説明

フィラメントワインディング装置

【課題】供給位置がライナー周面近傍を沿うようにガイド筒を往復操作してトラバースしながら繊維束を巻き付け、かつライナーに巻きつけられる直前の繊維束に樹脂を噴射するFW装置において、噴射ノズルとガイド筒との接触、或いは噴射ノズルとライナーとの接触を防止する。
【解決手段】繊維束Rをライナー4周面近傍に供給し、該供給位置Gが該ライナー4周面近傍を沿うように往復操作されるガイド筒22と、を有し、前記繊維束Rに樹脂を噴射させる少なくとも一つの噴射ノズル51F・51Rを含む樹脂噴射装置50と、前記繊維束Rを前記ライナー4周面にトラバースしながら巻き付けるフィラメントワインディング装置であって、前記ガイド筒22に前記噴射ノズル51F・51Rを設け、該噴射ノズル51F・51Rによって前記ガイド筒22と前記ライナー4周面との間で前記繊維束Rに対して樹脂を噴射する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維束をライナー周面近傍に供給し、該供給位置が該ライナー周面近傍を沿うように往復操作されるガイド部と、樹脂を噴射する少なくとも一つの噴射ノズルを含む樹脂噴射装置と、を有し、前記繊維束を前記ライナー周面にトラバースしながら巻き付けるフィラメントワインディング装置の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
FRP製のパイプや容器を効率良く成形するフィラメントワインディング装置(以下、FW装置)は公知である。また、FW装置は、繊維束をライナーの軸方向に対し角度をつけて、トラバースしながら巻き付けるヘリカル巻装置を備えている。さらに、ヘリカル巻装置は、繊維束をライナー周面近傍の供給位置まで導くガイド部を備えている。
【0003】
また、ライナーとしては、中央の円筒部と、円筒部の左右両端に連続するドーム部と、によって一体的に構成されているものが知られている。このようなライナーに繊維束を適正な巻き付け軌道によって整然と巻き付けるためには、円筒部に巻き付ける場合であっても、ドーム部に巻き付ける場合であっても、ガイド部の供給位置からライナーまでの距離を略等しくする必要がある。
そこで、発明者らは、ライナー周囲に同心円状に支持されるガイドリングと、ガイドリングの周方向に沿って放射状に配置されるガイド部としての一群のガイド筒と、ガイド筒を筒軸心方向に沿って往復操作する筒操作機構を備えるヘリカル巻装置を提供した。このヘリカル巻装置は、供給位置をライナー周面近傍を沿うようにガイド筒を往復操作してトラバースしながら繊維束を巻き付けることができる。
【0004】
ところで、FW装置は、繊維束に樹脂を含浸させる必要があり、繊維束に樹脂を噴射する樹脂噴射ノズルを備える樹脂噴射装置は公知である。また、ライナーに巻き付ける直前の繊維束に樹脂を噴射する樹脂噴射装置も公知である。このようなFW装置は、ガイド部等への樹脂付着を防止でき、ライフタイム(可使時間)が短い樹脂を使用できる利点がある。
例えば、特許文献1は、ライナーの軸と平行に移動する給糸ユニットと、繊維束が巻きつけられる直前の位置に移動可能であり、繊維束を巻き付けるライナーの直前の部位に対して樹脂を噴射させる噴射ノズルと、からなる樹脂噴射装置を開示している。
【特許文献1】特開2007−260974号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1等に開示される樹脂噴射装置について、ガイド筒を往復操作する上記ヘリカル巻装置に適用した場合、ライナーの円筒部からドーム部に向かって繊維束を巻き付けるときはガイド筒をライナーに近づけることになる。このとき、噴射ノズルがそのままの位置であれば、噴射ノズルとライナーに近づくガイド筒とが接触するおそれがある。また、例えばガイド筒と同様に噴射ノズルを往復操作する構成とするのであれば、噴射ノズルとライナーとが接触するおそれがある。
【0006】
そこで、解決しようとする課題は、供給位置がライナー周面近傍を沿うようにガイド筒を往復操作してトラバースしながら繊維束を巻き付け、かつライナーに巻きつけられる直前の繊維束に樹脂を噴射するFW装置において、噴射ノズルとガイド筒との接触、或いは噴射ノズルとライナーとの接触を防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
即ち、請求項1においては、繊維束をライナー周面近傍に供給し、該供給位置が該ライナー周面近傍を沿うように往復操作されるガイド部と、前記繊維束に樹脂を噴射させる少なくとも一つの噴射ノズルを含む樹脂噴射装置と、を有し、前記繊維束を前記ライナー周面にトラバースしながら巻き付けるフィラメントワインディング装置であって、前記ガイド部に前記噴射ノズルを設け、該噴射ノズルによって前記ガイド部と前記ライナー周面との間で前記繊維束に対して樹脂を噴射するものである。
【0009】
請求項2においては、前記ガイド部は、トラバース方向において該ガイド部を挟んで複数の前記噴射ノズルを設け、前記樹脂噴射装置は、前記繊維束の供給方向に基づいて前記噴射ノズルを選択して樹脂を噴射するものである。
【0010】
請求項3においては、前記ガイド部の繊維束の供給方向と前記噴射ノズルの樹脂の噴射方向とは略平行であって、前記噴射ノズルは、前記ガイド部の繊維束の供給位置よりライナーの半径方向において外側に設けられるものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0012】
請求項1においては、ガイド部に噴射ノズルを設け、噴射ノズルによってガイド部と前記ライナー周面との間で前記繊維束に対して樹脂を噴射するため、噴射ノズルは、ガイド部と同期して往復操作される。また、噴射ノズルをガイド部とは別に往復操作する必要もない。つまり、噴射ノズルとガイド部との接触、或いは噴射ノズルとライナーとの接触を防止できる。
【0013】
請求項2においては、ガイド部は、トラバース方向においてガイド部を挟んで複数の噴射ノズルを設け、樹脂噴射装置は、繊維束の供給方向に基づいて噴射ノズルを選択して樹脂を噴射する。ここで、ガイド部はライナー周面の巻き付け位置に対して遅れて追従するため、ガイド部による繊維束の供給方向はトラバース方向により決まる。
そのため、トラバース方向においてガイド部を挟んで設けられるどちらかの噴射ノズルは、それぞれが設けられた側と繊維束の供給方向が同じときには、繊維束に対して広範囲に樹脂を噴射することができる。つまり、広範囲に樹脂を噴射できる噴射ノズルを選択して、繊維束に対し確実に樹脂を付着させることができる。
【0014】
請求項3においては、ガイド部の繊維束の供給方向と噴射ノズルの樹脂の噴射方向とは略平行であって、噴射ノズルは、前記ガイド部の繊維束の供給位置よりライナーの半径方向において外側に設けられるため、ガイド部の繊維束の供給位置をライナー表面により近づけることができるので、繊維束のライナー表面への巻き付け位置を制御しやすくできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施例に係るFW装置の全体的な構成を示す正面図、図2は同じくヘリカル巻装置を示す正面図、図3は同じく樹脂噴射装置の構成を示す構成図である。図4は同じく樹脂噴射装置の作用を示す構成図である。
【0016】
まず、図1及び図2を用いて、本実施例としてのFW装置について簡単に説明する。
FW装置は、図示しない繊維束供給装置と、巻取装置2と、を備えて構成されている。また、巻付装置2は、フープ巻装置5と、ヘリカル巻装置6と、支持台7と、を備えて構成されている。フープ巻装置5及び支持台7は、それぞれ図示していない駆動機構で基台3の長手方向に沿って往復駆動するように構成されている。
【0017】
支持台7は、基盤となるベース17と、ベース17を移行案内する前後一対のレール23と、ベース17の両側端に立設されチャック19・19を介してライナー4の端部を支持する支持腕18・18と、チャック19・19を回転駆動させる駆動部20・20と、を備えて構成され、ライナー4を支持している。
【0018】
フープ巻装置5は、基台3上のレール9で移行案内されるフレーム10と、フレーム10で回転自在に支持される円盤状の巻掛テーブル11と、巻掛テーブル11を回転駆動する図示しない駆動機構と、を備えて構成されている。巻掛テーブル11の一側には、フープ巻時に繊維束Rを供給する複数個のボビン12・12・・が、巻掛テーブル11の周縁に沿って等間隔おきに配置されている。
このような構成とすることで、フープ巻装置5は、巻掛テーブル11を回転駆動させながら、基台3上を往復移動することにより、ライナー4の周面にフープ巻層を形成する。
【0019】
ヘリカル巻装置6は、基台3に立設される固定フレーム13と、固定フレーム13で支持されるヘリカル巻ヘッド14と、繊維束供給装置によって供給されるそれぞれの繊維束Rにテンションを付与するニップ式テンション機構40と、それぞれの繊維束Rの一群をヘリカル巻ヘッド14へ向かって変向案内するガイドローラ15と、を備えて構成されている。また、ヘリカル巻ヘッド14は、ガイドリング21と、ガイドリング21の周方向に沿って等間隔おきに放射配置される一群のガイド筒22と、を備えて構成されている。
このような構成とすることで、ヘリカル巻装置6は、ライナー4を回転駆動させながら、支持台7を一定速度でトラバース方向に移動させて、例えば先のフープ巻装置5によって形成されたフープ層の外面にヘリカル巻き層を形成する。
【0020】
ここで、以下の説明を分かり易くするため、トラバース方向を、ライナー4に対するヘリカル巻装置6の巻き付け方向と定義する。そのため、本実施例では、ライナー4の移動方向がトラバース方向となる。また、図1、図3及び図4における矢印の向きをトラバース方向の前進向きとする。
【0021】
次に、図3及び図4を用いて、ガイド筒22の構成について詳細に説明する。
図3に示すように、ガイド筒22は、軸線Pとする直線状の丸筒であって、ガイドリング21において半径方向(図3中の破線矢印の方向)に沿って移動自在に支持されている。なお、本実施例では、ガイド筒22がガイドリング21に対して半径方向に移動自在に支持されている構成、並びに、ガイド筒22をガイドリング21の半径方向に沿って移動させる機構については詳細な説明を省略する。
【0022】
図4に示すように、ライナー4は、中央の円筒部4aと、円筒部の左右両端に連続するドーム部4bと、によって一体的に構成されている。繊維束Rを適正な巻き付け軌道によって整然と巻き付けるためには、円筒部4aに巻き付ける場合であっても、ドーム部4bに巻き付ける場合であっても、ガイド筒22の供給位置からライナー4までの距離を略等しくする必要がある。
【0023】
そこで、ヘリカル巻装置6は、ガイド筒22を往復操作することにより、繊維束Rのライナー4に対して最終的な供給位置である供給位置Gを変更することができる。そのため、ヘリカル巻装置6は、供給位置Gを変更してライナー4周面近傍を沿うようにガイド筒22を往復操作してトラバースしながら繊維束を巻き付けることができる。以下に、具体的な往復操作について説明する。
【0024】
図4(a)に示すように、まず、ヘリカル巻装置6は、円筒部4aに繊維束Rを巻き付けるときは、ガイド筒22の供給位置Gとライナー4の巻き付け位置L1との距離をdとして繊維束Rを巻き付ける。
一方、図4(b)に示すように、ヘリカル巻装置6は、ドーム部4bに繊維束Rを巻き付けるときは、ガイド筒22の供給位置Gとライナー4の巻き付け位置L2との距離を、円筒部4aに繊維束Rを巻き付けるときと等しくdとして繊維束Rを巻き付ける。
【0025】
このようにして、ヘリカル巻装置6は、ガイド筒22を往復操作することで、供給位置Gと巻き付け位置L1又はL2とまでの距離を等しくできるため、繊維束Rをトラバースして適正な巻き付け軌道によって整然と巻き付けることができる。
【0026】
さらに、図3及び図4を用いて、樹脂噴射装置50の構成について詳細に説明する。
図3に示すように、樹脂噴射装置50は、樹脂を収容した樹脂槽54から樹脂を汲み上げ吐出するギヤポンプ53と、噴射ノズル51F又は噴射ノズル51Rへの樹脂の供給を切り替える切替え弁52と、噴射ノズル部として噴射ノズル51F・51Rと、を接続して構成されている。
【0027】
噴射ノズル51F・51Rは、ガイド筒22の下部において、トラバース方向においてガイド筒22を挟んで設けられている。また、噴射ノズル51Fは、トラバース方向の前進側に、噴射ノズル51Rはトラバース方向の後進側に設けられている。また、噴射ノズル51F・51Rは、それぞれの樹脂噴射方向の中心軸Q・Qとガイド筒22の軸線Pとが略平行となるように設けられている。さらに、噴射ノズル51F・51Rの噴射位置は、前記ガイド筒22の繊維束Rの供給位置よりライナー4の半径方向において外側に設けられている。
【0028】
図4(a)に示すように、ライナー4は、回転しながら一定速度でトラバース方向において後進している(図4における破線矢印の向き)。そのため、ヘリカル巻装置6は、トラバース方向において前進して繊維束Rを巻き付けていることになる。ここで、ガイド筒22の供給位置からみたライナー4の巻き付け位置の方向を繊維束Rの供給方向と定義すると、繊維束Rの供給方向はトラバース方向において後進向きとなる。このとき、図示せぬコントローラは、切替え弁52によって噴射ノズル51Rに樹脂を供給し、噴射ノズル51Rは繊維束Rに対し樹脂を噴射する。
【0029】
図4(b)に示すように、ライナー4は、回転しながら一定速度でトラバース方向において前進している(図4における破線矢印の向き)。そのため、ヘリカル巻装置6は、トラバース方向において後進して繊維束Rを巻き付けていることになる。すなわち、繊維束Rの供給方向は、前進向きとなる。このとき、図示せぬコントローラは、切替え弁52によって噴射ノズル51Fに樹脂を供給し、噴射ノズル51Fは繊維束Rに対し樹脂を噴射する。
【0030】
このようにして、トラバース方向において、ガイド筒22を挟んで設けられる噴射ノズル51F・51Rは、それぞれが設けられた側と繊維束Rの供給方向が同じときには、繊維束Rに対して広範囲に樹脂を噴射することができる。つまり、広範囲に樹脂を噴射できる噴射ノズル51F・51Rを選択して、繊維束Rに対し確実に樹脂を付着させることができる。
また、噴射ノズル51F・51Rは、それぞれの樹脂噴射方向の中心軸Q・Qとガイド筒22の軸線Pとが略平行となるように設けられ、かつ、噴射ノズル51F・51Rの噴射位置は、前記ガイド筒22の繊維束Rの供給位置よりライナー4の半径方向において外側に設けられているため、ガイド筒22の繊維束Rの供給位置をライナー4表面に、より近づけることができるので、繊維束Rのライナー4表面への巻き付け位置を制御しやすくできる。
【0031】
なお、樹脂噴射装置50は、切替え弁52によって、噴射ノズル51F又は噴射ノズル51Fを切り替える構成とされているが、軸線Pとガイド筒22の供給方向の角度が小さい場合には、噴射ノズル51F及び噴射ノズル51Fを繊維束Rに対し噴射するようにしてもよい。
【0032】
従来、FW装置において、樹脂噴射装置の噴射ノズルは、ガイド筒22とは別に構成されていた。このような構成では、円筒部4aからドーム部4bに向かって繊維束Rを巻き付けるときガイド筒22をライナー4に近づけることになる。そのため、噴射ノズルとガイド筒22とが接触するおそれがあった。また、例えばガイド筒22と同様に噴射ノズルを往復操作する構成とするのであれば、噴射ノズルとライナー4とが接触するおそれがあった。
【0033】
本発明の構成とすることで、樹脂噴射装置50は、ガイド筒22とライナー4の周面との間において、繊維束Rに樹脂を噴射することができる。このようにして、噴射ノズル51F・51Rは、ガイド筒22と同期して往復操作される。また、噴射ノズル51F・51Rをガイド筒22とは別に往復操作する必要もない。つまり、噴射ノズル51F・51Rとガイド筒22との接触、或いは噴射ノズル51F・51Rとライナー4との接触を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施例に係るFW装置の全体的な構成を示す正面図。
【図2】同じくヘリカル巻装置を示す正面図。
【図3】同じく樹脂噴射装置の構成を示す構成図。
【図4】同じく樹脂噴射装置の作用を示す構成図。
【符号の説明】
【0035】
2 巻取装置
4 ライナー
4a 円筒部
4b ドーム部
5 フープ巻装置
6 ヘリカル巻装置
22 ガイド筒
40 ニップ式テンション機構
50 樹脂噴射装置
51F 噴射ノズル(前進側)
51R 噴射ノズル(後進側)
G 供給位置
L1 巻き付け位置
L2 巻き付け位置
R 繊維束

【特許請求の範囲】
【請求項1】
繊維束をライナー周面近傍に供給し、該供給位置が該ライナー周面近傍を沿うように往復操作されるガイド部と、前記繊維束に樹脂を噴射させる少なくとも一つの噴射ノズルを含む樹脂噴射装置と、を有し、前記繊維束を前記ライナー周面にトラバースしながら巻き付けるフィラメントワインディング装置であって、
前記ガイド部に前記噴射ノズルを設け、該噴射ノズルによって前記ガイド部と前記ライナー周面との間で前記繊維束に対して樹脂を噴射することを特徴とするフィラメントワインディング装置。
【請求項2】
前記ガイド部は、トラバース方向において該ガイド部を挟んで複数の前記噴射ノズルを設け、前記樹脂噴射装置は、前記繊維束の供給方向に基づいて前記噴射ノズルを選択して樹脂を噴射することを特徴とする請求項1に記載のフィラメントワインディング装置。
【請求項3】
前記ガイド部の繊維束の供給方向と、前記噴射ノズルの樹脂の噴射方向とは略平行であって、前記噴射ノズルは、前記ガイド部の繊維束の供給位置よりライナーの半径方向において外側に設けられることを特徴とする請求項2に記載のフィラメントワインディング装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−30065(P2010−30065A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−192115(P2008−192115)
【出願日】平成20年7月25日(2008.7.25)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】