説明

バーコードプリンター

【課題】印字部2における印字開始と検証部5における走査開始とのタイミングを適正に設定して、印字の開始から適正な遅れタイミングをもって走査の開始を行うことができるようにし、現場の作業者の調整作業を簡便かつ確実とし、その負担を軽減可能なバーコードプリンターを提供すること。
【解決手段】あらかじめ設定した発光タイミングないし発光ポイントでバーコードスキャナー17を発光させることに着目したもので、印字部2により印字したバーコードを読み取ってその良否を検証するための検証部5の位置にバーコード領域が到達するように印字用紙9が移送されたときに、印字部2により印字済みのバーコードの、検証部5による検証を開始するように制御することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はバーコードプリンターにかかるもので、とくに印字したバーコードの良否を検証するようにしたバーコードプリンターに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のバーコードプリンターには、印字したバーコードの良否、すなわち、バーコードリーダーやスキャナーなどの機械読取り器により少なくとも機械読み取り可能な状態にバーコードが適正に印字されているか否かの検証を行う機能を装備したものがある。
図5ないし図9にもとづき概説する。
図5は、従来のバーコードプリンター1の概略側面図であって、バーコードプリンター1は、印字部2と、データ入力部3と、用紙検出部4と、検証部5と、制御部6と、を有する。
【0003】
印字部2は、サーマルヘッド7およびプラテンローラー8を有し、サーマルヘッド7とプラテンローラー8との間に印字用紙9を挟持し、プラテンローラー8の回転により印字用紙9を移送するとともに、サーマルヘッド7の発熱素子10の発熱により印字用紙9にバーコードを含む所定情報を印字可能である。
印字用紙9は、任意の構造のものを採用可能であり、たとえば帯状の台紙11上に複数枚の感熱性のラベル片12を仮着したものである。また印字用紙9としては、連続状の下げ札(タグ)であってもよい。
【0004】
データ入力部3は、キーボード13と、ディスプレイ14と、を有しており、キーボード13によりディスプレイ14を見ながら必要な印字データその他のコマンドないしは制御信号を入力可能とする。
なお、任意の外部機器たとえばパソコン15などからこれらのデータやコマンドないしは制御信号を供給することもできる。
【0005】
用紙検出部4は、用紙センサー16を有し、印字用紙9の位置を検出して、制御部6にその検出信号を出力し、制御部6による印字部2および検証部5の動作のタイミングを制御可能とする。
【0006】
検証部5は、バーコードスキャナー17を有し、このバーコードスキャナー17が、印字用紙9の移送方向に直行する方向(印字用紙9の幅方向)にバーコード読取り用のレーザー光を発光してバーコードを走査(スキャニング)することにより、バーコードのデータを読み取り可能である。
【0007】
制御部6は、上述の印字部2、データ入力部3、用紙検出部4および検証部5を制御するとともに、検証部5により検出されたバーコード信号が機械読み取り可能か否かを判断する。すなわち、たとえばバーコードに不必要な汚れやボイド(白い印字抜け)などがないか否かを判断する。
なお必要であれば、印字データとして入力したデータと、印字されたバーコードによるデータとの整合性を判断するように構成することもできる。
【0008】
こうした構成のバーコードプリンター1において、検証部5のバーコードスキャナー17による読み取り開始のタイミングは、一般的に、印字部2における印字用紙9への印字開始と同時とされており、何らかのバーコードを読み取った段階でバーコードスキャナー17による読取りを停止するか、ラベル片12のピッチ分の長さを読み取った段階で読取りを停止するようにしている。
しかしながら、印字用紙9のラベル片12上には、バーコードに先立って(移送方向としては下流側に)バーコード以外のデータも印字する場合があり、バーコード以外の、すなわち読み取って検証を行う必要がない領域部分にまでバーコードスキャナー17による発光動作を行わせることは無駄であって、操作効率上はもちろん、バーコードスキャナー17の寿命を低下させることになるという問題がある。
【0009】
たとえば、図6は、ラベル片12の印字レイアウトの第1の例(ラベル片12A)を示す平面図であって、ラベル片12Aは、第1の文字数字領域18、バーコード領域19および第2の文字数字領域20を有し、バーコード領域19のみにバーコード21を印字する。
このラベル片12Aの場合には、バーコード領域19のバーコード21に先立つ(移送方向において下流側に位置する)第1の文字数字領域18に印字した情報については、バーコードスキャナー17による走査が必要がないのにもかかわらず、印字部2における印字と同時に検証部5におけるバーコードスキャナー17による発光動作すなわち読取り動作を開始することは無駄であるという問題がある。
【0010】
図7は、ラベル片12の印字レイアウトの第2の例(ラベル片12B)を示す平面図であって、ラベル片12Bは、複数のバーコード領域19を有し、それぞれのバーコード領域19にバーコード21を印字する場合もあるが、そのいずれか一方があらかじめ印刷によりバーコード21を印刷している場合には、通常この印刷によるバーコード21は適正なものであり、同じくそのバーコード領域19のバーコード21を読み取る必要がない。
【0011】
図8は、ラベル片12の印字レイアウトの第3の例(ラベル片12C)を示す平面図であって、ラベル片12Cは、その終端に近い部位にバーコード領域19を有し、先端からこのバーコード領域19までの領域(たとえば第1の文字数字領域18や第2の文字数字領域20など)を走査することは無駄である。さらに、バーコードプリンター1によっては、バーコード21を一度読み取ったのちに、印字用紙9を上流側(移送方向とは反対側)(逆方向)に逆移送するような構成のものがあり、このようなバーコードプリンター1では、逆移送ののち印字用紙9(ラベル片12C)を正方向(下流側方向)に再移送する際にバーコード領域19のバーコード21がバーコードスキャナー17の下部を再度通過する結果、バーコード21がバーコードスキャナー17により二度読みされてしまう可能性があるという問題がある。
【0012】
そこで、バーコードスキャナー17による読取り動作を印字部2における印字のタイミングより遅らせて、ラベル片12の一部分すなわちバーコード21部分のみを走査するように制御することも行われている。
図9は、印字部2における印字および検証部5における走査のそれぞれのタイミングを示すタイミングチャート図であって、印字の開始からタイミングを遅らせて走査を開始していることを示している。
このタイミング制御のための調整作業は、実際には、バーコードプリンター1の設置現場において、印字部2の発熱素子10および検証部5のバーコードスキャナー17の相対位置およびラベル片12上の印字レイアウトやデザイン、印字部2の印字速度などに応じて、勘や経験にもとづいて操作作業者あるいは保守作業者がバーコードスキャナー17の発光タイミングを指定するようにしていた。
しかしながら、実際の印字用紙9(ラベル片12、12A、12B、12C)の大きさ(とくに移送方向の長さ)はもちろん、バーコードをはじめとする各種の文字や数字を含む印字レイアウトないしデザインが異なるたびに、あるいは印字部2による印字速度が異なるたびに、このタイミングを遅らせるように微妙な調整作業を行うことは手間がかかり、現場の作業者の負担になっているという問題がある。
【0013】
【特許文献1】特許第2633726号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、印字部における印字開始と検証部における走査開始とのタイミングを適正に設定することができるバーコードプリンターを提供することを課題とする。
【0015】
また本発明は、印字の開始から適正な遅れタイミングをもって走査の開始を行うことができるようにしたバーコードプリンターを提供することを課題とする。
【0016】
また本発明は、検証部におけるバーコードスキャナーなどの寿命を延ばすことができるバーコードプリンターを提供することを課題とする。
【0017】
また本発明は、現場の作業者の調整作業を簡便かつ確実とし、その負担を軽減可能なバーコードプリンターを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
すなわち本発明は、あらかじめ設定した発光タイミングないし発光ポイントでバーコードスキャナーを発光させること、すなわち、バーコード領域がバーコードスキャナーの部位に到達したときにバーコードスキャナーによる読取り開始を行うようにすることに着目したもので、印字用紙のバーコード領域にバーコードを印字する印字部と、この印字部により印字したこのバーコードを読み取ってその良否を検証するための検証部と、この検証部および上記印字部を制御する制御部と、を備えたバーコードプリンターであって、上記制御部は、上記検証部の位置に上記バーコード領域が到達するように上記印字用紙が移送されたときに、上記印字部により印字済みの上記バーコードの、上記検証部による検証を開始するように制御することを特徴とするバーコードプリンターである。
【0019】
上記印字用紙の領域内での上記印字用紙の移送方向における上記バーコード領域の位置データを入力し、上記検証部において上記印字用紙の先端からこの位置データ分だけ上記印字用紙が移送されたときに、上記検証部による上記バーコードの検証を開始するように制御することができる。
【0020】
上記制御部は、上記印字部による上記バーコード領域への印字の完了を前提として、上記検証部によるこのバーコード領域内の上記バーコードの検証を順次開始するように制御することができる。
【0021】
上記制御部は、上記検証部への検証制御信号、およびこの検証制御信号に続く上記印字部への印字データを供給することができる。
【0022】
上記制御部は、上記検証部による上記バーコードの検証を、上記バーコード領域から上記印字用紙の終端までとすることができる。
【0023】
上記制御部は、上記検証部による上記バーコードの検証を、上記バーコード領域のみとすることができる。
【0024】
上記制御部は、上記検証部による上記バーコードの検証を、上記バーコード領域から上記印字用紙の移送方向において所定の長さにわたって実行することができる。
【0025】
上記検証部は、上記印字用紙の移送方向に直行する方向にバーコード読取り用のレーザー光を発光して上記バーコードを走査することができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によるバーコードプリンターにおいては、印字部により印字済みのバーコードが印字用紙の移送にともなって検証部の位置に到達したときに、検証部による検証を開始するようにしたので、検証部におけるバーコードスキャナーなどの走査タイミングないし走査時間に無駄がなく、バーコードスキャナーの寿命を長く保つことが可能であるとともに、ラベル片上の印字レイアウトやデザインが変更となってバーコードが印字されるバーコード領域の部位が変更になっても、あるいは印字速度が変わっても、そのための調整作業を現場の作業者に負担になることなく、簡単に実行可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
本発明は、検証部にバーコード領域が到達したときに、バーコードの検証ないし読取り動作を開始するようにしたので、検証部におけるバーコードスキャナーなどの耐久性を保持し、かつ印字から検証までの遅れタイミングの調整操作の容易なバーコードプリンターを実現した。
【実施例】
【0028】
つぎに本発明の実施例によるバーコードプリンター30を図1ないし図4にもとづき説明する。ただし、図5ないし図9と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、バーコードプリンター30の概略側面図であり、バーコードプリンター30は、基本的構成は既述のバーコードプリンター1(図5)と同じであるが、前記制御部6による前記検証部5の開始のタイミングの制御が異なる。
図2は、ラベル片12の印字レイアウトの第4の例(ラベル片12D)を示す平面図であって、ラベル片12Dは、その先端に近い部位に第1の文字数字領域18を有し、つづいてバーコード領域19を有し、第2のバーコード領域19も有するものとする。
【0029】
図1において、用紙検出部4の用紙センサー16の部位から印字部2のサーマルヘッド7の発熱素子10の部位までの間隔をHとし、発熱素子10から検証部5のバーコードスキャナー17の部位までの間隔をSとする。したがって、用紙センサー16からの移送距離により、印字用紙9(ラベル片12)が印字部2あるいは検証部5のどの辺の位置に至ったかを判断することができる。通常は、プラテンローラー8による印字用紙9移送のステップ数あるいは印字のドット数などにより、上記位置ないし移送距離の認識が可能である。
さらに、図2において、印字用紙9(ラベル片12D)(ラベル片12)の移送方向を図中下方から上方とすると、ラベル片12の先端をFRとし、終端をENとし、第1のバーコード領域19の先端をBS1とし、その終端をBE1とし、第2のバーコード領域19の先端をBS2とし、その終端をBE2とする。また、FR−BS1間の間隔をP1とし、第1のバーコード領域19の長さをB1とし、第1のバーコード領域19と第2のバーコード領域19との間の間隔をP2とし、第2のバーコード領域19の長さをB2とする。
【0030】
制御部6は、検証部5の位置にバーコード領域19が到達するように印字用紙9が移送されたときに、印字部2により印字済みのバーコード21の、検証部5による検証を開始するように検証部5を制御する。
具体的には、データ入力部3におけるキーボード13およびディスプレイ14を用いて、印字用紙9の領域内での印字用紙9の移送方向におけるバーコード領域19の位置データを含む制御データないしコマンドを入力する。あるいは、パソコン15からの制御データとして制御部6が受信して、印字部2および検証部5に供給可能とする。
この位置データは、バーコード領域19の先端BS1のラベル片12D内での位置データであって、ラベル片12Dの先端FRからバーコード領域19の先端BS1間での間隔P1を少なくとも含み、先端BS1がバーコードスキャナー17の位置に至ったときにバーコードスキャナー17による発光走査を開始する。
なお、発光時間として、第1のバーコード領域19の長さ(間隔B1)を設定することもできる。
さらに、第1のバーコード領域19から第2のバーコード領域19まで続けて発光するか、それぞれの領域のみにおいて発光するか、なども設定可能とする。
【0031】
すなわち図3は、制御データの一例を示す説明図であって、制御部6は、検証部5への検証制御信号、およびこの検証制御信号に続く印字部2への印字データを供給する。
この検証制御信号による走査のタイミングのコマンドを印字データの直前に挿入する。たとえば、まず発熱素子10からバーコードスキャナー17の間隔Sを入力し、つぎに、どこからどこまでを走査するのかのパターンの種類、たとえば、「a」、「b」あるいは「c」を入力する。
「a」は、検証部5によるバーコード21の検証を、バーコード領域19(その先端BS1)からラベル片12Dの終端ENまでとするコマンドである。
「b」は、検証部5によるバーコード21の検証を、バーコード領域19のみとするコマンドである。
「c」は、検証部5によるバーコード21の検証を、バーコード領域19から所定の長さとするコマンドである。
さらに、バーコードスキャナー17の発光時間あるいは発光している間の移送距離(たとえば、第1のバーコード領域19の長さのみの間だけ発光するのであれば、間隔B1)を指定する。具体的には、移送のドット数に換算したもので指定することができるが、任意の形式が可能である。
つぎに、印字データとしてバーコード21の種類や大きさ、具体的な印字内容を指定する。
【0032】
かくして、検証部5において印字用紙9の先端FRからこの位置データ分(間隔P1)だけ印字用紙9が移送されたときに、検証部5によるバーコード21の検証を開始するように制御する。
すなわち図4は、印字部2における印字および検証部5における走査のそれぞれのタイミングを示すタイミングチャート図であって、印字の開始からタイミングを遅らせて走査を開始していることを示している。
図示のように、印字用紙12の移送にともなって間隔P1を過ぎ、印字の動作がバーコード領域19のバーコード21に至り、この印字されたバーコード21がバーコードスキャナー17に至った時点でバーコードスキャナー17による走査を開始するもので、走査による検出信号が制御部6において適正と判断されれば、「オン」の確認信号を出力し、つぎの印字に移行する。ただし、この確認信号が出力されない場合には、バーコード21の印字が不良であったとして、印字部2における印字動作を停止する。
なお、BS1のポイントで走査が開始されるが、これをどこまで続行するかは、パターンの種類「a」、「b」あるいは「c」に従うものとする。
【0033】
以下同様にして、もしバーコード領域19のみを走査するというコマンドであれば、第1のバーコード領域19から第2のバーコード領域19への間隔P2の部分ではバーコードスキャナー17は発光せず、第2のバーコード領域19に至って再びバーコードスキャナー17が発光して走査を行う。
【0034】
なお制御部6は、印字部2によるバーコード領域19への印字の完了を前提として、検証部5によるこのバーコード領域19内のバーコード21の検証を順次開始するように制御するものであるから、図8に示したラベル片12Cの場合のように、印字用紙9が逆移送されるような場合であっても、バーコード領域19が二度読み取りされるようなおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施例によるバーコードプリンター30の概略側面図である。
【図2】同、ラベル片12の印字レイアウトの第4の例(ラベル片12D)を示す平面図である。
【図3】同、制御データの一例を示す説明図である。
【図4】同、印字部2における印字および検証部5における走査のそれぞれのタイミングを示すタイミングチャート図である。
【図5】従来のバーコードプリンター1の概略側面図である。
【図6】同、ラベル片12の印字レイアウトの第1の例(ラベル片12A)を示す平面図である。
【図7】同、ラベル片12の印字レイアウトの第2の例(ラベル片12B)を示す平面図である。
【図8】同、ラベル片12の印字レイアウトの第3の例(ラベル片12C)を示す平面図である。
【図9】同、印字部2における印字および検証部5における走査のそれぞれのタイミングを示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
【0036】
1 バーコードプリンター(図5)
2 印字部
3 データ入力部
4 用紙検出部
5 検証部
6 制御部
7 サーマルヘッド
8 プラテンローラー
9 印字用紙
10 サーマルヘッド7の発熱素子
11 印字用紙9の台紙
12 印字用紙9のラベル片
12A ラベル片(図6)
12B ラベル片(図7)
12C ラベル片(図8)
12D ラベル片(図2)
13 キーボード
14 ディスプレイ
15 パソコン
16 用紙センサー
17 検証部5のバーコードスキャナー
18 第1の文字数字領域
19 バーコード領域
20 第2の文字数字領域
21 バーコード
30 バーコードプリンター(実施例、図1)
H 用紙センサー16の部位からサーマルヘッド7の発熱素子10の部位までの間隔
S 発熱素子10からバーコードスキャナー17の部位までの間隔
FR ラベル片12の先端
EN ラベル片12の終端
BS1 第1のバーコード領域19の先端
BE1 第1のバーコード領域19の終端
BS2 第2のバーコード領域19の先端
BE2 第2のバーコード領域19の終端
P1 FR−BS1間の間隔
P2 第1のバーコード領域19と第2のバーコード領域19との間の間隔
B1 第1のバーコード領域19の長さ
B2 第2のバーコード領域19の長さ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印字用紙のバーコード領域にバーコードを印字する印字部と、
この印字部により印字したこのバーコードを読み取ってその良否を検証するための検証部と、
この検証部および前記印字部を制御する制御部と、を備えたバーコードプリンターであって、
前記制御部は、
前記検証部の位置に前記バーコード領域が到達するように前記印字用紙が移送されたときに、前記印字部により印字済みの前記バーコードの、前記検証部による検証を開始するように制御することを特徴とするバーコードプリンター。
【請求項2】
前記印字用紙の領域内での前記印字用紙の移送方向における前記バーコード領域の位置データを入力し、
前記検証部において前記印字用紙の先端からこの位置データ分だけ前記印字用紙が移送されたときに、前記検証部による前記バーコードの検証を開始するように制御することを特徴とする請求項1記載のバーコードプリンター。
【請求項3】
前記制御部は、
前記印字部による前記バーコード領域への印字の完了を前提として、前記検証部によるこのバーコード領域内の前記バーコードの検証を順次開始するように制御することを特徴とする請求項1記載のバーコードプリンター。
【請求項4】
前記制御部は、
前記検証部への検証制御信号、およびこの検証制御信号に続く前記印字部への印字データを供給することを特徴とする請求項1記載のバーコードプリンター。
【請求項5】
前記制御部は、
前記検証部による前記バーコードの検証を、前記バーコード領域から前記印字用紙の終端までとすることを特徴とする請求項1記載のバーコードプリンター。
【請求項6】
前記制御部は、
前記検証部による前記バーコードの検証を、前記バーコード領域のみとすることを特徴とする請求項1記載のバーコードプリンター。
【請求項7】
前記制御部は、
前記検証部による前記バーコードの検証を、前記バーコード領域から前記印字用紙の移送方向において所定の長さにわたって実行することを特徴とする請求項1記載のバーコードプリンター。
【請求項8】
前記検証部は、
前記印字用紙の移送方向に直行する方向にバーコード読取り用のレーザー光を発光して前記バーコードを走査することを特徴とする請求項1記載のバーコードプリンター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−118475(P2007−118475A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−315824(P2005−315824)
【出願日】平成17年10月31日(2005.10.31)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)
【Fターム(参考)】