説明

ブレーキ冷却装置

【課題】ブレーキパッドへの影響を抑制しつつディスクロータの熱を効率的に回収する。
【解決手段】ブレーキパッドが押し付けられることにより車輪に制動力を与えるディスクロータ20を冷却するブレーキ冷却装置において、熱回収部材64は、ディスクロータ20のうちブレーキパッドが押し付けられる被押圧面20aに接してディスクロータ20が持つ熱を回収する。冷却機構は、熱回収部材64の流路64aに冷却液を巡回させ、熱回収部材64の外部のラジエターで冷却液を冷却することにより、熱回収部材64を冷却する。ECU80は、ソレノイド70のオンオフを制御することにより、熱回収部材64とディスクロータ20との接触および非接触を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブレーキ冷却装置に関し、特に、ディスクロータにブレーキパッドを押し付けて制動力を発生させるブレーキのディスクロータを冷却するブレーキ冷却装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ディスクロータにブレーキパッドを押し付けることにより車輪に制動力を与えるいわゆるディスクブレーキ装置に対し、従来から冷却水を利用してディスクロータを冷却する技術が提案されている(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。また、ディスクロータに押し付ける押圧部材内に冷却水循環路を設け、さらにブレーキパッドと押圧部材との間に高熱伝導材を配置した水冷式ディスクブレーキ装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−53671号公報
【特許文献2】特開平9−53672号公報
【特許文献3】特開平6−74271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1から3に記載の技術では、ブレーキパッドを介してディスクロータの熱を冷却水によって冷却する。しかしながら、ブレーキパッドには、ブレーキの効き、騒音や振動、摩耗寿命など多くの性能が要求される。このため、これらの要求性能を満たしつつディスクロータの熱を効率的に回収する性能も満たすことは容易ではない。
【0005】
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ブレーキパッドへの影響を抑制しつつディスクロータの熱を効率的に回収することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のブレーキ冷却装置は、ブレーキパッドが押し付けられることにより車輪に制動力を与えるディスクロータを冷却するブレーキ冷却装置において、前記ディスクロータのうち前記ブレーキパッドが押し付けられる被押圧面に接して前記ディスクロータが持つ熱を回収する熱回収部材と、前記熱回収部材を冷却する冷却機構と、を備える。
【0007】
この態様によれば、ブレーキパッドを介することなく熱回収部材をディスクロータの被押圧面に直接当接させてその熱を回収することができる。このため、ブレーキパッドへの影響を抑制しつつディスクロータの熱を効率的に回収することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ブレーキパッドへの影響を抑制しつつディスクロータの熱を効率的に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】第1の実施形態に係る液冷式ブレーキ装置の構成を模式的に示す図である。
【図2】図1のP−P断面図である。
【図3】第1の実施形態に係る液冷式ブレーキ装置による冷却処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施形態に係る熱回収機構の構成を示す断面図である。
【図5】第2の実施形態に係る熱回収部材の拡大図である。
【図6】第3の実施形態に係る液冷式ブレーキ装置の構成を模式的に示す図である。
【図7】第4の実施形態に係る液冷式ブレーキ装置による冷却処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という。)について詳細に説明する。
【0011】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る液冷式ブレーキ装置10の構成を模式的に示す図である。液冷式ブレーキ装置10は、ディスクブレーキ装置12およびブレーキ冷却装置14を有する。
【0012】
ディスクブレーキ装置12は、ディスクロータ20およびキャリパ22を有する。ディスクロータ20は円盤状に形成され、車輪(図示せず)と共に回転するよう車輪に固定される。キャリパ22の内部は、ディスクロータ20を挟むように配置された一対のブレーキパッド(図示せず)が設けられている。キャリパ22は、運転者によるブレーキペダルの踏み込み操作に応じて一対のブレーキパッドをディスクロータ20の被押圧面20aに押し付ける。これにより、ディスクロータ20の被押圧面20aとブレーキパッドとの間に摩擦力が発生し、車輪に制動力が与えられる。
【0013】
このように車輪に制動力を与えるたびにディスクロータ20とブレーキパッドとの間に摩擦力が発生するため、ディスクロータ20の温度は上昇する。ブレーキペダルを踏み込む運転者のブレーキフィーリングを維持するなどのため、ディスクロータ20の冷却は大きな課題となる。
【0014】
このため第1の実施形態では、ディスクロータ20を冷却すべくブレーキ冷却装置14が設けられている。ブレーキ冷却装置14は、熱回収機構30および冷却機構32を有する。
【0015】
冷却機構32は、ラジエター34、ポンプ36、導管38、40、42を有する。ラジエター34は車両のエンジンの冷却にも利用される。なお、ラジエター34の冷却液に代えて、車両に設けられるエアーコンディショナの冷媒を利用してもよい。
【0016】
導管38の一端は熱回収機構30に接続され、他端はラジエター34に接続される。導管38は、熱回収機構30からラジエター34への冷却液の流路として機能する。導管40の一端はラジエター34に接続され、他端はポンプ36に接続される。また、導管42の一端はポンプ36に接続され、他端は熱回収機構30に接続される。ポンプ36は、ラジエター34から熱回収機構30に向かうよう冷却液に流れを与える。このため導管40および導管42は、ラジエター34から熱回収機構30へ向かう冷却液の流路として機能する。
【0017】
図2は、第1の実施形態に係る熱回収機構30の構成を示す断面図である。図2は、図1のP−P断面図を示している。熱回収機構30は、筐体62、熱回収部材64、永久磁石68、およびソレノイド70を有する。筐体62は、ディスクロータ20を挟むようにコ字状に断面が形成される。筐体62の内面には、ディスクロータ20の被押圧面20aに対して垂直方向に凹むシリンダ室62aが、一対の被押圧面20aの各々に対応するよう一対設けられる。この一対のシリンダ室62aの各々に、一対の熱回収部材64がそれぞれ嵌挿される。これにより熱回収部材64は、シリンダ室62a内部を被押圧面20aと垂直方向に摺動可能に筐体62に支持される。
【0018】
熱回収部材64はディスクロータ20の外周に沿う円弧状の外周を有するブロック状に形成され、内部に中空の流路64aが設けられる。この流路64aに冷却液66が充填される。流路64a内の冷却液66は、導管42から供給され、導管38に排出される。このとき冷却液66は、ディスクロータ20から回収した熱とともに導管38に排出される。なお、冷却液66に代えて気体を流路64aに循環させてディスクロータ20の熱を回収してもよい。
【0019】
熱回収部材64の外面のうちディスクロータ20の被押圧面20aに対向する面には、被押圧面20aに当接すべき接触面64bが設けられている。熱回収部材64の外面のうち接触面64bの裏面には、永久磁石68が固定されている。また、シリンダ室62aの底部には、ソレノイド70が配置されている。ソレノイド70は電子制御ユニット(以下、「ECU」という)80に接続されている。
【0020】
ECU80は、液冷式ブレーキ装置10が設けられた車両の内部に配置される。ECU80は、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAMなどを有し、車両に設けられたアクチュエータの作動を制御する。ECU80は、ソレノイド70のオンオフを制御することにより永久磁石68をソレノイド70に離間または近接させる。こうしてECU80は、熱回収部材64の流路64aとディスクロータ20の被押圧面20aとの接触および非接触を制御する。
【0021】
なお、ソレノイド70など電気アクチュエータに代えて、油圧シリンダなど油圧アクチュエータが利用されてもよい。このとき熱回収部材64を推進させるための油圧は、ディスクロータ20にブレーキパッドを押し付ける油圧システムの油圧が利用されてもよい。
【0022】
熱回収部材64は、接触面64bがディスクロータ20の被押圧面20aに接触することによってディスクロータ20が持つ熱を回収する。冷却機構32は、冷却液66を巡回させてラジエター34で冷却液66を冷却することにより、熱回収部材64を冷却する。こうしてブレーキ冷却装置14は、ディスクロータ20の温度を低下させる。
【0023】
このようにディスクロータ20の被押圧面20aに熱回収部材64の接触面64bを直接接触させることにより、ブレーキパッドを介して冷却液でディスクロータ20の熱を回収する場合に比べ、ブレーキパッドへの影響を抑制しつつディスクロータ20を効率的に冷却することができる。
【0024】
また、この熱回収部材64の接触面64bは、ブレーキパッドよりも耐摩耗性に対する要求レベルは低い。このため、接触面64bを形成する材料を広範な材料から選択することができ、例えば軸受材のような低摩擦係数を有する材料や、高熱伝導性の材料を選択することが可能となる。
【0025】
図3は、第1の実施形態に係る液冷式ブレーキ装置10による冷却処理の手順を示すフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、車両のイグニッションスイッチがオンにされたときに開始し、その後イグニッションスイッチがオフにされるまで所定時間毎に繰り返し実行される。
【0026】
ECU80は、ブレーキスイッチがオンか否か、すなわち運転者によりブレーキペダルが踏み込まれたか否かを判定する(S10)。ブレーキスイッチがオンの場合(S10のY)、ブレーキパッドがディスクロータ20の被押圧面20aに押し付けられておりディスクロータ20の温度が上昇する。このためディスクロータ20の温度上昇を抑制すべく、ECU80は、ソレノイド70をオンにして熱回収部材64の接触面64bをディスクロータ20の被押圧面20aに接触させる(S12)。これにより、ディスクロータ20の温度上昇を抑制することができる。
【0027】
ブレーキスイッチがオフの場合(S10のN)、ECU80は、車両に設けられた車輪速センサ(図示せず)の検出結果を利用して車両停止中か否かを判定する(S14)。車両停止中の場合(S14のY)、熱回収部材64によって車輪に制動力が与えられても影響は少ないため、ECU80は、熱回収部材64をディスクロータ20に接触させる(S12)。
【0028】
車両停止中でない場合(S14のN)、車両走行中のためディスクロータ20に制動力を与えることを回避すべく、ECU80は、ソレノイド70をオフにして熱回収部材64の接触面64bをディスクロータ20の被押圧面20aから離す(S16)。
【0029】
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る熱回収機構100の構成を示す断面図である。図4は、図1のP−P断面図を示している。熱回収機構30に代えて熱回収機構100が設けられる以外は、液冷式ブレーキ装置の構成は第1の実施形態と同様である。図4は、図1において熱回収機構30に代えて熱回収機構100が配置されたときのP−P断面図を示している。以下、第1の実施形態と同様の個所は同一の符号を付して説明を省略する。
【0030】
熱回収機構100は、熱回収部材64に代えて熱回収部材102が設けられている以外は、第1の実施形態に係る熱回収機構30と同様である。第2の実施形態に係る液冷式ブレーキ装置による冷却処理の手順は、第1の実施形態と同様である。
【0031】
図5は、第2の実施形態に係る熱回収部材102の拡大図である。熱回収部材102は、第1熱回収部材104、第2熱回収部材106、および熱電素子108を有する。熱回収部材102は、第1の実施形態に係る熱回収部材64と同様に設けられる。したがって、第2の実施形態においても第1熱回収部材104の内部に冷却液66が循環すべき流路104aが設けられる。
【0032】
第2熱回収部材106は板状に形成され、一方の面がディスクロータ20の被押圧面20aに接触すべき接触面106aとなる。熱電素子108は、第2熱回収部材106における接触面106aの裏面と第1熱回収部材104との間に配置され、第1熱回収部材104と第2熱回収部材106とを互いに結合する。
【0033】
ブレーキパッドがディスクロータ20の被押圧面20aに押し付けられたとき、ディスクロータ20の温度が上昇する。このため、接触面106aが被押圧面20aに接触したとき、第1熱回収部材104よりも第2熱回収部材106の温度が高くなる。熱電素子108は、この温度差を利用して熱エネルギを電気エネルギに変換する。熱電素子108が熱エネルギを電気エネルギに変換するメカニズムについては公知であるため説明を省略する。
【0034】
熱電素子108は、車両内部に配置されたバッテリ(図示せず)に接続されており、回収した電力をバッテリに供給する。バッテリは、供給された電力を充電する。こうして熱回収機構100は、ディスクロータ20を冷却するだけでなく、ディスクロータ20の熱エネルギを電気エネルギとして回収する。これにより、車両から発生するエネルギを効率的に利用することができ、環境負担を低減させることができる。
【0035】
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係る液冷式ブレーキ装置150の構成を模式的に示す図である。以下、上述の実施形態と同様の個所は同一の符号を付して説明を省略する。
【0036】
液冷式ブレーキ装置150の構成は、ブレーキ冷却装置14に代えてブレーキ冷却装置160が設けられている以外は第1の実施形態に係る液冷式ブレーキ装置10と同様に構成される。第3の実施形態に係る液冷式ブレーキ装置による冷却処理の手順は、第1の実施形態と同様である。ブレーキ冷却装置160は、熱交換機162が設けられている以外は、第1の実施形態に係るブレーキ冷却装置14と同様に構成される。
【0037】
熱交換機162は、第1液路部材164、第2液路部材166、および熱電素子168を有する。第1液路部材164は、導管38の中途部に介在する。第1液路部材164の内部には流路(図示せず)が設けられており、導管38を流れる冷却液は、第1液路部材164内部の流路を通過する。
【0038】
第2液路部材166は、導管42の中途部に介在する。第2液路部材166の内部には流路(図示せず)が設けられており、導管42を流れる冷却液は、第2液路部材166内部の流路を通過する。なお、第2液路部材166は導管40の中途部に介在してもよい。
【0039】
熱電素子168は、第1液路部材164と第2液路部材166との間で双方に接触するよう設けられる。第1液路部材164には、熱回収機構30においてディスクロータ20から回収した熱によって温度が上昇した冷却液が通過する。これに対し、第2液路部材166には、ラジエター34で冷却された冷却液が通過する。熱電素子168は、第1液路部材164と第2液路部材166との間の温度差を利用して熱エネルギを電気エネルギに変換する。
【0040】
熱電素子168は、車両内部に配置されたバッテリ(図示せず)に接続されており、回収した電力をバッテリに供給する。バッテリは、供給された電力を充電する。このように熱回収機構30の外部に熱電素子168を設けた場合においても、車両から発生するエネルギを効率的に利用することができ、環境負担を低減させることができる。
【0041】
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態に係る液冷式ブレーキ装置による冷却処理の手順を示すフローチャートである。第4の実施形態では、第1の実施形態に係る液冷式ブレーキ装置10が採用される。なお、液冷式ブレーキ装置10に代えて上述の実施形態に係る他の液冷式ブレーキ装置が採用されてもよい。以下、上述の実施形態と同様の個所は同一の符号を付して説明を省略する。
【0042】
ECU80は、ソレノイド70をオンにしている間、冷却フラグをオンに設定する。ECU80は、この冷却フラグがオンに設定されているか否かを判定することにより、熱回収部材64がディスクロータ20の被押圧面20aから離れているか接触しているかを判定する(S40)。
【0043】
熱回収部材64がディスクロータ20の被押圧面20aから離れている場合(S40のY)、ECU80は、ブレーキスイッチがオンか否かを判定する(S42)。ブレーキスイッチがオンの場合(S42のY)、ECU80は、熱回収部材64をディスクロータ20に接触させる(S44)。ブレーキスイッチがオフの場合(S42のN)、ECU80は、S44をスキップして熱回収部材64がディスクロータ20の被押圧面20aから離間した状態を維持する。
【0044】
熱回収部材64がディスクロータ20の被押圧面20aに接触している場合(S40のN)、ECU80は、離間条件を満たすか否かを判定する(S46)。第4の実施形態では、ディスクロータ20の熱を回収するメリットと、熱回収部材64をディスクロータ20に接触させることによるディメリットとを考慮して離間条件が定められている。例えば、ブレーキスイッチがオフにされているなど制動操作が行われていないこと、あるいは車両が減速されていないことが離間条件として設定されてもよく、また、例えばブレーキスイッチがオフにされてから所定時間を経過することが離間条件として設定されてもよい。
【0045】
離間条件を満たす場合(S46のY)、ECU80は、熱回収部材64をディスクロータ20の被押圧面20aから離す(S48)。離間条件を満たさない場合(S46のN)、ECU80は、S48をスキップして熱回収部材64がディスクロータ20の被押圧面20aに接触した状態を維持する。
【0046】
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を本実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。
【符号の説明】
【0047】
10 液冷式ブレーキ装置、 12 ディスクブレーキ装置、 14 ブレーキ冷却装置、 20 ディスクロータ、 20a 被押圧面、 22 キャリパ、 30 熱回収機構、 32 冷却機構、 34 ラジエター、 36 ポンプ、 62 筐体、 62a シリンダ室、 64 熱回収部材、 64a 流路、 64b 接触面、 66 冷却液、 68 永久磁石、 70 ソレノイド、 80 ECU、 102 熱回収部材、 160 ブレーキ冷却装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブレーキパッドが押し付けられることにより車輪に制動力を与えるディスクロータを冷却するブレーキ冷却装置において、
前記ディスクロータのうち前記ブレーキパッドが押し付けられる被押圧面に接して前記ディスクロータが持つ熱を回収する熱回収部材と、
前記熱回収部材を冷却する冷却機構と、
を備えることを特徴とするブレーキ冷却装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−21626(P2011−21626A)
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−164680(P2009−164680)
【出願日】平成21年7月13日(2009.7.13)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】