説明

フォトレジストの欠陥を検査および修復する方法、並びにプリント回路基板の製造プロセス

【課題】フォトレジストの欠陥を検査および修復する方法が提供される。
【解決手段】少なくとも1つの膜を有する基板が提供される。それから、その膜の上にパターン化されたフォトレジスト層が形成される。次に、パターン化されたフォトレジスト層が欠陥を有するか否かを検査するために光学検査処理が実行される。パターン化されたフォトレジスト層が欠陥を有する場合、欠陥は間隙および突起に分類され、次に間隙および突起が位置決めされる。パターン化されたフォトレジスト層が間隙などのような欠陥を有する場合には、間隙を充填するためにパターン化されたフォトレジスト層に例えばインクジェット印刷方法が実行される。パターン化されたフォトレジスト層が突起などのような欠陥を有する場合には、突起を取り除くためにパターン化されたフォトレジスト層に例えばレーザ方法が実行される。したがって、パターン化されたフォトレジスト層の欠陥は修復できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板を検査および修復する方法と回路基板の製造プロセスとに関し、特に、プリント回路基板に適したフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法と、そのプリント回路基板の製造プロセスとに関する。
【背景技術】
【0002】
3C業界の統合および継続的成長だけではなく科学技術の発展及び生活の質の持続的な向上に伴って、集積回路(IC)の応用分野は、例えば、ノートPC、携帯電話、デジタルカメラ、携帯情報端末(PDA)、プリンタ、ディスクプレーヤ等のような多様な電子デバイスに広がっている。その点で、集積回路に応用されるプリント回路基板は、電気的接続のために使用されるだけではなく、チップまたは他の電子的要素をサポートするために使用されても良い。
【0003】
図1から図5は、プリント回路基板の従来の製造プロセスを示し、プリント回路基板のある領域内の回路の一部分の概略図である。各図の(A)の部分は概略的な平面図であり、一方、各図の(B)の部分は概略的な側面図である。プリント回路基板の従来の製造プロセスは、通常以下のステップを含む。まず、図1を参照すると、基板110が提供される。次に、銅箔120がラミネーションプロセスにより基板110上に積層される。次に、図2を参照すると、フォトレジスト層130が銅箔120上に被覆される。それから、図3を参照すると、フォトレジスト層130をマスク(不図示)により露光して、マスクのパターンに対応するフォトレジストパターン132を形成する。それ後に、図4を参照すると、現像プロセスを実行して、フォトレジスト層130の未露光部分を取り除くとともに、露光されたフォトレジストパターン132を銅箔120上に残す。
【0004】
なお、図4を参照すると、プリント回路基板の従来の製造プロセスには多くの欠陥があるかもしれない。例えば、マスク自体がひっかき傷または汚れを有し、または、現像装置の現像タンクが清潔に洗浄されていないため、図4で図示されるフォトレジストパターン132の間隙134及び突起136として、露光及び現像の後のフォトレジスト層130のフォトレジストパターン132に多くの欠陥が残される。
【0005】
しかしながら、図4及び図5を参照すると、プリント回路基板の従来の製造プロセスにおいては、フォトレジスト層130は露光及び現像の後に十分に検査されないので、結果として生じるフォトレジストパターン132が多くの間隙134及び突起136を有する場合には、フォトレジストパターン132を通して銅箔120をエッチングした結果生じた最終的な銅箔パターン122も多くの間隙124及び突起126を有する。
【0006】
図5を参照すると、銅箔120の間隙124が大きすぎると、銅線122aとその対応する接点122bとの間の電気的接続が遮断されることがある。それにより、これはさらに銅線122aとその対応する接点122bとの間に開回路も引き起こす。対照的に、銅箔120の突起126が大きすぎる場合、図5に図示されるような2本の隣接する銅線の間の電気的接続はこれらの突起126を介して発生することがある。それにより、2本の隣接する銅線122aの間に短絡が生じる場合がある。
【0007】
したがって、プリント回路基板100の信頼性は深刻な影響を受ける。特に、銅箔120の欠陥が多すぎると、前述された開回路または短絡を引き起こす機会は劇的に増大される。したがって、開回路または短絡が形成された状態での領域にあるプリント回路基板100は、プリント回路基板100の製造プロセスが完了した後に捨てられなければならず、それにより、全体的なプリント回路基板100の製造コストは増加される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、プリント回路基板の製造コストを削減するために、フォトレジストの欠陥を検査および修復する方法を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、プリント回路基板の製造コストを削減するために、プリント回路基板の製造プロセスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、プリント回路基板の製造プロセスに適した、フォトレジストの欠陥を検査および修復する方法を提供し、その方法は以下のステップを含む。先ず、少なくとも1つの膜を有する基板が提供される。それから、パターン化されたフォトレジスト層がその膜の上に形成される。次に、パターン化されたフォトレジスト層が欠陥を有するか否かを検査するために、光学検査処理が実行される。その後、パターン化されたフォトレジスト層の欠陥は、存在する場合には修復される。
【0011】
本発明の好ましい態様において記述される、フォトレジストの欠陥を検査および修復する方法によると、パターン化されたフォトレジスト層の欠陥を検査するステップの後に、さらに上記の方法は、パターン化されたフォトレジスト層の欠陥を分類するステップと、欠陥を座標によって位置決めするステップとを含み、パターン化されたフォトレジスト層の欠陥を間隙及び突起に分類できるようなっている。
【0012】
本発明の好ましい態様で記述される、フォトレジストの欠陥を検査および修復する方法によると、パターン化されたフォトレジスト層が少なくとも1つの間隙の欠陥を有する場合、インクジェット印刷方法が間隙を充填するためにパターン化されたフォトレジスト層で実行され、インクジェット印刷方法が熱気泡(サーマルバブル)及び圧電インクジェット印刷を含むようにしている。
【0013】
本発明の好ましい態様で記述される、フォトレジストの欠陥を検査および修復する方法によると、パターン化されたフォトレジスト層が少なくとも1つの突起の欠陥がある場合、レーザ方法が突起を取り除くためにパターン化されたフォトレジスト層上で実行され、レーザ光が赤外線及び紫外線を含むようにしている。
【0014】
本発明の好ましい態様で説明される、フォトレジストの欠陥を検査および修復する方法によれば、パターン化されたフォトレジスト層の欠陥を取り除いた後に、その方法は、最初に、膜をパターン化するために膜上でエッチングプロセスを実行する。それから、パターン化されたフォトレジスト層が取り除かれ、その膜が金属層にすることも可能であるようにしている。
【0015】
本発明の好ましい態様で説明される、フォトレジストの欠陥を検査および修復する方法によると、パターン化されたフォトレジスト層は、例えばインクジェット方法によって膜の上に形成可能である。
【0016】
本発明はさらにプリント回路基板の製造プロセスを提供し、以下のステップを含むものである。先ず、少なくとも1つの金属層を有する基板が提供される。それから、パターン化されたフォトレジスト層が金属層の上に形成される。次に、パターン化されたフォトレジスト層が欠陥を有するか否かを検査するために光学検査処理が実行される。それから、パターン化されたフォトレジスト層の欠陥は、存在する場合には修復される。その後、金属層をパターン化するために金属層にエッチングプロセスが実行される。それから、パターン化されたフォトレジスト層が取り除かれる。
【0017】
本発明の好ましい態様で説明される、プリント回路基板の製造プロセスによると、パターン化されたフォトレジスト層の欠陥を検査するステップの後の処理は、さらに、パターン化されたフォトレジスト層の欠陥を分類し、座標によりその欠陥を位置決めし、パターン化されたフォトレジスト層の欠陥が間隙及び突起に分類可能であるようになっている。
【0018】
本発明の好ましい態様で説明される、プリント回路基板の製造プロセスによると、パターン化されたフォトレジスト層が少なくとも1つの間隙による欠陥を有する場合、その間隙を充填するためにインクジェット印刷方法が実行される。
【0019】
本発明の好ましい態様で説明される、プリント回路基板の製造プロセスによると、パターン化されたフォトレジスト層が少なくとも1つの突起による欠陥を有する場合、その突起を取り除くためにレーザ方法が実行される。
【0020】
本発明の好ましい態様で説明される、プリント回路基板の製造プロセスによると、パターン化されたフォトレジスト層が、例えばインクジェット印刷方法によって膜上に形成できる。
【0021】
本発明におけるフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法と、プリント回路基板の製造プロセスとは、パターン化されたフォトレジスト層が欠陥を有するか否かを検査し欠陥を修復してパターン化されたフォトレジスト層の外観を確保するために、パターン化されたフォトレジスト層を形成した後に光学検査を実行する。したがって、そのようなパターン化されたフォトレジスト層を使用することによって金属層をエッチングすることから生じた金属層回路パターンは、ゼロ欠陥となることができ、従来の開回路及び短絡はほとんど発生しない。それによって、仕上げられたプリント回路基板の不良品発生率は効果的に減少し、プリント回路基板の全体的な製造コストを削減できるようにしている。
【0022】
本発明の前記の及び他の目的、特徴及び利点は、添付図面を参照すると、特定の好ましい実施の形態の以下の詳細な説明からさらに明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
図6から図8は、本発明の実施の形態によるフォトレジストの欠点を検査および修復する方法を示し、プリント回路基板のある領域での回路の一部分の概略図であり、各図の(A)部分は概略的な平面図であり、各図の(B)部分は概略的な側面図である。本発明のフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法は以下のステップを含む。まず、図6を参照すると、少なくとも1つの膜220を有する基板210が提供され、膜220は例えば金属層であっても良く、一方、その金属層は例えば銅箔であっても良い。そして、図7を参照すると、パターン化されたフォトレジスト層232が、例えばインクジェット印刷方法によって直接的に膜220上に形成される。次に、パターン化されたフォトレジスト層232が欠陥232aを有するか否かを例えば自動光学検査機を通して検査するために光学検査処理が実行される。その後、図7及び図8を参照すると、パターン化されたフォトレジスト層232の欠陥232aが発生すると、パターン化されたフォトレジスト層232の欠陥232aは修復され、その結果、パターン化されたフォトレジスト層232の外観はさらによくなる。
【0024】
図9から図10は、本発明の一実施の形態によるプリント回路基板の製造プロセスを示し、膜をパターン化するステップの概略図である。本発明の一実施の形態によれば、パターン化されたフォトレジスト層232の欠陥232aが修復された後で、その方法はさらに以下のステップを含んでも良い。まず、図9を参照すると、膜220を膜パターン222にパターン化するために、パターン化されたフォトレジスト層232を介して膜220の上でエッチングプロセスが実行される。次に、図10を参照すると、パターン化されたフォトレジスト層232が膜パターン222を露光するために取り除かれ、膜220が例えば金属層であるときには、本発明のプリント回路基板200の製造プロセスは完了される。すなわち、膜220が例えば金属層である場合、図6から図10は本発明の一実施の形態によるプリント回路基板の製造プロセスの概略図を示す。
【0025】
本発明の他の実施の形態によると、パターン化されたフォトレジスト層232の欠陥232aを検査した後に、その方法はさらに以下のステップを含む。図7を参照すると、パターン化されたフォトレジスト層232の欠陥232aは座標により分類および位置決めされる。本発明の一実施の形態によれば、パターン化されたフォトレジスト層232の欠陥232aは、例えば、間隙234及び突起236に分類されても良い。
【0026】
図11は、本発明の一実施の形態による、フォトレジストの欠陥を検査および修復する方法を示し、パターン化されたフォトレジスト層の間隙が取り除かれた状態での概略図である。図7及び図11を参照すると、本発明の他の実施の形態によれば、パターン化されたフォトレジスト層232の欠陥232aが、例えば図7で示されるような幾つかの間隙234からなる場合、間隙234を充填するためにインクジェット印刷方法が実行され、インクジェット印刷方法は、例えば熱気泡インクジェット印刷方法または圧電インクジェット印刷方法である。パターン化されたフォトレジスト層232の欠陥232aが、例えば図7で示されるような幾つかの突起236からなる場合、突起236を取り除くためにレーザ方法が実行され、そのレーザ光は例えば赤外線または紫外線である。
【0027】
なお、本発明のプリント回路基板200の製造プロセスでは、多くのプロセス欠陥(例えば、マスク自体が引っかき傷または汚れを有しまたは現像装置の現像タンクが清潔に洗浄されていないこと)によりマスク及び現像を介した露光後に、フォトレジスト層230が、図7で示されたパターン化されたフォトレジスト層232の間隙234または突起236などの多くの欠陥232aを有する可能性もある。しかしながら、本発明によれば、フォトレジスト層230が露光および現像された後で、パターン化されたフォトレジスト層232を徹底的に検査するために例えば自動光学検査機によって光学検査が実施される。パターン化されたフォトレジスト層232の欠陥232aは、パターン化されたフォトレジスト層232の間隙234を充填するために、例えばインクジェット印刷方法によって、または、例えば、パターン化されたフォトレジスト層232の突起236を取り除くレーザ方法によって修復できる。
【0028】
次に、修復された欠陥232aを持つパターン化されたフォトレジスト層232を介して膜220上にエッチングプロセスが実行された後、結果として生じる膜パターン222の欠点はより少なくなり、従来の開回路及び短絡はほとんど発生し得ない。それにより、プリント回路基板200の不良品発生率は効果的に減少し、プリント回路基板200の全体的な製造コストを削減できるようにしている。
【0029】
なお、図2から図3で示される露光及び現像により形成される従来のフォトレジストパターン132と比較すると、パターン化されたフォトレジスト層232は、本発明によるインクジェット印刷方法によって膜220上に直接的に形成できるため、結果として生じる欠陥232aがフォトレジストパターン132の欠陥よりも少ない。したがって、本発明の一実施の形態によれば、パターン化されたフォトレジスト層232が本発明によるインクジェット印刷方法により形成されると、以後の光学検査により必要とされる欠陥232aの検査及び修復の時間は、そのより少ない欠陥232aのために効果的に低減されることがあり、それにより、プリント回路基板200の製造コストをさらに削減する。
【0030】
もちろん、本発明による、フォトレジストの欠陥を検査および修復するための方法とプリント回路基板の製造プロセスとでは、パターン化されたフォトレジスト層を形成するステップは、露光及び現像によって達成することもでき、インクジェット印刷方法に限定されない。しかしながら、パターン化されたフォトレジスト層がインクジェット印刷方法によって形成されると、それ以後の欠陥検査及び欠陥修復の時間及びコストは、得られパターン化されたフォトレジスト層のより少ない欠陥のためにさらに削減できる。
【0031】
要するに、光学検査は、パターン化されたフォトレジスト層が欠陥を有するか否かを検査するためにパターン化されたフォトレジスト層を形成した後に実行され、本発明におけるフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法とプリント回路基板の製造プロセスとに従って、欠陥は修復できる。欠陥が修復されている状態でのパターン化されたフォトレジスト層を使用することにより膜がエッチングされるので、膜の欠陥はより少なくすることができ、したがって開回路及び短絡はほとんど発生しない。プリント回路基板の不良品発生率は効果的に減少され、プリント回路基板の全体的な製造コストを削減できるようにしている。
【0032】
さらに、パターン化されたフォトレジスト層が本発明によるインクジェット印刷方法により形成される場合、以後の欠陥検査および修復プロセスの時間及びコストは、得られたパターン化されたフォトレジスト層のさらに少ない欠陥のために効果的に削減でき、それによりプリント回路基板の製造コストはさらに削減される。
【0033】
本発明は好ましい実施の形態を参照して前述されたけれども、本発明がそのような記述によって制限されることを意図されず添付の請求項により定義されるような発明の趣旨及び請求の範囲から逸脱することなく変更及び変形が当業者によってなされ得ることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1−5】プリント回路基板の従来の製図プロセスを示し、プリント回路基板のある領域での回路の一部分の概略図であり、各図の(A)部分は概略的な平面図であり、各図の(B)部分は概略的な側面図である。
【図6−8】本発明の一実施の形態によるフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法を示し、プリント回路基板のある領域での回路の一部分の概略図であり、各図の(A)部分は概略的な平面図であり、各図の(B)部分は概略的な側面図である。
【図9−10】膜のパターン化の概略的な図である。
【図11】本発明の一実施の形態によるフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法を示し、パターン化されたフォトレジスト層の間隙が取り除かれた状態の概略図である。
【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリント回路基板の製造プロセスに適切である、フォトレジストの欠陥を検査および修復する方法であって、
少なくとも1つの膜を有する基板を提供するステップと、
前記膜にパターン化されたフォトレジスト層を形成するステップと、
前記パターン化されたフォトレジスト層が欠陥を有するか否かを検査するために光学検査を実行するステップと、
前記パターン化されたフォトレジスト層が前記欠陥を有する場合に前記パターン化されたフォトレジスト層の前記欠陥を修復するステップを特徴とするフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法。
【請求項2】
前記パターン化されたフォトレジスト層の前記欠陥を検査した後に、前記方法が、
前記パターン化されたフォトレジスト層の前記欠陥を分類するステップと、
座標により前記パターン化されたフォトレジスト層の前記欠陥を位置決めするステップとをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法。
【請求項3】
前記パターン化されたフォトレジスト層の前記欠陥を分類するステップが、前記パターン化されたフォトレジスト層の前記欠陥を間隙または突起に分類することを備えることを特徴とする請求項2に記載のフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法。
【請求項4】
前記パターン化されたフォトレジスト層が少なくとも1つの間隙による欠陥を有し、前記間隙を充填するためにインクジェット印刷方法が実行されることを特徴とする請求項3に記載のフォトレジストの欠陥を検査および修復するための方法。
【請求項5】
前記インクジェット印刷方法が熱気泡インクジェット印刷を含むことを特徴とする請求項4に記載のフォトレジストの欠陥を検査および修正する方法。
【請求項6】
前記インクジェット印刷方法が圧電インクジェット印刷を含むことを特徴とする請求項4に記載のフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法。
【請求項7】
前記パターン化されたフォトレジスト層が少なくとも1つの突起による欠陥を有し、前記突起を取り除くためにレーザ方法が実行されることを特徴とする請求項3に記載のフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法。
【請求項8】
前記パターン化されたフォトレジスト層が少なくとも1つの突起による欠陥を有し、前記突起を取り除くためにレーザ方法が実行されることを特徴とする請求項4に記載のフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法。
【請求項9】
レーザ光が赤外線を含むことを特徴とする請求項8に記載のフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法。
【請求項10】
レーザ光が紫外線を含むことを特徴とする請求項8に記載のフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法。
【請求項11】
前記パターン化されたフォトレジスト層の前記欠陥を取り除いた後に、前記方法が、
前記膜をパターン化するために前記膜の上でエッチングプロセスを実行するステップと、
前記パターン化されたフォトレジスト層を取り除くステップとをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法。
【請求項12】
前記膜が金属層であることを特徴とする請求項1に記載のフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法。
【請求項13】
前記パターン化されたフォトレジスト層がインクジェット印刷方法によって前記膜に形成されることを特徴とする請求項1に記載のフォトレジストの欠陥を検査および修復する方法。
【請求項14】
プリント回路基板の製造プロセスであって、
少なくとも1つの金属層を有する基板を提供するステップと、
前記金属層にパターン化されたフォトレジスト層を形成するステップと、
前記パターン化されたフォトレジスト層が欠陥を有するか否かを検査するために光学検査を実行するステップと、
前記パターン化されたフォトレジスト層が前記欠陥を有する場合に、前記パターン化されたフォトレジスト層の前記欠陥を修復するステップと、
前記金属層をパターン化するために前記金属層にエッチングプロセスを実行するステップと、
前記パターン化されたフォトレジスト層を取り除くステップとを含むことを特徴とするプリント回路基板の製造プロセス。
【請求項15】
前記パターン化されたフォトレジスト層の前記欠陥を検査した後に、前記プロセスが、
前記パターン化されたフォトレジスト層の前記欠陥を分類するステップと、
座標により前記パターン化されたフォトレジスト層の前記欠陥を位置決めするステップとをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載のプリント回路基板の製造プロセス。
【請求項16】
前記パターン化されたフォトレジスト層の前記欠陥を分類するステップが、前記パターン化されたフォトレジスト層の前記欠陥を間隙または突起に分類することを含むことを特徴とする請求項15に記載のプリント回路基板の製造プロセス。
【請求項17】
前記パターン化されたフォトレジスト層が少なくとも1つの間隙による欠陥を有し、前記間隙を充填するためにインクジェット印刷方法が実行されることを特徴とする請求項16に記載のプリント回路基板の製造プロセス。
【請求項18】
前記パターン化されたフォトレジスト層が少なくとも1つの突起による前記欠陥を有する場合に、前記突起を取り除くためにレーザ方法が実行されることを特徴とする請求項16に記載のプリント回路基板の製造プロセス。
【請求項19】
前記パターン化されたフォトレジスト層が少なくとも1つの突起による前記欠陥を有する場合に、前記突起を取り除くためにレーザ方法が実行されることを特徴とする請求項17に記載のプリント回路基板の製造プロセス。
【請求項20】
前記パターン化されたフォトレジスト層がインクジェット印刷方法によって前記金属層に形成されることを特徴とする請求項14に記載のプリント回路基板の製造プロセス。

【図11】
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【公開番号】特開2007−110065(P2007−110065A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−30300(P2006−30300)
【出願日】平成18年2月7日(2006.2.7)
【出願人】(504366109)欣興電子股▲ふん▼有限公司 (21)
【Fターム(参考)】