説明

ネットワークの信頼性を改善するシステムおよび方法

情報システムは、選択された機能を実行する複数のネットワーク装置、およびネットワーク装置における異常を検出するネットワーク管理システムを含む。ネットワーク管理システムは、好適には複数のネットワーク管理システムを有し、ネットワーク装置間で分散され、ネットワーク装置のそれぞれから状態信号を受信する。ネットワーク管理システムは、状態信号を評価し、あらゆるネットワーク装置が異常を示したかどうかを決定し、もしそうであるなら異常に適合する応答を与える。ネットワーク管理システムは、さらに異常を修復する適切な是正措置を特定し、異常を示すネットワーク装置により当初実行されることになっていた機能を、異常が修復されているその他のネットワーク装置へ一時的にリダイレクトすることができる。これにより異常は、システムユーザに対してトランスペアレントであるように修復することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般的にネットワーク管理システムに関し、さらに詳しくはネットワーク装置における異常を検出し、修復するネットワーク管理システムに関するが、これだけに限定するものではない。
【背景技術】
【0002】
コンピュータシステムおよびネットワークが、ビジネスマターやパーソナルマターが導かれるようにさらに不可欠なものになり続けるにつれて、システムユーザはこれらのシステムの信頼性にさらに依存するようになってきた。これらのコンピュータシステムおよびネットワークは、さらにセントラルサーバシステムを頼りにするようになってきた。セントラルサーバシステムは、コンピュータシステムおよびネットワークの動作に必須であり、常時、動作していなければならない。それゆえに、システムメーカーおよびユーザは、システムの異常にますます関心を持つようになってきた。
【0003】
現在のネットワークシステム、およびネットワークシステムで連結することが可能な多数のローカルおよびリモートコンピュータシステムにおける複雑さのゆえに、システムの異常を検出し応答することは困難であることが分かる。さらに、コンピュータシステムおよびネットワークは、種々の原因のあらゆる結果として異常を示す可能性があり、異なるやり方で仕分けすることにより明らかにすることができる。コンピュータシステムまたはネットワークが異常を経験しても、その結果ユーザは代表的には異常を認識するが、異常の正確な特質および原因に関して推測することができるにすぎない。
【0004】
ネットワーク管理システムは、コンピュータシステムおよびネットワークの管理を支援するため、開発されてきた。ネットワークシステムは、膨大な情報量および多数のネットワーク装置を支援することが可能であるから、現代のネットワーク管理システムは、大規模のネットワークシステムを支援することが可能でなければならず、あらゆる数のネットワーク装置を管理するために拡張性が可能でなければならない。加えて費用対効果を高めるため、ネットワーク管理システムは、さらに性能および信頼性を一貫して保持する必要がある。それゆえに、展開に先立って、拡張性、性能、および信頼性に対して、ネットワーク管理システムを検証し、展開後もまた、性能および信頼性が一貫して保持されることを確実にする必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のことを考慮して、現在、利用可能なネットワーク管理システムにおける上述した障害および欠陥を克服する、改善されたネットワーク管理システムの必要性が存在する。
【0006】
本発明は、ネットワーク装置における異常を検出し、異常に適合する応答を与えるネットワーク管理システムに対してなされる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
情報システムは、少なくとも1つのネットワーク装置を含み、その他のネットワーク装置およびネットワーク管理システムと通信することができる。好適にはネットワーク管理システムは、1つ以上のネットワーク装置の内部に配置され、ネットワーク装置から状態信号を受信するように構成される。状態信号は、例えば動作状態および/もしくは現在の性能データ等の、選択されたネットワーク装置に関連する情報を与える。ネットワーク管理システムは、状態信号を評価すると、ネットワーク装置のうちいずれか異常を示したかどうかを決定し、もしそうであれば、異常に適合する応答を与えることができる。
【0008】
好適には、ネットワーク管理システムはさらに、異常を修復するため、適切な是正措置を特定するように構成される。ネットワーク管理システムは、適切な是正措置に関連した情報を含む制御信号を与えることが可能であり、1つ以上の関連するネットワーク装置へ制御信号を与えることが可能である。関連するネットワーク装置は、制御信号を受信すると、制御信号に含まれるいずれかの実行命令に従って、制御信号において特定される是正措置を実行するように構成される。これによりネットワーク管理システムは、ネットワーク装置において生じるあらゆる異常を検出し修復することが可能となる。
【0009】
本発明におけるその他の態様および特徴は、添付の図面と連動する次の説明を考慮することにより、明らかにされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
注目すべきは、図面が比例するようには描かれていないこと、および類似した構造の要素または機能は、図面を通して説明する目的のために、通常同様な参照数詞により表されることである。さらに注目すべきは、図面は、本発明の好適な実施の形態の説明を促進するように意図されているにすぎないことである。図面は、本発明の態様をすべて説明しているわけではなく、本発明の範囲を限定するものではない。
【0011】
現在、利用可能なネットワーク管理システムでは、拡張性、性能、および信頼性が限定されているため、あらゆる数のネットワーク装置を含む大規模ネットワークシステムを支援することが可能なネットワーク管理システムが、一層望ましく、航空機および他のタイプの輸送体において用いる、例えば乗客エンタテインメントシステム等の広範囲の情報システムアプリケーションに対する基礎を与えることが可能となる。この結果は、図1に図示されるように、情報システム100を用いることにより、本発明における1つの実施の形態に従って達成することができる。
【0012】
図1に示される情報システム100は、ネットワーク管理システム200と通信するように構成される少なくとも1つのネットワーク装置300を含む。ネットワーク装置300は、例えばサーバシステム300A、300B(図4に示される)、メモリシステム300C(図4に示される)、印刷システム300D(図4に示される)、および/もしくはワークステーション300N(図4に示される)等の適合するあらゆるタイプのネットワーク装置を含むことが可能である。ネットワーク装置300は、ネットワーク管理システム200と通信信号400をやり取りするように構成される。例えば通信信号400は、ネットワーク装置300により与えられる状態信号410を含むことができる。状態信号410は好適には、例えばネットワーク装置300に関連する、動作状態および/もしくは性能データ等の情報を含む。
【0013】
ネットワーク管理システム200は、ネットワーク装置300から状態信号410を受信し、ネットワーク装置300における異常を検出するように構成される。ネットワーク管理システム200は、例えば1つ以上のハードウェアコンポーネントおよび/もしくはソフトウェアコンポーネント等による、適合するあらゆるやり方で与えられ、状態信号410を受信すると、状態信号410により与えられた情報を評価し、ネットワーク装置300に関して異常が生じたかどうかを決定することができる。ネットワーク装置300が異常を示した場合、ネットワーク管理システム200はさらに、異常に適切に応答するように構成することができる。ネットワーク管理システム200は、例えば異常を修復する1つ以上の適切な是正措置を特定することで、異常を修復しようと試みることにより、異常に応答することができる。
【0014】
代表的な是正措置は、異常を示すネットワーク装置300のうち少なくとも1つのハードウェアおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントを再稼働し、異常を示すネットワーク装置300が連結されたネットワークシステム500(図2に示される)のうち少なくとも1つのハードウェアおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントを再稼働し、ならびに/または異常を示すネットワーク装置300により実行される1つ以上の機能を、1つ以上のその他の選択されたネットワーク装置300へ少なくとも一時的にリダイレクトする、ことを含むことができる。ネットワーク管理システム200はさらに、異常を示すネットワーク装置300と関連付けられる、例えばデバイスドライバおよび/もしくはアプリケーションソフトウェア等の1つ以上のソフトウェアコンポーネントを再ロードする、ならびに/または異常を修復するいかなる是正措置も取られないように異常を無視する、ことを選ぶことができる。当然のことながら上で列挙された是正措置は、代表的なものにすぎず、網羅的なものではない。
【0015】
ネットワーク管理システム200はさらに、制御信号420を、異常を示すネットワーク装置300へ与えることができる。ネットワーク装置300が異常を示した場合、制御信号420は、異常を修復する適切な是正措置に関連した情報を含むことができる。ネットワーク管理システム200は、例えば、異常が存在しない場合、または異常を無視するをことを選ぶ場合、いかなる制御信号420も与えないようにすることができる。是正措置を実行する命令は、要望通りに、制御信号420により与えられる情報を含むことができる。例えば、ネットワーク管理システム200は、ネットワーク装置300における異常を、例えば、別のおよび/もしくは組み合わせた、2つ以上の是正措置等により修復することができることを決定してもよい。代表的な命令は、是正措置が連続して実行されるもの、および/もしくは選択された是正措置が所定回数試行されるものを含むことができる。
【0016】
ネットワーク装置300は、制御信号420を受信すると、制御信号420に含まれるいずれかの実行命令に従って、制御信号420において特定される是正措置を実行するように構成される。ネットワーク装置300は、さらなる是正措置が正当かどうかおよび/もしくは上述したように望ましいかどうかを、ネットワーク管理システム200が決定できるように、次に続く状態信号410を経由して、ネットワーク管理システム200へ是正措置の実行結果を与えることができる。これにより、ネットワーク管理システム200は、好適にはシステムユーザに対して実質的にトランスペアレントであるように、ネットワーク装置300において異常があれば、これを検出し修復するように構成される。説明用に1つのネットワーク管理システム200および1つのネットワーク装置300を含んでいる図1を参照して示され説明されたが、情報システム100は、適合するあらゆる数のネットワーク管理システム200およびネットワーク装置300を含んでおり、その中で、各ネットワーク管理システム200は1つ以上のネットワーク装置300と通信するように構成することが可能である。
【0017】
図2を参照すると、例えば、図示される情報システム100は、複数のネットワーク装置300を有するネットワークシステム500と通信するように構成されるネットワーク管理システム200を含む。ネットワークシステム500は、代表的には従来のコンピュータネットワークシステムとして与えられるが、ネットワーク装置300が通信するように構成される、適合するあらゆるタイプのネットワークシステムを含むことができる。ネットワークシステム500は、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、キャンパスエリアネットワーク(CAN)、および/もしくは無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のような、あらゆる種類に関する有線および/もしくは無線通信ネットワークとして与えることができる。代表的な無線ローカルエリアネットワークは、米国電気電子学会(IEEE)規格802.11に従うワイファイ(Wi−Fi)ネットワーク、および/もしくはIEEE規格802.16に従うワイマックス(WiMax)ワイヤレスブロードバンドとして知られる無線メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)を含む。
【0018】
ネットワークシステム500はさらに、適切なあらゆるネットワークトポロジ、プロトコル、および/もしくはアーキテクチャを与えることができる。従来のネットワークトポロジは、ネットワーク装置300の幾何学的配置を有し、メッシュ、スター、バス、およびリングネットワークトポロジを含む。ネットワークシステム500のトポロジはさらに、例えばネットワークツリートポロジ等の従来のネットワークトポロジに関する混成ネットワークを含むことができる。ネットワークプロトコルは、規則および信号に関する共通のセットを規定し、ネットワーク装置300は、このセットによりネットワークシステム500を経由して通信することができる。従来のネットワークプロトコルの具体的なタイプでは、イーサネット(登録商標)およびトークンリングネットワークプロトコルが含まれる。一方、ピア・トゥ・ピアおよびクライアント/サーバネットワークアーキテクチャは、従来のネットワークアーキテクチャの例である。当然のことながら、上述で特定されるネットワークシステムタイプ、トポロジ、プロトコル、およびアーキテクチャは、代表的なものにすぎず、網羅的なものではない。
【0019】
図1を参照して詳細に上述したように、ネットワーク装置300は、ネットワーク装置300についてのあらゆる異常に関する情報を含む少なくとも1つの状態信号410を与えるようにそれぞれ構成される。ネットワーク装置300は、状態信号410をネットワークシステム500へ与えることができ、ネットワークシステム500はさらに、状態信号410をネットワーク管理システム200へ与えることができる。ネットワーク管理システム200は、状態信号410を受信すると、図1を参照して詳細に上述した通りに、制御信号420を与えるように構成される。制御信号420は、好適には、各ネットワーク装置300に関するあらゆる異常を修復する適切な是正措置に関連した情報を含む。
【0020】
ネットワーク管理システム200は、制御信号420を、ネットワークシステム500を経由して所定のネットワーク装置300へ与えることができる。例えば、所定のネットワーク装置300は、異常が生じたあらゆるネットワーク装置300を含むことができる。上述したように、所定のネットワーク装置300は、制御信号420を受信すると、関連付けられた是正措置を実行しさらなる是正措置が正当かどうかおよび/もしくは望ましいかどうかを、ネットワーク管理システム200が決定することができるように、ネットワークシステム500を経由して、要望通りにネットワーク管理システム200へ結果を与えることができるように構成される。これにより、ネットワーク管理システム200は、複数のネットワーク装置において、もしあれば異常を検出し修復するように構成される。
【0021】
ネットワークシステム500は、ネットワーク装置300とネットワーク管理システム200との間において適切なあらゆるやり方で、通信信号400のやり取りを促進するように構成することができる。例えば、ネットワーク装置300は、直接的および/もしくは間接的に連結され、通信するように構成され、図2に示されるように連結され、通信ネットワーク600を経由して通信するように構成される。ネットワークシステム500を参照して上述したように、通信ネットワーク600は、ネットワーク装置300が通信することができるように、適合するあらゆるタイプの従来の通信ネットワークとして与えることができる。通信ネットワーク600はさらに、図3Aに図示されるように、ネットワーク管理システム200と連結され、ネットワーク管理システム200と通信するように構成することができる。これにより、図2を参照して上述したように、ネットワーク管理システム200が各ネットワーク装置300における異常を検出し修復することができるように、ネットワーク管理システム200および各ネットワーク装置300は、通信ネットワーク600を経由して状態信号410および制御信号420をやり取りすることができる。
【0022】
代案としてもしくは加えて、ネットワーク管理システム200は、通信ネットワーク600とは無関係に、1つ以上の各ネットワーク装置300と連結され、通信するように構成することができる。例えば、ネットワークシステム500は、図3Bに示されるように、通信システム510を含むことができる。通信システム510は、実質的に通信ネットワーク600から独立しており、通信信号400がネットワーク管理システム200と所定のネットワーク装置300との間でやり取りすることができるように、ネットワーク管理システム200と1つ以上の所定のネットワーク装置300とを連結する実質的に専用の通信接続を含むことができる。これにより、ネットワーク管理システム200は、図2を参照して上述したように、通信ネットワーク600がさらに異常を示す場合でも、所定のネットワーク装置300における異常を検出し修復することができる。
【0023】
図4は、ネットワーク管理システム200Aおよび1つ以上のネットワーク装置300を含む情報システム100Aを図示する。代表的なネットワーク装置300は、図4に示されるように、1つ以上のサーバシステム300A、300B、メモリシステム300C、印刷システム300D、および/もしくはワークステーション300Nを含むことができる。図2、図3A、図3Bを参照して詳細に上述したように、ネットワーク装置300および通信ネットワーク600Aが、図4に示されるようにネットワークシステム500Aを形成するように、ネットワーク装置300は、通信ネットワーク600Aを経由して通信するように構成することができる。さらに、ネットワーク管理システム200Aは、ネットワークシステム500Aと通信するように構成され、上述したように通信信号400をネットワーク装置300とやり取りすることができる。ネットワーク装置300は、適切なあらゆる数量および/もしくは配置状態のネットワークシステム500A、ならびに/または通信ネットワーク600Aと連結され、通信するように構成することができる。これにより、ネットワーク管理システム200は、図2に関して上述したように、ネットワーク装置300における異常を検出し修復することができる。
【0024】
ネットワーク装置300は、通信ネットワーク600を経由して通信するように構成され、例えば1つ以上のインタフェースシステム310を経由して、直接的または間接的に通信ネットワーク600Aと連結することができる。インタフェースシステム310は、好適には従来の通信インタフェースシステムを含み、例えばネットワークインタフェースカード等の1つ以上のハードウェアコンポーネント、および/もしくは例えばデバイスドライバ等の1つ以上のソフトウェアコンポーネント、を含むことができる。図4に図示されるように、印刷システム300Dは、インタフェースシステム310Dを経由して通信ネットワーク600Aと連結され、通信するように構成される。インタフェースシステム310Dは、実質的に印刷システム300Dと通信ネットワーク600Aとの間に配置され、印刷システム300Dと通信ネットワーク600Aとの間、それゆえに印刷システム300Dと、その他のネットワーク装置300との間および/もしくはネットワーク管理システム200Aとの間、における通信信号400のやり取りを促進するように構成される。通信ネットワーク600Aが、例えば電話ネットワーク(図示されていない)を含む場合、インタフェースシステム310Aは、サーバシステム300Aを電話ネットワークと連結するモデムを含むことができる。
【0025】
インタフェースシステム310Dは、実質的に印刷システム300Dの内部に配置されるとして示され説明されたが、実質的に、印刷システム300Dの内部にまたは印刷システム300Dから分離して、配置することが可能である。例えば図4は、メモリシステム300Cを、インタフェースシステム310Cを経由して通信ネットワーク600Aと連結されるように示す。インタフェースシステム310Cは、インタフェースシステム310Dを参照して上述したように与えられ、図4において図示されるように、実質的にメモリシステム300Cから分離している。インタフェースシステム310Cは、実質的にメモリシステム300Cと通信ネットワーク600Aとの間に配置され、メモリシステム300Cと通信ネットワーク600Aとの間、それゆえにメモリシステム300Cと上述したようなその他のネットワーク装置300および/もしくはネットワーク管理システム200Aとの間、における通信信号400のやり取りを促進するように構成される。サーバシステム300Aおよびワークステーション300Nは、図4に示されるように、実質的に直接的に通信ネットワーク600Aと連結される。
【0026】
通信ネットワーク600Aはさらに、通信ネットワーク600Aを1つ以上のネットワーク装置300と間接的に連結するインタフェースシステム610を含むことができる。インタフェースシステム610は、好適には従来の通信インタフェースシステムを有し、例えば所定数の通信ポートを含むネットワークハブ等の1つ以上のハードウェアコンポーネント、および/もしくは例えばデバイスドライバ等1つ以上のソフトウェアコンポーネント、を含むことができる。インタフェースシステム610は、インタフェースシステム310を参照して上述したように、ネットワーク装置300間でもしくはネットワーク管理システム200A間で、またはネットワーク装置300とネットワーク管理システム200Aとの間で、通信信号400のやり取りを促進するように構成され、実質的に、通信ネットワーク600Aの内部にまたは通信ネットワーク600Aから分離して、配置することができる。
【0027】
図4におけるサーバシステム300Aおよびワークステーション300Nにより図示されるように、通信ネットワーク600Aは、実質的に直接的に1つ以上のネットワーク装置300と連結される。1つのインタフェースシステム610は、インタフェースシステム310を参照して上述したように、通信ネットワーク600Aと関連するネットワーク装置300との間に配置することができる。サーバシステム300Bは、例えば、インタフェースシステム610Bを経由して通信ネットワーク600Aと連結されるように図4に示される。要望通りに、通信ネットワーク600Aおよび関連するネットワーク装置300は、通信ネットワーク600Aと印刷システム300Dとの間の連結により図示されるように、2つのインタフェースシステム310、610を経由して連結することができる。図4は、通信ネットワーク600Aがインタフェースシステム610Dを有し、インタフェースシステム610Dがインタフェースシステム310Dを経由して通信ネットワーク600Aを印刷システム300Dと連結することを図示している。
【0028】
ネットワーク装置300は、図4に図示されるように1つ以上のサーバシステム300A、300B、メモリシステム300C、印刷システム300D、および/もしくはワークステーション300Nを含む、あらゆるタイプの従来のネットワーク装置として与えることができ、少なくとも1つの所定の機能を実行するように構成される。サーバシステム300A、300Bは、代表的には、例えばパーソナルコンピュータシステム等の1つ以上のコンピュータシステムを含み、ネットワークリソースを管理するために用いられる。例えば、サーバシステム300Aは、ファイルを、例えばメモリシステム300C等の大容量ストレージシステムへ記憶するファイルサーバシステムを含むことができる。一方、サーバシステム300Bは、例えば印刷システム300D等の1つ以上の印刷システムを管理する印刷サーバシステムにすることができる。
【0029】
同様に、メモリシステム300Cは、データファイル、命令コード、およびその他のタイプの情報を含む情報を記憶し、与えるように構成することができる。好適にはメモリシステム300Cは、不揮発性メモリシステムを有し、例えばあらゆる電子、磁気、および/もしくは光ストレージ媒体等、制限無くあらゆる従来タイプの大容量メモリシステムとして与えることができる。印刷システム300Dはさらに、あらゆる種類の従来の印刷システムを含むことができ、紙上に情報を印刷するように構成される。
【0030】
ワークステーション300Nは、代表的には、例えばパーソナルコンピュータシステム等の従来の単一ユーザコンピュータシステムとして与えられ、少なくとも1つの入力システム(図示されていない)および少なくとも1つの出力システム(図示されていない)を含む。入力システムは、適合するあらゆるやり方で与えることができ、標準的には、例えばキーボードまたはキーパッド等のプッシュボタン装置、および/もしくは例えばマウスまたはトラックボール等のポインティング装置を含む。代表的出力システムは、例えばコンピュータモニタ等の、視覚的に情報を提示する従来のビデオディスプレイシステム、および/もしくは例えばサウンドカードおよびスピーカ等の、聴覚的に情報を提示する従来のオーディオシステムを含むことができる。要望通りに、入力システムおよび出力システムは、タッチスクリーンのタイプで結合することができる。
【0031】
各ネットワーク装置300は、少なくとも1つの所定の機能を実行するように構成され、例えば、ネットワーク装置300が1つ以上の所定の機能を実行することができないとき、異常を示したと見なすことができる。このような異常は、不適切な電源レベル、命令の実行不能、および/もしくはネットワーク装置300の通信不能を含む多くの理由により、生じる可能性がある。さらに、最初のネットワーク装置300における異常により、1つ以上のその他のネットワーク装置300が異常を示すことになる可能性がある。サーバシステム300Bが印刷システム300Dを管理する印刷サーバシステムのように構成される場合、例えば、印刷システム300Dにおける異常は、サーバシステム300Bにおける異常の結果の可能性がある。
【0032】
ネットワーク装置300は、異常が存在しない場合、好適には、図1を参照して上述したように、1つ以上の状態信号410を与えるように構成される。状態信号410は、例えば動作状態および/もしくは性能データ等の、関連付けられたネットワーク装置300に関連する情報を含む。状態信号410で与えられる代表的な情報は、関連付けられたネットワーク装置300が異常を経験したかどうかに関連した情報にすることができる。図4に図示されるように、ネットワーク装置300は、状態信号410を通信ネットワーク600Aへそれぞれ与えることができ、さらに通信ネットワーク600Aは、状態信号410をネットワーク管理システム200Aへ伝達するように構成される。各ネットワーク装置300が、説明用に状態信号410を与えるように構成されるとして示され説明されたが、当然のことながらネットワークシステム500Aは、状態信号410を与えるようには構成されていない1つ以上のネットワーク装置300を含むことが可能である。
【0033】
状態信号410は、関連付けられたネットワーク装置300に関連する情報を伝達するために、適合するあらゆるタイプの信号として与えることができる。例えば、各状態信号410は、好適には図5Aに図示されるように、電圧および/もしくは電流パルス信号P’の系列を含む。パルス信号P’は、あらゆる形状の波形で形成することができ、要望通りに、パルス信号P’間で実質的に一様にするおよび/もしくは異ならせることができる。幾分別の言い方をすれば、各パルス信号P’は、所定のパルス振幅Vおよび所定のパルス継続時間Tを有することができ、連続するパルス信号P’の間の所定時間間隔Δtが、適合するあらゆる時間間隔を含むことができるように所定パルス時間tで開始することができる。さらに、各ネットワーク装置300による状態信号410は、異ならせことができ、および/もしくは2つ以上のネットワーク装置300は、実質的に同一の状態信号410を与えることができる。
【0034】
図5Aは、関連付けられたネットワーク装置300(図4に示される)により与えられる選択された状態信号410i’の代表的なタイミング図を図示する。状態信号410i’は、1系列の非一様な電圧パルス信号P’を含み、状態信号410i’の4つの選択されたパルス信号P’、P’、P’、およびP’が図5Aに示される。例えばパルス信号P’は、実質的に時点tで始まるように示され、継続時間Tを有する。パルス信号P’は同様に、大略時点tで始まり、継続時間Tを有する。一方、パルス信号P’、P’は、それぞれ時点t、tで実質的に始まり、継続時間T、Tを有する。パルス継続時間T、T、T、およびTは、好適には関連付けられたネットワーク装置300に関連する情報を、ネットワーク管理システム200A(図4に示される)へ伝達するために十分である。状態信号410’は、4つの選択されたパルス信号P’、P’、P’、およびP’を有するとして図5Aに図示されるが、適合するあらゆる数のパルス信号P’を含むことができ、パルス信号P’の数は、関連付けられたネットワーク装置300が異常を示すかどうかに依存することができる。さらに、2つ以上のパルス信号P’は、実質的に一様であり、ならびに/または例えば共通のパルス振幅Vおよび/もしくは共通のパルス継続時間T等の、少なくとも1つの共通のパルス特性を共有することが可能である。ただし、各パルス信号P’、P’、P’、およびP’は、ここでは説明用に実質的に非一様であるように示され説明される。
【0035】
要望通りに、2つ以上の連続するパルス信号P’間の時間間隔Δtは同様に、実質的に一様にすることができる。連続するパルス信号P’間の時間間隔Δtは、好適には実質的に時間間隔の所定範囲内にある。各時間間隔Δtは、代表的には60秒(60sec.)未満もしくは実質的に等しく、あらゆる所定時間を含むことができ、好適には大略1秒(1sec.)以上15秒(15sec.)以下の範囲内にある。各時間間隔Δtは、時間間隔のあらゆる選択された範囲内にあることができ、この範囲は、実質的には1秒(1sec.)と60秒(60sec.)との間で、3秒(3sec.)から8秒(8sec.)までの時間範囲のように、例えば、いずれも5秒(5sec.)の範囲を含んでいる。選択されたネットワーク装置300にとって、60秒(60sec.)を越える時間間隔Δtが適切であってもよい。
【0036】
さらに、パルス信号P’、P’、P’、およびP’は、図5Aに示されるように、所定のパルス振幅V、V、V、およびVでそれぞれ与えられる。パルス振幅V、V、V、およびVはそれぞれ、電位として図示され、適合するあらゆる振幅を含むことができる。さらに、パルス信号P’のグループを規定することができる。パルス信号P’は、例えば、実質的に2つのグループに分割することができる。それは、閾値振幅VTHよりも大きいパルス振幅Vを有するパルス信号P’を含む第1グループ(図示されていない)、および閾値振幅VTH未満のパルス振幅Vを有するあらゆるパルス信号P’を含む第2グループ(図示されていない)である。要望通りに、実質的に閾値振幅VTHに等しいパルス振幅Vを有するあらゆるパルス信号P’は、第1グループまたは第2グループへ割り当てることができる。
【0037】
パルス信号P’は、例えばトランジスタトランジスタロジック(TTL)信号またはエミッタカップルドロジック(ECL)信号等の、あらゆるタイプの論理信号を含むことができ、あらゆる数の別個の論理レベル、例えばロー論理レベルまたはハイ論理レベル等の好適には少なくとも2つの論理レベル、を含むことができる。ハイ論理レベルは、代表的には実質的に接地電位(OVDC)に関連付けられたロー論理レベルよりも大きい、例えば1VDC、3.3VDC、または5VDC等のあらゆる電圧レベルを含むことができる。閾値振幅VTHは、ハイ論理レベルとロー論理レベルとの間の分割するラインを含むことができる。
【0038】
これにより、選択されたパルス信号P’のパルス振幅Vが閾値振幅VTH未満の場合、選択されたパルス信号P’は、ロー論理レベルと関連付けることができ、そうでなければ選択されたパルス信号P’は、ハイ論理レベルと関連付けることができる。同様に、1つ以上のパルス信号P’が状態信号410i’から取り除かれる場合、取り除かれたパルス信号P’は、実質的にゼロに等しく、閾値振幅VTH未満のパルス振幅Vを有するパルス信号P’を含む。これにより取り除かれたパルス信号P’は、ロー論理レベルと関連付けることができ、上述したようにパルス信号P’の第2グループに含むことができる。
【0039】
図5Aにおいて図示されるように、パルス信号P’はパルス信号P’の第1グループに含むことができ、ハイ論理レベルと関連付けることができるが、その理由はパルス振幅Vが閾値振幅VTHよりも大きいからである。パルス振幅V、Vは、パルス信号P’、P’がさらにパルス信号P’の第1グループに含まれ、ハイ論理レベルと関連付けられるように、閾値振幅VTHよりも大きい。パルス振幅V、V、およびVはパルス信号P’、P’、およびP’間で変化することができるが、パルス信号P’、P’、およびP’のそれぞれは、パルス信号P’の第1グループに含まれ、ハイ論理レベルと関連付けることができる。パルス信号P’は、対照的に、パルス信号P’の第2グループにあり、ロー論理レベルと関連付けられるが、その理由はパルス振幅Vが閾値振幅VTH未満であるからである。
【0040】
それゆえに、パルス信号P’の第1および第2グループが、関連付けられたネットワーク装置300における異常の不在および存在をそれぞれ表す場合、図5Aの状態信号410i’は、パルス信号P’、P’、およびP’がそれぞれ第1グループと関連付けられるため、関連付けられたネットワーク装置300が時点tより前に異常を示すことを表す指標を、何も与えない。さらに状態信号410i’は、パルス信号P’がパルス信号P’の第2グループと関連付けられるため、関連付けられたネットワーク装置300が時点tより後に異常を示すことを表す。パルス信号P’の第1および第2グループはそれぞれ、ハイおよびロー論理レベルと関連付けられるように図示され説明されるが、パルス信号P’の第1グループの論理レベルがパルス信号P’の第2グループの論理レベルから識別可能であるように、あらゆる論理レベルと関連付けることができる。例えば、第1グループにおけるパルス信号P’はロー論理レベルと関連付けることができ、一方、第2グループにおけるパルス信号P’はハイ論理レベルを有することができる。
【0041】
幾分別の言い方をすれば、状態信号410i’は、好適には識別可能な、少なくとも2つの信号状態を含むように言うことができる。信号状態は、要望通りに、第1信号状態および第2信号状態を含むとができ、実質的に上述したパルス信号P’のグループに類似することができる。例えば、第2信号状態は第2グループにおけるパルス信号P’と関連付けることができ、関連付けられたネットワーク装置300における異常を示すことができる。そうでなければ、状態信号410i’は第1信号状態と関連付けることができる。第1信号状態において、状態信号410i’は、関連付けられたネットワーク装置300が上述通りに異常を示さないことを表す。
【0042】
要望通りに、状態信号410’におけるパルス信号P’のそれぞれは、異常がネットワーク装置300において生じない限り、振幅、継続時間、および/もしくは周期において実質的に一様にすることができる。図5Bは、振幅、継続時間、および周期において実質的に一様である1系列のパルス信号P”を含む選択された状態信号410i”の代表的なタイミング図を図示する。4つの選択されたパルス信号P”が説明用に図5Bに示されるが、状態信号410”は、適合するあらゆる数のパルス信号P”を含むことができ、その数は、関連付けられたネットワーク装置300(図4に示される)が異常を示すかどうかに依存することができる。パルス信号P”のそれぞれは、所定のパルス振幅Vおよび所定のパルス継続時間Tを有する。パルス信号P”の振幅Vは、好適には実質的に等しく、所定のパルス振幅V(図5Aに示される)に関して詳細に上述したように与えられ、ネットワーク装置300が異常を示さない限り、好適には閾値振幅VTHよりも大きい。同様に、パルス信号P”の継続時間Tは、実質的に等しく、所定のパルス継続時間T(図5Aに示される)を参照して上述したように与えることができる。
【0043】
パルス信号P”はそれぞれ、連続するパルス信号P”間の所定時間間隔Δtが、状態信号410”におけるそれぞれ連続する対のパルス信号P”に対して実質的に等しいように、好適には開始する。連続するパルス信号P’間の時間間隔Δtは、好適には、図5Aを参照して詳細に上述したようなあらゆる所定範囲を含む、実質的に時間間隔の所定範囲内にある。連続するパルス信号P”間の時間間隔Δtが、図5Bに図示される時点tに実質的に等しい場合、各パルス信号P”は、それゆえに、パルス時間tの整数倍に実質的に等しい所定パルス時間で開始することができる。
【0044】
図5Aを参照して詳細に上述したように、パルス信号P”のグループを規定することができる。例えば、第1グループ(図示されていない)は、閾値振幅VTHよりも大きいまたは実質的に等しい振幅Vを有するパルス信号P”を含むことができる。一方、第2グループ(図示されていない)は、閾値振幅VTH未満の振幅Vを有するあらゆるパルス信号P”を含むことができる。パルス信号P”の各グループは、上述したように論理レベルと関連付けることができる。さらに、取り除かれるあらゆるパルス信号P”は、詳細に上述したように第2グループの論理レベルと関連付けることができる。これによりネットワーク装置300における異常の不在または存在は、選択されたパルス信号P”が、パルス信号P”の第1グループまたはパルス信号P”の第2グループとそれぞれ関連付けられるかどうかにより、示すことができる。
【0045】
図6は、ネットワークシステム500A(図4に示される)のネットワーク装置300A〜300N(図4に示される)により与えられる状態信号410A〜410Nを図示する代表的なタイミング図である。状態信号410A〜410Nのそれぞれは、図6に示されるように1系列の電圧パルス信号P〜Pを含み、状態信号410i’(図5Aに示される)および/もしくは状態信号410i”(図5Bに示される)に関して詳細に上述したように与えることができる。例えば、状態信号410Aは、実質的に一様なパルス信号Pの1系列を有し、パルス信号Pはそれぞれ、所定のパルス振幅Vおよび所定のパルス継続時間Tを有するように図示される。状態信号410B、410Cは同様に、所定のパルス振幅V、Vおよび所定のパルス継続時間T、Tを有する実質的に一様なパルス信号P、Pの系列としてそれぞれ示される。同様に図6に図示されるように、状態信号410Dはパルス信号Pの1系列にすることができ、一方、状態信号410Nはパルス信号Pの1系列を含むことができる。
【0046】
各系列におけるパルス信号P、Pは、実質的に一様にすることができ、図6に示されるように、所定のパルス振幅V、Vおよび所定のパルス継続時間T、Tを有することができる。本例では、パルス振幅V〜Vのそれぞれは、各閾値振幅VTH(図5A〜図5Bに示される)よりも大きい、または実質的に等しいと推定される。これにより、図5Aおよび図5Bを参照して詳細に上述したように、パルス信号P〜Pの存在は、関連付けられたネットワーク装置300A〜300Nが異常を示さず、一方、パルス信号P〜Pの予期せぬ不在により、1つ以上のネットワーク装置300A〜300Nにおいて、異常を示す。
【0047】
図5Aおよび図5Bを参照して詳細に上述したように、状態信号410A〜410Nはそれぞれ、連続するパルス信号P〜P間の所定時間間隔Δt〜Δtが、適合するあらゆる時間間隔を含むことができるように、所定パルス時間t〜tで開始することができる。各パルス信号P〜Pが時間的に分離している、ならびに/または2つ以上のパルス信号P〜Pが少なくとも部分的に一致するおよび/もしくは時間的に重なり合うように、パルス信号P〜Pに対応するパルス時点t〜tは、各状態信号410A〜410Nに対して、実質的に同一にするおよび/もしくは異ならせることができる。例えば、図6に示されるようにパルス信号P、Pは、時間的に分離しており、その理由は先行するパルス信号Pが終了した後で、各パルス信号Pが開始するからである。対照的に、パルス信号P、Pのそれぞれは、実質的に一致するように図示される。2つ以上の状態信号410A〜410Nに属するパルス信号P〜Pは、関連付けられたネットワーク装置300が少なくとも1つの関連機能を実行するように構成されるとき、実質的に一致してもよい。本例において、例えば、サーバシステム300Bは、印刷システム300Dを管理する印刷サーバシステムとして構成することができる。
【0048】
時間間隔Δt〜Δtはさらに、連続するパルス信号P〜P間においておよび/もしくは各状態信号410A〜410Nに対して、要望通りに、実質的に一様にするおよび/もしくは異ならせることができる。各状態信号410A〜410Nは、連続するパルス信号P〜P間において実質的に一様な時間間隔Δt〜Δtを有するように図6に示される。しかしながら、図示される時間間隔Δt〜Δtは、状態信号410A〜410N間で異ならせることができる。状態信号410A、410Bの時間間隔Δt、Δtは図6では実質的に等しいが、時間間隔Δtは時間間隔Δtよりも大きいように示される。好適には、時間間隔Δt〜Δtは、実質的に時間間隔の所定範囲内にあり、図5Aを参照して詳細に上述したようにあらゆる所定範囲を含む。
【0049】
要望通りに、状態信号410A〜410Nは、図6に図示されるように、例えば1つ以上のシステム周期T等の、複数の時間的区分に分割することができる。各システム周期Tは、システム周期T間で実質的に一様にするおよび/もしくは異ならせることができる時間継続幅を含む。システム周期Tの継続幅は、適合するあらゆる基準に従って決定することができ、好適には、図5Aを参照して詳細に上述したようなあらゆる所定範囲を含む、実質的に時間継続幅の所定範囲内にある。例えば、システム周期Tの継続幅は、1つ以上の状態信号410A〜410Nにおいて連続するパルス信号P〜P間における例えば所定時間間隔Δt等の所定時間間隔、および/もしくは所定時間間隔であって実質的にすべてのネットワーク装置300がその時間間隔の間少なくとも1つのパルス信号P〜Pを与えるように構成される所定時間間隔、を含むことができる。システム周期Tの時間継続幅は、適合するあらゆる時間継続幅を含むことができるが、説明用に図6を参照して、状態信号410Aにおいて連続するパルス信号P間の時間間隔Δtに実質的に等しいように、システム周期Tは示され説明される。
【0050】
各システム周期Tは、例えば所定システム周期時間t等の適合するあらゆる時点において開始することができる。要望通りに周期時間tは、1つ以上のパルス時間t〜tと実質的に一致することができる。システム周期Tの継続幅が図6に示されるように実質的に一様である場合、各システム周期Tは、実質的に周期時間tの整数倍に等しい所定周期で開始することができる。説明用に図6を参照して、パルス時間t〜tは、各システム周期Tに対する周期時間tからの時間的オフセットとして示され説明される。
【0051】
周期時間tで始まる第1システム周期Tの間、図6の状態信号410Aはパルス信号Pを含む。パルス信号Pは、周期時間tの後でパルス時間t経過後の時点t+tで開始する。言い換えれば時点t+tは、実質的にパルス時間tと周期時間tとの合計を含む。パルス信号Pは、いったん開始すると、実質的に時間間隔Δtに対してパルス振幅Vを保持する。同様に状態信号410Bは、時点t+tでパルス信号Pを開始し、実質的に時間間隔Δtに対してパルス振幅Vを保持するように示される。さらに状態信号410C、410Dは、それぞれパルス信号P、Pを含む。
【0052】
パルス信号Pは、時点t+tで開始し、実質的に時間間隔Δtに対してパルス振幅Vを保持する。一方、パルス信号Pは、時点t+tで開始し、実質的に時間間隔Δtに対してパルス振幅Vを保持する。状態信号410Nは、時点t+tでパルス信号Pを開始し、実質的に時間間隔Δtに対してパルス振幅Vを保持するように示される。図5Aおよび図5Bを参照して詳細に上述したように、状態信号410A〜410Nは、それゆえに関連付けられたネットワーク装置300A〜300Nが異常を示していないことを表す指標を与える。その理由は、パルス信号P〜Pのうちいずれも第1システム周期Tの間、取り除かれなかったからである。
【0053】
図6に示される状態信号410Aはさらに、周期時間2tで始まる第2システム周期Tにおけるパルス信号Pを含む。パルス信号Pは、第1システム周期Tに関して上述したように与えられ、時点2t+tで開始する。状態信号410B、410D、および410Nは、上述されたように与えられ、同様に時点2t+t、2t+t、および2t+tで、パルス信号P、P、およびPをそれぞれ開始する。状態信号410A、410B、410D、および410Nは、パルス信号P、P、P、およびPを含み、その理由は、上述したように図6に示される状態信号410A、410B、410D、および410Nの時間間隔Δt、Δt、Δt、Δtが、実質的にシステム周期Tに等しいからである。
【0054】
状態信号410Cの時間間隔Δtは、対照的に、システム周期Tよりも大きいように示される。それゆえに状態信号410Cは、第2システム周期Tの間、パルス信号Pを含まない。パルス信号Pは、第2システム周期Tの間生じると期待されていないから、パルス信号Pは状態信号410Cから取り除かれていない。第2システム周期Tにおける状態信号410Cからのパルス信号Pの不在自体は、メモリシステム300Cが異常を示すことを表す指標を含まない。さらに詳細に上述したように状態信号410A〜410Nは、それゆえに関連付けられたネットワーク装置300A〜300Nが異常を示すことを表すいかなる指標も与えない。その理由は、パルス信号P〜Pのうちいずれも、第2システム周期Tの間、取り除かれていなかったからである。
【0055】
周期時間3tで始まる第3システム周期Tにおいて、図示される状態信号410A〜410Nは、パルス信号P〜Pを含み、パルス信号P〜Pのそれぞれは、第1システム周期Tに関して上述したように与えられる。図6に示されるように、パルス信号Pは時点3t+tで開始し、一方パルス信号P、Pは時点3t+t、3t+tでそれぞれ開始する。パルス信号Pは同様に、時点3t+tで開始する。さらに詳細に上述したように、状態信号410A〜410Nは、それゆえに関連付けられたネットワーク装置300A〜300Nが異常を示さないことを表す指標を与える。その理由は、パルス信号P〜Pのうちいずれも、第3システム周期Tの間、取り除かれていなかったからである。
【0056】
周期時間4tで始まる第4システム周期Tを参照すると、状態信号410Aはパルス信号Pを含むようには示されていない。しかしながら、図6で図示されるように状態信号410Aの時間間隔Δtは、実質的にシステム周期Tに等しいから、サーバシステム300Aは、状態信号410Aにおける第4システム周期Tの間、パルス信号Pを含むように期待される。さらに詳細に上述したように、状態信号410Aは、それゆえにサーバシステム300Aが異常を経験し、時点3t+tと時点4t+tとの間で異常が生じたこと示す。
【0057】
第2システム周期Tを参照して上述したように、状態信号410B、410D、および410Nは、パルス信号P、P、およびPを含む。パルス信号P、P、およびPは、上述したように与えられ、図6に示されるように時点4t+t、4t+t、および4t+tでそれぞれ開始する。一方、状態信号410Cは、第4システム周期Tの間、パルス信号Pを含まない。パルス信号Pが第4システム周期Tの間、生じるとは期待されていないから、状態信号410Cからのパルス信号Pの不在は、メモリシステム300Cが異常を示すことを表す指標を含まない。さらに詳細に上述したように、状態信号410B〜410Nは、それゆえに関連付けられたネットワーク装置300B〜300Nが異常を示すことを表すいかなる指標も与えない。その理由は、パルス信号P〜Pのうちいずれも、第4システム周期Tの間、取り除かれなかったからである。第4システム周期Tの間与えられる状態信号410A〜410Nは、サーバシステム300Aが異常を示し、ネットワーク装置300B〜300Nが異常を示さないことを示す。
【0058】
サーバシステム300Aにおける異常は、サーバシステム300Aが将来の時点において動作可能であるように、検出し修復することができる。図6に示されるように、状態信号410Aは、周期時間mtで始まる第mシステム周期Tの間、パルス信号Pを含む。図示される状態信号410B〜410Nはさらに、パルス信号P〜Pを含み、パルス信号P〜Pのそれぞれは上述したように与えられる。図6に示されるように、パルス信号Pは時点mt+tで開始し、一方パルス信号P、Pは時点mt+t、mt+tでそれぞれ開始する。パルス信号Pは同様に、時点mt+tで開始する。さらに詳細に上述したように、状態信号410A〜410Nは、それゆえにサーバシステム300Aを含む関連付けられたネットワーク装置300A〜300Nが異常を示さないことを表す指標を与える。その理由は、パルス信号P〜Pのうちいずれも、第mシステム周期Tの間、取り除かれなかったからである。
【0059】
ネットワーク装置300A〜300Nは、適合するあらゆるやり方で状態信号410A〜410Nを与えることができる。図4に戻ると、例えばネットワーク装置300は、状態信号410を与えるタイミングシステム320を含むことができる。タイミングシステム320は、状態信号410を与えるために適合するあらゆるタイプのタイミングシステムを含むことができ、1つ以上のハードウェアコンポーネントおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントを有することができる。1つの具体的なタイミングシステム320は、従来のカウンタシステムである。各ネットワーク装置300A〜300Nは、説明用にタイミングシステム320A〜320Nを有するとして示され説明されるが、ネットワークシステム500Aは、タイミングシステム320を含まない、および/もしくは上述したような状態信号410を与えないように構成される、1つ以上のネットワーク装置300を含むことができる。
【0060】
2つ以上のネットワーク装置300は、図4に図示されるように実質的に分離しているタイミングシステム320と関連付けることができ、および/もしくは共通のタイミングシステム320と関連付けることができる。共通のタイミングシステム320は、選択されたネットワーク装置300のそれぞれに対して実質的に分離している状態信号410を与える、および/もしくは2つ以上の選択されたネットワーク装置300に対して少なくとも1つの複合状態信号410を与える、ように構成することができる。共通のタイミングシステム320は、インタフェースシステム310を参照して詳細に上述したように、選択されたネットワーク装置300のうち、実質的に、少なくとも1つの内部におよび/もしくは少なくとも1つから分離して、配置され、例えば選択されたネットワーク装置300が少なくとも1つの関連機能を実行するときに、適切であるかもしれない。少なくとも1つの関連機能を実行する代表的な選択されたネットワーク装置300は、印刷システム300Dを管理する印刷サーバシステムとして構成されるサーバシステム300Bを含む。サーバシステム300B、印刷システム300D、もしくは両方における異常は、関連付けられた印刷機能を混乱させる可能性があるから、共通のタイミングシステム320は、関連付けられた印刷機能の状態に関連した状態信号420を与えるように構成することができる。
【0061】
図7A〜図7Cを参照すると、図示されるネットワーク装置300のそれぞれは、処理システム330およびメモリシステム340を含むように示される。処理システム330は、性能、すなわちネットワーク装置300により実行される所定の機能のうち少なくとも1つ、を実行および/もしくは制御するように構成される。処理システム330は、例えば1つ以上のマイクロプロセッサ(μP)、セントラルプロセッシングユニット(CPU)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および/もしくはあらゆる種類の特定用途向け集積回路(ASIC)等、制限無く、適合するあらゆるタイプの従来の処理システムとして与えることができる。ネットワーク装置300が異常を経験する場合、処理システム330はさらに、制御信号420(図4に示される)を経由してネットワーク管理システム200(図4に示される)により与えられるような是正措置を実行するあらゆる命令に従って、実質的に異常を修復する適切な是正措置に関連した情報を処理することができる。
【0062】
メモリシステム340は、処理システム330と連結され、通信するように構成される。メモリシステム340はさらに、例えばソフトウェアまたはファームウェア、中間計算結果、ならびに処理システム330および/もしくはネットワーク装置300と関連付けられるその他の情報等の、命令コードを含む情報を記憶し与えるように構成される。メモリシステム340はさらに、ネットワーク装置300の現在のおよび/もしくは過去の動作状態に関連した性能データを、要望通りに含むことができる。メモリシステム340は、好適には不揮発性メモリシステムを有し、例えばあらゆる電子、磁気、および/もしくは光ストレージ媒体等、制限無く、適合するあらゆるタイプの従来のメモリシステムを含むことができる。例えば、代表的なストレージ媒体は、1つ以上のスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、電子的に消去可能なプログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ハードドライブ(HDD)、コンパクトディスク(CD)、および/もしくはあらゆる種類のデジタルビデオディスク(DVD)を含むことができる。
【0063】
要望通りに処理システム330は、関連付けられたネットワーク装置300に関する状態信号410(図4に示される)を与えるように構成することができる。処理システム330は、図4に図示されるタイミングシステム320を参照して詳細に上述したようなことを含む、適合するあらゆるやり方で、状態信号410を与えることができる。例えば、処理システム330は、メモリシステム340内に記憶されたソフトウェアアルゴリズムを実行することにより、および/もしくは関連付けられたネットワーク装置300を周期的にポーリングし、所定の機能が実行されているかどうかを決定することにより、状態信号410を与えることができる。図7Aのネットワーク装置300Xに図示されるように、タイミングシステム320は、処理システム330Xから分離することができる。一方タイミングシステム320は、図7Bに図示されるように、ネットワーク装置300Yにおける処理システム330Yの内部に実質的に配置されるように示される。さらにメモリシステム340は、図7Bに示されるように処理システム330Yから分離する、および/もしくは図7Cに示されるようにネットワーク装置300Zにおける処理システム330Zの内部に実質的に配置する、ことができる。
【0064】
ネットワーク管理システム200Aは、ネットワーク装置300における異常を検出し修復するように構成され、適合するあらゆるやり方でネットワーク装置300から状態信号410を受信することができる。図4に戻ると、ネットワーク管理システム200は、ネットワーク装置300からネットワークシステム500Aを経由して、状態信号410を受信するように構成されるとして図示される。ネットワーク管理システム200は、直接的または間接的に、例えば図4に示されるようにインタフェースシステム210を経由することを含む、従来のあらゆるやり方で、ネットワークシステム500Aと連結することができる。インタフェースシステム210は、インタフェースシステム310を参照して上述したように与えられ、ネットワーク管理システム200Aとネットワークシステム500Aとの間で通信信号400のやり取りを促進するように構成され、実質的にネットワーク管理システム200Aの内部に、またはネットワーク管理システム200Aから分離して配置することができる。
【0065】
ネットワークシステム500Aはさらに、インタフェースシステム(図示されていない)を含むことができる。ネットワーク管理システム200Aが、図4に図示されるように通信ネットワーク600Aを経由してネットワークシステム500Aと連結される場合、例えばインタフェースシステム610は、ネットワーク管理システム200Aと通信ネットワーク600Aを連結するように与えることができる。インタフェースシステムは、好適には従来の通信インタフェースシステムを有し、例えば所定数の通信ポートを有するネットワークハブ等の1つ以上のハードウェアコンポーネント、および/もしくはインタフェースシステム610に関して上述したように例えばデバイスドライバ等の1つ以上のソフトウェアコンポーネント、を含むことができる。インタフェースシステムは、ネットワーク管理システム200Aとネットワークシステム500Aとの間で通信信号400のやり取りを促進するように構成され、実質的に、ネットワークシステム500Aの内部にまたはネットワークシステム500Aから分離して、配置することができる。
【0066】
ネットワーク管理システム200Aは、状態信号410を受信すると、適合するあらゆるやり方で状態信号410を処理し、異常が1つ以上のネットワーク装置300に生じたかどうかを決定することができる。ネットワーク管理システム200Aはさらに、状態信号410が処理されるとき、あらゆる異常を修復するために適合する制御信号420を与えるように構成される。例えば、ネットワーク管理システム200Aは、状態信号410を処理する信号処理システム220、および図4に示されるように制御信号420を与える信号供給システム230、を含むことができる。信号処理システム220は、1つ以上のハードウェアコンポーネントおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントを有し、状態信号410を受信し処理するために適合するあらゆるタイプの信号処理システムを含むことができる。一方、信号供給システム230は、制御信号420を与えるために適合するあらゆるタイプの信号供給システムとして与えることができる。信号処理システム220および信号供給システム230は、説明用に実質的に分離しているように示され説明されるが、要望通りに、少なくとも部分的に結合することができるおよび/もしくは1つ以上のコンポーネントを共有することができる。
【0067】
信号処理システム220は、関連付けられた状態信号410のうちいずれか、1つ以上の関連付けられたネットワーク装置300において異常を示したかどうかを決定するように構成され、適合するあらゆるやり方で状態信号410を受信し処理することができる。図4に図示されるように、例えば信号処理システム220は、このような異常が関連付けられた状態信号410のうちいずれにより示されるかどうかに関連する、異常情報を伝達するイネーブル信号430を与えることができる。イネーブル信号430は、異常情報を伝達するために適合するあらゆるタイプの信号として与えることができ、適合するあらゆる形状の波形で与えることができる。例えば、各イネーブル信号430は、状態信号410i’を参照して詳細に上述したように、少なくとも2つの信号状態を有することができる。イネーブル信号430の信号状態は、好適には識別可能な信号状態を有し、関連付けられたネットワーク装置300における異常の指標の不在と関連付けられる第1信号状態、および異常の指標の存在と関連付けられる第2信号状態を含むことができる。
【0068】
1つ以上のハードウェアコンポーネントが与えられる場合、信号処理システム220は、少なくとも1つの能動的ハードウェアコンポーネントおよび/もしくは少なくとも1つの受動的ハードウェアコンポーネントを含むことができる。代表的な能動的信号処理システム220Xが図8Aに示される。信号処理システム220Xは、関連付けられたネットワーク装置300(図4に示される)により与えられる選択された状態信号410iを受信し、関連付けられたネットワーク装置300に関連する異常情報を伝達するイネーブル信号430iを与えるように構成され、クロックシステム222およびカウンタシステム224を含むように図示される。クロックシステム222は、所定周波数を有するクロック信号450を与えるために適合するあらゆるタイプの従来のクロックシステムにすることができる。カウンタシステム224は同様に、あらゆるタイプの従来のMビットカウンタシステムを含むことができ、状態信号410iおよびクロック信号450を受信することができる。カウンタシステム224はさらに、例えば1つ以上のカウンタ出力信号Q〜QM−1および/もしくはリップルキャリー出力信号(図示されていない)等の、1つ以上のカウンタ信号440を与えるように構成される。
【0069】
図8Aに示されるように、状態信号410iは、カウンタシステム224のリセット入力RSTを経由して受信することができる。一方、クロックシステム222は、カウンタシステム224のクロック入力CLKと連結され、クロック信号450を与えるように構成される。これによりカウンタシステム224は、状態信号410iによりリセットされるまで、クロック信号450の各クロック周期に従って増加(または減少)するように構成される。要望通りにカウンタシステム224は、例えばカウンタ信号440間でリップルキャリー出力信号を含むこと等により、実質的に直接的にイネーブル信号430iを与えることができる。幾分別の言い方をすれば、イネーブル信号430iは、カウンタ信号440のうちの選択された1つを経由して与えることができる。
【0070】
イネーブル信号430iはさらに、2つ以上の選択されたカウンタ信号440の組み合わせを含むことができる。図8Aに図示されるように、カウンタシステム224は、例えば論理システム226と連結され、通信するように構成されることにより、間接的にイネーブル信号430iを与えることができる。論理システム226は、カウンタ信号440を受信しイネーブル信号430iを与えるために、例えば組み合わせおよび/もしくは順序論理システム等の、あらゆる従来タイプの論理システムを含むことができる。図8Aに示されるように、論理システム226は、カウンタシステム224のカウンタ出力信号Q〜QM−1のうち、いくつかまたは実質的にすべてを受信する、1つ以上の論理入力D〜Dと、イネーブル信号430iを与える少なくとも1つの論理出力Yと、を含むことができる。クロック信号450は、例えば要望通りに論理システム226とクロックシステム222とを連結すること等により、論理システム226へ与えることができる。カウンタシステム224、論理システム226、および/もしくはクロックシステムは、説明用に実質的に分離しているように示され説明されるが、例えば1つ以上のプログラマブルロジックアレイ(PLA)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および/もしくはあらゆる種類の特定用途向け集積回路(ASIC)等により、一体化することができる。
【0071】
信号処理システム220Xにおける所定のタイミング期間tSPC(図8Bに示される)は、クロック信号450および/もしくはカウンタ信号440の所定周波数の選択により決定することができる。例えばタイミング期間tSPCは、クロック信号450の所定周波数を減少させることにより、および/もしくは論理システム226により考慮されるカウンタ出力信号Q〜QM−1の数を増加させることにより、増加することができる。タイミング期間tSPCは、好適には実質的に時間間隔の所定範囲内にあり、時間間隔Δt(図5Aに示される)に関して詳細に上述したように、あらゆる所定範囲を含む。タイミング期間tSPCは好適には、関連付けられたネットワーク装置300が異常を示したことを表す指標が不在の場合に、タイミング期間tSPCが終了する前に状態信号410iがカウンタシステム224をリセットすることができるように、選択される。関連付けられたネットワーク装置300が異常を示したことを表す指標を、状態信号410iが含むとき、状態信号410iはカウンタシステム224をリセットしないように構成されることにより、タイミング期間tSPCは終了可能になる。
【0072】
図4を参照して上述したように、イネーブル信号430iは好適には、少なくとも2つの識別可能な信号状態を含む。イネーブル信号430iの第1信号状態は、関連付けられたネットワーク装置300における異常の指標の不在と関連付けられる。一方、イネーブル信号430iは同様に、異常の指標の存在と関連付けられる第2信号状態を有する。状態信号410i’(図5Aに示される)に関して詳細に上述したように、イネーブル信号430iは、それぞれが信号状態のうちの1つと関連付けられる、ハイ論理レベルおよびロー論理レベルを有する論理信号を含むことができる。イネーブル信号430iの第1および第2信号状態は、説明用にだけ、それぞれがローおよびハイ論理レベルと関連付けられるように、図8Aおよび図8Bを参照して示され説明される。
【0073】
信号処理システム220Xの動作は、図8Bの代表的なタイミング図により図示することができる。図8Bにおける上部のタイミング図は、図5Aを参照して詳細に上述したように、状態信号410i’の関連する部分を示す。状態信号410i’は、非一様な電圧パルス信号P’の1系列を含み、状態信号410i’における4つの選択されたパルス信号P’、P’、P’、およびP’が、図8Bに示される。より詳細に上述したように、パルス信号P’、P’、およびP’は、パルス信号P’の第1グループに含まれ、パルス振幅V、V、およびVがそれぞれ閾値振幅VTHりも大きいため、ハイ論理レベルと関連付けることができる。一方、パルス信号P’は対照的に、パルス信号P’の第2グループにあり、パルス振幅Vが閾値振幅VTH未満であるため、ロー論理レベルと関連付けられる。それゆえに、パルス信号P’の第1および第2グループが、関連付けられたネットワーク装置300における異常の不在および存在をそれぞれ表す場合、図8Bの状態信号410i’は、関連付けられたネットワーク装置300が時点tより前に異常を示したことを表す指標を何も与えない。その理由は、パルス信号P’、P’、およびP’が、それぞれ第1グループと関連付けられるからである。状態信号410i’はさらに、関連付けられたネットワーク装置300が時点tより後に異常を示したことを表す。その理由は、パルス信号P’がパルス信号P’の第2グループと関連付けられるからである。
【0074】
図8Bに示されるようにイネーブル信号430i’のタイミング図を参照すると、イネーブル信号430i’は、時点tより前に第1信号状態のロー論理レベルを有するように図示される。ロー論理レベルは、図8Bにおける電圧レベルV’と関連付けられるように図示される。カウンタシステム224(図8Aに示される)が、クロック信号450(図8Aに示される)の各クロック周期を増加(または減少)させるにつれて、論理システム226(図8Aに示される)は、関連するカウンタ信号440を受信し、タイミング期間tSPCが終了したかどうかをを決定する。タイミング期間tSPCが終了していない限り、イネーブル信号430i’は、第1論理状態を保持し、ロー論理レベルの電圧レベルV’を含む。しかしながら、タイミング期間tSPCが終了可能な場合、イネーブル信号430i’は第2論理状態に入り、好適には第2論理状態を保持することができる。第2論理状態は、図8Bに図示されるように、ハイ論理レベルの電圧レベルV’と関連付けることができる。
【0075】
時点tにおいて、状態信号410i’は、図8Bに示されるようにパルス信号P’を与える。パルス信号P’は、カウンタシステム224のリセット入力RSTにより受信され、カウンタシステム224をリセットするように構成される。いったんカウンタシステム224がリセットすると、カウンタシステム224は再び、クロック信号450の各クロック周期に従って増加(減少)し始める。これによりイネーブル信号430i’は、時点t+tSPCまで、第1論理状態の電圧レベルV’を保持することができ、カウンタシステム224が再び時点t+tSPCより前にリセットしない限り、第2論理状態に入る。状態信号410i’は、時点t+tSPCより前の時点tにおいて、パルス信号P’を与えるように図示される。上述したように、カウンタシステム224は、イネーブル信号430i’が時点t+tSPCまで第1論理状態を保持することができるように、パルス信号P’によりリセットされる。パルス信号P’は、図8Bに示されるように時点tにおいて状態信号410i’により与えられる。時点tが時点t+tSPCより前に生じるから、カウンタシステム224は、イネーブル信号430i’が上述したように第1論理状態を保持し続けるように、パルス信号P’によりリセットされる。これによりイネーブル信号430i’は、時点t+tSPCまで第1論理状態を保持することができる。
【0076】
状態信号410i’は、時点tにおいてパルス信号P’を与えるように示される。時点tは時点t+tSPCより時間的に前にあるにもかかわらず、パルス信号P’は、パルス信号P’、P’、およびP’と対照的に、カウンタシステム224をリセットしないように構成される。それゆえにカウンタシステム224は、イネーブル信号430i’が時点t+tSPCまで第1論理状態の電圧レベルV’を保持するように、クロック信号450の各クロック周期に従って増加(減少)し続ける。状態信号410i’は、時点t+tSPCより前にカウンタシステム224をリセットするために適合するパルス信号P’を与えないから、イネーブル信号430i’は、時点t+tSPCにおいて第2論理状態に入る。イネーブル信号430i’が第2論理状態に入ると、図8Bに示されるように電圧レベルV’を与える。
【0077】
要望通りにイネーブル信号430i’は、例えばネットワーク管理システム200A(図4に示される)からのリセット信号(図示されていない)等の反対の命令を受けるまで、実質的に第2論理状態を保持するように構成することができる。例えば信号処理システム220X(図8Aに示される)は、論理システム226(図8Aに示される)から分離している、および/もしくは実質的に論理システム226の内部に配置される、ラッチシステム(図示されていない)を含むことができる。ラッチシステムは、例えば1つ以上のラッチおよび/もしくはフリップフロップ等の、適合するあらゆるタイプの従来のラッチシステムを有し、イネーブル信号430i’を受信し、修正イネーブル信号(図示されていない)を与えるように構成される。修正イネーブル信号は、イネーブル信号430i’が第1論理状態にあるとき、実質的にイネーブル信号430i’を含む。しかしながら、イネーブル信号430i’が第2論理状態に入る場合、修正イネーブル信号は、イネーブル信号430i’が続いて第1論理状態へ戻るかどうかにかかわらず、実質的にイネーブル信号430i’の第2論理状態を保持するように構成される。
【0078】
図9Aは、具体的な受動的信号処理システム220Yを示す。上述したように、信号処理システム220Yは、関連付けられたネットワーク装置300(図4に示される)により与えられる選択された状態信号410iを受信し、関連付けられたネットワーク装置300に関連する異常情報を伝達するイネーブル信号430iを与えるように構成される。図8Aおよび図8Bを参照して上述したように、イネーブル信号430iは好適には、少なくとも2つの識別可能な信号状態、すなわち第1信号状態および第2信号状態、を含む。イネーブル信号430iの第1および第2信号状態は、関連付けられたネットワーク装置300における異常の指標の不在および存在と、それぞれ関連付けられる。
【0079】
信号処理システム220Yは、所定のタイミング期間tRC(図9Bに示される)を有する。タイミング期間tSPC(図8Bに示される)を参照して上述したように、関連付けられたネットワーク装置300が異常を示したことを表す指標が不在の場合、状態信号410iがタイミング期間tRCの終了前にパルス信号P”(図9Bに示される)を与えるように、タイミング期間tRCは好適には選択される。関連付けられたネットワーク装置300が異常を示したことを表す指標を、状態信号410iが含むとき、タイミング期間tRCが終了可能なように、状態信号410iはパルス信号P”を含まない。タイミング期間tSPCは、例えば受動的コンポーネントのような1つ以上のコンポーネントの選択により、決定することができ、好適には、時間間隔Δt(図5Aに示される)に関して詳細に上述したような、あらゆる所定範囲を含む時間間隔の所定範囲内に、実質的にある。
【0080】
信号処理システム220Yは、抵抗RiおよびキャパシタCiを含む従来のRCネットワークを含むように、図9Aに図示される。抵抗RiおよびキャパシタCiはそれぞれ、第1および第2端子を有する。図9Aに示されるように、抵抗Riの第1端子は、状態信号410iを受信するように構成される。一方、抵抗Riの第2端子は、キャパシタCiの第1端子と連結され、イネーブル信号430iを与えるように構成される。キャパシタCiの第2端子は、例えば信号接地等の基準と連結される。タイミング期間tRCは、RCネットワークの時定数として与えることができ、例えば抵抗RiおよびキャパシタCiに対する値の適切な選択による等の従来のやり方で、決定することができる。信号処理システム220Yは、説明用に抵抗RiおよびキャパシタCiを有するように示され説明されるが、適切なディスクリートからなる適合するあらゆる構成、またはあらゆる種類のコンポーネントが一体化されたものにより与えることができる。
【0081】
図9Aに示されるように、状態信号410iは、状態信号410iのパルス信号P”がキャパシタCiを充電するように構成され、イネーブル信号430iが選択された電圧レベルV”(図9Bに示される)に大略接近するように、抵抗Riを経由して受信することができる。キャパシタCiは、各パルス信号P”の後で、次に続くパルス信号P”により再充電されるまで、実質的にRCネットワークの時定数に従って放電し始める。これにより状態信号410iの電圧レベルは、キャパシタCiが放電することにつれて、選択された電圧レベルV”未満に低下する。イネーブル信号430iは、所定電圧レベルV”(図9Bに示される)よりも大略大きい間、第1信号状態と関連付けることができ、そうでなければ、イネーブル信号430iは、第2信号状態と関連付けることができる。
【0082】
図9Bは、信号処理システム220Yの動作を図示する代表的なタイミング図を与える。図9Bの上部タイミング図は、図5Bを参照して詳細に上述したように、状態信号410i”の関連する部分を示す。状態信号410i”は、実質的に電圧パルス信号P”の1系列を含み、電圧パルス信号P”はそれぞれ、所定のパルス振幅Vを有する。所定のパルス振幅Vは、ネットワーク装置300が異常を示さない限り、好適には閾値振幅VTHよりも大きく、好適には連続するパルス信号P”間における所定時間間隔Δtで開始する。より詳細に上述したように、状態信号410i”のパルス信号P”は、関連付けられたネットワーク装置300(図4に示される)における異常の不在を表すことができる。しかしながら、時点4tにおいて状態信号410i”は、パルス信号P”を与えず、関連付けられたネットワーク装置300における異常の存在を表す指標を与えることができる。図9Bの状態信号410i”は、時点3tより前に異常を表す指標を与えず、関連付けられたネットワーク装置300が時点3tより後に異常を示したことを表す。その理由は、状態信号410i”が時点4tにおいてパルス信号P”を与えないからである。
【0083】
図9Bに示されるようにイネーブル信号430i”のタイミング図を参照すると、イネーブル信号430i”は、時点tより前に電圧レベルV”よりも大きい電圧レベルを有するように図示される。キャパシタCi(図9Aに示される)が放電し続けるにもかかわらず、イネーブル信号430i”は第1信号状態のままであり、関連付けられたネットワーク装置300における異常の不在を示す。時点tにおいて、状態信号410i”は、図9Bに示されるようにパルス信号P”を与える。パルス信号P”はキャパシタCiへ与えられ、イネーブル信号430i”が選択された電圧レベルVに大略接近するように、キャパシタCiを充電し、関連付けられたネットワーク装置300における異常の存在が、状態信号410i”により示されなかったことを表す。キャパシタCiは、パルス信号P”の後、RCネットワークの時定数に従って、実質的に放電し始める。これによりイネーブル信号430i”は、電圧レベルV”よりも大きい電圧レベルを保持し、時点t+tRCまで第1信号状態のままにすることができる。イネーブル信号430i”は、状態信号410i”が時点t+tRCより前にその他のパルス信号P”を与えない限り、第2信号状態に入る。
【0084】
状態信号410i”は、時点t+tRCより前の時点2tにおいて、パルス信号P”を与えるように図示される。上述したように、キャパシタCiはそれゆえに、イネーブル信号430i”が選択された電圧レベルV”に大略接近するように再び充電され、時点2t+tRCまで、第1信号状態のままにすることができる。その他のパルス信号P”が、図9Bに示されるように、時点3tにおいて状態信号410i”により与えられる。時点3tが時点2t+tRCより前に生じるから、キャパシタCiは、上述したようにイネーブル信号430i”が時点3t+tRCまで第1信号状態を保持し続けるように、再び充電される。これによりイネーブル信号430i”は、状態信号410i”が時点3tより前に関連付けられたネットワーク装置300における異常の存在を示さなかったことを表す。
【0085】
上述したように、状態信号410i”は、時点4tにおいてパルス信号P”を与えず、関連付けられたネットワーク装置300における異常の存在を示す。それゆえにキャパシタCiは、時点4tにおいて再充電されず、イネーブル信号430i”の電圧レベルが時点3t+tRCにおいて電圧レベルV”未満に低下するように、実質的にRCネットワークの時定数に従って放電し続ける。状態信号410i”が時点3t+tRCより前にキャパシタCiを再充電するために適合するパルス信号P”を与えないから、イネーブル信号430i”は、時点3t+tRCにおいて第2信号状態に入る。イネーブル信号430i”は、第2信号状態に入ると、図8Bに示されるように電圧レベルV’未満の電圧レベルを与える。信号処理システム220は、説明用に図8Aにおける信号処理システム220Xおよび図9Aにおける信号処理システム220Yを有するように示され説明されるが、当然のことながら、あらゆるタイプの信号処理システムを含むことができ、図示される実施の形態には限定されない。
【0086】
イネーブル信号430i’(図8Bに示される)を参照して詳細に上述したように、イネーブル信号430i”は、反対の命令を受けるまで、実質的に第2論理状態を保持するように構成することができる。例えば、信号処理システム220Y(図9Aに示される)は、上述したようなラッチシステム(図示されていない)を含むことができる。ラッチシステムは、例えば1つ以上のラッチおよび/もしくはフリップフロップ等の、適合するあらゆるタイプの従来のラッチシステムを有し、イネーブル信号430i”を受信し、修正イネーブル信号(図示されていない)を与えるように構成される。修正イネーブル信号は、イネーブル信号430i”が第1信号状態のとき、実質的にイネーブル信号430i”を含む。しかしながら、イネーブル信号430i”が第2論理状態に入る場合、修正イネーブル信号は、イネーブル信号430i”が続いて第1信号状態へ戻るかどうかにかかわらず、イネーブル信号430i”の第2信号状態を実質的に保持するように構成される。
【0087】
好適な実施の形態において、ネットワーク管理システム200は、サーバシステム300A、300B(図4に示される)に関して上述されたように、実質的に与えられる。図10A〜図10Dを参照すると、例えば、図示されるネットワーク管理システム200はそれぞれ、処理システム240およびメモリシステム250を含むように示される。処理システム240は、処理システム330(図7A〜図7Cに示される)を参照して詳細に上述したように与えられ、性能、すなわちネットワーク管理システム200により実行される所定の機能のうち少なくとも1つ、を実行および/もしくは制御するように構成される。メモリシステム250はさらに、メモリシステム340(図7A〜図7Cに示される)を参照して詳細に上述したように与えることができ、例えばソフトウェアまたはファームウェア、中間計算結果、ならびに処理システム240および/もしくはネットワーク装置200と関連付けられるその他の情報等の、命令コードを含む情報を記憶し与えるように構成される。要望通りに、信号処理システム220は、図7Aおよび図7Bを参照して上述したように処理システム240から分離する、および/もしくは実質的に処理システム240の内部に配置することができる。メモリシステム250は、処理システム240と通信するように構成され、さらに、図7Bおよび図7Cを参照して上述したように処理システム240から分離する、および/もしくは実質的に処理システム240の内部に配置することができる。
【0088】
上述したように、ネットワーク管理システム200は、ネットワーク装置300(図4に示される)および/もしくはネットワークシステム500A(図4に示される)と、通信信号400をやり取りするように構成することができる。例えば、図10Aは、実質的に処理システム240を経由してネットワーク装置300および/もしくはネットワークシステム500Aと通信信号400をやり取りするように構成される信号処理システム220を含むネットワーク管理システム200Bを図示する。例えば状態信号410等、通信信号400のうち少なくとも一部はさらに、図10Bに直接的に示されるように、実質的にネットワーク管理システム200Cの信号処理システム220と、ネットワーク装置300および/もしくはネットワークシステム500Aとの間でやり取りすることができる。
【0089】
要望通りに、ネットワーク管理システム200とネットワーク装置300および/もしくはネットワークシステム500Aとは、図10Cのネットワーク管理システム200Dにより図示されるように実質的に直列的なやり方で、および/もしくは図10Dのネットワーク管理システム200Eにより図示されるように実質的に並列的なやり方で、通信信号400をやり取りすることができる。幾分別の言い方をすれば、1つ以上の通信信号400から成るセットは、実質的に適合する所定の順序および/もしくは配置に従い、選択された期間にわたって、ネットワーク管理システム200とネットワーク装置300および/もしくはネットワークシステム500Aとの間でやり取りすることができる。ネットワーク管理システム200は、説明用に、図4におけるネットワーク管理システム200A、およびそれぞれ図10A〜図10Dにおけるネットワーク管理システム200B〜200Eを有するように示され説明されたが、当然のことながら、あらゆるタイプのネットワーク管理システムを含むことができ、図示される実施の形態に限定されない。
【0090】
図11Aは、図4のネットワーク管理システム200Aに関する信号処理システム220の1つの実施の形態を図示する代表的なブロック図である。信号処理システム220は、上述したように複数のネットワーク装置300(図4に示される)から状態信号410を受信するように構成され、さらにネットワーク装置300と関連付けられる複数のイネーブル信号430を与えるように構成することができる。信号処理システム220はさらに、詳細に上述したあらゆるやり方を含む適合するあらゆるやり方で、複数のイネーブル信号430を与えることができる。
【0091】
図11Bに図示されるように、例えば、信号処理システム220は、上述したように、実質的に独立した状態信号410A〜410Nを受信し、実質的に独立したイネーブル信号430A〜430Nを与える1つ以上の信号処理サブシステム228A〜228Nを含む信号処理システム220Aとして、与えることができる。各信号処理サブシステム228A〜228Nは、例えば信号処理システム220X(図8Aに示される)および/もしくは信号処理システム220Y(図9Aに示される)に関して説明したように、適合するあらゆるやり方で与えることができる。信号処理サブシステム228A〜228Nは、説明用に実質的に分離しているように示され説明されたが、例えば1つ以上の共通ハードウェアコンポーネントおよび/もしくはソフトウェアコンポーネント等の、1つ以上の共通コンポーネントを含むことができる。例えば、2つ以上の信号処理サブシステム228A〜228Nは、処理システム240(図10A〜図10Dに示される)を経由して与えることができる。
【0092】
要望通りに、1つ以上の信号処理サブシステム228A〜228Nは、2つ以上の実質的に独立した状態信号410A〜410Nを受信し、および/もしくは2つ以上の実質的に独立したイネーブル信号430A〜430Nを与えるように構成することができる。信号処理システム220Bは、実質的に独立した状態信号410B、410Cを受信し、ネットワーク装置300B、300C(まとめて図4に示される)に対して、実質的に独立したイネーブル信号430B、430Cを与える、信号処理サブシステム228BCを含むように図11Cに図示される。図11Cに示されるように、信号処理サブシステム228BCにより受信される状態信号410B、410Cの数は、信号処理サブシステム228BCにより与えられるイネーブル信号430B、430Cの数に、実質的に等しい。信号処理サブシステム228BCは、例えば、実質的に独立した状態信号410B、410Cおよび/もしくは実質的に独立したイネーブル信号430B、430Cが1つ以上の共通な特性を共有するとき、適切であるかもしれない。関連付けられたネットワーク装置300B、300Cが少なくとも1つの関連機能を実行する場合、信号処理サブシステム228BCはさらに適切であるかもしれない。
【0093】
加えてもしくは代案として、選択された信号処理サブシステム228A〜228Nにより受信された状態信号410の数は、選択された信号処理サブシステム228A〜228Nにより与えられるイネーブル信号430の数よりも大きい、または未満にすることができる。図11Dを参照すると、代表的な信号処理システム220Cは選択された信号処理サブシステム228BC’を含み、実質的に独立した状態信号410B、410Cを受信し、イネーブル信号430BCを与える、ように構成される。イネーブル信号430BCは、1つ以上の選択されたネットワーク装置300B、300Cと関連付けることができ、例えば、選択されたネットワーク装置300B、300Cが少なくとも1つの関連機能を実行する場合に適切である可能性のある、複合イネーブル信号430を含むことができる。さらに信号処理システム220Dは、選択された信号処理サブシステム228BC”を有するように、図11Eに図示される。選択された信号処理サブシステム228BC”は、状態信号410BCを受信し、実質的に独立したイネーブル信号430B、430Cを与えることができる。状態信号410BCは、さらに詳細に上述したように、1つ以上の選択されたネットワーク装置300B、300Cにより与えられる複合状態信号410を含むことができる。
【0094】
図11Fは、選択された信号処理サブシステム228BC’’’を含む信号処理システム220Eを示す。ここで、選択された信号処理サブシステム228BC’’’は、状態信号410BCを受信し、イネーブル信号430BCを与えることができる。図11Eの状態信号410BCを参照して上述したように、状態信号410BCは、1つ以上選択されたネットワーク装置300B、300Cにより与えられる複合状態信号410を含むことができる。一方、イネーブル信号430BCは、図11Dのイネーブル信号430BCに関して上述したように、1つ以上の選択されたネットワーク装置300B、300Cと関連付けられる複合イネーブル信号430を含むことができる。複合状態信号410BCおよび/もしくは複合イネーブル信号430BCは、ネットワーク管理システム200と、ネットワーク装置300(図4に示される)および/もしくはネットワークシステム500A(図4に示される)との間でやり取りされる通信信号400(図4に示される)の数を低減するために、有利に用いることができる。
【0095】
選択された信号処理サブシステム228BC、228BC’、228BC”、および/もしくは228BC’’’、複合状態信号410BC、ならびに/または複合イネーブル信号430BCのそれぞれは、説明用に2つの選択されたネットワーク装置300B、300Cと関連付けられるようにここでは示され説明されるが、適合するあらゆる数のネットワーク装置300と関連付けることができる。当然のことながら、信号処理システム220は、あらゆるタイプの信号処理システムを含むことができ、説明用に図11B〜図11Fにおいて信号処理システム220A〜220Eをそれぞれ有するように示され説明されるが、図示される実施の形態には限定されない。
【0096】
図4に再び戻ると、信号処理システム220はイネーブル信号430を信号供給システム230へ与えることができる。信号供給システム230は、1つ以上のイネーブル信号430を受信すると、イネーブル信号430を評価し、関連付けられたネットワーク装置300のうちいずれかに関して異常が示されるかどうかを決定し、示されたいずれかの異常を修復する少なくとも1つの適切な是正措置を特定する、ように構成される。信号供給システム230はさらに、制御信号420を与え、必要に応じて適切な是正措置を関連付けられたネットワーク装置300へ与えることができる。これによりネットワーク管理システム200Aは、ネットワーク装置300における異常を検出し修復するように構成される。
【0097】
イネーブル信号430i、430i’、および430i”(図8A、図8B、図9A、および図9Bに示される)に関して詳細に上述したように、イネーブル信号430は好適には、少なくとも2つの識別可能な信号状態を含み、この信号状態は、関連付けられたネットワーク装置300における異常の指標の不在と関連付けられる第1信号状態、および異常の指標の存在と関連付けられる第2信号状態を含む。信号供給システム230は、イネーブル信号430を受信すると、イネーブル信号430を評価し、いずれか異常が示されたかどうかを決定する。イネーブル信号430は、それぞれが第1信号状態にあるとき、異常が生じたことを表す指標を信号供給システム230へ何も与えない。それゆえに、異常が何も示されないから、信号供給システム230は適切な是正措置を特定する、および/もしくはネットワーク装置300へ制御信号420を与える、必要がない。しかしながら、1つ以上の選択されたイネーブル信号430が第2信号状態に入る場合、選択されたイネーブル信号430は、少なくとも1つの関連付けられたネットワーク装置300が異常を経験したことを示し、信号供給システム230は、適切な是正措置を特定し制御信号420を関連付けられたネットワーク装置300へ与える、ように構成される。
【0098】
図1を参照して上述したように、代表的な是正措置は、関連付けられたネットワーク装置300の少なくとも1つのハードウェアおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントを再稼働し、関連付けられたネットワーク装置300が連結されるネットワークシステム500(図2に示される)の少なくとも1つのハードウェアおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントを再稼働し、ならびに/または関連付けられたネットワーク装置300により実行される1つ以上の機能を、1つ以上のその他の選択されたネットワーク装置300へ少なくとも一時的にリダイレクトする、ことを含むことができる。信号供給システム230はさらに、例えば関連付けられたネットワーク装置300と関連付けられる、デバイスドライバおよび/もしくはアプリケーションソフトウェア等の1つ以上のソフトウェアコンポーネントを再ロードする、ならびに/または示された異常を修復するいかなる是正措置も取られないように異常を無視する、ことを選ぶことができる。当然のことながら、上に列挙された是正措置は代表的なものにすぎず、網羅的なものではない。
【0099】
信号供給システム230は、適切なあらゆるやり方で示された異常を修復する1つ以上の是正措置を特定することができる。例えば、信号供給システム230は、現在のイネーブル信号430および/もしくは過去のイネーブル信号430により与えられる情報を評価するように構成することができ、これらのイネーブル信号430は、関連付けられたネットワーク装置300によって生じたあらゆる異常の指標に関する数量および/もしくは頻度を含んでいる。関連付けられたネットワーク装置300によって生じたあらゆる異常の指標を修復するために取られた過去の是正措置に関する情報は、さらに信号供給システム230により評価することができる。要望通りに信号供給システム230は、その他の情報を評価し、関連付けられたネットワーク装置300によって生じた異常の指標を修復する是正措置を特定することができる。
【0100】
例えば、現在および/もしくは過去のあらゆる是正措置に関する情報、ならびに/またはその他のネットワーク装置に対する現在および/もしくは過去のイネーブル信号により与えられる情報のような、例えば1つ以上のその他のネットワーク装置300と関連付けられる情報が、評価可能である。例えば、関連付けられたネットワーク装置300およびその他のネットワーク装置300による異常の指標が実質的に類似であるとき、および/もしくは関連付けられたネットワーク装置300およびその他のネットワーク装置300が少なくとも1つの関連機能を実行するとき、その他のネットワーク装置300と関連付けられる情報を評価することが適切であるかもしれない。上述したように、少なくとも1つの関連機能を実行する具体的なネットワーク装置300は、印刷システム300Dを管理する印刷サーバシステムのように構成されるサーバシステム300Bを含む。要望通りに信号供給システム230は、ネットワークシステム500Aおよび/もしくは通信ネットワーク600Aと関連付けられる、現在および/もしくは過去の情報を評価することができる。
【0101】
代案としてもしくは加えて、信号供給システム230は、示された異常を修復する評価段階の情報と、1つ以上の可能性のある是正措置との間の関連付けを含むことができる。関連付けは、例えばルックアップテーブル(図示されていない)および/もしくはあらゆる種類のデータベースシステム(図示されていない)等、適合するあらゆるやり方で与えることができる。信号処理システム240(図10A〜図10Dに示される)を参照して上述したように、ネットワーク管理システム200Aが処理システム240およびメモリシステム250を含む場合、ルックアップテーブルおよび/もしくはデータベースシステムは、処理システム240およびメモリシステム250により与えることができる。信号処理システム240と同様に、信号供給システム230は要望通りに、処理システム240から分離する、および/もしくは実質的に処理システム240の内部に配置することができる。
【0102】
信号供給システム230は、異常が関連付けられたネットワーク装置300によって示されたことを決定すると、示された異常を修復する少なくとも1つの適切な是正措置を特定することができる。例えば選択的および/もしくは組み合わせによる2つ以上の是正措置等、2つ以上の是正措置により、示された異常が修復されることを信号供給システム230が決定する場合、是正措置を実行する命令は是正措置に含むことができる。代表的な命令は、実行可能な一連の是正措置を含む。信号供給システム230は、是正措置、および/もしくは例えばあらゆる実行命令等のあらゆるその他の関連付けられた情報を、少なくとも1つの制御信号420内に組み入れることができる。要望通りに信号供給システム230は、例えば、いかなる異常の指標も存在しない場合および/もしくは1つ以上の異常の指標を無視することを選ぶ場合、いかなる制御信号420も与えなくてよい。
【0103】
信号供給システム230は、制御信号420を少なくとも1つの関連付けられたネットワーク装置300へ与えるように構成される。図10A〜図10Dの信号処理システム230を参照して上述したように、ネットワーク管理システム200は、適合するあらゆるやり方で、通信信号400を、ネットワーク装置300および/もしくはネットワークシステム500Aとやり取りするように構成することができる。例えば、信号供給システム230は、制御信号420を含む通信信号400を、ネットワーク装置300および/もしくはネットワークシステム500Aと、例えば処理システム240等の1つ以上の中間システムを経由して、実質的に直接的および/もしくは間接的にやり取りすることができる。信号供給システム230とネットワーク装置300および/もしくはネットワークシステム500Aとはさらに、実質的に直列的なやり方および/もしくは実質的に並列的なやり方で、通信信号400をやり取りすることができる。
【0104】
関連付けられたネットワーク装置300は、制御信号420を受信すると、実質的に、制御信号420に含まれるあらゆる実行命令に従って、制御信号420において特定される是正措置を実行するように構成される。関連付けられたネットワーク装置300はさらに、さらなる是正措置が正当かどうかおよび/もしくは上述したように望ましいかどうかを、ネットワーク管理システム200Aが決定することができるように、是正措置の実行結果を、続く状態信号410を経由してネットワーク管理システム200Aへ与えることができる。これによりネットワーク管理システム200は、好適にはシステムユーザに対して実質的にトランスペアレントであるように、ネットワーク装置300においてもしあれば異常を検出し修復するように構成される。
【0105】
あらゆる異常が、システムユーザに対して実質的にトランスペアレントであるように、検出し修復することができることを確実にするため、ネットワーク管理システム200により特定される是正措置は、図1を参照して上述したように、異常を示すネットワーク装置300により実行される1つ以上の機能を、1つ以上のその他のネットワーク装置300へ少なくとも一時的にリダイレクトすることを含むことができる。情報システム100は、適合するあらゆるやり方で、異常を示すネットワーク装置300により実行される機能をリダイレクトするように構成することができる。要望通りに情報システム100はさらに、例えばネットワーク装置300が、計画されたメインテナンスのために情報システム100から取り除かれるとき、および/もしくは続いて情報システム100と連結されるその他のネットワーク装置300により置き換えられる等のとき、情報システム100から切断されたネットワーク装置300により実行される機能を、リダイレクトするように構成することができる。
【0106】
図12Aを参照すると、例えば情報システム100Bは、複数のネットワーク装置300で示され、各ネットワーク装置300は、図1、図2、図3A、図3B、および図4を参照して詳細に上述したように、与えられる。ネットワーク装置300のそれぞれは、少なくとも1つの選択された機能を実行するように構成され、例えばメディアアクセスコントロール(MAC)アドレス等のリアル(もしくは物理)アドレス350、および例えばインターネットプロトコル(IP)アドレス等のバーチャル(もしくは論理)アドレス360を有することができる。各ネットワーク装置300用のリアルアドレス350は、代表的にはハードウェア依存型であり、実質的には固定される。一方、バーチャルアドレス360は、一般的にソフトウェア依存型であり変更することができる。上述したように、ネットワーク装置300は、例えば通信ネットワーク600B等を経由して通信し、ネットワークシステム500Bを形成するように構成することができる。ネットワークシステム500Bおよび通信ネットワーク600Bはそれぞれ、上述したように与えることができる。
【0107】
2つの代表的なネットワーク装置300I、300Jが、図12Aに図示される。ネットワーク装置300Iは、リアルアドレス350Iおよびバーチャルアドレス360Iと関連付けられるように示され、一方、リアルアドレス350Jおよびバーチャルアドレス360Jは、ネットワーク装置300Jと関連付けられるように示される。さらに詳細に上述したように、ネットワーク装置300I、300Jは、例えばサーバシステム300A、300B(図4に示される)、メモリシステム300C(図4に示される)、印刷システム300D(図4に示される)、および/もしくはワークステーション300N(図4に示される)等の、適合するあらゆるタイプのネットワーク装置300を有し、好適には、例えばサーバシステム300A、300B等の、実質的に同一タイプのネットワーク装置300である。
【0108】
ネットワーク装置300I、300Jはそれぞれ、ネットワーク装置300Iおよびネットワーク装置300Jにより実行可能な1つ以上の共通機能を含む、少なくとも1つの選択された機能を実行するように構成される。これにより、例えばネットワーク装置300I等の、ネットワーク装置300I、300Jのうちの1つが異常を示す場合、異常が修復されている間、例えばネットワーク装置300J等のその他のネットワーク装置300I、300Jにより、共通機能が実行可能である。説明用に2つのネットワーク装置300I、300Jが共通機能を実行するように構成されると示され説明されるが、共通機能はあらゆる数のネットワーク装置300により実行することができる。さらにネットワーク装置300Iは、ネットワーク装置300J以外における1つ以上のその他のネットワーク装置300と共通の、少なくとも1つの機能を実行するように構成することができる。一方、ネットワーク装置300I以外における1つ以上のその他のネットワーク装置300は、ネットワーク装置300Jと共通の、少なくとも1つの機能を実行するように構成することができる。
【0109】
共通機能は、ネットワーク装置300Iまたはネットワーク装置300Jのうちの一方により実行可能であるから、ネットワークシステム500Bは、図12Bに図示されるように、例えばバーチャルネットワーク装置300IJ’等の、1つ以上のバーチャルネットワーク装置300’を含むように構成することができる。各バーチャルネットワーク装置300’は、例えば通信ネットワーク600Bを経由して、実質的に直接的および/もしくは間接的に1つ以上の関連付けられたネットワーク装置300と通信するように構成され、関連付けられたネットワーク装置300により実行される1つ以上の共通機能と関連付けることができ、図12Aを参照して上述したようにバーチャル(または論理)アドレス360と関連付けることができる。図12Bに示されるように、バーチャルネットワーク装置300IJ’は、通信ネットワーク600B、ネットワーク装置300I、およびネットワーク装置300Jと通信することができ、ネットワーク装置300I、300Jにより実行される1つ以上の共通機能と関連付けられる。
【0110】
当然のことながら、ネットワーク装置300Iにより実行される共通機能は、あらゆる数のバーチャルネットワーク装置300’間で分散することができる。例えば各共通機能は、1つのバーチャルネットワーク装置300’と関連付けることができ、および/もしくは各バーチャルネットワーク装置は、複数の共通機能と関連付けることができる。代表的なバーチャルネットワーク装置300IJ’は、説明用に2つのネットワーク装置300I、300Jに共通する機能と関連付けられるように示され説明されるが、ネットワークシステム500Bは、適合するあらゆる数のバーチャルネットワーク装置300’を含み、各バーチャルネットワーク装置300’は、あらゆる数のネットワーク装置300に共通するあらゆる数の機能と関連付けられるように、拡張することができる。
【0111】
バーチャルネットワーク装置300IJ’は、ネットワーク装置300I、300Jにより実行される1つ以上の共通機能と関連付けられ、さらにバーチャルアドレス360IJと関連付けられるように図示される。要望通りに機能要求が、ネットワークシステム500Bを通じて、バーチャルネットワーク装置および/もしくは1つ以上のネットワーク装置300I、300Jへ、ブロードキャストで送信される。バーチャルネットワーク装置300IJ’は、ネットワークシステム500Bを経由して選択された共通機能を実行する機能要求を受信すると、好適には、実質的に1つ以上の所定の基準に従って機能要求を実行するように、所定のネットワーク装置300I、300Jを指示するように構成される。言い換えればバーチャルネットワーク装置300IJ’は、バーチャルアドレス360IJへ指示された機能要求を、バーチャルアドレス360I、360Jおよび/もしくは所定のネットワーク装置300I、300Jのリアルアドレス350I、350Jへマッピングすることができる。次に所定のネットワーク装置300I、300Jは、選択された共通機能を実行することができ、バーチャルアドレス360IJを経由してネットワークシステム500Bおよび/もしくはバーチャルネットワーク装置300IJ’へ、あらゆる結果を与えるとができる。要望通りにバーチャルネットワーク装置300IJ’はさらに、機能要求の結果をネットワークシステム500Bへ与えることができる。
【0112】
所定の基準は、ネットワーク装置300I、300J間で機能要求を分散する、適切なあらゆる基準を含むことができる。例えば、所定の基準は、このような機能要求が標準的にはネットワーク装置300Iへ与えられ、ネットワーク装置300Iが異常を経験する場合、異常が修復されるまで、機能要求がネットワーク装置300Jへ与えられる、と規定することができる。それゆえに代表的な所定の基準に従って、バーチャルネットワーク装置300IJ’は、選択された共通機能を実行する機能要求を受信すると、標準的にはネットワーク装置300Iへ機能要求を指示する。上述したように、ネットワーク装置300Iは、選択された共通機能を実行し、機能要求のあらゆる結果をネットワークシステム500Bおよび/もしくはバーチャルネットワーク装置300IJ’へ与えることができる。
【0113】
しかしながらネットワーク管理システム200は、例えば、図4、図8B、および図9Bを参照して上述したように、ネットワーク装置300Iが異常を示すことを表す指標を受信することができる。上述したようにネットワーク管理システム200は、制御信号420をバーチャルネットワーク装置300IJ’へ与えることができる。制御信号420は、バーチャルネットワーク装置300IJ’への命令を含み、選択された共通機能を実行する将来のあらゆる機能要求を、異常を示すネットワーク装置300Iからネットワーク装置300Jへリダイレクトすることができる。これによりバーチャルネットワーク装置300IJ’は、ネットワーク管理システム200からのネットワーク装置300Iの状態に関するさらなる命令を受けるまで、上述したようにこのようなあらゆる機能要求をネットワーク装置300Jへ指示するように構成される。ネットワーク管理システム200自体は、システムユーザに対して実質的にトランスペアレントであるように、ネットワーク装置300Iにおける異常を修復することができる。
【0114】
バーチャルネットワーク装置300IJ’は、適合するあらゆるやり方で、選択された共通機能を実行する、将来のあらゆる機能要求をリダイレクトすることができる。例えばバーチャルネットワーク装置300IJ’は、将来の機能要求を、ネットワーク装置300Iから、ネットワーク装置300Iに関する異常の検出および/もしくは指標と実質的に一致するネットワーク装置300Jへリダイレクトするように構成することができる。バーチャルネットワーク装置300IJ’はさらに、異常の検出後および/もしくは指標を受けた後、所定時間間隔で将来の機能要求をリダイレクトすることができる。異常が検出されるおよび/もしくは示されるときに、ネットワーク装置300Iが選択された共通機能を実行している場合、バーチャルネットワーク装置300IJ’は、ネットワーク装置300Iが少なくとも部分的に選択された共通機能を実行し続けることを可能にする、および/もしくはネットワーク装置300Jに対して選択された共通機能を、全部または部分的に実行するように命令することができる。バーチャルネットワーク装置300IJ’は、異常が修復されたことを表す指標を受信すると、さらに、選択された共通機能を実行する将来の機能要求を、上述したようにネットワーク装置300Jからネットワーク装置300Iへリダイレクトするように構成することができる。
【0115】
要望通りに情報システム100Bはさらに、図12Cに示されるようにローカル管理システム370を含むことができる。ローカル管理システム370は、バーチャルネットワーク装置300IJ’内に配置されるように図示される。ローカル管理システム370は、バーチャルネットワーク装置300IJ’と関連付けられるネットワーク装置300I、300Jの状態を監視するように構成され、適合するあらゆるやり方で与えることができ、ネットワーク装置300から状態信号410を受信し、および/もしくはネットワーク管理システム200に関して上述したように、制御信号420をネットワーク装置300のそれぞれへ与えることができる。ネットワーク装置300Iは、状態信号410Iを与えるタイミングシステム320Iを含むように図示される。状態信号410Iは、ネットワーク装置300Iに関するあらゆる異常に関係するような情報を含む。タイミングシステム320Iおよび状態信号410Iは、タイミングシステム320(図4に示される)および状態信号410(図4に示される)をそれぞれ参照して上述したように、与えることができる。
【0116】
ローカル管理システム370は、状態信号410Iを受信し、各ネットワーク装置300I、300Jに対して制御信号420I、420Jを与えるように構成される。制御信号420は、上述したようにネットワーク装置300I、300Jにおける異常を修復する適切な是正措置に関連した情報を与えることに加えて、および/もしくはこの情報を与えることの代わりに、ネットワーク装置300I、300Jと関連付けられる少なくとも1つの選択された共通機能を実行する機能要求を指示する命令を含むことができる。ネットワーク装置300I、300Jは、各制御信号420I、420Jを受信し、各制御信号420I、420Jに含まれる、このような機能要求を指示する命令を実行することができる。ローカル管理システム370は、ネットワーク管理システム200の補完システムとして、および/もしくはネットワーク管理システム200の代用システムとして、与えることができる。これにより情報システム100Bは、ネットワーク装置300I、300Jにおける異常を検出し修復する、および/もしくはネットワーク装置300I、300Jの動作を制御する、さらにローカル化したメカニズムを与えることができる。ローカル管理システム370は、説明用にバーチャルネットワーク装置300IJ’内に配置されるように示され説明されるが、例えばネットワーク装置300J等のあらゆるネットワーク装置300Jを含むネットワークシステム500B内において、適合するあらゆる位置に配置することができる。
【0117】
ネットワーク装置300I、300Jは、動作中、それぞれが選択された共通機能を実行することができるように動作可能である。上述したように、選択された共通機能を実行するために機能要求を分散する所定の基準は、このような機能要求が標準的にはネットワーク装置300Iへ与えられ、ネットワーク装置300Iが異常を経験する場合、異常が修復されるまで機能要求がネットワーク装置300Jへ与えられる、と規定することができる。第1機能要求がブロードキャストで送信されるとき、ローカル管理システム370は、所定の基準に従って第1機能要求を実行するようにネットワーク装置300Iを指示するように構成される。その理由は、いかなる異常の指標もネットワーク装置300Iに関して受信されなかったからである。上述したように、ネットワーク装置300Iは、選択された共通機能を実行し、機能要求のあらゆる結果をネットワークシステム500Bへ与えることができる。
【0118】
ネットワーク装置300Iが異常を経験したことを示す状態信号410Iを、ローカル管理システム370が受信する場合、ローカル管理システム370は、制御信号420I、420Jを与えることができる。所定の基準に従って制御信号420Iは、ネットワーク装置410Iが選択された共通機能を実行しないように構成される。一方、制御信号420Jは、ネットワーク装置410Jが選択された共通機能を実行可能なように構成される。要望通りに、制御信号420Iはさらに、異常を修復する命令を与えることができる。それゆえに、第2機能要求がブロードキャストで送信されるとき、ネットワーク装置300Jは第2機能要求を実行し、ネットワーク装置300Iによる異常の指標を受けて以来、ネットワークシステム500Bへ機能要求のあらゆる結果を与えることができる。同様にネットワーク装置300Jは、異常が修復されたことを状態信号410Iが示すまで、所定の基準に従って将来のあらゆる機能要求を実行するように構成することができる。
【0119】
情報システム100は、説明用にセントラルネットワーク管理システム200を有するように示され説明されるが、従来のあらゆるシステムトポロジ、プロトコル、および/もしくはアーキテクチャを与えることができる。例えばネットワーク管理システム200は、図13Aの情報システム100Cにより図示されるように、少なくとも1つのネットワーク装置300の内部に、少なくとも部分的に配置することができる。図13Bは、ネットワーク管理システム200がネットワーク装置300の内部に配置され、ネットワーク装置300間で分散された状態で、複数のネットワーク装置300を有するように情報システム100Cを図示する。要望通りに、情報システム100Cはさらに、ネットワーク管理システム200から分離している1つ以上のネットワーク装置300、および/もしくはネットワーク管理システム200と通信しないように構成される1つ以上のネットワーク装置300を含むことができる。
【0120】
ネットワーク装置300は、図2を参照して詳細に上述されるように与えられ、図4を参照して上述した、サーバシステム300A、300B、メモリシステム300C、印刷システム300D、およびワークステーション300Nを含むように、図13Bに図示される。ネットワーク装置300は、上述したように通信するように構成され、通信信号400をやり取りし、通信ネットワーク600Cを経由して通信するように構成される。通信ネットワーク600Cは、通信ネットワーク600(図3Aおよび図3Bに示される)に関して上述したように、従来のあらゆる有線および/もしくは無線通信ネットワークを含むことができ、ネットワーク装置300間で通信を促進するように構成される。これにより、各ネットワーク装置300は、情報システム100Cにおける少なくとも1つのその他のネットワーク装置300と通信することができ、好適にはその他のネットワーク装置300のそれぞれと実質的に通信することができる。
【0121】
情報システム100Cはさらに、上述したようにネットワーク装置300における異常を検出するネットワーク管理システム200を含むことができる。ネットワーク管理システム200は、複数のネットワーク管理システム200A〜200Nを有するように図示される。ネットワーク管理システム200A〜200Nのそれぞれは、ネットワーク装置300A〜300Nの内部に配置され、ネットワーク装置300A〜300N間で分散され、適合するあらゆるやり方で与えることができる。ネットワーク管理システム200A〜200Nのそれぞれは、1つ以上のハードウェアコンポーネントおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントを含むことができ、関連付けられたネットワーク装置300A〜300Nのハードウェアコンポーネントおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントと一体化するもしくは実質的に分離しているようにすることができる。ネットワーク管理システム200A〜200Nおよび関連付けられたネットワーク装置300A〜300Nは好適には、分離したコンポーネントを含み、ネットワーク管理システム200A〜200Nの動作が、関連付けられたネットワーク装置300A〜300Nのあらゆる異常から影響を受けないようにする。ネットワーク管理システム200A〜200Nはさらに、ネットワーク装置300A〜300N間で、実質的に一様にするおよび/もしくは異ならせる、ように与えることができる。
【0122】
上述したように、ネットワーク管理システム200A〜200Nのそれぞれは、関連付けられたネットワーク装置300A〜300Nにおけるあらゆる異常を検出するように構成される。例えば、ネットワーク装置300A〜300Nのそれぞれは、図4を参照して詳細に上述したように、状態信号410A〜410Nを与えることができる。状態信号410A〜410Nは好適には、関連付けられたネットワーク装置300A〜300Nに関連する、例えば動作状態および/もしくは性能データ等の情報を含み、ネットワーク装置300A〜300Nにより、1つ以上のネットワーク管理システム200A〜200Nへ伝達される。例えばサーバシステム300Aは、ネットワーク装置300A〜300Nのそれぞれへ、またはサーバシステム300Aと1つ以上の共通特性を有する例えばサーバシステム300B等のネットワーク装置300のサブセットへ、状態信号410Aを与えることができる。サーバシステム300Aはさらに、要望通り、状態信号410Aをネットワーク管理システム200Aへ与えることができる。言い換えれば、ネットワーク装置300A〜300Nのそれぞれは、関連付けられた状態信号410A〜410Nを、一部のおよび/もしくは実質的に全部のネットワーク装置300A〜300Nのネットワーク管理システム200A〜200Nへ与えることができる。これにより各ネットワーク装置300A〜300Nは、異常が生じる場合、その他のネットワーク装置300A〜300Nのうち少なくとも1つに警告することができる。
【0123】
各ネットワーク管理システム200A〜200Nは、状態信号410A〜410Nを受信すると、上述したように受信された状態信号410A〜410Nを評価し、関連付けられたネットワーク装置300A〜300Nのうちいずれか異常を示したかどうかを決定し、もしそうであるならば、異常に適合する応答を与えることができる。ネットワーク管理システム200A〜200Nは、さらに詳細に上述したやり方で、例えば異常を修復する1つ以上の適切な是正措置を特定する等、異常を修復しようと試みることにより、および/もしくは異常を修復するいかなる是正措置も取られないように異常を無視することにより、異常に応答することができる。ネットワーク管理システム200A〜200Nは、例えば、異常の本質に依存して、例えば1つ以上のソフトウェアコンポーネントを再ロードすることにより、ならびに/または異常を示すネットワーク装置300A〜300Nの1つ以上のハードウェアおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントを再稼働すること等により、異常を修復しようと試みることができる。
【0124】
ネットワーク管理システム200A〜200Nはさらに、異常を示すネットワーク装置300A〜300Nにより実行される1つ以上の機能を、1つ以上のその他の選択されたネットワーク装置300A〜300Nへ、少なくとも一時的にリダイレクトすることができる。異常がネットワーク管理システム200A〜200Nを経由して修復することができる場合、いったん修復されると、リダイレクトされる機能のうち少なくとも1つの性能は、異常を示すネットワーク装置300A〜300Nへ戻すことができ、そうでなければ、選択されたネットワーク装置300A〜300Nは、異常が別のやり方で取り組まれおよび/もしくは解決できるまで、リダイレクトされた機能を実行し続ける。図12A〜図12Cを参照して詳細に上述したように、ネットワーク管理システム200A〜200Nは、異常が好適には、システムユーザに対して実質的にトランスペアレントなやり方で検出され修復されるように、異常を示すネットワーク装置300A〜300Nにより実行される機能を、1つ以上のその他の選択されたネットワーク装置300A〜300Nへ、一時的にリダイレクトする。
【0125】
例えばサーバシステム300Aは、異常が生じたことを示す状態信号410Aを与えることができる。サーバシステム300Aは、状態信号410Aをネットワーク管理システム200Aへ与えることができる。上述したようにネットワーク管理システム200Aは、サーバシステム300Aが異常を示したことを決定することにより、および異常に適合する応答を与えることにより、状態信号410Aに応答することができる。異常を無視しないように選択される場合、ネットワーク管理システム200Aは、異常を示すサーバシステム300Aと関連付けられ、上述したように異常を修復しようと試みることができる。これにより異常を示すサーバシステム300Aは、修復され、修復が成功する場合、サービス提供に戻ることができる。サーバシステム300Aは、いったん修復されサービス提供に戻ると、サーバシステム300Aが異常を経験していないことを示す状態信号410Aを与えることができる。
【0126】
サーバシステム300Aは、修復している間、さらに状態信号410Aを1つ以上のその他のネットワーク装置300B〜300Nへ与えることができる。その他のネットワーク装置300B〜300Nのネットワーク管理システム200B〜200Nは、状態信号410Aを受信すると、サーバシステム300Aが異常を示したことを決定することにより、および上述したように異常に適合する応答を与えることにより、状態信号410Aに応答することができる。異常が無視されない場合、ネットワーク管理システム200B〜200Nは、異常を示すサーバシステム300Aにより実行される1つ以上の機能を、適合するあらゆる数のその他の選択されたネットワーク装置300B〜300Nへリダイレクトすることができる。その他の選択されたネットワーク装置300B〜300Nは、それぞれが好適には異常を示すサーバシステム300Aと共通する1つ以上の特性を有するにもかかわらず、実質的に一様なおよび/もしくは異なるタイプのネットワーク装置300を含むことができる。
【0127】
サーバシステム300Bおよびワークステーション300Nは、当初は異常を示すサーバシステム300Aにより実行される機能を実行するように容易に構成することができるから、ネットワーク管理システム200B、200Nは、異常を示すサーバシステム300Aにより実行される1つ以上の機能を、サーバシステム300Bおよび/もしくはワークステーション300Nへリダイレクトすることができる。サーバシステム300Bおよび/もしくはワークステーション300Nにより実行され、リダイレクトされる機能の数は、適合するあらゆるやり方で、好適には少なくとも部分的にサーバシステム300Bおよび/もしくはワークステーション300Nの利用可能なリソースに基づいて、決定することができる。ネットワーク管理システム200B、200Nは、サーバシステム300Aが異常を経験していないことを示す状態信号410Aを受信すると、サーバシステム300Aが修復されたことを決定し、上述したようにリダイレクトされる機能の性能をサーバシステム300Aへ戻すことができる。情報システム100Cは、説明用に1つの異常を示すサーバシステム300Aを含むように示され説明されるが、情報システム100Cは、2つ以上の異常を示すネットワーク装置300を含むことができる。ネットワーク装置300は、実質的に一様なおよび/もしくは異なるタイプのネットワーク装置300を含むことができる。
【0128】
図14Aを参照すると、例えば情報システム100Cは、図13Aおよび図13Bを参照して詳細に上述したように、選択された機能を実行する複数のネットワーク装置300I、300J、およびネットワーク装置300I、300Jにおける異常を検出する複数のネットワーク管理システム200I、200Jで示される。ネットワーク管理システム200I、200Jは、それぞれが上述したように与えられ、ネットワーク装置300I、300Jの内部に配置され、ネットワーク装置300I、300J間で分散される。ネットワーク装置300I、300Jはさらに、図12A〜図12Cを参照して詳細に上述したように、リアル(もしくは物理)アドレス350およびバーチャル(もしくは論理)アドレス360を含む。ネットワーク装置300Iは、リアルアドレス350Iおよびバーチャルアドレス360Iと関連付けられるように示され、一方リアルアドレス350Jおよびバーチャルアドレス360Jは、ネットワーク装置300Jと関連付けられるように示される。上述したように、各ネットワーク装置300に対するリアルアドレス350は実質的に固定され、一方バーチャルアドレス360は変更することができる。ネットワーク装置300I、300Jはそれぞれ、説明用に、例えばサーバシステム300A、300B(図13Bに示される)等の、実質的に同一のタイプのネットワーク装置300を有するように示され説明されるが、異なるタイプのネットワーク装置300を含む、従来のあらゆるネットワーク装置300を含むことができる。
【0129】
図12A〜図12Cを参照して上述したように、ネットワーク装置300I、300Jはそれぞれ、少なくとも1つの共通機能を実行することができる。共通機能は、ネットワーク装置300Iまたはネットワーク装置300Jにより実行することができるから、情報システム100Cは、図14Bおよび図14Cに示されるように、例えばバーチャルネットワーク装置300IJ’等の1つ以上のバーチャルネットワーク装置300’を含むように構成することができる。バーチャルネットワーク装置300IJ’は、図12B〜図12Cを参照して上述したように与えることができ、1つ以上の関連付けられたネットワーク装置300I、300Jと通信するように構成されるとして、図14Bおよび図14Cに示される。バーチャルネットワーク装置300IJ’は、関連付けられたネットワーク装置300I、300Jにより実行される1つ以上の共通機能と関連付けられ、図14Cに示されるようにバーチャルネットワーク管理システム200IJを含むことができ、図12Bおよび図12Cを参照して上述したように、例えばバーチャルアドレス360IJ等のバーチャル(もしくは論理)アドレス360と関連付けることができる。共通機能は、説明用に1つのバーチャルネットワーク装置300IJ’により与えられるように示され説明されるが、上述したように、適合するあらゆる数のバーチャルネットワーク装置300IJ’間で分散され、与えることができる。
【0130】
図12Bおよび図12Cを参照して詳細に上述したように、機能要求は、ネットワーク装置300I、ネットワーク装置300J、および/もしくはバーチャルネットワーク装置300IJ’へ伝達することができる。バーチャルネットワーク装置300IJ’は、選択された共通機能を実行する機能要求を受信すると、好適には、所定のネットワーク装置300I、300Jを指示し、実質的に1つ以上の所定の基準に従って、機能要求を実行するように構成される。幾分別の言い方をすれば、バーチャルネットワーク装置300IJ’は、バーチャルアドレス360IJへ指示された機能要求を、所定のネットワーク装置300I、300Jのバーチャルアドレス360I、360Jおよび/もしくはリアルアドレス350I、350Jへマッピングすることができる。次に所定のネットワーク装置300I、300Jは、選択された共通機能を実行し、あらゆる結果を、バーチャルアドレス360IJを経由して通信ネットワーク600Cおよび/もしくはバーチャルネットワーク装置300IJ’へ与えることができる。要望通りに、バーチャルネットワーク装置300IJ’はさらに、機能要求の結果を通信ネットワーク600Cへ与えることができる。
【0131】
所定の基準は、ネットワーク装置300I、300J間で機能要求を分散する適切なあらゆる基準を含むことができる。図12Bおよび図12Cを参照して上述したように、所定の基準は、このような機能要求が標準的にはネットワーク装置300Iへ与えられ、ネットワーク装置300Iが異常を経験する場合、異常が修復されるまで、機能要求がネットワーク装置300Jへ与えられる、と規定することができる。それゆえに、代表的な所定の基準に従って、バーチャルネットワーク装置300IJ’は、選択された共通機能を実行する機能要求を受信すると、標準的にはネットワーク装置300Iへ機能要求を指示する。上述したように、ネットワーク装置300Iは選択された共通機能を実行し、機能要求のあらゆる結果を通信ネットワーク600Cおよび/もしくはバーチャルネットワーク装置300IJ’へ与えることができる。
【0132】
ネットワーク装置300Iが異常を示し始める場合、例えばネットワーク装置300Iは、図13Bを参照して上述したように状態信号410Iを与えることができる。バーチャルネットワーク装置300IJ’のバーチャルネットワーク管理システム200IJは、状態信号410Iを受信することができ、選択された共通機能を実行する将来のあらゆる機能要求を、異常を示すネットワーク装置300Iからネットワーク装置300Jへリダイレクトすることを表す、バーチャルネットワーク装置300IJ’への命令を、状態信号410Iは含むことができる。これによりバーチャルネットワーク管理システム200IJは、ネットワーク装置300Iが修復され、サービス提供に戻るという、ネットワーク装置300Iからの指標を受けるまで、上述したようにネットワーク装置300Jへこのようなあらゆる機能要求を指示するように、バーチャルネットワーク装置300IJ’を構成することができる。バーチャルネットワーク装置300IJ’の使用自体により、システムユーザに対して実質的にトランスペアレントであるように、ネットワーク装置300Iにおける異常を修復することができる。
【0133】
情報システム100は、例えばビルディング等の実質的に静止環境において与えることができ、および/もしくはモバイル環境の内部に配置することができる。例えば、少なくとも一部の情報システム100は、適合するあらゆる種類の輸送体内に配置することができる。情報システム100は、例えば自動車、バス、航空機、汽船、または機関車等制限無く、広範囲にわたる種々の輸送体内に設置することができる。1つの好適な実施の形態において、情報システム100は、例えば、番号10/772565、出願日2004年2月4日、発明の名称「ファイルをダウンロードするシステムおよび方法」(全文書内に参照することにより組み込まれている)という同時係属特許出願において開示される、乗客エンタテインメントシステムのように構成することができる。
【0134】
図15は、例えば航空機700A等の輸送体700における少なくとも一部に設置されるように、情報システム100Dを図示する。航空機700Aは、適合するあらゆるタイプの航空機を有する。航空機700Aは、機体710を含むことができ、機体710は、少なくとも1つのシート720およびネットワークシステム500Dを実質的に内部に配置することができる。例えば、図1、図2、図3A、図3B、および図4を参照して詳細に上述したように、ネットワークシステム500Dは、通信するように構成される複数のネットワーク装置300を有するように図示される。ネットワーク装置300は、上述したように、通信するように構成され、通信信号400(図1に示される)をやり取りし、通信ネットワーク600Dを経由して連結され、通信するように構成することができる。通信ネットワーク600Dは、上述したように通信ネットワーク600(図3Aおよび図3Bに示される)に関して従来のあらゆる有線および/もしくは無線通信ネットワークを含むことができ、ネットワーク装置300間で通信を促進するように構成される。ネットワーク装置300は、適合するあらゆるタイプのネットワーク装置を含むことができ、ネットワーク装置300(図4に示される)に関して上述したように与えることができる。ネットワーク管理システム200はさらに、航空機700Aに含まれ、通信ネットワーク600Dを経由してネットワーク装置300と通信するように構成されるとして示される。
【0135】
要望通りに、1つ以上のネットワーク管理システム200および/もしくはネットワーク装置300は、例えば地上システム800の内部等、実質的に静止環境において与えられ、ネットワークシステム500Dと通信するように構成することができる。地上システム800は、ネットワークシステム500Dに比べて実質的に静止しており、図15に図示されるように、好適には、例えば衛星通信システム900A等の無線通信システム900を経由して、ネットワークシステム500Dと連結される。衛星通信システム900Aは、地上ステーション800と通信するように構成される、あらゆる数の静止衛星(図示されていない)を含むことができる。航空機700Aおよび地上ステーション800はそれぞれ、衛星のうち少なくとも1つの送信範囲内にあるとき、通信信号400は、衛星通信システム900Aを経由して、ネットワーク管理システム200および/もしくはネットワークシステム500Dのネットワーク装置300と、ネットワーク管理システム200および/もしくは地上ステーション800のネットワーク装置300との間で、やり取りすることができる。通信システム900は、説明用に衛星通信システム900Aとして示され説明されるが、当然のことながら、例えば携帯電話通信システム(図示されていない)等の適合するあらゆるタイプの無線通信システムを含むことができる。
【0136】
地上ステーション800と関連付けられるネットワーク装置のうち少なくとも1つは、ネットワークシステム500Dと地上ステーション800との間で通信を促進し、衛星通信システム900Aと通信するように構成することができる。図15に図示されるように、ネットワークシステム500Dは、送受信システム300Tと連結され、送受信システム300Tと通信するように構成される、アンテナシステム300Sを含むことができる。アンテナシステム300Sは、航空機700Aの機体710の外側上に取り付けられ、衛星通信システム900Aを経由して地上ステーション800から入力通信信号400を受信し、入力通信信号400を送受信システム300Tへ与えるように構成され、送受信システム300Tは入力通信信号400を処理するように構成することができる。送受信システム300Tは、要望通りに入力通信信号400を、例えば、復号化する、復調する、および/もしくはアナログ/デジタル変換することができる。送受信システム300Tは、入力通信信号400を処理すると、処理された入力通信信号400をネットワークシステム500Dへ与えることができる。
【0137】
出力通信信号400は、ネットワークシステム500Dにより与えられ、さらにアンテナシステム300Sにより衛星通信システム900Aを経由して地上ステーション800へ送信することができる。ネットワークシステム500Dは、出力通信信号400を処理する送受信システム300Tへ出力通信信号400を与える。代表的な処理は、要望通りに出力通信信号400を、符号化する、変調する、および/もしくはアナログ/デジタル変換することを含むことができる。送受信システム300Tは、処理された出力通信信号400を、衛星通信システム900Aへ送信するアンテナシステム300Sへ与えることができる。通信信号400がやり取りされるとき、アンテナシステム300Sは、衛星通信システム900Aにおける1つ以上の衛星の方向に、実質的に向けられる。ネットワークシステム500Dは移動可能であるから、アンテナシステム300Sは好適には、例えば衛星通信システム900Aにより送信される入力通信信号400を自動追尾すること等により、アンテナシステム300Sがあらゆる既知のやり方で衛星を追跡することができるように、アンテナシステム300Sを操縦するアンテナ制御部(図示されていない)と連結される。
【0138】
情報システム100Dが乗客エンタテインメントシステムとして構成される場合、ネットワーク装置のうち少なくとも1つは、図15に示されるようにサーバシステム300Aを含むことができる。サーバシステム300Aは、航空機700Aに搭乗する乗客に対して、エンタテインメントコンテンツを与えることができる。要望通りにネットワークシステム500Dは、例えばエンタテインメントコンテンツ等のファイルを、地上システム800と関連付けられる1つ以上のファイルライブラリからアップロードし、および/もしくは例えば性能情報等のファイルを、地上システム800へダウンロードすることを、サーバシステム300Aに可能にさせるように構成することができる。ファイルライブラリは、適合するあらゆるタイプのファイルを含むことができ、適切なあらゆるアナログおよび/もしくはデジタルファイルフォーマットで与えることができる。ファイルライブラリはあらゆる非圧縮フォーマットで与えられるが、ファイルライブラリはさらに、ファイルのダウンロードを促進するために、圧縮フォーマットで与えることができる。
【0139】
ファイルライブラリは、例えばミュージックブックもしくはオーディオブック等のオーディオファイル、および/もしくは例えば映画、テレビ番組、もしくはその他のあらゆるタイプのオーディオビジュアル作品等のビデオファイル、を含むエンタテインメントファイルを例えば有することができる。ビデオファイル用の具体的なファイルフォーマットは、オーディオビデオインタリーブ(AVI)フォーマット、ジョイントフォトグラフィックエキスパートグループ(JPEG)フォーマット、およびムービングピクチャエキスパートグループ(MPEG)フォーマットを含む。一方、ウェーブフォーム(WAV)フォーマットおよびMPEGオーディオレイヤ3(MP3)フォーマットは、オーディオファイル用の代表的なフォーマットを含む。要望通りにその他のタイプのファイルは、例えばメディアプレーヤプログラムまたはゲーム等のアプリケーションソフトウェアファイル、および/もしくは例えばひな型または参考資料等の原稿ファイルを含み、データベースシステム200内に含むことができる。アプリケーションソフトウェアファイルは、代表的には実行可能(EXE)フォーマット、ならびにドキュメントテキストファイル(DOC)フォーマット、ポータブルドキュメントフォーマット(PDF)、およびテキストファイル(TXT)フォーマットを含む原稿ファイル用の代表的なファイルフォーマット、で与えられる。
【0140】
当然のことながらネットワークシステム500Dはさらに、航空機700Aの目的地に関連するファイルをダウンロードするように構成することができる。例えば乗客は、目的都市のホテル宿泊または地図に関連する情報を与えるファイルをダウンロードすることができる。目的地がエアポートターミナルである場合、ファイルは、例えばその他のフライトに対する到着および出発時刻ならびにゲート情報等の情報を有し、乗り換えるフライトに間に合うように、または異なるフライトでエアポートターミナルに到着する人々に会えるように、乗客を支援するためにダウンロードしてもよい。
【0141】
図15に示されるように、1つ以上のネットワーク装置300は、航空機700Aにおいて、例えば乗客シート等のシート720と関連付けることができる。シート720は例えば、ネットワークシステム500Dと通信するように構成されるシートエンタテインメントシステム300Rを含むことができる。要望通りにシート720は、例えばファーストクラス乗客シートおよびエコノミークラス乗客シート等の複数のシートグループへ分割することができる。第1シートグループ730’におけるシート720は、第1シートグループ730’と関連付けられるシートエンタテインメントシステム300R’を含むことができる。一方、第2シートグループ730”は、シートエンタテインメントシステム300R”を有するシート720を含むことができる。シートエンタテインメントシステム300R’の機能性は、シートエンタテインメントシステム300R”の機能性から異ならせることができる。例えば、第1シートグループ730’内のシート720に関連付けられたシートエンタテインメントシステム300R’は、第2シートグループ730”内のシート720に関連付けられたエンタテインメントシステム300R”には利用可能でないプレミアムコンテンツへのアクセスが、可能になってもよい。第2シートグループ730”内のシート720に関連付けられたエンタテインメントシステム300R”はさらに、ネットワークシステム500Dへのアクセスを可能にする前に、料金の支払いを要求することができる。一方、第1シートグループ730’内のシート720に関連付けられたエンタテインメントシステム300R’は、料金の支払いを必要とせずに、ネットワークシステム500Dにアクセスすることが可能であってもよい。
【0142】
当然のことながら、シートエンタテインメントシステム300Rは、エンタテインメントコンテンツを乗客へ聴覚的および/もしくは視覚的に提示する、あらゆるタイプの従来のシートエンタテインメントシステムを含むことができる。例えば各シートエンタテインメントシステム300Rは、入力システム(図示されていない)、オーディオシステム(図示されていない)、および/もしくはビデオシステム(図示されていない)を含むことができる。入力システムは、例えば、利用可能なファイルライブラリから1つ以上のファイルを選択する命令、および/もしくは選択されたファイルの提示を制御する命令等の、命令を乗客がネットワークシステム500Dへ伝達することを可能にする。オーディオシステムおよびビデオシステムは、選択されたファイルのオーディオ部分およびビデオ部分を、それぞれ提示するように構成される。例えばダウンロードすることが可能なファイルライブラリのメニュー等の、その他の情報は、インタフェースシステムを経由してユーザへ提供することができる。各シート720は好適には、独立したシートエンタテインメントシステム300Rと関連付けられるが、2つ以上のシート700が、例えば1つ以上のオーバーヘッドディスプレイシステム等を経由して、共通のシートエンタテインメントシステム300Rの少なくとも一部を共有することができる。
【0143】
本発明は、種々の修正および代替的な形態に対して受け入れる余地があり、そのうち特定の例が図面における例を経由して示され、以上に詳細に説明された。しかし当然のことながら、本発明は、開示された特定の形態または方法に限定されるべきものではなく、反対に本発明は、請求項の精神および視野内に入るあらゆる修正的、均等的、および代替的構成をカバーすべきである。
【産業上の利用可能性】
【0144】
本発明は、ネットワークの信頼性を改善するシステムおよび方法に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0145】
【図1】図1は、ネットワーク装置における異常を検出し修復するネットワーク装置およびネットワーク管理システムを含む情報システムに関し、1つの実施の形態を図示する代表的なトップレベルのブロック図である。
【図2】図2は、複数のネットワーク装置のうち少なくとも1つにおいて異常を検出し修復する複数のネットワーク装置およびネットワーク管理システムを含む図1の情報システムに関し、別の実施の形態を図示する代表的なトップレベルのブロック図である。
【図3A】図3Aは、実質的に通信ネットワークを経由してネットワーク管理システムがネットワーク装置と通信するように構成される図2の情報システムに関し、1つの実施の形態を図示する代表的なトップレベルのブロック図である。
【図3B】図3Bは、通信ネットワークとは実質的に無関係にネットワーク管理システムがネットワーク装置と通信するように構成される図3Aの情報システムに関し、別の実施の形態を図示する代表的なトップレベルのブロック図である。
【図4】図4は、図2の情報システム用のネットワークシステムおよびネットワーク管理システムに関し、1つの実施の形態を図示する代表的なブロック図である。
【図5A】図5Aは、1系列のパルス信号を状態信号が含む図4において選択されたネットワーク装置により与えられる状態信号に関し、代表的なタイミング図を図示する。
【図5B】図5Bは、振幅、継続時間、および周期においてパルス信号が実質的に一様である図5Aの状態信号に関し、代表的なタイミング図を図示する。
【図6】図6は、図4の情報システムのネットワーク装置により与えられる状態信号に関し、代表的なタイミング図を図示する。
【図7A】図7Aは、状態信号を与えるタイミングシステムをネットワーク装置が含む図4の情報システムにおいて選択されたネットワーク装置に関し、1つの実施の形態を図示する詳細図である。
【図7B】図7Bは、処理システムにタイミングシステムが実質的に組み込まれる図7Aのネットワーク装置に関し、別の実施の形態を図示する詳細図である。
【図7C】図7Cは、処理システムにメモリシステムが実質的に組み込まれる図7Bのネットワーク装置に関し、別の実施の形態を図示する詳細図である。
【図8A】図8Aは、信号処理システムが能動的信号処理システムとして与えられる図4のネットワーク管理システム用の信号処理システムに関し、1つの実施の形態を図示する詳細図である。
【図8B】図8Bは、図5Aの状態信号に応じて図8Aの信号処理システムにより与えられるイネーブル信号に関し、代表的なタイミング図を図示する。
【図9A】図9Aは、信号処理システムが受動的信号処理システムとして与えられる図8Aの信号処理システムに関し、別の実施の形態を図示する詳細図である。
【図9B】図9Bは、図5Bの状態信号に応じて図9Aの信号処理システムにより与えられるイネーブル信号に関し、代表的なタイミング図を図示する。
【図10A】図10Aは、通信信号を信号処理システムへ与える処理システムをネットワーク管理システムが含む図4のネットワーク管理システムに関し、1つの実施の形態を図示する詳細図である。
【図10B】図10Bは、処理システムとは実質的に無関係に通信信号の少なくとも一部を信号処理システムが受信することができる図10Aのネットワーク管理システムに関し、別の実施の形態を図示する詳細図である。
【図10C】図10Cは、実質的に直列通信信号として通信信号の少なくとも一部を信号処理システムが受信することができる図10Aのネットワーク管理システムに関し、別の実施の形態を図示する詳細図である。
【図10D】図1ODは、実質的に並列通信信号として通信信号の少なくとも一部を信号処理システムが受信することができる図10Aのネットワーク管理システムに関し、別の実施の形態を図示する詳細図である。
【図11A】図11Aは、状態信号を複数のネットワーク装置から受信し、関連付けられた複数のイネーブル信号を複数のネットワーク装置へ与えるように信号処理システムが構成される図4のネットワーク管理システム用の信号処理システムに関し、1つの実施の形態を図示する代表的なブロック図である。
【図11B】図11Bは、ネットワーク装置が実質的に独立した信号処理サブシステムと関連付けられる図11Aの信号処理システムに関し、1つの実施の形態を図示する詳細図である。
【図11C】図11Cは、2つ以上のネットワーク装置を、選択された信号処理サブシステムと関連付けることができる図11Aの信号処理システムに関し、1つの実施の形態を図示する詳細図である。
【図11D】図11Dは、実質的に分離している状態信号を2つ以上の所定ネットワーク装置から受信し、所定ネットワーク装置のうち少なくとも1つと関連付けられる複合イネーブル信号を与えるように、選択された信号処理サブシステムが構成される図11Cの信号処理システムに関し、別の実施の形態を図示する詳細図である。
【図11E】図11Eは、複合状態信号を2つ以上の所定ネットワーク装置から受信し、所定ネットワーク装置のうち少なくとも1つと関連付けられ、実質的に分離しているイネーブル信号を与えるように選択された信号処理サブシステムが構成される図11Cの信号処理システムに関し、別の実施の形態を図示する詳細図である。
【図11F】図11Fは、複合状態信号を2つ以上の所定ネットワーク装置から受信し、所定ネットワーク装置のうち少なくとも1つと関連付けられる複合イネーブル信号を与えるように選択された信号処理サブシステム構成される図11Cの信号処理システムに関し、別の実施の形態を図示する詳細図である。
【図12A】図12Aは、少なくとも1つの共通機能を実行するように2つ以上のネットワーク装置が構成される図2の情報システムに関し、別の実施の形態を図示する代表的なブロック図である。
【図12B】図12Bは、共通機能と関連付けられ、関連付けられたネットワーク装置のうちの1つが異常を示す場合、共通機能をリダイレクトするように構成される、少なくとも1つのバーチャルネットワーク装置をネットワークシステムが与える図12Aの情報システムに関し、別の実施の形態を図示する代表的なブロック図である。
【図12C】図12Cは、関連付けられたネットワーク装置における異常を検出するようにバーチャルネットワーク装置がさらに構成される図12Bの情報システムに関し、別の実施の形態を図示する代表的なブロック図である。
【図13A】図13Aは、ネットワーク装置内に少なくとも部分的にネットワーク管理システムが配置される図1の情報システムに関し、別の実施の形態を図示する代表的なトップレベルのブロック図である。
【図13B】図13Bは、情報システムが複数のネットワーク装置を含み、ネットワーク管理システムがネットワーク装置内に配置され、ネットワーク装置間で分散される図13Aの情報システムに関し、別の実施の形態を図示する代表的なトップレベルのブロック図である。
【図14A】図14Aは、2つ以上のネットワーク装置が少なくとも1つの共通機能を実行するように構成される図1の情報システムに関し、別の実施の形態を図示する代表的なブロック図である。
【図14B】図14Bは、共通機能と関連付けられ、関連付けられたネットワーク装置のうちの1つが異常を示す場合、共通機能をリダイレクトするように構成される少なくとも1つのバーチャルネットワーク装置をネットワークシステムが与える図14Aの情報システムに関し、別の実施の形態を図示する代表的なブロック図である。
【図14C】図14Cは、関連付けられたネットワーク装置における異常を検出し修復するバーチャルネットワーク装置管理システムをバーチャルネットワーク装置が含む図14Bの情報システムに関し、別の実施の形態を図示する代表的なブロック図である。
【図15】図15は、例えば航空機等の輸送体に設置される乗客エンタテインメントシステムとして情報システムが構成される図1の情報システムに関し、別の実施の形態を図示する詳細図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク装置であって、
連続する複数のパルス信号の系列を含み、前記複数のパルス信号間の時間間隔のうち少なくとも1つが時間間隔の所定範囲内に実質的に無い場合、前記ネットワーク装置における異常を示す状態信号を与えるタイミングシステムと、
前記状態信号に基づいて前記ネットワーク装置における異常を検出し、示された異常に適合する応答を与えるネットワーク管理システムと、を有することを特徴とするネットワーク装置。
【請求項2】
前記複数の時間間隔は、前記連続する複数のパルス信号間において実質的に一様であることを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク装置。
【請求項3】
前記時間間隔の所定範囲は、60秒未満もしくは実質的に等しいことを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク装置。
【請求項4】
前記時間間隔の所定範囲は、大略、1秒から15秒の範囲であることを特徴とする、請求項3に記載のネットワーク装置。
【請求項5】
前記複数の時間間隔のうち少なくとも1つは、5秒の時間間隔を含むことを特徴とする、請求項3に記載のネットワーク装置。
【請求項6】
前記複数のパルス信号のそれぞれは、前記複数のパルス信号間で実質的に一様な振幅を含むことを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク装置。
【請求項7】
前記複数のパルス信号は、前記複数のパルス信号のうち少なくとも1つの前記振幅が、振幅の所定範囲内に実質的に無い場合、異常を示すことを特徴とする、請求項6に記載のネットワーク装置。
【請求項8】
前記複数のパルス信号は、前記複数のパルス信号のうち少なくとも1つの前記振幅が所定の閾値未満の場合、異常を示すことを特徴とする、請求項6に記載のネットワーク装置。
【請求項9】
前記ネットワーク管理システムは、受動的信号処理システムを含むことを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク装置。
【請求項10】
前記ネットワーク管理システムは、能動的信号処理システムを含むことを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク装置。
【請求項11】
前記ネットワーク管理システムは、少なくとも部分的に、前記ネットワーク装置と一体となって配置されることを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク装置。
【請求項12】
前記適合する応答は、前記異常を無視すること含むことを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク装置。
【請求項13】
前記適合する応答は、前記異常を修復する是正措置を含むことを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク装置。
【請求項14】
前記是正措置は、前記ネットワーク装置の少なくとも1つのコンポーネントを再稼働することを含むことを特徴とする、請求項13に記載のネットワーク装置。
【請求項15】
前記是正措置は、前記ネットワーク装置の少なくとも1つのソフトウェアコンポーネントを再ロードすることを含むことを特徴とする、請求項13に記載のネットワーク装置。
【請求項16】
前記是正措置は、前記ネットワーク装置により実行される1つ以上の機能を、1つ以上のその他の選択されたネットワーク装置へ、少なくとも一時的にリダイレクトすることを含むことを特徴とする、請求項13に記載のネットワーク装置。
【請求項17】
前記適合する応答は、前記是正措置を実行する情報を含むことを特徴とする、請求項13に記載のネットワーク装置。
【請求項18】
前記ネットワーク装置は、サーバシステムを含むことを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク装置。
【請求項19】
前記ネットワーク装置は、メモリシステムを含むことを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク装置。
【請求項20】
前記ネットワーク装置は、ワークステーションを含むことを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク装置。
【請求項21】
少なくとも1つの第1機能を実行する第1ネットワーク装置と、
少なくとも1つの第2機能を実行し、前記第1ネットワーク装置と通信する第2ネットワーク装置と、を有し、
前記第1ネットワーク装置は、第1状態信号を有し連続する複数のパルス信号間において、少なくとも1つの時間間隔が時間間隔の第1所定範囲内に実質的に無い場合、前記第1ネットワーク装置における異常を示す前記第1状態信号を与える第1タイミングシステムを含み、
前記第2ネットワーク装置は、
第2状態信号を有し連続する複数のパルス信号間において、少なくとも1つの時間間隔が時間間隔の第2所定範囲内に実質的に無い場合、前記第2ネットワーク装置における異常を示す前記第2状態信号を与える第2タイミングシステムと、
前記第1状態信号に基づいて前記第1ネットワーク装置における異常を検出する第1ネットワーク管理システム、および前記第2状態信号に基づいて前記第2ネットワーク装置における異常を検出する第2ネットワーク管理システムを有し、前記検出された異常に適合する応答を与える、ネットワーク管理システムと、を含むことを特徴とする情報システム。
【請求項22】
前記第1および第2ネットワーク装置は、通信ネットワークを経由して通信することを特徴とする、請求項21に記載の情報システム。
【請求項23】
前記通信ネットワークは、無線通信ネットワークを含むことを特徴とする、請求項22に記載の情報システム。
【請求項24】
前記第1および第2ネットワーク装置は、前記通信ネットワークを経由して連結されることを特徴とする、請求項22に記載の情報システム。
【請求項25】
前記複数のパルス信号は、前記第1および第2状態信号を有し、実質的に一様であることを特徴とする、請求項21に記載の情報システム。
【請求項26】
前記時間間隔は、前記第1状態信号を有し連続する複数のパルス信号間において実質的に一様であることを特徴とする、請求項25に記載の情報システム。
【請求項27】
前記時間間隔は、前記第2状態信号を有し連続する複数のパルス信号間において実質的に一様であることを特徴とする、請求項25に記載の情報システム。
【請求項28】
前記複数のパルス信号は、前記第1および第2状態信号を有し、時間的に分離していることを特徴とする、請求項21に記載の情報システム。
【請求項29】
前記ネットワーク管理システムは、少なくとも部分的に、前記第1および第2ネットワーク装置のうち少なくとも1つと一体となって配置されることを特徴とする、請求項21に記載の情報システム。
【請求項30】
前記ネットワーク管理システムは、前記第1および第2ネットワーク装置間で分散されることを特徴とする、請求項29に記載の情報システム。
【請求項31】
前記第1ネットワーク管理システムは、前記第1ネットワーク装置と関連付けられ、
前記第2ネットワーク管理システムは、前記第2ネットワーク装置と関連付けられることを特徴とする、請求項29に記載の情報システム。
【請求項32】
前記第1ネットワーク管理システムは、前記第1ネットワーク装置と一体化し、
前記第2ネットワーク管理システムは、前記第2ネットワーク装置と一体化することを特徴とする、請求項31に記載の情報システム。
【請求項33】
前記第1ネットワーク管理システムは、前記第1ネットワーク装置の内部に配置され、
前記第2ネットワーク管理システムは、前記第2ネットワーク装置の内部に配置されることを特徴とする、請求項31に記載の情報システム。
【請求項34】
前記適合する応答は、前記検出された異常を無視することを含むことを特徴とする、請求項21に記載の情報システム。
【請求項35】
前記適合する応答は、前記検出された異常を修復する是正措置を含むことを特徴とする、請求項21に記載の情報システム。
【請求項36】
前記是正措置は、前記ネットワーク装置の少なくとも1つのコンポーネントを再稼働することを含むことを特徴とする、請求項35に記載の情報システム。
【請求項37】
是正措置は、前記ネットワーク装置の少なくとも1つのソフトウェアコンポーネントを再ロードすることを含むことを特徴とする、請求項36に記載の情報システム。
【請求項38】
前記是正措置は、前記少なくとも1つの第2機能のうち少なくとも1つを、前記第1ネットワーク装置へ、少なくとも一時的にリダイレクトすることを含むことを特徴とする、請求項36に記載の情報システム。
【請求項39】
前記是正措置は、前記少なくとも1つの第1機能のうち少なくとも1つを、前記第2ネットワーク装置へ、少なくとも一時的にリダイレクトすることを含むことを特徴とする、請求項36に記載の情報システム。
【請求項40】
前記適合する応答は、システムユーザに対して実質的にトランスペアレントであるように実行されることを特徴とする、請求項35に記載の情報システム。
【請求項41】
さらに、前記少なくとも1つの第1および第2機能に共通する少なくとも1つの共通機能を実行するバーチャルネットワーク装置を有し、
前記ネットワーク管理システムは、最初に前記少なくとも1つの共通機能への要求を前記第1ネットワーク装置へ指示し、前記第1ネットワーク装置における前記検出された異常を検出すると、前記少なくとも1つの共通機能への前記要求を前記第2ネットワーク装置へリダイレクトすることにより、前記検出された異常に応答することを特徴とする、請求項21に記載の情報システム。
【請求項42】
前記ネットワーク管理システムは、前記少なくとも1つの共通機能への前記要求を前記第2ネットワーク装置へ一時的にリダイレクトすることにより、前記検出された異常に応答することを特徴とする、請求項41に記載の情報システム。
【請求項43】
前記ネットワーク管理システムは、前記第1ネットワーク装置における前記検出された異常を修復しようと試みるにより、前記検出された異常に応答することを特徴とする、請求項41に記載の情報システム。
【請求項44】
前記ネットワーク管理システムは、前記第1ネットワーク装置における前記検出された異常を修復することにより、かついったん修復されると前記少なくとも1つの共通機能への前記要求を前記第1ネットワーク装置へ戻すにより、前記検出された異常に応答することを特徴とする、請求項43に記載の情報システム。
【請求項45】
前記ネットワーク管理システムは、前記第1ネットワーク装置における前記検出された異常を修復することができないことを決定することにより、かつ前記少なくとも1つの共通機能への前記要求を前記第2ネットワーク装置へ実質上不変的にリダイレクトすることにより、前記検出された異常に応答することを特徴とする、請求項43に記載の情報システム。
【請求項46】
さらに、少なくとも1つの第3機能を実行する第3ネットワーク装置を有し、
前記第3ネットワーク装置は、前記第1および第2ネットワーク装置と通信し、第3状態信号を有し連続する複数のパルス信号間において、少なくとも1つの時間間隔が時間間隔の第3所定範囲内に実質的に無い場合、前記第3ネットワーク装置における異常を示す前記第3状態信号を与える第3タイミングシステムを含み、
前記ネットワーク管理システムは、前記第3状態信号に基づいて前記第3ネットワーク装置における異常を検出し、前記検出された異常に適合する応答を与える第3ネットワーク管理システムを含むことを特徴とする、請求項21に記載の情報システム。
【請求項47】
さらに、少なくとも1つの第3機能を実行し、前記第1および第2ネットワーク装置と通信する第3ネットワーク装置を有し、
前記ネットワーク管理システムは、前記第3ネットワーク装置における異常を検出し、適合する応答を与えることを特徴とする、請求項21に記載の情報システム。
【請求項48】
少なくとも1つの機能を実行する複数のネットワーク装置と、
前記複数のネットワーク装置のうち1つ以上において異常を検出し、前記検出された異常に適合する応答を与えるネットワーク管理システムと、を有し、
前記複数のネットワーク装置のそれぞれは、前記複数のネットワーク装置における少なくとも1つのその他のネットワーク装置と通信し、状態信号を有し連続する複数のパルス信号間において、少なくとも1つの時間間隔が時間間隔の所定範囲内に実質的に無い場合、ネットワーク装置における異常を示す前記状態信号を与える、タイミングシステムを含み、
前記ネットワーク管理システムは、前記状態信号に基づいて異常を検出することを特徴とする情報システム。
【請求項49】
前記複数のネットワーク装置は、通信ネットワークを経由して通信することを特徴とする、請求項48に記載の情報システム。
【請求項50】
前記通信ネットワークは、無線通信ネットワークを含むことを特徴とする、請求項49に記載の情報システム。
【請求項51】
前記複数のネットワーク装置は、前記通信ネットワークを経由して連結されることを特徴とする、請求項49に記載の情報システム。
【請求項52】
前記複数のパルス信号は、前記複数のネットワーク装置のそれぞれに対応する前記状態信号を有し、時間的に分離していることを特徴とする、請求項48に記載の情報システム。
【請求項53】
前記ネットワーク管理システムは、少なくとも部分的に、前記複数のネットワーク装置のうち少なくとも1つと一体となって配置されることを特徴とする、請求項48に記載の情報システム。
【請求項54】
前記ネットワーク管理システムは、前記複数のネットワーク装置間で分散されることを特徴とする、請求項53に記載の情報システム。
【請求項55】
前記ネットワーク管理システムは、前記状態信号のうちの関連する1つに基づいて、選択されたネットワーク装置における前記検出された異常をそれぞれ検出し、前記検出された異常に適合する応答をそれぞれ与える複数のネットワーク管理システムを含むことを特徴とする、請求項53に記載の情報システム。
【請求項56】
前記複数のネットワーク管理システムのそれぞれは、前記選択されたネットワーク装置の内部に配置されることを特徴とする、請求項55に記載の情報システム。
【請求項57】
前記適合する応答は、前記検出された異常を無視することを含むことを特徴とする、請求項48に記載の情報システム。
【請求項58】
前記適合する応答は、前記検出された異常を修復する是正措置を含むことを特徴とする、請求項48に記載の情報システム。
【請求項59】
さらに、前記複数のネットワーク装置において少なくとも2つの選択されたネットワーク装置に共通する少なくとも1つの共通機能を実行するバーチャルネットワーク装置を有し、
前記ネットワーク管理システムは、最初に前記少なくとも1つの共通機能への要求を、前記選択されたネットワーク装置のうちの第1ネットワーク装置へ指示し、前記選択されたネットワーク装置のうちの前記第1ネットワーク装置における前記検出された異常を検出すると、前記少なくとも1つの共通機能への前記要求を、前記選択されたネットワーク装置のうちの第2ネットワーク装置へリダイレクトすることにより、前記検出された異常に応答することを特徴とする、請求項48に記載の情報システム。
【請求項60】
前記ネットワーク管理システムは、前記少なくとも1つの共通機能への前記要求を、前記選択されたネットワーク装置のうちの前記第2ネットワーク装置へ一時的にリダイレクトすることにより、前記検出された異常に応答することを特徴とする、請求項59に記載の情報システム。
【請求項61】
前記ネットワーク管理システムは、前記選択されたネットワーク装置のうちの前記第1ネットワーク装置における前記検出された異常を修復しようと試みるにより、前記検出された異常に応答することを特徴とする、請求項59に記載の情報システム。
【請求項62】
前記ネットワーク管理システムは、前記選択されたネットワーク装置のうちの前記第1ネットワーク装置における前記検出された異常を修復することにより、かついったん修復されると前記少なくとも1つの共通機能への前記要求を前記選択されたネットワーク装置のうちの前記第1ネットワーク装置へ戻すにより、前記検出された異常に応答することを特徴とする、請求項61に記載の情報システム。
【請求項63】
前記ネットワーク管理システムは、前記選択されたネットワーク装置のうちの前記第1ネットワーク装置における前記検出された異常を修復することができないことを決定することにより、かつ前記少なくとも1つの共通機能への前記要求を前記選択されたネットワーク装置のうちの前記第2ネットワーク装置へリダイレクトすることにより、前記検出された異常に応答することを特徴とする、請求項61に記載の情報システム。
【請求項64】
ネットワーク装置における異常を検出し応答する方法であって、
連続する複数のパルス信号の系列を含み、前記複数のパルス信号間の時間間隔のうち少なくとも1つが時間間隔の所定範囲内に実質的に無い場合、第1ネットワーク装置における異常を示す状態信号を与え、
前記状態信号が、第1ネットワーク装置における異常を示すかどうかを決定し、
第1ネットワーク装置における示された異常に適合する少なくとも1つの応答を特定し、
前記少なくとも1つの適合する応答のうち少なくとも1つを実行する、ステップを有する方法。
【請求項65】
エンタテインメントコンテンツを与える複数のネットワーク装置と、
前記複数のネットワーク装置のうち1つ以上において異常を検出し、前記検出された異常に適合する応答を与えるネットワーク管理システムと、を有し、
前記複数のネットワーク装置のそれぞれは、前記複数のネットワーク装置における少なくとも1つのその他のネットワーク装置と通信し、状態信号を有し連続する複数のパルス信号間において、少なくとも1つの時間間隔が時間間隔の所定範囲内に実質的に無い場合、ネットワーク装置における異常を示す前記状態信号を与える、タイミングシステムを含み、
前記ネットワーク管理システムは、前記状態信号に基づいて異常を検出する、ことを特徴とするエンタテインメントシステム。
【請求項66】
機体と、
機体の内部に配置された乗客シートと、
前記機体と連結される機内エンタテインメントシステムと、を有し、
前記機内エンタテインメントシステムは、
エンタテインメントコンテンツを前記乗客シートへ与える複数のネットワーク装置と、
前記複数のネットワーク装置のうち1つ以上において異常を検出し、前記検出された異常に適合する応答を与えるネットワーク管理システムと、を含み、
前記複数のネットワーク装置のそれぞれは、前記複数のネットワーク装置における少なくとも1つのその他のネットワーク装置と通信し、状態信号を有し連続する複数のパルス信号間において、少なくとも1つの時間間隔が時間間隔の所定範囲内に実質的に無い場合、ネットワーク装置における異常を示す前記状態信号を与える、タイミングシステムを含み、
前記ネットワーク管理システムは、前記状態信号に基づいて異常を検出する、ことを特徴とする航空機。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図10D】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図11D】
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【図11E】
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【図11F】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図15】
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【公表番号】特表2008−538059(P2008−538059A)
【公表日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−503169(P2008−503169)
【出願日】平成18年3月21日(2006.3.21)
【国際出願番号】PCT/US2006/010516
【国際公開番号】WO2006/102482
【国際公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(504259960)パナソニック・アビオニクス・コーポレイション (6)
【氏名又は名称原語表記】PANASONIC AVIONICS CORPORATION
【Fターム(参考)】