説明

プリンターのプラテン支持機構およびロール紙プリンター

【課題】部品点数の増加、コストアップを伴うことなく、面外方向の剛性を高めた平行リンク機構から構成されるプリンターのプラテン支持機構を提案すること。
【解決手段】ロール紙プリンター1では、プラテンユニット30を支持している6節リンク機構42を構成している第1〜第5リンク51〜55のうち、第3、第5リンク53、55をプリンター本体フレーム31の一部である内側側板38の外側の板面に沿って配置し、残りをその内側の板面に沿って配置している。6節リンク機構42に作用する面外方向からの力は、第1〜第5リンク51〜55によって挟まれている内側側板38によって支持される。部品点数の増加、コストアップを招くことなく6節の平行リンク機構の面外剛性を高めることができ、リンクが側方に倒れてプラテンユニット30の開閉に支障が生ずるなどの弊害を防止できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷ヘッドによる記録媒体の印刷位置を規定しているプラテンを、当該印刷位置から離れた位置に移動させて当該印刷位置を経由する記録媒体の搬送路を開放状態に切り替えることができるプリンターのプラテン支持機構に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のプラテン支持機構は例えばロール紙収納部を備えたロール紙プリンターに組み込まれている。ロール紙プリンターでは、ロール紙の交換時にはロール紙収納部の開閉蓋を開き、ロール紙を交換すると共にロール紙から引き出した長尺状の記録紙を印刷ヘッドの印刷位置を経由する搬送路にセットする必要がある。このような作業を簡単に行うことができるように、プラテン支持機構は、ロール紙収納部の開閉蓋を開けると、それに連動してプラテンも印刷位置(プリンター本体側に搭載されている印刷ヘッド)から離れた開き位置に移動して記録紙搬送路を開放状態に切り替わるように構成されている。
【0003】
このようなプラテン支持機構(開閉蓋の開閉機構)は特許文献1、2に開示されている。ここに開示のプラテン支持機構では、プラテンが搭載されているプラテンユニットを、その両側に配置した4節の平行リンク機構によって支持し、ロール紙収納部の真上に位置しているプラテンユニットを、その姿勢を水平状態に維持したまま開閉蓋と一緒にプリンター前方に向けて円弧状の移動軌跡に沿って移動させるようにしている。プラテンユニットが水平状態のまま前方に倒れるので、プラテンユニットの下側に収納されているロール紙などに干渉することなくプラテンユニットを開けることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−158142号公報
【特許文献2】特開2007−83478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような平行リンク機構を用いたプラテン支持機構(開閉蓋の開閉機構)では、ロール紙収納部を挟み両側の部位に、それぞれ、平行リンク機構が組まれている。平行リンク機構は、その移動方向に直交する面外方向の剛性あるいは強度が一般的に弱い。両側の平行リンク機構を構成している対応リンク部材を相互に連結すれば連結方向(面外方向)の剛性を確保できる。しかし、両側の平行リンク機構の間にはロール紙収納部などの空間、プリンター構成部品の設置スペース等を確保する必要があるので、両側の対応リンク部材を相互に連結して平行リンク機構の剛性を確保することが困難である。
【0006】
剛性が低い場合には、平行リンク機構がその旋回方向とは直交する側方にガタ付きやすくなる。この結果、プラテンユニット(開閉蓋)の開閉時に、平行リンク機構の両側に位置するプリンターの各部分に、平行リンク機構のリンク部材、プラテンユニットなど干渉して正常に開閉を行えなくなるおそれがある。面外方向の剛性を高めるために補強部材を取り付ける方法が考えられるが、この方法では部品点数が増加し、プリンターのコストアップを招いてしまうので好ましくない。
【0007】
本発明の課題は、この点に鑑みて、部品点数の増加、コストアップを伴うことなく、面外方向の剛性を高めた平行リンク機構から構成されるプリンターのプラテン支持機構を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明は、
印刷ヘッドの印刷位置を規定するプラテンを備えたプラテンユニットを、前記プラテンが前記印刷位置を規定している状態にある閉じ位置、および、当該閉じ位置から離れた開き位置に、前記プラテンユニットを所定の姿勢に保持したまま移動可能に支持しているプリンターのプラテン支持機構であって、
前記プラテンユニットの開き方向における前後に配置された前側リンクおよび後側リンクを有し、
前記前側リンクおよび前記後側リンクの一方の端はプリンター本体フレームの側に連結され、それらの他方の端は前記プラテンユニットに連結され、前記プリンター本体フレームの側の連結点を中心として、前記プラテンユニットの開閉方向に旋回可能であり、
前記プリンター本体フレームは、前記前側リンクおよび前記後側リンクの旋回平面に対して平行となるように配置された板状フレームを備えており、
前記前側リンクは、少なくともその一部が前記板状フレームの一方の第1側面の側において当該第1側面に沿う状態に配置されており、
前記後側リンクは、少なくともその一部が前記板状フレームの他方の第2側面の側において当該第2側面に沿う状態に配置されていることを特徴としている。
【0009】
プリンターにおいては一般に、板金製のプリンター本体フレームの左右の側板の外側あるいは内側に沿って平行リンク機構が組み付けられる。本発明では、プリンター本体フレームにおける側板、すなわち平行リンク機構の移動方向に平行に配置されている板状フレームを挟み、その両側に平行リンク機構を構成しているリンク部材を配置するようにしている。したがって、平行リンク機構の面外方向から力が作用した場合には、その構成部品であるリンク部材の間に挟まれている板状フレームによって当該リンク部材が面外方向に倒れないように支持される。よって、部品点数の増加、コストアップを招くことなく、簡単な構成により、平行リンク機構の面外剛性を高めることができる。
【0010】
ここで、平行リンク機構として6節の平行リンク機構を用いることができる。6節の平行リンク機構の場合には、前記前側リンクが、第1リンクおよび第2リンクが第1ピン節点を介して直列に連結された構成の第1複合リンクとされ、前記後側リンクが、第3リンクおよび第4リンクが第2ピン節点を介して直列に連結された構成の第2複合リンクとされる。そして、前記第1ピン節点と前記第2ピン節点の間に第5リンクが架け渡される。
【0011】
6節の平行リンク機構の場合には、前記第1〜第5リンクのうち、少なくとも一つのリンクを、前記板状フレームの前記第1側面の側において当該第1側面に沿う状態に配置し、少なくとも一つのリンクを、前記板状フレームの前記第2の側において当該第2側面に沿う状態に配置すればよい。
【0012】
特に、第1〜第5リンクのうちの少なくとも二つを、プラテンユニットが開き位置に移動した状態においても板状フレームに対峙した位置にあるように設定し、これら二つのリクの一方を第1面の側に配置し、他方の側を第2面の側に配置することが望ましい。このようにすれば、プラテンユニットが開いた場合においても、板状フレームを両側からリンクによって挟む状態が維持されるので、プラテンユニットの閉じ位置から開き位置までの全移動範囲において板状フレームによってリンク機構の面外剛性が確保される。
【0013】
次に、平行リンク機構として4節の平行リンクを用いる場合には、前記板状フレームを挟み、その一方の側に前側リンクを配置し、その他方の側に後側リンクを配置することが望ましい。
【0014】
一方、本発明のプラテン支持機構はロール紙収納部を開閉する開閉蓋に連動して開閉するようにロール紙プリンターに組み込むことができる。すなわち、本発明のロール紙プリンターは、上記構成のプラテン支持機構と、ロール紙を収納するロール紙収納部と、前記ロール紙収納部を開閉するための開閉蓋とを有し、前記プラテンユニットが前記開閉蓋に連動して開閉することを特徴としている。
【発明の効果】
【0015】
本発明では、プラテンユニットを支持している平行リンク機構を構成しているリンク部材を、プリンター本体フレームの一部である板状フレームを挟み、その両側に配置するようにしている。平行リンク機構に作用する面外方向からの力は、リンク部材によって挟まれている板状フレームによって支持される。よって、部品点数の増加、コストアップを招くことなく平行リンク機構の面外剛性を高めることができ、リンク部材が側方に倒れてプラテンユニットの開閉に支障が生ずるなどの弊害を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明を適用したロール紙プリンターを示す外観斜視図である。
【図2】図1のロール紙プリンターの開閉蓋を開けた状態の外観斜視図である。
【図3】図1のロール紙プリンターの内部構造を示す概略縦断面図である。
【図4】図1のロール紙プリンターの開閉蓋を開けた状態の概略縦断面図である。
【図5】図1のロール紙プリンターの内部のプリンター機構部を示す斜視図である。
【図6】図1のロール紙プリンターのプリンター本体フレームを示す斜視図である。
【図7】図1のロール紙プリンターのプラテン支持機構を示す側面図である。
【図8】閉じ位置にあるプラテン支持機構を示す説明図である。
【図9】開き始めの状態のプラテン支持機構の説明図である。
【図10】途中まで開いた状態のプラテン支持機構の説明図である。
【図11】途中まで開いた状態のプラテン支持機構の説明図である。
【図12】開き位置手前まで開いた状態のプラテン支持機構の説明図である。
【図13】開き位置にあるプラテン支持機構の説明図である。
【図14】本発明の別の実施の形態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、図面を参照して、本発明をインクジェット式のロール紙プリンターに適用した実施の形態を説明する。
【0018】
[ロール紙プリンターの全体構成]
図1は本発明を適用したロール紙プリンターを示す外観斜視図であり、図2は開閉蓋を開けた状態の外観斜視図である。図示のロール紙プリンター1は、複数種類のカラーインクを用いてロール紙から繰り出される長尺状の記録紙にカラー印刷を行うものであり、全体として直方体形状をしたプリンターケース2を備え、このプリンターケース2の前面中央部分にはロール紙装着用の開口部3が形成されている。開口部3には開閉蓋4が取り付けられており、開閉蓋4の上端には記録紙排出ガイド5が配置されている。記録紙排出ガイド5とプリンターケース2の開口部3の上縁部分との間に記録紙排出口6が形成されている。
【0019】
記録紙排出ガイド5の前端下側の部位には、プリンター幅方向の中央部に下方に突出した操作片5aが取り付けられている。この操作片5aに指を掛けてプリンター前方に引くと、当該操作片5aが前方に回動して不図示のロックが解除され、開閉蓋4をプリンター前方に開けることが可能になる。この状態で操作片5aを更に手前に引くと、開閉蓋4を図1に示す開閉蓋閉じ位置4Aから、下端を中心として前方に倒れた図2に示す開閉蓋開き位置4Bまで開けることができる。開閉蓋4が開くと、プリンター本体内部に形成されているロール紙収納部7が開口し、ロール紙の交換作業などを行うことができる。
【0020】
プリンターケース2の前面における開閉蓋4の右側部分には電源スイッチ8a、紙送りスイッチ8b、複数個の動作状態表示ランプ8cなどが配列されている。プリンターケース2の前面における開閉蓋4の左側部分には、プリンター前後方向に延びる縦長の長方形断面のインクカートリッジ装着部9の装着口9aが開口しており、このインクカートリッジ装着部9にインクカートリッジ10が装着されている。
【0021】
図3はロール紙プリンター1の内部構造を示す縦断面図であり、図4は開閉蓋4を開いた状態の縦断面図である。これらの図を参照して説明すると、ロール紙収納部7は上方に開口している湾曲状断面のロール紙受け皿11を備えており、ここに、ロール紙12が転動可能な状態で収納される。ロール紙12におけるプリンター後側の部位から巻き出される長尺状の記録紙13は、繰り出しローラー14および、これよりもプリンター後方および上方に位置しているテンションローラー15を介して、ロール紙収納部7の上方および後方側の部位からプリンター前方に向けて引き出される。テンションローラー15から前方に向けて引き出される記録紙13は、ロール紙収納部7の真上に位置するプラテン16の上面に沿って前方に引き出され、記録紙排出口6からプリンター前方に引き出される。
【0022】
プラテン16の真上には、印刷ヘッド17(インクジェットヘッド)が搭載されたヘッドキャリッジ18がガイド軸19に沿ってプリンター幅方向に往復移動可能な状態に配置されている。印刷ヘッド17のノズル面17aは一定のギャップでプラテン16の上面に対峙するようになっている。プラテン16の後側には、紙送り駆動ローラー20が配置されており、この紙送り駆動ローラー20には、紙送り従動ローラー21が下側から圧接されている。プラテン16の前側には、排紙駆動ローラー22が配置されており、この排紙駆動ローラー22には上側から排紙従動ローラー23が圧接されている。
【0023】
記録紙13は、紙送り駆動ローラー20および紙送り従動ローラー21の間を通ってプラテン16の上面によって規定される印刷位置を経由して搬送され、排紙駆動ローラー22および排紙従動ローラー23の間を通って記録紙排出口6に向けて送り出される。印刷位置を通る記録紙13の表面に、印刷ヘッド17によって印刷が施される。排紙駆動ローラー22、排紙従動ローラー23の間から送り出された記録紙13は、記録紙排出口6の近傍に配置されている記録紙切断機構25の固定刃25aおよび可動刃25bの間の位置において、その幅方向に切断される。切断により得られた一定長さの記録紙片(図示せず)がレシートなどとして発行される。
【0024】
[プラテンユニット]
図4から分かるように、プラテン16、紙送り従動ローラー21、排紙駆動ローラー22、並びに、記録紙切断機構25の可動刃25bおよび駆動機構は、プラテンフレーム26に搭載されて、一体となって移動するプラテンユニット30を構成している。また、プラテンユニット30の後端にはテンションローラー15が搭載されており、その前端には記録紙排出ガイド5が取り付けられている。プラテンユニット30は、通常は、プラテン16が印刷ヘッド17による印刷位置を規定している状態の位置、すなわち、図3に示す閉じ位置30Aに位置している。
【0025】
不図示のロックを解除して記録紙排出ガイド5の操作片5aを手前に引くと、プラテンユニット30を図4に示す開き位置30Bまで引き出すことができる。本例では、後述のように、プラテンユニット30は閉じ位置30Aからプリンター前方に向けて直線状の第1移動軌跡S1に沿って引き出されて、しかる後に、円弧状の第2移動軌跡S2に沿って前方および下方に移動して開き位置30Bに至る。また、開閉蓋4はプラテンユニット30に連結されており、プラテンユニット30が手前に引き出されると、開閉蓋4はその下端の支軸4aを中心として手前に開くようになっている。さらに、本例では、ロール紙収納部7のロール紙受け皿11も図4に示すように、プリンター前方に所定の角度だけ前傾した姿勢の位置まで旋回するようになっている。
【0026】
[プリンター本体フレーム]
図5はプリンターケース2に覆われているプリンター機構部を示す斜視図である。ロール紙プリンター1のプリンター本体フレーム31は、板金製の部材から構成されており、底板32と左右の側板33、34とを備えている。また、左右の側板33、34の前側の上端縁部分の間には、前側連結板35がプリンター幅方向に架け渡されており、プラテン16の後ろ側の位置においては、左右の側板33、34の間に後側連結板36がプリンター幅方向に架け渡されている。
【0027】
図6(a)は、プリンター本体フレーム31のみを取り出して示す斜視図であり、その左右の側板33、34を取り外した状態で示してある。図6(b)および図6(c)は、さらに、前側連結板35および後側連結板36を取り外した状態のプリンター本体フレーム31を示す左側斜視図および右側斜視図である。これらの図に示すように、プリンター本体フレーム31は、左右の側板33、34の内側に、左右の内側側板37、38を備えており、これらの内側側板37、38(板状フレーム)の間の部分にロール紙収納部7(図2参照)が形成されている。
【0028】
[プラテン支持機構]
次に、プラテンユニット30を開閉蓋4と共に閉じ位置30Aから開き位置30Bまでの間を移動可能な状態で支持しているプラテン支持機構を説明する。プラテン支持機構は6節の平行リンク機構を中心に構成されている。
【0029】
図7はプラテン支持機構を示す説明図であり、図7(a)はロール紙プリンター1におけるプリンター本体フレーム31の右側の内側側板38を外側から見た場合の右側面図であり、図7(b)は内側側板38を取り外した状態の右側面図である。図7(c)は左側の内側側面37を外側から見た場合の左側面図であり、図7(d)は内側側板37を取り外した状態の右側面図である。
【0030】
これらの図を参照して説明すると、本例のプラテン支持機構は、右側の内側側板38の側に配置された右側プラテン支持機構40Rと左側の内側側板37の側に配置された左側プラテン支持機構40Lとを備えている。右側プラテン支持機構40Rと左側プラテン支持機構40Lの基本構造は同一であり、左右対称の状態に構成されている。
【0031】
右側プラテン支持機構40Rは、プラテンユニット30を、閉じ位置30A(図3に示す位置)から第1移動軌跡S1に沿って開き位置30B(図4に示す位置)に至る途中の途中位置まで案内するガイド機構41と、第1移動軌跡S1に沿って案内されるプラテンユニット30を所定の姿勢に維持すると共に、途中位置から開き位置30Bまでプラテンユニット30を所定の姿勢に維持した状態で円弧状の第2移動軌跡S2に沿って移動させる6節リンク機構42とを有している。
【0032】
(ガイド機構)
ガイド機構41は、図7(a)、図6に示すように、プラテンユニット30を閉じ位置30Aからプリンター前方に向けて直線状の第1移動軌跡S1に沿って案内するためのプラテンユニットガイド溝43を備えている。プラテンユニットガイド溝43は右側の内側側板38において、その前端縁から一定の幅でプリンター後方に所定の長さに渡って切り込むことにより形成した溝である。本例のプラテンユニットガイド溝43は、そのプリンター後端側の部分が一段高い位置決め用ガイド溝部分43aとなっており、この位置決め用ガイド溝部分43aからプリンター前方に向けて直線状ガイド溝部43bが形成されており、その前端には、その下側のガイド面に連続した下方に所定の角度で傾斜した傾斜ガイド面43cが連続している。なお、ガイド溝あるいはガイド用凹部をプラテンユニットの側に設け、軸あるいは突起をプリンター本体フレーム31の側に形成した構成を採用することも可能である。
【0033】
また、ガイド機構41は、プラテンユニット30の後ろ側の部位においてプリンター幅方向に架け渡した支軸44を備えている。支軸44の軸端部44aはプラテンユニット30からプリンター幅方向に突出しており、内側側板38に形成されているプラテンユニットガイド溝43にスライド可能な状態で差し込まれている。したがって、プラテンユニット30を手前に引き出すと、当該プラテンユニット30はプラテンユニットガイド溝43に沿って移動する。
【0034】
(6節リンク機構)
次に、6節リンク機構42は、第1リンク51および第2リンク52が第1ピン節点61を介して直列に連結された構成の第1複合リンク71(前側リンク)と、第3リンク53および第4リンク54が第2ピン節点62を介して直列に連結された構成の第2複合リンク72(後側リンク)と、第1複合リンク71の第1ピン節点61および第2複合リンク72の第2ピン節点62の間に架け渡されている第5リンク55とを備えている。第2複合リンク72は第2複合リンク71に対してプリンター後方側に離れて位置している。
【0035】
すなわち、第1複合リンク71の下端および第2複合リンク72の下端は、それぞれ、プリンター前後方向(プラテンユニット30の開き方向)に沿って見た場合に、一定の距離だけ離れた前後の定まった位置にある第3ピン節点63および第4ピン節点64に連結されている。第3、第4ピン節点63、64は、内側側板38あるいは底板32にプリンター幅方向に延びる状態に取り付けた支軸ピンによって規定されている。
【0036】
同様に、第1複合リンク71の上端および第2複合リンク72の上端は、それぞれ、所定の距離だけプリンター前後方向に離れたプラテンユニット30の側面の部位に、第5ピン節点65および第6ピン節点66を介して連結されている。後側の第6ピン節点66は、プラテンユニットガイド溝43に沿ってスライド可能な支軸44の軸端部44aによってその回動中心が規定されている。このように、第1〜第5リンク51〜55と、プラテンユニット30とによって、6節リンク機構42が構成されている。
【0037】
本例では、前側の第1リンク51は反対側の左側の6節リンク機構における第1リンクに連結された構成の単一部品から形成されており、第2リンク52も同様に左側の第2リンクに連結された構成の単一部品から形成されている。
【0038】
ここで、6節リンク機構42においては、閉じ位置30Aに位置するプラテンユニット30を支持している前後の第1複合リンク71および第2複合リンク72が、前方に屈曲した状態となっている。すなわち、第1複合リンク71の第1リンク51と第2リンク52は、それらの連結点である第1ピン節点61がプリンター前方に突出した状態に折れ曲がっている。同様に、後側の第2複合リンク72の第3リンク53と第4リンク54は、それらの連結点である第2ピン節点62がプリンター前方に突出した状態に折れ曲がっている。
【0039】
折れ曲がった状態の前側の複合リンク71と後側の複合リンク72の間は第5リンク55によって連結されている。したがって、プラテンユニット30がプラテンユニットガイド溝43に案内されて前方にスライドする間、すなわち、6節リンク機構42に第6ピン節点66(軸端部44a)の高さ位置がプラテンユニットガイド溝43によって規定されている間は、プラテンユニット30はその姿勢が一定の状態に保持されたまま前方にスライドする。
【0040】
また、プラテンユニット30が前方にスライドするに連れて、前後の複合リンク71、72が徐々に伸びるように設定されている。さらに、前後の複合リンク71、72のリンク長、すなわち、折れ曲がり状態が解消されて伸び切った状態における長さが同一とされている。換言すると、伸び切った状態における複合リンク71の上下の第5ピン節点65と第3ピン節点63の最大間隔と、伸長状態における後側の複合リンク72の上下の第6ピン節点66と第4ピン節点64の最大間隔とが同一に設定されている。さらには、複合リンク72の上端の第6ピン節点66を規定している支軸44の軸端部44aがプラテンユニットガイド溝43の直線状ガイド溝43bの前端から傾斜ガイド面43cに移る時点(閉じ位置30Aから開き位置30Bの間の途中位置)において、前後の複合リンク71、72が伸びきった状態になるように設定されている。
【0041】
ここで、前側の複合リンク71において、その第1リンク51および第2リンク52は、それらが直線状に伸び切った後は相互に係合状態になり、反対側に屈曲しないように構成されている。したがって、複合リンク71、72が伸び切った後は、これらの複合リンク71、72と、プラテンユニット30とによって、4節の平行リンク機構が構成された状態になる。よって、この後は、プラテンユニット30は、前後の複合リンク71、72のリンク長によって規定される円弧状の第2移動軌跡S2に沿って開き位置30Bまで一定の姿勢を維持したまま倒れることになる。
【0042】
次に、図7(c)、(d)に示すように、反対側の左側のプラテン支持機構40Lも右側のプラテン支持機構40Rと左右対称な状態で同一構成となっている。したがって、左側のプラテン支持機構40Lの説明は省略し、図7(c)、(d)等においては、右側のプラテン支持機構40Lにおける対応する部位には同一の符号を付してある。
【0043】
また、プラテンユニット30の前端部の下面と、左右の内側側板37、38の下端部との間には、上下に伸縮可能な開閉蓋取り付け枠46が架け渡されている。図3、4に示すように、この開閉蓋取り付け枠46は、左右の内側側板37、38の側に取り付けられている下側枠46aと、プラテンユニット30の側に取り付けられている上側枠46bとを備えている。これらの下側枠46aおよび上側枠46bは相互にスライド可能な状態で連結されており、上側枠46aの前面に開閉蓋4が取り付けられている。
【0044】
[6節リンク機構の面外剛性の補強機構]
ここで、図7(a)、(b)から分かるように、右側の6節リンク機構42においては、内側側板38(板状フレーム)を挟み、その外側の板面(第1側面)に沿って第3リンク53および第5リンク55が配置されており、その内側の板面(第2側面)に沿って残りの第1、第2、第4リンク51、52、54が配置されている。外側の第3、第5リンク53、55と、内側の第4リンク54との間の第2ピン節点62は、プリンター幅方向に延びる支軸ピン62aによって規定されている。この支軸ピン62aの移動軌跡に沿った円弧溝39が内側側板38に形成されている。支軸ピン62aは当該円弧溝38aにスライド可能な状態で通されている。また、内側の第1、第2リンク51、52と第5リンク55との間の第1ピン節点61は、内側側板38の前端側に配置されている支軸ピン61aによって規定されている。
【0045】
このように、6節リンク機構42を構成している第1〜第5リンク51〜55は、内側側板38を挟む状態に両側に配置されている。よって、内側側板38によって面外剛性が確保されており、側方からの力が作用した場合に、プリンター幅方向への倒れ、ガタツキが防止される。
【0046】
特に、本例では、プラテンユニット30を開き位置30Bに移動した状態において、第3リンク53はその全体が内側側板38の外側の板面に対峙しており、これに連結されている第2、第5リンク52、55も、それらのほぼ半分の部分が内側側板38の内側の板面に対峙している(後述の図13参照)。したがって、プラテンユニット30が開いた場合においても、内側側板38を両側からリンクによって挟む状態が維持されるので、プラテンユニット30の閉じ位置から開き位置までの全範囲において内側側板38によってリンク機構の面外剛性が確保される。
【0047】
なお、図7(c)、(d)から分かるように、反対側の左側の6節リンク機構42の各リンクも同様に配置されて面外剛性が確保されている。
【0048】
[プラテンユニットの開き動作]
図8から図13を参照してプラテンユニットの開き動作を纏めて説明する。まず、図8(a)はプラテンユニット30が閉じ位置30Aにある状態を示す説明図であり、図8(b)はそのプラテン支持機構を示す模式図である。この状態においては、プラテンユニット30の後ろ側に取り付けられている支軸44の軸端部44aがプラテンユニットガイド溝43における後端部の位置決め用ガイド溝部分43aに位置している。この状態では、プラテンユニット30に搭載されている紙送り従動ローラー21および排紙駆動ローラー22がそれぞれプリンター本体側の紙送り駆動ローラー20および排紙従動ローラー23に圧接された状態が形成されている。また、プラテンユニット30に搭載されているプラテン16は印刷ヘッド17のノズル面17aに一定のギャップで対峙する位置に位置決めされている。また、この状態では、6節リンク機構42の前後の複合リンク71、72が前側に折れ曲がってリンク長が縮んだ状態にある。
【0049】
プラテンユニット30の前端に取り付けられている記録紙排出ガイド5の操作片5aを手前に回動させてロックを解除した後に当該操作片5aを手間に引くと、プラテンユニット30がプラテンユニットガイド溝43に沿ってプリンター前方に引き出される。プラテンユニット30の軸端部44aが後端の位置決め用ガイド溝部分43aから前側の一段低い直線状ガイド溝部分43bに移動すると、プラテンユニット30が全体として一段下がり、紙送り従動ローラー21、排紙駆動ローラー22がそれぞれプリンター本体側の紙送り駆動ローラー20、排紙従動ローラー23から下方に離れる。
【0050】
図9(a)はこの状態のプラテンユニット30を示す説明図であり、図9(b)はその模式図である。この後は、プラテンユニット30は、直線状ガイド溝部分43bに沿って前方に直線状に引き出される。プラテンユニット30は一段低い位置を6節リンク機構42によって姿勢が保持された状態で前方に移動するので、上側に配置されているプリンター本体側に配置されている各部品に干渉することなく前方に引き出される。また、下側に収納されているロール紙12にも干渉することなく前方に引き出される。
【0051】
このように、プラテンユニット30は、その前端の操作片5aに加わる操作力の作用方向に向けて直線状に引き出される。4節の平行リンク機構によって支持されているプラテンユニットの場合には円弧状の軌跡によって引き出されるので、操作力の方向とプラテンユニットの移動方向が一致せず、プラテンユニットをスムーズに引き出すことができない。本例では、リンク機構に拘束されることなく、直線状のガイド溝部分43bに沿ってプラテンユニット30をスムーズに小さな操作力で引き出すことができる。
【0052】
なお、本例では直線状の第1移動軌跡S1(例えば、後ろ側の軸端部44a、第6ピン節点66の描く軌跡)に沿ってプラテンユニット30を引き出すようにしているが、第1移動軌跡S1は6節リンク機構42による制約がないので、操作性に問題が無い限り、直線状に限らず、円弧状の移動軌跡、段状の移動軌跡など、複合リンク71、72が伸長可能は高さの範囲内において任意の移動軌跡に沿ってプラテンユニット30を引き出すことができるという利点がある。
【0053】
図10は、このようにプラテンユニット30が直線状に前方に引き出されている状態を示す説明図である。この図に示すように、プラテンユニット30が前方に引き出されるのに伴って、折り曲げ状態の前後の複合リンク71、72が徐々に上下に引き伸ばされる。先に述べたように、プラテンユニット30の後側の支軸44の軸端部44aがプラテンユニットガイド溝43の直線状ガイド溝部分43bの前端に至ると、前後の複合リンク71、72が伸び切った状態(最大のリンク長)になる。
【0054】
図11(a)はこの状態のプラテンユニット30を示す説明図であり、図11(b)はその模式図である。軸端部44aが直線状ガイド溝部分43bの前端から円弧状の傾斜ガイド面44cに移る時点までは直線状の第1移動軌跡S1に沿ってプラテンユニット30が前方に引き出される。この後は、伸び切った前後の複合リンク71、72と、プラテンユニット30とによって、4節の平行リンク機構が構成された状態になる。
【0055】
すなわち、前側の複合リンク71の第1リンク51の上端面が上側の第2リンク52の下端に形成した掛止片52aに当接し、第1複合リンク71は伸び切った直線状態に保持される。したがって、当該第1複合リンク71に第5リンク55によって連結されている後側の第2複合リンク72も伸び切った状態に保持され、これら2本の固定リンク長のリンクとプラテンユニット30とによって4節の平行リンク機構が構成される。この後は、前後の複合リンク71、72によって規定される円弧状の第2移動軌跡S2(例えば、後側の軸端部44a、第6ピン節点66の描く移動軌跡)に沿ってプラテンユニット30はその姿勢を維持した状態で前方の開き位置30Bまで引き出される。
【0056】
図12(a)は6節リンク機構42が4節の平行リンク機構の状態でプラテンユニット30を前方に移動させていく状態を示す説明図であり、図12(b)はその模式図である。前後の複合リンク71、72は伸び切った状態(最大のリンク長の状態)で前方に旋回するので、曲率半径の大きな円弧状の第2移動軌跡S2に沿ってプラテンユニット30が前方に移動する。したがって、その下側に位置するロール紙12などに干渉することなくプラテンユニット30を手前側の開き位置39Bまで引き出すことができる。図13には開き位置30Bまで引き出された状態のプラテンユニット30を示してある。
【0057】
[その他の実施の形態]
図14はプラテンユニット30を4節の平行リンク機構によって支持した構成のプラテン支持機構を備えたロール紙プリンターの例を示し、(a)はその主要部を示す側面図であり、(b)はその斜視図であり、(c)はプラテンユニットが45度開いた状態の側面図であり、(d)はプラテンユニットが45度開いた状態の斜視図である。
【0058】
図示のロール紙プリンター1Aは、上記のロール紙プリンター1と基本的に同様な構成となっているので、対応する部位には同一の符号を付してある。本例では、プラテン支持機構40Aが4節の平行リンク機構から構成されており、前側リンク101と、後側リンク102とを備えている。これらの下端はプリンター本体フレーム31の側に連結されており、これらの上端はプラテンユニット30に連結されており、下端側の連結点を中心として内側側板37に沿って前後に旋回可能である。
【0059】
本例では前側リンク101が内側側板37の内側の板面に沿って配置されており、後側リンク102が内側側板37の外側の板面に沿って配置されている。このように、前後のリンク101、102が内側側板37を挟み、その両側に配置されているので、平行リンク機構の面外剛性を確保することができる。
【0060】
なお、例えば、後側リンク102の上半部分を内側に配置し、下半部分を外側に配置し、内側側板37には、後側リンク102の貫通部分が移動可能な溝を形成しておくようにすることも可能である。
【0061】
また、上記の実施の形態は、本発明をロール紙収納部を備えたロール紙プリンターに適用した例である。本発明のプラテン支持機構は、ロール紙収納部が備わっていないロール紙プリンター、記録紙搬送路を開放状態に切り替えるためにプラテンユニットが開閉されるプリンターなどにも同様に適用可能である。
【符号の説明】
【0062】
1 ロール紙プリンター、1A ロール紙プリンター、2 プリンターケース、3 開口部、4 開閉蓋、4A 開閉蓋閉じ位置、4B 開閉蓋開き位置、5 記録紙排出ガイド、5a 操作片、6 記録紙排出口、7 ロール紙収納部 8a電源スイッチ、8b 紙送りスイッチ、8c 動作状態表示ランプ、9 インクカートリッジ装着部、9a 装着口、10 インクカートリッジ、11 ロール紙受け皿、12 ロール紙、13 記録紙、14 繰り出しローラー、15 テンションローラー、16 プラテン、17 印刷ヘッド、17a ノズル面、18 ヘッドキャリッジ、19 ガイド軸、20 紙送り駆動ローラー、21 紙送り従動ローラー、22 排紙駆動ローラー、23 排紙従動ローラー、25 記録紙切断機構、25a 固定刃、25b 可動刃、26 プラテンフレーム、30 プラテンユニット、30A 閉じ位置、30B 開き位置、31 プリンター本体フレーム、32 底板、33,34 側板、35 前側連結板、36 後側連結板、37,38 内側側板、39 円弧溝、40A プラテン支持機構、40R 右側プラテン支持機構、40L 左側プラテン支持機構、41 ガイド機構、42 6節リンク機構、43 プラテンユニットガイド溝、43a 位置決め用ガイド溝部分、43b 直線状ガイド溝部分、43c 傾斜ガイド面、44 支軸、44a 軸端部、46 開閉蓋取り付け枠、46a 下側枠、46b 上側枠、51 第1リンク、52 第2リンク、53 第3リンク、54 第4リンク、55 第5リンク、61 第1ピン節点、61a 支軸ピン、62 第2ピン節点、62a 支軸ピン、63 第3ピン節点、64 第4ピン節点、65 第5ピン節点、66、第6ピン節点、71 第1複合リンク、72 第2複合リンク、101 前側リンク、102 後側リンク、S1 第1移動軌跡、S2 第2移動軌跡

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷ヘッドの印刷位置を規定するプラテンを備えたプラテンユニットを、前記プラテンが前記印刷位置を規定している状態にある閉じ位置、および、当該閉じ位置から離れた開き位置に、前記プラテンユニットを所定の姿勢に保持したまま移動可能に支持しているプリンターのプラテン支持機構であって、
前記プラテンユニットの開き方向における前後に配置された前側リンクおよび後側リンクを有し、
前記前側リンクおよび前記後側リンクの一方の端はプリンター本体フレームの側に連結され、それらの他方の端は前記プラテンユニットに連結され、前記プリンター本体フレームの側の連結点を中心として、前記プラテンユニットの開閉方向に旋回可能であり、
前記プリンター本体フレームは、前記前側リンクおよび前記後側リンクの旋回平面に対して平行となるように配置された板状フレームを備えており、
前記前側リンクは、少なくともその一部が前記板状フレームの一方の第1側面の側において当該第1側面に沿う状態に配置されており、
前記後側リンクは、少なくともその一部が前記板状フレームの他方の第2側面の側において当該第2側面に沿う状態に配置されていることを特徴とするプリンターのプラテン支持機構。
【請求項2】
請求項1において、
前記前側リンクは、第1リンクおよび第2リンクが第1ピン節点を介して直列に連結された構成の第1複合リンクであり、
前記後側リンクは、第3リンクおよび第4リンクが第2ピン節点を介して直列に連結された構成の第2複合リンクであり、
前記第1ピン節点と前記第2ピン節点の間に第5リンクが架け渡されており、
前記第1〜第5リンクによって前記プラテンユニットを支持している6節の平行リンク機構が構成されていることを特徴とするプリンターのプラテン支持機構。
【請求項3】
請求項2において、
前記第1〜第5リンクのうち、少なくとも一つのリンクは、前記板状フレームの前記第1側面の側において当該第1側面に沿う状態に配置され、少なくとも一つのリンクは、前記板状フレームの前記第2の側において当該第2側面に沿う状態に配置されていることを特徴とするプリンターのプラテン支持機構。
【請求項4】
請求項3において、
前記第1〜第5リンクのうちの少なくとも二つのリンクは、前記プラテンユニットが前記開き位置にある状態において、前記板状フレームに対峙した位置にあり、
当該二つのリンクの一方は前記第1側面の側に配置され、他方は前記第2側面の側に配置されていることを特徴とするプリンターのプラテン支持機構。
【請求項5】
請求項1において、
前記板状フレームを挟み、その一方の側に前記前側リンクが配置され、その他方の側に前記後側リンクが配置されており、
前記前側リンクおよび前記後側リンクによって前記プラテンユニットを支持する4節の平行リンク機構が構成されていることを特徴とするプリンターのプラテン支持機構。
【請求項6】
請求項1ないし5のうちのいずれかの項に記載のプラテン支持機構と、
ロール紙を収納するロール紙収納部と、
前記ロール紙収納部を開閉するための開閉蓋とを有し、
前記開閉蓋の開閉に連動して前記プラテンユニットが開閉することを特徴とするロール紙プリンター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−88372(P2011−88372A)
【公開日】平成23年5月6日(2011.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−244210(P2009−244210)
【出願日】平成21年10月23日(2009.10.23)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】