説明

データ情報及び制御情報の多重化方法

【課題】無線移動通信システムで情報シンボル及び非情報シンボルで構成されるデータ情報ストリームと3種類以上の制御情報ストリームを多重化する方法を提供する。
【解決手段】多重化方法は、制御情報ストリームがマッピングされる特定資源領域に情報シンボルがマッピングされないように前記データ情報ストリームを資源領域にマッピングし制御情報ストリームを特定資源領域にマッピングすることを含む。第1の制御情報が各物理資源要素の集合のうち基準信号がマッピングされる資源要素から時間軸で一つの資源要素だけ離隔した資源要素にマッピングされるように行列上に第1の制御情報を資源要素単位でマッピングし、第2の制御情報とデータ情報は行列上にシーケンスを資源要素単位でマッピングし、第3の制御情報が基準信号がマッピングされる資源要素から時間軸で隣接した資源要素にマッピングされるように行列上に資源要素単位でマッピングすることを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線移動通信システムでデータ及び制御シーケンスを多重化して物理チャンネルにマッピングする方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
MAC(media access control)階層から物理階層に伝達されるデータ及び制御シーケンスは、符号化された後、無線伝送リンクを介して伝送及び制御サービスを提供する。チャンネルコーディング方式は、エラー検出、エラー訂正、レートマッチング、インターリービング、及び伝送チャンネル情報又は制御情報を物理チャンネルにマッピングするプロセスを組み合わせてなる。MAC階層から伝達されるデータは、上述したチャンネルコーディング方式によって情報ビット及び非情報ビットを含んで構成される。ここで、非情報ビットはパリティビットである。
【0003】
3GPPにおいて、アップリンク伝送チャンネルのうちUL―SCH及びRACHは、物理チャンネルのうちPUSCH及びPRACHにそれぞれマッピングされる。また、アップリンク制御チャンネル情報のうちUCIは、PUCCH及び/又はPUSCHにマッピングされる。ダウンリンク伝送チャンネルのうちDL―SCH、BCH、PCH及びMCHは、物理チャンネルのうちPDSCH、PBCH、PDSCH及びPMCHにそれぞれマッピングされる。また、ダウンリンク制御チャンネル情報のうちCFI、HI及びDCIは、物理チャンネルのうちPCFICH、PHICH及びPDCCHにそれぞれマッピングされる。上述した伝送チャンネルは、多様な処理過程を経て物理チャンネルにそれぞれマッピングされる。特に、UL―SCHなどのチャンネルにおいて、一つ以上の伝送チャンネル又は制御情報に対してCRC(cyclic redundancy check)計算、コードブロック分割、チャンネルコーディング、レートマッチング及びコードブロック連接のための処理が行われる。
【0004】
図1は、伝送チャンネル及び/又は制御情報に対する処理過程を示している。伝送時区間(transmission time interval:TTI)ごとに伝送ブロックの形態を有するデータが最大一つ入力される。この伝送ブロックは次のように処理される。まず、CRC付加部では、伝送ブロックの形態を有するデータにCRCが付加される。コードブロック分割部では、CRCが付加されたデータが一つ以上のコードブロックに分割される。チャンネルコーディング部では、分割されたそれぞれのコードブロックのコードブロックデータストリームに対してチャンネルコーディングが行われる。レートマッチング部では、チャンネルコーディングが行われたそれぞれのデータストリームに対してレートマッチングが行われる。コードブロック連接部では、レートマッチングが行われた一つ以上のデータストリームが互いに連接されることによって、符号化されたデータビットのシーケンスを形成する。一方、別途のチャンネルコーディング部では、制御情報に対してチャンネルコーディングを行うことによって、符号化された制御ビットのシーケンスを形成する。データ/制御多重化部では、上述した符号化されたデータビットのシーケンスと符号化された制御ビットのシーケンスを多重化することによって、多重化されたビットのシーケンスを出力する。
【0005】
ここで、変調等級(modulation order;Qm)にしたがって、一つのシンボルは一つ以上のビットによって構成される。例えば、BPSK、QPSK、16QAM及び64QAMに対して、それぞれ1ビット、2ビット、4ビット及び6ビットが一つのシンボルを構成する。そして、SC―FDMAを使用するシステムで一つの資源要素(resource element、RE)に一つのシンボルがマッピングされるので、シンボル単位で説明することができる。したがって、この文献で「符号化されたデータビット」、「符号化された制御ビット」及び「多重化されたビット」という用語は、説明の便宜上、変調等級を考慮し、それぞれ「符号化されたデータシンボル」、「符号化された制御シンボル」及び「多重化されたシンボル」という用語に取り替えられる。また、「符号化されたデータビット」、「符号化されたデータシンボル」、「符号化された制御ビット」及び「符号化された制御シンボル」という用語は、説明の便宜上、それぞれ「データビット」、「データシンボル」、「制御ビット」及び「制御シンボル」に略称することができる。
【0006】
制御情報は、その特性によって一つ以上のタイプに分類され、タイプの個数によって多様な多重化方式が考慮される。
【0007】
一つのタイプの制御情報のみが存在する場合、データ情報と制御情報が多重化されるとき、制御情報は、データ情報を上書きしたり、又はデータ情報を上書きしない。
【0008】
二つのタイプの制御情報が存在する場合、第1のタイプの制御情報及び第2のタイプの制御情報に分けることができる。第2のタイプの制御情報が第1のタイプの制御情報より重要である場合、まず、データ情報と制御情報が多重化されるとき、第1のタイプの制御情報がデータ情報を上書きしたり、又はデータ情報を上書きしない方式で多重化される。その後、第2のタイプの制御情報は、前記のように多重化されたデータ情報及び/又は第1のタイプの制御情報を上書きしたり、又はこれら情報を上書きしない。
【0009】
図2は、3GPPのUL―SCHに対する伝送チャンネル処理過程を示している。図2は、R*C(例えば、C=14)(‘R’rows;‘C’columns)の行列構造を示す。以下、このような構造を「各資源要素の集合」と称することができる。ここで、横方向には時間領域で連続したC個のシンボルが配列され、縦方向には周波数領域でのR個の仮想副搬送波が配列される。各資源要素の集合において、仮想副搬送波は互いに隣接して配列されているが、それぞれの仮想副搬送波に対応するそれぞれの物理チャンネル上の搬送波は、周波数領域で非連続的である。以下、この文献で各資源要素の集合と関連した「仮想副搬送波」という用語は、簡潔さのために「副搬送波」と略称する。「標準CP構造」(標準循環前置構造;normal cyclic prefix structure)では14個(C=14)のシンボルが一つのサブフレームを構成するが、拡張CP(拡張循環前置;extended cyclic prefix)構造では12個(C=12)のシンボルが一つのサブフレームを構成することができる。すなわち、図2は「標準CP構造」を仮定した図である。「拡張CP構造」が使用される場合、図2は、C=12である行列構造を有することができる。図2を参照すれば、一つのサブフレーム当たりの「シンボルの個数」*「副搬送波の個数」=C*R=M個のシンボルがマッピングされる。すなわち、一つのサブフレーム当たりのM個の資源要素にM個のシンボルがマッピングされる。ところが、M個の資源要素には、データシンボルと制御シンボルが多重化されて生成されたシンボルだけでなく、RS(Reference Signal)シンボル及び/又はSRS(Sounding RS)シンボルがマッピングされる。したがって、K個のRS(Reference Signal)シンボル及び/又はSRSシンボルがマッピングされる場合、M−K個の多重化されたシンボルがマッピングされる。
【0010】
図2は、二つの種類の制御情報、すなわち、制御情報1及び制御情報2が各資源要素の集合にマッピングされる例を示している。図2を参照すれば、多重化されたシンボルのシーケンスは、「時間優先マッピング」(time―first mapping)方法によってマッピングされる。すなわち、1番目の副搬送波の1番目のシンボル位置から右側に順次マッピングされる。一つの副搬送波内でマッピングが終了すれば、その次の副搬送波の1番目のシンボル位置から右側に順次マッピングされる。以下、シンボルは、SC−FDMAシンボルを称することができる。制御情報1とデータ情報は、「制御情報1」→「データ情報」の順に「時間優先マッピング」法でマッピングされる。制御情報2は、「最後の副搬送波」→「1番目の副搬送波」の順にRSシンボルの両側に位置したシンボルのみにマッピングされる。ここで、最後の副搬送波は、図2の各資源要素の集合において一番下側に位置する副搬送波を称し、1番目の副搬送波は、一番上側に位置する副搬送波を称する。ここで、制御情報1は、データ情報とのレートマッチングによってマッピングされ、制御情報2は、このようにマッピングされた制御情報1及び/又はデータ情報をパンクチャリング(puncturing)してマッピングされる。ここで、データ情報は、通常、一つの伝送ブロックから分割された多数のコードブロックが順次連接されて形成される。
【0011】
データ情報と制御情報を多重化するときは、次のような点を考慮しなければならない。第一に、多重化する規則は、制御情報の量と種類又は制御情報の有無によって変更されてはならない。第二に、制御情報がレートマッチングによってデータと多重化されたり、制御情報がデータ及び/又は他の種類の制御情報をパンクチャリングする場合、循環バッファの他のデータの伝送に影響を与えてはならない。第三に、次の余剰バージョン(redundancy version)に対する循環バッファの開始時点は、制御情報の有無に影響を受けてはならない。第四に、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)伝送方式において、HARQバッファ変調を回避可能でなければならない。また、多重化された情報をデータチャンネルにマッピングする方法において、特定種類の制御情報は、良い性能を発揮できるRSに隣接する資源要素にマッピングされなければならない。
【0012】
図2による方法では、二種類の制御情報がデータ情報と共に仮想物理チャンネルにマッピングされるので、他の種類の制御情報を共にマッピングするためには新しい規則が要求される。また、図2の方法では、制御情報2がデータ情報及び/又は制御情報1をパンクチャリングするとき、最後のコードブロックからパンクチャリングするようになる。ところが、伝送環境と符号化率によって最後のコードブロックにエラーが発生する確率が高い場合、最後のコードブロックのみにエラーが発生しうる。この場合、全てのコードブロックがデコーディングされた後でエラーが検出されるので、伝送エラーの判断が遅延され、その結果、各コードブロックをデコーディングするために消耗される電力も増加する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明の目的は、上述した従来技術の問題点を解決し、無線移動通信システムの性能を向上させるために、制御情報の有無及び種類を考慮した一定の規則にしたがって制御情報をマッピングする方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上述した課題を解決するための本発明の一様相に係る無線移動通信システムでデータ情報及び複数の制御情報を多重化する方法は、(a)第1の制御情報が各物理資源要素の集合のうち基準信号がマッピングされる資源要素から時間軸で一つの資源要素だけ離隔した資源要素にマッピングされるように、前記各物理資源要素の集合にマッピングされる入力情報を生成するための行列上に前記第1の制御情報を資源要素単位でマッピングし、(b)第2の制御情報とデータ情報が多重化されて形成されるシーケンスが前記マッピングされた第1の制御情報を上書きしないように、前記行列上に前記シーケンスを資源要素単位でマッピングし、(c)第3の制御情報が前記各物理資源要素の集合のうち前記基準信号がマッピングされる資源要素から時間軸で隣接した資源要素にマッピングされるように、前記行列上に前記第3の制御情報を資源要素単位でマッピングすることを含む。
【0015】
本発明の他の様相による広帯域無線移動通信装置は、第2の制御情報とデータ情報を多重化するデータ―制御多重化部と、前記データ―制御多重化部から出力されるシーケンス及び複数の制御情報を多重化するチャンネルインタリーバとを含み、前記チャンネルインタリーバは、(a)第1の制御情報が各物理資源要素の集合のうち基準信号がマッピングされる資源要素から時間軸で一つの資源要素だけ離隔した資源要素にマッピングされるように、前記各物理資源要素の集合にマッピングされる入力情報を生成するための行列上に前記第1の制御情報が資源要素単位でマッピングされ、(b)前記シーケンスが前記マッピングされた第1の制御情報を上書きしないように、前記行列上に前記シーケンスが資源要素単位でマッピングされ、(c)第3の制御情報が前記各物理資源要素の集合のうち前記基準信号がマッピングされる資源要素から時間軸で隣接した資源要素にマッピングされるように、前記行列上に前記第3の制御情報が資源要素単位でマッピングされる。
【0016】
望ましくは、前記段階(a)で、前記第1の制御情報は、前記行列の最後の行から上側方向にマッピングされたり、前記行列の最後の行を含んで前記第1の制御情報がマッピングされるように、前記行列の特定行から下側方向にマッピングされ、前記段階(b)で、前記シーケンスは、前記行列の1番目の行から下側方向にマッピングされ、前記段階(c)で、前記第3の制御情報は、前記行列の最後の行から上側方向にマッピングされたり、前記行列の最後の行を含んで前記第3の制御情報がマッピングされるように、前記行列の特定行から下側方向にマッピングされる。
【0017】
望ましくは、前記段階(b)で、それぞれの行内にマッピングされる前記シーケンスのシンボルは、前記それぞれの行で左側方向、右側方向又は特定順序によってマッピングされる。
【0018】
望ましくは、前記段階(a)で、それぞれの行にマッピングされる前記第1の制御情報のシンボルは、前記それぞれの行内で、前記一つの資源要素だけ離隔した資源要素に対応する前記行列の要素のうち一番左側の要素から右側方向にマッピングされたり、一番右側の要素から左側方向にマッピングされたり、又は特定順序によってマッピングされ、前記段階(c)で、それぞれの行にマッピングされる前記第3の制御情報のシンボルは、前記それぞれの行内で、前記隣接した資源要素に対応する前記行列の要素のうち一番左側の要素から右側方向にマッピングされたり、一番右側の要素から左側方向にマッピングされたり、又は特定順序によってマッピングされる。
【0019】
望ましくは、前記段階(a)で、それぞれの行にマッピングされる前記第1の制御情報のシンボルは、前記それぞれの行内で、前記一つの資源要素だけ離隔した資源要素に対応する前記行列の要素のうち一番右側の要素から左側方向にマッピングされたり、一番左側の要素から右側方向にマッピングされたり、又は特定順序によってマッピングされ、前記段階(c)で、それぞれの行にマッピングされる前記第3の制御情報のシンボルは、前記それぞれの行内で、前記隣接した資源要素に対応する前記行列の要素のうち一番右側の要素から左側方向にマッピングされたり、一番左側の要素から右側方向にマッピングされたり、又は特定順序によってマッピングされる。
【0020】
望ましくは、前記段階(a)で、それぞれの行にマッピングされる前記第1の制御情報のシンボルのうち1番目のシンボルは、前記それぞれの行内で、前記一つの資源要素だけ離隔した資源要素に対応する前記行列の要素のうち一番左側の要素にマッピングされ、前記第1の制御情報のシンボルのうち前記1番目のシンボルを除いた残りのシンボルは、前記それぞれの行内で、前記一つの資源要素だけ離隔した資源要素に対応する前記行列の要素のうち一番右側の要素から左側方向にマッピングされ、前記段階(c)で、それぞれの行にマッピングされる前記第3の制御情報のシンボルのうち1番目のシンボルは、前記それぞれの行内で、前記隣接した資源要素に対応する前記行列の要素のうち一番左側の要素にマッピングされ、前記第3の制御情報のシンボルのうち前記1番目のシンボルを除いた残りのシンボルは、前記それぞれの行内で、前記隣接した資源要素に対応する前記行列の要素のうち一番右側の要素から左側方向にマッピングされる。
【0021】
望ましくは、前記第1の制御情報は、RI(rank indication)に関する情報で、前記第2の制御情報は、CQI及びPMIのうち一つ以上を含む情報で、前記第3の制御情報は、HARQの応答であるACK/NACKに関する情報である。
【0022】
望ましくは、前記各物理資源要素の集合は、C個のシンボル区間及びR個の副搬送波で構成され、前記C個のシンボル区間の全体長さは、2個のスロットで構成される一つのサブフレームの長さと同一で、前記基準信号は、前記C個のシンボル区間のうち互いに隣接しない2個のシンボル区間にマッピングされ、前記2個のシンボル区間は、前記2個のスロットにそれぞれ一つずつ割り当てられ、前記行列は、(C−2)個の列とR個の行で構成され、前記行列の各要素は、前記各物理資源要素の集合のうち前記2個のシンボル区間を除いた領域の各資源要素に1対1に対応し、前記多重化方法は、前記段階(b)以前に、前記第2の制御情報以後に前記データ情報が配列されるように、前記第1の制御情報と前記データ情報を配列して前記シーケンスを形成することをさらに含み、前記段階(a)は、前記第1の制御情報が存在するときのみに行われ、前記段階(c)は、前記第3の制御情報が存在するときのみに行われる。
【0023】
本発明の更に他の様相による無線移動通信システムでデータ情報及び複数の制御情報を多重化する方法は、第1の制御情報、第2の制御情報及びデータ情報が多重化されて形成されるシーケンス及び第3の制御情報を、各物理資源要素の集合にマッピングされる入力情報を生成するための行列上に資源要素単位でマッピングすることを含み、前記第1の制御情報及び第3の制御情報は、前記各物理資源要素の集合のうち基準信号がマッピングされる資源要素から時間軸で隣接した資源要素にマッピングされ、前記シーケンスは、前記マッピングされた第1の制御情報及び第3の制御情報を上書きしないようにマッピングされる。
【0024】
本発明の更に他の様相による広帯域無線移動通信装置は、データ情報及び複数の制御情報を多重化するチャンネルインタリーバを含み、前記チャンネルインタリーバで、第1の制御情報、第2の制御情報及びデータ情報が多重化されて形成されるシーケンス及び第3の制御情報が各物理資源要素の集合にマッピングされる入力情報を生成するための行列上に資源要素単位でマッピングされ、前記第1の制御情報及び前記第3の制御情報は、前記各物理資源要素の集合のうち基準信号がマッピングされる資源要素から時間軸で隣接した資源要素にマッピングされ、前記シーケンスは、前記マッピングされた第1の制御情報及び第3の制御情報を上書きしないようにマッピングされる。
【0025】
望ましくは、前記シーケンスは、前記行列の最後の行から上側方向に移動しながらマッピングされ、前記第3の制御情報は、前記行列の1番目の行から下側方向にマッピングされ、前記第1の制御情報は、前記第2の制御情報がマッピングされる行のうち一番下側の行の次の行から下側方向にマッピングされる。
【0026】
望ましくは、前記シーケンスは、前記行列の1番目の行から下側方向に移動しながらマッピングされ、前記第3の制御情報は、前記行列の最後の行から上側方向にマッピングされ、前記第1の制御情報は、前記第2の制御情報がマッピングされる行のうち一番上側の行の次の行から上側方向にマッピングされる。
【0027】
望ましくは、前記シーケンスは、前記行列の最後の行から上側方向に移動しながらマッピングされ、前記第3の制御情報は、前記行列の1番目の行から下側方向にマッピングされ、前記第1の制御情報は、前記シーケンスの前記第2の制御情報がマッピングされる行のうち一番上側の列の次の行から上側方向にマッピングされる。
【0028】
望ましくは、前記シーケンスは、前記行列の1番目の行から下側方向に移動しながらマッピングされ、前記第3の制御情報は、前記行列の最後の行から上側方向にマッピングされ、前記第1の制御情報は、前記シーケンスの前記第2の制御情報がマッピングされる行のうち一番下側の行の次の行から下側方向にマッピングされる。
【0029】
望ましくは、前記シーケンスは、前記行列の最後の行から上側方向に移動しながらマッピングされ、前記第3の制御情報は、前記行列の1番目の行から下側方向に1行ずつスキップしながらマッピングされ、前記第1の制御情報は、前記行列の2番目の行から下側方向に1行ずつスキップしながらマッピングされる。
【0030】
望ましくは、前記シーケンスは、前記行列の最後の行から上側方向に移動しながらマッピングされ、前記第1の制御情報は、前記行列の1番目の行から下側方向に1行ずつスキップしながらマッピングされ、前記第3の制御情報は、前記行列の2番目の行から下側方向に1行ずつスキップしながらマッピングされる。
【0031】
望ましくは、前記シーケンス、前記第1の制御情報及び前記第3の制御情報うち一つ以上は、それぞれの行内で右側の列から左側方向に移動しながらマッピングされたり、左側の列から右側方向に移動しながらマッピングされたり、又は特定順序によってマッピングされ、前記シーケンス、前記第1の制御情報及び前記第3の制御情報のうち前記一つ以上を除いた残りは、それぞれの行内で左側の列から右側方向に移動しながらマッピングされたり、右側の列から左側方向に移動しながらマッピングされたり、又は特定順序によってマッピングされる。
【0032】
望ましくは、前記各物理資源要素の集合は、C個のシンボル区間及びR個の副搬送波で構成され、前記C個のシンボル区間の全体長さは、2個のスロットで構成される一つのサブフレームの長さと同一であり、前記基準信号は、前記C個のシンボル区間のうち互いに隣接しない2個のシンボル区間にマッピングされ、前記2個のシンボル区間は、前記2個のスロットにそれぞれ一つずつ割り当てられ、前記行列は(C−2)個の列及びR個の行で構成され、前記行列の各要素は、前記各物理資源要素の集合のうち前記2個のシンボル区間を除いた領域の各資源要素に1対1に対応し、前記多重化方法は、前記マッピングする段階以前に、前記第2の制御情報以後に前記データ情報が配列されるように、前記第2の制御情報と前記データ情報を配列して前記シーケンスを形成することをさらに含むことができる。
【0033】
望ましくは、前記第1の制御情報はRIに関する情報であり、前記第2の制御情報はCQI及びPMIのうち以上を含む情報であり、前記第3の制御情報は、HARQの応答であるACKに関する情報である。
本発明は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
無線移動通信システムでUL―SCHの符号化されたビットであるデータ情報及び複数の制御情報を多重化する方法であって、
(a)ランク情報で構成された第1のベクトルシーケンスを、前記データ情報及び複数の制御情報を多重化するための行列の最後の行から上側方向に移動しながら前記行列のうち第1のセットの4個の列に記録し、
(b)CQI/PMI情報及び前記データ情報が多重化されて生成される第2のベクトルシーケンスを、行「0」から下側方向に移動しながら、そして、それぞれの行内では列「0」から右側方向に移動しながら、既に占有された行列要素をスキップしながら記録し、
(c)HARQ―ACK情報で構成された第3のベクトルシーケンスを、前記行列の最後の行から上側方向に移動しながら前記行列のうち前記第1のセットの4個の列とは異なる第2のセットの4個の列に記録することを含む多重化方法。
(項目2)
前記第1のベクトルシーケンス、前記第2のベクトルシーケンス及び前記第3のベクトルシーケンスの各ベクトル要素は、Qm個のビットで構成され、
前記第1のベクトルシーケンス、前記第2のベクトルシーケンス及び前記第3のベクトルシーケンスの各ベクトル要素は、前記行列の該当列で一つのセットのQm行に記録され、
前記行列の列の個数は、一つのサブフレーム内でPUSCH伝送のためのSC―FDMAシンボルの個数と同一である、項目1に記載の多重化方法。
(項目3)
前記データ情報及び複数の制御情報が標準CP構成によって伝送される場合、前記第1のセットの4個の列に対応する列インデックスは「1」、「4」、「7」及び「10」で、前記第2のセットの4個の列に対応する列インデックスは「2」、「3」、「8」及び「9」である、項目2に記載の多重化方法。
(項目4)
それぞれの行内で、前記第1のベクトルシーケンスは、前記第1のセットの4個の列で列インデックス「1」、「10」、「4」、「7」の順に記録され、前記第3のベクトルシーケンスは、前記第2のセットの4個の列で列インデックス「2」、「9」、「8」、「3」の順に記録される、項目3に記載の多重化方法。
(項目5)
前記データ情報及び複数の制御情報が拡張CP構成によって伝送される場合、前記第1のセットの4個の列に対応する列インデックスは「0」、「3」、「5」及び「8」で、前記第2のセットの4個の列に対応する列インデックスは「1」、「2」、「6」及び「7」である、項目2に記載の多重化方法。
(項目6)
それぞれの行内で、前記第1のベクトルシーケンスは、前記第1のセットの4個の列で列インデックス「0」、「8」、「5」、「3」の順に記録され、前記第3のベクトルシーケンスは、前記第2のセットの4個の列で列インデックス「1」、「7」、「6」、「2」の順に記録される、項目5に記載の多重化方法。
(項目7)
QPSKが使用される場合には前記Qm=2で、16QAMが使用される場合には前記Qm=4で、64QAMが使用される場合には前記Qm=6である、項目4又は6に記載の多重化方法。
(項目8)
前記行列の要素の総個数は、UL―SCHデータとCQI/PMIデータに対して割り当てられた符号化されたビットの総個数(H)と、符号化された全てのRIブロックに対して割り当てられた符号化されたビットの総個数(QRI)との和と同一である、項目7に記載の多重化方法。
(項目9)
前記段階(a)は、前記データ情報と前記ランク情報が伝送されるサブフレームのみで行われ、
前記段階(c)は、前記データ情報と前記HARQ―ACK情報が伝送されるサブフレームのみで行われる、項目8に記載の多重化方法。
(項目10)
前記第1のベクトルシーケンス、前記第2のベクトルシーケンス及び前記第3のベクトルシーケンスのそれぞれのベクトル要素は、ベクトルインデックス「0」からベクトルインデックス順序が増加する方法で順次記録される、項目9に記載の多重化方法。
(項目11)
前記行列から列単位で出力されるビットシーケンスは、資源要素マッピング部に入力されるシンボルを生成するために使用される、項目10に記載の多重化方法。
(項目12)
CQI/PMI情報及びUL―SCHの符号化されたビットであるデータ情報を多重化するデータ―制御多重化部と、
ランク情報で構成された第1のベクトルシーケンス、前記データ―制御多重化部から出力される第2のベクトルシーケンス、及びHARQ―ACK情報で構成された第3のベクトルシーケンスを多重化するための行列を生成するチャンネルインタリーバと、を含み、
前記チャンネルインタリーバは、
(a)前記第1のベクトルシーケンスを、前記行列の最後の行から上側方向に移動しながら前記行列のうち第1のセットの4個の列に記録し、
(b)前記第2のベクトルシーケンスを、行「0」から下側方向に移動しながら、そして、それぞれの行内では列「0」から右側方向に移動しながら、既に占有された行列要素をスキップしながら記録し、
(c)HARQ―ACK情報で構成された第3のベクトルシーケンスを、前記行列の最後の行から上側方向に移動しながら前記行列のうち前記第1のセットの4個の列とは異なる第2のセットの4個の列に記録するようになっている、広帯域無線移動通信装置。
(項目13)
前記第1のベクトルシーケンス、前記第2のベクトルシーケンス及び前記第3のベクトルシーケンスのそれぞれのベクトル要素は、Qm個のビットで構成され、
前記第1のベクトルシーケンス、前記第2のベクトルシーケンス及び前記第3のベクトルシーケンスのそれぞれのベクトル要素は、前記行列の該当列で一つのセットのQm行に記録され、
前記行列の列の個数は、一つのサブフレーム内でPUSCH伝送のためのSC―FDMAシンボルの個数と同一である、項目12に記載の広帯域無線移動通信装置。
(項目14)
前記データ情報及び複数の制御情報が標準CP構成によって伝送される場合、前記第1のセットの4個の列に対応する列インデックスは「1」、「4」、「7」及び「10」で、前記第2のセットの4個の列に対応する列インデックスは「2」、「3」、「8」及び「9」である、項目13に記載の広帯域無線移動通信装置。
(項目15)
それぞれの行内で、前記第1のベクトルシーケンスは、前記第1のセットの4個の列で列インデックス「1」、「10」、「4」、「7」の順に記録され、前記第3のベクトルシーケンスは、前記第2のセットの4個の列で列インデックス「2」、「9」、「8」、「3」の順に記録される、項目14に記載の広帯域無線移動通信装置。
(項目16)
前記データ情報及び複数の制御情報が拡張CP構成によって伝送される場合、前記第1のセットの4個の列に対応する列インデックスは「0」、「3」、「5」及び「8」で、前記第2のセットの4個の列に対応する列インデックスは「1」、「2」、「6」及び「7」である、項目13に記載の広帯域無線移動通信装置。
(項目17)
前記第1のベクトルシーケンスは、それぞれの行内で列インデックス「0」、「8」、「5」、「3」の順に記録され、前記第3のベクトルシーケンスは、それぞれの行内で列インデックス「1」、「7」、「6」、「2」の順に記録される、項目16に記載の広帯域無線移動通信装置。
(項目18)
QPSKが使用される場合には前記Qm=2で、16QAMが使用される場合には前記Qm=4で、64QAMが使用される場合には前記Qm=6である、項目15又は17に記載の広帯域無線移動通信装置。
(項目19)
前記行列の要素の総個数は、UL―SCHデータとCQI/PMIデータに対して割り当てられた符号化されたビットの総個数(H)と、符号化された全てのRIブロックに対して割り当てられた符号化されたビットの総個数(QRI)との和と同一である、項目18に記載の広帯域無線移動通信装置。
(項目20)
前記段階(a)は、前記データ情報とランク情報が伝送されるサブフレームのみで行われ、
前記段階(c)は、前記データ情報と前記HARQ―ACK情報が伝送されるサブフレームのみで行われる、項目19に記載の広帯域無線移動通信装置。
(項目21)
前記第1のベクトルシーケンス、前記第2のベクトルシーケンス及び前記第3のベクトルシーケンスのそれぞれのベクトル要素は、ベクトルインデックス「0」からベクトルインデックス順序が増加する方向に順次記録される、項目20に記載の広帯域無線移動通信装置。
(項目22)
前記行列から列単位で出力されるビットシーケンスは、資源要素マッピング部に入力されるシンボルを生成するために使用される、項目21に記載の広帯域無線移動通信装置。
【発明の効果】
【0034】
本発明によってデータと制御情報を多重化してマッピングするにおいて、制御情報の有無及び種類を考慮した一定の多重化及びマッピング規則が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】伝送チャンネル及び/又は制御情報に対する処理過程を示す図である。
【図2】3GPPのUL―SCHに対する伝送チャンネル処理過程の一実施例を示す図である。
【図3a】本発明の図7〜図13による実施例を説明するために共通的に使用される用語を定義するための図である。
【図3b】本発明の図7〜図13による実施例を説明するために共通的に使用される用語を定義するための図である。
【図4a】本発明の図7〜図13による実施例を説明するために共通的に使用される用語を定義するための図である。
【図4b】本発明の図7〜図13による実施例を説明するために共通的に使用される用語を定義するための図である。
【図5a】本発明の図7〜図13による実施例を説明するために共通的に使用される用語を定義するための図である。
【図5b】本発明の図7〜図13による実施例を説明するために共通的に使用される用語を定義するための図である。
【図5c】本発明の図7〜図13による実施例を説明するために共通的に使用される用語を定義するための図である。
【図6a】本発明の図7〜図13による実施例を説明するために共通的に使用される用語を定義するための図である。
【図6b】本発明の図7〜図13による実施例を説明するために共通的に使用される用語を定義するための図である。
【図7】本発明の一実施例に係るデータ情報及び制御情報を各資源要素の集合上に多重化してマッピングする方法を示す図である。
【図8】本発明の他の実施例に係るデータ情報及び制御情報を各資源要素の集合上に多重化してマッピングする方法を示す図である。
【図9】本発明の更に他の実施例に係るデータ情報及び制御情報を各資源要素の集合上に多重化してマッピングする方法を示す図である。
【図10】本発明の更に他の実施例に係るデータ情報及び制御情報を各資源要素の集合上に多重化してマッピングする方法を示す図である。
【図11】本発明の更に他の実施例に係るデータ情報及び制御情報を各資源要素の集合上に多重化してマッピングする方法を示す図である。
【図12】本発明の更に他の実施例に係るデータ情報及び制御情報を各資源要素の集合上に多重化してマッピングする方法を示す図である。
【図13】本発明の更に他の実施例に係るデータ情報及び制御情報を各資源要素の集合上に多重化してマッピングする方法を示す図である。
【図14a】標準CPが使用される一実施例及び拡張CPが使用される一実施例による構成を示す図である。
【図14b】標準CPが使用される一実施例及び拡張CPが使用される一実施例による構成を示す図である。
【図15a】拡張CPでの例示的な構造を示す図である。
【図15b】拡張CPでの例示的な構造を示す図である。
【図16】それぞれ標準CP及び拡張CPの場合、一つのサブフレーム内でSRS及びRSが割り当てられる位置の一例を示す図である。
【図17】それぞれ標準CP及び拡張CPの場合、一つのサブフレーム内でSRS及びRSが割り当てられる位置の一例を示す図である。
【図18a】一つの副搬送波内で制御情報2及び/又は制御情報3が時間方向にマッピングされる順序を示す図である。
【図18b】一つの副搬送波内で制御情報2及び/又は制御情報3が時間方向にマッピングされる順序を示す図である。
【図18c】一つの副搬送波内で制御情報2及び/又は制御情報3が時間方向にマッピングされる順序を示す図である。
【図18d】一つの副搬送波内で制御情報2及び/又は制御情報3が時間方向にマッピングされる順序を示す図である。
【図18e】一つの副搬送波内で制御情報2及び/又は制御情報3が時間方向にマッピングされる順序を示す図である。
【図18f】一つの副搬送波内で制御情報2及び/又は制御情報3が時間方向にマッピングされる順序を示す図である。
【図19a】図18の方法をより詳細に説明するための図で、図18による方法をC*Rの行列構造を有する各資源要素の集合に適用した例を示す図である。
【図19b】図18の方法をより詳細に説明するための図で、図18による方法をC*Rの行列構造を有する各資源要素の集合に適用した例を示す図である。
【図20a】図18の方法をより詳細に説明するための図で、図18による方法をC*Rの行列構造を有する各資源要素の集合に適用した例を示す図である。
【図20b】図18の方法をより詳細に説明するための図で、図18による方法をC*Rの行列構造を有する各資源要素の集合に適用した例を示す図である。
【図21a】図18の方法をより詳細に説明するための図で、図18による方法をC*Rの行列構造を有する各資源要素の集合に適用した例を示す図である。
【図21b】図18の方法をより詳細に説明するための図で、図18による方法をC*Rの行列構造を有する各資源要素の集合に適用した例を示す図である。
【図22】本発明の一実施例に係るUL―SCH伝送チャンネルのための処理構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、本発明に係る好適な各実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。添付の図面と共に以下で開始する詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明するためのもので、本発明が実施される唯一の実施形態を表すものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を促進するために具体的な詳細事項を含む。しかし、当業者であれば、本発明がこのような具体的な詳細事項なしにも実施可能であることを理解するだろう。例えば、以下では一定の用語を中心に説明するが、これら用語に限定される必要はなく、任意の用語として称される場合にも同一の意味を表すことができる。また、本明細書全般にわたって同一又は類似した構成要素については、同一の図面符号を使用して説明する。
【0037】
以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は、単純に本明細書の作成の容易さのみを考慮して付与されるもので、それ自体が特別に重要な意味又は役割を与えることはない。したがって、前記「モジュール」及び「部」は、互いに混用して使用可能であることを留意しなければならない。
【0038】
実際の具現において、ブロック図上の各構成要素が二つ以上のハードウェアチップに分けられて構成されたり、二つ以上の構成要素が一つのハードウェアチップに統合されて構成される。
【0039】
以下で説明する本発明による実施例は、3GPPの伝送チャンネル、特に、UL―SCHに対する伝送チャンネル処理のために使用される。
【0040】
制御情報は様々な種類に分類される。このとき、制御情報は、任意に分類したり、又はその「重要度」を基準にして分類することができる。ここで、「重要度」は、いずれかのタイプの制御情報の伝送に失敗する場合、無線移動通信システムの性能に及ぶ影響の程度を評価することによって決定される。複数種類の制御情報が存在するとき、無線移動通信システムの性能を向上させるための新しい多重化方式が要求される。例えば、より重要なタイプの制御情報は、それより重要でないタイプの制御情報によって上書きされない方式で多重化される。
【0041】
本発明において、制御情報1は、例えば、チャンネルの品質を示す情報であるCQI(Channel Quality information)とプリコーディングに使用されるコードブックのインデックス情報であるPMI(Precoding Matrix Index)との組み合わせであるCQI/PMIである。この制御情報1は、レートマッチングによってデータ情報と多重化される。本発明において、制御情報2は、例えば、HARQ応答であるACK/NACK(ACKnowledgement/Negative ACKnowledgement)である。この制御情報2は、データ情報又は制御情報1をパンクチャリングすることによって多重化される。本発明において、制御情報3は、例えば、伝送ストリームの個数を示す情報であるRI(Rank Indication又はRank Information)である。この制御情報3は、データ情報又は制御情報1をパンクチャリングしたり、データ情報及び/又は制御情報1とのレートマッチングによって多重化される。
【0042】
本発明で提示する各実施例は、各資源要素で構成された集合上の周波数軸及び時間軸に対して上下左右反対の構造に変形されて適用される。以下、本発明の実施例において、シンボルはSC―FDMAシンボルである。
【0043】
本発明において、「パンクチャリング」という用語は、多数のビット(又はシンボル)からなるシーケンスから特定ビット(又はシンボル)を取り除き、このシーケンスに新しいビット(又はシンボル)を挿入する処理を称する。すなわち、情報の一部を他の情報に取り替えることを意味し、データ情報又は制御情報が多重化されるとき、パンクチャリングされた情報のビット(又はシンボル)が、パンクチャリングする情報に取り替えられることを意味する。パンクチャリング方法を使用する場合、新しい情報を挿入するとしても全体のビット(又はシンボル)の長さはそのまま維持される。また、パンクチャリングされた情報の符号化率はパンクチャリングによって影響を受ける。
【0044】
本発明において、「レートマッチング」という用語は、データ情報の符号化率を調節することを意味する。データ情報又は制御情報が多重化されるとき、各情報の位置が変更されることはあっても、情報の内容自体には影響を与えない。ここで、制御情報1とデータ情報の「レートマッチング」は、レートマッチングが行われる制御情報及びデータ情報を合わせた量が一定の大きさを有することを意味する。したがって、伝送されなければならない制御情報1の量が増加する場合、制御情報1とのレートマッチングが行われるデータ情報の量はその分だけ減少するようになる。
【0045】
伝送ブロックが多数のコードブロックに分割されて伝送される場合、受信側では、0番のコードブロック(code block No.0)から順に復号化することができる。このとき、上述したように、制御情報を用いてデータ情報の最後のコードブロックからパンクチャリングするようになれば、伝送環境及び符号化率のために最後のコードブロックのみにエラーが発生しうるが、この場合、エラー検出が遅延され、各コードブロックをデコーディングするのに多くの電力が消耗される。このとき、データをパンクチャリングする制御情報が存在する場合、前方のコードブロックからパンクチャリングを進行することによって、復号化過程での早期終了が可能になる。
【0046】
図1のコードブロック分割部から出力される多数のコードブロックはそれぞれ互いに異なる大きさを有するが、このうち、前方のコードブロックが後方のコードブロックに比べて小さい大きさを有することができる。このとき、大きさが互いに異なるそれぞれのコードブロックが同一の大きさを有するように、図1のレートマッチング部でそれぞれのコードブロックのレートマッチングが行われる。その結果、相対的に短い長さを有する前方のコードブロックは、長い長さを有する後方のコードブロックに比べて低い符号化率値を有するようになる。したがって、各コードブロックが制御情報によってパンクチャリングされる場合、前方のコードブロックは、後方のコードブロックに比べてパンクチャリングによる影響をより少なく受けるようになる。
【0047】
本発明の図7〜図12による実施例では、制御情報、例えば、制御情報2によってデータ情報をパンクチャリングする場合、1番目のコードブロックからパンクチャリングする。その結果、相対的に1番目のコードブロックにエラーが発生しうる確率が大きくなる。1番目のコードブロックでエラーが発生する場合、伝送エラーの発生有無を早期に判断することができるので、各コードブロックのデコーディングに消耗される電力を低下させることができる。また、既存の方法に比べて、パンクチャリングがデータ情報に及ぶ影響が相対的に減少するという長所がある。
【0048】
図3a〜図6は、本発明の図7〜図13による実施例を説明するために、この出願書で共通的に使用される用語を定義するための図である。
【0049】
以下で説明する図3a〜図13に示した各資源要素の集合は、標準CPの構成を前提にしたもので、説明の便宜上、R*C=M個の資源要素で構成されると仮定する。ここで、「C」は時間軸方向に配列される「シンボル区間」の個数を示し、「R」は仮想周波数方向に配列されるR個の「副搬送波」の個数を示す。ここで、「シンボル区間」は、一つのシンボルが存在する時区間を意味し、一つのシンボル区間の長さは一つのシンボルの長さと同一である。
【0050】
以下、説明の便宜上、各資源要素の集合の全体領域で、上方から1番目の列に位置した副搬送波を「副搬送波0」と定義し、最後の列に位置した副搬送波を「副搬送波R−1」と定義する。すなわち、伝送帯域内の1番目の副搬送波は「副搬送波0」と定義し、その下方に順次「副搬送波1」、「副搬送波2」などと定義し、最後の副搬送波を「副搬送波R−1」と定義することができる。
【0051】
以下、図3a、図3b、図4a及び図4bは、本発明の実施例を説明するために使用される用語を定義するための図である。本文献において、「1番目の副搬送波」及び「最後の副搬送波」という用語は、特定時間―周波数領域(以下、「領域A」という。)と関連して使用される。この領域Aは、全体の資源要素の集合の一部又は全部である。領域Aは、全体の資源要素の集合内の任意の領域を示し、領域A内の各資源要素は、図4bに示すように、時間又は周波数上で互いに離隔している。領域Aの「1番目の副搬送波」は、領域Aのうち一番上に位置する列の副搬送波を意味し、領域Aの「最後の副搬送波」は、領域Aのうち一番下に位置する列の副搬送波を意味する。また、「1番目の資源要素」(「F」)及び「最後の資源要素」(「L」)は領域Aと関連して使用される。すなわち、領域Aの「1番目の資源要素」は、領域Aの1番目の副搬送波のうち時間的に一番先の資源要素、すなわち、一番左側の行に位置する資源要素を称し、領域Aの「最後の資源要素」は、領域Aの最後の副搬送波のうち時間的に一番後に位置する資源要素、すなわち、一番右側の行に位置する資源要素を称する。また、一つの副搬送波内で1番目の資源要素は、その副搬送波内で時間的に一番先の資源要素を称し、最後の資源要素は、その副搬送波内で時間的に一番後に位置する資源要素を称する。
【0052】
図5aを参照すれば、RS(reference signal)は、互いに隣接しない「RSシンボル区間(0)」及び「RSシンボル区間(1)」で構成される「RSシンボル区間」にマッピングされる。ここで、「RSシンボル区間(0)」及び「RSシンボル区間(1)」は互いに隣接していない。
【0053】
以下、「RSシンボル区間」で定義される「RSシンボル区間領域」を説明する。「RSシンボル区間領域」は、RSシンボル区間に位置した2*R個の資源要素を含む領域である。「RSシンボル区間領域」は、再び「RSシンボル区間領域(0)」及び「RSシンボル区間領域(1)」に分けて定義することができる。「RSシンボル区間領域(0)」及び「RSシンボル区間領域(1)」は、それぞれ周波数方向にR個の資源要素を有する。
【0054】
図5bを参照すれば、「第1のシンボル区間」は、RSシンボル区間で0個のシンボル区間だけ離隔している4個のシンボル区間と定義される。「第1のシンボル区間領域」は、第1のシンボル区間に位置した4*R個の資源要素を含む領域である。したがって、図3a〜図6において、「第1のシンボル区間領域」は、「第1のシンボル区間領域(0)」、「第1のシンボル区間領域(1)」、「第1のシンボル区間領域(2)」及び「第1のシンボル区間領域(3)」に再び分けて定義することができる。
【0055】
図5cを参照すれば、「第2のシンボル区間」は、RSシンボル区間で一つのシンボル区間だけ離隔している4個のシンボル区間と定義される。「第2のシンボル区間領域」は、第2のシンボル区間に位置した4*R個の資源要素を含む領域である。したがって、図3a〜図6において、「第2のシンボル区間領域」は、「第2のシンボル区間領域(0)」、「第2のシンボル区間領域(1)」、「第2のシンボル区間領域(2)」及び「第2のシンボル区間領域(3)」に再び分けて定義することができる。
【0056】
図3a〜図13に示したRSシンボル区間は、必ずしも4番目及び11番目のシンボル区間に位置するものではない。
【0057】
上述した「RSシンボル区間領域」、「第1のシンボル区間領域」及び「第2のシンボル区間領域」は、それぞれ上述した「領域A」の一例として見なされる。
【0058】
本発明において、「順方向マッピング順序」という用語は、上述した領域Aと関連して使用される。領域A内の特定資源要素から「順方向マッピング順序」によってマッピングされるのは、領域A内で、上述した特定資源要素が属した副搬送波からその下方の順にマッピングし、各副搬送波内では時間の流れに沿ってマッピングする、すなわち、左側の行から右側の行の方向の順にマッピングする2次元マッピング方法を意味する。例えば、図3aに示した全体領域の1番目の資源要素から順方向マッピング順序によってマッピングするようになれば、副搬送波0から副搬送波N−1の順に矢印(点線)の方向に沿ってマッピングするようになる(図6aを参照)。その一方、「逆方向マッピング順序」という用語は、上述した順方向マッピング順序とは反対の順にマッピングする方法を意味する。すなわち、領域A内の特定資源要素から「逆方向マッピング順序」によってマッピングされるのは、領域A内で、上述した特定資源要素が属した副搬送波からその上側方向の順にマッピングし、各副搬送波内では時間の流れに逆らってマッピングする、すなわち、右側の行から左側の行の方向の順にマッピングする2次元マッピング方法を意味する。例えば、図3aに示した全体領域の最後の1番目の資源要素から逆方向マッピング順序によってマッピングするようになれば、副搬送波N−1から副搬送波0の順に矢印(点線)の方向に沿ってマッピングするようになる(図6bを参照)。
【0059】
以下で説明する図3a〜図13に示した各資源要素の集合は、標準CPの構成を前提にしたものであるが、12個のシンボルで構成される拡張CPの構成を前提にするとしても、同一の方式で説明されることを理解することができる。
【0060】
<第1の実施例>
図7は、本発明の一実施例に係るデータ情報及び制御情報を各資源要素の集合上に多重化してマッピングする方法を示す図である。
【0061】
図7を参照すれば、制御情報1は、時間軸(シンボル軸)方向にマッピングされ、制御情報2は、RSがマッピングされるシンボルのすぐ横のシンボルに対応する資源要素にマッピングされる。すなわち、上述した第1のシンボル区間領域にマッピングされる。
【0062】
制御情報1は、図7に示した全体領域内で、RSがマッピングされる資源要素を除いて、最後の資源要素を含む連続的な一つ以上の資源要素にマッピングされる。このとき、制御情報1は(1)→(2)の順にマッピングされる。すなわち、制御情報1がマッピングされる領域の1番目の資源要素から順方向マッピング順序によってマッピングされる。一方、制御情報1は、(2)→(1)の順にマッピングされることもある。すなわち、制御情報1がマッピングされる領域の最後の資源要素から逆方向マッピング順序によってマッピングされる。
【0063】
制御情報2は、RSがマッピングされる資源要素の直前又は直後に位置する資源要素にマッピングされる。例えば、RSがマッピングされた位置がj番目の資源要素である場合、制御情報2はj−1番目の資源要素及びj+1番目の資源要素にマッピングされる。このとき、制御情報2は、第1のシンボル区間領域で順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。
【0064】
上述した方法は、図7の各資源要素の集合で上下左右対称に変形される。すなわち、制御情報1は、図7に示した全体領域内で、RSがマッピングされる資源要素を除いて、1番目の資源要素を含む連続的な一つ以上の資源要素にマッピングされる。このとき、順方向マッピング順序又は逆方向マッピング順序によってマッピングされる。そして、制御情報2は、第1のシンボル区間領域にマッピングされ、第1のシンボル区間領域で順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。
【0065】
図7において、制御情報1はデータ情報をパンクチャリングしない。すなわち、制御情報1とデータ情報のレートマッチングが行われる。また、互いに異なる特性の制御情報が連接された形態で構成される。制御情報2は、第1のシンボル区間領域でデータ情報及び/又は制御情報1をパンクチャリングすることができる。また、制御情報2のシンボルの個数が第1のシンボル区間領域の資源要素の個数より多い場合、制御情報2は、第1のシンボル区間領域外にマッピングされた制御情報1をパンクチャリングすることができる。
【0066】
<第2の実施例>
図8は、本発明の他の実施例に係るデータ情報及び制御情報を各資源要素の集合上に多重化してマッピングする方法を示す図である。
【0067】
図8において、制御情報1は、図7の方法と同一の方法でマッピングされ、制御情報2と制御情報3は、第1のシンボル区間領域にマッピングされる。制御情報2は、第1のシンボル区間領域で順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。制御情報3は、第1のシンボル区間領域のうち制御情報2がマッピングされた部分を除いた残りの領域で順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。制御情報3が存在しない場合、図8による方法は図7による方法と同一になる。
【0068】
図8において、制御情報1は、データ情報をパンクチャリングしない。換言すれば、制御情報1とデータ情報のレートマッチングが行われる。互いに異なる特性の制御情報が連接された形態で構成される。制御情報2及び/又は制御情報3は、第1のシンボル区間領域でデータ情報及び/又は制御情報1をパンクチャリングすることができる。また、制御情報2のシンボルと制御情報3のシンボルの個数の和が第1のシンボル区間領域の資源要素の個数より多い場合、制御情報2及び/又は制御情報3は、第1のシンボル区間領域外でも制御情報1をパンクチャリングすることができる。また、制御情報2及び/又は制御情報3は、データ情報に対するレートマッチングによって確保した資源要素を通して伝送される。
【0069】
制御情報2のシンボルと制御情報3のシンボルの個数の和が第1のシンボル区間領域に属した資源要素の個数より多い場合、制御情報2及び制御情報3のうち優先順位がより高い制御情報は、優先順位がより低い制御情報の代わりにマッピングされる。換言すれば、優先順位がより高い制御情報が先に第1のシンボル区間領域に全てマッピングされ、優先順位がより低い制御情報のうちN個が第1のシンボル区間領域にマッピングされる。ここで、N個は、第1のシンボル区間領域の資源要素の個数から優先順位がより高い制御情報がマッピングされる資源要素の個数を引き算した値である。例えば、制御情報2の優先順位が制御情報3の優先順位より高い場合、制御情報2がいずれも先に第1のシンボル区間領域にマッピングされ、第1のシンボル区間領域のうち残っている資源要素に制御情報3がマッピングされる。したがって、制御情報3のうち一部は第1のシンボル区間領域にマッピングされないことがある。
【0070】
上述した図8による方法は、図7を参照して説明したように、図8の各資源要素の集合で上下左右対称に変形される。すなわち、制御情報1は、全体の資源要素の集合内で、RSがマッピングされる資源要素を除いて、1番目の資源要素を含む連続的な一つ以上の資源要素にマッピングされる。このとき、制御情報1は、順方向マッピング順序又は逆方向マッピング順序によってマッピングされる。制御情報2は、第1のシンボル区間領域で順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。制御情報3は、制御情報2がマッピングされた最後の資源要素の次の資源要素から順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。
【0071】
<実施例3>
図9は、本発明の更に他の実施例に係るデータ情報及び制御情報を各資源要素の集合上に多重化してマッピングする方法を示す図である。
【0072】
図9において、制御情報1は、図7による方法と同一の方法によってマッピングされる。制御情報2及び制御情報3は、第1のシンボル区間領域の資源要素にマッピングされる。制御情報2は、第1のシンボル区間領域内で順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。制御情報3は、第1のシンボル区間領域のうち制御情報1がマッピングされた領域を除いた残りの領域で順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。制御情報2が存在しない場合、制御情報1と制御情報3は、図9で制御情報2が脱落した状態でマッピングされる。また、制御情報3が存在しない場合、制御情報1と制御情報2は、図9で制御情報3が脱落した状態でマッピングされる。
【0073】
図9において、制御情報1はデータ情報をパンクチャリングしない。すなわち、制御情報1とデータ情報のレートマッチングが行われる。また、互いに異なる特性の制御情報が連接された形態で構成される。制御情報2及び/又は制御情報3は、第1のシンボル区間領域でデータ情報及び/又は制御情報1をパンクチャリングすることができる。また、制御情報2のシンボルの個数と制御情報3のシンボルの個数の和が第1のシンボル区間領域の資源要素の個数より多い場合、制御情報2及び/又は制御情報3は、第1のシンボル区間領域外にマッピングされた制御情報1をパンクチャリングすることができる。また、制御情報2及び/又は制御情報3は、データ情報に対するレートマッチングによって確保した資源要素を通して伝送される。
【0074】
制御情報2と制御情報3のシンボルの個数の和が第1のシンボル区間領域に属した資源要素の個数より多い場合、制御情報2及び制御情報3のうち優先順位がより高い制御情報は、優先順位がより低い制御情報の代わりにマッピングされる。これは、図8を参照して説明した通りである。
【0075】
上述した図9による方法は、図7を参照して説明したように、図9の各資源要素の集合で上下左右対称に変形される。すなわち、制御情報1は、全体の資源要素の集合内で、RSがマッピングされる資源要素を除いて、1番目の資源要素を含む連続的な一つ以上の資源要素にマッピングされる。このとき、制御情報1は、順方向マッピング順序又は逆方向マッピング順序によってマッピングされる。制御情報2は、第1のシンボル区間領域で順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。制御情報3は、第1のシンボル区間領域のうち制御情報1がマッピングされた領域を除いた領域で順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。
【0076】
<実施例4>
図10及び図11は、本発明の更に他の実施例に係るデータ情報及び制御情報を各資源要素の集合上に多重化してマッピングする方法を示す図である。
【0077】
図10において、制御情報1は、図7による方法と同一の方法によってマッピングされる。制御情報2及び制御情報3は、第1のシンボル区間領域にマッピングされる。制御情報2と制御情報3は、第1のシンボル区間領域内で、副搬送波単位で交互にマッピングされる。すなわち、図10に示した全体領域の1番目の副搬送波の資源要素には制御情報2の4個のシンボルがマッピングされ、2番目の副搬送波の資源要素には制御情報3の4個のシンボルがマッピングされる。この過程を副搬送波単位で繰り返す。制御情報2を構成するシンボルの個数が制御情報3を構成するシンボルの個数より少ない場合を仮定すれば、制御情報2のシンボルが全てマッピングされた後、制御情報3のシンボルは、第1のシンボル区間領域内の残っている全ての副搬送波にマッピングされる。制御情報3を構成するシンボルの個数が制御情報2を構成するシンボルの個数より少ない場合も、同一の方式でマッピングすることができる。
【0078】
一方、制御情報2は、上述したように、図10に示した全体領域の1番目、3番目、5番目などの副搬送波に先にマッピングされ、その次に、制御情報3は、第1のシンボル区間領域内で制御情報2がマッピングされていない資源要素のみにマッピングされる。
【0079】
図10において、制御情報1はデータ情報をパンクチャリングしない。すなわち、制御情報1とデータ情報のレートマッチングが行われる。また、互いに異なる特性の制御情報が連接された形態で構成される。制御情報2及び/又は制御情報3は、第1のシンボル区間領域でデータ情報及び/又は制御情報1をパンクチャリングすることができる。また、制御情報2と制御情報3のシンボルの個数の和が第1のシンボル区間領域の資源要素の個数より多い場合、制御情報2及び/又は制御情報3は、第1のシンボル区間領域外でも制御情報1をパンクチャリングすることができる。また、制御情報2及び/又は制御情報3は、データ情報に対するレートマッチングによって確保した資源要素を通して伝送される。
【0080】
制御情報2と制御情報3のシンボルの個数の和が第1のシンボル区間領域に属した資源要素の個数より多い場合、制御情報2及び制御情報3のうち優先順位がより高い制御情報は、優先順位がより低い制御情報の代わりにマッピングされる。これは、図8を参照して説明した通りである。
【0081】
上述した図10による方法は、図7を参照して説明したように、図10の各資源要素の集合で上下左右対称に変形される。すなわち、制御情報1は、全体の資源要素の集合内で、RSがマッピングされる資源要素を除いて、1番目の資源要素を含む連続的な一つ以上の資源要素にマッピングされる。制御情報2は、第1のシンボル区間領域内で、最後の副搬送波の最後の資源要素から逆方向マッピング順序によってマッピングされる。制御情報2と制御情報3は、第1のシンボル区間領域内で、副搬送波単位で交互にマッピングされる。すなわち、図10に示した全体領域の最後の副搬送波には制御情報2の4個のシンボルがマッピングされ、最後から2番目の副搬送波には制御情報3の4個のシンボルがマッピングされ、この過程が副搬送波単位で繰り返される。
【0082】
図11は、図10と比べたとき、制御情報2と制御情報3の位置が互いに変わった点を除いては図10の方法と同一である。
【0083】
<実施例5>
図12は、本発明の更に他の実施例に係るデータ情報及び制御情報を各資源要素の集合上に多重化してマッピングする方法を示す図である。
【0084】
図12において、制御情報1は図7の方法と同一の方法でマッピングされ、制御情報2は第1のシンボル区間領域にマッピングされ、制御情報3はRSシンボル区間で一つのシンボル区間だけ離隔しているシンボル区間の資源要素にマッピングされる。すなわち、制御情報3は、上述した第2のシンボル区間領域にマッピングされる。制御情報2は、第1のシンボル区間領域で順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。制御情報3は、第2のシンボル区間領域で順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。制御情報3が存在しない場合、図12による方法は図7による方法と同一になる。また、制御情報2が存在しない場合、制御情報1と制御情報3は図12で制御情報2が脱落した状態でマッピングされ、制御情報3が存在しない場合、制御情報1と制御情報2は図12で制御情報3が脱落した状態でマッピングされる。
【0085】
このとき、制御情報3がパンクチャリングする方式で多重化される場合、制御情報3を第2のシンボル区間領域、すなわち、制御情報2がマッピングされる資源要素の横に位置する資源要素にマッピングすることによって、制御情報1がパンクチャリングされるのを減少させることができる。
【0086】
図12において、制御情報1はデータ情報をパンクチャリングしない。すなわち、制御情報1とデータ情報のレートマッチングが行われる。また、互いに異なる特性の制御情報が連接された形態で構成される。制御情報2は、第1のシンボル区間領域でデータ情報及び/又は制御情報1をパンクチャリングすることができる。制御情報3は、第2のシンボル区間領域でデータ情報及び/又は制御情報1をパンクチャリングすることができる。また、制御情報2及び/又は制御情報3は、データ情報に対するレートマッチングによって確保した資源要素を通して伝送されることもある。例えば、制御情報2は、データ情報及び制御情報1をパンクチャリングし、制御情報3とデータ情報及び/又は制御情報1のレートマッチングが行われ、制御情報3は、データ情報及び/又は制御情報1の間に挿入される形態でマッピングされる。
【0087】
制御情報2のシンボルの個数が第1のシンボル区間領域の資源要素の個数より多い場合、制御情報2は、第1のシンボル区間領域外でも制御情報1をパンクチャリングすることができる。また、制御情報3のシンボルの個数が第2のシンボル区間領域の資源要素の個数より多い場合、制御情報3は、第2のシンボル区間領域外でも制御情報1をパンクチャリングすることができる。
【0088】
図12による方法は、各資源要素の集合上で上下左右対称に変形される。この構成は図13を参照して説明する。
【0089】
<実施例6>
図13は、本発明の一実施例に係るデータ情報及び制御情報を各資源要素の集合上に多重化してマッピングする方法を示す図である。
【0090】
図13において、制御情報1は、図13に示した全体領域内で、RSがマッピングされる資源要素を除いて、1番目の資源要素を含む連続的な一つ以上の資源要素にマッピングされる。制御情報2は上述した第1のシンボル区間領域にマッピングされ、制御情報3は上述した第2のシンボル区間領域にマッピングされる。すなわち、制御情報2は、RSがマッピングされるシンボル区間の前後に隣接するシンボル区間にマッピングされ、制御情報3は、RSがマッピングされるシンボル区間から一つのシンボル区間だけ離隔しているシンボル区間にマッピングされる。制御情報2は、第1のシンボル区間領域で順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。制御情報3は、第2のシンボル区間領域で順方向に、逆方向に、又は特定マッピング順序によってマッピングされる。制御情報2が存在しない場合、制御情報1と制御情報3は図13で制御情報2が脱落した状態でマッピングされ、制御情報3が存在しない場合、制御情報1と制御情報2は図13で制御情報3が脱落した状態でマッピングされる。
【0091】
このとき、制御情報3が他の情報をパンクチャリングする方式で多重化される場合、制御情報3を第2のシンボル区間領域(すなわち、制御情報2がマッピングされる資源要素の横に位置する資源要素)にマッピングすることによって、制御情報1がパンクチャリングされるのを減少させることができる。
【0092】
図13による実施例において、制御情報1はデータ情報をパンクチャリングしない。すなわち、制御情報1とデータ情報のレートマッチングが行われる。また、互いに異なる特性の制御情報が連接された形態で構成される。制御情報2は、第1のシンボル区間領域にマッピングされるデータ情報及び/又は制御情報1をパンクチャリングすることができる。制御情報3は、第2のシンボル区間領域にマッピングされるデータ情報及び/又は制御情報1をパンクチャリングすることができる。
【0093】
また、制御情報2及び/又は制御情報3は、データ情報に対するレートマッチングによって確保した資源要素を通して伝送されることもある。例えば、制御情報2は、データ情報及び制御情報1をパンクチャリングし、制御情報3とデータ情報及び/又は制御情報1のレートマッチングが行われ、制御情報3は、データ情報及び/又は制御情報1の間に挿入される形態でマッピングされる。
【0094】
制御情報2のシンボルの個数が第1のシンボル区間領域の資源要素の個数より多い場合、制御情報2は、第1のシンボル区間領域外にマッピングされる制御情報1をパンクチャリングすることができる。また、制御情報3のシンボルの個数が第2のシンボル区間領域の資源要素の個数より多い場合、制御情報3は、第2のシンボル区間領域外にマッピングされる制御情報1をパンクチャリングすることができる。
【0095】
上述した図13による実施例において、上述した制御情報1は、前記各資源要素の集合上にマッピングされる前にデータ情報と多重化される。すなわち、制御情報1が配列された位置以後にデータ情報が配列されるように、制御情報1とデータ情報を多重化し、多重化されたストリームを生成することができる。その次に、上述した多重化されたストリームを図13に示した全体領域の1番目の資源要素から順方向マッピング順序によってマッピングしたり、その反対に、図10に示した全体領域の最後の資源要素から逆方向マッピング順序によってマッピングすることができる。このような方法によって、制御情報1は、上述したように、図10に示した全体領域内で、RSがマッピングされる資源要素を除いて、1番目の資源要素又は最後の資源要素を含む連続的な一つ以上の資源要素にマッピングされる。また、制御情報1が存在しない場合も、上述した各実施例が使用可能であることを理解することができる。また、制御情報2が存在しない場合、制御情報1と制御情報3は図13で制御情報2が脱落した状態でマッピングされ、制御情報3が存在しない場合、制御情報1と制御情報2は図13で制御情報3が脱落した状態でマッピングされる。
【0096】
ここで、図13による方法は、図12による方法による構造が上下左右対称に変形された構造であるので、図13による方法は、図12を参照して説明した各特徴を共有する。以下、図12又は図13による方法で、制御情報3の位置を表1から表9を参照してより詳細に説明する。
【0097】
表1〜表9を説明する前に、上述した各実施例をさらに説明する。上述した図7〜図13による実施例において、上述した制御情報1は、上述した各資源要素の集合上にマッピングされる前にデータ情報と多重化される。すなわち、制御情報1の次にデータ情報が配列されるように、制御情報1とデータ情報を多重化することによって、多重化されたストリームを生成することができる。その次に、上述した多重化されたストリームを各図面に示した全体領域の1番目の資源要素から順方向マッピング順序によってマッピングしたり、その反対に、上述した各図面に示した全体領域の最後の資源要素から逆方向マッピング順序によってマッピングすることができる。このような方法によって、制御情報1は、各資源要素の集合の全体領域内で、RSがマッピングされる資源要素を除いて、1番目の資源要素又は最後の資源要素を含む連続的な一つ以上の資源要素にマッピングされる。また、制御情報1が存在しない場合も、上述した各実施例が使用可能であることを理解することができる。
【0098】
また、上述した図8〜図13による実施例において、制御情報2が存在しない場合、制御情報1と制御情報3はそれぞれの図面で制御情報2が脱落した状態でマッピングされ、制御情報3が存在しない場合、制御情報1と制御情報2はそれぞれの図面で制御情報3が脱落した状態でマッピングされる。
【0099】
図12又は図13による方法において、制御情報3の位置、すなわち、第2のシンボル区間は、下記の例示的な表1〜表9のうちいずれか一つによって定義される。表1〜表9は、CP(cyclic prefix)の構成及びSRS(sounding reference signal)の構成によって制御情報3がマッピングされるシンボル区間を示す。図12又は図13では「標準CP」を仮定したが、「拡張CP」の場合にも同一の方法を使用することができる。
【0100】
図14aは、標準CPが使用される一実施例による構成を示し、図14bは、拡張CPが使用される一実施例による構成を示す図である。
【0101】
通常、データ情報と制御情報がマッピングされるシンボル区間は、CPの構成及びSRSの構成によって変更される。標準CPが使用される場合、図14aに示すように、一つのサブフレームは14個のシンボル区間からなる。このとき、表1〜表9では、14個のシンボル区間のうち
【化1】

のシンボル区間にRSが位置する場合を仮定する。また、拡張CPが使用される場合、図14bに示すように、一つのサブフレームは12個のシンボル区間からなる。このとき、表1〜表7では、12個のシンボル区間のうち
【化2】

のシンボル区間にRSが位置する場合を仮定する。一方、上述した過程とは異なり、RSが位置するシンボル区間は表1〜表9の場合と異なるように変更され、このとき、データ情報及び制御情報がマッピングされるシンボル区間は、表1〜表9の場合と異なるように変更されることを理解しなければならない。
【0102】
表1〜表9において、「Column Set」と表記された行の「{}」内に表記された数字は、制御情報3がマッピングされるシンボル区間を示す。ただし、この数字は、図14a及び図14bでRSがマッピングされるシンボル区間を除いて割り当てられたものである。すなわち、「{}」内に表記された数字は、図14a及び/又は図14bの下部に配列された数字に対応するシンボル区間を示す。「{}」内に表記された数字は、標準CPの場合は「0」〜「11」の値を有することができ、拡張CPの場合は「0」〜「9」の値を有することができる。
【0103】
また、表1〜表9には、SRSが1番目のシンボル区間にマッピングされる構成と最後のシンボル区間にマッピングされる構成が含まれている。表1〜表9に記載されている「First SC―FDMA symbol」は、SRSが1番目のシンボルにマッピングされる場合を称し、「Last SC―FDMA symbol」は、SRSが最後のシンボルにマッピングされる場合を称し、「No SRS」はSRSがマッピングされない場合を称する。
【0104】
【表1】


表1において、拡張CPのLast SC―FDMA symbolで、様々な「Column set」のうち一つを使用することができる。
【0105】
【表2】


拡張CPの場合、例外的にSRSが最後のシンボル区間にマッピングされることが許容されないか、又は、許容されるとしてもSRSが脱落する。この場合、表2のように、「Last SC―FDMA symbol」が「No SRS」と同一の「Column set」を有することができる。
【0106】
【表3】


表3の拡張CPの「Last SC―FDMA symbol」の構成は、SRSのために、制御情報3がマッピングされるシンボル区間の位置が変更されることを示す。
【0107】
【表4】


拡張CPの場合、例外的にSRSが最後のシンボル区間にマッピングされることが許容されないか、又は、許容されるとしてもSRSが脱落する。表4において、拡張CPで「Last SC―FDMA symbol」SRSが例外的に許容されないか、又は、許容されるとしても「Last SC―FDMA symbol」SRSを脱落可能な場合に使用される。また、first SC―FDMA symbol SRSが使用されない場合、first SC―FDMA symbol部分(「Column set」を含む)が脱落した状態で構成される。
【0108】
【表5】


図14a及び図14bを参照すれば、表5で各「Column set」の構成が上述した第2のシンボル区間領域に対応することを確認することができる。すなわち、各構成において、制御情報3は、RSがマッピングされるシンボル区間から一つのシンボル区間だけ離隔しているシンボル区間にマッピングされることが分かる。このとき、拡張CPで「Last SC―FDMA symbol」構成の場合、数字9はSRSの位置を示すが、例外的にSRSが最後のシンボル区間にマッピングされることが許容されないか、又は、許容されるとしてもSRSが脱落する場合、このような構成を使用することができる。また、SRS構成とは関係なしに、各CP構成での「Column set」の位置が同一であるので、表5を構成するとき、SRS構成のない形態で表示することができる。
【0109】
【表6】


図14a及び図14bを参照すれば、表6において、拡張CPで「Last SC―FDMA symbol」構成を除いた各構成が上述した第2のシンボル区間領域に対応することを確認することができる。また、表6の各構成によれば、制御情報3は、上述した第1のシンボル区間の資源要素にはマッピングされないことが分かる。表6において、拡張CPの「Last SC―FDMA symbol」構成で、制御情報3はシンボル区間「9」にマッピングされない。その理由は、SRSがシンボル区間「9」の位置にマッピングされるためである。表6を表5と比較してみると、拡張CPで「Last SC―FDMA symbol」構成が互いに異なることを確認することができる。すなわち、表5ではシンボル区間「9」に位置していた制御シンボル3は、表6ではRSがマッピングされるシンボル区間に隣接しないシンボル区間であるシンボル区間「5」にマッピングされる。表6の拡張CPの「Last SC―FDMA symbol」構成で「Column set」が{1、4、6、5}の順に表示されたのは、シンボル区間「6」がシンボル区間「5」よりもRSがマッピングされるシンボル区間に近いので、シンボル区間「6」がシンボル区間「5」に比べてマッピングに対する優先権を有することを意味する。すなわち、各シンボル区間に均一に制御情報を充填する過程で、シンボル区間「6」及びシンボル区間「5」のうち一つのシンボル区間のみに制御情報を充填しなければならない場合、シンボル区間「6」に優先的に制御情報をマッピングできることを意味する。しかし、「Column set」が{1、4、6、5}の順に表示される場合も、優先権は{1、4、5、6}の順序を有することができる。ここで、制御情報3がマッピングされるシンボル区間の位置が重要である。
【0110】
【表7】


図14a及び図14bを参照すれば、表7で拡張CPの各構成が上述した第2のシンボル区間領域に対応することを確認することができる。また、表7の各構成によれば、制御情報3は、上述した第1のシンボル区間の資源要素にはマッピングされないことが分かる。表5及び表6とは異なり、表7では、拡張CPの場合、SRS構成とは関係なしに同一の「Column set」構成を有する。表6の拡張CPの「Last SC―FDMA symbol」構成で「Column set」が{1、4、6、5}の順に表示されたのは、シンボル区間「6」がシンボル区間「5」よりもRSがマッピングされるシンボル区間に近いので、シンボル区間「6」がシンボル区間「5」に比べて優先権を有することを意味する。すなわち、各シンボル区間に均一に制御情報を充填する過程で、シンボル区間「6」及びシンボル区間「5」のうち一つのシンボル区間のみに制御情報を充填しなければならない場合、シンボル区間「6」が優先権を有することを意味する。しかし、「Column set」が{1、4、6、5}の順に表示される場合も、優先権は{1、4、5、6}の順序を有することができる。ここで、制御情報3がマッピングされるシンボル区間の位置が重要である。表7では、SRSの構成と関係なしに、各CP内で同一の「Column set」を有するので、表7をSRS構成のない形態で表示することができる。
【0111】
図15a及び図15bは、例示的な拡張CPでの構造を示す図である。これは、下記の表8及び表9による構成を説明するための図である。
【0112】
【表8】


表8は、拡張CPでRSがマッピングされるシンボル区間が変更されたときの構成を示す。特に、表8では、シンボル区間のうち
【化3】

のシンボル区間にRSが位置する場合を仮定する(図15aを参照)。表8の拡張CPの構成によれば、制御情報3は、RSがマッピングされるシンボル区間から一つのシンボル区間だけ離隔したシンボル区間にマッピングされる。すなわち、制御情報3は、上述した第2のシンボル区間にマッピングされる。表8の構成を参照すれば、制御情報3がマッピングされるシンボル区間の位置は、RS、SRSの位置によって修正可能であることが分かる。
【0113】
【表9】


表9は、拡張CPでRSがマッピングされるシンボル区間が変更されたときの構成を示す。特に、表9では、シンボル区間のうち
【化4】

のシンボル区間にRSが位置する場合を仮定する(図15bを参照)。
【0114】
図16及び図17は、それぞれ標準CP及び拡張CPの場合、一つのサブフレーム内でSRS及びRSが割り当てられる位置の一例を示す図である。
【0115】
図16及び図17は、それぞれ図14a及び図14bに対応し、SRSがマッピングされない場合又はSRSが最後のシンボルにマッピングされる場合を示す図である。制御情報3は、シンボルを基準にして変調等級を考慮し、RSがマッピングされるシンボル区間と一つのシンボル長さだけ離隔してマッピングされる。したがって、図16で、制御情報3は1、4、7、10のインデックスを有するシンボル区間にマッピングされ、図17で、制御情報3は1、4、6、9のインデックスを有するシンボル区間にマッピングされる。
【0116】
<実施例7>
図18a〜図18fは、一つの副搬送波内で制御情報2及び/又は制御情報3が時間方向にマッピングされる順序を示す図である。
【0117】
制御情報2及び制御情報3は、それぞれ副搬送波ごとに最大4個の資源要素にマッピングされる。図18a〜図18fは、一つの副搬送波内の4個の資源要素に対してシンボルがマッピングされる順序を示す図である。CPの構造によって各制御情報がマッピングされるシンボルの番号は変更可能であるが、インデキシング順序は図18a〜図18fのように相対的に決定することができる。図18a〜図18fは、符号化後の10個のシンボルがSRSのない標準CPの構成にマッピングされる例を示す図である。
【0118】
以下、図18a〜図18fについて、制御情報2を基準にして説明する。
【0119】
図18a〜図18fは、第1のシンボル区間領域のみを選択して示したものと理解することができる。図18aでは、制御情報2を第1のシンボル区間領域の最後の副搬送波から上側方向の順にマッピングし、各副搬送波内では時間の流れに沿ってマッピングする。このとき、制御情報2は、第1のシンボル区間領域の最後の副搬送波内の使用可能な4個の資源要素に全てマッピングされるようにする。
【0120】
図18bでは、制御情報2のシンボルの個数を考慮し、制御情報2を第1のシンボル区間領域の特定副搬送波から下側方向にマッピングし、各副搬送波内では時間の流れに沿ってマッピングする方法を示す。このとき、制御情報2は、前記特定副搬送波内のマッピング可能な4個の資源要素に全てマッピングされ、第1のシンボル区間領域の最後の副搬送波内の資源要素にもマッピングされるようにする。
【0121】
図18cでは、制御情報2のシンボルの個数を考慮し、制御情報2を第1のシンボル区間領域の特定副搬送波から下側方向にマッピングし、各副搬送波内では時間の流れに沿ってマッピングする方法を示す。このとき、制御情報2は、第1のシンボル区間領域の最後の副搬送波内のマッピング可能な4個の資源要素に全てマッピングされるようにする。
【0122】
図18dでは、制御情報2を第1のシンボル区間領域の最後の副搬送波から上側方向にマッピングし、各副搬送波内では時間の流れに逆らってマッピングする方法を示す。このとき、制御情報2は、第1のシンボル区間領域の最後の副搬送波内のマッピング可能な4個の資源要素に全てマッピングされるようにする。
【0123】
図18eでは、制御情報2のシンボルの個数を考慮し、制御情報2を第1のシンボル区間領域の最後の副搬送波から上側方向にマッピングし、各副搬送波内では時間の流れに逆らってマッピングする方法を示す。このとき、制御情報2は、一番上側の副搬送波内のマッピング可能な4個の資源要素に全てマッピングされるようにする。
【0124】
図18fでは、図18dによる方法を変形し、各副搬送波内で4個の資源要素にマッピングする順序を変形した方法を示す。すなわち、各副搬送波内で時間の流れに逆らってマッピングする配置方法で、制御情報2を右側に1だけ循環シフトしてマッピングする方法である。また、制御情報2を2又は3だけ循環シフトしてマッピングすることもできる。
【0125】
以上、図18a〜図18fは、制御情報2のマッピング順序を説明するための図であるが、制御情報3についても同一の方法を適用可能であることを理解することができる。
【0126】
図19a〜図21bは、図18a〜図18fの方法をより詳細に説明する図で、図18a〜図18fによる方法をR*Cの行列構造を有する各資源要素の集合に適用した例を示す。図19a及び図19bはそれぞれ図18a及び図18bに対応し、図20a及び図20bはそれぞれ図18c及び図18dに対応し、図21a及び図21bはそれぞれ図18e及び図18fに対応する。
【0127】
以上、図2〜図21bでは、データ情報と制御情報がマッピングされる位置とRSがマッピングされる位置との相対的な関係を示すために、RSがマッピングされる資源要素を含む各物理資源要素の集合を用いて説明した。ここで、上述した各実施例は、各物理資源要素の集合でRSがマッピングされる資源要素を除いた時間―周波数行列の構造を用いて説明可能であることを理解することができる。
【0128】
上述した図2〜図21bの各物理資源要素の集合上にマッピングされて出力されるデータ及び各制御情報は、3GPP TS 36.211のPUSCHの処理に関する内容のように、スクランブリングされて変調・マッピングされた後、変換プリコーダを経て資源要素マッピング部に入力される。また、この出願書に記載された英文の略語は、3GPP
TS 36.212に記載された略語を参照したものである。
【0129】
以下、本発明に係る図13による方法で、制御情報であるCQI/PMI及びRIをデータ情報と多重化する一実施例を3GPP TS 36.212 V8.2.0に適用する方法を記述する。
以下、
【0130】
【数1】

は入力データを示し、
【0131】
【数2】

は入力ランク情報を示し、
【0132】
【数3】

は多重化された出力を示す。ここで、
【0133】
【数4】

である。
【0134】
後述する処理段階を経て多重化することができる。
【0135】
1.下記の公式によってサブフレーム当たりのシンボルの個数を決定する。
【0136】
【数5】


ここで、
【0137】
【数6】

は、一つのサブフレームでPUSCHを伝達するSC―FDMAのシンボルの個数である。そして、
【0138】
【数7】

は、一つのアップリンクスロット内のシンボルの個数である。そして、
【0139】
【数8】

は、一つのサブフレーム内でSRS伝送のために使用されるシンボルの個数である。
【0140】
2.下記の公式によって、データ情報の変調シンボルの個数G’を決定する。
G’=G/Qm1(Qm1:データの変調等級)
3.下記の公式によってランク情報の変調シンボルの個数Q’を決定する。
Q’=Q/Qm2(Qm2:ランク情報の変調等級)
4.ランク情報の変調シンボルが占める副搬送波の個数Kを決定する。
K=ceil(Q’/ランク情報のための資源の最大個数)
5.シンボル当たりのランク情報の変調シンボルの個数を決定する。
【0141】
シンボル当たりのランク情報の変調シンボルの個数は、Q’を基盤にして各ランク情報が位置するシンボル位置で「floor」と「ceil」を組み合わせたり、ランク情報の変調シンボルの個数をシンボルの数で割ることによって得られた余りによって決定する方法などで決定される。このとき、変調シンボルは、最大2個のスロットに均等に分けることができ、前方のスロットから後方のスロットの方向又はその逆の方向に割り当てることができる。
【0142】
6.データ情報とランク情報の変調シンボルを多重化する。
【0143】
究極的に、ランク情報は、副搬送波の一番下側から積み上げる形態でなければならないので、データ情報が時間優先方式でマッピングされながら、ランク情報が該当のシンボルでマッピングされなければならない。このとき、データ情報は、一番上部の副搬送波からマッピングされるので、副搬送波全体の個数から2番の結果を引けば、ランク情報が位置する副搬送波の位置を知ることができるので、このときから、3番で決定されたシンボルの個数を考慮してランク情報をマッピングする。これを擬似コードで示すと、次の通りである。
【0144】
========================================
For(0番の副搬送波から最後の副搬送波まで){
If(現在の副搬送波の番号が副搬送波全体の個数からKを引いた値より小さい場合){for(SC―FDMAシンボル0からサブフレーム当たりのSC―FDMAシンボルの数まで)

データを1シンボルずつ出力としてマッピング
SC―FDMAシンボルカウント増加
データシンボルカウント増加

else{
for(SC―FDMAシンボル0からサブフレーム当たりのSC―FDMAシンボルの数まで)

if(4番で計算された該当のSC―FDMAシンボルでランク情報の変調シンボルの数が0であれば){
データを1シンボルずつ出力としてマッピング
SC―FDMAシンボルカウント増加
データシンボルカウント増加

else{
ランク情報を1シンボルずつ出力としてマッピング
SC―FDMAシンボルカウント増加
ランク情報カウント増加
4番で計算された該当のSC―FDMAシンボルでランク情報の変調シンボルの数を削除



副搬送波のカウント増加

========================================

ランク情報がパンクチャリングでないレートマッチング方法などによってデータ間に位置する方法に関する詳細事項は、全体又は部分的に変形して使用される。
【0145】
以下、本発明に係る図13による方法で、制御情報であるCQI/PMI及びRIをデータ情報と多重化する一実施例を3GPP TS 36.212 V8.2.0に適用する他の方法を記述する。
【0146】
下記の方法は、例示したもので、RIの量がCQI/PMIの占めた資源を侵犯しない場合(RIが占有するシンボルを含む副搬送波の個数とCQI/PMIが占有する副搬送波の数がサブフレーム当たりのPUSCH伝送のために使用される副搬送波全体の数を超えない。)を仮定したものである。したがって、RI、CQI/PMI及びデータ情報の量は、互いに侵犯しない大きさに考慮しなければならない。これらが互いに侵犯する場合、RIは、CQI/PMIをパンクチャリングする方式を採用し、下記の方法を修正して使用することができる。
【0147】
ここで、
【0148】
【数9】

はCQI/PMI入力を示し、
【0149】
【数10】

はデータ情報の入力を示し、
【0150】
【数11】

(コードビット)又は
【0151】
【数12】

(ベクトルシーケンス、変調等級が考慮されたシンボル形態)はRI入力を示す。そして、
【0152】
【数13】

は出力を示す。ここで、RIがコードビットである場合、H=(G+Q+QRANK)、H’=H/Qmで、RIがベクトルシーケンスである場合、H’=H/Qm+Q’RANKである。
【0153】
【数14】

は、PUSCH伝送のためのサブフレーム当たりのシンボルの個数を示す。
【0154】
【数15】

は、一つのサブフレーム内でPUSCHを運搬する副搬送波の個数を示す。
【0155】
一つのサブキャリア内でランク情報のために使用される副搬送波の個数は、次のように二つに分けて表示される。すなわち、RIがコードビットである場合、
【0156】
【数16】

のように表示される。ここで、4は、RIのための資源の最大個数で、その数で余りなしに割られる場合、ceil/floorなどの記号を使用しない。一方、RIがベクトルシーケンスである場合、
【0157】
【数17】

のように表示することができる。ここで、4は、RIのための資源の最大個数で、その数で余りなしに割られる場合、ceil/floorなどの記号を使用しない。
【0158】
一つのサブフレーム内でPUSCHを運搬するi番目のシンボル内のビット/ベクトルシーケンスとして符号化されたランク情報の個数をniと示す。
【0159】
標準CPを有するサブフレームに対してPUSCHを運搬するそれぞれのシンボルにマッピングされるランク情報のための符号化されたビット/ベクトルシーケンスの個数は、表10〜表12を参照すればよい。表10は、標準CPを有するサブフレームでのniの値を示す。表11は、SRSのない拡張CPを有するサブフレームでのni値を示す。表12は、最後のシンボルにSRSを有する拡張CPを有するサブフレームでのni値を示す。
【0160】
【表10】


表10では、2個のスロットとRIが位置するシンボルを均一に使用することを目的とする。このとき、2個のスロットとRIが位置するシンボルを均一に使用する方法は、ceil/floor/モジュロ(modulo)又はRIが位置するシンボルの位置優先度を用いて行うことができる。すなわち、iは、1>4>7>10、1>7>4>10又は4>7>1>10などの様々な組み合わせによって、その個数が1だけの差を有することができ、それによって、前記表を修正することができる。また、QRANKとQ’RANKの二つの場合を言及したが、RIがコーディングされたビットである場合にはQRANKを用いた式を使用し、RIがベクトルシーケンスである場合にはQ’RANKを用いた式を使用することができる。
【0161】
【表11】


表11では、2個のスロットとRIが位置するシンボルを均一に使用することを目的とする。このとき、2個のスロットとRIが位置するシンボルを均一に使用する方法は、ceil/floor/モジュロ(modulo)又はRIが位置するシンボルの位置優先度を用いて行うことができる。すなわち、iは、1>4>6>9、1>6>4>9又は4>6>1>9などの様々な組み合わせによって、その個数が1だけの差を有することができ、それによって、前記表を修正することができる。また、QRANKとQ’RANKの二つの場合を言及したが、RIがコードビットである場合にはQRANKを用いた式を使用し、RIがベクトルシーケンスである場合にはQ’RANKを用いた式を使用することができる。
【0162】
【表12】


表12では、2個のスロットとRIが位置するシンボルを均一に使用することを目的とする。このとき、2個のスロットとRIが位置するシンボルを均一に使用する方法は、ceil/floor/モジュロ(modulo)又はRIが位置するシンボルの位置優先度を用いて行うことができる。すなわち、iは、1>4>6>5、1>6>4>5又は4>6>1>5などの様々な組み合わせによって、その個数が1だけの差を有することができ、それによって、前記表を修正することができる。また、QRANKとQ’RANKの二つの場合を言及したが、RIがコードビットである場合にはQRANKを用いた式を使用することができ、RIがベクトルシーケンスである場合にはQ’RANKを用いた式を使用することができる。
【0163】
制御情報、ランク情報及びデータ情報は、次のように多重化される。
================================
【0164】
【数18】

【0165】
【数19】

==================================

RIがコードビットである場合には
【0166】
【数20】

を使用することができ、RIがベクトルシーケンスである場合には
【0167】
【数21】

を使用することができる。
【0168】
以下、本発明に係る図13による方法で、制御情報であるCQI/PMI及びRIをデータ情報と多重化する一実施例を3GPP TS 36.212 V8.2.0に適用する更に他の方法を記述する。
【0169】
図22は、本発明の一実施例に係るUL−SCH伝送チャンネルのための処理構造を示す図である。データは、伝送時間区間(TTI)ごとに最大一つの伝送ブロックの形態を有して符号化ユニットに到逹する。そして、図22を参照すれば、伝送ブロックにCRCを付着する段階、コードブロックを分割し、分割されたコードブロックにCRCを付着する段階、データと制御情報に対してチャンネルコーディングを行う段階、レートマッチングを行う段階、コードブロックを連接する段階、データと制御情報を多重化する段階及びチャンネルインターリービングを行う段階を経ることができる。
【0170】
以下、伝送ブロックにCRCを付着する段階について説明する。CRC(Cyclic
Redundancy Check)を使用することによって、UL−SCH伝送ブロックに対してエラー検出を行うことができる。伝送ブロック全体を使用してCRCパリティビットを計算する。階層1に伝達される伝送ブロック内のビットを
【0171】
【数22】

で表示し、パリティビットは
【0172】
【数23】

で表示する。Aは伝送ブロックの大きさで、Lはパリティビットの個数である。各パリティビットは、Lを24ビットと設定し、生成多項式gCRC24A(D)を使用して5.1.1節によって計算され、UL−SCH伝送ブロックに付着される。
【0173】
以下、コードブロック分割及びコードブロックCRC付着について説明する。コードブロック分割部に入力されるビットを
【0174】
【数24】

で表示する。ここで、Bは、伝送ブロック内のビットの個数(CRCを含む。)である。コードブロック分割及びコードブロックCRC付着は5.1.2節によって行われる。
【0175】
コードブロック分割以後のビットは、
【0176】
【数25】

で表示される。ここで、rはコードブロックナンバーで、Krはコードブロックナンバーrのビットの個数である。
【0177】
以下、UL―SCHのチャンネルコーディングについて説明する。各コードブロックはチャンネルコーディングブロックに伝達される。一つのコードブロック内にある各ビットは
【0178】
【数26】

で表示される。ここで、rはコードブロックナンバーで、Krはコードブロックナンバーrにあるビットの個数である。各コードブロックの総個数はCで表示され、各コードブロックはそれぞれ5.1.3.2節によってターボ符号化される。
【0179】
符号化された後の各ビットは
【0180】
【数27】

で表示される。ここで、i=0、1、2で、Drは、コードブロックナンバーrのi番目に符号化されたストリームのビットの個数である。すなわち、
【0181】
【数28】

である。
【0182】

以下、レートマッチングについて説明する。ターボ符号化された各ブロックは、レートマッチングブロックに伝達される。符号化された後の各ビットは
【0183】
【数29】

で表示される。ここで、i=0、1、2で、rはコードブロックナンバーで、iは符号化されたストリームインデックスで、Drはコードブロックナンバーrのそれぞれの符号化されたストリームのビットの個数である。コードブロックの総個数はCで表示され、各コードブロックのレートマッチングはそれぞれ5.1.4.1節によって行われる。
【0184】
レートマッチング後の各ビットは
【0185】
【数30】

で表示される。ここで、rはコードブロックナンバーで、Erはコードブロックナンバーrに対してレートマッチングが行われた各ビットの個数である。
【0186】
以下、コードブロック連接について説明する。コードブロック連接ブロックに入力される各ビットは
【0187】
【数31】

で表示される。コードブロック連接ブロックに入力される各ビットは
【0188】
【数32】

で表示される。ここで、r=0、…、C−1で、Erはr番目のコードブロックに対してレートマッチングが行われた各ビットの個数である。
【0189】
コードブロック連接は5.1.5節によって行われる。
【0190】
コードブロック連接後の各ビットは
【0191】
【数33】

で表示される。ここで、Gは、制御情報がUL―SCH伝送と多重化されるとき、制御伝送のために使用される各ビットを除いた、伝送のための各コードビットの総個数である。
【0192】
以下、制御情報のチャンネルコーディングについて説明する。制御データは、チャンネル品質情報(CQI及び/又はPMI)、HARQ―ACK及びランク指示子の形態でコーディングユニットに到逹する。制御情報の伝送のために互いに異なる個数のコーディングされた各シンボルを割り当てることによって、制御情報に対する互いに異なるコーディングレートを得ることができる。制御データがPUSCHで伝送されるとき、HARQ―ACKに対するチャンネルコーディング、ランク指示子及びチャンネル品質情報
【0193】
【数34】

に対するチャンネルコーディングは独立的に行われる。
【0194】
―HARQ―ACKが1ビットの情報、すなわち、
【0195】
【数35】

で構成される場合、HARQ―ACKは、まず、表5.2.2―1によって符号化される。
【0196】
―HARQ―ACKが2ビットの情報、すなわち、
【0197】
【数36】

で構成される場合、HARQ―ACKは、まず、表5.2.2―2によって符号化される。
【0198】
【表13】

【0199】
【表14】


[前記表の「x」は、コーディングされた各ビットのスクランブリングを行うとき、この値を有して各ビットを互いに異なるように取り扱うためのプレースホルダ(placeholder)である。これは、PUSCHでACK伝送のために使用される星状図サイズ(constellation size)をQPSKに限定する。]
【0200】
ビットシーケンス
【0201】
【数37】

は、複数のエンコードされたHARQ―ACKブロックを連接することによって得る。ここで、
【0202】
【数37−1】

は、全てのエンコードされた各HARQ―ACKブロックに対するコーディングされたビットの総個数である。HARQ―ACK情報に対するチャンネルコーディングのベクトルシーケンス出力は、
【0203】
【数38】

で表示される。ここで、
【0204】
【数39】

で、次の手順によって得ることができる。
【0205】
【数40】


ランク指示子(RI)について、

― RIが1ビットの情報、すなわち、
【0206】
【数41】

で構成される場合、RIは、まず、表5.2.2―3によって符号化される。
【0207】
― RIが2ビットの情報、すなわち、
【0208】
【数42】

で構成される場合、RIは、まず、表5.2.2―4によって符号化される。ここで、
【0209】
【数43】

である。
【0210】
【表15】

【0211】
【表16】


表15及び表16の「x」は、ランク情報を運搬する各変調シンボルのユークリッド 距離を最大化する方式でRIビットをスクランブリングするための3GPP TS 36.211のためのプレースホルダである。
【0212】
ビットシーケンス
【0213】
【数44】

は、複数のエンコードされたRIブロックの連接によって得ることができる。ここで、
【0214】
【数44−1】

は、全てのエンコードされたRIブロックに対してコーディングされた各ビットの総個数である。エンコードされたRIブロックの最後の連接は、総ビットシーケンスの長さが
【0215】
【数44−2】

と同一になるように部分的である。ランク情報に対するチャンネルコーディングのベクトルシーケンス出力は、
【0216】
【数45】

で表示される。ここで、
【0217】
【数46】

であり、下記の手順によって得ることができる。
【0218】
【数47】


チャンネル品質制御情報(CQI及び/又はPMI)について、
― ペイロードの大きさが11ビット以下である場合、チャンネル品質情報のチャンネルコーディングは、入力シーケンス
【0219】
【数48】

を有して3GPP TS 36.212の5.2.3.3節によって行われる。
【0220】
― ペイロードの大きさが11ビットより大きい場合、チャンネル品質情報のレートマッチング及びチャンネルコーディングは、入力シーケンス
【0221】
【数49】

を有して3GPP TS 36.212の5.1.3.1節及び5.1.4.2節によって行われる。
【0222】
チャンネル品質情報のチャンネルコーディングに対する出力シーケンスは、
【0223】
【数50】

で表示される。
【0224】
制御及びデータ多重化は、HARQ―ACK情報が二つのスロットに全て存在し、HARQ―ACK情報が復調RSの周囲の資源にマッピングされるように行われる。また、多重化は、制御及びデータ情報が互いに異なる各変調シンボルにマッピングされるようにしなければならない。
【0225】
データ/制御多重化に対する入力は、
【0226】
【数51】

で表示される制御情報のコーディングされた各ビット及び
【0227】
【数52】

で表示されるUL―SCHのコーディングされた各ビットである。データ/制御多重化処理の出力は
【0228】
【数53】

で表示される。ここで、
【0229】
【数54】

は長さQmの行ベクトルである。Hは、UL―SCHデータ及びCQI/PMIデータのために割り当てられたコーディングされた各ビットの総個数である。
【0230】
【数55】

は、PUSCH伝送のためのサブフレーム当たりのSC―FDMAシンボルの個数を示す。
【0231】
制御情報及びデータは、下記のような処理を通して多重化される。
【0232】
【数56】


以下、チャンネルインタリーバについて説明する。
【0233】
チャンネルインタリーバは、3GPP TS 36.211のPUSCHに対してマッピングされる資源要素と関連して説明される。チャンネルインタリーバは、伝送波形上で変調シンボルの時間優先マッピング方法で具現される。このとき、HARQ―ACK情報は、一つのサブフレームのうち2個のスロットに全て存在するようになり、アップリンク復調RS周囲の資源にマッピングされる。
【0234】
チャンネルインタリーバの入力は、
【0235】
【数57】

で表示される。サブフレームの変調シンボルの個数は
【0236】
【数58】

で表示される。チャンネルインタリーバの出力ビットシーケンスは下記のように誘導される。
【0237】
(1)行列の行の個数を
【0238】
【数59】

として割り当てる。行列の行は、左側から右側に
【0239】
【数60】

にナンバリングされる。
【0240】
(2)行列の列の個数を
【0241】
【数61】

として割り当てる。そして、
【0242】
【数62】

と定義する。
【0243】
矩形行列の列は、上方から下方に
【0244】
【数63】

にナンバリングされる。
【0245】
(3)ランク情報がこのサブフレーム内で伝送されれば、ベクトルシーケンス
【0246】
【数64】

が表5.2.2.8―1に表示された行に記録される。ただし、最後の列から始めてQm個の列が一セットとして記録され、下記の擬似コードによって上方に移動しながら記録される。
【0247】
【数65】


(4)入力ベクトルシーケンス、すなわち、
【0248】
【数66】

行列内に記録する。ただし、行0内のベクトル
【0249】
【数67】

の列を一セットとして記録し、列0から
【0250】
【数68】

まで記録し、既に記録された行列要素はスキップしながら記録する。
【0251】
【数69】

【0252】
(5)HARQ―ACK情報がこのサブフレーム内で伝送される場合、ベクトルシーケンス
【0253】
【数70】

は、表18に表示された各行に記録される。ただし、最後の列から上方に移動しながら
【0254】
【数71】

個の列を一つのセットとして記録する。この動作は、(4)で記録されたチャンネルインタリーバの一部の要素を上書きすることができる。
【0255】
(6)ブロックインタリーバの出力は、
【0256】
【数72】

行列から行ごとに読み出したビットシーケンスである。チャンネルインタリーバ後のビットは、
【0257】
【数73】

で表示される。
【0258】
【表17】

【0259】
【表18】

上述した本発明による各実施例は、3GPPのUL―SCHに使用可能であるが、これに限定されないことを理解しなければならない。
【0260】
以上説明した各実施例は、本発明の各構成要素と各特徴が所定形態で結合されたものである。各構成要素又は特徴は、別途の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合されていない形態で実施される。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合し、本発明の実施例を構成することも可能である。本発明の各実施例で説明する各動作の順序は変更可能である。一つの実施例の一部の構成や特徴は、他の実施例に含まれたり、又は、他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えられる。特許請求の範囲で明示的な引用関係のない各請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正によって新しい請求項として含ませることができることは自明である。
【0261】
本発明に係る実施例は、多様な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの結合などによって具現される。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、一つ又はそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現される。
【0262】
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上説明した機能又は各動作を行うモジュール、手順、関数などの形態で具現される。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納されてプロセッサによって駆動される。上述したメモリユニットは、上述したプロセッサの内部又は外部に位置し、既に公知となった多様な手段によって上述したプロセッサとデータを取り交わすことができる。
【0263】
本発明がその精神及び必須的な特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態で具体化されることは、当業者にとって自明である。したがって、上述した詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲の合理的な解釈によって決定されなければならなく、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0264】
本発明は、無線移動通信システムの端末機、基地局又はその他の装備に使用される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アップリンク信号を伝送する方法であって、
前記方法は、
サブフレーム内の資源要素に情報シンボルをマッピングすることであって、前記サブフレームは、2つのスロットを含み、各スロットは、複数のSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボルを含む、ことと、
基準信号シンボルが各スロットにおいて1つのSC−FDMAシンボルのみに存在するように、前記資源要素に基準信号シンボルをマッピングすることと、
前記サブフレームにおいて、前記複数のSC−FDMAシンボルを介して、前記情報シンボルおよび前記基準信号シンボルを伝送することと
を含み、
前記情報シンボルのランク情報シンボルが、第1のセットの4つのSC−FDMAシンボルに存在し、前記第1のセットの4つのSC−FDMAシンボルの各々は、1つのSC−FDMAシンボルだけ前記基準信号シンボルのためのSC−FDMAシンボルと離隔されており、
前記情報シンボルのHARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat Request Acknowledgement)情報シンボルが、第2のセットの4つのSC−FDMAシンボルに存在し、前記第2のセットの4つのSC−FDMAシンボルの各々は、前記基準信号シンボルのためのSC−FDMAシンボルと隣接している、方法。
【請求項2】
標準循環プレフィックスが構成される場合に、前記基準信号シンボルは、各スロットにおいて4番目のSC−FDMAシンボルのみに存在する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記情報シンボルのランク情報シンボルは、各スロットにおいて2番目および6番目のSC−FDMAシンボルに存在する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記HARQ−ACK情報シンボルは、前記サブフレームの各スロットにおいて3番目および5番目のSC−FDMAシンボルに存在する、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
拡張循環プレフィックスが構成される場合に、前記基準信号シンボルは、各スロットにおいて3番目のSC−FDMAシンボルのみに存在する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記情報シンボルのランク情報シンボルは、各スロットにおいて1番目および5番目のSC−FDMAシンボルに存在する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記HARQ−ACK情報シンボルは、各スロットにおいて2番目および4番目のSC−FDMAシンボルに存在する、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記情報シンボルは、前記HARQ−ACK情報シンボルによりパンクチャリングされた情報シンボルを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
アップリンク信号を伝送するように構成された移動通信装置であって、
前記移動通信装置は、
サブフレーム内の資源要素に情報シンボルをマッピングすることであって、前記サブフレームは、各スロットが複数のSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボルを含むように2つのスロットを含む、ことと、基準信号シンボルが前記サブフレームの各スロットにおいて1つのSC−FDMAシンボルのみに存在するように、前記資源要素に基準信号シンボルをマッピングすることとを実行する第1のモジュールと、
前記サブフレームにおいて、前記複数のSC−FDMAシンボルを介して、前記情報シンボルおよび前記基準信号シンボルを伝送する第2のモジュールと
を備え、
前記情報シンボルのランク情報シンボルが、第1のセットの4つのSC−FDMAシンボルに存在し、前記第1のセットの4つのSC−FDMAシンボルの各々は、1つのSC−FDMAシンボルだけ前記基準信号シンボルのためのSC−FDMAシンボルと離隔されており、
前記情報シンボルのHARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat Request Acknowledgement)情報シンボルが、第2のセットの4つのSC−FDMAシンボルに存在し、前記第2のセットの4つのSC−FDMAシンボルの各々は、前記基準信号シンボルのためのSC−FDMAシンボルと隣接している、移動通信装置。
【請求項10】
標準循環プレフィックスが構成される場合に、前記基準信号シンボルは、各スロットにおいて4番目のSC−FDMAシンボルのみに存在する、請求項9に記載の移動通信装置。
【請求項11】
前記情報シンボルのランク情報シンボルは、各スロットにおいて2番目および6番目のSC−FDMAシンボルに存在する、請求項10に記載の移動通信装置。
【請求項12】
前記HARQ−ACK情報シンボルは、各スロットにおいて3番目および5番目のSC−FDMAシンボルに存在する、請求項10に記載の移動通信装置。
【請求項13】
拡張循環プレフィックスが構成される場合に、前記基準信号シンボルは、各スロットにおいて3番目のSC−FDMAシンボルのみに存在する、請求項9に記載の移動通信装置。
【請求項14】
前記情報シンボルのランク情報シンボルは、各スロットにおいて1番目および5番目のSC−FDMAシンボルに存在する、請求項13に記載の移動通信装置。
【請求項15】
前記HARQ−ACK情報シンボルは、各スロットにおいて2番目および4番目のSC−FDMAシンボルに存在する、請求項13に記載の移動通信装置。
【請求項16】
前記情報シンボルは、前記HARQ−ACK情報シンボルによりパンクチャリングされた情報シンボルを含む、請求項9に記載の移動通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5a】
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【図5b】
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【図5c】
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【図6a】
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【図6b】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14a】
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【図14b】
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【図15a】
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【図15b】
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【図16】
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【図17】
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【図18a】
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【図18b】
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【図18c】
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【図18d】
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【図18e】
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【図18f】
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【図19a】
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【図19b】
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【図20a】
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【図20b】
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【図21a】
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【図21b】
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【図22】
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【公開番号】特開2013−93862(P2013−93862A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−267254(P2012−267254)
【出願日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【分割の表示】特願2010−545814(P2010−545814)の分割
【原出願日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】