発生することとなる。
【0023】
上述したような状況に鑑みて、本発明では、図5にディスプレイ装置200の梱包状態を、概略的に断面図で示すように、保護ガラス1とディスプレイパネル100の前面ガラス基板3との間の空隙の、ディスプレイの表示領域の略中央部に、引き出し手段14としての紐を具備した緩衝材13を挿入することで、緩衝材13を保護ガラス1とディスプレイパネル100との間に挟んで固定、すなわち、挟着し、その状態で、ディスプレイ装置200の4隅を発泡スチロールなどの緩衝材9などで固定し、ダンボール箱などの梱包箱10で梱包している。
【0024】
図6(a)に、引き出し手段14としての紐を具備した緩衝材13の一例の概略構成を示す。なお、引き出し手段14の、緩衝材13とは逆の方の一端14aは、図6(b)に概略的に示すように、ディスプレイ装置200の外部に取り出し口15を通じて出ている。
【0025】
また、緩衝材13としては、保護ガラス1やディスプレイパネル100の前面ガラス基板3の表面に、傷や汚れや粘着跡などを残さないもので、且つ、保護ガラス1とディスプレイパネル100とで良好な状態で挟着できる厚み、すなわち、保護ガラス1とディスプレイパネル100との間の間隙に挿入した際に抜け落ちずに、且つ、ディスプレイパネル100や保護ガラス1に対して過大な押圧力を発生させない、例えば、保護ガラス1とディスプレイパネル100との間の空隙の厚みとほぼ同等の厚みとすることが好ましく、例えば、硬質フェルトなどの材質を用いることが好ましい。
【0026】
この緩衝材13を表示領域の略中央に挿入することにより、転倒により発生するような比較的大きな衝撃に対してでも、前面ガラス基板の割れに対する耐性を大幅に改善できるということを確認している。
【0027】
すなわち、従来の構造では支持点がパネル周辺部だけで中央部がフリーであることから、衝撃作用時の変形が、前面ガラス基板13の中央部が最大となるような変形を起こしており、その結果、前面ガラス基板13が破損してしまう確率が高かったのであるが、上述したような本発明の一実施の形態によるPDPの梱包方法によれば、図7に概略的に断面図で示すように、保護ガラス1とディスプレイパネル100との間に緩衝材13を挟着することにより、前面ガラス基板3の中央部が背面ガラス基板4側に押さえられることとなり、すなわち緩衝材13の挿入箇所は、ディスプレイパネル100の前面ガラス基板3の変形を抑制する支持点となるので、前面ガラス基板3の支持点間距離は従来構造に比べ概ね1/2となり、その結果、衝撃作用時の前面ガラス基板3の、前方側に膨らむような変形は、従来構造の場合に比べ大幅に低減されることとなり、前面ガラス基板3の破損を防ぐことが可能になるものと考えられる。理論的には、支持点距離が概ね1/2となることでの強度向上は4倍である。
【0028】
なお、緩衝材13は、前述したように、保護ガラス1と前面ガラス基板3とで良好な状態で挟着できる厚み、すなわち、保護ガラス1と前面ガラス基板3との間の間隙に挿入した際に抜け落ちずに、且つ、前面ガラス基板3や保護ガラス1に対して過大な押圧力を発生させない、例えば、保護ガラス1と前面ガラス基板3との間の空隙の厚みとほぼ同等の厚みとすることが好ましく、また、材質も、ガラスに対して摩擦が大きく発生するもの、例えば、シリコン樹脂系等を用いることも可能である。
【0029】
ここで、本発明者が行った実験、具体的には、ディスプレイ装置200として42インチサイズのPDPとし、このPDPに対して、保護ガラス1とディスプレイデバイス200の前面ガラス基板3との間隙に緩衝材13として直径20mmの円柱状の硬質フェルトを挟着するという梱包方法で梱包したものと、緩衝材13を挟着しないという梱包方法で梱包したものとをそれぞれ10台づつに対して、ディスプレイ装置200の表示画面前方側に転倒させて衝撃を発生させるというパネル強度試験を行った結果、間隙に緩衝材13を挟着しない梱包方法では10台中6台にPDPに割れが発生してしまったところ、緩衝材13を挟着する梱包方法では割れは1台も発生しないことを確認しており、このことから、本発明によれば、転倒により発生するような比較的大きな衝撃に対してでも、前面ガラス基板の割れに対する耐性を大幅に改善できるということが判る。
【0030】
以上の結果は、保護ガラス1と前面ガラス基板3との間に挿入した直径20mmの緩衝材13によって、ディスプレイ装置200が表示面前方側に転倒するという、比較的大きな衝撃が作用した場合であっても、前面ガラス基板3の変形は、図7に、概略的に断面図で示すように、図4を用いて示した従来の梱包方法、すなわち緩衝材13を挟着しない梱包方法の場合の変形に比べ、大幅に抑制することができるためと考えられる。
【0031】
以上より、保護ガラス1とディスプレイパネル100の前面ガラス基板3との隙間に、前面ガラス基板3と同等の大きさの緩衝材を挟着せずとも、略中央部にのみ緩衝材13を挟着させるという構造でも、梱包状態での強度を大幅に向上できるということを意味しており、十分な耐衝撃性能を、低コストな緩衝材で実現できることがわかる。
【0032】
以上においては、緩衝材13を前面ガラス基板3に対して略中央に挿入した例で説明したが、これに限られるものではなく、本発明者が行った実験によれば、中央部1/4程度の領域内で挟着させるのであれば、強度向上の実効的な効果を得られることを確認している。これは、理論的には、緩衝材を挿入していない状態に比べ、少なくともパネル周辺と挿入した緩衝材で支持点間距離は0.75倍に短くすることができるので、約1.8倍程度の耐衝撃強度向上が確保できるということからも裏づけされる結果である。
【0033】
なお、以上においては、保護ガラス1自身の強度が高い方が得られる効果も大きくなるので、保護ガラス1としては、一般的にいう強化ガラスを用いたり、また、ガラス強度は厚みの2乗に比例するため、できる限り厚みの厚いガラス、例えば、前面ガラス基板3の厚みより厚いガラスを用いる、等の対応を行うことが望ましい。
【0034】
ここで緩衝材13は、ディスプレイ装置を使用する際には、少なくとも画像表示領域外に取り除く必要があるが、本発明の一実施の形態によるPDPの梱包方法における緩衝材13には、前述のように、引き出し手段14である紐が具備されており、この紐の一端14aはディスプレイ装置200の外部に出た構造となっていることから、この引き出し手段14を引くことにより緩衝材13を画像表示領域外に取り除くことができる。
【0035】
さらに詳しくは、緩衝材13に具備された引き出し手段14の一端14aを、ディスプレイ装置200の額縁部2の下部に設けた取り出し口15からディスプレイ装置200の外に引き出した状態で梱包し、ディスプレイ装置200を梱包から取り出して、実際に使用する際には、保護ガラス1とディスプレイパネル100の前面ガラス基板3との間の間隙(隙間)に挿入した緩衝材13を、引き出し手段14である紐を引くことで、額縁部2の下部の取り出し口15から取り出す、というものである。
【0036】
以上のような緩衝材13を用いた梱包構造により、梱包時のディスプレイ装置200の破損を防止し、安全に搬送することができ、かつ、使用時には、保護ガラス1を取り外したりすることなく、容易に画像表示領域外に緩衝材13を取り出すことが可能となる。
【0037】
ここで緩衝材13は、保護ガラス1とディスプレイパネル100との間隙に確実に挟着され、衝撃作用時には、前面ガラス基板3の変形に対する支持点となりうる強度を備え、引き出し手段14によってディスプレイ装置200の外に引き出される際には、保護ガラス1やディスプレイパネル100の前面ガラス基板3を傷つけることがないような、適度なすべり性を有することが要求されることから、例えば、円柱型の硬質フェルトや、円柱状のシリコン系の樹脂や、シリコン系樹脂材に、保護ガラスやディスプレイ装置に接する面のみ硬質フェルトを付したものなどが好ましく、コストなども考慮した上で必要に応じて選択すれば良い。
【0038】
なお、形状も、円柱状に限るものではなく、立方体、直方体、球体などの形状であっても同様の効果を得ることができる。
【0039】
また図8に概略構成を示すように、ディスプレイ装置200の額縁部2に緩衝材13を格納する格納手段16を設け、取り出し口15から出ている、緩衝材13が具備する引き出し手段14である紐の一端14aを引っ張ることで、格納手段16にまで引き寄せて格納し、その後、引き出し手段14を必要に応じて切断するというものであっても良い。このような機構によっても、緩衝材13を表示領域外に移動させることが可能である。
【0040】
なお、緩衝材13が格納手段16内で自由に動いてしまうと振動時などに異音の原因となってしまうため、格納手段16内での緩衝材13の動きを規制する、仕切り板など移動規制手段を設けておくことが好ましい。
【0041】
また、ディスプレイ装置200の使用時には、ディスプレイ装置200が温度上昇するので、安全を見込んで、緩衝材13は難燃性の材料とすることが好ましい。
【0042】
また、以上の説明においては、保護ガラス1と前面ガラス基板3との間隙に挿入した緩衝材13が1つの場合を挙げたが、1個に限るものではなく、当然ながら、挿入する緩衝材13の個数が多い方が、より支持点間距離が短くなり、梱包時での耐衝撃性能は向上するため、好ましい。
【産業上の利用可能性】
【0043】
以上のように本発明は、ディスプレイ装置を提供する上で有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】ディスプレイ装置の概略構造を示す図
【図2】従来のディスプレイ装置の梱包方法を概略的に示す図
【図3】ディスプレイパネルが骨格部材に貼り合わされた状態を概略的に示す図
【図4】従来のディスプレイ装置の梱包方法における前面ガラス基板の変形状態を概略的に示す図
【図5】本発明の一実施の形態によるディスプレイ装置の梱包方法を概略的に示す図
【図6】本発明の一実施の形態によるディスプレイ装置の梱包方法における緩衝材と引き出し手段の一例を概略的に示す図
【図7】本発明の一実施の形態によるディスプレイ装置の梱包方法における前面ガラス基板の変形状態を概略的に示す図
【図8】本発明の他の実施の形態によるディスプレイ装置の梱包方法を概略的に示す図
【符号の説明】
【0045】
1 保護ガラス
2 額縁部
3 前面ガラス基板
4 背面ガラス基板
5 粘着シート
6 骨格部材
7 バックカバー
8 駆動回路
9 緩衝材
10 梱包箱(下部)
12 封止部
13 緩衝材
14 引き出し手段
15 取り出し口
16 格納手段
100 ディスプレイパネル
150 空隙
200 ディスプレイ装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2枚のガラス基板を貼り合わせた構造のディスプレイパネルと、このディスプレイパネルの前方側に保護ガラスを備えるディスプレイ装置の梱包方法であって、
緩衝材を、保護ガラスとディスプレイパネルとの間に挟着し、
緩衝材は、一端がディスプレイ装置の外部に出た状態となっている引き出し手段を具備している
ことを特徴とするディスプレイ装置の梱包方法。
【請求項2】
保護ガラス部とディスプレイパネルの間の空隙において、画像表示領域の略中央部に緩衝材を挿入することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置の梱包方法。
【請求項3】
前記保護ガラスは、前記ガラス基板より強度が強いことを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置の梱包方法。
【請求項4】
前記保護ガラスは、前記ガラス基板より厚みが厚いことを特徴とする請求項1記載のディルプレイ装置の梱包方法。
【請求項5】
前記ディスプレイ装置は、画面サイズ30インチ以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のディスプレイ装置の梱包方法。
【請求項6】
前記ディスプレイ装置は、ディスプレイパネルとしてプラズマディスプレイパネルを用いたプラズマディスプレイ装置であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のディスプレイ装置の梱包方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−292491(P2009−292491A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−146409(P2008−146409)
【出願日】平成20年6月4日(2008.6.4)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】