説明

ドア

【課題】額縁を細くしつつ強度を充分に確保できる小窓を有するドアを提供する。
【解決手段】室内面と室外面にそれぞれ室内表面材21と室外表面材22が取付けられたパネル体20からなり、パネル体20を貫通する開口部23に取付けられる小窓30を備えたものであって、開口部23の周縁部には室内表面材21から室外表面材22に渡る窓枠材31が設けられ、窓枠材31の室内側には、面状部材32を一方の面から保持する第1の保持部37を有した第1の額縁35が取付けられ、窓枠材31の室外側には、面状部材32を他方の面から保持する第2の保持部43が形成され、室外表面材22は窓枠材31の見え掛かり部分に重合する覆い部22aを有し、覆い部22aの内周縁及び第2の保持部43の露出面を覆う第2の額縁36が取付けられてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の開口部や建物内において使用されるドアに関し、特にパネル体の開口部に小窓を設けてなるドアに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、建物の玄関や勝手口などの開口部、及び建物内部において用いられる各種のドアが知られている。ドアは、室内面と室外面にそれぞれ室内表面材と室外表面材が取付けられたパネル体から構成される。また、パネル体の内部に開口部を設け、この開口部に小窓を設けたドアも知られている。このようなドアとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。特許文献1に挙げるドアでは、小窓の周縁部に設けられる額縁を細く見せて外観または内観を良好にするため、室内表面材または室外表面材の覆い部で額縁を覆うように構成している。
【特許文献1】特開2004−52271号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来のドアを構成する小窓の構造は、面状部材の室内側と室外側にそれぞれ額縁を設け、室内外の額縁で面状部材を保持するものであったので、面状部材の室内外に渡って設けられる部材がなく、強度を充分に確保するのが困難であった。
【0004】
本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、額縁を細くしつつ強度を充分に確保できる小窓を有するドアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明に係るドアは、室内面と室外面にそれぞれ室内表面材と室外表面材が取付けられたパネル体からなり、該パネル体を貫通する開口部に取付けられる小窓を備えたドアにおいて、
前記開口部の周縁部には前記室内表面材から室外表面材に渡る窓枠材が設けられ、該窓枠材の室内側または室外側のいずれかには、面状部材を一方の面から保持する第1の保持部を有した第1の額縁が取付けられ、前記窓枠材の前記第1の額縁と室内外反対側には、前記面状部材を前記第1の保持部と反対側の面から保持する第2の保持部が形成され、該第2の保持部が形成される側の室内表面材または室外表面材は前記窓枠材の見え掛かり部分に重合する覆い部を有し、該覆い部の内周縁及び前記第2の保持部の露出面を覆う第2の額縁が取付けられてなることを特徴として構成されている。
【0006】
また、本発明に係るドアは、前記窓枠材に形成される第2の保持部は前記覆い部と重合する窓枠材の室内面または室外面よりも前記面状部材寄りに形成されることを特徴として構成されている。
【0007】
さらに、本発明に係るドアは、前記第1の保持部を有した第1の額縁は前記窓枠材の室内側部または室外側部に設けられる溝状の取付部に固定されることを特徴として構成されている。
【0008】
さらにまた、本発明に係るドアは、前記窓枠材は前記第2の保持部と取付部とを有した枠材本体と、該枠材本体の前記第1の額縁が取付けられる側の面に取付けられ前記室内表面材または室外表面材の内側縁部が重合するアタッチ材とからなることを特徴として構成されている。
【0009】
そして、本発明に係るドアは、前記窓枠材の取付部は前記アタッチ材が前記室内表面材または室外表面材の内側縁部と重合する面より前記面状部材寄りに設けられることを特徴として構成されている。
【0010】
また、本発明に係るドアは、前記アタッチ材は合成樹脂材からなることを特徴として構成されている。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係るドアによれば、窓枠材は室内表面材から室外表面材に渡って設けられ、窓枠材には面状部材の一方の面を保持する第1の保持部を有した第1の額縁が取付けられると共に、面状部材の他方の面を保持する第2の保持部が形成され、第2の保持部が形成される側の室内表面材または室外表面材は窓枠材の見え掛かり部分に重合する覆い部を有し、覆い部の内周縁及び第2の保持部の露出面を覆う第2の額縁が取付けられてなることにより、室内側から室外側に渡る窓枠材の強度が高く、小窓の強度を充分高くすることができると共に、第2の額縁の見付寸法を小さくすることができる。
【0012】
また、本発明に係るドアによれば、窓枠材に形成される第2の保持部は覆い部と重合する窓枠材の室内面または室外面よりも面状部材寄りに形成されることにより、第2の保持部側に設けられる表面材に溝が形成されていても、第2の保持部に影響を与えることなく表面材と窓枠材とを重合させることができる。
【0013】
さらに、本発明に係るドアによれば、第1の保持部を有した第1の額縁は窓枠材の室内側部または室外側部に設けられる溝状の取付部に固定されることにより、第1の額縁を窓枠材に対して容易に固定することができる。
【0014】
さらにまた、本発明に係るドアによれば、窓枠材は第2の保持部と取付部とを有した枠材本体と、枠材本体の第1の額縁が取付けられる側の面に取付けられ室内表面材または室外表面材の内側縁部が重合するアタッチ材とからなることにより、第1の額縁側に設けられる表面材に溝が形成されていても、アタッチ材のみを切欠加工することで表面材と窓枠材とを重合させることができる。
【0015】
そして、本発明に係るドアによれば、窓枠材の取付部はアタッチ材が室内表面材または室外表面材の内側縁部と重合する面より面状部材寄りに設けられることにより、第1の額縁側に設けられる表面材に溝が形成されていても、取付部に影響を与えることなく表面材と窓枠材とを重合させることができる。
【0016】
また、本発明に係るドアによれば、アタッチ材は合成樹脂材からなることにより、窓枠材と表面材との間の断熱性を確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には本実施形態におけるドアの縦断面図を、図2には本実施形態におけるドアの横断面図を、それぞれ示している。これら各図に示すように、本実施形態におけるドア2は、建物に取付けられる枠体1内に納められるものであって、室内面と室外面にそれぞれ室内表面材21と室外表面材22が取付けられたパネル体20からなり、パネル体20を貫通する開口部23には小窓30を取付けてなるものである。
【0018】
建物に取付けられる枠体1は、上枠10と下枠11及び左右の縦枠12、12を方形状に枠組みして構成される。枠体1を構成する各枠材は、断面中空状に形成され、またドア2は枠体1とヒンジ部13を介して連結される。
【0019】
パネル体20は、上フレーム材25と下フレーム材26及び左右の縦フレーム材27、27が周縁部に設けられ、これら各フレーム材に保持されて室内面には室内表面材21が、室外面には室外表面材22がそれぞれ設けられる。また、室内表面材21と室外表面材22の間には、発泡材が充填されてパネル体20の断熱性を確保するようにしている。
【0020】
パネル体20には室内表面材21から室外表面材22まで貫通する縦長な方形状の開口部23が設けられており、開口部23の周縁部には四周に渡って窓枠材31が設けられると共に、その内部には面状部材たるガラス体32が納められて小窓30を構成している。本実施形態では窓枠材31に納める面状部材としてガラス体32を用いているが、これに限らず板材等を用いてもよい。
【0021】
図3には、ドアを室外側から見た正面図を示している。この図に示すように、パネル体20の一側部には把手部24が設けられ、小窓30はパネル体20の中央から把手部24寄りの位置に配置される。また、開口部23の内周縁部には、室外額縁36が四周に渡って設けられ、窓枠材31の室外露出部分を覆っている。
【0022】
また、パネル体20の室内外の表面には、横方向に延びる3本のパネル溝28が形成されている。パネル溝28はパネル体20の上下方向において略等間隔となるように配置されていて、ドア2の意匠性を向上させるために設けられる。
【0023】
次に、小窓30の構造についてより詳細に説明する。図4にはドアのうち小窓付近の拡大縦断面図を、図5にはドアのうち小窓付近の拡大横断面図を、それぞれ示している。図4及び図5に示すように、小窓30の窓枠材31は、金属材からなる上窓枠40と下窓枠41及び左右の縦窓枠42、42とを方形状に枠組みして構成されており、これらがパネル体20の開口部23の周縁部に取付けられている。窓枠材31はいずれも、パネル体20の室内外方向において室内表面材21から室外表面材22に渡るように形成されており、その室内側に室内額縁35を、室外側に室外額縁36を、それぞれ取付ける構成とされている。
【0024】
図4に示すように、上窓枠40の室内側部には溝状の取付部44が形成されており、この取付部44に対して樹脂材からなる室内額縁35がネジ止め固定される。下窓枠41も同様に室内側部に溝状の取付部44が形成され、この取付部44に対して室内額縁35がネジ止め固定される。室内額縁35は、窓枠材31に固定される基部35aと、基部35aの室内面を覆うように設けられるカバー部35bとの二部材から構成されており、カバー部35bは基部35aに対して係合固定される。
【0025】
また、室内額縁35は窓枠材31の室内面外周端部近傍から見付方向内側に向かって延び、ガラス体32を室内面から保持する室内保持部37を有している。室内保持部37の室外面先端部には気密材37aが設けられ、これがガラス体32の室内面に当接し、ガラス体32の室内面を保持すると共に、気密性及び水密性を確保している。
【0026】
一方、上窓枠40の室外側部は見付方向内側に向かって延び、ガラス体32を室外面から保持する室外保持部43として形成されている。下窓枠41も同様に室外側部が見付方向内側に向かって延び、ガラス体32を室外面から保持する室外保持部43として形成されている。室外保持部43の室内面先端部には気密材43aが設けられ、これがガラス体32の室外面に当接し、ガラス体32の室外面を保持すると共に、気密性及び水密性を確保している。
【0027】
パネル体20を構成する室内表面材21は、上窓枠40の室内面のうち、取付部44よりも外側部分と重合する室内側覆い部21aを有しており、上窓枠40の室内面が室内側に露出しないようにしている。また、室内額縁35は室内側覆い部21aの内周縁を覆っている。すなわち室内側から見たときに、室内表面材21と室内額縁35とが連続状となるような納まりとされている。なお、室内表面材21と上窓枠40の室内面は、接着により固定されている。下窓枠41についても同様の構成とされている。
【0028】
室外表面材22も、上窓枠40の室外面のうち、室外保持部43より外側部分と重合する室外側覆い部22aを有しており、上窓枠40の見え掛かり部分を覆って上窓枠40の室外面が室外側に露出しないようにしている。なお、室外表面材22と上窓枠40の室外面は、接着により固定されている。下窓枠41についても同様の構成とされている。
【0029】
上窓枠40の室外面にはさらに、金属材からなる室外額縁36が取付けられる。室外額縁36は、粘着テープ38によって上窓枠40の室外面に固定されており、室外側覆い部22aの内周縁及び室外保持部43の室外側露出面を覆うように設けられている。室外表面材22の室外側覆い部22aは、室内表面材21の室内側覆い部21aよりも、見付方向内側まで延出されているので、室外額縁36の外周端面は室内額縁35より見付方向内側に位置している。すなわち、室外額縁36は室内額縁35よりも見付方向幅が小さくなるように形成されており、これによって室外側からドア2を見た場合における意匠性を良好なものとしている。また、下窓枠41についても同様の構成とされている。
【0030】
縦窓枠42についても概ね同様の構成からなっている。図5に示すように、縦窓枠42の室内側部には取付部44が形成され、この取付部44に対して室内額縁35がネジ止め固定される。室内額縁35は室内保持部37を有し、これによってガラス体32を室内面から保持する。一方、縦窓枠42の室外側部には室外保持部43が形成され、これによってガラス体32を室外面から保持する。
【0031】
ここで、縦窓枠42は枠材本体45とアタッチ材46の二部材から構成されている。枠材本体45は、室外保持部43及び取付部44を有しており、縦窓枠42の室外側部分を構成している。一方、アタッチ材46は枠材本体45の室内面に係合固定されるものであって、縦窓枠42のうち室内表面材21の室内側覆い部21aと重合する室内面部分を構成している。
【0032】
枠材本体45の取付部44は、アタッチ材46が構成する室内表面材21との重合面よりもガラス体32寄りとなるように設けられている。すなわち、取付部44は室内表面材21の表面よりも引っ込んだ位置に配置されている。前述のように室内表面材21には横方向にパネル溝28が形成されているが、取付部44の位置はパネル溝28の底面28aよりさらにガラス体32寄りとなっているので、パネル溝28の位置においてはアタッチ材46を設けないようにするだけで、枠材本体45の室内側において切欠等の形成を不要とすることができる。このため、容易にパネル溝28を有した室内表面材21の納まりを確保することができる。
【0033】
枠材本体45の室外側については、室外保持部43を室外表面材22との重合面よりもガラス体32寄りとなるように設けている。これによって、室外表面材22のパネル溝28の位置においては、枠材本体45の室外表面材22との重合面のみを切欠加工することで、枠材本体45と室外表面材22とが干渉しないようにすることができ、気密材43aを長手方向に沿って保持する室外保持部43については、切欠等の形成を不要とすることができるので、ガラス体32の保持とパネル溝28を有した室外表面材22の納まりとを両立させることができる。
【0034】
また、室内表面材21と重合するアタッチ材46は、樹脂材からなることにより、縦窓枠42の金属部分が室内表面材21と接触することがなく、断熱性も充分に確保することができる。
【0035】
本実施形態では、図4に示す上窓枠40と下窓枠41については一部材で構成し、図5に示す縦窓枠42については二部材で構成すると共に、アタッチ材46は樹脂材により形成している。図3に示すように小窓30は横方向が短く縦方向が長い長方形状に形成されているので、小窓30の長い辺を構成する縦窓枠42についてアタッチ材46により断熱性を確保できるようにしている。また、室内表面材21のパネル溝28は、横方向に形成されていることにより、縦窓枠42のみがそれを納める構成を有していればよく、したがって縦窓枠42のみを二部材で構成するようにしている。
【0036】
ただし、縦横の組合せはドア2のデザインに応じて様々に設定されうる。例えば、小窓30を横方向に長い長方形状に形成する場合には、上窓枠40及び下窓枠41を枠材本体45とアタッチ材46の二部材で構成することもできる。また、室内表面材21や室外表面材22のパネル溝28も、縦方向に形成することもでき、その場合にはパネル溝28の納まりのために上窓枠40及び下窓枠41を二部材で構成することもできる。さらには、窓枠材31を構成する全ての枠材について二部材で構成してもよい。
【0037】
図6には、窓枠材31の分解正面図を示している。縦窓枠42は、図3にも示すようにパネル体20の上下方向略全長に渡る長さに形成される。また、上端部より中央寄りの位置と下端部より中央寄りの位置にそれぞれ枠連結部42aが形成され、ここに上窓枠40と下窓枠41の両端部が飲み込まれ、ネジ止めにより連結される。また、縦窓枠42には長手方向3箇所に、室外表面材22に形成される3本のパネル溝28の位置に合わせて切欠部42bが形成される。切欠部42bは、前述のとおり室外表面材22との重合面が切り欠かれるものであって、それよりガラス体32側に配置される室外保持部43については切欠加工はなされていない。
【0038】
図7にはアタッチ材46の正面図を示している。アタッチ材46は、前述のように縦窓枠42を構成する枠材本体45の室内側に取付けられるものであって、樹脂材により形成されている。また、室内表面材21に形成される3本のパネル溝28の位置に合わせて切断され、隙間が設けられており、室内表面材21のパネル溝28部分を納めることができるようにされている。
【0039】
図8には室内額縁35を構成する基部35aの分解正面図を示している。基部35aは、上基部材50と下基部材51及び左右の縦基部材52、52とからなっており、各部材の端面はそれぞれ直角状に切断されている。また、基部35aのコーナー部分は基部連結部材53によって連結される。
【0040】
図9には室内額縁35を構成するカバー部35bの分解正面図を示している。カバー部35bは、上カバー部材55と下カバー部材56及び左右の縦カバー部材57、57とからなっており、各部材の端面は斜め45度に切断されてそれぞれ部材の端面を付き合わせることができるようにされている。また、カバー部35bのコーナー部分はカバー部連結部材58によって連結される。このように室内側に露出するカバー部35bについては、各部材の端面を斜め45度に切断して端面同士を突き合わせるようにしているので、ドア2の内観を向上させることができる。
【0041】
図10には室外額縁36の分解正面図を示している。室外額縁36は、上額縁材60と下額縁材61及び左右の縦額縁材62、62とからなっており、各部材の端面は斜め45度に切断されてそれぞれ部材の端面を付き合わせることができるようにされている。室外額縁36は、室外側に直接露出するので、このように端面を構成することにより、ドア2の外観を向上させることができる。また各部材は、額縁連結部材63によって連結される。
【0042】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、小窓30の構成は室内外を反転させてもよい。すなわち、室内表面材21から室外表面材22に渡る窓枠材31の室外側には、ガラス体32を室外面から保持する室外保持部43を有した室外額縁36を取付け、窓枠材31の室内側にはガラス体32を室内面から保持する室内保持部37を形成し、室内表面材21の覆い部21aは窓枠材31の室内側面における見え掛かり部分を覆うと共に、覆い部21aの内周縁及び室内保持部37の室内面を覆うように室内額縁35を取付けて構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本実施形態におけるドアの縦断面図である。
【図2】本実施形態におけるドアの横断面図である。
【図3】ドアを室外側から見た正面図である。
【図4】図1の小窓付近拡大断面図である。
【図5】図2の小窓付近拡大断面図である。
【図6】窓枠材の分解正面図である。
【図7】アタッチ材の正面図である。
【図8】室内額縁を構成する基部の分解正面図である。
【図9】室内額縁を構成するカバー部の分解正面図である。
【図10】室外額縁の分解正面図である。
【符号の説明】
【0044】
1 枠体
2 ドア
20 パネル体
21 室内表面材
21a 室内側覆い部
22 室外表面材
22a 室外側覆い部
23 開口部
30 小窓
31 窓枠材
32 ガラス体
35 室内額縁
36 室外額縁
37 室内保持部
43 室外保持部
44 取付部
45 枠材本体
46 アタッチ材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
室内面と室外面にそれぞれ室内表面材と室外表面材が取付けられたパネル体からなり、該パネル体を貫通する開口部に取付けられる小窓を備えたドアにおいて、
前記開口部の周縁部には前記室内表面材から室外表面材に渡る窓枠材が設けられ、該窓枠材の室内側または室外側のいずれかには、面状部材を一方の面から保持する第1の保持部を有した第1の額縁が取付けられ、前記窓枠材の前記第1の額縁と室内外反対側には、前記面状部材を前記第1の保持部と反対側の面から保持する第2の保持部が形成され、該第2の保持部が形成される側の室内表面材または室外表面材は前記窓枠材の見え掛かり部分に重合する覆い部を有し、該覆い部の内周縁及び前記第2の保持部の露出面を覆う第2の額縁が取付けられてなることを特徴とするドア。
【請求項2】
前記窓枠材に形成される第2の保持部は前記覆い部と重合する窓枠材の室内面または室外面よりも前記面状部材寄りに形成されることを特徴とする請求項1記載のドア。
【請求項3】
前記第1の保持部を有した第1の額縁は前記窓枠材の室内側部または室外側部に設けられる溝状の取付部に固定されることを特徴とする請求項1または2記載のドア。
【請求項4】
前記窓枠材は前記第2の保持部と取付部とを有した枠材本体と、該枠材本体の前記第1の額縁が取付けられる側の面に取付けられ前記室内表面材または室外表面材の内側縁部が重合するアタッチ材とからなることを特徴とする請求項3記載のドア。
【請求項5】
前記窓枠材の取付部は前記アタッチ材が前記室内表面材または室外表面材の内側縁部と重合する面より前記面状部材寄りに設けられることを特徴とする請求項4記載のドア。
【請求項6】
前記アタッチ材は合成樹脂材からなることを特徴とする請求項4または5記載のドア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−284993(P2007−284993A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−113306(P2006−113306)
【出願日】平成18年4月17日(2006.4.17)
【出願人】(000191065)新日軽株式会社 (545)
【Fターム(参考)】