説明

データについて最適化された通信システムにおけるフレキシブルペイロード制御

【課題】逆方向リンク上でのパッキング効率及びスペクトル効率を改善する方法を提供する。
【解決手段】アクセス端末(AT)およびデータについて最適化されたセルラー通信無線ネットワーク(RN)は、ATおよびRNの間の逆方向リンク上で使用するための一組のパケットサイズをネゴシエートする。該ネゴシエートされた組におけるパケットサイズは、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)アプリケーションの音声エンコーダのような、逆方向リンク上でデータを送信するアプリケーションとの良好な適合を提供するように調整されてよい。ATおよびRNは、該ネゴシエートされた組のパケットサイズを使用して通信する。ネゴシエートされた組のパケットサイズは、該標準の下で動作しているシステムにおいて定義されたのと同じ逆方向速度指標(RRI)チャンネルコード語にマップされてよい。

【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
本件特許出願は、2006年2月21日に提出された「無線通信システムおよび方法」と題する米国仮出願第60/775,443号の優先権を主張する;また、本件特許出願は、2006年2月21日に提出された「DO通信システムおよび方法」と題する米国仮出願第60/775,693号の優先権を主張するものである。これらの仮特許出願の各々は本件出願の譲受人に譲渡されており、また全ての図、表および請求項を含めて完全にここに記載されているかの如く、明示的に本明細書の一部として援用される。
【技術分野】
【0002】
本発明は、一般的には電気通信に関し、更に特定すれば、本発明はセル方式の通信システムに関する。
【背景技術】
【0003】
現代の通信システムは、種々の適用、音声およびデータアプリケーションのような種々のアプリケーションについて、信頼性のあるデータ送信を提供することが期待される。1点から多重点への通信に関しては、既知の通信システムは周波数分割多重アクセス(FDMA)、時間分割多重アクセス(TDMA)、コード分割多重アクセス(CDMA)、および恐らくは他の多重アクセス通信スキームに基づいている。
【0004】
CDMAシステムは、1以上のCDMA標準、例えば(1)「二重モード広帯域スペクトル拡散セルシステムのためのTIA/EIA−95モバイルステーション/基地局」(この標準は、その改訂版AおよびBと共に「IS−95標準」と称されてよ)、(2)「二重モード広帯域スペクトル拡散セルモバイルステーションのためのTIA/EIA−98−C推奨の最小標準」(「IS−98標準」)、(3)「第三世代パートナーシップ計画」(3GPP)と称される共同企業体によって主催され、且つ「W−CDMA標準」として知られた一組の文書に実現された標準、(4)「第三世代パートナーシップ計画2」(3GPP2)と称される共同企業体によって主催され、且つ「cdma2000スペクトル拡散システムのためのTR−45.5物理層標準」、「cdma2000スペクトル拡散システムのためのC.S0005−A上部層(層3)シグナリング標準」、および「TIA/EIA/IS−856cdma2000高速パケットデータ・エア・インターフェース明細」(一纏めに「cdma2000標準」)として知られた一組の文書に実現された標準、(5)1xEV−DO標準、および(6)他の一定の標準をサポートするように設計されてよい。上記で明示的に列記した標準は、索引、補遺および他の添付物を含めて、完全にここに記載されたかの如くに本願に援用されるものである。
【0005】
データについて最適化された(data-optimized)または「DO」のセル通信システムは、無線データサービスについての絶間なく増大する要求を満たすために開発されたものである。その名称が意味するように、DOシステムは、データ送信のために(音声送信ではなく)最適化され、特に、斯かるシステムはダウンリンクデータ送信のために最適化される。データについて最適化されたシステムは、アップリンクのデータ送信または両方向の音声送信を排除する必要がない。音声はまた、例えばインターネットプロトコル(VoIP)送信上での音声の場合、データとしても送信され得ることに留意すべきである。
【0006】
セル方式のDOCDMAシステムにおいて、方向リンクのデータは、多くの予め定義されたパケットサイズ、例えば128、256、512、768、1024、1536、2048、3072、4096、6144、8192、12288ビットサイズの何れか一つを使用して、エア・インターフェース上を送信されてよい。ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を用いた増大する冗長性の使用は、フィールドにおいて達成される実際の速度に影響する可能性があるが、一般に、これらのサイズは異なる速度に対応する。
【0007】
幾つかのアプリケーションは、予め定義されたサイズの一つに適切に合致しないパケットを提供する。例えば、VoIP電話通信アプリケーションのボコーダ(音声エンコーダ)は、300ビットの周期的パケット(periodic packet)を提供する可能性がある。一つのアプローチに従えば、このような状況は、最も小さいけれども当該アプリケーションにより提供されるパケットサイズよりも大きい予め定義されたパケットサイズを選ぶことによって取扱われてよい。300ビットのアプリケーションパケットサイズの場合、512ビットサイズが、エア・インターフェースの逆方向リンク上で選択されてよい。次いで、ボコーダ(またはもう一つのアプリケーション)によって与えられる二以上のパケットの少なくとも一部を送信するために、より大きいサイズのパケットが使用される。このアプローチは、複数のボコーダパケットを一つのエア・インターフェースパケットにアセンブルするために待機する必要性の故に、追加の遅延を導く。この追加の遅延は、該アプリケーションのサービスの品質(QoS)にとって過大であるかもしれない。該追加の遅延を回避するためのもう一つのアプローチは、一つのユーザアプリケーションパケットをより大きなサイズのエア・インターフェースパケットに収容し、残りのビットを該大きなサイズのパケットの中に詰め込む。このアプローチは詰め込まれたビットを浪費し、従ってスペクトル効率のロス、増大した干渉、および減少したバッテリー寿命を生じる。
【0008】
従って、当該技術においては、逆方向リンク上でのパッキング効率およびスペクトル効率を改善する方法および装置が必要とされている。また、当該技術においては、遅延感受性のアプリケーションのために、逆方向リンク効率を改善する方法および装置が必要とされている。当該技術においては更に、同時にレガシーアクセス端末との下位互換性を維持し、且つ無線ネットワークに対するハードウエア変更を最小化または排除しながら、遅延感受性アプリケーションのための逆方向リンク効率を改善する方法および装置が必要とされている。
【発明の概要】
【0009】
ここに開示される実施形態は、逆方向リンクのための一組の許容可能なデータトラヒックパケットサイズのネゴシエーションを実施するための、方法、装置、および機械読み取り可能な工業製品を提供することによって、上記で述べた必要性に対処するものである。
【0010】
一つの実施形態においては、無線アクセス端末と無線ネットワークの間の逆方向リンク上でデータを通信するための方法が提供される。この方法は以下のステップを含んでいる:(1)1以上のパラメータに基づいて、逆方向リンクのための1以上の望ましいエア・インターフェースパケットサイズを決定すること;(2)逆方向リンクのためのエア・インターフェースパケットサイズの望ましい組であって、該組は前記1以上の望ましいエア・インターフェースパケットサイズの各望ましいエア・インターフェースパケットサイズを含んでいる望ましい組を決定すること;(3)前記無線ネットワークに対して、前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのために前記望ましい組を使用するリクエストを送信すること;(4)前記無線ネットワークへ前記リクエストを送信するステップに応答して、前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのために使用されるエア・インターフェースパケットサイズのネゴシエートされた組を受信することと;(5)該ネゴシエートされた組を使用して、前記逆方向リンク上で前記データトラヒックを通信すること。
【0011】
一実施形態において、無線ネットワークのトランシーバ基地局と通信するための無線アクセス端末は、トランシーバ基地局からの順方向リンク送信を受信するように構成された受信機と、トランシーバ基地局へと逆方向リンク送信を送るように構成された送信機と、プログラムコードを保存するメモリーと、前記受信機、送信機およびメモリーに結合されたコントローラとを含んでいる。該コントローラは、前記無線アクセス端末に下記のステップを実行させるためのプログラムコードを実行するように構成される:(1)1以上のパラメータに基づいて、逆方向リンクのための1以上の望ましいエア・インターフェースパケットサイズを決定すること;(2)逆方向リンクのための望ましい一組のエア・インターフェースパケットサイズを決定し、該望ましい組は、前記1以上の望ましいエア・インターフェースパケットサイズの各望ましいエア・インターフェースパケットサイズを含んでなること;(3)前記無線ネットワークへと、前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのために前記望ましい組を使用するリクエストを送信すること;(4)前記送信するステップに応答して、前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのために使用されるエア・インターフェースパケットサイズのネゴシエートされた組を受信すること。
【0012】
一実施形態において、機械読み取り可能な媒体は、その中に埋め込まれた命令を有している。無線ネットワークのトランシーバ基地局と通信するために命令が無線アクセス端末の少なくとも一つのプロセッサによって実行されるときに、該命令は、無線アクセス端末に対して以下の動作を実行させる:(1)1以上のパラメータに基づいて、前記無線アクセス端末と前記無線ネットワークとの間の逆方向リンクのための、1以上の望ましいエア・インターフェースパケットサイズを決定すること;(2)逆方向リンクのための望ましい一組のエア・インターフェースパケットサイズを決定し、該望ましい組は、前記1以上の望ましいエア・インターフェースパケットサイズの各望ましいエア・インターフェースパケットサイズを含んでなること;(3)前記無線ネットワークへと、前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのために前記望ましい組を使用するリクエストを送信すること;(4)前記送信するステップに応答して、前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのために使用されるエア・インターフェースパケットサイズのネゴシエートされた組を受信すること;(5)該ネゴシエートされた組を使用して、前記逆方向リンク上で前記データトラヒックを通信すること。
【0013】
一実施形態においては、無線アクセス端末と無線ネットワークの間の逆方向リンク上でデータを通信するための方法が提供される。該方法は次のステップを含んでいる:(1)逆方向リンクのための望ましい一組のエア・インターフェースパケットサイズを決定するステップであって、該望ましい組は、無線ネットワークのエア・インターフェースパケットサイズのデフォルト組とは異なるステップ;(2)前記逆方向リンク上のデータトラヒックのために使用されるエア・インターフェースパケットサイズのネゴシエートされた組をネゴシエートするステップ;および(3)該ネゴシエートされた組を使用して、前記逆方向リンク上で前記データトラヒックを通信するステップ。
【0014】
一実施形態においては、データについて最適化された無線ネットワークを動作させるための方法が提供される。該無線ネットワークは、逆方向リンク上でのデータトラヒックのために、パケットサイズのデフォルト組を使用するように構成される。該方法は、(1)無線アクセス端末から、無線ネットワークと無線アクセス端末との間の逆方向リンク上でのデータトラヒックのためのパケットサイズの望ましい組を受信し、該望ましい組はデフォルト組とは異なること;(2)前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのためのパッケージサイズのネゴシエートされた組を決定し、該決定するステップは、少なくとも一部は前記望ましい組に基づいて行われること;(3)該ネゴシエートされた組を前記無線アクセス端末へ送信すること;(4)前記逆方向リンク上で複数のデータトラヒックパケットを受信すること;および(5)前記無線アクセス端末から、前記データトラヒックパケットのサイズについての複数の指標を受信することを含んでいる。この方法によれば、前記複数の指標の各指標は、前記複数のデータトラヒックパケットの異なるデータトラヒックパケットに関連しており、前記各指標は、前記各指標に関連したデータトラヒックパケットのサイズを決定(に対応)し、前記各指標は前記ネゴシエートされた組から選択され、また前記複数の指標の少なくとも一つの指標は前記デフォルト組に含まれないパケットサイズに対応する。
【0015】
一実施形態では、逆方向リンク上でデータトラヒックのためのパケットサイズのデフォルト組を使用するように構成された、データについて最適化された無線ネットワークを動作させるための方法が提供される。この方法は、(1)前記無線ネットワークと無線アクセス端末との間の逆方向リンク上でのデータトラヒックのためのパケットサイズのネゴシエートされた組をネゴシエートするステップと;(2)該ネゴシエートされた組を前記無線アクセス端末へ送信することと;(3)前記逆方向リンク上で複数のデータトラヒックパケットを受信することと;(4)前記データトラヒックパケットのサイズについての複数の指標を受信することを含んでいる。この方法によれば、前記複数の指標の各指標は、前記複数のデータトラヒックパケットの異なるデータトラヒックパケットに関連しており、前記各指標は、各指標に関連したデータトラヒックパケットのサイズを決定し、前記各指標は前記ネゴシエートされた組から選択され、前記複数の指標の少なくとも一つの指標は前記デフォルト組に含まれないパケットサイズに対応する。
【0016】
一実施形態においては、データについて最適化された無線ネットワークの、トランシーバ基地局が提供される。該トランシーバ基地局は、データを受信するように構成された受信機、データを送信するように構成された送信機、および前記受信器および送信機に結合されたプロセッサを含んでいる。該プロセッサは、前記トランシーバ基地局に対して以下のステップを実行させるように構成される:(1)無線アクセス端末から、前記トランシーバ基地局と前記無線アクセス端末の間の逆方向リンク上でのデータトラヒックのためのパケットサイズの望ましい組を受信し、該望ましい組は前記デフォルト組とは異なること;(2)前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのためのパケットサイズのネゴシエートされた組を決定し、該決定するステップは少なくとも部分的には前記望ましい組に基づいて行われること;(3)前記ネゴシエートされた組を前記無線アクセス端末に送信すること;(4)前記逆方向リンク上で複数のデータトラヒックパケットを受信すること;および(5)前記無線アクセス端末から、データトラヒックパケットのサイズについての複数の指標を受信し、該複数の指標の各指標は前記複数のデータトラヒックパケットの異なるデータトラヒックパケットに関連しており、前記各指標は各指標に関連したデータトラヒックパケットのサイズを決定し、前記各指標は前記ネゴシエートされた組から選択され、前記複数の指標の少なくとも一つの指標は前記ネゴシエートされた組におけるエントリーに対応し、該エントリーは前記デフォルト組に含まれないこと。
【0017】
一実施形態において、機械読取り可能な媒体は、その中に埋め込まれた命令を有している。該命令は、データについて最適化された無線ネットワークにおけるトランシーバ基地局の少なくとも一つのプロセッサによって実行されてよい。該無線ネットワークは、逆方向リンク上において、データトラヒックのためのパケットサイズのデフォルト組を使用するように構成される。該命令は、トランシーバ基地局に次の動作を行わせる:(1)無線アクセス端末から、前記トランシーバ基地局と前記無線アクセス端末との間の逆方向リンク上においけるデータトラヒックのための望ましい組を受信し、該望ましい組は前記デフォルト組とは異なること;(2)前記逆方向リンク上におけるデータトラヒックのためのパケットサイズのネゴシエートされた組を決定し、該決定するステップは少なくとも部分的には前記望ましい組に基づいて行われること;(3)前記ネゴシエートされた組を前記無線アクセス端末へ送信すること;(4)前記逆方向リンク上で複数のデータトラヒックパケットを受信すること;および(5)前記無線アクセス端末から前記データトラヒックパケットのサイズについての複数の指標を受信し、該複数の指標の各指標は前記複数のデータトラヒックパケットの異なるデータトラヒックパケットに関連し、前記各指標は前記各指標に関連したデータトラヒックパケットのサイズを決定し、前記各指標は前記ネゴシエートされた組から選択され、前記複数の指標の少なくとも一つの指標は前記デフォルト組に含まれないパケットサイズに対応すること。
【0018】
本発明のこれら実施形態および側面ならびに他の実施形態および側面は、以下の説明、図面および特許請求の範囲を参照することによって、より良く理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本発明一実施形態に従って構成された、CDMAデータについて最適化されたセルラー通信システムの選択されたコンポーネントを図示している。
【図2】図2は、本発明の一実施形態に従う、システムの逆方向リンク上の許容されるパケットサイズの組をネゴシエートするためのプロセスの選択されたステップを図示している。
【発明を実施するための形態】
【0020】
この文書において、「実施形態」、「変形例」および同様の表現は、特定の装置、方法、または工業製品を指称するために用いられ、必ずしも同じ装置、方法または工業製品を意味するものではない。従って、ある場所または文脈で使用される「一つの実施形態」(または同様の表現)は、特定の装置、方法、または工業製品を指称することができ;異なる場所での同じまたは同様の表現は、異なる装置、方法、または工業製品を指称することができる。「代替の実施形態」および同様の語句は、多くの異なる可能な実施形態の一つを示すために使用される。可能な実施形態の数は、必ずしも二つまたは他の何れかの量に限定されない。
【0021】
「例示的」の語は、ここでは、「実施例、例、または例示として働く」ことを意味するために使用される。「例示的」としてここに記載する何れかの実施形態または設計は、必ずしも他の実施形態または設計に対して好ましいもの、または有利なものとして解釈されるべきものではない。この説明に記載される全ての実施形態および変形例は、当業者が本発明を製造または使用するのを可能にするために提供される例示的な実施形態および変形例であり、本発明に与えられる法的保護の範囲を制限するものではない。
【0022】
「トラヒック」の語は、一般には、エア・インターフェース制御情報およびパイロット以外のデータ等の、ペイロードまたはユーザトラヒックを意味する。逆方向リンクの場合、データトラヒックは、一般に、VoIPアプリケーションのボコーダのようなアプリケーションによって発生される。
【0023】
ATとも称されるアクセス端末、加入者ステーション、ユーザ装置、UE、モバイル端末またはMTは、移動式または固定式であってよく、また1以上のトランシーバ基地局と通信してよい。アクセス端末は、多くのタイプの装置の何れであってもよく、PCカード、外部もしくは内部モデム、無線電話、および無線通信能力を備えた個人用携帯型情報端末(PDA)が含まれるが、これらに限定されない。アクセス端末は、1以上のトランシーバ基地局を介して、無線ネットワークコントローラとの間でデータパケットを送信および受信する。
【0024】
トランシーバ基地局および基地局コントローラは、無線ネットワーク、TN、アクセスネットワーク、ANと称されるネットワークの部分である。無線ネットワークは、UTRANもしくはUMTS地上波無線アクセスネットワークであってよい。該無線ネットワーク、複数のアクセス端末の間でデータパケットを転送してよい。該無線ネットワークは更に、該無線ネットワークの外の追加のネットワーク、例えば会社のイントラネット、インターネット、従来の公衆交換電話ネットワーク(PSTN)またはもう一つの無線ネットワークに接続されてよく、各アクセス端末と斯かる外部ネットワークの間でデータおよび音声パケットを転送してよい。慣習および特定の実施に応じて、トランシーバ基地局は、ノードB、基地局システム(BSS)、および単純に基地局を含めて他の名称で呼ばれてもよい。同様に、基地局コントローラは、無線ネットワークコントローラ、RNA、コントローラ、モバイル切換えセンターまたはサービングGPRSサポートノードを含む他の名称で呼ばれてもよい。
【0025】
本発明の範囲は、これらの、および同様の無線通信システムコンポーネントにまで及ぶものである。
【0026】
図1は、通信ネットワークの選択されたコンポーネントを図示しており、これには無線トランシーバ基地局120A、120B、および120Cに結合された無線ネットワークコントローラ110が含まれる。トランシーバ基地局120は、対応する無線接続140A〜140Eを介して、アクセス端末130A、130B、130Cおよび130Dと通信する。無線接続140の各々は、順方向リンク(BTSからATへ、ダウンリンクとしても知られる)および逆方向リンク(ATからBTSへ、アップリンクとしても知られる)の両者をあらわす。無線ネットワークコントローラ110は、電話交換機160を介して公衆交換電話ネットワーク150に結合され、またパケットデータサーバノード(PDSN)180を介してパケット交換ネットワーク170に結合される。無線ネットワークコントローラ110およびパケットデータサーバノードのような種々のネットワーク要素の間でのデータ交換は、何れかの数のプロトコル、例えばインターネットプロトコル(IP)、非同期転送モード(ATM)プロトコル、T1、E1、フレームリレー、および他のプロトコルを使用して実施されてよい。
【0027】
無線ネットワークコントローラ110およびトランシーバ基地局120は、データについて最適化されたセルラーCDMA無線ネットワーク101、例えば1×EV−DO無線ネットワークの一部である。図示の実施形態において、無線ネットワーク101は、データ通信サービスおよびセルラー電話サービスの両方をアクセス端末130に提供する。別の実施形態においては、無線ネットワークはデータサービスのみを提供してもよい(VolPおよび類似のパケット化されたデータに基づく音声通信を含む)。
【0028】
アクセス端末130の複数または全部が同じセルもしくは部位にあってもよく、または各アクセス端末130が別々のセルもしくは部位にあってもよい。
【0029】
典型的なアクセス端末、例えばアクセス端末130Aは、受信機回路131、送信機回路132、エンコーダ133、デコーダ134、イコライザ135、プロセッサ、136およびメモリー装置137を含んでいる。受信機、送信機、エンコーダ、デコーダ、およびイコライザは、メモリー装置に保存されたプログラムコードを実行するプロセッサによって構成される。各アクセス端末130は、1×EV−DO改訂版AおよびBを含む上記で述べた標準に記載された無線パケット送信プロトコルのような、少なくとも一つの送信プロトコルを使用してデータを通信するように構成され、少なくとも一つのアクセス端末130は更に、この文書に記載される変数に従って一組の逆方向リンクパケットサイズをネゴシエートするように構成される。アクセス端末130は、図1に示すように無線接続140A〜140Eを介してトランシーバ基地局120と通信するように構成される。
【0030】
トランシーバ基地局120の各々は、1以上の無線受信機(例えばBTS120Aの送信機122)、1以上の無線送信機(例えばBTS120Aの送信機122)、無線ネットワークコントローラ・インターフェース(例えばインターフェース123)を含んでおり、メモリー(例えばメモリー124)、プロセッサ(例えばプロセッサ125)、およびエンコーダ/デコーダ回路(例えばエンコーダ/デコーダ回路126)を含んでいる。各トランシーバ基地局の受信機/送信機の対、および各コンポーネントは、BTSのメモリーに保存されたプログラムコードの制御下で動作する当該基地局のプロセッサにより構成されて、アクセス端末130にパケットを送信し且つ該アクセス端末からパケットを受信するように、アクセス端末130との順方向リンクおよび逆方向リンクを確率する。例えばデータサービスの場合、トランシーバ基地局120は、パケットデータサービスノード180および無線ネットワークコントローラ110を介して、パケット交換ネットワーク170から順方向リンクデータパケットを受信し、またこれらパケットをアクセス端末130へと送信する。該トランシーバ基地局120は、アクセス端末130で生じた逆方向リンクデータパケットを受信し、これらパケットを、無線ネットワークコントローラ110およびパケットデータサービスノード180を介してパケット交換ネットワーク170へと転送してよい。電話(音声)サービスの場合、トランシーバ基地局120は、電話交換機160および無線ネットワークコントローラ110を介して、電話ネットワーク150から順方向リンクデータパケットを受信し、またこれらのパケットをアクセス端末130へと送信してよい。アクセス端末130において生じた音声パケットは、トランシーバ基地局120において受信され、無線ネットワークコントローラ110および電話交換機160を介して電話ネットワーク150へと転送されてよい。
【0031】
幾つかの代替の実施形態において、各BTSの送信機、受信機および他のコンポーネントは、各々が別々のプロセッサを有してよい。
【0032】
無線ネットワークコントローラ110は、トランシーバ基地局120へのインターフェース111、パケットデータサーバノード180へのインターフェース112、および電話交換機160へのインターフェース113を含んでいる。該インターフェース111,112および113は、1以上のメモリー装置115に保存されたプログラムコードを実行する1以上のプロセッサ114の制御下で動作する。
【0033】
図1に示したネットワーク100は、一つの公衆交換電話ネットワーク、一つのパケット交換ネットワーク、一つの基地局コントローラ、三つのトランシーバ基地局、および四つのアクセス端末を含んでいる。当業者は、この文書を精読した後には、本発明の側面に従う代替の実施形態は、これらコンポーネントの如何なる特定の数にも限定される必要がないことを理解するであろう。例えば、幾つかの実施形態においては、より少ない数またはより大きな数のトランシーバ基地局、無線ネットワークコントローラ、およびアクセス端末が含まれてよい。更に、この通信ネットワーク100は、アクセス端末130を1以上の追加の通信ネットワーク、例えば多くの無線アクセス端末を有する第二の無線通信ネットワークに接続してもよい。
【0034】
一実施形態において、1以上のアクセス端末130(例えば端末130A)は、無線ネットワークのトランシーバ基地局120(例えばBTS120A)と通信する。該無線ネットワークおよび1以上のアクセス端末は、接続のセットアップ時に一組のエア・インターフェースパケットサイズを定義およびネゴシエートするように構成される。同時に、ゼロ、1つまたは幾つかのアクセス端末は、上記標準の一つに従って、存在する(デフォルト、ネゴシエートされないもの)一組のエア・インターフェースパケットサイズに従って動作してよい。幾つかの変形例において、前記ネゴシエートされた一組のパケットサイズは、上記で述べた適用可能な一つのエア・インターフェース標準の下で、デフォルトのパッケージサイズエントリーの数と同じ数のサイズエントリーを有する。例えば、パケットサイズの数は12または13であってよい。この方法において、前記エア・インターフェースパケットサイズの各々は、現存のエア・インターフェース標準の逆方向速度指標(reverse rate indicator;RRI)チャンネル上のパケットサイズに関連した現存のコード語にマップされてよい。
【0035】
なお、幾つかの変形例においては、前記標準におけるよりも少ないかまたは多いコード語が定義されてよく、また幾つかの変形例においてはネゴシエートされてよい。例えば、三つの未使用の(当該標準において)RRIコード語が、前記ネゴシエートされた組における追加のパケットサイズエントリーにマップされてよい。更に、前記ネゴシエートされた組におけるエントリーのマッピングは、現存のエア・インターフェース標準およびネゴシエートされた組のサイズエントリーの下で、同じサイズが同じコード語上にマップされるようなものである必要はない。上記に列記した現存の標準サイズが与えられれば(128、256、512、768、1024、1536、2048、3072、4096、6144、8192、12288)、例えば512の代りに300ビットの新たなサイズが使用されてよい。従って、前記ネゴシエートされた組は次の通りであってよい:128、256、300、768、1024、1536、2048、3072、4096、6144、8192、12288。デフォルト(標準)の組における増大するパケットサイズの順序でRRIコード語のシーケンスが与えられれば、該同じシーケンスは、前記ネゴシエートされた組において、増大するパケットサイズの順序でマップされてよい。この新しい300ビットサイズは、次いでデフォルト組における512ビットサイズの代りに使用されるRRIコード語にマップされる。この例示的マッピングは下記の表1に示されており、ここでのRRIはパケットサイズを示すために使用されるRRIコード語を表し、現存の標準におけるRRIの対応するパケットサイズは中間の行(RRIの下)に見られ、ネゴシエートされた組におけるRRIの対応するパケットサイズは最も下の行(これもRRIと同じ列に)に表れる。従って、中間の行はデフォルト組を表し、最も下の行はネゴシエートされた組を表す。同じ規則が、コード語マッピングを示す他の表にも適用される。
【表1】

【0036】
表1に示された例においては、ネゴシエートされた組では512ビットのデフォルトサイズが300ビットサイズによって置きかえられたので、新たに加えられた300ビットサイズの近傍において多少の粒状性が喪失された。次に、該パケットサイズ選択チョイスは、300ビットから768ビットにジャンプする(2.5倍を越える比率)。
【0037】
もう一つのアプローチに従えば、該ネゴシエートされた組は次の通りであってよい:128、256、300、512、768、1024、1536、2048、3072、4096、6144、8192。ここでは、300ビットサイズが256ビットと512ビットのデフォルトサイズの間に加えられて、12288ビットのデフォルトサイズが排除された。300ビットのエア・インターフェースパケットワイズを要求するアプリケーションは、512ビットサイズまたは他の何れかのパケットサイズよりも12288ビットサイズを必要とすることはない可能性が高いから、このアプローチは有利であるかもしれない。128ビットサイズおよび256ビットサイズのために使用されるRRIコード語は、それぞれ、現存の標準/システムにおけるデフォルトの128ビットサイズおよび256ビットサイズのためのRRIコード語と同じであってよく、デフォルトの512、768、1024、1536、2048、3072、4096、6144、8192、12288ビットサイズのために使用されるRRIコード語は、順序正しく、ネゴシエートされた組の300、512、768、1024、1536、2048、3072、4096、6144、8192ビットのパケットサイズのために使用されるRRIコード語にマップされてよい。この例示的なマッピングは以下の表2に示されている。
【表2】

【0038】
幾つかの変形例において、ネゴシエートされた組は、この新たに定義されたパケットサイズから最も遠いサイズを、新たに定義されたパケットサイズで置換する。この点に関して最も遠くは、例えば直線的に(新たに定義されたサイズと除去されるパケットサイズの間のビット数における最大差)または対数的/幾何学的に(二つのサイズの間のdBにおける最大比)に計測される。
【0039】
幾つかの変形例において、ネゴシエートされた組のパケットサイズについて使用されるRRIコード語は、可能な範囲で、現存する標準のデフォルト組内の同じサイズに対応するコード語にマップされる。例えば12288ビットサイズを300ビットサイズで置き換えるときに、RRIコード語の対応は下記の表3のようなものであってよい。
【表3】

【0040】
このアプローチの利点は、RRIマッピングが、ネゴシエートされた組のRLパケットサイズにおいて定義された新たなパケットサイズの数だけについて変化することである。表3の例はまた、新たに加えられたパケットサイズに最も遠い最も遠いパケットサイズの除去を示している。
【0041】
トランシーバ基地局120およびアクセス端末130によってネゴシエートされたパケットサイズの組は、現存する標準のデフォルト組におけるパケットサイズの複数、或いは全部さえ置換してよい。従って、複数の近接して離間した非標準のパケットサイズが、該ネゴシエートされた組に存在してよい。例えば、デフォルト組における隣接したパケットサイズ間の間隔は、前記ネゴシエートされた組の2以上の新たに定義されたパケットサイズによってサブ間隔に分割されてよい。該間隔は、実質的に等しい(可能な範囲で等しい)サブ間隔に分割されてよい。下記の表4は、斯かる変形例の一例を提供するものであり、ここでは768ビットと1024ビットの間の間隔が、85ビット、86ビットおよび85ビットの三つの実質的に等しいサブ間隔に分割されている。
【表4】

【0042】
現存の標準システムの非隣接パケットサイズ間の間隔もまた、同様にしてサブ間隔に分割されてよい。このサブ間隔は、等しいかまたは実質的に等しくてよく、或いは幾何学的比率で離間されてよい。下記の表5は、3072パケットサイズと6144パケットサイズの間に等しいサブ間隔を備えた変形例を示している。
【表5】

【0043】
上記で述べた変形例は例示的なものである。前記ネゴシエートされた組は、他のパケットサイズ値を有してよい。実際、全てのパケットサイズがネゴシエートされて、現存の標準の下で使用されるデフォルトパッケージサイズ値とは異なるようになってよい。一般に、現存のRRIコード語は、如何なる方法でネゴシエートされた組のパケットサイズに割当てられてもよく、本発明は、現存の標準システムにおけるRRIコード語の数よりも少ないか、またはより大きい数のRRIコード語を使用することを排除しない。幾つかのアクセス端末は、一組のパケットサイズをネゴシエートした後に無線ネットワークと通信してよい一方、他のアクセス端末は、同時に現存標準のデフォルトパケットサイズ組を使用してよい。この方法では、1以上のレガシーアクセス端末が、同時に、許容可能な逆方向リンクパケットサイズの組をネゴシエートするように構成された1以上のアクセス端末として働いてよい。
【0044】
ターボコード(例えばR=1/5)が、当該無線ネットワークにおいて使用されてよい。正確な2のパワーでないパケットサイズは、2のパワーである次に大きいパケットサイズに基づくターボインターリーバ・パラメータを使用してよい。送信されるべきペイロードよりも大きい最も小さいデフォルトペイロードのためのチャンネルインターリーバが、正確なパケットサイズを決定するために使用される照合表と共に用いられてよい。パイロット電力に対する合計の送信電力比(T2P)値が、現存の標準システムのデフォルトパケットサイズについて定義され、新たな(ネゴシエートされた)ペイロードパケットサイズについてのT2Pは、デフォルトペイロードパケットサイズのT2P値を線形補間することによって発生されてよい。
【0045】
図2は、アクセス端末と無線ネットワークの間の逆方向リンクのための一組のパケットサイズをネゴシエートする過程で実行される、例示的プロセス200を示している。そのステップは、アクセス端末(例えばAT130A)およびトランシーバ基地局(例えばTTS120A)によって実行される。
【0046】
フロー点210において、アクセス端末は該プロセスを開始する準備が整っている。
【0047】
ステップ210においては、逆方向リンクにおけるパケットサイズの1以上の望ましい値が決定される。一変形例において、アクセス端末は、該アクセス端末上で実行される1以上のユーザアプリケーションからパケットサイズ値を受け取る。例えば、VoIP電話アプリケーションのボコーダは、1以上のパケットサイズを提供してよい。該アプリケーションは、現在の必要性、現在の構成、および/または現在のQoSに応答して、保存された値を有してよく、またはパケットサイズ値を動的に決定してよい。
【0048】
ステップ220において、アクセス端末は、前記無線ネットワークにリクエストするためにパケットサイズの完全な組を決定する。例えば、上記の表および付随する説明に示されたように、前記アクセス端末は、現存の標準の1以上のデフォルト値を前記アプリケーションから受信した1以上の値で置き換える。
【0049】
ステップ230において、当該アクセス端末は、前記無線ネットワークへと(例えばBTSへ)、逆方向リンク上で前記望ましい組を使用するためのリクエストを送信する。これは、一つの逆方向リンク制御チャンネル上で、以前に割り当てられていないコード語を使用することによって行われてよい。
【0050】
ステップ240では、無線ネットワークが、アクセス端末からパケットサイズ値の望ましい組を受信する。
【0051】
ステップ250において、無線ネットワークは予め定められた基準を使用して、前記アクセス端末から受信された望ましい値の組に基づいてそれ自身の組を発生する。例えば、無線ネットワークは、前記アクセス端末から受信された値を許容してよい。もう一つの例として、無線ネットワークは、アプリケーションまたはアクセス端末に割り当てられるサービスの品質等の幾つかのパラメータに基づいて、アクセス端末により望まれる非デフォルト値の代わりに、望ましい1以上の異なる非デフォルト値またはデフォルト値を置換してよい。幾つかの変形例において、無線ネットワークはまた,RRIコード語をパケットサイズにマップし、または該パケットサイズへのRRIコード語のマッピングを、前記アクセス端末によりリクエストされたものから変化させる(アクセス端末がステップ230で特定のマッピングをリクエストすれば)。
【0052】
ステップ260において、無線ネットワークは、逆方向リンク上で使用される一組のパケットサイズ値を、前記アクセス端末へと送信する。RRIマッピング順序が予め定義されていないときは、それは前記アクセス端末へと通信されてもよい。ダウンリンク制御チャンネルはこの目的のために使用されてよい。
【0053】
ステップ270において、無線ネットワークは、使用されるべき前記一組のパケットサイズ値/マッピング(デフォルト組の代わりに)を使用して、それ自身を、アクセス端末から逆方向リンクデータを受信するために構成する。こうして、無線ネットワークから送信された組はネゴシエートされた組になる。なお、もし無線ネットワークが前記アクセス端末から受信した値を許容すれば、該ネゴシエートされた組は前記望ましい組と同一である。
【0054】
ステップ280において、アクセス端末は、前記無線ネットワークから、使用されるべき前記一組のパケットサイズ値/マッピングを受信する。
【0055】
ステップ290において、前記アクセス端末は、前記ネゴシエートされた組のパケットサイズ値/マッピングを使用して、逆方向リンクデータを前記無線ネットワークへと送信する。この送信されたパケットは、デフォルト組のパケットサイズには含まれていない1以上のサイズを有してよい。次いで、該プロセスはフロー点299において終了する。
【0056】
図2に示すように、前記パケットサイズ値の組は、アクセス端末からの単一のリクエストおよび前記アクセスネットワークからの単一の応答とネゴシエートされる。しかし、幾つかの変形例において、前記アクセスネットワークが前記アクセス端末によって望まれた組を直ちに許容しないときには、複数のリクエストおよび応答が使用されてよい。例えば、ステップ220〜260は、逆方向リンクパケットサイズのネゴシエートされた組に到達するために2回以上繰返されてよく、その場合、2回目および更に後の反復におけるステップ220での決定は、以前に送信された望ましい組に対する無線ネットワークの応答によって影響される。
【0057】
幾つかの変形例においては、RRIコード語マッピングもまたネゴシエートされてよく、或いは、例えば予め定められたRRIコード語シーケンスを使用して、マッピングが予め定義されてよい。
【0058】
種々の方法のステップおよび決定を、この開示において連続して記述してきたが、これらステップおよび決定の幾つかは、パイプライン式に、同期または非同期で、或いは他の方法で、別々の要素により関連してまたは平行して行われてよい。該ステップおよび決定は、明確にそのように指示される場合、さもなければ文脈から明らかであるか、または本質的に必要とされる場合を除き、この開示がそれらを記述した同じ順序で行われる特別な要件は存在しない。しかし、選択された変形例において、該ステップおよび決定は上記で述べた順序で実行されることに留意すべきである。更に、全ての例示されたステップおよび決定が、本発明に従う全ての実施形態/変形例において必要とされる訳ではないが、本発明に従う幾つかの実施形態/変形例においては、特に示されていない幾つかのステップおよび決定が望ましいか、または必要であってよい。
【0059】
当業者は、種々の異なる技術および技法の何れかを使用して、情報および信号を表してよいことを理解するであろう。例えば、上記の説明の全体を通して参照され得るデータ、指令、命令、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁気的フィールドもしくは粒子、光学的フィールドもしくは粒子、またはそれらの何れかの組合せにより表されてよい。
【0060】
当業者は更に、ここに開示された実施形態に関連して記載された種々の例示された論理ブロック、モジュール、回路、および演算ステップが、電子的ハードウエア、コンピュータソフトウエア、または両者の組合せとして実施され得ることを理解するであろう。このハードウエアおよびソフトウエアの互換性を明瞭に示すために、種々の例示したコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、それらの機能に関して上記で一般的に説明されてきた。このような機能性がハードウエア、ソフトウエア、またはハードウエアおよびソフトウエアの組合せとして実施されるかどうかは、特定のアプリケーションおよび全体のシステムに課される設計制約に依存する。熟練した技術者は、各々の特定のアプリケーションについて、説明した機能を種々の方法で実施してよいが、このような実施決定は本発明の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
【0061】
ここに開示された実施形態に関連して記載された種々の例示された論理ブロック、モジュール、回路、および演算ステップは、一般的汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、アプリケーション特異的集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理装置、ディスクリートのゲートもしくはトランジスタ論理回路、ディスクリートのハードウエアコンポーネント、またはここに記載した機能を実行するように設計されたそれらの何れかの組合せを用いて実施されてよい。一般的な汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、或いは、該プロセッサは如何なる従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態マシンであってよい。プロセッサはまた、計算装置の組合せ、例えばDSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併用された1以上のマイクロプロセッサ、または何れか他の斯かる構成として実施されてよい。
【0062】
ここに開示された実施形態に関連して説明された方法または演算のステップは、ハードウエアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウエアモジュールにおいて、またはこれら二つの組み合わせにおいて直接実現されてよい。ソフトウエアモジュールは、RAMメモリー、フラッシュメモリー、ROMメモリー、EPROMメモリー、EEPROMメモリー、レジスタ、ハードディスク、取外し可能なディスク、CD−ROM、または当該技術において既知の何れか他の形態の保存媒体の中に駐在してよい。例示的な保存媒体は、プロセッサが該保存媒体から情報を読み取ることができ、且つ該保存媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。或いは、保存媒体はプロセッサと一体であってもよい。該プロセッサおよび保存媒体は、ASICの中に駐在してよい。ASICはアクセス端末の中に駐在してよい。或いは、プロセッサおよび保存媒体は別個のコンポーネントとしてアクセス端末中に駐在してもよい。
【0063】
開示された実施形態の上記説明は、当業者が本発明を製造または使用することを可能にするために提供されるものである。これらの実施形態に対する種々の変更は当業者に容易に明らかであり、またここに定義された一般的原理は、本発明の精神または範囲を逸脱することなく他の実施形態にも適用され得るものである。従って、本発明はここに示した実施形態に限定することを意図するものではなく、ここに開示された原理および新規な特徴に一致した最も広い範囲が与えられるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線アクセス端末と無線ネットワークの間の逆方向リンク上でデータを通信するための方法であって:
1以上のパラメータに基づいて、逆方向リンクのための1以上の望ましいエア・インターフェースパケットサイズを決定することと;
逆方向リンクのためのエア・インターフェースパケットサイズの望ましい組であって、該組は前記1以上の望ましいエア・インターフェースパケットサイズの各望ましいエア・インターフェースパケットサイズを含んでいる望ましい組を決定することと;
前記無線ネットワークに対して、前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのために前記望ましい組を使用するリクエストを送信することと;
前記無線ネットワークへ前記リクエストを送信するステップに応答して、前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのために使用されるエア・インターフェースパケットサイズのネゴシエートされた組を受信することと;
該ネゴシエートされた組を使用して、前記逆方向リンク上で前記データトラヒックを通信すること
を含んでなる方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記ネゴシエートされた組は、少なくとも部分的には前記望ましい組に基づいて、前記無線ネットワークによって発生され、
前記通信するステップは、前記無線アクセス端末から前記無線ネットワークへと、複数の逆方向リンクトラヒックパケットおよび前記逆方向リンクトラヒックパケットのサイズについての複数の指標を送信することを含んでなり、前記複数の指標のうちの各指標は、前記複数の逆方向リンクトラヒックパケットのうちの異なる逆方向リンクトラヒックパケットに関連しており、前記各指標は該各指標に関連した逆方向リンクトラヒックパケットのサイズを決定し、前記各指標は前記ネゴシエートされた組から選択され、前記複数の指標の少なくとも一つの指標は、前記無線ネットワークの逆方向トラヒックパケットサイズのデフォルト組に含まれないパケットサイズに対応する方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、前記1以上のパラメータは、前記無線アクセス端末のアプリケーションの選択を含んでなる方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であって、前記望ましい組におけるエントリーの数は、前記デフォルト組におけるエントリーの数に等しい方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法であって、前記ネゴシエートされた組におけるエントリーの数は、前記デフォルト組におけるエントリーの数に等しい方法。
【請求項6】
請求項3に記載の方法であって、前記ネゴシエートされた組は前記望ましい組と同一である方法。
【請求項7】
請求項3に記載の方法であって、前記ネゴシエートされた組は前記デフォルト組とは異なる方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、前記無線ネットワークは前記デフォルト組を使用して少なくとも一つのアクセス端末にサービスを提供する方法。
【請求項9】
請求項3に記載の方法であって、前記アプリケーションがボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)アプリケーションを含んでなり、前記選択はVoIPアプリケーションの音声エンコーダパケットサイズを含んでなる方法。
【請求項10】
請求項2に記載の方法であって、前記各指標は逆方向速度指標(RRI)チャンネル上のコード語として送信される方法。
【請求項11】
無線ネットワークのトランシーバ基地局と通信するための無線アクセス端末であって: 前記トランシーバ基地局から順方向リンク送信を受信するように構成された受信機と、 前記トランシーバ基地局へと逆方向リンク送信を送るように構成された送信機と、
プログラムコードを保存するメモリーと、
前記受信機、送信機およびメモリーに結合されたコントローラとを含んでなり、該コントローラは、前記無線アクセス端末に対して、
1以上のパラメータに基づいて、逆方向リンクのための1以上の望ましいエア・インターフェースパケットサイズを決定すること;
逆方向リンクのための望ましい一組のエア・インターフェースパケットサイズを決定し、該望ましい組は、前記1以上の望ましいエア・インターフェースパケットサイズの各望ましいエア・インターフェースパケットサイズを含んでなること;
前記無線ネットワークへと、前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのために前記望ましい組を使用するリクエストを送信すること;および
前記送信するステップに応答して、前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのために使用されるエア・インターフェースパケットサイズのネゴシエートされた組を受信すること
を含んでなるステップを実行させるためのプログラムコードを実行するように構成される無線アクセス端末。
【請求項12】
請求項11に記載の無線アクセス端末であって、前記コントローラは更に、前記無線アクセス端末に対して、複数の逆方向リンクトラヒックパケットおよび前記逆方向リンクトラヒックパケットのサイズについての複数の指標を前記無線ネットワークへと送信させるためのプログラムコードを実行するように構成され、前記複数の指標のうちの各指標は、前記複数の逆方向リンクトラヒックパケットのうちの異なる逆方向リンクトラヒックパケットに関連しており、前記各指標は該各指標に関連した逆方向リンクトラヒックパケットのサイズを決定し、前記各指標は前記ネゴシエートされた組から選択される無線アクセス端末。
【請求項13】
請求項12に記載の無線アクセス端末であって、前記コントローラは更にアプリケーションを含んでなり、また前記1以上のパラメータは該アプリケーションの選択を含んでなる無線アクセス端末。
【請求項14】
請求項13に記載の無線アクセス端末であって、前記望ましい組におけるエントリーの数は、前記無線ネットワークの逆方向リンクトラヒックパケットサイズのデフォルト組におけるエントリーの数に等しく、また前記複数の指標のうち少なくとも一つの指標は前記デフォルト組に含まれないパケットサイズに対応する無線アクセス端末。
【請求項15】
請求項14に記載の無線アクセス端末であって、前記ネゴシエートされた組におけるエントリーの数は、前記デフォルト組におけるエントリーの数に等しい無線アクセス端末。
【請求項16】
請求項13に記載の無線アクセス端末であって、前記ネゴシエートされた組が前記望ましい組と同一である無線アクセス端末。
【請求項17】
請求項13に記載の無線アクセス端末であって、前記ネゴシエートされた組は、前記無線ネットワークの逆方位高リンクトラヒックパケットサイズのデフォルト組とは異なる無線アクセス端末。
【請求項18】
請求項13に記載の無線アクセス端末であって、前記アプリケーションは、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)アプリケーションを含んでなり、前記選択はVoIPアプリケーションの音声エンコーダパケットサイズを含んでなる無線アクセス端末。
【請求項19】
請求項13に記載の無線アクセス端末であって、前記コントローラは更に、前記無線アクセス端末に逆方向速度指標(RRI)チャンネル上のコード語として指標を送信させるためのプログラムコードを実行するように構成される無線アクセス端末。
【請求項20】
命令を含んでなる機会読み取り可能な媒体であって、前記命令は、無線ネットワークのトランシーバ基地局と通信するために無線アクセス端末の少なくとも一つのプロセッサによって実行されるときに、無線アクセス端末に対して、
1以上のパラメータに基づいて、前記無線アクセス端末と前記無線ネットワークとの間の逆方向リンクのための1以上の望ましいエア・インターフェースパケットサイズを決定すること;
逆方向リンクのための望ましい一組のエア・インターフェースパケットサイズを決定し、該望ましい組は、前記1以上の望ましいエア・インターフェースパケットサイズの各望ましいエア・インターフェースパケットサイズを含んでなること;
前記無線ネットワークへと、前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのために前記望ましい組を使用するリクエストを送信すること;
前記送信するステップに応答して、前記逆方向リンク上でのデータトラヒックのために使用されるエア・インターフェースパケットサイズのネゴシエートされた組を受信すること;および
該ネゴシエートされた組を使用して、前記逆方向リンク上で前記データトラヒックを通信すること
からなる動作を実行させる機械読み取り可能な媒体。
【請求項21】
請求項20に記載の機械読取り可能な媒体であって、
前記ネゴシエートされた組は、少なくとも部分的には前記望ましい組に基づいて、前記無線ネットワークによって発生され、
前記通信するステップは、前記無線アクセス端末から前記無線ネットワークへと、複数の逆方向リンクトラヒックパケットおよび前記逆方向リンクトラヒックパケットのサイズについての複数の指標を送信することを含んでなり、前記複数の指標のうちの各指標は、前記複数の逆方向リンクトラヒックパケットのうちの異なる逆方向リンクトラヒックパケットに関連しており、前記各指標は該各指標に関連した逆方向リンクトラヒックパケットのサイズを決定し、前記各指標は前記ネゴシエートされた組から選択され、前記複数の指標の少なくとも一つの指標は、前記無線ネットワークの逆方向トラヒックパケットサイズのデフォルト組に含まれないパケットサイズに対応する機械読取り可能な媒体。
【請求項22】
請求項21に記載の方法であって、前記1以上のパラメータは、前記無線アクセス端末のアプリケーションの選択を含んでなる方法。
【請求項23】
請求項22に記載の方法であって、前記アプリケーションがボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)アプリケーションを含んでなり、前記選択はVoIPアプリケーションの音声エンコーダパケットサイズを含んでなる方法。
【請求項24】
請求項22に記載の方法であって、前記各指標は逆方向速度指標(RRI)チャンネル上のコード語として送信される方法。
【請求項25】
無線アクセス端末と無線ネットワークの間の逆方向リンク上でデータを通信する方法であって:
逆方向リンクのための望ましい一組のエア・インターフェースパケットサイズを決定するステップであって、該望ましい組は、無線ネットワークのエア・インターフェースパケットサイズのデフォルト組とは異なることと;
前記逆方向リンク上のデータトラヒックのために使用されるエア・インターフェースパケットサイズのネゴシエートされた組をネゴシエートすることと;
該ネゴシエートされた組を使用して、前記逆方向リンク上で前記データトラヒックを通信するステップ
を含んでなる方法。
【請求項26】
データについて最適化された無線ネットワークを動作させるための方法であって:前記無線ネットワークは逆方向リンク上でのデータトラヒックのためにパケットサイズのデフォルト組を使用するように構成され、該方法は、
第一の無線アクセス端末から、無線ネットワークと前記第一の無線アクセス端末との間の第一の逆方向リンク上でのデータトラヒックのためのパケットサイズの望ましい組を受信し、該望ましい組はデフォルト組とは異なること;
前記第一の逆方向リンク上でのデータトラヒックのためのパッケージサイズのネゴシエートされた組を決定し、該決定するステップは、少なくとも一部は前記望ましい組に基づいて行われること;
該ネゴシエートされた組を前記第一の無線アクセス端末へ送信すること;
前記第一の逆方向リンク上で複数の第一のデータトラヒックパケットを受信すること; 前記第一の無線アクセス端末から、前記第一のデータトラヒックパケットサイズの複数の第一の指標を受信することを含んでなり、
前記複数の第一の指標のうちの各第一の指標は、前記複数の第一のデータトラヒックパケットのうちの異なる第一のデータトラヒックパケットに関連しており、前記各第一の指標は、該各第一の指標に関連した第一のデータトラヒックパケットのサイズを決定し、前記各第一の指標は前記ネゴシエートされた組から選択され、また前記複数の第一の指標の少なくとも一つの第一の指標は前記デフォルト組に含まれないパケットサイズに対応する方法。
【請求項27】
請求項26に記載の方法であって:更に、
前記各第一のデータトラヒックパケットを、前記各第一のデータトラヒックパケットに関連した前記第一の指標に従ってデコード化することを含んでなる方法。
【請求項28】
請求項27に記載の方法であって、前記ネゴシエートされた組が前記デフォルト組とは異なる方法。
【請求項29】
請求項27に記載の方法であって、前記複数の指標を受信するステップが、逆方向速度指標(RRI)チャンネル上のコード語として前記各指標を受信することを含んでなる方法。
【請求項30】
請求項27に記載の方法であって:更に、
第二の無線アクセス端末からの第二の逆方向リンク上で複数の第二のデータトラヒックパケットを受信すること;
前記第二の無線アクセス端末から、前記第二のデータトラヒックパケットサイズの複数の第二の指標を受信することを含んでなり、
前記複数の第二の指標のうちの各第二の指標は、前記複数の第二のデータトラヒックパケットのうちの異なる第二のデータトラヒックパケットに関連しており、前記各第二の指標は、該各第二の指標に関連した第二のデータトラヒックパケットのサイズを決定し、前記各第二の指標は前記デフォルト組から選択される方法。
【請求項31】
逆方向リンク上でデータトラヒックのためにパケットサイズのデフォルト組を使用するように構成された、データについて最適化された無線ネットワークを動作させるための方法であって:
無線ネットワークと無線アクセス端末との間の逆方向リンク上でのデータトラヒックのために、パケットサイズのネゴシエートされた組をネゴシエートするステップと;
該ネゴシエートされた組を前記無線アクセス端末へ送信することと;
前記逆方向リンク上で複数のデータトラヒックパケットを受信することと;
前記データトラヒックパケットのサイズについての複数の指標を受信することを含んでなり、
前記複数の指標の各指標は、前記複数のデータトラヒックパケットの異なるデータトラヒックパケットに関連しており、前記各指標は、該各指標に関連したデータトラヒックパケットのサイズを決定し、前記各指標は前記ネゴシエートされた組から選択され、前記複数の指標の少なくとも一つの指標は前記デフォルト組に含まれないパケットサイズに対応する方法。
【請求項32】
データについて最適化された無線ネットワークのトランシーバ基地局であって:前記無線ネットワークは逆方向リンク上でのデータトラヒックのためにパケットサイズのデフォルト組を使用するように構成され、また前記トランシーバ基地局は、
データを受信するように構成された受信機;
データを送信するように構成された送信機;および
前記受信器および送信機に結合されたプロセッサ
を含んでなり、該プロセッサは、前記トランシーバ基地局に対して、
第一の無線アクセス端末から、前記トランシーバ基地局と前記第一の無線アクセス端末の間の第一の逆方向リンク上のデータトラヒックのためのパケットサイズの望ましい組を受信し、該望ましい組は前記デフォルト組とは異なること;
前記第一の逆方向リンク上でのデータトラヒックのためのパケットサイズのネゴシエートされた組を決定し、該決定するステップは少なくとも部分的には前記望ましい組に基づいて行われること;
前記ネゴシエートされた組を前記第一の無線アクセス端末に送信すること;
前記第一の逆方向リンク上で複数の第一のデータトラヒックパケットを受信すること;および
前記第一の無線アクセス端末から、前記第一のデータトラヒックパケットのサイズの複数の第一の指標を受信することを含んでなるステップを実行させるように構成され、
前記複数の第一の指標の各第一の指標は、前記複数の第一のデータトラヒックパケットの異なる第一のデータトラヒックパケットに関連しており、前記各第一の指標は、前記各第一の指標に関連した前記第一のデータトラヒックパケットのサイズを決定し、前記各第一の指標は前記ネゴシエートされた組から選択され、前記複数の第一の指標の少なくとも一つの第一の指標は前記ネゴシエートされた組における第一のエントリーに対応し、該第一のエントリーは前記デフォルト組に含まれないトランシーバ基地局。
【請求項33】
請求項32に記載のトランシーバ基地局であって、前記プロセッサは更に、前記トランシーバ基地局に対して、前記各第一のデータトラヒックパケットに関連した前記第一の指標に従って、前記各第一のデータトラヒックパケットをデコードさせるように構成されるトランシーバ基地局。
【請求項34】
請求項33に記載のトランシーバ基地局であって、前記プロセッサは更に、前記トランシーバ基地局に対して、
前記第二の逆方向リンク上で、第二の無線アクセス端末から複数の第一のデータトラヒックパケットを受信すること;および
前記第二の無線アクセス端末から、前記第二のデータトラヒックパケットのサイズの複数の第二の指標を受信することを含んでなるステップを実行させるように構成され、
前記複数の第二の指標の各第二の指標は、前記複数の第二のデータトラヒックパケットの異なる第二のデータトラヒックパケットに関連しており、前記各第二の指標は、前記各第二の指標に関連した前記第二のデータトラヒックパケットのサイズを決定し、前記各第二の指標は前記デフォルト組から選択されるトランシーバ基地局。
【請求項35】
命令を含んでなる機械読取り可能な媒体であって:該命令は、逆方向リンク上でデータトラヒックのためのパケットサイズのデフォルト組を使用するように構成されたデータについて最適化された無線ネットワークにおけるトランシーバ基地局の少なくとも一つのプロセッサによって実行されるときに、トランシーバ基地局に対して、
無線アクセス端末から、前記トランシーバ基地局と前記無線アクセス端末との間の逆方向リンク上においけるデータトラヒックのための望ましい組を受信し、該望ましい組は前記デフォルト組とは異なること;
前記逆方向リンク上におけるデータトラヒックのためのパケットサイズのネゴシエートされた組を決定し、該決定するステップは少なくとも部分的には前記望ましい組に基づいて行われること;
前記ネゴシエートされた組を前記無線アクセス端末へ送信すること;
前記逆方向リンク上で複数のデータトラヒックパケットを受信すること;および
前記無線アクセス端末から前記データトラヒックパケットのサイズについての複数の指標を受信することを含んでなる動作を実行させ、
該複数の指標の各指標は前記複数のデータトラヒックパケットの異なるデータトラヒックパケットに関連し、前記各指標は前記各指標に関連したデータトラヒックパケットのサイズを決定し、前記各指標は前記ネゴシエートされた組から選択され、前記複数の指標の少なくとも一つの指標は前記デフォルト組に含まれないパケットサイズに対応する機械読取り可能な媒体。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−235496(P2012−235496A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−152324(P2012−152324)
【出願日】平成24年7月6日(2012.7.6)
【分割の表示】特願2008−556518(P2008−556518)の分割
【原出願日】平成19年2月21日(2007.2.21)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】