説明

プロセス変量(PV)を測定および/または監視するためのフィールド装置

【課題】プロセス変量を測定するためのフィールド装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、少なくとも1つの容器内の媒体のプロセス変量を測定および/または監視するためのフィールド装置に関する。該フィールド装置は、プロセス接続部(2)を介して容器に接続される、少なくとも一つの機械的振動可能部(1)と、前記機械的振動可能部(1)を振動させるために励磁するかまたは、場合によっては前記機械的振動可能部(1)の振動を検出する、少なくとも一つのドライバ/レシーバ部(5)とを備えている。本発明では、前記機械的振動可能部(1)は、少なくとも3つの振動部(10,11、12)を備え、そのうちの少なくとも一つ(10)はプロセス接続部(2)に取り付け領域(10.3)において接続される。また、該3つの振動部(10,11,12)は、前記ドライバ/レシーバ部5が生じさせる、または場合によっては検出する振動を実行可能である。そして、おおよそ定義された反作用力と反トルクの伝播が機械的振動可能部(1)とプロセス接続部(2)の間で起こるように、3つの振動部(10,11,12)が構成かつ相互接続され、また、取り付け領域が選択される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器内の媒体の少なくとも1つのプロセス変量を、測定および/または監視するためのフィールド装置に関わる。本発明のフィールド装置は、プロセス接続部を介して容器に接続する、少なくとも1つの機械的振動可能部と、該機械的振動可能部を励磁して振動させ、場合によっては該機械的振動可能部の振動を検出する、少なくとも1つのドライバ/レシーバ部とを備える。プロセス変量の具体例は、媒体の充填量レベル、密度、粘性である。
【背景技術】
【0002】
従来のフィールド装置の動作原理は、振動可能部の振動が、媒体によって覆われていない状態で振動しているか、覆われている状態で振動しているかに依存している。これは、つまり媒体の充填量レベル検出である。または、フィールド装置の動作原理は、振動可能部の振動が、例えば、媒体変化による粘性に依存している。これは、例えば粘性の監視である。一般に、媒体の特性に依存するので、媒体が振動部を覆っているか又は覆っていないに関わらず、振動周波数と振幅は変化する。周波数変化から逆に考えてみると、例えば、充填量レベルセンサとして利用されている場合、媒体がある充填量レベルを上回ったかまたは下回ったかは、センサの設置された位置によって予測される。同様なことが振幅についても適用される。
【0003】
例えば充填レベル検出器として、LIQUIPHANTという商標で、音叉発振器が製造、販売されている。音叉発振器の長所は、二つの歯の振動が正確に補償または相殺しあうため、例えば音叉のエネルギーが、その取り付け領域へと移動することがなく、従って、測定装置が容器と接続しているところへ移動し、さらにそこから容器自身へと移動することがない、という事実にある。可能性のあるアプリケーションの形式として、例えば物質が音叉の歯の間で立ち往生しうる場合に、いわゆるシングルロッド装置を用いることは興味あることである。この場合、音叉特有の相殺能力はなくなり、同時に力とトルクは取り付け部に作用することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明の目的は、機械的振動可能部を備え、その振動の結果、取り付け部への力とトルクの作用がほとんどない、フィールド装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の一態様によれば、次のような特徴を備える。機械的振動可能部は、少なくとも3つの振動部を備える。少なくとも1つの振動部は、取り付け領域においてプロセス接続部に接続され、3つの振動部は、ドライバ/レシーバ部が生成する、または場合によっては検出する振動を実行する。反作用力と反トルクのおよそ定義された伝播が、前記機械的振動可能部とプロセス接続部の間で生じるように、3つの振動部は構成かつ相互接続され、取り付け領域が選択される。このように、本発明の基本的なアイディアは機械的振動可能部が3つの部分から構成される、ということである。二つの振動部は、第三の振動部と接続される。これは、振動が、例えば相互に接続された振動部間で、直接的に結合され、または場合によっては、間接的に結合される、ということを意味している。このように、力とトルクはお互いに転送される。このような場合において、振動部の構成は、棒状またはチューブ状だけでなく、例えば、適当なバネが接続した球形や、角胴形などがありうる。振動部は同じまたは異なる材料、例えば金属やプラスティックなどの材料で作成されうる。最も重要なものは、剛性や質量といった振動に関係する物理変数である。振動周波数、振幅、当然ながら長さも、適切である。当然、振動が相互に干渉しないように長さの調整はすべきである。
【0006】
本発明の一態様によれば、機械的振動可能部の振動は、曲げ振動であることを含む。曲げ振動の代替案としては、横振動である。このような振動は、充填レベル検出器として製造販売されている前述のLIQUIPHANTという商標の装置に用いられている。本発明の実施例では、振動は、例えば、超音波振動ではない。
【0007】
本発明の一態様によれば、機械的振動部の振動の結果としてプロセス接続部に作用する少なくとも反作用力と反トルクができるだけ0に近づくように、少なくとも、3つの振動部の構成と、それらの相互の接続および取り付け領域でのそれらの接続と、それらの相互の整合とが、決定および/または計算可能である。機械的振動可能部の振動部と、取り付け領域をどこにするのかという選択は、適当な計算または実験によって相互に適合されうる。取り付け領域、すなわち振動要素がプロセス接続部に接続される場所、をどこにするのかの選択は、適切である。なぜなら、そのような振動要素もまた振動するからであり、すなわち、この振動要素には、連続的に運動する領域が存在し、従って、取り付け領域が停止したままである限りにおいて、プロセス接続部との接続に寄与することができない領域が存在するからである。3つの振動可能部を用いることによって、自由度の増加が起こる。そのため力とトルクの均衡を保つことは全く可能となる。
【0008】
都合のよいことに、振動要素の一つはプロセス接続部に接続され、そこでは、その要素は振動の節、すなわち振動中に動かない領域、を正確に有している。その結果として、本発明は容器に振動の影響を与えないという長所がある。
【0009】
本発明の一態様によれば、3つの振動部は、質量M、剛性El、長さLの長いロッド、質量M1、剛性El1、長さL1の第1の短いロッド、及び質量M2、剛性El2、長さL2の第2の短いロッドからなる。第1の短いロッドは、プロセス側を向いた端部領域が、長いロッドのプロセス側を向いた端部領域で、長いロッドに接続される。第2の短いロッドは、プロセスとは反対側を向いた端部領域が、長いロッドのプロセスとは反対側を向いた端部領域で、長いロッドに接続される。そして、長いロッドは、少なくとも取り付け領域でプロセス接続部と接続される。このように、基本的な考えは、全体としてシングル・ロッド構造のロッドが用いられ、そのロッドは、1本の長いロッドと2本の短いロッドからなり、3つ全ての部分が振動可能である、ということである。短いロッドは、それぞれ長いロッドの片端と接続され、また、長いロッドに接続されずに自由に振動可能な自由端を有しているのが望ましい。そのような棒状またはチューブ状の実施例により、トルクと力の計算は簡単化され、その結果、具体的な実施をより明確にする。このような場合において、短いロッドと長いロッドの接続は、例えば長いロッド中に対応して組み込まれた穴の中に短いロッドをねじ込むことにより、直接的に行なってもよいし、または例えばバネ要素を介して、間接的に行なってもよい。更に、それぞれの端部領域の先端または側面部に直接接続してもよい。短いロッドを長いロッドよりも少し伸ばすことも可能である。他の実施例も可能である。
【0010】
本発明の一態様によれば、二つの短いロッドは基本的に長さ、質量、回転の中心に関する慣性質量モーメント、剛性が同じである。これは、最も簡単な実施例で、二つの短いロッドが反位相で振動し、お互いをちょうど相殺する。
【0011】
本発明の一態様によれば、第1および/または第2の短いロッドが、少なくとも機械的振動可能部の振動周波数を決定する、少なくとも1つの溝/首を含むことを特徴とする。そのような溝/首は、対応する短いロッドの回転剛性を生じさせ、その結果、それに依存する共振周波数の調整を可能にする。
【0012】
本発明の一態様によれば、長いロッドは、少なくとも第1の短いロッドを同軸上に囲む。その結果、少なくとも長いロッドだけは媒体と接触するようにし、第1の短いロッドは常に同じ物理的条件下で振動する。そのため、この第1の短いロッドの振動は、長いロッドへの付着または腐食による影響も受けない。更なる実施例においては、長いロッドが二つの短いロッドを同軸上に囲む。そのような機械的振動可能部は、最適に自己完結しており、環境から保護されており、そのため、媒体が浸透することもできない。外側から、それはただ1つの振動部のように見える。このような場合において、実施例における長いロッド、すなわちもっと具体的にいえば長いチューブは、例えば、超高度充填であるような特別の例外を除く、ほとんどの場合において、材料中を通って作用する力にひずみが生じないという利点がある。
【0013】
本発明の一態様によれば、少なくとも第2の短いロッドが長いロッドを同軸上に囲む。前述の実施例に関連して、このことは、長いロッドが、プロセス側を向いた一端で第1の短いロッドを囲み、今度は長いロッド自身がその他端で第2の短いロッドによって囲まれることを意味している。このような場合において、第2の短いロッドは、同軸上で、第2の短いロッドの全長にわたって長いロッドを囲むことができる。しかしながら、第2の短いロッドは、長いロッドの一部分だけを囲み、そして例えば、プロセスとは反対側を向いた端が長いロッドを超えて突き出るようにすることもできる。この実施例は、製造業の視点から、実現方法に関して効果がある。第1に、第1の短いロッドは長いロッドの中に固定されている。そして、例えばプロセスとは反対側を向いた端が開いている、チューブ状の長いロッドが、第2の短いロッドに接続されている。そのような場合において、例えば、長いロッドの内部へとつながる開口が存在するように、第2の短いロッドは下方に開放していてもよい。これは予定されているケーブルの配線に有利である。
【0014】
本発明の一態様によれば、プロセス接続部はチューブで、このチューブに、少なくとも取り付け領域において長いロッドが固定されている。その最大の長所は、長いロッドにおける少なくともプロセスとは反対側を向いた部分が、確かに振動することは可能であるが、例えば、付着物の沈殿、腐食、または一般に容器中にいきわたっている媒体およびプロセス条件から保護されている、という事実にある。更に、直接容器中に設置され、そこで“妨害”として作用する領域が、減少される。
【0015】
本発明の一態様によれば、ドライバ/レシーバ部が、プロセス側を向いた長いロッドの端部領域とプロセス側を向いた第1の短いロッドの端部領域との間に設置される。更なる一態様によれば、ドライバ/レシーバ部は、プロセスとは反対側を向いた長いロッドの端部領域とプロセスとは反対側を向いた第2の短いロッドの端部領域との間に設置される。どちらの実施例においても、一方の短いロッドは振動発振器、または場合によっては検出器に接続され、もう一方の短いロッドは質量補償器または振動補償器として機能する。
【0016】
本発明の一態様によれば、少なくとも一つの圧電素子がドライバ/レシーバ部内に設けられる。これは、振動技術におけるドライバ/レシーバ部で通常良く用いられるものである。
【0017】
本発明の一態様によれば、ドライバ/レシーバ部内の圧電素子は少なくとも二つのセグメントを備える。それらのセグメントは、相互反対方向に極性をもち、該極性方向は機械的振動可能部の回転軸に平行である。そのような素子は、印加電圧によって、一方のセグメントが収縮し、もう一方のセグメントが拡張するので、ティルティングトルクが直接生じるという長所がある。そのようなティルティングトルクは、何にもまして、振動可能部内に曲げ振動を生じさせるために必要なものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら、より詳細に説明する。
図1は、機械的振動可能部1の原理構成を示す図である。この場合において、長いロッド10が二つの短いロッド11、12を同軸上に囲むように構成されている。しかしながら、それに代わる構成も可能である。第1の短いロッドは、プロセス側を向いた端部領域11.1で、ロッド10のプロセス側を向いた端部領域10.1に接続されている。媒体に近いということに起因して、第1の短いロッド11が長いロッド10中に配置された場合、唯一の部品(すなわち長いロッド10)が媒体と接触可能になる、という長所がある。長いロッド10のプロセスとは反対側を向いた端部領域10.2において、長いロッドは、プロセスとは反対側を向いた第2の短いロッドの端部領域12.2において、第2の短いロッド12と接続されている。短いロッド11、12のもう一方の端部領域は、それぞれの場合において、自由振動可能な自由端である。取り付け領域10.3において、長いロッド10はプロセス接続部2と接続されている。そのような場合において、プロセス接続部は、図示していないが、容器の開口部にねじ込まれるニップルフィッティングになりうる。長いロッド10に媒体の付着物が増加する場合においてさえも、二つの短いロッド11、12は、反位相の振動をすることが可能で、取り付け部に力またはトルクが作用するのを防ぐことができる。
【0019】
図2は、機械的振動可能部1をより詳細に示したものである。ドライバ/レシーバ部5は、プロセス側を向いた第1の短いロッド11の端部領域11.1とそれに対応する長いロッド10の端部領域10.1との間に、プロセスの方向に位置される。ドライバ/レシーバ部5は、概略的に、少なくとも二つの相互反対の極性のセグメントを持つ圧電素子として描かれている。これらの極性は振動可能部1の回転軸16と平行である。この実施例は、圧電素子に電圧が印加されると、片方のセグメントが膨張し、もう一方のセグメントが収縮する、という利点がある。それゆえ、ティルティング動作は直接的に生成され、これにより曲げ振動が機械的振動可能部1の中で生じることになる。長いロッド10は、取り付け領域10.3において、プロセス接続部2と接続されている。このプロセス接続部2は、密閉金具3で接続さるため、材料は機械的振動可能部1の中に侵入できない。同図において、取り付け領域10.3とプロセス側を向いた長いロッドの端部領域10.1の間の範囲だけが、プロセスに接触することが可能で、一方で、それでもなお、長いロッド10の全体が振動可能である、ということがよく認識できる。
【0020】
図3は、図2の実施例に類似している。しかしながら、この場合、ドライバ/レシーバ部5が、プロセスとは反対側を向いた第2の短いロッドの端部領域12.2とそれに対応する長いロッド10の端部領域10.2との間に存在する、ことが異なっている。
【0021】
図4は、図2の変形例である。ここで、ドライバ/レシーバ部5は第1の短いロッド11の中にある。しかし、第2の短いロッド12は、その内径が長いロッド10の外径よりも大きなチューブとして実現されている。その結果として、第2の短いロッド12は、長いロッド10を同軸上に囲むことができる。その短いロッド12が力または収縮によって長いロッド10と接続される場合、プロセス側を向いた接続されていない部分、要するに、自由端が自由に振動することができる。この特別な実施例において、第2の短いロッドが長いロッド10を同軸上に取り囲み、要するに長いロッドは、ビーカーの形(もし必要があれば、その底は1つ以上の開口部を備える)をしたものによって、プロセスとは反対側を向いた端部において囲まれ、また、長いロッド10は第1の短いロッド11を同軸上に囲む。この実施例においてはまた、適当に調整すると、二本の短いロッド11、12と長いロッド10は反位相の振動を発振するようになる。これにより、密閉金具3と接続部2に作用する力とトルクは正反対でかつ同じ大きさとなり、これにより、実質的な反作用力と反トルクは密閉金具3と接続部2に作用することがない。また図4に示すように、溝/首15はより大きな部分に広がることができる。第1の短いロッド11は、二つのセクションから構成される。1つのセクションは、ドライバ/レシーバ部5と、長いロッド10および第1の短いロッドの接続位置との間に位置し、第2のセクションはドライバ/レシーバ部5のもう一方の側に位置している。プロセスの方向にあるセクションは、より小さい直径を備え、要するに、引き伸ばされた首5となっている。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】機械的振動可能部の原理構成図を示すものである。
【図2】機械的振動可能部の詳細な図であり、圧電ユニットがプロセスの方向にある。
【図3】圧電ユニットがプロセスとは反対側を向いた端部に位置している実施例を示すものである。
【図4】図2の実施例の変形例を示すものである。
【符号の説明】
【0023】
1 機械的振動可能部
2 プロセス接続部
3 密閉金具(シーリング金具)
5 ドライバ/レシーバ部
10 長いロッド
10.1 プロセス側を向いた端部領域
10.2 プロセスとは反対側を向いた端部領域
10.3 取り付け領域
11 第1の短いロッド
11.1 プロセス側を向いた端部領域
12 第2の短いロッド
12.2 プロセスとは反対側を向いた端部領域
15 溝/首
16 回転軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器の中の媒体の少なくとも1つのプロセス変量を測定および/または監視するためのフィールド装置であって、
プロセス接続部(2)を介して容器と接続される、少なくとも1つの機械的振動可能部(1)と、
前記機械的振動可能部(1)を振動させるために励磁する、または、場合によっては前記機械的振動可能部(1)の振動を検出する、少なくとも1つのドライバ/レシーバ部(5)と、を備えるフィールド装置において、
前記機械的振動可能部(1)は少なくとも3つの振動部(10,11,12)を備え、
少なくとも1つの前記振動部は、取り付け領域(10.3)において前記プロセス接続部(2)と接続され、
前記3つの振動部(10,11,12)は、前記ドライバ/レシーバ部(5)が生じさせる、または場合によっては検出する振動を実行し、
反作用力と反トルクのおよそ定義された伝播が、前記機械的振動可能部(1)とプロセス接続(2)の間で生じるように、前記3つの振動部(10,11,12)は構成かつ相互接続され、前記取り付け領域(10.3)は選択される、
ことを特徴とするフィールド装置。
【請求項2】
前記機械的振動可能部(1)の振動は曲げ振動であることを特徴とする請求項1記載のフィールド装置。
【請求項3】
前記機械的振動可能部(1)の振動のために前記プロセス接続部(2)に作用する少なくとも実質的な反作用力と反トルクができるだけゼロに近づくように、少なくとも、前記3つの振動部(10,11,12)、それらの相互接続部、および前記取り付け領域(10.3)の構成、ならびにそれらの相互の整合が、決定および/または計算可能である、ことを特徴とする請求項1または2記載のフィールド装置。
【請求項4】
前記3つの振動部(10,11,12)は、長さL,質量M,剛性Elの長いロッドと、長さL1,質量M1,剛性El1の第1の短いロッドと、長さL2,質量M2,剛性El2の第2の短いロッドであり、
前記第1の短いロッド(11)は、プロセス側を向いた端部領域(11.1)が、プロセス側を向いた前記長いロッド(10)の端部領域(10.1)で、前記長いロッド(10)に接続され、
前記第2の短いロッド(12)は、プロセスとは反対側を向いた端部領域(12.2)が、プロセスとは反対側を向いた前記長いロッド(10)の端部領域(10.2)で、前記長いロッド(10)に接続され、
前記長いロッド(10)は、少なくとも取り付け領域(10.3)において前記プロセス接続部(2)と接続されている、
ことを特徴とする請求項1または2または3記載のフィールド装置。
【請求項5】
前記二本の短いロッド(11、12)は、長さ、質量、回転の中心に関する慣性質量モーメントが基本的に等しく、場合によっては剛性も基本的に等しい、
ことを特徴とする請求項4記載のフィールド装置。
【請求項6】
前記第1および/または第2の短いロッド(11、12)は、少なくとも前記機械的振動可能部(1)の振動周波数を決定する、少なくとも1つの溝/首(15)を備える、
ことを特徴とする請求項4または5記載のフィールド装置。
【請求項7】
前記長いロッド(10)は、少なくとも前記第1の短いロッドを同軸上に囲む、
ことを特徴とする請求項4記載のフィールド装置。
【請求項8】
少なくとも前記第2の短いロッド(12)は、同軸上に前記長いロッド(10)を囲む、
ことを特徴とする請求項4または7記載のフィールド装置。
【請求項9】
前記長いロッド(10)は、二つの短いロッド(11、12)を同軸上に囲む、
ことを特徴とする請求項4記載のフィールド装置。
【請求項10】
前記プロセス接続部(2)はチューブであり、少なくとも前記取り付け領域(10.3)において、前記長いロッド(10)が前記チューブに固定されている、ことを特徴とする請求項4記載のフィールド装置。
【請求項11】
前記ドライバ/レシーバ部(5)は、前記長いロッド(10)のプロセス側を向いた端部領域(10.1)と前記第1の短いロッド(11)のプロセス側を向いた端部領域(11.1)との間に位置することを特徴とする請求項4記載のフィールド装置。
【請求項12】
前記ドライバ/レシーバ部(5)は、前記長いロッド(10)のプロセスとは反対側を向いた端部領域(10.2)と前記第2の短いロッド(12)のプロセスとは反対側を向いた端部領域(12.2)との間に位置することを特徴とする請求項4記載のフィールド装置。
【請求項13】
少なくとも1つ圧電素子が、前記ドライバ/レシーバ部(5)に備えられることを特徴とする請求項1または4または11または12記載のフィールド装置。
【請求項14】
前記ドライバ/レシーバ部(5)内の圧電素子は、反対方向に相互に分極している、少なくとも二つのセグメントを備え、該分極方向は、前記機械的振動可能部(1)の回転軸に平行である、ことを特徴とする請求項13記載のフィールド装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2009−515137(P2009−515137A)
【公表日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−518137(P2006−518137)
【出願日】平成16年7月8日(2004.7.8)
【国際出願番号】PCT/EP2004/007462
【国際公開番号】WO2005/008190
【国際公開日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【出願人】(503144906)エンドレス ウント ハウザー ゲーエムベーハー ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (9)
【氏名又は名称原語表記】ENDRESS + HAUSER GMBH + CO.KG
【Fターム(参考)】