説明

バッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システム

【課題】商品情報や広告情報及び温度情報の表示と、商品の24時間温度管理を行うことができる、温度管理機能付き棚札システムを得る。
【解決手段】棚札にあっては、リーダー/ライターと無線通信を行うことにより情報伝送を行うためのバッテリーレス型のRFIDタグと、前記リーダー/ライターより送信された商品名や価格等の商品情報及び当該商品や店舗等の広告情報を表示するための電子ペーパーと、当該棚札近傍の温度を検出するためのバッテリーレス型温度センサとにて構成し、商品情報や広告情報及び温度情報等の情報伝送と温度管理を行う棚札システムにあっては、複数の通信範囲内にある複数の棚札と情報伝送を行うための複数のリーダー/ライターと、前記複数のリーダー/ライターと接続して商品情報管理を行うためのLAN及び商品情報管理サーバーと、該商品情報管理サーバーにて得られた温度情報に基いて温度制御を行う温度管理装置とにて構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の商品棚に配設する棚札に関し、特に当該商品の詳細な商品情報や広告情報の表示及び温度情報の表示を行うと共に、前記温度情報により商品の温度管理を行うことができる、バッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の商品棚に載置された各商品には、当該商品の商品名や価格等が印刷された棚札(値札又はプライスカードとも言う)が配設されている。該棚札において、価格が変更されたり期間限定の特売セールが行われる場合、変更価格や特売品であることを印刷した新たな棚札との差し替えを行っている。
【0003】
しかし、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等で取り扱う商品は非常に多く、価格の変更や期間限定の特売セールを行うことが多いため、上記棚札の差し替え作業には多くの時間と労力が必要であった。
【0004】
上記問題点を解決すべく、例えば特開2002−304673号公報の『棚札システム』においては、価格及び期間限定の特売表示をLCD表示器で行うと共に、価格の変更を本部より無線通信にて行うシステムが提案されている。また、特開2005−185316号公報の『棚札の表示内容の変更システム及び方法』においては、商品名や価格等の商品情報と文字の大きさや書体及び表示位置等のデザイン情報を構内ネットワークより取得すると共に、前記情報を電子ペーパーに表示させるシステムが提案されている。
【0005】
【特許文献1】特開2002−304673
【特許文献2】特開2005−185316
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特開2002−304673号公報におけるシステムは、表示器としてセグメント方式のLCD表示器を使用しているため、表示内容や表示位置が予め決められている。このため、自由に表示内容を書き換えたり商品広告等のPOP表示(Point of Purchase advertising)を行うことができなく、商品名等を印刷したシールを表示器に貼付したり印刷広告物を添付しなければならないという欠点があった。また、上記特開2005−185316号公報におけるシステムは、電子ペーパーを備えた商品陳列棚と、商品情報とデザイン情報とを管理する商品情報管理コンピュータとを構内ネットワークに接続する必要があり、多くの商品を扱うスーパーマーケットやコンビニエンスストア等においては配線が複雑になってしまうという欠点があった。
【0007】
また、上記公報例等においては、棚札の表示内容として商品名や価格等の商品に関するものが主体であり、魚や肉等の冷蔵が必要な商品を入れた冷蔵庫内の温度表示や、冷凍食品やアイスクリーム等の冷凍が必要な商品を入れた冷凍庫内の温度表示が行えるものはなかった。更には、前記冷蔵食品や冷凍食品の食品損害を防止するため、前記冷蔵庫や冷凍庫の24時間に渡る精細な温度管理が必要であるが、棚札システムにより温度管理が行えるものはなく、安価な棚札システムによる温度管理システムの開発が要望されていた。
【0008】
本発明は、以上述べたような欠点及び要望を解決するために成されたものであり、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の商品棚に配設する棚札において、商品名や価格等の商品情報及び当該商品や店舗等の広告情報の表示と、冷蔵食品や冷凍食品を入れた庫内の温度表示を、バッテリーレスで動作可能な棚札に無線通信にて表示させることができると共に、前記温度情報により冷蔵庫や冷凍庫の24時間に渡る精細な温度管理を行うことができる、バッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明のバッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムにおいて各商品を載置した商品棚に配設する棚札にあっては、リーダー/ライターと無線通信を行うことにより情報伝送を行うためのバッテリーレス型RFID(Radio Frequency Identification)タグと、前記リーダー/ライターより送信された商品名や価格等の商品情報及び当該商品や店舗等の広告情報を表示するための電子ペーパーと、当該棚札近傍の温度を24時間に渡り検出するためのバッテリーレス型温度センサとにて構成し、
前記商品情報や広告情報及びバッテリーレス型温度センサにて検出された温度情報等の情報伝送と温度管理を行う棚札システムにあっては、複数の通信範囲内にある複数の棚札と情報伝送を行うための複数のリーダー/ライターと、前記複数のリーダー/ライターと接続して商品情報管理を行うためのLAN及び商品情報管理サーバーと、該商品情報管理サーバーにて得られた温度情報に基いて24時間に渡り温度制御を行う温度管理装置とにて構成する。
【0010】
また、上記商品情報や広告情報とバッテリーレス型温度センサにて検出された温度情報等の情報伝送及び温度管理を本部にて行うシステムにあっては、上記LANをインターネットに接続し、本部内の商品情報管理サーバーを前記インターネットに接続して構成する。
【発明の効果】
【0011】
本発明のバッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムによれば、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の商品棚に配設する棚札において、電子ペーパーに商品名や価格等の商品情報と当該商品や店舗等の広告情報の表示が行えるため、商品名等を印刷したシールを表示器に貼付したり印刷広告物を添付する必要がなくなり、棚札の差し替え作業が不要になるという効果を奏する。また、冷蔵食品や冷凍食品を入れた庫内の温度表示が行えるため、該冷蔵食品や冷凍食品が適正温度で保存されているかどうかを消費者に知らせて安心感を与えることができるという効果を奏する。また、前記電子ペーパーへの各種表示が、バッテリーレス型RFIDタグとリーダー/ライター間との無線通信にて行えるため、棚札とLANを接続するための配線が不要になり、棚札の配設や移設が簡単に行えるという効果を奏する。更には、前記温度情報により冷蔵庫や冷凍庫の24時間に渡る精細な温度管理を行うことができるため、冷蔵食品や冷凍食品の食品損害を未然に防止することができるという効果も奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明を実施するための最良の形態を図を用いて説明する。
【0013】
図1は本発明のバッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムで用いる棚札の外観図であり、(a)は正面図,(b)は側面図である。該(a)図に示すように、各商品を載置した商品棚に配設する棚札1は、リーダー/ライターと無線通信を行うことにより情報伝送を行うためのバッテリーレス型RFIDタグ5と、前記リーダー/ライターより送信された商品名や価格等の商品情報及び当該商品や店舗等の広告情報を表示するための電子ペーパー4と、当該棚札1近傍の温度を検出するためのバッテリーレス型温度センサ17をケーシング2に組み込んで構成する。
【0014】
また(b)図に示すように、バッテリーレス型RFIDタグ5と電子ペーパー4及びバッテリーレス型温度センサ17の厚みが薄いことにより、ケーシング2の厚さも薄型となる。該ケーシング2の裏面にある保持具3は、商品棚の構造により任意な構造や形状を有して構わない。また、アタッチメントの交換により複数の商品棚に対応可能としても構わない。
【0015】
図2は図1の棚札に内蔵されるバッテリーレス型RFIDタグのブロック図である。該図において、アンテナ7はリーダー/ライターと電磁波による無線通信を行うため、RFIDチップ6内又は一部RFIDチップ6外の同調キャパシタ(図示せず)から成る同調回路8に接続し、本発明のバッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムで使用するキャリア周波数、例えば950MHz帯又は2.45GHz等に同調させて共振回路を構成する。
【0016】
上記同調回路8の後段には、リーダー/ライターのアンテナから送信された電磁波が当該RFIDタグ5のアンテナ7を通過した時に発生する誘導起電力の電圧波形を検波したり、該誘導起電力を半波又は全波整流して直流電圧を取り出すための整流回路9を接続する。
【0017】
次に、上記整流回路9の後段には、検波したキャリアを分周してシステム用のクロックを生成するためのクロック生成回路10と、信号受信時においてキャリアから信号を取り出す復調動作を行ったり信号送信時においてスイッチング素子(図示せず)により変調動作を行うための変復調回路11と、上記直流電圧を安定化して回路電源を供給したり、充電用コンデンサ13に充電電圧を供給するための電源回路12を接続する。該充電用コンデンサ13は一般的にはセラミックコンデンサであり、電力を必要とする場合には大容量型の電気二重層コンデンサ等が好適であるが、特に限定するものではない。
【0018】
次に、上記変復調回路11の後段には、該変復調回路11の制御や、不揮発性メモリであるFRAM(Ferroelectric RAM:米国Ramtron社の登録商標)15に対する当該RFIDチップ6の固有ID情報とリーダー/ライターとの無線通信で受信した商品情報や広告情報及びバッテリーレス型温度センサ17にて検出した温度情報等のデータの書込み又は読出し制御を行うためのロジック回路14を接続する。
【0019】
次に、バッテリーレス型温度センサ17から出力されるセンサ信号をA/D変換して適正なデジタル値に変換するA/Dコンバータと、上記リーダー/ライターとの無線通信で受信した商品情報や広告情報及びバッテリーレス型温度センサ17にて検出した温度情報を電子ペーバー4に伝送する通信ポートとを内蔵したインターフェース回路16を、前記ロジック回路14とFRAM15に接続する。
【0020】
なお、上記FRAM15は強誘電体型の不揮発性メモリであり、回路電源がOFFになっても当該RFIDチップ6の固有ID情報等のデータは消失することはない。また、データの書込み電圧は、EEPROMやフラッシュメモリのように高圧に昇圧する必要がないため、昇圧回路が簡略化される。また、書込み又は読出し速度はDRAMと同等であり、EEPROMやフラッシュメモリよりはるかに高速であるという特徴を持つものである。このように、不揮発性メモリとしてはFRAM15が好適であるが他のメモリを使用しても構わない。
【0021】
また、図3は本発明のバッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムの一実施例におけるシステム構成図である。該図に示すように、上記商品情報や広告情報及びバッテリーレス型温度センサ17にて検出された温度情報等の情報伝送と温度管理を行う棚札システムにあっては、複数の通信範囲18内にある複数の棚札1と情報伝送を行うための複数のリーダー/ライター20と、前記複数のリーダー/ライター20と接続して商品情報管理を行うためのLAN22及び商品情報管理サーバー23と、該商品情報管理サーバー23にて得られた温度情報に基いて24時間に渡り温度制御を行う温度管理装置24とにて構成する。
【0022】
上記通信範囲18とは、バッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムで使用するキャリア周波数が、例えば950MHz帯であれば最長5〜9m程度の範囲であり、2.45GHzであれば最長2〜4m程度の範囲であり、システム導入を行う店舗の大きさや商品棚の配置により任意に設定できるものである。
【0023】
また、上記商品情報や広告情報とバッテリーレス型温度センサ17にて検出された温度情報等の情報伝送及び温度管理を本部26にて行うシステムにあっては、上記LAN22をインターネット25に接続し、本部26内の商品情報管理サーバー27を前記インターネット25に接続して構成する。
【0024】
上記商品情報管理サーバー27は、店舗内の全ての商品19に対して個々の商品19の商品名や価格等を始めとする詳細な商品情報及び当該商品19や店舗等の広告情報と当該棚札1近傍の温度情報をデーターベースに蓄積しており、前記温度情報を逐次解析処理することにより冷蔵庫や冷凍庫の24時間に渡る精細な温度管理を行うことができる。
【実施例】
【0025】
本発明の実施例を図を用いて説明する。
【0026】
まず、図3の本発明のバッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムの一実施例におけるシステム構成図に示すように、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗の商品棚に複数の商品19を載置する。なお、前記商品19が冷蔵食品や冷凍食品の場合には冷蔵庫や冷凍庫に入れておく。また、各商品棚又は冷蔵庫や冷凍庫内の商品19と通信可能な通信範囲18毎にリーダー/ライター20を設置しておく。該リーダー/ライター20にはアンテナ21が接続され、棚札1に内蔵されたバッテリーレス型RFIDタグ5のアンテナ7と無線通信を行うことができる。
【0027】
また、上記リーダー/ライター20をLAN22に接続し、該LAN22には商品情報管理サーバー23を接続しておく。また、該商品情報管理サーバー23には冷蔵庫や冷凍庫の温度制御を行う温度管理装置24を接続しておく。更に、前記商品情報管理サーバー23には店舗内の全ての商品19に対して個々の商品19の商品名や価格等を始めとする詳細な商品情報及び当該商品19や店舗等の広告情報と棚札1に内蔵されたバッテリーレス型温度センサ17にて検出された当該棚札1近傍の温度情報をデーターベースに蓄積しておく。
【0028】
上記状態において、例えば本日の特売品として冷蔵食品である刺身盛り合わせを504円で提供すべく当該商品19の棚札1を変更する場合、商品情報管理サーバー23よりLAN22を経由して複数のリーダー/ライター20に表示変更のための情報伝送を行う。該情報の内容として、表示変更の対象となる棚札1に内蔵されているRFIDタグ5の固有ID情報と詳細な商品情報が含まれる。
【0029】
図4は本発明のバッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムで用いる棚札の一商品情報表示例であり、上記固有ID情報と一致した棚札1の電子ペーパー4において、特売表示28として「本日の特売品」と表示し、商品名表示29として「刺身盛り合せ」と表示し、価格表示30として「504円(税込)」と表示し、詳細情報表示31として生産地や消費期限及び商品内容等を表示することができる。また、当該棚札1に内蔵されたバッテリーレス型温度センサ17にて検出された温度情報が温度表示32として「庫内温度:−2℃」と表示することができる。
【0030】
上記電子ペーパー4は、縦方向及び横方向に多数の画素を有したドット方式の表示素子であり、RFIDタグ5のインターフェース回路16に接続された当該電子ペーパー4の表示コントローラ(図示せず)により任意な文字やデザインを任意な位置に自由に表示させることができ、しかもLCD表示器よりも消費電力が少なく、更には一度表示した内容を無電力で保持することができるという特徴を持つものである。このため、バッテリーレス型RFIDタグ5にて得られる電力にて表示させることが可能となる。なお、電子ペーパー4の種類により電力を必要とする場合には、太陽電池を補助電源として使用しても構わない。
【0031】
また、上記バッテリーレス型温度センサ17にて検出された温度情報はリーダー/ライター20にて読取られ、LAN22を経由して商品情報管理サーバー23のデーターベースに蓄積されると共に逐次解析処理され、保存温度が予め設定された適正温度を外れた場合においては温度管理装置24より温度制御信号を出力することにより、冷蔵庫や冷凍庫の24時間に渡る精細な温度管理を行うことができる。また、制御不能など特別な状態になった場合には、警報出力を行うことも可能である。なお、冷蔵食品や冷凍食品以内の商品19のため温度表示や温度管理が不要な場合には、リーダー/ライター20からのコマンドにより温度表示を非表示にしたり温度情報の伝送を停止することも可能である。
【0032】
また、図5は本発明のバッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムで用いる棚札の一広告情報表示例であり、上記図4の商品情報表示を適度に切替えて広告情報表示33を表示することにより広告効果をもたらすことができる。なお、広告内容は図5に示したようなもの以外に、店舗全体としての特売セール情報やポイントサービス情報など任意な内容であって構わない。
【0033】
なお、上記実施例においては商品情報の管理を当該店舗内にある商品情報管理サーバー23にて行う例を示したが、本部26にて行う場合は当該本部26内の商品情報管理サーバー27にてインターネット25を経由して行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明のバッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムで用いる棚札の外観図である。
【図2】図1の棚札に内蔵されるバッテリーレス型RFIDタグのブロック図である。
【図3】本発明のバッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムの一実施例におけるシステム構成図である。
【図4】本発明のバッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムで用いる棚札の一商品情報表示例である。
【図5】本発明のバッテリーレス型RFIDタグを用いた温度管理機能付き棚札システムで用いる棚札の一広告情報表示例である。
【符号の説明】
【0035】
1 棚札
2 ケーシング
3 保持具
4 電子ペーパー
5 バッテリーレス型RFIDタグ
6 RFIDチップ
7 アンテナ
8 同調回路
9 整流回路
10 クロック生成回路
11 変復調回路
12 電源回路
13 充電用コンデンサ
14 ロジック回路
15 FRAM
16 インターフェース回路
17 バッテリーレス型温度センサ
18 通信範囲
19 商品
20 リーダー/ライター
21 アンテナ
22 LAN
23 商品情報管理サーバー
24 温度管理装置
25 インターネット
26 本部
27 商品情報管理サーバー
28 特売表示
29 商品名表示
30 価格表示
31 詳細情報表示
32 温度表示
33 広告情報表示

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各商品を載置した商品棚に配設する棚札にあっては、リーダー/ライターと無線通信を行うことにより情報伝送を行うためのバッテリーレス型RFIDタグと、前記リーダー/ライターより送信された商品名や価格等の商品情報及び当該商品や店舗等の広告情報を表示するための電子ペーパーと、当該棚札近傍の温度を24時間に渡り検出するためのバッテリーレス型温度センサとにて構成し、
前記商品情報や広告情報及びバッテリーレス型温度センサにて検出された温度情報等の情報伝送と温度管理を行う棚札システムにあっては、複数の通信範囲内にある複数の棚札と情報伝送を行うための複数のリーダー/ライターと、前記複数のリーダー/ライターと接続して商品情報管理を行うためのLAN及び商品情報管理サーバーと、該商品情報管理サーバーにて得られた温度情報に基いて24時間に渡り温度制御を行う温度管理装置とにて構成することを特徴とした、バッテリーレス型RFIDを用いた温度管理機能付き棚札システム。
【請求項2】
上記商品情報や広告情報とバッテリーレス型温度センサにて検出された温度情報等の情報伝送及び温度管理を本部にて行うシステムにあっては、上記LANをインターネットに接続し、本部内の商品情報管理サーバーを前記インターネットに接続して構成することを特徴とした、請求項1に記載のバッテリーレス型RFIDを用いた温度管理機能付き棚札システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−111137(P2007−111137A)
【公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−303671(P2005−303671)
【出願日】平成17年10月18日(2005.10.18)
【出願人】(394007610)株式会社テルヤ (30)
【出願人】(301046617)ペガサスネット株式会社 (34)
【出願人】(501360979)
【Fターム(参考)】