説明

プリントを備える人間工学マット及びそのようなマットを作製する方法

直立作業姿勢にある人のための支持体としてのマットであり、マットは弾性ベース部分(201)を含み、更に、箔の頂層(203)が弾性ベース部分と少なくとも部分的に一体化され、プリントが箔の上に印刷される。本発明はそのようなマットを作製するための方法にも関する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、直立姿勢又は歩行作業姿勢にある人のための支持体としての人間工学的なマットであって、その上に印刷されたプリントを有するマットと、そのようなマットを作製するための方法とに関する。マットは、弾性材料から成るベースを含み、ベースの上には、一体化された箔の層が設けられる。プリントは箔層の上に印刷され、然る後、プリントを備える箔層は、成形型内で弾性材料から成るベースと共に成形される。
【背景技術】
【0002】
直立姿勢又は歩行作業姿勢にある人の支持体としての人間工学的マットは、例えば、欧州特許EP800358B1号に記載されており、上側及び下側の両方に拡張部分のパターンを備える支持層を開示している。
【0003】
可撓な人間工学的マットは、可撓ポリウレタンで作製されるのが普通である。ポリウレタンはPURとしても知られ、剛性ポリウレタン及び可撓ポリウレタンの2つの主要グループに分割し得る包括材料である。ポリウレタンは、触媒及び他の添加剤の存在の下で、ポリイソシアネートとポリアルコール(ポリオル)との重付加反応によって製造される。可撓ポリウレタンフォームは、任意の所望の形状、この場合には、マットに成形される。マットはポリウレタン材料を成形することによって製造されるので、そのようなマットの視覚的な外観は、黒のような単色を備えるマットであり、色はイソシアネートとの混合前にポリオルに加えられる。
【0004】
人間工学的マットは、幾つか例を挙げるだけでも、産業又は職場及び店舗内の作業場所で、多種多様の場所で使用される。そのようなマットは血液循環を刺激し、痙攣を防止し、疲れを減少し、且つ、作業場所の安全性を増大する。マットは作業環境も向上し、仕事満足度も増大する。上述したように、そのような可撓マットは、製造方法の結果として単色であるのが普通である。マットの表面にプリントをもたらす方法は重要な長所であり得る。何故ならば、それは通商パートナーによって支持されるマットをもたらし得るからである。
【0005】
フロアマット上に情報を表示することは、WO2005/025860A1から既知である。ここに開示されるマットは、プリント層の上に印刷されるプリントで構成され、プリントの上に保護層が塗布される。プリントはプリント層の上で実施されるので、ベース層及び接着剤がプリント層の直ぐ下に塗布され、人がマットの上に立ち或いはマットの上を歩くときにマットが横滑りしないことを可能にする。また、保護層の上には耐摩層が積層され、摩擦をもたらし、横滑りを低減する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そのようなマットは異なる種類の材料の多層で作製され、従って、付随する製造方法は面倒である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は直立作業姿勢にある人のための支持体としてのマットを提供し、マットは弾性的なベース部分を含み、マットが弾性ベース層と少なくとも部分的に一体化される箔の頂層を更に含み、箔の上にプリントが印刷されることを特徴とする。
【0008】
マットは弾性材料で作製されるので、マットは血液循環を刺激し、痙攣を防止し、疲れを低減し、脚及び背骨への疲労及び怪我を中和し、作業中にマットの上に立ち或いはマットの上を歩く人は柔軟で弾性的な感触を受け、それは作業環境を向上し、仕事満足度を増大する。
【0009】
その上にプリントを備えるマットは重要な強みである。何故ならば、それは通商パートナーによって支持されるマットをもたらすからである。また、多くの特別な情報をマットの上に提示し得る。プリントは購買者が決定する如何なるプリントであってもよい。マットは直立する使用者からの過剰な摩耗に抗し得る。
【0010】
プリントがマットのベース部分の表面に加えられるだけならば、プリントはマットの上に立ち或いはマットの上を歩く使用者によってむしろ迅速に磨り減らされる。本発明において、プリントは、マットのより厚いベース部分の上よりもむしろ、薄い箔層の上に印刷される。薄い箔層の上に印刷することは、取扱いが容易であり、プリントが表面に表示された状態のマットの製造を容易化する。
【0011】
箔は、弾性ベース部分材料のように可撓な材料であり、2つの材料は、2つの材料が成形型内で結合されるときに起こる化学プロセス中に、互いに少なくとも部分的に一体化(統合)する。
【0012】
1つ又はそれよりも多くの実施態様において、弾性ベース部分は、ポリウレタンフォームで構成される。可撓なポリウレタンフォームは周知の材料であり、可撓なポリウレタンフォームを任意の所望の形状、この場合には、マットに成形し得る。
【0013】
1つ又はそれよりも多くの実施態様において、箔は透明である。箔が透明であるとき、箔はプリントがマットの表面で見えることを可能にし、プリントが箔の底部側に印刷されるときもそうである。
【0014】
1つ又はそれよりも多くの実施態様において、箔は熱可塑性のポリウレタン箔である。熱可塑性のポリウレタン箔は可撓な材料であり、ポリウレタンフォーム及び熱可塑性ポリウレタン箔は、2つの材料が成形型内で結合されるときに起こる化学プロセス中に互いに一体化する類似の材料である。2つの材料は非常に良く一体化するので、その結果、別個の層が見えないマットが得られる。マットを2つに切断しなければ、マットが箔層と弾性ベース部分とを含むことを見ることはできない。
【0015】
1つ又はそれよりも多くの実施態様において、プリントは箔の頂部側の上に印刷され、1つ又はそれよりも多くの実施態様において、プリントは箔の底部側の上に印刷され、箔は透明である。両方の場合において、その結果、摩耗安定性プリントが得られるが、プリントが透明な箔層の底部側の上に印刷される場合には、その結果はより良好であり、プリントはより長く持続し得る。プリントがマットのベース部分の表面に追加されるだけであるならば、マットの上に立ち或いはマットの上を歩く使用者は、むしろ迅速にマットを磨り減らし得る。
【0016】
1つ又はそれよりも多くの実施態様において、マットはその上方側の上で近接して離間する上向きに延びる部分のパターンを含み、1つ又はそれよりも多くの実施態様において、マットはその底部側の上で近接して離間する上向きに延びる部分のパターンを含む。マットの上方側及び底部側の一方又は両方の上で近接して離間する上向きに延びる部分のパターンは、作業中にマットの上に立ち或いはマットの上を歩く人に柔軟で弾性的な感触をもたらし、脚及び背骨への疲労及び怪我を中和する。このパターンは如何なるパターンであってもよく、使用される成形型によってマットの特定のパターンが決定される。
【0017】
本発明は、直立作業姿勢にある人のための支持体としてのマットを製造する方法であって、マットは、弾性部分と、箔の頂層とを含み、プリントは箔の上に印刷される方法も提供し、プリントは箔の上に印刷され、然る後、その上に印刷されたプリントを備える箔が、成形型内で、少なくとも部分的に、マットのベース材料を作り上げる弾性ベース材料と共に成形されることを特徴とする。
【0018】
箔は、弾性ベース部分材料のような可撓な材料であり、2つの材料は、2つの材料が成形型内で結合されるときに起こる化学プロセス中に、少なくとも部分的に、互いに少なくとも部分的に一体化する。2つの材料は十分に一体化するので、その結果、別個の層が見えないマットが得られる。マットを2つに切断しなければ、マットが箔層と弾性ベース部分とを含むことを見ることはできない。
【0019】
マットの表面にプリントを提供する方法は重要な長所であり得る。何故ならば、その結果、通商パートナーによって支持されるマットを得ることができるからである。
【0020】
当該方法の1つ又はそれよりも多くの実施態様において、弾性ベース材料はポリウレタンフォームである。可撓なポリウレタンフォームは周知な材料であり、可撓なポリウレタンフォームを任意の所望の形状、この場合には、マットに成形し得る。
【0021】
当該方法の1つ又はそれよりも多くの実施態様において、箔は透明である。
【0022】
当該方法の1つ又はそれよりも多くの実施態様において、箔は熱可塑性のポリウレタン箔である。熱可塑性のポリウレタン箔は可撓な材料であり、ポリウレタンフォーム及び熱可塑性ポリウレタン箔は、2つの材料が成形型内で結合されるときに起こる化学プロセス中に互いに一体化する類似の材料である。2つの材料は非常に良く一体化するので、その結果、層が見えないマットが得られる。マットが箔層と弾性ベース部分とを含むことを見ることができるためには、マットを2つに切断しなければならない。
【0023】
当該方法の1つ又はそれよりも多くの実施態様において、プリントは箔の頂部側の上に印刷され、当該方法の1つ又はそれよりも多くの実施態様において、プリントは箔の底部側の上に印刷され、箔は透明である。両方の場合において、その結果、摩耗安定性プリントが得られるが、プリントが透明箔層の底部側の上に印刷される場合には、その結果はより良好であり、プリントはより長く持続し得る。プリントがマットのベース部分の表面に追加されるだけであるならば、マットの上に立ち或いはマットの上を歩く使用者は、むしろ迅速にマットを磨り減らし得る。
【0024】
当該方法の1つ又はそれよりも多くの実施態様において、成形型は、上方部分と下方部分との2つの部分に分離される。プリントを備える箔層は、成形型の下方部分内に配置され、然る後、成形型の上方部分が成形型の下方部分の上に配置される。成形型の2つの部分が接合され且つ封止され、プリントを備える箔層が成形型の内側に正しく塗布された後、マットのベースを作り上げる弾性材料を成形型内に射出する。弾性材料は圧力の下で射出され、弾性材料及び成形型の両方が成形プロセス中に暖かいよう、成形型及び弾性材料の両方は成形プロセス前に加熱される。1つの実施態様において、弾性材料はポリウレタンフォームである。2つの部分が1つになり、その結果、マットの上に立つ使用者からの摩耗に抗し得る表面側の上に表示されるプリントを備えるマットが得られるよう、化学プロセス中に弾性材料は硬化し且つ箔層と一体化する。
【0025】
当該方法の1つ又はそれよりも多くの実施態様において、成形型の上方部分は、近接して離間する上向きに延びる部分のパターンを含み、1つ又はそれよりも多くの実施態様において、成形型の下方部分は、近接して離間する上向きに延びる部分のパターンを含む。成形型がその下方部分及び上方部分の一方又は両方の上にパターンを有するならば、完成マットは上方側及び下方側の一方又は両方の上にパターンを備えて現れる。マットは弾性的に撓むので、マットの上方側及び/又は下方側の上のパターンは、作業中に立ち或いは歩く人に柔軟で弾性的な感触をもたらし、脚及び背骨への疲労及び怪我を中和する。結果としてのより良好な直立快適性の故に、これは使用者が痛みを感ぜずにより長時間に亘って作業し得ることを可能にする。その上、底部側の上のパターンは、フロアとマットとの間の摩擦を増大し、横滑り防止特性をもたらし得る。また、フロアとの接触は最小限化されるので、細菌、カビ、及び、微生物の成長のための場所も最小限化される。マットの上方側の上のパターンは、設計に依存して、横滑り防止特性ももたらすので、マットの上に立つ人は、その人の作業位置に依存して、マットとの良好な摩擦接触を達成し、或いは、より少ない摩擦接触を達成する。例えば、作業中に回転しなければならないならば、より少ない摩擦接触を伴うマットが望まれる。
【0026】
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施態様をより完全に記載する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1a】上方から直接的に見たマットを示す上面図である。
【図1b】上方から直接的に見たマットを示す上面図である。
【図2a】側方から直接的に見たマットを示す側面図である。
【図2b】側方から直接的に見たマットを示す側面図である。
【図3】箔層を示す側面図である。
【図4】本発明に従ったマットを製造するための成形型を示す側面図である。
【図5】本発明に従ったマットを製造するための成形型を示す側面図であり、箔が成形型内に配置されている。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1aは、上方から直接的に見た本発明に従ったマット101を示している。上側はプリント103を表示しており、プリント103は購入者が決定する任意のプリントであり得る。プリントは箔層の上に印刷され(箔層自体は図面中では見えない)、然る後、プリントを備える箔層は、成形型(moulding form)内で弾性材料から成るベースと共に成形される。成形は、成形型を使用して柔軟な原材料を成形することによって多くの異なるものを製造するプロセスである。成形型は型の内側で硬化又は固化する材料が充填される中空構造であり、型の形状に適合する。この場合、マットのベースを作り上げる弾性材料と共に成形されるのは箔層であり、箔層の上に印刷されたプリントを備える。材料を一体に成形することによって、マットは使用される成形型の形状を有することになる。使用される成形型に依存して、如何なる所望の形状も可能である。
【0029】
図1bは、上方から直接的に見た本発明に従ったマット101を示している。上側はプリント103を表示している。プリントは購入者が決定する任意のプリントであり得る。上側は近接して離間する上向きに延びる部分105のパターンも有し、作業中に立ち又は歩く人に柔軟で弾性的な感触をもたらし、脚及び背骨への疲労を中和する。このパターンは如何なるパターンであってもよく、使用される成形型によってマットの特定のパターンが決定される。
【0030】
図2aは、側方から直接的に見たマットを示しており、弾性材料から成るベース201と、箔層203とを含み、プリントを備える箔層が成形型内で弾性材料から成るベースと少なくとも部分的に一体化される前に、箔層の上にはプリントが印刷される。統合表面207を見ることができるように、円で囲んだ領域Aは拡大されている。箔203及び弾性ベース部分材料201は、互いに少なくとも部分的に一体化207される。2つの材料の統合(一体化)は、化学プロセス中に起こり、化学プロセスは、2つの材料が成形型内で結合されるときに起こる。成形プロセス中、弾性材料は硬化し、2つの材料は互いに一体化し、それらが2つの材料の統合界面207に沿って互いに化学的に結合することを意味する。2つの材料は十分に統合するので、その結果、人がマットを見るときに別個の層が見えないマットが得られる。箔層と弾性ベース部分とを含むマットを見ることができるためには、マットを2つに切断しなければならない。
【0031】
マットは弾性材料で製造されるので、マットは血液循環を刺激し、痙攣を防止し、疲れを減少し、脚及び背骨への疲労及び怪我を中和し、作業中にマットの上に立ち或いはマットの上を歩く人は、柔軟で弾性的な感触を受け、それは作業環境を向上し、仕事満足度を増大する。
【0032】
図2bは、側方から直接的に見たマットを示しており、マットは、弾性材料から成るベース201と、箔層203とを含み、プリントを備える箔層が成形型内で弾性材料から成るベースと共に成形される前に、箔層の上にはプリントが印刷される。マットの上側は近接して離間する上向きに延びる拡張部分205のパターンを有し、作業中に立ち或いは歩く人に柔軟で弾性的な感触をもたらし、脚及び背骨への疲労及び怪我を中和する。マットの上側にあるパターンは如何なるパターンであってもよく、使用される成形型の形状によってマットの特定のパターンが決定される。
【0033】
図3は、箔層303を示している。プリントは、頂部側又は底部側のいずれかで、箔層の上に印刷される。箔層は透明であってもよい。プリントが箔の底部側に印刷されるならば、箔は透明である。両方の場合、結果は摩耗安定性プリントであるが、プリントが透明な箔層の底部側に印刷される場合、結果はより良好であり、プリントはより長く持続し得る。
【0034】
図4は、2つの部分、即ち、上方部分407及び下方部分409に分離された成形型407,409を示しており、その上にプリントを備える箔層が、成形型の2つの部分の間に配置されている。成形型は、その下方部分及び上方部分の両方の上にパターン(図示せず)を有し、上方側及び底部側の両方の上で完成マットにパターンを付与し得る。マットは弾性的に撓むので、マットの上方側の上のパターンは、作業中に立ち或いは歩く人に柔軟で弾性的な感触をもたらし、脚及び背骨への疲労及び怪我を中和する。結果としてのより良好な直立の快適性の故に、これは使用者が痛みを感ぜずにより長い時間に亘って作業し得ることを可能にする。マットの底部側も近接して離間する上向きに延びる部分のパターンを有し、それはフロアとマットとの間の摩擦を増大し、横滑り防止特性をもたらし得る。また、フロアとの接触が最小限化されるので、細菌、カビ、及び、微生物の成長する場所が最小限化される。
【0035】
マットが上方側及び底部側の両方の上にパターンを備えて構成されるならば、マットはその良好な弾性を向上するのに寄与し得る。マットの1つの実施態様は、上方側及び底部側の上に小さなオーバーラップ部分を有する。
【0036】
上向きに延びる部分の幾何学的構成は異なり得るし、上方側と底部側とで同じである必要はない。形状の実施例は、幾つか例を挙げるだけでも、球状部分、長方形、コーン、多角形、及び、細長い部分を含む。
【0037】
図5は、成形型507,509を示しており、上方部分507及び下方部分509は、成形型の2つの部分の間に配置された、その上にプリントを備える箔層503で接合されている。プリントを備える箔層は、成形型の下方部分509内に配置され、然る後、成形型の上方部分507が成形型の下方部分の上に配置される。成形型の2つの部分が接合され且つ封止され、プリントを備える箔層が成形型の内側に正しく塗布された後、マットのベースを作り上げる弾性材料が成形型内に射出される。弾性材料は加圧下で射出され、成形型及び弾性材料の両方は、弾性材料及び成形型の両方が成形プロセス中に暖かいよう、成形プロセスの前に加熱される。1つの実施態様において、弾性材料は、ポリウレタンフォームである。弾性材料は、2つの部分が1つになるよう、化学プロセス中に硬化し、箔層と一体化し、その結果、マットの上に立つ使用者からの摩耗に抗し得る表面側の上に表示されるプリントを備えるマットがもたらされる。材料を一体に成形することによって、マットは使用される型の形状を有することになる。使用される型に依存して、如何なる所望の形状も可能である。
【0038】
成形型がその下方部分及び上方部分の一方又は両方の上にパターン(図示せず)を有するならば、完成マットは上方側及び底部側の一方又は両方の上にパターンを備えて現れる。上述したように、マットは弾性的に撓むので、マットの上方側の上のパターンは、作業中に立ち或いは歩く人に柔軟でより弾性的な感触を与え、脚及び背骨への疲労及び怪我を中和する。結果としてのより良好な直立の快適性の故に、これは使用者が痛みを感ぜずにより長い時間に亘って作業し得ることを可能にする。マットの底部側がパターンを有するならば、マットはより多くの柔軟性及び弾性をマットにもたらすこともでき、直立の快適性を更に増大し得る。その上、それはフロアとマットとの間の摩擦を増大し、横滑り防止特性をもたらし得る。また、フロアとの接触は最小限化されるので、細菌、カビ、及び、微生物が成長する場所は最小限化される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直立作業位置にある人のための支持体としてのマットであって、
当該マットは、弾性ベース部分を含み、当該マットは、前記弾性ベース部分と少なくとも部分的に一体化される箔の頂層を更に含み、プリントが前記箔の上に印刷されることを特徴とする、
マット。
【請求項2】
前記弾性ベース部分は、ポリウレタンフォームで構成される、請求項1に記載のマット。
【請求項3】
前記箔は、熱可塑性のポリウレタン箔である、請求項1乃至2に記載のマット。
【請求項4】
前記プリントは、前記箔の頂部側の上に印刷される、請求項1乃至3に記載のマット。
【請求項5】
前記プリントは、前記箔の底部側の上に印刷され、前記箔は、透明である、請求項1乃至3に記載のマット。
【請求項6】
当該マットの頂部側の上に、近接して離間する上向きに延びる拡張部分のパターンを含む、請求項1乃至5に記載のマット。
【請求項7】
当該マットの底部側の上に、近接して離間する上向きに延びる拡張部分のパターンを含む、請求項1乃至6に記載のマット。
【請求項8】
直立作業姿勢にある人のための支持体としてのマットを製造する方法であり、
前記マットは、弾性的なベース部分と、箔の頂層とを含み、プリントは、前記箔の上に印刷される方法であって、
前記プリントは、前記箔の上に印刷され、然る後、その上に印刷された前記プリントを備える前記箔は、成形型内で、少なくとも部分的に、前記マットの前記ベース部分を構成する弾性ベース材料と共に成形されることを特徴とする、
方法。
【請求項9】
前記弾性ベース材料は、ポリウレタンフォームである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記箔は、熱可塑性のポリウレタン箔である、請求項8乃至9に記載の方法。
【請求項11】
前記プリントは、前記箔の頂部側の上に印刷される、請求項8乃至10に記載の方法。
【請求項12】
前記プリントは、前記箔の底部側の上に印刷され、前記箔は、透明である、請求項8乃至10に記載の方法。
【請求項13】
前記成形型は、2つの部分、即ち、上方部分と下方部分とに分離される、請求項8乃至12に記載の方法。
【請求項14】
前記成形型の前記上方部分は、近接して離間する上向きに延びる部分を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記成形型の前記下方部分は、近接して離間する上向きに延びる部分を含む、請求項13乃至14に記載の方法。

【図1a】
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【図1b】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2013−517021(P2013−517021A)
【公表日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−548341(P2012−548341)
【出願日】平成23年1月14日(2011.1.14)
【国際出願番号】PCT/DK2011/050010
【国際公開番号】WO2011/085733
【国際公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【出願人】(512183459)
【Fターム(参考)】