説明

デジタルコンテンツ情報配信システム、デジタルコンテンツ情報配信システムの制御方法、及びデジタルコンテンツ情報配信システムの制御プログラム

【課題】課題の一例として、楽曲等のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、フレンド間で電子機器を用いて演奏パートの編集、セッションを楽しむことができるデジタルコンテンツ情報配信システム等を提供することにある。
【解決手段】デジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、デジタルコンテンツ情報が選択される選択手段と、前記選択されたデジタルコンテンツ情報が編集される編集手段と、前記編集されたデジタルコンテンツ情報と利用者識別情報とが関連付けられる関連付け手段と、前記利用者情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報、および前記利用者情報とを記憶する記憶手段と、前記利用者識別情報と関連付けされた関連者識別情報が前記記憶手段に送信された場合に、前記利用者識別情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報を、前記関連者識別情報を送信した送受信手段に送信する制御手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信端末装置に対してデジタルコンテンツ情報を配信するデジタルコンテンツ情報配信システムの技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報処理や情報通信などの技術の飛躍的な進歩とも相俟って、コンピュータ等の電子情報機器間を相互接続するネットワーク・コンピューティング技術に対する要望が高まってきている。ネットワーク上では、遠隔地のユーザどうしで、コンピュータ資源を共有し、情報の共有・流通・配布・交換などの協働的作業を円滑に行うことができる。
【0003】
このような状況下において、情報の提供者であるカラオケ業者が、独自のWebページを作成し、ユーザにパソコンや携帯端末装置からそのWebページに対してアクセスをさせてユーザにとって魅力ある種々の情報を提供している。
【0004】
この場合、情報の提供者であるカラオケ業者は、毎月膨大な量の新曲をカラオケ業者の編集によってユーザに提供している。ユーザはカラオケ業者のWebページにアクセスし、お気に入りの楽曲を自分の携帯電話装置等の電子機器に登録しておき、カラオケ店舗に行った場合に、楽曲集を探して自分の好みの(自分が歌いたい)楽曲を探す必要がなく、携帯電話等を使用して直ちに自分の好みの楽曲を再生できる。
【0005】
また、ユーザは、カラオケ業者のWebページを通じてフレンド登録(SNS(Social Network System)におけるフレンド登録に類似した機能)を行い、フレンド間で楽曲のカラオケ採点を競いあってカラオケを楽しむ機能が知られている。また、同時に同じ楽曲を歌っているユーザの数が瞬時に分かる機能なども知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、ユーザにはカラオケ店舗で歌詞を歌うばかりではなく、楽曲の演奏および編集を行いたいという要望があった。この要望に対して、これまでカラオケ店舗においては、ユーザに対して演奏を行なうための楽器を有料でレンタルするという対応をとっていた。従って、演奏が好きなユーザにとってはコストがかかるという課題があった。また演奏が好きなユーザは、音楽の好みも多種多様であるために、カラオケ店舗においてアップロードされるランキング順の楽曲にはない楽曲を演奏したいという要望があった。
【0007】
また、実際の楽器の演奏によって編集された演奏パートは、楽曲と同期して記憶しておくことができないので再現性がなく、またカラオケ業者のWebページを通じてフレンド登録をしたフレンドとも楽曲の演奏および演奏パートの編集を一緒にまたは遠隔地において楽しむことができないという課題があった。
【0008】
そこで、本発明は上記の課題に鑑みて為されたもので、その目的の一例は、楽曲等のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、フレンド間で電子機器を用いて演奏パートの編集、セッション(編集部分とその他の部分を一緒に演奏する)、またはバーチャルセッションを楽しむことができるデジタルコンテンツ情報配信システム、デジタルコンテンツ情報配信システムの制御方法、及びデジタルコンテンツ情報配信システムの制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、デジタルコンテンツ情報を配信する、デジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、デジタルコンテンツ情報が選択される選択手段と、前記選択されたデジタルコンテンツ情報が編集される編集手段と、前記編集されたデジタルコンテンツ情報と利用者識別情報とが関連付けられる関連付け手段と、前記利用者情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報、および前記利用者情報とを記憶する記憶手段と、前記利用者識別情報と関連付けされた関連者識別情報が前記記憶手段に送信された場合に、前記利用者識別情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報を、前記関連者識別情報を送信した送受信手段に送信する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、ネットワークに接続可能な音楽演奏ソフトをインストールしたゲーム機や携帯通信端末装置において、楽曲を選択し、楽曲のアレンジを修正したりすることができる。
【0011】
そして、楽曲を編集した(修正した)情報をサーバー装置(データベースを備える)へ送信しておくと、カラオケに行ったときに、自分好みの楽曲(編集された楽曲)でカラオケを楽しむことができる。
【0012】
更に、SNS(Social Network System)を利用して友達と自分が編集した楽曲を共有化することにより、友達にも自分だけの編集(アレンジ)を公開させることができる。
【0013】
上記課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記選択手段によって選択されるデジタルコンテンツ情報は、前記デジタルコンテンツ情報配信システムにおいて配信されるべき前記デジタルコンテンツ情報であることを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、選択されるべき楽曲(デジタルコンテンツ情報)は、既にシステムにおいて登録されている情報なので、ユーザは編集対象の楽曲を容易に選択することができる。
【0015】
また、システムに登録されている楽曲は著作権処理がされているので利用が容易であり、個人的な範囲(個人的な人間関係による結びつきが強い友人等)で楽曲の演奏やカラオケを楽しむために好適となっている。
【0016】
上記課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記選択手段によって選択されるデジタルコンテンツ情報は、前記デジタルコンテンツ情報配信システムにおいて配信されるべき前記デジタルコンテンツ情報以外の情報であって、前記利用者情報と関連付けされたデジタルコンテンツ情報が選択されることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、選択されるべき楽曲(デジタルコンテンツ情報)は、システムにおいて登録されていないユーザが歌うメロディーや歌詞に基づいた楽曲である場合や、ユーザの鼻歌である場合や、ユーザが入力する音階情報等の楽曲情報によって作成された楽曲なので、ユーザがこのシステムに登録できる楽曲の種類が非常に多くなり、かつユーザにとって楽曲入力の自由度が高いという利点がある。
【0018】
また、入力された情報はユーザが持つ識別(ID:Identification)情報と関連づけされているので、ネットワークに接続されている電子機器であればユーザの識別情報を入力すれば、いつでもどこでも入力された楽曲を受信することが可能になる。
【0019】
上記課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記編集手段における編集方法は、前記デジタルコンテンツ情報配信システムに接続されている他の電子情報処理装置に記憶されている編集方法であることを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、WEBにアップロードされている(第三者が使用できるように公開されている)他人が編集した楽曲をユーザが自由に使用する(編集方法だけを取り入れることも可能)ことができるので、ユーザの編集の自由度が上がり、またユーザの編集時間を節約することも可能になる。
【0021】
上記課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記編集手段における編集対象部分は、前記デジタルコンテンツ情報における楽器の演奏部分であり、かつ、同一楽器による演奏部分の一部または全部であることを特徴とする。
【0022】
この構成によれば、カラオケ等における楽器の演奏パート毎に、ユーザは編集をすることができるので、ユーザの好みの楽器またはユーザが関心を持っている楽器に対応する演奏パート部分だけをユーザ自身が編集することができる。
【0023】
上記課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記デジタルコンテンツ情報における前記楽器の前記演奏部分を前記利用者識別情報と関連付けされた少なくとも1つ以上の前記関連者識別情報に対応させる対応付け手段を備え、前記対応付け手段によって対応付けされた前記演奏部分と前記関連者識別情報とを前記記憶手段に記憶させることを特徴とする。
【0024】
この構成によれば、一つの楽曲の中で、楽器毎にまたは演奏パート毎に編集をするユーザを割り当てることができるので(各ユーザが関心を持っている部分を割り当てることができる)、楽曲毎に独自の編集(アレンジ)がされ、各ユーザの編集部分を同時に再生することによって、セッション演奏が容易にでき、ユーザにとっても楽しく歌い、演奏し、鑑賞することが可能になる。
【0025】
また、割り当ては、あるユーザと関連のあるユーザ(SNS等でお互いに承認し合った仲間(フレンド))だけに行なわれるので、フレンド同士でより深く親睦を深め、またフレンド同士の活動を活性化することが可能になる。
【0026】
上記課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記関連者識別情報に対応付けられた前記演奏部分が、前記編集手段によって編集された場合には、前記編集手段によって編集された編集演奏部分と前記関連者識別情報とが関連付けられて前記記憶手段に記憶されることを特徴とする。
【0027】
この構成によれば、編集された楽曲部分(楽器毎にまたは演奏パート毎に)が、サーバに接続されたデータベースに、あるユーザと関連のあるユーザ(SNS等でお互いに承認し合った仲間(フレンド))毎に記憶される。したがって、フレンドであればいつでもどこでも自由に自分の編集部分を聞き、また更に再編集することが可能になる。
【0028】
上記課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記記憶手段と有線または無線の何れかによって接続された電子情報処理装置および当該電子情報処理装置と有線または無線の何れかによって接続された他の電子情報処理装置とを更に備え、前記電子情報処理装置と前記他の電子情報処理装置とは認識情報を送受信し認識情報が一致した場合であって、前記他の電子情報処理装置から前記記憶手段に記憶された前記利用者識別情報および少なくとも一つ以上の前記関連者識別情報が前記電子情報処理装置に送信された場合には、前記電子情報処理装置は前記記憶手段から前記利用者識別情報に関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報、および前記関連者識別情報に対応付けられた前記編集演奏部分を受信することを特徴とする。
【0029】
この構成によれば、カラオケ店舗において、コマンダー等の電子情報処理装置と、赤外線通信をするキョクNAVI(Navigation)等の他の電子情報処理装置とがお互いに認証を取り合って動作するので、近隣の部屋におけるコマンダー等の電子情報処理装置と混線することがなく、放音または表示させたいコマンダーのみを動作させることができる。
【0030】
また、あるユーザと関連のあるユーザ(SNS等でお互いに承認し合った仲間(フレンド))がカラオケ店舗において一緒にログインをして、お互いが編集してきた演奏部分をバックに歌を歌い(カラオケを)楽しむことが可能になる。
【0031】
上記課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記電子情報処理装置は、前記利用者識別情報または前記関連者識別情報の少なくともいずれかを受信した場合に前記編集演奏部分の再編集を認めることを特徴とする。
【0032】
この構成によれば、ユーザまたはユーザのフレンドは、お互いに一緒でない場合であっても楽曲の編集をすることができるので、個人的にいつでもどこでも自由に編集できる。
【0033】
一例として、ユーザまたはユーザのフレンドと一緒に楽曲(編集された部分を含む。)を再生した後に、ユーザまたはユーザのフレンドが編集部分に不具合があると感じた場合には、個人的に再編集作業を行なうことに専念することができるという利点がある。
【0034】
上記課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項8に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記電子情報処理装置は、前記再編集された前記編集演奏部分を記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0035】
この構成によれば、ユーザまたはユーザのフレンドが編集部分に不具合があるとカラオケ店舗において感じた場合に、個人的に再編集作業を行なった部分を共有の記憶部分に記憶しておくことができるので、ユーザまたはユーザのフレンドは常に最新の編集部分をいつでも記憶することができる。
【0036】
上記課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、請求項7乃至10の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記編集演奏部分が指揮パートである場合には、前記演奏部分は、前記デジタルコンテンツ情報のテンポが自由自在に操作されることを特徴とする。
【0037】
この構成によれば、演奏だけではなく指揮パートはテンポを自由自在に操ることが可能になるので、ユーザとそのフレンドは楽しくカラオケ店舗で歌い、そして演奏して楽しむことが可能になる。
【0038】
上記課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、請求項7に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記記憶手段と有線または無線の何れかによって接続された電子情報処理装置および当該電子情報処理装置と有線または無線の何れかによって接続された他の電子情報処理装置とを更に備え、前記電子情報処理装置と前記他の電子情報処理装置とは認識情報を送受信し前記認識情報が一致した場合であって、前記他の電子情報処理装置から前記記憶手段に記憶された前記利用者識別情報または前記関連者識別情報が前記電子情報処理装置に送信された場合には、前記電子情報処理装置は前記記憶手段から前記利用者識別情報に関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報または前記関連者識別情報に対応付けられた前記編集演奏部分を受信し、受信された前記編集されたデジタルコンテンツ情報、または前記編集演奏部分の再編集を許可し、再編集されたデジタルコンテンツ情報と前記利用者識別情報、および再編集演奏部分と前記関連者識別情報とが関連付けられて前記記憶手段に記憶されることを特徴とする。
【0039】
この構成によれば、編集された(または再編集された)楽曲部分(楽器毎にまたは演奏パート毎に)が、サーバに接続されたデータベースに、あるユーザの識別情報とそのユーザと関連のあるユーザ(SNS等でお互いに承認し合った仲間(フレンド))の識別情報と関連付けられて記憶され、あるユーザの識別情報とそのユーザと関連のあるユーザの識別情報である場合に記憶された楽曲部分が受信され、その編集部分の再編集が可能になる。
【0040】
この構成によれば、ユーザまたはユーザのフレンドが編集部分に不具合があるとカラオケ店舗以外において感じた場合に、個人的に再編集作業を行なった部分を共有の記憶部分に記憶しておくことができるので、ユーザまたはユーザのフレンドはカラオケ店舗以外でも、常に編集後の最新の編集部分を記憶することができる。
【0041】
上記課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記電子情報処理装置と前記他の電子情報処理装置とは前記認識情報を送受信し前記認識情報が一致した場合であって、前記他の電子情報処理装置から前記記憶手段に記憶された前記利用者識別情報または前記関連者識別情報が前記電子情報処理装置に送信された場合には、前記電子情報処理装置は前記記憶手段から前記利用者識別情報に関連付けされた前記再編集されたデジタルコンテンツ情報および前記関連者識別情報に対応付けられた前記再編集演奏部分を受信することを特徴とする。
【0042】
したがって、フレンドであればいつでもどこでも(カラオケ店舗以外でも)自由にフレンドの編集部分を聞き、フレンドがいない場所において、あたかも同時に楽器を演奏しているような気分になり、セッションを楽しむことができる。また更にセッション中に不具合を発見した場合に再編集することが可能になる。
【0043】
上記課題を解決するために、請求項14に記載の発明は、請求項8乃至13の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記記憶手段に記憶されたデジタルコンテンツ情報は、前記他の電子情報処理装置によって演奏されることを特徴とする。
【0044】
この構成によれば、これまでカラオケ店舗において楽器をレンタルしていたユーザが、楽器をレンタルすることなく、ユーザが所有する携帯電話機器、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム用携帯端末装置、キョクNAVI(Navigation)等の電子情報処理装置を使用することによって、デジタルコンテンツ情報である楽曲の各楽器の演奏パートを演奏することができるようになる。従って、ユーザにとってカラオケを楽しむためのコストが削減できる。
【0045】
上記課題を解決するために、請求項15に記載の発明は、デジタルコンテンツ情報を配信する、デジタルコンテンツ情報配信システムの制御方法において、デジタルコンテンツ情報が選択される選択工程と、前記選択されたデジタルコンテンツ情報が編集される編集工程と、前記編集されたデジタルコンテンツ情報と利用者識別情報とが関連付けられる関連付け工程と、前記利用者情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報、および前記利用者情報とを記憶する記憶工程と、前記利用者識別情報と関連付けされた関連者識別情報が前記記憶工程に対して送信された場合に、前記利用者識別情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報を、前記関連者識別情報を送信した送受信工程に対して送信する制御工程と、を備えることを特徴とする。
【0046】
上記課題を解決するために、請求項16に記載の発明は、デジタルコンテンツ情報を配信する、デジタルコンテンツ情報配信システムのプログラムにおいて、デジタルコンテンツ情報が選択される選択手段、前記選択されたデジタルコンテンツ情報が編集される編集手段、前記編集されたデジタルコンテンツ情報と利用者識別情報とが関連付けられる関連付け手段、前記利用者情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報、および前記利用者情報とを記憶する記憶手段、前記利用者識別情報と関連付けされた関連者識別情報が前記記憶手段に送信された場合に、前記利用者識別情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報を、前記関連者識別情報を送信した送受信手段に送信する制御手段、として機能させることを特徴とする。
【0047】
上記課題を解決するために、請求項17に記載の発明は、請求項16に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムの制御プログラムがコンピュータに読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0048】
本発明によれば、ネットワークに接続可能な音楽演奏ソフトをインストールしたゲーム機や携帯通信端末装置において、楽曲を選択し、楽曲のアレンジを修正したりすることができる。
【0049】
そして、楽曲を編集した(修正した)情報をサーバ装置(データベースを備える)へ送信しておくと、カラオケに行ったときに、自分好みの楽曲(編集された楽曲)でカラオケを楽しむことができる。
【0050】
また、SNSを利用して友達と自分が編集した楽曲を共有化することにより、友達にも自分だけの編集(アレンジ)を公開させることができる。
【0051】
また、選択されるべき楽曲(デジタルコンテンツ情報)は、既にシステムにおいて登録されている情報なので、ユーザは編集対象の楽曲を容易に選択することができる。
【0052】
また、システムに登録されている楽曲は著作権処理がされているので利用が容易であり、個人的な範囲(個人的な人間関係による結びつきが強い友人等)で楽曲の演奏やカラオケを楽しむために好適となっている。
【0053】
また、選択されるべき楽曲(デジタルコンテンツ情報)は、システムにおいて登録されていないユーザが歌うメロディーや歌詞に基づいた楽曲である場合や、ユーザの鼻歌である場合や、ユーザが入力する音階情報等の楽曲情報によって作成された楽曲なので、ユーザがこのシステムに登録できる楽曲の種類が非常に多くなり、かつユーザにとって楽曲入力の自由度が高いという利点がある。
【0054】
また、入力された情報はユーザが持つ識別(ID)情報と関連づけされているので、ネットワークに接続されている電子機器であればユーザの識別情報を入力すれば、いつでもどこでも入力された楽曲を受信することが可能になる。
【0055】
また、WEBにアップロードされている(第三者が使用できるように公開されている)他人が編集した楽曲をユーザが自由に使用する(編集方法だけを取り入れることも可能)ことができるので、ユーザの編集の自由度が上がり、またユーザの編集時間を節約することも可能になる。
【0056】
また、カラオケ等における楽器の演奏パート毎に、ユーザは編集をすることができるので、ユーザの好みの楽器またはユーザが関心を持っている楽器に対応する演奏パート部分だけをユーザ自身が編集することができる。
【0057】
また、一つの楽曲の中で、楽器毎にまたは演奏パート毎に編集をするユーザを割り当てることができるので(各ユーザが関心を持っている部分を割り当てることができる)、楽曲毎に独自の編集(アレンジ)がされ、各ユーザの編集部分を同時に再生することによって、セッション演奏が容易にでき、ユーザにとっても楽しく歌い、演奏し、鑑賞することが可能になる。
【0058】
また、割り当ては、あるユーザと関連のあるユーザ(SNS等でお互いに承認し合った仲間(フレンド))だけに行なわれるので、フレンド同士でより深く親睦を深め、またフレンド同士の活動を活性化することが可能になる。
【0059】
また、編集された楽曲部分(楽器毎にまたは演奏パート毎に)が、サーバに接続されたデータベースに、あるユーザと関連のあるユーザ(SNS等でお互いに承認し合った仲間(フレンド))毎に記憶される。したがって、フレンドであればいつでもどこでも自由に自分の編集部分を聞き、また更に再編集することが可能になる。
【0060】
また、カラオケ店舗において、コマンダー等の電子情報処理装置と、赤外線通信をするキョクNAVI等の他の電子情報処理装置とがお互いに認証を取り合って動作するので、近隣の部屋におけるコマンダー等の電子情報処理装置と混線することがなく、放音または表示させたいコマンダーのみを動作させることができる。
【0061】
また、あるユーザと関連のあるユーザ(SNS等でお互いに承認し合った仲間(フレンド))がカラオケ店舗において一緒にログインをして、お互いが編集してきた演奏部分をバックに歌を歌い(カラオケを)楽しむことが可能になる。
【0062】
また、ユーザまたはユーザのフレンドは、お互いに一緒でない場合であっても楽曲の編集をすることができるので、個人的にいつでもどこでも自由に編集できる。
【0063】
一例として、ユーザまたはユーザのフレンドと一緒に楽曲(編集された部分を含む。)を再生した後に、ユーザまたはユーザのフレンドが編集部分に不具合があると感じた場合には、個人的に再編集作業を行なうことに専念することができるという利点がある。
【0064】
また、ユーザまたはユーザのフレンドが編集部分に不具合があるとカラオケ店舗において感じた場合に、個人的に再編集作業を行なった部分を共有の記憶部分に記憶しておくことができるので、ユーザまたはユーザのフレンドは常に最新の編集部分をいつでも記憶することができる。
【0065】
また、演奏だけではなく指揮パートはテンポを自由自在に操ることが可能になるので、ユーザとそのフレンドは楽しくカラオケ店舗で歌い、そして演奏して楽しむことが可能になる。
【0066】
また、編集された(または再編集された)楽曲部分(楽器毎にまたは演奏パート毎に)が、サーバに接続されたデータベースに、あるユーザの識別情報とそのユーザと関連のあるユーザ(SNS等でお互いに承認し合った仲間(フレンド))の識別情報と関連付けられて記憶され、あるユーザの識別情報とそのユーザと関連のあるユーザの識別情報である場合に記憶された楽曲部分が受信され、その編集部分の再編集が可能になる。
【0067】
また、ユーザまたはユーザのフレンドが編集部分に不具合があるとカラオケ店舗以外において感じた場合に、個人的に再編集作業を行なった部分を共有の記憶部分に記憶しておくことができるので、ユーザまたはユーザのフレンドはカラオケ店舗以外でも、常に編集後の最新の編集部分を記憶することができる。
【0068】
したがって、フレンドであればいつでもどこでも(カラオケ店舗以外でも)自由にフレンドの編集部分を聞き、フレンドがいない場所において、あたかも同時に楽器を演奏しているような気分になり、セッションを楽しむことができる。また更にセッション中に不具合を発見した場合に再編集することが可能になる。
【0069】
また、これまでカラオケ店舗において楽器をレンタルしていたユーザが、楽器をレンタルすることなく、ユーザが所有する携帯電話機器、PDA、ゲーム用携帯端末装置、キョクNAVI等の電子情報処理装置を使用することによって、デジタルコンテンツ情報である楽曲の各楽器の演奏パートを演奏することができるようになる。従って、ユーザにとってカラオケを楽しむためのコストが削減できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0070】
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、有線または無線による電子通信回線を通じて情報をダウンロードできる全ての電子情報機器に対して適用することが可能である。
[1.システム構成の一例]
図1は、本発明のシステム構成の構成例(一実施形態)を示すブロック図である。本発明のシステムは、携帯電話機1(選択手段、編集手段、送受信手段、関連付け手段、対応付け手段、他の電子情報処理装置の一例)、携帯電話機1を相互に接続するためのパケット通信網2、パケット通信網2における携帯電話機1と外部の電子情報処理装置7等の電子機器との接続を制御するためのサーバ装置3、サーバ装置3および電子情報処理装置7等の電子機器との接続をするためのネットワーク5、ネットワーク5に接続されサーバ装置3を介した携帯電話機1および電子機器に接続される楽曲配信サーバ装置4(制御手段、電子情報処理装置)、ネットワーク5に接続される楽曲配信サーバ装置4を介して楽曲情報(デジタルコンテンツ情報の一例)を配信する楽曲データベース8(記憶手段)、ネットワーク5に接続され楽曲配信サーバ装置4と情報の送受信を行なうとともにキョクNAVI等の電子情報処理装置9(選択手段、編集手段、関連付け手段、対応付け手段および他の電子情報処理装置の一例)と情報の送受信行なうコマンダー6(送受信手段)、ネットワーク5に接続され楽曲配信サーバ装置4と情報の送受信を行なうパーソナルコンピュータ等の電子情報処理装置7(選択手段、編集手段、送受信手段、関連付け手段、対応付け手段、および他の電子情報処理装置の一例)とを含む構成となっている。
【0071】
次に各構成要素の概要について説明する。
【0072】
携帯電話機1は、ユーザが所望のデジタルコンテンツを入手しようとする場合に、携帯電話機1の入力部を介して、楽曲配信サーバ装置4と接続する。携帯電話機1が、楽曲配信サーバ装置4と接続するためには、利用者識別情報であるUID(User Identification)と、UIDに対応したパスワードを、楽曲配信サーバ装置4に送信する必要がある。
【0073】
また、携帯電話機1は、楽曲配信サーバ装置4を介して楽曲等のデジタルコンテンツをダウンロードし、楽曲(楽曲は楽曲ID(Identification)によって特定される)の演奏パート毎に(楽曲において演奏されている楽器ごとに)編集をすることができる。また、編集された楽曲または未編集の楽曲を利用者識別情報であるUIDと関連付けて楽曲データベース8に送信し、記憶させる。未編集の楽曲はユーザのお好み楽曲として携帯電話機1へ登録し、携帯電話機1の操作により楽曲データベース8からお好み楽曲を容易にダウンロードすることもできる。
【0074】
また、携帯電話機1は、コマンダー6との組み合わせた場合に、楽器として演奏することが可能になるように構成されている。携帯電話機1の各ボタンを楽曲において演奏される楽器の音源(コメンダー6に音源は内蔵されている。)と対応付けることによって、ユーザが携帯電話機1の各ボタンを押すと、携帯電話機1の通信部21を介して、ボタンが押されたことを示す情報がコマンダー6に送信される。
【0075】
コマンダー6は、送信されてきた携帯電話機1のボタンが押されたことを示す情報を受信し、予め定められた対応関係によって、受信した情報に対応する音源を再生する。このようにして、ユーザは携帯電話機1のボタン等のスイッチを押すことによって、自分が楽器を演奏しているかのようにカラオケを楽しむことができる。
【0076】
楽曲配信サーバ装置4は、ネットワーク5およびサーバ装置3を介して携帯電話機1へデジタルコンテンツ(楽曲情報、静止画情報、および動画情報等)を供給し、また、ネットワーク5を介してコマンダー6および電子情報処理装置7へデジタルコンテンツ(楽曲情報、静止画情報、および動画情報等)を供給するサーバ装置である。
【0077】
また、携帯電話機1、コマンダー6および電子情報処理装置7に対して、楽曲の編集許可情報を送信し、楽曲の編集を許可する。
【0078】
また、編集された楽曲および未編集の楽曲をユーザID(利用者識別情報、又は関連者識別情報)と関連付けてアップロードする機能(公開する)を有する。例えば、ネットワーク5を介して、ユーザIDが送信されるとそのユーザIDと関連した編集された楽曲および未編集の楽曲を、ユーザIDを送信した電子楽器に送信する。
【0079】
楽曲データベース8は、デジタルコンテンツ情報の一例としての楽曲を楽曲IDと関連付けて記憶するとともに、楽曲配信サーバ装置4を介して配信要求がある楽曲を、楽曲配信サーバ装置4を介して送信する。
【0080】
また、携帯電話機1、電子情報処理装置7および電子情報処理装置9において編集された楽曲(演奏パート別の編集、各演奏パートの少なくとも一部を含む編集等がある)を、ユーザID(利用者識別情報、又は関連者識別情報)と関連付けて記憶する。
【0081】
コマンダー6は、カラオケ店舗に設置されている電子機器であって、コンテンツプロバイダー等が楽曲配信サーバ装置4と連動して、カラオケ店舗に来店するユーザに楽曲を提供する装置である。
【0082】
内部ブロック構成は、携帯電話機1と類似する構成となっているために詳細は省略する。
【0083】
コマンダー6は有線、または無線にて電子情報処理装置9と情報の送受信を行なうように構成されている。
【0084】
電子情報処理装置9には、コマンダー6の専用端末装置としてのキョクNAVI、ゲーム機器(ゲーム機器端末装置等)、PDA、パーソナルコンピュータ(ノートタイプ)、携帯電話装置等の電子機器が含まれる。
【0085】
電子情報処理装置9は、コマンダー6を介して楽曲データベース8から所望の楽曲および編集された楽曲(演奏パート毎にダウンロードする場合を含む。)をコマンダー6にダウンロードさせる機能を有している。
【0086】
また、コマンダー6にダウンロードされた楽曲をコマンダー6において再生させる機能を有している。再生は、コマンダー6単独で再生させる他に、コマンダー6との組み合わせによって、楽器として演奏することが可能になるように構成されている。電子情報処理装置9に設けられている各ボタンを楽曲において演奏される楽器の音源(コメンダー6に音源は内蔵されている。)と対応付けることによって、ユーザが電子情報処理装置9の各ボタンを押すと、電子情報処理装置9の通信部(図示せず)を介して、ボタンが押されたことを示す情報がコマンダー6に送信される。
【0087】
そして、コマンダー6は、送信されてきた電子情報処理装置9のボタンが押されたことを示す情報を受信し、予め定められた対応関係によって、受信した情報に対応する音源を再生する。このようにして、ユーザは電子情報処理装置9のボタン等のスイッチを押すことによって、自分が楽器を演奏しているかのようにカラオケを楽しむことができる。
【0088】
また、電子情報処理装置9は、楽曲配信サーバ装置4を介して楽曲等のデジタルコンテンツをコマンダー6にダウンロードし、楽曲の演奏パート毎に(楽曲において演奏されている楽器ごとに)編集をすることができる。また、編集された楽曲または未編集の楽曲を利用者識別情報あるいは関連者識別情報であるUIDと関連付けてコマンダー6を介して楽曲データベース8に送信し、記憶させる。
【0089】
コマンダー6とキョクNAVIとはお互いに認証(認識情報がコマンダー6およびキョクNAVIの記憶部に記憶されており、予め定められた対応関係により、情報の送受信を行なうことができるコマンダー6とキョクNAVIは決められている。)を取り合って動作する。従って、予め定められていないキョクNAVIの操作によって、近隣の地域にあるコマンダー6が誤って動作することがない構成となっている。
【0090】
電子情報処理装置7には、ゲーム機器(ゲーム機器端末装置等)、PDA、パーソナルコンピュータ(ノートタイプおよびデスクトップタイプが含まれる)、および携帯電話装置等の電子機器が含まれる。
【0091】
電子情報処理装置7は、楽曲配信サーバ装置4を介して楽曲データベース8から所望の楽曲および編集された楽曲(演奏パート毎にダウンロードする場合を含む。)を電子情報処理装置7にダウンロードさせる機能を有している。
【0092】
また、電子情報処理装置7にダウンロードされた楽曲を電子情報処理装置7において再生させる機能を有している。再生は、楽曲全体を一度に再生させる他に、楽曲の編集部分または未編集部分の演奏パート毎に、楽器として演奏することが可能になるように構成されている。電子情報処理装置7に設けられている各ボタンを楽曲において演奏される楽器の音源またはこれに類似した音源と対応付けることによって、ユーザが電子情報処理装置7の各ボタンを押すと、各ボタンに対応した音源を再生する。
【0093】
このようにして、ユーザは電子情報処理装置7のボタン等のスイッチを押すことによって、自分が楽器を演奏しているかのようにカラオケを楽しむことができる。
【0094】
また、電子情報処理装置7は、楽曲配信サーバ装置4を介して楽曲等のデジタルコンテンツを楽曲の演奏パート毎に(楽曲において演奏されている楽器ごとに)編集をすることができる。また、編集された楽曲または未編集の楽曲を利用者識別情報あるいは関連者識別情報であるUIDと関連付けて楽曲データベース8に送信し、記憶させる機能を有している。
【0095】
その他、デジタルコンテンツに係る情報、および動作の詳細は後述する。
[2.情報送受信手段の一例]
図2は、情報送受信手段としての携帯電話機1の内部構成を示すブロック図である。
【0096】
本実施形態において、ユーザは、かかる携帯用電話機1の機能を利用することにより、サーバ装置に設けられたサイトから楽曲ファイル等のファイルをダウンロードし、当該ダウンロードされた楽曲ファイルに含まれる楽曲データを用いて、楽曲の編集をすることができる。
【0097】
また、携帯電話機1に設けられているボタンを用いて、コメンダーとの間で通信を行い、コマンダーに楽曲データベース8からダウンロード楽曲の楽器演奏部分を演奏することができる。
【0098】
また、編集した楽曲を着信メロディとして設定することができるようになっている。そして、携帯電話機1は、このようにして、着信メロディが設定されると、通話着信時、或いは、電子メール着信時、その他報知音拡声時に当該着信メロディを拡声して、ユーザに着信等の事象発生を報知するようになる。
【0099】
かかる機能を有する携帯電話機1の具体的な構成について、図2を参照しつつ説明する。
【0100】
まず、図2において通信部21は、制御部26による制御の下、パケット通信網2の基地局BS(図示せず)と無線通信を行う。操作部22は、PB(プッシュボタン)等の各種ボタン及びカーソルキーからなり、ユーザによって入力操作が行われると、当該入力操作に対応した操作信号を制御部26に供給する。表示部23は、例えば、液晶パネルや有機EL(electroluminescence)パネル等の表示装置から構成されており、制御部26の制御の下に、各種情報を表示する。音声入力部24は、例えば、マイクロホンやD/A変換器を有し、ユーザの発話音声等の各種音声が入力されると、当該音声に対応した音声データを生成して通信部21に出力する。拡声部25は、スピーカを有しており、通信部21から供給される音声データに対応する音声は当該スピーカを用いて拡声する。また、この拡声部25は、制御部26から楽曲データが供給された場合、当該楽曲データに対応する楽曲を拡声するようになっている。制御部26は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有しており、携帯電話機1の各部を制御する。ROMには、各種制御情報と共に、制御プログラムやOS(オペレーティングシステム)、WWW(World Wide Web)ブラウザといった各種のアプリケーションプログラムが記録されている。また、このROMには、各種の形式(例えば、Java(登録商標))にて作成されたのプログラムをOSにより提供される環境下において実行するためのプログラム(例えば、J2MECLDC(Connected Limited Device Configuration)準拠の実行環境等)が記録されている。CPUはROMに格納されている各種プログラムを実行することにより携帯電話機1の各部を制御し、RAMはワークエリアとして用いられる。
【0101】
次いで、記録部27は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の不揮発性のメモリにより構成され、制御部26による制御の下、各種データ(ユーザ識別情報(UID(User Identifier)等が含まれる)が記憶される。
[3.処理動作を示すフローチャート]
次に、図3を用いて、携帯電話機1、楽曲配信サーバ装置4(楽曲データベース8を含む)、コマンダー6、電子情報処理装置7および電子情報処理装置9との間で行なわれる情報の送受信の動作概要を説明する。
【0102】
まず、図3を用いて実施形態についての処理動作をステップ毎に説明する。
【0103】
ステップS1において、ユーザは、会員制となっているコンテンツ提供者の楽曲配信サーバ装置4のサイトに携帯電話機1、またはゲーム機器、キョクNAVI、パーソナルコンピュータ等の電子情報処理装置7または電子情報処理装置9からアクセスする。サイトはURLによって特定されるので、携帯電話機1の通信部21(または、ゲーム機器、キョクNAVI、パーソナルコンピュータ等の電子情報処理装置7または電子情報処理装置9の通信部(図示せず))からURLが送信される。
【0104】
そして、サイトにログインする場合に、携帯電話機1、またはゲーム機器、キョクNAVI、パーソナルコンピュータ等の電子情報処理装置7または電子情報処理装置9から利用者識別情報であるユーザIDを送信する。送信されたユーザIDが楽曲配信サーバ装置4に予め記憶(登録)されたユーザIDと一致する場合には、楽曲配信サーバ装置4は、アクセスを許可する。
【0105】
さらに、楽曲配信サーバ装置4がアクセスを許可する場合に、楽曲配信サーバ装置4は認証情報として、ユーザに更にパスワード等の入力を要求し、ユーザIDおよびパスワードが一致した場合に、ユーザIDおよびパスワードを送信した携帯電話機1、またはゲーム機器、キョクNAVI、パーソナルコンピュータ等の電子情報処理装置7または電子情報処理装置9に対してアクセスを許可するように構成することもできる。この場合のパスワードは、楽曲配信サーバ装置4に予め登録されている必要がある。
【0106】
ステップS2において、ユーザは、携帯電話機1、またはゲーム機器、キョクNAVI、パーソナルコンピュータ等の電子情報処理装置7または電子情報処理装置7を介して、楽曲配信サーバ装置4に対して楽曲データベース8にユーザが所望する楽曲が記憶されているか否かの問い合わせが行なわれる。楽曲データベース8にユーザが所望する楽曲が記憶されている場合(ステップS2:YES)にはステップS3に進み、楽曲データベース8にユーザが所望する楽曲が記憶されていない場合(ステップS2:NO)にはステップS4に進む。
【0107】
ステップS3において、ユーザは、携帯電話機1、またはゲーム機器、キョクNAVI、パーソナルコンピュータ等の電子情報処理装置7または電子情報処理装置7を介して、所望の楽曲を楽曲データベース8からダウンロードする。
【0108】
ステップS4においては、ユーザは自分が所望する楽曲が楽曲データベース8に記憶されていないので、音階情報を携帯電話機1、またはゲーム機器、キョクNAVI、パーソナルコンピュータ等の電子情報処理装置7または電子情報処理装置9を介して入力し、楽曲データベースに登録(記憶)する。また、ユーザが所望する楽曲を鼻歌等で入力すると、ゲーム機器、キョクNAVI、パーソナルコンピュータ等の電子情報処理装置7若しくは電子情報処理装置9、またはネットワーク5に接続された楽曲配信サーバ装置4等のサーバ装置が、ユーザの鼻歌を解析し、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)データとして、これらの機器に記憶する。
【0109】
ステップS5において、ステップS4において記憶されたMIDIデータ(楽曲情報)に楽曲ID(Identification)を関連付け、楽曲配信サーバ装置4の楽曲データベース8に記憶する。従って、楽曲IDがわかれば、ユーザはネットワーク5に接続されている楽曲データベース8からステップS4において記憶されたMIDIデータ(楽曲情報)を読み出すことができるようになる。
【0110】
ステップS6においてユーザは、ステップS2においてユーザが所望した楽曲、またはステップS4においてユーザが入力した楽曲を編集するか否かを判断する。ユーザが楽曲の編集を自分で行なう場合(ステップS6:YES)には、ステップS7に進み、ユーザが楽曲の編集を自分で行なわない場合(ステップS6:NO)には、ステップS8に進む。
【0111】
ステップS8において、ユーザは、ネットワーク5を介して、WEBにアップロードされている他人の楽曲の編集(アレンジ)例を探す。そして、WEBにアップロードされている他人の楽曲の編集(アレンジ)例からユーザが気に入った編集情報を選択する。
【0112】
ステップS7において、ユーザは自分がステップS2において選択した楽曲、またはステップS4においてユーザが入力した楽曲の編集を行なう。
【0113】
編集は様々な態様で行なうことができる。例えば一例として、楽曲において演奏されている特定の楽器の演奏部分について、楽曲の始まりから終わりまで編集することができる他に一部の部分だけを編集することができる。また、編集される部分は同一楽器による演奏部分の一部または全部である必要はなく、複数の楽器による演奏部分の一部または全部を同時または別個に編集することも可能である。
【0114】
さらに、編集は個々のデジタルデータの一例としてのMIDIデータの編集(音階の変更、音の長さの変更、音の強弱の変更)の他に、メロディ部分(演奏パートの一部分であることもある)を抜いてしまうこと、およびベース部分を新たに付け加え、付け加えられたベース部分を編集することも可能である。
【0115】
ステップS9において、ユーザは、ステップS7およびステップS8においてユーザが編集をした楽曲の演奏パートを選択する。
【0116】
ステップS10において、ユーザはステップS2において楽曲を選択した際に予め付与されていた楽曲IDまたはステップS5においてユーザが楽曲に対して付与した楽曲IDと、ユーザID(利用者識別情報)、ステップS9においてユーザが選択した楽曲の演奏パート情報(演奏部分に関する情報)と、楽曲がどのように編集されたかを示す編集情報(編集演奏部分)とを対応付けて、楽曲配信サーバ装置4に接続された楽曲データベース8に記憶する。
【0117】
ステップS11において、ユーザはSNSにおいて登録したフレンド(関連者識別情報によって特定される友人であって、ユーザと相互に情報を交換することについて承認した友人)に対して、ユーザが編集した演奏パートに関して演奏をすることについて携帯電話機1、またはゲーム機器、キョクNAVI、パーソナルコンピュータ等の電子情報処理装置7または電子情報処理装置9を介して勧誘する。ユーザの勧誘に対してフレンドが承諾した場合(ステップS11:YES)にはステップS12に進む。ユーザの勧誘に対してフレンドが承諾しない場合(ステップS11:NO)にはステップS19に進む。
【0118】
ステップS12において、ユーザは編集を行なった楽曲に関する楽曲IDおよびユーザが編集した編集情報(編集演奏部分)とをフレンドに割り当て、編集演奏部分とフレンドの関連者識別情報とが関連付けられて楽曲配信サーバ装置4の楽曲データベースに記憶される。また、ユーザは編集を行った楽曲および楽曲IDと編集情報とをネットワーク5に接続された楽曲配信サーバ装置4等のサーバ装置にアップロードすることができる。この場合には、アップロードされた楽曲および楽曲IDと編集情報とをダウンロードし、編集することができる(公開する)のはユーザに対してフレンド登録した、特定の人間に限定される。
【0119】
ステップS13において、ユーザがフレンドと一緒にカラオケ店舗に行く場合(ステップS13:YES)には、ステップS14に進む。また、ユーザがフレンドと一緒にカラオケ店舗に行かない場合(ステップS13:NO)には、ステップS16に進む。
【0120】
ステップS14において、ユーザおよびユーザのフレンドがカラオケ店舗へ行き、カラオケ店舗に設置されているコマンダー6に対して、電子情報処理装置9としてのキョクNAVIを用いてログイン動作をする。ログイン動作は、ユーザおよびユーザのフレンドがキョクNAVIを使用して、利用者識別情報並びに関連者識別情報に含まれるユーザID、およびパスワード等を入力することにより実行される。キョクNAVIからコマンダーへの情報の転送は、赤外線等の無線通信または有線通信により行なわれる。
【0121】
また、コマンダー6は入力されたユーザIDおよびパスワード等をネットワーク5に接続された楽曲配信サーバ装置4へ転送する。楽曲配信サーバ装置4は、転送されたユーザID(利用者識別情報および利用者識別情報に関連付けされた関連者識別情報)が楽曲配信サーバ装置4に予め登録されている場合には、ユーザIDに関連付けされた楽曲(編集された楽曲部分を含む)を、ネットワーク5を介してコマンダー6に送信する。
【0122】
この場合において、楽曲配信サーバ装置4は、コマンダー6に対して、ユーザIDに関連付けされた全ての楽曲またはユーザIDに関連付けされた全ての楽曲のタイトル名等を送信することできる。また、その他に、キョクNAVIからコマンダー6を介して受信された楽曲IDに対応する楽曲(編集された楽曲部分を含む)のみを、コメンダー6に送信する構成とすることもできる。
【0123】
ステップS15において、ユーザおよびユーザのフレンドは、予めユーザによって編集された演奏パートおよびその他の演奏パートを再生させながらカラオケを楽しむことができる。
【0124】
また、ユーザおよびユーザのフレンドは、編集された演奏パートおよびその他の演奏パートをキョクNAVIのスイッチ等を使用してあたかも自分が演奏しているように楽しむこともできる。従って、これまではカラオケ店舗において自分が演奏する楽器をレンタル(有償で)し、楽曲に合わせてカラオケ店舗においてレンタルした楽器を用いて演奏をしていたが、実際に楽器をレンタルすることなく、キョクNAVI、携帯電話装置1または他の電子情報処理装置9を使用して、あたかも自分が楽器を演奏しているかのように楽しむことが可能になる。
【0125】
例えば、コマンダー6は楽曲の各演奏パートをデジタル情報であるMIDIデータとして記憶しているので、キョクNAVIからタイミング信号をコマンダー6に送信し、タイミング信号に対応する楽曲の各演奏パートに対応するMIDIデータをコマンダー6が再生することによって楽曲を演奏することが可能になる。この場合に、キョクNAVIからコマンダー6に対してステップS12において割り当てられた演奏パートに該当する利用者識別情報を送信しておけば、コマンダー6は利用者識別情報に対応する演奏パート(楽器に対応する部分)だけをキョクNAVIのスイッチ等に同期して再生させ、その他の部分を自動再生することが可能になる。
【0126】
また、コマンダー6に送信されるタイミング信号は、キョクNAVIから送信される場合に限定されず、携帯電話装置1、ゲーム機器、デスクトップタイプのパーソナルコンピュータ等の電子情報処理装置9における無線インターフェース(赤外線通信等)を利用して送信されることができる。従って、ユーザおよびユーザのフレンドが自分の携帯電話装置1等の電子情報処理装置9を使用して編集された演奏パートまたは未編集の演奏パートをあたかも自分が演奏しながら、カラオケの歌詞を歌い、カラオケを楽しむことが可能になる。
【0127】
また、指揮パートを演奏しているユーザまたはユーザのフレンドは楽曲のテンポを自由自在に操作する(テンポの上げ、下げを自由にできる)ことができる。一例として、携帯型の電子情報処理装置9に加速度センサー(図示せず)が設けられていれば、携帯型の電子情報処理装置9を激しく振ったときにテンポを上げ、携帯型の電子情報処理装置9をゆっくり振ったときにテンポを下げることができ、楽曲のテンポの変化によってカラオケをさらに面白く楽しむことができる。
【0128】
ステップS16において、ユーザまたはユーザのフレンドは、別々にカラオケ店舗においてログインをする。ログインが済むと、ユーザIDに関連付けされた楽曲およびその楽曲の編集部分がコマンダー6にダウンロードロードされる。ダウンロードされた楽曲およびその楽曲の編集部分は、楽曲配信サーバ装置4またはコマンダー6によって再編集が許可される。
【0129】
従って、ユーザまたはユーザのフレンドは、カラオケ店舗において楽曲の演奏パート(楽曲の編集演奏部分)について再編集が可能になる。
【0130】
ステップS17において、ユーザまたはユーザのフレンドが再編集した楽曲の演奏パートについて、再編集された情報(音階情報等)を編集演奏部分として、楽曲配信サーバ装置4を介して、楽曲データベース8に記憶する。
【0131】
この場合に、ソロパートについての編集も可能である。
【0132】
ステップS18において、ユーザまたはユーザのフレンドは、別々にカラオケ店舗においてログインをする。ログインが済むと、ユーザIDに関連付けされた楽曲およびその楽曲の編集部分(再編集された演奏パートを含む)がコマンダー6にダウンロードされる。この場合には、ユーザまたはユーザのフレンドは、別々の日に別々のカラオケ店舗においてログインをしてもよい。
【0133】
このように、ユーザまたはユーザのフレンドは同一の楽曲IDに対応する楽曲をいつでも別々のカラオケ店舗においてダウンロードをして再生させることができる。この場合において、楽曲の編集部分は最新の編集部分がダウンロードされるので、自分のフレンドの最新編集部分を自動的に再生して楽しむことができる。
【0134】
また、カラオケ店舗においてログインしたユーザまたはユーザのフレンドは、予めユーザによって編集された演奏パートおよびその他の演奏パートを再生させながらカラオケを楽しむことができる。この場合、編集された演奏パートをキョクNAVIのスイッチ等を使用してあたかも自分が演奏しているように楽しむこともできる。すなわち、自分の演奏パート部分は自分で演奏し、フレンドが編集した楽曲の編集部分(他の演奏パートに相当)はコマンダー6によって自動的に再生されるので、時間と場所は異なっていても、ユーザまたはユーザのフレンドは、他のユーザまたはフレンドと一緒にセッションを楽しんでいるかの如く、カラオケ店舗において楽器の演奏を楽しむことも可能になる。
【0135】
ステップS19において、ユーザがカラオケ店舗へ行き、カラオケ店舗に設置されているコマンダー6に対して、電子情報処理装置9としてのキョクNAVIを用いてログイン動作をする。ログイン動作は、ユーザがキョクNAVIを使用して、利用者識別情報に含まれるユーザID、およびパスワード等を入力することにより実行される。キョクNAVIからコマンダー6への情報の転送は、赤外線等の無線通信または有線通信により行なわれる。
【0136】
また、コマンダー6は入力されたユーザIDおよびパスワード等をネットワーク5に接続された楽曲配信サーバ装置4へ転送する。楽曲配信サーバ装置4は、転送されたユーザID(利用者識別情報)が楽曲配信サーバ装置4に予め登録されている場合には、ユーザIDに関連付けされた楽曲(編集された楽曲部分を含む)を、ネットワーク5を介してコマンダー6に送信する。ただし、楽曲(編集された楽曲部分を含む)の送信は、ログイン時ではなく、次のステップS20において実行されてもよい。
【0137】
ステップS20において、ユーザが楽曲を選択すると、楽曲データベース8からコメンダー6に転送されていた楽曲(編集された楽曲部分を含む)が再生される。また、ユーザがステップS20において楽曲を選択すると、選択された楽曲が楽曲データベース8から、楽曲配信サーバ装置4を介して、コマンダー6に送信される構成とすることもできる。そしてユーザは編集された楽曲を聞きながら、楽曲の歌詞を歌いカラオケを楽しむことができる。
【0138】
また、ユーザは、予めユーザによって編集された演奏パートおよびその他の演奏パートを再生させながらカラオケを楽しむだけではなく、編集された演奏パートをキョクNAVIのスイッチ等を使用してあたかも自分が演奏しているようにして楽曲の再生を楽しむこともできる。従って、これまではカラオケ店舗において自分が演奏する楽器をレンタル(有償で)し、楽曲に合わせてカラオケ店舗において演奏していたが、実際に楽器をレンタルすることなく、キョクNAVI、携帯電話装置1または他の電子情報処理装置を使用して、あたかも自分が楽器を演奏しているかのように楽しむことが可能になる。
【0139】
なお、ステップS11からステップS18までの工程は、カラオケ店舗に入店した後に各工程を実行することができる他に、実際にユーザおよびフレンドがカラオケ店舗に入店しない状態においても、ネットワーク5を介して、ステップS11からステップS18までの工程を実行することが可能である。この場合には、ゲーム機器、ノートタイプまたはデスクトップタイプのパーソナルコンピュータ、またはPDA等の電子情報処理装置7と楽曲配信サーバ装置4(楽曲データベース8を含む)との間で情報の送受信を行なう。
【0140】
また、上記実施形態においては、ネットワークを介したデータ通信を行う構成となっていたが、SIM(Subscriber Identify Module)内に携帯電話機1のユーザの加入者情報を記録すると共に、当該SIMを携帯電話機1に接続して、当該SIM内に記録された加入者情報を用いてネットワークを介したデータ通信を行うようにしても良い。
【0141】
なお、図3における動作手順を、ハードディスク等の記録媒体に予め記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して予め記録しておき、これを汎用のマイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該汎用のマイクロコンピュータ等を実施形態に係わるCPUとして機能させることも可能である。
【0142】
また各電子情報機器間の情報の送受信は有線、無線に限定されず、いずれの方法においても情報の送受信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0143】
【図1】本実施形態におけるシステム構成の一例を示す図である。
【図2】本実施形態における携帯電話装置のブロック図の一例である。
【図3】本実施形態における動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0144】
1 ・・・ 携帯電話装置
2 ・・・ パケット通信網
3・・・ サーバ装置
4 ・・・ 楽曲配信サーバ装置
5 ・・・ ネットワーク
6 ・・・ コマンダー
7、9 ・・・ 電子情報処理装置
8 ・・・ 楽曲データベース


【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルコンテンツ情報を配信する、デジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
デジタルコンテンツ情報が選択される選択手段と、
前記選択されたデジタルコンテンツ情報が編集される編集手段と、
前記編集されたデジタルコンテンツ情報と利用者識別情報とが関連付けられる関連付け手段と、
前記利用者情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報、および前記利用者情報とを記憶する記憶手段と、
前記利用者識別情報と関連付けされた関連者識別情報が前記記憶手段に送信された場合に、前記利用者識別情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報を、前記関連者識別情報を送信した送受信手段に送信する制御手段と、
を備えることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項2】
請求項1に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記選択手段によって選択されるデジタルコンテンツ情報は、前記デジタルコンテンツ情報配信システムにおいて配信されるべき前記デジタルコンテンツ情報であることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項3】
請求項1に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記選択手段によって選択されるデジタルコンテンツ情報は、前記デジタルコンテンツ情報配信システムにおいて配信されるべき前記デジタルコンテンツ情報以外の情報であって、前記利用者情報と関連付けされたデジタルコンテンツ情報が選択されることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記編集手段における編集方法は、前記デジタルコンテンツ情報配信システムに接続されている他の電子情報処理装置に記憶されている編集方法であることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記編集手段における編集対象部分は、前記デジタルコンテンツ情報における楽器の演奏部分であり、かつ、同一楽器による演奏部分の一部または全部であることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項6】
請求項5に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記デジタルコンテンツ情報における前記楽器の前記演奏部分を前記利用者識別情報と関連付けされた少なくとも1つ以上の前記関連者識別情報に対応させる対応付け手段を備え、
前記対応付け手段によって対応付けされた前記演奏部分と前記関連者識別情報とを前記記憶手段に記憶させることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項7】
請求項6に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記関連者識別情報に対応付けられた前記演奏部分が、前記編集手段によって編集された場合には、前記編集手段によって編集された編集演奏部分と前記関連者識別情報とが関連付けられて前記記憶手段に記憶されることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項8】
請求項7に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記記憶手段と有線または無線の何れかによって接続された電子情報処理装置および当該電子情報処理装置と有線または無線の何れかによって接続された他の電子情報処理装置とを更に備え、
前記電子情報処理装置と前記他の電子情報処理装置とは認識情報を送受信し認識情報が一致した場合であって、前記他の電子情報処理装置から前記記憶手段に記憶された前記利用者識別情報および少なくとも一つ以上の前記関連者識別情報が前記電子情報処理装置に送信された場合には、前記電子情報処理装置は前記記憶手段から前記利用者識別情報に関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報、および前記関連者識別情報に対応付けられた前記編集演奏部分を受信することを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項9】
請求項8に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記電子情報処理装置は、前記利用者識別情報または前記関連者識別情報の少なくともいずれかを受信した場合に前記編集演奏部分の再編集を認めることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項10】
請求項8に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記電子情報処理装置は、前記再編集された前記編集演奏部分を記憶手段に記憶することを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項11】
請求項7乃至10の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記編集演奏部分が指揮パートである場合には、前記演奏部分は、前記デジタルコンテンツ情報のテンポが自由自在に操作されることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項12】
請求項7に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記記憶手段と有線または無線の何れかによって接続された電子情報処理装置および当該電子情報処理装置と有線または無線の何れかによって接続された他の電子情報処理装置とを更に備え、
前記電子情報処理装置と前記他の電子情報処理装置とは認識情報を送受信し前記認識情報が一致した場合であって、前記他の電子情報処理装置から前記記憶手段に記憶された前記利用者識別情報または前記関連者識別情報が前記電子情報処理装置に送信された場合には、前記電子情報処理装置は前記記憶手段から前記利用者識別情報に関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報または前記関連者識別情報に対応付けられた前記編集演奏部分を受信し、受信された前記編集されたデジタルコンテンツ情報、または前記編集演奏部分の再編集を許可し、再編集されたデジタルコンテンツ情報と前記利用者識別情報、および再編集演奏部分と前記関連者識別情報とが関連付けられて前記記憶手段に記憶されることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項13】
請求項12に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記電子情報処理装置と前記他の電子情報処理装置とは前記認識情報を送受信し前記認識情報が一致した場合であって、前記他の電子情報処理装置から前記記憶手段に記憶された前記利用者識別情報または前記関連者識別情報が前記電子情報処理装置に送信された場合には、前記電子情報処理装置は前記記憶手段から前記利用者識別情報に関連付けされた前記再編集されたデジタルコンテンツ情報および前記関連者識別情報に対応付けられた前記再編集演奏部分を受信することを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項14】
請求項8乃至13の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記記憶手段に記憶されたデジタルコンテンツ情報は、前記他の電子情報処理装置によって演奏されることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項15】
デジタルコンテンツ情報を配信する、デジタルコンテンツ情報配信システムの制御方法において、
デジタルコンテンツ情報が選択される選択工程と、
前記選択されたデジタルコンテンツ情報が編集される編集工程と、
前記編集されたデジタルコンテンツ情報と利用者識別情報とが関連付けられる関連付け工程と、
前記利用者情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報、および前記利用者情報とを記憶する記憶工程と、
前記利用者識別情報と関連付けされた関連者識別情報が前記記憶工程に対して送信された場合に、前記利用者識別情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報を、前記関連者識別情報を送信した送受信工程に対して送信する制御工程と、
を備えることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システムの制御方法。
【請求項16】
デジタルコンテンツ情報を配信する、デジタルコンテンツ情報配信システムのプログラムにおいて、
デジタルコンテンツ情報が選択される選択手段、
前記選択されたデジタルコンテンツ情報が編集される編集手段、
前記編集されたデジタルコンテンツ情報と利用者識別情報とが関連付けられる関連付け手段、
前記利用者情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報、および前記利用者情報とを記憶する記憶手段、
前記利用者識別情報と関連付けされた関連者識別情報が前記記憶手段に送信された場合に、前記利用者識別情報と関連付けされた前記編集されたデジタルコンテンツ情報を、前記関連者識別情報を送信した送受信手段に送信する制御手段、
として機能させることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システムの制御プログラム。
【請求項17】
請求項16に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムの制御プログラムがコンピュータに読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−63854(P2009−63854A)
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−232228(P2007−232228)
【出願日】平成19年9月7日(2007.9.7)
【出願人】(396004833)株式会社エクシング (394)
【Fターム(参考)】