説明

フリップ式封止装置およびそのシステムならびにそれらを使用してタイヤに空気充填するための方法

インフレータ装置(100)が開示される。大気圧(AP)から封止する際、空気充填工程中にタイヤビード(16)とホイールビード座(18)との間の開放空気通路(125)を維持する封止組立体(102)を、インフレータ装置(100)は含む。また、インフレータ装置(100)の封止部(106)も開示される。大気圧(AP)から封止すると同時に、空気充填工程中にタイヤビード(16)とホイールビード座(18)との間の開放空気通路(125)を維持するように適合する可撓内周部(150)を有する円環形状を、封止部(106)は含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的にインフレータ装置、より詳細にはタイヤなどのための自動インフレータ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
タイヤ/ホイール組立設備は、車両ホイールに車両タイヤを取り付けるための1つまたはそれ以上の自動化されたタイヤ・ホイール組立ラインを組み込みうる。一般的には、この工程は異なる作業、すなわち、(a)ホイールにタイヤを取り付ける作業、(b)所望の圧力でタイヤに空気を充填する作業、(c)タイヤ/ホイール組立品のバランスをとる作業、の間で関係する。これらの作業のすべてとは言わないまでもそのほとんどは、ロボットシステム等の方法で、自動化された高速空気充填技法の使用により実現されうる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の技法はホイールにタイヤを迅速に組み付ける利点を備えるにもかかわらず、そのような技法は、空気充填工程のあいだ、大量の空気を必要とするかもしれない。また、公知の空気充填システムは、空気充填段階のあいだ、タイヤ・ビードやホイールビード座に大きな力を作用させる。これらの大きな力を吸収するため、ホイールに取り付けられるタイヤに空気充填するには、大型で頑丈な構造が通常求められる。それゆえ、従来技術の欠点を克服するような、装置、システム、ならびに高速空気充填技法に対する必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、付属図面を参照して、実施形態によって下記に説明される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
図1ならびに図3〜図5Fにおいて、実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品は全般的に符号10で示され、インフレータ装置は全般的に符号100で示される。示されるとおり、タイヤ/ホイール組立品10は、組立ライン搬送台車50に配置されるタイヤ12とホイール14を含む。
【0006】
図1に見られるとおり、一般に、インフレータ装置100は、台座部101と、台座部101に搬送台車50を固定し保持するための固定保持装置103と、台座部101から伸張する複数の垂直支持アーム105と、複数の垂直支持アーム105によって支持される水平支持部107と、タイヤ/ホイール組立品10に対して1つまたは複数のインフレータ111の配置を調整するプランジャ部109と、制御器113と、プランジャ部109の動作を生じさせるため制御器113によって駆動されるモータ115と、タイヤ12に空気充填するため1つまたは複数のホース119を介して各1つまたは複数のインフレータ111に加圧空気を供給するため制御器113によって駆動される加圧/減圧供給装置117と、を含む。
【0007】
ある実施形態によると、タイヤ/ホイール組立品10と搬送台車50とインフレータ装置100との組合せは、ホイール14に取り付けられたタイヤ12に空気充填するためのシステム175を定義する。ある実施形態によると、システム175は、周囲気圧測深、AP(図5D、5E)から封止する一方、空気充填工程中にタイヤビード16とホイールビード座18との間(図3〜5F)の開放空気通路125(図5B〜5D)を維持する装置102(図2)を含み、他方、タイヤビード16およびホイールビード座18に対して与えられる、従来装置に付随する大きな力もまた、低減し/実質的に除去する。
【0008】
図2を参照する。装置102は、図5Bに示されるところでは封止部106が上に向き、および図5Eに示されるところでは封止部106が下に向くのに従って、“フリップ式”封止組立体と呼ばれうる。示されるとおり、フリップ式封止組立体102は、搬送板104と、フリップ式封止部106と、受台108と、保持部110とを含む。一般に、フリップ式封止部106と、受台108と、保持部110はそれぞれ、中心軸A−Aで軸方向に整合される円形の環形状を含む。受台108は、中心軸A−Aを取り巻くリム部112と、リム部112から延長し中心軸A−Aから離れる方向に伸びる第1の放射状部114と、リム部112から延長し中心軸A−Aの方に伸びる第2の放射状部116とを含む。
【0009】
フリップ式封止部106と、受台108と、保持部110のそれぞれは、任意の所望の方法を使用することにより接合されうる。ある実施形態によると、フリップ式封止部106と、受台108と、保持部110は、多くの締結装置、接着剤、溶接などによって接合されうる。示される実施形態によると、フリップ式封止部106と、受台108と、保持部110は、4つの締付けねじ124a〜124dをそれぞれ受けるための、4つの通孔118a〜118d、120a〜120d、122a〜122dをそれぞれ含む。しかしながら、任意の所望の数の通孔118a〜118d、120a〜120d、122a〜122d、および締付けねじ124a〜124dが、フリップ式封止部106と受台108と保持部110を接合するように使用されうることは、理解されるであろう。
【0010】
フリップ式封止組立体102は、任意で、搬送板104と第1の放射状部114の上面115との間に配置されるスペーサ126a〜126fを含みうる。しかしながら、スペーサ126a〜126fは除去されてもよいし、搬送板104が放射状部114に直に接してもよいことは、理解されるであろう。
【0011】
図5A〜5Fに示されるとおり、一般に、受台108は、受台108の外周部130および受台108の内周部132を規定する側板部128(図5A〜5F)を含む。ある実施形態によると、フリップ式封止部106は、受台108の内周部132のまわりに位置づけられ、第2の放射状部116の内周面134とリム部112の内周面136とに接する。いったん、フリップ式封止部106が上述のように受台108に対して配置されると、保持部110は、フリップ式封止部106と接し、これを受台108の第2の放射状部116とで挟持し、保持部110の端部138は、リム部112の内周面136と接する。
【0012】
図3および4を参照する。いったん、フリップ式封止組立体102が上述のとおり配置されると、フリップ式封止組立体102の搬送板104は、例えば1つまたは複数の締結金具140で、プランジャ部109に固定される。次に、図5A〜5Fを参照すると、搬送板104に形成される1つまたは複数の各通孔142と、フリップ式封止組立体102の、全般的に符号144で示される1つまたは複数の通孔とを貫いて、1つまたは複数のインフレータ111は挿入されうる。示されるとおり、1つまたは複数の通孔144を規定するために、フリップ式封止部106、受台108、保持部110のそれぞれを軸方向の位置合わせで、通孔がそれぞれ形成される。
【0013】
図3〜5Fを参照すると、ある実施形態に係る、インフレータ装置100の1つまたは複数のインフレータ111およびフリップ式封止組立体102を使用してタイヤ12に空気充填するための方法が記載されている。初めに、図3に見られるとおり、1つまたは複数のインフレータ111およびフリップ式封止組立体102はタイヤ/ホイール組立品10の上方の取り外された状態にあって、タイヤ12は、ホイール14のまわりで空気充填されていない状態で弛緩している。次に、図4および図5Aに示されるとおり、プランジャ部109は、1つまたは複数のインフレータ111およびフリップ式封止組立体102を矢印D方向にタイヤ/ホイール組立品10のタイヤ12とホイール14との連結の第1の位置まで下げる。すなわち、(a)リム部112の円周方向端部131はタイヤ12に接し、(b)フリップ式封止部106の内側面146(図5A)は、ホイールビード座18の外側面20に接する。
【0014】
プランジャ部109は、インフレータ111およびフリップ式封止組立体102を矢印D方向に移動し続けるので、フリップ式封止部106の内側面146およびそれに続いて内周側部148は、ホイールビード座18の外側角22上を滑動し、次に、図5Bに示されるとおり、フリップ式封止部106の内側面146がホイールビード座18の円周方向外周部24の一部に接するようにさせる。したがって、この方向で、フリップ式封止部106の可撓内周部150は、フリップ式封止部106が(図5Bの見地に従って)おおむねL形状断面位置の方向に動かすように“フリップ”される。同時に、リム部112の円周方向端部131は、タイヤビード16をホイールビード座18から離し、これらの間に開放空気通路125を用意するように移動させる。
【0015】
いったん、フリップ式封止部106の可撓内周部150が、矢印D方向にホイールビード座18の円周方向外周部24を越えて進むと、フリップ式封止部106は図5Bのフリップされた位置から図5Cに示される弛緩位置に弾力的に動かされる。図5Cに示されるとおり、タイヤ12に対するリム部112の円周方向端部131の位置調整によって備えられる開放空気通路125を介してタイヤ12に空気充填するための高速空気充填技法を開始するために、加圧流体Pが、1つまたは複数のホース119を通って、1つまたは複数のインフレータ111の1つまたは複数のノズル121から与えられる。図5Cに示されるタイヤ/ホイール組立品10に対するフリップ式封止部106の位置調整の前、中、後に、加圧流体Pは、1つまたは複数のホース119を介して与えられうることは、理解されるであろう(すなわち、図5Aおよび5Bに示されるとおり、いかなるときも、加圧流体Pは1つまたは複数のホース119を介して与えられうる)。加圧流体Pは、任意の所望の流体、例えば空気、窒素などを含んでよいことは、理解されるであろう。
【0016】
図5Cに見られるとおり、いったん、フリップ式封止部106の可撓内周部150が、上述のようにホイールビード座18の円周方向外周部24を越えて進むと、矢印D方向と逆である、矢印D’方向に、プランジャ部109は、インフレータ111およびフリップ式封止組立体102を移動し始めうる。したがって、図5Dに見られるとおり、矢印D’方向に、フリップ式封止部106はホイールビード座18の円周方向外周部24に向かって進むので、フリップ式封止部106の外側面152はホイールビード座18の内側面26に接する。フリップ式封止部106は、周囲の空気圧APからタイヤ/ホイール組立品10を封止するという事実によって、フリップ式封止組立体102が図5Dに示される方向に位置づけられるとき、タイヤ12は急速かつ充分に空気充填されることは、理解されるであろう。インフレータ装置100の設計において使用されるインフレータ111の数量次第で、加圧流体Pによりタイヤ12に加圧するにはおよそ1ないし5秒ほどかかるかもしれない。
【0017】
それから、図5Eに見られるとおり、プランジャ部109は1つまたは複数のインフレータ111およびフリップ式封止組立体102を矢印D’方向に移動し続けるので、フリップ式封止部106の外側面152は、ホイールビード座18の内側角28上を滑動し、今度は、フリップ式封止部106の外側面152をホイールビード座18の円周方向外周部24の一部に連結させる。したがって、この方向で、フリップ式封止部106の可撓内周部150は、(図5Eの見地に従って)おおむね逆L形状断面位置の方向に押し込まれる。図5Eにおけるフリップ式封止部106の下部位置は、図5Bに示されるフリップ式封止部106の隆起位置と概ね逆である。同時に、タイヤ12の円周方向空隙Cにおける加圧流体Pが開放空気通路125を閉鎖し、かつ、タイヤビード16がホイールビード座18にそれ自身が取り付けられることを可能にするよう、リム部112の円周方向端部131は、タイヤ12の円周方向空隙Cにおける加圧流体Pの助力を伴って、タイヤビード16から離れるように移動される。
【0018】
矢印D’方向に、プランジャ部109は、1つまたは複数のインフレータ111およびフリップ式封止組立体102を移動し続けるので、フリップ式封止部106の外側面152と、これに続く内周面部148は、ホイールビード座18の外角部22を越えて滑動し、次に、図5Fに示されるとおり、フリップ式封止部106の可撓内周部150を、図5Eの下方位置から、図5Aに示される位置と同様の弛緩位置に弾力的に動かす。
【0019】
1つまたは複数のインフレータ111およびフリップ式封止部106が、図5Eに示されるタイヤ/ホイール組立品10に相関するように位置づけられる前、中、後に、1つまたは複数のノズル121からの加圧流体Pの供給が停止されうることは、理解されるであろう。加圧流体Pが1つまたは複数のノズル121から依然として供給されているならば、1つまたは複数のインフレータ111およびフリップ式封止組立体102を矢印D’方向に押し、いったん開放空気通路125が上述の通り閉鎖されるとタイヤ/ホイール組立品10から離れるように押すよう、加圧流体Pは、単独で、または、プランジャ部109と併用して使用されうる。
【0020】
図6A〜6Dを参照すると、フリップ式封止部106の代替の実施形態は、全般的に実施形態に係る符号106a〜106cで示される。図2の中央開口部Oおよび中心軸A−Aとの比較のため、中心軸A−Aおよび中央開口部Oが図6A〜6Dにおける参照の枠として与えられてはいるが、図6A〜6Dの中央開口部Oの直径は、フリップ式封止部106a〜106c、106の実際の大きさを示さない。しかしながら、図5Dおよび5Eにおいて示されるとおり、大気圧APからの封止を生じさせるために、中央開口部Oが、(図3および4の)ホイールDの直径とほぼ同一かそれ未満であるかぎり、中央開口部Oの直径が任意の所望の直径を含んでよいことは、理解されるであろう。
【0021】
図6Aに見られるとおり、フリップ式封止部106aはおおむね均一の肉厚Taを含み、その可撓内周部150aに近接するところで異なる肉厚を有しない。示されるとおり、内周側部148aは、フリップ式封止部106aの内側面146aおよび外側面152aに対する略垂直縁部154aを含む。
【0022】
図6Bに見られるとおり、フリップ式封止部106bは、第1の肉厚Tb−1から、可撓内周部150bに近接する第2の肉厚Tb−2までの範囲内であって、おおむね非均一の肉厚を含む。示されるとおり、内周側部148bは、フリップ式封止部106bの内側面146bおよび外側面152bに対する略垂直縁部154bを含む。ある実施形態において、肉厚の減少は、結果として、外面面152bにおいて可撓内周部150bに近接する角度θの勾配となりうる。角度θは、例えば、5°〜15°にほぼ等しくてよい。
【0023】
図6Cに見られるとおり、フリップ式封止部106cは、フリップ式封止部106bとおおむね同等であり、第1の肉厚Tc−1から、可撓内周部150cに近接する第2の肉厚Tc−2までの範囲内であって、おおむね非均一の肉厚を含む。また、内周側部148cは、フリップ式封止部106cの内側面146cおよび外側面152cに対する略垂直縁部154cを含む。ある実施形態において、肉厚の減少は、結果として、外側面152cにおいて可撓内周部150cに近接する角度θの勾配となりうる。角度θは、例えば、5°〜15°にほぼ等しくてよい。
【0024】
さらに、フリップ式封止部106cは、フリップ式封止部106の外側面152cに配置される円周方向くぼみ部156cを含む。円周方向くぼみ部156cを含まれないとき(すなわち、図6Bに示されるとおりフリップ式封止部があるとき)、フリップ式封止部106bの半径長さLは、封止部106bが弛緩位置の方向からフリップされたまたは方向づけられた位置への動かされるときのモーメントアームの絶対値を定義する。しかしながら、円周方向くぼみ部156cが半径長さLに沿って配置される場合、モーメントアームの絶対値は、半径長さLに縮減される。したがって、フリップ式封止部106cがホイールビード座18に接するときに、モーメントアームの絶対値の減少は、フリップ式封止部106cを停止位置へ/からフリップされたまたは方向づけられた位置に動くために使用される可撓内周部150cに適用される力の量を、効果的に縮減する。円周方向くぼみ部156cが、半径長さLで外側面152cに配置されるように示されているが、円周方向くぼみ部156cは、フリップ式封止部106の内側面146cに配置されうること、および/または、図6Cに示されるよりも小さいかまたは大きい、任意の所望の半径長さLで配置されることは、理解されるであろう。
【0025】
図6Dに見られるとおり、図1〜5Fのフリップ式封止部106は、ある実施形態によって示される。フリップ式封止部106は、内周側部148の位置以外はフリップ式封止部106の半径長さL方向におおよそ均一の肉厚Tを含む。内周側部148は、略丸コーナ158と、外側面152に近接する丸コーナ158に内側面146から伸びる傾斜平坦部160とを含む。ある実施形態によると、傾斜平坦部160は、例えば30°〜60°にほぼ等しい勾配θを含みうる。傾斜平坦部160が、外側面152に近接する丸コーナ158に内側面146から伸びるように示されているが、傾斜平坦部160は、内側面146に近接する丸コーナ158に外側面152から伸びうることは、理解されるであろう。
【0026】
図7を参照する。ある実施形態によると、中央牽引式インフレータ装置は、全般的に符号200で示される。また、タイヤ/ホイール組立品も全般的に符号10で示され、組立ライン搬送台車50の上に位置づけられるタイヤ12およびホイール14を含む。合わせて、タイヤ/ホイール組立品10、搬送台車50、およびインフレータ装置200の組合せは、ホイール14に取り付けられるタイヤ12を空気充填するためのシステム275を定義する。
【0027】
中央牽引式インフレータ装置200は、フリップ式封止組立体102および、図1〜5Fにおいて上述された符号101〜121の部品を含む。フリップ式封止組立体102および、符号101〜121の部品は、上述と同様に機能し、それゆえ、簡潔にする目的で、ここでは詳細に記載されない。
【0028】
フリップ式封止組立体102および、符号101〜121の部品に加えて、空気充填装置200もまたタイヤ/ホイール組立品牽引機構202を含む。タイヤ/ホイール組立品牽引機構202は、一般に、タイヤ/ホイール組立品支持部材204、軸部206、軸部固定装置208を含む。任意のスペーサ210a、210bは、搬送台車50と支持部材204との間に位置づけられうる。
【0029】
図8Aに見られるとおり、支持部材204は、締結板212と1つまたは複数の締結金具214で軸部206に取り付けられうる。要望があれば、支持部材204と軸部206は、例えば、溶接などを含むどのような連結によっても取り付けられうる。示されるとおり、牽引機構202の寸法に適合させるために、スペーサ126a〜126fは、図1に示されているものよりも厚い肉厚を含むことがある。
【0030】
軸部固定装置208をプランジャ部109に連接するため、調節ピン216は、搬送板104を貫いてプランジャ部109に通してもよい。以下により詳しく記述されるとおり、制御器113は、軸部固定装置208の上面部218と搬送板104の内面部162との間の間隔Sを減らしたり増やしたりする方法で、調節ピン216を調節しうる。調節ピン216は、例えば、ねじ式で機械的に駆動、または、代替的に油圧式に駆動されうるが、調節ピン216は、ねじ式で機械的にまたは油圧式に調節されるに限定されず、任意の所望の特性または機能的調節手段を含みうる。
【0031】
図7〜8Gを参照すると、インフレータ装置200の1つまたは複数のインフレータ111とフリップ式封止組立体102とを使用してタイヤ12に空気充填する方法は、ある実施形態により説明される。まず、図7に示されるとおり、プランジャ部109と軸部固定装置208は、搬送台車50の上に位置づけられる空気未充填タイヤ12を含むタイヤ/ホイール組立品10の上につり下げられる。次に、図8Aに示されるとおり、軸部206の鍵留め部220が軸部固定装置208の内径222に装入されるように、プランジャ部109は軸部固定装置208を矢印D方向に下ろす。いったん、鍵留め部220が上述したとおり位置づけられると、図8Aに示される固定されていない位置から、図8Bに示される固定された位置に、軸部固定装置208の鍵部224を矢印K方向に移動する信号を、制御器113は与えうる。
【0032】
いったん、鍵部224が図8Bに示される固定された位置に移動されると、スペーサ210a、210b、または搬送台車50から支持部材204を引き上げるため、制御器113は、プランジャ部109および/または調節ピン216が(矢印D方向と逆である)矢印D’方向にタイヤ/ホイール組立品10を引っ張るようにさせる。次に、図8Cに示されるとおり、プランジャ部109の動作は停止してもよく、制御器113は、調節ピン216に軸部固定装置208の上面部218を搬送板104の内面部162の方に(矢印D’方向に)引き寄せるようにさせる。それによって、上面部218と内面部162との間の間隔Sを減少させる。間隔Sを減少させることにより、図5A〜5Cに示されて上述されたとおり、フリップ式封止部106は移動される。
【0033】
いったん、間隔Sが極小化されるように、図8Dに示されるとおり、上面部218および内面部162が互いに隣接すると、加圧流体Pは、図8Eに示されるとおり、1つまたは複数のホース119によって導入される。加圧流体Pの導入は、図5Cおよび5Dに示され記載されたものと同様である。図8Eに示されるとおり、ある実施形態に係る加圧流体Pは、フリップ式封止部106をホイールビード座18の内側面26に連結させる。タイヤ12の円周方向空隙Cは加圧流体Pによって加圧されるにつれて、軸部206および軸部固定装置208が搬送板104から離れるように引き寄せて、上面部218と内面部162との間にある間隔Sを増加させるように、タイヤ12は(矢印D方向とほぼ同じ)矢印F方向に係る力を支持部材204に対して作用させるので、それぞれの面部162、218はもはや互いに隣接しない。一方、間隔Sは、(空隙Cが加圧されるにつれて)筒状部109を伸張するため制御器をプログラムすることによってもたらされうる。
【0034】
図8Fおよび8Gを参照する。間隔Sが増大し続けるにつれて、フリップ式封止部106は、図5Eおよび5Fに記載され示される方式で移動されるので、フリップ式封止部106は、下に向けられる位置に動かされ、タイヤ/ホイール組立品10の空気充填されたタイヤ12から取り外される。それから、図8Gに見られるとおり、制御器113は、調節ねじ216を、任意のスペーサ210a、210bまたは搬送台車50に隣接した図7に示されるその元の位置にタイヤ/ホイール組立品10が戻るようにしうる。
【0035】
図9Aおよび9Bを参照する。ある実施形態において、インフレータ装置は全般的に、符号300で示される。また、タイヤ/ホイール組立品は全般的に、符号10で示され、(図示されない)組立ライン搬送台車50の上に位置づけられるタイヤ12およびホイール14を含む。合わせて、タイヤ/ホイール組立品10、搬送台車50、およびインフレータ装置300の組合せは、ホイール14に取り付けられるタイヤ12を空気充填するためのシステム375を定義する。
【0036】
インフレータ装置300は、フリップ式封止組立体102および、図1〜5Fにおいて上述された符号101〜121の部品を含み、それゆえ、ここでは詳細に記載されない。しかしながらインフレータ装置300は、外側のフリップ式封止組立体102aと内側のフリップ式封止組立体102bを指す、少なくとも2つのフリップ式封止組立体102を、含む。外側および内側のフリップ式封止組立体102a、102bは、上述のフリップ式封止組立体102と同様に機能するけれども、外側および内側のフリップ式封止組立体102a、102bは、それらが受台108を共有する点で異なる。また、外側および内側のフリップ式封止組立体102a、102bは、図1〜8Gに示されるこれまでの実施形態に対して独特のものである。外側および内側のフリップ式封止組立体102a、102bは、さまざまなホイールの直径、DW1(図9A)、DW2(図9B)をそれぞれ収容するように伸縮関係で配置される。示されるとおり、フリップ式封止組立体102a、102bは、ホイールの直径DW1、DW2よりも大きい直径Dを含む受台108内に伸縮関係できっちり収められる。
【0037】
初めに、図9Aに示されるとおり、ホイール14のホイールビード座18は、インフレータ装置300の外側フリップ式封止部106aとホイールの整合する直径DW1を定める。外側フリップ式封止部106aは、外側のフリップ式封止組立体102aの一部であり、搬送板104に対する固定された位置にある。図9Bを参照すると、ホイール14のホイールビード座18は、直径DW1より小さいホイール直径DW2を有する。示されるとおり、ホイールビード座18は、インフレータ装置300の内側フリップ式封止部106bに整合する。内側フリップ式封止部106bは、内側のフリップ式封止組立体102bの一部であり、搬送板104に対して可動である。搬送板104に形成される開口部304を通って矢印D方向に移動するプランジャリング302の動作によって、内側フリップ式封止部106bは、動作可能になる。したがって、示されるとおり、内側のフリップ式封止組立体102bの内側フリップ式封止部106bは、ホイールビード座18に連結され、一方、外側フリップ式封止部106aは、内側のフリップ式封止組立体102bの一部に対して、それらの間で気密性のある封止部を形成するように封止する。
【0038】
図10を参照する。ある実施形態において、インフレータ装置は、全般的に、符号400で示される。また、タイヤ/ホイール組立品は全般的に、符号10a、10bで示され、組立ライン搬送台車50の上に位置づけられる。合わせて、タイヤ/ホイール組立品10a、10b、搬送台車50、およびインフレータ装置400の組合せは、それぞれのホイール14に取り付けられるタイヤを空気充填するためのシステム475を定義する。
【0039】
インフレータ装置400は、全般的に、プランジャ部109a〜109dと(図示されない)フリップ式封止組立体を支持するアーム406a〜406dの付いた回転柱を有する回転式コンベア402を含む。プランジャ部109a〜109dは、プランジャ部109とほぼ同等であり、フリップ式封止組立体は、図2に示され上述されたとおり、フリップ式封止組立体102とほぼ同等である。また、インフレータ装置400は、図1〜5Fにおいて上述された符号101〜121の部品を含み、それゆえ、簡潔にする目的で、ここでは詳細に記載されない。
【0040】
また、図9Aおよび9Bに記載された概念と同様に、インフレータ装置400は、異なる直径(すなわち、DW1、DW2)を有するホイール14においてタイヤ12を取り付けかつ空気充填する機能を果たす。示された実施形態によると、プランジャ部109b、109dに付随する受台108b、108dの直径は、直径DW1を有する(図示されない)ホイールに対する大きさで、取り付けて空気充填する(図示されない)タイヤを収容するような寸法にされうる。一方、プランジャ部109a、109dに付随する受台108a、108cの直径は、直径DW2を有する(図示されない)ホイールに対する大きさで、取り付けて空気充填する(示されない)タイヤを収容するような寸法にされうる。図9Aおよび9Bに示されるとおり、きちんと収められた伸縮組立体を提供する必要なく、個々の直径DW1、DW2を有するホイール14にタイヤ12を取り付け空気充填するために、回転式コンベア402の回転柱404は、所望の直径DW1、DW2を備えるように、四分回転矢印Qにしたがってほぼ90°回転しうる。
【0041】
図11を参照する。ある実施形態において、インフレータ装置は、全般的に、符号500で示される。また、タイヤ/ホイール組立品は全般的に、符号10a、10bで示され、組立ライン搬送台車50の上に位置づけられる。合わせて、タイヤ/ホイール組立品10a、10b、搬送台車50、およびインフレータ装置500の組合せは、それぞれのホイール14に取り付けられるタイヤ12を空気充填するためのシステム575を定義する。
【0042】
一般に、インフレータ装置500は、(図示されない)個々のフリップ式封止組立体とともに、第1、第2、第3のプランジャ部109a〜109cを有する軌道システム502を含む。図2に示され上述されたとおり、プランジャ部109a〜109cは、プランジャ部109とほぼ同等であり、フリップ式封止組立体は、フリップ式封止組立体102とほぼ同等である。また、インフレータ装置500は、図1〜5Fにおいて上述された符号101〜121の部品を含み、それゆえ、簡潔にする目的で、ここでは詳細に記載されない。
【0043】
また、図9A〜10に記載された概念と同様に、インフレータ装置500は、異なる直径(例えば、DW1、DW2)を有するホイール14に/の上でタイヤ12を取り付けかつ空気充填する機能を果たす。示された実施形態によると、プランジャ部109a、109b、109cに付随する受台108a、108b、108cの直径は、異なる直径DW1、DW2、DW3を有するホイール14に対する大きさで、取り付けかつ空気充填するタイヤ12を収容するような寸法にされうる。示されるとおり、所望の受台108a、108b、108cの下で、適切なホイール寸法の直径DW1、DW2、DW3のそれぞれにタイヤ/ホイール組立品10a、10bに位置づけられるように、搬送台車50は、軌道システム502の下側で矢印Mに従って移動されうる。
【0044】
図12を参照する。ある実施形態において、インフレータ装置は、全般的に、符号600で示される。また、タイヤ/ホイール組立品は全般的に、符号10で示され、組立ライン搬送台車50の上に位置づけられる。合わせて、タイヤ/ホイール組立品10、搬送台車50、およびインフレータ装置600の組合せは、それぞれのホイール14に取り付けられるタイヤ12を空気充填するためのシステム675を定義する。
【0045】
インフレータ装置600は、全般的に、1つのプランジャ部109を有する軌道システム602と、第1、第2、第3、第4、第5のフリップ式封止組立体102a〜102eとを含む。プランジャ部109は、図1〜5Fに示され上述されたとおり、プランジャ部109とほぼ同等であり、フリップ式封止組立体102a〜102eは、フリップ式封止組立体102とほぼ同等である。また、インフレータ装置600は、図1〜5Fにおいて上述されたとおり、符号101〜121の部品を含み、それゆえ、簡潔にする目的で、ここでは詳細に記載されない。
【0046】
また、図9A〜11に記載された概念と同様に、インフレータ装置600は、異なる直径(例えば、DW1、DW2)を有するホイール14に/の上でタイヤ12を取り付けかつ空気充填する機能を果たす。示された実施形態によると、各受台108a〜108eの直径は、異なる直径DW1、DW2、DW3、DW4、DW5を有するホイール14に対する大きさで、取り付けかつ空気充填するタイヤ12を収容するような寸法にそれぞれされうる。示されるとおり、フリップ式封止組立体102a〜102eが軌道602についてプランジャ部109に対して調整される間、搬送台車50は静止状態を保持する。それに応じて、所望のフリップ式封止組立体102a〜102eを、プランジャ部109に沿って、かつ、タイヤ/ホイール組立品10の上側に、適切なホイール寸法の直径DW1、DW2、DW3、DW4、DW5に対応して位置づけられるように、所望のフリップ式封止組立体102a〜102eは、軌道システム602の下側で矢印Xに従って移動される。
【0047】
フリップ式封止組立体102は、空気充填中に、タイヤビード16とホイールビード座18と(図3〜5F)の間を封止するだけでなく、その中に存在するかもしれない機械油または気泡を取り除くためにビード座領域18の領域をぬぐい取る。このぬぐい取り動作は、タイヤ空気充填工程中の、タイヤビード16とホイールビード座18との間の気泡および機械油の取込みを最小化し、または防止することに役立ちうる。さらに、タイヤ12がホイール14に完全に取り付けられた後、ホイールビード座18とタイヤビード16との間の取込み(すなわち、機械油および/または気泡)を取り除くためのビードシーティングとして知られる別個の工程を省くために、このぬぐい取り動作は有効であることが実証されうる。
【0048】
本発明は、任意の実施形態を参照して記述されてきた。しかしながら、上述の実施形態以外の形式で本発明を実施することが可能であることは、当業者にとって自明であろう。これは、本発明の趣旨から外れることなく、実施されうる。典型的な実施形態は、単に例示的であり、決して制限的に考えられるべきではない。本発明の範囲は、前述の記載よりも、付属の請求項およびそれらの均等の範囲によって定義される。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の実施の形態に係るインフレータシステムに関して位置づけられる組立ライン搬送台車上に配置されたタイヤ/ホイール組立品を示す正面図である。
【図2】ある実施形態に係るフリップ式封止組立体を示す分解図である。
【図3】ある実施形態に係る第1の位置におけるタイヤ/ホイール組立品およびフリップ式封止組立体を示す断面図である。
【図4】ある実施形態に係る第2の位置における図3のタイヤ/ホイール組立品およびフリップ式封止組立体を示す断面図である。
【図5A】ある実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品に空気充填するための方法を示す、図4の枠線5に係るタイヤ/ホイール組立品およびフリップ式封止組立体の拡大断面図である。
【図5B】ある実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品に空気充填するための方法を示す、図4の枠線5に係るタイヤ/ホイール組立品およびフリップ式封止組立体の拡大断面図である。
【図5C】ある実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品に空気充填するための方法を示す、図4の枠線5に係るタイヤ/ホイール組立品およびフリップ式封止組立体の拡大断面図である。
【図5D】ある実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品に空気充填するための方法を示す、図4の枠線5に係るタイヤ/ホイール組立品およびフリップ式封止組立体の拡大断面図である。
【図5E】ある実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品に空気充填するための方法を示す、図4の枠線5に係るタイヤ/ホイール組立品およびフリップ式封止組立体の拡大断面図である。
【図5F】ある実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品に空気充填するための方法を示す、図4の枠線5に係るタイヤ/ホイール組立品およびフリップ式封止組立体の拡大断面図である。
【図6A】ある実施形態に係る図2のフリップ式封止組立体に対するさまざまなフリップ式封止の形状を示す図である。
【図6B】ある実施形態に係る図2のフリップ式封止組立体に対するさまざまなフリップ式封止の形状を示す図である。
【図6C】ある実施形態に係る図2のフリップ式封止組立体に対するさまざまなフリップ式封止の形状を示す図である。
【図6D】ある実施形態に係る図2のフリップ式封止組立体に対するさまざまなフリップ式封止の形状を示す図である。
【図7】第2の実施形態に係るインフレータシステムに関して配置される組立ライン搬送台車に位置づけられるタイヤ/ホイール組立品を示す正面図である。
【図8A】第2の実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品に空気充填するための方法を示す図7のタイヤ/ホイール組立品およびインフレータシステムを示す断面図である。
【図8B】第2の実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品に空気充填するための方法を示す図7のタイヤ/ホイール組立品およびインフレータシステムを示す断面図である。
【図8C】第2の実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品に空気充填するための方法を示す図7のタイヤ/ホイール組立品およびインフレータシステムを示す断面図である。
【図8D】第2の実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品に空気充填するための方法を示す図7のタイヤ/ホイール組立品およびインフレータシステムを示す断面図である。
【図8E】第2の実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品に空気充填するための方法を示す図7のタイヤ/ホイール組立品およびインフレータシステムを示す断面図である。
【図8F】第2の実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品に空気充填するための方法を示す図7のタイヤ/ホイール組立品およびインフレータシステムを示す断面図である。
【図8G】第2の実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品に空気充填するための方法を示す図7のタイヤ/ホイール組立品およびインフレータシステムを示す断面図である。
【図9A】第3の実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品および伸縮フリップ式封止組立体を示す断面図である。
【図9B】第3の実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品および伸縮フリップ式封止組立体を示す断面図である。
【図10】ある実施形態に係るタイヤ/ホイール組立品および回転式コンベアのインフレータラックシステムを示す上面斜視図である。
【図11】ある実施形態に係る、タイヤ/ホイール組立品と、直線的インフレータラックシステムの第1の実施形態を示す上面斜視図である。
【図12】ある実施形態に係る、タイヤ/ホイール組立品と、直線的インフレータラックシステムの第2の実施形態を示す正面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
大気圧(AP)から封止すると同時に、空気充填工程中にタイヤビード(16)とホイールビード座(18)との間の開放空気通路(125)を維持する封止組立体(102)を備えるインフレータ装置(100)。
【請求項2】
前記封止組立体(102)は、空気充填工程中に前記ホイールビード座(18)を封止連結するように適合する封止部(106)を含む、請求項1に記載のインフレータ装置(100)。
【請求項3】
前記封止部(106)は、可撓内周部(150)を有する円環形状を含む、請求項2に記載のインフレータ装置(100)。
【請求項4】
前記封止組立体(102)は、
前記可撓内周部(150)を、前記ホイールビード座(18)の外側面(20)に最も近い第1の弛緩位置から、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第1の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の内側面(26)に最も近い第1の方向づけの位置から第2の弛緩位置へ、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第2の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の前記外側面(20)に最も近い前記第1の弛緩位置へ、
移動させるために、第1および第2の方向(D、D’)へ/から移動される、
請求項3に記載のインフレータ装置(100)。
【請求項5】
前記第1の方向づけの位置はフリップされる位置であり、前記第2の方向づけの位置は、前記フリップされた位置とおおむね逆向きにフリップされる位置である、請求項4に記載のインフレータ装置(100)。
【請求項6】
中心軸(A−A)を取り巻くリム部(112)と、
前記リム部(112)と前記中心軸(A−A)とから離れて伸びる第1の径方向部(114)と、
前記リム部(112)から離れて前記中心軸(A−A)の方に伸びる第2の径方向部(116)と、
を含む受台(108)をさらに備える請求項4に記載のインフレータ装置(100)。
【請求項7】
前記第1および第2の方向(D、D’)へ/から、動作を生じさせるプランジャ部(109)と、
前記プランジャ部(109)によって前記第1および第2の方向(D、D’)に移動される搬送板(104)であって、請求項4に記載された前記可撓内周部(150)の動作を生じさせるために、前記第1および第2の方向(D、D’)を、前記第1の径方向部(114)の上面部(115)への動作に移す前記搬送板(104)と、
をさらに備える請求項6に記載のインフレータ装置(100)。
【請求項8】
保持部(110)をさらに備え、
前記封止部(106)は、前記第2の径方向部(116)と前記保持部(110)との間に位置づけられ、かつ、前記封止部(106)、前記受台(108)、前記保持部(110)は複数の締結具(124a〜124d)によって接合される、請求項6に記載のインフレータ装置(100)。
【請求項9】
1つまたは複数のインフレータ(111)をさらに備え、
前記1つまたは複数のインフレータ(111)は、1つまたは複数の前記封止部(106)、前記受台(108)、前記保持部(110)に形成される1つまたは複数の通孔(144)を通って伸び、前記タイヤビード(16)と前記ホイールビード座(18)との間の前記開放空気通路(125)を通って、前記タイヤ(12)とホイール(14)に接する円周方向空隙(C)に加圧流体(P)を与える、請求項7に記載のインフレータ装置(100)。
【請求項10】
プランジャ部(109)と、
前記プランジャ部に固定した関係で接続された封止組立体(102)と、
プランジャ部(109)に非固定の関係で接続された牽引機構(202)と、
から構成されるインフレータ装置(200)であって、
前記封止組立体(102)は、
大気圧(AP)から封止すると同時に、空気充填工程中にタイヤビード(16)とホイールビード座(18)との間の開放空気通路(125)を維持する封止部(106)を含む、インフレータ装置(200)。
【請求項11】
前記牽引機構(202)は、
タイヤ/ホイール組立品(10)を支持するための支持部材(204)と、
前記タイヤ/ホイール組立品(10)のタイヤ(12)とホイール(14)とを通り抜けて伸びるための軸部(206)と、
前記軸部(206)の鍵留め部に結合され、かつ、固定されるように適合する固定装置(208)と、
を含む、請求項10に記載のインフレータ装置(200)。
【請求項12】
前記支持部材(204)と前記軸部(206)は、1つまたは複数の締結金具(214)によって取り付けられる、請求項11に記載のインフレータ装置(200)。
【請求項13】
前記牽引機構(202)の前記プランジャ部(109)および前記固定装置(208)に、非固定の関係で接続する調整ピン(216)をさらに備える、請求項11に記載のインフレータ装置(200)。
【請求項14】
前記調整ピン(216)は、前記固定装置(208)の上面部(218)と、前記封止組立体(102)の搬送板(104)の下面部(162)との間の間隙(S)を増減する、請求項13に記載のインフレータ装置(200)。
【請求項15】
いったん、前記固定装置(208)が前記軸部(206)に固定されると、制御器(113)は、前記封止部(106)を
前記ホイールビード座(18)の外側面(20)に最も近い第1の弛緩位置から、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第1の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の内側面(26)に最も近い前記第1の方向づけの位置から第2の弛緩位置へ、
移動するため、第1の間隙から第2の間隙に前記間隙(S)を減少するように、前記調節ピン(216)を移動させ、
次に、
前記第2の弛緩位置から、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第2の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の前記外側面(20)に最も近い前記第1の弛緩位置へ、
前記封止部(106)を移動するため、
前記第2の間隙から前記第1の間隙に前記間隙(S)を増加するように、前記調節ピン(216)を移動させる、
請求項14に記載のインフレータ装置(200)。
【請求項16】
前記調整ピン(216)は、前記制御器(113)からの信号に応じて機械的に駆動される、請求項15に記載のインフレータ装置(200)。
【請求項17】
前記調整ピン(216)は、前記制御器(113)からの信号に応じて油圧で駆動される、請求項15に記載のインフレータ装置(200)。
【請求項18】
前記封止部(106)に形成される1つまたは複数の通孔(144)を貫いて伸びる1つまたは複数のインフレータ(111)をさらに備え、
前記1つまたは複数のインフレータ(111)は、前記タイヤビード(16)と前記ホイールビード座(18)との間の前記開放空気通路(125)を通って、前記タイヤ(12)とホイール(14)に接する円周方向空隙(C)に加圧流体(P)を与える、請求項11に記載のインフレータ装置(200)。
【請求項19】
少なくとも2つの封止組立体(102a、102b)の集まりのうちの第1の封止組立体(102a)と、
固定された関係において前記第1の封止組立体を保持するための搬送板(104)と、
前記搬送板(104)に対して非固定関係において摺動可能に配置される、少なくとも2つの封止組立体(102a、102b)の集まりのうちの1つまたは複数の追加の封止組立体(102b)と、
を備えるインフレータ装置(300)であって、
前記第1の封止組立体と前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b)は、
大気圧(AP)から封止すると同時に、空気充填工程中にタイヤビード(16)とホイールビード座(18)との間の開放空気通路(125)を維持するようにそれぞれ適合する封止部(106)を含む、インフレータ装置(300)。
【請求項20】
前記第1の封止組立体(102a)と前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b)は、伸縮関係で重ねられ、各封止組立体(102a、102b)の前記封止部(106)は異なる直径を含み、前記第1の封止組立体(102a)または前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b)は、封止部径を前記ホイールビード座(18)に付随するホイール(14)の対応するホイール径(DW1、DW2)に係合するために選択される、請求項19に記載のインフレータ装置(300)。
【請求項21】
前記封止部(106)に形成される1つまたは複数の通孔(144)を貫いて伸びる1つまたは複数のインフレータ(111)をさらに備え、前記1つまたは複数のインフレータ(111)は、前記タイヤビード(16)と前記ホイールビード座(18)との間の前記開放空気通路(125)を通って、前記タイヤ(12)と前記ホイール(14)に接する円周方向空隙(C)に加圧流体(P)を与える、請求項20に記載のインフレータ装置(300)。
【請求項22】
前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b)の摺動可能な動作は、前記搬送板(104)に形成される開口部(304)を介して、プランジャリング(302)の動作によって与えられる、請求項19に記載のインフレータ装置(300)。
【請求項23】
前記封止部(106)は、可撓内周部(150)を有する円環形状を含む、請求項19に記載のインフレータ装置(300)。
【請求項24】
前記第1の封止組立体(102a)または前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b)は、前記可撓内周部(150)を
前記ホイールビード座(18)の外側面(20)に最も近い第1の弛緩位置から、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第1の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の内側面(26)に最も近い前記第1の方向づけの位置から第2の弛緩位置へ、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第2の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の外側面(20)に最も近い前記第1の弛緩位置へと、
移動させるように、第1および第2の方向(D、D’)へ/から移動される、
請求項23に記載のインフレータ装置(300)。
【請求項25】
前記第1の方向づけの位置はフリップされる位置であり、前記第2の方向づけの位置は、前記フリップされた位置とおおむね逆向きにフリップされる位置である、請求項24に記載のインフレータ装置(300)。
【請求項26】
第1のアーム(406a)および1つまたは複数の追加のアーム(406b〜406d)を支持する回転柱(404)を有する回転式コンベア(402)と、
前記第1のアーム(406a)を支持する第1の封止組立体(102a)と、
前記1つまたは複数の追加のアーム(406b〜406d)を支持する1つまたは複数の封止組立体(102b〜102d)と、
を備えるインフレータ装置(400)であって、
前記第1の封止組立体(102a)と前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b〜102d)は、大気圧(AP)から封止すると同時に、空気充填工程中にタイヤビード(16)とホイールビード座(18)との間の開放空気通路(125)を維持するようにそれぞれ適合する封止部(106)を含む、インフレータ装置(400)。
【請求項27】
前記第1の封止組立体(102a)と前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b〜102d)は、前記回転柱(404)によって回転するように適合し、各封止組立体(102a〜102d)の前記封止部(106)は異なる直径を含み、前記第1の封止組立体(102a)または前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b〜102d)は、封止部径をホイールビード座(18)に付随するホイール(14)の対応するホイール径(DW1、DW2)に係合するために選択される、請求項26に記載のインフレータ装置(400)。
【請求項28】
1つまたは複数のインフレータ(111)をさらに備え、
前記1つまたは複数のインフレータ(111)は、前記封止部(106)に形成される1つまたは複数の通孔(144)を貫いて延設し、前記タイヤビード(16)と前記ホイールビード座(18)との間の前記開放空気通路(125)を通って、前記タイヤ(12)とホイール(14)に接する円周方向空隙(C)に加圧流体(P)を与える、請求項26に記載のインフレータ装置(400)。
【請求項29】
前記封止部(106)は、可撓内周部(150)を有する円環形状を含む、請求項26に記載のインフレータ装置(400)。
【請求項30】
前記第1の封止組立体(102a)または前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102a〜102d)は、前記可撓内周部(150)を
前記ホイールビード座(18)の外側面(20)に最も近い第1の弛緩位置から、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第1の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の内側面(26)に最も近い前記第1の方向づけの位置から第2の弛緩位置へ、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第2の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の外側面(20)に最も近い前記第1の弛緩位置へ、
移動させるように、第1および第2の方向(D、D’)へ/から移動される、請求項29に記載のインフレータ装置(400)。
【請求項31】
前記第1の方向位置はフリップされた位置であり、前記第2の方向づけの位置は、前記フリップされた位置とおおむね逆向きにフリップされる位置である、請求項30に記載のインフレータ装置(400)。
【請求項32】
タイヤ(12)とホイール(14)を含む少なくとも1つのタイヤ/ホイール組立品(10)を支持する搬送台車(50)と、
前記搬送台車(50)の上に、第1の封止組立体(102a)および1つまたは複数の追加の封止組立体(102b、102c)を支持する軌道システム(502)と、
を備えるインフレータ装置(500)であって、
前記第1の封止組立体(102a)と前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b、102c)は、大気圧(AP)から封止すると同時に、空気充填工程中にタイヤビード(16)とホイールビード座(18)との間の開放空気通路(125)を維持するようにそれぞれ適合する封止部(106)を含む、インフレータ装置(500)。
【請求項33】
前記搬送台車(50)は、前記第1の封止組立体(102a)または前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b、102c)のうちのいずれか1つの下側位置に移動でき、各封止組立体(102a〜102c)の前記封止部(106)は異なる直径を含み、前記第1の封止組立体(102a)または前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b〜102d)は、封止部径を前記ホイールビード座(18)に付随するホイール(14)の対応するホイール径(DW1、DW2、DW3)に係合するために選択される、請求項32に記載のインフレータ装置(500)。
【請求項34】
1つまたは複数のインフレータ(111)をさらに備え、
前記1つまたは複数のインフレータ(111)は、前記封止部(106)に形成される1つまたは複数の通孔(144)を貫いて延設し、前記タイヤビード(16)と前記ホイールビード座(18)との間の前記開放空気通路(125)を通って、前記タイヤ(12)と前記ホイール(14)に接する円周方向空隙(C)に加圧流体(P)を与える、請求項32に記載のインフレータ装置(500)。
【請求項35】
前記封止部(106)は、可撓内周部(150)を有する円環形状を含む、請求項32に記載のインフレータ装置(500)。
【請求項36】
前記第1の封止組立体(102a)または前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b、102c)は、前記可撓内周部(150)を
前記ホイールビード座(18)の外側面(20)に最も近い第1の弛緩位置から、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第1の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の内側面(26)に最も近い前記第1の方向づけの位置から第2の弛緩位置へ、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第2の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の外側面(20)に最も近い前記第1の弛緩位置へ、
移動させるように、第1および第2の方向(D、D’)へ/から移動される、請求項35に記載のインフレータ装置(500)。
【請求項37】
前記第1の方向づけの位置はフリップされた位置であり、前記第2の方向づけの位置は、前記フリップされた位置とおおむね逆向きにフリップされる位置である、請求項36に記載のインフレータ装置(500)。
【請求項38】
タイヤ(12)とホイール(14)とを含む少なくとも1つのタイヤ/ホイール組立品(10)を支持する搬送台車(50)と、
前記搬送台車(50)の上に、第1の封止組立体(102a)および1つまたは複数の追加の封止組立体(102b〜102e)を支持する軌道システム(602)と、
を備えるインフレータ装置(600)であって、
前記第1の封止組立体(102a)と前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b〜102e)は、大気圧(AP)から封止すると同時に、空気充填工程中にタイヤビード(16)とホイールビード座(18)との間の開放空気通路(125)を維持するようにそれぞれ適合する封止部(106)を含む、インフレータ装置(600)。
【請求項39】
前記搬送台車(50)は、前記軌道システム(602)に相対的に移動可能な前記第1の封止組立体(102a)または前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b〜102e)のうちのいずれか1つの下側の所定の位置に配置され、各封止組立体(102a〜102e)の前記封止部(106)は異なる直径を含み、前記第1の封止組立体(102a)または前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b〜102e)は、封止部径を前記ホイールビード座(18)が付随するホイール(14)の対応するホイール径(DW1、DW2、DW3、DW4、DW5)に係合するために選択される、請求項38に記載のインフレータ装置(600)。
【請求項40】
1つまたは複数のインフレータ(111)をさらに備え、前記1つまたは複数のインフレータ(111)は、前記封止部(106)に形成される1つまたは複数の通孔(144)を貫いて延設し、前記タイヤビード(16)と前記ホイールビード座(18)との間の前記開放空気通路(125)を通って、前記タイヤ(12)と前記ホイール(14)に接する円周方向空隙(C)に加圧流体(P)を与える、請求項38に記載のインフレータ装置(600)。
【請求項41】
前記封止部(106)は、可撓内周部(150)を有する円環形状を含む、請求項38に記載のインフレータ装置(600)。
【請求項42】
前記第1の封止組立体(102a)または前記1つまたは複数の追加の封止組立体(102b〜102e)は、前記可撓内周部(150)を
前記ホイールビード座(18)の外側面(20)に最も近い第1の弛緩位置から、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第1の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の内側面(26)に最も近い前記第1の方向づけの位置から第2の弛緩位置へ、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第2の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の外側面(20)に最も近い前記第1の弛緩位置へ、
移動させるように、第1および第2の方向(D、D’)へ/から移動される、請求項41に記載のインフレータ装置(600)。
【請求項43】
前記第1の方向づけの位置はフリップされた位置であり、前記第2の方向づけの位置は、前記フリップされた位置とおおむね逆向きにフリップされる位置である、請求項42に記載のインフレータ装置(600)。
【請求項44】
大気圧(AP)から封止すると同時に、空気充填工程中にタイヤビード(16)とホイールビード座(18)との間の開放空気通路(125)を維持するようにそれぞれ適合する可撓内周部(150〜150c)を有する円環形状から構成される、インフレータ装置(100、200、300、400、500、600)のための封止部(106〜106c)。
【請求項45】
可撓内周部(150〜150c)を有する前記円環形状封止部は、前記可撓内周部(150〜150c)を
前記ホイールビード座(18)の外側面(20)に最も近い第1の弛緩位置から、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第1の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の内側面(26)に最も近い前記第1の方向づけの位置から第2の弛緩位置へ、
前記ホイールビード座(18)の円周方向外周部(24)に最も近い第2の方向づけの位置へ、
前記ホイールビード座(18)の外側面(20)に最も近い前記第1の弛緩位置へ、
移動させるように、第1および第2の方向(D、D’)へ/から移動される、請求項44に記載のインフレータ装置(100、200、300、400、500、600)のための封止部(106〜106c)。
【請求項46】
前記第1の方向づけの位置はフリップされた位置であり、前記第2の方向づけの位置は、前記フリップされた位置とおおむね逆向きにフリップされる位置である、請求項45に記載のインフレータ装置(100、200、300、400、500、600)のための封止部(106〜106c)。
【請求項47】
前記封止部(106〜106c)は、
外側面(152〜152c)に略平行な内側面(146〜146c)と、
前記内側面(146)と前記外側面(152)との間に伸びる内周側部(148〜148c)と、
を含む、請求項44に記載のインフレータ装置(100、200、300、400、500、600)のための封止部(106〜106c)。
【請求項48】
前記内周側部(148)は、
前記外側面(152)に最も近い略丸コーナ(158)と、
前記丸コーナ(158)に内側面(146)から伸びる傾斜平坦部(160)と、
を含み、前記傾斜平坦部(160)は、前記内側面(146)と前記外側面(152)との勾配(θ)を含み、前記勾配(θ)は、30°〜60°にほぼ等しい範囲内にある、請求項47に記載のインフレータ装置(100、200、300、400、500、600)のための封止部(106)。
【請求項49】
前記封止部(106a〜106c)は、前記封止部(106a〜106c)の内側面(146a〜146c)と外側面(152a〜152c)に対して略垂直の縁部(154a〜154c)を有する内周側部(148a〜148c)を含む、請求項47に記載のインフレータ装置(100、200、300、400、500、600)のための封止部(106a〜106c)。
【請求項50】
前記封止部(106a)は、略均一の肉厚(T)を含む、請求項47に記載のインフレータ装置(100、200、300、400、500、600)のための封止部(106a)。
【請求項51】
前記封止部(106b、106c)は、第1の肉厚(Tb−1、Tc−1)から第2の肉厚(Tb−2、Tc−2)までの範囲内であっておおよそ非均一の肉厚を含み、前記第2の肉厚(Tb−2、Tc−2)は、前記可撓内周部(150b、150c)に最も近い、請求項47に記載のインフレータ装置(100、200、300、400、500、600)のための封止部(106b、106c)。
【請求項52】
前記外側面(152b、152c)は、
前記内側面(146b、146c)に略平行な第1の部分と、
前記可撓内周部(150b、150c)に最も近い角度(θ、θ)で調整される前記第1の部分から移行する第2の部分と、
を含む、請求項47に記載のインフレータ装置(100、200、300、400、500、600)のための封止部(106b、106c)。
【請求項53】
前記角度(θ、θ)は、例えば、5°〜15°にほぼ等しい、請求項52に記載のインフレータ装置(100、200、300、400、500、600)のための封止部(106b、106c)。
【請求項54】
前記外側面(152c)に配置される円周方向くぼみ部(156c)をさらに備え、前記円周方向くぼみ部(156c)は、前記封止部(106)の第1の半径長さ(L)から前記封止部(106)の第2の半径長さ(L)に封止部(106)のモーメントアームを減ずる、請求項47に記載のインフレータ装置(100、200、300、400、500、600)のための封止部(106c)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図5E】
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【図5F】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図8F】
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【図8G】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2009−509860(P2009−509860A)
【公表日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−533775(P2008−533775)
【出願日】平成18年10月2日(2006.10.2)
【国際出願番号】PCT/US2006/038595
【国際公開番号】WO2007/041566
【国際公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【出願人】(507241012)アンドロイド インダストリーズ エルエルシー (10)
【Fターム(参考)】