説明

ホームネットワーク装置及びこれを利用した音響情報の伝送方法

【課題】 ホームネットワークに連結された被制御機器から送信されるユーザーインターフェース、及び音響情報を通じて被制御機器を制御できるホームネットワーク装置及びこれを利用した音響情報の送信方法を提供する。
【解決手段】 ホームネットワークを通じて連結された被制御機器から被制御機器の制御のためのユーザーインターフェース、及びユーザーインターフェースに同期化された音響情報を受信する受信部、受信されたユーザーインターフェースをディスプレイするディスプレイ部、及びディスプレイされたユーザーインターフェースがディスプレイされる時、受信された音響情報を再生する音響再生部とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホームネットワーク装置及びこれを利用した音響情報の伝送方法に係り、より詳細には、ホームネットワークに連結された被制御機器から送信されるユーザーインターフェース、及び音響情報を通じて被制御機器を制御できるホームネットワーク装置及びこれを利用した音響情報の伝送方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ホームネットワークシステムは、家庭内の機器をネットワークで連結して人と人、機器と機器、人と機器との間のコミュニケーションを可能にし、これを通じて空間と機器の制約なしに家庭内の機器を簡便に制御し、より幅広く多様なサービスを提供されることによって、生の質をより一層高める技術を言う。
【0003】
このようなホームネットワークシステムは、ユーザーがユーザーインターフェースを通じてホームネットワーク内の機器を制御するデジタルテレビ、及びPDAなどの制御機器と制御機器によって制御されるセットトップボックス、及びDVDプレーヤーなどの被制御機器で構成されうる。
【0004】
この際、制御機器は、所定の被制御機器についてのユーザーインターフェースを提供し、ユーザーは提供されるユーザーインターフェースを通じて所定の被制御機器を制御する。一方、制御機器は、ホームネットワークを通じて連結されたすべての被制御機器を制御するためのユーザーインターフェースが搭載されることもできるが、ホームネットワークに新たに追加された被制御機器についてのユーザーインターフェースは搭載されていないために別途のダウンロードを通じて新たに追加された被制御機器についてのユーザーインターフェースをユーザーに提供せねばならない煩わしさが発生する。
【0005】
したがって、最近には、制御機器が所定の被制御機器についてのユーザーインターフェースを搭載しない状態でも、制御機器が該当する被制御機器から送信されたユーザーインターフェースをユーザーに提供している。したがって、制御機器が該当する被制御機器のユーザーインターフェースを搭載しない状態でもユーザーは該当被制御機器を制御できる。
【0006】
このように、制御機器が被制御機器から送信されるユーザーインターフェースをユーザーに提供する技術は、インテルのXRT、及び三星のXHTなどで標準化がなされている。
【0007】
図1は、従来の技術によるホームネットワークシステムが示された図面である。
【0008】
示されたように、従来の技術によるホームネットワークシステム10は、被制御機器11、及び制御機器12とを含む。
【0009】
被制御機器11は、ホームネットワーク13を通じて連結された制御器機12に送信するユーザーインターフェースを生成するユーザーインターフェース生成部11a、生成されたユーザーインターフェースを制御機器12に送信し、制御機器12からのユーザーインターフェース要請を受信する通信部11b、及び制御機器12の要請によるユーザーインターフェースの生成と送信とを制御する制御部11cを含む。
【0010】
制御機器12は、ホームネットワーク13を通じて連結された被制御機器11から送信されたユーザーインターフェースをディスプレイするディスプレイ部12a、被制御機器11にユーザーインターフェースを要請し、要請結果によるユーザーインターフェースを受信する通信部12b、ユーザーの制御によるユーザーインターフェースの要請と受信されたユーザーインターフェースのディスプレイを制御する制御部12cとを含む。
【0011】
この際、図1のホームネットワークシステムでは、ユーザーが制御しようとする被制御機器で送信されたユーザーインターフェースをユーザーに提供するために、ユーザーが被制御機器についての詳しい内容が分からないとしても被制御機器を制御することができる。
【0012】
しかし、被制御機器に他の制御機器によるイベントが発生するか、被制御機器内部の状態変化によってイベントが発生した場合には、イベントの発生有無が分からないという問題点がある。
【0013】
言い替えれば、制御機器を通じてすでにディスプレイされるユーザーインターフェースには、被制御機器でのイベント発生による状態変化が反映されていないので正常的に動作しないこともある。
【0014】
例えば、被制御機器から送信されたユーザーインターフェースが制御機器でディスプレイされる時は、被制御機器が再生状態であったが、被制御機器で機器故障が発生して再生が止められた場合、すでにディスプレイされたユーザーインターフェースでは被制御機器で機器故障が発生したことを把握する方法がない。
【0015】
このような問題点を解決するために、特許文献1では、被制御機器の詳細な内容が分からないとしても便利な方法で易しく被制御機器を制御することができ、被制御装置にイベントが発生した場合に制御機器でイベントの発生有無を易しく感知する方法を開示している。
【0016】
しかし、この場合に、制御機器が被制御機器の状態変化によるイベントを感知できるが、被制御機器の状態変化による音響情報、例えば、警告音または效果音などを制御装置に伝送する必要がある場合には、これを解決する方法を開示することができない。
【特許文献1】韓国特許公開第2005−0018317号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
本発明は、制御機器が被制御機器から送信されたユーザーインターフェース、及び音響情報を通じて被制御機器を制御できるホームネットワーク装置及びこれを利用した音響情報の伝送方法を提供するところにその目的がある。
【0018】
本発明は、前述した目的に制限されず、言及されなかったさらなる目的は、下記から当業者に明確に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0019】
前記目的を果たすために、本発明の実施形態によるホームネットワーク装置は、ホームネットワークを通じて連結された被制御機器から前記被制御機器の制御のためのユーザーインターフェース、及び前記ユーザーインターフェースに同期化された音響情報を受信する受信部、前記受信されたユーザーインターフェースをディスプレイするディスプレイ部、及び前記ディスプレイされたユーザーインターフェースがディスプレイされる時、前記受信された音響情報を再生する音響再生部とを含む。
【0020】
また、前記目的を果たすために、本発明の実施形態によるホームネットワーク装置は、ホームネットワークを通じて連結された制御機器の要請によるユーザーインターフェースを生成するユーザーインターフェース生成部、前記生成されたユーザーインターフェースに同期化された音響情報を生成する音響情報生成部、及び前記ユーザーインターフェース、及び前記音響情報を前記制御機器に送信する送信部とを含む。
【0021】
また、前記目的を果たすために、本発明の実施形態によるホームネットワーク装置を利用した音響情報の受信方法は、ホームネットワークを通じて連結された被制御機器から前記被制御機器の制御のためのユーザーインターフェース、及び前記ユーザーインターフェースに同期化された音響情報を受信する段階、前記受信されたユーザーインターフェースをディスプレイする段階、及び前記ディスプレイされたユーザーインターフェースによって前記受信された音響情報を再生する段階とを含む。
【0022】
また、前記目的を果たすために、本発明の実施形態によるホームネットワーク装置を利用した音響情報の送信方法は、ホームネットワークを通じて連結された制御機器の要請によるユーザーインターフェースを生成する段階、前記生成されたユーザーインターフェースに同期化された音響情報を生成する段階、及び前記ユーザーインターフェース、及び前記音響情報を前記制御機器に送信する段階とを含む。
【0023】
その他の実施形態の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0024】
本発明のホームネットワーク装置及びこれを利用した音響情報の伝送方法は、被制御機器がユーザーインターフェースを送信する時、ユーザーインターフェース伝送プロトコルに従う音響情報を共に送信してユーザーがユーザーインターフェースを使う時、能動的に対処できる效果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらの達成方法は、添付図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば、明確になる。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されず、相異なる多様な形態で具現でき、単に本実施形態は本発明の開示を完全にし、当業者に発明の範ちゅうを完全に知らせるために提供され、本発明は請求項の範ちゅうにより定義されるだけである。明細書全体に亙って同じ参照符号は、同じ構成要素を指称する。
【0026】
以下、本発明の実施形態によってホームネットワーク装置及びこれを利用した音響情報の伝送方法を説明するためのブロック図または処理フローチャートを参考にして、本発明について説明する。この際、処理フローチャートの各ブロックとフローチャートとの組合わせは、コンピュータプログラムインストラクションによって行われるということを理解できるであろう。これらコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサーに搭載されることができるので、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサーを通じて行われるそのインストラクションがフローチャートブロックで説明された機能を行う手段を生成する。これらコンピュータプログラムインストラクションは、特定方式で機能を具現するためにコンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を志向できるコンピュータ利用可能またはコンピュータ判読可能メモリに貯蔵されることも可能なので、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ判読可能メモリに貯蔵されたインストラクションは、フローチャートブロックで説明された機能を行うインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションは、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能なので、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が行われてコンピュータで実行されるプロセスを生成してコンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を行うインストラクションはフローチャートブロックで説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
【0027】
また、各ブロックは、特定された論理的機能を実行するための一つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を表すことができる。また、いくつかの代替実行例では、ブロックで言及された機能が順序を外れて発生することも可能であるということに注目しなければならない。例えば、相次いで示されている二つのブロックは、実質的に同時に行われることも可能であり、またはそのブロックが時々該当する機能によって逆順に行われることも可能である。
【0028】
以下、添付された図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を詳しく説明する。
【0029】
図2は、本発明の実施形態によるホームネットワークシステムが示された図面である。
【0030】
示されたように、本発明の実施形態によるホームネットワークシステム100は、ホームネットワーク130を通じて連結された制御機器110及び被制御機器120を含みうる。
【0031】
本発明の実施形態で制御機器110は、被制御機器120から伝達された所定のユーザーインターフェースを伝達されてディスプレイし、ユーザーの入力値によるユーザーインターフェースを被制御機器120に要請するデジタルテレビ及びPDA(パーソナルデジタルアシスタント)などの映像機器の場合を例として説明し、被制御機器120は、制御機器110の要請によるユーザーインターフェースを制御機器110に伝達するセットトップボックス及びDVDプレーヤーなどの場合を例として説明する。
【0032】
図3は、本発明の第1実施形態による制御機器が示された図面である。
【0033】
示されたように、本発明の第1実施形態による制御機器110は、ホームネットワーク130を通じて連結された被制御機器120から被制御機器120の制御のためのユーザーインターフェース、及びユーザーインターフェースに同期化された音響情報を受信する受信部111、受信されたユーザーインターフェースをディスプレイするディスプレイ部112、ディスプレイされたユーザーインターフェースによって受信された音響情報を再生する音響再生部113、ユーザーの入力値が入力されるユーザー入力部114、入力値に該当するユーザーインターフェースを被制御機器120に要請する要請部115とを含みうる。
【0034】
受信部111は、ユーザーの制御によって要請されたユーザーインターフェース、及び要請されたユーザーインターフェースに同期化された音響情報が存在する場合、音響情報まで共に受信できる。この際、受信される音響情報は、ユーザーインターフェースの伝送プロトコルに従うことができるが、これに限定されない。
【0035】
ディスプレイ部112は、受信部111を通じて受信されたユーザーインターフェースをディスプレイすることができ、音響再生部113は、受信されたユーザーインターフェースがディスプレイされる時、同期化された音響情報が受信された場合、受信された音響情報を再生できる。
【0036】
ユーザー入力部114は、ユーザーがディスプレイ部112を通じてディスプレイされたユーザーインターフェースを使って被制御機器120の制御のために入力した入力値が入力されることができ、要請部115は、ユーザーがユーザー入力部114を通じて入力した入力値に該当するユーザーインターフェースを被制御機器120に要請できる。
【0037】
例えば、被制御機器120がDVDプレーヤーであり、ディスプレイ部112を通じてDVDプレーヤーに対する再生関連制御のためのユーザーインターフェースがディスプレイされた場合、ユーザーはディスプレイされたユーザーインターフェースを通じてDVDプレーヤー再生関連制御のための入力値をユーザー入力部114を通じて入力できる。この際、要請部115は、ユーザー入力部114を通じて入力された入力値に該当するユーザーインターフェースを被制御機器120に要請できる。
【0038】
一方、制御機器110は、被制御機器120から音響情報を受信し、受信された音響情報を音響再生部113を通じて再生する場合を例として説明しているが、これに限定されず制御機器110が予め指定された音響情報をあらかじめ貯蔵した後、被制御機器120からはあらかじめ貯蔵された音響情報の識別情報のみを受信し、受信された識別情報に該当する音響情報を再生できる。
【0039】
一方、前述したような本発明の第1実施形態による制御機器110は、前述したような被制御機器120の制御のためのユーザーインターフェース、及びユーザーインターフェースに同期化された音響情報を受信することだけではなく、ゲームなどのようにゲーム実行によるユーザーインターフェース、及び音響情報を共に受信する場合にも類似に適用されうる。
【0040】
図4は、本発明の第2実施形態による制御機器が示された図面である。
【0041】
示されたように、本発明の第2実施形態による制御機器110は、前述した図2の構成要素111、112、113、114、115に貯蔵部116が追加的に含まれうる。
【0042】
この際、貯蔵部116は、被制御機器120から受信される音響情報についての識別情報に対応する音響情報が貯蔵されており、音響再生部113は、被制御機器120から受信される識別情報(例えば、IDなど)を通じて該当する音響情報を貯蔵部116から抽出し、抽出された音響情報を再生できる。
【0043】
このように、被制御機器120から音響情報の識別情報のみを受信する場合は、予め指定された音響情報が制御機器110に貯蔵された場合で、予め指定されない音響情報の場合には、前述した図2と同様に動作して音響情報を再生できる。
【0044】
図5は、本発明の実施形態による被制御機器が示された図面である。
【0045】
示されたように、本発明の実施形態による被制御機器120は、ホームネットワーク130を通じて連結された制御機器110の要請によるユーザーインターフェースを生成するユーザーインターフェース生成部121、生成されたユーザーインターフェースに同期化された音響情報を生成する音響情報生成部122、及び生成されたユーザーインターフェース、及び音響情報を同期化させる同期化部123、及び制御機器110にユーザーインターフェース、及び音響情報を送信する送信部124を含みうる。
【0046】
ユーザーインターフェース生成部121は、制御機器110の要請部115からユーザーが入力した入力値に該当するユーザーインターフェースを要請するようになれば、要請によるユーザーインターフェースを生成できる。
【0047】
音響情報生成部122は、ユーザーインターフェース生成部121で生成されるユーザーインターフェースに同期化され、ユーザーインターフェースの伝送プロトコルに従う音響情報を生成できる。この際、本発明の実施形態で音響情報生成部122は、生成されたユーザーインターフェースに同期化された音響情報を生成することもでき、被制御機器120に異常が発生してユーザーインターフェース生成部121で制御機器110が要請したユーザーインターフェースを提供することができない場合、これを制御機器110に知らせるための音響情報を生成することもできる。
【0048】
また、本発明の実施形態では、音響情報生成部122で音響情報を生成する場合を例として説明しているが、これに限定されず予め貯蔵された音響情報を抽出することもできる。
【0049】
同期化部123は、ユーザーインターフェース生成部121で生成されたユーザーインターフェースに同期化される音響情報が音響情報生成部122で生成された場合、生成されたユーザーインターフェース、及び生成された音響情報を同期化させうる。
【0050】
送信部124は、ユーザーインターフェース生成部121、及び音響情報生成部122で生成されたユーザーインターフェース、及び音響情報をユーザーインターフェースを要請した制御機器110に送信できる。この際、音響情報は、ユーザーインターフェースの伝送プロトコルに従うことができるが、これに限定されない。
【0051】
図6は、本発明の第1実施形態による制御機器で音響情報を受信する方法が示された図面である。この際、図6では、制御機器110に既受信されたユーザーインターフェースを通じてユーザーが所定被制御機器の制御のための入力値を入力して該当被制御機器にユーザーが入力した入力値に該当するユーザーインターフェースを要請した状態の場合を例として説明する。
【0052】
示されたように、本発明の第1実施形態による制御機器で音響情報を受信する方法は、まず受信部111は、ユーザーが入力した入力値によって被制御機器120に要請したユーザーインターフェースを受信する(S110)。
【0053】
また、受信部111は、ユーザーインターフェースの受信と共に受信されるユーザーインターフェースに同期化された音響情報が存在する場合(S120)、同期化された音響情報も共に受信する(S130)。この際、受信される音響情報は、ユーザーインターフェースと同時に受信されるか、順次的に受信されることができ、受信される音響情報はユーザーインターフェースの伝送プロトコルに従える。
【0054】
具体的に、受信される音響情報の伝送プロトコルは、図7に示されたように、音響再生部113によって実際再生される音響データの長さを表す音響データの長さ211、效果音、及びオーディオデータなどの音響再生部113に実際再生される音響データの種類212、wav、mp3、及びwmaなどの音響データのタイプ213、音響データのチャンネル情報及びビットレートなどを含むメタデータ214及び音響データ215を含みうる。
【0055】
ディスプレイ部112は、受信部111を通じて受信されたユーザーインターフェースをディスプレイする(S140)。
【0056】
音響再生部113は、ディスプレイ部112を通じて受信されたユーザーインターフェースがディスプレイされる時、同期化された音響情報を前述した図7の音響情報に基づいて再生する(S150)。
【0057】
この際、図6は、制御機器110が被制御機器120から音響再生部113によって再生される音響データを含む音響情報を受信する場合の例であり、他の実施例で制御機器110が音響データを貯蔵している状態で被制御機器120から貯蔵された音響データについての識別情報のみを受信することもできる。
【0058】
図8は、本発明の第2実施形態による制御機器で音響情報を受信する方法が示された図面である。
【0059】
示されたように、本発明の第2実施形態による制御機器で音響情報を受信する方法は、まず受信部111は、ユーザーが入力した入力値によって要請したユーザーインターフェースを受信する(S210)。
【0060】
また、受信部111は、ユーザーインターフェースの受信と共に受信されるユーザーインターフェースに同期化された音響情報が存在する場合(S220)、同期化された音響情報も共に受信する(S230)。この際、受信される音響情報はユーザーインターフェースと同時に受信されるか順次的に受信されることができ、受信される音響情報はユーザーインターフェースの伝送プロトコルに従える。
【0061】
具体的に、受信される音響情報の伝送プロトコルは、図9に示されたように、音響データの長さ311、效果音、及びオーディオデータなどのような音響データの種類312、及び音響データの識別情報313とを含みうる。
【0062】
ディスプレイ部112は、受信部111を通じて受信されたユーザーインターフェースをディスプレイする(S240)。
【0063】
音響再生部113は、受信されたユーザーインターフェースがディスプレイされる時、受信された音響情報に含まれた音響データの識別情報に該当する音響データを前述した図3の貯蔵部116から抽出し(S250)、抽出された音響データを再生する(S260)。
【0064】
このように、前述した図6及び図8では、ユーザーインターフェースと共に音響情報が受信される場合を例として説明しているが、これに限定されず被制御機器120に異常状態が発生して制御機器110で要請したユーザーインターフェースを送信できない状況などではこれを知らせるための音響情報のみが送信されうる。
【0065】
図10は、本発明の実施形態による被制御機器で音響情報を送信する方法が示された図面である。
【0066】
示されたように、本発明の実施形態による被制御機器で音響情報を送信する方法は、まず制御機器110からユーザーインターフェース要請が受信されれば、受信された要請によるユーザーインターフェースをユーザーインターフェース生成部121で生成する(S310)。
【0067】
音響情報生成部122は、ユーザーインターフェース生成部121によって生成されたユーザーインターフェースに同期化される音響情報が存在する場合(S320)、生成されたユーザーインターフェースに同期化される音響情報を生成する(S330)。この際、生成される音響情報の伝送プロトコルは、制御機器110での音響データの貯蔵有無によって前述した図7、及び図9の伝送プロトコルを選択的に使用できる。また、このような音響情報の伝送プロトコルは、ユーザーインターフェースの伝送プロトコルに従える。
【0068】
同期化部123は、生成されたユーザーインターフェースと生成された音響情報を同期化させて(S340)、送信部124は同期化されたユーザーインターフェース、及び音響情報を制御機器110に送信する(S350)。
【0069】
この際、図10では、被制御機器120は、制御機器110で要請したユーザーインターフェース、及びユーザーインターフェースに同期化された音響情報を共に送信する場合を例として説明しているが、これに限定されず被制御機器120に他の制御機器によるイベントが発生するか、被制御機器120内部の状態変化によってイベントが発生した場合には、イベントの発生有無を知らせるための音響情報のみを制御機器110に送信することもできる。
【0070】
本発明の実施形態で使われた用語のうち、‘部’は、ソフトウェアまたはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または注文型半導体(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)のようなハードウェア構成要素を意味し、‘部’は所定の役割を実行する。しかし、‘部’は、ソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。‘部’は、アドレッシングできる記録媒体にあるように構成することもでき、一つまたはそれ以上のプロセッサーを実行させるように構成することもできる。したがって、一例として‘部’は、ソフトウェア構成要素、客体志向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。構成要素と‘部’で提供される機能は、さらに小さな数の構成要素及び‘部’に結合されるか追加的な構成要素と‘~部’とにさらに分離されうる。
【0071】
以上のように、本発明によるホームネットワーク装置及びこれを利用した音響情報の伝送方法を例示した図面を参照して説明したが、本明細書に開示された実施形態と図面によって本発明は限定されず、本発明の技術思想範囲内で当業者によって多様な変形が可能であるということは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本発明は、ホームネットワーク装置及びこれを利用した音響情報の伝送方法に関連する技術分野に適用されうる。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】従来の技術によるホームネットワークシステムが示された図である。
【図2】本発明の実施形態によるホームネットワークシステムが示された図である。
【図3】本発明の第1実施形態による制御機器が示された図である。
【図4】本発明の第2実施形態による制御機器が示された図である。
【図5】本発明の実施形態による被制御機器が示された図である。
【図6】本発明の第1実施形態による音響情報の受信方法が示された図である。
【図7】本発明の第1実施形態による音響情報の伝送プロトコルが示された図である。
【図8】本発明の第2実施形態による音響情報の受信方法が示された図である。
【図9】本発明の第2実施形態による音響情報の伝送プロトコルが示された図である。
【図10】本発明の実施形態による音響情報の送信方法が示された図である。
【符号の説明】
【0074】
111 受信部
112 ディスプレイ部
113 音響再生部
114 ユーザー入力部
115 要請部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホームネットワークを通じて連結された被制御機器から前記被制御機器の制御のためのユーザーインターフェース、及び前記ユーザーインターフェースに同期化された音響情報を受信する受信部と、
前記受信されたユーザーインターフェースをディスプレイするディスプレイ部と、
前記ディスプレイされたユーザーインターフェースがディスプレイされる時、前記受信された音響情報を再生する音響再生部と、を含むことを特徴とするホームネットワーク装置。
【請求項2】
ユーザーの入力値が入力されるユーザー入力部と、
前記入力値に該当するユーザーインターフェースを前記被制御機器に要請する要請部と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のホームネットワーク装置。
【請求項3】
前記音響情報は、前記ユーザーインターフェースの伝送プロトコルに従うことを特徴とする請求項1に記載のホームネットワーク装置。
【請求項4】
前記音響情報は、音響データ、前記音響データの種類、前記音響データのタイプ、及び前記音響データのメタデータのうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項3に記載のホームネットワーク装置。
【請求項5】
所定の音響データを貯蔵する貯蔵部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のホームネットワーク装置。
【請求項6】
前記音響情報は、前記貯蔵された音響データの識別情報を含むことを特徴とする請求項5に記載のホームネットワーク装置。
【請求項7】
前記音響再生部は、前記音響データの識別情報による音響データを前記貯蔵部から抽出し、
前記抽出された音響データを再生することを特徴とする請求項6に記載のホームネットワーク装置。
【請求項8】
ホームネットワークを通じて連結された制御機器の要請によるユーザーインターフェースを生成するユーザーインターフェース生成部と、
前記生成されたユーザーインターフェースに同期化された音響情報を生成する音響情報生成部と、
前記ユーザーインターフェース、及び前記音響情報を前記制御機器に送信する送信部と、を含むことを特徴とするホームネットワーク装置。
【請求項9】
前記生成されたユーザーインターフェース、及び前記生成された音響情報を同期化させる同期化部をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のホームネットワーク装置。
【請求項10】
前記音響情報は、前記ユーザーインターフェースの伝送プロトコルに従うことを特徴とする請求項8に記載のホームネットワーク装置。
【請求項11】
前記音響情報は、音響データ、前記音響データの種類、前記音響データのタイプ、及び前記音響データのメタデータのうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項9に記載のホームネットワーク装置。
【請求項12】
前記音響情報は、前記制御機器に貯蔵された所定の音響データについての音響データの識別情報を含むことを特徴とする請求項9に記載のホームネットワーク装置。
【請求項13】
ホームネットワークを通じて連結された被制御機器から前記被制御機器の制御のためのユーザーインターフェース、及び前記ユーザーインターフェースに同期化された音響情報を受信する段階と、
前記受信されたユーザーインターフェースをディスプレイする段階と、
前記ディスプレイされたユーザーインターフェースがディスプレイされる時、前記受信された音響情報を再生する段階と、を含むことを特徴とするホームネットワーク装置の受信方法。
【請求項14】
ユーザーの入力値を入力される段階と、
前記入力値によるユーザーインターフェースを前記被制御機器に要請する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のホームネットワーク装置を利用した音響情報の受信方法。
【請求項15】
前記音響情報は、前記ユーザーインターフェースの伝送プロトコルに従うことを特徴とする請求項13に記載のホームネットワーク装置を利用した音響情報の受信方法。
【請求項16】
前記音響情報は、音響データ、前記音響データの種類、前記音響データのタイプ、及び前記音響データのメタデータのうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項15に記載のホームネットワーク装置を利用した音響情報の受信方法。
【請求項17】
前記音響情報は、予め貯蔵された音響データについての音響データの識別情報を含むことを特徴とする請求項15に記載のホームネットワーク装置を利用した音響情報の受信方法。
【請求項18】
前記音響情報を再生する段階は、前記音響データの識別情報に該当する音響データを前記予め貯蔵された音響データから抽出する段階と、
前記抽出された音響データを再生する段階と、を含むことを特徴とする請求項17に記載のホームネットワーク装置を利用した音響情報の受信方法。
【請求項19】
ホームネットワークを通じて連結された制御機器の要請によるユーザーインターフェースを生成する段階と、
前記生成されたユーザーインターフェースに同期化された音響情報を生成する段階と、
前記ユーザーインターフェース、及び前記音響情報を前記制御機器に送信する段階と、を含むことを特徴とするホームネットワーク装置を利用した音響情報の送信方法。
【請求項20】
前記生成されたユーザーインターフェース、及び前記生成された音響情報を同期化させる段階をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載のホームネットワーク装置を利用した音響情報の送信方法。
【請求項21】
前記音響情報は、前記ユーザーインターフェースの伝送プロトコルに従うことを特徴とする請求項19に記載のホームネットワーク装置を利用した音響情報の送信方法。
【請求項22】
前記音響情報は、音響データ、前記音響データの種類、前記音響データのタイプ、及び前記音響データのメタデータのうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項21に記載のホームネットワーク装置を利用した音響情報の送信方法。
【請求項23】
前記音響情報は、前記制御機器に貯蔵された所定の音響データについての音響データの識別情報を含むことを特徴とする請求項21に記載のホームネットワーク装置を利用した音響情報の送信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−102772(P2007−102772A)
【公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−254300(P2006−254300)
【出願日】平成18年9月20日(2006.9.20)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】