説明

ブレーキを作動した際「ブレーキ」のカナ文字を自動車車両正面ナンバープレート付近に点燈表示する標識ボックス

【課題】 交差点では、右折車と対向から直進してくる車はそれぞれ、このまま進行できるか、または停止して譲るべきか、優先ルールを考慮しながらも、いま一つ客観的な判断材料が無いまま勘に頼ったタイミングで行動を起こしている。更に周りの歩行者もまた、見込み判断でしか行動を起こせない。進行する車の今の意思が正面から読み取れるようになれば行動判断への材料が一つ加わり交通の安全性は大きく高まる。
【解決手段】 車両正面のナンバープレートに、ブレーキ作動を点燈表示する標識ボックスを連結させ、ナンバープレートと共に車両に固定装着する。標識ボックスは運転者がブレーキを踏むと「ブレーキ」のカナ文字を表面にくっきりと点燈表示し対向車、歩行者にこの車が停止若しくは徐行の意思があることを明瞭に表明する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
[発明の属する技術分野]
本発明は、正面を除き黒色のアクリル板で囲まれた、横幅はナンバープレートに一致、縦幅はプレート縦幅の約1/2,奥行約45mmの横長ボックス型の標識で、ボックス内に赤、青、若しくは白熱の小型電球4個と反射板を取付けたものである。正面アクリル板は2層から成り、奥の板は黒地で「ブレーキ」のカナ文字を切り抜き、この板に半透明の白色アクリル板を圧着させ正面を覆う。無点燈時は正面が乳白色の無地ボックスだが、点燈すると赤、青、若しくは白熱の「ブレーキ」文字が浮き出るようにしたものである。また車両への取付けにはナンバープレートを利用する。標識ボックスの前面上部又は下部に取付けのりしろがつき、これに穴を穿ち、ナンバープレートの車両取付け穴と繋がって車両に装着されるようにしたものである。
【0002】
[従来の技術]
従来、ブレーキ作動を自動車正面から認知する明瞭な技術はなく、僅かに後尾のブレーキ燈類似の赤色ランプを正面に付ける案が見受けられるが、緊急自動車のそれと紛らわしく且つ、万人にブレーキ作動表示燈と認識できるものではない。
【0003】
[発明の実施の形態]
本発明は、進行している自動車が、いまブレーキを作動中か否か、対面する、人、車へ明瞭に知らせる「ブレーキ」文字点燈標識ボックスである。図1について説明すれば、標識ボックス1にあるとおり、このボックスは正面を除き3面が1層のアクリル板で囲まれており、底に赤色、青色若しくは白熱の電球と反射板を付ける。表面の枠には車両取付け用ののりしろ分が一体成型されている。標識ボックス2にあるとおり、正面は2層のアクリル板をつけ、奥の層は黒色で「ブレーキ」文字が切り抜かれている。表面の層は白色の半透明板で覆い、これで無点燈時では乳白色の無地、点燈時には文字が赤、又は青く浮き出るようにする。図2について説明すればプレート1にあるとおり、標識ボックスはナンバープレートの車両取付け用穴から車両へ接合固定される。そして図3の如く車両に装着される。
【0004】
[発明の効果]
このようにすれば、進行してくる車がブレーキを踏んでいるか否か、対面する車両や、横断しようとする通行人が明瞭に確認することが出来る。この標識の状態と周りの状態を見て、行きあった車両や、人は己が進行するか、譲るか、より客観的に判断することが出来るようになり、広く交通安全に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】標識ボックス1表面を外した時のボックスの立体図面である。標識ボックス2表面を付けたボックスの立体図面である。
【図2】プレート1ボックスがナンバープレートの裏に固定された時の平面図である。
【図3】標識ボックスが車両に装着された平面図である。
【符号の説明】
1 電球
2 反射板
3 取付けのりしろ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車車両の正面ナンバープレート上部、又は下部にブレーキ作動中を表示する標識ボックスを取付ける。ブレーキを踏むと自動車正面に装着されたこの標識が点燈することで、向き合った車、通行人はこの車の今の意思を認知出来、見込みのみに頼らずに今己が進行すべきか否か新たな材料を得て判断出来るようにするものである。緊急自動車の正面バンパーに装着されている赤色灯などと明瞭に弁別でき且つ、ブレーキ作動中であることが周りに確実に伝えられるべく、文字でこれを表示するよう工夫したものである。
【請求項2】
ブレーキ標識燈はナンバープレートに接続して取り付ける。横幅はプレート幅に一致し、縦幅はプレート縦幅の約1/2で横長のボックス型とする。ブレーキ作動によりカナ文字、「ブレーキ」が点燈する。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−256588(P2006−256588A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−113865(P2005−113865)
【出願日】平成17年3月14日(2005.3.14)
【出願人】(504384055)有限会社真岡介護センター (2)
【Fターム(参考)】