説明

フリーストッパ解除機構を備えた引戸装置

【課題】引戸が閉鎖状態で停止しているときに、フリーストッパ解除機構が働いた場合でも、キッカーの先端によって弾性係止部材を損傷させることがなく、フリーストッパ解除機構の復帰も確実に行うことができるフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置を提供すること。
【解決手段】引戸4の開閉方向に配設したストッパ用レール11に、引戸4に揺動自在に配設した弾性係止部材21を傾斜した状態で当接させることによって引戸4を任意の位置で停止させるようにするとともに、ストッパ用レール11に案内されて移動するキッカー10の移動によって弾性係止部材21を揺動させて弾性係止部材21とストッパ用レール11との間に隙間を生じさせ、引戸4の停止状態を解除するようにしたフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置において、弾性係止部材21をキッカー10の移動により揺動させた後にキッカー10が移動することを防止する停止部材13を配設する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、災害時などの緊急時に引戸を任意の位置で停止させるフリーストッパによる引戸の停止状態を解除させるフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置に関し、特に、フリーストッパ機構の弾性係止部材をフリーストッパ解除機構によって損傷させることがないフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、引戸装置として、煙検知機や非常事態警報装置からの信号の印加により解除装置を作動させることによって、フリーストッパの作動状態を解除するフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置が提案されている。
【0003】
この引戸装置は、図5に示すように、引戸4の上部に回動自在に配設した走行車輪3a、3bを載置する走行用レール6に並設したストッパ用レール11に、引戸4の戸先側の走行車輪3aを回動自在に配設するブラケット5aから延設したフランジ22の一端に揺動自在に支持された弾性係止部材21を傾斜した状態で当接させることによって、引戸4を任意の位置で停止させるようにしたフリーストッパ機構20を備えている。
ところで、この引戸装置D’は、フリーストッパ解除機構50を構成するキッカー10が、付勢手段15と連結部材14によって連結され、ストッパ用レール11に案内されて引戸4の閉じ方向に移動するように設けられるとともに、キッカー10を、常時は、引戸4を全開状態にしたときにフリーストッパ機構20の弾性係止部材21が位置する近傍位置に配設した係止手段12によって係止するようにしている。
そして、災害時などの緊急時に煙検知機や非常事態警報装置(図示省略)からの解除信号の印加によって係止手段12によるキッカー10の係止を解除し、キッカー10を付勢手段15によって引戸4の閉じ方向に移動させ、これにより、キッカー10が弾性係止部材21に当接し、弾性係止部材21を揺動させて弾性係止部材21とストッパ用レール11との間に隙間を生じさせ、フリーストッパ機構20による引戸4の停止状態を解除するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特許3950444号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記従来のフリーストッパ解除機構50を備えた引戸装置D’は、引戸4が閉鎖状態の場合でも、災害時などの緊急時に煙検知機や非常事態警報装置からの解除信号の印加によって、係止手段12が解除され、キッカー10が付勢手段15によって引戸4の閉じ方向に向かって移動するようになっている。
このとき、キッカー10は、係止手段12がある引戸4の戸尻側から弾性係止部材21がある戸先側までの略引戸4の幅寸法に相当する長い距離を移動することとなり、弾性係止部材21の下部に高速で突き当たり、弾性係止部材21を損傷させることがあるという問題があった。
ところで、従来のフリーストッパ解除機構50を備えた引戸装置D’は、係止手段12が解除され、キッカー10が付勢手段15によって引戸4の閉じ方向に移動した場合、フリーストッパ解除機構50を元の状態に復帰させるには、キッカー10を係止手段12によって係止した状態に復帰させる必要がある。
このため、上記従来のフリーストッパ解除機構50を備えた引戸装置D’においては、引戸4を手動で全開状態に移動させることによって、引戸4の移動と共に引戸4に支持された弾性係止部材21でキッカー10を係止手段12により係止される位置まで押し戻して、キッカー10を係止手段12によって係止するようにしている。
このとき、図6に示すように、キッカー10を押し戻す押圧力を引戸4から伝達させる部材は弾性係止部材21となるが、弾性係止部材21がキッカー10が衝突した衝撃によって回転し、キッカー10に乗り上げた状態(図6(a)参照)になることがあり、キッカー10を係止手段12によって係止した状態に復帰させる際に、この状態で引戸4を全開状態に移動させたとしても、弾性係止部材21がキッカー10に乗り上げていない通常の状態(図6(b)参照)と比べて、キッカー10が押し戻される移動距離が距離L3だけ短くなるため、キッカー10を係止手段12によって係止する位置まで移動させることができず、フリーストッパ解除機構50を復帰状態に戻すことができなくなるという問題があった。
さらに、図6に示すように、キッカー10が弾性係止部材21の下側に入り込み過ぎてしまうと、キッカー10の先端に形成された弾性係止部材21との当接端10aがストッパ用レール11から外れ、引戸4を開き方向に移動しようとしても、キッカー10の先端側がストッパ用レール11に嵌合できず、引戸4が動かなくなる場合があるという問題もあった。
また、弾性係止部材の下側にキッカーが食い込み、キッカーが楔となって引戸が動かなくなるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来のフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置の有する問題点に鑑み、引戸が閉鎖状態で停止しているときに、フリーストッパ解除機構が働いた場合でも、キッカーの先端によって弾性係止部材を損傷させることがなく、フリーストッパ解除機構の復帰も確実に行うことができるフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明のフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置は、引戸の開閉方向に配設したストッパ用レールに、引戸に揺動自在に配設した弾性係止部材を傾斜した状態で当接させることによって引戸を任意の位置で停止させるようにするとともに、ストッパ用レールに案内されて移動するキッカーの移動によって弾性係止部材を揺動させて弾性係止部材とストッパ用レールとの間に隙間を生じさせ、引戸の停止状態を解除するようにしたフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置において、弾性係止部材をキッカーの移動により揺動させた後にキッカーが移動することを防止する停止部材を配設したことを特徴とする。
【0008】
この場合において、停止部材を、弾性係止部材を引戸に配設するためのフランジに取り付けることができる。
【0009】
また、キッカーに形成した係止端が当接する停止部材の当接面から弾性係止部材までの距離を、キッカーに形成した弾性係止部材に当接する当接端から前記係止端までの距離よりも短く設定することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明のフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置によれば、弾性係止部材をキッカーの移動により揺動させた後にキッカーが移動することを防止する停止部材を配設することにより、キッカーは、弾性係止部材を揺動させた後、必要以上に閉じ方向に移動することがなく、弾性係止部材を損傷させることを防止できる。
また、弾性係止部材がキッカーに乗り上げたとしても、キッカーが係止手段によって係止される状態に復帰させるために、キッカーを押し戻す押圧力を引戸から伝達させる部材が停止部材となり、キッカーと停止部材との位置関係は変わることがないから、確実に解除装置の復帰を行うことができる。
【0011】
また、停止部材を、弾性係止部材を引戸に配設するためのフランジに取り付けることにより、停止部材の位置調整として必要な弾性係止部材からの距離を簡単に調整することができる。
【0012】
また、キッカーに形成した係止端が当接する停止部材の当接面から弾性係止部材までの距離を、キッカーに形成した弾性係止部材に当接する当接端から前記係止端までの距離よりも短く設定することにより、キッカーの当接端が弾性係止部材に当接し、弾性係止部材を揺動させた後、キッカーの係止端が停止部材の当接面に当たって、キッカーが弾性係止部材に対して相対的にそれ以上移動しないようにすることができる。
さらに、この場合、停止部材の当接面から弾性係止部材までの距離を、弾性係止部材がキッカーの当接端に傾斜した状態で当接し、停止した状態となる距離とすることによって、弾性係止部材が回転し、キッカーの上に乗り上げることを有効に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明のフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0014】
図1〜図4に、本発明のフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置Dの一実施例を示す。
【0015】
このフリーストッパ解除機構1を備えた引戸装置Dは、フリーストッパ機構20によって任意の位置で引戸4を停止することができるようにした自閉式の引戸装置で、本実施例のように、引戸枠部材2の上部に配備し閉鎖方向に傾斜させた走行用レール6に引戸4の上部の前後にブラケット5a、5bを介して配設した走行車輪3a、3bを載置した吊り戸式の引戸装置に好適に用いられる。
また、図示は省略するが、このフリーストッパ解除機構1を備えた引戸装置Dの構成は、先端に錘を取り付けたり、巻取機構を設けたワイヤで閉鎖方向に引戸4を付勢するようにすることによって、走行用レール6を傾斜させずに水平に配設したり、引戸4の下面に配設した戸車を床面に敷設したレール上を走行させるように構成した引戸装置にも適用することができる。
【0016】
そして、このフリーストッパ解除機構1を備えた引戸装置Dは、引戸4の開閉方向に配設したストッパ用レール11に、引戸4に揺動自在に配設した弾性係止部材21を傾斜した状態で当接させることによって引戸4を任意の位置で停止させるようにするとともに、ストッパ用レール11に案内されて移動するキッカー10の移動によって弾性係止部材21を揺動させて弾性係止部材21とストッパ用レール11との間に隙間を生じさせ、引戸4の停止状態を解除するようにし、さらに、弾性係止部材21をキッカー10の移動により揺動させた後にキッカー10が移動することを防止する停止部材13を配設するようにしている。
【0017】
フリーストッパ機構20は、引戸4の戸先側の走行車輪3aを回動自在に配設するブラケット5aから延設したフランジ22の一端に揺動自在に支持された弾性係止部材21からなるもので、弾性係止部材21がストッパ用レール11の上面に若干傾斜した姿勢で当接する位置に調整されている。
ストッパ用レール11は、本実施例においては、走行用レール6と一体に形成された2重レールを用いた例を示すが、走行用レール6とは別に配設しても構わない。
【0018】
フリーストッパ解除機構1は、図1に示すとおり、ストッパ用レール11に案内されて移動するキッカー10と、キッカー10の係止端10cに係合してキッカー10を係止する係止手段12と、この係止手段12の係止部12aを下側(キッカー10側)に付勢し、常時はキッカー10を停止状態に保持するトーションバネ等からなる付勢部材12bと、煙検知機や非常事態警報装置からの信号の印加によって付勢部材12bによる付勢を解除する解除部材12cとからなる。
解除部材12cは、例えば、ソレノイドS等が用いられ、図に示すように、L字状の移動体を揺動させることによって係止部12aを上側に持ち上げるよう構成するほか、直接ソレノイドSの移動端を係止部12aに直接当接させて係止部12aを上側に持ち上げるように構成しても構わない。
【0019】
キッカー10は、ワイヤ等からなる連結部材14によって引戸枠部材2の戸先側の上方に配設された付勢手段15と連結され、常時、引戸4の閉じ方向に付勢されており、断面T字状に形成したストッパ用レール11に案内されて移動できるように、図3に示すように、案内片10bが形成され、連結部材14による引っ張りを受けたとき、ストッパ用レール11に案内されてストッパ用レール11の上面を滑るように移動し、キッカー10の当接端10aが弾性係止部材21に当接することによって、弾性係止部材21を揺動させ引戸4の停止状態を解除することができる。
【0020】
付勢手段15の構成は、特に限定されるものではないが、本実施例においては、内部に巻バネを備え、常時、連結部材14を引き込むように構成している。
また、付勢手段15の位置に固定滑車を配備し、連結部材14の先端に一定重量の錘を吊り下げるように構成してもよく、キッカー10が係止手段12による係止を解除されたときに、引戸4を停止させている弾性係止部材21の摩擦力を上回る程度の力を持つ付勢方法であればよい。
【0021】
そして、停止部材13の配設箇所は、係止手段12により係止が解除されて閉じ方向に移動するキッカー10が弾性係止部材21を揺動させた後にそれ以上閉じ方向に移動することを防止することができる限りにおいて、特に限定されるものではないが、部材の小型化等の観点から、弾性係止部材21の近傍位置に配設することが好ましい。
より具体的には、本実施例においては、図4に示すように、弾性係止部材21を引戸4に配設するためのフランジ22に停止部材13を取り付けるようにしているが、これにより、弾性係止部材21との位置調整が容易にできる利点がある。
なお、停止部材13は、走行車輪3aを配設するブラケット5aや引戸4の上面に配設するようにしても構わない。
【0022】
停止部材13は、板状の部材を折り曲げるようにして構成し、キッカー10の係止端10cが当接する当接面13aを形成するようにしている。
そして、キッカー10に形成した係止端10cが当接する停止部材13の当接面13aから弾性係止部材21までの距離L1(図4(a)参照)を、キッカー10に形成した弾性係止部材21に当接する当接端10aからキッカー10に形成した係止端10cまでの距離L2(図3(b)、図4(b)参照)よりも短く設定し、図4(b)に示すように、キッカー10の引戸4の閉じ方向への移動によって、キッカー10の当接端10aが弾性係止部材21に当接し、弾性係止部材21を揺動させた後は、キッカー10の係止端10cが停止部材13の当接面13aに当たることにより、それ以上の移動を防止するようにしている。
なお、L1の距離は、図4(b)に二点鎖線で示すように、キッカー10の係止端10cが停止部材13の当接面13aに当接したときに、弾性係止部材21がキッカー10の当接端10aに傾斜した状態で当接し、停止した状態となる距離となるように設定することが好ましく、それよりも短い距離にすると、弾性係止部材21が回転してキッカー10の上に乗り上げたり、後述する規制部材23とキッカー10の当接端10aとの間に挟み込まれ、破損等の原因となり好ましくない。
【0023】
また、弾性係止部材21を配設するフランジ22には、キッカー10によって揺動する弾性係止部材21の揺動を規制する規制部材23を配設することができる。
【0024】
この規制部材23は、特にその構成を限定されず、弾性係止部材21よりも引戸4の戸先側に配設され、キッカー10によって揺動する弾性係止部材21の揺動を規制するように構成すればよく、例えば、図4に示すように、円筒状の部材をビス等の締結手段によってフランジ22に配設するようにしている。
これによって、弾性係止部材21が勢いよく揺動してもキッカー10に乗り上げることがない。
【0025】
以上、本発明のフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置について、実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明のフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置は、引戸の位置に拘わらず、キッカーによって弾性係止部材を損傷させることがなく、また、解除装置の復帰も確実に行うことができるという特性を有していることから、特に、弾性係止部材が高速状態のキッカーと当接することとなる引戸を閉鎖状態で停止させることが多いフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置の用途に好適に用いることができる。
また、適用対象も、新規のフリーストッパ解除機構付きの引戸装置のほか、既設のフリーストッパ解除機構付きの引戸装置に対しても、弾性係止部材の近傍に停止部材を付設することによって適用を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明のフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置の一実施例を示す通常時の引戸の閉鎖状態の一部切り欠きの正面図である。
【図2】同フリーストッパ解除機構を備えた引戸装置の引戸の閉鎖状態でフリーストッパ解除機構が作動したときの一部切り欠きの正面図である。
【図3】同フリーストッパ解除機構を備えた引戸装置を示し、(a)は図1のX−X断面図、(b)はキッカーの正面図である。
【図4】同フリーストッパ解除機構を備えた引戸装置の停止部材を、弾性係止部材を引戸に配設するためのフランジに取り付けた状態を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。
【図5】従来のフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置を示す引戸の閉鎖状態の一部切り欠きの正面図である。
【図6】同フリーストッパ解除機構を備えた引戸装置が引戸の閉鎖状態で解除されたときのキッカーと弾性係止部材の状態を説明する一部切り欠きの拡大図で、(a)は弾性係止部材がキッカーに乗り上げた状態を、(b)は弾性係止部材がキッカーに乗り上げていない通常の状態を示す。
【符号の説明】
【0028】
1 フリーストッパ解除機構
4 引戸
10 キッカー
10a 当接端
11 ストッパ用レール
13 停止部材
13a 当接面
20 フリーストッパ機構
21 弾性係止部材
D フリーストッパ解除機構を備えた引戸装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
引戸の開閉方向に配設したストッパ用レールに、引戸に揺動自在に配設した弾性係止部材を傾斜した状態で当接させることによって引戸を任意の位置で停止させるようにするとともに、ストッパ用レールに案内されて移動するキッカーの移動によって弾性係止部材を揺動させて弾性係止部材とストッパ用レールとの間に隙間を生じさせ、引戸の停止状態を解除するようにしたフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置において、弾性係止部材をキッカーの移動により揺動させた後にキッカーが移動することを防止する停止部材を配設したことを特徴とするフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置。
【請求項2】
停止部材を、弾性係止部材を引戸に配設するためのフランジに取り付けたことを特徴とする請求項1記載のフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置。
【請求項3】
キッカーに形成した係止端が当接する停止部材の当接面から弾性係止部材までの距離を、キッカーに形成した弾性係止部材に当接する当接端から前記係止端までの距離よりも短く設定したことを特徴とする請求項1又は2記載のフリーストッパ解除機構を備えた引戸装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−31459(P2010−31459A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−191627(P2008−191627)
【出願日】平成20年7月25日(2008.7.25)
【出願人】(000229047)日本スピンドル製造株式会社 (328)
【Fターム(参考)】