バーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システム
バーコード撮像装置／解読装置及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムが提供される。システムは、バーコードイメージング及びデコーディング、並びにビデオ監視を目的としたリアルタイム・ビデオキャプチャの機能を果たすためにＰＯＳ位置に実装するように構成される。システムは、撮像装置又はイメージングセンサと、撮像装置に近接して置かれたバーコードをイメージング及びデコーディングするバーコードイメージング及びデコーディングモードと、ビデオ監視を目的としたリアルタイムビデオイメージをキャプチャするリアルタイム・ビデオキャプチャモードとの間で撮像装置を切り替えて動作させる切り替え機構とを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、一般に、バーコードイメージング／デコーディングシステム、並びにビデオ監視目的のリアルタイム・ビデオキャプチャシステムに関する。特に、本発明は、バーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムに関する。より詳細には、本発明は、販売時点で情報管理するバーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャシステムに関する。
【背景技術】
【０００２】
消費者が販売員の援助なしで製品のバーコードをスキャンして製品を購入することができるセルフチェックアウトＰＯＳステーションなどの販売時点情報管理（ＰＯＳ）システムは、多くの小売店における販売時点情報管理位置で広く実施されている。ＰＯＳ位置は一般に、複数のビデオカメラを有するビデオ監視システムによってモニタされ、セルフチェックアウトＰＯＳステーションを使用する顧客による製品の盗難を防止し、又はＰＯＳステーションに位置する販売員に近付いて盗みを犯す窃盗犯を逮捕する助けとなる。
【０００３】
コスト低減の試みの一環として、小売店は、幾つかのＰＯＳステーションを含むことができる視野のリアルタイムビデオをキャプチャするために、単一のビデオカメラを利用することがある。リアルタイムのビデオイメージは通常、ビデオ監視モニタリングシステムに伝送されて警備担当員がビデオ監視を行えるようにする。各ＰＯＳステーションが視野又はビデオカメラの見通し内にあるようにするために、各ＰＯＳステーションからかなり離れた距離に単一のビデオカメラが位置付けられる。セルフチェックアウトＰＯＳステーションの位置で物品を盗難しようとしている個人は、ＰＯＳステーションの見通し内のビデオカメラに気付くことが確認された。通常その個人は、見通しを遮るようにして自分の位置を定め、ビデオカメラから入るリアルタイムのビデオをモニタしている警備担当員は、その個人が商品を盗んでいるかどうかを検出することができない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従って、バーコードイメージング及びデコーディング並びにビデオ監視目的のリアルタイム・ビデオキャプチャの機能を果たすため、ＰＯＳ位置に配置することができるバーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムに対する必要性がある。また、バーコードイメージング及びデコーディング並びにリアルタイム・ビデオキャプチャの機能を果たす撮像装置又はイメージングセンサを有する、セルフチェックアウトＰＯＳステーションなどのＰＯＳステーションに対する必要性もある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、バーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムを提供する。本システムは、バーコードイメージング及びデコーディング並びにビデオ監視を目的としたリアルタイム・ビデオキャプチャの機能を果たすためにＰＯＳ位置で実装されるように構成される。本システムは、当技術分野で公知の撮像装置又はイメージングセンサと、撮像装置に近接して置かれたバーコードをイメージングしデコーディングするバーコードイメージング及びデコーディングモードと、ビデオ監視を目的としたリアルタイムビデオイメージをキャプチャするリアルタイム・ビデオキャプチャモードとの間で撮像装置を切り替えて動作させる切り替え機構とを含む。本発明は更に、一体型システムの機能を有する、セルフチェックアウトＰＯＳステーションなどのＰＯＳステーションを提供する。
【０００６】
本発明は更に、ビデオ監視を目的としたリアルタイム・ビデオキャプチャモードとバーコードイメージング及びデコーディングモードとの間で、バーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムを選択的に動作させるための方法を提供する。動作の１つの実施形態では、バーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムは、撮像装置を収納するバーコードスキャナがクレードル内に置かれているかどうかを検出することによって２つのモード間で選択的に動作又は切り替えられる。バーコードスキャナがクレードル内に置かれている場合には、バーコードスキャナ内のプロセッシングユニットにリアルタイム・ビデオキャプチャモードでスキャナを動作させるよう信号が伝送される。バーコードスキャナがクレードル内に置かれていない場合には、プロセッシングユニットには信号が伝送されず、スキャナは、バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作される。
【０００７】
動作の別の方法では、バーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムは、従来のイメージ処理技術を使用する撮像装置に近接してバーコードが置かれているかどうかを判定することにより、動作の２つのモード間で選択的に動作又は切り替えられる。対象物がバーコードスキャナから予め設定された距離の範囲内に位置するかどうかを判定するために、当技術分野で公知の近接センサが使用される。対象物がバーコードスキャナから予め設定された距離の範囲内に位置すると判定された場合には、プロセッシングユニットが、撮像装置によってプロセッシングユニットに中継されたリアルタイムビデオイメージからリアルタイムイメージを静止させる。
【０００８】
次いで、プロセッシングユニットは、従来のイメージ処理技術を使用してイメージがバーコードを含んでいるかどうかを判定する。イメージがバーコードを含んでいると判定された場合、プロセッシングユニットが動作モードをリアルタイム・ビデオキャプチャモードからバーコードイメージング及びデコーディングモードに切り替えて、バーコードを再撮像してデコードするようにする。プロセッシングユニットに中継されたイメージは、バーコードを再撮像することなくバーコードのデコーディングに使用することができる点が企図される。
【０００９】
動作の両方のモードでは、撮像されたバーコードデータが、バーコードスキャナのプロセッシングユニット、或いはバーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムの他のいずれかのプロセッシングユニットに中継されて、デコーディングされることにより、当技術分野で公知のように商品の型式、価格及び／又はスキャンされた商品の他の情報が判定される。次いで、スキャンされた全ての商品の総額がシステムによって集計されてモニタ上に表示される。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１０】
本発明のこれら及び他の特徴、態様、並びに利点は、以下の説明、添付の請求項、及び添付図面を考慮するとより深く理解されるであろう。
【００１１】
本項で詳細に説明するように、本発明は、バーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャの一体型又は組込型システムを提供する。本システムは、バーコードイメージング及びデコーディング並びにビデオ監視目的のリアルタイム・ビデオキャプチャの機能を果たすためにＰＯＳ位置で実装されるように構成される。本システムは、当技術分野で公知の撮像装置又はイメージングセンサと、撮像装置に近接して位置するバーコードをイメージング及びデコーディングするバーコードイメージング及びデコーディングモードとビデオ監視目的でリアルタイムビデオをキャプチャするリアルタイム・ビデオキャプチャモードとの間で撮像装置を切り替え及び動作させる切り替え機構とを含む。本発明は更に、一体型システムの機能を有する、セルフチェックアウトＰＯＳステーションなどのＰＯＳステーションを提供する。
【００１２】
ＰＯＳステーションを有する一体型システムの例示的な実施形態が、全体的に参照数字１００で示されて図１に図示されている。ＰＯＳステーションは、セルフチェックアウト型であり、当技術分野で公知の計量ステーション及び電子物品監視（ＥＡＳ）システムを含むことができる。本発明のシステム１００並びにセルフチェックアウトＰＯＳステーションと共に他の型式のＰＯＳステーションを使用することができる点も企図される。図１において、ＰＯＳステーションは参照数字１０２で示されている。
【００１３】
ＰＯＳステーション１０２は、商品のそれぞれのバーコードをスキャンする前に商品を置くための保留区域１０４を含む。チェックアウト区域１０６は、作業面１０５を有する保留区域１０４に隣接して設けられる。作業面１０５は、電荷結合素子（ＣＣＤ）などの撮像装置又はイメージングセンサ２００と、ハウジング２０４内に収容されたレンズ組立体２０２とを有するバーコードスキャナ１０８を含む。撮像装置２００は、好ましくは、バーコードスキャナの予め設定された形状因子の範囲内に収まるように構成され大きさにされたイメージングエンジンである。
【００１４】
バーコードスキャナ１０８は更に、当技術分野で公知のバーコードイメージング及びデコーディング動作を作動させるトリガー機構２０６（図２及び２Ａ参照）と、バーコードスキャナ１０８を動作させるプログラム可能命令のセットを実行して、本明細書に記載されたバーコードスキャナ１０８の機能を実施する少なくとも１つのプロセッサを有するプロセッシングユニット２０８とを含む。バーコードスキャナ１０８は更に、バーコードスキャナ１０８の無線動作を可能にする通信回路構成２０９及びバッテリパック２１０を含む。
【００１５】
本発明によるバーコードスキャナ１０８のプロセッシングユニット２０８は、バーコードイメージング及びデコーディングモードと、リアルタイム・ビデオキャプチャモードとの間でバーコードスキャナ１０８を動作させることができる。リアルタイム・ビデオキャプチャモードの動作は、動いているビデオイメージがキャプチャされるビデオカメラの動作と同様である。
【００１６】
バーコードスキャナ１０８の１つの実施形態では、動作の２つのモード間の切り替えは、バーコードスキャナ１０８を内部に位置付けるように構成され寸法にされたクレードル１１０を使用することによって容易になる。クレードル１１０は、バーコードスキャナ１０８がクレードル１１０内に配置されているか否かに応じて動作の２つのモード間の切り替えを行うようにプロセッシングユニット２０８に信号を伝送する切り替え機構を含む。
【００１７】
図２を参照すると、切り替え機構は、バーコードスキャナ１０８のドライバ２１４に接続するためのデータインターフェースピンを有するデータインターフェースコネクタ２１２を含む。データインターフェースコネクタ２１２のピンがドライバ２１４に接続されると、データインターフェースコネクタ２１２からドライバ２１４に、続いてドライバ２１４からプロセッシングユニット２０８に信号が中継される。信号は、バーコードイメージング及びデコーディングモードからリアルタイム・ビデオキャプチャモードにバーコードスキャナ１０８の動作モードを切り替えるようにプロセッシングユニット２０８に命令する。
【００１８】
１つ又はそれ以上の追加の信号をデータインターフェースコネクタ２１２からプロセッシングユニット２０８に中継することができる。信号は、好ましくは、プロセッシングユニット２０８のデコーディングユニットをプログラム又は再プログラムするための一次元及び二次元シンボル体系用のシンボル体系デコーディングアルゴリズムを含む、ソフトウエアアップデートを提供する。
【００１９】
バーコードスキャナ１０８がリアルタイム・ビデオキャプチャモードで動作している間にキャプチャされたリアルタイムビデオは、クレードル１１０に接続されたケーブル２１６を介してビデオ監視モニタリグシステムに伝送される。従って、ユーザが単にバーコードスキャナ１０８をクレードル１１０内に落とすと、バーコードスキャナは、自動的にビデオカメラになることでリアルタイムのビデオイメージをキャプチャし、これがビデオ監視モニタリグシステム又は他の型式のシステムに伝送される。クレードル１１０は更に、バーコードスキャナ１０８がクレードル１１０内に配置されたときにバッテリパック２１０を充電するバッテリ充電器を含むことが企図される。
【００２０】
他方、ユーザがバーコードスキャナ１０８を手に取ると、データインターフェースコネクタ２１２はバーコードスキャナ１０８のドライバ２１４から接続解除され、信号はもはやプロセッシングユニット２０８に中継されなくなる。次いで、プロセッシングユニット２０８は、バーコードスキャナをバーコードイメージング及びデコーディングモードに切り替える。このモードの間、バーコードスキャナ１０８を使用して、バーコードを撮像してデコードし、デコードしたバーコードデータを通信回路構成２０９を介してクレードル１１０に伝送する。その結果、クレードル１１０は、表示するためデコードしたデータをケーブル２１６を介してモニタ１１２に中継する。表示は、スキャンした商品に関連する商品及び価格情報を含むことができる。
【００２１】
バーコードスキャナ１０８の代替の実施形態では、図２Ａにより示されるように、バーコードスキャナ１０８は、バーコードがバーコードスキャナ１０８の視野内でバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内に位置すると判定されない限りは、リアルタイム・ビデオキャプチャモードで連続して動作する。この実施形態では、切り替え機構は、プロセッシングユニット２０８と、対象物がバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内にあるかどうかを感知するためバーコードスキャナ１０８上に置かれた近接センサ１１１とを含む。近接センサ１１１によって対象物がバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内、例えば１０ｃｍの範囲内にあると感知されると、近接センサ１１１は、バーコードスキャナ１０８のプロセッシングユニット２０８に信号を伝送する。信号を受け取ると、プロセッシングユニット２０８は、撮像装置によってプロセッシングユニット２０８に中継されたリアルタイムのビデオのリアルタイムイメージを静止させる。
【００２２】
次いで、プロセッシングユニット２０８は、イメージがバーコードを含むかどうかの判定技術を含む従来のイメージ処理技術を使用して、リアルタイムイメージがバーコードを含むかどうかを判定する。イメージがバーコードを含むと判定された場合、プロセッシングユニット２０８は、バーコードスキャナ１０８の動作モードをリアルタイム・ビデオキャプチャモードからバーコードイメージング及びデコーディングモードに切り替えて、バーコードを再撮像してデコードするようにする。次いで、プロセッシングユニットは、バーコードスキャナ１０８をリアルタイム・ビデオキャプチャモードに戻すよう自動的に切り替える。プロセッシングユニット２０８に中継されたイメージは、バーコードを再撮像することなくバーコードをデコードするのに用いることができることが企図される。本実施形態のバーコードスキャナ１０８は、引き続きリアルタイム・ビデオキャプチャモードで動作されるが、撮像装置によってプロセッシングユニット２０８に中継されたリアルタイムビデオのリアルタイムイメージは、静止されてバーコードのデコーディングに使用されることも企図される。
【００２３】
プロセッシングユニットに中継されたイメージがバーコードを含まないと判定された場合、プロセッシングユニット２０８は、バーコードスキャナ１０８の動作モードをリアルタイム・ビデオキャプチャモードからバーコードイメージング及びデコーディングモードに切り替えない。
【００２４】
図１を参照すると、システム１００の作業面１０５は更に、スキャンされた商品の支払いを顧客が行うことができるようにする、バーコードスキャナ１０８及びモニタ１１２に接続された支払い処理装置１１４を含む。支払い処理装置１１４は、当技術分野で知られているように、装置１１４と通信するためのキーパッドと、支払いを行うためにクレジット及びデビットカードを機械に通すためのスロットとを含む。支払い処理装置１１４は更に、金銭を受け入れるためのスロットと、消費者にお釣りを提供するためのスロットとを含むことができる。作業面１０５に隣接して少なくとも１つのバッグ１１８を有する袋詰めステーション１１６があり、消費者が各商品をスキャン後に袋詰めすることができる。
【００２５】
図３を参照すると、本発明によるシステム１００のバーコードスキャナ１０８を動作させるステップを含むフローチャートが示されている。ステップ３００では、バーコードスキャナ１０８がクレードル１１０から取り外されているかどうか（第１の実施形態）、又は対象物がバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内にあるかどうか（第２の実施形態）に応じて、プロセスはステップ３０２又は３０６に進む。スキャナ１０８がクレードル１１０から取り外されていない場合、又は対象物がバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内にない場合には、ステップ３０２では、バーコードスキャナ１０８をリアルタイム・ビデオキャプチャモードにセットする。
【００２６】
バーコードスキャナ１０８がリアルタイム・ビデオキャプチャモードで動作している間、ステップ３０３では、リアルタイムビデオを収集し、ステップ３０４では、リアルタイムビデオを従来技術において公知の型式のビデオ監視モニタリグシステムに中継する。次いで、プロセスは３０５に進み、ここでバーコードスキャナ１０８がクレードル１１０内にあるかどうか、又は対象物がバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内にあるかどうかに応じて、プロセスはステップ３０３又は３０６に進む。
【００２７】
バーコードスキャナ１０８がクレードル１１０から取り外されているか、又は対象物がバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内にある場合には、プロセスは、ステップ３００からステップ３０６に進む。ステップ３０６では、バーコードスキャナ１０８をバーコードイメージング及びデコーディングモードにセットする。ステップ３０７では、バーコードスキャナ１０８の撮像装置２００を使用してバーコードのイメージを収集する。次に、ステップ３０８で、収集したイメージによってエンコードしたデータは、当技術分野で公知の少なくとも１つのコードシンボル体系をデコーディングするための少なくとも１つのデコーディングアルゴリズムを使用してプロセッシングユニット２０８によってデコードされる。収集されたイメージ又はエンコードされたデータは、バーコードデータのデコーディングのために、支払い処理装置１１４又はクレードル１１０内のプロセッシングユニットのような、バーコードスキャナ１０８の外部に置かれたプロセッシングユニットに通信回路構成２０９を介して伝送されることが企図される。
【００２８】
次いで、ステップ３０９で、デコードされたバーコードデータは、商品及び価格情報並びに他の情報を検索するために使用される。データは、このような情報を記憶しているデータベースにアクセスすることによって検索される。次に、ステップ３１０で、検索した情報がモニタ１１２上に表示される。次いでプロセスはステップ３０５に進む。
【００２９】
切り替え機構は、例えば、クレードル内に機械式レバーを配置し、バーコードスキャナがクレードル内に置かれたときに該レバーが一方の位置から別の位置に移動して２つのモード間の切り替えを行うような、別の型式の切り替え構成を含むことができる点が企図される。切り替え機構はまた、バーコードスキャナ上に設けられた手動スイッチを含み、一方の位置から別の位置に移動させるとプロセッシングユニットに信号を送り、２つのモード間を切り替えることができる。従って、本発明の説明された実施形態は、限定ではなく例示的なものとし、本発明のすべての実施形態を示すものではない。文言上及び法的に認められる均等物として添付の請求項に記載される本発明の精神又は範囲から逸脱することなく、種々の修正及び変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１】本発明によるバーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムの概略図である。
【図２】本発明によるバーコードスキャナと、バーコードスキャナを中に置くためのクレードルの概略図である。
【図２Ａ】本発明による近接センサを有するバーコードスキャナの概略図である。
【図３】本発明による開示された本システムの動作方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【００３１】
１０２ ＰＯＳステーション
１０４ 保留区域
１０５ 作業面
１０６ チェックアウト区域
１０８ バーコードスキャナ
１１０ クレードル
１１２ モニタ
１１４ 支払い処理装置
１１６ 袋詰めステーション
１１８ バッグ
【技術分野】
【０００１】
本発明は、一般に、バーコードイメージング／デコーディングシステム、並びにビデオ監視目的のリアルタイム・ビデオキャプチャシステムに関する。特に、本発明は、バーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムに関する。より詳細には、本発明は、販売時点で情報管理するバーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャシステムに関する。
【背景技術】
【０００２】
消費者が販売員の援助なしで製品のバーコードをスキャンして製品を購入することができるセルフチェックアウトＰＯＳステーションなどの販売時点情報管理（ＰＯＳ）システムは、多くの小売店における販売時点情報管理位置で広く実施されている。ＰＯＳ位置は一般に、複数のビデオカメラを有するビデオ監視システムによってモニタされ、セルフチェックアウトＰＯＳステーションを使用する顧客による製品の盗難を防止し、又はＰＯＳステーションに位置する販売員に近付いて盗みを犯す窃盗犯を逮捕する助けとなる。
【０００３】
コスト低減の試みの一環として、小売店は、幾つかのＰＯＳステーションを含むことができる視野のリアルタイムビデオをキャプチャするために、単一のビデオカメラを利用することがある。リアルタイムのビデオイメージは通常、ビデオ監視モニタリングシステムに伝送されて警備担当員がビデオ監視を行えるようにする。各ＰＯＳステーションが視野又はビデオカメラの見通し内にあるようにするために、各ＰＯＳステーションからかなり離れた距離に単一のビデオカメラが位置付けられる。セルフチェックアウトＰＯＳステーションの位置で物品を盗難しようとしている個人は、ＰＯＳステーションの見通し内のビデオカメラに気付くことが確認された。通常その個人は、見通しを遮るようにして自分の位置を定め、ビデオカメラから入るリアルタイムのビデオをモニタしている警備担当員は、その個人が商品を盗んでいるかどうかを検出することができない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従って、バーコードイメージング及びデコーディング並びにビデオ監視目的のリアルタイム・ビデオキャプチャの機能を果たすため、ＰＯＳ位置に配置することができるバーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムに対する必要性がある。また、バーコードイメージング及びデコーディング並びにリアルタイム・ビデオキャプチャの機能を果たす撮像装置又はイメージングセンサを有する、セルフチェックアウトＰＯＳステーションなどのＰＯＳステーションに対する必要性もある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、バーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムを提供する。本システムは、バーコードイメージング及びデコーディング並びにビデオ監視を目的としたリアルタイム・ビデオキャプチャの機能を果たすためにＰＯＳ位置で実装されるように構成される。本システムは、当技術分野で公知の撮像装置又はイメージングセンサと、撮像装置に近接して置かれたバーコードをイメージングしデコーディングするバーコードイメージング及びデコーディングモードと、ビデオ監視を目的としたリアルタイムビデオイメージをキャプチャするリアルタイム・ビデオキャプチャモードとの間で撮像装置を切り替えて動作させる切り替え機構とを含む。本発明は更に、一体型システムの機能を有する、セルフチェックアウトＰＯＳステーションなどのＰＯＳステーションを提供する。
【０００６】
本発明は更に、ビデオ監視を目的としたリアルタイム・ビデオキャプチャモードとバーコードイメージング及びデコーディングモードとの間で、バーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムを選択的に動作させるための方法を提供する。動作の１つの実施形態では、バーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムは、撮像装置を収納するバーコードスキャナがクレードル内に置かれているかどうかを検出することによって２つのモード間で選択的に動作又は切り替えられる。バーコードスキャナがクレードル内に置かれている場合には、バーコードスキャナ内のプロセッシングユニットにリアルタイム・ビデオキャプチャモードでスキャナを動作させるよう信号が伝送される。バーコードスキャナがクレードル内に置かれていない場合には、プロセッシングユニットには信号が伝送されず、スキャナは、バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作される。
【０００７】
動作の別の方法では、バーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムは、従来のイメージ処理技術を使用する撮像装置に近接してバーコードが置かれているかどうかを判定することにより、動作の２つのモード間で選択的に動作又は切り替えられる。対象物がバーコードスキャナから予め設定された距離の範囲内に位置するかどうかを判定するために、当技術分野で公知の近接センサが使用される。対象物がバーコードスキャナから予め設定された距離の範囲内に位置すると判定された場合には、プロセッシングユニットが、撮像装置によってプロセッシングユニットに中継されたリアルタイムビデオイメージからリアルタイムイメージを静止させる。
【０００８】
次いで、プロセッシングユニットは、従来のイメージ処理技術を使用してイメージがバーコードを含んでいるかどうかを判定する。イメージがバーコードを含んでいると判定された場合、プロセッシングユニットが動作モードをリアルタイム・ビデオキャプチャモードからバーコードイメージング及びデコーディングモードに切り替えて、バーコードを再撮像してデコードするようにする。プロセッシングユニットに中継されたイメージは、バーコードを再撮像することなくバーコードのデコーディングに使用することができる点が企図される。
【０００９】
動作の両方のモードでは、撮像されたバーコードデータが、バーコードスキャナのプロセッシングユニット、或いはバーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムの他のいずれかのプロセッシングユニットに中継されて、デコーディングされることにより、当技術分野で公知のように商品の型式、価格及び／又はスキャンされた商品の他の情報が判定される。次いで、スキャンされた全ての商品の総額がシステムによって集計されてモニタ上に表示される。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１０】
本発明のこれら及び他の特徴、態様、並びに利点は、以下の説明、添付の請求項、及び添付図面を考慮するとより深く理解されるであろう。
【００１１】
本項で詳細に説明するように、本発明は、バーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャの一体型又は組込型システムを提供する。本システムは、バーコードイメージング及びデコーディング並びにビデオ監視目的のリアルタイム・ビデオキャプチャの機能を果たすためにＰＯＳ位置で実装されるように構成される。本システムは、当技術分野で公知の撮像装置又はイメージングセンサと、撮像装置に近接して位置するバーコードをイメージング及びデコーディングするバーコードイメージング及びデコーディングモードとビデオ監視目的でリアルタイムビデオをキャプチャするリアルタイム・ビデオキャプチャモードとの間で撮像装置を切り替え及び動作させる切り替え機構とを含む。本発明は更に、一体型システムの機能を有する、セルフチェックアウトＰＯＳステーションなどのＰＯＳステーションを提供する。
【００１２】
ＰＯＳステーションを有する一体型システムの例示的な実施形態が、全体的に参照数字１００で示されて図１に図示されている。ＰＯＳステーションは、セルフチェックアウト型であり、当技術分野で公知の計量ステーション及び電子物品監視（ＥＡＳ）システムを含むことができる。本発明のシステム１００並びにセルフチェックアウトＰＯＳステーションと共に他の型式のＰＯＳステーションを使用することができる点も企図される。図１において、ＰＯＳステーションは参照数字１０２で示されている。
【００１３】
ＰＯＳステーション１０２は、商品のそれぞれのバーコードをスキャンする前に商品を置くための保留区域１０４を含む。チェックアウト区域１０６は、作業面１０５を有する保留区域１０４に隣接して設けられる。作業面１０５は、電荷結合素子（ＣＣＤ）などの撮像装置又はイメージングセンサ２００と、ハウジング２０４内に収容されたレンズ組立体２０２とを有するバーコードスキャナ１０８を含む。撮像装置２００は、好ましくは、バーコードスキャナの予め設定された形状因子の範囲内に収まるように構成され大きさにされたイメージングエンジンである。
【００１４】
バーコードスキャナ１０８は更に、当技術分野で公知のバーコードイメージング及びデコーディング動作を作動させるトリガー機構２０６（図２及び２Ａ参照）と、バーコードスキャナ１０８を動作させるプログラム可能命令のセットを実行して、本明細書に記載されたバーコードスキャナ１０８の機能を実施する少なくとも１つのプロセッサを有するプロセッシングユニット２０８とを含む。バーコードスキャナ１０８は更に、バーコードスキャナ１０８の無線動作を可能にする通信回路構成２０９及びバッテリパック２１０を含む。
【００１５】
本発明によるバーコードスキャナ１０８のプロセッシングユニット２０８は、バーコードイメージング及びデコーディングモードと、リアルタイム・ビデオキャプチャモードとの間でバーコードスキャナ１０８を動作させることができる。リアルタイム・ビデオキャプチャモードの動作は、動いているビデオイメージがキャプチャされるビデオカメラの動作と同様である。
【００１６】
バーコードスキャナ１０８の１つの実施形態では、動作の２つのモード間の切り替えは、バーコードスキャナ１０８を内部に位置付けるように構成され寸法にされたクレードル１１０を使用することによって容易になる。クレードル１１０は、バーコードスキャナ１０８がクレードル１１０内に配置されているか否かに応じて動作の２つのモード間の切り替えを行うようにプロセッシングユニット２０８に信号を伝送する切り替え機構を含む。
【００１７】
図２を参照すると、切り替え機構は、バーコードスキャナ１０８のドライバ２１４に接続するためのデータインターフェースピンを有するデータインターフェースコネクタ２１２を含む。データインターフェースコネクタ２１２のピンがドライバ２１４に接続されると、データインターフェースコネクタ２１２からドライバ２１４に、続いてドライバ２１４からプロセッシングユニット２０８に信号が中継される。信号は、バーコードイメージング及びデコーディングモードからリアルタイム・ビデオキャプチャモードにバーコードスキャナ１０８の動作モードを切り替えるようにプロセッシングユニット２０８に命令する。
【００１８】
１つ又はそれ以上の追加の信号をデータインターフェースコネクタ２１２からプロセッシングユニット２０８に中継することができる。信号は、好ましくは、プロセッシングユニット２０８のデコーディングユニットをプログラム又は再プログラムするための一次元及び二次元シンボル体系用のシンボル体系デコーディングアルゴリズムを含む、ソフトウエアアップデートを提供する。
【００１９】
バーコードスキャナ１０８がリアルタイム・ビデオキャプチャモードで動作している間にキャプチャされたリアルタイムビデオは、クレードル１１０に接続されたケーブル２１６を介してビデオ監視モニタリグシステムに伝送される。従って、ユーザが単にバーコードスキャナ１０８をクレードル１１０内に落とすと、バーコードスキャナは、自動的にビデオカメラになることでリアルタイムのビデオイメージをキャプチャし、これがビデオ監視モニタリグシステム又は他の型式のシステムに伝送される。クレードル１１０は更に、バーコードスキャナ１０８がクレードル１１０内に配置されたときにバッテリパック２１０を充電するバッテリ充電器を含むことが企図される。
【００２０】
他方、ユーザがバーコードスキャナ１０８を手に取ると、データインターフェースコネクタ２１２はバーコードスキャナ１０８のドライバ２１４から接続解除され、信号はもはやプロセッシングユニット２０８に中継されなくなる。次いで、プロセッシングユニット２０８は、バーコードスキャナをバーコードイメージング及びデコーディングモードに切り替える。このモードの間、バーコードスキャナ１０８を使用して、バーコードを撮像してデコードし、デコードしたバーコードデータを通信回路構成２０９を介してクレードル１１０に伝送する。その結果、クレードル１１０は、表示するためデコードしたデータをケーブル２１６を介してモニタ１１２に中継する。表示は、スキャンした商品に関連する商品及び価格情報を含むことができる。
【００２１】
バーコードスキャナ１０８の代替の実施形態では、図２Ａにより示されるように、バーコードスキャナ１０８は、バーコードがバーコードスキャナ１０８の視野内でバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内に位置すると判定されない限りは、リアルタイム・ビデオキャプチャモードで連続して動作する。この実施形態では、切り替え機構は、プロセッシングユニット２０８と、対象物がバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内にあるかどうかを感知するためバーコードスキャナ１０８上に置かれた近接センサ１１１とを含む。近接センサ１１１によって対象物がバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内、例えば１０ｃｍの範囲内にあると感知されると、近接センサ１１１は、バーコードスキャナ１０８のプロセッシングユニット２０８に信号を伝送する。信号を受け取ると、プロセッシングユニット２０８は、撮像装置によってプロセッシングユニット２０８に中継されたリアルタイムのビデオのリアルタイムイメージを静止させる。
【００２２】
次いで、プロセッシングユニット２０８は、イメージがバーコードを含むかどうかの判定技術を含む従来のイメージ処理技術を使用して、リアルタイムイメージがバーコードを含むかどうかを判定する。イメージがバーコードを含むと判定された場合、プロセッシングユニット２０８は、バーコードスキャナ１０８の動作モードをリアルタイム・ビデオキャプチャモードからバーコードイメージング及びデコーディングモードに切り替えて、バーコードを再撮像してデコードするようにする。次いで、プロセッシングユニットは、バーコードスキャナ１０８をリアルタイム・ビデオキャプチャモードに戻すよう自動的に切り替える。プロセッシングユニット２０８に中継されたイメージは、バーコードを再撮像することなくバーコードをデコードするのに用いることができることが企図される。本実施形態のバーコードスキャナ１０８は、引き続きリアルタイム・ビデオキャプチャモードで動作されるが、撮像装置によってプロセッシングユニット２０８に中継されたリアルタイムビデオのリアルタイムイメージは、静止されてバーコードのデコーディングに使用されることも企図される。
【００２３】
プロセッシングユニットに中継されたイメージがバーコードを含まないと判定された場合、プロセッシングユニット２０８は、バーコードスキャナ１０８の動作モードをリアルタイム・ビデオキャプチャモードからバーコードイメージング及びデコーディングモードに切り替えない。
【００２４】
図１を参照すると、システム１００の作業面１０５は更に、スキャンされた商品の支払いを顧客が行うことができるようにする、バーコードスキャナ１０８及びモニタ１１２に接続された支払い処理装置１１４を含む。支払い処理装置１１４は、当技術分野で知られているように、装置１１４と通信するためのキーパッドと、支払いを行うためにクレジット及びデビットカードを機械に通すためのスロットとを含む。支払い処理装置１１４は更に、金銭を受け入れるためのスロットと、消費者にお釣りを提供するためのスロットとを含むことができる。作業面１０５に隣接して少なくとも１つのバッグ１１８を有する袋詰めステーション１１６があり、消費者が各商品をスキャン後に袋詰めすることができる。
【００２５】
図３を参照すると、本発明によるシステム１００のバーコードスキャナ１０８を動作させるステップを含むフローチャートが示されている。ステップ３００では、バーコードスキャナ１０８がクレードル１１０から取り外されているかどうか（第１の実施形態）、又は対象物がバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内にあるかどうか（第２の実施形態）に応じて、プロセスはステップ３０２又は３０６に進む。スキャナ１０８がクレードル１１０から取り外されていない場合、又は対象物がバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内にない場合には、ステップ３０２では、バーコードスキャナ１０８をリアルタイム・ビデオキャプチャモードにセットする。
【００２６】
バーコードスキャナ１０８がリアルタイム・ビデオキャプチャモードで動作している間、ステップ３０３では、リアルタイムビデオを収集し、ステップ３０４では、リアルタイムビデオを従来技術において公知の型式のビデオ監視モニタリグシステムに中継する。次いで、プロセスは３０５に進み、ここでバーコードスキャナ１０８がクレードル１１０内にあるかどうか、又は対象物がバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内にあるかどうかに応じて、プロセスはステップ３０３又は３０６に進む。
【００２７】
バーコードスキャナ１０８がクレードル１１０から取り外されているか、又は対象物がバーコードスキャナ１０８から予め設定された距離の範囲内にある場合には、プロセスは、ステップ３００からステップ３０６に進む。ステップ３０６では、バーコードスキャナ１０８をバーコードイメージング及びデコーディングモードにセットする。ステップ３０７では、バーコードスキャナ１０８の撮像装置２００を使用してバーコードのイメージを収集する。次に、ステップ３０８で、収集したイメージによってエンコードしたデータは、当技術分野で公知の少なくとも１つのコードシンボル体系をデコーディングするための少なくとも１つのデコーディングアルゴリズムを使用してプロセッシングユニット２０８によってデコードされる。収集されたイメージ又はエンコードされたデータは、バーコードデータのデコーディングのために、支払い処理装置１１４又はクレードル１１０内のプロセッシングユニットのような、バーコードスキャナ１０８の外部に置かれたプロセッシングユニットに通信回路構成２０９を介して伝送されることが企図される。
【００２８】
次いで、ステップ３０９で、デコードされたバーコードデータは、商品及び価格情報並びに他の情報を検索するために使用される。データは、このような情報を記憶しているデータベースにアクセスすることによって検索される。次に、ステップ３１０で、検索した情報がモニタ１１２上に表示される。次いでプロセスはステップ３０５に進む。
【００２９】
切り替え機構は、例えば、クレードル内に機械式レバーを配置し、バーコードスキャナがクレードル内に置かれたときに該レバーが一方の位置から別の位置に移動して２つのモード間の切り替えを行うような、別の型式の切り替え構成を含むことができる点が企図される。切り替え機構はまた、バーコードスキャナ上に設けられた手動スイッチを含み、一方の位置から別の位置に移動させるとプロセッシングユニットに信号を送り、２つのモード間を切り替えることができる。従って、本発明の説明された実施形態は、限定ではなく例示的なものとし、本発明のすべての実施形態を示すものではない。文言上及び法的に認められる均等物として添付の請求項に記載される本発明の精神又は範囲から逸脱することなく、種々の修正及び変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１】本発明によるバーコードイメージング／デコーディング及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムの概略図である。
【図２】本発明によるバーコードスキャナと、バーコードスキャナを中に置くためのクレードルの概略図である。
【図２Ａ】本発明による近接センサを有するバーコードスキャナの概略図である。
【図３】本発明による開示された本システムの動作方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【００３１】
１０２ ＰＯＳステーション
１０４ 保留区域
１０５ 作業面
１０６ チェックアウト区域
１０８ バーコードスキャナ
１１０ クレードル
１１２ モニタ
１１４ 支払い処理装置
１１６ 袋詰めステーション
１１８ バッグ
【特許請求の範囲】
【請求項１】
バーコード撮像装置／解読装置及びビデオキャプチャ一体型システムであって、
撮像装置を有する、少なくとも２つのモードで動作するバーコードスキャナを備え、前記バーコードスキャナが前記少なくとも２つのモードの各モードで動作する時に前記撮像装置が少なくとも１つのイメージを生成し、第１の位置と第２の位置とに置かれるように構成されており、
前記バーコードスキャナのプロセッシングユニットと動作可能に通信する切り替え機構が設けられ、該切り替え機構は、イメージのストリームを生成するビデオキャプチャモードと、バーコードを含む少なくとも１つのイメージを生成して前記撮像されたバーコードを処理するバーコードイメージング及びデコーディングモードとの間で、前記バーコードスキャナの位置に応じて前記バーコードスキャナの動作モードの切り替えを行うようにする信号を生成して前記プロセッシングユニットに伝送するように構成され、
前記第１の位置と第２の位置とは異なっており、デコーディングを目的とするバーコードの処理は、前記ビデオキャプチャモードと前記バーコードイメージング及びデコーディングモードのうちのバーコードイメージング及びデコーディングモードにおいて前記バーコードスキャナを動作している時だけに実施されることを特徴とする一体型システム。
【請求項２】
前記バーコードスキャナを中に配置するためのクレードルを更に備え、前記切り替え機構は、前記バーコードスキャナが前記クレードル内に置かれたときに前記バーコードスキャナとインターフェース接続するためのデータインターフェースコネクタを前記クレードル内に備えることを特徴とする請求項１に記載の一体型システム。
【請求項３】
少なくとも１つの信号が前記データインターフェースコネクタから前記プロセッシングユニットに通信され、前記バーコードスキャナの動作モードを前記バーコードイメージング及びデコーディングモードから前記ビデオキャプチャモードに切り替えることを特徴とする請求項２に記載の一体型システム。
【請求項４】
前記バーコードスキャナが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に監視システムにビデオイメージを伝送する通信手段を更に備えることを特徴とする請求項１に記載の一体型システム。
【請求項５】
前記バーコードスキャナが前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に前記少なくとも１つのバーコードのデコーディングのために収集された情報を表示するためのモニタと、
前記バーコードスキャナが前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に前記バーコードスキャナによってスキャンされた商品の支払いを行うための支払い処理装置と、
を更に備えることを特徴とする請求項１に記載の一体型システム。
【請求項６】
前記一体型システムは、販売時点情報管理ステーションであることを特徴とする請求項１に記載の一体型システム。
【請求項７】
前記バーコードスキャナが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に、前記イメージのストリームが前記バーコードスキャナの視野に対応するリアルタイムビデオイメージを含むことを特徴とする請求項１に記載の一体型システム。
【請求項８】
プロセッシングユニットを有するバーコード撮像装置／解読装置及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムにおいて、
前記システムのバーコードスキャナが第１の位置に置かれときに、リアルタイムビデオイメージをキャプチャするために前記バーコードスキャナをビデオキャプチャモードで動作させる段階と、
前記バーコードスキャナが第２の位置に置かれたときに、バーコードをイメージングしてデコーディングするために前記システムのバーコードスキャナをバーコードイメージング及びデコーディングモードで動作させる段階と、
を含む方法であって、
前記システムの動作モードが、前記バーコードスキャナの前記位置に応じて選択され、前記第１の位置と第２の位置が異なる位置であり、前記第１及び第２のモードで動作している時に実施されるイメージングは、前記バーコードスキャナの撮像装置によって実施され、デコーディングを目的とするバーコードの処理は、前記ビデオキャプチャモード及び前記バーコードイメージング及びデコーディングモードのうちのバーコードイメージング及びデコーディングモードにおいて前記バーコードスキャナを動作している時だけに実施されることを特徴とする方法。
【請求項９】
請求項８に記載の一体型システムにおいて、前記方法が、前記バーコードスキャナが前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に少なくとも１つのバーコードのデコーディングのために収集された情報を表示する段階を更に含む。
【請求項１０】
請求項９に記載の一体型システムにおいて、前記一体型システムが販売時点情報管理ステーションである。
【請求項１１】
請求項１０に記載の一体型システムにおいて、前記バーコードスキャナが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に、前記バーコードスキャナは、前記バーコードスキャナの視野に対応するリアルタイムビデオイメージをキャプチャする。
【請求項１２】
バーコード撮像装置／解読装置及びビデオキャプチャ一体型システムを動作させるための方法であって、
ビデオイメージをキャプチャするためのビデオキャプチャモードと、バーコードをイメージングしてデコーディングするためのバーコードイメージング及びデコーディングモードとの間で前記システムを動作させる段階を含み、
前記システムを動作させる段階が、
対象物が前記システムの撮像装置から予め設定された距離の範囲内に位置する前記キャプチャされたビデオイメージを独自に感知する段階と、
前記対象物の感知に応答して前記ビデオイメージからのイメージを静止させる段階と、
前記静止イメージがバーコードを含むかどうかを判定する段階と、
前記静止イメージがバーコードを含む前記判定に応答して、前記ビデオキャプチャモードから前記バーコードイメージング及びデコーディングモードに自動的に切り替える段階と、
前記バーコードのデコーディングを含む、切り替え後前記システムを前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作させる段階と、
前記システムが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に前記ビデオイメージを監視システムに伝送する段階と、
を含む方法。
【請求項１３】
前記方法が更に、前記システムが前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に少なくとも１つのバーコードのデコーディングのために収集された情報を表示する段階を更に含む請求項１２に記載の方法。
【請求項１４】
前記撮像装置が前記バーコードイメージング及びデコーディングモードに切り替えられた時に、前記撮像装置は、前記対象物を再撮像して該再イメージングを介して収集されたイメージに含まれるバーコードをデコードすることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項１５】
前記システムは、販売時点情報管理ステーションであることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項１６】
前記システムが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に、前記システムは、前記システムの撮像装置の視野に対応するリアルタイムのビデオイメージをキャプチャすることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項１７】
前記デコーディングは、前記イメージの静止時に実施されることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項１８】
前記デコーディング後に、前記バーコードイメージング及びデコーディングモードから前記ビデオキャプチャモードに自動的に切り替えることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項１９】
ビデオ及びバーコードイメージング／デコーディング組込型システムであって、
撮像装置をビデオキャプチャモードで動作させる手段と、
撮像されることになる対象物が前記撮像装置から予め設定された距離の範囲内に位置するときに前記ビデオキャプチャモードによりキャプチャされたイメージを独自に感知する手段と、
前記対象物の感知に応答して、前記撮像装置がビデオキャプチャモードで動作している間にキャプチャされた少なくとも１つのイメージを静止させる手段と、
前記静止された少なくとも１つのイメージのうちのイメージがバーコードを含むかどうかを判定する手段と、
前記静止された少なくとも１つのイメージが前記バーコードを含む判定に応答して、前記バーコードをデコーディングする手段と、
を含む備えるシステム。
【請求項２０】
前記デコーディング手段が、前記撮像装置の動作モードを前記ビデオキャプチャモードからバーコードデコーディングモードに切り替える手段を含むことを特徴とする請求項１９に記載のシステム。
【請求項２１】
前記デコーディングは、前記イメージの静止時に実施されることを特徴とする請求項１９に記載の方法。
【請求項２２】
前記撮像装置は、前記静止手段が少なくとも１つのイメージを静止させ、前記判定手段が判定し、更に前記デコーディング手段がデコードしている間は前記ビデオキャプチャモードで連続して動作することを特徴とする請求項１９に記載のシステム。
【請求項２３】
前記デコーディングの前に、前記対象物を再撮像し、前記再撮像により収集されたイメージを使用して前記デコーディングを実施することを特徴とする請求項１９に記載のシステム。
【請求項２４】
ビデオ及びバーコードイメージング／デコーディング一体型システムであって、
ビデオキャプチャモードで動作する撮像装置と、
撮像されることになる対象物が前記撮像装置から予め設定された距離の範囲内に位置するときに感知するための近接センサと、
前記対象物が前記予め設定された距離の範囲内に位置することを感知すると、前記撮像装置がビデオキャプチャモードで動作している間にキャプチャされた少なくとも１つのイメージを静止させるための回路構成と、
前記静止された少なくとも１つのイメージのうちのイメージがバーコードを含むかどうかを判定し、更に前記静止された少なくとも１つのイメージが前記バーコードを含むと判定されたときに前記バーコードをデコーディングするプロセッサと、
を備える一体型システム。
【請求項２５】
前記バーコードスキャナが前記ビデオキャプチャモードで動作している間にビデオイメージを監視システムに伝送する通信手段を更に含む請求項２４に記載の一体型システム。
【請求項２６】
前記バーコードスキャナが前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に前記少なくとも１つのバーコードのデコーディングのために収集された情報を表示するためのモニタと、
前記バーコードスキャナ作が前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に前記バーコードスキャナによってスキャンされた商品の支払いを行うための支払い処理装置と、
を更に備えることを特徴とする請求項２４に記載の一体型システム。
【請求項２７】
前記一体型システムは、販売時点情報管理ステーションであることを特徴とする請求項２４に記載の一体型システム。
【請求項２８】
前記バーコードスキャナが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に、前記バーコードスキャナは、前記バーコードスキャナの視野に対応するリアルタイムビデオイメージをキャプチャすることを特徴とする請求項２４に記載の一体型システム。
【請求項２９】
プロセッシングユニットを有する、バーコード撮像装置／解読装置及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムにおいて、
ビデオキャプチャモードでイメージをキャプチャする段階と、
撮像されることになる対象物が前記一体型システムの撮像装置から予め設定された距離の範囲内に位置するときに前記キャプチャされたイメージを独自に感知する段階と、
前記対象物が前記予め設定された距離の範囲内に位置することを感知すると、前記撮像装置がビデオキャプチャモードで動作している間にキャプチャされた少なくとも１つのイメージを静止させる段階と、
前記静止された少なくとも１つのイメージのうちのイメージがバーコードを含むかどうかを判定する段階と、
前記静止された少なくとも１つのイメージが前記バーコードを含むと判定されたときに前記バーコードをデコードする段階と、
を含む方法。
【請求項３０】
請求項２９に記載の一体型システムにおいて、前記方法が更に、前記バーコードスキャナが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に前記リアルタイムのビデオイメージを監視システムに伝送する段階を含む。
【請求項３１】
請求項２９に記載の一体型システムにおいて、前記方法が更に、前記バーコードスキャナが前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に少なくとも１つのバーコードの前記デコーディングのために収集された情報を表示する段階を含む。
【請求項３２】
前記方法において、前記デコーディング段階が、前記イメージの静止時に実施されることを特徴とする請求項２９に記載の一体型システム。
【請求項３３】
前記方法において、前記一体型システムは、前記感知、静止、判定、及びデコーディング段階の間は前記ビデオキャプチャモードでイメージを連続してキャプチャすることを特徴とする請求項２９に記載の一体型システム。
【請求項３４】
前記方法が、前記デコーディング段階の前に前記対象物を再撮像する段階と、前記再撮像によって収集されたイメージを使用して前記デコーディングを実施する段階とを含む請求項２９に記載の一体型システム。
【請求項３５】
バーコード撮像装置／解読装置及びビデオキャプチャ一体型システムであって、
撮像装置を有し、切り替え機構のデータインターフェースコネクタと動作可能に通信して位置付けられる第１の位置に置かれるように構成されたバーコードスキャナと、
前記バーコードスキャナのプロセッシングユニットと動作可能に通信する切り替え機構であって、前記バーコードスキャナが第１の位置に置かれたときに前記撮像装置によってイメージのストリームを生成するビデオキャプチャモードと、前記バーコードスキャナが第２の位置に置かれたときに前記撮像装置によってバーコードの少なくとも１つのイメージを生成して前記撮像されたバーコードを処理するバーコードイメージング及びデコーディングモードとの間で、前記バーコードスキャナの動作モードの切り替えを行うようにする信号を生成して前記プロセッシングユニットに伝送するように構成された切り替え機構と、
を備え、
前記第１の位置と第２の位置とは異なる位置であり、デコーディングを目的とするバーコードの処理は、前記ビデオキャプチャモードと、前記バーコードイメージング及びデコーディングモードのうちのバーコードイメージング及びデコーディングモードにおいて前記バーコードスキャナを動作している時だけに実施されることを特徴とする一体型システム。
【請求項１】
バーコード撮像装置／解読装置及びビデオキャプチャ一体型システムであって、
撮像装置を有する、少なくとも２つのモードで動作するバーコードスキャナを備え、前記バーコードスキャナが前記少なくとも２つのモードの各モードで動作する時に前記撮像装置が少なくとも１つのイメージを生成し、第１の位置と第２の位置とに置かれるように構成されており、
前記バーコードスキャナのプロセッシングユニットと動作可能に通信する切り替え機構が設けられ、該切り替え機構は、イメージのストリームを生成するビデオキャプチャモードと、バーコードを含む少なくとも１つのイメージを生成して前記撮像されたバーコードを処理するバーコードイメージング及びデコーディングモードとの間で、前記バーコードスキャナの位置に応じて前記バーコードスキャナの動作モードの切り替えを行うようにする信号を生成して前記プロセッシングユニットに伝送するように構成され、
前記第１の位置と第２の位置とは異なっており、デコーディングを目的とするバーコードの処理は、前記ビデオキャプチャモードと前記バーコードイメージング及びデコーディングモードのうちのバーコードイメージング及びデコーディングモードにおいて前記バーコードスキャナを動作している時だけに実施されることを特徴とする一体型システム。
【請求項２】
前記バーコードスキャナを中に配置するためのクレードルを更に備え、前記切り替え機構は、前記バーコードスキャナが前記クレードル内に置かれたときに前記バーコードスキャナとインターフェース接続するためのデータインターフェースコネクタを前記クレードル内に備えることを特徴とする請求項１に記載の一体型システム。
【請求項３】
少なくとも１つの信号が前記データインターフェースコネクタから前記プロセッシングユニットに通信され、前記バーコードスキャナの動作モードを前記バーコードイメージング及びデコーディングモードから前記ビデオキャプチャモードに切り替えることを特徴とする請求項２に記載の一体型システム。
【請求項４】
前記バーコードスキャナが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に監視システムにビデオイメージを伝送する通信手段を更に備えることを特徴とする請求項１に記載の一体型システム。
【請求項５】
前記バーコードスキャナが前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に前記少なくとも１つのバーコードのデコーディングのために収集された情報を表示するためのモニタと、
前記バーコードスキャナが前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に前記バーコードスキャナによってスキャンされた商品の支払いを行うための支払い処理装置と、
を更に備えることを特徴とする請求項１に記載の一体型システム。
【請求項６】
前記一体型システムは、販売時点情報管理ステーションであることを特徴とする請求項１に記載の一体型システム。
【請求項７】
前記バーコードスキャナが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に、前記イメージのストリームが前記バーコードスキャナの視野に対応するリアルタイムビデオイメージを含むことを特徴とする請求項１に記載の一体型システム。
【請求項８】
プロセッシングユニットを有するバーコード撮像装置／解読装置及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムにおいて、
前記システムのバーコードスキャナが第１の位置に置かれときに、リアルタイムビデオイメージをキャプチャするために前記バーコードスキャナをビデオキャプチャモードで動作させる段階と、
前記バーコードスキャナが第２の位置に置かれたときに、バーコードをイメージングしてデコーディングするために前記システムのバーコードスキャナをバーコードイメージング及びデコーディングモードで動作させる段階と、
を含む方法であって、
前記システムの動作モードが、前記バーコードスキャナの前記位置に応じて選択され、前記第１の位置と第２の位置が異なる位置であり、前記第１及び第２のモードで動作している時に実施されるイメージングは、前記バーコードスキャナの撮像装置によって実施され、デコーディングを目的とするバーコードの処理は、前記ビデオキャプチャモード及び前記バーコードイメージング及びデコーディングモードのうちのバーコードイメージング及びデコーディングモードにおいて前記バーコードスキャナを動作している時だけに実施されることを特徴とする方法。
【請求項９】
請求項８に記載の一体型システムにおいて、前記方法が、前記バーコードスキャナが前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に少なくとも１つのバーコードのデコーディングのために収集された情報を表示する段階を更に含む。
【請求項１０】
請求項９に記載の一体型システムにおいて、前記一体型システムが販売時点情報管理ステーションである。
【請求項１１】
請求項１０に記載の一体型システムにおいて、前記バーコードスキャナが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に、前記バーコードスキャナは、前記バーコードスキャナの視野に対応するリアルタイムビデオイメージをキャプチャする。
【請求項１２】
バーコード撮像装置／解読装置及びビデオキャプチャ一体型システムを動作させるための方法であって、
ビデオイメージをキャプチャするためのビデオキャプチャモードと、バーコードをイメージングしてデコーディングするためのバーコードイメージング及びデコーディングモードとの間で前記システムを動作させる段階を含み、
前記システムを動作させる段階が、
対象物が前記システムの撮像装置から予め設定された距離の範囲内に位置する前記キャプチャされたビデオイメージを独自に感知する段階と、
前記対象物の感知に応答して前記ビデオイメージからのイメージを静止させる段階と、
前記静止イメージがバーコードを含むかどうかを判定する段階と、
前記静止イメージがバーコードを含む前記判定に応答して、前記ビデオキャプチャモードから前記バーコードイメージング及びデコーディングモードに自動的に切り替える段階と、
前記バーコードのデコーディングを含む、切り替え後前記システムを前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作させる段階と、
前記システムが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に前記ビデオイメージを監視システムに伝送する段階と、
を含む方法。
【請求項１３】
前記方法が更に、前記システムが前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に少なくとも１つのバーコードのデコーディングのために収集された情報を表示する段階を更に含む請求項１２に記載の方法。
【請求項１４】
前記撮像装置が前記バーコードイメージング及びデコーディングモードに切り替えられた時に、前記撮像装置は、前記対象物を再撮像して該再イメージングを介して収集されたイメージに含まれるバーコードをデコードすることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項１５】
前記システムは、販売時点情報管理ステーションであることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項１６】
前記システムが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に、前記システムは、前記システムの撮像装置の視野に対応するリアルタイムのビデオイメージをキャプチャすることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項１７】
前記デコーディングは、前記イメージの静止時に実施されることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項１８】
前記デコーディング後に、前記バーコードイメージング及びデコーディングモードから前記ビデオキャプチャモードに自動的に切り替えることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項１９】
ビデオ及びバーコードイメージング／デコーディング組込型システムであって、
撮像装置をビデオキャプチャモードで動作させる手段と、
撮像されることになる対象物が前記撮像装置から予め設定された距離の範囲内に位置するときに前記ビデオキャプチャモードによりキャプチャされたイメージを独自に感知する手段と、
前記対象物の感知に応答して、前記撮像装置がビデオキャプチャモードで動作している間にキャプチャされた少なくとも１つのイメージを静止させる手段と、
前記静止された少なくとも１つのイメージのうちのイメージがバーコードを含むかどうかを判定する手段と、
前記静止された少なくとも１つのイメージが前記バーコードを含む判定に応答して、前記バーコードをデコーディングする手段と、
を含む備えるシステム。
【請求項２０】
前記デコーディング手段が、前記撮像装置の動作モードを前記ビデオキャプチャモードからバーコードデコーディングモードに切り替える手段を含むことを特徴とする請求項１９に記載のシステム。
【請求項２１】
前記デコーディングは、前記イメージの静止時に実施されることを特徴とする請求項１９に記載の方法。
【請求項２２】
前記撮像装置は、前記静止手段が少なくとも１つのイメージを静止させ、前記判定手段が判定し、更に前記デコーディング手段がデコードしている間は前記ビデオキャプチャモードで連続して動作することを特徴とする請求項１９に記載のシステム。
【請求項２３】
前記デコーディングの前に、前記対象物を再撮像し、前記再撮像により収集されたイメージを使用して前記デコーディングを実施することを特徴とする請求項１９に記載のシステム。
【請求項２４】
ビデオ及びバーコードイメージング／デコーディング一体型システムであって、
ビデオキャプチャモードで動作する撮像装置と、
撮像されることになる対象物が前記撮像装置から予め設定された距離の範囲内に位置するときに感知するための近接センサと、
前記対象物が前記予め設定された距離の範囲内に位置することを感知すると、前記撮像装置がビデオキャプチャモードで動作している間にキャプチャされた少なくとも１つのイメージを静止させるための回路構成と、
前記静止された少なくとも１つのイメージのうちのイメージがバーコードを含むかどうかを判定し、更に前記静止された少なくとも１つのイメージが前記バーコードを含むと判定されたときに前記バーコードをデコーディングするプロセッサと、
を備える一体型システム。
【請求項２５】
前記バーコードスキャナが前記ビデオキャプチャモードで動作している間にビデオイメージを監視システムに伝送する通信手段を更に含む請求項２４に記載の一体型システム。
【請求項２６】
前記バーコードスキャナが前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に前記少なくとも１つのバーコードのデコーディングのために収集された情報を表示するためのモニタと、
前記バーコードスキャナ作が前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に前記バーコードスキャナによってスキャンされた商品の支払いを行うための支払い処理装置と、
を更に備えることを特徴とする請求項２４に記載の一体型システム。
【請求項２７】
前記一体型システムは、販売時点情報管理ステーションであることを特徴とする請求項２４に記載の一体型システム。
【請求項２８】
前記バーコードスキャナが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に、前記バーコードスキャナは、前記バーコードスキャナの視野に対応するリアルタイムビデオイメージをキャプチャすることを特徴とする請求項２４に記載の一体型システム。
【請求項２９】
プロセッシングユニットを有する、バーコード撮像装置／解読装置及びリアルタイム・ビデオキャプチャ一体型システムにおいて、
ビデオキャプチャモードでイメージをキャプチャする段階と、
撮像されることになる対象物が前記一体型システムの撮像装置から予め設定された距離の範囲内に位置するときに前記キャプチャされたイメージを独自に感知する段階と、
前記対象物が前記予め設定された距離の範囲内に位置することを感知すると、前記撮像装置がビデオキャプチャモードで動作している間にキャプチャされた少なくとも１つのイメージを静止させる段階と、
前記静止された少なくとも１つのイメージのうちのイメージがバーコードを含むかどうかを判定する段階と、
前記静止された少なくとも１つのイメージが前記バーコードを含むと判定されたときに前記バーコードをデコードする段階と、
を含む方法。
【請求項３０】
請求項２９に記載の一体型システムにおいて、前記方法が更に、前記バーコードスキャナが前記ビデオキャプチャモードで動作している間に前記リアルタイムのビデオイメージを監視システムに伝送する段階を含む。
【請求項３１】
請求項２９に記載の一体型システムにおいて、前記方法が更に、前記バーコードスキャナが前記バーコードイメージング及びデコーディングモードで動作している間に少なくとも１つのバーコードの前記デコーディングのために収集された情報を表示する段階を含む。
【請求項３２】
前記方法において、前記デコーディング段階が、前記イメージの静止時に実施されることを特徴とする請求項２９に記載の一体型システム。
【請求項３３】
前記方法において、前記一体型システムは、前記感知、静止、判定、及びデコーディング段階の間は前記ビデオキャプチャモードでイメージを連続してキャプチャすることを特徴とする請求項２９に記載の一体型システム。
【請求項３４】
前記方法が、前記デコーディング段階の前に前記対象物を再撮像する段階と、前記再撮像によって収集されたイメージを使用して前記デコーディングを実施する段階とを含む請求項２９に記載の一体型システム。
【請求項３５】
バーコード撮像装置／解読装置及びビデオキャプチャ一体型システムであって、
撮像装置を有し、切り替え機構のデータインターフェースコネクタと動作可能に通信して位置付けられる第１の位置に置かれるように構成されたバーコードスキャナと、
前記バーコードスキャナのプロセッシングユニットと動作可能に通信する切り替え機構であって、前記バーコードスキャナが第１の位置に置かれたときに前記撮像装置によってイメージのストリームを生成するビデオキャプチャモードと、前記バーコードスキャナが第２の位置に置かれたときに前記撮像装置によってバーコードの少なくとも１つのイメージを生成して前記撮像されたバーコードを処理するバーコードイメージング及びデコーディングモードとの間で、前記バーコードスキャナの動作モードの切り替えを行うようにする信号を生成して前記プロセッシングユニットに伝送するように構成された切り替え機構と、
を備え、
前記第１の位置と第２の位置とは異なる位置であり、デコーディングを目的とするバーコードの処理は、前記ビデオキャプチャモードと、前記バーコードイメージング及びデコーディングモードのうちのバーコードイメージング及びデコーディングモードにおいて前記バーコードスキャナを動作している時だけに実施されることを特徴とする一体型システム。
【図１】
【図２】
【図２ａ】
【図３】
【図２】
【図２ａ】
【図３】
【公表番号】特表２００８−５１１９２０（Ｐ２００８−５１１９２０Ａ）
【公表日】平成２０年４月１７日（２００８．４．１７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−５３００３４（Ｐ２００７−５３００３４）
【出願日】平成１７年８月２２日（２００５．８．２２）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００５／０２９８５５
【国際公開番号】ＷＯ２００６／０２６２４７
【国際公開日】平成１８年３月９日（２００６．３．９）
【出願人】（５９９１０１５９７）シンボル テクノロジーズ インコーポレイテッド (68)
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成２０年４月１７日（２００８．４．１７）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年８月２２日（２００５．８．２２）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００５／０２９８５５
【国際公開番号】ＷＯ２００６／０２６２４７
【国際公開日】平成１８年３月９日（２００６．３．９）
【出願人】（５９９１０１５９７）シンボル テクノロジーズ インコーポレイテッド (68)
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]