説明

デジタルコンテンツ情報配信システム、デジタルコンテンツ情報配信システムの制御方法、及びデジタルコンテンツ情報配信システムの制御プログラム

【課題】課題の一例として、携帯電話機等の携帯型情報記録再生装置を含むシステムにおいて、ユーザが複数のコンテンツをダウンロードする際に割引サービスを受ける場合に、情報提供者のサーバ装置においてユーザが入力した個人情報を管理する必要がないデジタルコンテンツ情報配信システム等を提供することにある。
【解決手段】デジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、関連情報を送信する関連情報送信手段と、前記関連情報の購入要求情報および利用者識別情報を送信する情報送受信手段と、管理情報送受信手段へ前記購入要求情報および前記利用者識別情報を送信するサイト送受信手段と、前記購入要求情報および前記利用者識別情報に基づいて、前記デジタルコンテンツ情報の配信履歴を検索する検索手段と、特典情報を演算する演算手段と、前記特典情報を前記サイト送受信手段へ送信する特典情報送信手段とを備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信端末装置に対してデジタルコンテンツ情報を配信するデジタルコンテンツ情報配信システムの技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報処理や情報通信などの技術の飛躍的な進歩とも相俟って、コンピュータ等の電子情報機器間を相互接続するネットワーク・コンピューティング技術に対する要望が高まってきている。ネットワーク上では、遠隔地のユーザどうしで、コンピュータ資源を共有し、情報の共有・流通・配布・交換などの協働的作業を円滑に行うことができる。
【0003】
このような状況下において、情報の提供者が、独自のWebページを作成し、ユーザにパソコンや携帯端末装置からそのWebページに対してアクセスをさせてユーザにとって魅力ある種々の情報を提供している。
【0004】
この場合、情報の提供者は、例えば長時間コンテンツ情報をユーザに提供する場合には、長時間コンテンツ情報を一回のダウンロード時間が適切な時間内に収まるように、長時間コンテンツ情報を複数の部分に分割し、販売することを行ってきた。
【0005】
一方、複数の部分に分割された長時間コンテンツ情報を、ユーザが一度づつ携帯情報端末を操作してダウンロードする煩雑な手間を省くために、ユーザがひとつのWebページから、アルバム楽曲(長時間コンテンツ情報の一例)に含まれる複数の楽曲を一度にウンロードすることを可能にしているシステムが知られている。例えば、以下の特許文献1に記載されたものがある。
【特許文献1】特開2006−191306号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、別々の選曲番号で構成された複数の楽曲を一括でダウンロードした場合には、ダウンロードした単位(複数の楽曲のダウンロード)が一単位(一パック)として判断されていた。従って、ユーザが複数の楽曲を別々にダウンロードした場合であっても、更に割引サービス等の特典を受けることは難しかった。一方、コンテンツ提供者にとって、長時間コンテンツを部分毎にバラ売り等する場合には、部分毎のコンテンツを管理することや、ユーザが購入を希望しているコンテンツに関連する別のコンテンツであってユーザが更に購入を希望するコンテンツを含めて、ユーザにとってお徳感のある価格で提供することが望まれていた。特に、コンテンツを提供する複数のサイトからそれぞれコンテンツを購入するユーザにとって、それらのコンテンツをパック購入し、割引サービスを受けることができない状況が発生していた。
【0007】
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、携帯電話機等の携帯型情報記録再生装置を含むシステムにおいて、ユーザが複数のコンテンツをダウンロードする際に割引サービスを受ける場合に、ユーザに毎回同一情報を入力させる必要がなく、情報提供者のサーバ装置においてもユーザが入力した個人情報を管理する必要がないデジタルコンテンツ情報配信システム、デジタルコンテンツ情報配信システムの制御方法、及びデジタルコンテンツ情報配信システムの制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、デジタルコンテンツ情報を配信する、デジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、複数の前記デジタルコンテンツ情報が関連付けられた関連情報を送信する関連情報送信手段と、前記関連情報の受信、並びに前記関連情報の購入要求情報および利用者識別情報を送信する情報送受信手段と、前記購入要求情報および前記利用者識別情報を受信し、管理情報送受信手段へ前記購入要求情報および前記利用者識別情報を送信するサイト送受信手段と、前記管理情報送受信手段を介して受信した前記購入要求情報および前記利用者識別情報に基づいて、前記デジタルコンテンツ情報の配信履歴を検索する検索手段と、前記検索手段による検索結果に基づいて、前記利用者識別情報に対応する特典情報を演算する演算手段と、前記演算手段による演算に基づいて、前記特典情報を前記サイト送受信手段へ送信する特典情報送信手段とを備え、前記サイト送受信手段は、前記特典情報送信手段から前記特典情報を受信した場合には、前記特典情報から前記関連情報に関する購入情報を演算し、前記購入情報を前記関連情報の前記購入要求情報を送信した前記情報送受信手段へ送信することを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、長時間デジタルコンテンツを部分売りする等(アルバムの構成曲を一曲づつ売る場合、ドラマに関連した楽曲(主題歌等)をパック売りする場合、アルバム・ドラマに関連した静止画・動画等(俳優、歌手等)と楽曲のパック売り等)の場合に、パック売り用の(パック購入権利)選曲番号を別途設定すると、その番号でパックに含まれるデジタルコンテンツの全てを一定期間いつでも別々に購入することが可能になる。
【0010】
また、先行配信などによってパック商品としてデジタルコンテンツが揃う前に購入したい場合には、先行配信によってダウンロードした履歴を記憶しておき、その後パックで購入できる権利を購入する場合には、パックの全デジタルコンテンツを新たに購入した場合と比較して、パックの購入金額が割引(ディスカウント:特典情報)されるという効果がユーザにある。
【0011】
さらに、パック商品としてデジタルコンテンツを一括購入した方が個別にデジタルコンテンツを購入するよりも割引価格で購入できるようにしてあれば、先行配信をダウンロードした場合には更に割引率が上がる(特典情報)ので、先行配信でユーザが一番欲しているデジタルコンテンツをダウンロードしても、その他周辺のデジタルコンテンツをダウンロードする動機付けにもなり、関連する全てのデジタルコンテンツの購入がしやすくなるという効果がある。
【0012】
上記課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記購入情報を受信した前記情報送受信手段から、前記関連情報の購入指示情報を受信した前記サイト送受信手段は、前記関連情報に対応するデジタルコンテンツ識別情報を含む関連情報識別情報および前記利用者識別情報を前記管理情報送受信手段へ送信し、前記管理情報送受信手段は、前記関連情報識別情報および前記利用者識別情報を関連づけて記憶することを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、ユーザがパック商品を購入する場合には、ユーザを示す識別情報とパック商品に含まれるデジタルコンテンツの識別情報とが関連付けられて(紐付けられて)記憶されるので、パック商品の一部が既に購入されているか否か、パック商品の購入が完了したか否かを容易に確認することが可能となる。
【0014】
上記課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記情報送受信手段から前記デジタルコンテンツ情報の送信要求を受信した前記サイト送受信手段は、前記デジタルコンテンツ情報に対応する前記デジタルコンテンツ識別情報、および当該デジタルコンテンツ情報の送信要求をした前記情報送受信手段に対応する前記利用者識別情報とを関連づけて前記管理情報送受信手段へ送信することを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、ユーザがデジタルコンテンツのダウンロードを希望した場合には、まず、デジタルコンテンツのダウンロードを受け付けるサイト(ユーザが会員登録をしたサイト)にユーザがアクセスし、サイトはユーザの識別情報とデジタルコンテンツの識別情報とが関連付けられてパックDB(データベース)管理サーバへ送信する。
【0016】
従って、ユーザはユーザが使用している携帯電話機に対してパック商品購入情報の有無を毎回入力する必要が無く、煩雑な作業を省くことが可能になる。
【0017】
また、パック(データベース)管理サーバは、ユーザの識別情報(利用者識別情報)に基づいて、ユーザがダウンロードを希望しているデジタルコンテンツがパック商品に含まれるか否か容易に判断することが可能となる。
【0018】
上記課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記管理情報送受信手段は、前記サイト送受信手段から関連付けられて受信した前記デジタルコンテンツ識別情報および前記利用者識別情報と、前記管理情報送受信手段に関連付けられて記憶されている前記関連情報識別情報および前記利用者識別情報とを比較し、前記2つの利用者識別情報が一致する場合には、前記関連情報識別情報に前記デジタルコンテンツ識別情報が含まれているか否かを判断し、前記判断情報を前記サイト送受信手段へ送信することを特徴とする。
【0019】
この構成によれば、パックデータベース管理サーバはパック購入されたパック購入権利選曲番号(パックに含まれるデジタルコンテンツの識別情報と関連付けられている)とパック購入したユーザの識別情報(利用者識別情報)を予め登録しているので、デジタルコンテンツのダウンロードを試みているユーザの識別情報とダウンロードが試みられているデジタルコンテンツの識別情報に基づいて、パック購入されているデジタルコンテンツがダウンロードされようとしているか否かを容易に判断することが可能になる。
【0020】
さらに、ユーザはユーザが使用している携帯電話機に対してパック商品購入情報の有無を毎回入力する必要が無く、煩雑な作業を省くことが可能になる。
【0021】
上記課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記判断情報を受信したサイト送受信手段は、前記判断情報が前記関連情報識別情報に前記デジタルコンテンツ識別情報が含まれている旨を示す情報である場合には、前記情報送受信手段に対して、前記デジタルコンテンツ情報に対する課金をせずに前記デジタルコンテンツ情報を送信することを特徴とする。
【0022】
この構成によれば、パックデータベース管理サーバは既にパック購入されたデジタルコンテンツのダウンロードを試みているユーザに対して、ダウンロードが試みられているデジタルコンテンツに関しては課金の必要がない旨の情報をサイトに対して送信するので、サイトは容易に、ユーザに対して課金せずに、ダウンロードが希望されているデジタルコンテンツを供給することができる。
【0023】
上記課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項4に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記判断情報を受信したサイト送受信手段は、前記判断情報が前記関連情報識別情報に前記デジタルコンテンツ識別情報が含まれている旨を示す情報である場合には、前記情報送受信手段に対して、前記デジタルコンテンツ情報に対する課金をして前記デジタルコンテンツ情報を送信することを特徴とする。
【0024】
この構成によれば、パックデータベース管理サーバはパック購入されていないデジタルコンテンツのダウンロードを試みているユーザに対して、ダウンロードが試みられているデジタルコンテンツに関しては課金の必要がある旨の情報をサイトに対して送信するので、サイトは容易に、ユーザに対して課金する必要があることを認識して、ダウンロードが希望されているデジタルコンテンツを供給することができる。
【0025】
上記課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記特典情報は、前記関連情報に含まれるデジタルコンテンツ情報の少なくとも1つ以上がすでに前記情報送受信手段に送信されている場合には、前記関連情報に関する前記購入情報である購入金額に対して割引されることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【0026】
この構成によれば、ユーザがパック購入する前に、パック商品に含まれるデジタルコンテンツを先行配信等により既に購入している場合には、パック商品の購入価格を割引することにより、ユーザに先行配信されているデジタルコンテンツの購入意欲をかき立てることが可能となる。
【0027】
上記課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、前記サイト送受信手段は少なくとも2つ以上備えられ、前記情報送受信手段から情報を前記サイト送受信手段へ送信するためには、前記情報送受信手段から送信される前記利用者識別情報と前記利用者識別情報に関連付けられた送受信許可情報とが、前記サイト識別手段に関連付けられて記憶された前記利用者識別情報と前記送受信許可情報とに一致することが必要であるデジタルコンテンツ情報配信システム。
【0028】
この構成によれば、デジタルコンテンツを供給するユーザが登録しているサイトは一つに限られず、複数の登録サイト(ユーザが正式に登録会員として認められたサイト)からデジタルコンテンツの供給を受けることが可能になる。
【0029】
上記課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至7の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、一つの前記関連情報識別情報に含まれる2つ以上の前記デジタルコンテンツ識別情報に対応するデジタルコンテンツ情報は、少なくとも2つ以上の前記サイト送受信手段から送信されるべきデジタルコンテンツ情報を含むことを特徴とする。
【0030】
この構成によれば、複数のサイトへ登録しているユーザがパック商品を購入した場合に、パック商品に含まれるデジタルコンテンツを複数のサイトから購入することが可能となるので、ユーザにとって非常に利便性の高いデジタルコンテンツの配信システムを構築することが可能になる。
【0031】
上記課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、デジタルコンテンツ情報を配信する、デジタルコンテンツ情報配信システムの制御方法において、複数の前記デジタルコンテンツ情報が関連付けられた関連情報を送信する関連情報送信工程と、前記関連情報の受信、並びに前記関連情報の購入要求情報および利用者識別情報を送信する情報送受信工程と、前記購入要求情報および前記利用者識別情報を受信し、管理情報送受信工に対して前記購入要求情報および前記利用者識別情報を送信するサイト送受信工程と、前記管理情報送受信工程を介して受信した前記購入要求情報および前記利用者識別情報に基づいて、前記デジタルコンテンツ情報の配信履歴を検索する検索工程と、前記検索工程による検索結果に基づいて、前記利用者識別情報に対応する特典情報を演算する演算工程と、前記演算工程における演算に基づいて、前記特典情報を前記サイト送受信工程に対して送信する特典情報送信工程と、を備え、前記サイト送受信工程は、前記特典情報送信工程において前記特典情報を受信した場合には、前記特典情報から前記関連情報に関する購入情報を演算し、前記購入情報を前記関連情報の前記購入要求情報を送信した前記情報送受信工程に対して送信することを特徴とする。
【0032】
この構成によれば、長時間デジタルコンテンツを部分売りする等(アルバムの構成曲を一曲づつ売る場合、ドラマに関連した楽曲(主題歌等)をパック売りする場合、アルバム・ドラマに関連した静止画・動画等(俳優、歌手等)と楽曲のパック売り等)の場合に、パック売り用の(パック購入権利)選曲番号を別途設定すると、その番号でパックに含まれるデジタルコンテンツの全てを一定期間いつでも別々に購入することが可能になる。
【0033】
また、先行配信などによってパック商品としてデジタルコンテンツが揃う前に購入したい場合には、先行配信によってダウンロードした履歴を記憶しておき、その後パックで購入できる権利を購入する場合には、パックの全デジタルコンテンツを新たに購入した場合と比較して、パックの購入金額が割引(ディスカウント:特典情報)されるという効果がユーザにある。
【0034】
さらに、パック商品としてデジタルコンテンツを一括購入した方が個別にデジタルコンテンツを購入するよりも割引価格で購入できるようにしてあれば、先行配信をダウンロードした場合には更に割引率が上がる(特典情報)ので、先行配信でユーザが一番欲しているデジタルコンテンツをダウンロードしても、その他周辺のデジタルコンテンツをダウンロードする動機付けにもなり、関連する全てのデジタルコンテンツの購入がしやすくなるという効果がある。
【0035】
上記課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、デジタルコンテンツ情報を配信する、デジタルコンテンツ情報配信システムのプログラムにおいて、複数の前記デジタルコンテンツ情報が関連付けられた関連情報を送信する関連情報送信手段、前記関連情報の受信、並びに前記関連情報の購入要求情報および利用者識別情報を送信する情報送受信手段、前記購入要求情報および前記利用者識別情報を受信し、管理情報送受信手段へ前記購入要求情報および前記利用者識別情報を送信するサイト送受信手段、前記管理情報送受信手段を介して受信した前記購入要求情報および前記利用者識別情報に基づいて、前記デジタルコンテンツ情報の配信履歴を検索する検索手段、前記検索手段による検索結果に基づいて、前記利用者識別情報に対応する特典情報を演算する演算手段、前記演算手段による演算に基づいて、前記特典情報を前記サイト送受信手段へ送信する特典情報送信手段として機能させ、前記サイト送受信手段は、前記特典情報送信手段から前記特典情報を受信した場合には、前記特典情報から前記関連情報に関する購入情報を演算し、前記購入情報を前記関連情報の前記購入要求情報を送信した前記情報送受信手段へ送信するように機能させることを特徴とする。
【0036】
上記課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムの制御プログラムがコンピュータに読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0037】
本発明によれば、長時間デジタルコンテンツを部分売りする等(アルバムの構成曲を一曲づつ売る場合、ドラマに関連した楽曲(主題歌等)をパック売りする場合、アルバム・ドラマに関連した静止画・動画等(俳優、歌手等)と楽曲のパック売り等)の場合に、パック売り用の(パック購入権利)選曲番号を別途設定すると、その番号でパックに含まれるデジタルコンテンツの全てを一定期間いつでも別々に購入することが可能になる。
【0038】
また、先行配信などによってパック商品としてデジタルコンテンツが揃う前に購入したい場合には、先行配信によってダウンロードした履歴を記憶しておき、その後パックで購入できる権利を購入する場合には、パックの全デジタルコンテンツを新たに購入した場合と比較して、パックの購入金額が割引(ディスカウント:特典情報)されるという効果がユーザにある。
【0039】
また、パック商品としてデジタルコンテンツを一括購入した方が個別にデジタルコンテンツを購入するよりも割引価格で購入できるようにしてあれば、先行配信をダウンロードした場合には更に割引率が上がる(特典情報)ので、先行配信でユーザが一番欲しているデジタルコンテンツをダウンロードしても、その他周辺のデジタルコンテンツをダウンロードする動機付けにもなり、関連する全てのデジタルコンテンツの購入がしやすくなるという効果がある。
【0040】
また、ユーザがパック商品を購入する場合には、ユーザを示す識別情報とパック商品に含まれるデジタルコンテンツの識別情報とが関連付けられて(紐付けられて)記憶されるので、パック商品の一部が既に購入されているか否か、パック商品の購入が完了したか否かを容易に確認することが可能となる。
【0041】
また、ユーザがデジタルコンテンツのダウンロードを希望した場合には、まず、デジタルコンテンツのダウンロードを受け付けるサイト(ユーザが会員登録をしたサイト)にユーザがアクセスし、サイトはユーザの識別情報とデジタルコンテンツの識別情報とが関連付けられてパックデータベース管理サーバへ送信する。
【0042】
従って、ユーザはユーザが使用している携帯電話機に対してパック商品購入情報の有無を毎回入力する必要が無く、煩雑な作業を省くことが可能になる。
【0043】
また、パック(データベース)管理サーバは、ユーザの識別情報(利用者識別情報)に基づいて、ユーザがダウンロードを希望しているデジタルコンテンツがパック商品に含まれるか否か容易に判断することが可能となる。
【0044】
また、パックデータベース管理サーバはパック購入されたパック購入権利選曲番号(パックに含まれるデジタルコンテンツの識別情報と関連付けられている)とパック購入したユーザの識別情報を予め登録しているので、デジタルコンテンツのダウンロードを試みているユーザの識別情報とダウンロードが試みられているデジタルコンテンツの識別情報に基づいて、パック購入されているデジタルコンテンツがダウンロードされようとしているか否かを容易に判断することが可能になる。
【0045】
また、パックデータベース管理サーバは既にパック購入されたデジタルコンテンツのダウンロードを試みているユーザに対して、ダウンロードが試みられているデジタルコンテンツに関しては課金の必要がない旨の情報をサイトに対して送信するので、サイトは容易に、ユーザに対して課金せずに、ダウンロードが希望されているデジタルコンテンツを供給することができる。
【0046】
また、パックデータベース管理サーバはパック購入されていないデジタルコンテンツのダウンロードを試みているユーザに対して、ダウンロードが試みられているデジタルコンテンツに関しては課金の必要がある旨の情報をサイトに対して送信するので、サイトは容易に、ユーザに対して課金する必要があることを認識して、ダウンロードが希望されているデジタルコンテンツを供給することができる。
【0047】
また、ユーザがパック購入する前に、パック商品に含まれるデジタルコンテンツを先行配信等により既に購入している場合には、パック商品の購入価格を割引することにより、ユーザに先行配信されているデジタルコンテンツの購入意欲をかき立てることが可能になる。
【0048】
また、デジタルコンテンツを供給するユーザが登録しているサイトは一つに限られず、複数の登録サイト(ユーザが正式に登録会員として認められたサイト)からデジタルコンテンツの供給を受けることが可能になる。
【0049】
また、複数のサイトへ登録しているユーザがパック商品を購入した場合に、パック商品に含まれるデジタルコンテンツを複数のサイトから購入することが可能となるので、ユーザにとって非常に利便性の高いデジタルコンテンツの配信システムを構築することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0050】
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、情報送受信手段として携帯電話機を使用した場合に対して本発明を適用した場合の実施形態である。また、サイト送受信手段としてコンテンツプロバイダサーバ装置を使用した場合に対して本発明を適用した場合の実施形態である。しかし、本発明の情報送受信手段およびサイト送受信手段は、有線または無線による電子通信回線を通じて情報をダウンロードできる全ての電子情報機器に対して適用することが可能である。
[1.システム構成の一例]
図1は、本発明のシステム構成の構成例(一実施形態)を示すブロック図である。図1のブロック図では、情報送受信手段として携帯電話装置1(携帯電話機を含む)を使用した場合を示す。
【0051】
システムは、携帯電話機1(情報送受信手段を含む)、携帯電話機1を相互に接続するためのパケット通信網2、パケット通信網2における携帯電話機1と、外部の第三者のサーバ装置との接続を制御するためのサーバ装置3、サーバ装置3と外部の第三者のサーバ装置(サイト)との接続をするためのインターネット5、インターネット5に接続されサーバ装置3を介して携帯電話機1と接続するコンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA:サイト送受信手段を含む)、インターネット5に接続されサーバ装置3を介して携帯電話機1と接続するコンテンツプロバイダサーバ装置7(サイトB:サイト送受信手段を含む)、およびパックDB(Data Base)管理サーバ装置(検索手段、演算手段、特典情報送信手段、管理情報送受信手段)とを含む構成となっている。
【0052】
携帯電話機1は、ユーザが所望のデジタルコンテンツを入手しようとする場合に、携帯電話機1の入力部を介して、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、または、コンテンツプロバイダサーバ装置7(サイトB)と接続する。携帯電話機1が、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、またはコンテンツプロバイダサーバ装置7(サイトB)と接続するためには、利用者識別情報であるUID(User Identification)と、UIDに対応したパスワード(送受信許可情報)を、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、またはコンテンツプロバイダサーバ装置7(サイトB)に送信する必要がある。
【0053】
この場合、利用者識別情報であるUIDは、サイトAおよびサイトBにおいて不変のコード情報であるが、パスワードはサイト毎に異なっても構わない。
【0054】
また、ユーザが携帯電話機1を使用してデジタルコンテンツを部分毎にまたはパック売り単位で一括して取得するためには、IP(Information Provider)の保有するHTTP(Hypertext Transfer Protocol)サーバであるコンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、またはコンテンツプロバイダサーバ装置7(サイトB)に、インターネット5からHTTPのGET要求(購入要求情報、および購入指示情報)を送信する。
【0055】
ここで、GET要求のうちの購入要求情報は、実際にデジタルコンテンツを購入するための情報ではなく、パックDB管理サーバ装置7へ、パック売りされるデジタルコンテンツに関する料金情報を取得するために送信される命令情報である。
【0056】
また、GET要求のうちの購入指示情報は、実際にデジタルコンテンツを購入するための情報であって、購入対象となったデジタルコンテンツは、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、コンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)または、他のインターネット接続コンテンツプロバイダサーバ装置(図示せず)からダウンロードする。詳細は後述する。
【0057】
コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、およびコンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)は、ネットワーク5およびサーバ装置3を介して携帯電話機1へデジタルコンテンツ(楽曲情報、静止画情報、および動画情報等)を供給するためのサーバ装置である。
【0058】
本実施形態においては、説明の便宜上、サイトAおよびサイトBをそれぞれ別々のコンテンツプロバイダサーバ装置としたが、サイトAおよびサイトBは同じコンテンツプロバイダサーバ装置上に存在していてもよい。また、サイトAおよびサイトBの管理者は、同一管理者であっても、異なる管理者が管理しているサイトであってもよい。
【0059】
さらに、サイトAが携帯電話機1のユーザに提供するデジタルコンテンツと、サイトBが携帯電話機1のユーザに提供するデジタルコンテンツとは同一デジタルコンテンツの供給源であってもよい。この場合のデジタルコンテンツ供給源は、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、コンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)または、他のインターネット接続コンテンツプロバイダサーバ装置(図示せず)に存在するように構成される。
【0060】
ユーザは、以上のように構成されたデジタルコンテンツを、有料(または無料)にて、携帯電話機1の入力部を操作することにより、パケット通信網2、サーバ装置3、インターネット5を介して、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、コンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)または、他のインターネット接続コンテンツプロバイダサーバ装置(図示せず)からダウンロードする。また、デジタルコンテンツに係る情報、および動作の詳細は後述する。
【0061】
パックDB管理サーバ装置7は、デジタルコンテンツが関連付けされた関連情報(パック売りされるデジタルコンテンツを一区分として認識する情報)を記憶する。
【0062】
また、パックDB管理サーバ装置7は、携帯電話機1から送信されたパック購入要求情報が、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、またはコンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)を介して受信された場合には、パック購入要求情報に対応するパック売りされるデジタルコンテンツの割引料金情報を、パック購入要求情報を介したコンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、またはコンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)に送信する。
【0063】
さらに、パックDB管理サーバ装置7は、パック売りされるデジタルコンテンツが関連付けされた関連情報を識別するための関連情報識別情報と、利用者識別情報とを関連付けて記憶する。
【0064】
また、パックDB管理サーバ装置7は、コンテンツプロバイダ装置4または6が携帯電話機1のユーザの要求に応じてデジタルコンテンツを携帯電話機1に送信する(携帯電話機1に送信されるデジタルコンテンツ情報は、コンテンツプロバイダ装置4、6または他のサーバ装置に記憶されていてもよい。)度に、コンテンツプロバイダ装置4および6がパックDB管理サーバ装置7に送信する、送信されたデジタルコンテンツを特定するデジタルコンテンツ識別情報、ユーザを特定する利用者識別情報であるUIDを受信する。そして、パックDB管理サーバ装置7は、デジタルコンテンツ識別情報と、ユーザを特定する利用者識別情報とを関連付けて記憶する。
【0065】
この場合、パックDB管理サーバ装置7は、デジタルコンテンツ識別情報に対応するデジタルコンテンツ毎の料金に該当するデジタルコンテンツ課金情報をコンテンツプロバイダ装置4または6(サイト送受信手段)に送信するが、すでに受信したデジタルコンテンツ識別情報に対応するデジタルコンテンツがパック売りされている場合には、課金されない旨の内容を含む権利情報(特典情報に含まれる情報)をコンテンツプロバイダ装置4または6に送信する。
【0066】
本実施形態においては、パックDB管理サーバ装置7を、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、およびコンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)とは異なるサーバ装置として説明したが、パックDB管理サーバ装置7が有する機能を、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、またはコンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)に存在させてもよい。
[2.情報送受信手段の一例]
図2は、情報送受信手段としての携帯電話機1の内部構成を示すブロック図である。
【0067】
本実施形態において、ユーザは、かかる携帯用電話機1の機能を利用することにより、サーバ装置に設けられたサイトから楽曲ファイル等のファイルをダウンロードし、当該ダウンロードされた楽曲ファイルに含まれる楽曲データを用いて着信メロディを変更することができるようになっている。そして、携帯電話機1は、このようにして、着信メロディが設定されると、通話着信時、或いは、電子メール着信時、その他報知音拡声時に当該着信メロディを拡声して、ユーザに着信等の事象発生を報知するようになる。
【0068】
かかる機能を有する携帯電話機1の具体的な構成について、図2を参照しつつ説明する。
【0069】
まず、図2において通信部21は、制御部26による制御の下、パケット通信網2の基地局BS(図示せず)と無線通信を行う。操作部22は、PB(プッシュボタン)等の各種ボタン及びカーソルキーからなり、ユーザによって入力操作が行われると、当該入力操作に対応した操作信号を制御部26に供給する。表示部23は、例えば、液晶パネルや有機EL(electroluminescence)パネル等の表示装置から構成されており、制御部26の制御の下に、各種情報を表示する。音声入力部24は、例えば、マイクロホンやD/A変換器を有し、ユーザの発話音声等の各種音声が入力されると、当該音声に対応した音声データを生成して通信部21に出力する。拡声部25は、スピーカを有しており、通信部21から供給される音声データに対応する音声を当該スピーカを用いて拡声する。また、この拡声部25は、制御部26から楽曲データが供給された場合、当該楽曲データに対応する楽曲を拡声するようになっている。制御部26は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有しており、携帯電話機1の各部を制御する。ROMには、各種制御情報と共に、制御プログラムやOS(オペレーティングシステム)、WWW(World Wide Web)ブラウザといった各種のアプリケーションプログラムが記録されている。また、このROMには、各種の形式(例えば、Java(登録商標))にて作成されたのプログラムをOSにより提供される環境下において実行するためのプログラム(例えば、J2MECLDC(Connected Limited Device Configuration)準拠の実行環境等)が記録されている。CPUはROMに格納されている各種プログラムを実行することにより携帯電話機1の各部を制御し、RAMはワークエリアとして用いられる。
【0070】
次いで、記録部27は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の不揮発性のメモリにより構成され、制御部26による制御の下、各種データ(ユーザ識別情報(UID(User Identifier)等が含まれる)が記憶される。
【0071】
次に、図2(B)を用いて、パックDB管理サーバ装置7に記憶されているパック商品単位のデータベース構造の概要について説明する。
【0072】
図2(B)においては、3つのパック商品のデータベース構造が示されている。
【0073】
図2(B)の最上段には、パック商品の一例として、楽曲を5つ含むパック購入権利選曲番号“ααααααα”で示されるパック1のデータ構造が図示されている。
【0074】
パック1には、コンテンツとしての楽曲を識別するためのデジタルコンテンツ識別情報が5つ関連付けられている。
【0075】
具体的には、図2(B)のパック商品の最上段における右欄にデジタルコンテンツ識別情報が3桁を使用して5つ(“AAA”、“ABB”、“ACC”、“ADD”および“AEE”)記載されている。
【0076】
コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、コンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)等のノード装置から、パックDB管理サーバ装置7に送信されたデジタルコンテンツ識別情報が“AAA”、“ABB”、“ACC”、“ADD”または“AEE”の何れかである場合には、パックDB管理サーバ装置7は送信されたデジタルコンテンツ識別情報に対応する楽曲がパック商品の一つであることを認識する。
【0077】
また、図2(B)の中段には、パック商品の一例として、楽曲を2つ含むパック購入権利選曲番号“ββββββββ”で示されるパック2のデータ構造が図示されている。パック2には、コンテンツとしての楽曲を識別するためのデジタルコンテンツ識別情報が2つ(“BAA”および“BBB”)関連付けられている。
【0078】
さらに、図2(B)の下段には、パック商品の一例として、楽曲を2つ含むパック購入権利選曲番号“xxxxxxxxxxxxxxxxx”で示されるパック3のデータ構造が図示されている。パック3には、コンテンツとしての楽曲を識別するためのデジタルコンテンツ識別情報が2つ(“CAA”および“CBB”)関連付けられている。
【0079】
また、パックDB管理サーバ装置7においては、パック購入されたパック購入権利選曲番号は、パック購入をしたUID(利用者識別情報)と関連付けられて記憶されている。
[3.処理動作を示すフローチャート]
次に、図3を用いて、携帯電話機1、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)、コンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)、およびパックDB管理サーバ装置7との間で行なわれる情報の送受信の動作概要を説明する。
【0080】
まず、図3を用いて実施形態についての処理動作をステップ毎に説明する。
【0081】
ステップS1において、ユーザは、会員制となっているコンテンツ提供者のコンテンツプロバイダサーバ装置(4)のサイトAに携帯電話機1からアクセスする。サイトはURLによって特定されるので、携帯電話機1の通信部21からURLが送信される。
【0082】
ステップS2において、URLを受信したコンテンツ提供者のコンテンツプロバイダサーバ装置(4)は、ユーザのユーザID(利用者識別情報)とパスワード(送受信許可情報)とを送信するように携帯電話機1へ要求する。
【0083】
コンテンツプロバイダサーバ装置(4)は、入力されたユーザID(利用者識別情報)とパスワードとがサイトAに登録された情報である場合には、ユーザが使用している携帯電話機1に、サイトAにおいてユーザに提供することができるデジタルコンテンツ情報を示すタイトル名等(コンテンツ情報の内容を示す情報)を送信する。
【0084】
ステップS3において、携帯電話機1を使用しているユーザは、携帯電話機1にダウンロードしたいデジタルコンテンツ情報のタイトル名等をコンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)に送信し、所望のデジタルコンテンツ情報を受信する。
【0085】
ステップS4において、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)は、携帯電話機1へ送信したデジタルコンテンツ情報(例えば楽曲である場合には楽曲ID(Identification))とデジタルコンテンツ情報を送信した相手であるユーザのユーザIDをパックDB管理サーバ装置7へ送信する。
【0086】
ステップS5において、パックDB管理サーバ装置7は、受信したデジタルコンテンツ情報に係る識別情報(例えば楽曲ID)とユーザIDとを関連付けて記憶する。
【0087】
ステップS6において、ユーザは、会員制となっているコンテンツ提供者のコンテンツプロバイダサーバ装置(6)のサイトBに携帯電話機1からアクセスする。サイトはURLによって特定されるので、携帯電話機1の通信部21からURLが送信される。
【0088】
ステップS7において、URLを受信したコンテンツ提供者のコンテンツプロバイダサーバ装置(6)は、ユーザのユーザID(利用者識別情報)とパスワードとを送信するように携帯電話機1へ要求する。
【0089】
コンテンツプロバイダサーバ装置(6)は、入力されたユーザID(利用者識別情報)とパスワードとがサイトBに登録された情報である場合には、ユーザが使用している携帯電話機1に、サイトBにおいてユーザに提供することができるデジタルコンテンツ情報を示すタイトル名等(コンテンツ情報の内容を示す情報)を送信する。
【0090】
ステップS8において、携帯電話機1を使用しているユーザは、携帯電話機1にダウンロードしたいデジタルコンテンツ情報のタイトル名等をコンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)に送信し、所望のデジタルコンテンツ情報を受信する。
【0091】
ステップS9において、コンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)は、携帯電話機1へ送信したデジタルコンテンツ情報(例えば楽曲である場合には楽曲ID(Identification))とデジタルコンテンツ情報を送信した相手であるユーザのユーザIDをパックDB管理サーバ装置7へ送信する。
【0092】
ステップS10において、パックDB管理サーバ装置7は、受信したデジタルコンテンツ情報に係る識別情報(例えば楽曲ID)とユーザIDとを関連付けて記憶する。
【0093】
ステップS11において、携帯電話機1を使用するユーザはパック購入要求情報(少なくとも2つ以上のデジタルコンテンツ情報を一括購入する情報:パック購入されるデジタルコンテンツ情報は一時に(一括して)ダウンロードする必要はない)をコンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)に送信する。なお、本実施形態においては説明の都合上、パック購入要求情報はコンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)へ送信することとしたが、パック購入要求情報はコンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)等の他のサイトへも送信することができる。
【0094】
ステップ12において、URLを受信したコンテンツ提供者のコンテンツプロバイダサーバ装置(4)は、ユーザのユーザID(利用者識別情報)とパスワードとを送信するように携帯電話機1へ要求する。
【0095】
コンテンツプロバイダサーバ装置(4)は、入力されたユーザID(利用者識別情報)とパスワードとがサイトAに登録された情報である場合には、パック購入要求を受け入れる。
【0096】
ステップS13において、パック購入要求情報を受信したコンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)は、パックDB管理サーバ装置7へユーザID(携帯電話機1を操作しているユーザを特定する情報である)とともにパック購入要求情報を送信する。
【0097】
ステップ14において、ユーザIDとパック購入要求情報を受信したパックDB管理サーバ装置7は、ユーザIDに関連付けされて記憶されている楽曲IDを検索する。ユーザIDに関連付けされている楽曲IDを検索できた場合には、その楽曲IDに対応するデジタルコンテンツである楽曲情報が携帯電話機1に既にダウンロードされていることになる(配信履歴)。
【0098】
パックDB管理サーバ装置7は配信履歴に基づいて、パック購入時のパック購入金額や割引率を演算する。
【0099】
例えば、パックに楽曲が5曲含まれている場合に、5曲を個別に購入した場合には、60円(12円(1コンテンツ(1楽曲)×5コンテンツ=60円)であるが、パック購入した場合には(50円(10円(1コンテンツ(1楽曲)×5コンテンツ=50円)となる場合がある。ここで、パックDB管理サーバ装置7の配信履歴に、ユーザが購入しようとしているパックに含まれる楽曲が一曲有った場合には、50円―(50(円)/(5(曲)−1(曲)))=37.5円がパック購入代金となるように、パック購入に対して有利な割引率を適用する。
【0100】
また、パックDB管理サーバ装置7の配信履歴に、ユーザが購入しようとしているパックに含まれる楽曲が二曲有った場合には、50円―(50(円)/(5(曲)−2(曲)))=33円がパック購入代金となるように、パック購入に対して有利な割引率を適用する。
【0101】
このようにパック購入代金の割引率を高めるのは、特定の楽曲を先行配信する場合に、ユーザに積極的にこの特定の楽曲をダウンロードしてもらうインセンティブを与えるためである。先行配信された楽曲があとからパック販売されれば、ユーザは、先行配信された楽曲と関係の深いデジタルコンテンツ(先行配信曲が後に販売されるアルバムに含まれる楽曲である場合は、パック販売されるアルバムの他楽曲を割安で購入できるという特典がある。)を個別に一つ一つの楽曲を購入するよりも割安で購入することができる。
【0102】
また、先行配信された楽曲と関係の深いデジタルコンテンツとしては、同一アーティストの他の楽曲である場合、先行配信された楽曲が映画、テレビ番組、ラジオ番組、劇場等のマスメディアで使用されている楽曲の場合には、同じ映画、テレビ番組、ラジオ番組等で使用されている他の楽曲、または俳優の静止画像、動画像等のデジタルコンテンツをパック販売することもある。これらのデジタルコンテンツは、異なるサイトで販売される場合もパック販売の割引の対象となる。
【0103】
また、更に、パック購入に対して割引を適用させてお買い得感を発生させない場合であっても、パックに含まれる楽曲等のデジタルコンテンツをユーザが購入していた場合には、パック代金からすでにダウンロードしているデジタルコンテンツの代金を差し引いた額をパック購入金額として携帯電話機1を使用しているユーザに知らせる必要がある。
【0104】
例えば、パックに楽曲が5曲含まれている場合に、5曲を個別に購入した場合には、60円(12円(1コンテンツ(1楽曲)×5コンテンツ=60円)であるが、パック購入した場合には(50円(10円(1コンテンツ(1楽曲)×5コンテンツ=50円)となる場合がある。ここで、パックDB管理サーバ装置7の配信履歴に、ユーザが購入しようとしているパックに含まれる楽曲が一曲有った場合には、50円―((50(円)/(5):パック購入した場合の1楽曲当たりの単価))=40円がパック購入代金となるように、パック購入者に対して個別に購入した場合よりも有利なパック料金の割安感を適用するようにする。
【0105】
このようにすれば、最初からパック購入するユーザに対しても後からパック購入するユーザに対しても同じ金額でパック商品を購入することができるので、パック料金が一番安いことになる(パック商品があったことを知らないで(この例では、ユーザがパック商品に含まれる楽曲を購入しよとする時には、その楽曲を含むパック商品がすでに存在しているが、ユーザがパック商品の存在に気が付いていない場合を想定している。)、先にデジタルコンテンツの一例としての楽曲を単体で購入してしまったユーザへの救済措置となる。
【0106】
ステップS15において、パックDB管理サーバ装置7は配信履歴に基づいて、ステップS14において演算したパック購入金額や割引率(特典情報に含まれる情報)をコンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)へ送信して通知する。
【0107】
ステップS16において、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)は、パックDB管理サーバ装置7から送信されたパック購入金額や割引率に基づいて、携帯電話機1へパック購入時のパック購入金額を送信する。
【0108】
ステップS17において、ステップS16において送信されたパック購入金額に同意して、ユーザがパック商品を購入することを決定した場合には、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)に対して、パック購入指示情報を送信する。
【0109】
ステップS18において、コンテンツプロバイダサーバ装置4(サイトA)は、パック購入指示をパックDB管理サーバ装置7に送信する。
【0110】
ステップS19において、パックDB管理サーバ装置7は、携帯電話機1からパック購入指示情報を発したユーザIDとパックID(関連情報識別情報)とを関連付けて記憶する。パックIDには、パック購入されるデジタルコンテンツを識別するデジタルコンテンツ識別情報が含まれる。
【0111】
ステップS20において、パックDB管理サーバ装置7は、携帯電話機1に対して、パック商品のパック購入完了通知を送信する。
【0112】
ステップS21において、ユーザは、会員制となっているコンテンツ提供者のコンテンツプロバイダサーバ装置(6)のサイトBに携帯電話機1からアクセスする。サイトはURLによって特定されるので、携帯電話機1の通信部21からURLが送信される。
【0113】
ステップS22において、URLを受信したコンテンツ提供者のコンテンツプロバイダサーバ装置(6)は、ユーザのユーザID(利用者識別情報)とパスワードとを送信するように携帯電話機1へ要求する。
【0114】
ステップS23において、コンテンツプロバイダサーバ装置(6)は、入力されたユーザID(利用者識別情報)とパスワードとがサイトBに登録された情報である場合には、ユーザが使用している携帯電話機1から送信要求されたデジタルコンテンツに対応するデジタルコンテンツID(例えば、楽曲ID)に、ユーザIDを関連付けて、ダウンロード要求情報として楽曲IDと楽曲IDに関連付けされたユーザIDをパックDB管理サーバ装置7に送信する。
【0115】
ステップS24において、パックDB管理サーバ装置7は、ステップS23においてダウンロード要求された楽曲ID(要求楽曲ID)が、パックDB管理サーバ装置7に記憶されたパックIDに含まれる楽曲であるか否かを判断する。ダウンロード要求された楽曲ID(要求楽曲ID)が、パックDB管理サーバ装置7に記憶されたパックIDに含まれる楽曲である場合(ステップS24:YES)にはステップS25に進み、ダウンロード要求された楽曲ID(要求楽曲ID)が、パックDB管理サーバ装置7に記憶されたパックIDに含まれない楽曲である場合(ステップS24:NO)には、ステップS28に進む。
【0116】
ステップS25において、パックDB管理サーバ装置7は、ステップS23において受信されたダウンロード要求情報としての楽曲IDに関連付けされたユーザIDが、パックDB管理サーバ装置7にパックID(関連情報識別情報)と関連付けて記憶されているユーザIDと一致するか否かを判断する。ダウンロード要求情報としての楽曲IDに関連付けされたユーザIDが、パックDB管理サーバ装置7にパックID(関連情報識別情報)と関連付けて記憶されているユーザIDと一致する場合(ステップS25:YES)にはステップS26に進む。ダウンロード要求情報としての楽曲IDに関連付けされたユーザIDが、パックDB管理サーバ装置7にパックID(関連情報識別情報)と関連付けて記憶されているユーザIDと一致する場合(ステップS25:NO)にはステップS28に進む。
【0117】
ステップS26において、パックDB管理サーバ装置7は、ステップS23においてダウンロード要求情報として楽曲IDと楽曲IDに関連付けされたユーザIDをパックDB管理サーバ装置7に送信してきたコンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)に対して、ダウンロード要求してきた楽曲IDに対応する楽曲は、パック購入されている旨を示す権利情報を送信する。
【0118】
ステップS27において、コンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)は、ステップS26においてパックDB管理サーバ装置7から受信した権利情報に基づき、携帯電話装置1に対して、課金処理を行わずにダウンロード要求された楽曲をダウンロード可能な状態とする。
【0119】
ステップS28において、パックDB管理サーバ装置7は、ステップS23においてダウンロード要求情報として楽曲IDと楽曲IDに関連付けされたユーザIDをパックDB管理サーバ装置7に送信してきたコンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)に対して、ダウンロード要求してきた楽曲IDに対応する楽曲は、パック購入されていない旨を示す情報を送信する。
【0120】
ステップS29において、コンテンツプロバイダサーバ装置6(サイトB)は、ステップS26においてパックDB管理サーバ装置7から受信した情報に基づき、携帯電話装置1に対して課金処理を行い、課金処理が成功した場合にダウンロード要求された楽曲を携帯電話装置1に対してダウンロード可能な状態とする。
【0121】
上記実施形態においては携帯電話機1において着信メロディを設定する場合を例に説明を行ったが、着信音を拡声する機器であれば、どのような機器に対しても適用可能である。例えば、家庭用の固定電話機やファクシミリ(複写電送装置)、PDA(Personal Digital Assistant)のような着信の発生する各種電子機器についても、本実施形態における携帯電話機1と同様の構成を採用することにより着信メロディをユーザの任意に設定することが可能である。
【0122】
また、上記実施形態においては、楽曲の再生時に、表示画面をインデックス画面から他の画面に遷移させる構成を採用してもよい。楽曲再生時の表示画面については任意であり、例えば、インデックス画面上に、再生画面を重畳表示するようにしても良いし、インデックス画面から画面を遷移させることなく、インデックス画面上において楽曲を再生するようにしても良い。
【0123】
また、上記実施形態においては、着信等の事象が発生した場合に楽曲を着信メロディとして拡声する構成を採用していたが、楽曲に限らず、音声であればどのようなものであっても良い。また、画像情報をパック購入に含まれるデジタルコンテンツ情報として受信し、携帯電話機1の待ち受け画面を設定するようにしても良い。
【0124】
また更に、上記実施形態においては、携帯電話機1単体にてネットワークを介したデータ通信を行う構成となっていたが、SIM(Subscriber Identify Module)内に携帯電話機1のユーザの加入者情報を記録すると共に、当該SIMを携帯電話機1に接続して、当該SIM内に記録された加入者情報を用いてネットワークを介したデータ通信を行うようにしても良い。
【0125】
なお、図3における動作手順を、ハードディスク等の記録媒体に予め記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して予め記録しておき、これを汎用のマイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該汎用のマイクロコンピュータ等を実施形態に係わるCPUとして機能させることも可能である。
【0126】
また各電子情報機器間の情報の送受信は有線、無線に限定されず、いずれの方法においても情報の送受信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0127】
【図1】本実施形態におけるシステム構成の一例を示す図である。
【図2】(A)本実施形態における携帯電話装置のブロック図の一例である。(B)本実施形態におけるパック商品のデータベース構成の一例である。
【図3】本実施形態における動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0128】
1 ・・・ 携帯電話装置
2 ・・・ パケット通信網
3・・・ サーバ装置
4 ・・・ コンテンツプロバイダサーバ装置(サイトA)
5 ・・・ インターネット
6 ・・・ コンテンツプロバイダサーバ装置(サイトB)
7 ・・・ パックDB管理サーバ装置




【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルコンテンツ情報を配信する、デジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
複数の前記デジタルコンテンツ情報が関連付けられた関連情報を送信する関連情報送信手段と、
前記関連情報の受信、並びに前記関連情報の購入要求情報および利用者識別情報を送信する情報送受信手段と、
前記購入要求情報および前記利用者識別情報を受信し、管理情報送受信手段へ前記購入要求情報および前記利用者識別情報を送信するサイト送受信手段と、
前記管理情報送受信手段を介して受信した前記購入要求情報および前記利用者識別情報に基づいて、前記デジタルコンテンツ情報の配信履歴を検索する検索手段と、
前記検索手段による検索結果に基づいて、前記利用者識別情報に対応する特典情報を演算する演算手段と、
前記演算手段による演算に基づいて、前記特典情報を前記サイト送受信手段へ送信する特典情報送信手段と、
を備え、
前記サイト送受信手段は、前記特典情報送信手段から前記特典情報を受信した場合には、前記特典情報から前記関連情報に関する購入情報を演算し、前記購入情報を前記関連情報の前記購入要求情報を送信した前記情報送受信手段へ送信することを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項2】
請求項1に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記購入情報を受信した前記情報送受信手段から、前記関連情報の購入指示情報を受信した前記サイト送受信手段は、前記関連情報に対応するデジタルコンテンツ識別情報を含む関連情報識別情報および前記利用者識別情報を前記管理情報送受信手段へ送信し、前記管理情報送受信手段は、前記関連情報識別情報および前記利用者識別情報を関連づけて記憶することを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項3】
請求項2に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記情報送受信手段から前記デジタルコンテンツ情報の送信要求を受信した前記サイト送受信手段は、前記デジタルコンテンツ情報に対応する前記デジタルコンテンツ識別情報、および当該デジタルコンテンツ情報の送信要求をした前記情報送受信手段に対応する前記利用者識別情報とを関連づけて前記管理情報送受信手段へ送信することを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項4】
請求項3に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記管理情報送受信手段は、前記サイト送受信手段から関連付けられて受信した前記デジタルコンテンツ識別情報および前記利用者識別情報と、前記管理情報送受信手段に関連付けられて記憶されている前記関連情報識別情報および前記利用者識別情報とを比較し、前記2つの利用者識別情報が一致する場合には、前記関連情報識別情報に前記デジタルコンテンツ識別情報が含まれているか否かを判断し、前記判断情報を前記サイト送受信手段へ送信することを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項5】
請求項4に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記判断情報を受信したサイト送受信手段は、前記判断情報が前記関連情報識別情報に前記デジタルコンテンツ識別情報が含まれている旨を示す情報である場合には、前記情報送受信手段に対して、前記デジタルコンテンツ情報に対する課金をせずに前記デジタルコンテンツ情報を送信することを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項6】
請求項4に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記判断情報を受信したサイト送受信手段は、前記判断情報が前記関連情報識別情報に前記デジタルコンテンツ識別情報が含まれている旨を示す情報である場合には、前記情報送受信手段に対して、前記デジタルコンテンツ情報に対する課金をして前記デジタルコンテンツ情報を送信することを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記特典情報は、前記関連情報に含まれるデジタルコンテンツ情報の少なくとも1つ以上がすでに前記情報送受信手段に送信されている場合には、前記関連情報に関する前記購入情報である購入金額に対して割引されることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
前記サイト送受信手段は少なくとも2つ以上備えられ、前記情報送受信手段から情報を前記サイト送受信手段へ送信するためには、前記情報送受信手段から送信される前記利用者識別情報と前記利用者識別情報に関連付けられた送受信許可情報とが、前記サイト識別手段に関連付けられて記憶された前記利用者識別情報と前記送受信許可情報とに一致することが必要であるデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項9】
請求項1乃至7の何れか一項に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムにおいて、
一つの前記関連情報識別情報に含まれる2つ以上の前記デジタルコンテンツ識別情報に対応するデジタルコンテンツ情報は、少なくとも2つ以上の前記サイト送受信手段から送信されるべきデジタルコンテンツ情報を含むことを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システム。
【請求項10】
デジタルコンテンツ情報を配信する、デジタルコンテンツ情報配信システムの制御方法において、
複数の前記デジタルコンテンツ情報が関連付けられた関連情報を送信する関連情報送信工程と、
前記関連情報の受信、並びに前記関連情報の購入要求情報および利用者識別情報を送信する情報送受信工程と、
前記購入要求情報および前記利用者識別情報を受信し、管理情報送受信工に対して前記購入要求情報および前記利用者識別情報を送信するサイト送受信工程と、
前記管理情報送受信工程を介して受信した前記購入要求情報および前記利用者識別情報に基づいて、前記デジタルコンテンツ情報の配信履歴を検索する検索工程と、
前記検索工程による検索結果に基づいて、前記利用者識別情報に対応する特典情報を演算する演算工程と、
前記演算工程における演算に基づいて、前記特典情報を前記サイト送受信工程に対して送信する特典情報送信工程と、
を備え、
前記サイト送受信工程は、前記特典情報送信工程において前記特典情報を受信した場合には、前記特典情報から前記関連情報に関する購入情報を演算し、前記購入情報を前記関連情報の前記購入要求情報を送信した前記情報送受信工程に対して送信することを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システムの制御方法。
【請求項11】
デジタルコンテンツ情報を配信する、デジタルコンテンツ情報配信システムのプログラムにおいて、
複数の前記デジタルコンテンツ情報が関連付けられた関連情報を送信する関連情報送信手段、
前記関連情報の受信、並びに前記関連情報の購入要求情報および利用者識別情報を送信する情報送受信手段、
前記購入要求情報および前記利用者識別情報を受信し、管理情報送受信手段へ前記購入要求情報および前記利用者識別情報を送信するサイト送受信手段、
前記管理情報送受信手段を介して受信した前記購入要求情報および前記利用者識別情報に基づいて、前記デジタルコンテンツ情報の配信履歴を検索する検索手段、
前記検索手段による検索結果に基づいて、前記利用者識別情報に対応する特典情報を演算する演算手段、
前記演算手段による演算に基づいて、前記特典情報を前記サイト送受信手段へ送信する特典情報送信手段として機能させ、
前記サイト送受信手段は、前記特典情報送信手段から前記特典情報を受信した場合には、前記特典情報から前記関連情報に関する購入情報を演算し、前記購入情報を前記関連情報の前記購入要求情報を送信した前記情報送受信手段へ送信するように機能させることを特徴とするデジタルコンテンツ情報配信システムの制御プログラム。
【請求項12】
請求項11に記載のデジタルコンテンツ情報配信システムの制御プログラムがコンピュータに読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−64171(P2009−64171A)
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−230439(P2007−230439)
【出願日】平成19年9月5日(2007.9.5)
【出願人】(396004833)株式会社エクシング (394)
【Fターム(参考)】