説明

ベビーフードを調製する装置

本発明は乳幼児のために粉末からフードを調製する装置に関わる。哺乳瓶及び吸い口或いはまた他の一連の器具が蒸気チャンバー13で殺菌され得る。上記器具は殺菌過程と関連して蒸気チャンバー13で冷却され得る。飲用に準備された熱湯が望ましい飲用温度まで冷却する冷却ユニット12の中に流入し、粉末が乳幼児用フード用に溶かされる投入ユニット15へ流れ込む。飲料水調製後、管路34、冷却ユニット12、投入ユニット15及び吐出口17は熱湯及び/または冷水ですすぎ洗われる。すすぎ水は吐出口17を通ってリテーナ19へ達する。装置がすすぎ洗われると管路34と冷却ユニット12は蒸気で殺菌される。固体半固体フードは蒸気チャンバー13で加熱が可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前文に記載の粉末からベビーフードを調製する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常粉末からベビーフードを調製する一連の装置は水貯蔵槽で構成され、相当量の水が望ましい温度まで加熱され、そしてサーモスタットによってこの温度に維持される。例えば、水貯蔵槽の上流には水から汚染物質を除去する重力型活性炭濾過器が設けられている。
【0003】
この種の装置はWO99/15056に開示されている。この場合、粉末のベビーフードの迅速な調製のために正確に温度調節されたお湯が常時利用可能であるような仕方で、予め濾過された相当量の水が、例えば紫外線によって殺菌され、そして調節可能な温度まで加熱されてその温度に維持されている。かかる装置はユーザー及び赤ちゃんが過度に熱いお湯で火傷を負うのを防いでいる。
【0004】
もし、加熱されたお湯が長い時間使用されなかったならば、残存する細菌が理想的な温度のもとで増殖し、その結果ベビーフードを汚染する可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ベビーフードを調製する装置をより速く、より安全で、より利用者に使い勝手の良いものにするため、目的に基づいている。飲料用容器の準備と共にフードの調製を広く自動化し、しかも如何なる場合でもフードの無菌状態を保証すべきであるという目的に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的は主に、請求項1の特徴としている部分に記載した特徴によって達成され、他の有利な実施形態は従属する請求項に記載される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明は添付図面に関して詳細に説明される。
【0008】
図1は、本発明の第一の実施形態を概略的に示している。水貯蔵槽1には水道水を充填できる。また本発明の範囲は、新鮮な水の供給が飲料用の水の供給部に直結した形態で実現される別の実施形態も包含している。水貯蔵槽1はそのような実施形態では必要でない。水貯蔵槽1には水位センサー2が設けられ、水位センサー2は、水貯蔵槽1内の水位が最低水位レベルに到達すると、電子制御システム3へその旨の情報を送信し、この電子制御システム3は音響及び/又は光学警告信号を表示ユニット4に出力し、水が再度充たされるまで装置の操作を停止させる。また水位センサー2は例えばいくつかの水位センサー2で構成してもよく、その場合には、制御システム3は複数の水位センサーの信号に基づいて表示ユニット4に現在の充填レベルを出力することができる。いくつかのゼロ次元水位センサー2は、1つの一次元センサーユニット5を集合的に形成してもよい。また充填レベルを連続して計測する単一センサーユニット5を使用することも考えられる。さらに、水貯蔵槽1は完全に或いは一部に透明な材料で構成されてもよく、或いは、水貯蔵槽1の水位レベルを視覚的に確認するために又は例えば目盛りで水位を読み取るために浮きを設けてもよい。水貯蔵槽1の底部に設けられた送水管路は送水ポンプ6に給水する働きをしている。送水ポンプ6は濾過ユニット7を通して水を加熱ユニット8へ汲み上げる。濾過ユニット7は、例えば活性炭を備えて或いは逆浸透原理に従って作動するが、単に交換可能な水フィルターの形で実現されてもよい。濾過ユニット7で濾過された水は加熱ユニット8へ搬送される。この加熱ユニット8は、沸点に近くであるが沸点以下である温度、例えば90℃乃至100℃の間の温度に水を加熱する、例えば電気連続流式ヒーターから成ってもよい。この加熱処理により、濾過を経たにも関らず水の中になおまだ存在するかもしれない全ての病原性細菌が殺菌され、さらに水を殺菌する。
【0009】
加熱ユニット8から送出される水の温度は温度センサー9により計測され、制御システム3へ伝送される。制御システム3からのびまた制御システム3へ通じている電線は概観を良くするために図示されていない。当然制御システム3によって制御される或いは計測データを制御システムへ伝送する各構成要素は、少なくとも1本の電線を通して制御システムに接続される。これは特に全てのセンサー、モーター、ソレノイド弁及び加熱要素に適用される。水の流量、すなわち送水ポンプ6の給水量及び加熱ユニット8の加熱パワーは、一定温度T1で加熱ユニット8から水を送出するように、温度センサー9のデータに基づいて調整され得る。加熱ユニット8から送出されるお湯は、遮断弁10、27により、送水管路35を通して蒸気発生ユニット11へか又は送水管路34を通して冷却ユニット12へ搬送でき、お湯はその後投入ユニット15へ供給される。さらに蒸気発生ユニット11は流入するお湯をその沸点を超過して加熱する。このように作られた蒸気は、蒸気チャンバー13において装置を殺菌するために或いは例えば哺乳瓶及び吸い口を殺菌するために或いは固体又は半固体のベビーフードを加熱するために使用され得る。蒸気チャンバー13は、安全カバー26で密封できる開口を備えている。
【0010】
飲料水を調製する際には、お湯は冷却ユニット12を通して搬送され、調節可能なファンにより制御パネル22で調節され得る例えば20℃乃至45℃の間の飲用できる温度まで空冷される。また冷却ユニット12は一体型の温度センサー14を備え、温度センサー14からの温度データは冷却ユニット12のファン回転速度及び送水ポンプ6の給水量を調節するために制御システム3で用いられ得る。この場合、温度が過度に熱い飲料水のために赤ちゃんが火傷を負ったり熱傷を負うことが起こり得ないように、温度は45℃を決して超え得ないことが保証される。対応して冷却された水(お湯)は送水管路34の伸張部及びバネ負荷型圧力逃し弁21を通して投入ユニット15へ供給される。投入ユニット15において、お湯は粉末ベビーフードの入ったカプセル16を通って流れ、この過程で粉末ベビーフードを溶解し、出来上がった飲料水は吐出口17を介して、準備された飲料用容器18の中へ送り出される。センサー25によって、カプセル16が投入ユニット15に挿置されているか否かを検知することができる。吐出口17の下に設けられたリテーナ19は、流出した或いは溢れ出たお湯または飲料水を収容できるように構成されている。例えばリテーナ19は、飲料用容器18を置くことのできるスクリーンカバー20で覆われている。蒸気チャンバー13はまた送水管路38によってリテーナ19に接続され、この送水管路38は過剰の蒸気(蒸気チャンバー13を殺菌或いは目的となるものを加熱するために使用する際)及び凝縮物を蒸気チャンバー13からリテーナ19へ排出できるようにさせるバネ負荷型圧力逃し弁21を備えている。これは、送水管路38が本質的に蒸気チャンバー13の最も低い位置に設けられている理由である。冷却ユニット12は空気ダクト23を介して蒸気チャンバー13に接続されている。例えば弁或いは摺動ゲートの形態の止め部材24は、空気ダクト23内に設けられ、蒸気チャンバー13で一連の器具を滅菌した後に手動或いは自動で開放され得、その後冷却ユニット12は冷却空気を蒸気チャンバー13の中に送り込む。蒸気チャンバー13の安全カバー26はこの過程中、開かれている。
【0011】
また、本発明の装置は、表示ユニット4に加えて、少なくとも1つの制御パネル22を備えていることを特徴としている。制御パネル22は、装置のユーザーがデータ及び命令を制御システム3へ入力できるようにするために、例えば複数のボタン、スイッチ、コントローラー、又はその他の入力装置を備えている。本装置の制御パネル22は、例えば本装置を作動及び非作動状態に切り換えたり、或いは飲料水の設定温度を選択したりできるようにしている。表示ユニット4は、例えば多色の発光ダイオード及び/又は液晶表示装置をから成り得る。しかし、表示ユニット4はまた音響信号発生装置から成ってもよい。当業者には、モニター或いは他の視覚的及び/または音響的信号伝達装置によって、動作状態を表示しかつ入力データの視覚化及び認識するための他の複数の選択肢があることがわかる。例えば、タッチスクリーンを活用することで表示ユニット4及び制御パネル22を全体的に或いは部分的に単一ユニットに結合することも考えられる。
【0012】
制御システム3は、全てのセンサーの電気信号を受けて処理し、例えば送水ポンプ6、遮断弁10、27、加熱ユニット8におけるファン及び加熱要素、並びに蒸気発生ユニット11のような全ての作動装置を制御している。制御システム3は、本質的には、非揮発性データメモリ例えば制御プログラムを包含している書き換え可能なデータメモリ付きのマイクロプロセッサー、及び現在操作中のパラメータ例えば温度データのための中間記憶用揮発性ランダムアクセスメモリで構成されている。
【0013】
本装置は多機能であり、本質的には6つのタスクを実行できる:
【0014】
装置の殺菌: 赤ちゃん用の哺乳瓶及び吸い口並びにその他の器具、例えばおしゃぶりは蒸気チャンバー13内において殺菌できる。この場合、冷却ユニット15へ至る送水管路34における弁27は完全に閉じられ、蒸気発生ユニット11へ至る送水管路35における弁10は開放される。使用した弁は例えばソレノイド弁から成る。加熱ユニット8で予じめ加熱されたお湯は、加熱ユニット8から蒸気発生ユニット11へ流れ、そこでさらに加熱され、その後蒸気ダクト37を通して蒸気の形態で蒸気チャンバー13の中に流れ込み、蒸気チャンバーは安全カバー26で密封されている。一旦調節された過圧に達すると、蒸気は、バネ負荷型圧力逃し弁21及び管路38を通して蒸気凝集液を集めるリテーナ19へ流れる。圧力逃し弁21は、蒸気チャンバー内の或一定の過圧例えば2.4バールの過圧、及び従って殺菌に必要な125℃の蒸気温度を許容している。
【0015】
冷却: 一連の器具もまた蒸気チャンバー13で殺菌された後、冷却される。この場合、安全カバー26は少なくとも部分的に開放され、そして止め部材24は完全に開放され、冷却ユニット12が空気ダクト23を通して蒸気チャンバー13内に空気を送り込むことができ、この空気は蒸気チャンバーの開口を通して逃すことができる。
【0016】
飲料水の調製: 実際に飲料水を調製するために、弁27は開放され、加熱ユニット8と冷却ユニット12との間の管路34が解放される。対照的に蒸気発生ユニット11の方向において蒸気ダクト36へ通じる弁27は閉じられたままである。熱湯は冷却ユニット12へ流れ、望ましい飲用温度まで冷却され、そして投入ユニット15へ流れ込んで粉末ベビーフードを溶解する。こうして出来上がった飲料水は漏斗状の吐出口17を通して準備された飲料用容器18の中へ送出される。
【0017】
装置のすすぎ洗い: 飲料水の調製後、管路34、冷却ユニット12、投入ユニット15及び吐出口17は熱湯或いは冷水ですすぎ洗いされ得、弁27の調節は変わらぬままである。すすぎ水は吐出口17を通してリテーナ19へ排出される。
【0018】
装置の殺菌: 装置がすすぎ洗いされた後、管路34及び冷却ユニット12は蒸気によって殺菌される。この目的のために、弁27は開放され、蒸気が蒸気ダクト36及び管路34を通って冷却ユニット12の方向に蒸気発生ユニット11から送り出され得る。対照的に弁27と加熱ユニット8との間の管路は弁27により、閉じられている。さらに、弁10は開放され、蒸気発生ユニット11が作動し、蒸気を発生し、この蒸気は弁27を通して冷却ユニット12へ流れ込み、投入ユニット15を通過して、吐出口17を通って放出される。
【0019】
フードの加熱: 固体或いは半固体のフードもまた蒸気チャンバー13内で加熱される。動作は上述の第二のタスクすなわち一連の器具の殺菌に関して上記で説明したものと同一である。この場合、フードは殺菌しようとする器具に代わり、例えば取り外し可能なスクリーンバスケットに入れられて、蒸気チャンバーの開口を通って蒸気チャンバー13内に置かれる。蒸気温度は殺菌時よりもさらに低く維持される。蒸気チャンバー13の内側の温度センサー28は、フードを望ましい温度まで加熱するために必要な温度データを得ている。
【0020】
図2は、本発明による装置の第二の実施形態を概略的に示している。この装置は同時にすなわち並行に複数のベビー用飲料水を調製することができる。第一の実施形態とは対照的に、複数の吐出口17を備えた複数の投入ユニット15が設けられている。センサー29は、吐出口17の下における飲料用容器18の有無にかかわるデータを制御システム3へ伝送するために各吐出口の下に設けられてもよい。センサー29が飲料用容器18を検出しないと、投入ユニット15の上流に配置された遮断弁30は開かず、飲料用粉末は投入ユニット15に流出することはない。投入ユニット15の方向に冷却ユニット12から伸長している分岐部における圧力逃し弁21の下流に設けられた弁33は、同時にすなわち吐出口17の下に飲料用容器18が存在しないとき、閉じられる。つまり飲料水はその下に飲料用容器18が配置されていない吐出口17からは排出されないことを意味している。さらに、この実施形態は投入ユニット15の代替的な設計を特徴としている。粉末ベビーフードは、粉末充填カプセル16によって粉末貯蔵槽32から投入ユニット15に搬送されるのではなくて、むしろ搬送機構31によるものである。正確な量の粉末が投入ユニット15に導入されると、弁30は即座に閉じられる。正確な粉末の充填を検出するために、投入ユニット15に導入される粉末量を検出する付加的なセンサーを設けてもよい。搬送機構31は、例えば一連の送り装置を備えた歯車装置の形で実現されてもよい。飲料水の同時並行調製装置において、蒸気チャンバーは、本発明によれば、吐出口17の数に対応する数の飲料用容器18を同時に殺菌できるような寸法に構成してもよい。
【0021】
しかし、当業者に認められるように粉末の搬送及び投入、例えば並行供給のための他のいくつかの選択肢も存在する。またこれらの選択肢は詳細には説明していないものの、本発明の範囲に該当するものである。あらゆる粉末を充填できる粉末貯蔵槽32を活用する代わりに、直接或いはアダプターを用いて装置内に置かれる粉末パッケージを活用して粉末貯蔵槽32を除去できるようにすることも考えられる。
【0022】
一般的に、当業者にとっては仔細なことに思われる上述のいくつかの特徴の他の可能な組み合わせもまた本発明の範囲に該当するものである。
【0023】
他の飲料用粉末を使用する場合においても、当然かかる装置は例えばコーヒーや紅茶のような熱い飲料水や温かい飲料水の調製にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】粉末からベビーフードを調製する装置の第一の実施形態を示す概略図。
【図2】粉末からベビーフードを調製する装置の第二の実施形態を示す概略図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送水ポンプ(6)と、濾過ユニット(7)と、吐出口(17)と、リテーナ(19)と、加熱ユニット(8)と、表示ユニット(4)と、操作パネル(22)とを備えている粉末からベビーフードを調製する装置において、
− 温度感知装置(14)を備えた冷却ユニット(12)が設けられ、加熱ユニット(8)で加熱されて管路(34)を通して冷却ユニット(12)へ搬送されたお湯を乳幼児の経口摂取に適した温度まで冷却し、制御システム(3)が該温度を予定の調節可能な値に制御し、
− また蒸気チャンバー(13)及び蒸気発生ユニット(11)が設けられ、送水管路(35)が加熱ユニット(8)を蒸気発生ユニット(11)に接続し、また、加熱ユニット(8)で加熱されたお湯を送水管を通して蒸気発生ユニット(11)に搬送でき、
− 蒸気発生ユニット(11)からの蒸気を蒸気チャンバー(13)内へ流れ込ませる蒸気ダクト(37)が設けられ、
− 蒸気チャンバー(13)をリテーナ(19)に接続する管路(38)が設けられ、管路(38)が本質的に蒸気チャンバー(13)の最下方部位からのび、
− 投入ユニット(15)が設けられ、吐出口(17)を通して準備された容器(18)の中へ送り込む飲料水を調製するために、粉末が加熱ユニット(8)で加熱され続いて冷却ユニット(12)で冷却されたお湯と混ぜられ、
− さらに電子制御システム(3)が設けられていることを特徴とする粉末からベビーフードを調製する装置。
【請求項2】
加熱ユニット(8)が90℃乃至100℃の温度に水を加熱し、冷却ユニット(12)を通過した後に飲料水の温度が20℃乃至45℃に保たれることを特徴とする請求項1に記載の粉末からベビーフードを調製する装置。
【請求項3】
蒸気チャンバー(13)及び弁の位置に従って圧力逃し弁(21)の上流にある管路(34、35、36、37)において過圧を発生させるために、すなわち100℃を上回る殺菌温度を実現するために、圧力逃し弁(21)が設けられていることを特徴とする請求項1或いは請求項2に記載の粉末からベビーフードを調製する装置。
【請求項4】
加熱ユニット(8)から冷却ユニット(12)へ加熱されたお湯を直接搬送する或いは加熱ユニット(8)から蒸気発生ユニット(11)へ加熱されたお湯を直接搬送する遮断弁(10、27)が設けられ、蒸気が引き続いて蒸気ダクト(37)を通して蒸気チャンバー(13)へか又は蒸気ダクト(36、34)を通して冷却ユニット(12)へ搬送可能であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の粉末からベビーフードを調製する装置。
【請求項5】
蒸気チャンバー(13)が安全カバー(26)によって蒸気密封式に密封され、また圧力逃し弁(21)を備えた第三の管路を通してリテーナ(19)に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の粉末からベビーフードを調製する装置。
【請求項6】
冷却ユニット(12)がファン補助型の空冷ユニットの形態であることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の粉末からベビーフードを調製する装置。
【請求項7】
止め部材(24)を備える空気ダクト(23)が設けられ、止め部材(24)が蒸気チャンバー(13)で殺菌された一連の器具を冷却するために開放でき、冷却ユニット(12)のファンが蒸気チャンバーに外気を送り込むことを特徴とする請求項6に記載の粉末からベビーフードを調製する装置。
【請求項8】
蒸気によりベビーフードを加熱するために蒸気チャンバー(13)内へ固体のベビーフードを収容した複数のレセプタクルを導入する手段が設けられることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の粉末からベビーフードを調製する装置。
【請求項9】
水貯蔵槽(1)の水位を検知し表示する手段が設けられることを特徴とする請求項1から請求項8の何れか一項に記載の粉末からベビーフードを調製する装置。
【請求項10】
1つ以上の飲料水を並行同時調製する手段が設けられることを特徴とする請求項1から請求項9の何れか一項に記載の粉末からベビーフードを調製する装置。
【請求項11】
吐出口(17)の真下に飲料用容器(18)が存在することを検知する複数のセンサー(29)が設けられ、また個々の各投入ユニット(15)への粉末及びお湯の供給を個別に制御できるようにする弁(30、33)が設けられることを特徴とする請求項10に記載の粉末からベビーフードを調製する装置。
【請求項12】
粉末ベビーフードが粉末カプセル(16)によって投入ユニットへ供給され、またセンサー(25)が粉末カプセル(16)の存在を検出することを特徴とする請求項1から請求項11の何れか一項に記載の粉末からベビーフードを調製する装置。
【請求項13】
粉末レセプタクル(32)が設けられ、この粉末レセプタクル(32)から投入ユニット(15)へ搬送機構(31)によって粉末が供給できることを特徴とする請求項1から請求項11の何れか一項に記載の粉末からベビーフードを調製する装置。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2008−502387(P2008−502387A)
【公表日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−515756(P2007−515756)
【出願日】平成17年2月3日(2005.2.3)
【国際出願番号】PCT/CH2005/000058
【国際公開番号】WO2005/120313
【国際公開日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願人】(506414897)
【出願人】(506414820)
【出願人】(506414808)
【Fターム(参考)】