説明

ブローチ及びブローチの製造方法

【課題】所定の形状であることを保証することが可能なブローチ、及び、当該ブローチの製造方法を提供する。
【解決手段】骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した表面形状となるように原材料100を加工して、ブローチ素材101を得る。その後、ブローチ素材101の表面が刃の先端に残るように、当該ブローチ素材101を加工して複数の刃を形成して、ブローチ1を得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨に髄腔を形成するために用いるブローチ及びブローチの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、骨に髄腔を形成するために用いるブローチとして、特許文献1に記載の刃形状を有するものが知られている。図5(a)は、従来のブローチの刃αの拡大模式図である。図5(a)に示すように、従来のブローチの刃αは、刃先に向かって鋭く尖るように形成されている。
このようなブローチは、形成したい髄腔の内面形状(図5において二点鎖線で示す)に対応する位置に刃の先端が位置するように設計され、原材料を加工して製造される。
【0003】
【特許文献1】米国特許第6319256号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のようにブローチを製造した場合、加工精度等の影響により、ブローチに形成される刃の先端の位置が、目標とする位置よりも内側に入ってしまう場合(図5(b)参照)や、目標とする位置よりも外側に出てしまう場合(図5(c)参照)がある。
この場合、当該ブローチにより骨を掘削して所定の形状の髄腔を形成することができず、形成された髄腔に挿入されるインプラントを所定の位置まで挿入できなくなる、或いは、インプラントが所定の位置を越えて挿入される等の問題が生じてしまう。
そのため、ブローチの刃の先端が、所望の髄腔形状に対応する所定の位置に配置されているかどうかを確認することが望まれる。
【0005】
しかしながら、表面に複数の刃が形成された状態では、刃形状の凹凸により、ブローチの刃の先端が所定の位置にあるかどうかを正確に測定することは困難である。特に、先端の尖った刃が軸方向において複数並んで形成されているブローチにおいては、刃先の軸垂直方向断面が所定の形状で形成されているか否かを確認することは非常に困難である。
このように、従来の製造方法では、原材料を加工して得られたブローチの形状が所望の髄腔形状に対応する所定の形状であることを保証することが困難である。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みることにより、所定の形状であることを保証することが可能なブローチ、及び、当該ブローチの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、骨に髄腔を形成するために用いるブローチ及びブローチの製造方法に関する。
そして、本発明に係るブローチ及びブローチの製造方法は、上記目的を達成するために以下のようないくつかの特徴を有している。すなわち、本発明のブローチ及びブローチの製造方法は、以下の特徴を単独で、若しくは、適宜組み合わせて備えている。
【0008】
上記目的を達成するための本発明に係るブローチにおける第1の特徴は、骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した表面形状を有するブローチ素材に刃の形状を加工して得たブローチであって、前記刃の先端に、前記ブローチ素材の表面が残っていることである。
【0009】
この構成によると、ブローチの刃の先端の位置は、骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した表面形状を有するように形成されたブローチ素材の表面の位置となる。したがって、ブローチの刃の先端の位置が、骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した所定の位置にあることを保証することができる。
【0010】
また、本発明に係るブローチにおける第2の特徴は、前記刃に残った前記ブローチ素材の表面の幅は、ブローチの軸方向において0.1mm以下であることである。
【0011】
この構成によると、一の刃に残るブローチ素材の表面の範囲が、ブローチの軸方向において0.1mm以下であることにより、ブローチの刃の先端にブローチ素材の表面が残ることでブローチの刃の切れ味が低下することを抑制できる。
【0012】
また、上記目的を達成するための、本発明に係るブローチの製造方法における第1の特徴は、骨内に髄腔を形成するためのブローチの製造方法であって、骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した表面形状となるように原材料を加工して、ブローチ素材を得る原材料加工工程と、前記ブローチ素材の表面が刃の先端に残るように、当該ブローチ素材を加工して複数の刃を形成する刃形成工程と、を備えることである。
【0013】
この構成によると、製造されたブローチの刃の先端の位置は、骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した表面形状を有するように形成されたブローチ素材の表面の位置となる。したがって、ブローチの刃の先端の位置が、骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した所定の位置にあることを保証することができる。
【0014】
また、本発明に係るブローチの製造方法における第2の特徴は、前記刃形成工程においては、刃に残す前記ブローチ素材の表面の幅が、ブローチの軸方向において0.1mm以下となるように当該ブローチ素材を加工することである。
【0015】
この構成によると、製造されたブローチにおける一の刃に残るブローチ素材の表面の範囲が、ブローチの軸方向において0.1mm以下となることにより、ブローチの刃の先端にブローチ素材の表面が残ることでブローチの刃の切れ味が低下することを抑制できる。
【0016】
また、本発明に係るブローチの製造方法における第3の特徴は、前記刃形成工程後、刃の先端に前記ブローチ素材の表面が残っているかを確認する確認工程を更に備えることである。
【0017】
この構成によると、製造されたブローチの刃にブローチ素材の表面が残っているかを確認して、当該表面が残っているブローチのみを次工程に進めることが可能になる。したがって、次工程に刃の先端が所定の位置に配置されていない不良品が混入することを確実に防ぐことができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によると、ブローチの刃の先端の位置がブローチ素材の表面の位置となるので、ブローチの刃の先端の位置が所定の位置にあること、即ち、ブローチの形状が所望の髄腔形状に対応する所定の形状であることを保証することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
尚、本実施形態においては、股関節置換手術に用いられ、大腿骨側人工関節埋め込みのための髄腔を形成するブローチ1を例に挙げて説明する。
【0020】
図1は、本発明の実施形態に係るブローチ1を示す模式図である。図1において、(a)及び(b)は、それぞれ、ブローチの軸径方向における互いに直交する方向から見た模式図であり、(c)は、(a)におけるA1−A1断面矢視模式図である。
図2は、図1(b)における矢印A2で示す部分の拡大模式図である。
【0021】
ブローチ1は、先端側が基端側に比べて細くなるように形成された棒状部材である本体軸部2と、当該本体軸部2の基端側から突出する取付軸3とを備えている。
本体軸部2の表面には、刃21が、軸方向(図1(a)、(b)において矢印Xで示す方向。以下、軸方向Xと記載する。)に所定のピッチPで複数並んで形成されている。当該刃21は、軸全周に連続するように形成されており、軸方向Xにおける両端部を除く略全域を占めるように複数並んで形成されている。本実施形態では、約2mmのピッチで刃21が並んで形成されている。
【0022】
尚、軸方向Xの全域に亘って同ピッチで刃が形成される構成に限らず、部分的にピッチを変化させた構成としてもよい。
また、軸方向Xの全域に刃が形成されている場合に限定されず、先端側の所定の範囲に刃を形成しない構成とすることもできる。
また、軸全周に連続的に刃が形成されている場合に限らず、間欠的に刃が形成されていてもよい。
【0023】
本体軸部2は、先端に、円錐状に形成された円錐状部分2aを有している。また、本体軸部2の基端には当該本体軸部2の軸方向Xに対して約45°傾斜した傾斜面2bが形成されている。取付軸3は、当該傾斜面2bから突出するように設けられ、当該傾斜面2bに対して略垂直に延びている。当該取付軸3にブローチハンドル(図示せず)が取り付けられて、ブローチ1を用いた髄腔形成作業が行われる。
【0024】
図2に示すように、刃21の表面は、軸方向Xと垂直面をなす下面21aと、軸径方向先端に位置する先端面21bと、軸方向Xに対して約45°傾斜する上面21cとを有して構成される。本実施形態においては、刃21の先端面21bの軸方向Xにおける幅Wは、約0.05mmであり、大きくても0.1mm以下となるように形成されている。
【0025】
次に、本実施形態に係るブローチ1の製造方法について説明する。
図3は、図1に記載のブローチ1の製造方法を説明するための模式図である。図3において、(a)は、原材料100を示し、(b)は、ブローチ素材101を示し、(c)は、ブローチ素材101の表面に刃21の形状が形成されたブローチ1を示す。図3における(d)は、ブローチ1を用いて形成した髄腔に挿入するステム102(インプラント)の形状を示す図である。
図4は、図3(b)における矢印Bで示す部分の拡大模式図である。
【0026】
(原材料加工工程)
まず、図3(a)及び(b)に示すように、円柱状に形成されたステンレスからなる原材料100を加工することにより、ブローチ素材101を得る。尚、バルク状の原材料を切削、研磨して所定の形状のブローチ素材を形成する場合に限らず、金型を用いて所定の形状のブローチ素材を成型してもよい。
【0027】
このとき、ブローチ素材101は、当該ブローチ素材101を元に製造されるブローチで形成したい髄腔の形状と同形状となるように加工される。
本実施形態においては、ブローチ素材101の形状は、図3(d)に示すステム102の形状と比較して、軸方向Xにおいて対応する部分の軸径が、ステム102の軸径よりもわずかに小さくなるように形成される。これにより、当該ブローチ素材101を元に製造したブローチにより、当該ステム102を圧入可能な髄腔を形成することができる。
【0028】
尚、ブローチ素材101をステム102と同形状に形成することで、製造されたブローチを用いてステム102の形状と略同形状の髄腔を形成することができる。この場合においては、ステム102を成型するために用いた金型を、ブローチ素材を成型する金型として用いることができる。これにより、別途ブローチ素材の金型を形成する必要はなく、低コストでブローチ素材を得ることができる。
【0029】
また、上述したようにブローチ素材101をステム102よりも小さく形成する場合においても、ステム102を成型する金型で成型品を得た後、当該成型品を切削、研磨等してブローチ素材101を形成してもよい。この場合、加工量を減らすことができるため、効率的である。
【0030】
また、ブローチ素材101の軸径が、ステム102の対応する軸径よりも大きくなるように形成することで、ブローチで形成する髄腔と、当該髄腔に挿入されるステム102との間に、骨補填材(骨セメント等)を充填するための隙間を、適切な間隔で設けることができる。
【0031】
また、原材料100を加工してブローチ素材101を得た後、当該ブローチ素材101の表面形状が、所定の形状となっているか否かを測定する表面形状測定工程を追加してもよい。当該表面形状測定工程においては、投影機、ノギス等の測定手段を用いてブローチ素材101の形状を測定することができる。そして、表面形状が所定の形状ではないブローチ素材については次工程に送らないよう、他のブローチ素材と分別することができる。
【0032】
尚、ブローチ1を量産する場合においては、原材料加工工程を行って得られる全てのブローチ素材の形状を測定する場合に限らず、ロット毎に所定数のブローチ素材を取り出して測定するものであってもよい。また、ブローチ素材の全体の形状を測定する場合に限らず、ブローチ素材における一部の形状のみを測定してもよい。例えば、ブローチ素材の軸方向における所定位置の軸径や、当該所定位置の軸垂直断面の輪郭形状等を測定するものであってもよい。
【0033】
(刃形成工程)
次に、図3(b)及び(c)に示すように、ブローチ素材101の表面を切削して刃21の形状を形成する。
このとき、図4にブローチ素材101の表面を拡大して示すように、ブローチ素材101の表面形状の一部が、刃(図4中、二点鎖線21’で示す)の先端に残るように、ブローチ素材101に対して切削加工が行われる。
尚、本実施形態においては、刃のピッチPが約2mm、刃の先端面の軸方向Xにおける幅Wが約0.1mm以下になるように切削加工が行われる。具体的には、当該幅Wの目標値を0.05mmとして、誤差±0.05mmの精度での加工が可能な加工装置を用いて加工が行われる。
【0034】
(確認工程)
ブローチ素材101に刃の形状を加工した後、刃21の先端にブローチ素材101の表面が残っているか否かの確認が行われる。例えば、顕微鏡又は投影機により刃21の先端部を拡大して、ブローチ素材101の表面の有無が確認される。具体的には、図2に示すように、刃21の表面における上面21cと下面21aとの間に、当該上面21c及び下面21aとは異なる角度をなす先端面21bが介在しているか否かが確認される。
【0035】
刃21の先端にブローチ素材101の表面が残っていない場合、即ち、刃21の上面21cと下面21aとの間に先端面21bが介在しておらず刃21の先端が尖っている場合は、当該ブローチは寸法を保証できないものとして、ブローチ素材101の表面が残っている他のブローチとは分別される。
刃の先端にブローチ素材101の表面が残っているブローチに関しては、当該ブローチを用いてブローチ素材101の形状と同一形状の髄腔を形成可能であることが保証され、次工程(梱包工程等)へ送られる。
【0036】
以上説明したように、本実施形態に係るブローチ1は、骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した表面形状を有するブローチ素材101に刃21の形状を加工して得たものである。刃21の先端には、ブローチ素材101の表面である先端面21bが残っている。
【0037】
この構成によると、ブローチ1の刃21の先端の位置は、骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した表面形状を有するように形成されたブローチ素材101の表面の位置となる。したがって、ブローチ1の刃21の先端の位置が、骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した所定の位置にあることを保証することができる。
【0038】
また、本実施形態に係るブローチ1においては、刃21に残ったブローチ素材101の表面は、ブローチ1の軸方向Xにおいて0.05mmの幅を有している。
【0039】
この構成によると、ブローチ1の刃21の先端にブローチ素材101の表面が残ることで、ブローチ1の刃21の切れ味が低下することを抑制できる。
【0040】
尚、本実施形態に係るブローチ1における、刃21に残ったブローチ素材101の表面は、ブローチ1の軸方向Xにおいて刃21のピッチP(約2mm)の1/30以下の範囲内に収まっている。この場合、刃21のピッチPに比して先端面21bの範囲が小さいので、刃の先端が尖って形成されたブローチと比較しても外見上の差異は少なく、ブローチの美観を損ねることはない。
【0041】
また、本実施形態に係るブローチ1の製造方法は、骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した表面形状となるように原材料100を加工して、ブローチ素材101を得る原材料加工工程を行った後、ブローチ素材101の表面が刃の先端に残るように、当該ブローチ素材101を加工して複数の刃を形成する刃形成工程を行うものである。
【0042】
この構成によると、製造されたブローチ1の刃21の先端の位置は、骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した表面形状を有するように形成されたブローチ素材101の表面の位置となる。したがって、ブローチ1の刃21の先端の位置が、骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した所定の位置にあることを保証することができる。
【0043】
ここで、ブローチ素材101の表面には刃形状のような細かい凹凸がないため、表面形状の正確な測定が容易である。そのため、原材料加工工程後にブローチ素材101の表面形状の測定を行うことにより、原材料加工工程で得られたブローチ素材101のうち、形成したい髄腔の内面形状に対応した所定の形状で形成されているブローチ素材101のみを刃形成工程に送るとともに、刃形成工程後の確認工程にて、ブローチ1の刃21の先端面21bの存在を確認することで、ブローチ1の寸法が適切であることがより確実に保証される。
【0044】
また、少なくともブローチ素材101の表面が残るように当該ブローチ素材101を加工すれば、刃の先端の位置が所定の位置にあることが保証されるので、尖った刃の先端が所定の位置に配置されるよう正確に加工する場合に比べて、低い加工精度の加工装置で、先端が所定の位置に配置された刃形状を形成することが可能である。
【0045】
また、本実施形態に係るブローチの製造方法では、刃形成工程においては、刃に残すブローチ素材101の表面の幅が、ブローチ1の軸方向Xにおいて0.05mmを目標値として加工する。このとき、少なくとも±0.05mmの精度で加工する。
【0046】
この構成によると、一の刃21に残るブローチ素材101の表面の範囲を、ブローチ1の軸方向Xにおいて、確実に0.1mm以下とすることができる。これにより、ブローチ1の刃21の先端にブローチ素材101の表面が残ることで、製造されたブローチ1の刃21の切れ味が低下することを確実に抑制できる。
【0047】
また、本実施形態に係るブローチの製造方法は、刃形成工程後、刃21の先端にブローチ素材101の表面が残っているかを確認する確認工程を更に備える。
【0048】
この構成によると、製造されたブローチ1の刃にブローチ素材101の表面が残っているかを確認して、当該表面が残っているブローチ1のみを次工程(梱包工程等)に送ることが可能になる。したがって、次工程に刃の先端が所定の位置に配置されていない不良品が混入することを確実に防ぐことができる。
【0049】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の実施形態に係るブローチを示す模式図である。
【図2】図1(b)における矢印A2で示す部分の拡大模式図である。
【図3】図1に記載のブローチの製造方法を説明するための模式図である。
【図4】図3(b)における矢印Bで示す部分の拡大模式図である。
【図5】従来のブローチの刃の拡大模式図である。
【符号の説明】
【0051】
1 ブローチ
2 本体軸部
3 取付軸
21 刃
21a 下面
21b 先端面
21c 上面
100 原材料
101 ブローチ素材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した表面形状を有するブローチ素材に刃の形状を加工して得たブローチであって、
前記刃の先端に、前記ブローチ素材の表面が残っているブローチ。
【請求項2】
前記刃に残った前記ブローチ素材の表面の幅は、ブローチの軸方向において0.1mm以下である請求項1に記載のブローチ。
【請求項3】
骨内に髄腔を形成するためのブローチの製造方法であって、
骨内に形成する髄腔の内面形状に対応した表面形状となるように原材料を加工して、ブローチ素材を得る原材料加工工程と、
前記ブローチ素材の表面が刃の先端に残るように、当該ブローチ素材を加工して複数の刃を形成する刃形成工程と、
を備えるブローチの製造方法。
【請求項4】
前記刃形成工程においては、刃に残す前記ブローチ素材の表面の幅が、ブローチの軸方向において0.1mm以下となるように当該ブローチ素材を加工する請求項3に記載のブローチの製造方法。
【請求項5】
前記刃形成工程後、刃の先端に前記ブローチ素材の表面が残っているかを確認する確認工程を更に備える請求項3又は請求項4に記載のブローチの製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2010−57527(P2010−57527A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−223064(P2008−223064)
【出願日】平成20年9月1日(2008.9.1)
【出願人】(504418084)日本メディカルマテリアル株式会社 (106)
【Fターム(参考)】