説明

フォークリフト

【課題】カウンタウエイト自体に防音部材を設けることなく、ドローバーとカウンタウエイトとの衝突により発生する騒音を防止する。
【解決手段】ドローバー4は、円柱部40の周側面から直径方向で、互いに反対方向に突出する係止部41を備える。また、ドローバー4は、ドローバー4を軸方向に付勢するための圧縮ばね部材42を、円柱部40に外嵌されるように、円柱部40の上端に備える。一方、カウンタウエイト3には、開口部32を間にして、ドローバー4を挿入するための上挿入孔5および下挿入孔6を形成する。ドローバー4を挿入孔5、6に挿入したときに、圧縮されたばね部材42により、ドローバー4を挿入方向と反対の方向(上方向)へ付勢し、そして、係止部41により、付勢されて挿入孔5、6から抜け出ようとするドローバー4をカウンタウエイト3に係止することで、ドローバー4をカウンタウエイト5に取り付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、牽引部材を連結するためのドローバー(牽引ピン)を備えたフォークリフトに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、フォークリフトは、車体が緊急停止した場合にフォークリフトを牽引するため、ドローバー(牽引ピン)を備えている。そして、故障などにより車体が停止したときには、ドローバーにワイヤ、チェーンなどの牽引部材を連結し、車体の牽引を行う。
【0003】
このドローバーは、一般的には、フォークリフトの車体後方に取り付けられたカウンタウエイトに設けられる。例えば、カウンタウエイトに縦長形状の挿入孔を形成し、ドローバーをこの挿入孔に挿入し、収納している。
【0004】
しかし、単にドローバーをカウンタウエイトの挿入孔に挿入して、収納するだけの構成では、フォークリフトの走行により車体が振動すれば、ドローバーは、この振動によって、挿入孔内でカウンタウエイトと断続的に衝突し、これによって騒音が発生してしまう。このようなドローバーとカウントウエイトとの衝突による騒音は、フォークリフトを操作するオペレータだけでなく、フォークリフト周辺の作業者にも、非常に大きい不快感を与えるものである。
【0005】
そこで、例えば、特許文献1では、カウンタウエイトに形成した受け穴(挿入孔)に異音発生防止部材を配設したフォークリフトが記載されている。このフォークリフトは、ドローバーを受け穴に挿入したときに、異音発生防止部材を、ドローバーとカウンタウエイトとの間に介在させることによって、ドローバーとカウンタウエイトとの断続的な衝突による騒音を防止している。
【0006】
この特許文献1のようにカウンタウエイトの挿入孔に騒音を防止するために必要となる部材(防音部材)を取り付けることにより、または、カウンタウエイトの挿入孔に防音部材を一体的に形成することにより、フォークリフトは、ドローバーとカウンタウエイトとの衝突による騒音を防止している。
【0007】
しかしながら、大型の鋳物であるカウンタウエイトに形成した小さな挿入孔に、防音部材を取り付けるのには、その取り付けに時間も手間もかかってしまう。また、カウンタウエイトの挿入孔に、防音部材を一体的に形成する構成では、コストが高くなってしまうという問題があった。そのため、カウンタウエイト自体に防音部材を設けることなく、ドローバーとカウンタウエイトとの騒音を防止できることが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】実開平06−39513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本願発明は、カウンタウエイト自体に防音部材を設けることなく、ドローバーとカウンタウエイトとの衝突により発生する騒音を防止できるフォークリフトを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本願発明に係るフォークリフトは、車体の後方に設けられ、車体の重量バランスをとるためのカウンタウエイトと、カウンタウエイトに形成された挿入孔に着脱可能に設けられ、牽引部材を連結するためのドローバーと、を備えたフォークリフトであって、
ドローバーは、挿入孔に挿入されたドローバーを軸方向に付勢する付勢手段と、付勢手段によって付勢されたドローバーをカウンタウエイトに係止可能な係止部と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
好ましくは、カウンタウエイトは、挿入孔の一端に、付勢手段を係止し、収納する付勢手段収納部と、挿入孔の他端に、係止部を係止し、収納する係止部収納部と、を備える。
【0012】
好ましくは、係止部は、挿入孔に挿入されたドローバーが軸周りに回転することで、係止位置と解除位置とに回動可能である。
【発明の効果】
【0013】
本願発明に係るフォークリフトでは、ドローバーが、付勢手段および係止部を備える。そして、この付勢手段によって、カウンタウエイトの挿入孔に挿入されたドローバーは、軸方向へ付勢される。軸方向に付勢されたドローバーは、挿入孔から抜け出ようとするが、このとき係止部が係止されることによって、ドローバーは挿入孔から抜け出ることができず、カウンタウエイトに係止される。
【0014】
すなわち、ドローバーは、付勢された状態でカウンタウエイトに係止されるので、カウンタウエイトに押し付け固定されるように取り付けられる。そのため、走行により車体が振動したとしても、ドローバーが挿入孔内でカウンタウエイトに断続的に衝突することはなく、ドローバーとカウンタウエイトとによる騒音を防止することができる。
【0015】
さらに、本願発明に係るフォークリフトでは、ドローバーの騒音を防止するために必要となる部材(付勢手段および係止部)は、すべてドローバーに設けており、カウンタウエイトには設けていない。すなわち、カウンタウエイトには、ドローバーを挿入するための挿入孔を形成しておくだけよく、カウンタウエイトに防音部材を取り付けたり、一体的に形成する構成は不要となる。結果、フォークリフトのコストダウンになる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本願発明に係るフォークリフトを示す側面図である。
【図2】ドローバーを示す正面図である。
【図3】ドローバーを取り付けるカウンタウエイトを示す斜視図である。
【図4】カウンタウエイトを示す図であって、図4Aは図3のA−A線の断面図であり、図4Bは図3のB−B線の断面図である。
【図5】ドローバーをカウンタウエイトに取り付ける途中の様子を示す図である。
【図6】ドローバーをカウンタウエイトに取り付ける様子を示す図であり、図6Aはドローバーの係止部が解除位置にある状態を示す図であって、図6Bはドローバーの係止部が係止位置にある状態を示す図である。
【図7】ドローバーをカウンタウエイトに取り付けた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面に基づいて、本願発明に係るフォークリフトの実施形態を説明する。
【0018】
フォークリフトは、図1に示されるように、車体を構成するフレーム1を備える。フォークリフトは、車体の前方に、荷物の積載および昇降を行うフォーク2を備え、車体の後方に、フォーク2によって荷物を積載し、昇降するときに、車体の重量バランスをとるためのカウンタウエイト3を備える。
【0019】
さらに、フォークリフトは、図2に示される、フォークリフトが緊急停止などした場合に、フォークリフトを牽引するために用いるドローバー(牽引ピン)4を備える。このドローバー4は、カウンタウエイト3に取り付けられ、フォークリフトを牽引するときに、ワイヤ、チェーンなどの牽引部材(図示せず)を連結するためのものである。
【0020】
ドローバー4は、縦長の円柱形状に形成された円柱部40を備える。さらに、ドローバー4は、カウンタウエイト3へ取り付ける際に、ドローバー4をカウンタウエイト3に係止可能にするため一対の係止部41を備える。係止部41は、円柱部40の周側面から、直径方向であって、互いに反対方向に突出するように設けられる。係止部41は、円柱部40の中央より少し下側に位置するように設けられる。係止部41は、円柱部40に直径方向に貫通した貫通孔を設け、この貫通孔に1個のピン部材を貫通させ、このピン部材の両端によって構成される。または、係止部41は、円柱部40に一体的に形成される。
【0021】
さらに、ドローバー4は、カウンタウエイト3へ取り付ける際に、ドローバー4を付勢するための付勢手段として、円柱部40に外嵌された圧縮ばね部材42を備える。このばね部材42の一端42aは、円柱部40の上端で固定されることによって、固定端となる。一方、ばね部材42の他端42bは、円柱部40に固定されず、ドローバー4の軸方向に移動可能なリング部材43が取り付けられ、自由端となる。
【0022】
さらに、ドローバー4は、カウンタウエイト3への取り付け、取り外しの際に、作業者が把持するための把持部44を、円柱部40の上端に備える。
【0023】
上記構成からなるドローバー4を取り付けるカウンタウエイト3を図3に示す。カウンタウエイト3は、適所に、車体のフレーム2に取り付けるための取付孔(図示せず)が形成され、この取付孔とフレーム2に形成した取付孔(図示せず)とに、取付ボルト31を挿通し、締め付けることによって、車体の後部に取り付けられる。
【0024】
さらに、カウンタウエイト3は、図3および図4Aに示すように、ドローバー4を挿入するため、上下方向(鉛直方向)に、互いに同軸状になるように形成された2つの挿入孔5、6を備える。この挿入孔5、6は、後方に向かって開口した開口部32を間にして、開口部32の上側に形成された上挿入孔5と、開口部32の下側に形成された下挿入孔6とによって構成される。
【0025】
上挿入孔5は、上下に貫通するよう形成されており、その上端が、カウンタウエイト3の上面33において上方および後方に開かれた凹部34と連通し、その下端が、開口部32と連通している。一方、下挿入孔6は、その上端が、開口部32と連通し、下端は閉口している。この構成によって、ドローバー4を上挿入孔5の上側から挿入し、開口部32を上下に通過し、下挿入孔6にまで挿入できるようになっている。
【0026】
上挿入孔5は、その上端に、ドローバー4のばね部材42を収納するためのばね収納部50(付勢手段収納部)が形成され、その下端には、ドローバー4の係止部41を収納するための係止部収納部51が形成される。上挿入孔5は、このばね収納部50、係止部収納部51、および、この二つの収納部50、51の間の中間部52によって構成される。
【0027】
本実施例における、上挿入孔5の中間部52の水平方向の断面は、図4Bに示すように、円形状の円形部52aと、円形部52aの直径方向であって、互いに反対方向に突出するように設けられた切欠部52bとで構成される形状となっている。すなわち、中間部52の断面形状は、ドローバー4の係止部41の位置における、ドローバー4の軸方向に垂直な断面に対応する形状となっている。この断面形状により、円柱部40は円形部52aを通過し、係止部41は切欠部52bを通過するようにして、ドローバー4のうち円柱部40、係止部41だけが中間部52を通過でき、リング部材43、ばね部材42は中間部52を通過することができないようになっている。
【0028】
上挿入孔5のうちばね収納部50および係止部収納部51の水平方向の断面形状は、円形である。双方の収納部50、51の断面形状はいずれも、中間部52の断面形状よりも大きく、ばね収納部50は、円柱部40、係止部41、ばね部材42、リング部材43を挿入可能で、係止部収納部51は、円柱部40、係止部41を挿入可能である。
【0029】
下挿入孔6は、その水平方向の断面形状が、円形である。下挿入孔6の断面形状は、ドローバー4の係止部41を挿入可能な大きさである必要はなく、円柱部40を挿入できる大きさであればよい。
【0030】
次に、ドローバー4のカウンタウエイト3への取り付けについて説明する。
【0031】
まず、ドローバー4の把持部44を把持して、ドローバー4を、上挿入孔5の上側から(ばね収納部50側から)、挿入孔5、6に挿入する。ドローバー4を挿入すると、図5に示すように、ドローバー4の円柱部40の下端は、上挿入孔5、開口部32を通って、下挿入孔6に挿入され、係止部41は、上挿入孔5のばね収納部50を通って、中間部52の切欠部52bに挿入される。そして、リング部材43は、ばね収納部50に挿入され、ばね収納部50の下端(底面)に達する。
【0032】
ここで、上挿入孔5の中間部52は、上述のように、円柱部40および係止部41だけが通過でき、リング部材43は通過することはできない断面形状となっている。そのため、リング部材43は、さらに挿入方向(下方向)へ移動することはできず、ばね収納部50の下端で係止される。しかしながら、リング部材43は、ばね部材42の自由端42bに取り付けられ、円柱部40には固定されていないので、リング部材43がばね収納部50で係止されたとしても、円柱部40自体は係止されず、円柱部40はさらに挿入方向へ移動可能である。
【0033】
したがって、図5に示す状態から、さらにドローバー4を挿入孔5、6に挿入すると、リング部材43がばね収納部50の下端で係止された状態のまま、円柱部40および係止部41は、さらに挿入方向に進んでいく。
【0034】
このとき、ばね部材42の固定端42aは、円柱部40の上端に取り付けられているので、円柱部40とともに、さらに挿入方向へ移動する。すると、ばね部材42の固定端42aは、ばね収納部50で係止されたリング部材43(自由端42b)に近接するため、ばね部材42はばね収納部50内で圧縮される。その結果、ドローバー4は、圧縮したばね部材42の付勢力によって、挿入方向と反対の方向(上方向)に付勢される。
【0035】
このばね部材42の付勢力に反して、ドローバー4をさらに挿入孔5、6に押し込んで、図6Aに示すように、係止部41を、係止部収納部51に位置させる。それから、ドローバー4を、把持部44によって、その軸周りに90°回転させて、係止部41を回動させる。そして、ドローバー4の押し込みを解く。
【0036】
ドローバー4は、その軸周りに90°回転すると、図6Bに示す状態となり、押し込みを解くと、ばね部材42の付勢力によって上方向に押し戻される。しかしながら、このとき、係止部41は、挿入時の位置から90°ドローバー4の軸周りに回動しているため、係止部41の真上に、中間部52の切欠部52bが位置していない。そのため、ドローバー4がばね部材42の付勢力により上方向に押し戻されても、係止部41は、切欠部52bを通ることはできず、係止部収納部51の上端(上面)で係止される。したがって、ドローバー4は、図6Bに示す状態からさらに上方向に移動することはできず、結果、カウンタウエイト3に係止される。
【0037】
このように、係止部41が係止部収納部51で係止されることで、ドローバー4はカウンタウエイト3に係止され、図6Bおよび図7に示されるように、ドローバー4をカウンタウエイト3に取り付けることができる。
【0038】
ドローバー4をカウンタウエイト3に取り付けたとき、ドローバー4の円柱部40はカウンタウエイト3の開口部32を上下に貫通する。そこで、牽引部材をカウンタウエイト3の側面から開口部32に通し、円柱部40に連結することにより、フォークリフトを牽引することができる。
【0039】
このドローバー4の取り付けでは、ドローバー4は、ばね部材42の付勢力により上方向に付勢された状態で係止部41に係止されているため、カウンタウエイト3に押し付け固定された状態で取り付けられる。したがって、フォークリフトの走行により車体が振動し、この振動がドローバー4に伝わっても、ドローバー4が挿入孔5、6内でカウンタウエイト3に断続的に衝突することはなく、ドローバー4とカウンタウエイト3との衝突による騒音は発生しない。
【0040】
さらに、図6Bおよび図7に示すように、ドローバー4をカウンタウエイト3に取り付けたとき、リング部材43および圧縮されたばね部材42は、ばね収納部50に収納され、係止部41は、係止部収納孔51に収納される。したがって、ドローバー4を挿入孔5、6に挿入し、カウンタウエイト3に取り付けたときに、これら41、42、43は外観上視認することができず、ドローバー4を取り付けたときの見た目がよい。
【0041】
さらに、図7に示すように、ドローバー4をカウンタウエイト3に取り付けたときに、ドローバー4の上端の把持部44は、上挿入孔5に挿入されず、ドローバー4の凹部34に位置するようになっている。このように、把持部44を凹部34に位置させることによって、把持部44が、カウンタウエイト3の上面33から突出しないようにし、作業者や、障害物に接触する危険性を低くしている。加えて、凹部34は、上方および後方に開かれるよう形成されているため、ドローバー4をカウンタウエイト3から取り出すときに、把持部44を把持し易い構造となっている。
【0042】
次に、ドローバー4のカウンタウエイト3からの取り外しについて説明する。
【0043】
ドローバー4は、図6Bに示すように、係止部41が係止部収納部51において係止される位置(以下、係止位置という)にあることで、カウンタウエイト3に係止されているため、単純にドローバー4を上方向に引いても、挿入孔5、6から引き抜くことはできない。
【0044】
そこで、把持部44を把持して、ドローバー4を再びその軸周りに90°回転させて、係止部41を回動させ、ドローバー4を図6Bに示す状態から図6Aに示す状態にする。これによって、係止部41の真上に、中間部52の切欠部52bが位置するようになる。すなわち、係止部41は、係止部収納部51における係止が解除される位置(以下、解除位置という)にまで回動する。
【0045】
これによって、ドローバー4のカウンタウエイト3へ係止が解除されるため、そのままドローバー4を上方向に引き上げれば、係止部41が中間部52の切欠部52bを通過し、ドローバー4は挿入孔5、6から引き抜かれる。
【0046】
このように、挿入孔5、6に挿入されたドローバー4を軸周りに回転して、係止部41を係止位置と解除位置とに回動させることによって、ドローバー4のカウンタウエイト3への取り付けと取り外しが可能となる。
【符号の説明】
【0047】
フレーム 1
フォーク 2
カウンタウエイト 3
開口部 32
凹部 34
ドローバー 4
係止部 41
ばね部材(付勢手段) 42
把持部 44
上挿入孔 5
ばね収納部 50
係止部収納部 51
中間部 52
下挿入孔 6

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体の後方に設けられ、前記車体の重量バランスをとるためのカウンタウエイトと、
前記カウンタウエイトに形成された挿入孔に着脱可能に設けられ、牽引部材を連結するためのドローバーと、を備えたフォークリフトであって、
前記ドローバーは、
前記挿入孔に挿入された前記ドローバーを軸方向に付勢する付勢手段と、
前記付勢手段によって付勢された前記ドローバーを前記カウンタウエイトに係止可能な係止部と、を備えたことを特徴とするフォークリフト。
【請求項2】
前記カウンタウエイトは、前記挿入孔の一端に、前記付勢手段を係止し、収納する付勢手段収納部と、前記挿入孔の他端に、前記係止部を係止し、収納する係止部収納部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載のフォークリフト。
【請求項3】
前記係止部は、前記挿入孔に挿入された前記ドローバーが軸周りに回転することで、係止位置と解除位置とに回動可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフォークリフト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−246214(P2011−246214A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−118982(P2010−118982)
【出願日】平成22年5月25日(2010.5.25)
【出願人】(000232807)日本輸送機株式会社 (320)
【Fターム(参考)】