説明

ビニルピロリドン、メタクリルアミドおよびビニルイミダゾールのターポリマーおよび活性成分および添加物を含むヘアトリートメント剤

本発明は、ビニルピロリドン、メタクリルアミドおよびビニルイミダゾールから成るターポリマー、および、粘度調整物質、ヘアケア物質、ヘア強化物質、シリコーン組成物、サンスクリーニング物質、オイル、ワックス、保存剤、顔料、可溶性染料、粒子状物質および界面活性剤から選択される少なくとも一つの活性剤または添加物の組合せを適当な化粧用基剤中に含むヘアトリートメント剤に関する。かかるヘアトリートメント剤は、ジェル、粘性ローション、スプレー-オンゲル、O/Wエマルジョン、W/Oエマルジョン、ミクロエマルジョン、ヘアスプレー、泡化可能で、フォーミングのための装置と組み合わされ得る製品またはヘアワックスとして調製することができる。好ましくは、泡化可能な製品は、推進剤を用いて泡化され得る製品であって、活性物質または添加物が、キトサン、キトサン塩、キトサン誘導体、カチオンセルロース化合物および、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタムおよびアルカリアクリルアミドモノマーから構成されるコポリマーから選択されるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビニルピロリドン、メタクリルアミドおよびビニルイミダゾールの特定のターポリマーを、選択された活性成分および/または添加物と組み合わせて含むヘアトリートメント剤に関する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
形成されたヘアスタイルを安定化させるために人の毛髪をセットするおよび固めるために、当該スタイリング特性または当該毛髪構造を改良するために、セッティングローション、エアゾルおよび非エアゾルスプレー、セッティングフォーム、ジェル等の形態のヘアトリートメント剤が用いられている。これらの目的のために通常用いられる化粧性のヘアセッティングまたはヘアケアポリマーは、水性、アルコール性または水性アルコール性媒質中で良好なセッティングおよび/またはケア特性を示す。しかし、例えば、感触、光沢、櫛通り性、セッティングの持続性等の要求の全てが満足されないというわけではないないが、完全に満足の得られる態様で未だ満足されないことが多い。WO03/092640号は、(メタ)アクリルアミドユニットとの水溶性コポリマーおよびヘアトリートメント剤におけるその使用を開示する。SOEFW−ジャーナル、12-2003、第65-72頁には、ビニルピロリドン/メタクリルアミド/ビニルイミダゾールコポリマーを含むヘアスタイリング製品が記載されている。ポリマー含有調製物のフィルム形成、毛髪セッティング、ヘアケアおよび/または適用特性をさらに改良することが課題であった。
【課題を解決するための手段】
【0003】
前記課題が、
(A) ビニルピロリドン、メタクリルアミドおよびビニルイミダゾールから構成されるターポリマー、および、
(B)粘度調整物質、ヘアケア物質、ヘア-セッティング物質、シリコーン化合物、光保護物質、油、ワックス、保存剤、顔料、可溶性染料、粒子状物質(particulate substances)および界面活性剤から選択される少なくとも一つの活性成分または添加物
の、適当な化粧基剤中での組合せにより達成されることが、今回見いだされた。
【0004】
前記ターポリマー(A)は、本発明による剤中、好ましくは0.01〜20重量%、特に好ましくは0.1〜10重量%、いっそう特に好ましくは0.5〜5重量%の量で含まれ、前記添加物(B)は、0.01〜20重量%、特に好ましくは0.05〜10重量%、いっそう特に好ましくは0.1〜5重量%の量で含まれる。
【0005】
適当なターポリマー(A)は、フリーラジカル重合可能なモノマー、ビニルピロリドン、メタクリルアミドおよびビニルイミダゾールから調製することができるものである。そのようなポリマーの調製は、WO03/092640号の例えば実施例61、62、64および65に記載されており、また、Luviflex(登録商標)Clear(BASF)の名称(INCI名称:VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾールコポリマー)下に市場入手可能である。
【0006】
一態様では、本発明による前記剤は、少なくとも一つの粘度調整物質を好ましくは0.01〜20重量%または0.05〜10重量%または特に好ましくは0.1〜5重量%の量で含む。前記粘度調整物質は、好ましくは、アクリル酸およびメタアクリル酸から選択される少なくとも一つの第一のモノマータイプと、アクリル酸とエトキシル化脂肪アルコールのエステルから選択される少なくとも一つの第二のモノマータイプのコポリマー;架橋型ポリアクリル酸;アクリル酸およびメタクリル酸から選択される少なくとも一つの第一のモノマータイプと、アクリル酸とC10−〜C30-アルコールのエステルから選択される少なくとも一つの第二のモノマータイプの架橋型コポリマー;アクリル酸およびメタクリル酸から選択される少なくとも一つの第一のモノマータイプと、イタコン酸およびエトキシル化脂肪アルコールのエステルから選択される少なくとも一つの第二のモノマータイプのコポリマー;アクリル酸およびメタクリル酸から選択される少なくとも一つの第一のモノマータイプ、イタコン酸およびエトキシル化C10-〜C30-アルコールのエステルから選択される少なくとも一つの第二のモノマータイプ、C1-〜C4-アミノアルキルアクリレートから選択される第三のモノマータイプのコポリマー;アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択される2個以上のモノマーのコポリマー;ビニルピロリドンとアンモニウムアクリロイルジメチルタウレートのコポリマー;アンモニウムアクリロイルジメチルタウレートと、メタクリル酸およびエトキシル化脂肪アルコールのエステルから選択されるモノマーのコポリマー;ヒドロキシエチルセルロース;ヒドロキシプロピルセルロース;ヒドロキシプロピルグアー;グリセリルポリアクリレート;グリセリルポリメタクリレート;少なくとも1つのC2-、C3-またはC4-アルケンおよびスチレンのコポリマー;ポリウレタン;ヒドロキシプロピルスターチホスフェート;ポリアクリルアミド;無水マレイン酸とメチルビニルエーテルのデカジエンとの架橋型コポリマー;イナゴマメ種子粉;グアーガム;キサンタン;デヒドロキサンタン;カラギーナン;カラヤガム;加水分解されたコーンスターチ;ポリエチレンオキシド、脂肪アルコールおよび飽和メチレンジフェニルジイソシアネートのコポリマー(例えば、PEG-150/ステアリルアルコール/SMDIコポリマー)から選択される増粘ポリマーである。
【0007】
一態様では、本発明による前記剤は、ヘアケアまたはヘアセッティング添加物として、アニオン基またはアニオン化可能な基を有する少なくとも一つのポリマーを、好ましくは0.01〜20重量%または0.05〜10重量%、特に好ましくは0.1〜5重量%の量で含む。アニオン化可能な基は、例えば、有機アミンまたはアルカリ金属またはアルカリ土類金属ヒドロキシド等の慣用されている塩基を用いて脱プロトン化され得る、カルボン酸、スルホン酸またはリン酸基等の酸基を意味すると理解される。
【0008】
成分(B)の前記ポリマーは、塩基性の中和剤を用いて部分的または完全に中和され得る。成分(B)の前記ポリマーにおいて、前記酸基が50〜100%、特に好ましくは70〜100%まで中和されている剤が好ましい。使用することができる中和剤は有機または無機塩基である。塩基の例は、特に、アミノメチルプロパノール(AMP)、トリエタノールアミンまたはモノエタノールアミン等のアミノアルカノールの他、アンモニア、NaOH、KOH等である。
【0009】
前記ポリマー(B)は、酸基を含む天然または合成モノマーユニットとのホモポリマーまたはコポリマーであって、酸基を含まないコモノマーと任意に共重合されるものであってよい。適当な酸基は、スルホン酸基、リン酸基およびカルボン酸基であり、中でもカルボン酸基が好ましい。酸基を含む適当なモノマーは、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸または無水マレイン酸、マレイン酸モノエステル、特にマレイン酸とアルデヒドカルボン酸またはケトカルボン酸のモノ-C1-C7-アルキルエステルである。酸基で置換されていないコモノマーは、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル−およびジアルキルアクリルアミド、アルキル-およびジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、ビニルカプロラクトン、ビニルピロリドン、ビニルエステル、ビニルアルコール、プロピレングリコールまたはエチレングリコール、アミン-置換ビニルモノマー、例えばジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、モノアルキルアミノアルキルアクリレートおよびモノアルキルアミノアルキルメタクリレート等であり、これらのモノマーのアルキル基は、好ましくはC1-〜C7-アルキル基、特に好ましくはC1-〜C3-アルキル基である。
【0010】
酸基を有する適当なポリマーは、特に、ポリ-官能性剤を用いて場合により架橋されるアクリル酸またはメタクリル酸のホモポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸と、アクリル酸またはメタクリル酸エステル、アクリルアミド、メタクリルアミドおよびビニルピロリドンから選択されるモノマーとのコポリマー、クロトン酸のホモポリマー、およびクロトン酸と、ビニルエステル、アクリル酸またはメタクリル酸エステル、アクリルアミドおよびメタクリルアミドから選択されるモノマーとのコポリマーである。適当な天然ポリマーは、例えばシェラックである。
【0011】
酸基を有する好ましいポリマーは、以下のものである。:
アクリル酸、アルキルアクリレートおよびN-アルキルアクリルアミドのターポリマー(INCI名称:アクリレート/アクリルアミドコポリマー)、特に、アクリル酸、エチルアクリレートおよびN-tert-ブチルアクリルアミドのターポリマー;架橋型または非架橋型ビニルアセテート/クロトン酸コポリマー(INCI名称:VA/クロトネートコポリマー);1個以上のC1-C5-アルキルアクリレート、特にC2-C4-アルキルアクリレートと、アクリル酸またはメタクリル酸から選択される少なくとも1つのモノマーとのコポリマー(INCI名称:アクリレートコポリマー)、例えば、tert-ブチルアクリレート、エチルアクリレートおよびメタクリル酸のターポリマー;ナトリウムポリスチレンスルホネート;ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルアルカノエートコポリマー、例えば、ビニルアセテート、クロトン酸およびビニルプロピオネートのコポリマー;ビニルアセテート、クロトン酸およびビニルネオデカノエートのコポリマー(INCI名称:VA/クロトネート/ビニルプロピオネートコポリマー、VA/クロトネート/ビニルネオデカノエートコポリマー);アミノメチルプロパノールアクリレートコポリマー;ビニルピロリドンと、アクリル酸およびメタクリル酸および任意にアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択される少なくとも一つの更なるモノマーのコポリマー;メチルビニルエーテルとマレイン酸モノアルキルエステルのコポリマー(INCI名称:PVM/MAコポリマーのエチルエステル、PVM/MAコポリマーのブチルエステル);アリルメタクリレートと、アクリル酸およびメタクリル酸および任意にアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択される少なくとも一つの更なるモノマーのコポリマーのアミノメチルプロパノール塩;エチルアクリレートとメタクリル酸の架橋型コポリマー;ビニルアセテート、モノ-n-ブチルマレエートおよびイソボルニルアクリレートのコポリマー;アクリル酸およびメタクリル酸、および任意にアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択される2個以上のモノマーのコポリマー;オクチルアクリルアミドと、アクリル酸およびメタクリル酸、および任意にアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択される少なくとも一つのモノマーのコポリマー;ジグリコール、シクロヘキサンジメタノール、イソフタル酸およびスルホイソフタル酸のポリエステルであり、前記ポリマーのアルキル基は概して、好ましくは1、2、3または4個の炭素原子を有する。
【0012】
一態様では、本発明による剤は、ヘアケアまたはヘア-セッティング添加物として、少なくとも一つの双性イオンポリマーおよび/または両性ポリマーを、好ましくは0.01〜20重量%または0.05〜10重量%、特に好ましくは0.1〜5重量%の量で含む。双性イオンポリマーは同時に、少なくとも一つのアニオンおよび少なくとも一つのカチオン電荷を有している。両性ポリマーは、少なくとも一つの酸性基(例えば、カルボン酸またはスルホン酸基)および少なくとも一つの塩基性基(例えばアミノ基)を有する。酸基は、慣用される塩基、例えば、有機アミンまたはアルカリ金属またはアルカリ土類金属ヒドロキシド等を用いて脱プロトン化することができる。
【0013】
好ましい双性イオンポリマーまたは両性ポリマーは、以下のものである。:
アルキルアクリルアミド、アルキルアミノアルキルメタクリレートおよび、アクリル酸およびメタクリル酸、および任意にそのエステルの2個以上のモノマーから形成されるコポリマー、特に、オクチルアクリルアミド、アクリル酸、ブチルアミノエチルメタクリレート、メチルメタクリレートおよびヒドロキシプロピルメタクリレートのコポリマー(INCI名称:オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー);4級アミン基を有する少なくとも一つの第一のモノマータイプおよび、酸基を有する少なくとも一つの第二のモノマータイプから形成されるコポリマー;脂肪アルコールアクリレートの、アルキルアミンオキシドメタクリレートと、アクリル酸およびメタクリル酸および、任意にアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択される少なくとも一つのモノマーの、コポリマー、特に、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、エチルアミンオキシドメタクリレートと、アクリル酸およびメタクリル酸および任意にそのエステルから選択される少なくとも一つのモノマーのコポリマー;メタクリロイルエチルベタインと、メタクリル酸およびメタクリルエステルから選択される少なくとも一つのモノマーのコポリマー;アクリル酸、メチルアクリレートおよびメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライドのコポリマー(INCI名称:ポリクオータニウム-47);アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライドとアクリレートのコポリマーまたはアクリルアミド、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、2-アミド-プロピルアクリルアミドスルホネートおよびジメチルアミノプロピルアミンのコポリマー(INCI名称:ポリクオータニウム-43);4級クロトンベタインまたは4級クロトンベタインエステルから調製可能なオリゴマーまたはポリマー。
【0014】
一態様では、本発明による前記剤は、ヘアケアまたはヘア-セッティング添加物として、少なくとも一つのカチオン性ポリマー、即ち、カチオン基またはカチオン化可能な基、特に一級、二級、三級または四級アミン基を有するポリマーを、好ましくは0.01〜20重量%または0.05〜10重量%、特に好ましくは0.1〜5重量%の量で含む。カチオン電荷密度は好ましくは1〜7meq/gである。
【0015】
適当なカチオン活性ポリマーは、好ましくはヘアセッティングまたはヘア-コンディショニングポリマーである。成分(B)の適当なポリマーは、好ましくは4級アミン基を含む。カチオン性ポリマーは、4級窒素基がポリマー鎖中に存在するか、または好ましくは1個以上のモノマーにおける置換基として存在するホモポリマーまたはコポリマーであってよい。アンモニウム基を含むモノマーは、非カチオン性モノマーと共重合されてよい。適当なカチオン性モノマーは、少なくとも一つのカチオン基を有する不飽和の、フリーラジカル重合可能な化合物であり、特に、アンモニウム置換ビニルポリマー、例えば、トリアルキルメタクリルオキシアルキルアンモニウム、トリアルキルアクリルオキシアルキルアンモニウム、ジアルキルジアリルアンモニウムおよび、ピリジニウム、イミダゾリウムまたは4級ピロリドン等の環状、カチオン窒素含有基を有する4級ビニルアンモニウムモノマー、例えば、アルキルビニルイミダゾリウム、アルキルビニルピリジニウムまたはアルキルビニルピロリドン塩などである。これらのモノマーのアルキル基は、好ましくは、例えば、C1-〜C7-アルキル基、特に好ましくはC1-〜C3-アルキル基等の低級アルキル基である。
【0016】
アンモニウム基を含有する前記モノマーは、非カチオン性モノマーと共重合されてよい。適当なコモノマーは、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル-およびジアルキルアクリルアミド、アルキル-およびジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、ビニルカプロラクトン、ビニルカプロラクタム、ビニルピロリドン、ビニルエステル、例えばビニルアセテート、ビニルアルコール、プロピレングリコールまたはエチレングリコールであり、これらのモノマーのアルキル基は、好ましくはC1-〜C7-アルキル基、特に好ましくはC1-〜C3-アルキル基である。
【0017】
4級アミン基との適当なポリマーは、例えば、CTFAコスメティック・イングレディエント・ディクショナリーにおいて、ポリクオーターニウムの名称下に記載されているポリマー、メチルビニルイミダゾリウムクロライド/ビニルピロリドンコポリマー(ポリクオーターニウム-16)または4級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー(ポリクオーターニウム-11)、および4級化シリコーンポリマーおよびオリゴマー、例えば4級末端基を有するシリコーンポリマー(クオーターニウム-80)等である。
【0018】
好ましい合成に基づくカチオン性ポリマーは、以下のものである。:
ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムクロライド);アクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロライドのコポリマー;ジエチルスルフェートと、ビニルピロリドンおよびジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマーとの反応により形成される4級アンモニウムポリマー、特にビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートメトスルフェートコポリマー(例えば、Gafquat(登録商標)755N、Gafquat(登録商標)734);メチルビニルイミダゾリウムクロライドとビニルピロリドンの4級アンモニウムポリマー(例えば、LUVIQUAT(登録商標)HM550);ポリクオータニウム-35;ポリクオータニウム-57;トリメチルアンモニウムエチルメタクリレートクロライドのポリマー;ジメチルジアリルアンモニウムクロライド、ナトリウムアクリレートおよびアクリルアミドのターポリマー(例えば、Merquat (登録商標)plus 3300);ビニルピロリドン、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドおよびメタクリロイルアミノプロピルラウリルジメチルアンモニウムクロライドのコポリマー;ビニルピロリドン、ジメチルアミノエチルメタクリレートおよびビニルカプロラクタムのターポリマー(例えば、Gaffix(登録商標)VA713);ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライドコポリマー(例えば、Gafquat (登録商標)HS100);ビニルピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー;ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタムおよびジメチルアミノプロピルアクリルアミドのコポリマー;少なくとも一つの4級アンモニウム基により置換されたヒドロキシ酸から選択される少なくとも一つの第一のモノマータイプから構成されるポリエステルまたはオリゴエステル;4級アンモニウム基により末端置換されたジメチルポリシロキサン。
【0019】
アミノ基を有する好ましいポリマーは、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタムおよび塩基性アクリルアミドモノマーのコポリマーであり、前記塩基性アクリルアミドモノマーは、好ましくはジアルキルアミノアルキルメタクリルアミドおよびジアルキルアミノアルキルアクリルアミドから選択され、ここでアルキル基は1〜4個の炭素原子から成る。ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドが特に好ましい。そのようなポリマーの調製は、WO96/19971号に記載されており、Aquaflex(登録商標)SF40(ISP)の名称下に入手可能である。
【0020】
天然ポリマーから誘導される適当なカチオン性ポリマーは、特に、ポリサッカライドのカチオン性誘導体、例えば、セルロース、スターチまたはグアーのカチオン性誘導体である。キトサンおよびキトサン誘導体も適当である。カチオン性ポリサッカライドは、例えば、一般式G−O−B−N(Gは無水グルコースラジカルであり、例えば、スターチまたはセルロース無水グルコースであり、Bは二価の化合物基、例えばアルキレン、オキシアルキレン、ポリオキシアルキレンまたはヒドロキシアルキレンであり;R、RおよびRは、互いに独立に、アルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルコキシアルキルまたはアルコキシアリールであり、各々18個までの炭素原子を有し、R、RおよびRにおける炭素原子のトータル数は、好ましくは少なくとも20であり;Xは慣用される対アニオンであり、例えばハロゲン、アセテート、ホスフェート、ニトレートまたはアルキルスルフェート、好ましくはクロライドである)を有する。
【0021】
カチオン性セルロースは、例えば、INCI名称ポリクオータニウム-10またはポリクオータニウム-24を有するものである。適当なカチオン性グア誘導体は、例えば、INCI名称グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロライドを有する。
好ましいカチオン性セルロース化合物は、少なくとも一つの4級アンモニウム基を有するもの、例えば、ヒドロキシエチルセルロースおよびジアリルジメチルアンモニウムクロライドのコポリマー(ポリクオータニウム-4)または、ヒドロキシエチルセルロースと、トリアルキルアンモニウム基により置換されたエポキシドの反応生成物(ポリクオータニウム-10)であり、前記アルキル基は、1〜20個数の炭素元素を有し得、好ましくはメチル基である。分子量は、好ましくは100000〜600000、特に好ましくは200000〜400000である。窒素含量は、好ましくは0.5〜4%、特に好ましくは1.5〜3%である。好ましいセルロース誘導体は、販売名称Celquat(登録商標)H100およびCelquat (登録商標)L200下に販売されているポリクオーターニウム-4であり、Celquat(登録商標)L200が特に好ましい。
【0022】
特に好ましいカチオン活性物質は、キトサン、キトサン塩およびキトサン誘導体である。本発明に従い用いられるキトサンは、完全または部分的に脱アセチル化されたキチンである。分子量は、幅広い範囲に渡り得、例えば、20000〜約5000000g/モル、例えば30000〜70000g/モルである。好ましくはしかし、分子量は100000g/モルより大きく、特に好ましくは20000〜700000g/モルである。脱アセチル化の程度は好ましくは10〜99%であり、特に好ましくは60〜99%である。好ましいキトサン塩は、キトソニウムピロリドンカルボキシレート、例えば、約200000〜300000g/モルの分子量および70〜85%の脱アセチル化度を有するKytamer(登録商標)PCである。適当なキトサン誘導体は、4級化された、アルキル化されたまたはヒドロキシアルキル化された誘導体、例えば、ヒドロキシエチル-、ヒドロキシプロピル-またはヒドロキシブチルキトサンである。キトサンまたはキトサン誘導体は好ましくは、中和された、または部分的に中和された形態である。中和の程度は、遊離塩基基の数に基づき、好ましくは少なくとも50%、特に好ましくは70〜100%である。用いることができる中和剤は、原則、化粧品に適合可能なあらゆる無機または有機酸、例えば、蟻酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、クエン酸、ピロリドンカルボキシル酸、塩酸等であり、ピロリドンカルボン酸が特に好ましい。
【0023】
好ましい天然に基づくカチオン性ポリマーは、次のものである。:
ヒドロキシエチルセルロースおよびジアリルジメチルアンモニウムクロライドのカチオン性セルロース誘導体;ヒドロキシエチルセルロースおよびトリメチルアンモニウムにより置換されたエポキシドのカチオン性セルロース誘導体;キトサンおよびその塩;ヒドロキシアルキルキトサンおよびその塩;アルキルヒドロキシアルキルキトサンおよびその塩;N-ヒドロキシアルキルキトサンアルキルエーテル;N-ヒドロキシアルキル-キトサンベンジルエーテル。
【0024】
さらに好ましい態様では、本発明による前記剤は、0.01〜15重量%、好ましくは0.5〜10重量%の少なくとも1つの合成または天然非イオン性フィルム形成ポリマーを含む。天然ポリマーは、また、化学的に変更された天然起源のポリマーをも意味すると理解される。フィルム形成ポリマーは、0.01〜5%濃度の水性、アルコール性または水性-アルコール性溶液にて用いた場合に、毛髪上にポリマーフィルムを堆積することができるポリマーを意味すると理解される。
【0025】
適当な合成、非イオン性フィルム形成、ヘアセッティングポリマーは、少なくとも一つの以下のモノマーから構築されるホモポリマーまたはコポリマーである。:
ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、ビニルエステル、例えばビニルアセテート、ビニルアルコール、アクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル-およびジアルキルアクリルアミド、アルキル-およびジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、プロピレングリコールまたはエチレングリコール等であり、これらのモノマーのアルキル基は、好ましくは、C1-〜C7-アルキル基、特に好ましくはC1-〜C3-アルキル基である。ビニルカプロラクタムの、ビニルピロリドンの、またはN-ビニルホルムアミドのホモポリマーが例えば適している。さらに適した合成フィルム形成非イオン性ヘアセッティングポリマーは、例えば、ビニルピロリドンとビニルアセテートのコポリマー、ビニルピロリドン、ビニルアセテートおよびビニルプロピオネートのターポリマー、ポリアクリルアミド;ポリビニルアルコール、およびポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールコポリマーである。適当な天然のフィルム形成ポリマーは、例えばセルロース誘導体、例えばヒドロキシアルキルセルロースである。
【0026】
好ましい非イオン性ポリマーは、以下のものである。:
ポリビニルピロリドン、ポリビニルカプロラクタム、ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー、ポリビニルアルコール、イソブチレン/エチルマレイミド/ヒドロキシエチルマレイミドコポリマー;ビニルピロリドン、ビニルアセテートおよびビニルプロピオネートのコポリマー。
【0027】
一態様では、本発明による前記剤は、ヘアケア添加物として、少なくとも一つのシリコーン化合物を、好ましくは0.01〜15重量%、特に好ましくは0.1〜5重量%で含む。シリコーン化合物には、揮発性および不揮発性シリコーン、および前記剤中で不溶性および可溶性のシリコーンが含まれる。一態様では、これらは、25℃にて1000〜2000000cStの粘度、好ましくは10000〜1800000または100000〜1500000の粘度を有する高分子量シリコーンである。シリコーン化合物には、ポリアルキル-およびポリアリールシロキサン、特にメチル、エチル、プロピル、フェニル、メチルフェニルおよびフェニルメチル基を有するものが含まれる。ポリジメチルシロキサン、ポリジエチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサンが好ましい。少なくとも1.46、または少なくとも1.52の屈折率を有する光沢付与性のアリール化シリコーンも好ましい。かかるシリコーン化合物には、特に、INCI名称シクロメチコーン、ジメチコーン、ジメチコノール、ジメチコーンコポリオール、フェニルトリメチコーン、アモジメチコーン、トリメチルシリルアモジメチコーン、ステアリル、シロキシシリケート、ポリメチルシルセスキオキサン、ジメチコーンクロスポリマーを有する物質が含まれる。高度に架橋したシロキサンであるシリコーン樹脂およびシリコーンエラストマーも適している。
【0028】
好ましいシリコーンは、次のものである。:
環状ジメチルシロキサン、線状ポリジメチルシロキサン、ポリジメチルシロキサンおよびポリエチレンオキシドおよび/またはポリプロピレンオキシドのブロックポリマー、末端または側方ポリエチレンオキシドまたはポリプロピレンオキシドラジカルを有するポリジメチルシロキサン、末端ヒドロキシル基を有するポリジメチルシロキサン、フェニル置換ポリジメチルシロキサン、シリコーンエマルジョン、シリコーンエラストマー、シリコーンワックス、シリコーンガムおよびアミノ置換シリコーン。
【0029】
一態様では、本発明による前記剤は、光保護物質を、好ましくは0.01〜10重量%または0.1〜5重量%、特に好ましくは0.2〜2重量%の量で含む。かかる光保護物質には、特に、EP1084696に特定されている光保護物質の全てが含まれる。2-エチルヘキシル4-メトキシシナメート、メチルメトキシシナメート、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸およびポリエトキシル化p-アミノベンゾエートが好ましい。
【0030】
一態様では、本発明による前記剤は、少なくとも一つの疎水性油またはワックスを、好ましくは0.01〜20重量%、特に好ましくは0.05〜10重量%、いっそう特に好ましくは0.1〜5重量%の量で含む。液体の疎水性油は、25℃以下の融点および好ましくは250℃を越す、特に300℃を越す沸点を有する。原則として、当業者に一般的に公知のあらゆる油を本発明において用いることができる。植物または動物油、鉱油(パラフィンリクイダム)、シリコーンオイルまたはその混合物が適している。炭化水素油、例えば、パラフィンまたはイソパラフィン油、スクアラン、脂肪酸およびポリオールからの油、特にトリグリセリドが適している。適当な植物油は、例えばヒマワリ油、ココナッツオイル、ヒマシ油、ラノリン油、ホホバ油、コーン油、ダイズ油である。
【0031】
原則として、使用することができるワックスまたはワックス様物質は、当該分野で公知のあらゆるワックスである。これらには、動物、植物、ミネラルおよび合成ワックス、ミクロクリスタリンワックス、ミクロクリスタリンワックス、固体パラフィン、ペトロラタム、ワセリン、オゾケライト、モンタンワックス、フィッシャー-トロプシュワックス、ポリオレフィンワックス、例えばポリブテン、蜜蝋、ウールワックスおよびその誘導体、例えばウールワックスアルコール、カンデリラワックス、オリーブワックス、カルナウバワックス、ジャパンワックス、リンゴワックス、硬化脂肪、40℃を越す凝固点を有する脂肪酸エステルおよび脂肪酸グリセリド、ポリエチレンワックスおよびシリコーンワックスが含まれる。かかるワックスまたはワックス様物質は、40℃を越す、好ましくは55℃を越す凝固点を有する。針の貫通数(0.1mm、100g、5s、25℃;DIN51579に従う)は、好ましくは2〜70、特に3〜40の範囲である。
【0032】
一態様では、本発明による前記剤は、0.01〜20重量%、特に好ましくは0.05〜10重量%、いっそう特に好ましくは0.1〜5重量%の、ベタイン;パンテノール;パンテニルエチルエーテル;ソルビトール;タンパク質加水分解物;植物抽出物;アルキルアクリレートとアルキルメタクリレートのA-Bブロックコポリマー;アルキルメタクリレートとアクリロニトリルのA-Bブロックコポリマー;ラクチドとエチレンオキシドのA-B-Aブロックコポリマー;カプロラクトンとエチレンオキシドのA-B-Aブロックコポリマー;アルキレンまたはアルカジエン化合物、スチレンおよびアルキルメタクリレートのA-B-Cブロックコポリマー;アクリル酸、スチレンおよびアルキルメタクリレートのA-B-Cブロックコポリマー;星型ブロックコポリマー;高分枝ポリマー、デンドリマー;真性電気伝導性3,4-ポリエチレンジオキシチオフェンおよび真性電気伝導性ポリアニリンから選択される少なくとも一つのヘアコンディショニング添加物を含む。
【0033】
一態様では、本発明による前記剤は、0.01〜20重量%、特に好ましくは0.05〜10重量%、いっそう特に好ましくは0.1〜5重量%の少なくとも一つの界面活性剤を含む。かかる界面活性剤は、非イオン性、アニオン性、カチオン性または双性イオン性であってよい。
【0034】
適当な非イオン性界面活性剤は、例えば以下のものである。
−エトキシル化脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪酸グリセリドまたはアルキルフェノール、特に、2〜30モルのエチレンオキシドおよび/または1〜5モルのプロピレンオキシドの、C8-〜C22-脂肪アルコールへの、C12-〜C22-脂肪酸への、またはアルキル基中に8〜15個の炭素原子を有するアルキルフェノールへの付加物、
−1〜30モルのエチレンオキシドのグリセロールにおける付加物のC12-〜C22-脂肪酸モノ-およびジエステル、
−5〜60モルのエチレンオキシドのヒマシ油または硬化ヒマシ油への付加物、
−脂肪酸糖エステル、特に、スクロースおよび1個または2個のC8-〜C22-脂肪酸のエステル、INCI:スクロースココエート、スクロースジラウレート、スクロースジステアレート、スクロースラウレート、スクロースミリステート、スクロースオレエート、スクロースパルミテート、スクロースリシノールエート、スクロースステアレート、
−ソルビタンと1個、2個または3個のC8-〜C22-の脂肪酸の、および4〜20のエトキシル化度のエステル、
−特に1個、2個またはそれ以上のC8-〜C22-脂肪酸と、好ましくは2〜20個のグリセリルユニットを有するポリグリセロールのポリグリセリル脂肪酸エステル、
−C8〜C22-アルキル基を有するアルキルグルコシド、アルキルオリゴグルコシドおよびアルキルポリグルコシド、例えばデシルグルコシドまたはラウリルグルコシド。
【0035】
適当なアニオン性界面活性剤は、例えば、カルボン酸の塩およびエステル、アルキルエーテルスルフェートおよびアルキルスルフェート、脂肪アルコールエステルスルフェート、スルホン酸およびその塩(例えば、スルホサクシネートまたは脂肪酸イセチエネート)、リン酸エステルおよびその塩、アシルアミノ酸およびその塩である。これらのアニオン性界面活性剤の詳細な記載は、出版物「FIEDLER-助剤の辞典[補助剤の辞典]」、第1巻、第5版(2002)、第97〜102頁に見いだすことができ、この引用を特別になす。好ましい界面活性剤は、付加物が、2〜30モルのエチレンオキシドのC8-〜C22-の脂肪アルコールへのものである、リン酸のモノ-、ジ-および/またはトリエステルである。
【0036】
適当な両性界面活性剤は、例えば、式
【化1】

【0037】
(R1は、8〜18個の炭素原子および0〜約10個のエチレンオキシドユニットおよび0〜1個のグリセロールユニットを有する直鎖または分枝鎖アルキル、アルケニルまたはヒドロキシアルキル基;Yは、N-、P-またはS-含有基;R2は、1〜3個の炭素原子を有するアルキルまたはモノヒドロキシアルキル基であり;Xは、Yが硫黄の場合1であり、Xは、Yが窒素原子またはリン原子の場合2であり;R3は、1〜4個の炭素原子を有するアルキレンまたはヒドロキシアルキレン基であり、およびZ(−)は、カルボキシレート、スルフェート、ホスホネートまたはホスフェート基である)の脂肪族4級アンモニウム、ホスホニウムおよびスルホニウム化合物の誘導体である。
【0038】
ベタイン等の他の両性界面活性剤が同様に適している。ベタインの例には、C8-〜C18-アルキルベタイン、ココジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルアルファカルボキシエチルベタイン、セチルジメチルカルボキシメチルベタイン、オレイルジメチルガンマカルボキシプロピルベタインおよびラウリルビス(2-ヒドロキシプロピル)アルファカルボキシエチルベタイン等;C8-〜C18-スルホベタイン、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ステアリルジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルジメチルスルホエチルベタイン、ラウリルビス(2-ヒドロキシエチル)-スルホプロピルベタイン等;イミダゾールのカルボキシル誘導体、C8-〜C18-アルキルジメチルアンモニウムアセテート、C8-〜C18-アルキルジメチルカルボニルメチルアンモニウム塩およびC8-〜C18-脂肪酸アルキルアミドベタイン、例えばココナッツ脂肪酸アミドプロピルベタインおよびN-ココナッツ脂肪酸アミドエチル-N-[2-(カルボキシメトキシ)エチル]グリセロール(CTFA名称:ココアンフォカルボキシグリシネート)等が含まれる。
【0039】
適当なカチオン性界面活性剤は、アミノ基または、溶液中で正電荷を運搬し、一般式:N(+)(−)(式中、R1〜R4は、互いに独立に、脂肪族基、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、1〜22個の炭素原子を有するアリール基またはアルカリル基であり、少なくとも一つのラジカルは少なくとも6個、好ましくは少なくとも8個の炭素原子を有し、Xはアニオン、例えば、ハロゲン、アセテート、ホスフェート、ニトレートまたはアルキルスルフェート、好ましくはクロライドである)で表すことができる4級化親水性アンモニウム基を含む。炭素原子および水素原子に加えて、脂肪族基は、架橋結合または例えばさらなるアミノ基等の他の基を含むこともできる。
【0040】
適当なカチオン性界面活性剤の例は、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩のクロライドまたはブロマイドであり、例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロライドまたはブロマイド、テトラデシルトリメチルアンモニウムクロライドまたはブロマイド、アルキルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロライドまたはブロマイド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロライドまたはブロマイド、アルキルピリジニウム塩、例えばラウリル-またはセチルピリジニウムクロライド、アルキルアミドエチルトリメチルアンモニウムエーテルスルフェート、およびカチオン特性を有する化合物、アミンオキシド、例えばアルキルメチルアミンオキシドまたはアルキルアミノエチルジメチルアミンオキシド等である。C8-22-アルキルジメチルベンジルアンモニウム化合物、C8-22-アルキルトリメチルアンモニウム化合物、特にセチルトリメチルアンモニウムクロライド、C8-22-アルキルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム化合物、ジ(C8-22-アルキル)ジメチルアンモニウム化合物、C8-22-アルキルピリジニウム塩、C8-22-アルキルアミドエチルトリメチルアンモニウムエーテルスルフェート、C8-22-アルキルメチルアミンオキシド、C8-22-アルキル-アミノエチルジメチルアミンオキシドが好ましい。
【0041】
一態様では、本発明による前記剤は、0.01〜5重量%、特に好ましくは0.05〜1重量%の少なくとも一つの保存剤を含む。適当な保存剤は、インターナショナル・コスメティック・イングレディエント・ディクショナリーおよびハンドブック、第9版に、作用「保存剤」にて記載されている物質、例えば、フェノキシエタノール、ベンジルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベン、イソブチルパラベン、イソプロピルパラベン、メチルパラベン、プロピルパラベン、ヨードプロピニルブチルカルバメート、メチルジブロモグルタロニトリル、DMDMヒダントインである。
【0042】
一つの好ましい態様では、本発明による前記剤は、少なくとも一つの顔料を含む。これらは、製品塊または毛髪に対して着色効果を付与する着色顔料であってよく、または製品塊または毛髪に光沢効果を付与する光沢作用顔料であってよい。毛髪における着色または光沢効果は、好ましくは一時的なものものであり、即ち、それらは次なる毛髪の洗浄まで持続し、毛髪を慣用されているシャンプーで洗浄することにより再び除去することができる。かかる顔料は、製品塊に不溶性の形態で含まれ、0.01〜25重量%、特に好ましくは5〜15重量%の量で含まれてよい。好ましい粒子サイズは、1〜200μm、特に3〜150μmであり、特に好ましくは10〜100μmである。顔料は、適用媒質中に実質的に不溶性の着色剤であり、無機または有機性のものであってよい。無機-有機混合顔料も可能である。無機顔料が好ましい。無機顔料の利点は、光、天候および温度に対するその卓越した耐性である。無機顔料は、天然源のもの、例えばチョーク、オーカー、アンバー、緑土、焼きシエナ土またはグラファイトから製造されるものであってよい。かかる顔料は、白色顔料、例えば二酸化チタンまたは酸化亜鉛、黒色顔料、例えば酸化鉄黒等、着色顔料、例えばウルトラマリンまたは酸化鉄赤、光沢顔料、金属作用顔料、真珠光沢顔料、および蛍光またはリン光顔料であってよく、ここで好ましくは少なくとも一つの顔料は、着色された、非白色の顔料である。金属酸化物、ヒドロキシドおよびオキシドヒドレート、混合相顔料、硫黄含有シリケート、金属スルフィド、錯体金属シアニド、金属スルフェート、クロメートおよびモリブデート、および金属そのもの(ブロンズ顔料)が適している。二酸化チタン(CI77891)、黒色酸化鉄(CI77499)、黄色酸化鉄(CI77492)、赤色および褐色酸化鉄(CI77491)、マンガニーズ・バイオレット(CI77742)、ウルトラマリン(ナトリウムアルミニウムスルホシリケート、CI77007、ピグメント・ブルー29)、クロミアムオキシドヒドレート(CI77289)、プルシアン・ブルー(紺青、CI77510)、カルミン(コチニール)が特に適している。
【0043】
雲母に基づく真珠光沢顔料および着色顔料であって、二酸化チタンまたはビスマスオキシクロライド等の金属酸化物または金属オキシクロライド、および任意に、酸化鉄、プルシアン・ブルー、ウルトラマリン、カルミン等のさらなる着色付与物質でコートされ、層の厚さを変更することにより当該着色を決定できるものが特に好ましい。そのような顔料は、例えば、販売名称Rona(登録商標)、Colorona(登録商標)、Dichrona(登録商標)およびTimiron(登録商標)下にドイツのメルク(Merck)により販売されている。
【0044】
有機顔料は、例えば、天然顔料セピア、ガンボージ、ボーン・チャーコール、カッセル・ブラウン、インジゴ、クロロフィルおよび他の植物顔料である。合成有機顔料は、例えば、アゾ色素、アントラキノイド、インジゴイド、ジオキサジン、キナクリドン、フタロシアニン、イソインドリノン、ペリレンおよびペリノン、金属錯体、アルカリ・ブルーおよびジケトピロロピロール顔料である。
【0045】
一態様では、本発明による前記剤は、0.01〜10重量%、特に好ましくは0.05〜5重量%の少なくとも一つの粒子状物質を含む。適当な物質は、例えば、室温(25℃)で固体で、粒子の形態である物質である。例えば、シリカ、シリケート、アルミネート、粘土、雲母、塩、特に無機金属塩、金属酸化物、例えば二酸化チタン、ミネラルおよびポリマー粒子が適している。
【0046】
かかる粒子は、前記剤中に、不溶性の、好ましくは安定に分散された形態で含まれ、毛髪への適用および溶媒の蒸発後に、毛髪上に固体形態で堆積することができる。安定な分散は、組成物Aを、固体の粒子が沈殿することを妨げるのに十分大きな降伏点で提供することにより、達成することができる。十分な降伏点は、適当なゲル形成剤を適当な量で用いることにより確立することができる。
【0047】
好ましい粒子状物質は、シリカ(シリカゲル、二酸化シリコン)および金属塩、特に無機金属塩であり、シリカが特に好ましい。金属塩は、例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属ハロゲン化物、塩化ナトリウムまたは塩化カリウムなど;アルカリ金属またはアルカリ土類金属スルフェート、ナトリウムスルフェートまたはマグネシウムスルフェート等である。
【0048】
本発明による前記剤は、好ましくは、水性、アルコール性または水性-アルコール性媒質中に、好ましくは少なくとも10重量%水で調製される。含まれてよいアルコールは、特に、化粧目的のために慣用的に使用される1〜4個の炭素原子を有する低級アルコール、例えば、エタノールおよびイソプロパノールである。本発明による剤は、2.0〜9.5のpH範囲であってよい。4〜8のpH範囲が特に好ましい。含まれてよいさらなる共溶媒は、1〜15重量%、好ましくは1〜10重量%の、400℃未満の沸点を有する有機溶媒または溶媒の混合物である。特に適当なさらなる共溶媒は、非分枝または分枝炭化水素、ペンタン、ヘキサン、イソペンタンおよび環状炭化水素、シクロペンタンおよびシクロヘキサン等である。さらに、特に好ましい水溶性溶媒は、30重量%までの量のグリセロール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールである。
【0049】
本発明による前記剤は、種々の適用形態、例えば、ローション、スピレーがけのための機械的装置を用いて使用される非エアゾルスプレーローション、推進剤を用いてスプレーされるエアゾルスプレー、組成物をフォーミングするための適当な機械的装置と組み合わされるエアゾルフォームまたは非エアゾルフォーム、ヘアクリーム、ヘアワックス、ジェル、液体ジェル、スプレーがけ可能なジェルまたはフォームジェルとして用いることができる。慣用されている増粘剤で増粘されたローションの形態で用いられることも可能である。
【0050】
一態様では、本発明による前記剤は、ジェルの形態、粘性ローションの形態、または機械的装置を用いてスプレーされるスプレージェルの形態であり、少なくとも一つの前記増粘ポリマーを好ましくは0.05〜10重量%、特に好ましくは0.1〜2重量%で含み、および少なくとも250mPas(ボーリンレオメーターCS、測定ボディC25を25℃および50S-1の剪断速度で用いて測定したもの)の粘度を有する。かかるジェルの粘度は、25℃で、好ましくは500〜50000mPas、特に好ましくは1000〜15000mPasである。
【0051】
一態様では、本発明による前記剤は、O/Wエマルジョン、W/Oエマルジョンまたはミクロエマルジョンの形態であり、水中に乳化された前記油またはワックスの少なくとも一つおよび少なくとも一つの前記界面活性剤を含む。
一態様では、本発明による前記剤は、機械的ポンプスプレー装置と組み合わされる、または、プロパン、ブタン、ジメチルエーテルおよびフッ化炭化水素から選択される少なくとも一つの推進剤と組み合わされるスプレー製品の形態である。エアゾルスプレーは、さらに、好ましくは15〜85重量%、特に好ましくは25〜75重量%の増進剤を含み、加圧される容器中に詰められる。適当な増進剤は、例えば、低級アルカン、例えばn-ブタン、イソブタンおよびプロパンまたはこれらの混合物、およびジメチルエーテルまたはフッ化炭化水素、F152a(1,1-ジフルオロエタン)またはF134(テトラフルオロ-エタン)などであり、およびさらに、考慮される、例えば、N2、N2OおよびCO2などの圧力にてガスの形態の増進剤および前記推進剤の混合物である。
【0052】
非エアゾルヘアスプレーは、適当な機械的に操作されるスプレー装置を用いてスプレーされる。機械的スプレー装置は、組成物のスプレーがけを、推進剤を用いることなく可能とする装置を意味すると理解される。適当な機械的スプレー装置は、例えばスプレーポンプ、またはスプレーバルブと共に提供される弾力性ある容器であって、本発明による化粧剤が圧力下に封入され、当該弾力性のある容器が伸長し、スプレーバルブを開ける際のかかる弾力性ある容器の収縮の結果として、継続的にディスペンスされるものであってよい。
【0053】
一態様では、本発明による前記剤は、フォーミングのための装置と組み合わされる泡化可能な製品(ムース)の形態であり、この目的のために公知の少なくとも一つの慣用される泡付与物質、例えば少なくとも一つの泡形成界面活性剤または少なくとも一つの泡形成ポリマーを含む。フォーミングのための装置は、液体のフォーミングを、場合により推進剤を用いて可能とする装置を意味すると理解される。用いることができる適当な機械的フォーミング装置は、例えば、標準的な市販のポンプフォーマーまたはエアゾルフォーミングヘッドである。製品は、機械的ポンプフォーミング装置と組み合わされるか(ポンプフォーム)、または、好ましくは1〜20重量%、特に2〜10重量%の量の少なくとも一つの推進剤と組み合わされる(エアゾルフォーム)。推進剤は、例えば、プロパン、ブタン、ジメチルエーテルおよびフッ化炭化水素から選択される。かかる剤は、毛髪に適用および組み込まれる前に直接泡化され、次いで、洗い流すことができる、または洗い流すことなく毛髪に残すことができる。
【0054】
泡化可能な製品は、活性成分または添加物として、キトサン、キトサン塩、キトサン誘導体、カチオン性セルロース化合物、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタムおよび塩基性アクリルアミドモノマーのコポリマーまたはこれらポリマーの混合物から選択されるポリマーを好ましくは含む。適当なキトサン塩、キトサン誘導体、カチオン性セルロース誘導体は、例えば、前記のものである。好ましいカチオン性セルロース化合物は、ヒドロキシエチルセルロースおよびジアリルジメチルアンモニウムクロライドのコポリマー(ポリクオーターニウム-4)および、ヒドロキシエチルセルロースおよびトリアルキルアンモニウム基により置換されたエポキシドの反応生成物(ポリクオータニウム-10)である。好ましいキトサン塩は、蟻酸、乳酸およびピロリドンカルボン酸との塩である。ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタムおよび塩基性アクリルアミドモノマーの好ましいコポリマーは、アクリルアミドモノマーがジメチルアミノプロピルアクリルアミドであるものである。ヒドロキシエチルセルロースとジアリルジメチルアンモニウムクロライドのコポリマー(ポリクオータニウム-4)および、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタムおよびジメチルアミノプロピルアクリルアミドのコポリマーを含む泡化可能な製品および、ヒドロキシエチルセルロースとジアリルジメチルアンモニウムクロライドのコポリマー(ポリクオータニウム-4)およびビニルピロリドン、ビニルカプロラクタムおよびジメチルアミノプロピルアクリルアミドのコポリマーおよび少なくとも一つのキトサン塩を含む泡化可能な製品も好ましい。
【0055】
一態様では、本発明による前記剤は、ヘアワックスの形態であり、即ち、ワックス様のコンシステンシーを有し、少なくとも一つの前記ワックスを、好ましくは0.5〜30重量%の量で含み、および任意に更に水不溶性物質を含む。ワックス様のコンシステンシーは好ましくは、針の貫通数(測定0.1mm、試験重量100g、試験時間5s、試験温度25℃のユニット;DIN51579に従う)が10以上、特に好ましくは20以上で、製品の凝固点が好ましくは30℃以上で70℃以下、特に好ましくは40〜55℃の範囲にあることに特徴づけられる。適当なワックスおよび水不溶性物質は、特に、7未満のHLB値を有する乳化剤、シリコーン油、シリコーンワックス、ワックス(例えば、ワックスアルコール、ワックス酸、ワックスエステル、および特に天然ワックス、蜜蝋、カルナウバ蝋など)、脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪酸エステルまたは親水性ワックス、例えば、800〜20000の、好ましくは2000〜10000g/モルの分子量を有する高分子量のポリエチレングリコールである。
【0056】
本発明によるヘアトリートメント剤がヘアローションの形態である場合、少なくとも10重量%、好ましくは20〜95重量%の化粧的に適合可能なアルコールを含む、本質的に非粘性または低粘度の流動可能な溶液、ディスパーションまたはエマルジョンの形態である。用いることができるアルコールは、特に、化粧目的のために慣用される1〜4個の炭素原子を有する低級アルコール、例えばエタノールおよびイソプロパノールである。
【0057】
本発明によるヘアトリートメント剤がヘアクリームの形態である場合、好ましくはエマルジョンの形態であり、0.1〜10重量%のいずれかの追加的な粘度付与成分を含み、または、所望の粘度およびクリーミーなコンシステンシーを、適当な乳化剤、脂肪酸、脂肪アルコール、ワックス等を用いてミセル形成により慣用的方法で形成する。
以下の実施例を、本発明の対象をより詳細に説明するために用いる。特記しない限り、各場合に付記されるポリマー含量は、固体含量を意味する。
【0058】
[実施例]
実施例にて用いた物質:
Luviset(登録商標)Clear:ビニルピロリドン、メタクリルアミドおよびビニルイミダゾールのターポリマー(BASF)
サーファクタント193:エトキシル化ジメチルポリシロキサン;INCI:PEG-12ジメチコーン(ダウコーニング)
Emulgin (登録商標)L:INCI:PEG-1-PEG-9ラウリルグリコールエーテル
ナトロゾルG:ヒドロキシエチルセルロース
Aculyn (登録商標)48:PEG-150/ステアリルアルコール/SMDIコポリマー、水中19%濃度(ローム・アンド・ハース)
【0059】
Aquaflex(登録商標)SF 40:VP/ビニルカプロラクタム/DMAPAアクリレートコポリマー、エタノール中40%濃度(ISP)
Pemulen(登録商標):アクリレート/C10-30アルキルアクリレートクロスポリマー
Synthalen(登録商標)W2000:アクリレート/パルメス-25アクリレートコポリマー(水中31%濃度)
Structure (登録商標)3001:アクリレート/セテス-20イタコネートコポリマー、水中30%濃度(ナショナルスターチ)
Dekaben (登録商標)LMB:ヨードプロピニルブチルカルバメート、ブチレングリコール中10%濃度
Dekaben(登録商標)LMP:フェノキシエタノールおよびイソプロピニルブチルカルバメート
【0060】
Celquat(登録商標)L200:ヒドロキシエチルセルロースとジアリルジメチルアンモニウムクロライドのコポリマー;ポリクオータニウム-4
ダウコーニング1401:高分子量のジメチコノール、シクロメチコーン中13%濃度
コポリマー845:VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、水中20%濃度(ISP)
Abilquat(登録商標)3270:クオータニウム-80、プロピレングリコール中50%濃度(ゴールドシュミット)
Aquaflex(登録商標)FX-64:イソブチレン/エチルマレイミド/ヒドロキシエチルマレイミドコポリマー、水/エタノール中40%濃度(ISP)
ジアフォーマーZ-711:アクリレート/ラウリルアクリレート/ステアリルアクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートコポリマー、40%濃度(クラリアント)
【0061】
実施例1:液体ジェル
【表1】

【0062】
実施例2:液体ジェル
【表2】

【0063】
実施例3:液体ジェル
【表3】

【0064】
実施例4:スプレージェル
【表4】

【0065】
かかる組成物は、ポンプスプレー装置を備えたパッキング中に詰められる。
実施例5:即乾ジェル
【表5】

【0066】
実施例6:ジェルスプレー
【表6】


かかる組成物は、ポンプスプレー装置を備えたパッキング中に詰められる。
【0067】
実施例7:ブロー-乾燥ジェル
【表7】

【0068】
実施例8:ジェル
【表8】

【0069】
実施例9:ジェル−強力保持
【表9】

【0070】
実施例10:ジェル−強力保持
【表10】

【0071】
実施例11:ジェル−標準的な保持
【表11】

【0072】
実施例12:ポンプ-セッティングフォーム
【表12】


かかる組成物は、機械的に操作されるポンプフォーミング装置を備えたパッキング中に詰められる。
【0073】
実施例13:ポンプ-セッティングフォーム
【表13】


かかる組成物は、機械的に操作されるポンプフォーミング装置を備えたパッキング中に詰められる。
【0074】
実施例14:ポンプ-セッティングフォーム
【表14】


かかる組成物は、機械的に操作されるポンプフォーミング装置を備えたパッキング中に詰められる。
【0075】
実施例15:ポンプ-セッティングフォーム
【表15】


かかる組成物は、機械的に操作されるポンプフォーミング装置を備えたパッキング中に詰められる。
【0076】
実施例16:ポンプ-セッティングフォーム
【表16】


かかる組成物は、機械的に操作されるポンプフォーミング装置を備えたパッキング中に詰められる。
【0077】
実施例17:ポンプ-セッティングフォーム
【表17】


かかる組成物は、機械的に操作されるポンプフォーミング装置を備えたパッキング中に詰められる。
【0078】
実施例18:ポンプ-セッティングフォーム
【表18】


かかる組成物は、機械的に操作されるポンプフォーミング装置を備えたパッキング中に詰められる。
【0079】
実施例19:エアゾル-セッティングフォーム-標準的な保持
【表19】


かかる組成物は、フォーミングヘッドを備えたエアゾル缶中に詰められる。
【0080】
実施例20:エアゾル-セッティングフォーム-標準的な保持
【表20】


かかる組成物は、フォーミングヘッドを備えたエアゾル缶中に詰められる。
【0081】
実施例21:エアゾル-セッティングフォーム-超強力保持
【表21】


かかる組成物は、フォーミングヘッドを備えたエアゾル缶中に詰められる。
【0082】
実施例22:エアゾル-セッティングフォーム-超強力保持
【表22】


かかる組成物は、フォーミングヘッドを備えたエアゾル缶中に詰められる。
【0083】
実施例23:セッティングスプレー
【表23】


かかる組成物は、ポンプスプレー装置を備えたパッキング中に詰められる。
【0084】
実施例24:セッティングスプレー
【表24】


かかる組成物は、ポンプスプレー装置を備えたパッキング中に詰められる。
【0085】
実施例25:セッティングスプレー
【表25】


かかる組成物は、ポンプスプレー装置を備えたパッキング中に詰められる。
【0086】
実施例26:非エアゾルブロー-乾燥ローション
【表26】

【0087】
実施例27:非エアゾルブロー-乾燥ローション
【表27】

【0088】
実施例28:非エアゾルブロー-乾燥ローション
【表28】


かかる活性成分溶液は、増進剤としてのDMEと45:55の比率で、エアゾル缶中に詰められる。
【0089】
実施例29:VOC80ポンプスプレー−強力保持
【表29】


かかる組成物は、ポンプスプレー装置を備えたパッキング中に詰められる。
【0090】
実施例30:エアゾル-ヘアスプレー
【表30】


かかる活性成分溶液は、増進剤としてのDMEと45:55の比率で、エアゾル缶中に詰められる。
【0091】
実施例31:エアゾル-ヘアスプレー
【表31】


かかる活性成分溶液は、増進剤としてのDMEと45:55の比率で、エアゾル缶中に詰められる。
【0092】
実施例32:エアゾル-ヘアスプレー
【表32】


かかる活性成分溶液は、増進剤としてのDMEと45:55の比率で、エアゾル缶中に詰められる。
【0093】
実施例33:ボリューマイジングエアゾルフォーム
【表33】


かかる組成物は、フォーミングヘッドを備えたエアゾル缶に詰められる。当該製品を毛髪に使用することにより、ヘアスタイルに、長期に渡って持続するボリュームが得られる。
【0094】
実施例34:ボリューマイジングエアゾルフォーム
【表34】


かかる組成物は、フォーミングヘッドを備えたエアゾル缶に詰められる。当該製品を毛髪に使用することにより、ヘアスタイルに、長期に渡って持続するボリュームが得られる。
【0095】
実施例35:ボリューマイジングエアゾルフォーム
【表35】


かかる組成物は、プロパン/ブタン4.8バールを用いて、活性成分溶液:増進剤ガス=94:4の比率で、フォーミングヘッドを備えたエアゾル缶中に詰められる。かかる製品を毛髪に用いることにより、ヘアスタイルに、長期間持続するボリュームが得られる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)ビニルピロリドン、メタクリルアミドおよびビニルイミダゾールから構成されるターポリマーと、
(B)粘度調整物質、ヘアケア物質、ヘア-セッティング物質、シリコーン化合物、光保護物質、油、ワックス、保存剤、顔料、可溶性染料、粒子状物質および界面活性剤から選択される少なくとも一つの活性成分または添加物
の組合せを適当な化粧基剤中に含むヘアトリートメント剤。
【請求項2】
前記ターポリマー(A)が0.1〜10重量%の量で含まれ、0.1〜5重量%の量で含まれる前記粘度調整物質が、アクリル酸およびメタクリル酸から選択される少なくとも一つの第一のモノマータイプと、アクリル酸とエトキシル化脂肪アルコールのエステルから選択される少なくとも一つの第二のモノマータイプのコポリマー;架橋型ポリアクリル酸;アクリル酸およびメタクリル酸から選択される少なくとも一つの第一のモノマータイプと、アクリル酸とC10-〜C30-アルコールのエステルから選択される少なくとも一つの第二のモノマータイプの架橋型コポリマー;アクリル酸およびメタクリル酸から選択される少なくとも一つの第一のモノマータイプと、イタコン酸とエトキシル化脂肪アルコールのエステルから選択される少なくとも一つの第二のモノマータイプのコポリマー;アクリル酸およびメタクリル酸から選択される少なくとも一つの第一のモノマータイプ、イタコン酸とエトキシル化C10-〜C30-アルコールのエステルから選択される少なくとも一つの第二のモノマータイプ、およびC1-〜C4-アミノアルキルアクリレートから選択される第三のモノマータイプのコポリマー;アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択される2個以上のモノマーのコポリマー;ビニルピロリドンとアンモニウムアクリロイルジメチルタウレートのコポリマー;アンモニウムアクリロイルジメチルタウレートと、メタクリル酸およびエトキシル化脂肪アルコールのエステルから選択されるモノマーのコポリマー;ヒドロキシエチルセルロース;ヒドロキシプロピルセルロース;ヒドロキシプロピルグアー;グリセリルポリアクリレート;グリセリルポリメタクリレート;少なくとも一つのC2-、C3-、またはC4-アルキレンとスチレンのコポリマー;ポリウレタン;ヒドロキシプロピルスターチホスフェート;ポリアクリルアミド;無水マレイン酸とメチルビニルエーテルのデカジエンとの架橋型コポリマー;イナゴマメ種子粉末;グアーガム;キサンタン;デヒドロキサンタン;カラギーナン;カラヤガム;加水分解されたコーンスターチ;ポリエチレンオキシド、脂肪アルコールおよび飽和メチレンジフェニルジイソシアネートのコポリマーから選択される増粘ポリマーであることを特徴とする、請求項1に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項3】
前記ヘアケアまたは前記ヘア-セッティング物質として、アクリル酸、エチルアクリレートおよびN-tert-ブチルアクリルアミドのターポリマー;架橋型または非架橋型ビニルアセテート/クロトン酸コポリマー;tert-ブチルアクリレート、エチルアクリレートおよびメタクリル酸のターポリマー;ナトリウムポリスチレンスルホネート;ビニルアセテート、クロトン酸およびビニルプロピオネートのコポリマー;ビニルアセテート、クロトン酸およびビニルネオデカノエートのコポリマー;アミノメチルプロパノールアクリレートコポリマー;ビニルピロリドンと、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択される少なくとも一つの更なるモノマーのコポリマー;メチルビニルエーテルとマレイン酸モノアルキルエステルのコポリマー;アリルメタクリレートと、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択される少なくとも一つの更なるモノマーのコポリマーのアミノメチルプロパノール塩;エチルアクリレートとメタクリル酸の架橋型コポリマー;ビニルアセテート、モノ-n-ブチルマレエートおよびイソボルニルアクリレートのコポリマー;アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択される2個以上のモノマーのコポリマー;オクチルアクリルアミドと、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択される少なくとも一つのモノマーのコポリマー;ジグリコール、シクロヘキサンジメタノール、イソフタル酸およびスルホイソフタル酸のポリエステルから選択される、アニオン基またはアニオン化可能な基を有するポリマーが含まれていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項4】
前記ヘアケアまたは前記ヘア-セッティング物質として、ヒドロキシエチルセルロースとジアリルジメチルアンモニウムクロライドのカチオン性セルロース誘導体;ヒドロキシエチルセルロースとトリメチルアンモニウム置換エポキシドとのカチオン性セルロース誘導体;ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムクロライド);アクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロライドのコポリマー;ジエチルスルフェートと、ビニルピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマーの反応により形成される第4級アンモニウムポリマー;メチルビニルイミダゾリウムクロライドとビニルピロリドンの4級アンモニウムポリマー;ポリクオータニウム-35;トリメチルアンモニウムエチルメタクリレートクロライドのポリマー;ポリクオータニウム-57;4級アンモニウム基により末端置換されたジメチルポリシロキサン;ビニルピロリドン、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドとメタクリロイルアミノプロピルラウリルジメチルアンモニウムクロライドのコポリマー;キトサンおよびその塩;ヒドロキシアルキルキトサンおよびその塩;アルキルヒドロキシアルキルキトサンおよびその塩;N-ヒドロキシアルキルキトサンアルキルエーテル;N-ヒドロキシアルキルキトサンベンジルエーテル;ビニルカプロラクタム、ビニルピロリドンおよびジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー;ビニルピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタムおよびジメチルアミノプロピルアクリルアミドのコポリマー;少なくとも一つの4級アンモニウム基で置換されたヒドロキシ酸から選択される少なくとも一つの第一のモノマータイプから構成されるポリエステルまたはオリゴエステルから選択される、カチオン基またはカキオン化可能な基を有するポリマーが含まれていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項5】
前記ヘアケアまたは前記ヘア-セッティング物質として、オクチルアクリルアミド、アクリル酸、ブチルアミノエチルメタクリレート、メチルメタクリレートおよびヒドロキシプロピルメタクリレートのコポリマー;ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、エチルアミンオキシドメタクリレートと、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択される少なくとも一つのモノマーのコポリマー;メタクリロイル-エチルベタインと、メタクリル酸およびメタクリル酸エステルから選択される少なくとも一つのモノマーのコポリマー;アクリル酸、メチルアクリレートおよびメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライドのコポリマー;第4級クロトンベタインまたは第4級クロトンベタインエステルから調製可能なオリゴマーまたはポリマーから選択される双性イオンポリマーおよび/または両性ポリマーが含まれていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項6】
前記ヘアケアまたは前記ヘア-セッティング物質が、ポリビニルピロリドン、ポリビニルカプロラクタム、ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー、ポリビニルアルコール、イソブチレン/エチルマレイミド/ヒドロキシエチルマレイミドコポリマー;ビニルピロリドン、ビニルアセテートおよびビニルプロピオネートのコポリマーから選択される非イオン性ポリマーであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項7】
環状ジメチルシロキサン、線状ポリジメチルシロキサン、ポリジメチルシロキサンとポリエチレンオキシドおよび/またはポリプロピレンオキシドのブロックポリマー、末端または側方ポリエチレンオキシドまたはポリプロピレンオキシドラジカルを有するポリジメチルシロキサン、末端ヒドロキシル基を有するポリジメチルシロキサン、フェニル置換ポリジメチルシロキサン、シリコーンエマルジョン、シリコーンエラストマー、シリコーンワックス、シリコーンガムおよびアミノ置換シリコーンから選択される少なくとも一つのシリコーン化合物が含まれることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項8】
2-エチルヘキシル4-メトキシシナメート、メチルメトキシシナメート、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸およびポリエトキシル化p-アミノベンゾエートから選択される少なくとも一つの光保護物質が含まれることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項9】
パラフィンワックス、ポリオレフィンワックス、ウールワックス、ウールワックスアルコール、カンデリラワックス、オリーブワックス、カルナウバワックス、ジャパンワックス、リンゴワックス、硬化脂肪、脂肪酸エステル、脂肪酸グリセリド、脂肪酸トリグリセリド、鉱油、イソパラフィンオイル、パラフィンオイル、スクアラン、ヒマワリ油、ココナッツ油、ヒマシ油、ラノリン油、ホホバ油、コーン油、ダイズ油から選択される少なくとも一つの油またはワックスが含まれることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項10】
ベタイン;パンテノール;パンテニルエチルエーテル;ソルビトール;タンパク質加水分解物;植物抽出物;アルキルアクリレートとアルキルメタクリレートのA-Bブロックコポリマー;アルキルメタクリレートとアクリロニトリルのA-Bブロックコポリマー;ラクチドとエチレンオキシドのA-B-Aブロックコポリマー;カプロラクトンとエチレンオキシドのA-B-Aブロックコポリマー;アルキレンまたはアルカジエン化合物、スチレンおよびアルキルメタクリレートのA-B-Cブロックコポリマー;アクリル酸、スチレンおよびアルキルメタクリレートのA-B-Cブロックコポリマー;星型ブロックコポリマー;高分枝ポリマー、デンドリマー、真性電気伝導性3,4-ポリエチレンジオキシチオフェンおよび真性電気伝導性ポリアニリンから選択される少なくとも一つのヘアケアまたはヘアセッティング物質が含まれることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項11】
2〜30モルのエチレンオキシドおよび/または1〜5モルのプロピレンオキシドの、C8-〜C22-脂肪アルコールへの付加物;2〜30モルのエチレンオキシドおよび/または1〜5モルのプロピレンオキシドの、C12-〜C22-脂肪酸への付加物、2〜30-モルのエチレンオキシドおよび/または1〜5モルのプロピレンオキシドの、アルキル基中に8〜15個の炭素原子を有するアルキルフェノールへの付加物;1〜30モルのエチレンオキシドの、グリセロールへの付加物のC12-〜C22-脂肪酸モノおよびジエステル、5〜60モルのエチレンオキシドの、ヒマシ油または硬化ヒマシ油への付加物、2〜30モルのエチレンオキシドの、C8-〜C22-脂肪アルコールへの付加物とリン酸のモノ-、ジ-またはトリエステル、スクロースと、1または2個のC8-〜C22-の脂肪酸のエステル、ソルビタンと、1、2または3個のC8-〜C22-脂肪酸の、4〜20のエトキシル化度のエステル、1、2またはそれ以上のC8-〜C22脂肪酸と、2〜20個のグリセリルユニットを有するポリグリセロールのポリグリセリル脂肪酸エステル、アルキルグリコシド、C8-22-アルキルジメチルベンジルアンモニウム化合物、C8-22-アルキルトリメチルアンモニウム化合物、C8-22-アルキルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム化合物、ジ(C8-22-アルキル)ジメチルアンモニウム化合物、C8-22-アルキルピリジニウム塩、C8-22-アルキルアミドエチルトリメチルアンモニウムエーテルスルフェート、C8-22-アルキルメチルアミンオキシド、C8-22-アルキルアミノエチルジメチルアミンオキシドから選択される少なくとも一つの界面活性剤が含まれることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項12】
フェノキシエタノール、ベンジルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベン、イソブチルパラベン、イソプロピルパラベン、メチルパラベン、プロピルパラベン、メチルジブロオモグルタロニトリル、DMDMヒダントインから選択される保存剤が含まれることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項13】
二酸化チタン(CI77891)、黒色酸化鉄(CI77499)、黄色酸化鉄(CI77492)、赤色および褐色酸化鉄(CI77491)、マンガネーゼ・バイレット(CI77742)、ウルトラマリン(CI77007)、クロミアムオキシドヒドレート(CI77289)、プルシアン・ブルー(CI77510)、ビスマス・オキシクロライド(CI77163)、カルミン(コチニール)、雲母に基づく真珠光沢顔料および着色顔料から選択される少なくとも一つの顔料が含まれ、前記真珠光沢顔料および着色顔料が、二酸化チタンまたはビスマスオキシクロライド等の金属酸化物または金属オキシクロライド、および任意に酸化鉄、鉄ブルー、ウルトラマリンまたはカルミン等の更なる着色付与物質で被覆され、当該着色が、層の厚さを変えることにより決定されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項14】
シリカ、シリケート、アルミネート、粘土、雲母、不溶性金属塩、金属酸化物、ミネラルおよび不溶性ポリマー粒子から選択される少なくとも一つの粒子状物質が含まれることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項15】
ジェルの形態で、粘性ローションの形態で、または機械的装置を用いてスプレーされるスプレージェルの形態であり、請求項2に記載の少なくとも一つの増粘ポリマーを含み、かつ、少なくとも250mPasの粘度(ボーリンレオメーターCS、測定ボディC25を25℃および50s-1の剪断速度で用いることにより測定したもの)を有することを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項16】
O/Wエマルジョン、W/Oエマルジョンまたはミクロエマルジョンの形態であり、請求項9に記載の少なくとも一つの油またはワックスおよび、請求項11に記載の少なくとも一つの界面活性剤を含むことを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項17】
スプレー製品の形態であり、機械的ポンプスプレー装置と組み合わされるか、または、プロパン、ブタン、ジメチルエーテルおよびフッ化炭化水素から選択される少なくとも一つの推進剤と組み合わされるかのいずれかであることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項18】
フォーミングのための装置と組み合わせる泡化可能な製品の形態であり、少なくとも一つの泡形成界面活性剤または少なくとも一つの泡形成ポリマーを含み、かつ、機械的ポンプフォーム装置と組み合されるか、プロパン、ブタン、ジメチルエーテルおよびフッ化炭化水素から選択される少なくとも一つの推進剤と組み合わされるかのいずれかであることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項19】
ヘアワックスの形態であることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項20】
フォーミングのための装置と組み合わされる泡化可能な製品の形態であり、少なくとも一つの泡形成界面活性剤または少なくとも一つの泡形成ポリマーを含み、機械的ポンプフォーミング装置と組み合わされるか、または少なくとも一つの推進剤と組み合わされるかのいずれかであり、前記活性成分または添加物が、キトサン、キトサン塩、キトサン誘導体、カチオン性セルロース化合物、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタムおよび塩基性アクリルアミドモノマーのコポリマーまたはこれらポリマーの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項21】
前記活性成分または添加物が、キトサン、キトサン塩、ヒドロキシエチルセルロースとジアリルジメチルアンモニウムクロライドのコポリマー(ポリクオータニウム-4)、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタムおよびジメチルアミノプロピルアクリルアミドのコポリマーまたはこれらポリマーの混合物から選択されることを特徴とする、請求項20に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項22】
ヒドロキシエチルセルロースとジアリルジメチルアンモニウムクロライドのコポリマー(ポリクオータニウム-4)、またはビニルピロリドン、ビニルカプロラクタムおよびジメチルアミノプロピルアクリルアミドのコポリマーのいずれかが含まれることを特徴とする、請求項20または請求項21に記載のヘアトリートメント剤。
【請求項23】
ヒドロキシエチルセルロースおよびジアリルジメチルアンモニウムクロライドのコポリマー(ポリクオータニウム-4)、またはビニルピロリドン、ビニルカプロラクタムおよびジメチルアミノプロピルアクリルアミドのコポリマーまたは少なくとも一つのキトサン塩のいずれかが含まれることを特徴とする、請求項20〜22のいずれか1項に記載のヘアトリートメント剤。

【公表番号】特表2007−523118(P2007−523118A)
【公表日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−553544(P2006−553544)
【出願日】平成17年2月18日(2005.2.18)
【国際出願番号】PCT/EP2005/001693
【国際公開番号】WO2005/082322
【国際公開日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【出願人】(591011627)ウエラ アクチェンゲゼルシャフト (64)
【氏名又は名称原語表記】WELLA AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】