説明

ブレーキディスクロータ

【課題】ブレーキディスクロータに求められる熱特性の確保と軽量化を両立し得る技術を提供する。
【解決手段】ある態様においては、車輪とともに回転する円盤状の2枚のディスクを所定間隔で対向させ、当該2枚のディスクの間に空気を送り込むことでディスクの冷却を行うブレーキディスクロータ20において、対向配置される2枚のディスクの間にゼオライト44が配設されている。これにより、ディスクロータに求められる熱特性が確保される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブレーキ装置に用いられるブレーキディスクロータに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ゼオライトなどの吸着剤を蓄熱材料として用いたヒートポンプが考案されている(例えば、特許文献1参照)。また、エンジン排気ガスの熱エネルギを蓄熱しエンジン始動時に車室暖房用エアに放熱するゼオライトを用いた熱交換器を設けた車両用蓄熱ヒータが考案されている(例えば、特許文献2参照)。そして、特許文献3には、ゼオライト混練組成物を撹拌造粒により成形するゼオライトの成形方法が開示されている。
【0003】
一方、車両の制動を行う制動装置の一つとして、ディスクブレーキ装置がある。このディスクブレーキ装置は、車輪とともに回転するディスクロータの両側の摩擦摺動面に対向して配置される一対のブレーキパッドを摩擦摺動面に押圧することにより制動力を発生させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭61−1933号公報
【特許文献2】特開昭61−263824号公報
【特許文献3】特開2000−128523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ディスクブレーキ装置は、運動エネルギを熱にして放出するため、連続した制動時に安定した制動性能を発揮するためには、ディスクロータの熱容量が大きい方が望ましい。そのため、車両の走行性能が高くなればなるほど必要となる制動性能も高くなり、ディスクロータの大径化や体積の増加を招くことになる。
【0006】
また、ディスクロータの材料としては、摩擦特性が優れているねずみ鋳鉄が一般的に用いられている。しかしながら、ねずみ鋳鉄は、比熱が比較的小さいため、制動性能を考慮した熱容量を確保しようとした場合、ディスクロータの質量が増加してしまう。
【0007】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ブレーキディスクロータに求められる熱特性の確保と軽量化を両立し得る技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のブレーキディスクロータは、車輪とともに回転する円盤状の2枚のディスクを所定間隔で対向させ、当該2枚のディスクの間に空気を送り込むことでディスクの冷却を行うブレーキディスクロータであって、対向配置される前記2枚のディスクの間にゼオライトが配設されている。
【0009】
この態様によると、ゼオライトは、制動時に吸熱し、非制動時に放熱する吸放熱部材として機能する。そのため、ディスクロータの熱負荷の均一化が図られ、ディスクロータに求められる熱特性が確保されるとともに、ディスクロータの熱容量の削減、ひいては軽量化が達成できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ブレーキディスクロータに求められる熱特性の確保と軽量化を両立し得る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本実施の形態に係るディスクブレーキ装置の概念構成図である。
【図2】図1のA方向から見たベンチレーテッドディスクロータの一部を破断して内部を露出させた正面図である。
【図3】第2の実施の形態に係るディスクロータの部分断面図である。
【図4】第2の実施の形態の変形例に係るゼオライトおよびゼオライトのディスクロータへの収容方法を説明するための模式図である。
【図5】予めゼオライトを金属網に封入したユニットの変形例を模式的に示した図である。
【図6】第3の実施の形態に係るゼオライトおよびゼオライトのディスクロータへの収容方法を説明するための模式図である。
【図7】図7(a)は、第4の実施の形態に係るゼオライト板の斜視図、図7(b)は、図7(a)のゼオライト板をC方向から見た側面図、図7(c)は、第4の実施の形態に係るゼオライトの透視図である。
【図8】図8(a)は、第4の実施の形態の変形例に係るゼオライト板の斜視図、図8(b)は、図8(a)のゼオライト板をD方向から見た側面図、図8(c)は、第4の実施の形態の変形例に係るゼオライトの透視図である。
【図9】第5の実施の形態に係るゼオライトの概略構成を示す斜視図である。
【図10】第5の実施の形態の変形例に係るゼオライトの概略構成を斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
【0013】
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態に係るディスクブレーキ装置10の概念構成図である。図2は、図1のA方向から見たベンチレーテッドディスクロータの一部を破断して内部を露出させた正面図である。
【0014】
ディスクブレーキ装置10は、いわゆる浮動キャリパとして構成され、車両の非回転部材に固定されたマウンティング(不図示)に摺動自在に支持されるキャリパ12を備えている。キャリパ12は、内部にホイールシリンダ14およびピストン16を有するシリンダ部18と、シリンダ部18から伸び出してベンチレーテッドディスクロータ(以下、「ディスクロータ」という。)20を間にしてシリンダ部18と対向する爪部22(「支持部」に該当する)とを有している。
【0015】
シリンダ部18と爪部22との間には、車輪とともに同軸に回転するディスクロータ20を挟んで、インナパッド24とアウタパッド26とが対向して配設されている。インナパッド24およびアウタパッド26のディスクロータ20に対向していない側には、それぞれ裏金28,30が貼着されている。裏金28は、ディスクロータ20のインナ側において、マウンティングによりディスクロータ20の軸方向に摺動可能に支持されている。また、裏金30は、ディスクロータ20のアウタ側において、マウンティングによりディスクロータ20の軸方向に摺動可能に支持されている。なお、本実施の形態では、裏金28とインナパッド24を併せてインナブレーキパッド、裏金30とアウタパッド26を併せてアウタブレーキパッドと呼ぶ場合もある。また、インナブレーキパッド、アウタブレーキパッドを単にブレーキパッドと呼ぶ場合もある。
【0016】
裏金28の背部にはピストン16が配設されている。ピストン16が作動して裏金28を押すと、インナパッド24がディスクロータ20のインナ側の摩擦摺動面32に押圧される。一方、裏金30の背部には一対の爪部22が配置されている。この爪部22が相対的に移動して裏金30を押すと、アウタパッド26がディスクロータ20のアウタ側の摩擦摺動面34に押圧される。
【0017】
ピストン16には、裏金28の背面側を押圧するための押圧面が形成されている。また、爪部22の先端には、裏金30の背面側を押圧するための押圧面が形成されている。図示しないマスタシリンダなどが動作してホイールシリンダ14内に液圧が供給されると、ピストン16がディスクロータ20の方向に突き出る。その結果、インナパッド24がディスクロータ20のインナ側に押し付けられるとともに、その反力でキャリパ12がピストン16の突き出し方向とは反対の方向へ移動し、爪部22の押圧面によりアウタパッド26がディスクロータ20のアウタ側に押し付けられる。これにより、ディスクロータ20がインナパッド24およびアウタパッド26により挟圧されて、車輪が制動される。
【0018】
次にディスクロータ20について詳述する。図1、図2に示すように、ディスクロータ20は、車輪を取り付けるハブ36の外周端部に取り付けられたアウタディスク38と、このアウタディスク38と対面配置されたインナディスク40を有している。ハブ36には、ハブ穴37に挿入されるボルト(不図示)によってタイヤホイール39が締結される。アウタディスク38とインナディスク40は、ドーナツ型の円盤状であり、その間には、複数のフィン42が周方向に所定間隔で配置されている。このフィン42を挟み込むことにより、アウタディスク38とインナディスク40は所定の間隔で対向する姿勢を維持することができる。
【0019】
なお、本実施の形態において、アウタディスク38とインナディスク40の区別を必要としない場合にはアウタディスク38やインナディスク40を単にディスクと呼ぶ場合もある。また、図2においては、フィン42の一例として、ディスクの内周側から外周側に向かい放射状に配置する直線タイプのフィンを示したが、ディスクの内周側から外周側に向かい渦巻状に配置された湾曲タイプのフィンでもよい。
【0020】
このようなディスクロータ20のアウタディスク38とインナディスク40は、前述のディスクブレーキ装置10におけるインナパッド24およびアウタパッド26により押圧挟持されて制動される。そして、制動時、アウタディスク38とアウタパッド26の接触により発生する摩擦熱およびインナディスク40とインナパッド24の接触により発生する摩擦熱によりディスクロータ20全体が高温になる。ディスクロータ20は、この摩擦により上昇したディスク温度を低下させるために、隣接するフィン42の間に形成される複数の空気通路を空気が流れることにより空冷効果を得る。
【0021】
ディスクロータ20は、このような空冷効果により全体の温度上昇が抑制され、所望の制動性能が維持されることになる。しかしながら、近年の車両の高性能化により更なる制動性能の向上が求められている。そこで、制動性能に影響するディスクロータ20の温度上昇を抑制すべく、本実施の形態では隣接するフィン42の間に、ケイ酸塩の一種であるゼオライト44が吸熱部材として配設されている。
【0022】
ゼオライト44は、微細孔内に水分を吸着し、また放出することができる。そのため、ディスクブレーキ装置10が作動して制動が行われ、ディスクロータ20の摺動部の温度が上昇すると、ゼオライト44は、吸着していた水分を放出しながら、高温になったディスクロータ20の熱を吸収することができる(再生工程)。一方、ゼオライト44は、ディスクロータ20が冷却され低温になった後には、雰囲気の水分を吸着しながら蓄積した熱を放出することができる(吸着工程)。
【0023】
例えば、車輪2輪分のディスクロータ20に配設されたゼオライト44の吸熱量は、概略で、時速120km/hで走行する1800kgの車両を停止させるまで制動を行ったときに発生する熱エネルギを吸収することができる。したがって、隣接するフィンの間を通過する空気のみによる冷却と比較して、ディスクロータ20の質量を大幅に増加させることなく、制動時の熱が効率よく吸収、放熱される。
【0024】
このように、ゼオライト44は、制動時に吸熱し、非制動時に放熱する吸放熱部材として機能することで、ディスクロータ20の熱負荷の均一化が図れ、ディスクロータ20の熱容量の削減、ひいては軽量化が達成できる。
【0025】
また、ゼオライト44は水分の吸着により発熱するため、特に、雨天の時などにディスクロータ20を熱することで、ディスクロータ20表面の水分を蒸発させることができる。その結果、雨天時の制動安定性も確保される。
【0026】
(第2の実施の形態)
前述のゼオライトはその形態や大きさは様々である。本実施の形態では、前述のゼオライトが粒状に加工されている場合に特に有効である。図3は、第2の実施の形態に係るディスクロータ50の部分断面図である。
【0027】
本実施の形態に係るゼオライト44は、平均粒径が2〜5mm程度に加工された粒状のものであり、アウタディスク38およびインナディスク40との間の空間に多数充填されている。この際、ゼオライト44が充填される空間の外周側および内周側に、粒状のゼオライト44がすり抜けて脱落しない程度の網目を有する金属網46,48が、環状または円弧状に取り付けられている。金属網46,48は、ディスクロータ20の2つのディスクにネジや溶接により固定されている。
【0028】
このように、金属網46,48の穴をゼオライト44の粒径よりも小さくすることで、ゼオライト44は、金属網46,48の間に保持され、遠心力や振動によりディスクロータ20から脱離することが抑制される。また、ゼオライト44や金属網46,48の隙間を空気が流れることができるため、水分の吸着と放出が効率よく行われる。
【0029】
金属網46,48は、保持されたゼオライト44が水の吸収と排出を行うことから耐腐食性の点でステンレスが良い。しかしながら、ステンレスの熱伝導率は、鉄の約1/4であるため、ディスクロータ20で生じる熱をゼオライト44へ効率よく吸熱させるためには、金属網46,48の回転軸方向(図3に示すB方向)は、アウタディスク38やインナディスク40に接している方が好ましい。なお、腐食の問題を除けば、金属網の材料としては、熱伝導率の高い銅がより好ましい。
【0030】
このように金属網46,48でゼオライト44が保持されているディスクロータ50の製造方法の一例としては、はじめに金属網46,48の一方をディスクロータ50に溶接し、ゼオライト44を充填した後、金属網46,48の他方をディスクロータ50に溶接する方法が挙げられる。
【0031】
図4は、第2の実施の形態の変形例に係るゼオライトおよびゼオライトのディスクロータへの収容方法を説明するための模式図である。図5は、予めゼオライトを金属網に封入したユニットの変形例を模式的に示した図である。
【0032】
図4に示すように、製造時の効率を考え粒状のゼオライト44を予め円弧状の金属網52に封入したユニット54を作り、そのユニット54を隣接するフィン42の間に挿入し、固定してもよい。この場合、図5に示すように、ゼオライト44への熱伝達を向上するため、金属網52の内部にも板状の網56を入れてもよい。
【0033】
上述のように、金属網を通してゼオライトは水蒸気の吸着と放出を行う。例えば、制動のない回転時には、大気から水蒸気を得て発熱する。一方、制動時の回転低下や停止時には、ディスクロータ20の熱を蓄熱するとともに水蒸気を放出する。
【0034】
(第3実施の形態)
図6は、第3の実施の形態に係るゼオライトおよびゼオライトのディスクロータへの収容方法を説明するための模式図である。
【0035】
本実施の形態に係るゼオライト58は、隣接するフィン42の間の空間と同じ形状に合わせて、リングを扇形に切り取った形状に成型されている。成型されたゼオライト58は、複数の細い開放された穴60が設けられている。なお、図6に示す穴60の数は例示であり、空気の通路確保の観点からはより多い方が好ましい。
【0036】
本実施の形態に係るディスクロータ62は、その外周部に、ゼオライト58の落下を防ぐためにゼオライト58をディスクロータ62に固定するための金属網63が設けられている。なお、金属網63の代わりに、ゼオライト58と係合することでゼオライト58の脱落を防止する凸部を設けてもよい。本実施の形態に係るディスクロータ62の構成によっても、上述の各実施の形態と同様の作用効果が得られる。
【0037】
(第4の実施の形態)
本実施の形態に係るディスクロータは、板状に成型されたゼオライト板を重ねたゼオライトを有している。図7(a)は、第4の実施の形態に係るゼオライト板の斜視図、図7(b)は、図7(a)のゼオライト板をC方向から見た側面図、図7(c)は、第4の実施の形態に係るゼオライトの透視図である。
【0038】
図7(c)に示すゼオライト64は、リングを扇形に切り取ったような形状のゼオライト板66(図7(a)参照)を複数積層したものである。ゼオライト板66は、図7(b)に示すように、周方向の両端に径方向と平行な凸部68が直線的に設けられている。したがって、ゼオライト板66を積層してゼオライト64を構成した場合、2つの凸部68によりゼオライト板66同士が密着せず、隣接するゼオライト板66の間に空間ができる。そのため、その空間を通して空気が流れることが可能となり、効率よく水分の吸着と放出が可能となる。
【0039】
図8(a)は、第4の実施の形態の変形例に係るゼオライト板の斜視図、図8(b)は、図8(a)のゼオライト板をD方向から見た側面図、図8(c)は、第4の実施の形態の変形例に係るゼオライトの透視図である。
【0040】
図8(c)に示すゼオライト70は、リングを扇形に切り取ったような形状のゼオライト板72(図8(a)参照)を複数積層したものである。ゼオライト板72は、図8(b)に示すように、周方向の両端の表側および裏側に、径方向と平行な凸部74が直線的に設けられている。したがって、ゼオライト板72を積層してゼオライト70を構成した場合、4つの凸部74によりゼオライト板72同士が密着せず、隣接するゼオライト板72の間に空間ができる。そのため、その空間を通して空気が流れることが可能となり、効率よく水分の吸着と放出が可能となる。
【0041】
上述のゼオライト64やゼオライト70がディスクロータから脱落しないように、ディスクロータの外周部に凸部あるいは金属網を設けてもよい。なお、上述のゼオライトは、ゼオライト板をディスクロータの軸方向に積層しているが、ディスクロータの周方向に積層してもよい。本実施の形態に係るゼオライトを備えたディスクロータによっても、上述の各実施の形態と同様の作用効果が得られる。
【0042】
(第5の実施の形態)
図9は、第5の実施の形態に係るゼオライトの概略構成を示す斜視図である。図9に示すゼオライト76は、糸状ゼオライトが絡んだ状態でリングを扇形に切り取ったような形状に加工されたものである。このようなゼオライト76は、隣接する糸状のゼオライトとの間に隙間が生じているため、その隙間を通して空気が流れることが可能となり、効率よく水分の吸着と放出が可能となる。
【0043】
図10は、第5の実施の形態の変形例に係るゼオライトの概略構成を斜視図である。図10に示すゼオライト78は、ハニカム構造を有し、リングを扇形に切り取ったような形状に加工されたものである。なお、ハニカム構造は、径方向に通路が形成されている。このようなゼオライト78は、ハニカム構造の貫通穴を通して空気が流れることが可能となり、効率よく水分の吸着と放出が可能となる。
【0044】
上述のゼオライト76やゼオライト78がディスクロータから脱落しないように、ディスクロータの外周部に凸部あるいは金属網を設けてもよい。本実施の形態に係るゼオライトを備えたディスクロータによっても、上述の各実施の形態と同様の作用効果が得られる。
【0045】
以上、本発明を上述の各実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の各実施の形態に限定されるものではなく、各実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて各実施の形態における組合せや処理の順番を適宜組み替えることや各種の設計変更等の変形を各実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
【符号の説明】
【0046】
10 ディスクブレーキ装置、 12 キャリパ、 14 ホイールシリンダ、 16 ピストン、 18 シリンダ部、 20 ディスクロータ、 24 インナパッド、 26 アウタパッド、 38 アウタディスク、 39 タイヤホイール、 40 インナディスク、 42 フィン、 44 ゼオライト、 46 金属網。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車輪とともに回転する円盤状の2枚のディスクを所定間隔で対向させ、当該2枚のディスクの間に空気を送り込むことでディスクの冷却を行うブレーキディスクロータであって、
対向配置される前記2枚のディスクの間にゼオライトが配設されていることを特徴とするブレーキディスクロータ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2012−36995(P2012−36995A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−178805(P2010−178805)
【出願日】平成22年8月9日(2010.8.9)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】