説明

パッケージ型圧縮機

【課題】全体の冷却効率を向上させたパッケージ型圧縮機の提供する。
【解決手段】空気を圧縮する圧縮機本体と、圧縮機を駆動するモータ15と、モータおよび圧縮機本体に設けられ、モータの動力を圧縮機本体に伝えるプーリと、圧縮機本体によって圧縮された圧縮空気を冷却するアフタークーラー81と、圧縮機本体とモータとを覆うパッケージと、パッケージに形成された吸気口とパッケージの内部に形成された導風口と介し、パッケージの外部と内部とを連通させる吸気ダクト68と、圧縮機本体のプーリに設けられ、導風口を介してパッケージの内部へ冷却風を流通させる冷却ファンと、アフタークーラーを吸気ダクト内に配置するパッケージ型圧縮機1を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パッケージ型圧縮機に関する。
【背景技術】
【0002】
また、特許文献1のパッケージ型圧縮機は、筐体の内部の区画室に冷凍式ドライヤーを配置し、外部から冷却風を当てて、圧縮機で圧縮された空気を冷却する冷凍式ドライヤ(アフタークーラ)を冷却した後にファンによって他の区画室へ冷却風を流通させ、モータ、圧縮部、バッファタンク等を冷却している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−174490号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のパッケージ型圧縮機は区画室内において、まず冷凍式ドライヤを冷却した後に、モータ、圧縮部に冷却風を供給している。従って、冷凍式ドライヤ、モータを冷却した後の温度が高くなった冷却風しか圧縮部に供給されず、圧縮部の冷却効率を十分に向上させることができなかった。そのため、圧縮部に吸込まれる空気の温度が高くなるため、タンクや冷凍式ドライヤに供給される圧縮空気の温度も高くなり、圧縮機全体の冷却効率を向上させることができなかった。また、圧縮機全体を効率よく冷却風を供給するために圧縮機を駆動するためのモータとは独立に駆動させるファンを用いているため、圧縮機全体の小型・軽量・低コスト化を実現しつつ冷却効率を高めることができなかった。
【0005】
上記問題点に鑑み、本発明は、アフタークーラーを十分に冷却しつつもモータ、圧縮部、バッファタンク等へ温度の低い冷却風を供給することにより、全体の冷却効率を向上させたパッケージ型圧縮機の提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、空気を圧縮する圧縮機本体と、前記圧縮機を駆動するモータと、前記モータおよび前記圧縮機本体に設けられ、前記モータの動力を前記圧縮機本体に伝えるプーリと、前記圧縮機本体によって圧縮された圧縮空気を冷却するアフタークーラーと、前記圧縮機本体と前記モータとを覆うパッケージと、前記パッケージの吸気口から外部の空気を吸い込み、前記パッケージに形成された吸気口と前記パッケージの内部に形成された導風口と介し、前記パッケージの外部と内部とを連通させる吸気ダクトと、前記圧縮機本体のプーリに設けられ、前記導風口を介して前記パッケージの内部へ冷却風を流通させる冷却ファンと、前記アフタークーラーを前記吸気ダクト内に配置することを特徴とするパッケージ型圧縮機を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、アフタークーラーを十分に冷却しつつもモータ、圧縮部、バッファタンク等へ温度の低い冷却風を供給することにより、全体の冷却効率を向上させたパッケージ型圧縮機の提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施例に係るパッケージ型圧縮機を示す側面板を外した側面図である。
【図2】本発明の実施例に係るパッケージ型圧縮機を示す側面板および前面板を外した右前方からの斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係るパッケージ型圧縮機を示す背面板を外した左後方からの斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係るパッケージ型圧縮機を示す背面板を外した背面図である。
【図5】本発明の実施例に係るパッケージ型圧縮機を示す右前方からの斜視図である。
【図6】本発明の実施例に係るパッケージ型圧縮機を示す前面板を外した右前方からの斜視図である。
【図7】本発明の実施例に係るパッケージ型圧縮機を示す背面図である。
【図8】本発明の実施例に係るパッケージ型圧縮機を示す左後方からの斜視図である。
【図9】本発明の変形例に係るパッケージ型圧縮機を示す背面板を外した背面図である。
【図10】本発明の変形例に係るパッケージ型圧縮機を示す背面板を外した左後方からの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る一実施形態のパッケージ型圧縮機を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1および図2に示すように、本実施形態のパッケージ型圧縮機1は、床面等の上に水平に設置される略矩形板状の台座板11を有する防音箱12と、防音箱12内において台座板11上に設置されるタンク16と、防音箱12内においてタンク16に設置されるベース22と、防音箱12内においてベース22に設置される圧縮機本体14と、モータ15を有している。
【0011】
タンク16は、圧縮機本体14が圧縮した空気を貯留するもので、図2に示すように、軸線方向に長い形状をなしている。このタンク16が、中心軸線を水平方向に沿わせた姿勢でフレーム13の下部に複数の振動吸収部材21を介して台座板11固定されている。
【0012】
円筒部の上部には台座板11に水平配置されるベース22を有している。
【0013】
そして、ベース22上に、モータ15が及び圧縮機本体14が搭載されている。
【0014】
モータ15は、図1、図4に示すように、モータ本体30と、モータ本体30に設けられた回転軸31とを有しており、電力供給を受けて回転軸31が回転する。このモータ15は、回転軸31を前後方向に配置してベース22の上面に固定されている。モータ15の回転軸31は防音箱12の背面側に向けて突出しており、この部分にプーリ32が固定されている。
【0015】
圧縮機本体14は、気体等の流体、具体的には空気を圧縮するものであり、図2、図4に示すように、クランクケース35と、クランクケース35からV字状に突出する複数のシリンダ36と、これらシリンダ36の上部に搭載されたシリンダヘッド37と、クランクケース35の中央に回転可能に支持された図1に示すクランク軸38とを有している。この圧縮機本体14は、クランクケース35内のクランク軸38が回転することで、各シリンダ36内に配設された図示略のピストンが往復動し、その結果、空気を吸引し圧縮して吐出する。
【0016】
圧縮機本体14は、クランク軸38をモータ15の回転軸31と平行に配置した状態でベース22の上面に固定されており、クランク軸38には、モータ15に設けられたプーリ32と同側においてプーリ39が固定されている。
【0017】
圧縮機本体14に付設されたプーリ39には、図3および図4に示すように、放射状をなす複数の羽根部42を備えた冷却ファン43が一体に設けられている。この冷却ファン43は、回転時に冷却風を防音箱12内部に向け発生させて防音箱12内部を冷却する。 そして、モータ15のプーリ32と圧縮機本体14のプーリ39とが互いに軸線方向の位置を合わせており、図1に示すようにこれらプーリ32,39に無端ベルト45が巻回されている。これにより、モータ15によりプーリ32、無端ベルト45およびプーリ39を介して圧縮機本体14に動力が伝わり、圧縮機本体14のクランク軸38が回転駆動されて、図示略のピストンが往復動し、圧縮機本体14が空気を圧縮する。
【0018】
防音箱(パッケージ)12は、上記した圧縮機本体14、冷却ファン43を含むプーリ39、モータ15、プーリ32、無端ベルト45、タンク16等を覆うもので、図5、図6に示すように、その前面を構成する矩形状の前面板51と、その一方側(向かって右側)の側面を構成する矩形状の側面板52と、図6に示すように、その他方側(向かって左側)の側面を構成する矩形状の側面板53と、図7および図8に示すように、その背面を構成する矩形状の背面板54と、図3に示すように、その上面を構成する矩形状の上面板55と、上記した台座板11とでその底面を構成する図3等に示す矩形状の底面板56とで構成されている。
【0019】
図7および図8に示すように、背面板54には、上下方向の中間位置に、側面板52側に寄って吸気口54Aが形成されており、側面板52にも、図8に示すように、背面板54の吸気口54Aと高さをほぼ合わせて、背面板54側に近接して吸気口52Aが形成されている。側面板52には、上部の前側にも通気口52Bが形成されている。
【0020】
また、上面板55には、背面板54側に近接して排気口55Aが略全幅にわたって形成されており、その前側には、これよりも幅の狭い通気口55Bが側面板53側に寄って形成されている。加えて、図1に示すように、側面板53の上部にも通気口53Bが形成されている。
【0021】
そして、防音箱12内には、上下方向の中間位置に、側面板52側且つ背面板54側に偏って、吸気ダクト構成パネル60が配置されている。この吸気ダクト構成パネル60は、下側で水平配置される矩形状の下板部61と、上側で水平配置される矩形状の上板部62と、これら下板部61および上板部62の側面板52とは反対側の端縁部同士を結ぶように左右方向に直交して配置される矩形状の側板部63と、これら下板部61、上板部62および側板部63の前縁部同士を結ぶように前後方向に直交して配置される矩形状の前板部64とを有する矩形状をなしている。
【0022】
この吸気ダクト構成パネル60は、下板部61、上板部62および前板部64の側板部63とは反対側の端縁部が側面板52の吸気口52Aを囲むようにして側面板52に当接している。また、吸気ダクト構成パネル60は、下板部61、上板部62および側板部63の前板部64とは反対側の端縁部が、図2に示すように、背面板54の吸気口54Aを囲むようにして背面板54に当接している。吸気ダクト68は、このように吸気ダクト構成パネル60により構成され、側面板52の吸気口52Aおよび背面板54の吸気口54Aに連通している。即ち、吸気ダクト構成パネル60は、防音箱12内に形成された吸気口52A,54Aと後述する導風口69を介して防音箱12の内部と外部とを連通させる吸気空間A1を区画する吸気ダクト68を構成する。ここで、吸気口52A,54Aは、側面板52および背面板54の少なくともいずれか一方に設けられていればよい。
【0023】
図1に示すように、吸気ダクト構成パネル60は、背面板54と冷却ファン43との間に配置されており、その前板部64が冷却ファン43と上下左右の位置を合わせている。そして、吸気ダクト68の前面(いずれか一面)を構成する吸気ダクト構成パネル60の前板部64に、図3に示すように、冷却ファン43と上下左右の位置を合わせて円形状の導風口69が形成されている。この導風口69には、導風口69から防音箱12内部に向けて冷却風を流通させる冷却ファン43が配置され、冷却ファン43が回転すると、吸気空間A1から冷却ファン43に、吸気口52A,54Aから吸気された外気を冷却空気として導く。
【0024】
そして、吸気ダクト構成パネル60のA1を区画する吸気ダクト68には、吸気空間A1内にアフタクーラ(別の機器)81が取り付けられている。図3、図4に示すようにこのアフタクーラ81には、タンク16からの配管82が接続されており、タンク16から吐出される空気を冷却する。
【0025】
また、図2に示すように、防音箱12の上部の前側には、上面板55の排気口55Aよりも前側に、上部収納部85が設けられている。この上部収納部85は、上面板55の排気口55Aよりも前側で前後方向に直交して配置された後板部86と、後板部86の下縁部から水平に前側に延出する底板部87と、図2に示すように、両側面板52,53と、図5に示す前面板51とで構成されており、この上部収納部85の内側に、図1、図2に示すように、ドライヤ90が配置されている。このドライヤ90は、図1に示すように、アフタクーラ81から配管91を介して導入される冷却後の圧縮空気を乾燥させる。上部収納部85は、図2に示す上面板55の通気口55B、図3に示す側面板52の通気口52Bおよび図1に示す側面板53の通気口53Bを介して外気を通気可能となっている。ドライヤ90で除湿された圧縮空気は、図4に示す側面板53に取り付けられた取出口100から取り出される。
【0026】
図3に示すようにアフタクーラ81は吸気ダクト68内の吸気口52Aが形成された側面板52の反対側に配置される側板部63に取付けられ、アフタクーラ81は冷却ファン43の中心であるクランク軸38よりも吸気口52Aから遠い位置に配置される。これにより、吸気口52Aからの冷却風の一部はアフタークーラー81に当たらずに直接導風口69に供給される。
【0027】
吸気口52A,54Aから見て、導風口69の少なくとも一部は覆われない位置にアフタークーラー81を配置する。これにより、冷却ファン43の回転により、吸気口52A,54Aから吸気ダクト68内の吸気空間A1に導入された冷却空気としての外気の一部を冷却空気としてアフタクーラ81に当てて冷却する。また、その他の冷却空気はアフタクーラ81を通過せずに導風口69を介して冷却ファン43に導かれ、冷却ファン43で前面板51の方向の前部排気空間A2に流されて、圧縮機本体14上部のシリンダ36及びシリンダヘッド37から熱を奪う(図1の矢印X1参照)。即ち、吸気ダクト68に吸気口52A,54Aからアフタークーラー81に当たってから導風口69へ冷却風を供給する第1の冷却風通路と吸気口52A,54Aからアフタークーラー81に当たらずに導風口69へ冷却風を供給する第2の冷却風通路とを設ける。図10に示す変形例のように第1の冷却風通路と第2の冷却風通路を区画する仕切り板65を設けてもよい。
【0028】
図9に示す変形例ように、上記パッケージ型圧縮機において吸気ダクト68内に設けるアフタークーラ81を下板部61に取付け、アフタークーラー81を冷却ファン43の中心であるクランク軸38よりも下方に配置することでも図1〜8の位置に配置するのと同様の効果を得ることができる。即ち、吸気口52A,54Aからの冷却風の一部はアフタークーラー81に当たらずに直接導風口69に供給される。さらに、冷えた空気は下方に滞留しやすいので、吸気ダクト68内に滞留した温度の低い空気によりアフタークーラーを冷却することができ、冷却効率をさらに上げることができる。
【0029】
導風口69から供給された冷却風の流れについて説明する。導風口69から供給された冷却風は、圧縮機本体14を通過後、前面板51に当たって下方、側方、上方に分かれる。
【0030】
下方に流れた一部の冷却風は、背面板54の方向に向きをかえてタンク16から熱を奪い、吸気ダクト68の下板部61の下側の下部排気空間A3を通り(図1,図4の矢印X2参照)、吸気ダクト68の側板部63と側面板53と背面板54との間の側部排気空間A4を通って、吸気空間A1に入ることなく上昇して、上部収納部85の後板部86と側面板52と側面板53と背面板54との間の上部排気空間(共通空間)A5を通って、上面板55の排気口55Aから排気される(図1,図4の矢印X3参照)。
【0031】
また、前面板51にぶつかって側方および上方に流れた残り一部の冷却空気は、背面板54の方向に向きをかえて(図1の矢印X4参照)、モータ15から熱を奪い、吸気空間A1に入ることなく、図3に示す吸気ダクト68の側板部63と側面板53と背面板54との間の側部排気空間A4に入って、上記一部の冷却空気の流れ(図4の矢印X3参照)に合流して、上面板55の排気口55Aから排気される。
【0032】
以上のパッケージ型圧縮機1において、モータ15に給電して回転軸31を回転させると、プーリ32、無端ベルト49およびプーリ39が回転して圧縮機本体14を駆動し圧縮空気を生成してタンク16に貯留させることになる。圧縮機本体14の駆動中は、プーリ39つまり冷却ファン43が回転し、吸気口52A,54Aから吸気ダクト68の吸気空間A1に導入された冷却空気が、前方の導風口69から上記した前部排気空間A2、下部排気空間A3および側部排気空間A4を流れ、あるいは前部排気空間A2および側部排気空間A4を流れて、圧縮機本体14を冷却した後、モータ15、タンク16等を冷却し上部排気空間A5を介して排気口55Aから排気される。排気口55Aを防音箱12の上面板55に配置することにより、温度が上昇した空気は上方へ向けて流れるため、円滑に防音箱12内に冷却風を供給することができる。
【0033】
また、圧縮空気を使用する場合、圧縮空気は、タンク16から配管82を介してアフタクーラ81に流れて冷却され、配管91を介してドライヤ90に流れて除湿された後、取出口100から取り出される。
【0034】
以上のパッケージ型圧縮機1によれば、吸気口52A,54Aに連通して防音箱12内を区画する吸気ダクト68の一面に、圧縮機本体14を冷却する冷却ファン43に冷却空気を導く導風口69を設け、導風口69に導く冷却空気の一部をアフタクーラ81を冷却する冷却空気として使用することにより、圧縮機本体14を冷却した後の熱を持った冷却風ではなく、外気で直接アフタクーラ81を冷却することができる。したがって、温度の低い圧縮空気を供給するために最も冷却効率が要求されるアフタクーラ81の冷却効率を向上することができる。
【0035】
また、圧縮機本体14のプーリ39に冷却ファン43を設け、冷却ファン43を導風口69の位置に配置することにより、モータ15、タンク16よりも先に圧縮機本体14を冷却することができる。したがって、圧縮機本体14に吸込まれる空気の温度を低くすることができ、タンク16、アフタークーラ81に供給される圧縮空気の温度を低くすることができ、パッケージ型圧縮機1全体の温度を低くすることができる。
【0036】
また、吸気口52A,54Aから見て、導風口69の少なくとも一部は覆われない位置にアフタークーラー81を配置することにより、アフタークーラー81と圧縮機本体14の両方に外気を直接供給することができ、パッケージ型圧縮機1全体の温度を低くすることができる。
【0037】
また、冷却ファン43の吸込み空気を冷却空気として利用しているため、別機器の冷却ファンを必要としない。これにより別機器の冷却ファンからの動力音や風切音が発生しないことから、静粛性を高めることができる。また、吸気ダクト68内にアフタクーラ81を設けることで、専用のダクトを防音箱12の外側に取り付ける必要がなくなり、小型化が図れる。
【0038】
これまで説明してきた実施例は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されない。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【符号の説明】
【0039】
1 パッケージ型圧縮機
11 台座板
12 防音箱
13 フレーム
14 圧縮機本体
15 モータ
16 タンク
21 振動吸収部材
22 ベース
31 回転軸
32 プーリ
35 クランクケース
36 シリンダ
37 シリンダヘッド
38 クランク軸
39 プーリ
42 羽根部
43 冷却ファン
51 前面板
52 側面板
52A 吸気口
52B 通気口
53 側面板
53B 通気口
54 背面板
54A 吸気口
55 上面板
55A 排気口
56 底面板
60 吸気ダクト構成パネル
61 下板部
62 上板部
63 側板部
64 前板部
65 仕切り板
68 吸気ダクト
81 アフタークーラ
82 配管
90 ドライヤ
91 配管
100 取出口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気を圧縮する圧縮機本体と、
前記圧縮機を駆動するモータと、
前記モータおよび前記圧縮機本体に設けられ、前記モータの動力を前記圧縮機本体に伝えるプーリと、
前記圧縮機本体によって圧縮された圧縮空気を冷却するアフタークーラーと、
前記圧縮機本体と前記モータとを覆うパッケージと、
前記パッケージに形成された吸気口と前記パッケージの内部に形成された導風口と介し、前記パッケージの外部と内部とを連通させる吸気ダクトと、
前記圧縮機本体のプーリに設けられ、前記導風口を介して前記パッケージの内部へ冷却風を流通させる冷却ファンと、
前記アフタークーラーを前記吸気ダクト内に配置することを特徴とするパッケージ型圧縮機。
【請求項2】
前記吸気口から見て、前記導風口の少なくとも一部は覆われない位置に前記アフタークーラーを配置することを特徴とする請求項1に記載のパッケージ型圧縮機。
【請求項3】
前記吸気ダクトに前記吸気口から前記アフタークーラーを経て前記導風口へ冷却風を供給する第1の冷却風通路と前記吸気口から前記アフタークーラーを経ずに前記導風口へ冷却風を供給する第2の冷却風通路とを設けることを特徴とする請求項1に記載のパッケージ型圧縮機。
【請求項4】
前記第1の冷却風通路と前記第2の冷却風通路とを仕切り板で区画することを特徴とする請求項3に記載のパッケージ型圧縮機。
【請求項5】
前記導風口から前記パッケージ内部へ供給された冷却風は前記圧縮機本体に供給された後、前記モータに供給されることを特徴とする請求項1に記載のパッケージ型圧縮機。
【請求項6】
前記パッケージ内部の冷却風を排出する排気口を前記パッケージの上面に配置することを特徴とする請求項1に記載のパッケージ型圧縮機。
【請求項7】
前記圧縮機本体によって圧縮された圧縮空気を貯留するタンクを備えることを特徴とする請求項1に記載のパッケージ型圧縮機。
【請求項8】
前記導風口から前記パッケージ内部へ供給された冷却風は前記圧縮機本体に供給された後、前記タンクに供給されることを特徴とする請求項1に記載のパッケージ型圧縮機。
【請求項9】
前記アフタークーラーは前記吸気ダクトの下面に配置されることを特徴とする請求項1
に記載のパッケージ型圧縮機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−68182(P2013−68182A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−208403(P2011−208403)
【出願日】平成23年9月26日(2011.9.26)
【出願人】(502129933)株式会社日立産機システム (1,140)
【Fターム(参考)】