説明

ブラシレスモータおよび光偏向器

【課題】ネジのねじ込み力によって固定軸とスリーブの隙間を調節するという簡単な構成にしたブラシレスモータ及び光偏向器を提供する。
【解決手段】基板17が固定されたベース2と、ベースに固定された金属製の固定軸3と、固定軸に隙間を有して挿入されたスリーブ5と、スリーブに固定されたフランジ8と、フランジまたはスリーブに固定された駆動マグネット12と、駆動マグネットと対向し、基板に固定されたコイル16とを有するブラシレスモータにおいて、固定軸の中心には、長手方向に貫通穴10があけられ、貫通穴には、固定軸とスリーブが対向している対向部分の中央部から固定軸の長手方向に等しい長さのネジ孔18が形成され、ネジ孔にネジ19が挿入され、ネジをねじ込むことにより、固定軸の対向部分の直径を調整した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザープリンタやデジタル複写機等の画像形成装置、医療機器の露光装置等に用いられるブラシレスモータおよび光偏向器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、レーザープリンタやデジタル複写機等の画像形成装置に用いられるブラシレスモータおよび光偏向器としては、図5に示されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この光偏向器は、ハウジング100に固定配設される円柱状の固定軸101と、この固定軸101に回転自在に支持される回転体110とを有している。
この回転体110は、固定軸101との間にわずかの隙間をもって配設されるスリーブ111と、このスリーブ111の上部内側に固定配設されるリング状のマグネット112と、スリーブ111の中央部外側に固定配設されるポリゴンミラー113と、スリーブ111の下部外側にフランジ114を介して固定配設されるリング状の駆動マグネット115とを備えている。
尚、符号116は、回転体110の重量の偏心を修正するためのバランスウェイト(図示せず)が取り付けられる溝である。
【0004】
また、固定軸101の上部外側には、回転体110に設けられたリング状マグネット112と対向するようにリング状マグネット102が固定配設されており、これらリング状マグネット102及び112によって回転体110をスラスト方向に軸受けするスラスト磁気軸受Sが構成されている。
【0005】
更に、ハウジング100には、回転体110に設けられたリング状の駆動マグネット115と対向するように鉄心コイル103が固定配設されており、これら駆動マグネット115及び鉄心コイル103によって回転体110を回転させるブラシレスモータMが構成されている。
【0006】
また、回転体110のスリーブ111のうち、固定軸101と対向する内周面111aは、軸受面仕上げが施される一方、このスリーブ111の内周面111aと対向する固定軸101の外周面101aには図中破線で示すようにヘリングボーン状の溝104が形成されており、これらスリーブ111の内周面111a及び固定軸101の外周面101aに設けられた溝104によって、回転体110をラジアル方向に支持するラジアル動圧軸受Rが構成されている。
【0007】
この光偏向器では、ブラシレスモータMにより回転体110を回転させると、回転体110が、ラジアル動圧軸受Rにより固定軸101に対して一定距離(隙間)をもって非接触に支持されると共に、スラスト磁気軸受Sにより固定軸101に対して一定高さに支持されることとなる。これにより、スラスト方向の軸受として動圧軸受を用いるタイプのものより、光偏向器の高さを低くできるという利点がある。
また、回転体110の重心の位置を回転体110の軸方向の略中心の位置にすることができるので、回転体110を安定して回転させることができる。
【0008】
前記したブラシレスモータおよび光偏向器は、固定軸101とスリーブ111の隙間を数ミクロンに確保するために、固定軸101の外周面およびスリーブ111の内周面を精密加工する必要があった。
【0009】
【特許文献1】特開平5−71532号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、かかる精密加工は、現状の工作機械の加工精度では限界に近いため、固定軸101およびスリーブ111は、全数検査・測定、測定値に基づくランク分け、選別、組み合わせ等の管理が必要であり、コストアップの原因になっていた。
【0011】
本発明は、固定軸の中心に長手方向にあけられた貫通穴の所定部分にネジ孔を設け、このネジ孔にねじ込んだネジのねじ込み力(締め付け力)によって固定軸とスリーブの隙間を調節するという簡単な構成により、前記した問題を解決したブラシレスモータおよび光偏向器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
(第1発明)
第1発明に係るブラシレスモータは、基板が固定されたベースと、ベースに固定された金属製の固定軸と、固定軸に隙間を有して挿入されたスリーブと、スリーブに固定されたフランジと、フランジまたはスリーブに固定された駆動マグネットと、駆動マグネットと対向し、基板に固定されたコイルとを有するものである。
【0013】
そして、かかるブラシレスモータにおいて、固定軸の中心には、長手方向に貫通穴があけられ、この貫通穴には、固定軸とスリーブが対向している対向部分の中心から長手方向(上下)に等しい長さのネジ孔が形成され、このネジ孔の一端にネジの頭部が当たるまで、ネジがネジ孔にねじ込まれ、このネジのねじ込み力を変えることにより、固定軸の対向部分の直径を調整したものである。
【0014】
ここで、貫通穴とは、固定軸の中心軸に沿ってあけられた穴である。
また、対向部分とは固定軸の外周面とスリーブの内周面が対向する固定軸における部分をいい、対向部分の中央部とは固定軸の長手方向における対向部分の中央の位置をいう。
【0015】
ネジ孔は、貫通穴の一部に形成されており、その位置は、固定軸の長手方向における前記した対向部分の中央の位置(対向部分の中央部)から上下に等しい長さLである。したがって、ネジ孔全体の長さは2Lとなるが、この長さ(2L)は、固定軸の長手方向の対向部分の長さ(K)と同一(K=2L)または短い(K>2L)ことが望ましい。
【0016】
また、ネジ孔に取り付けたネジの長さは、ネジ孔の長さ(2L)以上であることが望ましい。言い換えれば、ネジ孔の一端がネジの頭部に当接し、ネジ孔の他端からネジの先端が突出していることが望ましい。
なぜならば、ネジ孔に挿入した(ねじ込んだ)ネジのねじ込み力を変えることにより、固定軸の長手方向における前記した対向部分における固定軸の直径を、この対向部分の中央部を中心としてネジ孔全体で変化させることができるからである。
すなわち、ネジのねじ込み力を上げると、対向部分の中央部を中心として固定軸の直径が増加し、さらにねじ込み力を上げると、対向部分の中央部を中心として固定軸の直径がさらに増加する。この状態でネジのねじ込み力を下げる(ネジを逆回転させる)と対向部分の中央部を中心として固定軸の直径が減少する。
【0017】
そうすると、固定軸の外周面とスリーブの内周面の微小な隙間を、ネジのねじ込み力を変えることにより調整する(増減させる)ことができる。そして、ネジのねじ込み力を上げることにより対向部分の中央部を中心として固定軸の直径が増加するので、動圧が立ち易くなる(動圧空気軸受としての機能が向上する)という効果を得ることができる。
【0018】
(第2発明)
第2発明に係るブラシレスモータは、前記した第1発明において、ネジは金属からなり(ネジの材質は金属であり)、固定軸を構成する金属の線膨張係数と、ネジを構成する金属の線膨張係数を略同一としたものである。
【0019】
かかる構成により、固定軸内に形成した貫通孔内部におけるネジのねじ込み力を一定に保持することができるので、前記した第1発明に記載した効果を長期に亘り安定して維持できるという効果を奏する。
【0020】
より詳細に説明すると、固定軸とネジの線膨張係数が大きく異なると、以下の弊害が考えられる。つまり、ブラシレスモータは回転により熱を発するため、固定軸およびネジはこの熱の影響を受け加熱される。逆に、ブラシレスモータの回転が停止したときは、固定軸およびネジが冷却される。すなわち、ブラシレスモータの固定軸およびネジは、ブラシレスモータの使用により、加熱(膨張)と冷却(縮小)を繰り返すことになるため、固定軸中に形成されたネジ孔に挿入しねじ込んでいるネジのねじ込み力が変化していく可能性がある。
【0021】
このため、前記した第2発明に記載した構成を採用することが望ましい。
より望ましくは、固定軸を構成する金属材料と、ネジを構成する金属材料を同一にすることである。金属材料としては、例えば、アルミ合金、ステンレス合金、炭素鋼等が挙げられる。
【0022】
(第3発明)
第3発明にかかる光偏向器は、前記した第1発明または第2発明のブラシレスモータのフランジに、周面に複数の鏡面を有するポリゴンミラーを固定したものである。
かかる構成により、この光偏向器は、前記した第1発明および第2発明の効果を得ることができ、光偏向器の製造コストを安価にすることができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明により、固定軸の外周面およびスリーブの内周面の加工精度を高精度にすることなく、固定軸とスリーブの隙間を簡単に調節することができるので、ブラシレスモータおよび光偏向器のコストを安価にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下に実施例を用いて、本発明を詳細に説明する。
【実施例1】
【0025】
本発明に係るブラシレスモータおよび光偏向器を図1乃至図3を用いて説明する。
図1および図2は、本実施例1に係るブラシレスモータおよび光偏向器の側部断面図である。説明を分かりやすくするため、図1は固定軸のみを断面にしていない。また、図3は、図2において回転体4を取り除いた固定軸等の断面図である。
【0026】
光偏向器1は、ベース2にあけられた穴へ圧入等することにより固定され、外周面にヘリングボーン溝22が形成されたアルミニウム合金からなる円柱状の固定軸3と、この固定軸3に回転自在に支持された回転体4とを有している。
【0027】
この回転体4は、固定軸3との間に僅かの隙間をもって挿入された円筒状のスリーブ5と、スリーブ5の下方において圧入又は焼嵌めにて固定されたフランジ8と、フランジ8の上に載せられ外周面に多数の鏡面が形成されたポリゴンミラー7と、ポリゴンミラー7の上に載せられた弾性部材9と、弾性部材9を上方から下方に向かって押し付けることによりポリゴンミラー7をフランジ8に押圧固定しつつスリーブ5の上方において圧入又は焼嵌めにて固定された押圧部材6と、フランジ8に接着剤等で固定された駆動マグネット12とから構成されている。
【0028】
ポリゴンミラー7は、例えば、アルミニウム合金にて構成され、外周に複数の鏡面を有している。
本実施例1においては、ポリゴンミラー7の中心に形成された穴の内径と、スリーブ5の外径との間に、クリアランス(例えば、10〜20μm)が設けられているため、ポリゴンミラー7が加熱または冷却されて、膨張又は収縮してもスリーブ5の影響を受けず、鏡面の変形がない構成になっている。
【0029】
さらに、ポリゴンミラー7は、フランジ8の上面に形成した凸部18に、弾性部材9により押し付けられることにより固定されているので、上記した半径方向だけではなく、軸方向に対してもポリゴンミラー7の膨張又は収縮による影響を受けにくい構成になっている。
【0030】
すなわち、ポリゴンミラー7は、その固定に際し、他の部品に接触している面積が少ないため、温度変化によるポリゴンミラー7自身の膨張又は収縮に対して鏡面が塑性変形しにくい構成になっている。このことは、温度変化によるスリーブ5及びフランジ8の膨張又は収縮の影響を受けにくいことも意味している。
【0031】
ところで、前記したように、フランジ8および押圧部材6は、共に圧入又は焼嵌めによりスリーブ5に固定されている。ポリゴンミラー7の上下に位置するフランジ8および押圧部材6を共に圧入又は焼嵌めした理由は、温度変化があっても位置ズレがないようにするためである。
【0032】
一方、ベース2には、図示しない駆動回路が形成された基板17が接着固定されており、基板17にはコイル16が固定されている。
このコイル16と回転体4の駆動マグネット12が対向するように、固定軸3に回転体4のスリーブ5が挿入されており、コイル16と駆動マグネット12によって、回転体4を回転させるブラシレスモータが構成されている。
より詳細にブラシレスモータの構成を説明すると、基板17が固定されたベース2と、このベース2にあけられた穴へ圧入等することにより固定され、外周面にヘリングボーン溝22が形成されたアルミニウム合金からなる円柱状の固定軸3と、この固定軸3との間に僅かの隙間をもって挿入された円筒状のスリーブ5と、このスリーブ5の下方において圧入又は焼嵌めにて固定されたフランジ8と、このフランジ8に接着剤等で固定された駆動マグネット12と、この駆動マグネット12と対向し、基板17に固定されたコイル16とを有するものがブラシレスモータである。
【0033】
また、コイル16は鉄心を有するため、この鉄心と駆動マグネット12の磁気吸引力により回転体をスラスト方向に軸受けするスラスト磁気軸受が構成されている。このため、回転体4は、常に浮いた状態を維持することができる。
【0034】
尚、押圧部材6および駆動マグネット12にはそれぞれ溝14および溝15が形成されており、この溝14、15に回転体4の偏心を修正するための接着剤等の図示しないバランスウエイトを取り付けることができる。
【0035】
前記した光偏向器1およびブラシレスモータは、図2および図3に示す様に、固定軸3の中心において、その長手方向Yに貫通孔10があけられている。
そして、固定軸3の貫通孔10には、固定軸3の外周面とスリーブ5の内周面が対向している対向部分11(図1におけるハッチング部分)の中央部13から上下に等しい長さLのネジ孔18が形成されている。つまり、ネジ孔18の長さは2Lである。
本実施例においては、中央部13は、固定軸3の表面における上部および下部に形成された少なくとも上下2つのヘリングボーン溝22間の中央の位置ということもできる。
【0036】
この長さ2Lのネジ孔18には、2Lの長さを超える長さのアルミニウム合金からなるネジ19がねじ込まれており、ネジ19の頭部20が、ネジ孔18のネジ部の一端21に当接している。つまり、ネジ19の頭部20がネジ孔18の一端21に当たって接しており、ネジ19がネジ孔18の他端から突出するまで、ネジ19がネジ孔18に深くねじ込まれている。
【0037】
ネジ19の頭部20がネジ孔18の一端に位置した時点においては、固定軸3はネジ19によりねじ込み力(締め付け力)があまり及んでいないため固定軸3の直径(外径)は一定である。しかし、この状態からさらにネジ19をねじ込むと、金属からなる固定軸3には、ネジ孔18の部分において縮む力が働くので、固定軸3の中央部13の直径が増加する。
【0038】
そして、さらにネジ19をねじ込む力を増加させ、ネジ19をネジ孔18に強くねじ込むと、中央部13の直径がさらに増加する。逆に、ネジ19をネジ孔18に強くねじ込んだ状態からネジ19を逆回転させると、固定軸は金属からなるため、中央部13の直径を減らすことができる。
ただし、ネジ19のねじ込み力を弱め続けても、ネジ19の頭部20がネジ孔18の一端に位置した時点における固定軸3の直径(固定軸3の最初の直径)以下にすることができないのは言うまでもない。
【0039】
また、固定軸3は、ネジ19をねじ込むと固定軸3の中央部13のみの直径が増加するのではなく、中央部13の直径の増加に伴って、中央部13の近傍の直径も増加する。すなわち、固定軸3は、中央部13の直径の増加が最大であり、この点を頂点(中心)として、その近傍の直径も徐々に増加している形となる。
【0040】
前記したような構成により、ブラシレスモータまたは光偏向器1において最も重要な対向部分11における中央部13の隙間をネジ19のねじ込み力によって自由に設定することができる。
すなわち、固定軸3の外径およびスリーブ5の内径を従来のように高精度に加工する必要が無くなり、ネジ19のねじ込み力を調整することにより、寸法誤差の範囲で個々に異なる固定軸3の外径とスリーブ5の内径の無数の組み合わせに対応することができる。
【実施例2】
【0041】
本発明の他の実施例を図4に示し、以下に詳細に説明する。
尚、実施例1に係る光偏向器およびブラシレスモータと同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0042】
図4は、本発明が適用された実施例2に係る光偏向器およびブラシレスモータの側部断面図を示したものである。
本実施例2に係る光偏向器およびブラシレスモータの実施例1との主な相違点は、ネジ孔18が対向部分11の長さと同一になっている点である。
【0043】
かかる構成によっても、ネジ19をねじ込み力を変えることにより対向部分11の中央部13を中心として、固定軸3の直径を調整することができるので、前記した実施例1で示した効果と同様な効果を得ることができる。
【0044】
前記した実施例は、説明のために例示したものであって、本発明はそれに限定されるものではなく、特許請求の範囲、明細書及び図面の記載から当事者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更、削除および付加が可能である。
【0045】
例えば、前記した実施例においては、スリーブ5とフランジ8を別部品としたものを示したが、スリーブ5とフランジ8が一体となっていても良い。
【0046】
また、前記した光偏向器1においては、ポリゴンミラー7がフランジ8に固定されたものを示したが、ポリゴンミラー7がスリーブ5およびフランジ8に接着材、ネジ等を用いて固定されていても良い。
【0047】
さらに、前記した実施例においては、固定軸3とネジ19の材質を共にアルミニウム合金としたものを示したが、固定軸3とネジ19の線膨張係数が同一または略同一であれば良い。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明は、ハードディスク、画像形成装置等に使用されるブラシレスモータおよび光偏向器に適用される。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明に係るブラシレスモータおよび光偏向器の側部断面図である(実施例1)
【図2】本発明に係るブラシレスモータおよび光偏向器の側部断面図である(実施例1)
【図3】本発明に係る固定軸等の側部断面図である(実施例1)
【図4】本発明に係る光偏向器の側部断面図である(実施例2)
【図5】従来の光偏向器を説明する側部断面図である
【符号の説明】
【0050】
1 光偏向器
2 ベース
3 固定軸
5 スリーブ
7 ポリゴンミラー
8 フランジ
11 対向部分
12 駆動マグネット
13 中央部
16 コイル
17 基板
18 ネジ孔
19 ネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板が固定されたベースと、
該ベースに固定された金属製の固定軸と、
該固定軸に隙間を有して挿入されたスリーブと、
該スリーブに固定されたフランジと、
該フランジに固定された駆動マグネットと、
該駆動マグネットと対向し、前記基板に固定されたコイルとを有するブラシレスモータにおいて、
前記固定軸の中心には、長手方向に貫通穴があけられ、
該貫通穴には、前記固定軸と前記スリーブが対向している対向部分の中央部から前記固定軸の上下に等しい長さのネジ孔が形成され、
該ネジ孔の一端にネジの頭部が当たるまで、該ネジ孔に該ネジがねじ込まれ、
該ネジのねじ込み力を変えることにより、前記固定軸の前記対向部分の直径が調整されたブラシレスモータ
【請求項2】
前記ネジは金属からなり、
前記固定軸を構成する金属の線膨張係数と、前記ネジを構成する金属の線膨張係数が略同一である請求項1に記載のブラシレスモータ
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のブラシレスモータの前記フランジに、ポリゴンミラーが固定された光偏光器

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−175383(P2009−175383A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−13294(P2008−13294)
【出願日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願人】(000251288)鈴鹿富士ゼロックス株式会社 (156)
【Fターム(参考)】