説明

ホームゲートウェイ、ネットワークシステム、および機器連携方法

【課題】連携サービスの規格に合った機器でない場合であっても、機器同士の連携動作を可能とする。
【解決手段】複数の機器が接続されたホームゲートウェイ3であって、機器間の連携動作を連携動作シナリオ記憶手段46に登録する登録手段42と、機器8、9、10の状態情報を取得する機器制御手段5、6、7と、機器情報記憶手段47を更新する更新手段43と、第1の機器の状態情報が更新された場合、当該第1の機器の更新された状態情報に対応する連携動作を連携動作シナリオ記憶手段46から特定し、特定した連携動作で指定された第2の機器に対して、当該連携動作で指定された動作を実行させる制御命令を、第2の機器の機器制御手段を介して、第2の機器に送信する制御手段44と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、宅内に配置された機器の連携動作を制御するホームゲートウェイ、ネットワークシステム、および機器連携方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の宅内機器制御サービスにおいては、ユーザが所定の操作機器を操作することで、決められた制御信号が所定の対象機器へ送信されることにより実現されている。すなわち、サービス毎にあらかじめ決められた方法で決められた機器に対して決められた制御信号を送るよう設計されている。例えば、携帯電話からハードディスクレコーダーに対して録画予約を行うサービスでは、非特許文献1に記載されているように、携帯電話から所定のハードディスクレコーダーに対して決められた制御信号を送るように設計されている。
【0003】
また、従来の宅内機器連携サービスにおいては、同じ規格(例えばHDMI)に合わせたサービス対象機器が明確に定められており、決められた対象機器同士で、決められた連携動作(HDMI上で制御可能な動作)しか行えない。また、あらかじめ用意された連携シナリオの通りの連携動作しか行えない。例えば、テレビとハードディスクレコーダーの連携サービスでは、非特許文献2に記載されているように、連携する機器であるテレビとハードディスクレコーダーがHDMIで接続され、また、連携動作内容もテレビの電源を落としたらハードディスクレコーダーの電源も落ちるなどの決められた連携動作しか行えない。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】“Q&A サポート・お問い合わせ(リモート録画予約 (携帯電話録画予約) をおこなうための準備、手順について教えてください)”、SONY、[online]、[2011年3月1日検索]、インターネット<http://www.faq.sonydrive.jp/faq/1040/app/servlet/qadoc?21681>
【非特許文献2】“取扱説明書:ブルーレイディスクレコーダー品番DMR−BZT900/DMR−BZT800(操作編)”、p.115-117、Panasonic、[online]、[2011年3月1日検索]、インターネット<http://dl-ctlg.panasonic.jp/manual/dm/dmr_bzt900_800.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように従来では、宅内機器の連携動作を行うためには、連携させたい機器同士が同じ規格に準じた実装をしていなければならない。そのため、同じメーカ同士の限られた対応機器同士、もしくは、アライアンスを組んで定められた他社機器同士に対してしか、連携動作をさせることができない。
【0006】
また、既存の連携サービスの連携動作は、連携用の規格に準じた機器動作に限られるため、ユーザが、機器の様々な動作を自由に組み合わせて連携シナリオを設定することはできない。また、連携サービスに対応した機器は、機器連携機能を搭載しているため、連携サービス非対応機器に比べ高価である。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、連携サービスの規格に合った機器でない場合であっても、機器同士の連携動作が可能なホームゲートウェイ、ネットワークシステム、および機器連携方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明は、複数の機器が接続されたホームゲートウェイであって、ユーザまたはサービスオペレータの指示を受け付けて、所望の機器間の連携動作を連携動作シナリオ記憶手段に登録する登録手段と、前記複数の機器毎に設けられた、当該機器の状態情報を取得する機器制御手段と、各機器制御手段が取得した機器の状態情報を用いて、各機器の状態情報が記憶される機器情報記憶手段を更新する更新手段と、第1の機器の状態情報が更新された場合、当該第1の機器の更新された状態情報に対応する連携動作を前記連携動作シナリオ記憶手段から特定し、特定した連携動作で指定された第2の機器に対して、当該連携動作で指定された動作を実行させる制御命令を、第2の機器の機器制御手段を介して、第2の機器に送信する制御手段と、を有する。
【0009】
また、本発明は、複数の機器が接続されるホームゲートウェイと、センタサーバとを有するネットワークシステムであって、前記ホームゲートウェイは、前記複数の機器の各々が当該ホームゲートウェイに接続されると、各機器の機器制御プログラムを、前記センタサーバからそれぞれ取得する取得手段と、ユーザまたはサービスオペレータの指示を受け付けて、所望の機器間の連携動作を連携動作シナリオ記憶手段に登録する登録手段と、各機器制御プログラムが取得した機器の状態情報を用いて、各機器の状態情報を記憶する機器情報記憶手段を更新する更新手段と、第1の機器の状態情報が更新された場合、当該第1の機器の更新された状態情報に対応する連携動作を前記連携動作シナリオ記憶部から特定し、特定した連携動作で指定された第2の機器に対して、当該連携動作で指定された動作を実行させる制御命令を、第2の機器の機器制御プログラムを介して、第2の機器に送信する制御手段と、を有する。
【0010】
また、本発明は、複数の機器が接続されたホームゲートウェイが行う機器連携方法であって、ユーザまたはサービスオペレータの指示を受け付けて、所望の機器間の連携動作を連携動作シナリオ記憶部に登録する登録ステップと、前記複数の機器の各々の状態情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得した状態情報を用いて、各機器の状態情報を記憶する機器情報記憶部を更新する更新ステップと、第1の機器の状態情報が更新された場合、当該第1の機器の更新された状態情報に対応する連携動作を前記連携動作シナリオ記憶部から特定し、特定した連携動作で指定された第2の機器に対して、当該連携動作で指定された動作を実行させる制御命令を、第2の機器に送信する制御ステップと、を行う。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、連携サービスの規格に合った機器でない場合であっても、機器同士の連携動作が可能なホームゲートウェイ、ネットワークシステム、および機器連携方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態に係るネットワークシステムの全体構成図である。
【図2】機器連携ポリシーの一例を示す図である。
【図3】連携動作シナリオの一例を示す図である。
【図4】機器情報の一例を示す図である。
【図5】本実施形態の動作を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、本実施形態に係るネットワークシステムの全体構成図である。図示するネットワークシステムは、住宅などの宅内に配置された複数の機器8、9、10と、HGW(ホームゲートウェイ)3と、センタサーバ1とを備える。HGW3とセンタサーバ1とは、ネットワーク2を介して接続可能である。また、ネットワークシステムは、HGW3に接続可能な端末12を備え、当該端末12は、宅内に配置されていても、宅外に配置されネットワーク2を介してHGW3に接続されるものであってもよい。
【0015】
機器8、9、10は、ユーザが所有する宅内機器であって、図示する例では、3台の機器を例示しているが3台に限らない。また、本実施形態では、機器A8は人感センサ、機器B9はテレビ、機器C10は照明であるとして以下説明するが、各機器はこれらに限定されるものではない。
【0016】
また、各機器8、9、10は、同じ規格に準じたものではなく、また、あらかじめ定められた連携サービスの連携機能を搭載していない連携サービス非対応機器である。
【0017】
HGW3は、機器8、9、10を終端し、宅内のネットワークと宅外のネットワーク2とを接続するゲートウェイ装置である。図示するHGW3は、当該HGW3に接続される機器毎に設けられる機器制御プログラム(機器制御手段)5、6、7と、連携制御プログラム4とを有する。
【0018】
各機器制御プログラム5、6、7は、対応する機器8、9、10の情報(例えば、機器の状態情報、動作情報など)を取得するとともに、連携制御プログラム4からの命令により各機器8、9、10を制御するための制御信号を送信する。
【0019】
連携制御プログラム4は、当該連携制御プログラム4を実行することにより、プログラム取得部41と、登録部42と、更新部43と、制御部44と、機器連携ポリシー記憶部45と、連携動作シナリオ記憶部46と、機器情報記憶部47とを有する。
【0020】
プログラム取得部41は、各機器8、9、10がHGW3に接続されたことを検知して、接続された機器の機器制御プログラム5、6、7を、センタサーバ1からそれぞれ取得(ダウンロード)し、HGW3にインストールする。
【0021】
登録部42は、ユーザまたはサービスオペレータが端末12を用いて入力した、所望の機器間の連携動作を連携動作シナリオ記憶部46に登録する。また、登録部42は、ユーザまたはサービスオペレータが端末12を用いて入力した、所望の機器連携ポリシーを機器連携ポリシー記憶部45に登録する。
【0022】
更新部43は、各機器制御プログラム5、6、7が取得した各機器8、9、10の状態情報を用いて、機器情報記憶部47を更新する。
【0023】
制御部44は、第1の機器の状態情報が更新された場合、当該第1の機器の更新された状態情報に対応する連携動作を連携動作シナリオ記憶部46から特定し、特定した連携動作で指定された第2の機器に対して、当該連携動作で指定された動作を実行させる制御命令を、第2の機器の機器制御プログラムを介して、第2の機器に送信する。
【0024】
図2は、機器連携ポリシー記憶部45に記憶される機器連携ポリシーの一例を示す図である。機器連携ポリシーは、各機器毎に当該機器との連携動作を許可する連携先機器が設定されたものである。図示する機器連携ポリシーは、各機器(連携元機器)毎に、当該機器と他の機器(連携先機器)との連携を許可するか否かの許可情報が設定されている。
【0025】
例えば、連携元機器が、機器A(人感センサ)8の場合、機器B(テレビ)9への連携は不許可(NG)で、機器C(照明)10への連携は許可(OK)である。また機器B(テレビ)9の場合、機器A(人感センサ)8への連携は許可(OK)で、機器C(照明)10への連携は不許可(NG)である。また機器C(照明)10の場合、機器A(人感センサ)8への連携は許可(OK)で、機器B(テレビ)9への連携も許可(OK)である。
【0026】
図3は、連携動作シナリオ記憶部46に記憶される連携動作シナリオの一例を示す図である。図示する連携動作シナリオは、連携条件と連携動作とを有し、例えば、機器A(人感センサ)8が反応した連携条件の場合、機器C(照明)10を点灯する連携動作を行う。また、機器C(照明)10が点灯した連携条件の場合、機器A(人感センサ)8をOFFにするとともに、機器B(テレビ)9をONにする連携動作を行うことが設定されている。
【0027】
図4は、機器情報記憶部47に記憶される機器情報の一例を示す図である。図示する機器情報には、各機器と、当該機器の状態情報とが対応付けて記憶される。
【0028】
端末12は、ユーザが、機器連携ポリシー(図2参照)および連携動作シナリオ(図3参照)を、HGW3に設定するための端末である。また、センタサーバ1を運用するサービスオペレータが、ユーザの代わりに端末12を用いて、ユーザが所望する機器連携ポリシーおよび連携動作シナリオをHGW3に設定することとしてもよい。
【0029】
センタサーバ1は、例えばOSAP(OSGi Service Aggregation Platform)センタサーバなどであって、HGW3へ各種プログラム(機器制御プログラム5、6、7、連携制御プログラム4など)を提供する。
【0030】
HGW3、センタサーバ1および端末12は、例えば、CPUと、メモリと、HDD等の記憶装置とを備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPUがメモリ上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、各装置の各機能が実現される。また、HGW3のプログラム、センタサーバ1のプログラム、および端末12のプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD−ROMなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶することも、ネットワークを介して配信することもできる。
【0031】
次に、本実施形態の動作について説明する。
【0032】
図5は、本実施形態の動作を示すシーケンス図である。図5では、HGW3には、図2に示す機器連携ポリシーと、図3に示す連携動作シナリオとが登録され、機器A(人感センサ)8が反応した場合に、機器C(照明)10が点灯する連携動作を例として、以下に説明する。
【0033】
HGW3には、連携制御プログラム4があらかじめインストールされており、当該連携制御プログラム4を実行することにより、図1に示す各機能が実現される。しかしながら、接続される機器8、9、10の種類によって連携制御プログラム4が大きく異なる場合や、HGW3の記憶容量が少なく、大きな容量の連携制御プログラム4がインストールできない場合は、接続された機器8、9、10に応じて、対応する連携制御プログラム4をセンタサーバ1からダウンロードし、インストールすることとしてもよい(S10)。
【0034】
ユーザは、各機器8、9、10をHGW3に接続する。これにより、連携制御プログラム4のプログラム取得部41は、機器A(人感センサ)8がHGW3に接続されたことを検知し、機器A8を制御するための機器Aの機器制御プログラム5を、ネットワーク2を介してセンタサーバ1から取得(ダウンロード)し、HGW3にインストールする(S11)。
【0035】
同様に、プログラム取得部41は、機器B(テレビ)9および機器C(照明)10がHGW3に接続されたことを検知して、機器Bの機器制御プログラム6、機器Cの機器制御プログラム7を、センタサーバ1からそれぞれ取得し、HGW3にインストールする(S12、S13)。
【0036】
そして、端末12は、ユーザまたはサービスオペレータが入力した機器連携ポリシー(図2参照)をHGW3に送信し(S14)、連携制御プログラム4の登録部42は、当該機器連携ポリシーを機器連携ポリシー記憶部45に登録・記憶する(S15)。
【0037】
また、端末12は、ユーザまたはサービスオペレータが入力した連携動作シナリオ(図3参照)をHGW3に送信し(S16)、登録部42は、当該連携動作シナリオを連携動作シナリオ記憶部46に登録・記憶する(S17)。
【0038】
そして、機器A(人感センサ)8が人を検知する(S18)。これにより、機器Aの機器制御プログラム5は、機器A8の状態変化(人を検知していない反応無しの状態から、人を検知した反応ありの状態への状態変化)を取得し(S19、S20)、連携制御プログラム4へ機器Aの状態情報(反応あり)を通知する(S21)。
【0039】
なお、機器制御プログラム5が、機器A8の状態変化を取得する方法としては、機器A8および機器制御プログラム5に依存し、機器A8がセンサ反応情報を機器制御プログラム5に送信する方式でもよいし、機器制御プログラム5が機器A8に対して状態を問い合わせる方式でもよい。
【0040】
連携制御プログラム4の更新部43は、S21で通知された機器A8の状態情報を機器情報記憶部47に設定し、これにより、機器情報記憶部47の機器A8の状態情報が「反応なし」から「反応あり」に更新される(S22)。
【0041】
そして、連携制御プログラム4の制御部44は、機器情報記憶部47のいずれかの状態情報が更新されたことを契機として、連携動作シナリオ記憶部46を参照し、当該更新された機器の更新された状態情報に対応する連携動作を特定する(S23)。ここでは、更新された機器A8の更新された状態情報(反応あり)に対応する連携動作を連携動作シナリオ記憶部46から特定する。図3に示す連携動作シナリオの場合、「機器C(照明)を点灯する」の連係動作が特定される。
【0042】
そして、制御部44は、特定した連携動作で指定された機器C10が、更新された機器A8との連携が許可された機器であるか否かを機器連携ポリシー記憶部45を参照して判別する(S24)。図3に示す機器連携ポリシーでは、機器A8(連携元機器)に対応する機器C10(連携先機器)には「OK」が設定されているため、許可されていると判別する。
【0043】
制御部44は、機器C10が許可された機器である場合に、特定した連携動作を実行する(S25)。すなわち、制御部44は、機器Cの機器制御プログラム7に対して機器C10の照明を点灯させる制御命令を送信する(S26)。機器制御プログラム7は、制御命令を機器C10の制御用信号(操作信号)に変換し(S27)、機器C10に送信する(S28)。機器C10は、制御用信号で制御される動作(照明の点灯)を行う(S29)。
【0044】
なお、S26の制御命令の送信は、連携制御プログラム4および機器制御プログラム7に依存し、連携制御プログラム4が機器制御プログラム7へ制御命令を送信する方式でもよいし、機器制御プログラム7が連携制御プログラム4へ問い合わせる方式でもよい。また同様に、S28の制御用信号の送信も、機器制御プログラム7と機器C10に依存し、機器制御プログラム7が機器C10に制御用信号を送信する方式でもよいし、機器C10が機器制御プログラム7に制御用信号の有無および制御用信号を問い合わせる方式でもよい。
【0045】
S24で、機器C10が機器A8との連携が許可されないと判別された場合には、以降の連携動作は行われない。
【0046】
以上の動作により、機器A(人感センサ)8が、人を検知した状態になったときに、機器C(照明)10を点灯するという連携動作が行われる。
【0047】
以上説明した本実施形態では、各機器が実装するプロトコルの差をHGW3側の各機器制御プログラムで吸収し、各機器の状態をHGW3側で管理・保存する。これにより、本実施形態では、宅内に配置される各機器が、連携サービス用の規格に合った機器でなくても、各機器を連携動作させることができる。
【0048】
また、本実施形態では、ユーザ(またはサービスオペレータ)が所望の機器連携ポリシーおよび連携動作シナリオをHGW3に登録する。これにより、いずれかの機器のいずれかの動作をトリガに、いずれかの機器をどのように動かすかをユーザが自由に設定して利用することができる。すなわち、ユーザが所有する機器の制御内容をユーザが自由に設定できるため、ユーザは所有する機器で自由に連携動作をさせることができる。
【0049】
また、本実施形態の機器には、連携サービス非対応機器を用いることができるため、より低コストにシステムを構築することができる。
【0050】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、上記実施形態のHGW3は、機器連携ポリシー記憶部を備え、図5のS24で機器連携ポリシー記憶部を参照して連携の許可チェックを行うこととしたが、機器連携ポリシー記憶部を備えることなく、S24の許可チェックを行わず、処理を簡略化することとしてもよい。
【符号の説明】
【0051】
1 :センタサーバ
11:ホームネットワーク
12:命令端末
2 :ネットワーク
3 :HGW(ホームゲートウェイ)
4 :連携制御プログラム
41:プログラム取得部
42:登録部
43:更新部
44:制御部
45:機器連携ポリシー記憶部
46:連携動作シナリオ記憶部
47:機器情報記憶部
5、6、7:機器制御プログラム
8、9、10:機器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の機器が接続されたホームゲートウェイであって、
ユーザまたはサービスオペレータの指示を受け付けて、所望の機器間の連携動作を連携動作シナリオ記憶手段に登録する登録手段と、
前記複数の機器毎に設けられた、当該機器の状態情報を取得する機器制御手段と、
各機器制御手段が取得した機器の状態情報を用いて、各機器の状態情報が記憶される機器情報記憶手段を更新する更新手段と、
第1の機器の状態情報が更新された場合、当該第1の機器の更新された状態情報に対応する連携動作を前記連携動作シナリオ記憶手段から特定し、特定した連携動作で指定された第2の機器に対して、当該連携動作で指定された動作を実行させる制御命令を、第2の機器の機器制御手段を介して、第2の機器に送信する制御手段と、を有すること
を特徴とするホームゲートウェイ。
【請求項2】
請求項1記載のホームゲートウェイであって、
前記登録手段は、ユーザまたはサービスオペレータの指示を受け付けて、各機器毎に当該機器との連携動作を許可する連携先機器が設定された機器連携ポリシーを機器連携ポリシー記憶手段に登録し、
前記制御手段は、前記特定した連携動作で指定された第2の機器が、第1の機器との連携が許可された機器であるか否かを前記機器連携ポリシー記憶部を参照して判別し、第2の機器が第1の機器との連携が許可された機器の場合に、前記制御命令を第2の機器に送信すること
を特徴とするホームゲートウェイ。
【請求項3】
複数の機器が接続されるホームゲートウェイと、センタサーバとを有するネットワークシステムであって、
前記ホームゲートウェイは、
前記複数の機器の各々が当該ホームゲートウェイに接続されると、各機器の機器制御プログラムを、前記センタサーバからそれぞれ取得する取得手段と、
ユーザまたはサービスオペレータの指示を受け付けて、所望の機器間の連携動作を連携動作シナリオ記憶手段に登録する登録手段と、
各機器制御プログラムが取得した機器の状態情報を用いて、各機器の状態情報を記憶する機器情報記憶手段を更新する更新手段と、
第1の機器の状態情報が更新された場合、当該第1の機器の更新された状態情報に対応する連携動作を前記連携動作シナリオ記憶部から特定し、特定した連携動作で指定された第2の機器に対して、当該連携動作で指定された動作を実行させる制御命令を、第2の機器の機器制御プログラムを介して、第2の機器に送信する制御手段と、を有すること
を特徴とするネットワークシステム。
【請求項4】
複数の機器が接続されたホームゲートウェイが行う機器連携方法であって、
ユーザまたはサービスオペレータの指示を受け付けて、所望の機器間の連携動作を連携動作シナリオ記憶部に登録する登録ステップと、
前記複数の機器の各々の状態情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得した状態情報を用いて、各機器の状態情報を記憶する機器情報記憶部を更新する更新ステップと、
第1の機器の状態情報が更新された場合、当該第1の機器の更新された状態情報に対応する連携動作を前記連携動作シナリオ記憶部から特定し、特定した連携動作で指定された第2の機器に対して、当該連携動作で指定された動作を実行させる制御命令を、第2の機器に送信する制御ステップと、を行うこと
を特徴とする機器連携方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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