説明

フェルールおよびそれを用いた光ファイバ固定具

【課題】フェルールの貫通孔内における偏心方向の管理が容易で製造容易なフェルールおよび光ファイバ固定具を得ること。
【解決手段】軸方向に設けられた貫通孔に光ファイバを挿入固定する円筒形状のフェルールにおいて、フェルールは貫通孔の先端開口部および後端開口部を結ぶ直線を中心軸としており、貫通孔は、軸方向の中央部で中心軸から偏心させて形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光通信等の光ファイバ間の接続に用いられるフェルールおよびそれを用いた光ファイバ固定具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光通信システムにおいて装置の取り替え、装置の調整、測定等のために、送受信ポートを脱着自在に光接続することが必要な箇所には、光ファイバ同士を光学的に接続する光ファイバコネクタが使用されている。
【0003】
光ファイバコネクタは石英からなる光ファイバをフェルールの貫通孔に挿通固定した光ファイバ固定具が主要部品であり、この光ファイバ固定具の他にハウジング、バネ、光ファイバ屈曲防止ブーツ等から構成されている。
【0004】
一対の光ファイバ固定具のフェルールの先端部同士を当接させることによって光ファイバの先端同士を当接させ、光接続させる。これにより、2本の光ファイバ間の光伝送が行われる。
【0005】
従来の光ファイバ固定具50は、図5に示すように、先端部51a、外周部51b、貫通孔51c、先端C面51d、コーン部51eを有する円筒形状のフェルール51の後端側にフランジ52を固定し、光ファイバ53のコアをフェルール51の軸方向に設けられた貫通孔51cに挿入固定した構成となっている。
【0006】
効率のよい光伝送をするには、一対のフェルール51内の光ファイバ53の横方向のずれ、すなわち光ファイバの軸がフェルールの中心軸からずれる軸ずれを小さくすることが望ましい。軸ずれは、フェルール51の外周部51bに対する貫通孔51cの偏心量と、貫通孔51c内の光ファイバ53の偏心量とによって複合的に生じる。
【0007】
フェルール51の貫通孔51cはクリアランスを持たせて、光ファイバ53のコア直径よりも若干大きく形成されている。そのため、光ファイバ53には、このクリアランス分の軸ずれが生じてしまう。貫通孔51c内に光ファイバ53が固定される場所によって光接続損失が大きくなったり、小さくなったりする。
【0008】
フェルール51内での光ファイバ53の軸ずれを一定にするために、光ファイバ53が貫通孔51cで動き得る機能を利用することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
例えば、図6に示すように、外周部51bの中心(中心軸)からの貫通孔51cの偏心量が1μmの大きさであり、その方向が0°の位置にあるとする。この場合、光ファイバ53を、貫通孔51cが偏心した方向から180°ずれた方向に配置させれば、光ファイバ53の軸ずれは、貫通孔51cの直径と光ファイバ53の直径の差の半分だけ減少する。
【0010】
よって、貫通孔51cが126μmの直径を有し、光ファイバ51が125μmの直径を有する例を仮定すると、光ファイバ53を貫通孔51cの偏心した方向と反対方向において貫通孔51c内に配置した場合、結局、光ファイバ53の偏心量は0.5μmとなる。これとは逆に、光ファイバ53を貫通孔51cの偏心方向と同一方向に配置させた場合には、光ファイバ53の軸ずれは1.5μmとなる(特許文献1参照)。
【0011】
また他の提案として、光ファイバ固定具60において、図7に示すように、フェルール61の貫通孔61c内に搭載された光ファイバ63の軸ずれを一定方向にする方法が示されている(例えば、特許文献2参照)。光ファイバ固定具60において、貫通孔61cの偏心を補償するために、光ファイバ63を貫通孔63c内に固定する接着剤が硬化する前に、貫通孔61c内の所望の位置に光ファイバ63を位置させる。貫通孔61cから突出した光ファイバ63の端部に力を加えることにより所望位置に偏心させるもので、光ファイバ63に重り(ウエイト)をかけるか、もくしは圧縮流体のジェット流を用いて光ファイバに一定方向の力を加えることが提案されている。力を加える点とその力の大きさと接着剤の粘度を、最小の光ファイバ63の曲げしか発生しないように選定し、それにより、貫通孔61cに沿ってフェルール61の先端開口部61gの所定位置に光ファイバ63を配置することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】米国特許第4880291号公報
【特許文献2】特表2005−508019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
上記従来の第1例では、光ファイバ53を貫通孔51cの一方の側に押しつけることにより、光ファイバ53のフェルール先端開口部51gにおける軸ずれを一定程度改善できる。しかし、図8に示すように、光ファイバ53を貫通孔51cの一方の側に押しつけるように光ファイバ53に力を加えると、光ファイバ53が貫通孔51内で曲がり、おじぎをするように光ファイバ53が配置される。この状態で光ファイバ53の端部が切断され、その後、フェルール61先端の当接による接続性をよくするために光ファイバ53とフェルール61との先端を研磨すると、研磨量によって、研磨前の光ファイバ53の軸位置からかなりずれることがある。
【0014】
また、従来の第2例では、最小の光ファイバ63の曲げしか発生しないように、力を加える点とその力の大きさと接着剤の粘度を選定したのちに、力を加えるのであるが、例えば、接着剤の粘度は同一品で同一ロットの製造品であっても、ばらつきがかなり大きく、その都度力の大きさを選定しなければならない。また、力を加える装置および治具が複雑な構成および形状となることにより、設備費および作業時間がかかり、光ファイバ固定具の製造コストを増大させてしまう。
【0015】
上記課題に鑑みて、本発明は、フェルールの貫通孔内における偏心方向の管理が容易で、製造容易なフェルールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の一実施形態に係るフェルールは、軸方向に設けられた貫通孔に光ファイバを挿入固定する円筒形状のフェルールにおいて、該フェルールは前記貫通孔の先端開口部および後端開口部を結ぶ直線を中心軸としており、前記貫通孔は、この貫通孔の中央部で前記フェルールの前記中心軸から偏心させて形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、軸方向に設けられた貫通孔に光ファイバを挿入固定する円筒形状のフェルールにおいて、貫通孔は、この貫通孔の中央部でフェルールの先端開口部および後端開口部を結ぶ線上から偏心させて形成されていることにより、光ファイバをフェルールの後端部側から貫通孔に挿入して固定することにより、光ファイバの先端が光ファイバの弾
力によって自然に貫通孔の先端開口部の一定方向に偏心して固定される。これにより、フェルール内での光ファイバの軸ずれ方向を一定に揃えることが可能となり、簡便な方法で接続損失の小さな光ファイバ固定具を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明のフェルールの実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の光ファイバ固定具の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図3】(a)本発明のフェルールの製造方法の一例を説明する金型の概略側断面図であり、(b)は成形体の形状を示す正面図である。
【図4】本発明のフェルールの実施の形態の他の例を示す断面図である。
【図5】従来の光ファイバ固定具の例を示す側断面図である。
【図6】フェルールの先端開口部の軸ずれを説明する正面図である。
【図7】従来の光ファイバ固定具のフェルール先端部分を示す側断面図である。
【図8】従来の光ファイバ固定具のフェルール先端部分を示す側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下本発明の実施の形態の例を図を用いながら詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明のフェルール1を示す断面図である。フェルール1は、先端部1a、外周部1b、貫通孔1c、先端C面1d、コーン部1eを有する円筒形状に形成される。貫通孔1cは、貫通孔1cの軸方向の中央部1fにおける軸方向に垂直な断面の中心がフェルール1の先端開口部1gの中心および後端開口部1hの中心を結ぶ線上から偏心させて設けられている。
【0021】
光ファイバ3を貫通孔1cに挿通した場合に、光ファイバ3が弾力によって真直ぐになろうとし、先端開口部1bおよび後端開口部1hにおいて、中央部1fが偏心している方向の先端開口部1bおよび後端開口部1hの周囲に接触する配置になる。
【0022】
また、貫通孔1cは、図1に示すように、先端開口部1gおよび後端開口部1hから中央部1fにかけて滑らかに屈曲する曲面で結ばれているのがよい。光ファイバ3を貫通孔1cにスムーズに挿通できる。
【0023】
さらに、貫通孔1cの偏心距離が、30μm〜300μmであることが望ましい。これは30μm未満であれば、偏心距離が短いために光ファイバ3が自動的に表示方向1i側に偏って配置されない場合があるからであり、300μmを超えると偏心距離が長くなるために、貫通孔1c内部に挿入して固定された光ファイバ3の強度を劣化させるおそれが生じる場合があるからである。
【0024】
また、中央部1fの偏心方向を示す表示1iをフェルール1の外周面1bに設けておくのが好ましい。この表記1iにより、光ファイバ固定具10として組み立てられた状態においても、光ファイバ3の軸ずれ(偏心)方向を容易に判断することができる。
【0025】
また、フェルール1は先端部1aの周囲にC面加工を施した先端C面1dを設けている。この場合、表示1iは、先端C面1dに設けられていることがさらに望ましい。これは、外周部1bに表示1iを形成すると、表示1iが溝として形成されている場合にごみが入り込む可能性がありまた、突起として形成されていれば、割スリーブによりフェルールが均等に把持されなくなることとなって、割スリーブにフェルール1をスムーズに挿入できなくなる場合が生じるが、先端C面1dに設けることにより割スリーブ内周面でのフェルールの外周部1bを把持することに対する影響は生じない。なお、表示1iは、突起状に設けるよりも、切り込んで凹んだ溝状にするのが好ましい。
【0026】
ここで、フェルール1はセラミック、金属、樹脂、複合材料等いかなる材質ものであってもかまわないが、セラミックとしては、特にジルコニアを主成分とするセラミックスが最適である。具体的には、ZrO2を主成分とし、安定化剤としてY23、MgO、Ca
O、CeO2、Dy23等の一種以上を含有するもので、正方晶の結晶を主体とした部分
安定化ジルコニアセラミックスが好適である。ジルコニアセラミックスは、平均結晶粒径が0.1〜1.0μmであり、かつ気孔率が3%以下であるものが好ましい。ここで平均結晶粒径が1.0μmを超えると結晶間の空隙が大きくなり良好な外周面が得られない傾向がある。一方、原料混合時ボールミル等で粉砕を行なうときに安定して0.1μm以下に粒度を調整することが困難であり、焼成後は結晶が粒成長してさらに径が大きくなるために平均結晶粒径を0.1μm以上とするのが好ましい。気孔率はフェルール1の固体中に含まれる空隙の割合を百分率であらわしたもので3%を超えると気孔部分が先端面1aの面粗さを悪化させてしまう。
【0027】
次に、図2に示すように、本発明のフェルール1の後端開口部1hおよびコーン部1eがある後端部1hにフランジ2を圧入もしくは接着することによって固定し、光ファイバ3をフランジ2およびフェルール1の後端部1h側から貫通孔1cに挿入して固定する。光ファイバ3は、先端開口部1gにおいて自動的に表示1i方向側に偏り、エポキシ樹脂、嫌気性の接着剤等で固定される。しかる後、フェルール1の先端面1aを研磨仕上げし、光ファイバ固定具10を得ることができる。
【0028】
ここで上記フェルール1の後端部に固定されるフランジ2の材質は、ステンレス鋼、銅合金にニッケルメッキ仕上げしたもの、真鍮にニッケルメッキ仕上げしたもの、洋白にニッケルメッキ仕上げしたもの等の金属製を用いることができる。
【0029】
また、ここで、光ファイバは石英ガラス製のシングルモード光ファイバ、マルチモード光ファイバ、分散シフト光ファイバ、偏波依存光ファイバ等を用いることができる。
【0030】
次に、フェルール1の製造方法の一例について、ジルコニアセラミックスを用いる場合を図3を用いて説明する。
【0031】
まず、ZrO2を主成分とし、安定化剤としてY23、MgO、CaO、CeO2、Dy23等の一種以上を含有させ正方晶の結晶を主体とした部分安定化ジルコニアセラミックスの原料粉末を混合し、バインダー等を混入して、射出成型用の流状物を準備する。その後、射出成型機にて所定形状に成形する。
【0032】
図3(a)は射出成形するときの、金型と成形されるフェルール成形体20の断面図を示す。また、図3(b)は、図3(a)の金型を左方から見たときの成形体の形状を模式的に示す正面図である。
【0033】
成形金型30は金型ボア31、コアピンキャッチャー32、コアピン33からなり、成形体20はフェルール本体部21、ゲート22、ランナー(不図示)、スプール(不図示)から成る。コアピン33の先端はコアピンキャッチャー32のストッパー部32aに突き当たることにより、金型ボア31の空洞部より少し長いコアピン33が中央部にて湾曲する。この湾曲が30〜300μmになるようにコアピン33を長く作製しておく。コアピン33はフェルール1を焼成後に貫通孔1cの内径が122〜132μmとなる太さにしてある。
【0034】
次に、表示1iと貫通孔1cの曲がり方向を一致させる方法であるが、成型金型のコアピンキャッチャー32の先端C面1dの貫通孔1cが偏心する方向に対応する部分に、表
示1iとなる突起を金型に形成しておく。表示1iはフェルール1の先端C面1dに凹部として形成することが望ましい。すなわち、金型上には突起として形成しておくのが望ましい。
【0035】
次に、図3(b)に示すように、成形体20のフェルール本体21の上側にあたる方向のゲート22aの太さを下側部分のゲート22bより太くしておき、流状物を両ゲートより流す。このようにゲート22の太さを調整することにより、コアピン33をゲート22が細い方に屈曲させることができる。
【0036】
ここで、上下のゲート22a,22bの太さを変えた際に、成形品が異型にならないように、射出速度、補圧条件等、成形条件を調整すれば、均質な円筒形状を有するフェルール1を得ることができる。
【0037】
射出速度、補圧条件等の成形条件を調整すると、図4に示すように、貫通孔1cの内周面1jに凹凸形状を形成することが可能となる。内周面1jに凹凸を設けることにより、貫通孔1cと光ファイバ3との接着強度を向上させることができる。そして、接着剤が貫通孔1cの内周面1jに強固に接着されて剥離を来たし難くなるので望ましい。
【0038】
この凹凸状の内周面1j形成方法は、射出成形の成形段階における補圧条件を調整することによって実現できる。流状物は、ゲート22から流入して後端部1hに向けて進んでいく。このときに、金型に接触している部分が摩擦力により緻密化されないで貫通孔1c表面と外周部1b表面に凹凸形状が生じる。成型の最終段階で、更に補圧として、一定時間一定圧力をかけて保持すると、流状物が緻密化されて、表面の凹凸形状が消失するのであるが、完全緻密な成形体に成形される寸前に、補圧を調整すると凹凸形状を残した成形体を得ることができる。凹凸は、図4および図4の部分拡大図に示すように、流状物の流動に応じて、内周面1jに不定形の溝が生じることによって形成される。
【0039】
射出成形終了後、成形体20を離型して、フェルール本体部21を成形体20から切断してから、焼成することにより、フェルール1を得ることができる。この貫通孔1cの内周面1jに凹凸形状を有する場合は、図4に示すような内周面1jに凹凸形状を有するフェルール1を得ることができる。
【0040】
この後、外周部1bは研削加工を行なって平滑な面に仕上げられる。貫通孔1cの孔壁面1jに対しては研磨加工を施しても、施さなくても良いが、研磨加工を行なう場合には、次のようにして行なうことができる。
【0041】
貫通孔1bの内径を125μm〜127μmとなるように仕上げ研磨加工する場合、研磨加工は、貫通孔1bの下穴にワイヤを通しワイヤ上に付されたダイヤモンドペースト等によって下穴を磨く加工を行なえばよい。また、フッ酸等の溶液で下穴の壁面をエッチングすることにより、平滑な面を得る加工を用いてもよく、研磨加工と同等の効果を奏することが出来る。
【0042】
その後、寸法詰め加工、外周部1b研磨、先端部1a研磨等の機械加工を経て、フェルール1の製品を得ることができる。
【0043】
なお、本発明は上述の実施の形態および実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば種々の変更は可能である。例えば、上述の実施の形態の一例ではフェルール1とフランジ2が別体であるが、一体ものとしてもよい。
【0044】
また、上記実施の形態の説明において上下左右という用語は、単に図面上の位置関係を
説明するために用いたものであり、実際の使用時における位置関係を意味するものではない。
【符号の説明】
【0045】
1:フェルール
1a:先端部
1b:外周部
1c:貫通孔
1d:先端C面
1e:コーン部
1f:中央部
1g:先端開口部
1h:後端開口部
1i:表示部
2:フランジ
3:光ファイバ
10:光ファイバ固定具
20:成形体
21:フェルール本体部
22:ゲート
30:金型
31:金型ボア
32:コアピンキャッチャー
33:コアピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸方向に設けられた貫通孔に光ファイバを挿入固定する円筒形状のフェルールにおいて、
該フェルールは前記貫通孔の先端開口部および後端開口部を結ぶ直線を中心軸としており、
前記貫通孔は、前記中心軸方向の中央部で前記中心軸から偏心させて形成されていることを特徴とするフェルール。
【請求項2】
前記貫通孔は、前記先端開口部および前記後端開口部から前記中央部にかけて滑らかな曲面で結ばれていることを特徴とする請求項1記載のフェルール。
【請求項3】
前記貫通孔は前記中央部で湾曲していることを特徴とする請求項1または請求項2記載のフェルール。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載のフェルールと、前記フェルールの後端部に固定されたフランジと、前記貫通孔に挿入された光ファイバとを備えたことを特徴とする光ファイバ固定具。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−8066(P2013−8066A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−223933(P2012−223933)
【出願日】平成24年10月9日(2012.10.9)
【分割の表示】特願2009−73641(P2009−73641)の分割
【原出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】