説明

データマトリックスライティングを管理するためのシステム、デバイス、及び方法

本発明は、自動的に生成されることになるレポートを生じさせる段階を含む特定の例示的な実施形態を提供するものである。レポートは、マークの読み取り結果を示すことができる。この結果が検証テストに合格するか否かが自動的に決定できる。検証テストは、画像システムによって取得した画像に対して行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2007年7月2日に出願され係属中の米国仮出願番号60/947,546(代理人整理番号2007P13830)の優先権を主張すると共にその全開示内容を引用によって組み込むものである。
【0002】
引用によってその全開示内容が本明細書に組み込まれている米国公開特許出願20080106794(“Messina”)には、「特定の例示的な実施例は、ビームスプリッタによって、コンポーネントを照射する段階を含み得る方法を含むことができる。ビームスプリッタは、少なくとも3つの異なる光反射ゾーンを含むことができる。ビームスプリッタは、複数の異なる光反射ゾーンの各々から反射される光エネルギでもってコンポーネントを照射できるようになっている。」という内容が開示されている。要約書を参照のこと。
【0003】
引用によってその全開示内容が本明細書に組み込まれている米国特許7,243,847(“Zhu”)には、「デジタル画像式バーコードシンボル読み取り装置であって、該装置は、自動的な物体の存在検出サブシステムと、CMOSエリアタイプの画像検出アレイを使用した画像形成及び検出サブシステムと、LED式照射サブシステムと、自動露光測定及び照射制御サブシステムと、画像取得及び保存サブシステムと、画像処理バーコードシンボル読み取りサブシステムと、入出力サブシステムと、各サブシステムを制御するためのシステム制御サブシステムと、を備えている。LED式照射サブシステムは、物体照射及び画像取得動作中の画像検出アレイ及び自動物体存在検出サブシステムによる制御信号の発生に応答して自動露光測定及び制御サブシステムによって自動的に駆動される。」という内容が開示されている。要約書を参照のこと。
【0004】
引用によってその全開示内容が本明細書に組み込まれている米国特許6,075,883(“Stern”)には、「複数の異なる視点からの物体又はパターンの複数の画像を同時に取得するためのシステムがもたらされる。適切な画像コントラストは、先行システムの光源を等価の光検出デバイスに置き換えることによって、及び先行システムのカメラを等価光源に置き換えることによって得ることができる。明視野及び暗視野画像を同時に取得することができる。他の態様において、光源は、少なくとも幾つかの物体を照射するように配置される。複数の光導体は、物体からの反射光を受光して同時にこの光を複数の光検出器へ伝導するように配置されている。光導体は、それぞれの入力端が物体を取り囲む仮想半球面の少なくとも一部に沿って実質的に等間隔になるように配置されている。光検出器からの信号は処理されて複数の画像が形成される。他の態様によれば、同時に取得した画像から合成画像を生成するようになっている。各画像の等価領域(地理的に同一のサブピクチャ)は比較される。高エントロピーをもつサブピクチャが選択されて格納される。本処理は、全てのサブピクチャに関して行われる。新しい合成画像は、選択されたサブピクチャを合成することによって生成される。他の態様において、照射又は走査される物体の各画素又は領域に関して収集される相対照度ベクトルは、物体又はパターン上の照射点又は領域の反射特性を判定するために利用される。反射特性は、マトリックスに格納され、このマトリックスは、例えば、データマトリックスシンボルのバーコードを読み取るために利用される。」という内容が開示されている。要約書を参照のこと。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国公開特許出願20080106794公報
【特許文献2】米国特許第7,243,847号公報
【特許文献3】米国特許第6,075,883号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
特定の例示的な実施形態は、自動的に生成されることになるレポートを生じさせる段階を含む特定の例示的な実施形態を提供するものである。レポートは、マークの読み取り結果を示すことができる。この結果が検証テストに合格するか否かを自動的に決定できる。検証テストは、画像システムによって取得した画像に対して行うことができる。
【0007】
添付の図面を参照して以下の特定の例示的な実施形態の詳細な説明で多様な可能性のある現実的かつ有用な実施形態を容易に理解できるように説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】システム1000の例示的な実施形態のブロック図である。
【図2】ユーザーインターフェース2000の例示的な実施形態である。
【図3】ユーザーインターフェース3000の例示的な実施形態である。
【図4】ユーザーインターフェース4000の例示的な実施形態である。
【図5】ユーザーインターフェース5000の例示的な実施形態である。
【図6】データマトリックスマーク6000のイメージの例示的な実施形態である。
【図7】データマトリックスマーク7000のイメージの例示的な実施形態である。
【図8】データマトリックスマークを位置決めするためのガイド8000のイメージの例示的な実施形態である。
【図9】評価レポート9000の例示的な実施形態である。
【図10】データマトリックスマーク10000のイメージの例示的な実施形態である。
【図11】データマトリックスマーク11000のイメージの例示的な実施形態である。
【図12】評価レポート12000の例示的な実施形態である。
【図13】データマトリックスマーク13000のイメージの例示的な実施形態である。
【図14】データマトリックスマーク14000のイメージの例示的な実施形態である。
【図15】ターゲットフィクスチャ15000の例示的な実施形態の概略図である。
【図16】ターゲットフィクスチャ16000の例示的な実施形態の概略図である。
【図17】方法17000の例示的な実施形態のフローチャートである。
【図18】情報デバイス18000の例示的な実施形態のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
特定の例示的な実施形態は、自動的に生成されることになるレポートをもたらす段階を含むことができる方法を提供できる。レポートは、マークの読み出し結果を示すことができる。この結果は検証テストに合格することが自動的に判定され得る。検証テストは、画像システムを経由して取得された画像に対して行うことができる。
【0010】
図1はシステム1000の例示的な実施形態のブロック図であり、情報デバイス1100、画像サブシステム1600、ネットワーク1500、及びサーバ1700を備えることができる。情報デバイス1100は、ユーザーインターフェース1300及びデータマトリックスマークプロセッサ1200を備えることがきる。ユーザーインターフェース1300は、画像サブシステム1600から取得した画像に関する画像及び/又は情報をもたらし得るようになっている。データマトリックスマークプロセッサ1200は、画像サブシステム1600から取得した画像を取得及び/又は解析できるようになっている。データマトリックスマークプロセッサ1200は、第1の光源1620及び第2の光源1640の制御を行うことがえきる。第1の光源1620及び第2の光源1640は、複数の光源配置(light configuration)を形成するのに使用される複数の光源の実例とすることができる。画像サブシステム1600は、2、4、6、8、12、14、18、22、28、40、64、80、91、120及び/又は任意数又はそれらの間の部分範囲といった、任意の数の光源を含むことができる。第1の光源1620及び第2の光源1640は、発光ダイオードを含むことができる。
【0011】
データマトリックスマークプロセッサ1200は、データマトリックスマークを読み出し得るようになっている。読み出し結果は検証テストに合格することが自動的に判定される。検証テストは、複数の所定の光源配置の中から自動的に選択された光源配置を介して取得された画像に対して行うことができ、複数の光源配置は、ユーザが変更可能な所定の順番で連続してデータマトリックスマークを照射するために使用される。検証テストは、データマトリックスマークの読み出し結果が、ユーザが選択した業界基準の最小合格点をもたらすことを判定できるようになっている。
【0012】
情報デバイス1100は、画像サブシステム1600及び/又は画像サブシステム1600のカメラ1660と通信可能に接続できる。情報デバイス1100はネットワーク1500を介してサーバ1700に通信可能に接続できる。サーバ1700は、サーバ・ユーザーインターフェース1720及びサーバ・ユーザプログラム1740を含むことができる。サーバ1700は、記憶デバイス1760を含むこと、及び/又は通信可能に接続することができる。機能的に、サーバ1700は、情報デバイス1100が実行する任意の機能を実行すること、及び/又は像サブシステム1600及び/又はカメラ1660に関する情報を処理、格納、管理、及び/又は制御することができる。
【0013】
データマトリックスマークは二次元(2−D)バーコードシンボルであり、ラベル上に印刷すること、及び/又はドットハンマーの頭、レーザエッチング/化学エッチング、インクジェット印刷、及び/又は他の方法によってアイテム上に直接マークすることができる。アイテム上に恒久的にマークされる場合、データマトリックスマークはダイレクトパーツマーク(DPM)と呼ぶことができる。例示的なデータマトリックスマークに関する実施可能な仕様は、固有アイテム識別のための2−D機械可読コードとしてアメリカ国防総省(“DoD”)のMIL−STD−130に見いだすことができる。マーク付きアイテムの意図されたライフサイクルを通して、データマトリックスマークがデータマトリックス読み取り機によって確実に読み出すことができるように、DoDは、データマトリックスマーク品質検証文書であるダイレクトパーツマーク(DPM)品質ガイドライン、自動認識モビリティ協会(“AIM”)DPM−1−2006に基づくMIL−STD−130Nにおけるマーク最低評価レベルを定めている。
【0014】
データマトリックスマーク品質検証に関するMIL−STD−130及びAIM DPM−1−2006を完全にサポートするために、検証システムは、AIM DPM−1−2006に規定される照明環境、つまり、軸上垂直拡散/明視野(90で示す)、軸外拡散(Dで示す)、小角四方向(30Qで示す)、小角二方向(30Tで示す)、小角一方向(30Sで示す)、中角四方向(45Qで示す)をサポートできる。本システムは、オペレータが、使用可能な自動露出制御のライブビデオを表示することでデータマトリックスマークのコントラストに関わりなく、データマトリックスマークをAIM DPM−1−2006に規定される正しい方向で検証カメラの視野(FOV)の中央に置くことを可能にすること及び/又はアシストすることができる。
【0015】
特定の例示的な実施形態は、ユーザーインターフェースを提供して、データマトリックスマーク品質検証のためのDoD規格MIL−STD−130Nをサポートするための段階を含むことができる。ユーザーインターフェースは、以下の機能の1つ又はそれ以上を提供できるようになっている。
【0016】
マークの形式に基づいて照明を選択する機能。
最良の及び/又は初回通過の全体評価に基づいて照明を選択する機能。
最初に他の適切でない照明を試すことなく、初回通過が即座に発生するように照明を順序付けする機能。
個々の照明を制御する機能、及び1つ又はそれ以上の光源の画像センサのシステム応答 1つ又はそれ以上のサポートされた光源配置に関してセンサを較正する機能(例えば、ボタンを押すことで)。
ユーザに対して較正データを表示する機能。
ユーザがデータマトリックスマークを所定の方向(同心正方形)で即座に中央に置くことができるように図形を重ねてライブビデオを表示する機能。
ユーザが、データマトリックスマークのコントラストレベルに関わらず、データマトリックスマークを即座に中央に置くことができるようデータマトリックスマークを表示するために、露出を制御してライブビデオを表示する機能。
マークの可読性の問題を予測することで(例えば、簡単なタイプは、安価なデータマトリックス読み取り機で単純な照明を用いて読み出すことができるが、複雑なタイプは、高性能なデータマトリックス読み取り機で追加の照明オプションを用いて読み出すことができる)、データマトリックスマークを分類する機能。
マークが付与された物体の初期配置及び位置調整に利用できる、配置ターゲットフィクスチャをもたらす機能。配置ターゲットフィクスチャは、1つ又はそれ以上の以下の機能を果たすことができる。
【0017】
データマトリックスマークを含む物体が、カメラの視野中央に存在するためにどこに配置されるべきかの「マップ」を提供する機能。
物体が「マップ」の中央に配置された状態でカメラの下で「マップ」を配置するための基準フレームを提供する機能。
ライブビデオを用いてデータマトリックスマークを更に中央に配置するために、物体が接触しないようにして(物体はカメラの底部に接近する場合がある)フィクスチャを十分に移動できる寸法のターゲットフィクスチャを提供する機能。
【0018】
図2は、ユーザーインターフェース2000の例示的な実施形態であり、MIL STD−130Nに基づくオプションを提供することができる。データマトリックスマークを照射するようになって光源配置は、マークの形式に基づいて選択できる。AIM DPM−1−2006で規定される照明環境をサポートするために、特定の例示的な実施形態は、90、D、45Q、30Q、30T−EW(東/西)、30T−NS(北/南)、及び30S−E(東)、30S−W(西)、30S−N(北)、30S−S(南)で示す個々の光源配置を制御できる。オペレータが選択したマークの形式に基づいて、システムは、1つ又はそれ以上の光源配置セットを自動的に設定することができる。例えば、マークの形式が平面上の直接マーキングに設定されている場合、光源配置のリストは、90、45Q、30Q、30T−EW、30T−NS、30S−E、30S−W、30S−N、及び30S−Sを含むことができる。マークの形式が曲面上の直接マーキングに設定されている場合、光源配置リストは、90、30Q、D、30T−EW、30T−NS、及び45Qを含むことができる。
【0019】
光源配置セットによる照射の順番は、最良の及び/又は初回通過の全体評価に基づくことができる。レポート方法が“最良の全体評価”に設定されている場合、特定の例示的な実施形態では、ユーザーインターフェース2000の光源配置部に記載された各々の光源配置に関する検証を行うことができる。この実施形態は、1つ又はそれ以上の光源配置セットに関する全体検証評価を提供する要約レポートを生成することができる。各々の光源配置に関する詳細な検証結果は、(例えば、要約レポートのハイパーリンクを1回だけマウスでクリックすることによって)利用可能になる。レポート方法が“初回通過の全体評価”に設定されている場合、特定の例示的な実施形態は、ユーザーインターフェース2000の“光源配置”部の順番でもって各々の光源配置を用いて検証シーケンスを開始でき、1つの照明からの検証が特定の及び/又は決定された最小通過評価に達すると直ぐに停止することができる。最小通過評価は、テーブル及び/又はデータベースから特定すること、調べることができ、及び/又は、ユーザが選択した基準に基づくこともできる。
【0020】
光源配置セットの各々は、マークの異なる品質の読み出し結果をもたらす。つまり、同じマークの異なる画像は、異なる評価をもたらすことができる。特定の例示的な実施形態において、評価アルゴリズムは画像に含まれるマークを読み出す。評価アルゴリズムは、2006年12月12日リリースのAIM DPM−1−2006規格(Direct Part Mark Quality Guideline)に基づくことができる。
【0021】
特定の例示的な実施形態において、既知の光源配置の所定のリストに基づいて、パーツの画像は、光源配置セットのサブセットを用いて取得することができる。各々の取得画像の評価は、評価アルゴリズムに応じて自動的に求めることができる。特定の例示的な実施形態において、評価のサブセットの“最良の全体評価”を求めることができる。評価サブセットの各々は、光源配置サブセットの光源配置に対応することができる。1つ又はそれ以上の評価サブセット、及び/又は評価に関連した光源配置に関する情報は、ユーザに報告することができる。特定の例示的な実施形態において、光源配置が所定の最小評価を超える評価を有する画像をもたらす場合、自動決定を行うことができる。この実施形態において、特定の例示的な実施形態では、適切な評価に関連する画像が取得された後の追加の照射を阻止できる。
【0022】
図3はユーザーインターフェース3000の例示的な実施形態であり、データマトリックスマークを含む物体を照射する光源配置のサブセットの使用順の変更を示す例示的な実施形態である。ユーザーインターフェース2000の例示的な実施形態において、拡散軸外光Dは物体を照射するために使用される第1の光源配置である。特定の例示的な実施形態では、ユーザが迅速に初回通過評価でもって画像の取得を可能にする順番を求めることができるように、光源配置を順序付けできるようになっているユーザーインターフェースを提供できる。光源配置の順番は、最良の検証評価をもたらす可能性のある光源配置が先頭順に記載されるように設定又は変更できる。特定の例示的な実施形態では、レポート形式が“初回通過全体評価”に設定されている場合、初回通過検証結果を迅速に取得できる。特定の例示的な実施形態は、光源配置を自動的に順序付けするために、適応学習及び/又は分類されたマーク形式の先の評価の解析を利用することができる。
【0023】
図4はユーザーインターフェース4000の例示的な実施形態であり、“90”で示す選択された光源配置の露出時間を示す。特定の例示的な実施形態では、1つ又はそれ以上の光源配置に関する、個々の光及び表示画像センサ(例えば、カメラ)のシステム応答パラメータ(例えば、露出、利得、及びオフセット)を制御できるようになっている。特定の例示的な実施形態において、画像センサは、所定のグレースケール値を有する既知の基準画像及び/又は物体に対して正規化することができる。正規化の間に、光源配置セットの各々は逐次照射される。各々の逐次照射の間に、パラメータ値(例えば、露出、利得、及びオフセット)は、既知の基準に関する画像センサの所定のターゲット出力が得られるように調整することができる。特定の例示的な実施形態において、マーク検証の間に、各々の照明に関連するパラメータはAIM DPM−1−2006の平均光仕様(Mean Light specification)に適合するように調整できる。特定の例示的な実施形態において、ユーザは、各々の光源配置に関するパラメータを検査すること、及び/又は所望であれば手動調整することができる。
【0024】
図5はユーザーインターフェース5000の例示的な実施形態であり、サポートされた1つ又はそれ以上の光源配置に関する較正データを表している。較正データが取得される画像センサの較正は、ユーザが(例えば、“較正”ボタンを押すことにより)開始することができる。特定の例示的な実施形態において、単一のユーザーインターフェースボタンを押すことにより、サポートされる光源配置セットのサブセットの各々に関する画像センサの較正を引き起こすこと及び/又はユーザに対して較正データを表示することができる。光反射率及び直線寸法に関するアメリカ国立標準技術研究所(“NIST”)トレーサブル値をレポートするシステムに関して、システムは、既知の反射率及び直線寸法のデータマトリックスを含むNISTトレーサブル較正テストカードを使用して較正することができる。ユーザは、テストカードのデータマトリックスコードを画像センサの(例えば、カメラの)視野の中心に置くこと、テストカードの反射率及び/又はコントラスト値を入力すること、及びユーザーインターフェースの“較正”ボタンを押すことができる。特定の例示的な実施形態では、光源配置サブセットを順次照射して、システムが光源配置サブセットの各々に関して較正されるように、各々のライトに関する較正計算を行うことができる。
【0025】
図6はデータマトリックスマーク6000の画像の例示的な実施形態であり、ライブビデオ及び/又はグラフィックスオーバーレイにより画像センサの視野の中心を示すことができる。グラフィックスオーバーレイを用いたライブビデオは、ユーザが所定の方向でデータマトリックスマークを中心に置くことを促すことができる。特定の例示的な実施形態では、同心正方形のグラフィックオーバーレイを用いたライブビデオを表示して、ユーザがデータマトリックスマークを視野中心に配置することを促すことができる。各同心正方形は、少なくとも1つのソリッドボーダが、データマトリックスマークのX軸及びY軸の一方に対して約±5度以内で平行であるように間隔をあけることができる。特定の例示的な実施形態では、ライブビデオでデータマトリックスマークを配置後、視野の中心にデータマトリックスのアウトラインを表示することができる。特定の例示的な実施形態では、データマトリックスマークが移動すると直ぐに、データマトリックスマークのコーナーを視野内に自動的に配置することができる。4つのコーナーが見つかると直ぐにデータマトリックスのアウトラインを中心に引き込むことができる。特定の例示的な実施形態では、データマトリックスマークが画像センサの視野中心の近くに移動される場合、データマトリックスマークのコーナー検出を継続的に改善することができる。特定の例示的な実施形態では、最新のコーナー情報を用いてデータマトリックスマークのアウトラインを再描画することができる。特定の例示的な実施形態では、ライブビデオ応答性を改善するために、4つのコーナーが見つかると及び/又はデコードされると直ぐにコーナー検出を無効にすることができる。特定の例示的な実施形態では、マークが所望の方向で中心に存在すると直ぐにデータマトリックスマークのコーナー位置及びユーザへの信号を監視することができる。
【0026】
図7はデータマトリックスマーク7000の画像の例示的な実施形態であり、図8はデータマトリックスマークを位置決めするためのガイド8000の画像の例示的な実施形態である。図8は、図7の同じデータマトリックスマークの画像であるが、低コントラストでありカメラが自動露出制御を備えていないのでマークは見えない。図7は自動露出調整が使用可能な低コントラスト・データマトリックスマークのライブビデオ・ビューを示すことができる。図8は自動露出調整が使用不可能な同様の低コントラスト・データマトリックスマークのライブビデオ・ビューを示すことができる。露出制御されたライブビデオは、データマトリックスマークを表示して、データマトリックスマークのコントラストレベルに関わらず、オペレータがデータマトリックスマークを中心に合わせるように案内するために使用できる。ライブビデオモードにおいて、特定の例示的な実施形態は、自動露出制御を行うこと、及び/又は画像センサ応答パラメータ(例えば、露出、利得、オフセット)を調整して、画像中に示されるデータマトリックスのコントラストを最大にすることができる。
【0027】
図9は評価レポート9000の例示的な実施形態である。図10はデータマトリックスマーク10000の画像の例示的な実施形態である。図11はデータマトリックスマーク11000の画像の例示的な実施形態である。評価レポート9000は任意の利用可能な光源配置セットで読み取り可能なデータマトリックスマークの要約レポートとすることができる。図10は画像センの視軸に対して実質的に平行な光線をもたらすことができる90での光源配置により取得した画像とすることができる。図11はカメラの視軸に実質的に直交する平面に対して約30度の角度を定める光線をもたらすことができる30Qでの光源配置により取得した画像とすることができる。
【0028】
特定の例示的な実施形態では、データマトリックス読み取り機で読み出す場合の容易性又は困難性によってデータマトリックスマークを分類することができる。単純なタイプは、安価なデータマトリックス読み取り機を用いて単純な照明で読み出すことができるが、より複雑なタイプは高性能なデータマトリックス読み取り機を用いて他の照明オプションで読み出すことができる。特定の例示的な実施形態では、1つ又はそれ以上の使用可能な光源配置に関する要約レポートを生成すること、及び/又は、最小限の検証評価をもたらすことができる光源配置の数に基づく可読性指標に関するレポートを生成することができる。可読性指標は、どのタイプのデータマトリックス読み取り機でどれだけ容易にデータマトリックスを読み出すことができるかを予測するために使用できる。図10及び図11の各々は、光源配置90及び30Qから読み出すことが比較的容易なデータマトリックスマーク画像を示している。例示的な実施形態ではこのデータマトリックスマークに関してテストされた全ての光源配置からの“A”評価の要約レポートが提供される。
【0029】
図12は評価レポート12000の例示的な実施形態である。図13はデータマトリックスマーク13000の画像の例示的な実施形態である。図14はデータマトリックスマーク14000の画像の例示的な実施形態である。図12は、他のデータマトリックスマークの要約レポートを示し、例示的な実施形態が6つの光源配置の中の2つで読み出し可能かつ検証可能であることが分かる。図13及び図14は、それぞれ光源配置90及び30Qからの画像を示す。このデータマトリックスマークは、例示的なシステムにとって光源配置30Qから検証することは非常に困難であり、結果的に光源配置30QからのF評価の要約レポートがもたらされる。このマークは光源配置30Q、45Q、30T_EW、及び30T_NSからの“F”評価の要約レポートを得ると共に読み出すことが難しいとして分類され、相対的に難しいマークを読み出すことができる比較的高性能なデータマトリックス読み取り機によって読み出すことができる。
【0030】
図15は例示的な実施形態のターゲットフィクスチャ15000の概略図である。図16は例示的な実施形態のターゲットフィクスチャ16000の概略図である。図15はビューインジケータを備えたターゲットフィクスチャを示す。図16はビューインジケータの中心付近に配置されたデータマトリックスマークを示す。ターゲットフィクスチャは、初期パーツ配置及び/又は正確な位置決め調整のために使用できる。ターゲットフィクスチャにより、ユーザは迅速にデータマトリックスマークをカメラ視野内に置くことができる。特定の例示的な実施形態は、以下の1つ又はそれ以上の以下のものを備えることができる。
【0031】
・ターゲット上のアウトライン、これはカメラの底部ハウジングと同じ寸法及び形状であり、ユーザは毎回ほぼ同じ位置に迅速にフィクスチャを配置することができる。
・フィクスチャの略中央のマーキング矩形セット、これはターゲットフィクスチャがカメラハウジングの下に配置される場合にカメラの視野を表す(このようなマーキングは、その上に置かれたパーツを備えるフィクスチャターゲットがカメラハウジングの下に配置される場合に、小さなデータマトリックスを視野内に配置するのに役立つことができる。)。
・視野矩形マーキングを覆い隠すデータマトリックスマークで印刷された大きなデータプレートに関して、視野の中心でプレースメント・ターゲットフィクスチャと交差する2本の長い斜め線を備えることができる。(この線は可視リファレンスをもたらすことができ、隠れたデータプレート全体にわたるフィクスチャのコーナーに見られる斜め線を延ばすことによって、データプレートにわたる隠された斜め線でユーザの視覚が満たされる場合に、ここに視野の中心が存在する。)
・ユーザがマーク自体を移動させることなくライブビデオを使用してフィクスチャをデータマトリックスマークの更に中心に移動できる制御。
【0032】
図17は例示的な実施形態の方法17000のフローチャートである。方法17000の1つ又はそれ以上の動作は、例えば、情報デバイスが実行するコンピュータ実行可能な命令により自動的に行うことができる。コンピュータ実行可能な命令は、情報デバイスが備えるコンピュータ読み取り可能媒体に格納することができる。方法17000に関連する特定の例示的な照射システムは、カメラ及び光源セットを含むことができる。光源セットのサブセットは、複数の所定の光源配置を形成するようになっている。所定の複数の光源配置セットは、データマトリックスマークを照射するために用いることができる。所定のセットは、ユーザが選んだマークのタイプに基づいて手動で又は自動的に選択することができる。カメラは、データマトリックスマークに関する画像及び/又は画像情報を取得できるようになっている。複数の所定の光源配置は光源セットを利用することができる。光源セットは以下のものを含むことができる。
【0033】
・カメラの軸線に実質的に平行な光線によってデータマトリックスマークを照射するようになっている第1の光源サブセット。
・カメラの軸線に実質的に直交する平面に対して約30度の角度を定める光線によってデータマトリックスマークを照射するようになっている第2の光源サブセット。
・この平面に対して約45度の角度を定める光線によってデータマトリックスマークを照射するようになっている第3の光源サブセット。
【0034】
特定の例示的な実施形態では、複数の所定の光源配置の各々に関して、カメラによる所定の基準マーク読み出し情報に対する正規化を行うことができる。複数の所定の光源配置の選択された光源配置によって取得した画像の読み値し情報に対して検証テストを行うことができる。複数の光源配置は、所定の順番でデータマトリックスマークを順次照射するのに用いることができる。検証テストは、データマトリックスマークの読み出し情報が、ユーザが選択した工業規格の最低合格点になっていることを判定するようになっている。特定の例示的な実施形態において、工業規格は自動認識モビリティ協会DPM−1−206規格とすることができる。特定の例示的な実施形態では、所定の規格の画像情報を取得することができ、及び/又は既知の規格に基づいて露出、利得、及びオフセットの1つ又はそれ以上を調整することができる。特定の例示的な実施形態では、可読性指標レポートを生成することができる。可読性指標レポートは可読性指標を含むことができ、データマトリックスマークの読み出しに関連する困難性レベルを予測できるようになっている。
【0035】
動作17100において、ターゲットフィクスチャをレンダリング及び/又は提供することができる。ターゲットフィクスチャは、ユーザにカメラの底部ハウジングの位置を指示するようになっているアウトラインを備えることができる。ターゲットフィクスチャは、カメラの視野範囲を表示できるマークを備えることができる。ターゲットフィクスチャはカメラの視野中心を表示できるマークを備えることができる。特定の例示的な実施形態では、ユーザが、データマトリックスマークを有する物体を配置することを助けることができるようになっている。データマトリックスマークの配置のために、特定の例示的な実施形態ではビデオをレンダリングできる。ビデオは、ユーザに対してカメラの視野内の物体の配置に関する情報を提供できるようになっている。
【0036】
動作17200において、例えば、ユーザがボタンを押すことで検証シーケンスを開始できる。検証シーケンスは、動作17300から17800のセット及び/又はサブセットを含むことができる。
【0037】
動作17300において、マークは、例えば第1の所定の光源配置によって照射されることができる。所定の光源配置は、複数の所定の光源配置から選択できる。読み出しのために選択された光源配置はユーザが与えることができる。特定の例示的な実施形態において、選択された光源配置は自動的に決定することができる。選択された光源配置は、光源セットのサブセットを利用することができる。選択された光源配置は、データマトリックスマークを含む物体の自動照射をもたらすことができる。特定の例示的な実施形態では、制御されることになる選択された光源配置を用いて、光源の照射期間をもたらすことができる。特定の例示的な実施形態では、選択された光源配置の光源の順次照射をもたらすことができる。順次照射は、第1の光源及び第2の光源の少なくとも1つの実質的に同時に起こらない照射を含むことができる。
【0038】
動作17400において、データマトリックスマークの画像を取り込むこと、及び/又はマークが含む情報を取得すること、及び/又は解釈することができる。特定の例示的な実施形態では、カメラで取得した画像情報からのデータマトリックスマークによって表される符号を導出できるようになっている、及び/又は導出するよう試みる。符号を導出する精度は、マークのタイプ及びデータマトリックスマークを照射する光源配置に関連する場合がある。
【0039】
動作17500において、データマトリックスマークの検証を行うことができる。検証テストは、読み出し情報を所定の基準と比較することを含むことができる。特定の例示的な実施形態では、データマトリックスマークの画像を分析すること、及び/又はセルの幾何学的配置及びコントラストの品質を評価することができる。マークの検証品質が良好な場合、データマトリックスマークを読み出すことができる確率は比較的高くなる。
【0040】
動作17600において、結果は基準と比較することができる。この結果は、データマトリックスマーク検証からのデータマトリックスマーク画像に基づいて取得することができる。この結果は、情報デバイスによるトリックスマークからの符号情報の導出に基づくことができる。
【0041】
動作17700において、データマトリックスマークの読み出し情報の評価が所定の最小限の合格点をパスした場合には決定を行うことができる。特定の例示的な実施形態において、評価は、AからFの文字評価とすることができる。この実施形態において、合格評価はA、B、C、D、又はEの1つとすることができる。特定の例示的な実施形態では、データマトリックスマークの評価が所定の最小限の合格点をパスした場合には、方法17000の制御は動作17900に進むことができるようになっている。特定の例示的な実施形態では、複数の光源配置の各々の照射に関する画像が探索されている場合、及び/又は依然として複数の光源配置の全てがデータマトリックスマークを照射するのに使用されていない場合、動作17800を継続できるようになっている。特定の例示的な実施形態では、合格点が得られて複数の光源配置の各々の照射に関する画像が探索されていない場合、及び/又は複数の光源配置の各々の照射後に合格点が得られない場合、制御を動作17900に進めることができるようになっている。
【0042】
特定の例示的な実施形態において、合格点が得られた場合でも、評価結果セットを決定することができる。評価結果セットの各々は、複数の光源配置の光源配置に対応することができる。特定の例示的な実施形態において、複数の光源配置の各々は、データマトリックスマークを順次照射するために使用でき、取得した各画像からの結果を評価できる。評価セットの各々は、複数の光源配置の対応する光源配置に関して決定することができる。特定の例示的な実施形態では、自動的にレンダリングされることになり、その上に評価結果セットが基礎を置く、データマトリックスマークの画像セットを生じさせることができるようになっている。画像セットの各々は、複数の所定の光源配置の1つが提供する照射に対応することができる。この結果は、データマトリックスマークの品質検査を行う試みにおいて取得した、複数の結果の中の最良の結果であると決定することができる。
【0043】
動作17800において、データマトリックスマークの照射は、調整及び/又は変更することができる。例えば、複数の光源配置の中の次に選択される光源配置は、複数の光源配置の所定の順番に従って選択することができる。所定の順番は、ユーザが設定することができる、及び/又は較正結果、検証結果、及び/又は前もって読み出したデータマトリックスマークの以前の評価に基づいて、セット及び/又は自動的に設定することができる。特定の例示的な実施形態において、複数の光源配置の各々は、光源配置が最小限の合格点になるまでデータマトリックスマークを順次照射するために使用できる。照射が変更されると、制御は動作17400に進むことができる。照射が変更されないと、制御は動作17900に進むことができる。動作17900において、結果をレポートすることができる。特定の例示的な実施形態では、レポートが動的に生成されるようにすることができる。レポートは、データマトリックスマークの読み出し結果を示すことができる。この結果は、評価結果とすること、及び/又はデータマトリックスマークの読み出し情報が検証テストを合格したことの自動的な決定とすることができる。この結果は、複数の光源配置の光源配置に対応する照射から取得した各画像に関する評価セットとすることができる。複数の光源配置のどの光源配置も合格点にならない場合、不成功をレポートすることができる。
【0044】
動作17920において、照射光源の順番は変更できる。特定の例示的な実施形態において、照射光源の順番はユーザが変更可能である。特定の例示的な実施形態において、所定の順番は、1つ又はそれ以上の事前の検証テストに基づいて自動的に変更可能である。この実施形態において照射光源の順番は動的に調整可能である。
【0045】
図18は情報デバイス18000の例示的な実施形態のブロック図であり、特定の作動可能な実施形態は、例えば、図1の情報デバイス1100及びサーバ1700を含むことができる。情報デバイス18000は、例えば、1つ又はそれ以上のネットワークインターフェース18100、1つ又はそれ以上のプロセッサ18200、命令18400を格納した1つ又はそれ以上のメモリ18300、1つ又はそれ以上の入力/出力(I/O)デバイス18500、及び/又はI/Oデバイス18500に接続された1つ又はそれ以上のユーザーインターフェース18600等の、任意数の回路及び/又はコンポーネントを備えることができる。
【0046】
特定の例示的な実施形態において、グラフィカル・ユーザーインターフェース等の1つ又はそれ以上のユーザーインターフェース18600によって、ユーザは、調査、設計、モデル化、作成、開発、構築、製造、操作、維持管理、販売、格納、マーケティング、販売、配達、選択、指定、要求、発注、受領、返送、評価、何らかの商品、サービス、方法、及び/又は本明細書に記載の情報への提言に関する、情報描画を見ることができる。
【0047】
(定義)
本明細書で以下の用語を使用する場合、付随の定義が適用される。これらの用語及び定義は、本明細書では先入観なしに示され矛盾がないものであり、本出願又は本明細書で優先権を主張するいずれかの出願の審査経過時にこれらの用語を再定義する資格は留保されるものである。本明細書で優先権を主張するいずれかの特許請求の範囲を解釈するために、各々の定義は(特許の審査経過時に元の定義が補正された場合は再定義であるが)、この定義以外の特許対象を明確かつ明白に否定するように機能する。
【0048】
・動作(activity)−活動、行為、行動、機能段階、及び/又は処理及び/又はこれらの一部分である。
・〜なっている(adapted to)−適当な、ふさわしい、及び/又は特定の機能を行うことができる。
・調整(adjust)−所定の関係に変更及び/又は至らせる。
・可能にする、できるようにする(allow)−もたらす、させる、起こす、及び/又は許すこと。
・及び/又は(and/or)−〜と併せて又は代わるもの。
・角度(angle)−光線と基準光線及び/又は平面との間の回転量である。
・装置(apparatus)−特定目的の機器及び/又はデバイスである。
・約(approximately)−およそ及び/又はほぼ同じこと。
・関連する(associate)− 結合する、一緒につながる、及び/又は関係する。
・関する(associated with)−関連する。
・自動認識モビリティ協会DPM−1−206規格(Association for Automatic Identification and Mobility DPM−1−206 standard)−マークに関する特定の公開された工業規格である。
・少なくとも(at least)−少なくとも(not less than)
・試みる(attempt)−目的を達するように努力する。
・自動の(automatic)−本質的にユーザの作用及び/又は制御に無関係に情報デバイスによって実行する。
【0049】
・自動的に(automatically)−本質的に外部の人間の作用及び/又は制御に無関係に作動及び/又は機能する。例えば、自動照明スイッチは、視界内に人が“見える”と人が手動で照明スイッチを操作することなくオン動作することができる。
・軸(axis)−その周りを本体及び/又は幾何学的物体が回転する及び/又は回転すると考えることができる直線、及び/又は構造体及び/又は本体の一部が関連することができる中心線である。
・基づいて(based upon)−考慮して決定する及び/又はそこから引き出される。
・最適な結果(best result)−他の可能性のある全ての結論よりも客観的に最適な結論である。
・底部ハウジング(bottom housing)−ケーシング内に動作可能に搭載されたカメラが実質的に垂直方向に指向した視軸を有する場合のケーシングの底部である。
・較正する(calibrate)−光源配置セットの各光源配置に関して画像デバイスをチェック及び/又は調整して基準グレースケール値に合致する読み取り情報を提供する。
・較正−基準点及び/又は基準に対して機器をチェックすること。
・カメラ−画像を取り込む及び/又は記録するようになったデバイス及び/又はシステム。
・可能、できる(can)−少なくとも特定の実施形態では「〜の能力がある」こと。
・引き起こす、生じる(cause)−もたらす、誘発する、促進する、生じる、引き出す、〜に由来する、及び/又は果たすこと。
・中心(center)−対象物の外側境界から実質的に同じ距離の点である。
・変更(change)−(動詞)変える、(名詞)変化及び/又は修正の行為、プロセス、及び/又は結果である。
【0050】
・変更可能(changeable)−変更する能力である。
・備える、含む(comprise)−限定的ではないが含むこと。
・配置(configuration)−要素の物理的な、論理的な、及び/又は記号論理学的な配置、配列である。
・設定する(configure)−特定の目的及び/又は状況に適する及び/又は適合するようにすること。
・制御装置、制御する(control)−(名詞)所定の制限内でマシンを作動させるために使用する機械的及び/又は電気的デバイス、(動詞)信頼すべき及び/又は支配的な影響力を及ぼすこと、所定の方法で作動、命令、必要条件に適応、及び/又は調節することを引き起こすこと。
・変換(convert)−変形、適合、及び/又は変更すること。
・対応する(corresponding)−関係する、関連する、付随する、同じ目的及び/又は立場である、全ての点に適合する、及び/又は等価及び/又は総計、量、大きさ、質、程度が一致すること。
・作成(create)−存在させること。
・データ(data)−別個の情報片、通常、特別の及び/又は所定の方法でフォーマットされる、及び/又はコンセプトを明示するように構成される。
【0051】
・データマトリックスマーク(Data Matrix mark)−コード化されたシンボルであり、定義済み符号セットを表すように解釈できる。
・定める(define)−意味、関連、アウトライン、形状、及び/又は構造を規定すること、及び/又は正確に及び/又は明確に説明及び/又は指定すること。
・度(degree)−全回転の1/360を示す平面角の測定単位である。
・決める(determine)−得る、算定する、決定する、導き出す、制定する、及び/又は確かめること。
・デバイス(device)−マシン、製品、及び/又はこれらの集合である。
・命令(direct)指示すること。
・継続期間(duration)−何かが発生及び/又は存続する期間の長さである。
・各々の、各(each)−個別的に見なされているグループの全てのもの。
・実行execute)−コンピュータプログラム、及び/又は1つ及び/又はそれ以上の命令を実行すること。
・範囲(extent)−広さ。
・視野(field of view)−カメラが画像を取得できる空間的な広がりである。
【0052】
・第1の(first)−要素セットの最初のもの。
・更なる(further)−加えて。
・発生する(generate)−生成する、生じる、提供する、引き起こす、及び/又は存在させること。
・評価(grade)−定義された評定である
・触覚(haptic)−人間の運動感覚及び/又人間の接触感覚を含む。多数の可能性のある触覚経験としては、感知性接触(接触した)、能動接触、把持、圧力、摩擦、トラクション、スリップ、伸張、力、トルク、インパクト、穿刺、振動、動き、加速、ジャーク、パルス、方向、四肢位置、重力、手触り、間隙、凹み、粘性、痛み、痒み、湿度、温度、熱伝導、及び熱容量の経験を含む、少なくとも部分的に非視覚的、非可聴的、非嗅覚的な方法でもって感知される、多数の感覚、体の位置の異なる感覚、及び時間的な感覚の変化を挙げることができる。
・照射(illuminate)−光エネルギを導くこと。
・画像(image)−エンティティ及び/又は事象の少なくとも二次元表現である。
【0053】
・表す(indicative)−指し示す働きをすること。
・工業規格(industry standard)−製造及び/又は商売の特定の派生物に広く認められ及び/又は採用される、実施、システム、製品、及び/又は工具等の何らかのもの。
・情報(information)−事実、用語、コンセプト、成句、語句、命令、数、文字及び/又はシンボル等であり、主題に関連するものである。時として、データと同義に使用される場合があり、組織化された、変形された、及び/又は処理されたデータを説明するために使用される場合もあり。一般的に、情報の管理、組織化、格納、変形、通信、表示を含む自動的な特定の動作を行うことが可能である。
・情報デバイス−データ及び/又は情報を処理可能な任意のデバイスであり、例えば、任意の汎用及び/又は特定用途コンピュータ、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバ、ミニコンピュータ、メインフレーム、スーパーコンピュータ、コンピュータ端末、ラップトップ、装着型コンピュータ、及び/又は携帯情報端末(PDA)、携帯端末、ブルートゥースデバイス、発信器、“スマート”フォン(Treo型デバイス等)、メッセージサービス(例えば、Blackberry)受信器、ページャ、ファクシミリ、携帯電話、一般電話、電話デバイス、プログラム可能なマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラ、及び/又は周辺集積回路素子、ASIC及び/又は他の集積回路、個別素子回路等のハードウエア電子論理回路、及び/又はPLD、PLA、FPGA、及び/又はPAL等のプログラム可能な論理デバイス、及び/又は同様のもの等である。一般に、本明細書で説明する方法、機構、及び/又はグラフィカル・ユーザーインターフェースの少なくとも一部を実行することができる、有限状態マシンがその上に存在する任意でデバイスは、情報デバイスとして使用できる。情報デバイスは、1つ又はそれ以上のネットワークインターフェース、1つ又はそれ以上のプロセッサ、命令を含む1つ又はそれ以上のメモリ及び/又は1つ又はそれ以上の入力/出力(I/O)デバイス、I/Oデバイスに接続された1つ又はそれ以上のユーザーインターフェース等のコンポーネントを含むことができる。
【0054】
・初期化(initialize)−何らかのものを使用及び/又は特定の未来事象に備えて準備すること。
・入力(input)−信号、データ及び/又は情報をプロセッサ、デバイス、及び/又はシステムに供給すること。
・入力/出力(I/O)デバイス−聴覚、視覚、触覚、嗅覚、味覚指向のデバイス等の、任意の感覚指向入力及び/又は出力デバイスであり、例えば、モニタ、ディスプレイ、プロジェクタ、オーバーヘッドディスプレイ、キーボード、キーパッド、マウス、トラックボール、ジョイスティック、ゲームパッド、ホイール、タッチパッド、タッチパネル、ポインティングデバイス、マイクロフォン、スピーカ、ビデオカメラ、カメラ、スキャナ、プリンタ、触覚デバイス、バイブレータ、触覚シミュレータ、及び/又は触覚パッドであり、I/Oデバイスが連結及び/又は接続可能なポートを含むこともできる。
・強さ(intensity)−時間平均のエネルギ流束の測定値である。
・困難性レベル(level of difficulty)−目的を達成するために必要とされる努力の測定値及び/又は推定値である。
・光(light)−特定の波長の電磁波放射である。
・直線寸法−照射システムに関する所定の距離である。
・コンピュータ読み取り可能な媒体(machine readable medium)−物理的構造体であり、情報デバイス、コンピュータ、マイクロプロセッサ、及び/又はコントローラ等のマシンがデータ、情報、及び/又は命令を取得すること及び/又は格納することができる。例えば、メモリ、パンチカード、及び/又は光学的に読み取り可能な形式を含むことができる。
【0055】
・マシンビジョン(machine vision)−画像情報を自動的に取得するためにハードウエア、ファームウエア、及び/又はソフトウエアを使用する技術利用であり、画像情報は製造活動を行うのに利用するようになっている。
・コンピュータで実施可能な命令(machine−implementable instructions)−情報デバイス等のマシンに1つ又はそれ以上の特定の動作、作動、及び/又は機能を実行させるようになっている命令である。“プロセッサ”、“カーネル”、“オペレーティングシステム”、“プログラム”、“アプリケーション”、“ユーティリィティ”、“サブルーチン”、“スクリプト”、“マクロ”、“ファイル”、“プロジェクト”、“モジュール”、“ライブラリ”、“クラス”、及び/又は“オブジェクト”等と呼ばれるエンティティ形式とすることができる命令は、マシンコード、ソースコード、オブジェクトコード、コンパイルコード、アセンブルコード、インタープリット可能コード、及び/又は実行可能コード等として、ハードウエア、ファームウエア、ソフトウエアに組み込むことができる。
・マーク(mark)−認識可能なシンボルである。
・できる(may)−少なくとも特定の実施形態においては、許す及び/又は許可すること。
【0056】
・メモリデバイス−命令及び/又はデータ等のアナログ及び/又はデジタル情報を格納することができる装置である。例えば、不揮発性メモリ、揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ、RAM、リードオンリメモリ、ROM、フラッシュメモリ、磁気媒体、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気テープ、光学式媒体、光ディスク、コンパクトディスク、CD、デジタル多用途ディスク、DVD、及び/又はレイドアレイ等を含むことができる。メモリデバイスは、プロセッサに接続すること及びプロセッサで実行可能な命令を格納することができる。
・方法(method)−プロセス、手順、及び/又は何かを達成するための関連の動作の集合である。
・最小限の合格点(minimum passing grade)−最小の許容レベルである。
・ネットワーク(network)−複数のノードを通信可能に接続したもの。ネットワークは任意の多種多様なサブネットワークとすること及び/又は利用することができ、例えば、回路交換、公衆交換、パケット交換、データ、電話、電気通信、映像分配、ケーブル、地上放送、放送、衛星、ブロードバンド、企業内、地球規模、国内、局地、広域、バックボーン、パケット交換式TCP/IP、ファーストイーサネット、トークンリング。公衆インターネット、民営、ATM、マルチドメイン及び/又はマルチゾーンサブネットワーク、1つ又はそれ以上のインターネットサービスプロバイダ、及び/又は、スイッチ、ルータ、及び/又はローカルエリアネットワークに直接接続されていないゲートウエイ等の1つ又はそれ以上の情報デバイスである。
・ネットワークインターフェース(network interface)−情報デバイスをネットワークへ接続可能な任意のシステム及び/又はサブシステムである。例えば、ネットワークインターフェースは、電話、携帯電話、セルラーモデム、電話データモデム、ファックスモデム、無線装置、イーサネットカード、ケーブルモデム、デジタル加入者ラインインターフェース、ブリッジ、ハブ、ルータ、及び/又は同様の他のデバイスとすることができる。
【0057】
・〜でない(non)−〜でない(not)。
・正規化(normalize)−光源配置セットの光源配置の各々に関して、取得値を基準値及び/又は標準値と比較して、画像デバイスの露出、利得、及び/又はオフセットを比較結果に基づいて調整すること。
・物体、オブジェクト(object)−物理的なもの;無線周波数識別タグに関連するアイテム;データ及び/又は実行可能な命令のグループ;及び/又は画面上の図形等の選択及び操作可能な別個のグラフィックアイテムである。
・取得する(obtain)−受け取る、得る、手に入れる、獲得する、入手する、算出する、求める、及び/又は計算すること。
・1つ(one)−単一ユニットである。
・のみ(only)−実質的に他のものがないこと。
・順番(order)−順序(sequence)である。
・アウトライン(outline)−物体の一部のスケール調整された表示である。
・平行、並列(parallel)−全ての場所が等距離にあるライン、カーブ、平面、及び/又は表面に関連するもの及び/又はそれらを示すもの、及び/又は、電流を2つ又はそれ以上の経路に分ける電気回路の構成要素の配置である。
・合格する(pass)−最小限の基準値を超えること。
・行う(perform)−例えば、1つ又はそれ以上の基準に従って、始める、行動を起こす、する、実行する、遂行する、実施する、及び/又は完了すること。
・直交(perpendicular)−実質的に直角に交差する及び/又は形を成すこと。
・配置(placement)−何かが位置づけられる位置である。
【0058】
・平面(plane)−2点を結んだ直線を全て包含する面である。
・複数の(plurality)−複数ある状態及び/又は2つ以上である。
・予め定められた(predetermined)−前もって設定されたもの。
・予測する(predict)−将来事象を予知すること。
・プロセス(process)−(名詞)ある結果を引き起こすようになった組織化された一連の行動、変更、及び/又は機能である。(動詞)所望の情報を得るためのプログラム化された命令に従って数学的及び/又は論理的作動を行うこと、及び/又はある結果を引き起こすようになった一連の行動、変更、及び/又は機能を行うこと。
・プロセッサ(processor)−ハードウエア、ファームウエア、及び/又はソフトウエアマシン及び/又は仮想マシンであり、特定のタスクを実行するように適応できるマシン読み取り可能な命令を含むことができる。プロセッサは、タスクを実行するために、機械的、空圧的、油圧的、電気的、磁気的、光学的、情報、化学的、生物学的原理、機構、信号及び/又は入力を利用することができる。特定の実施形態において、プロセッサは、情報を操作、分析、変形、及び/又は変換することで、該情報に従って作動することができ、情報を実行可能な手段及び/又は情報デバイスで使用するために送信すること、及び/又は情報を出力デバイスに経路指定することができる。プロセッサは、中央処理ユニット、ローカルコントローラ、リモートコントローラ、パラレルコントローラ、個別コントローラ等として機能することができる。特に断らない限り、プロセッサは、米国カルフォルニア州サンタクララ所在のIntel社製のPentium IVシリーズ等の、マイクロコントローラ又はマイクロプロセッサ等の汎用デバイスとすることができ特定の実施形態において、プロセッサは、特定用途向け集積回路(ASIC)及び/又はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)等の専用デバイスとすることができ、少なくとも本明細書の一部の実施形態においてハードウエア及び/又はファームウエアによって実行されるように設計されている。プロセッサはコントローラ機能を備えて利用することができる。
・提供する、与える、もたらす(provide)−備える、供給する、与える、送る、送信する、及び/又は利用可能にすること。
・品質検証−物体及び/又は物体の特性が所定の基準を満たすか否かを決めるためのテストである。
【0059】
・光線(ray)−光の柱である。
・読み出し(read)−マークの意味を識別及び/又は解釈すること。
・可読性指標(readability index)−マーク及び/又はコード化メッセージを読み出す場合に予測される困難性の程度を示す値である。
・受け取る(receive)−信号として入手する、取る、手に入れる、及び/又は取得すること。
・反射率(reflectance)−放射エネルギの表面からの戻り。
・〜に関して(regarding)−関係すること。
・相対的(relative)−何か他のものと関連して及び/又は比較して検討すること。
・レンダリングする(render)−例えば、データ、コマンド、テキスト、図形、音声、ビデオ、アニメーション、及び/又はハイパーリンクとして、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、電子ペーパ、視覚インプラント、内耳インプラント、スピーカ等による任意の可視、可聴、及び/又は触覚メカニズムによって、表示、発表、語る、印刷する、及び/又は人に知覚できるようにすること。
・繰り返して(repeatedly)−何度も反復して;反復的に。
・レポート−(名詞)所定のフォーマットでの情報の提示。(動詞)所定のフォーマットで情報を提示すること。
・応答性(responsive)−作用及び/又は刺激に対して反応すること。
・結果(result)−特定の動作、操作、及び/又は行動の結末及び/又は結論である。
【0060】
・前記(said)−システム及び/又は装置の請求項で使用される場合、先の請求項の用語であって先に導入された用語を示す冠詞である。
・第2の(second)−第1の要素に続く要素セットを示す。
・選択する(select)−代替え物から選ぶこと及び/又は選択すること。
・選択可能(selectable)−選ぶことができる及び/又は選択できること。
・選択(selection)−選ぶこと。
・センサ(sensor)−物理特性(例えば、圧力、温度、流量、質量、熱、光、音、湿度、接近、位置、速度、振動、ラウドネス、電圧、電流、キャパシタンス、レジスタンス、インダクタンス、及び/又は電磁気放射等)を自動的に検知、感知、検出、及び/又は測定して、この物理量を信号に変換するようになったデバイス。例えば、接近スイッチ、ステインゲージ、フォトセンサ、熱電対、レベル計、速度センサ、加速度計、電圧計、電流計、on/offインジケータ及び/又は流量計を含むことができる。
・順次的に(sequentially)−順序づけられた連続したやり方のこと
・セット(set)−関連する複数の所定の要素;及び/又は1つ又はそれ以上の別個のアイテム、及び/又は特定の共通の特性を有するエンティティである。
・同時に(simultaneous)−実質的に同じ時間に。
・単一(single)−単独で存在すること、及び/又は1つのエンティティで構成されること。
・源(source)−元の伝達者である。
・基準(standard)−1つ又はそれ以上の決定された判定基準である。
・格納(store)−典型的にはメモリにデータを置く、保持する、及び/又は保つこと。
・サブセット(subset)−セットの一部である。
・実質的に、相当に(substantially)−かなり広い及び/又は大きいが、全て及び/又は全部を必要としない大きさ及び/又は範囲である。
・システム(system)−メカニズム、デバイス、マシン、製造装置、プロセス、データ、及び/又は命令の集合であり、この集合は、1つ又はそれ以上の特定の機能を実行するように設計されている。
【0061】
・ターゲットフィクスチャ(target fixture)−画像デバイス及び/又はシステムに付随のテンプレートである。
・第3の(third)−第2の要素に続く要素セットを示す。
・送信(transmit)−信号として送信する、提供する、与える、及び/又は供給すること。
・タイプ(type)−共通の特徴及び/又は特性を有する多数のものであり、これらはグループ及び/又はクラスとして区別される。
・米国国防総省MIL−STD−130規格(United States Department of Defense MIL−STD−130 standard)−マークに関する特定の公表された米国軍事規格である。
・〜まで(until)−〜する時まで。
・用いられた(used)−提供された(implemented)
・ユーザ−デバイス、システム、プロセス、及び/又はサービスを利用する、個人、組織、プロセス、デバイス、プログラム、プロトコル、及び/又は システムである。
・ユーザ入力(user input)−人が提供する情報である。
【0062】
・ユーザーインターフェース−情報をユーザへ与えるための、及び/又はユーザから情報を要求するためのデバイス及び/又はソフトウエアプログラムである。ユーザーインターフェースは、少なくとも1つのテキスト、図形、音声、ビデオ、アニメーション、及び/又は触覚エレメントを含むことができる。テキストエレメントは、例えば、プリンタ、モニタ、ディスプレイ、プロジェクタ等で提供できる。図形エレメントは、例えば、モニタ、ディスプレイ、プロジェクタ、及び/又は光、フラグ、ビーコン等の可視指示デバイスで提供することができる。音声エレメントは、例えば、スピーカ、マイクロフォン、及び/又は他の音発生及び/又は音受信デバイスで提供することができる。ビデオエレメント及び/又はアニメーションエレメントは、例えば、モニタ、ディスプレイ、プロジェクタ、及び/又は他の可視デバイスで提供することができる。触覚エレメントは、例えば、超低周波スピーカ、バイブレータ、触覚シミュレータ、触覚パッド、キーパッド、マウス、トラックボール、ジョイスティック、ゲームパッド、ホイール、タッチパッド、タッチパネル、ポインティングデバイス、及び/又は他の触覚デバイスで提供することができる。ユーザーインターフェースは、例えば、1つ又はそれ以上の文字、数字、シンボル等の、1つ又はそれ以上のテキストエレメントを含むことができる。ユーザーインターフェースは、1つ又はそれ以上の図形エレメントを含むことができ、例えば、画像、写真、図、アイコン、ウインドウ、タイトルバー、パネル、シート、タブ、引き出し、マトリックス、テーブル、フォーム、カレンダ、アウトラインビュー、フレーム、ダイアログボックス、固定テキスト、テキストボックス、リスト、ピックリスト、ポップアップリスト、プルダウンリスト、メニュー、ツールバー、ドック、チェックボックス、ラジオボタン、ハイパーリンク、ブラウザ、ボタン、コントロール、パレット、プレビューパネル、カラーホイール、ダイアル、スライダ、スクロールバー、カーソル、ステータスバー、ステッパ、及び/又は経過インジケータ等である。テキスト及び/又は図形エレメントは、外見、背景色、背景スタイル、境界スタイル、境界濃淡、最前面色、フォント、フォントスタイル、フォントサイズ、位置、行間隔、インデント、最大データ長、バリデーション、クエリ、カーソルタイプ、ポインタタイプ、自動サイズ調整、位置、及び/又は寸法を、選択、プログラミング、調整、変更、指定等するために使用できる。ユーザーインターフェースは、1つ又はそれ以上の音声エレメントを含むことができる。例えば、ボリュームコントロール、ピッチコントロール、速度コントロール、音声セレクタ、及び/又は音声再生、速度、一時停止、早送り、早戻し等を制御する1つ又はそれ以上のエレメントである。ユーザーインターフェースは、1つ又はそれ以上のビデオエレメントを含むことができる。例えば、ビデオ再生、速度、一時停止、早送り、早戻し、ズームイン、ズームアウト、回転、及び/又は傾き等を制御するエレメントである。ユーザーインターフェースは、1つ又はそれ以上のアニメーションエレメントを含むことができる。例えば、アニメーション再生、一次停止、早送り、早戻し、ズームイン、ズームアウト、回転、傾き、色、輝度、速度、周波数、外見等を制御するためのエレメントである。ユーザーインターフェースは、1つ又はそれ以上の触覚エレメントを含むことができる。例えば、触覚刺激、力、圧力、振動、モーション、変位、温度等を利用するエレメントである。
【0063】
・ユーザ選択(user−selected)−ユーザが提示する、提供する、及び/又は決定するもの。
・利用する(utilize)−使用する及び/又はサービスする。
・値(value)−測定した、割り当てた、決定した、及び/又は算出した量及び/又は可変量及び/又はパラメータである。
・検証テスト(verification test)−テストアイテムが所定の能力を有しているか否か、及び/又はテストアイテムが所定の要求に適合するか否かを決定するようにデザインされたテストである
・〜によって(via)−〜により及び/又は利用して。
・ビデオ(video)−可視及び変動画像である。
・ビュー(view)−見る、調べる、及び/又は画像をとらえること。
・重み(weight)−重要性を示す値である。
・する場合(when)−〜する時。
・そこで(wherein)−〜については;及び;及び/又は更に。
・ゼロ(zero)−座標系の原点である。
【0064】
(注記)
他の実質的かつ特定の現実的かつ有用な侍実施形態は、当業者であれば、前述の及び/又は本明細書に含まれた特定の例示的な実施形態の詳細な説明及び/又は図面を読むことで容易に理解できるはずである。種々の変形、変更、及び追加の実施形態が可能であること、及び、結果的にこの全ての変形、変更、及び追加の実施形態が本出願の範疇にあると見なせることを理解されたい。
【0065】
従って、本出願の任意の箇所の内容(例えば、タイトル、技術分野、背景技術、概要、詳細な説明、要約、図面の説明)に関わらず、例えば、明確な定義、主張、及び/又は議論によって明確に特定されていない限りにおいて、本出願及び/又はここに優先権を主張する何らかの出願の何らかのクレームであろうとなかろうと、及び最初から提示されていようといまいと、
・記述及び/又は例示された特徴、機能、動作、及び/又は要素の何らかの詳細、動作の何らかの詳細なシーケンス、及び/又は各要素の何らかの相互関係を包含する必要はない。
・任意の要素は統合、分離、及び/又は複製することができる。
・任意の動作は繰り返すことができ、任意の動作は複数のエンティティによって実行することができ、及び/又は任意の動作は多重権限のもとで実行することができる。
・任意の動作及び/又は要素は明確に除外でき、動作シーケンスは変更でき、各要素間の関係は変更できる。
【0066】
更に、本明細書で数値及び/又は範囲を記述する場合、特に明示しない限り、数値及び/又は範囲は概数である。本明細書で何らかの範囲を記述する場合、特に明示しない限り、この範囲は、その中の全ての数値を包含すると共にその中の全ての部分的範囲を包含する。例えば、範囲1から10が記述される場合、例えば、1.1、2.5、3.335、5、6.179、8.9999等のその間の値を包含すると共に、例えば、1から3.65、2.8から8.14、1.93から9といったその間の部分範囲も包含するものである。
【0067】
何れかの請求項の要素のあとに図面の要素番号が続く場合、図面の要素番号は例示的なものであり請求項の範囲を限定するものではない。
【0068】
本明細書に引用により組み込まれている任意の資料の任意の情報(例えば、米国登録特許、米国公開特許、書籍、論文等)は、この情報と、本明細書で説明される記述及び図面との間に不一致がない範囲で引用によって組み込まれるものである。何れかの請求項を無効にする及び/又は優先権を無効にするような不一致を含む、このような不一致が起こる場合、このような不一致情報は本明細書に引用によって組み込まれるものではない。
【0069】
従って、請求項以外の本明細書の全ての部分(例えば、例えば、タイトル、技術分野、背景技術、概要、詳細な説明、要約、図面の説明)は、例示的であり限定的ではないと見なすべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動的に生成されることになるレポートを生じさせる段階を含み、前記レポートが、データマトリックスマークの読み出し結果を示し、前記結果が、自動的に検証テストに合格したことが決定され、前記検証テストが、複数の所定の光源配置の中の選択された光源配置で取得した画像に対して行われ、前記複数の光源配置が、所定の順番で前記データマトリックスマークを順次照射するために使用され、前記検証テストが、前記データマトリックスマークの前記読み出し情報がユーザ選択の工業規格の最低限の合格点を満たしていることを決定するようになっており、前記複数の所定の光源配置が光源セットを利用し、前記光源セットが、カメラの視軸に対して実質的に平行な光線によって前記データマトリックスマークを照射するようになっている第1の光源と、前記カメラの視軸に対して実質的に直交する平面に対して約30度の角度を定める光線によって前記データマトリックスマークを照射するようになっている第2の光源と、前記平面に対して約45度の角度を定める光線によって前記データマトリックスマークを照射するようになっている第3の光源と、を含む、ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記複数の光源配置の所定セットを使用して前記データマトリックスマークを照射するようになっており、前記所定セットはユーザが選択したマークの形式に基づいて自動的に選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数の光源配置の各々が、光源配置が前記最低限の合格点をもたらすまで、前記データマトリックスマークを順次照射するために使用されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数の光源配置の各々が、前記データマトリックスマークを順次照射するために使用され、前記結果が、評価セットの最良の決定評価を有し、前記評価セットの各々が、前記複数の光源配置の対応する光源配置を決定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記定められた順序が、ユーザにより変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記定められた順序が、事前の検証テストに基づいて自動的に調整されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記選択された光源配置がユーザによって提供されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記選択された光源配置が自動的に決定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記データマトリックスマークを含む物体の自動照射を生じさせる段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記選択された光源配置の自動選択を生じさせる段階を更に含み、前記選択された光源配置が前記光源セットのサブセットを利用することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
自動的に変更されることになる前記データマトリックスマークの照射を生じさせる段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
自動的にレンダリングされることになる前記データマトリックスマークの画像セットを生じさせる段階を更に含み、前記画像セットの各々が、前記複数の所定の光源配置の1つによりもたらされる照射に対応し、前記画像セットが、前記画像を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
ユーザから前記所定の順序の前記複数の所定の光源配置を受け取る段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項14】
事前の検証テストに基づいて、前記データマトリックスマークを照射するのに使用される前記複数の所定の光源配置の順序を自動的に変更する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記複数の所定の光源配置の各々に関して前記カメラを正規化する段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
制御されることになる前記選択された光源配置に使用される光源の照射継続期間を生じさせる段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記複数の所定の光源配置の各々に関して前記カメラを較正する段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記選択された光源配置の光源の順次照射を引き起こす段階を含み、前記順次照射が、第1の光源及び第2の光源の少なくとも1つの実質的に同時に起こらない照射を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項19】
レンダリングされることになるビデオを生じさせる段階を更に含み、前記ビデオが、ユーザに対してカメラの視野内に前記データマトリックスマークを含む物体の配置に関連する情報を与えるようになっており、前記カメラが、前記画像を取得するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項20】
レンダリングされることになる可読性指標レポートを生じさせる段階を更に含み、前記可読性指標レポートが、前記データマトリックスマークを読み出すことに関連する困難性レベルを予測するようになっている可読性指標を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項21】
ターゲットフィクスチャを提供する段階を更に含み、前記ターゲットフィクスチャが、ユーザにカメラの底部ハウジングの配置を指示するようになっているアウトラインを含み、前記カメラが、前記画像を取得するようになっており、前記ターゲットフィクスチャが、前記カメラの視野範囲を示すマークを含み、前記ターゲットフィクスチャが、前記カメラの視野の中心を示すマークを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記結果が、前記データマトリックスマークの品質検証を行う試みで取得された複数の結果の最良の結果であるとして決定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項23】
コンピュータで実施可能な動作命令を含むコンピュータ読み取り可能な媒体であって、自動的に生成されることになるレポートを生じさせる段階を含み、前記レポートが、データマトリックスマークの読み出し結果を示し、前記結果が、自動的に検証テストに合格したことが決定され、前記検証テストが、複数の所定の光源配置の中の自動的に選択された光源配置で取得した画像に対して行われ、前記複数の光源配置が、ユーザが変更可能な所定の順番で前記データマトリックスマークを順次照射するために使用され、前記検証テストが、前記データマトリックスマークの前記読み出し情報がユーザ選択の自動認識モビリティ協会DPM−1−206規格の最低限の合格点を満たしていることを決定するようになっており、前記規格が、複数の所定のユーザが選択した規格の1つであることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項24】
データマトリックスマークを読み出すようになっているデータマトリックスマークプロセッサを備えるシステムであって、前記読み出し結果が、自動的に検証テストに合格したことが決定され、前記検証テストが、複数の所定の光源配置の中の自動的に選択された光源配置で取得した画像に対して行われ、前記複数の光源配置が、ユーザが変更可能な所定の順番で前記データマトリックスマークを順次照射するために使用され、前記検証テストが、前記データマトリックスマークの前記読み出し情報がユーザ選択の工業規格の最低限の合格点を満たしていることを決定するようになっていることを特徴とするシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公表番号】特表2010−538339(P2010−538339A)
【公表日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−514852(P2010−514852)
【出願日】平成20年6月30日(2008.6.30)
【国際出願番号】PCT/US2008/008154
【国際公開番号】WO2009/005789
【国際公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
2.イーサネット
【出願人】(509253136)マイクロスキャン システムズ インコーポレイテッド (5)
【Fターム(参考)】