フェイルセーフ・ドライバー/耐性ドライバーの構造
【課題】IOドライバーへ供給する電圧を切り換えることが可能なインタフェース回路を提供する。
【解決手段】インターフェース回路200は、供給電圧204から導出される第1バイアス電圧206とIOパッド216の電圧を通じて供給される外部電圧から導出される第2バイアス電圧208とを入力するマルチプレクサー・ブロック202を含む。マルチプレクサー・ブロック202はコントロール・シグナル218がロジック「1」の信号状態では第1バイアス電圧206からの電圧をドライバー212へ出力し、コントロール・シグナル218がロジック「0」では第2バイアス電圧208からの電圧をドライバー212へ出力する。ドライバー212の出力電圧はIOパッド214を介して出力される
【解決手段】インターフェース回路200は、供給電圧204から導出される第1バイアス電圧206とIOパッド216の電圧を通じて供給される外部電圧から導出される第2バイアス電圧208とを入力するマルチプレクサー・ブロック202を含む。マルチプレクサー・ブロック202はコントロール・シグナル218がロジック「1」の信号状態では第1バイアス電圧206からの電圧をドライバー212へ出力し、コントロール・シグナル218がロジック「0」では第2バイアス電圧208からの電圧をドライバー212へ出力する。ドライバー212の出力電圧はIOパッド214を介して出力される
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
当情報開示は、概して、入力/出力(IO)サーキットに関するものであり、綿密には、フェイルセーフ・ドライバーかつ耐性ドライバーの構造を明確にする手法、器具ならびにシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
集積回路(IC)に含まれる複数の構成部分は、全てが同じ電圧で作動しているとは限らない。異なる電圧で作動しているふたつの構成部分をインターフェースで連結させるには、その端末における電圧よりも低い電圧(例: 1.8v)で作動している能動素子(例: 金属酸化物半導体(MOS)トランジスタ)を含むバッファー回路が必要な場合もある。
【0003】
図1は、より高い電圧を使用しての、IOドライバー100のインターフェース連結を示した概略図である。IOドライバー100は、P−チャネル金属酸化物半導体(PMOS)トランジスタM1102とN−チャネルMOS(NMOS)トランジスタM2104等を含む。M1102の発信元(S)端末は、供給電圧であるVDDIO106に接続することが可能であり、M2104の発信元(S)端末は、供給電圧であるVSS110に接続される。トランジスタ(M1102、M2104)のバルク(B)端末をその発信元(S)端末と短絡させることによって、トランジスタ(M1102、M2104)のバルク(B)端末をVDDIO106とVSS110にも個々に接続する。M1102兼M2104のドレイン(D)端末は、図1で示されているように、互いに接続される。
【0004】
ICのIOパッド108からの外部電圧は、M1102兼M2104のドレイン端末それぞれに供給される。トランジスタ(M1102、M2104)のゲート(G)端末は、IOドライバー100用のコントロール・サーキットから作られているコントロール・シグナル(CTRL1 112、CTRL2 114)で駆動させられる。IOパッド108の電圧(例: 3.465V)が供給電圧であるVDDIO106(例: 1.8V、2.5V)よりも高い場合、もしくはVDDIO106がゼロの場合においては、図1に見られるようにM1102に関連のある寄生ダイオードD1116の電源はオンとなり、その結果として、IOパッド108の電圧と供給電圧VDDIO106の間に直接路が作られる。D1116の電源を入れることによって多量の電流が導かれた場合、続いて多量の漏洩電流が流れる。図1では、Q2104に関連のある寄生ダイオードD2118も示されている。
【0005】
従って、IOパッド108の電圧が高いということは、VDDIO106の有無に関わらず、IOドライバー100の信頼度を低下させる。多量の電流が導かれる際の影響を抑える為に、複数のp−チャネルあるいはn−チャネル・トランジスタを積み重ねるという手法もある。しかし、この手法では、多量電流の影響を抑えるまでに限られ、問題解決には繋がらないと見られる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示されているのは、フェイルセーフ・ドライバーかつ耐性ドライバーの構造を明確にする手法、器具ならびにシステムである。
【0007】
インターフェース・サーキット用IOドライバーの直列トランジスタは複数あるが、そのうちのひとつの入力端末からその出力端末へ、フェイルセーフ・モードかつ耐性モードでの作動中に同量の電圧を流すことによって、IOパッドを通じて供給電圧に供給されている外部電圧から電流路を切り離す為には、IOコアによって作り出されているコントロール・シグナルを、制御できる範囲で活用するというのもひとつの手法である、という見方もある。また、その際には、電流路を切り離した際にできたフローティング・ノードへ適量の電圧をフィードバックする。更には、複数ある直列トランジスタのうちのひとつひとつにゲート電圧を流すことによって、複数ある直列トランジスタの各トランスミッタに流れている電圧が、各々の耐容最高限度を超えないように制御する為に、コントロール・シグナルを、制御できる範囲で活用する。
【0008】
ゲート電圧は、供給電圧もしくはIOパッドを通じて供給されている外部電圧から導出されており、その際の作動モードは、フェイルセーフ・モード、耐性モード、もしくはドライバー・モードにいずれかに限る。供給電圧は、フェイルセーフ・モードの際にはゼロであり、IOパッドを通じて供給されている外部電圧は、耐性モードの際には供給電圧以上にまで上昇する。
【0009】
また別の見解では、IOドライバー・サーキットには複数の直列トランジスタに加えて、そのトランジスタひとつひとつに専用のドライバー前サーキットが含まれている。ドライバー前サーキットは、各トランジスタにゲート電圧を流すことによって、トランジスタ各々の耐容最高限度を超えないように制御する。ゲート電圧は、供給電圧もしくはIOパッドを通じて供給されている外部電圧から導出されており、IOコアによって作り出されたコントロール・シグナルを制御できる範囲で活用するという点に基づいている。
【0010】
外部電圧からの電流回路は、IOパッドを通じて供給電圧に供給されており、複数ある直列トランジスタのうちのひとつの入力端末から、同量の電圧をその出力端末に流すことによって切り離されている。また、電流回路が切り離された際に作られたフローティング・ノードには、適量の電圧がフィードバックされている。
【0011】
IOパッドを通じて供給されている外部電圧の量は、最少ではゼロ、最多ではドライバー・モードで作動中の供給電圧量までの範囲内で変化する。供給電圧は、フェイルセーフ・モードで作動の際にはゼロであり、IOパッドを通じて供給されている外部電圧は、耐性モードの際には供給電圧以上にまで上昇する。
【0012】
また更に別の見解では、IOサーキット・システムは、IOコアを併せてコントロール・シグナルを駆動し、IOパッドを併せて外部電圧を供給し、IOドライバー・サーキットを併せて外部電圧とインターフェースで連結させる。その際の外部電圧は、IOコアによって作り出されたコントロール・シグナルを制御できる範囲で活用することに基づいたIOパッドによって供給される。IOドライバー・サーキットは複数のトランジスタを含んでおり、そのトランジスタひとつひとつにドライバー前サーキットが備えられているが、それは、供給電圧もしくは作動モード中のIOパッドを通じて供給されている外部電圧から導出されている各トランジスタにゲート電圧を流すことによって、トランジスタ各々の耐容最高限度を超えないように制御する為である。その際の作動モードは、ドライバー・モード、フェイルセーフ・モード、あるいは耐性モードに限る。
【0013】
IOパッドを通じて供給されている外部電圧からの電流回路は、複数ある直列トランジスタのうちのひとつの入力端末から、同量の電圧をその出力端末に流すことによって切り離されている。また、電流回路が切り離された際に作られたフローティング・ノードには、適量の電圧がフィードバックされている。
【0014】
IOパッドを通じて供給されている外部電圧の量は、最少ではゼロ、最多ではドライバー・モードで作動中の供給電圧量までの範囲内で変化する。供給電圧は、フェイルセーフ・モードで作動の際にはゼロであり、IOパッドを通じて供給されている外部電圧は、耐性モードの際には供給電圧以上にまで上昇する。
【0015】
ここで開示されている手法及びシステムは、多様な見解を得る為に実行され得るものであり、実行手段は限られてはいない。また、ここに開示されているいずれかの工程を機械で行うという複数の手順をひとつにまとめた上で、機械で読み取ることのできるメディアを通して履行することも可能である。その他の特性は、添付のイラスト及び後述の詳細記述から明確であるといえる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
この開発の実施例は、あくまで一例としてイラストされており、イラストに付随の参照図を限度としているものではない。また、その際、同様の参照が同様の素子を示していることもあり、特に下記の参照図においてはそれぞれ記述されている通りである。
【図1】図1は、IOドライバーの概略図である。
【図2】図2は、インターフェース・サーキットの概略図であり、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図3】図3は、ドライバー構造の概略図であり、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図4】図4は、図3のドライバー構造を含む多重化の概略図であり、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図5】図5は、図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行の概略図であり、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図6】図6は、ドライバー・モードで作動中の図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行のDC特性を示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図7】図7は、ドライバー・モードで作動中の図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行の過渡電流特性を示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図8】図8は、フェイルセーフ・モードで作動中の図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行のDC特性を示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図9】図9は、耐性モードで作動中の図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行のDC特性を示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図10】図10は、フェイルセーフ・モードで作動中の図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行の過渡電流特性示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図11】図11は、耐性モードで作動中の図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行の過渡電流特性示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図12】図12は、図3のドライバー構造の信頼性を確保する手法の際の工程を、詳細を含めて示した実施順序であり、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【0017】
当面の実施例に関するこの他の特性は、添付のイラスト及び後述の詳細記述から明確であるといえる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
下記の実施例は、フェイルセーフ・ドライバーもしくは耐性ドライバーの構造を明確にする目的での使用が可能である。当面の実施例は特定の参照例を用いているが、多様な実施例の上位概念やスコープを変えない上での修正及び変更は明らかに可能である。
【0019】
図2は、インターフェース・サーキット200を示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。1件あるいは複数件の実施例において、インターフェース・サーキット200は、供給電圧204から導出される第1バイアス電圧206、及びIOパッド(ここではIOパッド216電圧)を通じて供給されている外部電圧から導出される第2バイアス電圧208の受信用に作られたマルチプレクサー・ブロック202を含む。1件あるいは複数件の実施例において、IOコア(ここでは省略)から作り出されたコントロール・シグナル218は、制御可能な範囲で活用されることによって、コントロール・シグナル218が「高い」状態では第1バイアス電圧206からの出力電圧を導出、同シグナルが「低い」状態では第2バイアス電圧208からの出力電圧を導出することができる。1件あるいは複数件の実施例において、「高い」状態とはロジック「1」に類似し、「低い」状態とはロジック「0」に類似する。
【0020】
1件あるいは複数件の実施例において、コントロール・シグナル218の「高い」状態とはフェイルセーフ・モードもしくは耐性モードでの作動を意味し、同シグナルの「低い」状態とはドライバー・モードでの作動を意味する。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧は、最少ではゼロ、最多ではドライバー・モードで作動中の供給電圧204の量までの範囲内で変化する。供給電圧は、フェイルセーフ・モードで作動の際にはゼロであり、IOパッドを通じて供給されている外部電圧は、耐性モードの際には供給電圧以上にまで上昇する。1件あるいは複数件の実施例において、供給電圧204の量は、フェイルセーフ・モードで作動中の際にはゼロとする。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧は、耐性モードで作動中の供給電圧204の量以上にまで上昇する。
【0021】
従って図2で見られるように、1件あるいは複数件の実施例において、マルチプレクサー・ブロック202の出力は、コントロール・シグナル218の状態が「高い」であるか「低い」であるかによって判断された上で、ドライバー・モードで作動中の第1バイアス電圧206から導出、もしくはフェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動中の第2バイアス電圧208から導出される。1件あるいは複数件の実施例において、マルチプレクサー・ブロック202の出力は、ノードのIOパッド(ここではPAD214)を通して外部電圧の供給を受けているドライバー212サーキットへ連結される。1件あるいは複数件の実施例において、マルチプレクサー・ブロック202の出力とドライバー212サーキットの連結はドライバー212サーキットの作動を安定させ、その結果、ドライバー212サーキットにおける構成要素のサーキット能動素子全体を流れる電圧はその耐容最高限度を超えないように制限される。
【0022】
図3は、ドライバー300の構造を示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー300は、N−ドライバー304の上に積み重ねられたP−ドライバー302を含む。1件あるいは複数件の実施例において、P−ドライバー302は複数のp−チャネル・トランジスタを含み、N−ドライバー304は複数のn−チャネル・トランジスタを含む。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧は、P−ドライバー302とN−ドライバー304の間にあるノードにおいて加えられる。図3では、P−ドライバー302及びN−ドライバー304は、出力ゲート電圧(PG1318、PG2320、PG3322、NG1326、NG2325、NG3324)に繋がっているドライバー前サーキット(P1328、P2330、P3332、N1336、N2334)を含む。1件あるいは複数件の実施例において、ゲート電圧は、P−ドライバー302及びN−ドライバー304それぞれの構成要素である金属酸化物半導体(MOS)トランジスタのゲート(G)端末に加えられ、それによってP−ドライバー302及びN−ドライバー304の構成要素、MOSトランジスタ全体を流れる電圧はその耐容最高限度を超えないように制限される。
【0023】
図3においては、PBIAS316とNBIAS308は供給電圧204から導出される第1バイアス電圧206とする。例えば、PBIAS316を0.45VDDIOとすると、VDDIOは供給電圧204であり、NBIAS308は0.55VDDIOとなる。1件あるいは複数件の実施例において、コントロール・シグナル218(例: 出力可(OE))はIOコアによって作り出されており、バイアス電圧発電機ブロック306による入力として受信される。1件あるいは複数件の実施例において、コントロール・シグナル218は、サーキットの作動モード(ドライバー、フェイルセーフあるいは耐性)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、バイアス電圧発電機ブロック306は、IOパッドからのフィードバックとしてIOパッド216電圧を受信することがある。更にその結果、コントロール・シグナル218をロジック「1」とすると、バイアス電圧310は、バイアス電圧発電機ブロック306の入力として受信されるNBIAS308と同量となる。
【0024】
1件あるいは複数件の実施例において、コントロール・シグナル218をロジック「0」とした場合、
バイアス電圧310は以下の参照方程式1のように示される:
【数1】
【0025】
VBがバイアス電圧310の場合、IOPADはIOパッド216電圧である可能性があり、Vtnはサーキット能動素子(例: n−チャネルMOS(NMOS)トランジスタ)の微量のダイオードである。ここでは、ふたつのサーキット能動素子を想定している。サーキット能動素子の個数は、そのつど変化する。1件あるいは複数件の実施例において、バイアス電圧310はN2334へ入力されることが可能で、PBIAS316はP2330へ入力することが可能である。1件あるいは複数件の実施例において、P1328及びN1336のドライバー前入力であるA312はIOコアを通じて届いている。1件あるいは複数件の実施例において、P1328及びP2330への入力であるCSL314は、レベルシフトした形のコントロール・シグナル218である可能性がある。従って、コントロール・シグナル218は制御できる範囲で活用されるが、それは、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【0026】
図3で見られるように、1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧はP3332及びN2334に受け渡される。1件あるいは複数件の実施例において、P−ドライバー302及びN−ドライバー304の構成要素トランジスタは大型であり、高電圧とインターフェースする為には、P−ドライバー302及びN−ドライバー304は最低でも各2台のトランジスタを必要とする。図3は、参照例として、P−ドライバー302及びN−ドライバー304それぞれにおいて各3台のトランジスタの同時実施を表している。1件あるいは複数件の実施例において、P−ドライバー302及びN−ドライバー304における複数のトランジスタは、インターフェースされている高電圧に依存している(信頼性の必要性)。1件あるいは複数件の実施例において、P−ドライバー302及びN−ドライバー304を構成する為に、複数の直列トランジスタが積み重ねられている。
【0027】
1件あるいは複数件の実施例において、コントロール・シグナル318の状態によっては、PG1318、PG2320あるいはPG3322は、第1バイアス電圧206及び第2バイアス電圧208を多重送信することによって導出された電圧である。図4は、ドライバー前サーキットのN出力(PG14041、PG24042...PGN404N)が前述の多重送信の工程から導出されている様子を示している。図3では、供給電圧204とIOパッド216電圧から導出される電圧を多重送信することによって、PG1318を作り出す。更には、PBIAS316とIOパッド216電圧を多重送信することによってPG2320を導出する。
【0028】
1件あるいは複数件の実施例において、図3のNG1326の出力は、NBIAS308とVSS(図2での第2参照電圧210)の間で変化する。更には、N−ドライバー304の第2ドライバー・トランジスタをバイアス電圧310と連結する。1件あるいは複数件の実施例において、バイアス電圧310及びIOパッド216電圧からN2334を入力として受信し、、従って、出力NG3324は、IOパッド216電圧とバイアス電圧310のうちより高い方と等しくなる。
【0029】
1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー前サーキットであるP1328、P2330及びP3332は、あらゆるモードに対応するべく修正される。あらゆるモードとは、つまり、作動用ドライバー・モード、フェイルセーフ・モードすなわち耐性モードを意味する。1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードでの作動中(CSL314 = 「高」)にP1328がインバーターの役目を果たし、その際には、PG1318はVDDIO204とPBIAS316の間で変化する。1件あるいは複数件の実施例において、フェイルセーフ・モードあるいは耐性モードでの作動中(CSL314 = 「低」)に、PG1318がVDDIO204とバイアス電圧310のうちより高い方と等しくなる。例えば、PG1318は、フェイルセーフ・モードで作動の際にはバイアス電圧310と、耐性モードで作動の際にはVDDIO204と等しくなる。
【0030】
1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードでの作動中(CSL314 = 「高」)にPG2320はPBIAS316と等しくなる。1件あるいは複数件の実施例において、フェイルセーフ・モードあるいは耐性モードでの作動中(CSL314 = 「低」)に、PG2320はIOパッド216電圧と等しくなる。1件あるいは複数件の実施例において、P3332はIOパッド216電圧及びバイアス電圧310から入力を受信し、あるいはバイアス電圧310及びIOパッド216電圧の最低量をPG3322として出力する。
【0031】
1件あるいは複数件の実施例において、フェイルセーフ・モードで作動の際に、N−ドライバー304のトランジスタ内のドライバー前サーキットのゲート電圧はゼロである。また、第2参照電圧210(VSS)はゼロに近く、N−ドライバー304はP−ドライバー302に比べて比較的安全である。従って、P−ドライバー302の構造は一例としてプルアップ・ブロックの構造であるが、それについての解説のみでも、前記述に関連するコンセプトを説明するには充分であると言える。
【0032】
図5は、1件あるいは複数件の実施例に基づいて、ドライバー300の構造におけるトランジスタ実行500を示している。1件あるいは複数件の実施例において、トランジスタ実行500は、Q1502、Q2504及びQ3506、計3種のドライバーp−チャネル・トランジスタMOS(PMOS)を含む。その際の発信元(S)端末は、VDDIO204に連結されたQ3506である。1件あるいは複数件の実施例において、Q3506、Q2504及びQ1502は互いに直列で繋がっている。前述のように、3台のトランジスタは単に、関連するコンセプトを解説する目的のみで使われている。MOSトランジスタの発信元(S)端末およびドレイン(D)端末に互換性があること、従って、ある電圧を発信元(S)端末に連結させてドレイン(D)端末から別の電圧を出力することと、ある電圧をドレイン(D)端末に連結させて発信元(S)端末から別の電圧を出力することは同じものを意味するということは明白であり、これを理解するのには、この分野における特別なスキルを要さない。ドレイン同士(D−D)の経路もまた、発信元−ドレイン(S−D)の経路と等しいと言える。
【0033】
ドライバー・サーキットの一部としての直列のp−チャネル・トランジスタ及びn−チャネル・トランジスタが一般的な個数であるとして、耐性モードで作動の際にIOパッド216電圧が供給電圧VDDIO204を上回る場合、あるいはフェイルセーフ・モードで作動の際にVDDIO204がゼロで、更にIOパッド216電圧がトランジスタの発信元(S)端末またはドレイン(D)端末に直接連結されている場合、IOパッド216電圧をVDDIO204に加えた際のノードを連結する経路が、多量の電流をシンクさせ、結果的にドライバー・サーキットの信頼性を低下させる。
【0034】
従って、1件あるいは複数件の実施例において、耐性モードで作動中もしくはフェイルセーフ・モードで作動中に、IOパッド216電圧とVDDIO204間の電流経路は図5のトランジスタ実行500内で切り離されている。電流経路は、Q1502、Q2504及びQ3506のいずれにおいても切り離されることが可能であるが、解説目的で構造をシンプルにする場合には、Q1502で切り離される。図5及び下記参照。
【0035】
1件あるいは複数件の実施例において、P1328、P2330及びP3332は、Q1502、Q2504及びQ3506それぞれと関連しているドライバー前サーキットである。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧とVDDIO204間の電流経路は、Q1502の入力(例: ドレイン(D)端末)からQ1502の出力(例: 発信元(S)端末)に向けて同量の電圧を流すことによって切り離されている。これによって、1件あるいは複数件の実施例において、Q1502の発信元(S)端末とQ2504のドレイン(D)端末を連結させているノードは「フローティング」状態となる。1件あるいは複数件の実施例において、ノードをプログラムする目的で作られた「フローティング」状態のノードに、電圧が強制的にかかる。1件あるいは複数件の実施例において、PFBK1 542は、「フローティング状態のノード」に強制的にかけられたフィードバック電圧である。1件あるいは複数件の実施例において、フェイルセーフ・モードで作動中もしくは耐性モードで作動中に、PFBK1 542はIOパッド216電圧と同量である。1件あるいは複数件の実施例において、その他のノードは、ドライバー前サーキットでありQ3506及びQ2504それぞれに関わるP1328及びP2330経由で適宜に設計されるが、その際、PG1318及びPG2320が出力され、Q3506及びQ2504のゲート(G)端末で加えられる。
【0036】
1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モード、フェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に、制御できる範囲内でのコントロール・シグナル218の活用を基に、P3332がバイアス電圧310とIOパッド216電圧の最低量をPG3322として出力する。PG3322は、Q1502のゲート(G)端末で加えられ、その発信元(S)端末及びバルク(B)端末は互いに連結される。1件あるいは複数件の実施例において、P3332の多重送信は、入力の際のIOパッド216高電圧によるストレスからQ1502を守る役目を果たす。
【0037】
1件あるいは複数件の実施例において、P2330は、制御できる範囲内でのコントロール・シグナル218の活用を基に、VDDIO204とバイアス電圧310とをBIAS_CT 554ノードに向けて多重送信する。1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードで作動の際に、コントロール・シグナル218が「高」になり、更にはCSL1 540がレベルシフトの形に変換されたコントロール・シグナル218として得られる。例えば、CSL1 540は0.1VDDIOに等しく、CSL314(レベルシフトしたコントロール・シグナル218)はVDDIOに等しい。1件あるいは複数件の実施例において、PMOSトランジスタ、Q15530の発信元(S)端末がバイアス電圧310に連結されていて、更に、ドレイン(D)端末はQ16532の発信元(S)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、Q16532のドレイン(D)端末はVDDIO204に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードで作動の際に、ゲート(G)端末、CSL1 540が加えられているQ16532は、電源「オン」に設定されており、ゲート(G)端末、CSL314が加えられているQ15530は電源「オフ」に設定されている。
【0038】
従って、1件あるいは複数件の実施例において、BIAS_CT 540ノードがVDDIO204に続く。1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードで作動の際にPBIAS316をPG2320に送信する用の経路を作り上げる為に、経路トランジスタ、Q9518、Q10520及びQ12524は直列で繋げられる。従って、1件あるいは複数件の実施例において、PMOSトランジスタ、Q9518のドレイン(D)端末はPBIAS316に設けられており、更にQ9518の発信元(S)端末はNMOSトランジスタ、Q10520の発信元(S)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、Q10520のドレイン(D)端末はNMOSトランジスタ、Q12524のドレイン(D)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、Q10520のゲート(G)端末はVDDIO204に設けられており、更にQ12524のゲート(G)端末はPMOSトランジスタ、Q11522のドレイン(D)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、Q11522の発信元(S)端末はQ10520のドレイン(D)端末に連結されており、更にQ11522のゲート(G)端末はVDDIO204に設けられている。1件あるいは複数件の実施例において、Q12524のゲート(G)端末とQ11522のドレイン(D)端末は同時に第1バイアス電圧206に設けられている。その際には、VDDIO_BIAS 552として表示される。
【0039】
1件あるいは複数件の実施例において、NMOSトランジスタ、Q10520及びQ12524のバルク(B)端末が第2参照電圧210、VSS210に設けられており、更にフローティング・ウェル(FW 548)のサーキットの出力はPMOSトランジスタ、Q11522のバルク(B)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、FW 548は、PMOSトランジスタ、Q11522に関わる寄生ダイオードの順方向バイアスを妨害する役目を果たす。下記に述べられているように、1件あるいは複数件の実施例において、PMOSトランジスタ、Q11522が保護目的で供給される。1件あるいは複数件の実施例において、PMOSトランジスタ、Q9518のバルク(B)端末はVDDIO204に設けられている。
【0040】
1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードで作動の際にCSL1 540は低下し、その際にはQ9518の電源は「オン」となる。1件あるいは複数件の実施例において、VDDIO204が高い際(例: VDDIO204が2.75V)には、Q10520の電源もまた「オン」となる。1件あるいは複数件の実施例において、VDDIO_BIAS 552が高い際には、Q12524の電源もまた「オン」にするが、その場合Q11522の電源は「オフ」にする。VDDIO204がQ11522のゲート(G)端末に設けられている為である。1件あるいは複数件の実施例において、Q9518、Q10520及びQ12524を直列で並んだトランジスタとして使用する場合、PG2320はPBIAS316に引き寄せられる。
【0041】
1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧がVDDIO204のレベル近くにまで引き寄せられる場合、IOパッド216電圧はQ1502を通してPFBK1 542ノードで見つかる。1件あるいは複数件の実施例において、PFBK1 542での電圧は、PMOSトランジスタ、Q13526の発信元(S)端末で見つかる。その際、その発信元(S)端末はQ12524の発信元(S)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、PMOSトランジスタ、Q14528のドレイン(D)端末はPFBK1 542に連結されているが、そのゲート(G)端末はバイアス電圧310に設けられており、比較するとこの方がより低い電圧である為に、Q14528がPFBK1 542での電圧を妨げることはない。1件あるいは複数件の実施例において、図5で示されているように、Q14528の発信元(S)端末はQ13526のドレイン(D)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、Q13526のゲート(G)端末はBIAS_CT 554ノードに連結されている。
【0042】
しかし、1件あるいは複数件の実施例において、そのゲート(G)端末が高く引き寄せられている為にPFBK1 542での電圧はQ13526の発信元(S)端末で妨げられる。従って、1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216の高電圧が存在する為にPG2320が妨害される、ということはない。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧がVDDIO204と同量の際に、PFBK1 542もVDDIO204と同量となる。この時点で、1件あるいは複数件の実施例において、バイアス電圧310は参照方程式1から導出される。
【0043】
1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧がゼロの場合、PFBK1 542がPBIAS316及びQ1502のしきい電圧の両方と等しくなる。この値は、1件あるいは複数件の実施例において、あらゆるトランジスタの作動電圧の耐容最高限度以下に収まっている。(例: 1.8Vデバイスに対して1.98V以下 + 10%耐性)。
【0044】
1件あるいは複数件の実施例において、CSL314が「低」(例: 0.1VDDIO)に引き下げられ、かつCSL1 540が「高」(例: 0.8VDDIO)に引き上げられた状態でのフェイルセーフ・モードで作動中に、BIAS_CT 554ノードはバイアス電圧310の後をたどるように設計されている。その理由としては、1件あるいは複数件の実施例に基づくと、Q15530の電源が「オン」であると同時にQ16532の電源は「オフ」になっている、という例が挙げられる。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が高い場合、同時にPFBK1 542での電圧は高く、例としてIOパッド216電圧と同量となる。例えば、IOパッド216電圧が3.465V(3.3V + 5%耐性)に達した場合、同時にPFBK1 542での電圧が3.465Vである。1件あるいは複数件の実施例において、参照方程式1で見られるように、Q13526及びQ14528のゲート(G)端末は共に可能性の低いものである。従って、1件あるいは複数件の実施例において、PFBK1 542での電圧が、PG2320として制限されていないように見える。
【0045】
1件あるいは複数件の実施例において、VDDIO204がゼロである際に、Q11522が「オン」でQ10520「オフ」であり、その結果として、PFBK_FS 546ノードがVDDIO_BIAS552(第1バイアス電圧206)の後を追ってバイアス電圧310に向かう。1件あるいは複数件の実施例において、バイアス電圧310がPFBK_FS 546に流れることによって、Q12524は保護される。1件あるいは複数件の実施例において、Q10520がバイアス電圧310の「通過」を妨害する。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が低い場合、トランジスタ内の電圧はいずれもその作動電圧の耐容最高限度(例: 1.98V)を超えてはならない。トランジスタの安全性を提供する為である。
【0046】
1件あるいは複数件の実施例において、PFBK_FS 546は、Q3506とQ2504の間に位置するPFBK 544ノードとP2330の間のフィードバックである。1件あるいは複数件の実施例において、PMOSトランジスタ、Q17556の発信元(S)端末がPFBK_FS 546に連結されていると同時に、そのドレイン(D)端末はPFBK 544に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、Q17556のゲート(G)端末はCSL314に設けられている。1件あるいは複数件の実施例において、FW548がPMOSトランジスタ、Q13526、Q14528、Q15530、Q16532、Q17556、Q2504及びQ3506のバルク(B)端末に出力され、それは前述のPMOSトランジスタに関わる寄生ダイオードの順方向バイアスを妨害する為である。
【0047】
1件あるいは複数件の実施例において、CSL314が「低」に引き下げられた状態での耐性モードで作動中に、Q11522の電源が「オフ」で、かつBIAS_CT 554ノードはバイアス電圧310の後を追うように設定されている。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧は高く、同時にPFBK1 542も高くなる。1件あるいは複数件の実施例において、Q13526及びQ14528の低ゲート(G)電圧が原因で、PG2320はPFBK1 542の後を追う。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が高い(例: 3.465V)際にPG2320はIOパッド216電圧と等しくなる。1件あるいは複数件の実施例において、同時にVDDIO_BIAS 552(第1バイアス電圧206)も高いゆえに、Q11522がオフになり、Q12524のしきい電圧によって下げられたVDDIO_BIAS 552をQ12524が超える。1件あるいは複数件の実施例に基づくと、これによって全てのトランジスタの安全性が確保される。
【0048】
1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が低く、PG2320はバイアス電圧310の後を追う。その際、電圧の「低下」はQ14528のしきい電圧と等しい。1件あるいは複数件の実施例においてQ14528がPFBK1 542の電圧を「通過」させないことが原因ともいえる。1件あるいは複数件の実施例において、そのしきい電圧の低下に加え、Q14528は、代わりにそのゲート(G)電圧(バイアス電圧310)に負担をかける。1件あるいは複数件の実施例において、PG2320はまた別の電圧を追い、Q12524の原動力が変更される。1件あるいは複数件の実施例において、Q12524がトランジスタを通過する際、PFBK_FS 546ノードはPG2320を追う。
【0049】
1件あるいは複数件の実施例において、バイアス電圧310は安全域にとどまり、それによって、VDDIO204にゲート(G)端末が繋がれている全てのトランジスタの安全性が確保される。1件あるいは複数件の実施例において、FW548の出力がVDDIO204及びIOパッド216電圧間の高い方になるように作り出され、それは、あらゆるPMOSトランジスタのバルク(B)端末、例えば回路基板等、がより高い方の電圧にバイアスすることを確保する為である。
【0050】
1件あるいは複数件の実施例において、P1328はCSL314のセレクト・ラインを備えたマルチプレクサーである。1件あるいは複数件の実施例において、入力はVDDIO204及びVDDIO_BIAS 552である。。1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードで作動の際に、CSL314が高く(例: VDDIO)、同時に、レベルシフトの形に変換されたコントロール・シグナル218、CSL2 558は低くなる(例: 0.4VDDIO)。1件あるいは複数件の実施例において、P1328は、IOコアで作られたドライバー前サーキット入力A 312を受信するように設計されたインバーターを含む。1件あるいは複数件の実施例において、インバーターは、Q6512のドレイン(D)端末にQ5510のドレイン(D)端末を連結することによってNMOSトランジスタ、Q6512に連結されているPMOSトランジスタ、Q5510を含む。1件あるいは複数件の実施例において、FW548はQ5510のバルク(B)端末に出力される。1件あるいは複数件の実施例において、Q6512の発信元(S)端末がPBIAS316に設けられており、同時にそのバルク(B)端末は第2参照電圧210(VSS)に設けられている。
【0051】
1件あるいは複数件の実施例において、Q5510発信元(S)端末はPMOSトランジスタ、Q4508のドレイン(D)端末に適用される。1件あるいは複数件の実施例において、Q4508の発信元(S)端末がVDDIO204に設けられており、同時にFW548がそのバルク(B)端末に出力される。1件あるいは複数件の実施例において、Q4508のゲート(G)端末はCSL2 558に設けられている。1件あるいは複数件の実施例において、INT550ノードは、Q5510とQ4508を連結させる経路でPMOSトランジスタ、Q7514のドレイン(D)端末に連結されている。Q7514の発信元(S)端末は別のPMOSトランジスタ、Q8516のドレイン(D)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、CSL314は、Q7514及びQ8516のゲート(G)端末に適用される。1件あるいは複数件の実施例において、Q7514の発信元(S)端末及びQ8516のドレイン(D)端末は同時にVDDIO_BIAS 552に設けられている。1件あるいは複数件の実施例において、Q8516の発信元(S)端末の出力はPG1318に連結されており、その出力がQ3506のゲート(G)端末に加えられている。
【0052】
1件あるいは複数件の実施例において、Q5510のドレイン(D)端末とQ6512のドレイン(D)端末を連結させている経路で、PG1318がインバーターの出力とされる。1件あるいは複数件の実施例において、FW548は、Q4508、Q7514及びQ8516のバルク(B)端末に出力される。1件あるいは複数件の実施例において、PFBK 544がQ3506の入力(例: ドレイン(D)端末)の電圧である。
【0053】
1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードでの作動中に、CSL314が高い際、INT550ノードはVDDIO204の後を追う。1件あるいは複数件の実施例において、この原因として、CSL2 558が引き下げられている為にQ4508の電源がオンになっている、ということが挙げられる。1件あるいは複数件の実施例において、Q7514及びQ8516がオフである為に、PG1318での電圧はA312入力での電圧の反転である。
【0054】
1件あるいは複数件の実施例において、フェイルセーフ・モードもしくは耐性モードで作動中に、コントロール・シグナル218とCSL314は共に低くなる。例えば、CSL314が、フェイルセーフ・モードで作動の際にはゼロ、そして耐性モードで作動の際には0.4VDDIOである。1件あるいは複数件の実施例において、CSL2 558は高くなる。(例: 耐性モードで作動の際にVDDIO204。)従って、1件あるいは複数件の実施例において、Q4508がオフで、同時にQ7514及びQ8516はオンである。この結果として、1件あるいは複数件の実施例において、INT550ノードがVDDIO_BIAS 552の後を追うようになる。1件あるいは複数件の実施例において、PG1318は、VDDIO_BIAS 552で固定される。1件あるいは数件の実施例において、VDDIO_BIAS 552は、フェイルセーフ・モードで作動の際にはバイアス電圧310と、そして耐性モードで作動の際にはVDDIO204と等しい。
【0055】
1件あるいは複数件の実施例において、P1328、P2330及びP3332における多重送信は、PG1318、PG2320及びPG3322を作り出す。そして、それらはQ3506、Q2504及びQ1502それぞれのゲート(G)端末に適応され、Q3506、Q2504及びQ1502はフェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に保護される。追加として、1件あるいは複数件の実施例において、コントロール・シグナル218が制御できる範囲で活用され、P1328、P2330及びP3332の電圧レベルを多重送信する。
【0056】
図6は、図3のドライバー300の構造におけるトランジスタ実行500が、ドライバー・モードで作動中のDCの特性を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて表している。1件あるいは複数件の実施例において、x−軸602は、IOで作られたドライバー前入力電圧A312を表しており、y−軸604は、電圧変化(V)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、図4で見られるように、ゼロと高値の間でのA312の動きにより、PG3322はNBIAS308(もしくはPBIAS316)とVDDIO204の間で変化する。1件あるいは複数件の実施例において、類似のNG3324は、ゼロとPBIAS316(もしくはNBIAS308)との間で変化する。1件あるいは複数件の実施例において、PBIAS316及びNBIAS308は、VDDIO204の一部(例: 0.45VDDIOと等しいPBIAS316及び0.55VDDIOと等しいNBIAS308)である。
【0057】
図7は、図3に見られるドライバー構造300の、ドライバー・モードで作動中のトランジスタ施行500の過渡電流特性を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて表している。1件あるいは複数件の実施例において、x−軸702は時間(t)を表し、y−軸704は、電圧変化(V)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧がゼロとVDDIO204の間を行き来する際、PG3322は、NBIAS308(もしくはPBIAS316)とVDDIO204の間で変化する。そして、NG3324は、ゼロとPBIAS316(もしくはNBIAS308)との間で変化する。図7参照。
【0058】
図8は、図3に見られるドライバー構造300の、フェイルセーフ・モードで作動中のトランジスタ施行500のDC特性を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて表している。1件あるいは複数件の実施例において、x−軸802はIOパッド216電圧を表し、y−軸804は、電圧変化(V)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、上記に述べられているように、フェイルセーフ・モードで作動の際の供給電圧VDDIO204はゼロである。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧がゼロとその高値(例: 3.465V)の間を行き来する際、PG1318がNG2325の後を追う。1件あるいは複数件の実施例において、PFBK 544(ここでは省略)もまたNG2325の後を追う。1件あるいは複数件の実施例において、PG2320はIOパッド216電圧の後を追い、更にはIOパッド216電圧と同量となる。
【0059】
図9は、図3に見られるドライバー構造300の、耐性モードで作動中のトランジスタ施行500のDC特性を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて表している。1件あるいは複数件の実施例において、x−軸902はIOパッド216電圧を表し、y−軸904は、電圧変化(V)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧は、ゼロとVDDIO204よりも高い値(例: 3.465V)の間で変化し、その間PG1318はVDDIO204で安定している場合もある。上記及び図9参照。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が上昇し、同時にPFBK 544が、トランジスタのしきい電圧によって下げられたVDDIO204にとどまる際に、PG2320はIOパッド216電圧の後を追う。図9参照。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が、上昇する際に、NG2325はIOパッド216電圧の後を追い、更に、ふたつのサーキット要素における電圧の低下によって下げられたIOパッド216電圧で安定する。
【0060】
図10は、図3に見られるドライバー構造300の、フェイルセーフ・モードで作動中のトランジスタ施行500の過渡電流特性を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて表している。1件あるいは複数件の実施例において、x−軸1002は時間(t)を表し、y−軸1004は電圧変化(V)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧はゼロとその最高値(例: 3.465V)の間を行き来し、PG1318及びPFBK 544がNG2325の後を追う。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が減少する際に、NG2325(故に、及びPG1318)がゼロ以上の値で固定される。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が増加する際にはPG2320はIOパッド216電圧と等しく、更に、IOパッド216電圧が減少する際にはゼロ以上の値で固定される。
【0061】
図11は、図3に見られるドライバー構造300の、耐性モードで作動中のトランジスタ施行500の過渡電流特性を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて表している。
1件あるいは複数件の実施例において、x−軸1102は時間(t)を表し、y−軸1104は電圧変化(V)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧がゼロとその最高値(例: 3.465V)の間を行き来する際、PG1318はVDDIO204で安定する。上記及び図11参照。1件あるいは複数件の実施例において、216電圧が増加する際にはPG2320がIOパッド216電圧と等しく、更に、IOパッド216電圧が減少する際にはゼロ以上の値で固定される。
【0062】
図12は、工程手順の略図であり、IOドライバー300の信頼性を確保する方法に関係する工程の詳細を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて説明している。1件あるいは複数件の実施例において、その方法は、IOコアにて作られたコントロール・シグナル218の、制御できる範囲での活用も含む。1件あるいは複数件の実施例において、工程1202には、IOパッド216電圧からVDDIO204までの電流路を、インターフェース・サーキットのIOドライバー300における複数の直列トランジスタの一部であるトランジスタ1台(例: MOSトランジスタ)の入力端末からその出力端末へ向けて、フェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に、同量の電圧(例: IOパッド216電圧)を送信することによって切り離す、という作業も含まれている。
【0063】
1件あるいは複数件の実施例において、工程1204には、前述で電流路が切り離された際に生み出された「フローティング」しているノードに、適量の電圧をフィードバックする作業も含まれている。1件あるいは複数件の実施例において、工程1206には、供給電圧204(VDDIO204)もしくはIOパッド216電圧から、フェイルセーフ・モード、耐性モード及びドライバー・モードで作動の際に導出された、複数ある直列トランジスタのひとつひとつにゲート電圧を加えることによって、複数ある直列トランジスタのそれぞれの電圧が各耐容最高値以下に収まるように制御する作業も含まれている。
【0064】
1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードで作動の際に、IOパッド216電圧はゼロとVDDIO204の間で変化する。1件あるいは複数件の実施例において、フェイルセーフ・モードで作動の際にはVDDIO204はゼロであり、耐性モードで作動の際には、IOパッド216電圧はVDDIO204よりも高い値にまで上昇する。
【0065】
当面の実施例は特定の参照例を用いているが、多様な実施例の上位概念やスコープを変えない上での修正及び変更は明らかに可能である。例えば、作動電圧かつ外部電圧の双方、もしくはそのうちどちらかひとつのみの電圧を変更したとしても、典型的な実施例のスコープは変わらない。また別の例として、ここで述べられている多様なデバイス及びモジュールを活用する際に、それに併せてハードウェア電気回路(例: ロジック電気回路を基にしたCMOS)、ファームウェア、ソフトウェア、あるいはハードウェア、ファームウェア及びソフトウェア(例: 機械で読み取ることのできるメディアに埋め込まれた状態等で)のいかなる組み合わせを使用することは、可能である。また別の例として、多様な電化構造及び手法を具体化する際には、トランジスタ、ロジックゲート及び電気サーキット等(例: 特定用途向け集積回路(ASIC)及びデジタル・シグナル・プロセッサー回路(DSP)の双方、もしくはどちらか一方)を使うことも可能である。
【0066】
並びに、ここに開示されている多様な作業、工程及び手法は、機械で読み取ることのできるメディアかつ機械でアクセスできる、データ・プロセス・システム(例: コンピューター・デバイス)対応のメディアの双方、あるいはそのうちのどちらかひとつのみで具体化して頂くと有り難く、工程が実行される順序は問わない。それ故に、特記事項及びイラストはあくまで解説目的であり、規則づけるためのものではない。
【技術分野】
【0001】
当情報開示は、概して、入力/出力(IO)サーキットに関するものであり、綿密には、フェイルセーフ・ドライバーかつ耐性ドライバーの構造を明確にする手法、器具ならびにシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
集積回路(IC)に含まれる複数の構成部分は、全てが同じ電圧で作動しているとは限らない。異なる電圧で作動しているふたつの構成部分をインターフェースで連結させるには、その端末における電圧よりも低い電圧(例: 1.8v)で作動している能動素子(例: 金属酸化物半導体(MOS)トランジスタ)を含むバッファー回路が必要な場合もある。
【0003】
図1は、より高い電圧を使用しての、IOドライバー100のインターフェース連結を示した概略図である。IOドライバー100は、P−チャネル金属酸化物半導体(PMOS)トランジスタM1102とN−チャネルMOS(NMOS)トランジスタM2104等を含む。M1102の発信元(S)端末は、供給電圧であるVDDIO106に接続することが可能であり、M2104の発信元(S)端末は、供給電圧であるVSS110に接続される。トランジスタ(M1102、M2104)のバルク(B)端末をその発信元(S)端末と短絡させることによって、トランジスタ(M1102、M2104)のバルク(B)端末をVDDIO106とVSS110にも個々に接続する。M1102兼M2104のドレイン(D)端末は、図1で示されているように、互いに接続される。
【0004】
ICのIOパッド108からの外部電圧は、M1102兼M2104のドレイン端末それぞれに供給される。トランジスタ(M1102、M2104)のゲート(G)端末は、IOドライバー100用のコントロール・サーキットから作られているコントロール・シグナル(CTRL1 112、CTRL2 114)で駆動させられる。IOパッド108の電圧(例: 3.465V)が供給電圧であるVDDIO106(例: 1.8V、2.5V)よりも高い場合、もしくはVDDIO106がゼロの場合においては、図1に見られるようにM1102に関連のある寄生ダイオードD1116の電源はオンとなり、その結果として、IOパッド108の電圧と供給電圧VDDIO106の間に直接路が作られる。D1116の電源を入れることによって多量の電流が導かれた場合、続いて多量の漏洩電流が流れる。図1では、Q2104に関連のある寄生ダイオードD2118も示されている。
【0005】
従って、IOパッド108の電圧が高いということは、VDDIO106の有無に関わらず、IOドライバー100の信頼度を低下させる。多量の電流が導かれる際の影響を抑える為に、複数のp−チャネルあるいはn−チャネル・トランジスタを積み重ねるという手法もある。しかし、この手法では、多量電流の影響を抑えるまでに限られ、問題解決には繋がらないと見られる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示されているのは、フェイルセーフ・ドライバーかつ耐性ドライバーの構造を明確にする手法、器具ならびにシステムである。
【0007】
インターフェース・サーキット用IOドライバーの直列トランジスタは複数あるが、そのうちのひとつの入力端末からその出力端末へ、フェイルセーフ・モードかつ耐性モードでの作動中に同量の電圧を流すことによって、IOパッドを通じて供給電圧に供給されている外部電圧から電流路を切り離す為には、IOコアによって作り出されているコントロール・シグナルを、制御できる範囲で活用するというのもひとつの手法である、という見方もある。また、その際には、電流路を切り離した際にできたフローティング・ノードへ適量の電圧をフィードバックする。更には、複数ある直列トランジスタのうちのひとつひとつにゲート電圧を流すことによって、複数ある直列トランジスタの各トランスミッタに流れている電圧が、各々の耐容最高限度を超えないように制御する為に、コントロール・シグナルを、制御できる範囲で活用する。
【0008】
ゲート電圧は、供給電圧もしくはIOパッドを通じて供給されている外部電圧から導出されており、その際の作動モードは、フェイルセーフ・モード、耐性モード、もしくはドライバー・モードにいずれかに限る。供給電圧は、フェイルセーフ・モードの際にはゼロであり、IOパッドを通じて供給されている外部電圧は、耐性モードの際には供給電圧以上にまで上昇する。
【0009】
また別の見解では、IOドライバー・サーキットには複数の直列トランジスタに加えて、そのトランジスタひとつひとつに専用のドライバー前サーキットが含まれている。ドライバー前サーキットは、各トランジスタにゲート電圧を流すことによって、トランジスタ各々の耐容最高限度を超えないように制御する。ゲート電圧は、供給電圧もしくはIOパッドを通じて供給されている外部電圧から導出されており、IOコアによって作り出されたコントロール・シグナルを制御できる範囲で活用するという点に基づいている。
【0010】
外部電圧からの電流回路は、IOパッドを通じて供給電圧に供給されており、複数ある直列トランジスタのうちのひとつの入力端末から、同量の電圧をその出力端末に流すことによって切り離されている。また、電流回路が切り離された際に作られたフローティング・ノードには、適量の電圧がフィードバックされている。
【0011】
IOパッドを通じて供給されている外部電圧の量は、最少ではゼロ、最多ではドライバー・モードで作動中の供給電圧量までの範囲内で変化する。供給電圧は、フェイルセーフ・モードで作動の際にはゼロであり、IOパッドを通じて供給されている外部電圧は、耐性モードの際には供給電圧以上にまで上昇する。
【0012】
また更に別の見解では、IOサーキット・システムは、IOコアを併せてコントロール・シグナルを駆動し、IOパッドを併せて外部電圧を供給し、IOドライバー・サーキットを併せて外部電圧とインターフェースで連結させる。その際の外部電圧は、IOコアによって作り出されたコントロール・シグナルを制御できる範囲で活用することに基づいたIOパッドによって供給される。IOドライバー・サーキットは複数のトランジスタを含んでおり、そのトランジスタひとつひとつにドライバー前サーキットが備えられているが、それは、供給電圧もしくは作動モード中のIOパッドを通じて供給されている外部電圧から導出されている各トランジスタにゲート電圧を流すことによって、トランジスタ各々の耐容最高限度を超えないように制御する為である。その際の作動モードは、ドライバー・モード、フェイルセーフ・モード、あるいは耐性モードに限る。
【0013】
IOパッドを通じて供給されている外部電圧からの電流回路は、複数ある直列トランジスタのうちのひとつの入力端末から、同量の電圧をその出力端末に流すことによって切り離されている。また、電流回路が切り離された際に作られたフローティング・ノードには、適量の電圧がフィードバックされている。
【0014】
IOパッドを通じて供給されている外部電圧の量は、最少ではゼロ、最多ではドライバー・モードで作動中の供給電圧量までの範囲内で変化する。供給電圧は、フェイルセーフ・モードで作動の際にはゼロであり、IOパッドを通じて供給されている外部電圧は、耐性モードの際には供給電圧以上にまで上昇する。
【0015】
ここで開示されている手法及びシステムは、多様な見解を得る為に実行され得るものであり、実行手段は限られてはいない。また、ここに開示されているいずれかの工程を機械で行うという複数の手順をひとつにまとめた上で、機械で読み取ることのできるメディアを通して履行することも可能である。その他の特性は、添付のイラスト及び後述の詳細記述から明確であるといえる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
この開発の実施例は、あくまで一例としてイラストされており、イラストに付随の参照図を限度としているものではない。また、その際、同様の参照が同様の素子を示していることもあり、特に下記の参照図においてはそれぞれ記述されている通りである。
【図1】図1は、IOドライバーの概略図である。
【図2】図2は、インターフェース・サーキットの概略図であり、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図3】図3は、ドライバー構造の概略図であり、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図4】図4は、図3のドライバー構造を含む多重化の概略図であり、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図5】図5は、図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行の概略図であり、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図6】図6は、ドライバー・モードで作動中の図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行のDC特性を示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図7】図7は、ドライバー・モードで作動中の図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行の過渡電流特性を示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図8】図8は、フェイルセーフ・モードで作動中の図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行のDC特性を示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図9】図9は、耐性モードで作動中の図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行のDC特性を示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図10】図10は、フェイルセーフ・モードで作動中の図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行の過渡電流特性示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図11】図11は、耐性モードで作動中の図3のドライバー構造におけるトランジスタ施行の過渡電流特性示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【図12】図12は、図3のドライバー構造の信頼性を確保する手法の際の工程を、詳細を含めて示した実施順序であり、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【0017】
当面の実施例に関するこの他の特性は、添付のイラスト及び後述の詳細記述から明確であるといえる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
下記の実施例は、フェイルセーフ・ドライバーもしくは耐性ドライバーの構造を明確にする目的での使用が可能である。当面の実施例は特定の参照例を用いているが、多様な実施例の上位概念やスコープを変えない上での修正及び変更は明らかに可能である。
【0019】
図2は、インターフェース・サーキット200を示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。1件あるいは複数件の実施例において、インターフェース・サーキット200は、供給電圧204から導出される第1バイアス電圧206、及びIOパッド(ここではIOパッド216電圧)を通じて供給されている外部電圧から導出される第2バイアス電圧208の受信用に作られたマルチプレクサー・ブロック202を含む。1件あるいは複数件の実施例において、IOコア(ここでは省略)から作り出されたコントロール・シグナル218は、制御可能な範囲で活用されることによって、コントロール・シグナル218が「高い」状態では第1バイアス電圧206からの出力電圧を導出、同シグナルが「低い」状態では第2バイアス電圧208からの出力電圧を導出することができる。1件あるいは複数件の実施例において、「高い」状態とはロジック「1」に類似し、「低い」状態とはロジック「0」に類似する。
【0020】
1件あるいは複数件の実施例において、コントロール・シグナル218の「高い」状態とはフェイルセーフ・モードもしくは耐性モードでの作動を意味し、同シグナルの「低い」状態とはドライバー・モードでの作動を意味する。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧は、最少ではゼロ、最多ではドライバー・モードで作動中の供給電圧204の量までの範囲内で変化する。供給電圧は、フェイルセーフ・モードで作動の際にはゼロであり、IOパッドを通じて供給されている外部電圧は、耐性モードの際には供給電圧以上にまで上昇する。1件あるいは複数件の実施例において、供給電圧204の量は、フェイルセーフ・モードで作動中の際にはゼロとする。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧は、耐性モードで作動中の供給電圧204の量以上にまで上昇する。
【0021】
従って図2で見られるように、1件あるいは複数件の実施例において、マルチプレクサー・ブロック202の出力は、コントロール・シグナル218の状態が「高い」であるか「低い」であるかによって判断された上で、ドライバー・モードで作動中の第1バイアス電圧206から導出、もしくはフェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動中の第2バイアス電圧208から導出される。1件あるいは複数件の実施例において、マルチプレクサー・ブロック202の出力は、ノードのIOパッド(ここではPAD214)を通して外部電圧の供給を受けているドライバー212サーキットへ連結される。1件あるいは複数件の実施例において、マルチプレクサー・ブロック202の出力とドライバー212サーキットの連結はドライバー212サーキットの作動を安定させ、その結果、ドライバー212サーキットにおける構成要素のサーキット能動素子全体を流れる電圧はその耐容最高限度を超えないように制限される。
【0022】
図3は、ドライバー300の構造を示しており、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー300は、N−ドライバー304の上に積み重ねられたP−ドライバー302を含む。1件あるいは複数件の実施例において、P−ドライバー302は複数のp−チャネル・トランジスタを含み、N−ドライバー304は複数のn−チャネル・トランジスタを含む。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧は、P−ドライバー302とN−ドライバー304の間にあるノードにおいて加えられる。図3では、P−ドライバー302及びN−ドライバー304は、出力ゲート電圧(PG1318、PG2320、PG3322、NG1326、NG2325、NG3324)に繋がっているドライバー前サーキット(P1328、P2330、P3332、N1336、N2334)を含む。1件あるいは複数件の実施例において、ゲート電圧は、P−ドライバー302及びN−ドライバー304それぞれの構成要素である金属酸化物半導体(MOS)トランジスタのゲート(G)端末に加えられ、それによってP−ドライバー302及びN−ドライバー304の構成要素、MOSトランジスタ全体を流れる電圧はその耐容最高限度を超えないように制限される。
【0023】
図3においては、PBIAS316とNBIAS308は供給電圧204から導出される第1バイアス電圧206とする。例えば、PBIAS316を0.45VDDIOとすると、VDDIOは供給電圧204であり、NBIAS308は0.55VDDIOとなる。1件あるいは複数件の実施例において、コントロール・シグナル218(例: 出力可(OE))はIOコアによって作り出されており、バイアス電圧発電機ブロック306による入力として受信される。1件あるいは複数件の実施例において、コントロール・シグナル218は、サーキットの作動モード(ドライバー、フェイルセーフあるいは耐性)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、バイアス電圧発電機ブロック306は、IOパッドからのフィードバックとしてIOパッド216電圧を受信することがある。更にその結果、コントロール・シグナル218をロジック「1」とすると、バイアス電圧310は、バイアス電圧発電機ブロック306の入力として受信されるNBIAS308と同量となる。
【0024】
1件あるいは複数件の実施例において、コントロール・シグナル218をロジック「0」とした場合、
バイアス電圧310は以下の参照方程式1のように示される:
【数1】
【0025】
VBがバイアス電圧310の場合、IOPADはIOパッド216電圧である可能性があり、Vtnはサーキット能動素子(例: n−チャネルMOS(NMOS)トランジスタ)の微量のダイオードである。ここでは、ふたつのサーキット能動素子を想定している。サーキット能動素子の個数は、そのつど変化する。1件あるいは複数件の実施例において、バイアス電圧310はN2334へ入力されることが可能で、PBIAS316はP2330へ入力することが可能である。1件あるいは複数件の実施例において、P1328及びN1336のドライバー前入力であるA312はIOコアを通じて届いている。1件あるいは複数件の実施例において、P1328及びP2330への入力であるCSL314は、レベルシフトした形のコントロール・シグナル218である可能性がある。従って、コントロール・シグナル218は制御できる範囲で活用されるが、それは、1件あるいは複数件の実施例に基づいている。
【0026】
図3で見られるように、1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧はP3332及びN2334に受け渡される。1件あるいは複数件の実施例において、P−ドライバー302及びN−ドライバー304の構成要素トランジスタは大型であり、高電圧とインターフェースする為には、P−ドライバー302及びN−ドライバー304は最低でも各2台のトランジスタを必要とする。図3は、参照例として、P−ドライバー302及びN−ドライバー304それぞれにおいて各3台のトランジスタの同時実施を表している。1件あるいは複数件の実施例において、P−ドライバー302及びN−ドライバー304における複数のトランジスタは、インターフェースされている高電圧に依存している(信頼性の必要性)。1件あるいは複数件の実施例において、P−ドライバー302及びN−ドライバー304を構成する為に、複数の直列トランジスタが積み重ねられている。
【0027】
1件あるいは複数件の実施例において、コントロール・シグナル318の状態によっては、PG1318、PG2320あるいはPG3322は、第1バイアス電圧206及び第2バイアス電圧208を多重送信することによって導出された電圧である。図4は、ドライバー前サーキットのN出力(PG14041、PG24042...PGN404N)が前述の多重送信の工程から導出されている様子を示している。図3では、供給電圧204とIOパッド216電圧から導出される電圧を多重送信することによって、PG1318を作り出す。更には、PBIAS316とIOパッド216電圧を多重送信することによってPG2320を導出する。
【0028】
1件あるいは複数件の実施例において、図3のNG1326の出力は、NBIAS308とVSS(図2での第2参照電圧210)の間で変化する。更には、N−ドライバー304の第2ドライバー・トランジスタをバイアス電圧310と連結する。1件あるいは複数件の実施例において、バイアス電圧310及びIOパッド216電圧からN2334を入力として受信し、、従って、出力NG3324は、IOパッド216電圧とバイアス電圧310のうちより高い方と等しくなる。
【0029】
1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー前サーキットであるP1328、P2330及びP3332は、あらゆるモードに対応するべく修正される。あらゆるモードとは、つまり、作動用ドライバー・モード、フェイルセーフ・モードすなわち耐性モードを意味する。1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードでの作動中(CSL314 = 「高」)にP1328がインバーターの役目を果たし、その際には、PG1318はVDDIO204とPBIAS316の間で変化する。1件あるいは複数件の実施例において、フェイルセーフ・モードあるいは耐性モードでの作動中(CSL314 = 「低」)に、PG1318がVDDIO204とバイアス電圧310のうちより高い方と等しくなる。例えば、PG1318は、フェイルセーフ・モードで作動の際にはバイアス電圧310と、耐性モードで作動の際にはVDDIO204と等しくなる。
【0030】
1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードでの作動中(CSL314 = 「高」)にPG2320はPBIAS316と等しくなる。1件あるいは複数件の実施例において、フェイルセーフ・モードあるいは耐性モードでの作動中(CSL314 = 「低」)に、PG2320はIOパッド216電圧と等しくなる。1件あるいは複数件の実施例において、P3332はIOパッド216電圧及びバイアス電圧310から入力を受信し、あるいはバイアス電圧310及びIOパッド216電圧の最低量をPG3322として出力する。
【0031】
1件あるいは複数件の実施例において、フェイルセーフ・モードで作動の際に、N−ドライバー304のトランジスタ内のドライバー前サーキットのゲート電圧はゼロである。また、第2参照電圧210(VSS)はゼロに近く、N−ドライバー304はP−ドライバー302に比べて比較的安全である。従って、P−ドライバー302の構造は一例としてプルアップ・ブロックの構造であるが、それについての解説のみでも、前記述に関連するコンセプトを説明するには充分であると言える。
【0032】
図5は、1件あるいは複数件の実施例に基づいて、ドライバー300の構造におけるトランジスタ実行500を示している。1件あるいは複数件の実施例において、トランジスタ実行500は、Q1502、Q2504及びQ3506、計3種のドライバーp−チャネル・トランジスタMOS(PMOS)を含む。その際の発信元(S)端末は、VDDIO204に連結されたQ3506である。1件あるいは複数件の実施例において、Q3506、Q2504及びQ1502は互いに直列で繋がっている。前述のように、3台のトランジスタは単に、関連するコンセプトを解説する目的のみで使われている。MOSトランジスタの発信元(S)端末およびドレイン(D)端末に互換性があること、従って、ある電圧を発信元(S)端末に連結させてドレイン(D)端末から別の電圧を出力することと、ある電圧をドレイン(D)端末に連結させて発信元(S)端末から別の電圧を出力することは同じものを意味するということは明白であり、これを理解するのには、この分野における特別なスキルを要さない。ドレイン同士(D−D)の経路もまた、発信元−ドレイン(S−D)の経路と等しいと言える。
【0033】
ドライバー・サーキットの一部としての直列のp−チャネル・トランジスタ及びn−チャネル・トランジスタが一般的な個数であるとして、耐性モードで作動の際にIOパッド216電圧が供給電圧VDDIO204を上回る場合、あるいはフェイルセーフ・モードで作動の際にVDDIO204がゼロで、更にIOパッド216電圧がトランジスタの発信元(S)端末またはドレイン(D)端末に直接連結されている場合、IOパッド216電圧をVDDIO204に加えた際のノードを連結する経路が、多量の電流をシンクさせ、結果的にドライバー・サーキットの信頼性を低下させる。
【0034】
従って、1件あるいは複数件の実施例において、耐性モードで作動中もしくはフェイルセーフ・モードで作動中に、IOパッド216電圧とVDDIO204間の電流経路は図5のトランジスタ実行500内で切り離されている。電流経路は、Q1502、Q2504及びQ3506のいずれにおいても切り離されることが可能であるが、解説目的で構造をシンプルにする場合には、Q1502で切り離される。図5及び下記参照。
【0035】
1件あるいは複数件の実施例において、P1328、P2330及びP3332は、Q1502、Q2504及びQ3506それぞれと関連しているドライバー前サーキットである。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧とVDDIO204間の電流経路は、Q1502の入力(例: ドレイン(D)端末)からQ1502の出力(例: 発信元(S)端末)に向けて同量の電圧を流すことによって切り離されている。これによって、1件あるいは複数件の実施例において、Q1502の発信元(S)端末とQ2504のドレイン(D)端末を連結させているノードは「フローティング」状態となる。1件あるいは複数件の実施例において、ノードをプログラムする目的で作られた「フローティング」状態のノードに、電圧が強制的にかかる。1件あるいは複数件の実施例において、PFBK1 542は、「フローティング状態のノード」に強制的にかけられたフィードバック電圧である。1件あるいは複数件の実施例において、フェイルセーフ・モードで作動中もしくは耐性モードで作動中に、PFBK1 542はIOパッド216電圧と同量である。1件あるいは複数件の実施例において、その他のノードは、ドライバー前サーキットでありQ3506及びQ2504それぞれに関わるP1328及びP2330経由で適宜に設計されるが、その際、PG1318及びPG2320が出力され、Q3506及びQ2504のゲート(G)端末で加えられる。
【0036】
1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モード、フェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に、制御できる範囲内でのコントロール・シグナル218の活用を基に、P3332がバイアス電圧310とIOパッド216電圧の最低量をPG3322として出力する。PG3322は、Q1502のゲート(G)端末で加えられ、その発信元(S)端末及びバルク(B)端末は互いに連結される。1件あるいは複数件の実施例において、P3332の多重送信は、入力の際のIOパッド216高電圧によるストレスからQ1502を守る役目を果たす。
【0037】
1件あるいは複数件の実施例において、P2330は、制御できる範囲内でのコントロール・シグナル218の活用を基に、VDDIO204とバイアス電圧310とをBIAS_CT 554ノードに向けて多重送信する。1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードで作動の際に、コントロール・シグナル218が「高」になり、更にはCSL1 540がレベルシフトの形に変換されたコントロール・シグナル218として得られる。例えば、CSL1 540は0.1VDDIOに等しく、CSL314(レベルシフトしたコントロール・シグナル218)はVDDIOに等しい。1件あるいは複数件の実施例において、PMOSトランジスタ、Q15530の発信元(S)端末がバイアス電圧310に連結されていて、更に、ドレイン(D)端末はQ16532の発信元(S)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、Q16532のドレイン(D)端末はVDDIO204に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードで作動の際に、ゲート(G)端末、CSL1 540が加えられているQ16532は、電源「オン」に設定されており、ゲート(G)端末、CSL314が加えられているQ15530は電源「オフ」に設定されている。
【0038】
従って、1件あるいは複数件の実施例において、BIAS_CT 540ノードがVDDIO204に続く。1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードで作動の際にPBIAS316をPG2320に送信する用の経路を作り上げる為に、経路トランジスタ、Q9518、Q10520及びQ12524は直列で繋げられる。従って、1件あるいは複数件の実施例において、PMOSトランジスタ、Q9518のドレイン(D)端末はPBIAS316に設けられており、更にQ9518の発信元(S)端末はNMOSトランジスタ、Q10520の発信元(S)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、Q10520のドレイン(D)端末はNMOSトランジスタ、Q12524のドレイン(D)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、Q10520のゲート(G)端末はVDDIO204に設けられており、更にQ12524のゲート(G)端末はPMOSトランジスタ、Q11522のドレイン(D)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、Q11522の発信元(S)端末はQ10520のドレイン(D)端末に連結されており、更にQ11522のゲート(G)端末はVDDIO204に設けられている。1件あるいは複数件の実施例において、Q12524のゲート(G)端末とQ11522のドレイン(D)端末は同時に第1バイアス電圧206に設けられている。その際には、VDDIO_BIAS 552として表示される。
【0039】
1件あるいは複数件の実施例において、NMOSトランジスタ、Q10520及びQ12524のバルク(B)端末が第2参照電圧210、VSS210に設けられており、更にフローティング・ウェル(FW 548)のサーキットの出力はPMOSトランジスタ、Q11522のバルク(B)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、FW 548は、PMOSトランジスタ、Q11522に関わる寄生ダイオードの順方向バイアスを妨害する役目を果たす。下記に述べられているように、1件あるいは複数件の実施例において、PMOSトランジスタ、Q11522が保護目的で供給される。1件あるいは複数件の実施例において、PMOSトランジスタ、Q9518のバルク(B)端末はVDDIO204に設けられている。
【0040】
1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードで作動の際にCSL1 540は低下し、その際にはQ9518の電源は「オン」となる。1件あるいは複数件の実施例において、VDDIO204が高い際(例: VDDIO204が2.75V)には、Q10520の電源もまた「オン」となる。1件あるいは複数件の実施例において、VDDIO_BIAS 552が高い際には、Q12524の電源もまた「オン」にするが、その場合Q11522の電源は「オフ」にする。VDDIO204がQ11522のゲート(G)端末に設けられている為である。1件あるいは複数件の実施例において、Q9518、Q10520及びQ12524を直列で並んだトランジスタとして使用する場合、PG2320はPBIAS316に引き寄せられる。
【0041】
1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧がVDDIO204のレベル近くにまで引き寄せられる場合、IOパッド216電圧はQ1502を通してPFBK1 542ノードで見つかる。1件あるいは複数件の実施例において、PFBK1 542での電圧は、PMOSトランジスタ、Q13526の発信元(S)端末で見つかる。その際、その発信元(S)端末はQ12524の発信元(S)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、PMOSトランジスタ、Q14528のドレイン(D)端末はPFBK1 542に連結されているが、そのゲート(G)端末はバイアス電圧310に設けられており、比較するとこの方がより低い電圧である為に、Q14528がPFBK1 542での電圧を妨げることはない。1件あるいは複数件の実施例において、図5で示されているように、Q14528の発信元(S)端末はQ13526のドレイン(D)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、Q13526のゲート(G)端末はBIAS_CT 554ノードに連結されている。
【0042】
しかし、1件あるいは複数件の実施例において、そのゲート(G)端末が高く引き寄せられている為にPFBK1 542での電圧はQ13526の発信元(S)端末で妨げられる。従って、1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216の高電圧が存在する為にPG2320が妨害される、ということはない。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧がVDDIO204と同量の際に、PFBK1 542もVDDIO204と同量となる。この時点で、1件あるいは複数件の実施例において、バイアス電圧310は参照方程式1から導出される。
【0043】
1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧がゼロの場合、PFBK1 542がPBIAS316及びQ1502のしきい電圧の両方と等しくなる。この値は、1件あるいは複数件の実施例において、あらゆるトランジスタの作動電圧の耐容最高限度以下に収まっている。(例: 1.8Vデバイスに対して1.98V以下 + 10%耐性)。
【0044】
1件あるいは複数件の実施例において、CSL314が「低」(例: 0.1VDDIO)に引き下げられ、かつCSL1 540が「高」(例: 0.8VDDIO)に引き上げられた状態でのフェイルセーフ・モードで作動中に、BIAS_CT 554ノードはバイアス電圧310の後をたどるように設計されている。その理由としては、1件あるいは複数件の実施例に基づくと、Q15530の電源が「オン」であると同時にQ16532の電源は「オフ」になっている、という例が挙げられる。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が高い場合、同時にPFBK1 542での電圧は高く、例としてIOパッド216電圧と同量となる。例えば、IOパッド216電圧が3.465V(3.3V + 5%耐性)に達した場合、同時にPFBK1 542での電圧が3.465Vである。1件あるいは複数件の実施例において、参照方程式1で見られるように、Q13526及びQ14528のゲート(G)端末は共に可能性の低いものである。従って、1件あるいは複数件の実施例において、PFBK1 542での電圧が、PG2320として制限されていないように見える。
【0045】
1件あるいは複数件の実施例において、VDDIO204がゼロである際に、Q11522が「オン」でQ10520「オフ」であり、その結果として、PFBK_FS 546ノードがVDDIO_BIAS552(第1バイアス電圧206)の後を追ってバイアス電圧310に向かう。1件あるいは複数件の実施例において、バイアス電圧310がPFBK_FS 546に流れることによって、Q12524は保護される。1件あるいは複数件の実施例において、Q10520がバイアス電圧310の「通過」を妨害する。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が低い場合、トランジスタ内の電圧はいずれもその作動電圧の耐容最高限度(例: 1.98V)を超えてはならない。トランジスタの安全性を提供する為である。
【0046】
1件あるいは複数件の実施例において、PFBK_FS 546は、Q3506とQ2504の間に位置するPFBK 544ノードとP2330の間のフィードバックである。1件あるいは複数件の実施例において、PMOSトランジスタ、Q17556の発信元(S)端末がPFBK_FS 546に連結されていると同時に、そのドレイン(D)端末はPFBK 544に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、Q17556のゲート(G)端末はCSL314に設けられている。1件あるいは複数件の実施例において、FW548がPMOSトランジスタ、Q13526、Q14528、Q15530、Q16532、Q17556、Q2504及びQ3506のバルク(B)端末に出力され、それは前述のPMOSトランジスタに関わる寄生ダイオードの順方向バイアスを妨害する為である。
【0047】
1件あるいは複数件の実施例において、CSL314が「低」に引き下げられた状態での耐性モードで作動中に、Q11522の電源が「オフ」で、かつBIAS_CT 554ノードはバイアス電圧310の後を追うように設定されている。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧は高く、同時にPFBK1 542も高くなる。1件あるいは複数件の実施例において、Q13526及びQ14528の低ゲート(G)電圧が原因で、PG2320はPFBK1 542の後を追う。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が高い(例: 3.465V)際にPG2320はIOパッド216電圧と等しくなる。1件あるいは複数件の実施例において、同時にVDDIO_BIAS 552(第1バイアス電圧206)も高いゆえに、Q11522がオフになり、Q12524のしきい電圧によって下げられたVDDIO_BIAS 552をQ12524が超える。1件あるいは複数件の実施例に基づくと、これによって全てのトランジスタの安全性が確保される。
【0048】
1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が低く、PG2320はバイアス電圧310の後を追う。その際、電圧の「低下」はQ14528のしきい電圧と等しい。1件あるいは複数件の実施例においてQ14528がPFBK1 542の電圧を「通過」させないことが原因ともいえる。1件あるいは複数件の実施例において、そのしきい電圧の低下に加え、Q14528は、代わりにそのゲート(G)電圧(バイアス電圧310)に負担をかける。1件あるいは複数件の実施例において、PG2320はまた別の電圧を追い、Q12524の原動力が変更される。1件あるいは複数件の実施例において、Q12524がトランジスタを通過する際、PFBK_FS 546ノードはPG2320を追う。
【0049】
1件あるいは複数件の実施例において、バイアス電圧310は安全域にとどまり、それによって、VDDIO204にゲート(G)端末が繋がれている全てのトランジスタの安全性が確保される。1件あるいは複数件の実施例において、FW548の出力がVDDIO204及びIOパッド216電圧間の高い方になるように作り出され、それは、あらゆるPMOSトランジスタのバルク(B)端末、例えば回路基板等、がより高い方の電圧にバイアスすることを確保する為である。
【0050】
1件あるいは複数件の実施例において、P1328はCSL314のセレクト・ラインを備えたマルチプレクサーである。1件あるいは複数件の実施例において、入力はVDDIO204及びVDDIO_BIAS 552である。。1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードで作動の際に、CSL314が高く(例: VDDIO)、同時に、レベルシフトの形に変換されたコントロール・シグナル218、CSL2 558は低くなる(例: 0.4VDDIO)。1件あるいは複数件の実施例において、P1328は、IOコアで作られたドライバー前サーキット入力A 312を受信するように設計されたインバーターを含む。1件あるいは複数件の実施例において、インバーターは、Q6512のドレイン(D)端末にQ5510のドレイン(D)端末を連結することによってNMOSトランジスタ、Q6512に連結されているPMOSトランジスタ、Q5510を含む。1件あるいは複数件の実施例において、FW548はQ5510のバルク(B)端末に出力される。1件あるいは複数件の実施例において、Q6512の発信元(S)端末がPBIAS316に設けられており、同時にそのバルク(B)端末は第2参照電圧210(VSS)に設けられている。
【0051】
1件あるいは複数件の実施例において、Q5510発信元(S)端末はPMOSトランジスタ、Q4508のドレイン(D)端末に適用される。1件あるいは複数件の実施例において、Q4508の発信元(S)端末がVDDIO204に設けられており、同時にFW548がそのバルク(B)端末に出力される。1件あるいは複数件の実施例において、Q4508のゲート(G)端末はCSL2 558に設けられている。1件あるいは複数件の実施例において、INT550ノードは、Q5510とQ4508を連結させる経路でPMOSトランジスタ、Q7514のドレイン(D)端末に連結されている。Q7514の発信元(S)端末は別のPMOSトランジスタ、Q8516のドレイン(D)端末に連結されている。1件あるいは複数件の実施例において、CSL314は、Q7514及びQ8516のゲート(G)端末に適用される。1件あるいは複数件の実施例において、Q7514の発信元(S)端末及びQ8516のドレイン(D)端末は同時にVDDIO_BIAS 552に設けられている。1件あるいは複数件の実施例において、Q8516の発信元(S)端末の出力はPG1318に連結されており、その出力がQ3506のゲート(G)端末に加えられている。
【0052】
1件あるいは複数件の実施例において、Q5510のドレイン(D)端末とQ6512のドレイン(D)端末を連結させている経路で、PG1318がインバーターの出力とされる。1件あるいは複数件の実施例において、FW548は、Q4508、Q7514及びQ8516のバルク(B)端末に出力される。1件あるいは複数件の実施例において、PFBK 544がQ3506の入力(例: ドレイン(D)端末)の電圧である。
【0053】
1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードでの作動中に、CSL314が高い際、INT550ノードはVDDIO204の後を追う。1件あるいは複数件の実施例において、この原因として、CSL2 558が引き下げられている為にQ4508の電源がオンになっている、ということが挙げられる。1件あるいは複数件の実施例において、Q7514及びQ8516がオフである為に、PG1318での電圧はA312入力での電圧の反転である。
【0054】
1件あるいは複数件の実施例において、フェイルセーフ・モードもしくは耐性モードで作動中に、コントロール・シグナル218とCSL314は共に低くなる。例えば、CSL314が、フェイルセーフ・モードで作動の際にはゼロ、そして耐性モードで作動の際には0.4VDDIOである。1件あるいは複数件の実施例において、CSL2 558は高くなる。(例: 耐性モードで作動の際にVDDIO204。)従って、1件あるいは複数件の実施例において、Q4508がオフで、同時にQ7514及びQ8516はオンである。この結果として、1件あるいは複数件の実施例において、INT550ノードがVDDIO_BIAS 552の後を追うようになる。1件あるいは複数件の実施例において、PG1318は、VDDIO_BIAS 552で固定される。1件あるいは数件の実施例において、VDDIO_BIAS 552は、フェイルセーフ・モードで作動の際にはバイアス電圧310と、そして耐性モードで作動の際にはVDDIO204と等しい。
【0055】
1件あるいは複数件の実施例において、P1328、P2330及びP3332における多重送信は、PG1318、PG2320及びPG3322を作り出す。そして、それらはQ3506、Q2504及びQ1502それぞれのゲート(G)端末に適応され、Q3506、Q2504及びQ1502はフェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に保護される。追加として、1件あるいは複数件の実施例において、コントロール・シグナル218が制御できる範囲で活用され、P1328、P2330及びP3332の電圧レベルを多重送信する。
【0056】
図6は、図3のドライバー300の構造におけるトランジスタ実行500が、ドライバー・モードで作動中のDCの特性を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて表している。1件あるいは複数件の実施例において、x−軸602は、IOで作られたドライバー前入力電圧A312を表しており、y−軸604は、電圧変化(V)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、図4で見られるように、ゼロと高値の間でのA312の動きにより、PG3322はNBIAS308(もしくはPBIAS316)とVDDIO204の間で変化する。1件あるいは複数件の実施例において、類似のNG3324は、ゼロとPBIAS316(もしくはNBIAS308)との間で変化する。1件あるいは複数件の実施例において、PBIAS316及びNBIAS308は、VDDIO204の一部(例: 0.45VDDIOと等しいPBIAS316及び0.55VDDIOと等しいNBIAS308)である。
【0057】
図7は、図3に見られるドライバー構造300の、ドライバー・モードで作動中のトランジスタ施行500の過渡電流特性を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて表している。1件あるいは複数件の実施例において、x−軸702は時間(t)を表し、y−軸704は、電圧変化(V)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧がゼロとVDDIO204の間を行き来する際、PG3322は、NBIAS308(もしくはPBIAS316)とVDDIO204の間で変化する。そして、NG3324は、ゼロとPBIAS316(もしくはNBIAS308)との間で変化する。図7参照。
【0058】
図8は、図3に見られるドライバー構造300の、フェイルセーフ・モードで作動中のトランジスタ施行500のDC特性を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて表している。1件あるいは複数件の実施例において、x−軸802はIOパッド216電圧を表し、y−軸804は、電圧変化(V)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、上記に述べられているように、フェイルセーフ・モードで作動の際の供給電圧VDDIO204はゼロである。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧がゼロとその高値(例: 3.465V)の間を行き来する際、PG1318がNG2325の後を追う。1件あるいは複数件の実施例において、PFBK 544(ここでは省略)もまたNG2325の後を追う。1件あるいは複数件の実施例において、PG2320はIOパッド216電圧の後を追い、更にはIOパッド216電圧と同量となる。
【0059】
図9は、図3に見られるドライバー構造300の、耐性モードで作動中のトランジスタ施行500のDC特性を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて表している。1件あるいは複数件の実施例において、x−軸902はIOパッド216電圧を表し、y−軸904は、電圧変化(V)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧は、ゼロとVDDIO204よりも高い値(例: 3.465V)の間で変化し、その間PG1318はVDDIO204で安定している場合もある。上記及び図9参照。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が上昇し、同時にPFBK 544が、トランジスタのしきい電圧によって下げられたVDDIO204にとどまる際に、PG2320はIOパッド216電圧の後を追う。図9参照。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が、上昇する際に、NG2325はIOパッド216電圧の後を追い、更に、ふたつのサーキット要素における電圧の低下によって下げられたIOパッド216電圧で安定する。
【0060】
図10は、図3に見られるドライバー構造300の、フェイルセーフ・モードで作動中のトランジスタ施行500の過渡電流特性を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて表している。1件あるいは複数件の実施例において、x−軸1002は時間(t)を表し、y−軸1004は電圧変化(V)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧はゼロとその最高値(例: 3.465V)の間を行き来し、PG1318及びPFBK 544がNG2325の後を追う。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が減少する際に、NG2325(故に、及びPG1318)がゼロ以上の値で固定される。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧が増加する際にはPG2320はIOパッド216電圧と等しく、更に、IOパッド216電圧が減少する際にはゼロ以上の値で固定される。
【0061】
図11は、図3に見られるドライバー構造300の、耐性モードで作動中のトランジスタ施行500の過渡電流特性を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて表している。
1件あるいは複数件の実施例において、x−軸1102は時間(t)を表し、y−軸1104は電圧変化(V)を表している。1件あるいは複数件の実施例において、IOパッド216電圧がゼロとその最高値(例: 3.465V)の間を行き来する際、PG1318はVDDIO204で安定する。上記及び図11参照。1件あるいは複数件の実施例において、216電圧が増加する際にはPG2320がIOパッド216電圧と等しく、更に、IOパッド216電圧が減少する際にはゼロ以上の値で固定される。
【0062】
図12は、工程手順の略図であり、IOドライバー300の信頼性を確保する方法に関係する工程の詳細を、1件あるいは複数件の実施例に基づいて説明している。1件あるいは複数件の実施例において、その方法は、IOコアにて作られたコントロール・シグナル218の、制御できる範囲での活用も含む。1件あるいは複数件の実施例において、工程1202には、IOパッド216電圧からVDDIO204までの電流路を、インターフェース・サーキットのIOドライバー300における複数の直列トランジスタの一部であるトランジスタ1台(例: MOSトランジスタ)の入力端末からその出力端末へ向けて、フェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に、同量の電圧(例: IOパッド216電圧)を送信することによって切り離す、という作業も含まれている。
【0063】
1件あるいは複数件の実施例において、工程1204には、前述で電流路が切り離された際に生み出された「フローティング」しているノードに、適量の電圧をフィードバックする作業も含まれている。1件あるいは複数件の実施例において、工程1206には、供給電圧204(VDDIO204)もしくはIOパッド216電圧から、フェイルセーフ・モード、耐性モード及びドライバー・モードで作動の際に導出された、複数ある直列トランジスタのひとつひとつにゲート電圧を加えることによって、複数ある直列トランジスタのそれぞれの電圧が各耐容最高値以下に収まるように制御する作業も含まれている。
【0064】
1件あるいは複数件の実施例において、ドライバー・モードで作動の際に、IOパッド216電圧はゼロとVDDIO204の間で変化する。1件あるいは複数件の実施例において、フェイルセーフ・モードで作動の際にはVDDIO204はゼロであり、耐性モードで作動の際には、IOパッド216電圧はVDDIO204よりも高い値にまで上昇する。
【0065】
当面の実施例は特定の参照例を用いているが、多様な実施例の上位概念やスコープを変えない上での修正及び変更は明らかに可能である。例えば、作動電圧かつ外部電圧の双方、もしくはそのうちどちらかひとつのみの電圧を変更したとしても、典型的な実施例のスコープは変わらない。また別の例として、ここで述べられている多様なデバイス及びモジュールを活用する際に、それに併せてハードウェア電気回路(例: ロジック電気回路を基にしたCMOS)、ファームウェア、ソフトウェア、あるいはハードウェア、ファームウェア及びソフトウェア(例: 機械で読み取ることのできるメディアに埋め込まれた状態等で)のいかなる組み合わせを使用することは、可能である。また別の例として、多様な電化構造及び手法を具体化する際には、トランジスタ、ロジックゲート及び電気サーキット等(例: 特定用途向け集積回路(ASIC)及びデジタル・シグナル・プロセッサー回路(DSP)の双方、もしくはどちらか一方)を使うことも可能である。
【0066】
並びに、ここに開示されている多様な作業、工程及び手法は、機械で読み取ることのできるメディアかつ機械でアクセスできる、データ・プロセス・システム(例: コンピューター・デバイス)対応のメディアの双方、あるいはそのうちのどちらかひとつのみで具体化して頂くと有り難く、工程が実行される順序は問わない。それ故に、特記事項及びイラストはあくまで解説目的であり、規則づけるためのものではない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の項目を含む、入力/出力(IO)コアによって作り出されたコントロール・シグナルを、制御できる範囲内で活用する手法:
インターフェース・サーキットのIOドライバーにおける直列トランジスタは複数あるが、その一部として設計されているトランジスタの入力端末からその出力端末に同じ電圧を送信することによって、フェイルセーフ・モード及び耐性モードでの作動中に、IOパッドを通して供給電圧に流れている外部電圧から電流路を切り離す、
電流路を切り離した際に生み出されたフローティング・ノードへ適量の電圧をフィードバックする、
供給電圧及び、フェイルセーフ・モード、耐性モード及びドライバー・モードでの作動中にIOパッドを通して供給された外部電圧から導出された直列トランジスタは複数あるが、その各々にゲート電圧を加えることによって、複数ある直列トランジスタのひとつひとつの電圧を、各耐容最高値以下に収まるように制御する、
結果的に、ドライバー・モードで作動の際に、IOパッドを通して供給された外部電圧はゼロと供給電圧値の間で変化する、
結果的に、フェイルセーフ・モードで作動の際に、供給電圧はゼロである、
結果的に、耐性モードで作動の際には、IOパッドを通して供給された外部電圧は供給電圧値以上にまで上昇する。
【請求項2】
申請1の手法において、供給電圧の一部あるいは複数部分としての、及び最低ひとつ以上のサーキットの能動素子のしきい電圧によって減らされたIOパッドを通して供給された外部電圧としてのゲート電圧を導出する作業を含む手法。
【請求項3】
申請1の手法において、次の2種の電圧を多重送信することによってゲート電圧を導出する作業を含む: 供給電圧から導出された電圧及び、コントロール・シグナルの適宜な低値状態及び高値状態に基づいて、IOパッドを通して供給された外部電圧から導出された電圧。
【請求項4】
申請1の手法において、複数ある直列トランジスタの一部として設計されており、かつ入力端末におけるIOパッドを通して供給されている外部電圧に直接連結されているトランジスタの外部端末に向けて、フェイルセーフ・モード及び耐性モードでの作動中に、IOパッドを通して供給された供給電圧、及び外部電圧間の電流路を、外部電圧を送信することによって切り離す作業を含む。
【請求項5】
申請1の手法において、ドライバー・モードで作動の際の、IOドライバーにおける直列トランジスタは複数あるが、その一部として設計されているトランジスタのゲート端末において、供給電圧から導出された電圧を出力するよう設計された複数の直列経路トランジスタを提供する作業を含む。
【請求項6】
申請1の手法において、IOドライバーにおける直列トランジスタは複数あるが、その一部として設計されているトランジスタのうち2台を連結させている経路から、別のトランジスタのドライバー前サーキットに向けて電圧をフィードバックする為に、コントロール・サーキットを提供する作業を含む。
【請求項7】
申請1の手法において、フェイルセーフ・モード及び耐性モードでの作動中に、出力端末に送信された電圧を入力端末にてかけるよう設計されたトランジスタの出力端末とその回路基板を連結させる作業を含む。
【請求項8】
申請1の手法において、フェイルセーフ・モード及び耐性モードでの作動中に出力端末に送信される入力端末で電圧がかからないように設計されているIOドライバーにおける直列トランジスタは複数あるが、その各p−チャネル・トランジスタの回路基板に向けてフローティング・ウェル(FW)サーキットを出力する作業を含む。
【請求項9】
申請1の手法において、IOドライバーにおける直列トランジスタは複数あるが、その一部として設計されており、かつ供給電圧に直接連結されているトランジスタに、ドライバー・モードで作動の際にインバーター・サーキットをゲート電圧として出力する作業を含む。
【請求項10】
申請4の手法において、IOドライバーにおける直列トランジスタは複数あるが、その一部として設計されており、かつ入力端末でのIOパッドを通して供給されている出力電圧に直接連結されているトランジスタに、フェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に、最低1台の経路トランジスタを提供し、その対向に位置する、IOドライバーにおける複数の直列トランジスタの一部として設計されており、かつIOパッドを通して供給されている出力電圧に直接連結されているトランジスタに直接連結されているトランジスタのゲート端末に適用させる作業を含む。
【請求項11】
申請9の手法において、最低1台の経路トランジスタを提供する作業を含み、その際、経路トランジスタは、供給電圧から導出された電圧のひとつ、及び適宜な耐性モード及びフェイルセーフ・モードでの作動中にIOパッドを通して供給された外部電圧から導出された電圧を出力するよう設計されているものとする。
【請求項12】
以下を含むIOドライバー・サーキット
複数の直列トランジスタ; 及び
複数ある直列トランジスタのひとつひとつに関連したドライバー前サーキット、供給電圧もしくは、ドライバー・モード、フェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に、IOパッドを通して供給された外部電圧、のどちらかひとつから導出された各トランジスタにゲート電圧を加えることによって、各トランジスタの電圧がそれぞれの耐容最高値以下に収まるよう制御する、なお、作動モードは、IOコアによって作り出されたコントロール・シグナルの、制御できる範囲での活用に基づいて決められる、
結果的に、IOパッドを通して外部電圧から供給電圧に供給されている電流経路は、複数ある直列トランジスタのうちの1台の入力端末から同じ電圧をその出力端末にかけることによって、切り離される、
結果的に、その電流経路が切り離された際に生み出されたフローティング・ノードに、適量の電圧がフィードバックされる、
結果的に、IOパッドを通して供給されている外部電圧は、ドライバー・モードで作動の際に、ゼロと供給電圧値の間で変化する、
結果的に、供給電圧は、フェイルセーフ・モードで作動の際にはゼロとなる、及び、
結果的に、IOパッドを通して供給されている外部電圧は、耐性モードで作動の際には、供給電圧値以上にまで上昇する。
【請求項13】
申請12におけるIOドライバー・サーキットにおいて、結果的に、ゲート電圧は、供給電圧及び、ひとつまたはそれ以上のサーキット能動素子のしきい電圧によって減らされたIOパッドを通して供給されている外部電圧の、一部またはそれ以上の部分から導出される。
【請求項14】
申請12におけるIOドライバー・サーキットにおいて、結果的に、IOコアによって作り出されたコントロール・シグナルの低値状態及び高値状態に基づいて、ゲート電圧が導出される。
【請求項15】
申請12におけるIOドライバー・サーキットにおいて、結果的に、フェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に、IOパッドを通して供給されている外部電圧をトランジスタの出力端末に送信することによって、供給電圧とIOパッドを通して供給されている外部電圧の間の電流経路が切り離される、その際、トランジスタは、複数の直列トランジスタの一部として設計されており、かつIOパッドを通して供給されている出力電圧に直接連結されているものとす。
【請求項16】
申請12におけるIOドライバー・サーキットにおいて、結果的に、複数の直列トランジスタの一部として設計されているトランジスタに関連しているドライバー前サーキットは、そのトランジスタと複数あるうちの別のトランジスタを連結させている経路から、後者のトランジスタに関わっているドライバー前サーキットに向けて電圧をフィードバックする為のコントロール・サーキットを含む。
【請求項17】
申請12におけるIOドライバー・サーキットにおいて、結果的に、トランジスタの出力端末は、その回路基板に連結される、その際、トランジスタは、フェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に、その入力端末における電圧をその出力端末に送信するように設計されている。
【請求項18】
申請12におけるIOドライバー・サーキットにおいて、結果的に、フローティング・ウェル(FW)サーキットが回路基板に出力される、それは、IOドライバー・サーキットにおける複数ある直列トランジスタの各p−チャネル・トランジスタの回路基板であり、IOドライバー・サーキットは、フェイルセーフ・モード及び耐性モードでの作動中に出力端末に送信される入力端末で電圧がかからないように設計されている。
【請求項19】
以下を含むIOサーキット・システム:
コントロール・シグナルを作り出すIOコア;
外部電圧を供給するIOパッド; 及び、
IOコアによって作り出されたコントロール・シグナルの、制御できる範囲での活用に基づいた、IOパッドから供給される外部電圧とインターフェースさせる為のIOドライバー・サーキット、以下を含むIOドライバー・サーキット:
複数ある直列トランジスタ; 及び、
供給電圧及び、フェイルセーフ・モード、耐性モード及びドライバー・モードでの作動中にIOパッドを通して供給された外部電圧から導出された直列トランジスタは複数あるが、その各々にゲート電圧を加えることによって、複数ある直列トランジスタのひとつひとつの電圧を、各耐容最高値以下に収まるように制御する為の複数ある直列トランジスタ個々に関連する、ドライバー前サーキット、
結果的に、複数あるトランジスタの入力端末からその出力端末に同じ電圧を送信することによって、IOパッドを通して供給電圧に流れている外部電圧から電流路を切り離す、
結果的に、電流路を切り離した際に生み出されたフローティング・ノードへ適量の電圧をフィードバックする、
結果的に、ドライバー・モードで作動の際に、IOパッドを通して供給された外部電圧はゼロと供給電圧値の間で変化する、
結果的に、フェイルセーフ・モードで作動の際の供給電圧はゼロである、
結果的に、耐性モードで作動の際には、IOパッドを通して供給された外部電圧は供給電圧値以上にまで上昇するサーキット・システム。
【請求項20】
申請19におけるIOサーキット・システムにおいて、結果的に、フローティング・ウェル(FW)サーキットが回路基板に出力される、それは、IOドライバー・サーキットにおける複数ある直列トランジスタの各p−チャネル・トランジスタの回路基板であり、IOドライバー・サーキットは、フェイルセーフ・モード及び耐性モードでの作動中に出力端末に送信される入力端末で電圧がかからないように設計されている。
【請求項1】
以下の項目を含む、入力/出力(IO)コアによって作り出されたコントロール・シグナルを、制御できる範囲内で活用する手法:
インターフェース・サーキットのIOドライバーにおける直列トランジスタは複数あるが、その一部として設計されているトランジスタの入力端末からその出力端末に同じ電圧を送信することによって、フェイルセーフ・モード及び耐性モードでの作動中に、IOパッドを通して供給電圧に流れている外部電圧から電流路を切り離す、
電流路を切り離した際に生み出されたフローティング・ノードへ適量の電圧をフィードバックする、
供給電圧及び、フェイルセーフ・モード、耐性モード及びドライバー・モードでの作動中にIOパッドを通して供給された外部電圧から導出された直列トランジスタは複数あるが、その各々にゲート電圧を加えることによって、複数ある直列トランジスタのひとつひとつの電圧を、各耐容最高値以下に収まるように制御する、
結果的に、ドライバー・モードで作動の際に、IOパッドを通して供給された外部電圧はゼロと供給電圧値の間で変化する、
結果的に、フェイルセーフ・モードで作動の際に、供給電圧はゼロである、
結果的に、耐性モードで作動の際には、IOパッドを通して供給された外部電圧は供給電圧値以上にまで上昇する。
【請求項2】
申請1の手法において、供給電圧の一部あるいは複数部分としての、及び最低ひとつ以上のサーキットの能動素子のしきい電圧によって減らされたIOパッドを通して供給された外部電圧としてのゲート電圧を導出する作業を含む手法。
【請求項3】
申請1の手法において、次の2種の電圧を多重送信することによってゲート電圧を導出する作業を含む: 供給電圧から導出された電圧及び、コントロール・シグナルの適宜な低値状態及び高値状態に基づいて、IOパッドを通して供給された外部電圧から導出された電圧。
【請求項4】
申請1の手法において、複数ある直列トランジスタの一部として設計されており、かつ入力端末におけるIOパッドを通して供給されている外部電圧に直接連結されているトランジスタの外部端末に向けて、フェイルセーフ・モード及び耐性モードでの作動中に、IOパッドを通して供給された供給電圧、及び外部電圧間の電流路を、外部電圧を送信することによって切り離す作業を含む。
【請求項5】
申請1の手法において、ドライバー・モードで作動の際の、IOドライバーにおける直列トランジスタは複数あるが、その一部として設計されているトランジスタのゲート端末において、供給電圧から導出された電圧を出力するよう設計された複数の直列経路トランジスタを提供する作業を含む。
【請求項6】
申請1の手法において、IOドライバーにおける直列トランジスタは複数あるが、その一部として設計されているトランジスタのうち2台を連結させている経路から、別のトランジスタのドライバー前サーキットに向けて電圧をフィードバックする為に、コントロール・サーキットを提供する作業を含む。
【請求項7】
申請1の手法において、フェイルセーフ・モード及び耐性モードでの作動中に、出力端末に送信された電圧を入力端末にてかけるよう設計されたトランジスタの出力端末とその回路基板を連結させる作業を含む。
【請求項8】
申請1の手法において、フェイルセーフ・モード及び耐性モードでの作動中に出力端末に送信される入力端末で電圧がかからないように設計されているIOドライバーにおける直列トランジスタは複数あるが、その各p−チャネル・トランジスタの回路基板に向けてフローティング・ウェル(FW)サーキットを出力する作業を含む。
【請求項9】
申請1の手法において、IOドライバーにおける直列トランジスタは複数あるが、その一部として設計されており、かつ供給電圧に直接連結されているトランジスタに、ドライバー・モードで作動の際にインバーター・サーキットをゲート電圧として出力する作業を含む。
【請求項10】
申請4の手法において、IOドライバーにおける直列トランジスタは複数あるが、その一部として設計されており、かつ入力端末でのIOパッドを通して供給されている出力電圧に直接連結されているトランジスタに、フェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に、最低1台の経路トランジスタを提供し、その対向に位置する、IOドライバーにおける複数の直列トランジスタの一部として設計されており、かつIOパッドを通して供給されている出力電圧に直接連結されているトランジスタに直接連結されているトランジスタのゲート端末に適用させる作業を含む。
【請求項11】
申請9の手法において、最低1台の経路トランジスタを提供する作業を含み、その際、経路トランジスタは、供給電圧から導出された電圧のひとつ、及び適宜な耐性モード及びフェイルセーフ・モードでの作動中にIOパッドを通して供給された外部電圧から導出された電圧を出力するよう設計されているものとする。
【請求項12】
以下を含むIOドライバー・サーキット
複数の直列トランジスタ; 及び
複数ある直列トランジスタのひとつひとつに関連したドライバー前サーキット、供給電圧もしくは、ドライバー・モード、フェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に、IOパッドを通して供給された外部電圧、のどちらかひとつから導出された各トランジスタにゲート電圧を加えることによって、各トランジスタの電圧がそれぞれの耐容最高値以下に収まるよう制御する、なお、作動モードは、IOコアによって作り出されたコントロール・シグナルの、制御できる範囲での活用に基づいて決められる、
結果的に、IOパッドを通して外部電圧から供給電圧に供給されている電流経路は、複数ある直列トランジスタのうちの1台の入力端末から同じ電圧をその出力端末にかけることによって、切り離される、
結果的に、その電流経路が切り離された際に生み出されたフローティング・ノードに、適量の電圧がフィードバックされる、
結果的に、IOパッドを通して供給されている外部電圧は、ドライバー・モードで作動の際に、ゼロと供給電圧値の間で変化する、
結果的に、供給電圧は、フェイルセーフ・モードで作動の際にはゼロとなる、及び、
結果的に、IOパッドを通して供給されている外部電圧は、耐性モードで作動の際には、供給電圧値以上にまで上昇する。
【請求項13】
申請12におけるIOドライバー・サーキットにおいて、結果的に、ゲート電圧は、供給電圧及び、ひとつまたはそれ以上のサーキット能動素子のしきい電圧によって減らされたIOパッドを通して供給されている外部電圧の、一部またはそれ以上の部分から導出される。
【請求項14】
申請12におけるIOドライバー・サーキットにおいて、結果的に、IOコアによって作り出されたコントロール・シグナルの低値状態及び高値状態に基づいて、ゲート電圧が導出される。
【請求項15】
申請12におけるIOドライバー・サーキットにおいて、結果的に、フェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に、IOパッドを通して供給されている外部電圧をトランジスタの出力端末に送信することによって、供給電圧とIOパッドを通して供給されている外部電圧の間の電流経路が切り離される、その際、トランジスタは、複数の直列トランジスタの一部として設計されており、かつIOパッドを通して供給されている出力電圧に直接連結されているものとす。
【請求項16】
申請12におけるIOドライバー・サーキットにおいて、結果的に、複数の直列トランジスタの一部として設計されているトランジスタに関連しているドライバー前サーキットは、そのトランジスタと複数あるうちの別のトランジスタを連結させている経路から、後者のトランジスタに関わっているドライバー前サーキットに向けて電圧をフィードバックする為のコントロール・サーキットを含む。
【請求項17】
申請12におけるIOドライバー・サーキットにおいて、結果的に、トランジスタの出力端末は、その回路基板に連結される、その際、トランジスタは、フェイルセーフ・モード及び耐性モードで作動の際に、その入力端末における電圧をその出力端末に送信するように設計されている。
【請求項18】
申請12におけるIOドライバー・サーキットにおいて、結果的に、フローティング・ウェル(FW)サーキットが回路基板に出力される、それは、IOドライバー・サーキットにおける複数ある直列トランジスタの各p−チャネル・トランジスタの回路基板であり、IOドライバー・サーキットは、フェイルセーフ・モード及び耐性モードでの作動中に出力端末に送信される入力端末で電圧がかからないように設計されている。
【請求項19】
以下を含むIOサーキット・システム:
コントロール・シグナルを作り出すIOコア;
外部電圧を供給するIOパッド; 及び、
IOコアによって作り出されたコントロール・シグナルの、制御できる範囲での活用に基づいた、IOパッドから供給される外部電圧とインターフェースさせる為のIOドライバー・サーキット、以下を含むIOドライバー・サーキット:
複数ある直列トランジスタ; 及び、
供給電圧及び、フェイルセーフ・モード、耐性モード及びドライバー・モードでの作動中にIOパッドを通して供給された外部電圧から導出された直列トランジスタは複数あるが、その各々にゲート電圧を加えることによって、複数ある直列トランジスタのひとつひとつの電圧を、各耐容最高値以下に収まるように制御する為の複数ある直列トランジスタ個々に関連する、ドライバー前サーキット、
結果的に、複数あるトランジスタの入力端末からその出力端末に同じ電圧を送信することによって、IOパッドを通して供給電圧に流れている外部電圧から電流路を切り離す、
結果的に、電流路を切り離した際に生み出されたフローティング・ノードへ適量の電圧をフィードバックする、
結果的に、ドライバー・モードで作動の際に、IOパッドを通して供給された外部電圧はゼロと供給電圧値の間で変化する、
結果的に、フェイルセーフ・モードで作動の際の供給電圧はゼロである、
結果的に、耐性モードで作動の際には、IOパッドを通して供給された外部電圧は供給電圧値以上にまで上昇するサーキット・システム。
【請求項20】
申請19におけるIOサーキット・システムにおいて、結果的に、フローティング・ウェル(FW)サーキットが回路基板に出力される、それは、IOドライバー・サーキットにおける複数ある直列トランジスタの各p−チャネル・トランジスタの回路基板であり、IOドライバー・サーキットは、フェイルセーフ・モード及び耐性モードでの作動中に出力端末に送信される入力端末で電圧がかからないように設計されている。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2011−96220(P2011−96220A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−43599(P2010−43599)
【出願日】平成22年2月27日(2010.2.27)
【出願人】(591007686)エルエスアイ コーポレーション (93)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−43599(P2010−43599)
【出願日】平成22年2月27日(2010.2.27)
【出願人】(591007686)エルエスアイ コーポレーション (93)
【Fターム(参考)】
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