説明

ピアツーピア通信におけるモビリティ

第1のピアに関する、ピアツーピア通信におけるモビリティのための方法であって、P2Pトラッカに第1のピアの第1のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびIPモビリティ方法を登録するステップと、第2のピアとのピアツーピア(P2P)接続を確立するステップ、位置を変更するとともに第2のIPアドレスを取得するステップ、IPモビリティ方法を通じてP2Pトラッカに第1のピアの第2のIPアドレスを登録するステップ、及び、P2P通信において情報を第2のピアに送信するステップを含む。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2010年2月26日に出願された米国特許仮出願第61/308,727号明細書の利益を主張し、ここでその内容が参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
資源位置特定および発見(REsource LOcation Discovery)(RELOAD)プロトコルは、オーバーレイP2Pネットワークをインターネット上に作成することを可能にする。RELOADは、SIPベースのアプリケーション、ボイスオーバーIP(VoIP)アプリケーション、およびストリーミングアプリケーションのようなアプリケーションを円滑にする。RELOADにおける1つの問題は、ピアノードのモビリティをサポートすることである。現在、「ホストアイデンティティプロトコル」(HIP)が限定されたモビリティをサポートするための候補とみなされている。モバイルIP(MIP)およびプロキシモバイルIP(PMIP)のような他のプロトコルは、RELOAD標準規格においては議論されていない。
【0003】
MIPは、送信/受信ユニット(TRU)が、異なるIPネットワーク間をローミングしている間に同じインターネットプロトコル(IP)アドレスを保持することを可能にし、それによって、IPレベルのモビリティ(IP level mobility)が提供される。しかしながら、MIPをピアツーピア(P2P)通信に使用することは、いくつかの課題を有し得る。MIPが有し得る第1の課題は、MIPが不通を軽減し得るにもかかわらず、依然として、モバイルが新たなCoAを取得する前に古いネットワークから離脱し、トラフィックがモバイルノードに到達することができない期間が存在することである。これは、P2Pアプリケーションにとって高いパケット損失を引き起こすおそれがある。アプリケーションによっては、ぎこちなく終了してしまうものもあり得る。MIPが有し得る第2の課題は、MIPはモバイルの実際のIPアドレスの変化を隠すため、次善のピアの選択を引き起こす可能性があることである。例えば、ピアは、ピアの訪問したネットワークにモバイルノードがあり、モバイルノードが長い待ち時間および必要以上のホップを生じるおそれがあることに気づかない場合がある。
【0004】
PMIPも、P2P通信システムにおいて使用される場合がある。PMIPは、ネットワークベースのモビリティ技術である。これは、(MIPにおけるように)異なるネットワーク間をTRUがローミングしている間に同じIPアドレスを保持することを可能にするが、TRUはネットワークによって実施されるIPモビリティ機能に気づかない。IPモビリティはP2Pオーバーレイネットワークに対して完全にトランスペアレントであるため、PMIPのこの性質はP2P通信にとっては問題である。ピアノードはそのモビリティに気づかず、P2Pトラッカ(P2P tracker)またはそのピアにIPレベルのモビリティを通知することができない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1のピアに関する、ピアツーピア通信におけるモビリティのための方法であって、第1のピアの第1のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびIPモビリティ方法をP2Pトラッカに登録するステップと、ピアツーピア(P2P)接続を第2のピアと確立するステップと、位置を変更し及び第2のIPアドレスを取得するステップと、第1のピアの第2のIPアドレスをP2PトラッカにIPモビリティ方法を通じて登録するステップと、P2P通信において情報を第2のピアに送信するステップとを含む、方法。
【図面の簡単な説明】
【0006】
添付の図面とともに例として与えられる以下の詳細な説明から、より詳細な理解が得られよう。
【0007】
【図1A】1つまたはより多くの開示される実施形態が実装されることができる例示的な通信システムのシステム図である。
【図1B】図1Aに示される通信システム内で使用されることができる例示的な無線送信/受信ユニット(WTRU)のシステム図である。
【図1C】図1Aに示される通信システム内で使用されることができる例示的な無線通信アクセスネットワークおよび例示的なコアネットワークのシステム図である。
【図1D】P2P通信ネットワークにおけるモビリティの例示的な方法の流れ図である。
【図2】例示的なP2P通信ネットワークの図である。
【図3】ピアが異なるアクセスネットワーク間で移動することができる例示的なP2P通信ネットワークの図である。
【図4】モバイルインターネットプロトコル(MIP)が使用されることができる例示的なP2P通信ネットワークの図である。
【図5】モビリティ予測情報(mobility prediction information)をピアが送信することができる、例示的なP2P通信ネットワークの図である。
【図6】MIPが使用されることができ、モビリティに関連する情報を、ピアが他のピア、ノード、および/またはP2Pモビリティ追跡サーバに通信することができる、例示的なP2P通信ネットワークの図である。
【図7】プロキシMIP(PMIP)が使用されることができる例示的なP2P通信ネットワークの図である。
【図8】RELOADが使用されることができ、モビリティに関連する情報が通信されることができる、例示的なP2P通信ネットワークの図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1Aは、1つまたはより多くの開示される実施形態が実装されることができる例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのようなコンテンツを複数の無線ユーザに提供する多重アクセスシステムであってよい。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステム資源の共有を通じてこのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。例えば、通信システム100は、コード分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、単一キャリアFDMA(SC−FDMA)などのような1つまたはより多くのチャネルアクセス方法を採用することができる。
【0009】
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線通信アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話回線網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含むことができるが、開示される実施形態は任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を考慮することが認識されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作および/または通信するように構成される任意のタイプのデバイスであってよい。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成されることができ、ユーザ機器(UE)、移動局、固定加入者ユニットまたは移動加入者ユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、家庭用電化製品などを含むことができる。
【0010】
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bも含むことができる。基地局114a、114bの各々は、WTRU102a、102b、102c、102dの少なくとも1つと無線でインタフェースしてコアネットワーク106、インターネット110、および/またはネットワーク112のような1つまたはより多くの通信ネットワークへのアクセスを円滑にするように構成される任意のタイプのデバイスであってよい。例として、基地局114a、114bは、基地送受信局(BTS)、Node−B、eNode B、Home Node B、Home eNode B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどであってよい。基地局114a、114abは各々単一の要素として描かれているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局(interconnected base stations)および/またはネットワーク要素を含んでもよいことが認識されよう。
【0011】
基地局114aは、RAN104の一部であってもよく、これは、基地局コントローラ(BSC)、無線通信ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどのような、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)も含むことができる。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と称される場合がある特定の地理的領域内で無線信号を送信および/また受信するように構成されることができる。セルは、複数のセルセクタにさらに分割されることができる。例えば、基地局114aに関連付けられるセルは、3つのセクタに分割されることができる。従って、1つの実施形態では、基地局114aは、3つの送受信機、すなわち、セルのセクタごとに1つずつ、を含むことができる。別の実施形態では、基地局114aは多入力多出力(MIMO)技術を採用してもよく、それゆえ、セルのセクタごとに複数の送受信機を利用してもよい。
【0012】
基地局114a、114bは、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数と通信することができ、このエアインタフェースは、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であってよい。エアインタフェース116は、任意の適切な無線通信アクセス技術(RAT)を使用して確立されることができる。
【0013】
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであってよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどのような1つまたはより多くのチャネルアクセス方式を採用することができる。例えば、RAN104内の基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインタフェース116を確立することができる、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)地上波無線通信アクセスネットワーク(UTRA)のような無線通信技術を実装することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型HSPA(Evolved HSPA)(HSPA+)のような通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
【0014】
別の実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTE−アドバンスド(LTE-Advanced)(LTE−A)を使用してエアインタフェース116を確立することができる、発展型UMTS地上波無線通信アクセス(E−UTRA)のような無線通信技術を実装してもよい。
【0015】
他の実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(すなわち、WiMAX(マイクロ波アクセスの世界的相互運用))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、IS−2000(暫定基準2000)、IS−95(暫定基準95)、IS−856(暫定基準856)、GSM(グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ)、EDGE(GSM進化型高速データレート)、GSM EDGE(GERAN)などのような無線通信技術を実装してもよい。
【0016】
図1Aにおける基地局114bは、例えば、無線ルータ、Home Node B、Home eNode B、またはアクセスポイントであってよく、事業所、家庭、車両、キャンパスなどのような局所的な地域における無線接続を円滑にするために任意の適切なRATを利用することができる。1つの実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するためにIEEE802.11のような無線通信技術を実装することができる。別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.15のような無線通信技術を実装して無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立してもよい。さらに別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用してピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Aに示されるように、基地局114bはインタフェース110に直接接続することができる。従って、基地局114bは、コアネットワーク106を通じてインターネット110にアクセスしなくてもよい。
【0017】
RAN104は、コアネットワーク106と通信することができ、これは、WTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数に音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスを提供するように構成される任意のタイプのネットワークであってよい。例えば、コアネットワーク106は、呼制御、請求サービス、モバイル位置ベースのサービス(mobile location-based services)、インターネット接続、ビデオ配信などを提供することができ、かつ/またはユーザ認証のような高度なセキュリティ機能を実施することができる。図1Aには示されていないが、RAN104および/またはコアネットワーク106は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用する他のRANと直接的にまたは間接的に通信することができることが認識されよう。例えば、RAN104に接続されていることに加えて、これはE−UTRA無線通信技術を利用することであり得るが、コアネットワーク106は、GSM無線通信技術を採用する別のRAN(図示せず)とも通信することができる。
【0018】
コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102c、102dに対するゲートウェイとしての役割を果たし、PSTN108、インターネット110および/または他のネットワーク112にアクセスすることもできる。PSTN108は、基本電話サービス(POTS)を提供する回路交換電話回線網を含むことができる。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワークと、伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、および、TCP/IPインターネットプロトコルスイート(TCP/IP internet protocol suite)内のインターネットプロトコル(IP)のような共通の通信プロトコルを使用するデバイスとからなるグローバルなシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービス提供者によって所有および/または運営される有線通信ネットワークまたは無線通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用することができる、1つまたはより多くのRANに接続される別のコアネットワークを含んでもよい。
【0019】
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのいくつかまたは全部は、マルチモード能力を含むことができ、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、種々の無線リンクを介して種々の無線ネットワークと通信するための複数の送受信機を含むことができる。例えば、図1Aに示されるWTRU102cは、これは、セルラベースの無線通信技術を採用することができる基地局114aと通信し、IEEE802無線通信技術を採用することができる基地局114bと通信するように構成されることができる。
【0020】
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。図1Bに示されるように、WTRU102は、プロセッサ118と、送受信機120と、送信/受信要素122と、スピーカ/マイク124と、キーパッド126と、ディスプレイ/タッチパッド128と、取り外し不能メモリ106と、取り外し可能メモリ132と、電源134と、全地球測位システム(GPS)チップセット136と、他の周辺機器138とを含むことができる。WTRU102は、実施形態との一貫したままで上記の要素を任意に小結合したもの(any subcombination)を含んでもよいことが認識されよう。
【0021】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと協働する1つまたはより多くのマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態機械などであってよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/または、WTRU102が無線環境において動作することを可能にする任意の他の機能を実行することができる。プロセッサ118は、送受信機120に結合されることができ、この送受信機は、送信/受信要素122に結合されることができる。図1Bはプロセッサ118と送受信機120とを別個の構成要素として描いているが、プロセッサ118および送受信機120は電子パッケージまたはチップ内にともに統合されてもよいことが理解されよう。
【0022】
送信/受信要素122は、エアインタフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)へ信号を送信するか、または基地局から信号を受信するように構成されることができる。例えば、1つの実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されるアンテナであってもよい。別の実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR信号、UV信号または可視光信号を送信および/または受信するように構成されるエミッタ/検出器であってもよい。さらに別の実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、RF信号および光信号の両方を送信および受信するように構成されてもよい。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成されてもよいことが理解されよう。
【0023】
加えて、送信/受信要素122は、図1Bにおいては単一の要素として描かれているが、WTRU102は任意の数の送信/受信要素122を含んでもよい。より具体的には、WTRU102はMIMO技術を採用してもよい。従って、1つの実施形態では、WTRU102は、エアインタフェース116を介して無線信号を送信および受信するために、2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含んでもよい。
【0024】
送受信機120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調するとともに、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成されることができる。上記のように、WTRU102はマルチモード能力を有することができる。従って、送受信機120は、WTRU102が、例えば、UTRAおよびIEEE802.11のような複数のRATを通じて通信することを可能にするために、複数の送受信機を含むことができる。
【0025】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイク124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)表示ユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)表示ユニット)に結合されることができ、それらからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118は、ユーザデータをスピーカ/マイク124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128に出力することもできる。加えて、プロセッサ118は、取り外し不能メモリ106および/または取り外し可能メモリ132のような任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスすることができ、その中にデータを記憶することができる。取り外し不能メモリ106は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含むことができる。取り外し可能メモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカード、などを含むことができる。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)などにある、物理的にWTRU102上には位置していないメモリからの情報にアクセスすることができ、その中にデータを記憶することができる。
【0026】
プロセッサ118は電源134から電力を受け取ることができ、電力を、WTRU102内の他の構成要素に分配し、かつ/または制御するように構成されることができる。電源134は、WTRU102に給電する任意の適切なデバイスであってよい。例えば、電源134は、1つまたはより多くの乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)他)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
【0027】
プロセッサ118はGPSチップセット136にも結合されることができ、これは、WTRU102の現在の位置に関連する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成されることができる。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインタフェース116を介して位置情報を受信し、かつ/または2つ以上の近隣の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいてその位置を求めることができる。WTRU102は、実施形態との一貫性を維持したままで任意の適切な位置決定方法によって位置情報を獲得してもよいことが認識されよう。
【0028】
プロセッサ118は、他の周辺機器138にさらに結合されることができ、この周辺機器は、追加の特徴、機能および/または有線接続もしくは無線接続を提供する1つまたはより多くのソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールであってよい。例えば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星送受信機、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、USBポート、振動デバイス、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線装置、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含むことができる。
【0029】
図1Cは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。上記のように、RAN104は、E−UTRA無線通信技術を採用してエアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104は、コアネットワーク106とも通信することができる。
【0030】
RAN104は、eNode−B140a、140b、140cを含むことができるが、RAN104は実施形態との一貫性を維持しながら、任意の数のeNode−Bを含んでもよいことが認識されよう。eNode−B140a、140b、140cは各々、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1つまたはより多くの送受信機を含むことができる。1つの実施形態では、eNode−B140a、140b、140cはMIMO技術を実装してもよい。従って、eNode−B140aは、例えば、複数のアンテナを使用して、無線信号をWTRU102aに送信し、無線信号をWTRU102aから受信してもよい。
【0031】
eNode−B140a、140b、140cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられることができ、無線資源管理に関する決定(radio resource management decisions)、ハンドオーバに関する決定(handover decisions)、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成されることができる。図1Cに示されるように、eNode−B140a、140b、140cは、X2インタフェースを介して互いに通信することができる。
【0032】
図1Cに示されるコアネットワーク106は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME)142、サービス提供ゲートウェイ144、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ146を含むことができる。上記の要素の各々はコアネットワーク106の一部として描かれているが、これらの要素のいずれか1つはコアネットワークのオペレータ以外のエンティティによって所有および/または操作されてもよいことが認識されよう。
【0033】
MME142は、Siインタフェースを通じてRAN104内のeNode−B142a、142b、142cの各々に接続されることができ、制御ノードとしての役割を果たすことができる。例えば、MME142は、WTRU102a、102b、102cの初期接続の間の、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ベアラの起動/停止、特定のサービス提供ゲートウェイの選択などに関与することができる。MME142は、RAN104と、GSMまたはWCDMAのような他の無線通信技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供することもできる。
【0034】
サービス提供ゲートウェイ144は、Siインタフェースを通じてRAN104内のeNode−B140a、140b、140cの各々に接続されることができる。サービス提供ゲートウェイ144は一般的に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cから/WTRU102a、102b、102cにルーティングおよび転送することができる。サービス提供ゲートウェイ144は、eNode B間のハンドオーバ中のユーザプレーンのアンカリング、WTRU102a、102b、102cにとってダウンリンクデータが利用可能であるときのページングのトリガ、WTRU102a、102b、102cのコンテキストの管理および記憶などのような、他の機能を実行することもできる。
【0035】
サービス提供ゲートウェイ144は、PDNゲートウェイ146にも接続されることができ、これは、インターネット110のようなパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してWTRU102a、102b、102cおよびIP使用可能デバイスの間の通信を円滑にすることができる。
【0036】
コアネットワーク106は、他のネットワークとの通信を円滑にすることができる。例えば、コアネットワーク106は、PSTN108のような回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してWTRU102a、102b、102cおよび従来の陸線通信デバイスの間の通信を円滑にすることができる。例えば、コアネットワーク106は、コアネットワーク106とPSTN108の間のインタフェースの役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができるか、またはそれと通信することができる。加えて、コアネットワーク106は、ネットワーク112に対するアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、ネットワーク112は、他のサービス提供者によって所有および/または運営される他の有線ネットワークもしくは無線ネットワークを含むことができる。
【0037】
本明細書には、ピアツーピア(P2P)通信のコンテキストおよび他のコンテキストにおいて使用するためのモビリティのための手法が開示されている。開示される手法は、本明細書に記載されているように、リンク層モビリティ、単純なインターネットプロトコル(IP)の変更、モバイルIP(MIP)、プロキシモバイルIP(P−MIP)、セッション開始プロトコル(SIP)、仮想プライベートネットワーク(VPN)技術、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、マルチホーミング、フローモビリティ、ならびに/または資源位置特定および発見(RELOAD)技術に関連することができる。
【0038】
図1Dは、P2P通信ネットワークにおけるモビリティの例示的な方法の流れ図である。ピア1は、そのIPアドレスおよびIPモビリティ方法をP2Pトラッカに登録することができる(170)。例えば、IPモビリティ方法は、MIP、PMIP、または単純なIP(simple IP)であってよい。ピア1は次いで、ピア2とのP2P接続を確立することができる(175)。ピア1は位置を変更し、新たなCoA IPアドレスを取得することができる(180)。ピア1は次いで、MIP、PMIPまたは単純なIPを通じて、そのCoAおよび他の位置情報をP2Pトラッカに登録することができる。
【0039】
P2Pネットワークまたはアプリケーションは、コンテンツ配信のためのトポロジを含むことができる。P2Pネットワークは、P2Pトラッカとピア、またはピアのみ(例えば、分散ハッシュテーブル(DHT)タイプの分散型システム)を含むことができる。P2Pネットワークにおけるピアは、接続の喪失を検出するためにキープアライブメッセージを送ることができる。
【0040】
P2Pトラッカは、ピアリストおよび/またはスウォームIDをピアに送信することができる。ピアは、P2Pモビリティ追跡サーバからピアノードのリストを受信することができる。ピアは、自身が属するスウォーム、コンテンツ可用性、および/またはストリーミングステータスのような情報を、P2Pモビリティ追跡サーバに送信することができる。P2Pトラッカは、オペレータのネットワーク内の固定ネットワークの中に、オペレータのネットワークの外側に、または公衆インターネット内の要素として、存在することができる。
【0041】
ピアは、コンテンツの可用性またはそのピアにある他のデータのような情報を、他のピアに送信することができる。ピアは、他のピアを識別して所望のコンテンツを要求することができる。ピアは、他のピアからコンテンツを要求することができる。P2P通信に対するいくつかの現行の手法は、ピアのモビリティに対処せず、P2Pストリーミングセッションのパフォーマンス劣化および/またはP2P接続の損失を引き起こしている。
【0042】
ジオターゲティングは、送信/受信ユニット(TRU)の物理的位置、または地理的位置を求めるために使用される技法である。地理的位置は、そのピアまたは他のピアによって提供される地理情報および/または他の個人情報に基づくことができる。地理的位置は、例えば、住所、全地球測位システム(GPS)座標またはIPアドレスに基づいて求められることができる。IPアドレスが使用されてピアに関する地理的位置が求められるとき、これは、IPアドレスが地理的に関連するデータ(IP address geographical-related data)を含む地域インターネットレジストリを使用することによって実行されることができる。
【0043】
ピアの地理的位置によっては、異なる規制およびポリシーの規則が適用される場合がある。例えば、いくつかのコンテンツは特定の位置ではピアに配信されない場合があり、または特定の位置にあるピアにのみ配信される場合がある。ポリシーは、ビデオ、音響、字幕、およびコンテンツ全体のような異なるメディアに対して異なって適用される場合がある。メディアストリーミングクライアントのようなコンテンツ配信ツールは、コンテンツ配信に対する特定の規則またはポリシーに当てはまる場合がある。ほとんどのジオターゲティング技法はIPモビリティを考慮に入れておらず、結果としてポリシーには法的強制力がなくなっている。
【0044】
図2は例示的なP2P通信ネットワークを示す。図2において、ピアはリンク層のパフォーマンス劣化を受け得る。ピア1(201)は、アクセスルータ1(205)を通じてインターネット(204)に物理的に接続される。ピア2(203)もインターネット(204)に物理的に接続される。ステップ210において、IPアドレス1を有するピア1(201)は、そのIPアドレスをP2Pトラッカ(202)に登録することができる。次いで、ステップ220において、P2Pトラッカ(202)はピア2(203)からピアリストを求めるクエリを受信することができる。次いで、ステップ230において、P2Pトラッカ(202)はピア1(201)に対するIPアドレスを含むピアリストをピア2(203)に送信することができる。次いで、ステップ240において、ピア1(201)とピア2(203)の間でピアツーピア(P2P)通信を確立することができる。インターネット(204)に対するリンク層接続がピア1(201)にとって劣化すると、ピア1(201)とピア2(203)の間のP2P通信も劣化するか、または失われる場合がある。
【0045】
図3はピアが異なるアクセスネットワーク間で移動する場合がある例示的なP2P通信システムを示す。ピア1(301)は、アクセスルータ1(305)を通じてインターネット(304)に物理的に接続されることができる。ピア2(303)もインターネット(304)に物理的に接続されることができる。ステップ310において、IPアドレス1を有するピア1(301)は、そのIPアドレスをP2Pトラッカ(302)に登録することができる。次いで、ステップ320において、P2Pトラッカ(302)はピア2(303)からピアリストを求めるクエリを受信することができる。次いで、ステップ330において、P2Pトラッカ(202)はピア1(301)に対するIPアドレスを含むピアリストをピア2(303)に送信することができる。次いで、ステップ340において、ピア1(301)とピア2(303)の間でピアツーピア(P2P)通信を確立することができる。
【0046】
ピア1(301)は離脱および移動することができ(308)、第2のIPアドレス(306)を取得する。IPアドレス1を有するピア1(301)が移動してそのIPアドレスを変更すると、そのP2P接続は失われ得る。IPアドレス2を有するピア1(306)はアクセスルータ2(307)を通じてインターネット(304)に物理的に接続される。IPアドレス2を有するピア1(306)は、その新たなIPアドレスをP2Pトラッカ(302)に登録する。IPアドレス2を有するピア1(306)がその新たなIPアドレスを登録した後、ピア2(303)との接続を再開することができる。
【0047】
図4はモバイルインターネットプロトコル(MIP)が使用されることができるP2P通信システムを示す。ピア1(401)はホームエージェント(405)を通じてインターネット(404)に物理的に接続されることができる。ピア2(403)もインターネット(404)に物理的に接続されることができる。ステップ410において、IPアドレス1を有するピア1(401)は、そのIPアドレスをP2Pトラッカ(402)に登録することができる。次いで、ステップ420において、P2Pトラッカ(402)はピア2(403)からピアリストを求めるクエリを受信することができる。次いで、ステップ430において、P2Pトラッカ(402)はピア1(401)に対するIPアドレスを含むピアリストをピア2(403)に送信することができる。次いで、ステップ440において、ピア1(401)とピア2(403)の間でピアツーピア(P2P)通信を確立することができる。
【0048】
次いで、ピア1(401)が離脱し得る。ピア1(401)が移動するとき、ピア1(401)が新たな気付アドレス(CoA)を取得する前に高いパケット損失があり得、接続が失われる場合がある。ピア1(401)がIPアドレス2に移動すると(408)、MIPトンネリング(409)が発生し得る。ピア1(406)はここで、外部エージェント(407)を通じてインターネット(404)に物理的に接続されることができる。IPアドレス2を有するピア1(406)は新たな(CoA)を取得することができる。IPアドレス2を有するピア1(406)およびピア2(403)は、P2P接続を再開することができる。
【0049】
TRUがP2Pモビリティ追跡サーバを用いて登録すると、それは、TRUの能力および/またはモビリティステータスに関連する1つまたはより多くのメッセージをP2Pトラッカに送ることができる。例えば、TRUは、TRUがモビリティプロトコルをサポートしているか否か、TRUがモバイルデバイスであるか否か、TRUがWTRUであるか、TRUが有する通信インタフェースのタイプ(有線および/または無線)、TRUの位置、メディア暗号化能力、復号能力、もしくはトランスコーディング能力、TRUに関するバッテリレベル、計算能力、記憶容量、アップリンクおよびダウンリンクの帯域幅可用性、および/または他のピアと共有するために利用可能な、TRUが有するメディアコンテンツもしくは他のデータに関連するピアステータス報告をP2Pトラッカに送ることができる。代替的にまたは付加的に、TRUはこの情報を1つまたはより多くのメッセージにおいてピアTRUに送ることができる。
【0050】
P2Pトラッカはピアのモビリティステータスに関する統計データを保持することができる。例えば、P2Pトラッカは、ピアがどのくらいの頻度でIPアドレスを変更したか、および/またはいつ変更したかを指示するデータを記憶することができる。P2Pトラッカは、この情報を使用して、ピアリストに優先順位をつけてピア選択を容易にすることができる。第1のピアは、P2Pモビリティ追跡サーバからピアのリストを要求するメッセージをP2Pトラッカに送ることができる。P2Pトラッカは、モビリティステータス情報に基づいて、第1のピアに返すためのピアリストの内容を決定することができる。P2Pトラッカは次いで、ピアリストを含む応答メッセージを第1のピアに送ることができる。
【0051】
ピアが接続点を変更するとき、ピアは、P2Pトラッカおよび/または他のピアにその移動を通知することができる。接続点を変更することは、例えば、アクセスネットワークを変更すること、および/またはレイヤ2(L2)アドレスを変更することを含むことができる。代替的にまたは付加的に、ピアがそのレイヤ3(L3)接続を変更するとき、ピアは、P2Pトラッカおよび/または他のピアに変更を通知することができる。L3接続を変更することは、例えば、IPアドレスを変更することを含むことができる、
ピアがそのアップリンクまたはダウンリンクの帯域幅において変更を検出すると、ピアはP2Pトラッカおよび/またはピアに、1つまたはより多くのメッセージを送ってそれらに変更(複数可)を通知することができる。代替的にまたは付加的に、ピアがモビリティ変更後のP2Pストリーミングセッションの間に待ち時間を検出すると、ピアはP2Pトラッカおよび/またはピアに、それらに待ち時間を通知するための1つまたはより多くのメッセージを送ることができる。
【0052】
ピアは、移動予測に関連する情報を、P2Pトラッカおよび/またはピアに送ることもできる。これは、P2Pトラッカおよび/またはピアによって、ピアの現在の接続ステータスを追跡するために使用されることができる。移動予測は、例えば、移動および/またはアクセス技術を変更するユーザの意図に関連し得る。代替的にまたは付加的に、移動予測は、サービス品質(QoS)条件に基づく移動の可能性の指示に基づくことができる。例えば、TRU内のL2インタフェースは、TRUがリンクレベルの接続を失っていることを指示する情報を提供することができる。
【0053】
図5は、ピアがモビリティ予測情報を送信することができる、例示的なP2P通信システムを示す。ピア1(501)はアクセスルータ1(505)を通じてインターネット(504)に物理的に接続されることができる。ピア2(503)もインターネット(504)に物理的に接続されることができる。ステップ510において、IPアドレス1を有するピア1(501)は、そのピアタイプ、IPアドレス、およびすべての利用可能なIPアドレスをP2Pトラッカ(502)に登録することができる。次いで、ステップ520において、P2Pトラッカ(502)はピア2(503)からピアリストを求めるクエリを受信することができる。次いで、ステップ530において、P2Pトラッカ(502)はピア1(501)に対するIPアドレスを含むピアリストをピア2(503)に送信することができる。次いで、ステップ540において、ピア1(501)とピア2(503)の間でP2P通信を確立することができる。
【0054】
次いで、ピア1(501)は、モビリティを検出して、接続されているピア、この場合はピア2(503)またはP2Pトラッカ(502)に予測を送ることができる。IPアドレス1を有するピア1(501)が移動して(508)そのIPアドレスを変更すると、そのP2P接続は失われ得る。IPアドレス2を有するピア1(506)はアクセスルータ2(507)を通じてインターネット(504)に物理的に接続される。IPアドレス2を有するピア1(506)は、その新たなIPアドレスをP2Pトラッカ(502)を用いて更新することができる。IPアドレス2を有するピア1(506)、およびピア2(503)は、IPアドレス2を有するピア1(506)がその新たなIPアドレスを更新した後に接続を再開することができる。
【0055】
図6は、MIPが使用されることができる例示的なP2P通信システムであって、ピアがモビリティに関連する情報を他のピアおよび/またはP2Pモビリティ追跡サーバに通信することができる例示的なP2P通信システムを示す。ピア1(601)はアクセスルータ1(605)を通じてインターネット(604)に物理的に接続されることができる。ピア2(603)もインターネット(604)に物理的に接続されることができる。ステップ610において、IPアドレス1を有するピア1(601)は、そのIPアドレスおよびIPモビリティ方法(例えば、MIP、PMIP、または単純なIP)をP2Pトラッカ(602)に登録することができる。次いで、ステップ620において、P2Pトラッカ(602)はピア2(603)からピアリストを求めるクエリを受信することができる。次いで、ステップ630において、P2Pトラッカ(602)はピア1(601)に対するIPアドレスを含むピアリストをピア2(603)に送信することができる。次いで、ステップ640において、ピア1(601)とピア2(603)の間でP2P通信を確立することができる。
【0056】
次いで、ピア1(601)はモビリティ指示をP2Pトラッカ(602)に送信して離脱することができる。ピア1(601)がIPアドレス2に移動すると(608)、MIPトンネリング(609)が発生し得る。ピア1(606)は新たなCoA、IPアドレス2を取得することができる。IPアドレス2を有するピア1(606)は、そのCoAおよび他の位置情報をP2Pトラッカ(602)に送信することができる。IPアドレス2を有するピア1(606)は外部エージェント(607)を通じてインターネット(604)に物理的に接続されることができる。IPアドレス2を有するピア1(606)は、その位置に関連するその新たなCoA情報、ならびに/または、その新たな接続点および/もしくはアクセスネットワークに関連する他の情報をP2Pトラッカ(602)に送ることができる。IPアドレス2を有するピア1(606)、およびピア2(603)は、IPアドレス2を有するピア1(606)がその新たなIPアドレスを更新している間、P2P接続を継続することができる。
【0057】
PMIPについて、モバイルアクセスゲートウェイ(MAG)は、接続更新時にIPアドレス変更が発生したことを移動ノードに通知することができ、モバイルはその後、ピアまたはP2Pモビリティ追跡サーバに通知することができる。MAGとP2Pモビリティ追跡サーバとの間にインタフェースが存在する場合、MAGはIPモビリティ情報をインタフェースを通じてP2Pトラッカに渡すことができる。ローカルモビリティアンカ(local mobility anchor)(LMA)とP2Pモビリティ追跡サーバの間にインタフェースが存在する場合、LMAはIPモビリティ情報をP2Pモビリティ追跡サーバに渡すことができる。P2Pトラッカはこのような情報を関連するピアにマルチキャストすることができる。これは、PMIPv6およびデュアルスタックモバイルIP(Dual Stack Mobile IP)(DSMIP)v6にも適用され得る。
【0058】
図7はプロキシモバイルインターネットプロトコル(P−MIP)が使用されることができる例示的なP2P通信システムを示す。ピア1(710)は、MAG1(705)およびLMA(HA)(710)を通じてインターネット(704)に物理的に接続されることができる。ピア2(703)もインターネット(704)に物理的に接続されることができる。ステップ720において、IPアドレス1を有するピア1(701)は、そのIPアドレスおよびIPモビリティ方法(例えば、MIP、PMIP、または単純なIP)をP2Pトラッカ(702)に登録することができる。次いで、ステップ730において、P2Pトラッカ(702)はピア2(703)からピアリストを求めるクエリを受信することができる。次いで、ステップ740において、P2Pトラッカはピア1(701)に対するIPアドレスを含むピアリストをピア2(703)に送信することができる。次いで、ステップ750において、ピア1(701)とピア2(703)の間でP2P通信を確立することができる。
【0059】
ピア1(701)はモビリティ指示をP2Pトラッカ(702)に送信して離脱する。ピア1(701)がIPアドレス2に移動すると(708)、PMIPトンネリング(709)が発生し得る。ピア1(706)は新たなCoA、IPアドレス2を取得することができる。IPアドレス2を有するピア1(706)は、そのCoAおよび他の位置情報をP2Pトラッカ(702)を用いて送信することができる。IPアドレス2を有するピア1(706)はMAG2(707)およびLMA(HA)(710)を通じてインターネット(704)に物理的に接続されることができる。IPアドレス2を有するピア1(706)は、MAG2(707)とLMA(HA)(710)の間のPMIPトンネル(709)を通じてピア2(703)とP2Pデータを通信することができる。IPアドレス2を有するピア1(706)は、その新たなCoA、その位置に関連する情報、ならびに/または、その新たな接続点および/もしくはアクセスネットワークに関連する他の情報をP2Pトラッカ(702)に送ることができる。代替的にまたは付加的に、IPアドレス2を有するピア1(706)はこの情報をMAG2(707)および/またはLMA(HA)(710)に送ることができ、LMA(HA)(710)はその情報をP2Pトラッカ(702)に通信することができる。IPアドレス2を有するピア1(706)およびピア2(703)は、IPアドレス2を有するピア1(706)がその新たなIPアドレスを更新している間、P2P接続を継続することができる。
【0060】
代替的にまたは付加的に、第1のピアはセッション開始プロトコル(SIP)を使用してP2Pネットワーク内でP2Pトラッカと通信することができる。ポリシーが送信側ピアによって適用される場合、制御対象内(in-bound)または制御対象外(out-of-bound)の信号がピアに送られることができる。ポリシーがP2Pモビリティ追跡サーバによって提供される場合、SIPリインバイト(re-invite)メッセージが使用されることができる。さらに、この目的のためにSIP拡張が使用されることができる。
【0061】
ピアは、ネットワークアドレス変換(NAT)を使用する仮想プライベートネットワーク(VPN)を通じてP2Pデータを通信することができ、かつ/またはモビリティ管理のためにVPN/NATベースの技術を使用することができる。このような場合、受信側ピアは、そのローカルIPアドレスおよびVPNに関連付けられる1つまたはより多くの外部IPアドレスを送信側ピアに通信することができる。
【0062】
ピアは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)を使用してP2Pデータを通信することができる。HTTPポリシーがHTTPセッションの開始時に適用されることができる。大容量のダウンロードのケースにおいて、ピアのIPアドレスが変化する場合、HTTPポリシーは再適用および/または更新されるものとする。これは、セッション詳細(クッキーなど)が保持されるか、または消去される場合に実行されることができる。ピアのIPアドレスは、ダウンロードにおける各チャンクについて、異なる伝送制御プロトコル(TCP)ソケット(IPアドレス/ポートに関連する)の使用に基づいて、ダウンロード中に変化することができる。HTTPは、ピア間で位置情報を送信するのに使用されることもできる。例えば、HTTP使用可能位置発見(HTTP-Enabled Location Discovery)(HELD)がピア間でデータを通信するのに使用されることができる。HELDは、例えば、HTTPストリーミングセッションのコンテキストにおいて使用されることができる。
【0063】
ピア1は、マルチホーミング技術および/またはフローモビリティ技術を使用しながらP2Pデータを通信することができる。ピアは、自身が有する利用可能なIPアドレスのすべてを他のピアに送信することができる。これは、例えば、ピアがマルチホーミング技術またはマルチパスTCP(MPTCP)技術を使用しているときに実行されることができる。このコンテキストにおいて使用されるポリシーは、ピアにとって利用可能なすべてのIPアドレスを包含することができるか、または、ピアにとって利用可能なIPアドレスのサブセットにのみ適用されることができる。ポリシーは、MACアドレスにも適用可能であり得る。ポリシーがMACアドレスに適用可能である場合、データの通信はリンクタイプに基づいて制限/許可されることができる。
【0064】
ピアにおいて多数の技術が使用されて、IPモビリティの変化および/または位置の変化が検出されることができる。上記に記載されている手法に加えて、またはその代替形態として、ピアは、経路トレース技術、ピング技術、および/またはIPネイバー(IP neighbor)技術を使用してIPモビリティの変化および/または位置の変化を検出することができる。
【0065】
図8は、RELOADが使用されることができる例示的なP2P通信システムであって、モビリティに関連する情報が通信されることができる例示的なP2P通信システムを示す。図8は、ピアまたはP2Pモビリティ追跡サーバであってよい第1のTRU(801)を図示する。ピア/P2Pトラッカ(801)は、ピアツーピアストリーミングプロトコル(PPSP)モジュール(802)、SIPモジュール(803)、メッセージ伝送モジュール(804)、ストレージモジュール(805)、トポロジプラグインモジュール(806)、転送およびリンク管理モジュール(forwarding and link management module)(807)、ならびにモビリティクライアント(808)を含むことができる。モビリティクライアント(808)は、MIPv6、MIPv4、PMIPv4、PMIPv6、IPv4のための動的ホスト制御プロトコル(DHCP)、および/もしくはIPv6ステートレスアドレス自動設定に関連する機能、ならびに/または他の技術もしくはプロトコルを実装することができる。モビリティクライアント(808)によって実装されるDCHP機能は、遊動的なシナリオ(nomadic scenario)に関連し得る。
【0066】
ピア/P2Pトラッカ(801)内のモビリティクライアント(808)は、ピアモビリティステータス更新および/または他の情報を、転送およびリンク管理モジュール(807)、トポロジプラグインモジュール(806)、ならびに/またはメッセージ伝送モジュール(804)と直接的にまたは間接的に通信することができる。モビリティクライアント(808)は、ピア/P2Pモビリティ追跡サーバ(801)自体のIPアドレス、ならびに/または他のピアおよび/もしくはP2Pモビリティ追跡サーバ(811)のIPアドレスに関連する情報を、これらの他のモジュールに(直接的にまたは間接的に)通信することができる。モビリティクライアント(808)は、この情報を、例えば、そのIPアドレスまたは対象のIPアドレスの1つが変化するときに通信することができる。モビリティクライアント(808)は、別のピアおよび/またはP2Pトラッカ(811)がホームエージェント(810)に接続されている間は、外部エージェント(809)と通信することができる。
【0067】
アプリケーションレベルのモジュール(PPSPストリーミングモジュール(802)およびSIPモジュール(803)など)は、リンクステータスおよび/またはモビリティに関連する情報を、ピア/P2Pトラッカ(801)内のRELOADモジュールのような、ピア/P2Pトラッカ(801)内の他のモジュールから受信することができる。例えば、この情報は、転送およびリンク管理モジュールならびに/またはメッセージ伝送モジュールによってアプリケーションレベルのモジュールに通信されることができる。この情報は、例えば、ピア/P2Pトラッカ自体、またはP2Pネットワーク内の他のピア/P2Pモビリティ追跡サーバのIPアドレスの変更の頻度に関連する情報を含むことができる。この情報は、ピア/P2Pトラッカ、またはP2Pネットワーク内の他のピア/P2Pモビリティ追跡サーバに関するリンク品質に関連する情報も含むことができる。
【0068】
ジオターゲティングポリシーリストが、P2Pセッション全体を通じて、そのセッションに関与するピアのIPモビリティにかかわらず、適用されることができる。受信側および/または協調受信ピアは、例えば、ジオターゲティングポリシーを執行することができる。受信側ピアは、送信側ピアからステータス報告を受信することができる。ステータス報告は、送信側ピアによって、定期的にかつ/または送信側ピアによって確立される1つまたはより多くのトリガに基づいて送られることができる。
【0069】
ジオターゲティングポリシーリストの適用は、キープアライブメッセージおよび/または地理的位置ステータス要求メッセージを使用して実行されることができる。これらのメッセージは、例えば、送信側ピアから受信側ピアへ、またはP2Pトラッカから受信側ピアへ通信されることができる。これらのメッセージ(および/またはこれらのメッセージに応答して送られる他のメッセージ)は、リンクステータス情報のような追加の情報を含むことができる。
【0070】
P2Pトラッカが受信側ピアの移動に気づくと、P2Pトラッカは、受信側ピアに送信を行なっている送信側ピアに報告を送ることができる。この報告は、受信側ピアが移動していることを指示することができる。代替的にまたは付加的に、ピアは、自身が通信している相手である他のピアに関する地理的位置データに気づくことができ、このデータをMIP経路最適化のために使用することができる。
【0071】
ジオターゲティングポリシーリストの適用は、ストリーミングソースの位置に関連する規則が存在するP2Pネットワークにおいて、または、ストリーミングソースの位置に関連する規則を含まないネットワークにおいて実行されることができる。
【0072】
実施形態
1.ピアツーピア通信における、第1のピアに関するモビリティの方法であって、
上記第1のピアの第1のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびIPモビリティ方法を、P2Pトラッカに登録するステップを含むことを特徴とする方法。
2.ピアステータス報告を上記P2Pトラッカに送信するステップをさらに含むことを特徴とする実施形態1の方法。
3.第2のピアとピアツーピア(P2P)接続を確立するステップをさらに含むことを特徴とする実施形態1〜2のいずれか1つの方法。
4.位置を変更し、および、第2のIPアドレスを取得するステップをさらに含むことを特徴とする実施形態1〜3のいずれか1つの方法。
5.上記第1のピアの上記第2のIPアドレスを、上記P2Pトラッカに、IPモビリティ方法を通じて登録するステップをさらに含むことを特徴とする実施形態1〜4のいずれか1つの方法。
6.上記P2P通信において上記第2のピアに情報を送信するステップをさらに含むことを特徴とする実施形態1〜5のいずれか1つの方法。
7.上記ピアステータス報告は上記第1のピアのバッテリレベルを含むことを特徴とする実施形態2〜6のいずれか1つの方法。
8.上記ピアステータス報告は上記第1のピアのIPアドレスの変更を含むことを特徴とする実施形態2〜6のいずれか1つの方法。
9.上記ピアステータス報告は、上記第1のピアの利用可能な帯域幅を含むことを特徴とする実施形態2〜6のいずれか1つの方法。
10.上記帯域幅はアップリンク帯域幅であることを特徴とする実施形態9の方法。
11.上記帯域幅はダウンリンク帯域幅であることを特徴とする実施形態9の方法。
12.上記IPモビリティ方法は、単純なIP、モバイルIP(MIP)、およびプロキシモバイルIP(PMIP)からなるグループから選択されることを特徴とする実施形態1〜11のいずれか1つの方法。
13.ピアツーピア通信における、P2Pトラッカに関するモビリティの方法であって、上記方法は、
第1のピアから第1のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびIPモビリティ方法を受信しおよび記憶するステップを含むことを特徴とする方法。
14.上記第1のピアからピアステータス報告を受信するステップをさらに含むことを特徴とする実施形態13の方法。
15.第2のピアからピアリストを求める要求を受信するステップをさらに含むことを特徴とする実施形態13〜14のいずれか1つの方法。
16.上記第2のピアに上記ピアリストを送信するステップをさらに含むことを特徴とする実施形態13〜15のいずれか1つの方法。
17.上記第1のピアから上記IPモビリティ方法を通じて第2のIPアドレスを受信するステップをさらに含むことを特徴とする実施形態13〜16のいずれか1つの方法。
18.上記ピアステータス報告は上記第1のピアのバッテリレベルを含むことを特徴とする実施形態14〜17のいずれか1つの方法。
19.上記ピアステータス報告は上記第1のピアのIPアドレスの変更を含むことを特徴とする実施形態14〜17のいずれか1つの方法。
20.上記ピアステータス報告は、上記第1のピアの利用可能な帯域幅を含むことを特徴とする実施形態14〜17のいずれか1つの方法。
21.上記帯域幅はアップリンク帯域幅であることを特徴とする実施形態20の方法。
22.上記帯域幅はダウンリンク帯域幅であることを特徴とする実施形態20の方法。
23.上記IPモビリティ方法は、単純なIP、モバイルIP(MIP)、またはプロキシモバイルIP(PMIP)からなるグループから選択されることを特徴とする実施形態13〜22のいずれか1つの方法。
【0073】
特徴および要素が特定の組み合わせにおいて上記で記載されているが、各特徴または要素は単独で、または他の特徴および要素との任意の組み合わせにおいて使用されることができることを、当業者は認識しよう。加えて、本明細書に記載の方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のために、コンピュータ可読媒体内に組み込まれるコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェア内に実装されることができる。コンピュータ可読媒体の例は、電子信号(有線接続または無線接続を介して送信される)およびコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。コンピュータ可読記憶媒体の例は、限定ではないが、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクおよび取り外し可能ディスクのような磁気媒体、磁気光媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびDVDのような光媒体を含む。ソフトウェアに関連するプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数送受信機を実装するために使用されることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のピアに関する、ピアツーピア通信におけるモビリティの方法において、
前記第1のピアの第1のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびIPモビリティ方法をP2Pトラッカに登録するステップ、
ピアステータス報告を前記P2Pトラッカに送信するステップ、
ピアツーピア(P2P)接続を第2のピアと確立するステップ、
位置を変更し及び第2のIPアドレスを取得するステップ、
前記第1のピアの前記第2のIPアドレスを前記P2Pトラッカに、IPモビリティ方法を通じて登録するステップ、及び、
前記P2P通信において、情報を前記第2のピアに送信するステップ
を含む、前記方法。
【請求項2】
前記ピアステータス報告は前記第1のピアのバッテリレベルを含む、請求項1の方法。
【請求項3】
前記ピアステータス報告は前記第1のピアのIPアドレスの変更を含む、請求項1の方法。
【請求項4】
前記ピアステータス報告は前記第1のピアの利用可能な帯域幅を含む、請求項1の方法。
【請求項5】
前記帯域幅はアップリンク帯域幅である、請求項4の方法。
【請求項6】
前記帯域幅はダウンリンク帯域幅である、請求項4の方法。
【請求項7】
前記IPモビリティ方法は、単純なIP、モバイルIP(MIP)、およびプロキシモバイルIP(PMIP)からなるグループから選択される、請求項1の方法。
【請求項8】
P2Pトラッカに関する、ピアツーピア通信におけるモビリティの方法において、
第1のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびIPモビリティ方法を第1のピアから受信し及び記憶するステップ、
ピアステータス報告を前記第1のピアから受信するステップ、
ピアリストを求める要求を第2のピアから受信するステップ、
前記ピアリストを前記第2のピアに送信するステップ、及び、
第2のIPアドレスを前記第1のピアから前記IPモビリティ方法を通じて受信するステップ
を含む、前記方法。
【請求項9】
前記ピアステータス報告は前記第1のピアのバッテリレベルを含む、請求項8の方法。
【請求項10】
前記ピアステータス報告は前記第1のピアのIPアドレスの変更を含む、請求項8の方法。
【請求項11】
前記ピアステータス報告は前記第1のピアの利用可能な帯域幅を含む、請求項8の方法。
【請求項12】
前記帯域幅はアップリンク帯域幅である、請求項11の方法。
【請求項13】
前記帯域幅はダウンリンク帯域幅である、請求項11の方法。
【請求項14】
前記IPモビリティ方法は、単純なIP、モバイルIP(MIP)、およびプロキシモバイルIP(PMIP)からなるグループから選択される、請求項8の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2013−521677(P2013−521677A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−555189(P2012−555189)
【出願日】平成23年2月25日(2011.2.25)
【国際出願番号】PCT/US2011/026280
【国際公開番号】WO2011/106670
【国際公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.GSM
【出願人】(510030995)インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド (229)
【Fターム(参考)】