説明

ポストゲノム用質量分析装置の感度アップおよび小型化のための最適設計(直角スプレーイオン化方式)

【課題】感度の高い、小型の汚染がない直角スプレー方式イオン化方式質量分析装置を提供する。
【解決手段】スプレー方式をアングル方式ではなく、直角にして真空度が低く小型のイオン化部により高感度の質量分析をする。
(イ)スプレー式 試料噴霧方向は試料吸引方向に対して90度の角度を設ける。
(ロ)その後、流速を吸引部からオリフィス部まで1500m/sから300m/sにダウンさせるために4.0mmDから10.0mmDのサイズとする。
(ハ)その後、オリフィス部の流速を100m/sにするために20mmDのサイズとする。
以上の構成よりなる直角スプレーイオン化方法である。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は微量試料でも、感度の高い質量分析データを得ることができ、ポンプ容量も小さく汚染もない。
【背景技術】
【0002】
従来、感度の低い分析装置のため 直接噴射しシグナルをアップさせていた。
また、ポンプ容量も大きく、汚染も多かった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは次のような欠点があった
(イ)試料を直角に噴霧すると、試料の絶対量も減り、シグナル強度が弱くなる。
(ロ)従来のオリフィス設計では、試料採集に困難があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
試料の絶対量が減ることから、いかに感度をあげる工夫として、オリフィス部の容量を減らし、イオン化を最大にあげる装置開発をする。
本発明は、以上の構成よりなる直角スプレーイオン化方法である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)スプレー式 試料噴霧方向は試料吸引方向に対して90度の角度を設ける。
(ロ)その後、流速を吸引部からオリフィス部まで1500m/sから300m/sにダウンさせるために図3のようなサイズ設計とする。
(ハ)その後、オリフィス部の流速を100m/sにするために図3の径を設ける。
本発明は、以上の構成よりなる直角スプレーイオン化方法である。
【発明の効果】
【0006】
微量サンプルも測定でき、汚染もなくしかも、装置が小さくなり、大きなポンプも必要なくなり、今後 ポータブルな質量分析装置の普及につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の使用状態を示す説明図である。
【図2】 本発明の製造工程を示すフローチャート図である。
【図3】 本発明の実際の設計サイズ図である。
【符号の説明】
1 試料噴霧部
2 試料吸引部
3 オリフィス部

【特許請求の範囲】
液体サンプルをオリフィスに対して直角に噴霧して、サンプル導入し、イオン化するシステム方法

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−73490(P2006−73490A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−288613(P2004−288613)
【出願日】平成16年8月31日(2004.8.31)
【出願人】(399099757)京都パステック株式会社 (1)
【Fターム(参考)】