説明

ボイラ装置及び簡易給湯装置

【課題】搬送が容易で且つ大量の湯を供給することができるボイラ装置及び簡易給湯装置を提供する。
【解決手段】加熱した湯を供給する可搬式の簡易給湯装置1に用いられるボイラ装置2において、1つの筐体内に複数のボイラ2a,2bを備えるボイラ装置2とする。また、加熱した湯を供給する可搬式の簡易給湯装置1において、上記の構成を有するボイラ装置2と、このボイラ装置2に供給する燃料を収容する燃料収容手段3と、ボイラ装置2により加熱された湯を浴槽10に供給する第1の湯供給手段(6,14)と、浴槽10内の湯を加熱する熱交換器4aを有する風呂昇温手段4と、ボイラ装置により加熱された湯を熱交換器4aに供給する第2の湯供給手段(9)とを備える簡易給湯装置1とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボイラ装置及びこのボイラ装置を備える簡易給湯装置に関し、更に詳しくは、災害時等に用いられる可搬式のボイラ装置及び簡易給湯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、災害の発生時等に、可搬式の簡易給湯装置が使用されている。この簡易給湯装置は、例えば被災者の洗面・洗浄用に、入浴用に或いはシャワー用に、湯を供給するため使用される。また、簡易給湯装置は、搬送を容易にするため、ボイラ装置、燃料収容手段等のユニット毎に分解されて収容されており、一般の成人が容易に組立てることができるように各ユニットを結ぶホース等が着脱自在に構成されている。
【0003】
簡易給湯装置は、上記のように災害の発生時等に用いるものであるため、無資格者であっても使用可能な、法基準を満たしたボイラ装置を有しているのが一般的である。しかし、この法基準を満たしたボイラ装置では、比較的大規模な災害が発生した場合に必要とされる大量の湯を供給することができない。そのため、上記のボイラ装置(温水発生機)を2つ併用する技術が開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。
【特許文献1】特許第2887781号公報(段落[0006]等、第1図)
【特許文献2】特許第2887782号公報(段落[0012]等、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1及び特許文献2の技術は、湯の供給量増加、組立て容易等の有効な効果を奏するが、2つのボイラを併用していることに起因して、ボイラ間に配管を余計に必要とし、更には、操作部、排気筒等をボイラ毎に設けなければならず、簡易給湯装置の小型化を阻害して搬送を困難にするという問題があった。
【0005】
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、搬送が容易で且つ大量の湯を供給することができるボイラ装置及び簡易給湯装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のボイラ装置は、加熱した湯を供給する可搬式の簡易給湯装置に用いられるボイラ装置において、1つの筐体内に複数のボイラを備える構成とする。
【0007】
上記構成によれば、1つの筐体内に複数のボイラを備えるため、操作部や排気筒を共通化することができると共に、複数のボイラ間を接続する配管を省略することができる。したがって、搬送の容易化、装置の小型化及び操作の容易化を図ることができる。
【0008】
好ましくは、上記複数のボイラよりも少ない数の排気筒を備える構成とする。
好ましくは、上記複数のボイラを操作する単一の操作部を備える構成とする。
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の第1の簡易給湯装置は、加熱した湯を供給する可搬式の簡易給湯装置において、上記いずれかの構成のボイラ装置と、このボイラ装置に供給する燃料を収容する燃料収容手段と、上記ボイラ装置により加熱された湯を浴槽に供給する第1の湯供給手段と、上記浴槽内の湯を加熱する熱交換器を有する風呂昇温手段と、上記ボイラ装置により加熱された湯を上記熱交換器に供給する第2の湯供給手段とを備える構成とする。
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の第2の簡易給湯装置は、加熱した湯を供給する可搬式の簡易給湯装置において、上記いずれかの構成のボイラ装置と、このボイラ装置に供給する燃料を収容する燃料収容手段と、上記ボイラ装置により加熱された湯を供給されるシャワー装置とを備える構成とする。
【0011】
上記課題を解決するために、本発明の第3の簡易給湯装置は、加熱した湯を供給する可搬式の簡易給湯装置において、上記いずれかの構成のボイラ装置と、このボイラ装置に供給する燃料を収容する燃料収容手段と、上記ボイラ装置により加熱された湯を供給される給湯架台とを備える構成とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明のボイラ装置及び簡易給湯装置では、ボイラ装置が1つの筐体内に複数のボイラを備えるため、操作部や排気筒を共通化することができると共に、複数のボイラ間を接続する配管を省略することができる。したがって、装置の小型化、搬送の容易化及び操作の容易化を図ることができる。また、複数のボイラを備える法基準を満たしたボイラ装置を用いることにより、災害時等に有資格者が居合わせなくとも、大量の湯を供給することができる。よって、本発明のボイラ装置及び簡易給湯装置によれば、搬送を容易にすることができると共に、無資格者であっても大量の湯を供給することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の一実施の形態に係るボイラ装置及び簡易給湯装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る簡易給湯装置を示す概略図である。
【0014】
同図において、簡易給湯装置1は、ボイラ装置2、燃料収容手段3、風呂昇温手段4等を備えている。ボイラ装置2は、詳しくは後述するが、1つの筐体からなり、複数のボイラとしてここでは第1ボイラ2a及び第2ボイラ2bを有している。また、ボイラ装置2は、例えば3本の給水ホース5のうちの1本のホース5aから減圧弁2cを介して水を供給され、この水を加熱してなる湯を第1の湯供給手段としての給湯ホース6を介してシャワー装置7に供給している。なお、ボイラ装置2に水を供給する以外の給水ホース5は、同図においてはボイラ装置2内を通過するように図示されていないが、実際にはボイラ装置2内を加熱されずに通過し、シャワー装置7に水を供給している。また、ボイラ装置2の下端には、搬送を容易にするためのキャスター2dが設けられている。
【0015】
燃料収容手段3は、送油ホース8を介してボイラ装置2に例えば灯油を供給している。送油ホース8には、ボイラ装置2に供給する灯油をフィルター等により濾過するオイルストレーナ8aが配設されている。なお、燃料収容手段3の下端にも、キャスター3aが設けられている。
【0016】
風呂昇温手段4は、熱交換器4a及び濾過器4bを有している。熱交換器4aは、逃し弁6aと共に給湯ホース6に接続される第2の湯供給手段としての熱交換用循環ホース9を通って供給される湯により、浴槽昇温用ホース11内を循環する浴槽10の湯を加熱している。濾過器4bは、浴槽昇温用ホース11内を循環する浴槽10の湯をフィルターにより濾過している。
【0017】
ここで、熱交換用循環ホース9内を循環する湯は、ポンプ9aにより循環しており、熱交換器4aにおいて熱交換を行った後の湯は再度ボイラ装置2により加熱される。また、浴槽10の湯は、ポンプ11aにより浴槽昇温用ホース11内を循環することにより、濾過器4bにより濾過され、熱交換器4aにおいて加熱されている。なお、風呂昇温手段4の下端にも、キャスター4cが設けられている。
【0018】
シャワー装置7及び浴槽10は、テント12内に設置されている。シャワー装置7は、給水ホース5から供給される水と、ボイラ装置2により加熱され給湯ホース6から供給される湯とを供給する。浴槽10は、風呂用耐水ホース13及び風呂用耐湯ホース14によりそれぞれ給水ホース5及び給湯ホース6から取り込まれる水及び湯を、貯留している。ここで、風呂用耐水ホース13及び風呂用耐湯ホース14に取り込まれた水及び湯は、風呂用耐水ホース13及び風呂用耐湯ホース14の先端に配設される混合栓15により混合され、蛇口等の供給部16から供給されて浴槽10に貯留される。
【0019】
なお、給水ホース5、給湯ホース6、送油ホース8、熱交換用循環ホース9、浴槽昇温用ホース11、風呂用耐水ホース13及び風呂用耐湯ホース14には、接続部A〜Hが設けられている。これら接続部A〜Hは、一般の成人が容易に着脱を行えるように、工具が不要な嵌め込み式等になっており、簡易給湯装置1の組み立ての容易化が図られている。
【0020】
図2Aは、上記簡易給湯装置のボイラ装置の内部構成を示す正面図である。
同図において、ボイラ装置2は、1つの筐体2eからなり、第1ボイラ2a及び第2ボイラ2bを有している。ボイラ装置2の正面上部には、単一の操作部17、中継基板18、コントロールリレー19,19、電源端子台20等が配置されている。
【0021】
操作部17は、電源スイッチ、温度調節つまみ、電源ランプ、燃焼ランプ、水位警報ランプ等を有している。操作部17は、第1ボイラ2a及び第2ボイラ2bの共通の操作部となっている。中継部18は、第1ボイラ2a及び第2ボイラ2bのバーナ等を制御するコントロールリレー19,19に、操作部17の温度調整つまみにおいて設定された温度の情報等を中継している。また、電源端子台20には、電源配線が収容されている。
【0022】
また、同図における操作部17等の下方(実際には、奥まって配置されている。)には、第1ボイラ2a及び第2ボイラ2bそれぞれに、バーナ送風機21,22、エアシャッター23,24、電磁ポンプ25,26、オイルストレーナ27,28等が配設されている。バーナ送風機21,22は、エアシャッター23,24により空気量を調整されながら、燃焼に必要となる空気を不図示のバーナに供給している。電磁ポンプ25,26は、図1に示す燃料収容手段3から送油ホース8を介して供給されオイルストレーナ27,28により不純物の取り除かれた灯油を、上記のバーナに供給している。
【0023】
なお、上述のように、ボイラ装置2の下端には、搬送を容易にするためのキャスター2dが設けられている。また、ボイラ装置2の上部には、2つのボイラ2a,2bからの排気ガスを共通して排出する排気筒29が突出して位置している。この排気筒29は、着脱可能となっており、筐体2e内に収容可能となっている。ここで、排気筒29は、ボイラ2a,2bの数よりも少ない数として1つのみ設けられているが、例えばボイラが4つのときは、排気筒を2つ又は3つにすることでも、ボイラ毎の排気筒の設置を避けることができ有効である。
【0024】
図2Bは、上記ボイラ装置の内部構成を示す平面図である。図2Cは、図2BのII−II断面図である。
図2Bにおいて、ボイラ装置2には、例えば3本の給水ホース5から水が供給され、その半分の量の水は、加熱されることなく、図1に示すシャワー装置7に供給されている。シャワー装置7にそのまま供給されない残りの水は、図1に示す熱交換器4aにて熱交換が行われた後に熱交換用循環ホース9から戻ってくる湯と共に、第1ボイラ2a及び第2ボイラ2bの缶体30,31において加熱される。
【0025】
図2Cにおいて、缶体30,31(同図では手前側の缶体31のみ見える。)の下部側方にはそれぞれ燃焼部32,33が配設されており、これら燃焼部32,33は、缶体30,31内に設けられた煙管34,35の周りを通過する水を加熱している。このように加熱された湯は、給湯ホース6を通ってシャワー装置7に供給される。ここで、ボイラ装置2から出た直後の給湯ホース6には、熱交換用循環ホース9が接続されてあり、加熱された湯は、図1に示す熱交換器4aにおける熱交換にも用いられる。なお、ボイラ装置2には、給水ホース5から供給される水に含まれるゴミを取り除く給水トレーナ36、水圧が所定範囲を超えた場合に作動する安全弁37や、缶体30,31における燃焼に伴い発生する水を排出する排水バルブ38等も設けられている。
【0026】
ここで、ボイラ装置2は、最高圧力0.2MPa、最大熱出力88kW、重量103kg、高さ960mm、幅683mm、奥行き1152mmであり、第1ボイラ2a及び第2ボイラ2bそれぞれの伝熱面積は0.86m2である。そのため、認可を受けることにより、有資格者でなくとも、ボイラ装置2を使用することが可能となっている。なお、ボイラ装置2を災害用に用いる場合、有資格者が居合わせないことが想定されるため、法基準(労働安全衛生法)に反しない、無資格者でも使用可能な圧力、伝熱面積等に設計されることが望ましい。
【0027】
本実施の形態のボイラ装置2及び簡易給湯装置1では、ボイラ装置2が1つの筐体2e内に複数のボイラ2a,2bを備えるため、操作部17や排気筒29を共通化することができると共に、複数のボイラ2a,2b間を接続する配管を省略することができる。したがって、装置の小型化、搬送の容易化及び操作の容易化を図ることができる。また、複数のボイラ2a,2bを備える法基準を満たしたボイラ装置2を用いることにより、災害時等に有資格者が居合わせなくとも、大量の湯を供給することができる。よって、本実施の形態のボイラ装置2及び簡易給湯装置1によれば、搬送を容易にすることができると共に、無資格者であっても大量の湯を供給することができる。
【0028】
また、本実施の形態では、給水ホース5、給湯ホース6、送油ホース8、熱交換用循環ホース9、浴槽昇温用ホース11、風呂用耐水ホース13及び風呂用耐湯ホース14に、工具が不要な接続部A〜Hを設けており、一般の成人がホース間の着脱を容易に行うことができる。したがって、災害時等においても容易に簡易給湯装置1を組み立てることができる。
【0029】
図3は、本発明の他の実施の形態に係る簡易給湯装置を示す概略図である。
同図における簡易給湯装置41は、図1に示す簡易給湯装置1から風呂昇温手段4、浴槽10、これらと共に用いるホース9,11,13,14及びテント12を取り外し、シャワーハウス42を設置した点において、上記実施の形態と異なる。そのため、同一の物には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0030】
簡易給湯装置41では、ボイラ装置2によって加熱された湯は、給湯ホース6を通って、給水ホース5内の水と共に、シャワーハウス42内に設置されるシャワー装置7に供給される。ここで、シャワーハウス42は、以下の図4A乃至図4Cに示すように構成される。
【0031】
図4Aは、上記簡易給湯装置のシャワーハウスを透視的に示す斜視図である。図4Bは、上記シャワーハウスのフレームを示す斜視図であり、図4Cは、上記フレームに配設される仕切りカーテン及び仕切り幕を示す斜視図である。
図4Aに示すシャワーハウス42は、図4Bに示すフレーム43にビニールシート等からなる天幕44及び四方幕45を配置すると共に、図4Cに示すビニールシート等からなる仕切り幕46,46及び仕切りカーテン47を配置してなる。
【0032】
フレーム43の四隅にはそれぞれ伸縮装置43aが配設され、シャワーハウス42の高さを適宜設定できるようになっている。また、フレーム43には、シャワー装置7を設置するためのシャワー取付けフレーム43bも配設されている。天幕44には、光取込み口44a及び通気口44bが形成されている。四方幕45には、図4Cに示す仕切り幕46,46に区切られた脱衣所49へのファスナー式入口部45aが形成されている。なお、仕切りカーテン47は、開閉自在となっており、シャワールーム48と脱衣所49とは往来可能となっている。なお、シャワーハウス42の底にはスノコ等を敷き詰めるとよい。また、シャワーハウス42は、容易に組立て・分解可能に設計されることが望ましい。
【0033】
以上説明した本実施の形態に係る簡易給湯装置41では、図1に示す簡易給湯装置1から、風呂昇温手段4、浴槽10、これらと共に用いるホース9,11,13,14及びテント12を取り外し、シャワーハウス42を設置したことにより、容易にシャワーのみの用途に対応できる。したがって、災害発生からの時間経過、使用人数等を考慮し、適した用途に簡易給湯装置1,41を容易に配置変更することができる。
【0034】
図5は、本発明のその他の実施の形態に係る簡易給湯装置を示す概略図である。
同図における簡易給湯装置51は、図1に示す簡易給湯装置1から風呂昇温手段4、シャワー装置7、浴槽10、これらと共に用いるホース9,11,13,14及びテント12に代えて、給湯架台52を備える点において、上記実施の形態と異なる。そのため、同一の物には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0035】
簡易給湯装置51では、ボイラ装置2によって加熱された湯は、給湯ホース6を介して、給水ホース5内の水と共に、供給架台52に供給される。給湯架台52は、複数の蛇口52aを有し、洗面・洗浄用、料理用等に用いられる。
本実施の形態に係る簡易給湯装置51では、図1に示す簡易給湯装置1から風呂昇温手段4、浴槽10、これらと共に用いるホース9,11,13,14及びテント12を取り外し、又は、図3に示す簡易給湯装置41からシャワー装置7及びシャワーハウス42を取り外し、給湯架台52を配置することで、容易に洗面・洗浄等の他の用途に対応できる。したがって、災害発生からの時間経過、使用人数等を考慮し、適した用途に簡易給湯装置1,41,51を容易に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施の形態に係る簡易給湯装置を示す概略図である。
【図2A】上記簡易給湯装置のボイラ装置の内部構成を示す正面図である。
【図2B】上記ボイラ装置の内部構成を示す平面図である。
【図2C】図2BのII−II断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る簡易給湯装置を示す概略図である。
【図4A】上記簡易給湯装置のシャワーハウスを透視的に示す斜視図である。
【図4B】上記シャワーハウスのフレームを示す斜視図である。
【図4C】上記フレームに配設される仕切りカーテン及び仕切り幕を示す斜視図である。
【図5】本発明のその他の実施の形態に係る簡易給湯装置を示す概略図である。
【符号の説明】
【0037】
1 簡易給湯装置
2 ボイラ装置
2a 第1ボイラ
2b 第2ボイラ
2c 減圧弁
2d キャスター
2e 筐体
3 燃料収容手段
3a キャスター
4 風呂昇温手段
4a 熱交換器
4b 濾過器
4c キャスター
5 給水ホース
6 給湯ホース
6a 逃し弁
7 シャワー装置
8 送油ホース
8a オイルストレーナ
9 熱交換用循環ホース
9a ポンプ
10 浴槽
11 浴槽昇温用ホース
11a ポンプ
12 テント
13 風呂用耐水ホース
14 風呂用耐湯ホース
15 混合栓
16 供給部
17 操作部
18 中継基板
19 コントロールリレー
20 電源端子台
21,22 バーナ送風機
23,24 エアシャッター
25,26 電磁ポンプ
27,28 オイルストレーナ
29 排気筒
30,31 缶体
32,33 燃焼部
34,35 煙管
36 給水ストレーナ
37 安全弁
38 排水バルブ
41 簡易給湯装置
42 シャワーハウス
43 フレーム
43a 伸縮装置
43b シャワー取付けフレーム
44 天幕
44a 光取込み口
44b 通気口44
45 四方幕
45a ファスナー式入口部
46 仕切り幕
47 仕切りカーテン
48 シャワールーム
49 脱衣所
51 簡易給湯装置
52 給湯架台
A,B,C,D,E,F,G,H,I,J 接続部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
加熱した湯を供給する可搬式の簡易給湯装置に用いられるボイラ装置において、
1つの筐体内に複数のボイラを備えることを特徴とするボイラ装置。
【請求項2】
前記複数のボイラよりも少ない数の排気筒を備えることを特徴とする請求項1記載のボイラ装置。
【請求項3】
前記複数のボイラを操作する単一の操作部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のボイラ装置。
【請求項4】
加熱した湯を供給する可搬式の簡易給湯装置において、
請求項1から請求項3のいずれか1項記載のボイラ装置と、
該ボイラ装置に供給する燃料を収容する燃料収容手段と、
前記ボイラ装置により加熱された湯を浴槽に供給する第1の湯供給手段と、
前記浴槽内の湯を加熱する熱交換器を有する風呂昇温手段と、
前記ボイラ装置により加熱された湯を前記熱交換器に供給する第2の湯供給手段と
を備えることを特徴とする簡易給湯装置。
【請求項5】
加熱した湯を供給する可搬式の簡易給湯装置において、
請求項1から請求項3のいずれか1項記載のボイラ装置と、
該ボイラ装置に供給する燃料を収容する燃料収容手段と、
前記ボイラ装置により加熱された湯を供給されるシャワー装置と
を備えることを特徴とする簡易給湯装置。
【請求項6】
加熱した湯を供給する可搬式の簡易給湯装置において、
請求項1から請求項3のいずれか1項記載のボイラ装置と、
該ボイラ装置に供給する燃料を収容する燃料収容手段と、
前記ボイラ装置により加熱された湯を供給される給湯架台と
を備えることを特徴とする簡易給湯装置。


【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−292361(P2007−292361A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−119107(P2006−119107)
【出願日】平成18年4月24日(2006.4.24)
【出願人】(000111292)ネポン株式会社 (24)
【Fターム(参考)】