説明

フォトマスク

【課題】露光装置より照射された平行光7を、被照射体6に傾斜させて出射するフォトマスク1であって、被照射体6を傾ける必要がなく、通常の密着露光装置で、1度の露光で多角度の斜め露光を、被写体6に対して行うことができるフォトマスク1を提供する。
【解決手段】透明基板の出射面側に、光透過部31のパターンが形成され、照射面の前記パターンに対応した透明基板部位に斜面21、22が形成され、あるいは、さらに光透過部に、グレースケール膜が形成されていることを特徴とするフォトマスク。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、斜方露光用フォトマスクに関する。
【背景技術】
【0002】
フォトリソグラフィ技術を利用した電子部品や光部品は、従来より研究開発され、数多く生産されている。フォトリソグラフィは、フォトレジストを塗布した基板(被照射体)の表面を、フォトマスクを介して、露光機により平行光で露光し、露光された部分と露光されていない部分からなるパターンを生成する技術であって、現像後フォトレジストを除去された部位に表面処理を施す。あるいは、現像された後に残されたフォトレジストをそのまま利用する。現像後のフォトレジストや表面処理された基板のパターンの端部は、一般的には、ほぼ垂直、あるいは若干傾いた形状をしている。しかし、近年、この端部パターンの形状を、傾斜した形状、もしくは針立したパターンにするフォトリソグラフィ技術が利用されるようになっている。このような技術としては、MEMS、光導波路の形状作成、液晶配向処理、液晶配向用突起作成などである。例えば、基板に対し、斜方露光することによって、砒化ガリウム電界効果トランジスタの特性を向上する手法が開示されている(特許文献2)。また、液晶表示装置の配向膜の異なる配向を形成するために、位置合わせをしたマスクと基板に対し、斜方露光する技術が開示されている(特許文献6)。さらに、基板上にテーパー形状の部分を形成するために、位置合わせをしたマスクと基板に対し、斜方露光する技術が維持されている(特許文献8)。そのほかに斜方露光技術の応用として、光導波路(特許文献1)、薄膜トランジスタ(特許文献3)、光回折格子(特許文献4)、プラズマ表示パネル用電極(特許文献5)、反射型液晶表示パネルの凹凸を有する反射板(特許文献7)、凹凸を有するマイクロミキサー(特許文献9)など数多く開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−264833号公報
【特許文献2】特開平6−45363号公報
【特許文献3】特開平7−226519
【特許文献4】特開平10−10307号公報
【特許文献5】特開2000−30607号公報
【特許文献6】特開2000−122302号公報
【特許文献7】特開2001−201619号公報
【特許文献8】特開2001−235873号公報
【特許文献9】特開2005−199245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以上のような斜方露光技術では、露光装置で出射された平行光を、フォトマスクおよび被照射体に、斜方から照射している。このため、露光装置の出射面をフォトマスクに対して斜めに設置する必要がある。したがって従来の平行光を出射する露光装置はそのままでは利用できず、新たな機能を備えた装置が必要となる。また、被照射体を傾けるため、大きな被照射体では被照射面内において、照射エネルギーのバラツキが生じる。さらに、被照射体に同時に照射するため、1つの角度での露光しか出来ない。したがって、異なる角度のテーパーを形成したい場合は、同じ被照射体に対し、複数回露光する必要がある。
【0005】
本発明は、以上のような問題の基になされたもので、被照射体を傾ける必要がなく、通
常の密着露光装置で、1度の露光で多角度の斜め露光を、被写体に対して行うことができるフォトマスクを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のフォトマスクは、以上の課題に鑑みなされたもので、請求項1に記載の本発明は、露光装置より照射された平行光を、被照射体に傾斜させて出射するフォトマスクであって、透明基板の出射面側に、光透過部のパターンが形成され、照射面の前記パターンに対応した透明基板部位に斜面が形成されたことを特徴とするフォトマスクとしたものである。
【0007】
請求項2に記載の本発明は、光透過部に、グレースケール膜が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフォトマスクとしたものである。
【0008】
請求項3に記載の本発明は、露光装置より照射された平行光を、被照射体に傾斜させて出射するフォトマスクであって、透明基板の出射面側に、光透過部のパターンが形成され、前記パターンに対応した部位の透明基板底面に斜面状の孔が形成されたことを特徴とするフォトマスクとしたものである。
【0009】
請求項4に記載の本発明は、照射面の、パターンに対応した部位にグレースケール膜が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のフォトマスクとしたものである。
【0010】
請求項5に記載の本発明は、露光装置より照射された平行光を、被照射体に傾斜させて出射するフォトマスクであって、透明基板の出射面側に、光透過部のパターンが形成され、前記パターンに対応した部位の透明基板底面に斜面状の孔が形成され、照射面側の前記パターンに対応した透明基板部位に斜面が形成されたことを特徴とするフォトマスクとしたものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明のフォトマスクは、光透過部のパターンに対応した部位に斜面が形成されているので、通常の密着露光装置で露光された平行光を、斜向して被照射体に出射できる。これにより被照射体を、傾斜した形状、もしくは針立したパターンとすることが出来る。また、異なる斜面を形成することで、1度の露光で多角度の斜め露光を行うことが出来る。
【0012】
さらに、光透過部に対応した部位にグレースケール膜を形成することで、現像後のフォトレジストを、膜厚や形状を制御して3次元形成物とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】(a)本発明のフォトマスクの第1の例を断面で示した説明図、(b)露光光を本例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した例を、断面で示した説明図である。
【図2】露光光を第1の例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した他の例を、断面で示した説明図である。
【図3】本発明のフォトマスクの第2の例を示し、露光光を本例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した例を、断面で示した説明図である。
【図4】(a)本発明のフォトマスクの第3の例を断面で示した説明図、(b)露光光を本例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した例を、断面で示した説明図である。
【図5】露光光を第3例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した他の例を、断面で示した説明図である。
【図6】本発明のフォトマスクの第4の例を示し、露光光を本例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した例を、断面で示した説明図である。
【図7】(a)本発明のフォトマスクの第5の例を断面で示した説明図、(b)露光光を本例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した例を、断面で示した説明図である。
【図8】露光光を第5の例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した他の例を、断面で示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。実施の形態において、同一構成要素には同一符号を付け、実施の形態において重複する説明は省略する。
【0015】
図1(a)は、本発明のフォトマスクの第1の例を断面で示した説明図、図1(b)は、露光光を本例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した例を、断面で示した説明図である。
【0016】
本発明のフォトマスクは、露光装置より照射された平行光7を、被照射体4に傾斜させて出射するフォトマスク1であって、透明基板の出射面側に、光透過部31のパターンが形成され、照射面側の前記パターンに対応した透明基板部位に斜面21、22が形成されている。本例では、フォトマスク1はガラス基板2に、遮光膜3が形成され、光透過部31のパターンを設けられている。
【0017】
このフォトマスク1を、基板5にフォトレジスト6を塗布、形成した被照射体4に位置合わせをし、フォトマスク1側から、露光装置により平行光7を露光する。斜面21、22が形成されている部位では、平行光7が屈折し照射光の光路が傾き、斜めの照射光を作り出し、フォトマスク1の出射面の光透過部31のパターンに、斜め露光を行う。そしてパターンから出た斜め光は、パターンに従った形状で被照射体4のレジスト6に斜め露光光を照射することができる。また、傾斜の角度を変えた斜面21、22を形成することで、角度の異なる斜め露光が、一度の平行光露光で、同時にできる。図の例では、レジストがポジレジストであって、現像することによってテーパーを有する斜め方向に掘り下げられた形状の孔が形成できる。
【0018】
図2は、露光光を本例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した他の例を、断面で示した説明図である。本例では、レジストがネガレジストであって、露光し、現像した後の状態を示す。このように本例のフォトマスクを用い、テーパーを有し、針立した3次元形成物を得ることができる。
【0019】
図3は、本発明のフォトマスクの第2の例を断面で示し、露光光を本例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した例を、断面で示した説明図である。本例では、光透過部にグレースケール膜8が形成されている。グレースケール膜は、半透過膜、またはグレートーン膜を利用できる。グレースケール膜は、この膜が形成されていない光透過部に対し、透過する光を減少するので、現像後のレジストの膜厚を制御できる。グレートーン膜は、濃淡フォトマスクに利用されている膜で、露光機の平行光での解像度の限界以下の大きさの微細なパターンを有し、透過光の強度に濃淡を生じ、それに応じてレジストが露光される。その結果、現像後のレンジストが滑らかな凹凸を持つ形状となる。従ってこの場合、現像後のレジストの膜を、厚みだけでなく、形状も制御できる。本例のレジストは、ポジレジストの例である。
【0020】
以上のような、図1〜3で示した第1例、第2例では、光透過部のパターンとは反対側の透明基板の照射面側に斜面を形成すことから、斜面部分を広くとれる。したがって加工が容易である。また、図3のように、グレースケール膜との併用ができる。さらに、光透過部を被照射体に向けられるので、密着露光を行った場合、解像度が向上する。
【0021】
図4(a)は、本発明のフォトマスクの第3の例を断面で示した説明図、図4(b)は、露光光を本例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した例を、断面で示した説明図である。
【0022】
本例のフォトマスクは、露光装置より照射された平行光7を、被照射体4に傾斜させて出射するフォトマスク1であって、透明基板の出射面側に、光透過部31のパターンが形成され、パターンに対応した部位の透明基板の底面121、123に斜面状の孔が形成されている。本例では、フォトマスク1はガラス基板2に、遮光膜3が形成され、光透過部31のパターンを設けられている。
【0023】
このフォトマスク1を、基板5にレジスト6を塗布、形成した被照射体4に位置合わせをし、フォトマスク1側から、露光装置により平行光7を露光する。透明基板内の斜面121、123が形成されている部位では、平行光7が屈折し照射光の光路を傾け、斜めの照射光を作り出し、フォトマスク1の出射面の光透過部31のパターンに、斜め露光を行う。そして、パターンから出た斜めの光はパターンに従った形状で被照射体4のレジスト6に斜め露光光を照射することができる。また、傾斜の角度を変えた斜面121、123を形成することで、角度の異なる斜め露光が、一度の平行光露光で、同時にできる。図の例では、レジストがポジレジストであって、現像することによってテーパーを有する斜め方向に掘り下げた形状の孔がレジスト中に形成できる。
【0024】
図5は、露光光を本例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した他の例を、断面で示した説明図である。本例では、レジストがネガレジストであって、露光し、現像した後の状態を示す。このように本例のフォトマスクを用い、テーパーを有して針立した3次元形成物を得ることができる。
【0025】
図6は、本発明のフォトマスクの第4の例を断面で示し、露光光を本例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した例を、断面で示した説明図である。本例では、透明基板の照射面側に、パターンに対応した部位にグレースケール膜8が形成されている。グレースケール膜は、半透過膜、またはグレートーン膜を利用できる。グレースケール膜は、この膜が形成されていない光透過部に対し、透過する光を減少するので、現像後のレジストの膜厚を制御できる。グレートーン膜は、濃淡フォトマスクに利用されている膜で、露光機の平行光での解像度の限界以下の大きさの微細なパターンを有し、透過光の強度に濃淡を生じ、それに応じてレジストが露光される。その結果、現像後のレンジストが滑らかな凹凸を持つ形状となる。従ってこの場合、現像後のレジストの膜を、厚みだけでなく、形状も制御できる。本例のレジストは、ポジレジストの例である。
【0026】
以上のような、図4〜6で示した第3、第4の例では、光透過部のパターンと斜面を同じ部位に形成することから、照射面から、複数の経路で光が入ることで生じる光のクロストークがない。また、図6のように、グレースケールとの併用ができる。さらに、光透過部を被照射体に向けられるので、密着露光による解像度が向上する。
【0027】
図7(a)は、本発明のフォトマスクの第5の例を断面で示した説明図、図7(b)は、露光光を本例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した例を、断面で示した説明図である。
【0028】
本例のフォトマスクは、露光装置より照射された平行光7を、被照射体4に傾斜させて出射するフォトマスク1であって、透明基板の出射面側に、光透過部31のパターンが形成され、パターンに対応した部位の透明基板の底面121、123に斜面状の孔が形成され、透明基板の照射面側に、パターンに対応した部位に斜面21、22が形成されている。本例では、フォトマスク1はガラス基板2に、遮光膜3が形成され、光透過部31のパターンを設けられている。
【0029】
このフォトマスク1を、基板5にレジスト6を塗布、形成した被照射体4に位置合わせをし、フォトマスク1側から、露光装置により平行光7を露光する。
斜面21、22が形成されている部位では、平行光7が屈折し照射光の光路が傾き、斜めの照射光を作り出す。底面121、123の斜面が形成されている部位では、平行光7を傾けられた照射光の光路をさらに傾け、斜めの照射光を作り出し、フォトマスク1の出射面の光透過部31のパターンに、斜め露光を行う。そして、パターンに従った形状で被照射体4のレジスト6に斜め露光光を照射することができる。また、傾斜の角度を変えた照射面の斜面21、22と、底面121、123に傾斜を変えた斜面を形成することで、角度の異なる斜め露光が、一度の平行光露光で、同時にできる。図の例では、レジストがポジレジストであって、現像することによってテーパーを有する斜め方向に掘り下げた形状の孔がレジスト中に形成できる。
【0030】
図8は、露光光を本例のフォトマスクを介し、被照射体に露光した他の例を、断面で示した説明図である。本例では、レジストがネガレジストであって、露光し、現像した後の状態を示す。このように本例のフォトマスクを用い、テーパーを有する針立した3次元形成物を得ることができる。
【0031】
以上のような、図7、図8で示した第5例では、光透過部のパターンとは反対側の透明基板の照射面に斜面を形成し、さらに出射面の光透過部のパターンの底面の透明基板部位に斜面を形成する。したがって、照射された平行光を2回屈折できるので、多種類の角度の斜面を形成できる。また、光透過部を被照射体に向けられるので、密着露光を行った場合、解像度が向上する。
【0032】
本発明のフォトマスクは、従来のフォトリソ技術を用いて、製造できる。製造方法を以下に例示する。
【0033】
透明ガラスよりなる基板の片面に、フォトレジストを塗布する。その後濃淡フォトマスクをフォトレジスト塗布面に位置合わせをし、露光、現像処理を行う。その後、残存したフォトレジストをマスクとして透明基板にエッチング処理をし、フォトレジストを除去して本発明のフォトマスクに係る斜面を形成された透明基板が得られる。
【0034】
基板としては、透明ガラスであれば利用できるが、石英ガラスやソーダガラスが好ましい。フォトレジストは、基板の透明ガラスをエッチングするためのものを使用する。
エッチングとしては、エッチング液を用いた湿式エッチングや、ドライエッチングを用いてよい。濃淡フォトマスクは、開口部に、基板に形成する斜面の角度に応じ、濃度の変化が傾斜をなすように、濃淡を制御した膜を形成する。濃淡の制御については、露光光の解像限界以下のパターンを利用した従来の濃淡マスクを製造する手法で行うことが出来る。
【0035】
次に、斜面を形成された透明基板の反対側に、光透過部のパターンを形成する。これは、従来のフォトマスクの製造方法で形成できる。すなわち、表面に金属からなる遮光膜を形成し、レジストを塗布し、描画装置によりパターン描画し、現像し、金属膜をエッチングすることによって光透過部のパターンを形成できる。
【0036】
光透過部にグレースケール膜を形成したい場合は、これも従来の、ハーフトーン膜を形成する方法と、濃淡膜を形成する方法とで形成できる。ハーフトーン膜を形成する場合、まず、膜を形成したい面の全面にハーフトーン膜を形成し、レジスト塗布、フォトマスクを介して露光、現像後、不要部分をエッチングして除去する。濃淡膜を形成する場合、濃淡膜を形成したい面の全面にレジスト塗布し、濃度の変化が傾斜をなすように、濃淡を制御した膜を有する濃淡マスクを介して露光、現像する。濃淡の制御については、上記と同様にして、露光光の解像限界以下のパターンを利用した従来の濃淡マスクを製造する手法で行うことが出来る。
【0037】
透明基板上に、光透過部のパターンを形成し、パターンに対応した部位に底面が斜面状の孔を形成したい場合、従来のフォトリソ技術を用い、次のようにして形成できる。透明ガラス基板の全面に、遮光膜を形成し、その上にレジストを塗布する。レジストは、透明ガラス基板と遮光膜のエッチングに利用できるものを用いる。次に、濃淡フォトマスクを介して露光し、現像する。このとき、濃淡フォトマスクは、パターン部に、基板に形成する斜面の角度に応じ、濃度の変化が傾斜をなすように、濃淡を制御した膜を形成する。この後に、エッチングし、ガラス基板と遮光膜の不要部分を除去し、レジストを除去する。
【符号の説明】
【0038】
1・・・フォトマスク
121・・・底面
123・・・底面
2・・・ガラス基板
21・・・斜面
22・・・斜面
3・・・遮光膜
4・・・被照射体
5・・・基板
6・・・レジスト
7・・・平行光
8・・・グレースケール膜

【特許請求の範囲】
【請求項1】
露光装置より照射された平行光を、被照射体に傾斜させて出射するフォトマスクであって、透明基板の出射面側に、光透過部のパターンが形成され、照射面の前記パターンに対応した透明基板部位に斜面が形成されたことを特徴とするフォトマスク。
【請求項2】
光透過部に、グレースケール膜が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフォトマスク。
【請求項3】
露光装置より照射された平行光を、被照射体に傾斜させて出射するフォトマスクであって、透明基板の出射面側に、光透過部のパターンが形成され、前記パターンに対応した部位の透明基板底面に斜面状の孔が形成されたことを特徴とするフォトマスク。
【請求項4】
照射面の、パターンに対応した部位にグレースケール膜が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のフォトマスク。
【請求項5】
露光装置より照射された平行光を、被照射体に傾斜させて出射するフォトマスクであって、透明基板の出射面側に、光透過部のパターンが形成され、前記パターンに対応した部位の透明基板底面に斜面状の孔が形成され、照射面側の前記パターンに対応した透明基板部位に斜面が形成されたことを特徴とするフォトマスク。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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