説明

ネットワークファクシミリ装置

【課題】 インターネット等のネットワークを介して取得したデータを印刷した後の管理を容易にする。
【解決手段】 ネットワークファクシミリ装置100は、添付ファイルを含む電子メールを受信する送受信部116と、電子メールの添付ファイル以外の文字情報の少なくとも一部を所定の形式の2次元コード情報に変換する2次元コード情報生成部114と、添付ファイルの少なくとも一部を、2次元コード情報生成部114が変換した2次元コード情報とともに印刷する印刷部120と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ネットワークファクシミリ装置に関し、とくに2次元コード情報を取り扱うネットワークファクシミリ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、水平方向および垂直方向の2次元方向に情報を持つ2次元コード情報が普及してきている。2次元コードは、一次元コードに比べて大容量の情報を扱うことができるため、コード自体に種々の情報を持たせることが可能である。
【0003】
特許文献1には、プリンタ装置が端末装置から依頼された印刷データを印刷する際に、用紙上端部と用紙下端部にそれぞれ印刷データを識別する情報と、印刷状態を識別するための情報が含まれたバーコードを印刷データとともに印刷し、用紙排出口にて前記バーコードを読み取ることにより印刷の状態を識別し、印刷履歴として管理するように構成されたシステムが開示されている。ここで、用紙排出口にバーコードリーダが設けられており、用紙排出口にてバーコードを読み取ることにより、印刷の状態を識別して、用紙排出が完了したことをユーザに通知できるようになっている。
【特許文献1】特開2004−90235号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ネットワークファクシミリ装置は、一般的にファクシミリ送信機能、印刷機能、原稿読取機能等を有する。このようなファクシミリ装置においては、印刷機能を用いて紙媒体等に2次元コード情報を印刷することが可能である。また、原稿読取機能を用いて紙媒体等に印刷された2次元コード情報を読み取ることも可能である。そのため、このようなファクシミリ装置においては、特別な装置を付加することなく、2次元コード情報を取り扱うことが容易である。
【0005】
本発明はこうした点に鑑みてなされたもので、その目的は、インターネット等のネットワークを介して取得したデータを印刷した後の管理を容易にする技術の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、添付ファイルを含む電子メールを受信する受信手段と、前記電子メールの前記添付ファイル以外の文字情報の少なくとも一部を所定の形式の2次元コード情報に変換する変換手段と、前記添付ファイルの少なくとも一部を、前記変換手段が変換した2次元コード情報とともに印刷する印刷手段と、を含むことを特徴とするネットワークファクシミリ装置が提供される。
【0007】
所定の形式の2次元コード情報は、たとえばQRコードとすることができる。ここで、添付ファイルは、たとえばTiffやPDF形式等のイメージデータとすることができる。
【0008】
このようにすれば、添付ファイルとともに、その添付ファイルに関連する文字情報を2次元コード情報として印刷することができるため、後に印刷した原稿の2次元コード情報部分をデコードして文字情報に変換することができ、添付ファイルを印刷した後も、その添付ファイルと文字情報とを対応づけておくことができる。これにより、ネットワークファクシミリ装置で取得したデータの管理を容易にすることができる。
【0009】
本発明のネットワークファクシミリ装置において、前記変換手段は、前記電子メールのヘッダ情報を前記所定の形式の2次元コード情報に変換することができる。
【0010】
ここで、ヘッダ情報は、たとえば、送信元メールアドレス、受信者メールアドレス、送信日時、同報者メールアドレス等を含むことができる。このようなヘッダ情報を2次元コード情報に変換しておくことにより、後に紙媒体に印刷した2次元コード情報部分をデコードして文字情報に変換することができ、ヘッダ情報を文字情報として取得することができるので、添付ファイルを印刷した後も原稿の管理を容易にすることができる。
【0011】
このようにすれば、添付ファイルを印刷した後も、その添付ファイルと電子メールのヘッダ情報とを対応づけておくことができる。2次元コード情報は小さい領域に大容量の情報を含めることができるため、添付ファイルを印刷する際に、その余白に含めて印刷することができる。これにより、ヘッダ情報を印刷するのに余分な紙を用いることなく、添付ファイルとヘッダ情報とを同じ紙に印刷することができる。
【0012】
本発明のネットワークファクシミリ装置において、前記変換手段は、前記電子メールの本文情報を前記所定の形式の2次元コード情報に変換することができる。
【0013】
ここで、本文情報は、たとえば電子メールに記載されたテキストデータである。一般に、ネットワークファクシミリ装置においては、ファクシミリデータの主要部分は添付ファイルとして送受信され、電子メールの本文には、定型文や簡単なコメントが記載されるのみである。このような電子メールの本文情報を単独で印刷すると、そのための用紙が必要となり、紙資源の無駄遣いになる。本発明によれば、電子メールの本文情報が2次元コード情報化されて添付ファイルとともに印刷されるので、紙の無駄遣いを減らすことができるとともに、添付ファイルの管理も容易に行うことができる。
【0014】
本発明のネットワークファクシミリ装置は、前記添付ファイルの少なくとも一部と、前記変換手段が変換した2次元コード情報とを含むイメージデータを生成するイメージデータ生成手段をさらに含むことができ、前記印刷手段は、前記イメージデータを印刷することができる。
【0015】
イメージデータ生成手段は、添付ファイルの余白に2次元コード情報を埋め込むことができる。また、イメージデータ生成手段は、1ページ目の添付ファイルを縮小して、その余白に2次元コード情報を埋め込むこともできる。このようにすれば、添付ファイルの情報を印刷することができるとともに、同じ紙に2次元コード情報も印刷されるので、紙資源を節約することができる。
【0016】
本発明のネットワークファクシミリ装置は、前記添付ファイルが前記印刷手段により印刷可能か否かを判断する判断手段をさらに含むことができ、前記変換手段は、前記判断手段が、前記印刷手段が前記添付ファイルを印刷できないと判断した場合、前記電子メールの前記添付ファイル以外の文字情報の少なくとも一部とともに、前記添付ファイルを印刷できないことを示す情報を前記所定の形式の2次元コード情報に変換することができ、前記印刷手段は、前記2次元コード情報を印刷することができる。
【0017】
本発明によれば、受信した添付ファイルの形式が不明だったりして添付ファイルを開くことができず、印刷不能な場合や、その他の理由で添付ファイルを印刷不能な場合に、エラーメッセージ情報等を2次元コード情報として付加することができる。これにより、ユーザが、ネットワークファクシミリ装置が電子メールを受信したことを把握することができ、受信した電子メールに対する処理を行うことができる。
【0018】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、インターネット等のネットワークを介して取得したデータを印刷した後の管理を容易にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本実施の形態におけるネットワークファクシミリ装置100は、文字情報で示されたデータを2次元コード情報に変換する機能を有する。ここで、2次元コード情報は、一般的に2次元コード情報として知られている種々のものを用いることができるが、たとえばQRコードを用いることができる。
【0021】
図1は、本実施の形態におけるネットワークファクシミリ装置100の構成を示すブロック図である。
ネットワークファクシミリ装置100は、データ記録部106、データ記憶部108、制御部110、データ読出部112、2次元コード情報生成部114、送受信部116、画像データ生成部118、印刷部120、エラー検出部122、および設定記憶部124を含む。
【0022】
本実施の形態において、ネットワークファクシミリ装置100は、ファクシミリ、プリンタ、コピー、スキャナ機能等を統合したネットワーク複合機とすることができる。ここで、ネットワーク複合機は、たとえばネットワークファクシミリ装置やMFP(Multi Functional Peripheral)等である。
【0023】
ネットワークファクシミリ装置100の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インターフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。実施の形態で説明する各図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。なお、図1において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してある。
【0024】
送受信部116は、ネットワーク150を介して、たとえばSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)に基づいて、他の端末から電子メールを受信したり他の端末に電子メールを送信する。本実施の形態において、ネットワーク150は、インターネット等のパブリックネットワークである。ネットワークファクシミリ装置100は、インターネット等を介して他のネットワークファクシミリ装置やEメール端末とデータの送受信を行う。ネットワークファクシミリ装置100においては、通常、ファクシミリデータは添付ファイルとして電子メールに添付される。ここで、添付ファイルは、たとえばTiffやPDF形式等のイメージデータとすることができる。
【0025】
データ記録部106は、送受信部116が受信した電子メールをデータ記憶部108に記憶する。データ記録部106は、送受信部116が受信した電子メールの本文情報やヘッダ情報を添付ファイルに対応づけてデータ記憶部108に記憶する。
【0026】
データ読出部112は、データ記憶部108から添付ファイルおよび電子メールの本文情報やヘッダ情報を読み出す。
【0027】
2次元コード情報生成部114は、文字情報を2次元コード情報に変換する。本実施の形態において、2次元コード情報生成部114は、電子メールの本文情報やヘッダ情報等の文字情報を2次元コード情報に変換する。
【0028】
画像データ生成部118は、添付ファイルの少なくとも一部と、2次元コード情報生成部114が変換した2次元コード情報とを含むイメージデータを生成する。印刷部120は、印刷部120が生成したイメージデータを印刷する。
【0029】
ここで、画像データ生成部118は、2次元コード情報を添付ファイルの少なくとも1ページと同じページに含めることができる。画像データ生成部118は、2次元コード情報を添付ファイルの余白に配置したり、添付ファイルを縮小して、余白を生成し、その余白に配置することができる。このように、2次元コード情報と添付ファイルの一部とを同一ページに含めることにより、イメージデータを印刷する際の紙の無駄遣いを防ぐことができる。
【0030】
エラー検出部122は、データ読出部112が読み出した電子メールの添付ファイルを開くことができるか否か、また印刷部120によりイメージデータの印刷が行われたか否か等を検出する。エラー検出部122は、たとえばデータ読出部112が読み出した電子メールの添付ファイルを開くことができないことを検出した場合、その電子メールのヘッダ情報や本文情報とともに、添付ファイルを開くことができないことを示す文字情報を2次元コード情報生成部114に2次元コード情報に変換させることができる。この場合、画像データ生成部118は、2次元コード情報のみを含むイメージデータを生成し、印刷部120はそのイメージデータを出力する。
【0031】
また、エラー検出部122は、印刷部120によりイメージデータの印刷ができないことを検出した場合、その電子メールのヘッダ情報や本文情報とともに、添付ファイルを印刷できないことを示す文字情報を2次元コード情報生成部114に2次元コード情報に変換させることができる。この場合、画像データ生成部118は、2次元コード情報のみを含むイメージデータを生成し、印刷部120はそのイメージデータを出力する。
【0032】
制御部110は、ネットワークファクシミリ装置100の各構成要素を制御する。設定記憶部124は、ネットワークファクシミリ装置100が受信した電子メールを印刷するか否かや、ネットワークファクシミリ装置100が電子メールのヘッダ情報や本文情報等の2次元コード情報を印刷するか否か等の設定を記憶する。
【0033】
図2は、本実施の形態におけるネットワークファクシミリ装置100の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0034】
送受信部116が電子メールを受信すると(S10のYES)、制御部110は、受信した電子メールを印刷するか否かを判断する(S12)。制御部110は設定記憶部124を参照して、送受信部116が受信した電子メールを印刷するか否かを判断する。また、ここで、データ記録部106は、制御部110の指示に基づき、送受信部116が受信した電子メールをデータ記憶部108に一時的に記憶しておく。ステップS12において、電子メールを印刷しない場合(S12のNO)、ネットワークファクシミリ装置100は、設定に従い、たとえば電子メールを他の端末に転送したり、所定の記憶部に保存したりする処理を行う。
【0035】
電子メールを印刷する場合(S12のYES)、制御部110の指示に基づき、データ読出部112はデータ記憶部108から電子メールの添付ファイルを読み出す。エラー検出部122は、データ読出部112が読み出した添付ファイルを展開できるか否かを検出する(S14)。添付ファイルが展開可能な場合(S14のYES)、制御部110は、添付ファイルとともに2次元コード情報も印刷するか否かを判断する(S16)。ここで、2次元コード情報には、電子メールのヘッダ情報や本文情報等を含めることができる。制御部110は、設定記憶部124を参照して、電子メールの添付ファイルとともに2次元コード情報も印刷するか否かを判断する。
【0036】
電子メールの添付ファイルとともに2次元コード情報も印刷する場合(S16のYES)、まず、制御部110は、2次元コード情報に電子メールのヘッダ情報を含めるか否かを判断する(S18)。2次元コード情報に電子メールのヘッダ情報を含める場合(S18のYES)、データ読出部112は、制御部110の指示に基づき、電子メールのヘッダ情報を抽出する(S20)。つづいて、制御部110は、2次元コード情報に電子メールの本文情報を含めるか否かを判断する(S22)。2次元コード情報に電子メールの本文情報を含める場合(S22のYES)、データ読出部112は、制御部110の指示に基づき、電子メールの本文情報を抽出する(S24)。ステップS18において、電子メールのヘッダ情報を含めない場合(S18のNO)、ステップS22に進み、同様の処理を行う。
【0037】
つづいて、データ読出部112は、ステップS20およびステップS24で抽出した電子メールのヘッダ情報や本文情報を2次元コード情報生成部114に送出する。2次元コード情報生成部114は、データ読出部112から送出されたヘッダ情報や本文情報を2次元コード情報に変換する(S26)。
【0038】
画像データ生成部118は、データ読出部112が読み出した電子メールの添付ファイルのたとえば1ページ目の余白等に2次元コード情報生成部114が生成した2次元コード情報を配置し、イメージデータを生成する(S28)。
【0039】
印刷部120は、画像データ生成部118が生成したイメージデータを印刷する(S30)。
【0040】
エラー検出部122は、印刷部120によるイメージデータの印刷が完了したか否かを検出し(S32)、印刷が完了した場合(S32のYES)、処理を終了する。
【0041】
一方、ステップS14において、データ読出部112が読み出した添付ファイルが展開不能な場合(S14のNO)、エラー検出部122は、添付ファイルを開くことができなかったことを示すエラーメッセージの文字情報を付加し(S34)、必要に応じて電子メールのヘッダ情報や本文情報とともに2次元コード情報生成部114により2次元コード情報に変換させる(S18〜S26)。ここで、画像データ生成部118は、2次元コード情報のみを含むイメージデータを生成し(S28)、印刷部120は、そのイメージデータを印刷する(S30)。
【0042】
また、ステップS32において、イメージデータの印刷が何らかの事情により完了しなかった場合(S32のNO)、ステップS34に戻り、エラー検出部122は、イメージデータを印刷できなかったことを示すエラーメッセージの文字情報を付加し(S34)、必要に応じて電子メールのヘッダ情報や本文情報とともに2次元コード情報生成部114により2次元コード情報に変換させる(S18〜S26)。この後、画像データ生成部118は、2次元コード情報のみを含むイメージデータを生成し(S28)、印刷部120は、そのイメージデータを印刷する(S30)。
【0043】
このようにすれば、送受信部116が受信した電子メールの添付ファイルとともに、添付ファイル以外の文字情報を2次元コード情報に変換した情報が印刷される。そのため、後に、印刷された原稿の2次元コード情報部分を読み取ってデコードして文字情報に変換することができ、電子メールに含まれるヘッダ情報や本文情報等を文字情報として取得することができる。これにより、ネットワークファクシミリ装置100が取得したデータを印刷した後の管理を容易にすることができる。
【0044】
2次元コード情報は、小さい領域に大容量の情報を含めることができるため、添付ファイルを印刷する際に、ヘッダ情報や本文情報等を二次元コード情報に変換した情報を添付ファイルの余白等に含めて印刷することができ、紙資源を節約することができる。
【0045】
図3は、図2を参照して説明したネットワークファクシミリ装置100の処理手順において、添付ファイルと2次元コード情報とを含む原稿が印刷された状態を示す図である。
【0046】
ここで、原稿301は、添付ファイルのイメージ300と、その余白に印刷された2次元コード情報304とを含む。ここで、2次元コード情報304は、文字情報で示された電子メールのヘッダ情報306と本文情報308を2次元コード情報に変換したものである。たとえば、ヘッダ情報306は、送信元アドレス、送信日時、送信先アドレス、サブジェクトを含む。また、本文情報308は、「打ち合わせ議事録を送付致します。内容確認の上連絡下さい。」というコメントを含む。
【0047】
このように、電子メールの添付ファイルに電子メールのヘッダ情報や本文情報を対応づけて印刷しておくことにより、後に添付ファイルの管理を行いやすくなる。電子メールのヘッダ情報や本文情報等を2次元コード情報に変換して印刷することにより、2次元コード情報を印刷する領域を小さくすることができるので、電子メールのヘッダ情報や本文情報を添付ファイルとは別の紙に印刷する必要がなく、紙を無駄にすることがない。また、添付ファイルと電子メールのヘッダ情報や本文情報等が同じ紙に印刷されているため、管理をさらに容易にすることができる。さらに、2次元コード情報を読み取り、それをデコードすることにより、電子メールのヘッダ情報や本文情報を文字情報として再取得することができ、書類の整理が行いやすくなる。
【0048】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0049】
以上の実施の形態において図示していないが、ネットワークファクシミリ装置100は、2次元コード情報をデコードして文字情報に変換する2次元コード情報デコード部をさらに含むことができる。この機能により、印刷部120から印刷された原稿に含まれる2次元コード情報をデコードして文字情報に変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】実施の形態におけるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態におけるファクシミリ装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】図2を参照して説明したネットワークファクシミリ装置の処理手順において、添付ファイルと2次元コード情報とを含む原稿が印刷された状態を示す図である。
【符号の説明】
【0051】
100 ネットワークファクシミリ装置
106 データ記録部
108 データ記憶部
110 制御部
112 データ読出部
114 2次元コード情報生成部
116 送受信部
118 画像データ生成部
120 印刷部
122 エラー検出部
124 設定記憶部
150 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
添付ファイルを含む電子メールを受信する受信手段と、
前記電子メールの前記添付ファイル以外の文字情報の少なくとも一部を所定の形式の2次元コード情報に変換する変換手段と、
前記添付ファイルの少なくとも一部を、前記変換手段が変換した2次元コード情報とともに印刷する印刷手段と、
を含むことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のネットワークファクシミリ装置において、
前記変換手段は、前記電子メールのヘッダ情報を前記所定の形式の2次元コード情報に変換することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のネットワークファクシミリ装置において、
前記変換手段は、前記電子メールの本文情報を前記所定の形式の2次元コード情報に変換することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
【請求項4】
請求項1乃至3いずれかに記載のネットワークファクシミリ装置において、
前記添付ファイルの少なくとも一部と、前記変換手段が変換した2次元コード情報とを含むイメージデータを生成するイメージデータ生成手段をさらに含み、
前記印刷手段は、前記イメージデータを印刷することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
【請求項5】
請求項1乃至4いずれかに記載のネットワークファクシミリ装置において、
前記添付ファイルが前記印刷手段により印刷可能か否かを判断する判断手段をさらに含み、
前記変換手段は、前記判断手段が、前記印刷手段が前記添付ファイルを印刷できないと判断した場合、前記電子メールの前記添付ファイル以外の文字情報の少なくとも一部とともに、前記添付ファイルを印刷できないことを示す情報を前記所定の形式の2次元コード情報に変換し、
前記印刷手段は、前記2次元コード情報を印刷することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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