説明

ビンゴゲームシステム

【課題】コンピュータやネットワークを介してビンゴゲームを実行するシステムにおいて、ゲーム進行中に、中央のサーバコンピュータと、ゲーム参加者が使用している携帯電話のような携帯端末との間で常に接続状態にしている必要が無いビンゴゲームシステムを提案する。
【解決手段】ビンゴゲームを実行するコンピュータプログラム等の必要な情報を中央のサーバコンピュータから、ゲーム参加者が使用している参加者端末にダウンロードし、ビンゴゲーム進行中は通信を行わず、リーチ状態、ビンゴ状態になったときのみ中央のサーバコンピュータと参加者端末との間での通信を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、インターネット等のネットワークを介してゲームを進行するビンゴゲームシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ビンゴゲームは、「BINGO」の五つのローマ文字が横方向に印刷されている下側に、5×5=25の升目が形成され、この升目の「B」の文字の下側の縦列5マスに1〜15の中の任意の5個の数字、「I」の文字の下側の縦列5マスに16〜30の中の任意の5個の数字、「N」の文字の下側の縦列5マスに31〜45の中の任意の5個の数字、「G」の文字の下側の縦列5マスに46〜60の中の任意の5個の数字、「O」の文字の下側の縦列5マスに61〜75の中の任意の5個の数字がランダムに印刷されているビンゴカード(なお、中央のマスは常にフリースポットとして使用されるので数字は印刷されていない)を複数のビンゴゲーム参加者に配布し、ゲーム進行者が抽選機を使用してランダムに1〜75の中のいずれかの数字を抽選して参加者に通知し、参加者が持っているビンゴカードの升目において、前記通知された数字に該当するマスが、縦、横、斜めのいずれか一列に揃う状態(「ビンゴ」成立あるいは完成)になる順番を競うものである。
【0003】
ゲーム参加者は、自分に配布されているビンゴカードにおいて、ゲーム進行者から通知された数字に該当するマスに孔を空ける等し、「ビンゴ完成」の一歩手前(もう一マスに穴が開けば、ビンゴが完成する状態)になったときに、「リーチ」と発声してゲーム進行者に通告し、「ビンゴ完成」の状態になったならば、「ビンゴ」と発声してゲーム進行者に通告する。そこで、ゲーム進行者が、当該ゲーム参加者のビンゴカードにおいて、縦、横、斜めのいずれか一列に揃って穴があけられているかどうか、更には、その孔が空けられているマスに記載されていた数字が、抽選を行って参加者に通知した数字に相違ないかどうかを確認して、「ビンゴ」完成の状態を認証するようになっている。
【0004】
かかるビンゴゲームをコンピュータやネットワークを介して実行するシステムも提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
【特許文献1】特開2005−211470号公報
【特許文献2】特開2006−149983号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、コンピュータやネットワークを介してビンゴゲームを実行した場合、携帯電話のような携帯端末を使用する複数の参加者が、インターネット等のネットワークを介して交信可能なサーバコンピュータにアクセスし、所要のコンピュータプログラムをダウンロードする等してビンゴゲームが進行するようになる。
【0006】
この場合、常時、複数の携帯端末がサーバコンピュータにアクセスし、1〜75の中のいずれかの数字を抽選するたびごとに、サーバコンピュータが、複数の携帯端末に当該抽選された数字を通知する形態にするとネットワークが混雑し、通信不能、すなわち、ゲーム進行不能という事態に陥るおそれがある。
【0007】
従来提案されている特許文献1、2記載の、コンピュータやネットワークを介してビンゴゲームを実行するシステムには、このような問題の解決策は提案されていなかった。
【0008】
そこで、本発明は、コンピュータやネットワークを介してビンゴゲームを実行するシステムにおいて、ゲーム進行中に、中央のサーバコンピュータと、ゲーム参加者が使用している携帯電話のような携帯端末との間で、常に、交信状態にしている必要が無いビンゴゲームシステムを提案することを目的にしている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、ビンゴゲームを実行するコンピュータプログラム等の必要な情報を中央のサーバコンピュータから、ゲーム参加者が使用している参加者端末にダウンロードするとともに、いわゆる球出し画面情報をゲーム参加者全員が視認できる画像表示手段に表示、出力することにより、ビンゴゲーム進行中は、サーバコンピュータと個々のゲーム参加者との間で常時交信を行う必要がないようにし、リーチ状態、ビンゴ状態になったときのみ中央のサーバコンピュータと参加者端末との間での交信を行うようにして前記課題の解決を図ったものである。
【0010】
すなわち、前記目的を達成するため、この発明が提案するビンゴゲームシステムは、インターネット等のネットワークに接続され、前記インターネット等のネットワークを介して、携帯電話等の複数の携帯端末と相互に交信可能なコンピュータからなる。
【0011】
この本発明のビンゴゲームシステムは、前記のようにインターネット等のネットワークを介して、携帯電話等の複数の携帯端末と相互に交信する情報送受信手段と、以下に説明する機能を発揮する主催申込受付手段、ゲーム主催者情報記録手段、ゲーム内容情報記録手段、ゲーム進行プログラム記録手段、球出し画面情報選択手段、ゲーム参加申込用情報作成手段、参加者申込受付手段、 参加申込情報記録手段、ゲーム進行管理手段、ゲーム進行状況記録手段、 ビンゴ情報判定手段を備えている。
【0012】
ここで、主催申込受付手段は、ビンゴゲームを主催するビンゴゲーム主催者に関する情報を管理する。
【0013】
ゲーム主催者情報記録手段は、ビンゴゲーム主催者に関する情報を記録する。
【0014】
ゲーム内容情報記録手段は、前記ビンゴゲーム主催者が主催するビンゴゲームの内容に関する情報を記録する。
【0015】
ゲーム進行プログラム記録手段は、ビンゴゲームの実行に使用されるビンゴカードに関する情報であるビンゴカード情報、ビンゴゲームの際にビンゴゲーム主催者がビンゴゲーム参加者に告知する文字列の順番が定められている球出し画面情報及び、ビンゴゲームの実行に使用されるコンピュータプログラムを記録する。
【0016】
球出し画面情報選択手段は、ビンゴゲーム主催者が主催を申し込んできたビンゴゲームに使用される球出し画面情報を前記ゲーム進行プログラム記録手段から選択、抽出し、当該ビンゴゲームを特定する情報に関連づけてゲーム内容情報記録手段に記録する。
【0017】
ゲーム参加申込用情報作成手段は、ゲーム内容情報記録手段に記録されている各ビンゴゲームに対して付与されるゲーム参加申込用情報を作成する。
【0018】
参加者申込受付手段は、前記ゲーム参加申込用情報を利用してビンゴゲームへの参加を申し込んできたビンゴゲーム参加者に関する情報を管理するとともに、各ビンゴゲーム参加者に向けて、前記ビンゴゲームの実行に使用されるコンピュータプログラム及び、一のビンゴカード情報を情報送受信手段を介して出力する。
【0019】
参加申込情報記録手段は、ビンゴゲーム参加者に関する情報を、当該ビンゴゲーム参加者が参加するビンゴゲームを特定する情報に関連付けて記録する。
【0020】
ゲーム進行管理手段は、ゲーム内容情報記録手段に記録されている各ビンゴゲームの進行状況に関する情報を管理するとともに、情報送受信手段で取得したビンゴゲームを特定する情報に基づき、当該ビンゴゲームを特定する情報に関連付けられてゲーム進行プログラム記録手段に記録されている球出し画面情報を情報送受信手段を介して出力する。
【0021】
ゲーム進行状況記録手段は、ゲーム進行管理手段が管理している各ビンゴゲームの進行状況に関する情報を記録する。
【0022】
ビンゴ情報判定手段は、情報送受信手段を介して前記ゲーム参加者から取得したビンゴ画面情報について、ゲーム内容情報記録手段に記録されている、当該ゲーム参加者に送信済みの前記一のビンゴカード情報及び、当該ゲーム参加者が参加しているビンゴゲームに使用されている球出し画面情報とを参照し、ビンゴ状態に相違が無いかどうか判定する。
【0023】
以上に説明した本発明のビンゴゲームシステムは、更に、情報送受信手段を介して前記ゲーム参加者から取得したリーチ画面情報について、ゲーム内容情報記録手段に記録されている、当該ゲーム参加者に送信済みの前記一のビンゴカード情報及び、当該ゲーム参加者が参加しているビンゴゲームに使用されている球出し画面情報とを参照し、リーチ状態に相違が無いかどうか判定するリーチ情報判定手段を備えている形態にすることができる。
【0024】
また、以上に説明した本発明のいずれのビンゴゲームシステムにおいても、 情報送受信手段を介して前記ゲーム主催者から取得した当選確率情報に基づき、前記ゲーム内容情報記録手段に記録されている、当該ビンゴゲーム主催者が主催を申し込んできたビンゴゲームに使用される球出し画面情報を参照して、前記当選確率を満たすビンゴカード情報の組み合わせを、前記ゲーム進行プログラム記録手段から選択、抽出し、これを抽出ビンゴカード情報として、当該ビンゴゲームを特定する情報に関連づけてゲーム内容情報記録手段に記録する当選確率制御手段を更に備え、前記参加者申し込み受付手段は、各ビンゴゲーム参加者に向けて一のビンゴカード情報を、情報送受信手段を介して、出力する際に、当該ビンゴゲーム参加者が参加するビンゴゲームを特定する情報に関連付けて前記ゲーム内容情報記録手段に記録されている抽出ビンゴカード情報の中から抽出し、当該抽出した一のビンゴカード情報を、情報送受信手段を介して、出力する形態にすることができる。
【0025】
更に、以上に説明した本発明のいずれのビンゴゲームシステムにおいても、ゲーム進行管理手段による球出し画面情報の出力は、一の球出し画面情報のみ、若しくは、連続する複数の球出し画面情報を出力するする形態にすることができる。
【0026】
また、以上に説明した本発明のいずれのビンゴゲームシステムにおいても、ゲーム進行管理手段による球出し画面情報の出力は、予め定められている時間ごとに、あるいは、ビンゴゲームを特定する情報に基づく出力要求を情報送受信手段で取得するごとに行われる形態にすることができる。
【0027】
また、以上に説明した本発明のいずれのビンゴゲームシステムにおいても、 情報送受信手段で球出し画面情報の履歴を要求する指示を取得した際に、前記ゲーム進行管理手段が、その時点までに出力した球出し画面情報の履歴を出力する形態にすることができる。
【0028】
また、以上に説明した本発明のいずれのビンゴゲームシステムにおいても、前記ビンゴ情報判定手段は、更に、ビンゴ状態に相違が無いと判定したゲーム参加者の情報を前記ゲーム進行状況記録手段に記録し、前記ゲーム進行管理手段は、前記ゲーム進行状況記録手段に記録されている情報に基づいて各ゲーム参加者がビンゴ状態に相違が無いと判定された回数を確認し、予め定めてある回数ビンゴ状態に相違が無いと判定された参加者が予め定められている人数になった時点で、前記情報送受信手段を介して、ゲーム終了情報を出力する形態にすることができる。
【0029】
以上の構成からなる本発明のビンゴゲームシステムによれば、ビンゴゲームの参加者は、自分が使用している携帯電話等の携帯端末(参加者端末)に、本発明のビンゴゲームシステムから、インターネット等のネットワークを介して、ビンゴゲームを実行するために必要なコンピュータプログラムと、当該ビンゴゲームの実行に使用される1のビンゴカード情報とを取得し、以降は、ビンゴゲームシステムとの通信を行わずに、ゲーム参加者全員が視認できる液晶画面などの画像表示手段に順次表示される球出し画面情報を見ながら、自分が使用している携帯電話等の携帯端末(参加者端末)においてビンゴゲームを進行させることができる。
【0030】
そして、ビンゴの状態になったときに、当該ビンゴの状態になった画面情報をインターネット等のネットワークを介してビンゴゲームシステムに送信し、判定を受けることになる。
【0031】
このため、ビンゴゲーム進行中は、本発明のビンゴゲームシステムを構成しているコンピュータと、ビンゴゲームに参加している参加者が使用している携帯電話等の携帯端末(参加者端末)とは相互に交信を行う必要がなくなり、ゲーム進行中に、中央のサーバコンピュータと、ゲーム参加者が使用している携帯電話のような携帯端末(参加者端末)との間で、常時接続状態にしている必要がなくなる。
【0032】
また、従来のビンゴゲームにおいては、球出し画面情報が何回表示されればビンゴ成立する人の数がどの程度になるか予想することができなかった。このため、ゲーム主催者が期待していた以上に長い時間を要してゲームが行われたり、一度に予想外に多数の人がビンゴ成立する、等々の不具合が避けられなかった。
【0033】
本発明のビンゴゲームシステムにおいてはこのような不具合が解消され、ゲーム主催者が期待した時間、期待した当選確率に沿ってゲーム終了させることが可能になる。
【0034】
たとえば、ゲーム主催者が、球出し画面情報によって表示される文字列(たとえば、最初がB10、二番目がN33、三番目がO69、四番目がG58などの文字列)の何回目の時点でビンゴが何件成立するかに関する情報、例えば、30番目の文字列が出た時点でトータルのビンゴ成立2件、50番目の文字列が出た時点でトータルのビンゴ成立5件、といった「当選する確率に関する情報」を入力しておく。
【0035】
あるいは、球出し画面情報によって表示される文字列の100番目で、ビンゴになった列(縦列、あるいは横列、あるいは斜め列)が3列になった人が始めて1人登場し、その時点で、ビンゴになった列(縦列、あるいは横列、あるいは斜め列)が2列である人が2人、ビンゴになった列(縦列、あるいは横列、あるいは斜め列)が1列である人が3人存在するという「当選する確率に関する情報」を入力しておく。
【0036】
本発明のビンゴゲームシステムにおいては、このような当選確率を実現するビンゴカードがゲーム参加者に配布(配信)される当選確率制御を前述した当選確率制御手段が行っている。
【0037】
そこで、ゲーム主催者が期待していた時間に沿って、また、ゲーム主催者が希望していた当選者の数、順位に沿ってゲームを終了させることが可能になる。
【0038】
更に、従来、ビンゴゲームは、「BINGO」の五つのローマ文字が横方向に配置されている下側に所定数の升目が形成され、この升目の「B」の文字の下側の縦列複数のマスにそれぞれ任意の数字、「I」の文字の下側の縦列複数のマスにそれぞれ任意の数字、「N」の文字の下側の縦列複数のマスにそれぞれ任意の数字、「G」の文字の下側の縦列複数のマスにそれぞれ任意の数字、「O」の文字の下側の縦列複数のマスにそれぞれ任意の数字がランダムに配置されているビンゴカード(中央のマスは常にフリースポットとして使用されるので数字は配置されていない)を各ゲーム参加者が所持し、当該ビンゴカードにおいて、主催者が次々に選択・抽出していく球出し画面情報(ランダムな任意の数字(例えば1〜75の中の任意の数字)情報、あるいは、「B」、「I」、「N」、「G」、「O」の中のいずれかのローマ文字と、ランダムな任意の数字(例えば1〜75の中の任意の数字)との組み合わせ情報)に該当した升目を各ゲーム参加者がチェックする、孔を空ける、等していき、このチェック、あるいは穴があけられたマスが、縦、横、あるいは斜めに一列揃うと「ビンゴ」成立・完了となり、この「ビンゴ」成立・完了になる順番を参加者に競わせるものであった。
【0039】
しかし、本発明のビンゴゲームシステムにおいては、前述したように、情報判定手段がビンゴ状態に相違が無いと判定したゲーム参加者の情報をゲーム進行状況記録手段に記録する処理動作を行ない、ゲーム進行管理手段が、ゲーム進行状況記録手段に記録されている情報に基づいて各ゲーム参加者がビンゴ状態に相違が無いと判定された回数を確認し、予め定めてある回数ビンゴ状態に相違が無いと判定された参加者が予め定められている人数になった時点で、情報送受信手段を介して、ゲーム終了情報を、出力する処理を行なう。
【0040】
そこで、例えば、前記のように、チェック、あるいは穴があけられたマスが、縦、横、あるいは斜めに一列揃う「ビンゴ」状態が最も早く3列揃った参加者を1等とし、1等は一名、1等が確定した時点で「ビンゴ」状態が2列揃っている参加者、あるいは1等が確定した時点の後、最も早く2列揃った参加者を2等とし、2等は二名、2等が確定した時点で「ビンゴ」状態が1列揃っている参加者、あるいは2等が確定した時点の後、最も早く1列揃った参加者を3等とし、3等は3名、等、ゲーム主催者が申し込みの際に、1等の当選人数、2等の当選人数、3等の当選人数、等々の、各等級における当選人数に関する情報(すなわち、当選者の数などに関する情報)をゲーム内容情報として入力しておき、ビンゴ情報判定手段、ゲーム進行管理手段が前述した処理動作を行なうことにより、例えば、「ビンゴ」が一列揃うのが他のゲーム参加者より遅かったゲーム参加者であっても、その後、スムーズに、二列目、三列目が揃って、ゲーム参加者中、最も早く「ビンゴ」状態が3列揃った場合には、逆転して1等になることが生じ得る。
【0041】
これにより、本発明のビンゴゲームシステムによれば、たとえ、「ビンゴ」状態が1列揃うのが他のゲーム参加者より遅かったゲーム参加者であっても、最後まで、1等になる可能性に期待してゲームに参加することができ、ゲーム性を継続させることができる。
【発明の効果】
【0042】
この発明によれば、コンピュータやネットワークを介してビンゴゲームを実行するシステムにおいて、ゲーム進行中に、中央のサーバコンピュータと、ゲーム参加者が使用している携帯電話のような携帯端末との間で、常に、交信状態にしている必要が無いビンゴゲームシステムを提供することができる。
【0043】
また、この発明によれば、ゲーム主催者が期待していた時間や、ゲーム主催者が希望していた当選者の数、順位に沿ってゲームを終了させることが可能になる。
【0044】
更に、この発明によれば、たとえ、「ビンゴ」状態が1列揃うのが他のゲーム参加者より遅かったゲーム参加者であっても、最後まで、1等になる可能性に期待してゲームに参加することができ、ゲーム性を継続させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0045】
図1は、本発明のビンゴゲームシステムの構成例を示す概略構成図である。
【0046】
本発明のビンゴゲームシステムは、インターネット等のネットワーク2に接続され、ネットワーク2を介して、パーソナルコンピュータなどからなる主催者が使用する主催者端末3a、3b、3c、・・・(以下、総称して「主催者端末3」ということがある)、ゲーム参加者が使用する携帯電話などからなる複数の参加者端末4a、4b、4c、・・・(以下、総称して「参加者端末4」ということがある)と相互に交信可能なゲームサーバ1から構成される。
【0047】
専用機あるいは、汎用のコンピュータが所定のコンピュータプログラムの下で動作することからなるゲームサーバ1は、前記のようにネットワーク2を介して主催者端末3、参加者端末4との間で相互に交信する機能を発揮する情報送受信手段5の他に、以下に説明する機能を発揮する主催申込受付手段6、球出し画面情報選択手段7、当選確率制御手段8、ゲーム参加申込用情報作成手段9、参加申込受付手段10、ゲーム進行管理手段11、リーチ情報判定手段12、ビンゴ情報判定手段13、ゲーム主催者情報記録手段21、ゲーム内容情報記録手段22、ゲーム進行プログラム記録手段23、ゲーム進行状況記録手段24、参加申込情報記録手段25を備えている。
【0048】
ゲーム主催者情報記録手段21には、ビンゴゲーム主催者に関する情報が記録され、ゲーム内容情報記録手段22には、前記ビンゴゲーム主催者が主催するビンゴゲームの内容に関する情報が記録される。
【0049】
ゲーム進行プログラム記録手段23には、ビンゴゲームの実行に使用されるビンゴカードに関する情報であるビンゴカード情報、ビンゴゲームの際にビンゴゲーム主催者がビンゴゲーム参加者に告知する文字列の順番が定められている球出し画面情報及び、ビンゴゲームの実行に使用されるコンピュータプログラムが記録されている。
【0050】
ビンゴゲームの実行に使用される1枚1枚((1個1個)のビンゴカードは、従来のビンゴゲームに使用されるビンゴカードと同じく、「BINGO」の五つのローマ文字が横方向に配置されている下側に所定数の升目が形成され、この升目の「B」の文字の下側の縦列複数のマスにそれぞれ任意の数字、「I」の文字の下側の縦列複数のマスにそれぞれ任意の数字、「N」の文字の下側の縦列複数のマスにそれぞれ任意の数字、「G」の文字の下側の縦列複数のマスにそれぞれ任意の数字、「O」の文字の下側の縦列複数のマスにそれぞれ任意の数字がランダムに配置されている(中央のマスは常にフリースポットとして使用されるので数字は配置されていない)ものである。
【0051】
そこで、例えば、「BINGO」の五つのローマ文字が横方向に配置されている下側に25個の升目が形成され、この升目の「B」の文字の下側の縦列5個のマスの中に1から15までの数字の中の任意の数字がそれぞれ配置され、「I」の文字の下側の縦列5個のマスの中に16から30までの数字の中の任意の数字がそれぞれ配置され、「N」の文字の下側の縦列5個のマスの中に31から45までの数字の中の任意の数字がそれぞれ配置され(全体の中央に当たる上から3番目のマスはフリースポットとして使用され数字は配置されていない)、「G」の文字の下側の縦列5個のマスの中に46から60までの数字の中の任意の数字がそれぞれ配置され、「O」の文字の下側の縦列5個のマスの中に61から75までの数字の中の任意の数字がそれぞれ配置されている、総計で5.52446×1026通りのビンゴカードに関する情報であるビンゴカード情報が、ゲーム進行プログラム記録手段23に記録されている。
【0052】
また、球出し画面情報は、ビンゴゲームが進行する際に、ゲーム主催者からゲーム参加者に告知される文字列の順番が定められているものである。
【0053】
例えば、「球出し画面情報1」が使用された場合には、1番目に「25」、2番目に「73」、3番目「33」、・・・・のようにゲーム主催者からゲーム参加者に告知される文字列の順番が定められており、「球出し画面情報2」が使用された場合には、1番目に「47」、2番目に「22」、3番目「60」、・・・・のようにゲーム主催者からゲーム参加者に告知される文字列の順番が定められており、「球出し画面情報3」が使用された場合には、1番目に「29」、2番目に「41」、3番目「56」、・・・・のようにゲーム主催者からゲーム参加者に告知される文字列の順番が定められている、というものである。
【0054】
なお、この文字列は、前記のように、「B」の文字の下側に1から15、「I」の文字の下側に16から30、「N」の文字の下側に31から45、「G」の文字の下側に46から60、「O」の文字の下側に61から75と決まっている場合には、参加者が該当するマスを探す手間を軽くするため、「球出し画面情報1」が使用された場合には、1番目に「I25」、2番目に「O73」、3番目「N33」、・・・・、「球出し画面情報2」が使用された場合には、1番目に「G47」、2番目に「I22」、3番目「G60」、・・・・、「球出し画面情報3」が使用された場合には、1番目に「I29」、2番目に「N41」、3番目「G56」、・・・・、とすることもできる。
【0055】
ビンゴカードの升目が縦5×横5=25マスの場合、2.4809×1026通りの組み合わせがあるので、「球出し画面情報1」〜「球出し画面情報2.4809×1026」が、球出し画面情報として、ゲーム進行プログラム記録手段23に記録されている。
【0056】
参加申込情報記録手段25は、ビンゴゲーム参加者に関する情報を、当該ビンゴゲーム参加者が参加するビンゴゲームを特定する情報に関連付けて記録する。
【0057】
ゲーム進行状況記録手段24は、ゲーム進行管理手段11が管理している各ビンゴゲームの進行状況に関する情報を記録する。
【0058】
これらのゲーム主催者情報記録手段21〜ゲーム進行状況記録手段24等の記録手段には、ゲームサーバ1に配備されている、あるいは外付けされているハードディスク、光磁気ディスク等の外部記憶装置を使用することができる。
【0059】
主催申込受付手段6は、ビンゴゲームを主催するビンゴゲーム主催者に関する情報を管理する。また、主催申込受付手段6は、当該ビンゴゲーム主催者が主催するビンゴゲームの内容に関する情報も管理する。
【0060】
ゲーム参加申込用情報作成手段9は、ゲーム内容情報記録手段に記録されている各ビンゴゲームに対して付与されるゲーム参加申込用情報を作成する。
【0061】
参加申込受付手段10は、前記ゲーム参加申込用情報を利用してビンゴゲームへの参加を申し込んできたビンゴゲーム参加者に関する情報を管理するとともに、各ビンゴゲーム参加者に向けて、前記ビンゴゲームの実行に使用されるコンピュータプログラム及び、一のビンゴカード情報を、情報送受信手段5を介して、出力する。
【0062】
ゲーム進行管理手段11は、ゲーム内容情報記録手段22に記録されている各ビンゴゲームの進行状況に関する情報を管理するとともに、情報送受信手段5で取得したビンゴゲームを特定する情報に基づき、当該ビンゴゲームを特定する情報に関連付けられてゲーム進行プログラム記録手段23に記録されている球出し画面情報を、情報送受信手段5を介して、出力する。
【0063】
このゲーム進行管理手段11は、更に、ゲーム進行状況記録手段24に記録されている情報に基づいて各ゲーム参加者がビンゴ状態に相違が無いと判定された回数を確認し、予め定めてある回数ビンゴ状態に相違が無いと判定された参加者が予め定められている人数になった時点で、情報送受信手段5を介して、ゲーム終了情報を、出力する処理を行なう。
【0064】
リーチ情報判定手段12は、情報送受信手段5を介して前記ゲーム参加者から取得したリーチ画面情報について、ゲーム内容情報記録手段22に記録されている、当該ゲーム参加者に送信済みの前記1のビンゴカード情報及び前記球出し画面情報を参照し、リーチ状態に相違が無いかどうか判定する処理動作を行なう。
【0065】
ビンゴ情報判定手段13は、情報送受信手段5を介して前記ゲーム参加者から取得したビンゴ画面情報について、ゲーム内容情報記録手段22に記録されている、当該ゲーム参加者に送信済みの前記1のビンゴカード情報及び前記球出し画面情報を参照し、ビンゴ状態に相違が無いかどうか判定する処理動作を行なう。また、ビンゴ状態に相違が無いと判定したゲーム参加者の情報をゲーム進行状況記録手段24に記録する処理動作を行なう。
【0066】
以上の主催申込受付手段6〜ビンゴ情報判定手段13等の各手段は、ゲームサーバ1に配備されている、CPU、RAM等が、所定のコンピュータプログラムの下で動作することによって前述した各機能を発揮できるものである。
【0067】
以上に説明したゲーム主催者情報記録手段21〜ゲーム進行状況記録手段24等の記録手段、主催申込受付手段6〜ビンゴ情報判定手段13等の各手段、情報送受信手段5は、バスなどを介して接続され所定の情報交換を行うようになっている。
【0068】
(ゲーム主催者によるビンゴゲーム主催の申し込み)
次に、図2を参照して、ゲーム主催者によるビンゴゲーム主催の申し込みの工程の一例を説明する。
【0069】
ビンゴゲームの主催を希望するゲーム主催者が使用している主催者端末3からネットワーク2を介してゲームサーバ1にアクセスし、ゲーム主催を申し込む(S201)。
【0070】
ゲームサーバ1の主催申込受付手段6が、図3に例示されているゲーム主催申し込み画面を情報送受信手段5を介して主催者端末3へ送信し、記入を促す(S202)。
【0071】
ビンゴゲームの主催を希望するゲーム主催者は、これを受けて必要な情報を記入してゲームサーバ1に送信する(S203)。
【0072】
ここで、ゲーム主催者が記入する情報には、図3に例示するように、次のようなものが含まれる
<ゲーム主催者に関する情報>
メールアドレス:
球出し画面情報を送信する送信先(インターネット等のネットワークに接続可能で、球出し画面情報を受信して、これを画像表示する液晶画面などの画像表示手段(通常はビンゴゲーム参加者が視認できる場所に設置されている)と接続されるパーソナルコンピュータ等の端末に、インターネット等のネットワークを介して接続する際の接続先を指示する情報):
ゲームサーバを利用してゲーム主催した対価をゲームサーバの設置者・運営者に支払う決済方法:
<ビンゴゲームの内容に関する情報>
主催を希望するビンゴゲームに付ける「ゲーム名称」:
予想されるゲーム参加者数に関する情報:
当選者の数などに関する情報:
当選する確率に関する情報:
<その他の情報>
参加受付開始からゲーム終了までにゲーム参加者に表示する各種メッセージに関する情報(前記のビンゴゲーム参加者が視認できる場所に設置されている画像表示手段にて表示される情報):
ゲーム参加者に対してアンケートへの記入を希望する場合のアンケートに関する情報:
ゲーム終了後にゲーム参加者を別のページに誘導することを希望する場合のそのリンク先及び説明に関する情報:。
【0073】
なお、ビンゴゲームの主催を希望するゲーム主催者が自己に付与される特定のゲーム主催者IDを自ら定め、このゲーム主催者IDを前記のようにゲームサーバ1に送信する情報に含め、以降は、このゲーム主催者IDを用いて、ゲーム主催者を特定するようにすることができる。
【0074】
このゲーム主催者IDについては、前記の情報をゲームサーバ1が取得した後、ゲームサーバ1により前記ゲーム主催者を特定するゲーム主催者IDを付与し、これを、ゲームサーバ1から情報送受信手段5を介して主催者端末3へ送信して通知し、以降、このゲーム主催者IDを用いて、ゲーム主催者を特定するようにすることもできる。
【0075】
前記において、「当選者の数などに関する情報」には、1等の当選人数、2等の当選人数、3等の当選人数、等々、各等級における当選人数に関する情報が含まれる。
【0076】
例えば、球出し画面情報で表示された文字列(例えば、B10、N33、O69などと順次表示される文字列)に該当した升目を各ゲーム参加者がチェックする、等していき、このチェックされたマスが、縦、横、あるいは斜めに一列揃う「ビンゴ」状態が最も早く3列揃った参加者を1等とし、1等は一名、1等が確定した時点で「ビンゴ」状態が2列揃っている参加者、あるいは1等が確定した時点の後、最も早く2列揃った参加者を2等とし、2等は二名、2等が確定した時点で「ビンゴ」状態が1列揃っている参加者、あるいは2等が確定した時点の後、最も早く1列揃った参加者を3等とし、3等は3名、等、ゲーム主催者が申し込みの際に、1等の当選人数、2等の当選人数、3等の当選人数、等々の、各等級における当選人数に関する情報(すなわち、当選者の数などに関する情報)をゲーム内容情報として入力しておくものである。
【0077】
この情報を利用し、前述したビンゴ情報判定手段13、ゲーム進行管理手段11が行う処理動作により、例えば、「ビンゴ」が一列揃うのが他のゲーム参加者より遅かったゲーム参加者であっても、その後、スムーズに、二列目、三列目が揃った場合には、逆転して1等になることを可能ならしめるものである。
【0078】
また、前記の「当選する確率に関する情報」は、球出し画面情報によって表示される文字列(たとえば、最初がB10、二番目がN33、三番目がO69、四番目がG58などと順次表示される文字列)の何回目の時点でビンゴが何件成立するかに関する情報であって、例えば、30番目の文字列が出た時点でトータルのビンゴ成立2件、50番目の文字列が出た時点でトータルのビンゴ成立5件、といったものである。
【0079】
ゲーム主催者が、このような情報を入力しておくことにより、当選確率制御手段6が、当該ゲーム主催者が申し込んできて主催されるビンゴゲームに使用される「球出し画面情報」の場合に、前記の指定された当選確率を達成するように、ゲーム参加者に配信するゲームカード情報をゲーム進行プログラム記録手段23から選択することになる。
【0080】
例えば、球出し画面情報によって表示される文字列の20番目の時点で、初めて1人がビンゴ成立するという「当選確率」をゲーム主催者が入力してきた場合、当該ゲーム主催者が主催するビンゴゲームに使用される「球出し画面情報」を参照して、最初がB10、二番目がN33、三番目がO69、四番目がG58といった文字列の20番目で初めてビンゴ成立する「ビンゴカード情報」を、このビンゴゲームに参加する一のゲーム参加者のみに配布(配信)される「ビンゴカード情報」として、当選確率制御手段6が、ゲーム進行プログラム記録手段23から選択し、他のゲーム参加者に配信(配布)される「ビンゴカード情報」としては、文字列の20番目になっても一回もビンゴ成立しない「ビンゴカード情報」をゲーム進行プログラム記録手段23から、当選確率制御手段6が、選択するようになる。
【0081】
また、文字列の100番目で、ビンゴになった列(縦列、あるいは横列、あるいは斜め列)が3列になったゲーム参加者が始めて1人登場し、このゲーム参加者を1等で1名、1等が確定した時点で「ビンゴ」状態が2列揃っているゲーム参加者、あるいは1等が確定した時点の後、最も早く2列揃うゲーム参加者を2等とし、2等は二名、2等が確定した時点で「ビンゴ」状態が1列揃っているゲーム参加者、あるいは2等が確定した時点の後、最も早く1列揃ったゲーム参加者を3等とし、3等は3名とするというような、「当選する確率に関する情報」を、ゲーム主催者が入力してきた場合、当該ゲーム主催者が主催するビンゴゲームに使用される「球出し画面情報」を参照して、当選確率制御手段6が、そのような組み合わせになる「ビンゴカード情報」6個(枚)を、ゲーム進行プログラム記録手段23から選択し、この6個(枚)の「ビンゴカード情報」が配布(配信)されるゲーム参加者以外の、他のゲーム参加者には、この6個(枚)以外の「ビンゴカード情報」であって、3等が確定するまで一回もビンゴ成立しない「ビンゴカード情報」をゲーム進行プログラム記録手段23から選択するようにする。
【0082】
前記において、選択、抽出される6個(枚)「ビンゴカード情報」の内訳は、例えば、次のようになる
1等用の「ビンゴカード情報」が1個(枚):
・文字列の100番目でビンゴになった列が3列になる「ビンゴカード情報」である
2等用の「ビンゴカード情報」が2個(枚):
・1等が確定した時点でビンゴになった列が2列ある「ビンゴカード情報」が2個(枚)、又は、
1等が確定した時点の後、最も早く2列揃う「ビンゴカード情報」が2個(枚)、又は、
1等が確定した時点でビンゴになった列が2列ある「ビンゴカード情報」1個(枚)と、1等が確定した時点の後、最も早く2列揃う「ビンゴカード情報」1個(枚)との組み合わせ
3等用の「ビンゴカード情報」が3個(枚):
2等が確定した時点でビンゴになった列が1列ある「ビンゴカード情報」が3個(枚)、又は、
2等が確定した時点でビンゴになった列が1列ある「ビンゴカード情報」2個(枚)と2等が確定した時点の後、最も早く1列揃う「ビンゴカード情報」1個(枚)との組み合わせ、又は、
2等が確定した時点でビンゴになった列が1列ある「ビンゴカード情報」1個(枚)と2等が確定した時点の後、最も早く1列揃う「ビンゴカード情報」2個(枚)との組み合わせ、又は、
2等が確定した時点の後、最も早く1列揃う「ビンゴカード情報」が3個(枚)。
【0083】
そこで、例えば、ゲーム主催者からゲーム主催申し込みの際に提供された「ゲーム参加予想人数」が100名であれば、前記のような「カード情報」を6個(枚)と、他の「カード情報」を94個(枚)、当選確率制御手段6が、ゲーム進行プログラム記録手段23から選択するようになる。
【0084】
次に、ゲームサーバ1が前記の情報を情報送受信手段5を介して取得すると、主催申込受付手段6が、これを、当該ゲーム主催者を特定する情報(ゲーム主催者ID)に関連付けて、ゲーム主催者情報記録手段21に記録する(S204)。
【0085】
そして、球出し画面情報選択手段7が、ゲーム進行プログラム記録手段23に記録されている2.4809×1026通りの「球出し画面情報」の中から、当該ゲーム主催者が主催を希望したビンゴゲームに使用される一の「球出し画面情報」を選定する(S205)。
【0086】
こうして選定された一の「球出し画面情報」は、主催申込受付手段6により、当該ゲーム主催者が主催を希望したビンゴゲームを特定するゲームIDが付与され、このゲームIDに関連付けられて、ゲーム主催者IDと、前記取得した、ゲーム名称、等々の情報とともに、ゲーム内容情報記録手段22に記録される(S206)。
【0087】
また、前記のようにゲーム内容情報記録手段に記録される際(S206)に、これをゲームの作成日として、ゲーム作成日情報もゲーム内容情報記録手段22に記録される。
【0088】
なお、S203の工程において、ビンゴゲームの主催を希望するゲーム主催者が、前述した当選確率に関する情報を入力しない場合には、前記のように、選定された一の「球出し画面情報」が記録される処理(S206)が行われるのみであるが、S203の工程において、ビンゴゲームの主催を希望するゲーム主催者が、前述した「当選確率に関する情報」を入力した場合には、当選確率制御手段8が、情報送受信手段5を介してゲーム主催者から取得した当選確率情報に基づき、ゲーム内容情報記録手段22に記録されている、当該ビンゴゲーム主催者が主催を申し込んできたビンゴゲームに使用される球出し画面情報を参照して、前記当選確率を満たすビンゴカード情報の組み合わせを、ゲーム進行プログラム記録手段23から選択、抽出し、これを抽出ビンゴカード情報として、当該ビンゴゲームを特定する情報に関連づけてゲーム内容情報記録手段22に記録する(S207)。
【0089】
ゲーム主催者からのゲーム主催申し込みに応じて、前記のように、当該ゲーム主催者が主催するビンゴゲームにおいて使用される一の「球出し画面情報」などが前記のようにゲーム内容情報記録手段22に記録されると、ゲーム参加申込用情報作成手段9が、ゲームIDあるいはゲーム主催者ID、あるいはこれらの双方に関連付けて、当該ゲームのみに(あるいは、当該ゲーム主催者にのみ)付与されるゲーム参加申込用情報を作成する(S208)。
【0090】
そして、こうして作成したゲーム参加申込用情報を、当該ゲーム主催者が使用している主催者端末3に送信するとともに、ゲーム内容情報記録手段22に、当該ゲーム参加申込用情報を、ゲームIDに関連付けて、あるいはゲーム主催者IDに関連付けて、あるいは、ゲームIDとゲーム主催者IDとに関連付けて記録する(S209)。
【0091】
前記のゲーム参加申込用情報としては、前記のゲーム主催者が主催するビンゴゲームに参加を申し込むためのウェブサイトを指標するURLあるいは、QRコードなどを使用することができる。
【0092】
(ビンゴゲーム参加者による参加申し込み)
ゲーム参加希望者は、前述したゲーム参加申込用情報(URLあるいは、QRコード)を利用し、使用している参加者端末4からネットワーク2を介してゲームサーバ1が提供する所定のウェブサイトにアクセスし、参加申し込みを行う(S401)。
【0093】
この際、参加申込受付手段10は、ゲーム進行管理手段11が管理し、ゲーム進行情報記録手段24に記録されている進行状況(申込受付中、申込受付がまだ開始されていない、申込受付終了)をチェックし(S402)、受付中であれば、申し込みに必要な情報を記入していただく情報を、当該ゲーム参加希望者に送信する(S403)。申込受付がまだ開始されていない、あるいは、申し込みが終了していれば、その旨を当該ゲーム参加希望者に送信する(S404)。
【0094】
参加希望者は、申し込みに必要な情報の中に、少なくとも、参加希望者を特定する情報(少なくともメールアドレス情報を含む。なお、当該参加者を特定する情報、例えば、ニックネームなどの情報を求めることもできる)を含ませて、申し込みに必要な情報をゲームサーバ1に送信する(S405)。
【0095】
ゲームサーバ1の参加申込受付手段10が、この情報をゲーム参加者に関する情報として、ゲームIDに関連付けて、参加申込情報記録手段25に記録する(S406)。なお、この際、ゲーム参加者を特定する情報(例えば、参加者ID)を付与し、併せて記録しておく。
【0096】
次いで、参加申込受付手段10は、各ビンゴゲーム参加者に向けて、ゲーム進行プログラム記録手段23に記録されている前記ビンゴゲームの実行に使用されるコンピュータプログラム及び、一のビンゴカード情報を、情報送受信手段5を介して、出力する(S407)。
【0097】
なお、この場合に、前記のS203の工程において、ビンゴゲームの主催を希望するゲーム主催者が、前述した「当選確率に関する情報」を入力していた場合には、参加者申込受付手段10は、各ビンゴゲーム参加者に向けて一のビンゴカード情報を情報送受信手段5を介して出力する際に、当該ゲーム参加者が参加するビンゴゲームを特定する情報に関連付けてゲーム内容情報記録手段22に記録されている前記の抽出ビンゴカード情報の中から抽出し、当該抽出した一のビンゴカード情報を情報送受信手段5を介して出力する。
【0098】
すなわち、各ゲーム参加者が使用している携帯電話等の参加者端末4の画面に表示されるビンゴカードは一枚のみで、これは各参加者ごとに異なっている。
【0099】
また、S203の工程において、ビンゴゲームの主催を希望するゲーム主催者が、前述した「当選確率に関する情報」を入力し、S207の工程によって、前記当選確率を満たすビンゴカード情報の組み合わせが抽出ビンゴカード情報としてゲーム内容情報記録手段22に記録され、S407の工程で、参加者申込受付手段10により、この抽出ビンゴカード情報の中から抽出された一のビンゴカード情報が情報送受信手段5を介して各参加者端末に送信されている場合には、ビンゴゲームの進行に従って、ビンゴ成立するビンゴカード情報を取得しているゲーム参加者と、結局、最後までビンゴ成立しないビンゴカード情報を取得しているゲーム参加者とに別れることになる。
【0100】
ここで、例えば、「当選する確率に関する情報」として、文字列の100番目でビンゴになった列(縦列、あるいは横列、あるいは斜め列)が3列になったゲーム参加者が始めて1人登場し、このゲーム参加者を1等で1名、1等が確定した時点で「ビンゴ」状態が2列揃っているゲーム参加者、あるいは1等が確定した時点の後、最も早く2列揃うゲーム参加者を2等とし、2等は二名、2等が確定した時点で「ビンゴ」状態が1列揃っているゲーム参加者、あるいは2等が確定した時点の後、最も早く1列揃ったゲーム参加者を3等とし、3等は3名が、ゲーム主催者から申し込まれ、また、「ゲーム参加予想人数」が100名と通告されていたことにより、前述したように、当選確率制御手段6が、当該ゲーム主催者が主催するビンゴゲームに使用される「球出し画面情報」を参照して、このような当選確率を満たす「ビンゴカード情報」を選択抽出していたにもかかわらず、50名程度しか参加申し込みが無かったような場合には、ゲーム主催者が希望した時間や、当選人数、当選確率で、ビンゴゲームが終了しない、というおそれがある。
【0101】
そこで、本発明のビンゴゲームシステムは、おおよその参加人数が事前に把握できるパーティなど、ゲーム参加者(パーティ出席者)が、球出し画面情報が出力・表示される液晶画面などの画像表示手段を視認できる場所に一同に会して行われる企画の際に実行されることが望ましい。
【0102】
パーティなどの企画であれば、事前にゲーム参加者(パーティ出席者)の人数をある程度把握することができるので、前記のように当選人数、当選確率を提示していた場合であっても、ゲーム主催者が希望した時間や、当選人数、当選確率に沿ってビンゴゲームを終了させることが可能になる。
【0103】
なお、前記のS407の工程において、各参加者の携帯端末4に送信したビンゴカード情報を特定することができるように、各ビンゴカード情報を特定する情報と、当該ビンゴカード情報を送信したゲーム参加者を特定する情報(例えば、参加者ID)との組み合わせが、当該ビンゴカード情報が使用されるビンゴゲームを特定するゲームIDに関連付けられて、ゲーム内容情報記録手段22に記録される。
【0104】
各参加者は、携帯電話等の参加者端末4でこれらの情報(1のゲームカード情報と、ビンゴゲームプログラム)を取得すると、これらを記憶部に記憶し、ゲームサーバ1との通信を終了する。
【0105】
前述したように、本発明のビンゴゲームシステムは、ゲーム参加者が、球出し画面情報が出力・表示される液晶画面などの画像表示手段を視認できる場所に一同に会して行われるパーティなどの企画の際に実行されることが望ましい。
【0106】
そこで、前述した「ゲーム主催者によるビンゴゲーム主催の申し込み」は、パーティの主催者が、パーティを企画する際に実行し、ゲームサーバ1から発行された「ゲーム参加申込用情報」(ゲーム主催者が主催するビンゴゲームに参加を申し込むためのウェブサイトを指標するURLあるいは、QRコードなど)をパーティなどの企画の招待状に印刷する、等して、ゲーム参加者を募ることが可能である。
【0107】
また、ゲーム参加者人数に関しては、パーティなどの企画の招待状への応答状況を勘案して、ゲームサーバ1に通知あるいは、修正、更新するようにし、参加者人数がある程度確定した時点、で、ゲーム参加者人数に関する情報を修正、更新し、その後、参加受付を開始するようにすることもできる。
【0108】
例えば、球出し画面情報が出力・表示される液晶画面などの画像表示手段が設置されている会場でパーティなどの企画を開始し、参加人数のおおよその把握ができた時点で、主催者端末3からゲームサーバ1にアクセスしてゲーム参加者人数に関する情報を修正、更新し、あるいは、必要があれば、当選人数、当選確率に関する情報を修正、更新し、その後、ゲーム参加者からの参加受付を開始し、ビンゴゲーム開始までの間に、各パーティ参加者に前記の「ビンゴゲーム参加者による参加申し込み」を行ってもらうようにすることもできる。
【0109】
(ビンゴゲーム主催者による確認・修正)
前記のようにして作成されたビンゴゲームの内容に関して、前記の球出し画面情報が、ゲーム参加者に視聴される液晶画面などの画像表示手段に表示される際の内容、形態などに関して、ビンゴゲーム主催者が確認や、修正を希望する場合には、ゲーム主催者がゲームサーバ1にアクセスし、ゲーム主催者IDなどにより認証を受け、画像表示を受けて、これに適宜修正を加えるよう依頼することができる。
【0110】
(ゲーム開始までの進行)
ゲーム主催者がゲームサーバ1にアクセスし、ゲーム主催者IDなどにより認証が行なわれる(S501)。
【0111】
ゲーム主催者が参加申込情報などの問い合わせを行う(S502)。
【0112】
ゲーム進行管理手段11は、ゲーム主催者からの問い合わせに応じて、参加申込情報記録手段25に記録されている情報(例えば、申込人数、申込を行っている人のニックネーム及び、メールアドレス)をゲーム主催者に提供する(S503)。
【0113】
ゲーム主催者が、申し込み受付終了の指示をゲームサーバ1に送信し(S504)、ゲーム進行管理手段11が申込終了とし、当該ゲームに関しては、申込終了になった旨をゲーム進行情報記録手段24に記録する(S505)。
【0114】
(ビンゴゲームの進行:リーチになるまで)
各参加者が、携帯電話等の参加者端末4において、ビンゴゲームプログラムを立ち上げると、当該参加者端末4の画面に、前記送信されていた1のゲームカード情報が表示される(S601)。
【0115】
一方、ゲーム主催者は、ゲームサーバ1との間で交信を行って、ゲーム参加者が集まっている会場に設置されている液晶画面などの画像表示手段に、球出し画面情報を表示できる状態にする(S602)。
【0116】
このゲーム参加者が集まっている会場に設置されている液晶画面などの画像表示手段への、球出し画面情報の出力、すなわち、定められている順番に従って、文字列を順番に表示する出力は、予め定められている時間ごとに、ゲームサーバ1から画像情報を送信して順次表示することもできるし、ゲーム主催者が主催者端末3等を利用してゲームサーバ1にアクセスして、ビンゴゲームを特定する情報に基づく出力要求を送るごとに行われるようにすることもできる。
【0117】
各参加者は、自己が所有している参加者端末4の画像表示手段に表示されているビンゴカードの各マスにおいて、前記の液晶画面などの画像表示手段に表示される球出し画面情報に該当したマスに、該当したことを表示する情報を入力し(例えば、球出し画面情報に該当したマスに、チェックを入れ)する。この処理は、参加者端末4にダウンロードされているコンピュータプログラムの制御の下に行われる。
【0118】
そして、縦、横、あるいは斜めの一列において、あと1マスが球出し画面情報に該当すれば「ビンゴ」状態になる「リーチ」になったならば、ゲームサーバ1にアクセスし、その「リーチ画面」の情報を送る(S603)。
【0119】
ゲームサーバ1では、リーチ情報判定手段12が、参加者を特定する情報(例えば、参加者IDや、メールアドレス)を手がかりに、ゲーム進行情報記録手段23に記録されている情報を参照して、ゲームが進行中であるか否かを確認し(S604)、終了している場合には、その旨を返信して終了させる(S605)。
【0120】
一方、終了していない場合には、リーチ情報判定手段12が、参加者を特定する情報を手がかりに、ゲーム内容情報記録手段22に記録されている、当該ゲーム参加者に送信しているゲームカード情報と、当該ゲーム参加者が参加しているビンゴゲームに使用されている球出し画面情報とを参照し、「リーチ状態」に相違が無いかどうか判定する(S606)。
【0121】
リーチ情報判定手段12は、「リーチ状態」でないと判定した場合には、間違っているマス目がどこであるか、表示する情報を、前記参加者に送信し(S607)、「リーチ状態」に相違ない場合には、その旨を、ゲーム進行情報記録手段23に記録するとともに、参加者に送信する(S608)。
【0122】
なお、ここで、ゲーム進行情報記録手段23は、前記のように「リーチ状態」に相違ないと判定した場合、その直後に、画像表示手段へ球出し画面情報を出力する際に、リーチとなったゲーム参加者が登場したとの情報を、出力し、これが、球出し画面情報と一緒に、あるいは、球出し画面情報とは別個に、ゲーム参加者が視認できる画像表示手段に出力、表示されるようにすることができる。
【0123】
なお、この際、リーチ情報判定手段12が、ゲーム進行情報記録手段23に記録されている情報を参照して、その時点で「リーチ状態」になっている参加者の人数、その時点で一列が「ビンゴ」状態になっている参加者の人数、その時点で二列が「ビンゴ」状態になっている参加者の人数、等に関する情報を、を、「リーチ状態」に相違ない旨を参加者に送信する際(S608)に合わせて送信するようにもできる。
【0124】
ここでも、ゲーム進行情報記録手段23は、前記のように「リーチ状態」に相違ないと判定した場合、その直後に、画像表示手段へ球出し画面情報を出力する際に、前記の、その時点で「リーチ状態」になっている参加者の人数、その時点で一列が「ビンゴ」状態になっている参加者の人数、その時点で二列が「ビンゴ」状態になっている参加者の人数、等に関する情報を、出力し、これが、球出し画面情報と一緒に、あるいは、球出し画面情報とは別個に、ゲーム参加者が視認できる画像表示手段に出力、表示されるようにすることができる。
【0125】
ここで、ゲーム参加者は、ゲームサーバ1へのアクセスを終了できる。
【0126】
なお、ゲーム参加者が、球出し画面情報が表示されている液晶画面などの画像表示手段を見損なってしまい、それまでに表示された球出し画面情報の履歴を知りたい、というような事情が生じた場合、ゲーム参加者はゲームサーバ1へアクセスして、球出し画面情報の履歴を要求する指示を出力する。
【0127】
これに応じて、ゲーム進行管理手段11が、その時点までに出力した球出し画面情報の履歴を出力するので、ゲーム参加者はこれを使用している参加者端末4で取得する。そして、前述したように、参加者端末4にダウンロードされているコンピュータプログラムの制御の下、自己が所有している参加者端末4の画像表示手段に表示されているビンゴカードの各マスにおいて、その時点までに出力した球出し画面情報に該当したマスに、該当したことを表示する情報を一括して入力し(例えば、球出し画面情報に該当したマスに、チェックを入れ)することができる。
【0128】
また、液晶画面などの画像表示手段への球出し画面情報の表示は、ゲーム進行管理手段11による球出し画面情報の出力を、一の球出し画面情報のみとすることによって、最初に「B11」、次に、「N33」、次に「G55」、次に「O70」、次に「I20」、次に「B03」、次に、「G51」と一つずつ表示されるようにする他、ゲーム主催者が、主催者端末3からゲームサーバ1へアクセスして要請することにより、連続する複数の球出し画面情報を、たとえば、2個ずつ、「B11」と「N33」、次に「G55」と「O70」、次に「I20」と「B03」のように出力、表示することもできる。
【0129】
(ビンゴゲームの進行:リーチ後)
「ビンゴ」になった参加者は、ゲームサーバ1にアクセスし、「ビンゴ画面」の情報及び、「ビンゴ」になった日時に関する情報を送る(S701)。
【0130】
ゲームサーバ1では、ビンゴ情報判定手段13が、参加者を特定する情報(例えば、参加者IDや、メールアドレス)を手がかりに、ゲーム進行情報記録手段23に記録されている情報を参照して、ゲームが進行中であるか否かを確認し(S702)、終了している場合には、その旨を返信して終了させる(S703)。
【0131】
一方、終了していない場合には、ビンゴ情報判定手段13が、参加者を特定する情報を手がかりに、ゲーム内容情報記録手段に記録23されている、当該ゲーム参加者に送信しているゲームカード情報と、当該ゲーム参加者が参加しているビンゴゲームで使用されている球出し画面情報とを参照し、「ビンゴ状態」に相違が無いかどうか判定する(S704)。
【0132】
ビンゴ情報判定手段13が、「ビンゴ状態」でないと判定した場合には、間違っているマス目がどこであるか表示する情報を、前記参加者に送信し(S705)、「ビンゴ状態」に相違ない場合には、その旨を、ゲーム進行情報記録手段23に記録するとともに、前記参加者に送信する(S706)。ここでも、ゲーム進行情報記録手段23は、前記のように「ビンゴ状態」に相違ないと判定した場合、その直後に、画像表示手段へ球出し画面情報を出力する際に、ビンゴ成立した参加者が登場したとの情報を、出力し、これが、球出し画面情報と一緒に、あるいは、球出し画面情報とは別個に、ゲーム参加者が視認できる画像表示手段に出力、表示されるようにすることができる。
【0133】
なお、この際、複数の参加者から「ビンゴ画面」の情報及び、「ビンゴ」になった日時に関する情報が送られてきている場合には、「ビンゴ状態」が最も先に達成されたものであるかどうかを、「ビンゴ画面」の情報に付帯されている「ビンゴ」になった日時に関する情報を参照してビンゴ情報判定手段13が判定し、順番付けを行って、その順番付けの情報をも、前記のように参加者に送信する(S706)際に合わせて送信するとともに、ゲーム進行情報記録手段23に記録する(S706)。ここでも、ゲーム進行情報記録手段23は、前記のように「ビンゴ状態」に相違ないと判定した場合、その直後に、画像表示手段へ球出し画面情報を出力する際に、ビンゴ成立した参加者が複数登場した、との情報を、出力し、これが、球出し画面情報と一緒に、あるいは、球出し画面情報とは別個に、ゲーム参加者が視認できる画像表示手段に出力、表示されるようにすることができる。
【0134】
また、この際、ビンゴ情報判定手段13が、ゲーム進行情報記録手段23に記録されている情報を参照して、その時点で一列が「ビンゴ」状態になっている参加者の人数、その時点で二列が「ビンゴ」状態になっている参加者の人数、等に関する情報を、「ビンゴ状態」に相違ない旨を参加者に送信する際(S706)に合わせて送信するようにもできる。
【0135】
ここでも、ゲーム進行情報記録手段23は、前記のように「ビンゴ状態」に相違ないと判定した場合、その直後に、画像表示手段へ球出し画面情報を出力する際に、前記の、その時点で一列が「ビンゴ」状態になっている参加者の人数、その時点で二列が「ビンゴ」状態になっている参加者の人数、等に関する情報を、出力し、これが、球出し画面情報と一緒に、あるいは、球出し画面情報とは別個に、ゲーム参加者が視認できる画像表示手段に出力、表示されるようにすることができる。
【0136】
ここで、ゲーム参加者は、ゲームサーバ1へのアクセスを終了できる。
【0137】
なお、前記のようにビンゴゲームが進行している過程で、ゲーム進行管理手段11は、ゲーム主催者情報記録手段21に記録されている「受付開始からゲーム終了までにゲーム参加者に表示する各種メッセージ」情報に基づき、ゲーム進行中の当該情報で特定されている時期に、所定の「メッセージ」を、出力し、これが、球出し画面情報と一緒に、あるいは、球出し画面情報とは別個に、ゲーム参加者が視認できる画像表示手段に出力、表示されるようにすることができる。あるいは、前記所定の時期に、所定の「メッセージ」を、ゲーム参加者が使用している参加者端末4に送信することができる。
【0138】
また、ゲーム進行管理手段11は、ゲーム進行状況記録手段24に記録されている情報に基づいて各ゲーム参加者がビンゴ状態に相違が無いと判定された回数を確認し、予め定めてある回数ビンゴ状態に相違が無いと判定された参加者が予め定められている人数になった時点で、情報送受信手段5を介して、ゲーム終了情報を、ビンゴゲームに参加している各ゲーム参加者の参加者端末4に送信する(S707)。あるいは、これが、ゲーム参加者が視認できる画像表示手段に出力、表示されるように、出力する(S707)。
【0139】
たとえば、ビンゴ状態になった列が3列になったゲーム参加者が1名登場した時点で、1等は終了ということになっていたならば、ビンゴ状態になった列が3列になったゲーム参加者が1名登場した時点で、1等が終了した旨と、その時点で、ビンゴ状態になった列が2列(2等)になっているゲーム参加者が何名いるかをゲーム終了情報として各ゲーム参加者の参加者端末4に送信する。あるいは、これが、ゲーム参加者が視認できる画像表示手段に出力、表示されるように、出力する。
【0140】
この際、2等はビンゴ状態になった列が2列になることで2名とされていたにもかかわらず、2列がビンゴ状態になっている参加者が2名いたならば、1等及び2等が終了した旨と、その時点で、ビンゴ状態になった列が1列(3等)になっているゲーム参加者が何名いるかをゲーム終了情報として各ゲーム参加者の参加者端末4に送信する。あるいは、これが、ゲーム参加者が視認できる画像表示手段に出力、表示されるように、出力する。
【0141】
2等はビンゴ状態になった列が2列になることで2名とされていたにもかかわらず、前記の1等が終了した旨を通知する際に、2列がビンゴ状態になったゲーム参加者が3名以上存在する場合には、2列がビンゴ状態になった時間が早い者から順番に2等、3等に割り当てる処理を行い、1等及び2等が終了した旨と、その時点で、ビンゴ状態になった列が1列(3等)になっているゲーム参加者が何名いるかをゲーム終了情報として、あるいは、1等、2等、3等とも終了した旨をゲーム終了情報として各ゲーム参加者の参加者端末4に送信する。あるいは、これが、ゲーム参加者が視認できる画像表示手段に出力、表示されるように、出力する。
【0142】
ゲーム主催者から入力されていた「当選者の数などに関する情報(例えば、1等はビンゴ状態になった列が3列で1名、2等はビンゴ状態になった列が2列で2名、3等はビンゴ状態になった列が1列で3名)」が全部満たされたと、ゲーム進行管理手段11が、ゲーム進行状況記録手段24に記録されている情報に基づいて判断した時点で、ゲーム進行状管理手段11は、最終終了情報をゲーム参加者に送信し(S708)、ゲームが終了する。 あるいは、これを、ゲーム参加者が視認できる画像表示手段に出力、表示されるように、出力して(S708)、ゲームが終了する。
【0143】
なお、ビンゴゲーム進行中に、ゲーム主催者はゲームサーバ1にアクセスして、ゲーム進行情報記録手段24に記録されている当選者の数、リーチ状態の数を参照して、ゲーム終了情報をゲームサーバ1に送信することができる。これは、ゲーム進行情報記録手段24に記録され、これに基づき、ゲーム進行状管理手段11によって、最終終了情報がゲーム参加者に送信され、あるいは、ゲーム参加者が視認できる画像表示手段に出力、表示されるように出力され、ゲームが終了する。
【0144】
また、ビンゴゲーム進行中に、ゲーム参加者は、ゲームサーバ1にアクセスして、認証を受け、自分が参加しているビンゴゲームにおけるリーチ、ビンゴの人数を確認することができる。
【0145】
更に、ゲーム進行管理手段11は、ゲーム主催者情報記録手段21に記録されている「アンケート情報」に基づき、当該「アンケート情報」で特定されている時期に、所定の「アンケート情報」を、ゲーム参加者が使用している参加者端末4に送信し、アンケートへの回答を求めることができる。
【0146】
また、ゲーム進行管理手段11は、ゲーム主催者情報記録手段21に記録されている「ゲーム終了後にゲーム参加者を別のページに誘導するためのリンク先及びその説明」情報に基づき、当該情報で特定されている時期に、前記の「リンク先及びその説明」情報を、ゲーム参加者が使用している参加者端末4に送信する、あるいは、これを、ゲーム参加者が視認できる画像表示手段に出力、表示されるように、出力する。
【0147】
以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
【0148】
例えば、前記では、球出し画面情報が出力・表示される液晶画面などの画像表示手段を視認できる場所にゲーム参加者が一同に会してビンゴゲームが行われる場合を例にして説明したが、ゲーム参加者は必ずしもこのように、球出し画面情報が出力・表示される画像表示手段が配備されている場所に居る必要はない。すなわち、ゲーム参加者が所有するパーソナルコンピュータによりインタネットを介してゲームサーバ1にアクセスし、当該パーソナルコンピュータの液晶画面などに球出し画面情報を出力・表示させながら、当該ゲーム参加者が使用する携帯電話などの端末を参加者端末4として使用してゲーム主催者が主催するビンゴゲームに参加することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0149】
【図1】本発明のビンゴゲームシステムの構成の一例を説明するシステム概略構成図。
【図2】ビンゴゲームの主催を希望するゲーム主催者が本発明のビンゴゲームシステムにアクセスして主催申し込みを行う一例を説明する流れ図。
【図3】ゲーム主催者が使用する主催者端末に送信されるゲーム申し込み画面の一例。
【図4】ビンゴゲームに参加を希望するゲーム参加者が本発明のビンゴゲームシステムにアクセスして参加申し込みを行う一例を説明する流れ図。
【図5】ビンゴゲームが開始される前にゲーム主催者が本発明のビンゴゲームシステムにアクセスして当該ゲーム主催者が主催するビンゴゲームへの申込状況を確認し、申込受付終了を指示する工程の一例を説明する流れ図。
【図6】ビンゴゲームが開始され、ゲーム参加者が使用する参加者端末の画面においてビンゴゲームが進行し、リーチ状態になるまでの工程の一例を説明する流れ図。
【図7】ビンゴゲームが進行し、ゲーム参加者が使用する参加者端末の画面においてビンゴ状態になってからの工程の一例を説明する流れ図。
【符号の説明】
【0150】
1 ゲームサーバ
2 ネットワーク
3、3a、3b、3c、・・・ 主催者端末
4、4a、4b、4c、・・・ 参加者端末
5 情報送受信手段
6 主催申込受付手段
7 球出し画面情報選択手段
8 当選確率制御手段
9 ゲーム参加申込用情報作成手段
10 参加申込受付手段
11 ゲーム進行管理手段
12 リーチ情報判定手段
13 ビンゴ情報判定手段
21 ゲーム主催者情報記録手段
22 ゲーム内容情報記録手段
23 ゲーム進行プログラム記録手段
24 ゲーム進行状況記録手段
25 参加申込情報記録手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報送受信手段と、
ビンゴゲームを主催するビンゴゲーム主催者に関する情報を管理する主催申込受付手段と、
ビンゴゲーム主催者に関する情報が記録されるゲーム主催者情報記録手段と、
前記ビンゴゲーム主催者が主催するビンゴゲームの内容に関する情報が記録されるゲーム内容情報記録手段と、
ビンゴゲームの実行に使用されるビンゴカードに関する情報であるビンゴカード情報、ビンゴゲームの際にビンゴゲーム主催者がビンゴゲーム参加者に告知する文字列の順番が定められている球出し画面情報及び、ビンゴゲームの実行に使用されるコンピュータプログラムが記録されるゲーム進行プログラム記録手段と、
ビンゴゲーム主催者が主催を申し込んできたビンゴゲームに使用される球出し画面情報を前記ゲーム進行プログラム記録手段から選択、抽出し、当該ビンゴゲームを特定する情報に関連づけてゲーム内容情報記録手段に記録する球出し画面情報選択手段と、
ゲーム内容情報記録手段に記録されている各ビンゴゲームに対して付与されるゲーム参加申込用情報を作成するゲーム参加申込用情報作成手段と、
前記ゲーム参加申込用情報を利用してビンゴゲームへの参加を申し込んできたビンゴゲーム参加者に関する情報を管理するとともに、各ビンゴゲーム参加者に向けて、前記ビンゴゲームの実行に使用されるコンピュータプログラム及び、一のビンゴカード情報を、情報送受信手段を介して、出力する参加者申込受付手段と、
ビンゴゲーム参加者に関する情報を、当該ビンゴゲーム参加者が参加するビンゴゲームを特定する情報に関連付けて記録する参加申し込み情報記録手段と、
ゲーム内容情報記録手段に記録されている各ビンゴゲームの進行状況に関する情報を管理するとともに、情報送受信手段で取得したビンゴゲームを特定する情報に基づき、当該ビンゴゲームを特定する情報に関連付けられてゲーム進行プログラム記録手段に記録されている球出し画面情報を情報送受信手段を介して出力するゲーム進行管理手段と、
ゲーム進行管理手段が管理している各ビンゴゲームの進行状況に関する情報を記録するゲーム進行状況記録手段と、
情報送受信手段を介して前記ゲーム参加者から取得したビンゴ画面情報について、ゲーム内容情報記録手段に記録されている、当該ゲーム参加者に送信済みの前記一のビンゴカード情報及び、当該ゲーム参加者が参加しているビンゴゲームに使用されている球出し画面情報とを参照し、ビンゴ状態に相違が無いかどうか判定するビンゴ情報判定手段と
を備えていることを特徴とするビンゴゲームシステム。
【請求項2】
情報送受信手段を介して前記ゲーム参加者から取得したリーチ画面情報について、ゲーム内容情報記録手段に記録されている、当該ゲーム参加者に送信済みの前記一のビンゴカード情報及び、当該ゲーム参加者が参加しているビンゴゲームに使用されている球出し画面情報とを参照し、リーチ状態に相違が無いかどうか判定するリーチ情報判定手段
を更に備えていることを特徴とする請求項1記載のビンゴゲームシステム。
【請求項3】
情報送受信手段を介して前記ゲーム主催者から取得した当選確率情報に基づき、前記ゲーム内容情報記録手段に記録されている、当該ビンゴゲーム主催者が主催を申し込んできたビンゴゲームに使用される球出し画面情報を参照して、前記当選確率を満たすビンゴカード情報の組み合わせを、前記ゲーム進行プログラム記録手段から選択、抽出し、これを抽出ビンゴカード情報として、当該ビンゴゲームを特定する情報に関連づけてゲーム内容情報記録手段に記録する当選確率制御手段
を更に備え、
前記参加者申し込み受付手段は、各ビンゴゲーム参加者に向けて一のビンゴカード情報を情報送受信手段を介して出力する際に、当該ビンゴゲーム参加者が参加するビンゴゲームを特定する情報に関連付けて前記ゲーム内容情報記録手段に記録されている抽出ビンゴカード情報の中から抽出し、当該抽出した一のビンゴカード情報を情報送受信手段を介して出力する
ことを特徴とする請求項1又は2記載のビンゴゲームシステム。
【請求項4】
ゲーム進行管理手段による球出し画面情報の出力は、一の球出し画面情報のみ、若しくは、連続する複数の球出し画面情報を出力するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載のビンゴゲームシステム。
【請求項5】
ゲーム進行管理手段による球出し画面情報の出力は、予め定められている時間ごとに、あるいは、ビンゴゲームを特定する情報に基づく出力要求を情報送受信手段で取得するごとに行われるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載のビンゴゲームシステム。
【請求項6】
情報送受信手段で球出し画面情報の履歴を要求する指示を取得した際に、前記ゲーム進行管理手段が、その時点までに出力した球出し画面情報の履歴を出力することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載のビンゴゲームシステム。
【請求項7】
前記ビンゴ情報判定手段は、更に、ビンゴ状態に相違が無いと判定したゲーム参加者の情報を前記ゲーム進行状況記録手段に記録し、
前記ゲーム進行管理手段は、前記ゲーム進行状況記録手段に記録されている情報に基づいて各ゲーム参加者がビンゴ状態に相違が無いと判定された回数を確認し、予め定めてある回数ビンゴ状態に相違が無いと判定された参加者が予め定められている人数になった時点で、前記情報送受信手段を介して、ゲーム終了情報を出力する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載のビンゴゲームシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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