説明

パルス間送信および受信を用いた双方向測距

たとえば、測距ノード(たとえば、デバイス)間の相対クロックドリフトが比較的高いときに正確な測距測定を可能にするために、双方向測距に関連して比較的短いターンアラウンドタイムを提供する。いくつかの態様では、ノード間の測距メッセージの同時送信を可能にするように規定された対称チャネルの使用によって、比較的短いターンアラウンドタイムが達成される。たとえば、送信測距メッセージに関連するパルス送信の間に受信測距メッセージに関連する1つまたは複数のパルスを受信するようにノードを構成することによって、対称チャネルを確立することができる。このようにして、1つのノードは、他のノードが測距タイムスタンプを送信した直後にその測距タイムスタンプを送信し、それによって測距測定に対するクロックドリフトの影響を緩和することができる。いくつかの態様では、パルスは超広帯域パルスを備えることができる。本明細書で説明する技法は、たとえば、低電力ワイヤレスデバイスおよび/または非コヒーレントワイヤレスデバイスにおける双方向測距を行うために採用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権の主張
本出願は、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2008年8月20日に出願され、代理人整理番号第081429P1号を付与された、同一出願人が所有する米国特許仮出願第61/090,329号の利益および優先権を主張する。
【0002】
本出願は、一般にワイヤレス技術に関し、より詳細には、限定はしないが、双方向測距に関する。
【背景技術】
【0003】
距離測定では、2つのロケーション間の距離を判断する。典型的なシナリオでは、レンジファインダーなどの測距デバイスがレンジファインダーから別の対象物までの距離を測定する。ここで、測距デバイスは、信号が測距デバイスと別のデバイスとの間を移動するのにかかる時間量を判断することができる。次いで、測距デバイスは、信号伝搬時間と信号の既知の伝搬速度(たとえば、光速)とに基づいてデバイス間の距離を計算することができる。距離測定デバイスは、レーザ、レーダ、ソナー、および様々な形態の高周波(「RF」)シグナリングなど、様々な技術を採用することができる。便宜のために、距離測定という用語は、本明細書では単に測距と呼ぶ。
【0004】
場合によっては、2つのデバイス間の距離を判断するために双方向測距技法を採用することができる。図1に、測距動作に関与する2つのノード(たとえば、ワイヤレスデバイス)についての測距信号タイミングの簡略化された例を示す。ここで、ノードAは、ノードの各々によって送信される信号に関連する往復時間(round-trip time)に基づいてノードBまでの距離を測定する。便宜のために、図1の信号を簡略化された形態で示す。ノードAによって送信された信号102は、(矢印104で表されるように)時間期間108によって表される伝搬時間後にノードBにおいて信号106として受信される。信号106を受信した後、ノードBは信号112を送信し、信号112は(矢印114で表されるように)時間期間118によって表される伝搬時間後にノードAにおいて信号116として受信される。各ノードは、これらの信号の送信および受信に関連するタイミング指示(以下タイムスタンプと呼ぶ)を発生する。それらのそれぞれの送信動作に関連して、ノードAは、クロックAとして示されたクロックを使用し、ノードBは、クロックBとして示されたクロックを使用することができる。動作中、これらのクロック間にオフセットT0が生じることがある。ノードAおよびBにおける送信タイムスタンプ(それぞれT1AおよびT3B)、ならびにノードAおよびBにおける受信タイムスタンプ(それぞれT4AおよびT2B)が与えられれば、未知のクロックオフセットT0を知ることなしに(たとえば、時間期間108または118に対応する)推定伝搬遅延Tpを計算することができる。たとえば、2Tp=(T4A−T1A)−(T3B−T2B)に従って往復時間推定値を判断することができる。ここで、T1A、T2B、T3B、およびT4Aが測定可能である。したがって、(時間期間110によって表される)ノードBのターンアラウンドタイムをノードAに与えることによって、ノードAは、信号102の送信と信号116の受信との間の(時間期間120によって表される)時間期間と、ターンアラウンドタイムとに基づいて、往復時間を計算することができる。
【0005】
図2に、2つのノードAとノードBとの間の相対距離を測定するために双方向メッセージ交換方式をどのように採用することができるかについてのより詳細な例を示す。この例では、所与のノードによる送信を、そのノードについて示された水平線の上のブロックによって表し、所与のノードによる受信を水平線の下のブロックによって表す。ここで、ノードAによる測距パケットの送信をブロック202によって表し、ノードBによるそのパケットの受信をブロック204によって表す。同様に、ノードBによる応答測距パケットの送信をブロック206によって表し、ノードAによるそのパケットの受信をブロック208によって表す。各測距パケットは、(たとえば、最初に送信ノードからのメッセージのタイミングを捕捉するために受信ノードによって使用される)捕捉プリアンブルと、(たとえば、より正確なタイミングを捕捉し、測距動作のための見通し内経路を推定するために使用される)測距プリアンブルと、(たとえば、上記で説明したタイムスタンプT1A、T2B、T3B、およびT4Aに対応する)タイムスタンピングシンボルとを含むことができる。応答パケットは、ノードBが測距パケットを受信した後にその応答パケットを送信するのにかかった時間量を示すことができる(たとえば、ノードBは、そのターンアラウンドタイムの指示を送信することができる)。したがって、ノードAは、このターンアラウンドタイムを使用してパケットの実際の伝搬時間を判断することができる。たとえば、ノードAは、ノードAがその測距パケットを送信した時間(たとえば、タイムスタンプT1A)から、ノードAが応答パケットを受信した時間(たとえば、タイムスタンプT4A)までに経過した時間量として、総往復時間を計算する。次いで、ノードAは、総往復時間からターンアラウンドタイムを減算することによって実際の伝搬時間を判断することができる。
【0006】
実際問題として、2つのノードによって使用されるクロック(たとえば、クロックAおよびB)のタイミングは、理想的なクロックに対してドリフトすることがある。クロックAおよびBのドリフトがそれぞれβAおよびβBである場合、推定伝搬遅延Tp’は、式1によって与えられる誤差を有することがあり、式1で、Dは有効応答時間(たとえば、ターンアラウンドタイム110)を表す。
【数1】

【0007】
一般に、有効応答時間Dは比較的大きい(たとえば、ミリ秒のオーダーである)。D=5ミリ秒であり、必要とされるタイミング精度が1ナノ秒である場合、残留クロックドリフトは、0.4パーツパーミリオン(「ppm」)未満である必要があることがある。この精度は、十分に複雑な追跡機構の使用によって得られる。たとえば、IEEE 802.15.4a Zigbee無線など、中電力コヒーレント無線では、1ppm以下のオーダーのドリフト精度を達成することができる。しかしながら、(たとえば、中電力無線の1/10の電力を使用する)超低電力非コヒーレント無線では、このレベルのドリフト精度を達成することは困難であることがある。
【発明の概要】
【0008】
本開示の例示的な態様の概要について以下で説明する。本明細書における態様という用語への言及は、本開示の1つまたは複数の態様を指すことがあることを理解されたい。
【0009】
本開示は、いくつかの態様では、比較的短いターンアラウンドタイムを採用する双方向測距に関する。短いターンアラウンドタイムを与えることによって、測距ノード(たとえば、デバイス)間の相対クロックドリフトが比較的高い(たとえば、1〜10ppmのオーダーである)場合でも、正確な測距測定を行うことができる。したがって、たとえば、本明細書で説明する技法は、低電力ワイヤレスデバイスおよび/または非コヒーレントワイヤレスデバイスにおいて採用できる。
【0010】
本開示は、いくつかの態様では、ノード間の測距メッセージの同時送信を可能にするための対称チャネルの使用に関する。ここで、対称チャネルは、パルス間送信および受信を行うようにノードを構成することによって確立される。たとえば、各ノードは、送信測距メッセージに関連するパルス送信間に受信測距メッセージに関連する1つまたは複数のパルスを受信するように構成できる。対称チャネルはまた、ノード間の低遅延双方向通信を行うために使用できる。
【0011】
いくつかの態様では、パルスは超広帯域(「UWB」)パルスを備えることができる。たとえば、パルスは、4ナノ秒以下のオーダーのパルス幅を有することができる。さらに、これらのパルスは、比較的低いデューティサイクルを使用して送信できる(たとえば、そのようなパルスは200ナノ秒ごとのオーダーで送信できる)。
【0012】
対称チャネルの使用により、1つのノードは、別のノードが(たとえば、タイムスタンプを付けられた1つまたは複数のパルスを備える)測距メッセージを送信した直後に、(たとえば、タイムスタンプを付けられた1つまたは複数のパルスを備える)応答測距メッセージの送信を開始することができる。場合によっては、応答時間(ターンアラウンドタイム)をパルス間隔程度に短くすることできる。
【0013】
本開示は、いくつかの態様では、低複雑度時間追跡アルゴリズムによって与えられた近似相対ドリフト推定値に基づいて対称チャネルをセットアップすることに関する。たとえば、低電力デバイスは、そのような低複雑度時間追跡アルゴリズムを利用して、デバイス間の通信と正確な測距測定とを可能にするのに十分な程度までデバイス間の相対クロックドリフトを低減することができる。
【0014】
上記に鑑みて、本開示は、いくつかの態様では、超低電力(たとえば、非コヒーレント)UWB無線中で効率的におよび正確に双方向測距を実施するための技法に関する。さらに、本開示は、いくつかの態様では、インパルス無線における双方向測距の精度を改善するための対称チャネルの利用に関する。
【0015】
本開示のこれらおよび他の例示的な態様について、以下の詳細な説明および添付の特許請求の範囲、ならびに添付の図面において説明する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】例示的な双方向測距信号タイミングを示す簡略図。
【図2】例示的な双方向測距メッセージングを示す簡略図。
【図3A】例示的な対称チャネルを示す簡略図。
【図3B】例示的な対称チャネルを示す簡略図。
【図4】対称チャネル上の例示的な双方向測距メッセージングを示す簡略図。
【図5】対称チャネル上で双方向測距を行うために実行される動作のいくつかの例示的な態様のフローチャート。
【図6】双方向測距をサポートするように構成されたノードを含む通信システムのいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【図7A】パルスの立上りエッジの例示的な検出を示す簡略図。
【図7B】パルスの立上りエッジと通常受信ウィンドウとの間の例示的なオフセットを示す簡略図。
【図8A】例示的なアーリーレートゲート方式を示す簡略図。
【図8B】例示的なアーリーレートゲート方式を示す簡略図。
【図9】例示的な極大値を示す簡略図。
【図10】通信構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【図11】本明細書で教示する、双方向測距を行うように構成された装置のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【図12】本明細書で教示する、双方向測距を行うように構成された装置のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
慣例により、図面中に示された様々な特徴は一定の縮尺で描かれていないことがある。したがって、様々な特徴の寸法は、分かりやすいように任意に拡大または縮小されることがある。さらに、図面のいくつかは、分かりやすいように簡略化されることがある。したがって、図面は、所与の装置(たとえば、デバイス)または方法の構成要素のすべてを示しているわけではない。最後に、明細書および図の全体にわたって同様の特徴を示すために同様の参照番号が使用されることがある。
【0018】
本開示の様々な態様について以下で説明する。本明細書の教示は多種多様な形態で実施でき、本明細書で開示されている特定の構造、機能、またはその両方は代表的なものにすぎないことは明らかであろう。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示される態様は他の態様とは独立に実装できること、およびこれらの態様のうちの2つ以上を様々な方法で組み合わせることができることを、当業者なら諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の態様をいくつ使用しても、装置を実現し、または方法を実施することができる。さらに、本明細書に記載の態様のうちの1つまたは複数に加えて、あるいはそれら以外の他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置を実現し、またはそのような方法を実施することができる。さらに、態様は、請求項の少なくとも1つの要素を備えることができる。上記の一例として、いくつかの態様では、ワイヤレス通信の方法は、第1のノードによってパルスの第1のセットを送信することと、第1のノードにおいてパルスの第2のセットを受信することであって、第1のセットの少なくとも1つのパルスが送信された後、第1のセットの少なくとも1つの他のパルスが送信される前に、第2のセットの少なくとも1つのパルスを受信する、パルスの第2のセットを受信することと、第1のセットのパルスの少なくともいくつかと第2のセットのパルスの少なくともいくつかとに基づいて第1のノードと第2のノードとの間の距離を判断することとを備える。さらに、いくつかの態様では、第1のノードは、パルスの第2のセットを介してタイムスタンプを受信する間に、パルスの第1のセットを介してタイムスタンプを送信する。
【0019】
本開示は、いくつかの態様では、測距測定に関与するノード間に比較的大きいクロックドリフトがあるときに正確な測距測定を行うことに関する。いくつかの態様では、これは、1つノードが、別のノードが測距メッセージ(たとえば、タイムスタンプを付けられた別のパルスを備える測距プリアンブル)を送信した直後に、応答測距メッセージ(たとえば、タイムスタンプを付けられたパルスを備える測距プリアンブル)の送信を開始することを可能にする対称チャネルを使用する。
【0020】
説明のために、本開示の様々な態様について、システム中のノードがパルスを送信および受信するように構成された、インパルスベースの通信システムの文脈で説明する。いくつかの態様では、そのような通信システムは、ノードがUWBパルスを送信および受信するUWBシステムを備えることができる。ただし、本明細書の教示はまた、他のタイプの通信システム、周波数帯域、およびデバイスに適用可能であることを諒解されたい。
【0021】
UWBシステムでは、ナノ秒以下のオーダーの幅をもつパルスを通信のために使用することができる。また、そのような狭いパルスの使用により、正確な測距動作の効率的な実装が可能になる。以下の図7Aに関連してより詳細に説明するように、測距動作の目的は、受信したパルスの見通し線(LOS)経路(たとえば、立上りエッジ)を正確に識別することと、パルスが1つのノードによって送信された時間とそのパルスが別のノードによって受信された時間との間の時間差(たとえば、伝搬遅延)を推定することとすることができる。
【0022】
いくつかのワイヤレスシステム(たとえば、ポータブルUWBデバイスを採用するシステム)では、低電力デバイスおよび/または低コストデバイスを利用することが望ましい。しかしながら、そのような制約は、これらのデバイスにおいて使用される構成要素の機能を制限することがある。たとえば、超低電力無線において使用される低コストクロックは、±100ppmのオーダーのドリフトを有することがある。したがって、極めて低いドリフト(たとえば、1ppm未満のクロックドリフト)を与えることは、超低電力設計では実現可能ではなく、その極めて低いドリフトは(比較的複雑であり、および/または比較的高い電力を消費することがある)極めて正確なドリフト推定アルゴリズムを使用するより高い電力コヒーレント無線において与えられる。
【0023】
本明細書の教示によれば、低複雑度時間追跡アルゴリズムに関連する残留ドリフトによる誤差を最小限に抑えるためにチャネル構造(本明細書では対称チャネルと呼ぶ)を使用することができる。図3Aおよび図3Bに、インパルスベースのシステムで採用される対称チャネルの簡略化された例を示す。
【0024】
図3Aに、マクロレベル(たとえば、パケットレベル)の観点からの例示的な対称チャネルを示す。ここで、ノードAは捕捉プリアンブル302を送信し、捕捉プリアンブル302は(伝搬遅延後に)ノードBにおいて受信される。それによりノード間に対称通信リンクが確立されるので、パケットデータ304がノードAからノードBに送信されるのと同時に、パケットデータ306がノードBからノードAに送信される。
【0025】
図3Bに、ノードAとノードBとの間の双方向リンクに対して多重化を達成するために使用される例示的なパルス間送信および受信(たとえば、パルスレベル交替)を示す。この例では、パルスは、2値パルス位置変調(「BPPM」)を使用して送信される。したがって、1つのノードから別のノードに送信すべき各シンボルについて、パルスは、指示されたパルス位置ペア308(308A、308Bなど)のうちの1つで送信され、それらのパルス位置は、規定された時間期間TPPMだけ分離されている。各受信ノードにおいて、受信機ウィンドウのペア310(310A、310Bなど)は、2つの位置のうちのいずれかにおいてパルスを探索するように規定される。本明細書の教示はまた、他の変調方式に関連して採用されることを諒解されたい。
【0026】
同時パケット送信および受信を可能にするために、(たとえば、ノードAおよびBによって交渉される)パルスの送信および受信タイミングは、所与のノードがパルスの第2のセットを受信する間にパルスの第1のセットを送信するようにすることができる。たとえば、ノードは、第1のセットのうちの1つまたは複数のパルスを送信し、次いで第2のセットのうちの1つまたは複数のパルスを受信し、次いで第1のセットのうちの1つまたは複数の他のパルスを送信し、以下同様である。特定の例として、ノードAはパルス位置308Aのうちの1つにおいてパルスを送信し、次いでノードAは受信機ウィンドウ310Bのうちの1つにおいてパルスを受信し、次いでノードAはパルス位置308Cのうちの1つにおいてパルスを送信し、以下同様である。したがって、ノードは、パルス(たとえば、タイムスタンプパルス)の受信後、(TSYMによって表される)対称通信ターンアラウンドタイム内でパルス(たとえば、タイムスタンプパルス)を送信することができる。一例では、送信されたパルス間のタイミング(たとえば、パルス位置308Aとパルス位置308Cとの間の遅延)は500ナノ秒のオーダーであり、TSYMは100ナノ秒のオーダーとすることができる。この例は、時間ホッピングを考慮していない。時間ホッピングが採用された場合、TSYMおよび送信されたパルス間のタイミングは変動することがある。この場合、これらのパラメータは、たとえば、各シンボルの第1の時間ホッピングスロットに対して規定される。
【0027】
したがって、対称チャネルを介した双方向測距のためのタイムスタンピング動作を行うことによって、上述の有効応答時間Dは、図2の双方向パケット交換方式における有効応答時間よりも著しく小さくなることがある。図2では、Dはパケット長のオーダーとすることができる。対称チャネルでは、Dはシンボル持続時間(たとえば、100ns)以上のオーダー(たとえば、それに近似的に等しい)とすることができる。したがって、ドリフト推定要件は著しく緩和され、それにより超低電力コヒーレントUWB無線または他のタイプの測距デバイスにおける正確な双方向測距が可能になる。
【0028】
実装形態パラメータに応じて、対称チャネル上で双方向測距を行う別の利益がある。図2のパケット交換アルゴリズムで伝搬遅延を計算するために、ノードBが、ノードBにおけるタイムスタンプ値の関数(T3B−T2B)をノードAに送信することか、またはノードAが、伝搬遅延の推定値において必要とされる精度よりもはるかに良好な精度をもつDの値を学習することのいずれかを行う。しかしながら、第2のオプションは、一般的なアドホックネットワークにおいて実現することが困難である。
【0029】
対照的に、対称チャネルを使用すると、応答時間DはTSYMに直接関係し、したがって、第2のオプションはより実現可能である。この場合、ノードAは、測距計算を完了するための(たとえば、現在のT3B−T2Bを示す)追加情報を待つ必要はない。
【0030】
図4に、対称チャネルを利用する例示的な測距設計を示す。プロセスは、ノードAが標準捕捉プリアンブル402(たとえば、データパケットを送信することに関連して使用されるのと同じプリアンブル)をノードBに送信することから開始する。次いで、ノードAは、ノードBが(たとえば、図7A〜図8に関連して以下で説明する低複雑度技法を使用して)ドリフトの初期推定値を得るために使用するドリフト推定プリアンブル404を送信する。残留ドリフトは、この測距プリアンブルの終了時に依然として大きい(たとえば、10ppmのオーダーである)。ポイント(a)において、ノードBが粗いドリフト推定値をノードAに与えるか、または、ノードBが(たとえば、そのドリフト推定値に従って調整された)ドリフト調整されたクロックを使用して送信するかのいずれかを行う。したがって、図4の例では、ノードBによって送信される捕捉プリアンブル406は、調整されたクロックに基づいて送信される。ポイント(b)において、両方のノードは、対称チャネルを開始するために十分な情報を有している(たとえば、各ノードは、適用可能な場合、粗いドリフト推定値に基づいてドリフトを考慮しながら、他方のノードからパルスを受信するためのその受信機ウィンドウのサイズおよびタイミングを判断している)。次いで、ノードAは測距プリアンブル408の送信を開始し、ノードBは測距プリアンブル410の送信を開始する。本明細書で説明するように、ノードAおよびBによるパルスの送信は、交互配置されるか、部分的に交互配置されるか、または交互配置されない。一例として、ドリフト推定後、一方のノード(たとえば、ノードA)は、その測距プリアンブルの規定された数(たとえば、64)のパルスを最初に送信し、次いで他方のノード(たとえば、ノードB)は、立上りエッジ推定に関連してその測距プリアンブルの64個のパルスを送信する。プリアンブルが規定された数のパルスよりも長い場合、2つのノードによって送信される後続のパルスは交互配置される。逆に、プリアンブルが規定された数のパルスに等しい場合、ここで交互配置されるパルスはない。いくつかの態様では、上記のプリアンブルは擬似ランダム系列を備えることができる。したがって、別のノードからプリアンブルを受信する各ノードは、検出された系列に基づいてそのプリアンブルを同期させることができる。測距プリアンブルの送信中に、ノードは、LOS経路位置推定値を得るために、受信した測距プリアンブルに対して仮説検定を実行する。タイムスタンピング動作は、ポイント(c)までに完了している。場合によっては、タイムスタンピングは、あらかじめ規定されたシンボルインデックスにおいて行われることがある。そのようなインデックス(または何らかの他のパラメータ定義)を使用することによって、必要に応じて、応答時間Dを、双方向シンボル持続時間と同程度小さくなるように規定する。場合によっては、ノードBは、そのタイムスタンプを(または応答時間T3B−T2Bを同等に)ノードAに送信する。次いで、ノードAは、そのタイムスタンプに加えて、往復時間を計算するためにその情報を使用する。
【0031】
上記を念頭において、例示的な測距動作について、図5のフローチャートに関連してより詳細に説明する。図5の動作(または本明細書で説明または教示する他の動作)は、本明細書で説明する構成要素(たとえば、図6に示すシステム600の構成要素)のうちの1つまたは複数によって実行できる。ただし、これらの動作は、他のタイプの構成要素によって実行でき、異なる個数の構成要素を使用して実行できることを諒解されたい。また、本明細書で説明する動作の1つまたは複数は、所与の実装形態では採用されない場合があることを諒解されたい。
【0032】
図6に、距離測定ノード602(たとえば、ノードA)がノード604(たとえば、ノードB)までの距離を測定するシステム600の例示的な態様を示す。ノード602および604は、それぞれ互い(および/またはシステム600中の1つまたは複数の他のノード(図示せず))にデータを送信し、互いからデータを受信するためのトランシーバ606および608を含む。トランシーバ606および608は、パルス信号を送信するためのそれぞれの送信機610および614と、パルスを受信するためのそれぞれの受信機612および616とを含む。ここで、所与のトランシーバ(たとえば、トランシーバ606)が少なくとも1つのストリームを受信する間に、少なくとも1つの送信ストリームをサポートすることができることを諒解されたい。たとえば、ノードは、本明細書で説明するように、一連のパルスを介してパケットを受信する間に同時に、一連のパルスを介してパケットを送信することができる(たとえば、所与のトランシーバは、パルス送信間に1つまたは複数のパルスを受信するように構成でき、その逆も同様である)。
【0033】
各ノード602および604は、測距動作に関係する機能を行う構成要素を含む。たとえば、交互配置されたパルス通信コントローラ618および620は、(たとえば、送信機610および614がパルスを送信する時間、および受信機612および616がパルスを監視する時間を規定するために交渉することによって)対称チャネルを確立することができる。本明細書で説明するように、測距メッセージが送信機610および614によって同時に送信されるように、これらの時間を規定することができる。チャネル捕捉コントローラ622および624は、(たとえば、送信すべき捕捉プリアンブルを発生し、受信した捕捉プリアンブルを分析する)チャネル捕捉動作を実行することができる。ドリフトコントローラ626および628は、ドリフトを個別に、または協働的に判断(たとえば、送信すべきドリフト推定プリアンブルを発生し、受信したドリフト推定プリアンブルを分析することによってドリフトを推定)し、ドリフトを補償する(たとえば、クロックタイミングを調整する)ことができる。
【0034】
距離判断器630は、適切な信号644(たとえば、メッセージ)をノード604に送信させることと、ノード604から受信した信号646(たとえば、メッセージ)を分析することとによって、ノード602とノード604との間の距離を判断する動作を実行することができる。距離判断器630は、ノード602に対してタイムスタンプ関連の処理(たとえば、送信されたパルスのタイムスタンプを発生すること、および/またはタイムスタンプを判断するために受信したパルスを分析すること)を実行する測距タイムスタンププロセッサ636に関連して動作することができる。測距タイムスタンププロセッサ638は、ノード604において補足的な動作を実行することができる。測距仮説プロセッサ632および634は、たとえば、プリアンブルを指定された時間に送信させること、および測距信号を識別するために受信信号を分析することなどの測距仮説動作を実行することができる。たとえば、受信したタイムスタンプの立上りエッジの検出を可能にするためにこれらの動作を実行することができる。規定された応答時間期間情報640および642(たとえば、時間期間D)は、それぞれノード602および604において維持できる。本明細書で説明する所与のノードのいずれかの構成要素の機能は、1つまたは複数の構成要素において実装できる(たとえば、これらの構成要素のうちの1つまたは複数は、単一のコントローラ内で実装できる)ことを諒解されたい。
【0035】
図5を参照すると、ブロック502で表されるように、ある時点で、距離測定ノード602および被測定ノード604が対称チャネルを確立する。たとえば、ノード602および604は、最初に、各ノードの送信時間、時間ホッピングシーケンス、タイミングオフセット、あるいはノード602および604が使用すべき1つまたは複数の通信および/または測距チャネルの任意の他の好適なチャネルパラメータを判断するために(たとえば、それらに関係する情報を規定または受信するために)既知のチャネルを介して通信する。さらに、ノード602および604は、捕捉プリアンブルを使用して捕捉動作を実行し、(たとえば、上記で説明したように、受信機ウィンドウを判断するために)ドリフト推定プリアンブルを使用してドリフト推定動作を実行する。いくつかの態様では、ノード602および604は、相対ドリフトの粗い推定値を用いて通信を確立する。例示的なドリフト推定動作について、図8A〜図9に関連してより詳細に説明する。また、ブロック502において、ノード602および604の一方または両方は、(たとえば、メッセージを送信することによって)測距動作が行われることを示す。ノード602および604が測距を行うことを決定する前または後のいずれかで、測距のために交互配置されたパルス通信を確立する。たとえば、場合によっては、ノード602および604は、(たとえば、データ通信のための)対称チャネルを確立し、後で測距を行うことを選択する。代替的に、ノード602および604は、(たとえば、別の(1つまたは複数の)チャネルを介して通信することによって)測距を行うことを選択し、次いで対称チャネルをセットアップする。
【0036】
ブロック504で表されるように、ノード602は、送信測距信号(たとえば、測距プリアンブル)を開始する。場合によっては、ノード602は、ノード602がその捕捉プリアンブルおよび/またはドリフト推定プリアンブルを送信した時間(たとえば、ドリフト推定プリアンブルが送信されてから規定された時間後)に基づいて測距プリアンブル系列の送信を開始する。場合によっては、ノード602は、ノード602がノード604から捕捉プリアンブル(たとえば、捕捉プリアンブルの立上りエッジ)を受信した時間に基づいて、その測距プリアンブル(たとえば、測距プリアンブルの立上りエッジ)の送信を開始すべき時間を判断する。たとえば、シンボルインデックスは、ここで使用すべき遅延期間を規定する(たとえば、シンボルインデックスは、遅延期間を指定するために使用される)。
【0037】
ブロック506で表されるように、ノード604は、送信測距信号(たとえば、測距プリアンブル)を開始する。上記のように、ノード604が何らかの他のプリアンブルを送信または受信した時間に基づいて、ノード604は、その測距プリアンブル系列の送信を開始する。図4に示すように、ノード602および604の測距動作は、対称チャネルを使用することによって同時に行われ(たとえば、ノードによるパルスの少なくともいくつかの送信は、時間的に交互配置され)、それにより、所与のノードはパケットの1つまたは複数のパルスを送信し、次いで1つまたは複数のパルスを受信し、次いでパケットの1つまたは複数のパルスを送信し、以下同様である。これらの動作のタイミングは、たとえば、シンボルインデックスによって指定される。
【0038】
ノード602および604は、各ノードが、他のノードから測距プリアンブルを受信するとき(および、各ノードがそれ自体の測距プリアンブルを送信するとき)、それらのそれぞれの測距仮説動作を実行する。したがって、いくつかの態様では、対称チャネルを使用することによってこれらの仮説動作を同時に実行する。ここで、測距仮説動作は、たとえば、測距プリアンブルの終了時にタイムスタンプの立上りエッジ(たとえば、1つまたは複数のパルス)の位置を特定することを可能にするために、受信したパルスの様々なサンプルの分析を行う。たとえば、タイムスタンプの立上りエッジが生じるところを推定するために(たとえば、立上りエッジの位置を特定するためのより狭い受信機探索ウィンドウを規定するために)、様々な仮説に関連する信号レベル(たとえば、検出されたエネルギーの合計)を(たとえば、しきい値に比較して)分析する。
【0039】
図7Aに、立上りエッジ検出が(たとえば、データ通信動作のために使用される)従来の信号検出とはどのように異なるかについて示す。ここで、ノードAは、ノードBに送信される(矢印704で表される)パルス702を送信する。パルス706は、ノードBにおいて受信したパルスを表す。従来の信号検出では、典型的な捕捉ポイントは、最も強い信号経路に対応する。したがって、データ通信のために、パルス706は、ポイント708においてまたはその近くで捕捉される。対照的に、測距のために、捕捉探索は、パルス706の立上りエッジ710の位置を特定することを試みる。
【0040】
図7Bに、測距捕捉探索が(たとえば、非コヒーレント受信機における)従来の探索よりも広い探索ウィンドウをどのように利用するかを示す。パルス712は、ノードBにおいて受信したパルスを表し、パルス720は、ノードAにおいて受信したパルスを表す。従来の信号検出では、探索ウィンドウ714は、ノードBにおいてパルスを捕捉するように規定され、探索ウィンドウ722は、ノードAにおいてパルスを捕捉するように規定される。しかしながら、時間期間718によって示されるように、探索ウィンドウ714は、パルス712の立上りエッジを捕捉するのに十分広くない。したがって、測距仮説検定は、通常の探索ウィンドウ714および722の前後で探索することができ(たとえば、探索ウィンドウが2倍広い)、立上りエッジを検出するために、(たとえば、1nsのオーダーの)より高い分解能を用いて探索することができる。
【0041】
図7Bおよび他の図に、本明細書では、ノードがパルスを送信し、次いでパルスを受信することができることを示す。また、ノードが1つまたは複数のパルスを受信する前に複数のパルスを送信することができることを諒解されたい。たとえば、ノード602がいくつかの測距プリアンブルパルスを送信し、次いでノード604がいくつかの測距プリアンブルパルスを送信することができる。
【0042】
図5のブロック508で表されるように、ノード602は、パルスを送信し、対応するタイムスタンプを発生する。場合によっては、タイムスタンプを付けるべきパルスは、シンボルインデックスによって規定される。たとえば、シンボルインデックスは、ノード602の測距プリアンブル中の64番目のパルスがタイムスタンプを付けるべきであることを指定する。いくつかの態様では、指定されたイベントの発生から規定された時間期間後に、パルス(たとえば、パルスの立上りエッジ)を送信することができる。たとえば、所与のイベント(たとえば、ノード602による捕捉プリアンブルまたは測距プリアンブルの立上りエッジの送信)の発生から規定された数のパルスの後に、そのパルスを送信することができる。
【0043】
次いで、ブロック510で表されるように、ノード604は、ブロック508において送信されたパルスの立上りエッジがノード604において受信された時間を記録するためにタイムスタンプを発生する。場合によっては、ノード604は、シンボルインデックスに基づいてタイムスタンプを付けるべき受信したパルスを識別する。上記の例を続けると、ノード604は、ノード604がノード602から受信した測距プリアンブルの64番目のパルスを識別し、次いでそのパルスの立上りエッジを識別し、その立上りエッジの到着時間に対応するタイムスタンプを発生する。
【0044】
次いで、ブロック512で表されるように、ノード604はパルスを送信し、対応するタイムスタンプを発生する。また、場合によっては、ノード604によってタイムスタンプを付けるべきパルスは、シンボルインデックスによって規定される。たとえば、シンボルインデックスは、ノード604の測距プリアンブル中の70番目のパルスがタイムスタンプを付けるべきであることを指定する。いくつかの態様では、指定されたイベントの発生から規定された時間期間後に、パルス(たとえば、パルスの立上りエッジ)を送信することができる。たとえば、所与のイベント(たとえば、ノード604による捕捉プリアンブルまたは測距プリアンブルの立上りエッジの送信)の発生から規定された数のパルスの後に、そのパルスを送信することができる。いくつかの態様では、パルスの送信の時間は、ノード602がそのタイムスタンプを送信してから規定された遅延期間後、またはノード604がノード602によって送信されたタイムスタンプ(たとえば、タイムスタンプの立上りエッジ)を受信してから規定された遅延期間後に対応する。たとえば、このタイミングは、あらかじめ既定されるか、シンボルインデックスによって指定されるか、または何らかの他の方法で指定される。
【0045】
また、いくつかの実装形態では(たとえば、ノード602および604がそれらのそれぞれの測距プリアンブルを開始すべき時間を独立して判断した結果として、応答時間が動的な値である場合)ノード604は、応答時間の指示をノード602に送信する。場合によっては、ノード604は、ブロック510および512において記録されたタイムスタンプをノード602に送信するか、またはこれらの2つのタイムスタンプ間の時間差(たとえば、T3B−T2B)を送信する。いくつかの場合では、ノード604は、オフセット値をノード602に送信することができる。たとえば、図7Bに示すように、探索ウィンドウの開始とT3Bにおけるパルスの送信の時間との間の遅延期間716は、プロトコルによって規定される。そのような場合、ノード604は、オフセット718の指示をノード602に送信することができる。
【0046】
図4に示すように、ノード602および604は、タイムスタンプ関連の動作を同時に実行することができる。たとえば、ノードは、測距仮説動作を同時に実行する。さらに、各ノードは、タイムスタンプを付けるべき1つまたは複数のパルスを識別し、そのようなパルスを送信するための動作を実行するのと同時に、受信したパルスを処理し、タイムスタンプを付けるべきパルスを識別し、パルスにタイムスタンプを付ける。
【0047】
図5のブロック514で表されるように、ノード602は、ブロック512において送信されたパルスの立上りエッジがノード602において受信された時間を記録するためにタイムスタンプを発生する。場合によっては、ノード602は、シンボルインデックスに基づいてタイムスタンプを付けるべき受信したパルスを識別する。上記の例を続けると、ノード602は、ノード602がノード604から受信した測距プリアンブルの70番目のパルスを識別し、次いでそのパルスの立上りエッジを識別し、その立上りエッジの到着時間に対応するタイムスタンプを発生する。
【0048】
次いで、ノード602(たとえば、距離判断器630)は、それが送信および受信したパルスの少なくともいくつかに基づいてノード604までの距離を判断する。場合によっては、ノード602は、ノード602がそのタイムスタンプを付けられたパルス(たとえば、タイムスタンプを付けられたパルスの立上りエッジ)を送信した時間と、ノード602がノード604からタイムスタンプを付けられたパルス(たとえば、タイムスタンプを付けられたパルスの立上りエッジ)を受信した時間とに基づいて規定された時間期間から、ノード604から受信した応答時間を減算する。ノード604がオフセット718(図7B)の指示を送信した場合、ノード602は、その対応する時間オフセット724を判断し、応答時間を判断するためにこのオフセット情報を使用する。
【0049】
上述のように、他の場合には、応答時間を特定の(たとえば、あらかじめ規定された)値であると指定することができる。たとえば、ブロック510においてパルスを受信すると、ノード604がノード602からパルスの立上りエッジを受信してから規定された時間期間後に、プリアンブル系列中の適切なパルス(たとえば、64番目のパルス)を送信するように、ノード604はそのプリアンブル系列を調整する。いくつかの態様では、ノード604は、それがノード602から測距プリアンブルの立上りエッジを受信した時間を遡及して判断する。たとえば、ノード604は、ノード604がその測距プリアンブルの送信を開始した後(たとえば、ノード604が、それがノード602から受信した測距プリアンブルのいくつかのパルスを処理した後)しばらくしてからその立上りエッジの正確なタイミングを判断する。次いで、ノード604がノード602からプリアンブルの立上りエッジを実際に受信した時間に基づいて、ノード604は、そのタイムスタンプを付けられたパルスを送信すべき時間(たとえば、ノード602からタイムスタンプを付けられたパルスの立上りエッジを受信してから規定された時間期間後)を判断する。
【0050】
ノード604がそのプリアンブル系列を調整する場合、ノード602はこの変更を考慮するように構成できる。たとえば、ノード602は、より広い探索ウィンドウを利用するか、または(たとえば、ノード604がその測距プリアンブルタイミングを緩やかに調整する場合)タイムスタンピングを行う前により長い時間期間を待つことがある。
【0051】
応答時間が指定される実装形態では、ノード602(たとえば、距離判断器630)は、ノード602のタイムスタンプと固定応答時間とに基づいてノード604までの距離を判断する。たとえば、ノード402は、T4A−T1Aから規定された応答時間を減算することによって、往復時間を判断する。
【0052】
上述のように、比較的低い複雑度の時間追跡アルゴリズムを採用して、本明細書で説明するシステムにおいてドリフト誤差を低減することができる。次に、(たとえば、ドリフト誤差の推定値を与えることによって)このドリフト誤差を低減するために使用できる例示的な2次アーリーレートゲートベースの低複雑度時間追跡アルゴリズムについて、図8A〜図9に関連して説明する。システムパラメータに応じて、このアルゴリズムは、数ppm(たとえば、10ppmのオーダー)の精度を配信することができる。
【0053】
UWBシステムは極めて狭いパルスを使用して通信するので、受信機時間追跡アルゴリズムは重要である。パルス追跡の許容誤差は、エネルギー検出受信機の場合にはナノ秒のオーダーであり、コヒーレント受信機の場合にはピコ秒のオーダーである。以下で、たとえば、低電力UWBエネルギー検出受信機において使用されるアーリーレート時間追跡アルゴリズムの使用について説明する。以下で、いくつかの態様における、非コヒーレント低電力UWB無線のための正確な時間追跡を可能にする方法、受信中にループパラメータを適宜に変更することによって粗追跡と微追跡とを可能にする方法、通信リンクを形成する2つのデバイス間のクロックドリフトを推定する方法、測距および通信における使用、例示的な決定ブロック処理方法、PPM被変調UWBのための例示的な決定ブロック処理方法、および「よりアーリー」なウィンドウと「よりレート」なウィンドウとを時々見ることによって極大値の影響を低減する方法について説明する。
【0054】
非コヒーレント(たとえば、エネルギー検出器)UWB受信機について考える。時間追跡ループの目的は、エネルギー検出統合ウィンドウを最適なロケーションにできるだけ近接させておくことである。時間追跡アルゴリズムが除去しなければならない誤差のタイプは、初期オフセット誤差(捕捉からのキャリーオーバー)、クロックドリフトによる送信機と受信機との間のタイミングドリフト、ならびにタイミング回路およびクロックのジッタを含むことができる。
【0055】
図8Aに、アーリーレート時間追跡アルゴリズムを実装するための例示的な構造を示す。図8Bに、(たとえば、それにより、エネルギーが各ウィンドウ中に検出される)アーリー、通常、およびレート(E、N、およびL)ウィンドウの例示的な位置を示す例示的なUWBチャネル信号を示す。ここで、公称ウィンドウ(N)はデータ検出のために使用される。決定ブロック802は、アーリー、通常、およびレート入力(E、NおよびL)を処理し、出力を乗算器804に与える。乗算器804は、パラメータαをこの出力に乗算し、その結果をループフィルタF(z)806に与える。ループフィルタ806の出力を加算器808に与えて、エネルギー検出器810によって使用される公称ウィンドウ(N)の位置を制御する信号θ(n)を供給する。決定ブロック802およびループフィルタ806は、公称ウィンドウが最適位置に近接したままでいるように設計できる。いくつかの態様では、決定ブロック802、ループフィルタ806、エネルギー検出ウィンドウの長さ、ならびにアーリー、公称、およびレートウィンドウ間の間隔の特定の設計は、時間追跡ループが消去しなければならない誤差の性質に依存する。
【0056】
いくつかのシステムでは、アーリーエネルギー値およびレートエネルギー値EおよびLは、パルスごとに更新されない。たとえば、それらは、交互のパルスごとにのみ更新されることがある。
【0057】
決定ブロック802によって実行される処理演算の例には、E−L、すなわちアーリーゲートのエネルギーとレートゲートのエネルギーとの間の差、E−LのNビット量子化、符号(E−L)、消去領域および異常値領域をもつ符号(E−L)、ならびに交互のパルスの場合のE−NおよびN−Lがある。決定ブロック802の特定の演算の選択は、実装形態の性質および追跡誤差の性質に依存することがある。
【0058】
UWBチャネル中のアーリーレートゲートループが遭遇することがある1つの問題は、極大値である。図9に示すように、いずれの方向にもドリフトがないチャネルでは、複数のポイントがある場合がある。これらの準最適ポイントにおいて止まらないように、ループのパラメータを設計することができる。
【0059】
さらに、時間追跡ループは、ちょうど現在のE、NおよびLウィンドウ以外の位置を見ることができる。ループは、時々、「よりアーリー」なウィンドウおよび「よりレート」なウィンドウを見て確認し、それが極大値(たとえば、極大値902Aまたは902B)において止まっているかどうかを確かめることができる。特定のパラメータ(たとえば、頻度、「アーリー」または「レート」の程度)は、実装形態の性質、追跡誤差の性質、およびチャネルパラメータ(たとえば、遅延拡散)に依存することがある。
【0060】
次に、例示的なループフィルタオプションについて説明する。典型的には、1次ループまたは2次ループを使用することができる。
【0061】
一例では、F(z)は、1次ループの場合、1に等しく設定される。アキュムレータ808と組み合わせて、これは、式2に従って公称ウィンドウθ(n)の現在の位置を変更することができ、φ(n)は決定ブロック802の出力である。1次フィルタは、所定の位置にある一定の初期誤差を消去するのに十分である。
【数2】

【0062】
2次ループは、式3および式4に従って、現在の標本化位相θ(n)を変更することができる。このフィルタはまた、タイミングドリフト成分を消去することができる。
【数3】

【0063】
非コヒーレント低電力システムでは、時間追跡ループは、パケットの開始時に粗追跡のために使用され、その後の微追跡のために使用される。最初に、時間追跡ループは、捕捉分解能による大きいオフセットに対処しなければならない。このシナリオでは、アグレッシブなループパラメータが良好な動作点に急速に達することが必要である。しかしながら、アグレッシブなループはまた、ウィンドウ位置の著しい発振につながることがある。したがって、よりアグレッシブではない追跡ループが統合ウィンドウの初期同調後に有用となることがある。
【0064】
これらの2つの目的は、2次パラメータβを変更することによって達成できる。最初に、βの大きい値を使用して、速い応答をもつループを得る。次いで、パラメータを低減して微追跡ループを得る。たとえば、ループパラメータの変動の1つの可能な方法は、β(n)=β(0)γnであり、ここで、γは、適宜に選択されたパラメータである。別の方法では、パケット受信の様々な段において使用されているセットの様々な要素をもつ値の有限セットを利用する。
【0065】
式3中のパラメータΔ(n)は、2つのデバイスの相対クロックドリフトの推定値である。この推定値の精度は、いくつかの態様では、特定のシステム、ならびにループパラメータαおよびβに依存する。パラメータがアグレッシブである場合、Δ(n)の変動は非常に高く、信頼できない推定値になることがある。しかしながら、ループパラメータのよりアグレッシブではないセットは、相対ドリフトの優れた推定値を与えることができる。
【0066】
上述のように、双方向測距などの測距アルゴリズムに関連して相対ドリフトの推定値を使用することができる。たとえば、所与のノード(たとえば、ノードB)は、ドリフト推定値に基づいてそのタイミングを調整するか、またはドリフト推定値の指示を関連するノード(たとえば、ノードA)に送信することができる。このようにして、測距動作(たとえば、応答時間Dを考慮に入れること)の許容できるレベル内に相対ドリフトを動かすことができる。
【0067】
また、大きい相対クロックドリフトの可能性は、より低いパルスレートで通信することをUWBにおいて困難にすることがある。より低いレートの時間追跡ループが極めて良好な初期状態から開始することができるとき、相対ドリフトの良好な推定値の可用度により、低パルスレート通信が可能になる。
【0068】
この説明のために、BPPM変調を使用すると仮定する。BPPMシンボルごとに、「0」および「1」を表す2つの可能なパルス位置がある。「0」位置中に収集されるエネルギー値をE0、N0、およびL0によって示し、「1」位置中に収集されるエネルギー値をE1、N1、およびL1によって示す。追跡ループは、どのシンボルが送信されたかを知っている場合、ウィンドウ位置を変更するために対応するエネルギー値を使用することができる。しかし、その決定を復号し、次いで再符号化しなければ、正確なシンボルを知ることは不可能である。以下は、一部の考えられる例である。
【数4】

【0069】
第1の方法は、各パルスに対してシンボル決定を行い、パルス誤差の影響から損害を被ることがある。システム動作点が極めて高いパルス誤り率を有する場合、この方法は問題に遭遇することがある。最後の2つの方法は、パルス決定を必要としないが、さらなる雑音の存在から損害を被ることがある。方法間のパフォーマンス比較は、いくつかの態様では、システム動作状態およびタイミング誤差の性質に依存する。
【0070】
上記のアルゴリズムにより、非コヒーレント低電力UWB無線の良好な時間追跡が可能になる。また、このアルゴリズムにより、必要な場合、通信リンクを確立するデバイスの相対クロックドリフトの正確な推定が可能になる。
【0071】
本明細書の教示は、少なくとも1つの他のデバイスと通信するための様々な構成要素を採用するデバイスに組み込むことができる。図10に、デバイス間の通信を可能にするために採用されるいくつかの例示的な構成要素を示す。ここで、第1のデバイス1002および第2のデバイス1004は、好適な媒体上のワイヤレス通信リンク1006を介して通信するように適合される。
【0072】
最初に、デバイス1002からデバイス1004へ(たとえば、逆方向リンク)の情報の送信に関与する構成要素について論じる。送信(「TX」)データプロセッサ1008は、データバッファ1010または何らかの他の好適な構成要素からトラフィックデータ(たとえば、データパケット)を受信する。送信データプロセッサ1008は、選択された符号化および変調方式に基づいて各データパケットを処理(たとえば、符号化、インターリーブ、およびシンボルマッピング)し、データシンボルを与える。一般に、データシンボルはデータの変調シンボルであり、パイロットシンボルは(アプリオリに知られる)パイロットの変調シンボルである。変調器1012は、データシンボル、パイロットシンボル、場合によっては逆方向リンクのためのシグナリングを受信し、変調(たとえば、OFDMまたは何らかの他の好適な変調)および/またはシステムによって指定された他の処理を実行し、出力チップストリームを与える。送信機(「TMTR」)1014は、出力チップストリームを処理(たとえば、アナログに変換、フィルタ処理、増幅、および周波数アップコンバート)し、変調信号を生成し、これが次いでアンテナ1016から送信される。
【0073】
(デバイス1004と通信中の他のデバイスからの信号とともに)デバイス1002によって送信される変調信号は、デバイス1004のアンテナ1018によって受信される。受信機(「RCVR」)1020は、アンテナ1018からの受信信号を処理(たとえば、調整およびデジタル化)し、受信サンプルを与える。復調器(「DEMOD」)1022は、受信サンプルを処理(たとえば、復調および検出)し、(1つまたは複数の)他のデバイスによってデバイス1004に送信されたデータシンボルのノイズの多い推定値である場合がある検出データシンボルを与える。受信(「RX」)データプロセッサ1024は、検出データシンボルを処理(たとえば、シンボルデマッピング、デインターリーブ、および復号)し、各送信デバイス(たとえば、デバイス1002)に関連する復号データを与える。
【0074】
次に、デバイス1004からデバイス1002へ(たとえば、順方向リンク)の情報の送信に関与する構成要素について論じる。デバイス1004において、トラフィックデータが送信(「TX」)データプロセッサ1026によって処理されて、データシンボルが発生される。変調器1028は、データシンボル、パイロットシンボルおよび順方向リンクのためのシグナリングを受信し、変調(たとえば、OFDMまたは何らかの他の好適な変調)および/または他の適切な処理を実行し、出力チップストリームを与え、これがさらに送信機(「TMTR」)1030によって調整され、アンテナ1018から送信される。いくつかの実装形態では、順方向リンクのためのシグナリングは、逆方向リンク上でデバイス1004に送信するすべてのデバイス(たとえば、端末)のために、コントローラ1032によって発生される電力制御コマンドおよび(たとえば、通信チャネルに関する)他の情報を含む。
【0075】
デバイス1002において、デバイス1004によって送信された変調信号が、アンテナ1016によって受信され、受信機(「RCVR」)1034によって調整およびデジタル化され、復調器(「DEMOD」)1036によって処理されて、検出データシンボルが得られる。受信(「RX」)データプロセッサ1038は、検出データシンボルを処理し、デバイス1002のための復号データおよび順方向リンクシグナリングを与える。コントローラ1040は、電力制御コマンドおよび他の情報を受信して、データ送信を制御し、デバイス1004への逆方向リンク上の送信電力を制御する。
【0076】
コントローラ1040および1032は、それぞれデバイス1002およびデバイス1004の様々な動作を指示する。たとえば、コントローラは、フィルタについての情報を報告して適切なフィルタを決定し、フィルタを使用して情報を復号することができる。データメモリ1042および1044は、それぞれコントローラ1040および1032によって使用されるプログラムコードおよびデータを記憶することができる。
【0077】
図10はまた、通信構成要素が、本明細書で教示する測距動作を実行する1つまたは複数の構成要素を含むことができることを示す。たとえば、測距制御構成要素1046は、コントローラ1040および/またはデバイス1002の他の構成要素と協働して、別のデバイス(たとえば、デバイス1004)に/から信号を送信/受信することができる。同様に、測距制御構成要素1048は、デバイス1004のコントローラ1032および/または他の構成要素と協働して、別のデバイス(たとえば、デバイス1002)との間で信号を送信/受信することができる。各デバイス1002および1004について、説明する構成要素の2つ以上の機能が単一の構成要素によって提供できることを諒解されたい。たとえば、単一の処理構成要素が測距制御構成要素1046およびコントローラ1040の機能を提供し、また、単一の処理構成要素が測距制御構成要素1048およびコントローラ1032の機能を提供することができる。
【0078】
ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスにおいて送信または受信される信号に基づいて機能を実行する様々な構成要素を含むことができる。たとえば、ワイヤレスヘッドセットは、判断された距離に基づいて指示を与え、および/または受信機を介して受信されたデータに基づいてオーディオ出力を与えるように適合されたトランスデューサを含むことができる。ワイヤレスウォッチは、判断された距離および/または受信機によって受信されたデータに基づいて指示を与えるように適合されたユーザインターフェースを含むことができる。ワイヤレス検知デバイスは、送信機によって送信されるデータを与えるように適合されたセンサを有することができる。
【0079】
ワイヤレスデバイスは、好適なワイヤレス通信技術に基づくあるいはサポートする1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを介して通信することができる。たとえば、いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスはネットワークに関連することができる。いくつかの態様では、ネットワークは、超広帯域技術または何らかの他の好適な技術を使用して実装された(たとえば、30メートルのオーダーのワイヤレスカバレージエリアをサポートする)パーソナルエリアネットワーク、または(たとえば、10メートルのオーダーのワイヤレスカバレージエリアをサポートする)ボディエリアネットワークを備えることができる。いくつかの態様では、ネットワークはローカルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワークを備えることができる。ワイヤレスデバイスは、たとえば、CDMA、TDMA、OFDM、OFDMA、WiMAX、Wi−Fiなど、1つまたは複数の様々なワイヤレス通信技術、プロトコル、または標準をサポートあるいは使用することができる。同様に、ワイヤレスデバイスは1つまたは複数の様々な対応する変調方式または多重化方式をサポートあるいは使用することができる。したがって、ワイヤレスデバイスは、上記または他のワイヤレス通信技術を使用して1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを確立し、それを介して通信するために適切な構成要素(たとえば、エアインターフェース)を含む。たとえば、デバイスは、ワイヤレス媒体上の通信を可能にする様々な構成要素(たとえば、信号発生器および信号処理器)を含むことができる関連する送信機構成要素および受信機構成要素(たとえば、送信機610および614ならびに受信機612および616)とともにワイヤレストランシーバを備えることができる
いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスは、インパルスベースのワイヤレス通信リンクを介して通信することができる。たとえば、インパルスベースのワイヤレス通信リンクは、比較的短い長さ(たとえば、数ナノ秒以下のオーダー)および比較的広い帯域幅を有する超広帯域パルスを利用することができる。いくつかの態様では、超広帯域パルスは、近似的に20%以上のオーダーの比帯域幅を有する、および/または近似的に500MHz以上のオーダーの帯域幅を有することができる。
【0080】
本明細書の教示は、様々な装置(たとえば、デバイス)に組み込む(たとえば、装置内に実装する、または装置によって実行する)ことができる。たとえば、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話)、携帯情報端末(「PDA」)、娯楽デバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス)、ヘッドセット(たとえば、ヘッドフォン、イヤピースなど)、マイクロフォン、医療検知デバイス(たとえば、生体センサ、心拍数モニタ、歩数計、EKGデバイス、スマートバンデージなど)、ユーザ入出力デバイス(たとえば、ウォッチ、遠隔制御装置、照明スイッチ、キーボード、マウスなど)、環境検知デバイス(たとえば、タイヤ空気圧モニタ)、医療または環境感知デバイスからデータを受信することができるモニタ、コンピュータ、ポイントオブセールデバイス、娯楽デバイス、補聴器、セットトップボックス、または他の好適なデバイスに組み込むことができる。
【0081】
これらのデバイスは、異なる電力およびデータ要件を有することができる。いくつかの態様では、本明細書の教示は、(たとえば、インパルスベースのシグナリング方式および低デューティサイクルモードを使用して)低電力適用例で使用するように適合でき、(たとえば、高帯域パルスを使用して)比較的高いデータレートを含む様々なデータレートをサポートすることができる。
【0082】
いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスは、通信システムのためのアクセスデバイス(たとえば、アクセスポイント)を備えることができる。そのようなアクセスデバイスは、たとえば、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介して別のネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)への接続性を提供することができる。したがって、アクセスデバイスは、別のデバイス(たとえば、ワイヤレス局)が他のネットワークまたは何らかの他の機能にアクセスできるようにすることができる。さらに、それらのデバイスの一方または両方はポータブルでも、場合によっては比較的非ポータブルでもよいことを諒解されたい。また、ワイヤレスデバイスは、適切な通信インターフェースを介して非ワイヤレスの方式で(たとえば、ワイヤード接続を介して)情報を送信および/または受信することもできることを諒解されたい。
【0083】
本明細書で説明する構成要素は、様々な方法で実装できる。図10および図12を参照すると、装置1000および1200が、たとえば、1つまたは複数の集積回路(たとえば、ASIC)によって実装される機能を表す、または本明細書で教示する何らかの他の方法で実装できる、一連の相互に関係する機能ブロックとして表されている。本明細書で論じるように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含むことができる。
【0084】
装置1100および1200は、様々な図に関して上述した機能のうちの1つまたは複数を実行することができる1つまたは複数のモジュールを含むことができる。たとえば、送信用ASIC1102は、たとえば、本明細書で論じる送信機に対応する。受信用ASIC1104は、たとえば、本明細書で論じる受信機に対応する。距離判断用ASIC1106は、たとえば、本明細書で論じる距離判断器に対応する。送信および受信時間判断用ASIC1108は、たとえば、本明細書で論じる通信コントローラに対応する。測距仮説検定実行用ASIC1110は、たとえば、本明細書で論じる仮説プロセッサに対応する。通信用ASIC1112は、たとえば、本明細書で論じる通信コントローラに対応する。受信用ASIC1202は、たとえば、本明細書で論じる受信機に対応する。送信用ASIC1204は、たとえば、本明細書で論じる送信機に対応する。タイムスタンプメッセージタイミング判断用ASIC1206は、たとえば、本明細書で論じるタイムスタンププロセッサに対応する。送信および受信時間判断用ASIC1208は、たとえば、本明細書で論じる通信コントローラに対応する。測距仮説検定実行用ASIC1210は、たとえば、本明細書で論じる仮説プロセッサに対応する。通信用ASIC1212は、たとえば、本明細書で論じる通信コントローラに対応する。
【0085】
上記のように、いくつかの態様では、これらの構成要素は、適切なプロセッサ構成要素により実装できる。これらのプロセッサ構成要素は、いくつかの態様では、少なくとも部分的には本明細書で教示する構造を使用して実装できる。いくつかの態様では、プロセッサは、これらの構成要素のうちの1つまたは複数の機能の一部もしくはすべてを実装するように適合できる。いくつかの態様では、破線の囲みによって表される構成要素のうちの1つまたは複数は任意選択である。
【0086】
上記のように、装置1100および1200は、1つまたは複数の集積回路を備えることができる。たとえば、いくつかの態様では、単一の集積回路は、示された構成要素のうちの1つまたは複数の機能を実装することができ、一方、他の態様では、2つ以上の集積回路は、示された構成要素のうちの1つまたは複数の機能を実装することができる。
【0087】
さらに、図11および図12で表される構成要素および機能ならびに本明細書で説明する他の構成要素および機能は任意の好適な手段を使用して実装できる。そのような手段は、少なくとも部分的には本明細書で教示する対応する構造を使用して実装することもできる。たとえば、図11および図12の「ASIC」構成要素に関連して上述した構成要素はまた、同様に指定された「手段」機能に対応することができる。したがって、いくつかの態様では、そのような手段のうちの1つまたは複数は、本明細書で教示するプロセッサ構成要素、集積回路、または他の好適な構造のうちの1つまたは複数を使用して実装できる。
【0088】
また、本明細書における「第1」、「第2」などの名称を使用した要素への言及は、それらの要素の数量または順序を概括的に限定するものでないことを理解されたい。むしろ、これらの名称は、本明細書において2つ以上の要素またはある要素の複数の例を区別する便利な方法として使用できる。したがって、第1および第2の要素への言及は、そこで2つの要素のみが使用できること、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素に先行しなければならないことを意味するものではない。また、別段の規定がない限り、要素のセットは1つまたは複数の要素を備えることがある。さらに、明細書または特許請求の範囲において使用される「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」という形式の用語は、「AまたはBまたはC、あるいはそれらの任意の組合せ」を意味する。
【0089】
情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表すことができることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及されるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表すことができる。
【0090】
さらに、本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップのいずれかは、電子ハードウェア(たとえば、情報源符号化または何らかの他の技法を使用して設計できる、デジタル実装形態、アナログ実装形態、またはそれら2つの組合せ)、命令を組み込んだ様々な形態のプログラムまたは設計コード(便宜上、本明細書では「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と呼ぶことがある)、あるいは両方の組合せとして実装できることを当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
【0091】
本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路は、集積回路(「IC」)、アクセス端末、またはアクセスポイント内に実装できるか、またはそれらによって実行できる。ICは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、電気構成要素、光学構成要素、機械構成要素、あるいは本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを備えることができ、ICの内部に、ICの外側に、またはその両方に常駐するコードまたは命令を実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械とすることができる。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装することもできる。
【0092】
開示されたプロセス中のステップの特定の順序または階層は例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は本開示の範囲内のまま再構成できることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
【0093】
本明細書で開示する態様に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施するか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施するか、またはその2つの組合せで実施することができる。ソフトウェアモジュール(たとえば、実行可能命令および関連するデータを含む)ならびに他のデータは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られる他の形態のコンピュータ可読記憶媒体など、データメモリ中に常駐することができる。プロセッサが記憶媒体から情報(たとえばコード)を読み取り、情報を記憶媒体に書き込むことができるように、例示的な記憶媒体を、たとえばコンピュータ/プロセッサ(便宜上、本明細書では「プロセッサ」と呼ぶことがある)などのマシンに結合することができる。例示的な記憶媒体はプロセッサと一体とすることができる。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐することができる。ASICはユーザ機器中に常駐することができる。代替として、プロセッサおよび記憶媒体はユーザ機器中の個別部品として常駐することができる。さらに、いくつかの態様では、好適なコンピュータプログラム製品は、本開示の態様のうちの1つまたは複数に関するコードを備える(たとえば、少なくとも1つのコンピュータによって実行可能なコードで符号化された)コンピュータ可読媒体を備えることができる。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージ材料を備えることができる。
【0094】
開示された態様の前述の説明は、当業者が本開示を実施または使用できるようにするために提供されるものである。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された包括的な原理は本開示の範囲から逸脱することなく他の態様に適用できる。したがって、本開示は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信の方法であって、
第1のノードによって、パルスの第1のセットを送信することと、
前記第1のノードにおいて、パルスの第2のセットを受信することであって、前記第1のセットの少なくとも1つのパルスが送信された後、前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスが送信される前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスを受信する、パルスの第2のセットを受信することと、
前記第1のセットの前記パルスの少なくともいくつかと前記第2のセットの前記パルスの少なくともいくつかとに基づいて、前記第1のノードと第2のノードとの間の距離を判断することと
を備える、方法。
【請求項2】
前記第1のセットの前記パルスの少なくとも一部分が前記第2のセットの前記パルスの少なくとも一部分と時間的に交互配置されるように、パルスの前記第1のセットのための送信時間とパルスの前記第2のセットのための受信時間とを判断することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のノードが、前記判断された送信時間と前記判断された受信時間とに基づいて、前記第1のセットの所与のパルスを送信することと前記第2のセットの所与のパルスを受信することを交互に行う、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のノードが、パルスの前記第1のセットに関連する測距メッセージ全体を送信する前に、パルスの前記第2のセットに関連する測距メッセージの少なくとも一部分を受信するように、測距メッセージタイミングを判断することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のノードが、測距仮説検定を実行するために前記第2のノードのためのパルスの前記第1のセットを送信する間に、パルスの前記第2のセットに基づいて測距仮説検定を実行する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のノードが、パルスの前記第2のセットを介して測距プリアンブルを受信する間に、パルスの前記第1のセットを介して測距プリアンブルを送信する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のノードが、パルスの前記第1のセットに関連する測距プリアンブル全体を送信する前に、パルスの前記第2のセットに関連する測距プリアンブルの少なくとも一部分を受信し、
前記距離の前記判断がさらに、パルスの前記第1のセットに関連する前記測距プリアンブルとパルスの前記第2のセットに関連する前記測距プリアンブルとに基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記距離の前記判断が、
パルスの前記第1のセットの前記送信に関連する第1のタイムスタンプとパルスの前記第2のセットの前記受信に関連する第2のタイムスタンプとに基づいて、時間期間を判断することと、
前記時間期間から規定された遅延期間を減算することであって、前記規定された遅延期間は、前記第2のノードが、パルスの前記第1のセットを介してタイミング指示を受信した後に、パルスの前記第2のセットを介してタイミング指示を送信すべき時間を指定する、減算することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記規定された遅延期間がシンボル持続時間に近似的に等しい、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記規定された遅延期間がシンボルインデックスによって指定される、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記距離の前記判断が、パルスの前記第2のセットの立上りエッジを判断することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のノードが、捕捉メッセージを送信してから規定された遅延期間後に、パルスの前記第1のセットを送信する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
少なくとも1つの測距メッセージのための送信タイミングを確立するために前記第2のノードと通信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のセットの前記パルスの各々が、4ナノ秒以下のパルス持続期間を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
ワイヤレス通信のための装置であって、
パルスの第1のセットを送信するように構成された送信機と、
パルスの第2のセットを受信するように構成された受信機であって、前記送信機が前記第1のセットの少なくとも1つのパルスを送信した後、前記送信機が前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスを送信する前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスを受信するようにさらに構成された、受信機と、
前記第1のセットの前記パルスの少なくともいくつかと前記第2のセットの前記パルスの少なくともいくつかとに基づいて、前記装置とノードとの間の距離を判断するように構成された距離判断器と
を備える、装置。
【請求項16】
前記第1のセットの前記パルスの少なくとも一部分が前記第2のセットの前記パルスの少なくとも一部分と時間的に交互配置されるように、パルスの前記第1のセットのための送信時間とパルスの前記第2のセットのための受信時間とを判断するように構成された通信コントローラをさらに備える、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記送信機および前記受信機が、前記判断された送信時間と前記判断された受信時間とに基づいて、前記第1のセットの所与のパルスを送信することと前記第2のセットの所与のパルスを受信することを交互に行うようにさらに構成された、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記距離判断器が、前記送信機がパルスの前記第1のセットに関連する測距メッセージ全体を送信する前に、前記受信機がパルスの前記第2のセットに関連する測距メッセージの少なくとも一部分を受信するように、測距メッセージタイミングを判断するようにさらに構成された、請求項15に記載の装置。
【請求項19】
前記送信機が、測距仮説検定を実行するために前記ノードのためのパルスの前記第1のセットを送信する間に、パルスの前記第2のセットに基づいて測距仮説検定を実行するように構成された仮説プロセッサをさらに備える、請求項15に記載の装置。
【請求項20】
前記距離判断器が、前記受信機がパルスの前記第2のセットを介して測距プリアンブルを受信する間に、前記送信機がパルスの前記第1のセットを介して測距プリアンブルを送信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断するようにさらに構成された、請求項15に記載の装置。
【請求項21】
前記距離判断器が、
前記送信機がパルスの前記第1のセットに関連する測距プリアンブル全体を送信する前に、前記受信機がパルスの前記第2のセットに関連する測距プリアンブルの少なくとも一部分を受信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断し、
パルスの前記第1のセットに関連する前記測距プリアンブルとパルスの前記第2のセットに関連する前記測距プリアンブルとに基づいて、前記距離を判断する
ようにさらに構成された、請求項15に記載の装置。
【請求項22】
前記距離判断器が、
パルスの前記第1のセットの前記送信に関連する第1のタイムスタンプとパルスの前記第2のセットの前記受信に関連する第2のタイムスタンプとに基づいて、時間期間を判断することと、
前記時間期間から規定された遅延期間を減算することであって、前記規定された遅延期間は、前記ノードが、パルスの前記第1のセットを介してタイミング指示を受信した後に、パルスの前記第2のセットを介してタイミング指示を送信すべき時間を指定する、減算することと
によって前記距離を判断するようにさらに構成された、請求項15に記載の装置。
【請求項23】
前記規定された遅延期間がシンボル持続時間に近似的に等しい、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記規定された遅延期間がシンボルインデックスによって指定される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記距離判断器が、パルスの前記第2のセットの立上りエッジを判断することによって前記距離を判断するようにさらに構成された、請求項15に記載の装置。
【請求項26】
前記距離判断器がさらに、前記送信機が捕捉メッセージを送信してから規定された遅延期間後に、前記送信機がパルスの前記第1のセットを送信するように、測距メッセージタイミングを判断するように構成された、請求項15に記載の装置。
【請求項27】
少なくとも1つの測距メッセージのための送信タイミングを確立するために前記ノードと通信するように構成された通信コントローラをさらに備える、請求項15に記載の装置。
【請求項28】
前記第1のセットの前記パルスの各々が、4ナノ秒以下のパルス持続期間を有する、請求項15に記載の装置。
【請求項29】
ワイヤレス通信のための装置であって、
パルスの第1のセットを送信するための手段と、
パルスの第2のセットを受信するための手段であって、受信するための前記手段が、送信するための前記手段が前記第1のセットの少なくとも1つのパルスを送信した後、送信するための前記手段が前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスを送信する前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスを受信するように構成された、受信するための手段と、
前記第1のセットの前記パルスの少なくともいくつかと前記第2のセットの前記パルスの少なくともいくつかとに基づいて、前記装置とノードとの間の距離を判断するための手段と
を備える、装置。
【請求項30】
前記第1のセットの前記パルスの少なくとも一部分が前記第2のセットの前記パルスの少なくとも一部分と時間的に交互配置されるように、パルスの前記第1のセットのための送信時間とパルスの前記第2のセットのための受信時間とを判断するための手段をさらに備える、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
送信するための前記手段および受信するための前記手段が、前記判断された送信時間と前記判断された受信時間とに基づいて、前記第1のセットの所与のパルスを送信することと前記第2のセットの所与のパルスを受信することを交互に行うようにさらに構成された、請求項30に記載の装置。
【請求項32】
判断するための前記手段が、送信するための前記手段がパルスの前記第1のセットに関連する測距メッセージ全体を送信する前に、受信するための前記手段がパルスの前記第2のセットに関連する測距メッセージの少なくとも一部分を受信するように、測距メッセージタイミングを判断するように構成された、請求項29に記載の装置。
【請求項33】
送信するための前記手段が、測距仮説検定を実行するために前記ノードのためのパルスの前記第1のセットを送信する間に、パルスの前記第2のセットに基づいて測距仮説検定を実行するための手段をさらに備える、請求項29に記載の装置。
【請求項34】
判断するための前記手段が、受信するための前記手段がパルスの前記第2のセットを介して測距プリアンブルを受信する間に、送信するための前記手段がパルスの前記第1のセットを介して測距プリアンブルを送信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断するように構成された、請求項29に記載の装置。
【請求項35】
判断するための前記手段が、
送信するための前記手段がパルスの前記第1のセットに関連する測距プリアンブル全体を送信する前に、受信するための前記手段がパルスの前記第2のセットに関連する測距プリアンブルの少なくとも一部分を受信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断し、
パルスの前記第1のセットに関連する前記測距プリアンブルとパルスの前記第2のセットに関連する前記測距プリアンブルとに基づいて、前記距離を判断する
ように構成された、請求項29に記載の装置。
【請求項36】
判断するための前記手段が、
パルスの前記第1のセットの前記送信に関連する第1のタイムスタンプとパルスの前記第2のセットの前記受信に関連する第2のタイムスタンプとに基づいて、時間期間を判断することと、
前記時間期間から規定された遅延期間を減算することであって、前記規定された遅延期間は、前記ノードが、パルスの前記第1のセットを介してタイミング指示を受信した後に、パルスの前記第2のセットを介してタイミング指示を送信すべき時間を指定する、減算することと
によって前記距離を判断するようにさらに構成された、請求項29に記載の装置。
【請求項37】
前記規定された遅延期間がシンボル持続時間に近似的に等しい、請求項36に記載の装置。
【請求項38】
前記規定された遅延期間がシンボルインデックスによって指定される、請求項36に記載の装置。
【請求項39】
判断するための前記手段が、パルスの前記第2のセットの立上りエッジを判断することによって前記距離を判断するように構成された、請求項29に記載の装置。
【請求項40】
判断するための前記手段が、送信するための前記手段が捕捉メッセージを送信してから規定された遅延期間後に、送信するための前記手段がパルスの前記第1のセットを送信するように、測距メッセージタイミングを判断するように構成された、請求項29に記載の装置。
【請求項41】
少なくとも1つの測距メッセージのための送信タイミングを確立するために前記ノードと通信するための手段をさらに備える、請求項29に記載の装置。
【請求項42】
前記第1のセットの前記パルスの各々が、4ナノ秒以下のパルス持続期間を有する、請求項29に記載の装置。
【請求項43】
ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、
第1のノードにおいて、パルスの第1のセットを送信することと、
前記第1のノードにおいて、パルスの第2のセットを受信することであって、前記第1のセットの少なくとも1つのパルスが送信された後、前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスが送信される前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスを受信する、パルスの第2のセットを受信することと、
前記第1のセットの前記パルスの少なくともいくつかと前記第2のセットの前記パルスの少なくともいくつかとに基づいて、前記第1のノードと前記第2のノードとの間の距離を判断することと
を実行可能なコードによって符号化されたコンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項44】
ヘッドセットであって、
パルスの第1のセットを送信するように構成された送信機と、
パルスの第2のセットを受信するように構成された受信機であって、前記送信機が前記第1のセットの少なくとも1つのパルスを送信した後、前記送信機が前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスを送信する前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスを受信するようにさらに構成された、受信機と、
前記第1のセットの前記パルスの少なくともいくつかと前記第2のセットの前記パルスの少なくともいくつかとに基づいて、前記ヘッドセットとノードとの間の距離を判断するように構成された距離判断器と、
前記判断された距離に基づいて指示を与えるように構成されたトランスデューサと
を備える、ヘッドセット。
【請求項45】
ウォッチであって、
パルスの第1のセットを送信するように構成された送信機と、
パルスの第2のセットを受信するように構成された受信機であって、前記送信機が前記第1のセットの少なくとも1つのパルスを送信した後、前記送信機が前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスを送信する前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスを受信するようにさらに構成された、受信機と、
前記第1のセットの前記パルスの少なくともいくつかと前記第2のセットの前記パルスの少なくともいくつかとに基づいて、前記ウォッチとノードとの間の距離を判断するように構成された距離判断器と、
前記判断された距離に基づいて指示を与えるように構成されたユーザインターフェースと
を備える、ウォッチ。
【請求項46】
検知デバイスであって、
パルスの第1のセットを送信するように構成された送信機と、
パルスの第2のセットを受信するように構成された受信機であって、前記送信機が前記第1のセットの少なくとも1つのパルスを送信した後、前記送信機が前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスを送信する前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスを受信するようにさらに構成された、受信機と、
前記第1のセットの前記パルスの少なくともいくつかと前記第2のセットの前記パルスの少なくともいくつかとに基づいて、前記検知デバイスとノードとの間の距離を判断するように構成された距離判断器と、
前記送信機を介して送信すべきデータを与えるように構成されたセンサと
を備える、検知デバイス。
【請求項47】
ワイヤレス通信の方法であって、
第1のノードにおいて、測距動作に関連するパルスの第1のセットを受信することと、
前記第1のノードによって、前記測距動作に関連するパルスの第2のセットを送信することと
を備え、
前記第1のセットの少なくとも1つのパルスが受信された後、前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスが受信される前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスが送信され、
パルスの前記第2のセットがタイムスタンプを付けられたパルスを備え、
前記パルスの前記第1のセットに関連するタイミング指示を受信してから規定された遅延期間後に、前記タイムスタンプを付けられたパルスが送信される、方法。
【請求項48】
前記第1のセットの前記パルスの少なくとも一部分が前記第2のセットの前記パルスの少なくとも一部分と時間的に交互配置されるように、パルスの前記第2のセットのための送信時間とパルスの前記第1のセットのための受信時間とを判断することをさらに備える、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記第1のノードが、前記判断された送信時間と前記判断された受信時間の結果として、前記第1のセットの所与のパルスを受信することと前記第2のセットの所与のパルスを送信することを交互に行う、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記第1のノードが、パルスの前記第1のセットに関連する測距メッセージ全体を受信する前に、パルスの前記第2のセットに関連する測距メッセージの少なくとも一部分を送信するように、測距メッセージタイミングを判断することをさらに備える、請求項47に記載の方法。
【請求項51】
前記第1のノードが、測距仮説検定を実行するために前記第2のノードのためのパルスの第2のセットを送信する間に、パルスの前記第1のセットに基づいて測距仮説検定を実行する、請求項47に記載の方法。
【請求項52】
前記第1のノードが、1つの測距プリアンブルを送信し、パルスの前記第1のセットを介して別の測距プリアンブルを受信する、請求項47に記載の方法。
【請求項53】
前記規定された遅延期間がシンボル持続時間に近似的に等しい、請求項47に記載の方法。
【請求項54】
前記規定された遅延期間がシンボルインデックスによって指定される、請求項47に記載の方法。
【請求項55】
前記タイミング指示の立上りエッジを受信してから前記規定された遅延期間後に、前記タイムスタンプを付けられたパルスが送信される、請求項47に記載の方法。
【請求項56】
捕捉メッセージを送信してから前記規定された遅延期間後に、前記第1のノードがパルスの前記第2のセットを送信する、請求項47に記載の方法。
【請求項57】
少なくとも1つの測距メッセージのための送信タイミングを確立するために前記第2のノードと通信することをさらに備える、請求項47に記載の方法。
【請求項58】
前記第2のセットの前記パルスの各々が、4ナノ秒以下のパルス持続期間を有する、請求項47に記載の方法。
【請求項59】
ワイヤレス通信のための装置であって、
測距動作に関連するパルスの第1のセットを受信するように構成された受信機と、
前記測距動作に関連するパルスの第2のセットを送信するように構成された送信機であって、前記送信機が、前記受信機が前記第1のセットの少なくとも1つのパルスを受信した後、前記受信機が前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスを受信する前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスを送信するようにさらに構成され、さらに、パルスの前記第2のセットがタイムスタンプを付けられたパルスを備える、送信機と、
前記受信機がパルスの前記第1のセットに関連するタイミング指示を受信してから規定された遅延期間後に、前記送信機が前記タイムスタンプを付けられたパルスを送信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断するように構成されたタイムスタンププロセッサと
を備える、装置。
【請求項60】
前記第1のセットの前記パルスの少なくとも一部分が前記第2のセットの前記パルスの少なくとも一部分と時間的に交互配置されるように、パルスの前記第2のセットのための送信時間とパルスの前記第1のセットのための受信時間とを判断するように構成された通信コントローラをさらに備える、請求項59に記載の装置。
【請求項61】
前記送信機および前記受信機が、前記判断された送信時間と前記判断された受信時間とに基づいて、前記第1のセットの所与のパルスを受信することと前記第2のセットの所与のパルスを送信することを交互に行うようにさらに構成された、請求項60に記載の装置。
【請求項62】
前記タイムスタンププロセッサが、前記受信機がパルスの前記第1のセットに関連する測距メッセージ全体を受信する前に、前記送信機がパルスの前記第2のセットに関連する測距メッセージの少なくとも一部分を送信するように、測距メッセージタイミングを判断するようにさらに構成された、請求項59に記載の装置。
【請求項63】
前記送信機が、測距仮説検定を実行するためにノードのためのパルスの前記第2のセットを送信する間に、パルスの前記第1のセットに基づいて測距仮説検定を実行するように構成された仮説プロセッサをさらに備える、請求項59に記載の装置。
【請求項64】
前記タイムスタンププロセッサが、前記送信機が1つの測距プリアンブルを送信し、前記受信機がパルスの前記第1のセットを介して別の測距プリアンブルを受信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断するようにさらに構成された、請求項59に記載の装置。
【請求項65】
前記規定された遅延期間がシンボル持続時間に近似的に等しい、請求項59に記載の装置。
【請求項66】
前記規定された遅延期間がシンボルインデックスによって指定される、請求項59に記載の装置。
【請求項67】
前記タイムスタンププロセッサが、前記受信機が前記タイミング指示の立上りエッジを受信してから前記規定された遅延期間後に、前記送信機が前記タイムスタンプを付けられたパルスを送信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断するようにさらに構成された、請求項59に記載の装置。
【請求項68】
前記タイムスタンププロセッサが、前記送信機が捕捉メッセージを送信してから前記規定された遅延期間後に、前記送信機がパルスの第2のセットを送信するように、測距メッセージタイミングを判断するようにさらに構成された、請求項59に記載の装置。
【請求項69】
少なくとも1つの測距メッセージのための送信タイミングを確立するためにノードと通信するように構成された通信コントローラをさらに備える、請求項59に記載の装置。
【請求項70】
前記第2のセットの前記パルスの各々が、4ナノ秒以下のパルス持続期間を有する、請求項59に記載の装置。
【請求項71】
ワイヤレス通信のための装置であって、
測距動作に関連するパルスの第1のセットを受信するための手段と、
前記測距動作に関連するパルスの第2のセットを送信するための手段であって、送信するための前記手段が、受信するための前記手段が前記第1のセットの少なくとも1つのパルスを受信した後、受信するための前記手段が前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスを受信する前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスを送信するように構成され、さらに、パルスの前記第2のセットがタイムスタンプを付けられたパルスを備えた、送信するための手段と、
前記受信機がパルスの前記第1のセットに関連するタイミング指示を受信してから規定された遅延期間後に、前記送信機が前記タイムスタンプを付けられたパルスを送信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断するための手段と
を備える、装置。
【請求項72】
前記第1のセットの前記パルスの少なくとも一部分が前記第2のセットの前記パルスの少なくとも一部分と時間的に交互配置されるように、パルスの前記第2のセットのための送信時間とパルスの前記第1のセットのための受信時間とを判断するための手段をさらに備える、請求項71に記載の装置。
【請求項73】
送信するための前記手段および受信するための前記手段が、前記判断された送信時間と前記判断された受信時間とに基づいて、前記第1のセットの所与のパルスを受信することと前記第2のセットの所与のパルスを送信することを交互に行うようにさらに構成された、請求項72に記載の装置。
【請求項74】
判断するための前記手段は、受信するための前記手段がパルスの前記第1のセットに関連する測距メッセージ全体を受信する前に、送信するための前記手段がパルスの前記第2のセットに関連する測距メッセージの少なくとも一部分を送信するように、測距メッセージタイミングを判断するように構成された、請求項71に記載の装置。
【請求項75】
送信するための前記手段が、測距仮説検定を実行するためにノードのためのパルスの前記第2のセットを送信する間に、パルスの前記第1のセットに基づいて測距仮説検定を実行するための手段をさらに備える、請求項71に記載の装置。
【請求項76】
判断するための前記手段が、送信するための前記手段が1つの測距プリアンブルを送信し、受信するための前記手段がパルスの前記第1のセットを介して別の測距プリアンブルを受信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断するようにさらに構成された、請求項71に記載の装置。
【請求項77】
前記規定された遅延期間がシンボル持続時間に近似的に等しい、請求項71に記載の装置。
【請求項78】
前記規定された遅延期間がシンボルインデックスによって指定される、請求項71に記載の装置。
【請求項79】
判断するための前記手段が、受信するための前記手段が前記タイミング指示の立上りエッジを受信してから前記規定された遅延期間後に、送信するための前記手段が前記タイムスタンプを付けられたパルスを送信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断するようにさらに構成された、請求項71に記載の装置。
【請求項80】
判断するための前記手段が、送信するための前記手段が捕捉メッセージを送信してから前記規定された遅延期間後に、送信するための前記手段がパルスの第2のセットを送信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断するように構成された、請求項71に記載の装置。
【請求項81】
少なくとも1つの測距メッセージのための送信タイミングを確立するためにノードと通信するための手段をさらに備える、請求項71に記載の装置。
【請求項82】
前記第2のセットの前記パルスの各々が、4ナノ秒以下のパルス持続期間を有する、請求項71に記載の装置。
【請求項83】
ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、
第1のノードにおいて、測距動作に関連するパルスの第1のセットを受信することと、
前記第1のノードにおいて、前記測距動作に関連するパルスの第2のセット送信することであって、前記第1のセットの少なくとも1つのパルスが受信された後、前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスが受信される前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスを送信し、さらに、パルスの前記第2のセットがタイムスタンプを付けられたパルスを備える、パルスの第2のセット送信をすることと、
受信機がパルスの前記第1のセットに関連するタイミング指示を受信してから規定された遅延期間後に、送信機が前記タイムスタンプを付けられたパルスを送信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断することと
を実行可能なコードによって符号化されたコンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項84】
ヘッドセットであって、
測距動作に関連するパルスの第1のセットを受信するように構成された受信機と、
前記測距動作に関連するパルスの第2のセットを送信するように構成された送信機であって、前記送信機が、前記受信機が前記第1のセットの少なくとも1つのパルスを受信した後、前記受信機が前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスを受信する前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスを送信するようにさらに構成され、さらに、パルスの前記第2のセットがタイムスタンプを付けられたパルスを備える、送信機と、
前記送信機が、前記受信機がパルスの前記第1のセットに関連するタイミング指示を受信してから規定された遅延期間後に、前記タイムスタンプを付けられたパルスを送信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断するように構成されたタイムスタンププロセッサと、
前記受信機を介して受信されたデータに基づいて、オーディオ出力を与えるように構成されたトランスデューサと
を備える、ヘッドセット。
【請求項85】
ウォッチであって、
測距動作に関連するパルスの第1のセットを受信するように構成された受信機と、
前記測距動作に関連するパルスの第2のセットを送信するように構成された送信機であって、前記送信機が、前記受信機が前記第1のセットの少なくとも1つのパルスを受信した後、前記受信機が前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスを受信する前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスを送信するようにさらに構成され、さらに、パルスの前記第2のセットがタイムスタンプを付けられたパルスを備える、送信機と、
前記送信機が、前記受信機がパルスの前記第1のセットに関連するタイミング指示を受信してから規定された遅延期間後に、前記タイムスタンプを付けられたパルスを送信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断するように構成されたタイムスタンププロセッサと、
前記受信機を介して受信されたデータに基づいて指示を与えるように構成されたユーザインターフェースと
を備える、ウォッチ。
【請求項86】
検知デバイスであって、
測距動作に関連するパルスの第1のセットを受信するように構成された受信機と、
前記測距動作に関連するパルスの第2のセットを送信するように構成された送信機であって、前記送信機が、前記受信機が前記第1のセットの少なくとも1つのパルスを受信した後、前記受信機が前記第1のセットの少なくとも1つの他のパルスを受信する前に、前記第2のセットの少なくとも1つのパルスを送信するようにさらに構成され、さらに、パルスの前記第2のセットがタイムスタンプを付けられたパルスを備える、送信機と、
前記送信機が、前記受信機がパルスの前記第1のセットに関連するタイミング指示を受信してから規定された遅延期間後に、前記タイムスタンプを付けられたパルスを送信するように、タイムスタンプメッセージタイミングを判断するように構成されたタイムスタンププロセッサと、
前記送信機を介して送信すべきデータを与えるように構成されたセンサと
を備える、検知デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2012−500971(P2012−500971A)
【公表日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−524008(P2011−524008)
【出願日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際出願番号】PCT/US2009/054519
【国際公開番号】WO2010/022273
【国際公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】