説明

プリント配線板及びプリント回路板及び装置

【課題】電源装置や負荷装置などの部品が直接接触しない場合でも、正しい組合せで、照明装置などの製品を組み立てることができるようにし、組合せの間違いによる回路の故障を防ぐ。
【解決手段】プリント配線板140,240は、2種類以上の電気回路に共通して用いられる。コネクタ実装部150,250には、コネクタを実装する。コネクタは、複数の端子を有する。複数の端子接続導体パターン(プリント配線141〜143,241〜243)は、コネクタの複数の端子にそれぞれ電気接続する。プリント配線板140,240に素子を実装することにより、電気回路(電源回路、負荷回路)が構成される。接続選択部160,260は、電気回路と、複数の端子接続導体パターンそれぞれとを電気接続できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数種類の変種がある電気回路に共通して用いられるプリント配線板に関する。
【背景技術】
【0002】
照明装置などの電気製品において、利用者の多彩なニーズに対応するため、外観などが共通し、光源の数や発光色などの仕様が異なる複数の変種(バリエーション、ラインナップ)が存在する場合がある。これらの変種では、できるだけ共通した部品を使うことにより、製造コストなどを抑えることができる。
製品の変種に応じた複数の変種が存在する部品が複数ある場合、製品の組み立て時に、正しい組合せで部品を使う必要がある。複数の部品同士が直接接触する場合には、接触部分の形状を変種ごとに変えることにより、正しい組合せの場合のみ製品を組み立てることができ、間違った組合せでは製品を組み立てることができないようにする技術がある。また、間違った組合せをした場合に回路が故障しないよう、保護回路を設ける技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−55824号公報
【特許文献2】特開2008−103461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、複数の部品の間をハーネスなどの接続部品を使って接続する場合など、複数の部品同士が直接接触しない場合には、接触部分の形状を変えることはできない。部品と接続部品とを接続するコネクタの形状を変えると、製品の変種ごとに接続部品を変える必要がある。
この発明は、例えば上記のような課題を解決するためになされたものであり、電源装置や負荷装置などの部品が直接接触しない場合でも、正しい組合せで、照明装置などの製品を組み立てることができるようにし、組合せの間違いによる回路の故障を防ぐことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明にかかるプリント配線板は、2種類以上の電気回路に共通して用いられるプリント配線板において、複数の端子を有するコネクタを実装するコネクタ実装部であって、実装されるコネクタの複数の端子にそれぞれ電気接続する複数の端子接続導体パターンを有するコネクタ実装部と、上記プリント配線板に素子を実装することにより構成される電気回路と、上記複数の端子接続導体パターンそれぞれとを電気接続可能な接続選択部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
この発明にかかるプリント配線板によれば、実装される電気回路の種類に応じて、接続選択部を介して電気回路と接続する端子接続導体パターンを変えることができる。このため、複数の部品をハーネスなどの接続部品を使って接続した場合でも、複数の部品の組合せが正しくなければ、電気回路の間が正しく電気接続せず、動作しないようにすることができる。このため、複数の回路の組合せが正しくないことを、動作試験で発見することができる。また、正しくない組合せで閉回路が形成されないようにすれば、組合せの間違いによる過電圧や過電流が発生せず、回路の故障を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】実施の形態1における照明装置800の全体構成を示す図。
【図2】実施の形態1における照明装置800の第一の変種の詳細な構成を示す図。
【図3】実施の形態1における照明装置800の第二の変種の詳細な構成を示す図。
【図4】実施の形態1における照明装置800の第三の変種の詳細な構成を示す図。
【図5】実施の形態1におけるプリント配線板140及びプリント配線板240のプリントパターンを示す図。
【図6】実施の形態2におけるプリント配線板240のプリントパターンを示す図。
【図7】実施の形態3におけるプリント配線板140のプリントパターンを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施の形態1.
実施の形態1について、図1〜図5を用いて説明する。
【0009】
図1は、この実施の形態における照明装置800の全体構成を示す図である。
照明装置800(LED照明装置)は、電源装置100と、負荷装置200と、ハーネス300とを有する。電源装置100(直流電源回路部)は、商用電源などの交流電源ACから供給される電力を、負荷装置200に対して供給する電力(直流電力)に変換する。負荷装置200(LEDモジュール部)は、LEDなどの光源を有する。負荷装置200の光源は、電源装置100から供給された電力により点灯する。ハーネス300(接続ハーネス部)は、電源装置100と、負荷装置200との間を連結し、電気的に接続する。
【0010】
照明装置800には、複数の変種がある。照明装置800の各変種は、例えば光源の明るさや発光色などが異なる。なお、以下の説明において、照明装置800の各変種において異なる部分について、符号の後ろのアルファベット小文字を付けて区別する場合がある。
【0011】
図2は、この実施の形態における照明装置800の第一の変種の詳細な構成を示す図である。
ハーネス300(接続部品)は、2つのコネクタ311,312と、3本の配線321〜323(電線)とを有する。コネクタ311は、3つの端子(ピン)を有する。コネクタ311の3つの端子は、3本の配線321〜323にそれぞれ電気接続している。コネクタ312は、3つの端子(ピン)を有する。配線321の3つの端子は、3本の配線321〜323にそれぞれ電気接続している。コネクタ311は、電源装置100のコネクタ110と結合する。コネクタ312は、負荷装置200のコネクタ210と結合する。これにより、ハーネス300は、電源装置100と負荷装置200との間を連結する。
負荷装置200a(プリント回路板)は、負荷回路230aと、コネクタ210と、電気接続部220とを有する。負荷回路230a(光源回路、電気回路)は、例えば、LEDなど直流電力によって点灯する光源231が複数直列に電気接続した回路である。コネクタ210(LEDモジュール側コネクタ)は、3つの端子(ピン)を有する。コネクタ210は、ハーネス300のコネクタ312と係合する。コネクタ210の3つの端子は、結合したコネクタ312の端子とそれぞれ接触して電気接続する。電気接続部220は、コネクタ210と、負荷回路230aとの間に介在して、コネクタ210に接続されるハーネス300の配線と、負荷回路230aとを接続する。コネクタ210と、電気接続部220との間は、3つのプリント配線241〜243によって電気接続されている。また、電気接続部220と、負荷回路230aとの間は、2つのプリント配線246,247によって電気接続されている。電気接続部220は、2つのジャンパー素子221,222(導通部品、ジャンパ抵抗、ジャンパ線)を有する。ジャンパー素子221は、ハーネス300の配線321に電気接続するプリント配線241と、負荷回路230aの入力(高電位側入力端子)に電気接続しているプリント配線246との間を電気接続している。ジャンパー素子222は、ハーネス300の配線322に電気接続するプリント配線242と、負荷回路230aの入力(低電位側入力端子)に電気接続しているプリント配線247との間を電気接続している。
電源装置100a(プリント回路板)は、電源回路130aと、コネクタ110と、電気接続部120とを有する。電源回路130a(電気回路)は、交流電源ACから入力した交流電力を、負荷回路230aに対して供給する直流電力に変換する。電源回路130aは、例えば、フィルタ回路と、全波整流回路と、フライバックコンバータ回路とを有する。電源回路130aの出力特性は、負荷回路230aの電気的特性に合わせて設定されている。電源回路130aの出力特性には、例えば、最大出力電圧、定格出力電圧、最大出力電流、定格出力電流などがある。また、負荷回路230aの電気的特性には、例えば、最大入力電圧、定格入力電圧、最大入力電流、定格入力電流などがある。例えば、電源回路130aは、出力電流を目標電流値に一致させようとする定電流電源である。目標電流値は、負荷回路230aの光源231を所望の明るさで点灯するために流すべき電流に基づいて設定される。また、電源回路130aには、最大出力電圧値が設定されている。無負荷状態のときは電流が流れないので、電源回路130aは、出力電圧を高くして、電流を流そうとする。出力電圧が、設定された最大出力電圧値に達すると、電源回路130aは、無負荷状態と判定して動作を停止するなどして、出力電圧が高くなり過ぎるのを防ぐ。最大出力電圧値は、光源231の両端電圧(順方向降下電圧)のバラツキを考慮して、目標電流値の電流を流したときの負荷回路230の両端電圧の最大値よりも多少余裕を持たせた値に設定される。
コネクタ110(電源側コネクタ)は、3つの端子(ピン)を有する。コネクタ110は、ハーネス300のコネクタ311と結合して接続する。コネクタ110の3つの端子は、結合したコネクタ311の端子とそれぞれ接触して電気接続する。電気接続部120は、コネクタ110と、電源回路130aとの間に介在して、コネクタ110に接続されるハーネス300の配線と、電源回路130aとを接続する。コネクタ110と、電気接続部120との間は、3つのプリント配線141〜143によって電気接続されている。また、電気接続部120と、電源回路130aとの間は、2つのプリント配線146,147によって電気接続されている。電気接続部120は、2つのジャンパー素子121,122を有する。ジャンパー素子121は、ハーネス300の配線321に電気接続するプリント配線141と、電源回路130aの出力(高電位側出力端子)に電気接続しているプリント配線146との間を電気接続している。ジャンパー素子122は、ハーネス300の配線322に電気接続するプリント配線142と、電源回路130aの出力(低電位側出力端子)に電気接続しているプリント配線147との間を電気接続している。
したがって、電源回路130aと負荷回路230aとの間は、2つの経路を介して電気接続する。第一の経路は、プリント配線146、ジャンパー素子121、プリント配線141、配線321、プリント配線241、ジャンパー素子221、プリント配線246という経路である。第二の経路は、プリント配線147、ジャンパー素子122、プリント配線142、配線322、プリント配線242、ジャンパー素子222、プリント配線247という経路である。電源回路130aが出力した電力は、この2つの経路を介して、負荷回路230aに対して供給される。
なお、ハーネス300の3本の配線321〜323のうち、配線323は、電源回路130aにも負荷回路230aにも電気接続せず、電気的に浮いた状態であり、無通電状態であって、電源回路130aと負荷回路230aとの間の接続に寄与しない。
【0012】
図3は、この実施の形態における照明装置800の第二の変種の詳細な構成を示す図である。
照明装置800の第二の変種が第一の変種と比べて異なる点は、負荷回路230b、電源回路130b、並びに、電気接続部120及び電気接続部220内のジャンパー素子121,122,221,222の配置である。
負荷回路230b(電気回路)は、光源231の数や種類が、負荷回路230aと異なっている。このため、負荷回路230bの電気的特性が、負荷回路230aとは違っている。
電源回路130b(電気回路)の出力特性は、負荷回路230bの電気的特性に合わせて設定されている。負荷回路230bの電気的特性が負荷回路230aと異なるので、電源回路130bの出力特性は、電源回路130aと異なる。例えば、光源231の種類の違いにより、光源231に流すべき電流が変わるので、電源回路130bの目標電流値が異なる値に設定される。また、光源231の数や種類の違いにより、負荷回路230の両端電圧が変わるので、電源回路130bの最大出力電圧値が異なる値に設定される。
電気接続部220において、ジャンパー素子221は、第一の変種と同様、ハーネス300の配線321に電気接続するプリント配線241と、負荷回路230bの入力(高電位側入力端子)に電気接続しているプリント配線246との間を電気接続している。しかし、ジャンパー素子222は、第一の変種と異なり、ハーネス300の配線323に電気接続するプリント配線243と、負荷回路230bの入力(低電位側入力端子)に電気接続しているプリント配線247との間を電気接続している。
また、電気接続部120において、ジャンパー素子121は、第一の変種と同様、ハーネス300の配線321に電気接続するプリント配線241と、電源回路130bの出力(高電位側出力端子)に電気接続しているプリント配線146との間を電気接続している。しかし、ジャンパー素子122は、第一の変種と異なり、ハーネス300の配線323に電気接続するプリント配線143と、電源回路130bの出力(低電位側出力端子)に電気接続しているプリント配線147との間を電気接続している。
したがって、電源回路130bと負荷回路230bとの間は、2つの経路を介して電気接続している。第一の経路は、第一の変種と同様、プリント配線146、ジャンパー素子121、プリント配線141、配線321、プリント配線241、ジャンパー素子221、プリント配線246という経路である。第二の経路は、第一の変種と異なり、プリント配線147、ジャンパー素子122、プリント配線143、配線323、プリント配線243、ジャンパー素子222、プリント配線247という経路である。電源回路130bが出力した電力は、この2つの経路を介して、負荷回路230bに対して供給される。ハーネス300の3本の配線321〜323のうち、配線322は、電源回路130bにも負荷回路230bにも電気接続せず、電気的に浮いた状態であり、無通電状態であって、電源回路130bと負荷回路230bとの間の接続に寄与しない。
【0013】
図4は、この実施の形態における照明装置800の第三の変種の詳細な構成を示す図である。
照明装置800の第三の変種が第一及び第二の変種と比べて異なる点は、負荷回路230c、電源回路130c、並びに、電気接続部120及び電気接続部220内のジャンパー素子121,122,221,222の配置である。
負荷回路230c(電気回路)は、光源231の数や種類が、負荷回路230aや負荷回路230bと異なっている。このため、負荷回路230cの電気的特性が、負荷回路230a,230bとは違っている。
電源回路130c(電気回路)の出力特性は、負荷回路230cの電気的特性に合わせて設定されている。このため、電源回路130cの出力特性は、電源回路130a,130bと異なる。
電気接続部220において、ジャンパー素子221は、ハーネス300の配線322に電気接続するプリント配線242と、負荷回路230cの入力(高電位側入力)に電気接続しているプリント配線246との間を電気接続している。ジャンパー素子222は、第二の変種と同様、ハーネス300の配線323に電気接続するプリント配線243と、負荷回路230cの入力(低電位側入力)に電気接続しているプリント配線247との間を電気接続している。
また、電気接続部120において、ジャンパー素子121は、ハーネス300の配線322に電気接続するプリント配線242と、電源回路130cの出力(高電位側出力)に電気接続しているプリント配線146との間を電気接続している。ジャンパー素子122は、第二の変種と同様、ハーネス300の配線323に電気接続するプリント配線143と、電源回路130cの出力(低電位側出力)に電気接続しているプリント配線147との間を電気接続している。
したがって、電源回路130cと負荷回路230cとの間は、2つの経路を介して電気接続している。第一の経路は、プリント配線146、ジャンパー素子121、プリント配線142、配線322、プリント配線242、ジャンパー素子221、プリント配線246という経路である。第二の経路は、第二の変種と同様、プリント配線147、ジャンパー素子122、プリント配線143、配線323、プリント配線243、ジャンパー素子222、プリント配線247という経路である。電源回路130cが出力した電力は、この2つの経路を介して、負荷回路230cに対して供給される。ハーネス300の3本の配線321〜323のうち、配線321は、電源回路130cにも負荷回路230cにも電気接続せず、電気的に浮いた状態であり、無通電状態であって、電源回路130cと負荷回路230cとの間の接続に寄与しない。
【0014】
照明装置800のすべての変種において、ハーネス300は、共通している。すなわち、一種類のハーネス300が、照明装置800のすべての変種の製造に用いられる。変種ごとに異なるハーネス300を用意する必要がないので、部品の在庫管理などにかかるコストを削減することができる。
【0015】
電源装置100a〜100cのコネクタ110の形状はすべて同じであり、同じハーネス300のコネクタ311と接続できる。また、負荷装置200a〜200cのコネクタ210の形状はすべて同じであり、同じハーネス300のコネクタ312と接続できる。
このため、照明装置800の組立て時において、電源装置100と、負荷装置200との組合せを間違えて接続する可能性がある。
【0016】
例えば、間違えて、電源装置100aと、負荷装置200bとを接続したとする。その場合、電源回路130aと負荷回路230との間を接続する経路は、プリント配線146、ジャンパー素子121、電気接続部120、配線321、プリント配線241、ジャンパー素子221、プリント配線246という経路だけであり、もう一つの経路が形成されない。このため、電源回路130aが出力した電力は、負荷回路230bに供給されない。このため、過電圧や過電流などにより負荷回路230bが故障するのを防ぐことができ、また、点灯試験により、誤接続を発見することができる。
他の間違った組合せで接続した場合も同様に、電源回路130が出力した電力が負荷回路230に供給されないので、負荷回路230bの故障を防ぎ、誤接続を発見することができる。
【0017】
なお、ハーネス300の配線は、3本に限らず、4本以上であってもよい。また、電源装置100から負荷装置200へ電力を供給するために使われる2本の配線以外の配線を、制御信号の伝達など他の用途に使う構成であってもよい。
また、照明装置800の変種が2種類しかない場合は、電気接続部120及び電気接続部220のジャンパー素子は、それぞれ1つずつでよい。例えば、電気接続部120において、プリント配線141と、プリント配線146とを直接接続し、ジャンパー素子122により、プリント配線142またはプリント配線143と、プリント配線147とを電気接続する。同様に、電気接続部220において、プリント配線241と、プリント配線246とを直接接続し、ジャンパー素子222により、プリント配線242またはプリント配線243と、プリント配線247とを電気接続する。
【0018】
図5は、この実施の形態におけるプリント配線板140及びプリント配線板240のプリントパターンを示す図である。
電源装置100は、プリント配線板140(直流電源基板)に部品を実装することによって構成される。電源回路130の出力特性は、実装する部品の回路定数(例えば、抵抗の抵抗値)を変えることにより、変えることができる。このため、電源装置100a〜100cは、同じプリント配線板140を使って構成される。
負荷装置200は、プリント配線板240(LEDモジュール基板)に部品を実装することによって構成される。負荷回路230の光源の数を変える場合、例えば、それぞれの光源の実装位置(LED実装部分)と並列にジャンパー素子(チップジャンパ)を実装できる部分(ジャンパ実装部分)を設けておき、実装しない光源の代わりにジャンパー素子を実装すればよい。このようにすれば、負荷装置200a〜200cは、同じプリント配線板240を使って構成できる。
【0019】
プリント配線板140及びプリント配線板240は、プリント配線と、ランド(パッド)とを有する。プリント配線は、例えばプリント配線板の表面を覆う銅箔などをエッチングして銅箔の一部を剥離し、残った銅箔により構成される。ランドは、例えば表面実装部品などを実装して、プリント配線と電気接続するための部分である。ランドは、例えばプリント配線の一部にレジストで覆われていない露出した部分を設けることにより構成される。
【0020】
プリント配線板140において、ランド151及びランド161は、プリント配線141(端子接続導体パターン)を介して、互いに電気接続している。ランド152及びランド162は、プリント配線142(端子接続導体パターン)を介して、互いに電気接続している。ランド153及びランド163は、プリント配線143(端子接続導体パターン)を介して、互いに電気接続している。ランド166は、プリント配線146(入力端子)と電気接続している。ランド167は、プリント配線147(入力端子)と電気接続している。
3つのランド151,152,153は、コネクタ実装部150を構成している。コネクタ実装部150は、プリント配線板140にコネクタ110を実装する部分である。ランド151〜153は、コネクタ実装部150に実装されるコネクタ110の端子にそれぞれ電気接続される。ランド151が接続される端子は、ハーネス300の配線321に電気接続する。ランド152が接続される端子は、ハーネス300の配線322に電気接続する。ランド153が接続される端子は、ハーネス300の配線323に電気接続する。
5つのランド161,162,163,166,167は、接続選択部160を構成している。接続選択部160(電源側接続経路選択パターン)は、ジャンパー素子121,122を実装することにより、上述した電気接続部120を構成し、電源回路130の出力特性に応じて、電源回路130の出力と接続するハーネス300の配線を選択するための部分である。
ランド166は、ランド161及びランド162との間に、ジャンパー素子121を実装できる位置に設けられている。ランド166とランド161との間(導通部品実装部)にジャンパー素子121を実装することにより、プリント配線146とプリント配線141とが電気接続し、ランド166とランド162との間(導通部品実装部)にジャンパー素子122を実装することにより、プリント配線146とプリント配線142とが電気接続する。
ランド167は、ランド162及びランド163との間にジャンパー素子122を実装できる位置に設けられている。ランド167とランド162との間(導通部品実装部)にジャンパー素子122を実装することにより、プリント配線147とプリント配線142とが電気接続し、ランド167とランド163との間(導通部品実装部)にジャンパー素子122を実装することにより、プリント配線147とプリント配線143とが電気接続する。
このように、ジャンパー素子121,122を実装する位置を変えることにより、電源回路130と接続するプリント配線を変え、電源回路130と接続するハーネス300の配線を変えることができる。
【0021】
プリント配線板240において、ランド251及びランド261は、プリント配線241(端子接続導体パターン)を介して、互いに電気接続している。ランド252及びランド262は、プリント配線242(端子接続導体パターン)を介して、互いに電気接続している。ランド253及びランド263は、プリント配線243(端子接続導体パターン)を介して、互いに電気接続している。ランド266は、プリント配線246(出力端子)と電気接続している。ランド267は、プリント配線247(出力端子)と電気接続している。
3つのランド251,252,253は、コネクタ実装部250を構成している。コネクタ実装部250は、プリント配線板240にコネクタ210を実装する部分である。ランド251〜253は、コネクタ実装部250に実装されるコネクタ210の端子にそれぞれ電気接続される。ランド251に接続される端子は、ハーネス300の配線321に電気接続する。ランド252に接続される端子は、ハーネス300の配線322に電気接続する。ランド253に接続される端子は、ハーネス300の配線323に電気接続する。
5つのランド261,262,263,266,267は、接続選択部260を構成している。接続選択部260(モジュール側接続経路選択パターン)は、ジャンパー素子221,222を実装することにより、上述した電気接続部220を構成し、負荷回路230の電気的特性に応じて、負荷回路230の入力と接続するハーネス300の配線を選択するための部分である。
ランド266は、ランド261及びランド262との間に、ジャンパー素子221を実装できる位置に設けられている。ランド266とランド261との間(導通部品実装部)にジャンパー素子221を実装することにより、プリント配線246とプリント配線241とが電気接続し、ランド266とランド262との間(導通部品実装部)にジャンパー素子222を実装することにより、プリント配線246とプリント配線242とが電気接続する。
ランド267は、ランド262及びランド263との間にジャンパー素子222を実装できる位置に設けられている。ランド267とランド262との間(導通部品実装部)にジャンパー素子222を実装することにより、プリント配線247とプリント配線242とが電気接続し、ランド267とランド263との間(導通部品実装部)にジャンパー素子222を実装することにより、プリント配線247とプリント配線243とが電気接続する。
【0022】
このように、ジャンパー素子221,222を実装する位置を変えることにより、負荷回路230と接続するプリント配線を変え、負荷回路230と接続するハーネス300の配線を変えることができる。
ハーネス300の配線は、それぞれ、3種類の接続のうちの1つで使用されず、残りの2種類の接続で使用される。1本の配線を2種類の接続で使用するので、コネクタ内で使用接続端子を分けて使用した場合と比べて、コネクタの使用極数を少なくできる。
【0023】
なお、電気接続部120は、ジャンパー素子を用いた構成に限らず、他の構成であってもよい。例えば、プリント配線板140に、5つのプリント配線141,146,142,147,143が電気接続したプリント配線を設けておき、不要な部分のプリント配線を削り取る構成であってもよい。あるいは、プリント配線板140にディップスイッチなどのスイッチを実装し、スイッチを切り替えることにより接続を変更する構成であってもよい。あるいは、プリント配線の接続が異なる複数種類のプリント配線板140を用意しておき、製造する電源装置100の変種に応じて、異なる種類のプリント配線板140を使用する構成であってもよい。電気接続部220についても同様である。また、電気接続部120の構成と、電気接続部220の構成とが異なる構成であってもよい。
【0024】
実施の形態2.
実施の形態2について、図6を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0025】
図6は、この実施の形態におけるプリント配線板240のプリントパターンを示す図である。
プリント配線板240は、7つのプリント配線241〜243,271〜274と、15個のランド251〜253,261,268,286〜295とを有する。プリント配線241(端子接続導体パターン)は、ランド251,261の間を、プリント配線242(端子接続導体パターン)は、ランド252,286の間を、プリント配線243(端子接続導体パターン)は、ランド253,288の間を、プリント配線271は、ランド287,290の間を、プリント配線272は、ランド291,294の間を、プリント配線273は、ランド268,295,293の間を、プリント配線274は、ランド292,289の間を、それぞれ電気接続している。ランド251〜253は、コネクタ実装部250を、ランド286,287は、光源実装部281を、ランド288,289は、光源実装部282を、ランド290,291は、光源実装部283を、ランド292,293は、光源実装部284を、ランド294,295は、光源実装部285を、それぞれ構成している。各光源実装部281〜285のランドの間には、光源231が実装される。また、6つのランド261,268,286〜289は、接続選択部260を構成している。すなわち、ランド286〜289は、光源実装部であると同時に、接続選択部260でもある。ランド261,268の間(導通部品実装部)には、ジャンパー素子(導通部品)が実装可能である。
【0026】
プリント配線板240は、負荷装置200の3種類の変種の製造に共通して使用される。3種類の負荷装置200a〜200cは、光源231の数が異なる。
負荷装置200aは、3つの光源231を有する。負荷装置200aは、3つの光源231を、それぞれ、光源実装部281,283,285に実装し、ジャンパー素子221を、ランド261,268の間に実装して製造される。これにより、ランド251,252の間に、ジャンパー素子221と、3つの光源231との直列回路が形成される。ランド253は、この回路のどこにも電気接続していない。負荷装置200aは、ハーネス300を介して、実施の形態1で説明した電源装置100aと接続される。
負荷装置200bは、2つの光源231を有する。負荷装置200bは、2つの光源231を、それぞれ、光源実装部282,284に実装し、ジャンパー素子221を、ランド261,268の間に実装して製造される。これにより、ランド251,253の間に、ジャンパー素子221と、2つの光源231との直列回路が形成される。ランド252は、この回路のどこにも電気接続していない。負荷装置200bは、ハーネス300を介して、実施の形態1で説明した電源装置100bと接続される。
負荷装置200cは、5つの光源231を有する。負荷装置200cは、5つの光源231を、それぞれ、光源実装部281〜285に実装して製造される。これにより、ランド252,253の間に、5つの光源231の直列回路が形成される。ランド251は、この回路のどこにも電気接続していない。負荷装置200cは、ハーネス300を介して、実施の形態1で説明した電源装置100cと接続される。
すなわち、光源実装部281(導通部品実装部)に光源231(導通部品)を実装しないことにより、ランド252が負荷回路230から切り離され、光源実装部282(導通部品実装部)に光源231(導通部品)を実装しないことにより、ランド253が負荷回路230から切り離される。
【0027】
このように、光源実装部281,282に実装される光源231を、ジャンパー素子222の代わりとして用いる。これにより、プリント配線板240に実装するジャンパー素子222の数を減らすことができるので、負荷装置200ひいては照明装置800の製造コストを抑えることができる。
なお、ジャンパー素子の代わりとして用いる素子(導通部品)は、光源231に限らず、負荷装置200の種類によって、実装するかしないかが変わる素子であればよい。また、電源装置100も同様に、電源装置100の種類によって実装するかしないかが変わる素子を、ジャンパー素子の代わりとして用いる構成であってもよい。
【0028】
実施の形態3.
実施の形態3について、図7を用いて説明する。
なお、実施の形態1または実施の形態2と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0029】
図7は、この実施の形態におけるプリント配線板140のプリントパターンを示す図である。
プリント配線板140は、6つのプリント配線141〜144,146,147と、10個のランド151〜154,161〜164,166,167を有する。プリント配線141は、ランド151,161の間を、プリント配線142は、ランド152,162の間を、プリント配線143は、ランド153,163の間を、プリント配線144は、ランド154,164の間を、それぞれ電気接続している。ランド166は、電源回路130の出力(高電位側出力)に接続したプリント配線146に電気接続している。ランド167は、電源回路130の出力(低電位側出力)に接続したプリント配線147に電気接続している。
4つのランド151〜154は、コネクタ実装部150を構成している。この実施の形態におけるハーネス300は、4本の配線321〜324(図示せず)を有する。コネクタ実装部150に実装されるコネクタ110を介して、4つのランド151〜154は、コネクタ110に接続したハーネス300の配線321〜324にそれぞれ電気接続する。
6つのランド161〜164,166,167は、接続選択部160を構成している。ジャンパー素子121(図示せず)は、ランド166と、ランド161またはランド162またはランド163との間に実装される。ジャンパー素子122(図示せず)は、ランド167と、ランド162またはランド163またはランド164との間に実装される。ランド162,163,166,167は、ジャンパー素子を90度異なる向きに実装できるよう、2つに分かれている。
【0030】
プリント配線板140は、電源装置100の6種類の変種の製造に共通して使用される。
電源装置100の第一の変種では、ジャンパー素子121をランド166,161の間に実装し、ジャンパー素子122をランド167,162の間に実装する。これにより、電源回路130が出力する電力は、ランド151に接続するハーネス300の配線321と、ランド152に接続するハーネス300の配線322とを介して、負荷装置200に供給される。
電源装置100の第二の変種では、ジャンパー素子121をランド166,161の間に実装し、ジャンパー素子122をランド167,163の間に実装する。これにより、電源回路130が出力する電力は、配線321と、ランド153に接続するハーネス300の配線323とを介して、負荷装置200に供給される。
電源装置100の第三の変種では、ジャンパー素子121をランド166,161の間に実装し、ジャンパー素子122をランド167,164の間に実装する。これにより、電源回路130が出力する電力は、配線321と、ランド154に接続するハーネス300の配線324とを介して、負荷装置200に供給される。
電源装置100の第四の変種では、ジャンパー素子121をランド166,162の間に実装し、ジャンパー素子122をランド167,163の間に実装する。これにより、電源回路130が出力する電力は、配線322と、配線323とを介して、負荷装置200に供給される。
電源装置100の第五の変種では、ジャンパー素子121をランド166,162の間に実装し、ジャンパー素子122をランド167,164の間に実装する。これにより、電源回路130が出力する電力は、配線322と、配線324とを介して、負荷装置200に供給される。
電源装置100の第六の変種では、ジャンパー素子121をランド166,163の間に実装し、ジャンパー素子122をランド167,164の間に実装する。これにより、電源回路130が出力する電力は、配線323と、配線324とを介して、負荷装置200に供給される。
【0031】
負荷装置200にも6種類の変種がある。負荷装置200のそれぞれの変種は、電源装置100の変種のうちの1つの対応している。詳しい説明は省略するが、負荷装置200は、ハーネス300の4本の配線321〜324のうち、対応する電源装置100において電源回路130が接続した2本の配線から供給される電力が、負荷回路230に供給されるよう構成する。
【0032】
なお、ジャンパー素子121をランド166,163の間に実装し、ジャンパー素子122をランド167,162の間に実装するという接続も可能であるが、この接続は使用しない。なぜなら、その接続を使った電源装置100に、間違って、電源装置100の第四の変種に対応した負荷装置200を接続すると、負荷回路230に逆電圧が印加されるからである。
【0033】
このように、ハーネス300の配線の数を増やすことにより、同じハーネス300を使って接続する電源装置100や負荷装置200の変種の数を増やすことができる。
【0034】
ハーネス300の配線の数がn本であるとすると、そのなかから2本を選択する組合せの数は、=n・(n−1)/2である。したがって、n本の配線を有するハーネス300を使えば、電源装置100及び負荷装置200のn・(n−1)/2種類の変種を接続できる。例えば、ハーネス300が5本の配線を有する場合、電源装置100及び負荷装置200の10種類の変種を接続できる。
【0035】
なお、負荷装置200に逆電圧に対する保護回路を設け、逆電圧が印加された場合に、負荷回路230に対して電力が供給されず、光源231が点灯しないよう構成すれば、同じ2本の配線を使って逆極性の電力を供給する接続も使用できるので、同じハーネス300を使って接続できる電源装置100及び負荷装置200の変種の数は、2倍になる。すなわち、n本の配線を有するハーネス300を使って、電源装置100及び負荷装置200のn・(n−1)種類の変種を接続できる。
【0036】
以上説明した構成は、一例であり、他の構成であってもよい。例えば、異なる実施の形態で説明した構成を組み合わせた構成であってもよいし、本質的でない部分の構成を、他の構成で置き換えた構成であってもよい。
【符号の説明】
【0037】
100 電源装置、110,210,311,312 コネクタ、120,220 電気接続部、121,122,221,222 ジャンパー素子、130 電源回路、140,240 プリント配線板、141〜147,241〜247,271〜274 プリント配線、150,250 コネクタ実装部、151〜154,161〜167,251〜253,261〜268,286〜295 ランド、160,260 接続選択部、200 負荷装置、230 負荷回路、231 光源、281〜285 光源実装部、300 ハーネス、321〜324 配線、800 照明装置、AC 交流電源。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2種類以上の電気回路に共通して用いられるプリント配線板において、
複数の端子を有するコネクタを実装するコネクタ実装部であって、実装されるコネクタの複数の端子にそれぞれ電気接続する複数の端子接続導体パターンを有するコネクタ実装部と、
上記プリント配線板に素子を実装することにより構成される電気回路と、上記複数の端子接続導体パターンそれぞれとを電気接続可能な接続選択部とを有することを特徴とするプリント配線板。
【請求項2】
上記接続選択部は、導通部品を実装可能な複数の導通部品実装部を有し、上記複数の導通部品実装部のうちいずれかの導通部品実装部に導通部品を実装すると、上記電気回路と、上記複数の端子接続導体パターンのうちのいずれかとが電気接続されることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
【請求項3】
上記コネクタ実装部は、3つ以上の端子接続導体パターンを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリント配線板。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプリント配線板と、
上記プリント配線板のコネクタ実装部に実装されたコネクタと、
上記プリント配線板に実装され、2種類以上の電気回路のなかから選択された電気回路を構成する素子とを有し、
上記電気回路の種類に応じて上記複数の端子接続導体パターンのなかから選択された端子接続導体パターンと、上記電気回路とが、上記接続選択部を介して電気接続されていることを特徴とするプリント回路板。
【請求項5】
上記接続選択部は、導通部品を実装可能な複数の導通部品実装部を有し、
上記プリント回路板は、上記複数の導通部品実装部のうちのいずれかに実装された導通部品を有することを特徴とする請求項4に記載のプリント回路板。
【請求項6】
上記コネクタ実装部は、3つ以上の端子接続導体パターンを有し、
上記電気回路の種類に応じて上記3つ以上の端子接続導体パターンのなかから選択された2つの端子接続導体パターンと、上記電気回路の2つの接続点とが、それぞれ、上記接続選択部を介して電気接続されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のプリント回路板。
【請求項7】
上記電気回路は、電源回路または負荷回路であり、
上記電源回路の最大出力電圧及び定格出力電圧及び最大出力電流及び定格出力電流のうち少なくともいずれか、または、上記負荷回路の最大入力電圧及び定格入力電圧及び最大入力電流及び定格入力電流のうち少なくともいずれかに応じて、上記複数の端子接続導体パターンのなかから選択された端子接続導体パターンと、上記電源回路の出力端子または上記負荷回路の入力端子とが、上記接続選択部を介して電気接続されていることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載のプリント回路板。
【請求項8】
上記コネクタは、上記電気回路の種類に関わらず、同一の形状の接続部品を結合できるコネクタであることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれかに記載のプリント回路板。
【請求項9】
請求項4乃至請求項8に記載の複数のプリント回路板と、
上記複数のプリント回路板のコネクタに結合して、上記複数のプリント回路板の間を電気接続する接続部品とを有することを特徴とする装置。
【請求項10】
上記複数のプリント回路板のうちの一つは、上記電気回路が、2種類以上の電源回路のなかから選択された電源回路であり、
上記複数のプリント回路板のうちの他の一つは、上記電気回路が、2種類以上の負荷回路のなかから選択された負荷回路であり、
上記接続部品は、上記電源回路と上記負荷回路との組合せが正しい場合に、上記電源回路から供給される電力を上記負荷回路へ伝達することを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
上記接続部品は、3本以上の配線を有し、
上記複数のプリント回路板のそれぞれは、
上記コネクタが、上記接続部品の3本以上の配線にそれぞれ電気接続した3つ以上の端子を有し、
上記コネクタ実装部が、上記コネクタの3つ以上の端子にそれぞれ電気接続した3つ以上の端子接続導体パターンを有し、
上記電気回路が電源回路であるプリント回路板は、上記電源回路の種類に応じて上記3つ以上の端子接続導体パターンのなかから選択された2つの端子接続導体パターンと、上記電源回路の2つの出力端子とが、それぞれ、上記接続選択部を介して電気接続され、
上記電気回路が負荷回路であるプリント回路板は、上記負荷回路の2つの入力端子と、上記電気回路が上記負荷回路との組合せが正しい電源回路であるプリント回路板において上記3つ以上の端子接続導体パターンのなかから選択された2つの端子接続導体パターンにそれぞれ電気接続する上記接続部品の2本の配線にそれぞれ電気接続する2つの端子接続導体パターンとが、それぞれ、上記接続選択部を介して電気接続されていることを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
上記負荷回路は、上記電源回路から供給される電力により点灯する光源を有する光源回路であることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−235060(P2012−235060A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−104416(P2011−104416)
【出願日】平成23年5月9日(2011.5.9)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【Fターム(参考)】