説明

プロテインキナーゼ阻害薬

オーロラキナーゼを阻害する化合物、これらの化合物を含む組成物およびこれらの化合物を用いて疾患を治療する方法が開示されている。したがって、本発明の一実施形態は、オーロラキナーゼを阻害する式Iを有する化合物および治療的に許容されるこれらの塩に関する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オーロラキナーゼ等のプロテインキナーゼを阻害する化合物、これらの化合物を含む組成物およびこれらの化合物を用いて疾患を治療する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
有糸分裂は、複製ゲノムの完全なコピーが、微小管紡錘体装置によって2個の娘細胞に分離されるプロセスである。ゲノム安定性に必要な重要な有糸分裂調節因子であるオーロラキナーゼは、ヒト腫瘍において過剰発現されることが見出されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、治療分野において、オーロラキナーゼを阻害する化合物、この阻害薬を含む組成物およびオーロラキナーゼがその期間中に無制御であるまたは過剰発現される疾患を治療する方法が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
したがって、本発明の一実施形態は、オーロラキナーゼを阻害する式Iを有する化合物
【0005】
【化1】

および治療的に許容されるこれらの塩に関する。[式中、
は、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHC(O)NHR、NHC(O)N(R、NRC(O)NHR、NRC(O)N(R、SONHR、SON(R、NHSO、NRSO、OC(O)OR、NHC(O)OR、NRC(O)ORまたはRであり;
およびCは独立に、H、R、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHC(O)NHR、NHC(O)N(R、NRC(O)NHR、NRC(O)N(R、SONHR、SON(R、NHSO、NRSO、OC(O)OR、NHC(O)OR、NRC(O)ORまたはRであり;ここで、
は、R、RまたはRであり;
は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR2Aと縮合されたフェニルであり;R2Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR3Aと縮合されたヘテロアリールであり;R3Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれは、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR4Aと縮合されており;R4Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
は、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、これらのそれぞれは、非置換であるまたは1、2、3、4もしくは5個の独立に選択されたR、OR、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、C(O)R、C(O)NH、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHSO、NRSO、NHC(O)OR、NRC(O)OR、SONH、SONHR、SON(R、NHC(O)NH、NHC(O)R、NHC(O)N(R、NRC(O)N(R、OH、(O)、C(O)OH、CN、CF、OCF、CFCF、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
は、R、RまたはRであり;
は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR7Aと縮合されたフェニルであり;R7Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR8Aと縮合されたヘテロアリールであり;R8Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれは、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR9Aと縮合されており;R9Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
ここで、それぞれの前述の環状部分は独立に、非置換であるまたは1個もしくは2個もしくは3個もしくは4個もしくは5個の独立に選択されたR30、OR30、OCH30、SR30、S(O)R30、SO30、C(O)R30、CO(O)R30、OC(O)R30、OC(O)OR30、NO、NH、NHR30、N(R30、C(O)NH、C(O)NHR30、C(O)N(R30、NHC(O)R30、NHC(O)NHR30、NHC(O)N(R30、NR30C(O)NHR30、NR30C(O)N(R30、C(O)NHOH、C(O)NHOR30、C(O)NHSO30、C(O)NR30SO30、SONH、SONHR30、SON(R30、CF、CFCF、C(O)H、C(O)OH、C(N)NH、C(N)NHR30、C(N)N(R30、CNOH、CNOCH、OH、(O)、N、CF、CFCF、OCF、OCFCF、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
30は、R31、R32、R33またはR34であり;
31は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR31Aと縮合されたフェニルであり;R31Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
32は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR32Aと縮合されたヘテロアリールであり;R32Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
33は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれは、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR33Aと縮合されており;R33Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
34は、アルキル、アルケニルまたはアルケニルであり、これらのそれぞれは、非置換であるまたは1、2、3、4もしくは5個の独立に選択されたR35、OR35、SR35、S(O)R35、SO35、NH、NHR35、N(R35、C(O)R35、C(O)NH、C(O)NHR35、C(O)N(R35、NHC(O)R35、NR35C(O)R35、NHSO35、NR35SO35、NHC(O)OR35、NR35C(O)OR35、SONH、SONHR35、SON(R35、NHC(O)NH、NHC(O)NHR35、NHC(O)N(R35、NR35C(O)N(R35、OH、(O)、C(O)OH、CN、CF、OCF、CFCF、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
35は、R36、R37、R38またはR39であり;
36は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR36Aと縮合されたフェニルであり;R36Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
37は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR37Aと縮合されたヘテロアリールであり;R37Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
38は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれは、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR38Aと縮合されており;R38Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
39は、アルキル、アルケニルまたはアルケニルであり、これらのそれぞれは、非置換であるまたはR40で置換されており;
40は、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロシクロアルキルであり;
ここで、R31、R32、R33、R36、R37およびR38で表される部分は独立に、非置換であるまたは1個もしくは2個もしくは3個の独立に選択されたF、Cl、Br、I、OH、(O)OH、NO、NH、CF、OCF、OH、R45、OR45、SR45、S(O)R45、SO45、C(O)NHR45、C(O)N(R45、NHC(O)R45、NR45C(O)R45、NHC(O)NHR45、NHC(O)N(R45、NR45C(O)NHR45、NR45C(O)N(R45、SONHR45、SON(R45、NHSO45、NRSO45、OC(O)OR45、NHC(O)OR45もしくはNR45C(O)OR45で置換されており;
45は、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、これらのそれぞれは、非置換であるまたは1個もしくは2個もしくは3個の独立に選択されたR50、F、Cl、Br、I、OH、C(O)OH、NOもしくはNHで置換されており;
50は、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロシクロアルキルである。]。
【0006】
さらに別の実施形態は、添加剤および治療有効量の式Iを有する化合物を含む組成物に関する。
【0007】
さらに別の実施形態は、哺乳動物に放射線治療をさらに実施するステップを伴ってまたは伴わずに、治療有効量の式Iを有する化合物
【0008】
【化2】

または治療的に許容されるこの塩を哺乳動物に投与するステップを含む、哺乳動物におけるオーロラキナーゼ中の過剰発現または無制御が関与する疾患を治療する方法に関する。[式中、
は、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHC(O)NHR、NHC(O)N(R、NRC(O)NHR、NRC(O)N(R、SONHR、SON(R、NHSO、NRSO、OC(O)OR、NHC(O)OR、NRC(O)ORまたはRであり;
およびCは独立に、H、R、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHC(O)NHR、NHC(O)N(R、NRC(O)NHR、NRC(O)N(R、SONHR、SON(R、NHSO、NRSO、OC(O)OR、NHC(O)OR、NRC(O)ORまたはRであり;ここで、
は、R、RまたはRであり;
は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR2Aと縮合されたフェニルであり;R2Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシロアルケンであり;
は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR3Aと縮合されたヘテロアリールであり;R3Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれは、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR4Aと縮合されており;R4Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
は、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、これらのそれぞれは、非置換であるまたは1、2、3、4もしくは5個の独立に選択されたR、OR、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、C(O)R、C(O)NH、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHSO、NRSO、NHC(O)OR、NRC(O)OR、SONH、SONHR、SON(R、NHC(O)NH、NHC(O)R、NHC(O)N(R、NRC(O)N(R、OH、(O)、C(O)OH、CN、CF、OCF、CFCF、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
は、R、RまたはRであり;
は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR7Aと縮合されたフェニルであり;R7Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR8Aと縮合されたヘテロアリールであり;R8Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれは、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR9Aと縮合されており;R9Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
ここで、それぞれの前述の環状部分は独立に、非置換であるまたは1個もしくは2個もしくは3個もしくは4個もしくは5個の独立に選択されたR30、OR30、OCH30、SR30、S(O)R30、SO30、C(O)R30、CO(O)R30、OC(O)R30、OC(O)OR30、NO、NH、NHR30、N(R30、C(O)NH、C(O)NHR30、C(O)N(R30、NHC(O)R30、NHC(O)NHR30、NHC(O)N(R30、NR30C(O)NHR30、NR30C(O)N(R30、C(O)NHOH、C(O)NHOR30、C(O)NHSO30、C(O)NR30SO30、SONH、SONHR30、SON(R30、CF、CFCF、C(O)H、C(O)OH、C(N)NH、C(N)NHR30、C(N)N(R30、CNOH、CNOCH、OH、(O)、N、CF、CFCF、OCF、OCFCF、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
30は、R31、R32、R33またはR34であり;
31は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR31Aと縮合されたフェニルであり;R31Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
32は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR32Aと縮合されたヘテロアリールであり;R32Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
33は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれは、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR33Aと縮合されており;R33Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
34は、アルキル、アルケニルまたはアルケニルであり、これらのそれぞれは、非置換であるまたは1、2、3、4もしくは5個の独立に選択されたR35、OR35、SR35、S(O)R35、SO35、NH、NHR35、N(R35、C(O)R35、C(O)NH、C(O)NHR35、C(O)N(R35、NHC(O)R35、NR35C(O)R35、NHSO35、NR35SO35、NHC(O)OR35、NR35C(O)OR35、SONH、SONHR35、SON(R35、NHC(O)NH、NHC(O)NHR35、NHC(O)N(R35、NR35C(O)N(R35、OH、(O)、C(O)OH、CN、CF、OCF、CFCF、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
35は、R36、R37、R38またはR39であり;
36は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR36Aと縮合されたフェニルであり;R36Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
37は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR37Aと縮合されたヘテロアリールであり;R37Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
38は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれは、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR38Aと縮合されており;R38Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
39は、アルキル、アルケニルまたはアルケニルであり、これらのそれぞれは、非置換であるまたはR40で置換されており;
40は、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロシクロアルキルであり;
ここで、R31、R32、R33、R36、R37およびR38で表される部分は独立に、非置換であるまたは1個もしくは2個もしくは3個の独立に選択されたF、Cl、Br、I、OH、(O)OH、NO、NH、CF、OCF、OH、R45、OR45、SR45、S(O)R45、SO45、C(O)NHR45、C(O)N(R45、NHC(O)R45、NR45C(O)R45、NHC(O)NHR45、NHC(O)N(R45、NR45C(O)NHR45、NR45C(O)N(R45、SONHR45、SON(R45、NHSO45、NRSO45、OC(O)OR45、NHC(O)OR45もしくはNR45C(O)OR45で置換されており;
45は、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、これらのそれぞれは、非置換であるまたは1個もしくは2個もしくは3個の独立に選択されたR50、F、Cl、Br、I、OH、C(O)OH、NOもしくはNHで置換されており;
50は、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロシクロアルキルである。]。
【0009】
さらに別の実施形態は、哺乳動物に放射線治療をさらに実施するステップを伴ってまたは伴わずに、治療有効量の式Iを有する化合物を哺乳動物に投与するステップを含む、哺乳動物における膀胱癌、乳癌、子宮頚癌、大腸癌、子宮内膜癌、食道癌、肺癌、卵巣癌、膵癌、前立腺癌、直腸癌、皮膚癌、胃癌および甲状腺癌を治療する方法に関する。
【0010】
さらに別の実施形態は、添加剤および治療有効量の式Iを有する化合物および治療有効量の1種の追加の治療薬または複数の追加の治療薬を含む組成物に関する。
【0011】
さらに別の実施形態は、哺乳動物に放射線治療をさらに実施するステップを伴ってまたは伴わずに、治療有効量の式Iを有する化合物および治療有効量の1種の追加の治療薬または複数の追加の治療薬を哺乳動物に投与するステップを含む、哺乳動物におけるオーロラキナーゼの過剰発現または無制御が関与する疾患を治療する方法に関する。
【0012】
さらに別の実施形態は、哺乳動物に放射線治療をさらに実施するステップを伴ってまたは伴わずに、治療有効量の式Iを有する化合物および治療有効量の1種の追加の治療薬または複数の追加の治療薬を哺乳動物に投与するステップを含む、哺乳動物における膀胱癌、乳癌、子宮頚癌、大腸癌、子宮内膜癌、食道癌、肺癌、卵巣癌、膵癌、前立腺癌、直腸癌、皮膚癌、胃癌および甲状腺癌を治療する方法に関する。
【0013】
さらに別の実施形態は、化合物
4−アミノ−N−(4−((((3−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((4−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((2−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((アニリノカルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3,5−ジメチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((4−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((2−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((4−メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(((シクロプロピルアミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(((シクロペンチルアミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(((チエン−3−イルアミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(((ピリジン−3−イルアミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(ベンゾイルアミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((2−フルオロ−5−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−(2−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−(3−ヒドロキシプロポキシ)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(3−((アニリノカルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(3−((((3−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(5−(2−((3−フルオロフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(((((3−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(((((3−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(3−(((((3−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(3−(((アニリノカルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
4−アミノ−N−(3−(((((4−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((3,4−ジフルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((4−クロロ−2−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((3−クロロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((4−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((4−クロロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((4−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−((((ピリジン−3−イルアミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((2,5−ジフルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(4−((((4−クロロ−2−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(4−((((4−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
ならびにこれらの治療的に許容される塩、プロドラッグ、エステル、アミド、プロドラッグの塩、エステルの塩、およびアミドの塩に関する。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本明細書の化合物の可変部分は、識別記号(数字および/またはアルファベットの上付き文字を伴う大文字)で表され、具現化することができる。
【0015】
すべての部分およびこれらの組合せに対して適正な価数が維持され、複数個の原子を有する一価の部分は、これらの残った末端を介して結合されるものと理解される。
【0016】
また、可変部分の特定の実施形態は、同一の識別記号を有する別の特定の実施形態と同一であるまたは異なっていてもよいものと理解される。
【0017】
本明細書で使用される場合の「環状部分」という用語は、ベンゼン、シクロアルカン、シクロアルキル、シクロアルケン、シクロアルケニル、ヘテロアレーン、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルカン、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケン、ヘテロシクロアルケニルおよびフェニルを意味する。
【0018】
本明細書で使用される場合の「シクロアルカン」という用語は、C−シクロアルカン、C−シクロアルカン、C−シクロアルカンおよびC−シクロアルカンを意味する。
【0019】
本明細書で使用される場合の「シクロアルキル」という用語は、C−シクロアルキル、C−シクロアルキル、C−シクロアルキルおよびC−シクロアルキルを意味する。
【0020】
本明細書で使用される場合の「シクロアルケン」という用語は、C−シクロアルケン、C−シクロアルケンおよびC−シクロアルケンを意味する。
【0021】
本明細書で使用される場合の「シクロアルケニル」という用語は、C−シクロアルケニル、C−シクロアルケニルおよびC−シクロアルケニルを意味する。
【0022】
本明細書で使用される場合の「ヘテロアレーン」という用語は、フラン、イミダゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,5−オキサジアゾール、オキサゾール、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、チアゾール、チオフェン、トリアジンおよび1,2,3−トリアゾールを意味する。
【0023】
本明細書で使用される場合の「ヘテロアリール」という用語は、フラニル、イミダゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、1,2,3−オキサジアゾイル(oxadiazoyl)、1,2,5−オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピロリル、テトラゾリル、チアゾリル、チオフェニル、トリアジニルおよび1,2,3−トリアゾリルを意味する。
【0024】
本明細書で使用される場合の「ヘテロシクロアルカン」という用語は、独立に選択されたO、S、S(O)、SOまたはNHで置換された1個または2個または3個のCH部分、およびNで置換されていないまたは置換された1個または2個のCH部分を有するシクロアルカンを意味し、独立に選択されたO、S、S(O)、SOまたはNHで置換されていないまたは置換された1個または2個または3個のCH部分、およびNで置換された1個または2個のCH部分を有するシクロアルカンも意味する。
【0025】
本明細書で使用される場合の「ヘテロシクロアルキル」という用語は、独立に選択されたO、S、S(O)、SOまたはNHで置換された1個または2個または3個のCH部分、およびNで置換されていないまたは置換された1個または2個のCH部分を有するシクロアルキルを意味し、独立に選択されたO、S、S(O)、SOまたはNHで置換されていないまたは置換された1個または2個または3個のCH部分、およびNで置換された1個または2個のCH部分を有するシクロアルキルも意味する。
【0026】
本明細書で使用される場合の「ヘテロシクロアルケン」という用語は、独立に選択されたO、S、S(O)、SOまたはNHで置換された1個または2個または3個のCH部分、およびNで置換されていないまたは置換された1個または2個のCH部分を有するシクロアルケンを意味し、独立に選択されたO、S、S(O)、SOまたはNHで置換されていないまたは置換された1個または2個または3個のCH部分、およびNで置換された1個または2個のCH部分を有するシクロアルケンも意味する。
【0027】
本明細書で使用される場合の「ヘテロシクロアルケニル」という用語は、独立に選択されたO、S、S(O)、SOまたはNHで置換された1個または2個または3個のCH部分、およびNで置換されていないまたは置換された1個または2個のCH部分を有するシクロアルケニルを意味し、独立に選択されたO、S、S(O)、SOもしくはNHで置換されていないまたは置換された1個または2個または3個のCH部分、およびNで置換された1個または2個のCH部分を有するシクロアルケニルも意味する。
【0028】
本明細書で使用される場合の「アルケニル」という用語は、C−アルケニル、C−アルケニル、C−アルケニル、C−アルケニルおよびC−アルケニルを意味する。
【0029】
本明細書で使用される場合の「アルキル」という用語は、C−アルキル、C−アルキル、C−アルキル、C−アルキル、C−アルキルおよびC−アルキルを意味する。
【0030】
本明細書で使用される場合の「アルキニル」という用語は、C−アルキニル、C−アルキニル、C−アルキニル、C−アルキニルおよびC−アルキニルを意味する。
【0031】
本発明の化合物は、RまたはS配置の状態の非対称に置換された炭素原子を含んでもよく、ここで「R」および「S」という用語は、Pure Appl.Chem.(1976)45、13−10で定義された通りである。RおよびS配置を等量で含む非対称に置換された炭素原子を有する化合物は、これらの原子におけるラセミである。一方の配置を他方より過剰に有する原子は、過剰な、好ましくは約85%−90%の過剰、より好ましくは約95%−99%の過剰、さらに好ましくは約99%超の過剰な配置に割り当てられる。したがって、本発明は、これらの化合物のラセミ混合物ならびに相対的および絶対的なジアステレオ異性体を包含するものとする。
【0032】
本発明の化合物はまた、ZまたはE配置の状態の炭素−炭素二重結合または炭素−窒素二重結合を含んでもよく、ここで「Z」という用語は、より大きな2つの置換基が、炭素−炭素または炭素−窒素二重結合の同一の側にあることを表し、「E」という用語は、より大きな2つの置換基が炭素−炭素または炭素−窒素二重結合の反対側にあることを表す。本発明の化合物はまた、「Z」および「E」異性体の混合物として存在してもよい。
【0033】
本発明の化合物はまた、化合物のプロトンが1つの原子から別の原子に移動する互変異性体またはこれらの平衡混合物として存在してもよい。互変異性体の例には、限定するものではないが、ケト−エノール、フェノール−ケト、オキシム−ニトロソ、ニトロ−アシ、イミン−エナミン等が含まれる。
【0034】
NH、C(O)OH、OHまたはSH部分を含む本発明の化合物は、これにプロドラッグ形成部分が結合されていてもよい。プロドラッグ形成部分は、インビボで代謝プロセスによって除去され、遊離されたNH、C(O)OH、OHまたはSHを有する化合物を放出する。プロドラッグは、溶解度および/または疎水性、消化管中での吸収、バイオアベイラビリティ、組織浸透およびクリアランス速度等の化合物の薬物動態特性を調節するのに有用である。
【0035】
インビトロまたはインビボの代謝プロセスによって産生された式Iを有する化合物の代謝産物はまた、プロテインキナーゼの過剰発現または無制御に伴う疾患を治療するのに有用性を有し得る。
【0036】
インビトロまたはインビボで代謝されて、式Iを有する化合物を形成することができるある種の前駆体化合物はまた、プロテインキナーゼの過剰発現または無制御に伴う疾患を治療するのに有用性を有し得る。
【0037】
式Iを有する化合物は、酸付加塩、塩基付加塩または両性イオンとして存在し得る。式Iを有する化合物の塩は、これらの単離の間またはこれらの精製に続いて調製される。酸付加塩は、式Iを有する化合物と酸との反応から誘導されるものである。したがって、式Iを有する化合物の酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、炭酸水素塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩(ベシレート)、硫酸水素塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、カンファースルホン酸塩、ジグルコン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グリセロリン酸塩、グルタミン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メシチレンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフチレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トリクロロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、p−トルエンスルホン酸塩およびウンデカン酸塩を含めた塩は、本発明に包含されるものとする。化合物の塩基付加塩は、式Iを有する化合物と、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウムおよびマグネシウム等のカチオンの炭酸水素塩、炭酸塩、水酸化物またはリン酸塩との反応から誘導されるものである。
【0038】
式Iを有する化合物は、例えば、口腔内投与、眼球投与、経口投与、浸透圧的投与、非経口投与(筋肉内投与、腹腔内投与、胸骨内投与、静脈内投与、皮下投与)、直腸投与、局所投与、経皮投与、膣投与および動脈内投与で、ならびに関節内注射、注入、および例えば脈管構造等の身体への挿入によって投与してもよい。
【0039】
式Iを有する化合物の治療有効量は、治療のレシピエント、治療される疾患およびその重症度、化合物を含む組成物、投与時間、投与経路、治療期間、効力、クリアランス速度および他の薬物が同時投与されるかどうかによって決まる。1回量でまたは分割量で患者に1日当たりに投与される組成物を作製するのに使用される式Iを有する化合物の量は、約0.03から約200mg/kg体重である。1回用量組成物は、これらの量またはこのサブマルチプル(submultiples)の組合せを含む。
【0040】
式Iを有する化合物は、添加剤を伴ってまたは伴わないで投与してもよい。添加剤には、限定するものではないが、カプセル化剤および吸収促進剤、酸化防止剤、結合剤、緩衝剤、被覆剤、着色剤、賦形剤、崩壊剤、乳化剤、増量剤、充填剤、香味料、保湿剤、滑沢剤、香料、保存剤、噴射剤、放出剤、滅菌剤、甘味料、可溶化剤、湿潤剤、これらの混合物等の添加剤が含まれる。
【0041】
経口投与される、式Iを有する化合物を含む組成物を調製するための添加剤には、限定するものではないが、寒天、アルギン酸、水酸化アルミニウム、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、1,3−ブチレングリコール、カルボマー、ヒマシ油、セルロース、酢酸セルロース、カカオバター、トウモロコシデンプン、トウモロコシ油、綿実油、クロスポビドン、ジグリセリド、エタノール、エチルセルロース、ラウリン酸エチル、オレイン酸エチル、脂肪酸エステル、ゼラチン、胚芽油、グルコース、グリセロール、ラッカセイ油、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、イソプロパノール、等張性生理食塩水、ラクトース、水酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、麦芽、マンニトール、モノグリセリド、オリーブ油、ピーナッツ油、リン酸カリウム塩、ジャガイモデンプン、ポビドン、プロピレングリコール、リンゲル液、ベニバナ油、ゴマ油、カルボキシメチルセルロースナトリウム、リン酸ナトリウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、ナトリウムソルビトール、大豆油、ステアリン酸、フマル酸ステアリル、スクロース、界面活性剤、タルク、トラガカント、テトラヒドロフルフリルアルコール、トリグリセリド、水、これらの混合物等が含まれる。眼球投与または経口投与される式Iを有する化合物を含む組成物を調製するための添加剤には、限定するものではないが、1,3−ブチレングリコール、ヒマシ油、トウモロコシ油、綿実油、エタノール、ソルビタンの脂肪酸エステル、胚芽油、ラッカセイ油、グリセロール、イソプロパノール、オリーブ油、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ゴマ油、水、これらの混合物等が含まれる。浸透圧的に投与される、式Iを有する化合物を含む組成物を調製するための添加剤には、限定するものではないが、クロロフルオロ炭化水素、エタノール、水、これらの混合物等が含まれる。非経口投与される、式Iを有する化合物を含む組成物を調製するための添加剤には、限定するものではないが、1,3−ブタンジオール、ヒマシ油、トウモロコシ油、綿実油、デキストロース、胚芽油、ラッカセイ油、リポソーム、オレイン酸、オリーブ油、ピーナッツ油、リンゲル液、ベニバナ油、ゴマ油、大豆油、U.S.P.または等張性の塩化ナトリウム溶液、水、これらの混合物等が含まれる。直腸投与または膣投与される式Iを有する化合物を含む組成物を調製するための添加剤には、限定するものではないが、カカオバター、ポリエチレングリコール、ワックス、これらの混合物等が含まれる。
【0042】
式Iを有する化合物はまた、アクチノマイシン、アルキル化薬、アントラサイクリン、葉酸代謝拮抗薬、抗エストロゲン薬、代謝拮抗薬、抗アンドロゲン薬、微小管阻害薬、アロマターゼ阻害薬、ブレオマイシン、Ca2+アデノシン三リン酸(ATP)アーゼ阻害薬、シトシン類似体、デルトイド/レチノイド、ジヒドロ葉酸レダクターゼ阻害薬、デオキシリボ核酸(DNA)トポイソメラーゼ阻害薬、ドーパミン作動性神経毒、グルココルチコイド、ヒストンデアセチラーゼ阻害薬、ホルモン療法薬、免疫療法薬、イノシン一リン酸(IMP)デヒドロゲナーゼ阻害薬、イソプレニル化阻害薬、黄体ホルモン放出ホルモンアゴニスト、哺乳類ラパマイシン標的タンパク質(mtor)阻害薬、多剤耐性(MDR)阻害薬、マイトマイシン、光線力学的療法薬、プロテアソーム阻害薬、白金含有化合物、放射線、受容体チロシンキナーゼ阻害薬、リボヌクロチド(ribonuclotide)レダクターゼ阻害薬、トロンボスポンジン模倣体、ウラシル類似体、ビンカアルカロイド、およびビタミンD3類似体、例えば、限定するものではないが、γ線または追加の化学療法薬(単数もしくは複数)、例えば、N−Ac−Sar−Gly−Val−D−alloIle−Thr−Nva−Ile−Arg−Pro−NHCHCHまたはこの塩、アクチノマイシンD、AG13736、17−アリルアミノ−17−デメトキシゲルダナマイシン、9−アミノカンプトテシン、N−(4−(3−アミノ−1H−インダゾール−4−イル)フェニル)−N’−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)尿素またはこの塩、N−(4−(4−アミノチエノ(2,3−d)ピリミジン−5−イル)フェニル)−N’−(2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)尿素またはこの塩、アナストゾール(anastozole)、AP−23573、アスパラギナーゼ、アザシチジン、ベバシズマブ、ビカルタミド、ブレオマイシンa2、ブレオマイシンb2、ボルテザミブ(bortezamib)、ブスルファン、カンパテシン(campathecins)、カルボプラチン、カルムスチン(BCNU)、CB1093、セツキシマブ、CHOP(C:Cytoxan(登録商標)(シクロホスファミド);H:Adriamycin(登録商標)(ヒドロキシドキソルビシン);O:ビンクリスチン(Oncovin(登録商標));P:プレドニゾン)、クロランブシル、CHIR258、シスプラチン、CNF−101、CNF−1001、CNF−2024、CP547632、クリスナトール、シタラビン、シクロホスファミド、シトシンアラビノシド、ダウノルビシン、ダカルバジン、ダクチノマイシン、ダサチニブ、ダウノルビシン、デフェロキサミン、デメトキシヒポクレリンA、デプシペプチド、デキサメタゾン、17−ジメチルアミノエチルアミノ−17−デメトキシゲルダナマイシン、ドセタキセル、ドキシフルリジン、ドキソルビシン、EB1089、エポチロンD、エピルビシン、5−エチニル−1−β−D−リボフラノシルイミダゾール−4−カルボキサミド(EICAR)、エルロチニブ、エトポシド、エベロリムス、5−フルオロウラシル(5−FU)、フロキシウリジン、フルダラビン、フルタミド、ゲフィチニブ、ゲルダナマイシン、ゲムシタビン、ゴセレリン、N−(2−(4−ヒドロキシアニリノ)−3−ピリジニル)−4−メトキシベンゼンスルホンアミドまたはこの塩、ヒドロキシ尿素、イダルビシン、イホスファミド、イマチナブ(imatinab)、インターフェロン−α、インターフェロン−γ、IPI−504、イリノテカン、KH1060、ラパタニブ(lapatanib)、LAQ824、ロイプロリド酢酸塩、レトロゾール、ロムスチン(CCNU)、ロバスタチン、メゲストロール、メルファラン、メルカプトプリン、メトトレキサート、1−メチル−4−フェニルピリジニウム、MG132、マイトマイシン、ミトキサントロン、MLN−518、MS−275、ミコフェノール酸、マイトマイシンC、ニトロソ尿素、オキサリプラチン、パクリタキセル、PD98059、ペプロマイシ、腫瘍親和性感光色素Pc4、フタロシアニン、ピラルビシン、プリカマイシン、プレドニゾン、プロカルビジン(procarbizine)、PTK787、PU24FCl、PU3、ラディシコール、ラロキシフェン、ラパマイシン、ラチトレキセド(ratitrexed)、フェウレチニド(pheuretinide)等のレチノイド、リバビリン、リツキシマブ(Rituxin(登録商標))、ソラフェニブ、スタウロスポリン、デキサメタゾンおよびプレドニゾン等のステロイド、スベロイルアニリドヒドロキサム酸、スニチニブ、タモキシフェン、タキソール、テモゾラミド(temozolamide)、テムシロリムス、テニポシド、タプシガルジン、チオグアニン、トロンボスポンジン−1、チアゾフリン、トポテカン、トラポキシン、トラスツズマブ、トレオスルファン、トリコスタチンA、トリメトレキサート、トロホスファミド、腫瘍壊死因子、バルプロ酸、VER49009、ベラパミル、ベルトポルフィン(vertoporfin)、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビンビタミンD3、VX−680、zactima、ZK−EPO、ゾルビシンならびにこれらの組合せと併用して化学療法薬として有用であることが期待される。
【0043】
本発明の代表的な化合物の活性を決定するために、活性オーロラB酵素(組換え残基1−344)およびINCENP(Upstate製組換えGST融合タンパク質)を、ビオチン化ヒストンH3ペプチド残基1−21(Upstate)、1mM ATP、および様々な濃度の阻害薬と共に、MgCl、オルトバナジウム酸ナトリウム(sodium othrovanadate)、およびTritonX−100を含むHepes緩衝液(pH7.4)中、384ウェルプレートのウェル中でインキュベートした。1時間後、EDTAで反応を停止させ、抗リン酸化ヒストンH3ユウロピウムクリプテート(Cis−Bio)およびSA−APC(Phycolink、Prozyme)を添加して、リンペプチドを検出した。リン酸化の量を665nmおよび615nmでのシグナルの時間分解蛍光比によって測定した。Assay Explorerソフトウエアを用いて、阻害値と阻害薬濃度との指数適合によってIC50を計算し、表1に示す。
【0044】
【表1】

これらのデータは、式Iを有する化合物のオーロラキナーゼB阻害薬としての有用性を示している。
【0045】
式Iを有する化合物は、オーロラキナーゼBの活性を阻害することから、例えば、オーロラキナーゼAおよびオーロラキナーゼC等の、それと近似した構造上の相同性を有するプロテインキナーゼ阻害薬として有用性も有し得ることが期待される。
【0046】
プロテインキナーゼA、BおよびCの構造上の相同性は、Nature Reviews/Cancer、第4巻、2004年12月に報告されている。
【0047】
したがって、式Iを有する化合物は、任意のまたはすべてのオーロラキナーゼファミリーメンバー等のプロテインキナーゼがその間に発現される疾患の治療において有用性を有することが期待される。
【0048】
オーロラキナーゼファミリーメンバーの過剰発現または無制御が関与する疾患には、限定するものではないが、聴神経腫瘍、急性白血病、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病(単球性、骨髄芽球性、腺癌、血管肉腫、星細胞腫、骨髄単球性および前骨髄球性)、急性T細胞白血病、基底細胞癌、胆管癌、膀胱癌、脳腫瘍、乳癌、気管支癌、子宮頸癌、軟骨肉腫、脊索腫、絨毛癌、慢性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄球性(顆粒球性)白血病、慢性骨髄性白血病、大腸癌、結腸直腸癌、頭蓋咽頭腫、嚢胞腺癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、増殖異常変化(異形成および化生)、胚性癌腫、子宮内膜癌、内皮肉腫、上衣腫、上皮癌、赤白血病、食道癌、エストロゲン受容体陽性乳癌、本態性血小板血症、ユーイング腫瘍、線維肉腫、濾胞性リンパ腫、胚細胞精巣癌、神経膠腫、重鎖病、血管芽細胞腫、肝癌、肝細胞癌、ホルモン非感受性前立腺癌、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、肺癌、リンパ管内皮肉腫、リンパ管肉腫、リンパ芽球性白血病、リンパ腫(ホジキンおよび非ホジキン)、膀胱、乳房、結腸、肺、卵巣、膵臓、前立腺、皮膚および子宮の悪性腫瘍および過剰増殖性障害、T細胞またはB細胞起源のリンパ系悪性腫瘍、白血病、リンパ腫、髄様癌、髄芽腫、メラノーマ、髄膜腫、中皮腫、多発性骨髄腫、骨髄性白血病、骨髄腫、粘液肉腫、神経芽細胞腫、非小細胞肺癌、乏突起膠腫、口腔癌、骨肉腫、卵巣癌、膵癌、乳頭腺癌、乳頭癌、松果体腫、真性赤血球増加症、前立腺癌、直腸癌、腎細胞癌、網膜芽細胞腫、横紋筋肉腫、肉腫、脂腺癌、精上皮腫、皮膚癌、小細胞肺癌、固体腫瘍(癌および肉腫)、小細胞肺癌、胃癌、扁平上皮細胞癌、滑膜腫、汗腺癌、甲状腺癌、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、精巣腫瘍、子宮癌およびウィルムス腫瘍が含まれる。
【0049】
式Iを有する化合物は、乳癌(エストロゲン受容体陽性乳癌を含めた)、結腸直腸癌、子宮内膜癌、肺癌(小細胞肺癌を含めた)、リンパ腫(濾胞性またはびまん性大細胞型B細胞を含めた)、リンパ腫(非ホジキンリンパ腫を含めた)、神経芽細胞腫、卵巣癌、前立腺癌(ホルモン非感受性前立腺癌を含めた)および精巣癌(胚細胞精巣癌を含めた)等の癌または新生物由来の細胞の増殖を阻害することも期待される。
【0050】
式Iを有する化合物は、胚性横紋筋肉腫、小児急性リンパ芽球性白血病、小児急性骨髄性白血病、小児胞巣状横紋筋肉腫、小児未分化上衣腫、小児未分化大細胞リンパ腫、小児未分化髄芽腫、中枢神経系の小児非定型奇形腫/ラブドイド腫瘍、小児混合型急性白血病、小児バーキットリンパ腫、原始神経外胚葉腫瘍等のユーイングファミリーの腫瘍の小児癌、小児びまん性未分化ウィルムス腫瘍、小児予後良好組織型ウィルムス腫瘍、小児神経膠芽腫、小児髄芽腫、小児神経芽細胞腫、小児神経芽細胞腫由来の骨髄球腫、小児プレB細胞癌(白血病等)、小児骨肉腫、小児ラブドイド腎臓腫瘍、小児横紋筋肉腫、およびリンパ腫および皮膚癌等の小児T細胞癌等の小児の癌または新生物由来の細胞の増殖を阻害することも期待される。
【0051】
式Iを有する化合物はまた、アルキル化剤、血管新生阻害薬、抗体、代謝拮抗薬、有糸分裂阻害薬、抗増殖薬、オーロラキナーゼ阻害薬、Bcl−2ファミリータンパク質(例えば、Bcl−xL、Bcl−2、Bcl−w、Bfl−1)阻害薬、Bcr−Ablキナーゼ阻害薬、生物学的応答修飾物質、サイクリン依存性キナーゼ阻害薬、細胞周期阻害薬、シクロオキシゲナーゼ−2阻害薬、白血病ウイルス性癌遺伝子相同体(ErbB2)受容体阻害薬、増殖因子阻害薬、熱ショックタンパク質HSP−90阻害薬、ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害薬、ホルモン療法薬、免疫薬、挿入抗生物質、キナーゼ阻害薬、哺乳動物ラポマイシン(rapomycin)標的阻害薬、マイトジェン活性化細胞外シグナル調節キナーゼ阻害薬、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)、白金系化学療法薬、ポロ様キナーゼ阻害薬、プロテアソーム阻害薬、プリン類似体、ピリミジン類似体、受容体チロシンキナーゼ阻害薬、レチノイド/デルトイド植物アルカロイド、トポイソメラーゼ阻害薬等と共に使用される場合有用であることが期待される。
【0052】
アルキル化剤には、アルトレタミン、AMD−473、AP−5280、アパジコン、ベンダムスチン、ブロスタリシン、ブスルファン、カルボコン、カルムスチン(BCNU)、クロランブシル、Cloretazine(商標)(VNP40101M)、シクロホスファミド、デカルバジン、エストラムスチン、ホテムスチン、グルフォスファミド、イホスファミド、KW−2170、ロムスチン(CCNU)、マホスファミド、メルファラン、ミトブロニトール、ミトラクトール、ニムスチン、ナイトロジェンマスタードN−オキシド、ラニムスチン、テモゾロミド、チオテパ、トレオスルファン、トロホスファミド等が含まれる。
【0053】
血管新生阻害薬には、内皮特異的受容体チロシンキナーゼ(Tie−2)阻害薬、上皮増殖因子受容体(EGFR)阻害薬、インスリン増殖因子−2受容体(IGFR−2)阻害薬、マトリックスメタロプロテアーゼ−2(MMP−2)阻害薬、マトリックスメタロプロテアーゼ−9(MMP−9)阻害薬、血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)阻害薬、トロンボスポンジン類似体血管内皮増殖因子受容体チロシンキナーゼ(VEGFR)阻害薬等が含まれる。
【0054】
オーロラキナーゼ阻害薬には、AZD−1152、MLN−8054、VX−680等が含まれる。
【0055】
Bclタンパク質ファミリーメンバー阻害薬には、AT−101((−)ゴシポール)、GENASENSE(登録商標)(G3139またはオブリメルセン(Bcl−2ターゲティングアンチセンスオリゴヌクレオチド))、IPI−194、IPI−565、N−(4−(4−((4’−クロロ(1,1’−ビフェニル)−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ベンゾイル)−4−(((1R)−3−(ジメチルアミノ)−1−((フェニルスルファニル)メチル)プロピル)アミノ)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド)(ABT−737)、N−(4−(4−((2−(4−クロロフェニル)−5,5−ジメチル−1−シクロヘキス−1−エン−1−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ベンゾイル)−4−(((1R)−3−(モルホリン−4−イル)−1−((フェニルスルファニル)メチル)プロピル)アミノ)−3−((トリフルオロメチル)スルホニル)ベンゼンスルホンアミド(ABT−263)、GX−070(オバトクラックス)等が含まれる。
【0056】
Bcr−Ablキナーゼ阻害薬には、DASATINIB(登録商標)(BMS−354825)、GLEEVEC(登録商標)(イマチニブ)等が含まれる。
【0057】
CDK阻害薬には、AZD−5438、BMI−1040、BMS−032、BMS−387、CVT−2584、フラボピリドール、GPC−286199、MCS−5A、PD0332991、PHA−690509、セリシクリブ(CYC−202、R−ロスコビチン)、ZK−304709等が含まれる。
【0058】
COX−2阻害薬には、ABT−963、ARCOXIA(登録商標)(エトリコキシブ)、BEXTRA(登録商標)(バルデコキシブ)、BMS347070、CELEBREX(商標)(セレコキシブ)、COX−189(ルミラコキシブ)、CT−3、DERAMAXX(登録商標)(デラコキシブ)、JTE−522、4−メチル−2−(3,4−ジメチルフェニル)−1−(4−スルファモイルフェニル−1H−ピロール)、MK−663(エトリコキシブ)、NS−398、パレコキシブ、RS−57067、SC−58125、SD−8381、SVT−2016、S−2474、T−614、VIOXX(登録商標)(ロフェコキシブ)等が含まれる。
【0059】
EGFR阻害薬には、ABX−EGF、抗EGFr免疫リポソーム、EGF−ワクチン、EMD−7200、ERBITUX(登録商標)(セツキシマブ)、HR3、IgA抗体、IRESSA(登録商標)(ゲフィチニブ)、TARCEVA(登録商標)(エルロチニブまたはOSI−774)、TP−38、EGFR融合タンパク質、TYKERB(登録商標)(ラパチニブ)等が含まれる。
【0060】
ErbB2受容体阻害薬には、CP−724−714、CI−1033(カネルチニブ)、Herceptin(登録商標)(トラスツズマブ)、TYKERB(登録商標)(ラパチニブ)、OMNITARG(登録商標)(2C4、ペツズマブ(petuzumab))、TAK−165、GW−572016(イオナファーニブ(ionafarnib))、GW−282974、EKB−569、PI−166、dHER2(HER2ワクチン)、APC−8024(HER−2ワクチン)、抗HER/2neu二重特異性抗体、B7.her2IgG3、AS HER2三官能性二重特異性抗体、mAB AR−209、mAB 2B−1等が含まれる。
【0061】
ヒストンデアセチラーゼ阻害薬には、デプシペプチド、LAQ−824、MS−275、トラポキシン、スベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA)、TSA、バルプロ酸等が含まれる。
【0062】
HSP−90阻害薬には、17−AAG−nab、17−AAG、CNF−101、CNF−1010、CNF−2024、17−DMAG、ゲルダナマイシン、IPI−504、KOS−953、MYCOGRAB(登録商標)、NCS−683664、PU24FCl、PU−3、ラディシコール、SNX−2112、STA−9090 VER49009等が含まれる。
【0063】
MEK阻害薬には、ARRY−142886、ARRY−438162 PD−325901、PD−98059等が含まれる。
【0064】
mTOR阻害薬には、AP−23573、CCI−779、エベロリムス、RAD−001、ラパマイシン、テムシロリムス等が含まれる。
【0065】
非ステロイド系抗炎症薬には、AMIGESIC(登録商標)(サルサラート)、DOLOBID(登録商標)(ジフルニサル)、MOTRIN(登録商標)(イブプロフェン)、ORUDIS(登録商標)(ケトプロフェン)、RELAFEN(登録商標)(ナブメトン)、FELDENE(登録商標)(ピロキシカム)イブプロフィン(ibuprofin)クリーム剤、ALEVE(登録商標)およびNAPROSYN(登録商標)(ナプロキセン)、VOLTAREN(登録商標)(ジクロフェナック)、INDOCIN(登録商標)(インドメタシン)、CLINORIL(登録商標)(スリンダク)、TOLECTIN(登録商標)(トルメチン)、LODINE(登録商標)(エトドラク)、TORADOL(登録商標)(ケトロラク)、DAYPRO(登録商標)(オキサプロジン)等が含まれる。
【0066】
PDGFR阻害薬には、C−451、CP−673、CP−868596等が含まれる。
【0067】
白金系化学療法薬には、シスプラチン、ELOXATIN(登録商標)(オキサリプラチン)エプタプラチン、ロバプラチン、ネダプラチン、PARAPLATIN(登録商標)(カルボプラチン)、サトラプラチン等が含まれる。
【0068】
ポロ様キナーゼ阻害薬には、BI−2536等が含まれる。
【0069】
トロンボスポンジン類似体には、ABT−510、ABT−567、ABT−898、TSP−1等が含まれる。
【0070】
VEGFR阻害薬には、AVASTIN(登録商標)(ベバシズマブ)、ABT−869、AEE−788、ANGIOZYME(商標)、アキシチニブ(AG−13736)、AZD−2171、CP−547,632、IM−862、Macugen(ペガプタミブ(pegaptamib))、NEXAVAR(登録商標)(ソラフェニブ、BAY43−9006)、パゾパニブ(GW−786034)、(PTK−787、ZK−222584)、SUTENT(登録商標)(スニチニブ、SU−11248)、VEGFトラップ、バタラニブ、ZACTIMA(商標)(バンデタニブ、ZD−6474)等が含まれる。
【0071】
代謝拮抗薬には、ALIMTA(登録商標)(プレメトレキシド(premetrexed)二ナトリウム、LY231514、MTA)、5−アザシチジン、XELODA(登録商標)(カペシタビン)、カルモフール、LEUSTAT(登録商標)(クラドリビン)、クロファラビン、シタラビン、シタラビンオクホスファート、シトシンアラビノシド、デシタビン、デフェロキサミン、ドキシフルリジン、エフロルニチン、EICAR、エノシタビン、エチニルシチジン、フルダラビン、ヒドロキシ尿素、単独でまたはロイコボリンと組み合わせた5−フルオロウラシル(5−FU)、GEMZAR(登録商標)(ゲムシタビン)、ヒドロキシ尿素、ALKERAN(登録商標)(メルファラン)、メルカプトプリン、6−メルカプトプリンリボシド、メトトレキサート、ミコフェノール酸、ネララビン、ノラトレキシド、オクフォセート、ペリトレキソール、ペントスタチン、ラルチトレキセド、リバビリン、トリアピン、トリメトレキサート、S−1、チアゾフリン、テガフール、TS−1、ビダラビン、UFT等が含まれる。
【0072】
抗生物質には、挿入抗生物質アクラルビシン、アクチノマイシンD、アムルビシン、アンナマイシン、アドリアマイシン、BLENOXANE(登録商標)(ブレオマイシン)、ダウノルビシン、CAELYX(登録商標)またはMYOCET(登録商標)(ドキソルビシン)、エルサミトルシン、エピルブシン(epirbucin)、グラルブイシン(glarbuicin)、ZAVEDOS(登録商標)(イダルビシン)、マイトマイシンC、ネモルビシン、ネオカルチノスタチン、ペプロマイシン、ピラルビシン、レべッカマイシン、スチマラマー、ストレプトゾシン、VALSTAR(登録商標)(バルルビシン)、ジノスタチン等が含まれる。
【0073】
トポイソメラーゼ阻害薬には、アクラルビシン、9−アミノカンプトテシン、アモナフィド、アムサクリン、ベカテカリン、ベロテカン、BN−80915、CAMPTOSAR(登録商標)(イリノテカン塩酸塩)、カンプトテシン、CARDIOXANE(登録商標)(デクスラゾキシン(dexrazoxine))、ジフロモテカン、エドテカリン、ELLENCE(登録商標)またはPHARMORUBICIN(登録商標)(エピルビシン)、エトポシド、エキサテカン、10−ヒドロキシカンプトテシン、ギマテカン、ルルトテカン、ミトキサントロン、orathecin、ピラルブシン(pirarbucin)、ピクサントロン、ルビテカン、ソブゾキサン、SN−38、タフルポシド、トポテカン等が含まれる。
【0074】
抗体には、AVASTIN(登録商標)(ベバシズマブ)、CD40特異的抗体、chTNT−1/B、デノスマブ、ERBITUX(登録商標)(セツキシマブ)、HUMAX−CD4(登録商標)(ザノリムマブ)、IGF1R特異的抗体、リンツズマブ、PANOREX(登録商標)(エドレコロマブ)、RENCAREX(登録商標)(WX G250)、RITUXAN(登録商標)(リツキシマブ)、チシリムマブ、トラスツジマブ(trastuzimab)等が含まれる。
【0075】
ホルモン療法薬には、ARIMIDEX(登録商標)(アナストロゾール)、AROMASIN(登録商標)(エキセメスタン)、アルゾキシフェン、CASODEX(登録商標)(ビカルタミド)、CETROTIDE(登録商標)(セトロレリクス)、デガレリクス、デスロレリン、DESOPAN(登録商標)(トリロスタン)、デキサメタゾン、DROGENIL(登録商標)(フルタミド)、EVISTA(登録商標)(ラロキシフェン)、ファドロゾール、FARESTON(登録商標)(トレミフェン)、FASLODEX(登録商標)(フルベストラント)、FEMARA(登録商標)(レトロゾール)、フォルメスタン、グルココルチコイド、HECTOROL(登録商標)またはRENAGEL(登録商標)(ドキセルカルシフェロール)、ラソフォキシフェン、ロイプロリド酢酸塩、MEGACE(登録商標)(メゲステロール(megesterol))、MIFEPREX(登録商標)(ミフェプリストン)、NILANDRON(商標)(ニルタミド)、NOLVADEX(登録商標)(タモキシフェンクエン酸塩)、PLENAXIS(商標)(アバレリクス)、プレジゾン(predisone)、PROPECIA(登録商標)(フィナステリド)、リロスタン(rilostane)、SUPREFACT(登録商標)(ブセレリン)、TRELSTAR(登録商標)(黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH))、バンタス、VETORYL(登録商標)、(トリロスタンまたはモドラスタン(modrastane))、ZOLADEX(登録商標)(ホスレリン、ゴセレリン)等が含まれる。
【0076】
デルトイドおよびレチノイドには、セオカルシトール(EB1089、CB1093)、レクサカルシトール(KH1060)、フェンレチニド、PANRETIN(登録商標)(アリレチノイン(aliretinoin))、ATRAGEN(登録商標)(リポソームトレチノイン)、TARGRETIN(登録商標)(ベキサロテン)、LGD−1550等が含まれる。
【0077】
植物アルカロイドには、限定するものではないが、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシン、ビノレルビン等が含まれる。
【0078】
プロテアソーム阻害薬には、VELCADE(登録商標)(ボルテゾミブ)、MG132、NPI−0052、PR−171等が含まれる。
【0079】
免疫薬の例には、インターフェロンおよび他の免疫増強剤が含まれる。インターフェロンには、インターフェロンα、インターフェロンα−2a、インターフェロンα−2b、インターフェロンβ、インターフェロンγ−1a、ACTIMMUNE(登録商標)(インターフェロンγ−1b)、またはインターフェロンγ−n1、これらの組合せ等が含まれる。他の薬剤には、ALFAFERONE(登録商標)、BAM−002、BEROMUN(登録商標)(タソネルミン)、BEXXAR(登録商標)(トシツモマブ)、CamPath(登録商標)(アレムツズマブ)、CTLA4(細胞障害性リンパ球抗原4)、デカルバジン、デニロイキン、エプラツズマブ、GRANOCYTE(登録商標)(レノグラスチム)、レンチナン、白血球αインターフェロン、イミキモド、MDX−010、メラノーマワクチン、ミツモマブ、モルグラモスチム、MYLOTARG(商標)(ゲムツズマブオゾガミシン)、NEUPOGEN(登録商標)(フィルグラスチム)、OncoVAC−CL、OvaRex(登録商標)(オレゴボマブ)、ペムツモマブ(Y−muHMFG1)、PROVENGE(登録商標)、サルガラモスチム(sargaramostim)、シゾフィラン(sizofilan)、テセロイキン、TheraCys(登録商標)、ウベニメクス、VIRULIZIN(登録商標)、Z−100、WF−10、PROLEUKIN(登録商標)(アルデスロイキン)、ZADAXIN(登録商標)(サイマルファシン)、ZENAPAX(登録商標)(ダクリズマブ)、ZEVALIN(登録商標)(90Y−イブリツモマブチウキセタン)等が含まれる。
【0080】
生物学的応答修飾物質は、生体の防御機構または組織細胞の生存、増殖、または分化などの生物学的応答を修飾して、これらに抗腫瘍活性を持つようにさせる薬剤であり、クレスチン、レンチナン、シゾフィラン、ピシバニールPF−3512676(CpG−8954)、ウベニメクス等が含まれる。
【0081】
ピリミジン類似体には、シタラビン(ara CまたはアラビノシドC)、シトシンアラビノシド、ドキシフルリジン、FLUDARA(登録商標)(フルダラビン)、5−FU(5−フルオロウラシル)、フロキシウリジン、GEMZAR(登録商標)(ゲムシタビン)、TOMUDEX(登録商標)(ラチトレキセド(ratitrexed))、TROXATYL(商標)(トリアセチルウリジントロキサシタビン)等が含まれる。
【0082】
プリン類似体には、LANVIS(登録商標)(チオグアニン)およびPURI−NETHOL(登録商標)(メルカプトプリン)が含まれる。
【0083】
有糸分裂阻害薬には、バタブリン、エポチロンD(KOS−862)、N−(2−((4−ヒドロキシフェニル)アミノ)ピリジン−3−イル)−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、イクサベピロン(BMS 247550)、パクリタキセル、TAXOTERE(登録商標)(ドセタキセル)、PNU100940(109881)、パツピロン、XRP−9881、ビンフルニン、ZK−EPO等が含まれる。
【0084】
本発明の化合物はまた、放射線療法の効力を増強する放射線増感剤として使用されることも対象とされる。放射線療法の例には、限定するものではないが、外部照射放射線療法、遠隔療法、近接照射療法および密封および非密封線源放射線療法が含まれる。
【0085】
さらに、式Iを有する化合物は、他の化学療法薬、例えば、ABRAXANE(商標)(ABI−007)、ABT−100(ファルネシルトランスフェラーゼ阻害薬)、ADVEXIN(登録商標)、ALTOCOR(登録商標)またはMEVACOR(登録商標)(ロバスタチン)、AMPLIGEN(登録商標)(ポリI:ポリC12U、合成RNA)、APTOSYN(商標)(エキシスリンド)、AREDIA(登録商標)(パミドロン酸)、アルグラビン、L−アスパラギナーゼ、アタメスタン(1−メチル−3,17−ジオン−アンドロスタ−1,4−ジエン)、AVAGE(登録商標)(タザロトン(tazarotne))、AVE−8062、BEC2(ミツモマブ)、カケクチンまたはカケキシン(腫瘍壊死因子)、カンバキシン(ワクチン)、CeaVac(商標)(癌ワクチン)、CELEUK(登録商標)(セルモロイキン)、CEPLENE(登録商標)(ヒスタミン二塩酸塩)、CERVARIX(商標)(ヒトパピローマウイルスワクチン)、CHOP(登録商標)(C:CYTOXAN(登録商標)(シクロホスファミド);H:ADRIAMYCIN(登録商標)(ヒドロキシドキソルビシン);O:ビンクリスチン(ONCOVIN(登録商標));P:プレドニゾン)、CyPat(商標)、コンブレスタチンA4P、DAB(389)EGFまたはTransMID−107R(商標)(ジフテリア毒素)、ダカルバジン、ダクチノマイシン、5,6−ジメチルキサンテノン−4−酢酸(DMXAA)、エニルウラシル、EVIZON(商標)(スクアラミン乳酸塩)、DIMERICINE(登録商標)(T4N5リポソームローション)、ディスコデルモリド、DX−8951f(エキサテカンメシレート)、エンザスタウリン、EPO906、GARDASIL(登録商標)(四価ヒトパピローマウイルス(6、11、16、18型)組換えワクチン)、ガストリミューン、ゲナセンス、GMK(ガングリオシド結合型ワクチン)、GVAX(登録商標)(前立腺癌ワクチン)、ハロフジノン、ヒステレリン(histerelin)、ヒドロキシカルバミド、イバンドロン酸、IGN−101、IL−13−PE38、IL−13−PE38QQR(シントレデキンベスドトクス)、IL−13−シュードモナス外毒素、インターフェロン−α、インターフェロン−γ、JUNOVAN(商標)またはMEPACT(商標)(ミファムルチド)、ロナファーニブ、5,10−メチレンテトラヒドロ葉酸、ミルテホシン(ヘキサデシルホスホコリン)、NEOVASTAT(登録商標)(AE−941)、NEUTREXIN(登録商標)(トリメトレキサートグルクロネート)、NIPENT(登録商標)(ペントスタチン)、ONCONASE(登録商標)(リボヌクレアーゼ酵素)、ONCOPHAGE(登録商標)(メラノーマワクチン治療)、OncoVAX(IL−2ワクチン)、ORATHECIN(商標)(ルビテカン)、OSIDEM(登録商標)(抗体系細胞薬物)、OvaRex(登録商標)MAb(マウスモノクローナル抗体)、パジタキセル、PANDIMEX(商標)(20(S)プロトパナキサジオール(aPPD)および20(S)プロトパナキサトリオール(aPPT)を含む朝鮮人参からのアグリコンサポニン)、パニツムマブ、PANVAC(登録商標)−VF(治験癌ワクチン)、ペグアスパルガーゼ、PEGインターフェロンA、フェノキソジオール、プロカルバジン、レビマスタット、REMOVAB(登録商標)(カツマキソマブ)、REVLIMID(登録商標)(レナリドミド)、RSR13(エファプロキシラル)、SOMATULINE(登録商標)LA(ランレオチド)、SORIATANE(登録商標)(アシトレチン)、スタウロスポリン(ストレプトミセス・スタウロスポレス(Streptomyces staurospores))、タラボスタット(PT100)、TARGRETIN(登録商標)(ベキサロテン)、Taxoprexin(登録商標)(DHA−パクリタキセル)、TELCYTA(商標)(TLK286)、テミリフェン(temilifene)、TEMODAR(登録商標)(テモゾロミド)、テスミリフェン、サリドマイド、THERATOPE(登録商標)(STn−KLH)、チミタク(2−アミノ−3,4−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−(4−ピリジルチオ)キナゾリン二塩酸塩)、TNFerade(商標)(アデノベクター:腫瘍壊死因子−αのための遺伝子を含むDNAキャリア)、TRACLEER(登録商標)またはZAVESCA(登録商標)(ボセンタン)、トレチノイン(Retin−A)、テトランドリン、TRISENOX(登録商標)(三酸化二ヒ素)、VIRULIZIN(登録商標)、ウクライン(クサノオウ植物からのアルカロイドの誘導体)、ビタキシン(抗αvβ3抗体)、XCYTRIN(登録商標)(モテキサフィンガドリニウム)、XINLAY(商標)(アトラセンタン)、XYOTAX(商標)(パクリタキセルポリグルメクス)、YONDELIS(商標)(トラベクテジン)、ZD−6126、ZINECARD(登録商標)(デクスラゾキサン)、zometa(ゾレドロン酸)、ゾルビシン等と併用してもよい。
【0086】
式Iを有する化合物はまた、胚性横紋筋肉腫、小児急性リンパ芽球性白血病、小児急性骨髄性白血病、小児胞巣状横紋筋肉腫、小児未分化上衣腫、小児未分化大細胞リンパ腫、小児未分化髄芽腫、中枢神経系の小児非定型奇形腫/ラブドイド腫瘍、小児混合型急性白血病、小児バーキットリンパ腫、原始神経外胚葉腫瘍などのユーイングファミリーの腫瘍の小児癌、小児びまん性未分化ウィリムス腫瘍、小児予後良好組織型ウィリムス腫瘍、小児神経膠芽腫、小児髄芽腫、小児神経芽細胞腫、小児神経芽細胞腫由来の骨髄球腫、小児プレB細胞癌(白血病など)、小児骨肉腫、小児ラブドイド腎臓腫瘍、小児横紋筋肉腫、およびリンパ腫および皮膚癌などの小児T細胞癌等を含めた、小児の癌または新生物由来の細胞の増殖(共有の米国出願第10/988,338号、Cancer Res.、2000、60、6101−10);ならびに後天性免疫不全疾患症候群、自己免疫リンパ増殖症候群、溶血性貧血、炎症性疾患、血小板減少症等を含めた自己免疫障害(Current Allergy and Asthema Reports 2003、3:378−384;Br.J.Haematol.2000年9月、110(3)、584−90;Blood 2000年2月15日、95(4)、1283−92;およびNew England Journal of Medicine 2004年9月、351(14)、1409−1418)を阻害することも期待される。
【0087】
例えば、膀胱癌、乳癌、子宮頚癌、大腸癌、子宮内膜癌、食道癌、肺癌、卵巣癌、膵癌、前立腺癌、直腸癌、皮膚癌、胃癌および甲状腺癌におけるオーロラキナーゼの関与が、Nature Reviews/Cancer、第4巻、2004年12月に報告されている。
【0088】
式Iを有する化合物は、以下にその例を示す合成化学の方法によって作製してもよい。この方法におけるステップの順序を変えてもよく、試薬、溶媒および反応条件は、具体的に言及したものを置き換えてもよく、攻撃を受けやすい部分を必要に応じて保護および脱保護してもよいものと理解される。
【0089】
C(O)OH部分に対する保護基には、限定するものではないが、アセトキシメチル、アリル、ベンゾイルメチル、ベンジル、ベンジルオキシメチル、tert−ブチル、tert−ブチルジフェニルシリル、ジフェニルメチル、シクロブチル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロプロピル、ジフェニルメチルシリル、エチル、p−メトキシベンジル、メトキシメチル、メトキシエトキシメチル、メチル、メチルチオメチル、ナフチル、p−ニトロベンジル、フェニル、n−プロピル、2,2,2−トリクロロエチル、トリエチルシリル、2−(トリメチルシリル)エチル、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル、トリフェニルメチル等が含まれる。
【0090】
C(O)およびC(O)H部分に対する保護基には、限定するものではないが、1,3−ジオキシルケタール、ジエチルケタール、ジメチルケタール、1,3−ジチアニルケタール、O−メチルオキシム、O−フェニルオキシム等が含まれる。
【0091】
NH部分に対する保護基には、限定するものではないが、アセチル、アラニル、ベンゾイル、ベンジル(フェニルメチル)、ベンジリデン、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、ジフェニルメチル、ジフェニルホスホリル、ホルミル、メタンスルホニル、p−メトキシベンジルオキシカルボニル、フェニルアセチル、フタロイル、スクシニル、トリクロロエトキシカルボニル、トリエチルシリル、トリフルオロアセチル、トリメチルシリル、トリフェニルメチル、トリフェニルシリル、p−トルエンスルホニル等が含まれる。
【0092】
OHおよびSH部分に対する保護基には、限定するものではないが、アセチル、アリル、アリルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、ベンゾイル、ベンジル、tert−ブチル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジフェニルシリル、3,4−ジメトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、ジフェニルメチル、ホルミル、メタンスルホニル、メトキシアセチル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、p−メトキシベンジル、メトキシカルボニル、メチル、p−トルエンスルホニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエチル、トリエチルシリル、トリフルオロアセチル、2−(トリメチルシリル)エトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエチル、トリフェニルメチル、2−(トリフェニルホスホニオ)エトキシカルボニル等が含まれる。
【0093】
以下の略語は、示された意味を有する。
【0094】
ADDPは、1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジンを意味する。AD−mix−βは、(DHQD)PHAL、KFe(CN)、KCOおよびKSOの混合物を意味する。AIBNは、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)を意味する。9−BBNは、9−ボラビシクロ(3.3.1)ノナンを意味する。Cpは、シクロペンタジエンを意味する。(DHQD)PHALは、ヒドロキニジン1,4−フタラジンジイルジエチルエーテルを意味する。DBUは、1,8−ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデカ−7−エンを意味する。DCCは、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミドを意味する。DIBALは、ジイソブチルアルミニウムハイドライドを意味する。DIEAは、ジイソプロピルエチルアミンを意味する。DMAPは、N,N−ジメチルアミノピリジンを意味する。DMEは、1,2−ジメトキシエタンを意味する。DMFは、N,N−ジメチルホルムアミドを意味する。dmpeは、1,2−ビス(ジメチルホスフィノ)エタンを意味する。DMSOは、ジメチルスルホキシドを意味する。dppaは、ジフェニルホスホリルアジドを意味する。dppbは、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタンを意味する。dppeは、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタンを意味する。dppfは、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンを意味する。dppmは、1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)メタンを意味する。EDACまたはEDCIまたはEDCは、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドを意味する。Fmocは、フルオレニルメトキシカルボニルを意味する。HATUは、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N’N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートを意味する。HMPAは、ヘキサメチルホスホルアミドを意味する。HOATは、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾールを意味する。HOBTは、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物を意味する。IPAは、イソプロピルアルコールを意味する。LDAは、リチウムジイソプロピルアミドを意味する。LHMDSは、リチウムビス(ヘキサメチルジシリルアミド)を意味する。MP−BHは、マクロ多孔性トリエチルアンモニウムメチルポリスチレンシアノボロハイドライドを意味する。LAHは、水素化リチウムアルミニウムを意味する。NCSは、N−クロロスクシンイミドを意味する。PyBOPは、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェートを意味する。TBTUは、O−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレートを意味する。TDA−1は、トリス(2−(2−メトキシエトキシ)エチル)アミンを意味する。TEAは、トリエチルアミンを意味する。TFAは、トリフルオロ酢酸を意味する。THFは、テトラヒドロフランを意味する。NCSは、N−クロロスクシンイミドを意味する。NMMは、N−メチルモルホリンを意味する。NMPは、N−メチルピロリジンを意味する。PPhは、トリフェニルホスフィンを意味する。
【0095】
以下のスキームおよび実施例は、本発明の手順および概念的態様の最も有用であり、容易に理解される説明であると考えられるものを提供するために示される。
【0096】
式(1)を有する化合物は、Can.J.Chem.2001、79、1827−1839に記載されたもの等の、いくつかの方法で調製することができる。
【0097】
【化3】

スキーム1に示すように、式(1)を有する化合物は、式(2)を有する化合物に、前者とヒドロキシルアミン塩酸塩を反応させ、これからの生成物と無水酢酸を反応させることによって変換することができる。第1の反応は、典型的には、ピリジン等の溶媒中、約20℃から40℃の間で約8から約20時間にわたって実施される。第2の反応は、典型的には、約70℃から90℃の間で約4から約8時間にわたって実施される。
【0098】
式(2)を有する化合物は、式(3)を有する化合物に、前者と水素化ナトリウムを反応させ、これからの生成物とO−(ジフェニルホスホリル)ヒドロキシルアミンを反応させることによって変換することができる。
【0099】
第1の反応は、典型的には、DMF、ジクロロメタン、THFまたはこれらの混合物等の溶媒中、約20℃から40℃の間で約1から約30分間にわたって実施される。第2の反応は、典型的には、DMF、ジクロロメタン、THF、これらの混合物等の溶媒中、約20℃から40℃の間で約30分間から約4時間にわたって実施される。
【0100】
式(3)を有する化合物は、式(4)を有する化合物に、前者、オルトギ酸トリエチルおよびスルファミドを反応させ、これからの生成物とアンモニアを反応させることによって変換することができる。第1の反応は、典型的には、溶媒としてオルトギ酸トリエチルを用いて、還流で約1から約2時間にわたって実施される。
【0101】
第2の反応は、典型的には、アンモニア等の溶媒中またはメタノール、エタノール、これらの混合物等中、約20℃から40℃の間で約8から約20時間にわたって実施される。
【0102】
式(4)を有する化合物は、式(5)を有する化合物に、前者、一酸化炭素、メタノール、パラジウム触媒、および第2の塩基を反応させることによって変換することができる。パラジウム触媒の例には、酢酸パラジウム、(1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)ジクロロパラジウム(II)等が含まれる。第2の塩基の例には、TEA、ピリジン等が含まれる。この反応は、典型的には、メタノール中、約80℃から120℃の間で約1から約3時間にわたって(密閉容器中で)実施される。
【0103】
式(5)を有する化合物は、式(6)を有する化合物に、前者と第1の塩基を反応させることによって変換することができる。第1の塩基の例には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が含まれる。この反応は、典型的には、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、これらの混合物等の溶媒中、約0℃から35℃の間で約1時間から約48時間にわたって実施される。
【0104】
で表される部分の導入は、カップリング助剤の存在下または非存在下、式(6)を有する化合物、一級または二級アミン、カップリング剤、第2の塩基を反応させることによって実施することができる。カップリング剤の例には、DCC、EDCI、HATU、TBTU等が含まれる。第2の塩基の例には、DIEA、TEA、NMM等が含まれる。カップリング助剤の例には、DMAP、HOAT、HOBT等が含まれる。この反応は、典型的には、THF、DMF、ジクロロメタン、酢酸エチル、これらの混合物等の溶媒中、約25℃から45℃の間で約1から約24時間にわたって実施される。
【0105】
式(6)を有する化合物は、式(7)を有する化合物に、前者とDPPAを反応させ、続いて水でイソシアネート中間体を加水分解することによって変換することができる。この反応は、典型的には、ベンゼン、トルエン、THF、水、これらの混合物等の溶媒中、約50℃から110℃の間で約1時間から約24時間にわたって実施される。
【0106】
で表される部分の導入は、式(7)を有する化合物と適切なイソシアネート、カルボニルクロライド、スルホニルクロライド、またはカルバモイルクロライドを反応させることによって実施することもできる。この反応は、典型的には、THF、酢酸エチル、ジクロロメタン、DMF、DMSO、クロロホルム、これらの混合物等の溶媒中、約0℃から110℃の間で約1時間から約48時間にわたって実施される。
【0107】
実施例1A
(3−クロロピラジン−2−イル)メタンアミン(4.9g)、酢酸(2.25g)、EDC(7.2g)、HOBT(5.75g)およびNMM(6.9g)のジクロロメタン(40mL)中混合物を室温で48時間撹拌し、水で処理し、酢酸エチルで抽出した。抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、ろ過し、濃縮した。濃縮物を0−5%メタノール/ジクロロメタンを用いて、シリカゲルによるフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0108】
実施例1B
実施例1A(3.98g)とアセトニトリル(100mL)の混合物を、DMF(100μL)およびPOCl(9.8mL)で処理した。混合物を55℃で30分間加熱し、室温まで冷却し、濃縮した。濃縮物をジクロロメタンに溶解し、予冷した、イソプロパノール中のアンモニアで中和し、濃縮した。濃縮物をジクロロメタンおよび水の間に分配し、抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、ろ過し、濃縮した。濃縮物をジクロロメタンに溶解し、0−5%メタノール/ジクロロメタンを用いて、シリカゲルによるフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0109】
実施例1C
実施例1B(2.83g)およびNIS(4.94g)のDMF(20mL)中混合物を60℃で3時間加熱し、室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、ろ過し、濃縮し、濃縮物をヘキサンでトリチュレートし、ろ過した。
【0110】
実施例1D
ステンレス鋼反応器中の、イソプロパノール(45mL)およびTHF(4mL)中2M NH中の実施例1C(3.3g)をドライアイス−アセトン浴で冷却し、無水NH(15mL)で処理した。混合物を110℃で48時間加熱し、室温まで冷却し、排気した。混合物を濃縮し、濃縮物を水でトリチュレートし、ろ過した。ろ液を酢酸エチルで抽出し、抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、ろ過し、濃縮した。濃縮物を0−5%メタノール/ジクロロメタンを用いて、シリカゲルによるフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0111】
実施例1E
実施例1D(1.3g)、PdCl(dppf)(150mg)およびトリエチルアミン(0.480g)のメタノール(10mL)中混合物をCOでパージし、密閉し、60psi下、100℃で2時間加熱した。反応混合物を濃縮し、濃縮物を0−5%メタノール/ジクロロメタンを用いて、シリカゲルによるフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0112】
実施例1F
実施例1E(0.87g)と2N LiOH(10mL)のメタノール(10mL)中混合物を室温で3時間撹拌し、2N HClでpH6−7に中和し、ろ過した。
【0113】
実施例1G
0℃の、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.04g)のジクロロメタン(20mL)中溶液に1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼン(0.56mL)を添加した。混合物を周囲温度で4時間撹拌し、ろ過した。ろ液を回収し、ジクロロメタン(20mL)に懸濁させ、氷浴中で冷却し、TFA(5mL)で処理し、周囲温度で15分間(3時間)撹拌し、濃縮した。濃縮物をメタノールおよびトルエンから2回濃縮し、乾燥させて、表題化合物がトリフルオロ酢酸塩として得られた。
【0114】
実施例1H
TEA(61mg)、実施例1F(0.038g)、実施例1Gトリフルオロ酢酸塩(0.072g)およびHATU(0.084g)のDMF(2mL)中混合物を周囲温度で20時間撹拌し、酢酸エチルで抽出した。抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、ろ過し、濃縮した。濃縮物を0から5%メタノール/ジクロロメタンを用いて、シリカゲルによるフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ 2.62(s,3H)、6.55−6.90(m,1H)、6.98−7.64(m,8H)、7.75(d,J=8.85Hz,2H)、8.71(s,1H)、8.88(s,1H)、9.26(s,1H)、10.22(s,1H)。
【0115】
実施例2
この実施例は、実施例1Hにおいて実施例1Gの代わりに1−(4−アミノフェニル)−3−フェニル尿素に置き換えることによって調製された。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 2.62(s,3H)、6.96(t,J=7.36Hz,1H)、7.18(d,J=4.91Hz,1H)、7.28(t,J=7.83Hz,2H)、7.38−7.58(m,5H)、7.74(d,J=8.90Hz,2H)、8.62(s,2H)、10.18(s,1H)。
【0116】
実施例3
この実施例は、実施例1Hにおいて実施例1Gの代わりにN−(4−アミノフェニル)ベンズアミドに置き換えることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.63(s,3H)、7.19(d,J=4.76Hz,1H),7.46−7.64(m,4H)、7.71−7.86(m,4H)、7.91−8.01(m,2H)、10.24(s,1H)、10.28(s,1H)。
【0117】
実施例4
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−イソシアナト−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.62(s,3H)、7.18(d,J=4.76Hz,1H)、7.30(d,J=7.14Hz,1H)、7.39−7.64(m,5H)、7.76(d,J=8.73Hz,2H)、8.02(s,1H),8.76(s,1H)、9.02(s,1H)、10.22(s,1H)。
【0118】
実施例5
この実施例は、実施例1Gにおいて(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルの代わりに3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルに置き換えることによって、実施例1G−Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.62(s,3H)、4.31(d,J=5.95Hz,2H)、6.58−6.81(m,2H)、7.05(d,J=7.93Hz,2H)、7.15−7.35(m,3H)、7.39−7.57(m,2H)、7.68(d,J=9.12Hz,1H),7.83(s,1H)、8.82(s,1H)、10.27(s,1H)。
【0119】
実施例6
この実施例は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよびイソシアナトベンゼンに置き換えることによって、実施例1G−Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.61(s,3H),4.30(d,J=5.76Hz,2H)、6.61(t,J=5.76Hz,1H)、6.89(t,J=7.29Hz,1H)、7.06(d,J=8.14Hz,1H)、7.15−7.46(m,6H)、7.67(d,J=8.14Hz,1H)、7.67(d,J=8.14Hz,1H)、7.84(s,1H)、8.55(s,1H)、10.26(s,1H)。
【0120】
実施例7
この実施例は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび1−フルオロ−2−イソシアナトベンゼンに置き換えることによって、実施例1G−Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.62(s,3H)4.33(d,J=5.76Hz,2H)6.87−6.98(m,1H)7.03−7.24(m,5H)7.32(t,J=7.80Hz,1H)7.55(d,J=4.75Hz,1H)7.62−7.74(m,1H)7.84(s,1H)8.00−8.22(m,1H)8.39(d,J=2.37Hz,1H)10.31(s,1H)。
【0121】
実施例8
この実施例は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび1−フルオロ−4−イソシアナトベンゼンに置き換えることによって、実施例1G−Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.61(s,3H)4.30(d,J=5.76Hz,2H)6.61(t,J=5.76Hz,1H)6.97−7.13(m,3H)7.19(d,J=4.75Hz,1H)7.30(t,J=7.80Hz,1H)7.36−7.46(m,3H)7.52(d,J=4.75Hz,1H)7.67(d,J=8.14Hz,1H)7.83(s,1H)8.59(s,1H)。
【0122】
実施例9
この実施例は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび1−イソシアナト−4−トリフルオロメチルベンゼンに置き換えることによって、実施例1G−Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.61(s,3H)4.33(d,J=5.95Hz,2H)6.80(t,J=5.75Hz,1H)7.07(d,J=7.54Hz,1H)7.19(d,J=4.76Hz,1H)7.31(t,J=7.73Hz,1H)7.45−7.74(m,6H)7.85(s,1H)9.02(s,1H)10.26(s,1H)。
【0123】
実施例10A
2−(3−アミノフェニル)エタノール(0.6g)および1−イソシアナト−4−ニトロベンゼン(0.82g)のジクロロメタン(20mL)中溶液を周囲温度で1時間撹拌した。得られた懸濁液をろ過し、回収した固体を乾燥させた。
【0124】
実施例10B
実施例10A(1g)と5%Pd/炭素(100mg)の混合物を水素下、10時間撹拌し、ろ過した。ろ液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。水層中に形成された白色沈殿をろ過し、乾燥させた。乾燥させ(MgSO)、ろ過し、濃縮した後、追加の生成物が得られた。
【0125】
実施例10C
この実施例は、実施例1Hにおいて実施例1Gの代わりに実施例10Bに置き換えて調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.62(s,3H)、2.69(t,J=7.12Hz,2H)、3.49−3.68(m,2H)、4.63(t,J=5.26Hz,1H)、6.82(d,J=7.46Hz,1H)、7.07−7.22(m,2H),7.24−7.33(m,2H)、7.42(d,J=9.15Hz,2H)、7.52(d,J=5.09Hz,1H)、7.73(d,J=8.81Hz,2H)、8.59(s,1H)、8.62(s,1H)、10.20(s,1H)。
【0126】
実施例11
この実施例は、2−(3−アミノフェニル)エタノールの代わりに2−(4−アミノフェニル)エタノールに置き換えることによって、実施例10に記載された通りに調製された。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 2.62(s,3H)、2.66(t,J=6.90Hz,2H),3.49−3.78(m,2H),4.58(t,J=4.91Hz,1H)、6.89−7.62(m,9H)7.73(d,J=8.59Hz,2H)8.52(s,1H)8.57(s,1H)9.29(s,1H)10.17(s,1H)。
【0127】
実施例12A
3−ヨード−1H−ピロール−2−カルバルデヒド(2.6g)およびNH2OH.HCl(0.9g)のピリジン(915mL)中混合物を周囲温度で一晩撹拌し、無水酢酸(1.24mL)で処理し、90℃に6時間加熱した。反応混合物を濃縮し、濃縮物を酢酸エチルおよび水の間に分配し、有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、ろ過し、濃縮した。濃縮物を0−20%酢酸エチル/ヘキサンを用いて、シリカゲルによるフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0128】
実施例12B
実施例12A(0.97g)のDMF(60mL)中溶液をNaH(214mg、60%油分散物)で処理し周囲温度で5分間撹拌し、O−(ジフェニルホスホリル)ヒドロキシルアミン(2.13g)で処理し、さらに2時間撹拌した。反応をpH7.2のリン酸緩衝液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、ろ過し、濃縮した。濃縮物を酢酸エチル/ヘキサンを用いて、シリカゲルによるフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
【0129】
実施例12C
実施例12B(0.7g)、オルトギ酸トリエチル(10mL)および(NHSO(40mg)の混合物を3時間還流し、周囲温度まで冷却し、メタノール(30mL)中の7Nアンモニアで処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、濃縮物を水でトリチュレートし、ろ過した。
【0130】
実施例12D
この実施例は、実施例1Dの代わりに実施例12Cに置き換えることによって、実施例1E−Fに記載された通りに調製された。
【0131】
実施例12E
この実施例は、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 6.68−6.84(m,1H)、7.06−7.16(m,1H)、7.22−7.37(m,1H)、7.40−7.66(m,6H)、7.75(d,J=3.05Hz,1H)、7.93(s,1H)、8.16(s,1H)、8.72(s,1H)、8.87(s,1H)、9.97(s,1H)、10.08(s,1H)。
【0132】
実施例13
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−フルオロ−4−イソシアナトベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.12(t,J=8.99Hz,2H)7.39−7.52(m,4H)7.53−7.66(m,3H)7.75(d,J=3.05Hz,1H)7.93(s,1H)8.17(s,1H)8.65(s,1H)8.67(s,1H)9.97(s,1H)10.08(s,1H)
【0133】
実施例14
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−フルオロ−2−イソシアナトベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 6.93−7.06(m,1H)7.08−7.30(m,2H)7.45(d,J=9.16Hz,2H)7.53−7.68(m,3H)7.75(d,J=3.05Hz,1H)7.94(s,1H)8.09−8.26(m,2H)8.52(d,J=2.37Hz,1H)9.07(s,1H)9.98(s,1H)10.09(s,1H)。
【0134】
実施例15
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりにイソシアナトベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 6.97(t,J=7.29Hz,1H)、7.28(t,J=7.97Hz,2H)、7.39−7.50(m,4H)、7.53−7.64(m,3H),7.75(d,J=3.05Hz,1H)、7.93(s,1H)、8.17(s,1H)、8.65(d,J=6.10Hz,2H)、9.99(s,1H)、10.08(s,1H)。
【0135】
実施例16
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−イソシアナト−3,5−ジメチルベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.23(s,6H)6.61(s,1H)7.07(s,2H)7.44(d,J=8.81Hz,2H)7.52−7.66(m,3H)7.75(d,J=3.05Hz,1H)7.93(s,1H)8.17(s,1H)8.48(s,1H)8.62(s,1H)9.99(s,1H)10.07(s,1H)。
【0136】
実施例17
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−イソシアナト−3−メチルベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.28(s,3H)6.79(d,J=7.12Hz,1H)7.08−7.27(m,2H)7.30(s,1H)7.45(d,J=8.82Hz,2H)7.52−7.68(m,3H)7.75(d,J=3.05Hz,1H)7.93(s,1H)8.17(s,1H)8.56(s,1H)8.64(s,1H)9.84−10.05(m,1H)10.08(s,1H)。
【0137】
実施例18
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−イソシアナト−4−メチルベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.24(s,3H)7.08(d,J=8.14Hz,2H)7.34(d,J=8.48Hz,2H)7.44(d,J=9.16Hz,2H)7.52−7.64(m,3H)7.74(d,J=3.05Hz,1H)7.93(s,1H)8.16(s,1H)8.52(s,1H)8.60(s,1H)9.99(s,1H)10.07(s,1H)
【0138】
実施例19
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−イソシアナト−2−メチルベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.25(s,3H)6.86−6.98(m,1H)7.07−7.22(m,2H)7.42−7.52(m,2H)7.54−7.65(m,3H)7.79(d,J=3.39Hz,1H)7.85(d,J=7.12Hz,1H)7.93(s,1H)7.97(s,1H)8.33(s,1H)9.07(s,1H)10.12(s,1H)10.17(s,1H)
【0139】
実施例20
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−イソシアナト−3−メトキシベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 3.74(s,3H)6.55(dd,J=7.97,2.20Hz,1H)6.83−7.01(m,1H)7.09−7.27(m,2H)7.35−7.50(m,2H)7.52−7.67(m,3H)7.75(d,J=3.05Hz,1H)7.93(s,1H)8.17(s,1H)8.65(d,J=2.03Hz,2H)9.99(s,1H)10.08(s,1H)
【0140】
実施例21
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−イソシアナト−4−メトキシベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 3.72(s,3H)6.76−6.95(m,2H)7.28−7.49(m,4H)7.52−7.66(m,3H)7.75(d,J=3.05Hz,1H)7.93(s,1H)8.17(s,1H)8.44(s,1H)8.57(s,1H)9.99(s,1H)10.07(s,1H)
【0141】
実施例22
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−イソシアナト−3−トリフルオロメチルベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ 7.31(d,J=7.63Hz,1H)7.43−7.68(m,7H)7.75(d,J=2.75Hz,1H)7.94(s,1H)8.04(s,1H)8.19(s,1H)8.82(s,1H)9.06(s,1H)10.00(s,1H)10.11(s,1H)。
【0142】
実施例23
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりにイソシアナトシクロプロパンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 0.33−0.45(m,2H)0.56−0.68(m,2H)2.52−2.61(m,1H)6.35(d,J=2.71Hz,1H)7.39(d,J=8.82Hz,2H)7.49−7.60(m,3H)7.74(d,J=3.05Hz,1H)7.93(s,1H)8.17(d,J=3.39Hz,1H)8.27(s,1H)10.03(s,2H)。
【0143】
実施例24
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりにイソシアナトシクロペンタンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 1.21−1.45(m,2H)1.45−1.70(m,4H)1.73−1.97(m,2H)3.71−4.11(m,1H)6.11(d,J=7.12Hz,1H)7.36(d,J=8.82Hz,2H)7.44−7.62(m,3H)7.73(d,J=3.05Hz,1H)7.93(s,1H)8.15(s,1H)8.23(s,1H)10.02(s,2H)。
【0144】
実施例25
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに3−イソシアナトチオフェンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.05(dd,J=5.09,1.36Hz,1H)7.21−7.33(m,1H)7.37−7.48(m,3H)7.51−7.66(m,3H)7.75(d,J=3.05Hz,1H)7.93(s,1H)8.17(s,1H)8.62(s,1H)8.90(s,1H)10.00(s,1H)10.07(s,1H)。
【0145】
実施例26
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに2−イソシアナトピリジンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.31(dd,J=8.14,4.75Hz,1H)7.41−7.52(m,2H)7.54−7.67(m,3H)7.75(d,J=3.05Hz,1H)7.87−8.00(m,2H)8.19(dd,J=4.75,1.36Hz,2H)8.61(d,J=2.71Hz,1H)8.81(d,J=5.76Hz,2H)9.98(s,1H)10.09(s,1H)。
【0146】
実施例27
この実施例は、実施例1Gおよび1Fの代わりに、それぞれN−(4−アミノフェニル)ベンズアミドおよび12Dに置き換えることによって、実施例1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.46−7.64(m,4H)7.64−7.84(m,5H)7.89−8.01(m,3H)8.13−8.19(m,1H)9.97(s,1H)10.14(s,1H)10.26(s,1H)。
【0147】
実施例28
この実施例は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−フルオロ−2−イソシアナト−4−メチルベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.28(s,3H)6.64−6.85(m,1H)7.10(dd,J=11.53,8.48Hz,1H)7.46(d,J=9.16Hz,2H)7.54−7.70(m,3H)7.76(d,J=2.71Hz,1H)7.90−8.07(m,2H)8.24(s,1H)8.47(d,J=2.03Hz,1H)9.10(s,1H)10.06(s,1H)10.11(s,1H)。
【0148】
実施例29
この実施例は、実施例1Gおよび1Fの代わりに、それぞれ1−(4−アミノフェニル)−3−(4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル)尿素および12Dに置き換えることによって、実施例1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.66(t,J=7.12Hz,2H)、3.57(t,J=7.12Hz,2H)、7.12(d,J=8.48Hz,2H),7.35(d,J=8.14Hz,2H)、7.45(d,J=9.16Hz,2H)、7.55−7.64(m,3H)、7.80(d,J=3.05Hz,1H)、7.99(s,1H)、8.39(s,1H)、8.61(s,1H)、8.69(s,1H)、10.14(s,1H)、10.24(s,1H)。
【0149】
実施例30
この実施例は、実施例1Gおよび1Fの代わりに、それぞれ実施例10Bおよび12Dに置き換えることによって、実施例1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.69(s,2H)3.59(s,2H)4.63(s,1H)6.83(s,1H)7.06−8.01(m,10H)8.17(s,1H)8.57(s,1H)8.63(s,1H)9.97(s,1H)10.08(s,1H)
【0150】
実施例31
この実施例は、実施例1Gおよび1Fの代わりに、それぞれ1−(4−アミノフェニル)−3−(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)尿素および12Dに置き換えることによって、実施例1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 4.47(s,2H)、6.91(d,J=7.46Hz,1H)、7.13−7.27(m,1H)、7.28−7.36(m,1H)、7.39−7.51(m,3H)、7.55−7.66(m,3H)、7.78(d,J=3.05Hz,1H)、7.97(s,1H)、8.32(s,1H)、8.68(d,J=2.03Hz,2H)、10.12(s,1H)10.16(s,1H)。
【0151】
実施例32A
1−(3−ヒドロキシフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)尿素(1.37g)、Cs2CO3(3.25g)、3−ブロモプロパン−1−オール(1.4mL)のエタノール(30mL)中溶液を30時間還流し、周囲温度まで冷却し、酢酸エチルおよび水の間に分配した。有機抽出物を1N NaOH、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、ろ過し、濃縮した。濃縮物および鉄(2g)、NHCl(0.29g)のエタノール(10mL)/水(10mL)中混合物を24時間還流し、5滴の3N HClで処理し、3時間還流撹拌した。混合物を冷却し、ケイ藻土(セライト(登録商標))を通してろ過した。ろ液を酢酸エチルで抽出し、抽出物を濃縮した。濃縮物を沸騰ジエチルエーテルでトリチュレートし、ろ過した。
【0152】
実施例32B
この実施例は、実施例1Gおよび1Fの代わりに、それぞれ32Aおよび12Dに置き換えることによって、実施例1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 1.77−1.94(m,2H)3.50−3.62(m,2H)4.01(t,J=6.44Hz,2H)4.53(t,J=5.09Hz,1H)6.54(dd,J=8.14,1.70Hz,1H)6.89(d,J=9.16Hz,1H)7.16(t,J=8.14Hz,1H)7.22(t,J=2.03Hz,1H)7.44(d,J=8.82Hz,2H)7.56(d,J=3.39Hz,1H)7.61(d,J=8.82Hz,2H)7.74(d,J=3.05Hz,1H)7.93(s,1H)8.16(s,1H)8.63(d,J=4.41Hz,2H)9.99(s,1H)10.07(s,1H)。
【0153】
実施例33
この実施例は、実施例1Gおよび1Fの代わりに、それぞれ1−(3−アミノフェニル)−3−フェニル尿素および12Dに置き換えることによって、実施例1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 6.97(t,J=7.29Hz,1H)7.19−7.36(m,J=14.24,6.78Hz,5H)7.46(d,J=7.80Hz,2H)7.62(d,J=3.05Hz,1H)7.76(d,J=3.05Hz,1H)7.95(s,2H)8.23(s,1H)8.62(s,1H)8.77(s,1H)9.95(s,1H)10.16(s,1H)。
【0154】
実施例34
この実施例は、実施例1Gおよび1Fの代わりに、それぞれ1−(3−アミノフェニル)−3−m−トリル尿素および12Dに置き換えることによって、実施例1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.28(s,3H)6.79(d,J=7.46Hz,1H)7.07−7.37(m,6H)7.61(d,J=3.05Hz,1H)7.76(d,J=3.05Hz,1H)7.87−8.01(m,2H)8.20(s,1H)8.53(s,1H)8.74(s,1H)9.94(s,1H)10.13(s,1H)。
【0155】
実施例35
この実施例は、実施例1Gおよび1Fの代わりに、それぞれ2−(2−アミノチアゾール−5−イル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドおよび12Dに置き換えることによって、実施例1Hに記載された通りに調製された。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ 3.90(s,2H)6.80−6.98(m,1H)7.23−7.47(m,3H)7.61(d,J=11.60Hz,1H)7.78(s,2H)7.99(s,1H)8.33(s,1H)9.66(s,1H)10.46(s,1H)12.43(s,1H)。
【0156】
実施例36A
3−(モルホリノメチル)アニリン(0.46g)、TEA(0.37mL)およびカルボノクロリド酸4−ニトロフェニル(530mg)のTHF(18mL)中溶液を周囲温度で2時間撹拌し、4−アミノフェニルカルバミン酸tert−ブチル(500mg)および追加のTEA0.37mLで処理した。得られた混合物を周囲温度で48時間撹拌し、水中に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、ろ過し、濃縮した。濃縮物を2%メタノール/ジクロロメタンを用いて、シリカゲルによるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、1−(3−(モルホリノメチル)フェニル)−3−(4−ニトロフェニル)尿素を得て、ジクロロメタン(30mL)に溶解し、氷浴中で冷却し、TFA(1.8mL)で処理した。反応混合物を0℃で30分間および周囲温度で12時間撹拌し、メタノール/トルエンから3回濃縮した。
【0157】
実施例36B
この実施例は、実施例1Gおよび1Fの代わりに、それぞれ36Aおよび12Dに置き換えることによって、実施例1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.31−2.40(m,4H)3.43(s,2H)3.52−3.62(m,4H)6.90(d,J=7.46Hz,1H)7.22(t,J=7.63Hz,1H)7.34(d,J=9.15Hz,1H)7.41−7.50(m,3H)7.53−7.64(m,3H)7.75(d,J=3.05Hz,1H)7.93(s,1H)8.17(s,1H)8.62(s,1H)8.66(s,1H)10.00(s,1H)10.08(s,1H)。
【0158】
実施例37A
表題化合物は、先ず、実施例1Hにおいて実施例1Gおよび1Fの代わりに、それぞれ4−アミノベンジルカルバミン酸tert−ブチルおよび12Dに置換し、実施例1Gに記載されたようにNboc保護基を除去することによって調製された。
【0159】
実施例37B
実施例37A(0.1mmol)およびTEA(0.2mmol)の−20℃のジクロロメタン(3mL)中混合物を1−イソシアナト−3−メチルベンゼン(0.1mmol)で処理し、周囲温度で1時間撹拌し、ろ過した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 2.24(s,3H)4.23−4.39(m,2H)6.56(t,J=5.59Hz,1H)6.71(d,J=6.78Hz,1H)7.01−7.35(m,5H)7.53−7.82(m,4H)7.94(s,1H)8.19(s,1H)8.45(s,1H)9.93(s,1H)10.13(s,1H)。
【0160】
実施例38
この実施例は、1−イソシアナト−3−メチルベンゼンの代わりに、1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンに置き換えることによって、実施例37Bに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 4.29(d,J=5.43Hz,2H)6.43−6.83(m,2H)7.05(d,J=7.80Hz,1H)7.15−7.36(m,3H)7.41−7.81(m,5H)7.94(s,1H)8.19(s,1H)8.80(s,1H)9.93(s,1H)10.13(s,1H)。
【0161】
実施例39
この実施例は、実施例37Aにおいて4−アミノベンジルカルバミン酸tert−ブチルの代わりに3−アミノベンジルカルバミン酸tert−ブチルに置き換え、実施例37Bにおいて1−イソシアナト−3−メチルベンゼンの代わりに1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンに置き換えることによって、実施例37に記載された通りに調製された。4H NMR(400MHz,DMSO−d)δ 4.32(d,J=5.22Hz,2H)6.62−6.81(m,2H)7.01−7.13(m,2H)7.18−7.37(m,2H)7.48(d,J=11.97Hz,1H)7.55−7.71(m,3H)7.75(s,1H)7.95(s,1H)8.22(s,1H)8.85(s,1H)9.92(s,1H)10.17(s,1H)。
【0162】
実施例40
この実施例は、実施例37Aにおいて4−アミノベンジルカルバミン酸tert−ブチルの代わりに3−アミノベンジルカルバミン酸tert−ブチルに置き換え、実施例37Bにおいて1−イソシアナト−3−メチルベンゼンの代わりにイソシアナトベンゼンに置き換えることによって、実施例37に記載された通りに調製された。H NMR(500MHz,DMSO−d)δ 4.32(d,J=5.80Hz,2H)6.63(t,J=5.65Hz,1H)6.89(t,J=7.17Hz,1H)7.08(d,J=7.32Hz,1H)7.22(t,J=7.63Hz,2H)7.26−7.47(m,3H)7.53−7.78(m,4H)7.94(s,1H)8.19(s,1H)8.56(s,1H)9.92(s,1H)10.16(s,1H)。
【0163】
実施例41
4−アミノ−N−(3−(((((4−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび4−トリフルオロメチル−イソシアナトベンゼンに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例12Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 4.34(d,J=5.55Hz,2H)6.84(t,J=5.95Hz,1H)7.10(d,J=7.54Hz,1H)7.34(t,J=7.93Hz,1H)7.49−7.76(m,7H)7.82(d,J=2.78Hz,1H)8.01(s,1H)8.50(s,1H)9.05(s,1H)10.24(s,2H)。MS(ESI(+))m/e 470(M+H)
【0164】
実施例42
4−アミノ−N−(3−(((((3,4−ジフルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび1,2−ジフルオロメチル−4−イソシアナトベンゼンに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例12Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 4.32(d,J=5.55Hz,2H)6.77(t,J=5.75Hz,1H)6.94−7.17(m,2H)7.20−7.45(m,2H)7.51−7.75(m,4H)7.82(d,J=3.17Hz,1H)8.02(s,1H)8.52(s,1H)8.85(s,1H)10.24(s,2H)。MS(ESI(+))m/e 438(M+H)
【0165】
実施例43
4−アミノ−N−(3−(((((4−クロロ−2−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび4−クロロ−2−フルオロ−1−イソシアナトベンゼンに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例12Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 4.33(d,J=5.95Hz,2H)7.03−7.24(m,3H)7.28−7.48(m,2H)7.53−7.73(m,3H)7.79(d,J=3.17Hz,1H)7.98(s,1H)8.17(t,J=8.92Hz,1H)8.35(s,1H)8.51(d,J=2.38Hz,1H)10.07(s,1H)10.20(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 454(M+H)
【0166】
実施例44
4−アミノ−N−(3−(((((3−クロロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび3−クロロ−1−イソシアナトベンゼンに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例12Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 4.32(d,J=5.95Hz,2H)6.77(t,J=5.95Hz,1H)6.85−7.00(m,1H)7.02−7.44(m,4H)7.52−7.75(m,4H)7.82(d,J=3.17Hz,1H)8.01(s,1H)8.48(s,1H)8.82(s,1H)10.23(s,2H)。MS(ESI(+))m/e 436(M+H)
【0167】
実施例45
4−アミノ−N−(3−(((((4−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび1−イソシアナト−4−メチルベンゼンに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例12Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 2.21(s,3H)4.31(d,J=5.55Hz,2H)6.58(t,J=5.75Hz,1H)6.93−7.15(m,3H)7.21−7.40(m,3H)7.52−7.74(m,3H)7.81(d,J=3.17Hz,1H)8.01(s,1H)8.44(s,1H)8.48(s,1H)10.23(s,2H)。MS(ESI(+))m/e 416(M+H)
【0168】
実施例46
4−アミノ−N−(3−(((((4−クロロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび4−クロロ−1−イソシアナトベンゼンに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例12Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 4.32(d,J=5.76Hz,2H)6.70(t,J=5.76Hz,1H)7.09(d,J=7.46Hz,1H)7.18−7.51(m,5H)7.54−7.75(m,3H)7.81(d,J=3.05Hz,1H)8.01(s,1H)8.48(d,J=2.03Hz,1H)8.74(s,1H)10.22(s,2H)。MS(ESI(+))m/e 436(M+H)
【0169】
実施例47
4−アミノ−N−(3−(((((4−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび4−フルオロ−1−イソシアナトベンゼンに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例12Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 4.32(d,J=5.76Hz,2H)6.64(t,J=5.93Hz,1H)6.97−7.15(m,3H)7.26−7.47(m,3H)7.57−7.71(m,3H)7.82(d,J=3.05Hz,1H)8.01(s,1H)8.49(s,1H)8.61(s,1H)10.23(s,2H)。MS(ESI(+))m/e 420(M+H)
【0170】
実施例48
4−アミノ−N−(3−((((ピリジン−3−イルアミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび3−イソシアナトピリジンに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例12Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 4.36(d,J=5.76Hz,2H)7.10(d,J=8.14Hz,1H)7.21−7.49(m,2H)7.51−7.88(m,5H)7.99(s,1H)8.14−8.31(m,1H)8.39(d,J=5.09Hz,2H)9.01(d,J=2.37Hz,1H)9.58(s,1H)10.07(s,1H)10.20(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 403(M+H)
【0171】
実施例49
4−アミノ−N−(3−(((((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび4−ジフルオロメトキシ−1−イソシアナトベンゼンに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例12Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 4.31(d,J=5.76Hz,2H)6.66(t,J=5.93Hz,1H)6.84(s,1H)6.98−7.20(m,3H)7.19−7.86(m,7H)7.94(s,1H)8.23(s,1H)8.68(s,1H)9.93(s,1H)10.17(s,1H)MS(ESI(+))m/e 468(M+H)
【0172】
実施例50
4−アミノ−N−(3−(((((2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび2,4−ジフルオロ−1−イソシアナトベンゼンに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例12Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 4.33(d,J=5.76Hz,2H)6.86−7.13(m,3H)7.14−7.43(m,2H)7.56−7.82(m,4H)7.94(s,1H)7.95−8.14(m,1H)8.21(s,1H)8.36(d,J=2.03Hz,1H)9.92(d,J=5.09Hz,1H)10.16(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 438(M+H)
【0173】
実施例51
4−アミノ−N−(3−(((((2,5−ジフルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび1,4−ジフルオロ−2−イソシアナトベンゼンに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例12Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 4.34(d,J=5.76Hz,2H)6.52−6.83(m,1H)6.97−7.44(m,4H)7.54−7.82(m,4H)7.94(s,1H)8.00−8.11(m,1H)8.20(s,1H)8.63(s,1H)9.91(s,1H)10.16(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 438(M+H)
【0174】
実施例52
4−アミノ−N−(4−((((4−クロロ−2−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに4−クロロ−2−フルオロ−1−イソシアナトベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.23(d,J=9.16Hz,1H)7.36−7.68(m,6H)7.75(d,J=3.05Hz,1H)7.93(s,1H)8.19(t,J=8.82Hz,2H)8.62(s,1H)9.08(s,1H)9.97(s,1H)10.09(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 440(M+H)
【0175】
実施例53
4−アミノ−N−(4−((((4−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに4−トリフルオロメチル−1−イソシアナトベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例12Dに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 7.41−7.72(m,9H)7.75(d,J=3.05Hz,1H)7.94(s,1H)8.17(s,1H)8.80(s,1H)9.08(s,1H)9.98(s,1H)10.09(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 456(M+H)
【0176】
実施例54
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(4−((((3−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
【0177】
実施例54A
8−アミノ−3−シクロプロピルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボン酸
表題化合物は、実施例1Aにおいて酢酸の代わりにシクロプロパンカルボン酸に置き換えることによって実施例1A−1Fに記載された通りに調製された。
【0178】
実施例54B
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(4−((((3−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えた以外は、実施例1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.87−1.28(m,4H)2.19−2.45(m,1H)6.60−6.91(m,1H)7.04−7.59(m,7H)7.58−7.90(m,3H)8.74(s,1H)8.90(s,1H)9.21(s,1H)9.96(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 446(M+H)
【0179】
実施例55
8−アミノ−N−(4−((アニリノカルボニル)アミノ)フェニル)−3−シクロプロピルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりにイソシアナトベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.87−1.32(m,4H)2.15−2.42(m,1H)6.96(t,J=7.29Hz,1H)7.11−7.59(m,8H)7.59−7.86(m,3H)8.64(d,J=2.03Hz,2H)9.17(s,1H)9.94(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 428(M+H)
【0180】
実施例56
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(4−((((3−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−イソシアナト−3−メチルベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.85−1.41(m,4H)2.28(s,3H)2.29−2.45(m,1H)6.78(d,J=7.14Hz,1H)7.00−7.54(m,7H)7.59−7.85(m,3H)8.57(s,1H)8.64(s,1H)9.15(s,1H)9.94(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 442(M+H)
【0181】
実施例57
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(4−((((2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−フルオロ−2−イソシアナト−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.84−1.29(m,4H)2.16−2.45(m,1H)7.20(d,J=3.73Hz,1H)7.30−7.64(m,5H)7.66−8.03(m,3H)8.63(dd,J=7.29,2.20Hz,1H)8.87(d,J=2.71Hz,1H)9.16(s,2H)9.98(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 514(M+H)
【0182】
実施例58
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(4−((((4−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに1−イソシアナト−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 1.01−1.33(m,4H)2.46−2.62(m,1H)7.22(d,J=5.52Hz,1H)7.50(d,J=8.90Hz,2H)7.56−7.81(m,6H)7.99(d,J=5.83Hz,1H)8.99(s,1H)9.24(s,2H)10.33(s,1H)10.92(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 496(M+H)
【0183】
実施例59
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(3−((((ピリジン−3−イルアミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに3−イソシアナトピリジンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 1.16(s,4H)2.22−2.43(m,1H)6.93−8.01(m,9H)8.20(s,1H)8.64(s,1H)9.01(d,J=19.03Hz,2H)10.14(s,2H)。MS(ESI(+))m/e 429(M+H)
【0184】
実施例60
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(4−((((3−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)−3−メチルフェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルの代わりに4−アミノ−3−メチルフェニルカルバミン酸tert−ブチルに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 1.01−1.15(m,4H)2.26(s,3H)2.29−2.41(m,1H)6.63−6.85(m,1H)7.10(d,J=7.54Hz,1H)7.20(d,J=4.76Hz,1H)7.24−7.36(m,1H)7.46−7.62(m,2H)7.62−7.76(m,3H)7.98(s,1H)9.17(s,1H)9.90(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 460(M+H)
【0185】
実施例61
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(4−((((2−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)−3−メチルフェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンおよび(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルの代わりに、それぞれ1−フルオロ−2−イソシアナトベンゼンおよび4−アミノ−3−メチルフェニルカルバミン酸tert−ブチルに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ pm 0.98−1.30(m,4H)2.10−2.37(m,4H)6.88−7.34(m,4H)7.52−7.70(m,2H)7.75−7.90(m,1H)7.93−8.06(m,1H)8.11−8.27(m,1H)8.28−8.49(m,1H)8.71−9.26(m,2H)10.24(s,1H)10.77(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 460(M+H)
【0186】
実施例62
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(3−メチル−4−((((4−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンおよび(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルの代わりに、それぞれ1−イソシアナト−4−トリフルオロメチルベンゼンおよび4−アミノ−3−メチルフェニルカルバミン酸tert−ブチルに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.96−1.30(m,4H)2.04−2.37(m,4H)7.02−7.34(m,1H)7.51−7.83(m,7H)7.89−8.04(m,1H)8.13(s,1H)9.11(s,1H)9.44(s,1H)10.27(s,1H)10.84(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 510(M+H)
【0187】
実施例63
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(3−((((3−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルの代わりに(3−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.80−1.26(m,4H)2.14−2.45(m,1H)6.50−6.87(m,1H)7.05−7.60(m,8H)7.74(d,J=4.75Hz,1H)8.00(s,1H)8.83(d,J=3.05Hz,2H)9.15(s,1H)9.96(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 446(M+H)
【0188】
実施例64
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(3−(((((3−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルの代わりに3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって、実施例1G−Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.86−1.28(m,4H)2.16−2.44(m,1H)4.31(d,J=5.76Hz,2H)6.47−6.90(m,2H)6.94−7.55(m,7H)7.57−7.97(m,3H)8.82(s,1H)9.16(s,1H)10.01(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 460(M+H)
【0189】
実施例65
8−アミノ−N−(3−(((((4−クロロ−2−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)−3−シクロプロピルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび4−クロロ−2−フルオロ−1−イソシアナトベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって、実施例1G−Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.58−1.50(m,4H)2.17−2.43(m,1H)4.33(d,J=5.76Hz,2H)6.89−7.53(m,7H)7.59−7.90(m,3H)8.18(t,J=8.98Hz,1H)8.52(d,J=2.03Hz,1H)9.12(s,1H)10.02(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 494(M+H)
【0190】
実施例66
8−アミノ−N−(3−(((アニリノカルボニル)アミノ)メチル)フェニル)−3−シクロプロピルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよびイソシアナトベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって、実施例1G−Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.84−1.33(m,4H)2.14−2.44(m,1H)4.31(d,J=5.76Hz,2H)6.62(t,J=5.93Hz,1H)6.89(t,J=7.46Hz,1H)7.07(d,J=7.80Hz,1H)7.15−7.53(m,7H)7.54−8.00(m,3H)8.54(s,1H)9.06(s,1H)10.00(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 442(M+H)
【0191】
実施例67
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(3−(((((3,4−ジフルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび3,4−ジフルオロ−1−イソシアナトベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって実施例1G−Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.82−1.41(m,4H)2.21−2.44(m,1H)4.31(d,J=5.76Hz,2H)6.73(t,J=5.93Hz,1H)6.90−7.13(m,1H)7.14−7.46(m,5H)7.50−7.95(m,4H)8.81(s,1H)9.20(s,1H)10.00(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 478(M+H)
【0192】
実施例68
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(3−(((((2−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
【0193】
実施例68A
8−アミノ−N−(3−(アミノメチル)フェニル)−3−シクロプロピルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、先ず、実施例1Hにおいて、実施例1Gおよび実施例1Fの代わりに、それぞれ3−アミノベンジルカルバミン酸tert−ブチルおよび実施例54Aに置き換え、続いて実施例1Gに記載されたように、TFAで処理することによってNBoc保護基を除去することによってビス−トリフルオロ酢酸塩として調製された。MS(ESI(+))m/e 323(M+H)
【0194】
実施例68B
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(3−(((((2−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、1−イソシアナト−3−メチルベンゼンおよび実施例37Aの代わりに、それぞれ1−フルオロ−2−イソシアナトベンゼンおよび実施例68Aに置き換えることによって、実施例37Bに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 1.13−1.41(m,4H)2.36−2.63(m,1H)4.34(d,J=5.52Hz,2H)6.94(s,1H)7.01−7.29(m,5H)7.37(t,J=7.67Hz,1H)7.57−7.85(m,2H)7.99(d,J=5.52Hz,1H)8.06−8.28(m,1H)8.39(d,J=1.84Hz,1H)9.26(s,1H)10.39(s,1H)10.83(s,1H)
MS(ESI(+))m/e 460(M+H)
【0195】
実施例69
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(3−(((((4−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、1−イソシアナト−3−メチルベンゼンおよび実施例37Aの代わりに、それぞれ1−フルオロ−4−イソシアナトベンゼンおよび実施例68Aに置き換えることによって、実施例37Bに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 1.07−1.36(m,4H)2.38−2.60(m,1H)4.32(d,J=5.83Hz,2H)6.73(t,J=5.68Hz,1H)6.94−7.56(m,7H)7.58−7.89(m,2H)7.99(d,J=5.83Hz,1H)8.68(s,1H)9.33(s,1H)10.37(s,1H)10.82(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 460(M+H)
【0196】
実施例70
8−アミノ−N−(3−(((((3−クロロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)−3−シクロプロピルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、1−イソシアナト−3−メチルベンゼンおよび実施例37Aの代わりに、それぞれ1−クロロ−3−イソシアナトベンゼンおよび実施例68Aに置き換えることによって、実施例37Bに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 1.13−1.33(m,4H)2.31−2.49(m,1H)4.32(d,J=5.83Hz,2H)6.82(t,J=6.14Hz,1H)6.89−7.01(m,1H)7.06−7.27(m,4H)7.36(t,J=7.83Hz,1H)7.52−7.86(m,3H)7.97(d,J=5.52Hz,1H)8.86(s,1H)9.09(s,1H)10.35(s,1H)10.69(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 476(M+H)
【0197】
実施例71
8−アミノ−N−(3−(((((4−クロロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)−3−シクロプロピルイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、1−イソシアナト−3−メチルベンゼンおよび実施例37Aの代わりに、それぞれ1−クロロ−4−イソシアナトベンゼンおよび実施例68Aに置き換えることによって、実施例37Bに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.99−1.41(m,4H)2.24−2.48(m,1H)4.32(d,J=5.76Hz,2H)6.74(t,J=5.76Hz,1H)7.03−7.56(m,7H)7.59−7.85(m,2H)8.00(d,J=5.76Hz,1H)8.78(s,1H)9.24(s,1H)10.40(s,1H)10.86(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 476(M+H)
【0198】
実施例72
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(4−(((ピリジン−3−イルアミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、1−イソシアナト−3−メチルベンゼンおよび実施例37Aの代わりに、それぞれ3−イソシアナトピリジンおよび実施例68Aに置き換えることによって、実施例37Bに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.79−1.39(m,4H)2.17−2.43(m,1H)4.33(d,J=5.83Hz,2H)6.80(t,J=5.83Hz,1H)6.95−7.56(m,5H)7.57−7.84(m,3H)7.82−8.00(m,1H)8.12(d,J=3.68Hz,1H)8.55(d,J=2.15Hz,1H)8.77(s,1H)9.05(s,1H)10.00(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 443(M+H)
【0199】
実施例73
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(3−(((フェニルスルホニル)アミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
実施例68A(0.102g)のDMF3mL中溶液をトリエチルアミン(0.112ml、0.800mmol)およびベンゼンスルホニルクロライド(0.026ml、0.200mmol)で処理し、室温で一晩撹拌し、次いで水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出物を洗浄し(ブライン)、乾燥させ(MgSO)、濃縮乾燥させ、分取HPLCで精製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 1.01−1.29(m,4H)2.34−2.58(m,1H)3.98(d,J=5.95Hz,2H)7.04(d,J=7.54Hz,1H)7.19−7.36(m,2H)7.48−7.69(m,4H)7.72(s,1H)7.77−7.91(m,2H)7.98(d,J=5.55Hz,1H)8.18(t,J=6.35Hz,1H)9.08(s,1H)10.32(s,1H)10.69(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 463(M+H)
【0200】
実施例74
8−アミノ−3−(3−(エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ)−3−オキソプロピル)−N−(3−(((((4−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
【0201】
実施例74A
エチル3−(8−クロロ−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)プロパノエート
表題化合物は、実施例1Aにおいて酢酸の代わりに4−エトキシ−4−オキソブタン酸に置き換えること以外は、実施例1A−1Cに記載された通りに調製された。MS(ESI(+))m/e 380(M+H)
【0202】
実施例74B
3−(8−クロロ−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)プロパン酸
実施例74A(1.96g)のテトラヒドロフラン(5mL)およびエタノール(1mL)中溶液を2N LiOH(5.16ml)で処理し、室温で3時間撹拌し、次いで3N HClでpH3−4まで中和した。混合物を酢酸エチルで抽出した。抽出物を洗浄し(ブライン)、乾燥させ(MgSO)、濃縮乾燥させて、表題化合物を得た。MS(ESI(+))m/e 352(M+H)
【0203】
実施例74C
3−(8−アミノ−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−N−エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロパンアミド
実施例74B(1.3g)、2−(エチルアミノ)エタノール(0.363g)、1−エチル−3−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−カルボジイミド塩酸塩(0.78g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(0.623g)、およびN−メチルモルホリン(0.748g)の5mLDMF中混合物を室温で10時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた抽出物を洗浄し(ブライン)、乾燥させ(MgSO)、濃縮した。残渣を0−4%メタノール/CHCl用いて、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して、3−(8−(1H−ベンゾ(d)(1,2,3)トリアゾール−1−イルオキシ)−1−ヨードイミダゾ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−N−エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロパンアミドを得た。MS(ESI(+))m/e 522(M+H)。この生成物をメタノール中の7Nアンモニア(15ml)と共に高圧チューブに入れ、60℃で一晩加熱し、次いで濃縮乾燥させた。残渣を0−10%メタノール/CHClを用いて、フラッシュカラムによって精製して、表題化合物を得た。MS(ESI(+))m/e 404(M+H)
【0204】
実施例74D
8−アミノ−3−(3−(エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ)−3−オキソプロピル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボン酸
表題化合物は、実施例1Eにおいて、実施例1Dの代わりに実施例74Cに置き換えて、実施例1E−1Fに記載された通りに調製された。
【0205】
実施例74E
8−アミノ−3−(3−(エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ)−3−オキソプロピル)−N−(3−(((((4−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ、3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび4−トリフルオロメチル−イソシアナトベンゼンに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例74Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.70−1.45(m,3H)2.86−3.15(m,2H)3.09−3.92(m,8H)4.34(d,J=6.14Hz,2H)6.86(t,J=5.68Hz,1H)7.12−7.27(m,2H)7.37(t,J=7.83Hz,1H)7.52−7.71(m,5H)7.77(s,1H)7.89(t,J=5.83Hz,1H)9.06(s,2H)10.45(d,J=7.37Hz,1H)10.74(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 613(M+H)
【0206】
実施例75
8−アミノ−N−(3−(((((4−クロロ−2−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)−3−(3−(エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ)−3−オキソプロピル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび4−クロロ−2−フルオロ−1−イソシアナトベンゼンに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例74Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.73−1.40(m,3H)2.84−3.89(m,10H)4.26−4.45(m,2H)4.86(s,1H)7.00−7.54(m,6H)7.55−7.97(m,3H)8.17(t,J=8.82Hz,1H)8.52(d,J=2.37Hz,1H)9.04(s,1H)10.47(d,J=5.43Hz,1H)10.70(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 597(M+H)
【0207】
実施例76
8−アミノ−3−(3−(エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ)−3−オキソプロピル)−N−(3−(((((3−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルの代わりに3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルに置き換え、次いで実施例1Hに記載されたように、この生成物を実施例74Dと反応させることによって調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.84−1.30(m,3H)2.82−4.00(m,10H)4.27−4.42(m,2H)4.87(s,1H)6.53−6.87(m,2H)6.96−7.56(m,6H)7.59−8.01(m,3H)8.87(s,1H)9.12(s,1H)10.47(d,J=5.43Hz,1H)10.76(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 563(M+H)
【0208】
実施例77
8−アミノ−3−(3−(エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ)−3−オキソプロピル)−N−(4−((((3−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Fの代わりに実施例74Dに置き換えることによって、実施例1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.73−1.33(m,3H)2.82−4.08(m,10H)4.97(s,1H)6.59−6.88(m,1H)7.02−7.40(m,3H)7.42−7.60(m,3H)7.60−7.84(m,2H)7.83−8.09(m,1H)8.84(s,1H)8.97(s,2H)10.44(d,J=2.71Hz,1H)10.84(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 549(M+H)
【0209】
実施例78
8−アミノ−3−シクロプロピル−N−(3−(((((4−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)イミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキサミド
表題化合物は、実施例1Gにおいて、(4−アミノフェニル)カルバミン酸tert−ブチルエステルおよび1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンの代わりに、それぞれ3−(アミノメチル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルおよび1−イソシアナト−4−トリフルオロメチル−ベンゼンに置き換え、実施例1Hにおいて、実施例1Fの代わりに実施例54Aに置き換えることによって、実施例1G−1Hに記載された通りに調製された。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ ppm 0.89−1.28(m,4H)2.17−2.42(m,1H)4.33(d,J=5.55Hz,2H)6.81(t,J=5.75Hz,1H)7.08(d,J=7.93Hz,1H)7.20(d,J=5.16Hz,1H)7.32(t,J=7.93Hz,1H)7.45−7.93(m,7H)9.02(s,1H)10.01(s,1H)。MS(ESI(+))m/e 510(M+H)
【0210】
前述のものは、本発明を例示することが意図されるが、本発明を限定するものではない。当業者には明らかである変形および変更は、特許請求の範囲で定義された本発明の範囲内に入るものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iを有する化合物
【化1】

または治療的に許容されるこれらの塩[式中、
は、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHC(O)NHR、NHC(O)N(R、NRC(O)NHR、NRC(O)N(R、SONHR、SON(R、NHSO、NRSO、OC(O)OR、NHC(O)OR、NRC(O)ORまたはRであり;
およびCは独立に、H、R、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHC(O)NHR、NHC(O)N(R、NRC(O)NHR、NRC(O)N(R、SONHR、SON(R、NHSO、NRSO、OC(O)OR、NHC(O)OR、NRC(O)ORまたはRであり;ここで、
は、R、RまたはRであり;
は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR2Aと縮合されたフェニルであり;R2Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシロアルケンであり;
は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR3Aと縮合されたヘテロアリールであり;R3Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれは、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR4Aと縮合されており;R4Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
は、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、これらのそれぞれは、非置換であるまたは1、2、3、4もしくは5個の独立に選択されたR、OR、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、C(O)R、C(O)NH、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHSO、NRSO、NHC(O)OR、NRC(O)OR、SONH、SONHR、SON(R、NHC(O)NH、NHC(O)R、NHC(O)N(R、NRC(O)N(R、OH、(O)、C(O)OH、CN、CF、OCF、CFCF、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
は、R、RまたはRであり;
は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR7Aと縮合されたフェニルであり;R7Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR8Aと縮合されたヘテロアリールであり;R8Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれは、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR9Aと縮合されており;R9Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
ここで、それぞれの前述の環状部分は独立に、非置換であるまたは1個もしくは2個もしくは3個もしくは4個もしくは5個の独立に選択されたR30、OR30、OCH30、SR30、S(O)R30、SO30、C(O)R30、CO(O)R30、OC(O)R30、OC(O)OR30、NO、NH、NHR30、N(R30、C(O)NH、C(O)NHR30、C(O)N(R30、NHC(O)R30、NHC(O)NHR30、NHC(O)N(R30、NR30C(O)NHR30、NR30C(O)N(R30、C(O)NHOH、C(O)NHOR30、C(O)NHSO30、C(O)NR30SO30、SONH、SONHR30、SON(R30、CF、CFCF、C(O)H、C(O)OH、C(N)NH、C(N)NHR30、C(N)N(R30、CNOH、CNOCH、OH、(O)、N、CF、CFCF、OCF、OCFCF、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
30は、R31、R32、R33またはR34であり;
31は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR31Aと縮合されたフェニルであり;R31Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
32は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR32Aと縮合されたヘテロアリールであり;R32Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
33は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれは、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR33Aと縮合されており;R33Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
34は、アルキル、アルケニルまたはアルケニルであり、これらのそれぞれは、非置換であるまたは1、2、3、4もしくは5個の独立に選択されたR35、OR35、SR35、S(O)R35、SO35、NH、NHR35、N(R35、C(O)R35、C(O)NH、C(O)NHR35、C(O)N(R35、NHC(O)R35、NR35C(O)R35、NHSO35、NR35SO35、NHC(O)OR35、NR35C(O)OR35、SONH、SONHR35、SON(R35、NHC(O)NH、NHC(O)NHR35、NHC(O)N(R35、NR35C(O)N(R35、OH、(O)、C(O)OH、CN、CF、OCF、CFCF、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
35は、R36、R37、R38またはR39であり;
36は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR36Aと縮合されたフェニルであり;R36Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
37は、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR37Aと縮合されたヘテロアリールであり;R37Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
38は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれは、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR38Aと縮合されており;R38Aは、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
39は、アルキル、アルケニルまたはアルケニルであり、これらのそれぞれは、非置換であるまたはR40で置換されており;
40は、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロシクロアルキルであり;
ここで、R31、R32、R33、R36、R37およびR38で表される部分は独立に、非置換であるまたは1個もしくは2個もしくは3個の独立に選択されたF、Cl、Br、I、OH、(O)OH、NO、NH、CF、OCF、OH、R45、OR45、SR45、S(O)R45、SO45、C(O)NHR45、C(O)N(R45、NHC(O)R45、NR45C(O)R45、NHC(O)NHR45、NHC(O)N(R45、NR45C(O)NHR45、NR45C(O)N(R45、SONHR45、SON(R45、NHSO45、NRSO45、OC(O)OR45、NHC(O)OR45もしくはNR45C(O)OR45で置換されており;
45は、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、これらのそれぞれは、非置換であるまたは1個もしくは2個もしくは3個の独立に選択されたR50、F、Cl、Br、I、OH、C(O)OH、NOもしくはNHで置換されており;
50は、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロシクロアルキルである。]。
【請求項2】
が、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHC(O)NHR、NHC(O)N(R、NRC(O)NHR、NRC(O)N(R、SONHR、SON(R、NHSO、NRSO、OC(O)OR、NHC(O)OR、NRC(O)ORまたはRであり;
およびCが独立に、H、R、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHC(O)NHR、NHC(O)N(R、NRC(O)NHR、NRC(O)N(R、SONHR、SON(R、NHSO、NRSO、OC(O)OR、NHC(O)OR、NRC(O)ORまたはRであり;ここで、
が、R、RまたはRであり;
が、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR2Aと縮合されたフェニルであり;R2Aが、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシロアルケンであり;
が、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR3Aと縮合されたヘテロアリールであり;R3Aが、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
が、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれが、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR4Aと縮合されており;R4Aが、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
が、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、これらのそれぞれが、非置換であるまたは1、2、3、4もしくは5個の独立に選択されたR、OR、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、C(O)R、C(O)NH、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHSO、NRSO、NHC(O)OR、NRC(O)OR、SONH、SONHR、SON(R、NHC(O)NH、NHC(O)R、NHC(O)N(R、NRC(O)N(R、OH、(O)、C(O)OH、CN、CF、OCF、CFCF、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
が、R、RまたはRであり;
が、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR7Aと縮合されたフェニルであり;R7Aが、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
が、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR8Aと縮合されたヘテロアリールであり;R8Aが、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
が、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれが、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR9Aと縮合されており;R9Aが、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
ここで、それぞれの前述の環状部分が独立に、非置換であるまたはR30、NHC(O)R30、NHC(O)NHR30、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
30が、R31、R32、R33またはR34であり;
31が、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR31Aと縮合されたフェニルであり;R31Aが、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
32が、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR32Aと縮合されたヘテロアリールであり;R32Aが、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
33が、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれが、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR33Aと縮合されており;R33Aが、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
34が、アルキル、アルケニルまたはアルケニルであり、これらのそれぞれが、非置換であるまたは1、2、3、4もしくは5個の独立に選択されたR35、OR35、SR35、S(O)R35、SO35、NH、NHR35、N(R35、C(O)R35、C(O)NH、C(O)NHR35、C(O)N(R35、NHC(O)R35、NR35C(O)R35、NHSO35、NR35SO35、NHC(O)OR35、NR35C(O)OR35、SONH、SONHR35、SON(R35、NHC(O)NH、NHC(O)NHR35、NHC(O)N(R35、NR35C(O)N(R35、OH、(O)、C(O)OH、CN、CF、OCF、CFCF、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
35が、R36、R37、R38またはR39であり;
36が、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR36Aと縮合されたフェニルであり;R36Aが、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
37が、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR37Aと縮合されたヘテロアリールであり;R37Aが、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
38が、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらのそれぞれが、非縮合であるまたはベンゼン、ヘテロアレーンもしくはR38Aと縮合されており;R38Aが、シクロアルカン、シクロアルケン、ヘテロシクロアルカンまたはヘテロシクロアルケンであり;
39が、アルキル、アルケニルまたはアルケニルであり、これらのそれぞれが、非置換であるまたはR40で置換されており;
40が、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロシクロアルキルであり;
ここで、R31、R32、R33、R36、R37およびR38で表される部分が独立に、非置換であるまたは1個もしくは2個の独立に選択されたF、Cl、Br、I、CF、OCF、R45もしくはOR45で置換されており;
45が、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、これらのそれぞれが、非置換であるまたは1個もしくは2個もしくは3個の独立に選択されたR50、F、Cl、Br、I、OH、C(O)OH、NOもしくはNHで置換されており;
50が、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロシクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHC(O)NHR、NHC(O)N(R、NRC(O)NHR、NRC(O)N(R、SONHR、SON(R、NHSO、NRSO、OC(O)OR、NHC(O)OR、NRC(O)ORまたはRであり;
およびCが独立に、H、R、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHC(O)NHR、NHC(O)N(R、NRC(O)NHR、NRC(O)N(R、SONHR、SON(R、NHSO、NRSO、OC(O)OR、NHC(O)OR、NRC(O)ORまたはRであり;ここで、
が、R、RまたはRであり;
がフェニルであり;
がヘテロアリールであり;
が、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり;
が、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、これらのそれぞれが、非置換であるまたは1、2、3、4もしくは5個の独立に選択されたR、OR、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、C(O)R、C(O)NH、C(O)NHR、C(O)N(R、NHC(O)R、NRC(O)R、NHSO、NRSO、NHC(O)OR、NRC(O)OR、SONH、SONHR、SON(R、NHC(O)NH、NHC(O)R、NHC(O)N(R、NRC(O)N(R、OH、(O)、C(O)OH、CN、CF、OCF、CFCF、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
が、R、RまたはRであり;
がフェニルであり;
がヘテロアリールであり;
が、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり;
ここで、それぞれの前述の環状部分が独立に、非置換であるまたはR30、NHC(O)R30、NHC(O)NHR30、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
30が、R31、R32、R33またはR34であり;
31がフェニルであり;
32がヘテロアリールであり;
33が、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり;
34が、アルキル、アルケニルまたはアルケニルであり、これらのそれぞれが、非置換であるまたは1、2、3、4もしくは5個の独立に選択されたR35、OR35、SR35、S(O)R35、SO35、NH、NHR35、N(R35、C(O)R35、C(O)NH、C(O)NHR35、C(O)N(R35、NHC(O)R35、NR35C(O)R35、NHSO35、NR35SO35、NHC(O)OR35、NR35C(O)OR35、SONH、SONHR35、SON(R35、NHC(O)NH、NHC(O)NHR35、NHC(O)N(R35、NR35C(O)N(R35、OH、(O)、C(O)OH、CN、CF、OCF、CFCF、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
35が、R36、R37、R38またはR39であり;
36がフェニルであり;
37がヘテロアリールであり;
38が、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり;
39が、アルキル、アルケニルまたはアルケニルであり、これらのそれぞれが、非置換であるまたはR40で置換されており;
40が、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロシクロアルキルであり;
ここで、R31、R32、R33、R36、R37およびR38で表される部分が独立に、非置換であるまたは1個もしくは2個の独立に選択されたF、Cl、Br、I、CF、OCF、R45もしくはOR45で置換されており;
45が、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、これらのそれぞれが、非置換であるまたは1個もしくは2個もしくは3個の独立に選択されたR50、F、Cl、Br、I、OH、C(O)OH、NOもしくはNHで置換されており;
50が、フェニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロシクロアルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
がC(O)NHRであり;
およびCが独立に、Hであり;ここで、
が、RまたはRであり;
がフェニルであり;
がヘテロアリールであり;
ここで、それぞれの前述の環状部分が独立に、非置換であるまたはR30、NHC(O)R30、NHC(O)NHR30、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
30が、R31、R32、R33またはR34であり;
31がフェニルであり;
32がヘテロアリールであり;
33がシクロアルキルであり;
34がアルキルであり、これが、非置換であるまたはC(O)NHR35、NHC(O)NHR35、F、Cl、BrもしくはIで置換されており;
35が、R36またはR37であり;
36がフェニルであり;
37がヘテロアリールであり;
ここで、R31およびR36で表される部分が独立に、非置換であるまたは1個もしくは2個の独立に選択されたF、Cl、Br、I、CF、OCF、R45もしくはOR45で置換されており;
45がアルキルであり、これが、非置換であるまたはR50、F、Cl、Br、IもしくはOHで置換されており;
50がヘテロシクロアルキルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
化合物が、
4−アミノ−N−(4−((((3−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((4−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((2−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((アニリノカルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3,5−ジメチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((4−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((2−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((4−メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(((シクロプロピルアミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(((シクロペンチルアミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(((チエン−3−イルアミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(((ピリジン−3−イルアミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(ベンゾイルアミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((2−フルオロ−5−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−(2−ヒドロキシエチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−(3−ヒドロキシプロポキシ)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(3−((アニリノカルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(3−((((3−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(5−(2−((3−フルオロフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−((((3−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(((((3−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(4−(((((3−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(3−(((((3−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド、
4−アミノ−N−(3−(((アニリノカルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド
4−アミノ−N−(3−(((((4−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((3,4−ジフルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((4−クロロ−2−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((3−クロロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((4−メチルフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((4−クロロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((4−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−((((ピリジン−3−イルアミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((2,4−ジフルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(3−(((((2,5−ジフルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)メチル)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(4−((((4−クロロ−2−フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;もしくは
4−アミノ−N−(4−((((4−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)アミノ)フェニル)ピロロ[2,1−f][2,1,4]トリアジン−5−カルボキサミド;
または治療的に許容されるこの塩である、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
添加剤および治療有効量の式Iを有する化合物を含む組成物。
【請求項7】
治療有効量の式Iを有する化合物を哺乳動物に投与するステップを含む、哺乳動物における膀胱癌、乳癌、子宮頚癌、大腸癌、子宮内膜癌、食道癌、肺癌、卵巣癌、膵癌、前立腺癌、直腸癌、皮膚癌、胃癌または甲状腺癌を治療する方法。

【公表番号】特表2011−519924(P2011−519924A)
【公表日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−508473(P2011−508473)
【出願日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際出願番号】PCT/US2008/086336
【国際公開番号】WO2009/136966
【国際公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】