説明

フィールドエミッションランプ

【課題】面状の蛍光体層が電界放射陰極が備える複数の電子放出点から異なる複数位置に電子線照射を受けても該蛍光体層の発光ちらつきを全面的に抑制し均一発光を可能とすること。
【解決手段】本フィールドエミッションランプ10は、内側からの電子線照射により光を励起発光する蛍光体層18と、この蛍光体層18の外側に上記光を散乱させる光散乱層24とを備えた構成としている。蛍光体層18は内側ランプ管12の内面に形成され、光散乱層24は外側ランプ管14の内面に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプ管内面に蛍光体層付きの陽極層が形成され、ランプ管内に上記陽極層と対向して電界放射陰極を配置したフィールドエミッションランプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
上記フィールドエミッションランプは、陽極層側に直流電源の正極性電圧を印加して電界放射陰極上の多数の電子放出点それぞれから電界集中により陽極層に向けて電子を放出させ、この放出した電子を陽極層面上の電子線励起型の蛍光体層に衝突させて該蛍光体層を励起発光させるようになっている(特許文献1)。
【0003】
このような駆動方法においては図9のd1→d2→d3→…で示すように蛍光体層の各発光領域に対応してそれまで励起発光して明るかった白抜き丸印で示す領域は暗くなり、それまで暗かった別の黒抜き丸印で示す領域は励起発光して明るくなる。
【0004】
従来の駆動方法では、明暗のちらつき、すなわち、上記した白抜きと黒抜きとで示す多数の明暗斑点の集合からなりその明暗斑点の集合状態が定まらず複雑ランダムに変化するような発光状態が発生していた。
【0005】
また、暗い領域が存在することにより、輝度の大きさにも影響している。さらに発光に寄与しないエネルギが熱に変わりフィールドエミッションランプの温度が極めて高温になってしまい、フィールドエミッションランプを扱い難くすると共にエネルギ損失も大きい。
【0006】
そこで、このようなチャージアップを防止するために蛍光体層の内面に例えば、アルミニウム蒸着によりアルミニウムの薄膜シートを設け、この薄膜シートでチャージアップを防止することが考えられるが、薄膜シートのシート抵抗によりチャージアップを緩和させるのに時間を要しており、その間は蛍光体層の各領域に向けて電子放出して発光させることができないので発光のちらつきを十分に抑制することができない。特に、フィールドエミッションランプの管径が数mm程度の極細管になってくると、このようなアルミニウム蒸着は困難でありフィールドエミッションランプを製作し難くする。
【0007】
また、フィールドエミッションランプの管径がさらに1mm程度前後の極細管の内部をガラス管内面に非接触状態でその内部に長手方向に電界放射陰極を線状に空中架設している場合、線状の電界放射陰極がクーロン力で陽極層側に引き寄せられて接触してしまう。
【特許文献1】特開2000−090852号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明により解決すべき課題は、電界放射陰極が備える複数の電子放出点に対して面状に対向する蛍光体層が、上記複数の電子放出点から異なる複数箇所に電子線照射を受けて当該複数箇所それぞれで励起発光する発光形態において、蛍光体層全体の発光ちらつきを抑制して面状均一に発光可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明第1によるフィールドエミッションランプは、複数の電子放出点に対して蛍光体層の一方側が面状に対向配置され、この蛍光体層は各電子放出点から電子線照射を受けて複数箇所で励起発光するフィールドエミッションランプにおいて、上記蛍光体層の他方側に光散乱層を面状に設けたことを特徴とするものである。
【0010】
上記光散乱層は光を散乱させることができればその材料に限定されない。
【0011】
蛍光体層は電子線照射で励起されて発光する光の種類に限定されない。例えば可視光でも紫外光でもよい。
【0012】
光散乱層に関して特開2002−267812号公報で透明樹脂と散乱物質とを含む光散乱層が開示されている。特開2001−124908号公報には分散微粒子を含有する透明樹脂層としての光散乱層が開示されている。
【0013】
上記では蛍光体層や光散乱層の層数に限定されない。
【0014】
本発明第1では、上記蛍光体層からの発光に明暗のちらつきが存在していても、その発光は光散乱層で散乱・拡散されてしまうから、上記明暗のちらつきが緩和されほぼ均一発光のフィールドエミッションランプを得ることができる。
【0015】
このフィールドエミッションランプはその用途に限定されない。
【0016】
上記蛍光体層は、電子線照射により可視光または紫外光を励起発光する蛍光体からなることが好ましい。
【0017】
上記光散乱層は、紫外光照射により可視光を励起発光する蛍光体層で構成されていることが好ましい。
【0018】
本発明の好適な一態様は、上記光散乱層を、上記蛍光体層の他方側に直接面状に積層してまたは間隔を隔てて面状に対向配置することである。
【0019】
本発明第1の好適な一態様は、上記光散乱層が、光散乱性を有する複数の微粒子を含むことである。この微粒子は透光性を有することが好ましい。微粒子の粒径は特に限定されないが、粒径は大きい方が好ましく、例えば10μmから数10μmがその粒径の範囲にすることができる。光散乱層は、これら微粒子により数層程度とすることが考えられる。
【0020】
本発明第1の好適な一態様は、内外二重管構成に配置された一対のランプ管を備え、内側ランプ管は、真空封止されその内面に陽極層と共に上記蛍光体層が設けられていると共に、その管中心に、ワイヤ状に延びて外周面に多数の電子放出点を備えた電界放射陰極が設けられ、外側ランプ管は、その内面に上記光散乱層が設けられていることである。
【0021】
本発明第1の好適な一態様は、一重管構成のランプ管を備え、上記ランプ管は、真空封止されその内面に内径側から外径側に蛍光体層、光散乱層、陽極層がこの順で積層されていると共に、その管中心に、ワイヤ状に延びて外周面に多数の電子放出点を備えた電界放射陰極が設けられていることである。
【0022】
本発明第1の好適な一態様は、一重管構成のランプ管を備え、上記ランプ管は、真空封止されその内面に蛍光体層と陽極層とが積層されていると共に、その管中心に、ワイヤ状に延びて外周面に多数の電子放出点を備えた電界放射陰極が設けられ、上記光散乱層は、シート状にして上記ランプ管の外面に設けられていることである。
【0023】
光散乱シートは例えば特開2002−250806号公報に開示されている。同公報ではこの光散乱シートは互いに屈折率の異なる複数のポリマーで構成され、かつ少なくとも液滴相構造を有する光散乱層で構成されている。特開2000−258612号公報には透明樹脂ベースに、有機系微粒子および/または無機系微粒子を分散させてなる光前方散乱機能層を有する光散乱シートが開示されている。特開2000−241609号公報には熱可塑性の透明樹脂ベースに熱可塑性の樹脂又は、及び微粒子を溶融製膜により分散させた、厚みが30〜300μmであり、光学特性の全光線透過率が85%以上であるとともにヘーズ値が10〜80%の範囲にあり、且つ溶融製膜で製造される前方散乱機能を有する光散乱シートが開示されている。
【0024】
本発明第2によるフィールドエミッションランプは、 一重管構成のランプ管を備え、上記ランプ管の内面に、電子線照射により光を励起発光する蛍光体層が設けられていると共にこの蛍光体層にはそれを構成する蛍光体粉末に上記光を散乱させる光散乱粉末が混ぜ込まれていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、内側からの電子線照射により光を励起発光する蛍光体層の外側に上記光を散乱させる光散乱層を配置したことから、蛍光体層全体の発光ちらつきを抑制して面状均一に発光させることができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態に係るフィールドエミッションランプを説明する。図1(a)は、フィールドエミッションランプの側面断面図、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図、図2は図1の要部を模式的に拡大して示す断面図、図3はさらに図2の要部を模式的に拡大して示す図である。
【0027】
図1を参照して、10はフィールドエミッションランプであり、このフィールドエミッションランプ10は内外二重のランプ管12,14と、電界放射陰極16とを備える。
【0028】
図2、図3を参照して内側ランプ管12は内部を真空封止された真空層13を備える。内側ランプ管12の内面に、蛍光体層18と陽極層20とが面状に積層形成されている。内側ランプ管12の内部に陽極層20に対向して長手方向にワイヤ状に延びた電界放射陰極16が配置されている。
【0029】
陽極層20は、ITO(酸化インジウム・錫)やアルミニウム等の金属をスパッタリングやEB蒸着等により薄膜状にして形成されている。
【0030】
蛍光体層18は、電子線照射により励起発光する電子線励起蛍光体である。蛍光体層18は、電界放射陰極16から電子線が照射されると励起して可視光を発光する。蛍光体層18は、周知の電子線励起蛍光体でよく、特に限定されない。
【0031】
電界放射陰極16は、内側ランプ管12の略中央を該内側ランプ管12長手方向にワイヤ状に延びている。電界放射陰極16は、導線の外周にnmオーダーの微細突起を電子放出点として多数有する炭素膜が成膜されて構成されている。この炭素膜は例えばカーボンナノチューブ、カーボンナノウォール、針状炭素膜、等であり、微細な突起の先端への電界集中で電子放出するものである。
【0032】
フィールドエミッションランプ10の形状はバックライトを始めとして光源の用途に応じて様々な形態をとることができるものであり、実施の形態のように細管形状に限定されず、図示略のフラットパネル形状やその他の形状とすることができる。
【0033】
外側ランプ管14は、内側ランプ管12に対して空気層22を介在させて該内側ランプ管12の外周を覆うごとく設けられている。外側ランプ管14の内面には光散乱層24が形成されている。ただし、内側ランプ管12と外側ランプ管14との間の介在物は、空気層22に限定されるものではない。空気層22は必ずしも必要とするものでもない。蛍光体層18と光散乱層24とは、空気層22を隔てて対向すなわち間隔を空けて対向している。
【0034】
光散乱層24は、粒径が10μmから数10μmの透光性で光散乱性を有する複数の微粒子24aを含む。光散乱層24は、この微粒子24aだけで構成することができる。光散乱層24は、図3で示すように透光性樹脂24b中に数層になって微粒子24aを分散した構成とすることもできる。この微粒子24aとしては無機粉末、例えばシリカ粉末等がある。また、この微粒子24aには紫外光照射により可視光を紫外光励起発光型の蛍光体微粒子により構成することができる。
【0035】
光散乱層24をシート状とすることができる。このシート状とした光散乱層24は、特開平6−18706号、同10−20103号、特開平11−160505号、同11−305010号、同11−326608号、特開2000−121809号、同2000−180611号、および同2000−338310号の各公報を挙げることができる。
【0036】
蛍光体層18と光散乱層24は、それぞれスラリー塗布法、スクリーン印刷法、電気永動法、沈降法等によりそれぞれ内側ランプ管12、外側ランプ管14の各内面に形成されている。
【0037】
以上の構成を備えたフィールドエミッションランプ10の動作を図4を参照して説明する。図4で内側ランプ管12の外面12a上で示す白抜き丸印は明るい輝度で発光する明部P、黒抜き丸印は発光状態から非発光状態になって発光していない暗部Qである。これら明部P、暗部Qについては図9で説明したからその説明を略する。
【0038】
内側ランプ管12と外側ランプ管14との間の空気層22においてハッチングは暗部Qに対応していて発光は存在しない。空気層22においてハッチングとハッチングとの間の白抜きは可視光Bが内側ランプ管12の外面12aから外側ランプ管14の内面の光散乱層24に向け略直進している様子を示している。可視光Bは上記明部Pと暗部Qとがフィールドエミッションランプ10外側から見えることから図中矢印で示すように直進していると考えられる。
【0039】
次いで、光散乱層24に到達した可視光Bは、当該光散乱層24で図中矢印で示すように散乱される結果、該光散乱層24から外側ランプ管14に出射するまでに拡散し、外側ランプ管14から可視光B1はほぼ均一に出射することができる。なお、図中矢印の光拡散は理解のため単純に示したものであり、光拡散方向はより複雑であると考えられる。
【0040】
上記光拡散により、外側ランプ管14の前方から当該外側ランプ管14の外面14aを見ると、この外面14aには暗部が無く、ほぼ全面にわたり均一な発光状態となっている。この場合、外面14aは全体が明部であって暗部が無いため明部の状態の図示は略している。
【0041】
光散乱層24での光散乱は、散乱用微粒子24aの粒径が大きいと全周方向に散乱強度が強くなり、特に前方向の散乱光強度が強くなる。一方、粒径が小さくなるに従い、全体的に散乱光強度が弱くなり、特徴的な強い前方散乱光が弱まる。実施形態ではこの散乱用微粒子24aの粒径は、実験で適宜に設定することができる。
【0042】
以上の結果、実施形態のフィールドエミッションランプ10ではちらつきが殆どないか全く無い均一発光のフィールドエミッションランプを得ることができる。
【0043】
上記においては、図5で示すように、内側ランプ管12内面の蛍光体層18を、電子線Aの照射により紫外光Cを励起発光する蛍光体とし、外側ランプ管14内面の光散乱層24を紫外光Cの照射により可視光を励起発光する蛍光体で構成し、これによって内側ランプ管12からの紫外光Cを光散乱層24に照射することにより可視光を励起発光しその可視光を内部で拡散しつつ外方へちらつきのない可視光B1として出射することができる。上記蛍光体層18を構成する蛍光体としては、微粉末状の酸化亜鉛蛍光体を挙げることができる。
【0044】
上記においは、図6で示すように、ランプ管を二重管構成とするのではなく、外側ランプ管14を省略し、内側ランプ管12単独の一重管構成とし、この内側ランプ管12の外周面に光散乱層として透明な光散乱シート26を接着することにより、内側ランプ管12からの発光を散乱させることができるようにしてもよい。この光散乱シート26は外面に微細な凹凸を付けることにより一層光散乱を起こし易くなる。なお、外側ランプ管14が省略されるので内側ランプ管12は単にランプ管12となる。
【0045】
上記散乱とは、外側ランプ管14から出射する光があらゆる方向から来た光のようにするための光線の散乱状態を言うが、本明細書ではこの散乱の意義に光の拡散も含めるものとする。
【0046】
上記の場合、図7で示すように、ランプ管を二重管構成とするのではなく、外側ランプ管14を省略し、内側ランプ管12単独の一重管構成とし、蛍光体層18を電子線照射により可視光を励起発光する内層側とし、光散乱層24を蛍光体層28からの可視光を拡散する外層側とした内外二層構成とすることができる。外側ランプ管14が省略されるので内側ランプ管12は単にランプ管12となる。この場合、蛍光体層18と光散乱層24は直接積層されている。上記では蛍光体層18、光散乱層24、陽極層20がランプ管12の内径側から外径側にこの順で積層されていることになる。
【0047】
上記の場合、図8で示すように、電子線照射により光を励起発光する蛍光体粉末34と、光を拡散する蛍光体粉末36とを混合して蛍光体層/光散乱層38を設けた構成とすることができる。
【0048】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で、種々な変更ないしは変形を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】図1(a)は、本発明の実施の形態に係るフィールドエミッションランプの側面断面図、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図である。
【図2】図2は図1のフィールドエミッションランプの一部を拡大して示す断面図である。
【図3】図3は図2の要部をさらに模式的に拡大して示す断面図である。
【図4】図4は実施形態のフィールドエミッションランプにおいてその動作説明に供する、図2の要部に対応する断面図である。
【図5】図5は他の実施形態に係るフィールドエミッションランプの一部を拡大して示す断面図である。
【図6】図6はさらに他の実施形態に係るフィールドエミッションランプの一部を拡大して示す断面図である。
【図7】図7はさらに他の実施形態に係るフィールドエミッションランプの一部を拡大して示す断面図である。
【図8】図8はさらに他の実施形態に係るフィールドエミッションランプの一部を拡大して示す断面図である。
【図9】図9は従来のフィールドエミッションランプの課題の説明に用いる図である。
【符号の説明】
【0050】
10 フィールドエミッションランプ
12 内側ランプ管
14 外側ランプ管
16 電界放射陰極
18 蛍光体層
20 陽極層
22 空気層
24 光散乱層
A 電子線
B 可視光
B1 可視光
C 紫外光

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の電子放出点に対して蛍光体層の一方側が面状に対向配置され、この蛍光体層は各電子放出点から電子線照射を受けて複数箇所で励起発光するフィールドエミッションランプにおいて、
上記蛍光体層の他方側に光散乱層を面状に設けた、ことを特徴とするフィールドエミッションランプ。
【請求項2】
上記光散乱層は、光散乱性を有する複数の微粒子を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のフィールドエミッションランプ。
【請求項3】
上記光散乱層を、上記蛍光体層の他方側に直接面状に積層してまたは間隔を隔てて面状に対向配置した、ことを特徴とする請求項1または2に記載のフィールドエミッションランプ。
【請求項4】
内外二重管構成に配置された一対のランプ管を備え、
内側ランプ管は、真空封止されその内面に陽極層と共に上記蛍光体層が設けられていると共に、その管中心に、ワイヤ状に延びて外周面に多数の電子放出点を備えた電界放射陰極が設けられ、
外側ランプ管は、その内面に上記光散乱層が設けられている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のフィールドエミッションランプ。
【請求項5】
一重管構成のランプ管を備え、
上記ランプ管は、真空封止されその内面に内径側から外径側に蛍光体層、光散乱層、陽極層がこの順で積層されていると共に、その管中心に、ワイヤ状に延びて外周面に多数の電子放出点を備えた電界放射陰極が設けられている、ことを特徴とする請求項1または2に記載のフィールドエミッションランプ。
【請求項6】
一重管構成のランプ管を備え、
上記ランプ管は、真空封止されその内面に蛍光体層と陽極層とが積層されていると共に、その管中心に、ワイヤ状に延びて外周面に多数の電子放出点を備えた電界放射陰極が設けられ、
上記光散乱層は、シート状にして上記ランプ管の外面に設けられている、ことを特徴とする請求項1または2に記載のフィールドエミッションランプ。
【請求項7】
一重管構成のランプ管を備え、
上記ランプ管の内面に、電子線照射により光を励起発光する蛍光体層が設けられていると共にこの蛍光体層にはそれを構成する蛍光体粉末に上記光を散乱させる光散乱粉末が混ぜ込まれている、ことを特徴とするフィールドエミッションランプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−84660(P2008−84660A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−262430(P2006−262430)
【出願日】平成18年9月27日(2006.9.27)
【出願人】(504224371)ダイヤライトジャパン株式会社 (105)
【Fターム(参考)】