説明

ホールダウン金物用台座

【課題】 木造建築では、近年、地震に強いとされる金物工法が急激に増えています。
この金物の中に建物の倒壊を防ぐため、基礎から直接結合するホールダウン金物が有ります。
この金物を取り付ける為に、アンカーボルトを中心に基礎の4方向へ印しを記入し、ホールダウン金物を取り付けていますが、基礎内に空気を循環させるため、基礎パッキンを配置している事が多く、基礎に記入した印しが見えにくくなり、ホールダウン金物の印しと合わせにくく正確性に取り付ける事が難しかった。
【解決手段】ホールダウン金物用台座に、中央4か所に線を記入又は彫り込みをし、ボルトに当らず基礎に設置出来るよう中央に30mmの穴を空けたホールダウン用台座を利用することにより、迅速かつ正確にホールダウン金物を設置することが出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ホールダウン金物の下に敷く台座に関する。
【背景技術】
【0002】
木造金物工法の建築において、図2に示すように基礎部分中央へホールダウンアンカーボルトが有り、基礎パッキン20mmを敷いて、その上にホールダウン金物を取り付ける為、この基礎の芯位置へ印しを付け、基礎パッキンを取り付けホールダウン金物の印しと基礎の印しを合わせ取り付けをしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の取り付けの場合、基礎パッキンが有る為、基礎の印しが見えにくく、正確に取り付けが出来ないという問題が有りました。
そこでこの発明は、基礎パッキン(ホールダウン金物用台座)が有っても迅速かつ正確にホールダウン金物を取り付ける事を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、(図1)の台座は中央に30mmの穴を空けアンカーボルトが当らないようにし、又台座に芯位置へ印しを付ける。
※木造建築は土台のサイズが105mm又は120mmが主体なのでこの2種類のサイズで作成
【発明の効果】
【0005】
この発明によって基礎の芯へ印しを付ける作業が無くなり、台座を置くだけでホールダウン金物を正確に取り付けが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】この発明のホールダウン金物用台座を示す。
【図2】基礎部分、ホールダウン金物用台座の納まりを示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
この発明の実施形態を図1に示す。
このホールダウン金物用台座は金属又はプラスチックで作成され、芯の印しが4本入っている。
中央には突起物(ボルト)等が有っても基礎に重ねられるように30mm穴をあけている。
線はインク又は彫り込みで記入し、木造建築の土台標準サイズ105mmと120mmの2種類のサイズとする。
※サイズ変更により標準土台サイズ以外にも対応可能
【実施例】
【0008】
土台設置の基準線が記入された基礎に合わせ、ホールダウン金物用台座を載せその上に、ホールダウン金物の印しとホールダウン用台座の印しを合わせナットで締めつけ取り付ける。
【符号の説明】
【0009】
1、芯線
2、30mm穴
3、基礎
4、土台基準線
5、ホールダウン金物用台座
6、ホールダウン金物
7、アンカーボルト
8、芯位置の印し

【特許請求の範囲】
【請求項1】
標準土台サイズに合わせ105mm120mmの2種類のサイズに芯の印しを付けた事を特徴とし
【請求項2】
上記4点定規は、中央部に突起物(ボルト)を避けるため30mmの穴を空けた事を特徴とする。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−246741(P2012−246741A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−132668(P2011−132668)
【出願日】平成23年5月27日(2011.5.27)
【出願人】(511067411)
【Fターム(参考)】